JP4448611B2 - ランプ装置及びこれを用いた照明装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、屋内照明などの用途で所定のソケットに装着して使用されるランプ装置及びこれとソケット装置とを組み合わせた照明装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
屋内照明では、天井、壁、床などの所要の位置に配光を考慮してランプを配置するが、ランプを取り付けた後に実際の配光を見ながら適宜に調整することができると施工上都合が良い。特に間接照明では、ランプと遮光板との位置関係により配光が大きく変化するため、取り付け後にランプの微調整を行うことが可能な構成が望まれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、ランプを保持するソケットは、両面テープなどによる接着あるいはねじ止めなどで取り付け面に対して強固に固定されるため、取り付けた後に位置を調整することは容易でない。他方、ランプの姿勢を調整する機構をソケットに設ければ、取り付け後の調整を容易に行うことができるが、調整が不要な場合には無駄になるため、徒にコストを引き上げる不都合が生じる。
【0004】
本発明は、このような従来技術の問題点を解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、最適な配光が得られるように取り付け後にランプの姿勢を調整することが可能で、かつ姿勢調整機構を有しない通常のランプとソケットを兼用することができるランプ装置、及びこれとソケット装置とを組み合わせた照明装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このような目的を果たすために、本発明においては、ランプ装置の構成を、一対の給電端子が軸線方向に所定間隔をおいて対向配置されたソケットに装着可能な保持体を有し、この保持体が、ランプを保持する第1の保持部材と、この第1の保持部材を軸線方向に傾動可能に支持すると共にソケットの給電端子に電気的に接続可能な端子部材が設けられた第2の保持部材とを有し、この第2の保持部材が軸線回りに回動可能に支持され、端子部材が第2の保持部材の前後端に同軸的かつ一体的に設けられ、端子部材を第2の保持部材の本体に対して相対回動可能とすることにより第2の保持部材が軸線回りに回動可能に支持されたものとした。
【0006】
これによると、ソケットに固定した後でも第1及び第2の両保持部材の傾動によってランプの姿勢を調整することが可能となるため、最適な配光を簡単に得ることができる。しかも、姿勢調整機構を有しない通常のランプ、例えば両端の封止部からそれぞれリード線を導出させた形態のランプ(国際公開WO97/31220号公報参照)とソケットを兼用することができ、必要に応じて取り替えて使用することができる。しかも、機械的及び電気的に高い信頼性を確保することができる。
【0010】
また、本発明においては、ランプ装置の構成を、一対の給電端子が軸線方向に所定間隔をおいて対向配置されたソケットに装着可能な保持体を有し、この保持体が、ランプを保持する第1の保持部材と、この第1の保持部材を軸線方向に傾動可能に支持すると共にソケットの給電端子に電気的に接続可能な端子部材が設けられた第2の保持部材とを有し、この第2の保持部材が軸線回りに回動可能に支持され、第2の保持部材は、左右の分割体からなり、第1の保持部材を挟み込むように分割体を結合して組み立てられるものとした。これによると、特に簡易な構成で組立が容易になる。
【0013】
また、本発明においては、ランプ装置の構成を、一対の給電端子が軸線方向に所定間隔をおいて対向配置されたソケットに装着可能な保持体を有し、この保持体が、ランプを保持する第1の保持部材と、この第1の保持部材自体を支持すると共にソケットの給電端子に電気的に接続可能な端子部材が設けられた第2の保持部材とを有し、第1の保持部材が、第2の保持部材に対して球状体を介して任意の方向に傾動可能に支持され、球状体は、第1の保持部材の下端に設けられ、第2の保持部材には、球状体に当接する凹な球面をなす座面が、開口側に前後に一対、これと相反する底部側に左右に一対設けられたものとした。
【0014】
これによると、前記のランプ装置と同様に、ランプの姿勢を調整することが可能となる。この場合、第2の保持部材がソケットに対して傾動不能な構成で良いが、第2の保持部材がソケットに対して傾動可能な構成とすると、ランプの姿勢調整幅を拡大することができる。
【0015】
さらに、本発明においては、ランプ装置の構成を、一対の給電端子が軸線方向に所定間隔をおいて対向配置されたソケットに装着可能な保持体を有し、この保持体が、ランプを保持するための手段と、ソケットの給電端子に電気的に接続可能な端子部材と、ソケット側の部材と摺接係合する角度固定手段とを有し、保持体が軸線回りに回動可能に支持され、角度固定手段として、端子部材を囲繞する端子保持部に外装されてソケットに形成された切り欠きの互いに対向する一対の縁部間に挟み込まれるリング状のゴム材からなる摩擦制動部材が設けられたものとした。
【0016】
これによると、ソケットに対して傾動可能な保持体を角度固定手段により所要の傾斜角度に保持することにより、調整後にランプの姿勢が変化することを防ぐことができる。
【0017】
本発明においては、ランプ装置の構成を、一対の給電端子が軸線方向に所定間隔をおいて対向配置されたソケットに装着可能な保持体を有し、この保持体が、ランプを保持するための保持体本体と、ソケットの給電端子に電気的に接続可能な端子部材とを有し、この端子部材を保持体本体に対して相対回動可能とすることにより保持体本体が軸線回りに回動可能に支持されたものとした。
【0018】
これによると、端子部材と給電端子との接触不良を招くおそれのある相対回動を避けて両者の電気的接続を確実に行わせることができる。例えば端子部材を給電端子に対して回動不能な扁平な断面とすれば、端子部材と給電端子との接触面を広く確保することができる。しかも、端子部材と保持体本体とを十分な機械的強度をもって結合することでランプの支持安定性を高める利点も得られる。
【0019】
また、本発明においては、照明装置を、前記のように姿勢調整機構を備えたランプ装置と、絶縁電線に沿って複数のソケットが並んで設けられたソケット装置とを有するものとした。これによると、ソケット装置を固定した後、配光調整が必要なところに姿勢調整機構を備えたランプ装置を装着し、その他は姿勢調整機構を有しない通常のランプ装置とすることにより、コストを上昇を抑えつつ適切な配光を得ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下に添付の図面を参照して本発明の構成を詳細に説明する。
【0021】
図1は、本発明に基づき構成されたランプ装置の第1の実施形態を示している。このランプ装置1は、ソケット2の給電端子3に接続される端子部材4を両端に備えた保持体5にランプ6を保持させ、この保持体5は、一対の給電端子3間に架設された状態でソケット2に支持されている。
【0022】
ソケット2は、図2に示すように、取付面Cに対して固定されるベース部8の両端にコネクタ部9を立設して全体としてコ字形状をなし、コネクタ部9にそれぞれ収容された一対の給電端子3が軸線方向に所定間隔をおいて対向配置されている。このソケット2は、例えば両端の封止部からそれぞれリード線を導出させた形態のランプ、特にループエンド型のランプとでソケットを兼用することができる。ソケット2は、取付面Cに対して両面テープなどによる接着、あるいは適宜に設けたねじ孔を利用してねじ止めにより固定すれば良い。
【0023】
給電端子3は、一対の弾性狭持片間に端子部材4が差し込まれることで端子部材4と結線され、コネクタ部9の頂面から側面にかけて切り欠き10が形成されている。給電端子3には、端子部材4を規制して保持体5を位置決めするストッパ12が設けられており、このストッパ12は給電端子3をなす一対の弾性狭持片の一方に形成された突片を折り返すことで形成される。給電端子3は、電源ケーブルが挿入される接続孔11(図1参照)内の図示しない接続部材と結線されている。
【0024】
保持体5は、ランプ6を直接保持する第1の保持部材13と、この第1の保持部材13を軸線方向に傾動可能に支持すると共にソケット2の給電端子3に電気的に接続可能な端子部材4が両端に設けられた第2の保持部材14とからなっており、第2の保持部材14が軸線回りに回動可能にソケット2に支持されている。第2の保持部材14の本体25は、回動の際にソケット2と干渉しないように概ね円筒形状に形成されている。これによりランプ6が直立した原位置から軸線方向、すなわち前後方向(図1・図2において矢印Aで示す向き)、及び軸線回り、すなわち左右方向(図1・図4において矢印Bで示す向き)に自由に傾動し,ランプ6の姿勢、すなわち傾斜方向及び傾斜角度を任意に調整することができる。
【0025】
端子部材4は、第2の保持部材14の前後端に同軸的かつ一体的に設けられ、端子部材4を給電端子3に対して相対回動可能とすることにより第2の保持部材14が軸線回りに回動可能に支持されるようになっている。すなわち、端子部材4は、第2の保持部材14の端部に形成された端子保持部23の内部に嵌挿されて第2の保持部材14に対して固定され、これにより第2の保持部材14と一体に回動する。端子保持部23は本体25と同軸的な円筒形状をなしている。端子部材4における給電端子3と接触する外端部22は、給電端子3に対して円滑に回転摺動し得るように円形断面で真直に形成されている。第2の保持部材14の内側に位置する内端部24はJ字形状に曲成されている。
【0026】
第2の保持部材14は、図3に示すように、略半円筒形状をなす左右の分割体14a・14bからなると共に、この分割体14a・14bにはそれぞれ、第1の保持部材13の外周面から左右に突出形成された回転軸部16が挿入される軸受け孔17が形成され、第1の保持部材13を挟み込むように分割体14a・14bを結合して組み立てられる。第1の保持部材13も、左右の分割体13a・13bからなり、ランプ6の封止部18を包み込むように分割体13a・13bを互いに結合して組み立てられる。第1の保持部材13の傾動中心となる回転軸部16と、第2の保持部材14の傾動中心となる端子部材4の外端部22とは、互いに中心線が交差するように配置されている。なお、第1・第2の各保持部材13・14を構成する分割体13a・13b及び分割体14a・14bは、合成樹脂材で形成され、超音波溶着にて相互に結合される。この他、接着剤を用いたり、あるいは分割体の一方に他方に係合する弾性係止片を所要の位置に設けて両者を結合する構成としても良い。
【0027】
ランプ6は無口金電球であり、その封止部18から導出されたリード線19と端子部材4の内端部24とは、図2に示したように、第2の保持部材14に対する第1の保持部材13の傾動動作を阻害しないように可撓な撚り線26を介して結線されている。ここでは、第1の保持部材13の下面が開放され、この開放部を撚り線26が通るようになっている。ランプ6のリード線19はL字形状に折り曲げられ、その先端部が分割体13a・13bの合わせ目部分に形成された窪み20に係止され(図3参照)、これによりランプ6が第1の保持部材13に支持固定される。
【0028】
第2の保持部材14は、ソケット2に当接するリング状の摩擦制動部材27を端子部材4の外周に備えている。この摩擦制動部材27は、ゴム材からなり、端子部材4を囲繞する端子保持部23に外装されると共に、図4に示すように、コネクタ部9に形成された切り欠き10の互いに対向する一対の縁部28間に挟み込まれ、この縁部28との間の摩擦力でソケット2に対して第2の保持部材14が任意の角度に係止保持される。図5に示すように、第1の保持部材13の回転軸部16にも、リング状の摩擦制動部材29が外装されている。この摩擦制動部材29は、第1・第2の両保持部材13・14間に挟み込まれ、第2の保持部材14に対して第1の保持部材13が任意の角度に係止保持される。
【0029】
第1の保持部材13は、リフレクタ30をランプ6と共に傾動可能に支持する着脱自在な連結部31を有している。この連結部31は、第1の保持部材13の上端部に形成され、リフレクタ30の取付筒部32が外装され、左右に突出したストッパ33により位置決めされると共に、図1に示したように径方向外側に膨出した弾発片34が取付筒部32の内周面に圧接して、連結部31からリフレクタ30が容易に離脱しないようになっている。ここでは、弾発片34が連結部31をなす周壁を一部切り欠いて軸線方向に延出させた態様で形成されている。
【0030】
以上のように構成されたランプ装置1においては、図2に示したように、第2の保持部材14に形成された開口36の内周縁部で第1の保持部材13の傾動が規制され、これにより所定の角度範囲(例えば軸線方向に15°ずつ)で第1の保持部材13が傾動可能である。他方、第2の保持部材14は、図4に示したように、ソケット2で規制される他、リフレクタ30が取付面Cに突き当たることで傾動を規制され、これにより所定の角度範囲(例えば左右に80°ずつ)で傾動可能である。
【0031】
なお、図6に示すように、第1の保持部材13の連結部31の外周に、リフレクタ30の取付筒部32の内周面に形成した凸部40が嵌合する係止溝41を設けた構成としても良い。この係止溝41は、軸方向部42と複数の周方向部43とからなり、これによりリフレクタ30の離脱を阻止すると共にリフレクタ30の軸方向位置を段階的に調整することができる。ここでは係止溝41の周方向部43を2条形成して広角と狭角の2段階に調整することができるようになっている。また周方向部43の終端を除く部分を凸部40に対して僅かに幅狭に形成することで、凸部40を周方向部43の終端に係止してリフレクタ30のずれを抑えることができる。なお、この場合にはストッパ33を省略することができる。
【0032】
図7は、前記実施形態と異なるソケット装置を用いた照明装置の例を示している。前記実施形態では、ソケット2が単独で取付面にねじ止めなどで固定されるのに対して、このソケット装置51は、絶縁電線52に沿って複数のソケット53が並んで設けられた構成となっている。絶縁電線52は、テープ状をなし、内部に3本の導線54を有し、直列接続された複数のソケット53で構成された発光グループを互いに並列接続するようになっている。なお、ソケット53は、絶縁電線52に対する結線構造を除き、前記ソケット2と同一構成のもので良い。
【0033】
図8は、本発明に基づき構成されたランプ装置の第2の実施形態を示している。このランプ装置61では、多数のランプ(例えばLEDランプ)62が保持体63に保持された点で前記実施形態と異なり、この他、保持体63を構成する第1の保持部材64が第2の保持部材65に対して軸線方向に傾動可能に支持されると共に、第2の保持部材65がソケット53に対して軸線回りに回動可能となって点は前記実施形態と同様である。また、ここでは、図7に示したソケット装置51が用いられている。
【0034】
第1の保持部材64においては、図9に示すように、複数のランプ62が列設される頭部67が、絶縁電線52に沿う長手方向寸法がソケット53より長寸になるように形成されており、これにより隣り合うランプ装置61の頭部67同士の隙間が小さくなり、ランプ62が絶縁電線52に沿って連続して並んで配置された状態になる。特にここでは、隣り合うランプ装置61のランプ62との間隔L1が、同じランプ装置61内のランプ62の間隔L2と均一になるように設定されている。
【0035】
この場合、隣り合う頭部67が傾動時に相互に干渉しない所要の間隙が形成されるようにソケット53の間隔及び頭部67の長手方向寸法を適切に設定する。また、第1の保持部材64の軸線方向の傾動は、前記実施形態と同様に第2の保持部材65の開口69の内周縁部で規制される他、ソケット53に規制されるため、所要の傾動角度を確保するために頸部70の寸法を適切に定める。
【0036】
なお、第2の保持部材65は、前記実施形態での第2の保持部材14と同一構成のもので良く、他方、第1の保持部材64においては、前記実施形態での第1の保持部材13と同様の回転軸部を頸部70に設ける他、ランプ62と端子部材とが可撓な接続部材で接続される。
【0037】
図10は、本発明に基づき構成されたランプ装置の第3の実施形態を示している。このランプ装置81では、保持体83を構成する第1の保持部材84を第2の保持部材85が軸線方向に傾動可能に支持すると共に、第2の保持部材85が軸線回りに回動可能にソケット2に支持され、端子部材82は、第2の保持部材85の前後端に同軸的かつ一体的に設けられており、この点で前記の実施形態と同様であるが、ここでは、端子部材82を第2の保持部材85の本体88に対して相対回動可能とすることにより第2の保持部材85が軸線回りに回動可能に支持されるようになっている。すなわち、端子部材82は、第2の保持部材85の本体88に対して回動可能な端子保持部材89に保持されている。端子部材82は、帯板状の扁平な断面をなし、給電端子3に対して傾動不能となっている。
【0038】
端子保持部材89は、図11に併せて示すように、第2の保持部材85の本体88の取付孔92内に回転可能に嵌合する円形断面をなす嵌合部90と、これから外向きに突き出た突出部91とからなり、嵌合部90には、その軸線方向の変位を規制するため、本体88に設けた環状溝に嵌合する環状凸部が外周に形成されている。他方、突出部91は、図12に示すように、コネクタ部9に形成された切り欠き10の互いに対向する一対の縁部28間に傾動不能に嵌合する。この端子保持部材89は合成樹脂材のモールド成形により端子部材82と一体に形成すれば良い。
【0039】
この他、回転軸部16、軸受け孔17、摩擦制動部材29、撚り線26については前記第1の実施形態と同様であるため、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。なお、第1の保持部材84に設けられたリフレクタ30の連結部94は、前記図6に示したリフレクタ30の取付位置を段階的に調整する機構が設けられている。
【0040】
このように構成されたランプ装置81においては、第2の保持部材85の本体88が端子保持部材89を中心にして傾動する点を除き、前記第1の実施形態と略同様にして第1の保持部材84及び第2の保持部材85が動作する。すなわち、第1の保持部材84の傾動は、図11に示したように、第2の保持部材85の開口95の内周縁部で規制され、第2の保持部材85の傾動は、図12に示したように、ソケット2若しくは取付面Cで規制される。
【0041】
なお、第2の保持部材85の本体88に対する端子保持部材89の回動を所定の角度範囲(例えば左右に80°ずつ)に規制するため、図13及び図14に示すように、端子保持部材89の外周面に凹部96を周方向に形成すると共に、この凹部96に嵌合する係止部97を本体88の取付孔92の内周面に形成した構成としても良い。
【0042】
図15は、本発明に基づき構成されたランプ装置の第4の実施形態を示している。このランプ装置101では、保持体102を構成する第1の保持部材103を第2の保持部材104が傾動可能に支持する点で前記の実施形態と同様であるが、ここでは、第1の保持部材103が球状部105を介して任意の方向に傾動可能に第2の保持部材104に支持されており、この点で前記の実施形態と大きく異なっている。
【0043】
球状部105は、第1の保持部材103の下端に設けられ、第2の保持部材104に設けられた凹な球面をなす座面106・107に当接する。開口108側の座面106は前後に一対、これと相反する底部側の座面107は左右に一対設けられている。球状部105の下面には、図16に示すように、ランプ6のリード線19に接続された撚り線26が引き出される開口109が形成されており、図17に示すように、底部側の座面107を形成する一対の段部110の間を撚り線26が通過して端子部材82に接続される。
【0044】
この他、端子部材82及び端子保持部材89については前記第3の実施形態と同様であるため、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
【0045】
このように構成されたランプ装置101においては、図16及び図17に示したように、第2の保持部材104に形成された開口108の内周縁部で第1の保持部材103の傾動が規制され、これにより所定の角度範囲で第1の保持部材が任意の方向に傾動可能である。さらにここでは、ソケット2に対して第2の保持部材104が左右に傾動可能であり、この傾動は、前記の実施形態と同様にソケット2若しくは取付面Cで規制される他、端子保持部材89の回転止め機構により所定の角度範囲に規制するものとしても良い。
【0046】
図18は、前記第4の実施形態の変形例を示している。このランプ装置112では、保持体113を構成する第2の保持部材114の本体115に対して回転不能な端子保持部116に端子部材82が保持されており、ランプ6の姿勢調整は、第2の保持部材114に対する第1の保持部材103の傾動のみで行われる。この他の構成は前記実施形態と同様である。
【0047】
なお、以上の実施形態では、摩擦制動部材27により、あるいは端子保持部材89と本体88との間の摩擦力によりソケット2に対して保持体を所要の傾斜角度に保持することができるが、この保持体の傾動時にクリック感を与えるため、第2の保持部材とこれに対向するソケット2の部分に凹凸を設けるようにしても良い。例えば、図19では、ソケット2の外面に設けた凸部121が係合する複数の凹部122を第2の保持部材85の外面に設けており、ランプ6を直立位置に位置決めすると共に所定角度ずつ段階的に傾動角度をずらして調整することができる。さらに、これと同様の機能を第1・第2の両保持部材間の動作にも与えることができ、この場合には第1・第2の両保持部材の対向部分に凹凸を設ければ良い。
【0048】
また、ソケット2に対して第2の保持部材を所要の傾斜角度に保持する角度固定手段として、図20及び図21に示すように、ばね部材131を介装する構成も可能である。このばね部材131は、第2の保持部材14の本体25に固定される基部132と、端子保持部23を取り囲むように曲成されたリング状部133とからなり、第2の保持部材14の両側に一対設けられており、この一対のばね部材131がそれぞれソケット2のコネクタ部9の対向面134に弾発的に圧接することによる摩擦力でソケット2に対して第2の保持部材14が係止保持される。
【0049】
ばね部材131の基部132は、本体25の端壁136に貫設され、その先端部分がL字形状に曲成され、本体25の内面に形成された孔135に嵌合係止され、例えば図3に示した分割体14a・14bの合わせ目部分に嵌合可能な窪みを形成した上で両分割体14a・14b間に挟み込んで固定することで第2の保持部材14に取り付けることができる。このばね部材131は、1本の金属線材の折り曲げ成形により得ることができる。これによると、前記実施形態でのゴム材からなる摩擦制動部材27に比較して経年劣化による係止保持力の低下を避ける上で有利である。
【0050】
【発明の効果】
このように本発明によれば、取り付け後に実際の配光を見ながらランプの姿勢を調整して最適な配光を得ることができるため、取り付け作業を能率良く行う上で大きな効果が得られる。しかも、姿勢調整機構を有しない通常のランプとの間でソケットを兼用することができるため、必要に応じて取り替えて使用することができるのでコスト上昇を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるランプ装置の第1の実施形態を示す斜視図。
【図2】図1に示したランプ装置の断面図。
【図3】図1に示したランプ装置の分解組立状況を示す斜視図。
【図4】図2に示したIV−IV線で分断したランプ装置の断面図。
【図5】図2に示したV−V線で分断したランプ装置の断面図。
【図6】図1に示したランプ装置のリフレクタ連結部の変形例を示す斜視図。
【図7】図1に示したランプ装置を用いた照明装置の例を示す斜視図。
【図8】本発明によるランプ装置の第2の実施形態を示す斜視図。
【図9】図8に示したランプ装置の側面図。
【図10】本発明によるランプ装置の第3の実施形態を示す斜視図。
【図11】図10に示したランプ装置の断面図。
【図12】図11に示したXII−XII線で分断したランプ装置の断面図。
【図13】図10に示したランプ装置の端子保持部材の変形例を示す斜視図。
【図14】図13に示した端子保持部材の取付状態の断面図。
【図15】本発明によるランプ装置の第4の実施形態を示す斜視図。
【図16】図15に示したランプ装置の断面図。
【図17】図16に示したXVII−XVII線で分断したランプ装置の断面図。
【図18】図15に示したランプ装置の変形例を示す斜視図。
【図19】図10に示したランプ装置の変形例を示す要部断面図。
【図20】図1に示したランプ装置の変形例を示す断面図。
【図21】図20に示したランプ装置の要部断面図。
【符号の説明】
1・61・81・101 ランプ装置
2 ソケット
3 給電端子
4・82 端子部材
5・63・83・102 保持体
6・62 ランプ
13・64・84・103 第1の保持部材
13a・13b 分割体
14・65・85・104 第2の保持部材
16 回転軸部
17 軸受け孔
26 撚り線
27 摩擦制動部材
30 リフレクタ
31 連結部
51 ソケット装置
52 絶縁電線
53 ソケット
88 本体
89 端子保持部材
105 球状部
C 取付面

Claims (6)

  1. 一対の給電端子が軸線方向に所定間隔をおいて対向配置されたソケットに装着可能な保持体を有し、該保持体が、ランプを保持する第1の保持部材と、該第1の保持部材を前記軸線方向に傾動可能に支持すると共に前記ソケットの給電端子に電気的に接続可能な端子部材が設けられた第2の保持部材とを有し、該第2の保持部材が前記軸線回りに回動可能に支持され、前記端子部材が前記第2の保持部材の前後端に同軸的かつ一体的に設けられ、前記端子部材を前記第2の保持部材の本体に対して相対回動可能とすることにより前記第2の保持部材が前記軸線回りに回動可能に支持されたことを特徴とするランプ装置。
  2. 一対の給電端子が軸線方向に所定間隔をおいて対向配置されたソケットに装着可能な保持体を有し、該保持体が、ランプを保持する第1の保持部材と、該第1の保持部材を前記軸線方向に傾動可能に支持すると共に前記ソケットの給電端子に電気的に接続可能な端子部材が設けられた第2の保持部材とを有し、該第2の保持部材が前記軸線回りに回動可能に支持され、前記第2の保持部材は、左右の分割体からなり、前記第1の保持部材を挟み込むように前記分割体を結合して組み立てられるようにしたことを特徴とするランプ装置。
  3. 一対の給電端子が軸線方向に所定間隔をおいて対向配置されたソケットに装着可能な保持体を有し、該保持体が、ランプを保持する第1の保持部材と、該第1の保持部材自体を支持すると共に前記ソケットの給電端子に電気的に接続可能な端子部材が設けられた第2の保持部材とを有し、前記第1の保持部材が、前記第2の保持部材に対して球状体を介して任意の方向に傾動可能に支持され、前記球状体は、前記第1の保持部材の下端に設けられ、前記第2の保持部材には、前記球状体に当接する凹な球面をなす座面が、開口側に前後に一対、これと相反する底部側に左右に一対設けられたことを特徴とするランプ装置。
  4. 一対の給電端子が軸線方向に所定間隔をおいて対向配置されたソケットに装着可能な保持体を有し、該保持体が、ランプを保持するための手段と、前記ソケットの給電端子に電気的に接続可能な端子部材と、前記ソケット側の部材と摺接係合する角度固定手段とを有し、前記保持体が前記軸線回りに回動可能に支持され、前記角度固定手段として、前記端子部材を囲繞する端子保持部に外装されて前記ソケットに形成された切り欠きの互いに対向する一対の縁部間に挟み込まれるリング状のゴム材からなる摩擦制動部材が設けられたことを特徴とするランプ装置。
  5. 一対の給電端子が軸線方向に所定間隔をおいて対向配置されたソケットに装着可能な保持体を有し、該保持体が、ランプを保持するための保持体本体と、前記ソケットの給電端子に電気的に接続可能な端子部材とを有し、該端子部材を前記保持体本体に対して相対回動可能とすることにより前記保持体本体が前記軸線回りに回動可能に支持されたことを特徴とするランプ装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のランプ装置と、絶縁電線に沿って複数のソケットが並んで設けられたソケット装置とを有することを特徴とする照明装置。
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