JP4448790B2 - 流体輸送システム - Google Patents

流体輸送システム Download PDF

Info

Publication number
JP4448790B2
JP4448790B2 JP2005129082A JP2005129082A JP4448790B2 JP 4448790 B2 JP4448790 B2 JP 4448790B2 JP 2005129082 A JP2005129082 A JP 2005129082A JP 2005129082 A JP2005129082 A JP 2005129082A JP 4448790 B2 JP4448790 B2 JP 4448790B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluid
connection terminal
communication
fluid transport
communication device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005129082A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006304920A (ja
Inventor
肇 宮崎
和夫 河角
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2005129082A priority Critical patent/JP4448790B2/ja
Priority to US11/919,479 priority patent/US8251954B2/en
Priority to PCT/JP2006/309068 priority patent/WO2006118285A1/ja
Publication of JP2006304920A publication Critical patent/JP2006304920A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4448790B2 publication Critical patent/JP4448790B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)

Description

本発明は、流体輸送システムに関し、詳しくは、流体輸送装置と吐出データ処理装置と通信装置とを備える流体輸送システムに関する。
従来、水性薬液などの低速かつ連続的注入用に人体への装着に適する小型蠕動ポンプ装置において、ポンプのローターは軸に取り付けられており、このローターには前述の軸の周囲に均等に分散された状態で複数のローラーが配置され、ローラーが柔軟なチューブに沿って転動しながら回転運動を行い、チューブを所定長さの円弧範囲にわたって囲んでいるバッキングに対して、チューブが押し付けられて、薬液等の流体の吸い込み及び放出を行う小型蠕動ポンプ装置がある。
このような小型蠕動ポンプ装置において、動力源としてステッピングモータを備え、ステッピングモータは、制御回路を備えるブロックICで予め所定されている回転速度で駆動し、所望の吐出量が得られるというような小型蠕動ポンプが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、前述した蠕動ポンプ装置において、ハウジング上に、小型蠕動ポンプと、この小型蠕動ポンプの流体吐出量を、複数の設定段階のうちから任意に選択して設定するための入力スイッチと、表示部と、を備える蠕動ポンプ装置というものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特許第3177742号公報(第4頁、図4) 米国特許第3737251号明細書(第4,5頁、図1,4)
このような特許文献1では、薬液等の流体の吐出量は、時間ベースから供給される信号を受ける周波数デバイダーステージの数、ギヤ機構の減速比、使用するモーターの種類によって設定、あるいは変更することができるが、その設定条件を予め決めて製造することが要求される。しかしながら、一度設定した吐出条件は固定的であり、使用形態、薬液の投与条件を任意に変更し、流体吐出量を設定することは困難であるという課題がある。
また、特許文献2によれば、流体の吐出量を調整するためのスイッチ及び表示部を蠕動ポンプと同じハウジング上に設けているために、吐出量の調整を可能にしているが、このような構成にすれば小型化は困難であり、前述した特許文献1のような人体に装着可能なサイズにすることはできない。このような構成では小型化は困難であり、新薬開発等の目的で小動物の体内に装着することはできない。
本発明の目的は、前述の課題を解決することを要旨とし、通信装置を備え、流体輸送装置と吐出データ処理装置との間で駆動条件を設定することができ、吐出量の設定を容易にしを備え、流体輸送装置の小型化を実現する流体輸送システムを提供することである。
本発明の流体輸送システムは、柔軟性を有するチューブと、該チューブを圧搾して流体を輸送するポンプユニットと該ポンプユニットの駆動制御を行う駆動制御回路と、通信部と、記憶回路と、電源と、が格納される流体輸送装置と、前記流体輸送装置に所望の駆動条件を入力する入力装置と、少なくとも前記駆動条件を表示する表示部と、を備える吐出データ処理装置と、前記流体輸送装置と前記吐出データ処理装置とを接続する通信手段を有する通信装置と、を備え、前記流体輸送装置は前記吐出データ処理装置から入力された前記駆動条件を前記通信装置から受信して前記記憶回路に記憶し、該記憶回路に記憶した前記駆動条件に基づいて流体輸送を行うことを特徴とする。
ここで、吐出データ処理装置は、例えば、PC(Personal Computer)であり、操作部と表示部を備えている。
この発明によれば、流体輸送システムが、流体輸送装置と吐出データ処理装置と通信装置とから構成され、流体輸送装置の駆動条件データを吐出データ処理装置の入力装置から入力し、その駆動条件に基き流体輸送装置を駆動するため、吐出速度(吐出量)の設定が吐出データ処理装置で行うことができ、扱い易い流体輸送装置を提供することができる。
また、本発明の流体輸送システムは、流体輸送装置の駆動条件データ及び駆動状況データを吐出データ処理装置の表示部で表示することができるので、薬液等のように正確な流量管理が要求される流体の流体輸送システムの管理に好適である。
さらに、流体輸送装置と吐出データ処理装置とは通信装置によって接続されているので、流体輸送装置には、流体輸送に直接係る機能のみを格納すればよいので流体輸送装置を小型化することができる。
また、前記通信手段が無線通信手段であって、前記通信装置が、少なくともアンテナと送受切換器とを備え、前記通信部がアンテナと送受切換器とを備えていることが好ましい。
このようにすれば、流体輸送装置と吐出データ処理装置とは分離して構成することができるので、流体輸送装置の外郭形状を単純化し、小型化することができる他、流体輸送装置と吐出データ処理装置との間に隔壁等が存在しても通信が可能であるために、通信に係る使用環境の制限を低減することができる。また、流体輸送装置と吐出データ処理装置との間において送受信が可能であるため、吐出データ処理装置から流体輸送装置に駆動条件を入力し、流体輸送装置から吐出データ処理装置に吐出情報を入力することができ、流体の吐出管理が的確にできる。
また、前記通信手段が光通信手段であって、前記通信装置が、少なくとも受光素子及び発光素子と、受光制御回路及び発光制御回路と、を備え、前記通信部が、前記受光素子及び前記発光素子それぞれに対向する発光素子及び受光素子と、発光制御回路及び受光制御回路と、を備えることが好ましい。
ここで、光通信手段としては、例えば、リモートコントロール等で使用される赤外線通信手段を使用することができる。
光通信手段は、電波による無線通信手段に比べ、通信に係る使用環境の制限が若干加わるが、構成が簡単でコストの低減が期待できる。
また、前記通信手段が有線通信手段であって、前記流体輸送装置の筐体に装着される弾性体からなる封止部材と、前記封止部材に設けられ、前記封止部材の内外を連通する第1の接続端子と、前記通信装置に設けられる第2の接続端子と、を備え、前記流体輸送装置を前記通信装置に装着したときに、前記第1の接続端子と前記第2の接続端子とが接続されることによって、前記通信装置と前記流体輸送装置とが接続されることが好ましい。
このような構造によれば、流体輸送装置と通信装置とが、それぞれ第1の接続端子及び第2の接続端子を備え、通信装置に流体輸送装置を装着することで、これら第1の接続端子及び第2の接続端子とが接続し通信が可能となるため、構造が簡単で、しかも通信の信頼性を高めることができる。
また、通信装置から流体輸送装置を離脱することで、流体輸送装置と通信装置との接続が遮断される。流体輸送装置は単独で駆動することが可能なので、外部からのノイズの影響を受けにくいという効果もある。
また、前記封止部材が、前記流体輸送装置の筐体に固定される外周固定部と、前記第1の接続端子が植立される接続端子固定部と、前記外周固定部と前記接続端子固定部とを接続する弾性部と、から構成されていることが好ましい。
この封止部材は、外周固定部と接続端子固定部とが、それぞれの固定強度を高めるために剛性を高める形状をなし、その他の部位は弾性を有しているので、通信装置に流体輸送装置を装着したときには弾性部が撓み前述の第1の接続端子と第2の接続端子との接続を行い、また、通信装置と流体輸送装置とを分離する際には、弾性部の弾性力によって、第1の接続端子を元の位置に復帰させて接続の解除をするため、簡単な構造で、通信装置と流体輸送装置との接続または接続解除を行うことができる。
また、本発明では、前記通信手段が有線通信手段であって、前記流体輸送装置の筐体に装着される弾性体からなる封止部材と、前記通信装置に植立され、端部に針部が形成される接続端子と、を備え、前記流体輸送装置を前記通信装置に装着したときに、前記針部が、前記封止部材を刺挿して、前記接続端子が前記流体輸送装置の接続端子に接続され、前記流体輸送装置を前記通信装置から離脱したときに接続が解除され、前記封止部材の弾性によって、前記封止部材が閉塞されることが好ましい。
このような構造によれば、流体輸送装置を通信装置に装着したときに、接続端子の針部が、封止部材を刺挿、貫通し、通信装置と流体輸送装置とが接続され、離脱したときには、接続が解除されるとともに、封止部材自身の弾性によって封止部材が閉塞されるため、より一層、簡単な構造の流体輸送装置を実現することができる。
また、前記流体輸送装置の筐体の外郭に突出物がなく、且つ、前記筐体及び前記チューブが、生体適合性を有する材料で形成されていることが好ましい。
ここで、筐体の材料としては、例えば、チタン、チタン合金、セラミックス、ポリエチレン樹脂、硬質シリコン樹脂等が考えられ、チューブの材料としては、例えば、シリコンゴムを採用できる。
このようにすれば、流体輸送装置の筐体の外郭に突出物がないので、安全に生体の内外にこの流体輸送装置を装着することができ、また、生体との適合性がよい材料で形成されているために、拒否反応やアレルギー症状等の発症を低減することができる。
さらに、前記流体輸送装置が、前記チューブの流入口、流出口を除いて密閉されていることが望ましい。
流体輸送装置は、前述したように駆動部、駆動制御部、通信部、電源等を格納しているため、水分や埃等を嫌う。従って、流体輸送装置を密閉する構造にすることで、水分や埃等の浸入を排除し、仮に生体内にこの流体輸送装置を装着する際にも血液や体液が浸入することを防止し、所定の駆動性能を維持継続し、信頼性が高い流体輸送を継続することができるという効果がある。また、輸送対象の流体とは異種液体内においての駆動を可能にすることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図3は、本発明の実施形態1の流体輸送システムを示し、図4,5は実施形態2、図6〜図8は実施形態3、図9は実施形態4を示している。
(実施形態1)
図1〜図3には実施形態1の流体輸送システム10が示されている。
図1は、本実施形態の流体輸送システム10の構成を示すブロック図である。図1において、本実施形態の流体輸送システム10は、基本構成として、吐出データ処理装置としてのPC(Personal Computer)20と、通信装置30と、流体輸送装置50とから構成されている。
PC20は、流体輸送装置50の駆動条件データを入力する入力装置としての操作部21と、入力された駆動条件データを表示する表示部22と、他に一般のPCが有する演算機能、記憶機能等が格納されている。このPC20に入力された駆動条件データは、USB(Universal Serial Bus)ケーブル39を介して通信装置30に送信される。
通信装置30は、通信装置30全体を制御する通信制御回路32とアンテナ31と電源としての電池45とから構成されている。通信制御回路32は、PC20から入力される駆動条件データを記憶する記憶回路36と、受信制御回路34と、送信制御回路35と、送受切換器33とから構成されている。
記憶回路36に記憶された駆動条件データは、送信制御回路35によって送信信号に変換され送受切換器33、アンテナ31を経て電波無線通信によって流体輸送装置50のマイクロポンプ60に送信される。送受切換器33は、通信装置30において送信と受信とを切換える機能を有している。
なお、電源としては、電池45を通信装置30内に内蔵する構造を図示しているが、外部から商用電力を取り込む構造でもよい。この場合、電源制御回路が搭載される。電池45を採用する際には、図示しない電池電圧検出回路を備える。また、PC20と通信装置30とを接続するUSBケーブル39から電源を導入することもできる。
流体輸送装置50は、マイクロポンプ60と、アンテナ51と、流体を収納する流体容器90とから構成される。マイクロポンプ60には、流体輸送装置50の全体制御を行う流体輸送装置制御回路52と、流体を輸送する手段としてのポンプユニット61と、電源としての電池58と、が含まれ、流体輸送装置制御回路52は、ポンプユニット61の駆動制御を行う駆動制御回路57と、アンテナ51から入力された駆動条件データを取り込むための送受切換器53と、入力された信号を駆動制御用の信号に変換する受信制御回路54と、変換された信号を記憶する記憶回路56とから構成されている。
また、ポンプユニット61を駆動したときの駆動状況データ等をPC20に送信するための、送信制御回路55をさらに備えている。
また、図示しないが、駆動制御回路57に駆動時間を制御するタイマーが備えられている。
次に、本実施形態に係る流体輸送システム10の作用について説明する。
まず、流体輸送装置50を所望の条件で駆動するための駆動条件データを操作部21を操作してPC20に入力する。操作部21は、キーボードである。
ここで、入力する駆動条件データとしては、少なくとも、流体の単位時間当たりの流量、駆動時間、間歇駆動をする際の駆動等が含まれ、他に、流体輸送装置の識別番号やコード等が考えられる。
これらの入力された駆動条件データは、表示部22に表示され、内容を確認することができる。
次に、操作部21を操作して通信装置30に必要とされる駆動条件データが送信される。通信装置30は、入力された駆動条件データを流体輸送装置50に送信する。無線通信としては、近接通信、近距離通信等の通信手段を採用することができ、近接通信の場合は、通信装置30に流体輸送装置50を載置する(図3、参照)が、近距離通信の場合には、通信装置30と流体輸送装置50との配置は電波が伝播する範囲であれば特に限定されない。
流体輸送装置50は、入力された駆動条件データに基き駆動される。この際、ポンプユニット61が駆動した際の流体の吐出量(ローラー台80の回転数で置き換えられる)、駆動時間や総吐出量等を通信装置30を経てPC20に送信する。この操作も、操作部21を操作して送信命令を出力して行うが、所定の駆動状況データが記憶回路56に蓄積した後に、自動的にPC20に送信することができる。
また、PC20から入力された駆動条件データを一旦取り込んだ後、再度PC20に送信し、表示部22に表示し、駆動条件データが正確に流体輸送装置50に記憶されているか確認するようにすれば、なお信頼性を高める。
PC20では、入力された駆動状況データを表やグラフに変換して、表示部22に表示する。なお、入力された駆動条件データと比較して、差異が発生した際には、警告表示をすれば、なお好ましい。
続いて、本実施形態に係る流体輸送装置50の構造について図面を参照して説明する。
図2は、流体輸送装置50の概略構造を示す分解斜視図である。図2において、流体輸送装置50は、基本構成として、マイクロポンプ60と流体容器90とから構成されている。
マイクロポンプ60は、ケース部94と蓋体95によって構成される筐体の内部にポンプユニット61や前述した流体輸送装置制御回路52(図1、参照)が格納されている。ポンプユニット61は、図示しない駆動源としてのステッピングモータとステッピングモータからの駆動力をローラー台80に伝達する歯車列を備えている。
ローラー台80の周縁部には4個のローラー63〜66がほぼ等間隔で装着されている。ケース部94の外周部には、ローラー台80に沿うように溝が形成され、この溝内にチューブ62が装着されている。
ケース部94に形成される前述の溝とローラー台80が収容される凹部との間の壁部には、押圧軸71〜75が挿着されている。この押圧軸71〜75は、図示右側方向から、ほぼ等間隔でローラー台80の回転軸81から放射状に配置され、軸方向に摺動可能に構成されている。
チューブ62は、弾性を有するシリコンゴムで形成される細管であり、ケース部94から流出側端部62Bと容器接続側端部62Aが突出して延在されている。チューブ62には、弾性と生体適合性を有する材料が採用されるが、本実施形態ではシリコンゴムが採用されている。他にポリエチレン系、フッ素系の樹脂を採用することができるが、使用する流体の種類によって、耐薬品性等も考慮して選択される。
チューブ62の容器接続側端部62Aは、流体容器90に接続されている、チューブ62と流体容器90とは着脱可能な構造になっており、流体容器90の交換をすることができるが、チューブ62と流体容器90とを分離不可能な一体構造とすることもできる。
流体容器90は、チューブ62と同じ材料で形成されたパック状の容器であり、変形可能な厚みで形成されている。
そして、蓋体95がケース部94に装着される。蓋体95は、本実施形態では、4本の固定螺子96で螺合固定されているが、固定構造としては、溶着固定や接着固定を採用することができる他、蓋体95とケース部94との間、チューブ62とケース部94の端部との間にパッキンを備える構造や接着固定とすることができる。このようにして、筐体内部は密閉され、防水性が備えられ、新薬開発等において小動物の体内に装着することができる。
なお、ケース部94、蓋体95、流体容器90とは、外郭の角部が丸められ、且つ、突出部が存在しないような形状とされ、仮に生体の内外に装着されても、生体に損傷を与えない形状としている。
また、本実施形態では、マイクロポンプ60と流体容器90とは別体構造としているが、筐体内部に流体収容部を設ける構造としてもよい。
なお、この流体容器90に収納される流体としては、水や食塩水、薬液、油類、芳香液、インク、気体等、流動性を有するものであれば限定されるものではない。
次に、このマイクロポンプ60の駆動について図2を参照して説明する。
ローラー台80は、駆動制御回路57の指示に従いステッピングモータによって回転軸81を中心に、図中矢印方向に回転する。ローラー台80の回転に従い、ローラー63〜66が、押圧軸71から順次押圧軸75を押し圧していく。このとき、押圧軸71〜75が、チューブ62を流体容器90側から圧搾し、流体が輸送され、チューブの62の流出側端部62Bから吐出される。
このような押圧軸の動きを蠕動運動と呼び、この蠕動運動を利用したポンプを蠕動ポンプと呼ぶ。この蠕動ポンプは、微量の流体を連続して輸送することができる小型ポンプに最適なポンプである。
続いて、本実施形態に係る通信装置30と流体輸送装置50の構成の一例を図面を参照して説明する。図1,2も参照する。
図3は、通信装置30と流体輸送装置50との構造を示す断面図である。図3では、近接無線通信を採用した例を示している。図3において、通信装置30の上面に流体輸送装置50が載置されている。
通信装置30は、ケース部40と蓋体41とから構成される筐体の内部に、回路基板37と、この回路基板37の表面に実装される通信制御回路32と、アンテナ31と他の回路素子と、電源としての電池45と、USBコネクター38と、が装着されて構成されている。蓋体41の上面には、凹部が形成され、この凹部内にマイクロポンプ60が載置されている。
マイクロポンプ60は、ケース部94と蓋体95で形成される空間に、ポンプユニット61と回路基板85と、流体輸送装置制御回路52とアンテナ51とが格納され、アンテナ51は、通信装置30のアンテナ31とほほ対向する位置に配置されている。また、流体容器90は、マイクロポンプ60と接続された状態で通信装置30の上面に載置されている。
このように、通信装置30に流体輸送装置50を載置した状態で、PC20の操作部21を操作し駆動条件設定やマイクロポンプ60の起動指示を行い、アンテナ31とアンテナ51との間で通信が行われ、必要なデータが転送される。通信手段として近距離無線を採用する場合には、必ずしも通信装置30に流体輸送装置50を載置する必要はなく、無線が伝搬する範囲の位置にあればよい。
従って、前述した実施形態1によれば、流体輸送装置50とPC20と通信装置30とから構成され、流体輸送装置50を所定の駆動をさせるための駆動条件データをPC20から入力し、その駆動条件に基き流体輸送装置50を駆動するため、吐出速度(吐出量)の設定が一般のPCを扱う感覚で行うことができ、扱い易い流体輸送装置を提供することができる。
また、流体輸送システム10は、流体輸送装置50の駆動条件データ及び駆動状況データをPC20の表示部22で表示することができるので、薬液等のように正確な流量管理が要求される流体の流体輸送システムの管理に好適である。
さらに、流体輸送装置50とPC20とは通信装置30によって接続されているので、流体輸送装置50には、流体輸送に直接係る機能のみを格納すればよいので流体輸送装置を小型化することができる。
また、前述したような構成にすれば、流体輸送装置50とPC20とは分離して構成することができるので、流体輸送装置50の外郭形状を単純化し、小型化することができる他、無線通信手段を備えているために、流体輸送装置50とPC20との間に隔壁等が存在しても通信が可能であるために、通信に係る使用環境の制限を低減することができる。仮に、流体輸送装置50を生体内に装着する場合、流体輸送装置50を生体内に装着状態で通信が可能となる。
また、流体輸送装置50の筐体や流体容器90の外郭に突出物がなく、且つ、ケース部94と蓋体95、及びチューブ62が、生体適合性を有する材料で形成されているので、生体の内外にこの流体輸送装置50を装着することができ、また、生体との適合性がよい材料で形成されているために、拒否反応やアレルギー症状等の発症を低減することができる。
マイクロポンプ60は、前述したようにポンプユニット61を含む流体輸送装置制御回路52を格納しているため、水分や埃等を嫌う。従って、マイクロポンプ60の筐体内を密閉する構造にすることで、水分や埃等の浸入を排除し、仮に生体内にこの流体輸送装置50を装着する際にも信頼性が高い流体輸送を継続することができるという効果がある。
(実施形態2)
次に、本発明の実施形態2に係る流体輸送システムについて図4,5を参照して説明する。実施形態2は、前述した実施形態1に対して、通信手段として光通信を採用したところに特徴を有している。従って、光通信に係る構成、構造を中心に説明する。実施形態1との共通部分の説明を省略し、同じ符号を附して説明する。
図4は、実施形態2に係る流体輸送システム100の構成を示すブロック図である。図4において、流体輸送システム100は、吐出データ処理装置としてのPC20と、通信装置130と流体輸送装置150とから構成されている。
通信装置130は、通信制御回路132と、電源としての電池45と、から構成され、通信制御回路132は、記憶回路36と、受光制御回路134と、発光制御回路135と、受光素子133と、発光素子131と、から構成されている。この発光素子131から発信される光信号によって、駆動条件データが流体輸送装置150に入力される。
流体輸送装置150は、流体輸送装置制御回路152とポンプユニット61とを含むマイクロポンプ160と、電源としての電池58と、流体容器90と、から構成され、流体輸送装置制御回路152は、発光素子151と、受光素子153と、発光制御回路155と、受光制御回路154と、記憶回路36と、駆動制御回路57とから構成されている。
なお、発光素子131,151は赤外線領域の周波数帯が用いられている。
次に、本実施形態に係る流体輸送システムの作用について説明する。
まず、流体輸送装置150を所望の条件で駆動するための駆動条件データを操作部21を操作してPC20に入力する。
ここで、入力する駆動条件データとしては、前述した実施形態1と同じである。これらの入力された駆動条件データは、表示部22に表示され、内容を確認することができる。
次に、操作部21を操作し、必要とされる駆動条件データを通信装置130に送信する。通信装置130では、入力された駆動条件データを流体輸送装置150に送信する。本実施形態では、通信手段として光通信が採用されており、光通信では、通信装置130と流体輸送装置150との配置は、発光される光を遮らない範囲で自由度があるが、図5で示すように発光素子131と受光素子133、また発光素子151と受光素子153、とが近接した位置にあるため、外部の光ノイズの影響を受けないように通信が行われるように配置されることが好ましい。
流体輸送装置150は、入力された駆動条件データに基き駆動される。また、この流体輸送システム100は送受信可能であるので、ポンプユニット61が駆動した状況を通信装置130を経てPC20に送信することができる。この駆動状況データのPC20への送信も、光通信を使用している他は、実施形態1と同じであるため説明を省略する。
続いて、本実施形態に係る通信装置130と流体輸送装置150との通信の際の構成の一例を図面を参照して説明する。図4も参照して説明する。
図5は、通信装置130と流体輸送装置150の構造を示す断面図である。図5において、通信装置130の上面に流体輸送装置150が載置されている。
通信装置130は、ケース部40と蓋体41とから構成される筐体の内部に、回路基板37と、この回路基板37の表面に実装される通信制御回路132と、発光素子131と受光素子133と他の回路素子と、電源としての電池45と、USBコネクター38と、が装着されて構成されている。蓋体41の上面には、凹部が形成され、この凹部内にマイクロポンプ160が載置されている。
マイクロポンプ160は、ケース部94と蓋体95で形成される空間に、ポンプユニット61と回路基板185と、回路基板185に実装される流体輸送装置制御回路152と、発光素子151と、受光素子153と、電池58と、が格納され、受光素子153は、通信装置130の発光素子131とほぼ対向する位置に配置されている。また、発光素子151は、通信装置130の受光素子133と対向する位置に配置されている。
発光素子151と受光素子153とは、素子台156に実装され、図示しないリードによって、それぞれ発光制御回路155、受光制御回路154に接続されている。また、発光素子131と受光素子133とは、素子台93に実装され、図示しないリードによって、それぞれ発光制御回路135、受光制御回路134に接続されている。
発光素子151、受光素子153と、受光素子133、発光素子131とがそれぞれ対向する位置において、通信装置130の蓋体41の底部41A及びマイクロポンプ160のケース部94の底部94Aには、光透過窓が開設されている。
流体容器90は、流体輸送装置と接続された状態で通信装置130の上面に載置されている。
このように、通信装置130に流体輸送装置150を載置した状態で、PC20の操作部21を操作し、通信が行われる。
従って、前述した実施形態2によれば、光通信手段は、電波による無線通信手段に比べ、通信装置130と流体輸送装置150との間に光遮蔽物があれば通信できないという通信環境の制限が加わるが、構成が簡単で一般的なリモートコントロールなどに用いられる手段であるためにコストの低減が期待できる。
(実施形態3)
続いて、本発明の実施形態3について図面を参照して説明する。実施形態3は、前述した実施形態1,2が通信手段として無線通信、光通信を採用していることに対して、有線通信、つまり、通信装置と流体輸送装置との間に接続端子を設けていることに特徴を有している。従って、この接続端子の周辺構造と構成を中心に説明し、実施形態1または実施形態2と共通部分については説明を省略し、同じ符号を附し説明する。
図6は、実施形態3に係る流体輸送システム200の構成を示すブロック図である。図6において、流体輸送システム200は、吐出データ処理装置としてのPC20と、通信装置230と流体輸送装置250とから構成されている。
通信装置230は、記憶回路36と、送受信制御回路234とを備える通信制御回路232と、電源としての電池45と、から構成されている。また、送受信制御回路234には第2の接続端子としての接続端子97,98が接続されている。これら接続端子97,98がマイクロポンプ260に備えられる第1の接続端子としての接続端子197,198と接触することで通信が接続される。
流体輸送装置250は、ポンプユニット61と流体輸送装置制御回路252とを含むマイクロポンプ260と、電源としての電池58と、流体容器90と、から構成され、流体輸送装置制御回路252は、駆動制御回路57と、記憶回路56と送受信制御回路254とから構成されている。
次に、本実施形態に係る流体輸送システム200の作用について説明する。
まず、流体輸送装置250を所望の条件で駆動するための駆動条件データを操作部21を操作してPC20に入力する。
ここで、入力する駆動条件データは、前述した実施形態1,2と同じである。これらの入力された駆動条件データは、表示部22に表示され、内容を確認することができる。
次に、操作部21を操作し、必要とされる駆動条件データが通信装置230に送信される。通信装置230では、入力された駆動条件データを流体輸送装置250に送信する。本実施形態では、通信手段として接続端子による有線通信が採用されており、接続端子97と接続端子197、接続端子98と接続端子198とが接触する(図7、参照)ことで通信が接続される。
流体輸送装置250は、入力された駆動条件データに基き駆動される。この際、ポンプユニット61が駆動した状況、あるいは駆動している状況を通信装置230を経てPC20に送信される。この駆動状況データの内容及びPC20への送信方法も、有線通信を採用している他は実施形態1,2と同じであるため説明を省略する。
続いて、本実施形態に係る通信装置230と流体輸送装置250とが接続された状態について図面を参照して説明する。図6も参照して説明する。
図7は、通信装置230と流体輸送装置250との装着時の概略構造を示す断面図である。図7において、通信装置230の上面に流体輸送装置250が載置されている。
マイクロポンプ260は、通信装置230の蓋体41に形成される凹部内に装着されている。この際、マイクロポンプ260と凹部とはそれぞれ正確に位置決めができるような寸法設定がなされる。
通信装置230は、ケース部40と蓋体41とから構成される筐体の内部に、回路基板37と、この回路基板37の表面に実装される通信制御回路232と、他の回路素子と、電源としての電池45と、USBコネクター38と、が装着されて構成されている。蓋体41の上面には、凹部が形成され、この凹部内にマイクロポンプ260が載置されている。
回路基板37には2本の接続端子97,98が植立され、これら接続端子の先端部が蓋体41を貫通してマイクロポンプ260側に突出している(詳しくは、図8参照)。この接続端子97,98は、それぞれ回路基板37に形成される配線パターンによって、送受信制御回路234と接続されている。
マイクロポンプ260は、ケース部94と蓋体95で形成される筐体の内部に、回路基板85と、この回路基板85の表面に実装される流体輸送装置制御回路252と、ポンプユニット61と、図示しない電池58と、が格納されている。回路基板85には、接続端子ばね86,87が備えられ、これら接続ばね86,87は、それぞれ回路基板85に形成される配線パターンによって送受信制御回路254に接続されている。
マイクロポンプ260のケース部94の底部94Aには、封止部材194が装着されており、この封止部材194を貫通する接続端子197,198が植立されている。この接続端子197,198は、それぞれ、通信装置230に設けられた接続端子97,98に対向する位置に設けられる。なお、これら接続端子及び周辺の構造については、図8を参照してさらに詳しく説明する。
図8は、実施形態3に係る通信装置230とマイクロポンプ260との接続に係る構造を示し、図8(a)は、マイクロポンプ260の接続端子周辺の構造、図8(b)は、通信装置230とマイクロポンプ260とが接続された構造を示している。
図8(a)は、マイクロポンプ260に設けられる接続端子197,198に係る構造を示す部分断面図である。図8(a)において、ケース部94の底部94Aには、封止部材194が装着されている。
ケース部94の底部94Aには、円形の開口部が形成されており、この開口部の内側側面には略コの字状の溝94Bが設けられ、この溝94Bに密着するように封止部材194の外周部がインサートされている。封止部材194は弾性と、生体適合性を有する材料で形成され、本実施形態ではシリコンゴムが採用されている。
封止部材194は、円盤形状をしており、周縁部194Eと弾性部194Aと接続端子固定部194B,194Cとから構成されている。接続端子固定部194B,194Cの中心部には、接続端子198,197が圧入され固定されている。周縁部194Eと接続端子固定部194B,194Cとは、厚く形成される部分で、周縁部194Eはケース部94との固定強度、接続端子固定部194B,194Cは接続端子198,197との固定強度を確保するためと、密着性を確保するために必要な厚みを有している。
また、弾性部194Aは、後述する通信装置230とマイクロポンプ260とを接続する際に、撓み易い厚みで形成されている。また、図8(a)では、マイクロポンプ260が通信装置230に装着されていない状態を示しており、この状態では、接続端子197,198の接続端子先端部197A,198Aと接続端子ばね86,87とは接続していない。
なお、接続端子197,198の材質は、生体適合性と電導性を有する材料が選択され、本実施形態では、チタンまたはチタン合金が採用される。
続いて、マイクロポンプ260を通信装置230に装着した状態について図面を参照して説明する。
図8(b)は、マイクロポンプ260を通信装置230に装着した状態を示す部分断面図である。図8(b)において、マイクロポンプ260を通信装置230に装着した状態では、通信装置230の回路基板37に植立された接続端子97,98がマイクロポンプ260の封止部材194に植立された接続端子197,198の尾部197B,198Bを押し上げる。
接続端子197,198が押し上げられると封止部材194の弾性部194Aが撓み、接続端子先端部197A,198Aが、それぞれ接続端子ばね86,87を押圧する。このことによって、通信装置230とマイクロポンプ260とが接続され通信可能となる。
通信装置230からマイクロポンプ260を取り外すと、弾性部194Aの弾性力によって、図8(a)の状態に復帰し、通信が不能な状態となる他、外部のノイズにより駆動条件データが破壊されることを防止することにもなる。
従って、前述した実施形態3によれば、流体輸送装置250と通信装置230とが、それぞれ接続端子197,198及び接続端子97,98を備え、通信装置230に流体輸送装置250(マイクロポンプ260)を装着することで、これらの接続端子が接続し通信が可能となるため、構造が簡単で、しかも通信の信頼性を高めることができる。
また、前述した実施形態1の無線通信手段、実施形態2の光通信手段に比べアンテナ、受光素子、発光素子や、それらに伴い備えられる制御回路等が不要になり、コストの低減と、より小型化を実現することができる。
また、通信装置230から流体輸送装置250を離脱することで、流体輸送装置250と通信装置230との接続が遮断され、流体輸送装置250は単独で駆動することが可能なので、外部からのノイズの影響を受けにくいという効果もある。
(実施形態4)
続いて、本発明に係る実施形態4について図面を参照して説明する。実施形態4は、前述した実施形態3の構造をより簡単にすることを要旨としている。
図9は、実施形態4に係るマイクロポンプ360を通信装置330に装着した状態を示す部分断面図である。図9において、通信装置330の回路基板37には、接続端子297,298が植立されている。
この接続端子297,298の先端には先端が鋭利な針部297A,298Aが形成されている。この針部297A,298Aは、蓋体41を貫通している。
また、マイクロポンプ360のケース部94の底部94Aには、封止部材294が装着されている。この封止部材294の底部94Aへの装着構造は、実施形態3と同じであるため説明を省略するが、この封止部材294は、単純な円盤形状をしている。封止部材294の材質もシリコンゴムで形成されている。
ここで、図9に示すように、通信装置330にマイクロポンプ360を装着すると、接続端子297,298の針部297A,298Aが封止部材294を刺挿し貫通する。貫通した針部297A,298Aはそれぞれ接続端子ばね86,87に接触し、通信装置330とマイクロポンプ360とが接続され、通信可能な状態となる。
ここで、通信装置330からマイクロポンプ360を取り外すと、針部297A,298Aが封止部材294から抜ける。すると、封止部材294の刺挿された孔は、封止部材自身の弾性力で閉塞され、密閉される。
従って、前述した実施形態4によれば、マイクロポンプ360を通信装置330に装着したときに、接続端子297,298の針部297A,298Aが、封止部材294を刺挿貫通し、離脱したときには、封止部材自身の弾性によって封止部材294が閉塞されるため、より一層、簡単な構造の流体輸送装置を実現することができる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前述の実施形態1〜実施形態4では、吐出データ処理装置としてPC20を採用しているが、PCに限らず、表示部と操作部を備える本システム専用の吐出データ処理装置を備えるシステムとすることができる。
従って、前述の実施形態1〜実施形態4によれば、流体の吐出量の自在な設定、調整を可能にし、且つ、防水性を有し、小型化を実現する流体輸送装置(ポンプ)を備える流体輸送システムを提供することができる。
本発明の流体輸送システムは、様々な機械装置において、装置内、または装置外に搭載され、水や食塩水、薬液、油類、芳香液、インク、気体等の流体の輸送に利用することができる。
また、流体輸送システムが、通信装置を備えているために、ユーザーの手に届きにくい離れた場所や、狭い場所に装着しても、駆動条件を変えたり、駆動状況を確認することができ、様々な使用環境に対応した分野に採用できる。
さらに、前述の流体輸送装置(ポンプ)は、小型、薄型、そして流体の流量を精度よく管理できる他、ポンプは防水性を有しているために、流体容器内に薬液等を収容して生体内に植え込むことができ、新薬の開発や治療等に採用することに適している。
本発明の実施形態1に係る流体輸送システムの構成を示すブロック図。 本発明の実施形態1に係る流体輸送装置の概略構造を示す分解斜視図。 本発明の実施形態1に係る通信装置と流体輸送装置の構造を示す断面図。 本発明の実施形態2に係る流体輸送システムの構成を示すブロック図。 本発明の実施形態2に係る通信装置と流体輸送装置の構造を示す断面図。 本発明の実施形態3に係る流体輸送システムの構成を示すブロック図。 本発明の実施形態3に係る通信装置と流体輸送装置との装着時の概略構造を示す断面図。 (a)は、本発明の実施形態3に係るポンプの接続端子周辺の構造を示す部分断面図、(b)は、通信装置とポンプとの接続構造を示す部分断面図。 本発明の実施形態4に係るポンプを通信装置に装着した状態を示す部分断面図。
符号の説明
10…流体輸送システム、20…吐出データ処理装置としてのPC、21…操作部、2
2…表示部、30…通信装置、51…アンテナ、54…受信制御回路、55…送信制御回
路、57…駆動制御回路、58…電池、60…ポンプ、61…ポンプユニット、62…チューブ。

Claims (4)

  1. 柔軟性を有するチューブと、該チューブを圧搾して流体を輸送するポンプユニットと該ポンプユニットの駆動制御を行う駆動制御回路と、記憶回路と、送受信制御回路と、電源と、が格納される流体輸送装置と、
    前記流体輸送装置に所望の駆動条件を入力する入力装置と、少なくとも前記駆動条件を表示する表示部と、を備える吐出データ処理装置と、
    前記流体輸送装置と前記吐出データ処理装置とを接続する有線通信手段を有する通信装置と、
    を備え、
    前記流体輸送装置は前記吐出データ処理装置から入力された前記駆動条件を前記通信装置から前記送受信制御回路を介して前記記憶回路に記憶し、該記憶回路に記憶された前記駆動条件に基づいて流体輸送を行い、
    前記流体輸送装置の筐体に装着される弾性体からなる封止部材と、
    前記封止部材に設けられ、前記封止部材の内外を連通する第1の接続端子と、
    前記通信装置に設けられる第2の接続端子と、
    前記送受信制御回路と接続されている第3の接続端子と、
    を備え、
    前記第1の接続端子は、生体適合性と電導性を有する材料によって形成され、
    前記流体輸送装置を前記通信装置に装着すると、前記第2の接続端子によって前記第1の接続端子を押圧し、前記封止部材が撓むことによって、前記第1の接続端子が前記第3の接続端子と接続され、前記通信装置と前記流体輸送装置とが通信可能な状態となり、
    前記流体輸送装置を前記通信装置から取り外すと、前記封止部材の弾性力によって、前記第1の接続端子と前記第3の接続端子が離脱して、前記通信装置と前記流体輸送装置との通信が不能な状態となることを特徴とする流体輸送システム。
  2. 請求項1に記載の流体輸送システムにおいて、
    前記封止部材が、前記流体輸送装置の筐体に固定される外周固定部と、前記第1の接続端子が植立される接続端子固定部と、前記外周固定部と前記接続端子固定部とを接続する弾性部と、から構成されていることを特徴とする流体輸送システム。
  3. 請求項1から請求項2のいずれか一項に記載の流体輸送システムにおいて、
    前記流体輸送装置の筐体の外郭に突出物がなく、且つ、前記筐体及び前記チューブが、生体適合性を有する材料で形成されることを特徴とする流体輸送システム。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の流体輸送システムにおいて、
    前記流体輸送装置が、前記チューブの流入口、流出口を除いて密閉されていることを特徴とする流体輸送システム。
JP2005129082A 2005-04-27 2005-04-27 流体輸送システム Expired - Fee Related JP4448790B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005129082A JP4448790B2 (ja) 2005-04-27 2005-04-27 流体輸送システム
US11/919,479 US8251954B2 (en) 2005-04-27 2006-04-24 Fluid transportation system and method of setting fluid ejection amount
PCT/JP2006/309068 WO2006118285A1 (ja) 2005-04-27 2006-04-24 流体輸送システム、流体の吐出量設定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005129082A JP4448790B2 (ja) 2005-04-27 2005-04-27 流体輸送システム

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006289600A Division JP4899784B2 (ja) 2006-10-25 2006-10-25 流体輸送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006304920A JP2006304920A (ja) 2006-11-09
JP4448790B2 true JP4448790B2 (ja) 2010-04-14

Family

ID=37472509

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005129082A Expired - Fee Related JP4448790B2 (ja) 2005-04-27 2005-04-27 流体輸送システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4448790B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5283991B2 (ja) * 2008-06-27 2013-09-04 株式会社ウエルコ 輸液ユニット

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006304920A (ja) 2006-11-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4924235B2 (ja) 流体輸送システム、流体輸送装置
US9231617B2 (en) Medical device with membrane keypad sealing element, and related manufacturing method
US6102678A (en) Peristaltic pump
JP4899784B2 (ja) 流体輸送装置
CN101010114B (zh) 电子遥控药丸和用于供应至少一种药物的系统
JP4952492B2 (ja) マイクロポンプ、制御ユニット
US10035010B1 (en) Systems and methods for drug delivery
US8562565B2 (en) Battery shock absorber for a portable medical device
JP2006314346A (ja) 流体輸送システム、流体の吐出量設定方法
US20070154336A1 (en) Fluid transportation device
US8303275B2 (en) Micropump, tube unit, and control unit
CN109715235A (zh) 药液注入装置
US10695489B2 (en) Fluid delivery system
KR20060110869A (ko) 액체 약품 전달 마이크로펌프
US8603033B2 (en) Medical device and related assembly having an offset element for a piezoelectric speaker
US8251954B2 (en) Fluid transportation system and method of setting fluid ejection amount
JP4448790B2 (ja) 流体輸送システム
JP2007275106A (ja) 流体の吐出量設定方法
JP4882665B2 (ja) 流体輸送装置
JP2008286196A (ja) 通信装置
KR20210148116A (ko) 진동기가 있는 이동식 의료기기
EP4209235A1 (en) Liquid medicine injection device
JP4798169B2 (ja) 吐出データ処理装置を制御するプログラム
JP2001104478A (ja) 携帯型投液装置
JP4952760B2 (ja) 流体輸送システム

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060829

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061027

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070227

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20070404

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070427

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20070507

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20070608

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091021

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091208

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100125

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130129

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4448790

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130129

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140129

Year of fee payment: 4

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees