JP4445692B2 - 暗号化装置及び暗号解読装置並びに電子透かし挿入装置及び電子透かし検出装置 - Google Patents

暗号化装置及び暗号解読装置並びに電子透かし挿入装置及び電子透かし検出装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルデータに電子透かしを挿入する方法及び装置並びにデジタルデータから電子透かしを検出する方法及び装置に関し、特に、デジタル画像データに電子透かしを挿入する方法及び装置並びにデジタル画像データから電子透かしを検出する方法及び装置に関する。
【0002】
また、本発明はデジタルデータを暗号化する方法及び装置並びに暗号化されたデジタルデータを暗号解読する方法及び装置に関し、特に、デジタル画像データを暗号化する方法及び装置並びに暗号化されたデジタル画像データを暗号解読する方法及び装置に関する。
【0003】
【従来の技術】
近年、画像データや音声データは、デジタル化されてから蓄積、伝送、配布等がされるようになってきた。一方、デジタル化に伴うデータの違法な複製が大きな問題となっている。電子透かしデータの挿入・検出技術は、そのような違法な複製を防止する技術として注目を浴びており、実現化に向けて検討が進んでいる。また、電子透かしデータとは別にデータやプログラム等の改竄を防ぐ技術として暗号化方式がある。これは、データやプログラム自体をある暗号キーにより暗号化し、その暗号キーがなければそのデータやプログラムがデータやプログラムとして成り立たないようにする技術である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、暗号化技術は、一度その暗号キーを解読されてしまうと、暗号化したデータも簡単にアクセスできてしまうと言う弱点があり、DVD(Digital Versatile Disk)に施されているCSS(Contents Scrambling System)のように、同一の暗号鍵(単一の暗号鍵又は1組の暗号鍵)で全てのDVDコンテンツを暗号化した場合、その暗号鍵を解読されると、全てのDVDコンテンツの暗号を解いて、不正にコピー出来てしまうと言うことになる。
【0005】
そこで、各コンテンツをコンテンツ毎の暗号鍵を用いて暗号化することによりCSSの問題点を解決できる。しかし、暗号鍵をコンテンツとは別のルートでDVDの購買者に送付すると、購買者はコンテンツ毎に異なった暗号鍵を再生機又は再生ソフトに設定しなければならず、購買者の操作が煩わしい。また、暗号鍵をMPEG(Moving Picture Experts Group)データの特定の領域に挿入すると、不正者が容易にMPEGデータから暗号鍵を抜き取り、抜き取った暗号鍵により暗号化されていないMPEGデータを取り出し、暗号化されていないMPEGデータを複製することが可能となってしまう。
【0006】
特開平11−317859号公報に記載の技術は、電子透かしを画像データに挿入すると共に、電子透かしをスクランブルのための座標変換データの一部として使用して、画像ブロック単位で画像をスクランブルすることにより、再生側で、画像データに挿入された電子透かしと同一の電子透かしを用意している場合に限り、スクランブルを解除できるようにしたものである。しかし、この技術では、画像データの暗号化が行われておらず、画像ブロック単位でスクランブルが行われているだけであるので、スクランブルを解かなくても、どのフレームからも電子透かしを検出することができ、電子透かしを隠蔽することが全く出来ない。また、画像データを圧縮しようとした際、画像ブロック単位でスクランブルが行われているので、空間の連続性が無くなり、画像ブロックの動きベクトルを検出できず、動き補償フレーム間予測符号化を用いることが出来なくなってしまい、従って、高能率に圧縮することが出来なくなってしまう。
【0007】
そこで、本発明では電子透かし技術と、暗号化技術のそれぞれの特徴を活かし、よりセキュアなデジタルコンテンツの再生制限をすることを可能とする、暗号化装置及び暗号解読装置、電子透かし挿入装置及び電子透かし検出装置並びに電子透かし挿入/暗号化装置及び電子透かし検出/暗号解読装置を提供することを目的とする。
【0008】
また、本発明では電子透かし技術と、暗号化技術のそれぞれの特徴を活かし、よりセキュアなデジタルコンテンツの再生制限をすることを可能とする、暗号化方法及び暗号解読方法、電子透かし挿入方法及び電子透かし検出方法並びに電子透かし挿入/暗号化方法及び電子透かし検出/暗号解読方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の観点によれば、第1の電子透かし挿入アルゴリズムでデータの第1の部分に第1の電子透かしを挿入する電子透かし挿入手段と、前記第1の電子透かしで指定される第2の電子透かし挿入アルゴリズムで前記データの第2の部分に第2の電子透かしを挿入する電子透かし挿入手段と、前記第1の電子透かしを含む暗号鍵で、前記第2の電子透かしが挿入された前記第2の部分を暗号化する暗号化手段と、を備えることを特徴とする電子透かし挿入/暗号化装置が提供される。
【0010】
本発明の第1の観点による電子透かし挿入/暗号化装置において、第n(nは1より大きい整数)の電子透かしで指定される第(n+1)の電子透かし挿入アルゴリズムで前記データの第(n+1)の部分に第(n+1)の電子透かしを挿入する電子透かし挿入手段と、前記第nの電子透かしを含む暗号鍵で、前記第(n+1)の電子透かしが挿入された前記第(n+1)の部分を暗号化する暗号化手段と、を更に備えるようにしてもよい。
【0011】
本発明の第2の観点によれば、第1の電子透かし検出アルゴリズムでデータの第1の部分から第1の電子透かしを検出する電子透かし検出手段と、前記第1の電子透かしを含む暗号鍵で、第2の電子透かしが挿入された前記データの第2の部分を暗号解読する暗号解読手段と、前記第1の電子透かしで指定される第2の電子透かし検出アルゴリズムで前記第2の部分から前記第2の電子透かしを検出する電子透かし検出手段と、を備えることを特徴とする電子透かし検出/暗号解読装置が提供される
【0012】
本発明の第2の観点による電子透かし検出/暗号解読装置において、第n(nは1より大きい整数)の電子透かしを含む暗号鍵で、第(n+1)の電子透かしが挿入された前記データの第(n+1)の部分を暗号解読する暗号解読手段と、前記第nの電子透かしで指定される第(n+1)の電子透かしアルゴリズムで前記第(n+1)の部分から前記第(n+1)の電子透かしを検出する電子透かし検出手段と、を更に備えるようにしてもよい。
【0015】
本発明の第2の観点による電子透かし検出/暗号解読装置において、前記暗号鍵は、前記電子透かしの他に外部から供給され又は内部で保有する部分鍵を含むようにしてもよい。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
【0031】
[実施形態1]
図1は、実施形態1による音声画像データ符号化装置及びその周辺部の構成を示すブロック図である。
【0032】
図1を参照すると、101は、音声を原音声データ121−1に変換するマイク、102は、画像を原画像データ122−1に変換するカメラ、103は、原音声データ121−2及び原画像データ122−2を記憶している記憶装置、104は、マイク101からの原音声データ121−1又は記憶装置103からの原音声データ121−2を選択し、原音声データ121を出力するスイッチ、105は、カメラ102からの原画像データ122−1又は記憶装置103からの原画像データ122−2を選択し、原画像データ122を出力するスイッチである。
【0033】
106は、電子透かし123及び暗号鍵126を記憶する記憶装置、107は、記憶装置106から読み出した電子透かし123をスイッチ105からの原画像データ122に挿入して、電子透かし挿入済画像データ124を生成する電子透かし挿入器である。
【0034】
108は、スイッチ104からの原音声データ121及び電子透かし挿入器107からの電子透かし挿入済画像データ124を圧縮して非暗号化MPEGデータ125を生成するMPEGエンコーダ、109は、MPEGエンコーダ108からの非暗号化MPEGデータ125を記憶装置106から読み出した暗号鍵126により暗号化して暗号化MPEGデータ128を生成する暗号化器、110は暗号化器109が行う暗号化のアルゴリズムを指定する暗号化アルゴリズム指定信号127を生成する暗号化アルゴリズム指定部である。
【0035】
なお、暗号化器109の行う暗号化のアルゴリズムは、例えば、DES(Data Encryption Standard)方式、Cipher Unicorn方式(日本電気の暗号方式)、Rijndael方式(2001年12月4日に米国商務省が選定した次世代の標準暗号化方式)及びRC4方式(Streaming暗号方式、詳細な仕様の技術はRSAセキュリティ社が所有)のアルゴリズムである。暗号化器109は、これらの暗号化方式のアルゴリズムを切り替えて暗号化を行う。
【0036】
暗号化器109から出力される暗号化MPEGデータ128は、記憶装置111に記憶され、DVD112に記録され、送信装置113から送信され、又は、ネットワーク114に送出される。送信装置113は、受信装置と対を成す送信装置のみならず、放送局の放送用の送信装置も含む。
【0037】
図19は、図1に示す電子透かし挿入器107の構成を示すブロック図である。
【0038】
図19を参照すると、電子透かし挿入器107は、離散コサイン変換器901、電子透かしデータレジスタ902、挿入部903、逆離散コサイン変換器904を備える。
【0039】
離散コサイン変換器901は、空間領域の原画像データx(j)に対して、例えば8画素×8画素の2次元の離散コサイン変換を行い、周波数領域の係数f(i)を出力する。ここで、jは、2次元から1次元に並び替えられた後の画素の番号を表し、iは、2次元から1次元に並べ替えられた後の係数の番号を表す。
【0040】
電子透かしデータレジスタ902は、電子透かしデータ
w(1)、w(2)、・・・、w(n)
を保持する。なお、電子透かしデータは平均0、分散1の正規分布に従う。
【0041】
挿入部903は、以下のことを行う。すなわち、係数f(i)と電子透かしデータw(i)を基に、電子透かし挿入後の係数F(i)を、
F(i)=f(i)+α×avg(f(i))×w(i)
の計算式により各iについて計算する。ここで、αはスケーリング要素であり、avg(f(i))はf(i)の近傍3点の絶対値の平均を取った部分平均である。そして、F(i)を出力する。
【0042】
逆離散コサイン変換器904は、電子透かし挿入後の係数F(i)に対して、逆離散コサイン変換を行い、空間領域の電子透かし挿入済画像データX(j)を出力する。
【0043】
図4は、実施形態1による音声画像データ復号化装置及びその周辺部の構成を示すブロック図である。
【0044】
図4を参照すると、141は、送信装置113から送信されてきた暗号化MPEGデータを受信する受信装置である。受信装置141は、送信装置113と対を成す受信装置のみならず、放送局から送信されてきた放送を受信する受信装置も含む。
【0045】
142は、記憶装置111、DVD112、受信装置141及びネットワーク114のうちの何れかからの暗号化MPEGデータを選択して、選択された暗号化MPEGデータ161を出力するスイッチである。
【0046】
143は、暗号鍵を記憶する記憶装置である。144は、受信装置141、ネットワーク114及び記憶装置143のうちの何れかからの暗号鍵を選択して、選択された暗号鍵162を出力するスイッチである。
【0047】
ネットワーク114から供給される暗号鍵は、例えば、ネットワーク114とスイッチ144との間にあるクライアント装置が、ネットワーク114と接続されている課金サーバとの間で暗号化MPEGデータ161を購入して視聴するための代金決済をすませた後に、ネットワーク114に接続されているチケットサーバからダウンロードする。チケットサーバは暗号鍵のダウンロードの要求をクライント装置から受信したときに課金サーバに代金決済が済んでいるかを照会して、代金決済が済んでいれば、その要求に応えて暗号鍵をクライアント装置にダウンロードさせる。
【0048】
145は、暗号化MPEGデータ161を入力し、スイッチ144から入力する暗号鍵を用い、暗号解読アルゴリズム指定部155から入力する暗号解読アルゴリズム指定信号171により指定される暗号解読アルゴリズムにより、暗号化MPEGデータ161の暗号を解読し、非暗号化MPEGデータ163を出力する暗号解読器である。
【0049】
なお、暗号解読器145の行う暗号解読のアルゴリズムは、例えば、DES方式、Cipher Unicorn方式、Rijndael方式及びRC4方式のアルゴリズムである。暗号解読器145は、これらの暗号化方式のアルゴリズムを切り替えて暗号解読を行う。146は、非暗号化MPEGデータ163を入力し、これを圧縮音声データ164と電子透かし挿入済圧縮画像データ167に分離して、これらを出力する画像/音声分離器、147は、圧縮音声データ164から音声データ165を復元する音声デコーダ、148は、復元音声データ165を増幅してスピーカ駆動信号166を生成する音声増幅器、149はスピーカ駆動信号166を基に音声を出力するスピーカである。
【0050】
151は、電子透かし挿入済圧縮画像データ167から電子透かし挿入済復元画像データ168を復元する画像デコーダ、152は、電子透かし挿入済復元画像データ168を基にディスプレイ駆動信号169を生成するディスプレイ駆動装置、153は、ディスプレイ駆動信号169を基に画像を表示するディスプレイである。
【0051】
154は、電子透かし挿入済復元画像データ168から電子透かし170を検出して、出力する電子透かし検出器、155は、電子透かし170を各期間で入力し、電子透かし170の値に対応した暗号解読アルゴリズムを次の期間で指定する暗号解読アルゴリズム指定信号171を出力する暗号解読アルゴリズム指定部である。
【0052】
図20は、図4に示す電子透かし検出器154の構成を示すブロック図である。
【0053】
図20を参照すると、電子透かし検出器154は、離散コサイン変換器911、電子透かしデータ候補レジスタ912、検出部913を備える。
【0054】
離散コサイン変換器911は、空間領域の電子透かし挿入済画像データX(j)に対して離散コサイン変換を行い、電子透かし挿入後の係数F(i)を出力する。
【0055】
電子透かしデータ候補レジスタ912は、複数の電子透かしデータ候補を保持する。
【0056】
検出部913は、電子透かし挿入後の係数F(i)を基に、電子透かしデータW(i)を、
W(i)=F(i)/avg(F(i))
の計算式により計算し、1フレーム分のW(i)の総和WF(i)を各iについて計算する。
【0057】
次に、検出部913は、電子透かし候補w(i)とWF(i)との統計的類似度Cをベクトルの内積を利用して、
C=WF×w/(WFD×wD)
の計算式により計算する。ここで、
WF=(WF(1)、WF(2)、・・・、WF(n))、
w=(w(1)、w(2)、・・・、w(n))、
WFD=ベクトルWFの絶対値、
wD=ベクトルwの絶対値
である。統計的類似度Cがある特定の値以上である場合には、該当電子透かしデータが埋め込まれていると判定する。
【0058】
次に、図1に示す実施形態1による音声画像データ符号化装置の動作について図2及び図3を参照して説明する。
【0059】
図2は、図1に示す実施形態1による音声画像データ符号化装置の各部の動作を示すタイミング図である。
【0060】
図3は、図1に示す実施形態1による音声画像データ符号化装置の各部が出力する信号等を示すタイミング図であり、スイッチ105が出力する原画像データ122、記憶装置106から電子透かし挿入器107に供給される電子透かし123、電子透かし挿入器107が行う電子透かし挿入のアルゴリズム、電子透かし挿入器107が出力する電子透かし挿入済画像データ124、MPEGエンコーダ108が出力する非暗号化MPEGデータ125、記憶装置106から暗号化器109に供給される暗号鍵126、暗号化アルゴリズム指定部110が出力する暗号化アルゴリズム指定信号127により指定される暗号化アルゴリズム、暗号化器109が出力する暗号化MPEGデータ128を示す。
【0061】
原画像データ122に挿入される電子透かし123は、例えば、8ビットより構成される。この場合、電子透かしにより256種類の暗号化アルゴリズムを指定することができる。ただし、1つの電子透かしが、8ビットより構成される場合であっても、複数の電子透かしを合成することにより256よりも多い種類の暗号化アルゴリズムを指定することができる。例えば、15フレームに1つの電子透かしを挿入することができる場合であれば、NTSC方式であれば、約1秒間に16ビットの電子透かしを画像データに挿入することができ、この場合には65536種類の暗号化アルゴリズムを指定できる。但し、電子透かしを挿入した後の画質を考慮して、1秒よりも長い時間に16ビットの電子透かしを挿入するようにしても良い。
【0062】
図2及び図3を参照すると、期間1では、電子透かし挿入器107は、図3においてDで示される原画像データ122に電子透かし挿入アルゴリズムAにより図3においてW1で示される電子透かし123を挿入し、図3においてD+A(W1)で示される電子透かし挿入済み画像データ124を出力する。
【0063】
また、期間1では、MPEGエンコーダ108は、図3においてD+A(W1)で示される電子透かし挿入済み画像データ124及び原音声データ121に対しMPEGエンコーディングを行い、図3においてE(D+A(W1))で示される非暗号化MPEGデータ125を出力する。なお、標記E(D+A(W1))において、音声データは無視した。
【0064】
また、期間1では、暗号化アルゴリズム指定部110は暗号化アルゴリズム指定信号127により暗号化アルゴリズムC0を指定する。暗号化アルゴリズムC0は、ディフォルトの暗号化アルゴリズムである。
【0065】
また、期間1では、暗号化器109は、図3においてE(D+A(W1))で示される非暗号化MPEGデータ125を図3においてKで示される暗号鍵126を用いて暗号化アルゴリズムC0により暗号化し、図3においてC0(K、E(D+A(W1)))で示される暗号化MPEGデータ128を出力する。
【0066】
次に、期間2では、電子透かし挿入器107は、図3においてDで示される原画像データ122に電子透かし挿入アルゴリズムAにより図3においてW2で示される電子透かし123を挿入し、図3においてD+A(W2)で示される電子透かし挿入済み画像データ124を出力する。
【0067】
また、期間2では、MPEGエンコーダ108は、図3においてD+A(W2)で示される電子透かし挿入済み画像データ124及び原音声データ121に対しMPEGエンコーディングを行い、図3においてE(D+A(W2))で示される非暗号化MPEGデータ125を出力する。
【0068】
また、期間2では、暗号化アルゴリズム指定部110は暗号化アルゴリズム指定信号127により暗号化アルゴリズムC1を指定する。暗号化アルゴリズムC1は、期間1で電子透かし挿入器107が原画像データ122に挿入した図3においてW1で示される電子透かし123に対応したものである。後述するように図4の暗号解読アルゴリズム指定部155はW1で示される電子透かし170をある期間で入力すると、次の期間で暗号化アルゴリズムC1に対応した暗号解読アルゴリズムC1-1を指定する暗号解読アルゴリズム指定信号171を出力する。
【0069】
また、期間2では、暗号化器109は、図3においてE(D+A(W2))で示される非暗号化MPEGデータ125を図3においてKで示される暗号鍵126を用いて暗号化アルゴリズムC1により暗号化し、図3においてC1(K、E(D+A(W2)))で示される暗号化MPEGデータ128を出力する。
【0070】
期間3及び期間4での各部の動作及び信号等は期間2での各部の動作及び信号等と同様であるので、図2及び図3に示すのみとし、その説明を省略する。
【0071】
次に、図4に示す実施形態1による音声画像データ復号化装置の動作について図5及び図6を参照して説明する。
【0072】
図5は、図4に示す実施形態1による音声画像データ復号化装置の各部の動作を示すタイミング図である。
【0073】
図6は、図4に示す実施形態1による音声画像データ復号化装置の各部が出力する信号等を示すタイミング図であり、暗号解読器145が入力する暗号化MPEGデータ161、スイッチ144から暗号解読器145に供給される暗号鍵162、暗号解読アルゴリズム指定部155が出力する暗号解読アルゴリズム指定信号171により指定される暗号解読アルゴリズム、暗号解読器145が出力する非暗号化MPEGデータ163(又は画像/音声分離器146が出力する電子透かし挿入済み圧縮画像データ167)、電子透かし検出器154が行う電子透かし検出のアルゴリズム、電子透かし検出器154が出力する電子透かし170を示す。
【0074】
図5及び図6を参照すると、期間1では、暗号解読アルゴリズム指定部155は、暗号解読アルゴリズム指定信号171により図6においてC0-1で示される暗号解読アルゴリズムを指定する。暗号解読アルゴリズムC0-1は、ディフォルトの暗号解読アルゴリズムである。
【0075】
また、期間1では、暗号解読器145は、図6においてC0(K、E(D+A(W1)))で示される暗号化MPEGデータ161を図6においてKで示される暗号鍵162を用いて暗号解読アルゴリズムC0-1により暗号解読し、図6においてE(D+A(W1))で示される非暗号化MPEGデータ163を出力する。なお、標記E(D+A(W1))において、音声データは無視した。
【0076】
また、期間1では、画像/音声分離器146は、図6においてE(D+A(W1))で示される非暗号化MPEGデータ163を圧縮音声データ164と図6においてE(D+A(W1))で示される電子透かし挿入済み圧縮画像データ167に分離する。
【0077】
また、期間1では、音声デコーダ147は、圧縮音声データ164より音声データ165を復元する。
【0078】
また、期間1では、画像デコーダ151は、図6においてE(D+A(W1))で示される電子透かし挿入済み圧縮画像データ167より図6においてD+A(W1)で示される電子透かし挿入済み復元画像データ168を復元する。
【0079】
また、期間1では、電子透かし検出器154は、図6においてD+A(W1)で示される電子透かし挿入済み復元画像データ168より図6においてA-1で示される電子透かし検出アルゴリズムにより図6においてW1で示される電子透かし170を検出する。
【0080】
次に、期間2では、暗号解読アルゴリズム指定部155は、暗号解読アルゴリズム指定信号171により図6においてC1-1で示される暗号解読アルゴリズムを指定する。暗号解読アルゴリズムC1-1は、期間1で電子透かし検出器154が検出したW1で示される電子透かし170に基づいて決定されたものである。
【0081】
また、期間2では、暗号解読器145は、図6においてC1(K、E(D+A(W2)))で示される暗号化MPEGデータ161を図6においてKで示される暗号鍵162を用いて暗号解読アルゴリズムC1-1により暗号解読し、図6においてE(D+A(W2))で示される非暗号化MPEGデータ163を出力する。なお、標記E(D+A(W2))において、音声データは無視した。
【0082】
また、期間2では、画像/音声分離器146は、図6においてE(D+A(W2))で示される非暗号化MPEGデータ163を圧縮音声データ164と図6においてE(D+A(W2))で示される電子透かし挿入済み圧縮画像データ167に分離する。
【0083】
また、期間2では、音声デコーダ147は、圧縮音声データ164より音声データ165を復元する。
【0084】
また、期間2では、画像デコーダ151は、図6においてE(D+A(W2))で示される電子透かし挿入済み圧縮画像データ167より図6においてD+A(W2)で示される電子透かし挿入済み復元画像データ168を復元する。
【0085】
また、期間2では、電子透かし検出器154は、図6においてD+A(W2)で示される電子透かし挿入済み復元画像データ168より図6においてA-1で示される電子透かし検出アルゴリズムにより図6においてW2で示される電子透かし170を検出する。
【0086】
期間3及び期間4での各部の動作及び信号等は期間2での各部の動作及び信号等と同様であるので、図5及び図6に示すのみとし、その説明を省略する。
【0087】
なお、期間1〜4の区切りは、各期間の長さを指定することにより、又は、各期間にDVDコンテンツでいうチャプタに相当するものを割り当てること等により行うことができる。各期間の長さを指定する場合には、電子透かしに各期間の長さを指定する情報を含めても良い。
【0088】
[実施形態2]
図7は、実施形態2による音声画像データ符号化装置及びその周辺部の構成を示すブロック図である。
【0089】
図7を参照すると、201は、音声を原音声データ221−1に変換するマイク、202は、画像を原画像データ222−1に変換するカメラ、203は、原音声データ221−2及び原画像データ222−2を記憶している記憶装置、204は、マイク201からの原音声データ221−1又は記憶装置203からの原音声データ221−2を選択し、原音声データ221を出力するスイッチ、205は、カメラ202からの原画像データ222−1又は記憶装置203からの原画像データ222−2を選択し、原画像データ222を出力するスイッチである。
【0090】
206は、電子透かし223及び暗号鍵226を記憶する記憶装置、207は、記憶装置206から読み出した電子透かし223をスイッチ205からの原画像データ222に挿入して、電子透かし挿入済画像データ224を生成する電子透かし挿入器、215は電子透かし挿入器207が行う電子透かし挿入のアルゴリズムを指定する電子透かし挿入アルゴリズム指定信号229を生成する電子透かし挿入アルゴリズム指定部である。
【0091】
208は、スイッチ204からの原音声データ221及び電子透かし挿入器207からの電子透かし挿入済画像データ224を圧縮して非暗号化MPEGデータ225を生成するMPEGエンコーダ、209は、MPEGエンコーダ208からの非暗号化MPEGデータ225を記憶装置206から読み出した暗号鍵226により暗号化して暗号化MPEGデータ228を生成する暗号化器である。
【0092】
なお、暗号化器209の行う暗号化は、例えば、DES方式、Cipher Unicorn方式、Rijndael方式又はRC4方式によるものである。
【0093】
暗号化器209から出力される暗号化MPEGデータ228は、記憶装置211に記憶され、DVD212に記録され、送信装置213から送信され、又は、ネットワーク214に送出される。送信装置213は、受信装置と対を成す送信装置のみならず、放送局の放送用の送信装置も含む。
【0094】
図21は、図7に示す電子透かし挿入器207の構成を示すブロック図である。
【0095】
図21を参照すると、電子透かし挿入器207は、離散コサイン変換器921、挿入部922、逆離散コサイン変換部923、電子透かしデータレジスタ924、電子透かしパートデータセレクトテーブル925、電子透かしパートデータセレクタ926、電子透かしパートデータテーブル927を備える。電子透かし挿入器207は、原画像データ222の各DCTブロック222aに電子透かしを挿入し、電子透かし挿入済画像データ224の各DCTブロック224aを出力する。
【0096】
離散コサイン変換器921、挿入部922、逆離散コサイン変換部923、電子透かしデータレジスタ924は、それぞれ実施形態1の図19に示す離散コサイン変換器901、挿入部903、逆離散コサイン変換部904、電子透かしデータレジスタ902に対応する。
【0097】
本実施形態の電子透かし挿入器207は、電子透かしを複数のパートに分け、各パートに入れるデータの組み合わせにより電子透かし挿入のアルゴリズムを替える。
【0098】
電子透かしパートデータテーブル927は、j種類の電子透かしパートデータを格納する。電子透かしパートデータセレクトテーブル925は、m個に分割される電子透かしデータのどの位置にどの電子透かしパートデータを使用するかを示す。電子透かしデータレジスタ924は、電子透かしパートデータを組み合わせて作られる電子透かしデータを格納する。電子透かしパートデータセレクタ926は、電子透かしパートデータセレクトテーブル925に格納されている情報に従い、電子透かしパートデータテーブル927から必要な電子透かしパートデータを取り出して電子透かしデータレジスタ924に格納する。従って、電子透かしパートデータセレクトテーブル925を切り替えることにより、電子透かし挿入のアルゴリズムを切り替えることとなる。
【0099】
図21及び図23を用いて電子透かし挿入器207の動作の説明を行う。
【0100】
まず、前処理として、ユーザは電子透かしパートデータセレクトテーブル925に、使用する電子透かしパートデータの番号を電子透かしデータを分割する数だけ指定する。次に、電子透かしパートデータセレクタ926は、電子透かしパートデータセレクトテーブル925の内容に従い、電子透かしパートデータテーブル927から必要な電子透かしパートデータを取り出し、電子透かしデータレジスタ924に格納する。
【0101】
図23は、電子透かしデータを6等分し、10種類の電子透かしパートデータを格納した電子透かしパートデータテーブル927を使用し、6種類の電子透かしパートデータを使用する場合の例を示している。この例において、図23に示すように電子透かしパートデータセレクトテーブル925及び電子透かしパートデータテーブル927にデータが格納されている場合、電子透かしパートデータセレクタ926は、電子透かしパートデータテーブル927から、第3の電子透かしパートデータを取り出し、電子透かしデータレジスタ924の1番目のパートデータ領域に格納し、第1の電子透かしパートデータを取り出し、電子透かしデータレジスタ924の2番目のパートデータ領域に格納し、第4の電子透かしパートデータを取り出し、電子透かしデータレジスタ924の3番目のパートデータ領域に格納し、第7の電子透かしパートデータを取り出し、電子透かしデータレジスタ924の4番目のパートデータ領域に格納し、第2の電子透かしパートデータを取り出し、電子透かしデータレジスタ924の5番目のパートデータ領域に格納し、第6の電子透かしパートデータを取り出し、電子透かしデータレジスタ924の6番目のパートデータ領域に格納する。
【0102】
この例においては、6種類の電子透かしパートデータは全て別々の値を用いているが、同じ値を用いてもかまわない。
【0103】
離散コサイン変換器921、挿入部922、逆離散コサイン変換器923の動作は、実施形態1の図19に示す離散コサイン変換器901、挿入部903、逆離散コサイン変換器904のものと同様であるので、この説明を省略する。
【0104】
図10は、実施形態2による音声画像データ復号化装置及びその周辺部の構成を示すブロック図である。
【0105】
図10を参照すると、241は、送信装置213から送信されてきた暗号化MPEGデータを受信する受信装置である。受信装置241は、送信装置213と対を成す受信装置のみならず、放送局から送信されてきた放送を受信する受信装置も含む。
【0106】
242は、記憶装置211、DVD212、受信装置241及びネットワーク214のうちの何れかからの暗号化MPEGデータを選択して、選択された暗号化MPEGデータ261を出力するスイッチである。
【0107】
243は、暗号鍵を記憶する記憶装置である。244は、受信装置241、ネットワーク214及び記憶装置243のうちの何れかからの暗号鍵を選択して、選択された暗号鍵262を出力するスイッチである。
【0108】
ネットワーク214から供給される暗号鍵は、例えば、ネットワーク214とスイッチ244との間にあるクライアント装置が、ネットワーク214と接続されている課金サーバとの間で暗号化MPEGデータ261を購入して視聴するための代金決済をすませた後に、ネットワーク214に接続されているチケットサーバからダウンロードする。チケットサーバは暗号鍵のダウンロードの要求をクライント装置から受信したときに課金サーバに代金決済が済んでいるかを照会して、代金決済が済んでいれば、その要求に応えて暗号鍵をクライアント装置にダウンロードさせる。
【0109】
245は、暗号化MPEGデータ261を入力し、スイッチ244から入力する暗号鍵262を用い、所定の暗号解読アルゴリズムにより、暗号化MPEGデータ261の暗号を解読し、非暗号化MPEGデータ263を出力する暗号解読器である。
【0110】
246は、非暗号化MPEGデータ263を入力し、これを圧縮音声データ264と電子透かし挿入済圧縮画像データ267に分離して、これらを出力する画像/音声分離器、247は、圧縮音声データ264から音声データ265を復元する音声デコーダ、248は、復元音声データ265を増幅してスピーカ駆動信号266を生成する音声増幅器、249はスピーカ駆動信号266を基に音声を出力するスピーカである。
【0111】
251は、電子透かし挿入済圧縮画像データ267から電子透かし挿入済復元画像データ268を復元する画像デコーダ、252は、電子透かし挿入済復元画像データ268を基にディスプレイ駆動信号269を生成するディスプレイ駆動装置、253は、ディスプレイ駆動信号269を基に画像を表示するディスプレイである。
【0112】
254は、電子透かし挿入済復元画像データ268から電子透かし270を検出して、出力する電子透かし検出器、256は、各期間で電子透かし270を入力し、電子透かし270の値に対応した電子透かし検出アルゴリズムを次の期間で指定する電子透かし検出アルゴリズム指定信号272を出力する電子透かし検出アルゴリズム指定部である。
【0113】
257は、電子透かし検出器254が電子透かし270を検出できたときに音声画像データ復号化装置の動作を許可し、電子透かし検出器254が電子透かし270を検出できないときに音声画像データ復号化装置の動作を禁止する再生制御部である。
【0114】
258は、電子透かし検出器254が電子透かし270を検出できたときにMPEGデータ263又は復元画像データ268等のコピーを許可し、電子透かし検出器254が電子透かし270を検出できないときにMPEGデータ263及び復元画像データ268等のコピーを禁止するコピー制御部である。
【0115】
図22は、図10に示す電子透かし検出器254の構成を示すブロック図である。
【0116】
図22を参照すると、電子透かし検出器254は、離散コサイン変換器931、抽出部932、抽出データレジスタ933、検出部934、電子透かしパートデータセレクタ935、電子透かしパートデータテーブル936、電子透かしパートデータセレクトテーブル937、電子透かしデータレジスタ938を備える。電子透かし検出器254は、電子透かし挿入済復元画像データ268の各DCTブロック268aを入力し、電子透かし270を出力する。
【0117】
離散コサイン変換器931は、図20に示した離散コサイン変換器911と同様なものである。抽出部932は、電子透かし挿入後の係数F(i)を基に、電子透かしデータW(i)を、
W(i)=F(i)/avg(F(i))
の計算式により計算する。抽出データレジスタ933は、抽出部932が抽出した電子透かしデータW(i)を保持する。電子透かしパートデータテーブル936は、j種類の電子透かしパートデータを格納する。電子透かしパートデータセレクトテーブル937は、検出部934が検出した電子透かし270を電子透かしパートデータセレクタ935を制御するためのデータとして格納する。電子透かしパートデータセレクタ935は、電子透かしパートデータセレクトテーブル937に格納されたデータに従って、電子透かしパートデータテーブル936からパートデータを読み出して、読み出したパートデータを電子透かしデータレジスタ938に格納する。電子透かしデータレジスタ938は、電子透かしデータ検出器934からの指示に従い、逐次必要な1つの電子透かしパートデータを選択し、電子透かしデータ抽出器934に出力する。従って、検出された電子透かし270により電子透かしパートデータセレクトテーブル937のデータを切り替えることにより、電子透かし検出のアルゴリズムを切り替えることとなる。
【0118】
図24は、検出部934の構成を示すブロック図である。
【0119】
図24を参照すると、検出部934は、セレクタ942、抽出パートデータレジスタ943、電子透かしパートデータレジスタ944、検出結果レジスタ946、コントローラ947、しきい値レジスタ948を備える。
【0120】
セレクタ942は、抽出データレジスタ933に格納されている抽出データをm等分し、m等分された抽出パートデータの一つを選択する。抽出パートデータレジスタ943は、セレクタ942が選択した電子透かしパートデータを格納する。抽出パートデータレジスタ943は、セレクタ942が出力する電子透かしパートデータを格納する。しきい値レジスタ948は、相関値のしきい値を格納する。検出結果レジスタ946は、検出結果を格納する。相関検出器945は、抽出パートレジスタ943に格納されている電子透かしパートデータと、電子透かしパートデータレジスタ404に格納されている電子透かしパートデータの内積を計算し相関値を算出し、相関値がしきい値レジスタ948に格納されているしきい値以上の場合に、更に、検出結果レジスタ946の現在検証している抽出データパート番号と同一のパートの位置の値が算出した相関値以上の場合には、算出した相関値と検証した電子透かしパートデータのパート番号を格納する。
【0121】
本実施形態においては、挿入側の電子透かしパートデータテーブル927と検出側の電子透かしパートデータテーブル936は、内容が一致しなければならない。
【0122】
次に、図24を参照して、検出部934の動作について説明する。
【0123】
検出部934は、電子透かしパートデータセレクタ935に対して電子透かしパートデータテーブル936に格納されている第一の電子透かしパートデータを読み出すように指示し、抽出データレジスタ933に格納されている抽出データ205をm等分し、各々の抽出パートデータと読み出した電子透かしパートデータの相関を取る。この処理を全ての抽出パートデータと電子透かしパートデータの組み合わせに対して行い、検出結果を出力する。
【0124】
コントローラ947は電子透かしパートデータセレクタ935を経由して、電子透かしパートデータテーブル936から第1の電子透かしパートデータを読み出し、電子透かしパートデータレジスタ944に格納する。次に、コントローラ947はセレクタ942を制御して、抽出データレジスタ933から、抽出データをm等分したパートデータの1番目のパートデータを読み出し、抽出パートデータレジスタ943に格納する。
【0125】
相関算出器945は、抽出パートデータレジスタ943に格納されている内容と、電子透かしパートデータレジスタ944に格納されている内容の内積計算を行い、相関を算出する。このとき、相関値がしきい値レジスタ948に格納されている値よりも大きい場合には、検出結果レジスタ946の一番目(抽出パートデータのパート番号と同一番号)の結果格納場所に電子透かしデータパートデータ番号と検出値を格納する。
【0126】
次にコントローラ947は、セレクタ942を制御して2番目の抽出パートデータを読み出し、抽出パートデータレジスタ943に格納し、相関算出器945は、上記と同様に電子透かしパートデータレジスタ944の内容と抽出パートデータレジスタ943に格納されている内容の内積計算を行い相関を算出し、その値がしきい値レジスタ948に格納されている値よりも大きい場合には、相関値と電子透かしパートデータ番号を検出結果レジスタの第2番目の領域に格納する。
【0127】
同様に、残りのm番目の抽出パートデータまで、相関算出と結果の格納を行う。
【0128】
第1の電子透かしパートデータに対してm個の抽出パートデータに対する相関算出と結果の格納が終わった後、コントローラ4947は第2の電子透かしパートデータを電子透かしパートデータセレクタ935を制御して読み出し、電子透かしパートデータレジスタ944に格納し、再度1番目からm番目の抽出パートデータに対して相関の算出と結果の格納を行う。
【0129】
この際、算出した相関結果の格納は、算出した相関値がしきい値レジスタ948に格納されている内容よりも大きく、且つ、該当する検出結果レジスタ946のパート領域に格納されている相関値の値が算出した相関値よりも小さい場合のみに行う。
【0130】
例えば、第2の電子透かしパートデータに対して第3の抽出パートデータの相関算出を行った値が、しきい値レジスタ948に格納されている値よりも大きく、且つ、検出結果レジスタ946の第3のパート領域に格納されている相関値よりも大きい場合には、該当領域に算出した相関値と現在の電子透かしパート番号を示す「2」を格納する。
【0131】
残りの全ての電子透かしパートデータに対して第2の電子透かしパートデータの相関算出及び結果格納と同様の処理を行う。
【0132】
電子透かしパートデータと抽出パートデータの全ての組み合わせに対して相関算出と結果格納が終了した後の検出結果レジスタ946の各パートには、最大の相関値と最大の相関値を得た際の電子透かしパートデータの番号が記録されている。
【0133】
次に、図7に示す実施形態2による音声画像データ符号化装置の動作について図8及び図9を参照して説明する。
【0134】
図8は、図7に示す実施形態2による音声画像データ符号化装置の各部の動作を示すタイミング図である。
【0135】
図9は、図7に示す実施形態2による音声画像データ符号化装置の各部が出力する信号等を示すタイミング図であり、スイッチ205が出力する原画像データ222、記憶装置206から電子透かし挿入器207に供給される電子透かし223、電子透かしアルゴリズム指定部215が出力する電子透かし挿入アルゴリズム指定信号229により指定される、電子透かし挿入器207が行う電子透かし挿入のアルゴリズム、電子透かし挿入器207が出力する電子透かし挿入済画像データ224、MPEGエンコーダ208が出力する非暗号化MPEGデータ225、記憶装置206から暗号化器209に供給される暗号鍵226、暗号化器209が出力する暗号化MPEGデータ228を示す。
【0136】
原画像データ222に挿入される電子透かし223は、例えば、8ビットより構成される。この場合、電子透かしにより256種類の電子透かし挿入アルゴリズムを指定することができる。
【0137】
ただし、1つの電子透かしが、8ビットより構成される場合であっても、複数の電子透かしを合成することにより256よりも多い種類の電子透かし挿入アルゴリズムを指定することができる。例えば、15フレームに1つの電子透かしを挿入することができる場合であれば、NTSC方式であれば、約1秒間に16ビットの電子透かしを画像データに挿入することができ、この場合には65536種類の暗号化アルゴリズムを指定できる。但し、電子透かしを挿入した後の画質を考慮して、1秒よりも長い時間に16ビットの電子透かしを挿入するようにしても良い。
【0138】
図8及び図9を参照すると、期間1では、電子透かし挿入アルゴリズム指定部215は、電子透かし挿入アルゴリズム指定信号229により電子透かし挿入アルゴリズムA0を指定する。電子透かし挿入アルゴリズムA0は、ディフォルトの電子透かし挿入アルゴリズムである。
【0139】
また、期間1では、電子透かし挿入器207は、図9においてDで示される原画像データ222に電子透かし挿入アルゴリズムA0により図9においてW1で示される電子透かし223を挿入し、図9においてD+A0(W1)で示される電子透かし挿入済み画像データ224を出力する。
【0140】
また、期間1では、MPEGエンコーダ208は、図9においてD+A0(W1)で示される電子透かし挿入済み画像データ224及び原音声データ221に対しMPEGエンコーディングを行い、図9においてE(D+A0(W1))で示される非暗号化MPEGデータ225を出力する。なお、標記E(D+A0(W1))において、音声データは無視した。
【0141】
また、期間1では、暗号化器209は、図9においてE(D+A0(W1))で示される非暗号化MPEGデータ225を図9においてKで示される暗号鍵226を用いて暗号化アルゴリズムCにより暗号化し、図9においてC(K、E(D+A0(W1)))で示される暗号化MPEGデータ228を出力する。
【0142】
次に、期間2では、電子透かし挿入アルゴリズム指定部215は電子透かし挿入アルゴリズム指定信号229により電子透かし挿入アルゴリズムA1を指定する。電子透かし挿入アルゴリズムA1は、期間1で電子透かし挿入器207が原画像データ222に挿入した図9においてW1で示される電子透かし223に対応したものである。後述するように図10の電子透かし検出アルゴリズム指定部256はW1で示される電子透かし270をある期間で入力すると、次の期間で電子透かし挿入アルゴリズムA1に対応した電子透かし検出アルゴリズムA1-1を指定する電子透かし検出アルゴリズム指定信号272を出力する。
【0143】
また、期間2では、電子透かし挿入器207は、図9においてDで示される原画像データ222に電子透かし挿入アルゴリズムA1により図9においてW2で示される電子透かし223を挿入し、図9においてD+A1(W2)で示される電子透かし挿入済み画像データ224を出力する。
【0144】
また、期間2では、MPEGエンコーダ208は、図9においてD+A1(W2)で示される電子透かし挿入済み画像データ224及び原音声データ221に対しMPEGエンコーディングを行い、図9においてE(D+A1(W2))で示される非暗号化MPEGデータ225を出力する。
【0145】
また、期間2では、暗号化器209は、図9においてE(D+A1(W2))で示される非暗号化MPEGデータ225を図9においてKで示される暗号鍵226を用いて暗号化アルゴリズムCにより暗号化し、図9においてC(K、E(D+A1(W2)))で示される暗号化MPEGデータ228を出力する。
【0146】
期間3及び期間4での各部の動作及び信号等は期間2での各部の動作及び信号等と同様であるので、図8及び図9に示すのみとし、その説明を省略する。
【0147】
次に、図10に示す実施形態2による音声画像データ復号化装置の動作について図11及び図12を参照して説明する。
【0148】
図11は、図10に示す実施形態2による音声画像データ復号化装置の各部の動作を示すタイミング図である。
【0149】
図12は、図10に示す実施形態2による音声画像データ復号化装置の各部が出力する信号等を示すタイミング図であり、暗号解読器245が入力する暗号化MPEGデータ261、スイッチ244から暗号解読器245に供給される暗号鍵262、暗号解読アルゴリズム、暗号解読器245が出力する非暗号化MPEGデータ263(又は画像/音声分離器246が出力する電子透かし挿入済み圧縮画像データ267)、電子透かし検出アルゴリズム指定部256が出力する電子透かし検出アルゴリズム指定信号272により指定される、電子透かし検出器254が行う電子透かし検出のアルゴリズム、電子透かし検出器254が出力する電子透かし270を示す。
【0150】
図11及び図12を参照すると、期間1では、暗号解読器245は、図12においてC(K、E(D+A0(W1)))で示される暗号化MPEGデータ261を図12においてKで示される暗号鍵262を用いて暗号解読アルゴリズムC-1により暗号解読し、図12においてE(D+A0(W1))で示される非暗号化MPEGデータ263を出力する。なお、標記E(D+A0(W1))において、音声データは無視した。
【0151】
また、期間1では、画像/音声分離器246は、図12においてE(D+A0(W1))で示される非暗号化MPEGデータ263を圧縮音声データ264と図12においてE(D+A0(W1))で示される電子透かし挿入済み圧縮画像データ267に分離する。
【0152】
また、期間1では、音声デコーダ247は、圧縮音声データ264より音声データ265を復元する。
【0153】
また、期間1では、画像デコーダ251は、図12においてE(D+A0(W1))で示される電子透かし挿入済み圧縮画像データ267より図12においてD+A0(W1)で示される電子透かし挿入済み復元画像データ268を復元する。
【0154】
また、期間1では、電子透かし検出アルゴリズム指定部256は、電子透かし検出アルゴリズム指定信号272により図12においてA0-1で示される電子透かし検出アルゴリズムを指定する。電子透かし検出アルゴリズムA0-1は、ディフォルトの電子透かし検出アルゴリズムである。
【0155】
また、期間1では、電子透かし検出器254は、図12においてD+A0(W1)で示される電子透かし挿入済み復元画像データ268より図12においてA0-1で示される電子透かし検出アルゴリズムにより図12においてW1で示される電子透かし270を検出する。
【0156】
次に、期間2では、暗号解読器245は、図12においてC(K、E(D+A1(W2)))で示される暗号化MPEGデータ261を図12においてKで示される暗号鍵262を用いて暗号解読アルゴリズムC-1により暗号解読し、図12においてE(D+A1(W2))で示される非暗号化MPEGデータ263を出力する。なお、標記E(D+A1(W2))において、音声データは無視した。
【0157】
また、期間2では、画像/音声分離器246は、図12においてE(D+A1(W2))で示される非暗号化MPEGデータ263を圧縮音声データ264と図12においてE(D+A1(W2))で示される電子透かし挿入済み圧縮画像データ267に分離する。
【0158】
また、期間2では、音声デコーダ247は、圧縮音声データ264より音声データ265を復元する。
【0159】
また、期間2では、画像デコーダ251は、図12においてE(D+A1(W2))で示される電子透かし挿入済み圧縮画像データ267より図12においてD+A1(W2)で示される電子透かし挿入済み復元画像データ268を復元する。
【0160】
また、期間2では、電子透かし検出アルゴリズム指定部256は、電子透かし検出アルゴリズム指定信号272により図12においてA1-1で示される電子透かし検出アルゴリズムを指定する。電子透かし検出アルゴリズムA1-1は、期間1で電子透かし検出器254が検出したW1で示される電子透かし270に基づいて決定されたものである。
【0161】
また、期間2では、電子透かし検出器254は、図12においてD+A1(W2)で示される電子透かし挿入済み復元画像データ268より図12においてA1-1で示される電子透かし検出アルゴリズムにより図12においてW2で示される電子透かし270を検出する。
【0162】
期間3及び期間4での各部の動作及び信号等は期間2での各部の動作及び信号等と同様であるので、図11及び図12に示すのみとし、その説明を省略する。
【0163】
なお、期間1〜4の区切りは、各期間の長さを指定することにより、又は、各期間にDVDコンテンツでいうチャプタに相当するものを割り当てること等により行うことができる。各期間の長さを指定する場合には、電子透かしに各期間の長さを指定する情報を含めても良い。
【0164】
[実施形態3]
図13は、実施形態3による音声画像データ符号化装置及びその周辺部の構成を示すブロック図である。
【0165】
図13を参照すると、301は、音声を原音声データ321−1に変換するマイク、302は、画像を原画像データ322−1に変換するカメラ、303は、原音声データ321−2及び原画像データ322−2を記憶している記憶装置、304は、マイク301からの原音声データ321−1又は記憶装置303からの原音声データ321−2を選択し、原音声データ321を出力するスイッチ、305は、カメラ302からの原画像データ322−1又は記憶装置303からの原画像データ322−2を選択し、原画像データ322を出力するスイッチである。
【0166】
306は、電子透かし323及び329並びに部分暗号鍵330を記憶する記憶装置、307は、記憶装置306から読み出した電子透かし323をスイッチ305からの原画像データ322に挿入して、電子透かし挿入済画像データ324を生成する電子透かし挿入器、315は電子透かし挿入器307が行う電子透かし挿入のアルゴリズムを指定する電子透かし挿入アルゴリズム指定信号329を生成する電子透かし挿入アルゴリズム指定部である。
【0167】
308は、スイッチ304からの原音声データ321及び電子透かし挿入器307からの電子透かし挿入済画像データ324を圧縮して非暗号化MPEGデータ325を生成するMPEGエンコーダ、316は、記憶装置306から読み出した電子透かし329及び部分暗号鍵330を合成して、暗号鍵326とする暗号鍵合成部、309は、MPEGエンコーダ308からの非暗号化MPEGデータ325を暗号鍵合成部316が合成した暗号鍵326により暗号化して暗号化MPEGデータ328を生成する暗号化器である。
【0168】
なお、暗号化器309の行う暗号化は、例えば、DES方式、Cipher Unicorn方式、Rijndael方式又はRC4方式によるものである。
【0169】
暗号化器309から出力される暗号化MPEGデータ328は、記憶装置311に記憶され、DVD312に記録され、送信装置313から送信され、又は、ネットワーク314に送出される。送信装置313は、受信装置と対を成す送信装置のみならず、放送局の放送用の送信装置も含む。
【0170】
図13に示す電子透かし挿入器207は図7に示す実施形態2の電子透かし挿入器107と同様なものであるので、その説明を省略する。
【0171】
図16は、実施形態3による音声画像データ復号化装置及びその周辺部の構成を示すブロック図である。
【0172】
図16を参照すると、341は、送信装置313から送信されてきた暗号化MPEGデータを受信する受信装置である。受信装置341は、送信装置313と対を成す受信装置のみならず、放送局から送信されてきた放送を受信する受信装置も含む。
【0173】
342は、記憶装置311、DVD312、受信装置341及びネットワーク314のうちの何れかからの暗号化MPEGデータを選択して、選択された暗号化MPEGデータ361を出力するスイッチである。
【0174】
343は、部分暗号鍵及びディフォルトの電子透かしW0を記憶する記憶装置である。344は、受信装置341、ネットワーク314及び記憶装置343のうちの何れかからの部分暗号鍵を選択して、選択された部分暗号鍵374を出力するスイッチである。
【0175】
ネットワーク314から供給される部分暗号鍵は、例えば、ネットワーク314とスイッチ344との間にあるクライアント装置が、ネットワーク314と接続されている課金サーバとの間で暗号化MPEGデータ361を購入して視聴するための代金決済をすませた後に、ネットワーク314に接続されているチケットサーバからダウンロードする。チケットサーバは暗号鍵のダウンロードの要求をクライント装置から受信したときに課金サーバに代金決済が済んでいるかを照会して、代金決済が済んでいれば、その要求に応えて暗号鍵をクライアント装置にダウンロードさせる。
【0176】
345は、暗号化MPEGデータ361を入力し、暗号鍵合成部360から入力する暗号鍵362を用い、所定の暗号解読アルゴリズムにより、暗号化MPEGデータ361の暗号を解読し、非暗号化MPEGデータ363を出力する暗号解読器である。
【0177】
346は、非暗号化MPEGデータ363を入力し、これを圧縮音声データ364と電子透かし挿入済圧縮画像データ367に分離して、これらを出力する画像/音声分離器、347は、圧縮音声データ364から音声データ365を復元する音声デコーダ、348は、復元音声データ365を増幅してスピーカ駆動信号366を生成する音声増幅器、349はスピーカ駆動信号366を基に音声を出力するスピーカである。
【0178】
351は、電子透かし挿入済圧縮画像データ367から電子透かし挿入済復元画像データ368を復元する画像デコーダ、352は、電子透かし挿入済復元画像データ368を基にディスプレイ駆動信号369を生成するディスプレイ駆動装置、353は、ディスプレイ駆動信号369を基に画像を表示するディスプレイである。
【0179】
354は、電子透かし挿入済復元画像データ368から電子透かし370を検出して、出力する電子透かし検出器、356は、各期間で電子透かし370を入力し、電子透かし370の値に対応した電子透かし検出アルゴリズムを次の期間で指定する電子透かし検出アルゴリズム指定信号373を出力する電子透かし検出アルゴリズム指定部である。
【0180】
357は、電子透かし検出器354が電子透かし370を検出できたときに音声画像データ復号化装置の動作を許可し、電子透かし検出器354が電子透かし270を検出できないときに音声画像データ復号化装置の動作を禁止する再生制御部である。
【0181】
358は、電子透かし検出器354が電子透かし370を検出できたときにMPEGデータ363又は復元画像データ368等のコピーを許可し、電子透かし検出器354が電子透かし370を検出できないときにMPEGデータ363及び復元画像データ368等のコピーを禁止するコピー制御部である。
【0182】
359は、電子透かし検出器354が検出した電子透かし370又は記憶装置343から読み出した電子透かし371を選択して、選択された電子透かし372を出力するスイッチである。360は、部分暗号鍵374と電子透かし372を合成して、暗号鍵362とする暗号鍵合成部である。
【0183】
図16に示す電子透かし検出器354は図10に示す実施形態2の電子透かし検出器254と同様なものであるので、その説明を省略する。
【0184】
次に、図13に示す実施形態3による音声画像データ符号化装置の動作について図14及び図15を参照して説明する。
【0185】
図14は、図13に示す実施形態3による音声画像データ符号化装置の各部の動作を示すタイミング図である。
【0186】
図15は、図13に示す実施形態3による音声画像データ符号化装置の各部が出力する信号等を示すタイミング図であり、スイッチ305が出力する原画像データ322、記憶装置306から電子透かし挿入器307に供給される電子透かし323、電子透かしアルゴリズム指定部315が出力する電子透かし挿入アルゴリズム指定信号329により指定される、電子透かし挿入器307が行う電子透かし挿入のアルゴリズム、電子透かし挿入器307が出力する電子透かし挿入済画像データ324、MPEGエンコーダ308が出力する非暗号化MPEGデータ325、記憶装置306から暗号鍵合成部316を介して暗号化器209に供給される暗号鍵326、暗号化器309が出力する暗号化MPEGデータ328を示す。
【0187】
原画像データ322に挿入される電子透かし323は、例えば、8ビットより構成される。この場合、電子透かしにより256種類の電子透かし挿入アルゴリズムを指定することができる。
【0188】
ただし、1つの電子透かしが、8ビットより構成される場合であっても、複数の電子透かしを合成することにより256よりも多い種類の電子透かし挿入アルゴリズムを指定することができる。例えば、15フレームに1つの電子透かしを挿入することができる場合であれば、NTSC方式であれば、約1秒間に16ビットの電子透かしを画像データに挿入することができ、この場合には65536種類の電子透かし挿入アルゴリズムを指定できる。但し、電子透かしを挿入した後の画質を考慮して、1秒よりも長い時間に16ビットの電子透かしを挿入するようにしても良い。
【0189】
図14及び図15を参照すると、期間1では、電子透かし挿入アルゴリズム指定部315は、電子透かし挿入アルゴリズム指定信号329により電子透かし挿入アルゴリズムA0を指定する。電子透かし挿入アルゴリズムA0は、ディフォルトの電子透かし挿入アルゴリズムである。
【0190】
また、期間1では、電子透かし挿入器307は、図15においてDで示される原画像データ322に電子透かし挿入アルゴリズムA0により図15においてW1で示される電子透かし323を挿入し、図15においてD+A0(W1)で示される電子透かし挿入済み画像データ324を出力する。
【0191】
また、期間1では、MPEGエンコーダ308は、図15においてD+A0(W1)で示される電子透かし挿入済み画像データ324及び原音声データ321に対しMPEGエンコーディングを行い、図15においてE(D+A0(W1))で示される非暗号化MPEGデータ325を出力する。なお、標記E(D+A0(W1))において、音声データは無視した。
【0192】
また、期間1では、暗号化器309は、図15においてE(D+A0(W1))で示される非暗号化MPEGデータ325を図15においてK+W0で示される暗号鍵326を用いて暗号化アルゴリズムCにより暗号化し、図15においてC(K+W0、E(D+A0(W1)))で示される暗号化MPEGデータ328を出力する。
【0193】
次に、期間2では、電子透かし挿入アルゴリズム指定部315は電子透かし挿入アルゴリズム指定信号329により電子透かし挿入アルゴリズムA1を指定する。電子透かし挿入アルゴリズムA1は、期間1で電子透かし挿入器307が原画像データ322に挿入した図15においてW1で示される電子透かし323に対応したものである。後述するように図16の電子透かし検出アルゴリズム指定部356はW1で示される電子透かし370をある期間で入力すると、次の期間で電子透かし挿入アルゴリズムA1に対応した電子透かし検出アルゴリズムA1-1を指定する電子透かし検出アルゴリズム指定信号373を出力する。
【0194】
また、期間2では、電子透かし挿入器307は、図15においてDで示される原画像データ322に電子透かし挿入アルゴリズムA1により図15においてW2で示される電子透かし323を挿入し、図15においてD+A1(W2)で示される電子透かし挿入済み画像データ324を出力する。
【0195】
また、期間2では、MPEGエンコーダ308は、図15においてD+A1(W2)で示される電子透かし挿入済み画像データ324及び原音声データ321に対しMPEGエンコーディングを行い、図15においてE(D+A1(W2))で示される非暗号化MPEGデータ325を出力する。
【0196】
また、期間2では、暗号化器309は、図15においてE(D+A1(W2))で示される非暗号化MPEGデータ325を図15においてK+W1で示される暗号鍵326を用いて暗号化アルゴリズムCにより暗号化し、図15においてC(K+W1、E(D+A1(W2)))で示される暗号化MPEGデータ328を出力する。
【0197】
期間3及び期間4での各部の動作及び信号等は期間2での各部の動作及び信号等と同様であるので、図14及び図15に示すのみとし、その説明を省略する。
【0198】
次に、図16に示す実施形態3による音声画像データ復号化装置の動作について図17及び図18を参照して説明する。
【0199】
図17は、図16に示す実施形態3による音声画像データ復号化装置の各部の動作を示すタイミング図である。
【0200】
図18は、図16に示す実施形態3による音声画像データ復号化装置の各部が出力する信号等を示すタイミング図であり、暗号解読器345が入力する暗号化MPEGデータ361、スイッチ344から暗号解読器345に供給される暗号鍵362、暗号解読アルゴリズム、暗号解読器345が出力する非暗号化MPEGデータ363(又は画像/音声分離器346が出力する電子透かし挿入済み圧縮画像データ367)、電子透かし検出アルゴリズム指定部356が出力する電子透かし検出アルゴリズム指定信号373により指定される、電子透かし検出器354が行う電子透かし検出のアルゴリズム、電子透かし検出器354が出力する電子透かし270を示す。
【0201】
図11及び図12を参照すると、期間1では、暗号解読器345は、図18においてC(K+W0、E(D+A0(W1)))で示される暗号化MPEGデータ361を図18においてK+W0で示される暗号鍵362を用いて暗号解読アルゴリズムC-1により暗号解読し、図18においてE(D+A0(W1))で示される非暗号化MPEGデータ363を出力する。なお、標記E(D+A0(W1))において、音声データは無視した。暗号鍵362中のW0はディフォルトの電子透かしであり、期間1において記憶装置343からスイッチ359を介して暗号鍵合成部360に供給される。期間2以降は、電子透かし検出器354が検出した電子透かし370がスイッチ359を介して暗号鍵合成部360に供給される。
【0202】
また、期間1では、画像/音声分離器346は、図18においてE(D+A0(W1))で示される非暗号化MPEGデータ363を圧縮音声データ364と図18においてE(D+A0(W1))で示される電子透かし挿入済み圧縮画像データ367に分離する。
【0203】
また、期間1では、音声デコーダ347は、圧縮音声データ364より音声データ365を復元する。
【0204】
また、期間1では、画像デコーダ351は、図18においてE(D+A0(W1))で示される電子透かし挿入済み圧縮画像データ367より図18においてD+A0(W1)で示される電子透かし挿入済み復元画像データ368を復元する。
【0205】
また、期間1では、電子透かし検出アルゴリズム指定部356は、電子透かし検出アルゴリズム指定信号372により図18においてA0-1で示される電子透かし検出アルゴリズムを指定する。電子透かし検出アルゴリズムA0-1は、ディフォルトの電子透かし検出アルゴリズムである。
【0206】
また、期間1では、電子透かし検出器354は、図18においてD+A0(W1)で示される電子透かし挿入済み復元画像データ368より図18においてA0-1で示される電子透かし検出アルゴリズムにより図18においてW1で示される電子透かし370を検出する。
【0207】
次に、期間2では、暗号解読器345は、図18においてC(K+W1、E(D+A1(W2)))で示される暗号化MPEGデータ361を図18においてK+W1で示される暗号鍵362を用いて暗号解読アルゴリズムC-1により暗号解読し、図18においてE(D+A1(W2))で示される非暗号化MPEGデータ263を出力する。なお、標記E(D+A1(W2))において、音声データは無視した。暗号鍵362中の電子透かしW1は期間1において電子透かし検出器354が検出したものであり、期間2において電子透かし検出器354からスイッチ359を介して暗号鍵合成部360に供給される。
【0208】
また、期間2では、画像/音声分離器246は、図18においてE(D+A1(W2))で示される非暗号化MPEGデータ363を圧縮音声データ364と図18においてE(D+A1(W2))で示される電子透かし挿入済み圧縮画像データ367に分離する。
【0209】
また、期間2では、音声デコーダ347は、圧縮音声データ364より音声データ365を復元する。
【0210】
また、期間2では、画像デコーダ351は、図18においてE(D+A1(W2))で示される電子透かし挿入済み圧縮画像データ367より図18においてD+A1(W2)で示される電子透かし挿入済み復元画像データ368を復元する。
【0211】
また、期間2では、電子透かし検出アルゴリズム指定部356は、電子透かし検出アルゴリズム指定信号373により図18においてA1-1で示される電子透かし検出アルゴリズムを指定する。電子透かし検出アルゴリズムA1-1は、期間1で電子透かし検出器354が検出したW1で示される電子透かし370に基づいて決定されたものである。
【0212】
また、期間2では、電子透かし検出器354は、図18においてD+A1(W2)で示される電子透かし挿入済み復元画像データ368より図18においてA1-1で示される電子透かし検出アルゴリズムにより図18においてW2で示される電子透かし370を検出する。
【0213】
期間3及び期間4での各部の動作及び信号等は期間2での各部の動作及び信号等と同様であるので、図17及び図18に示すのみとし、その説明を省略する。
【0214】
なお、期間1〜4の区切りは、各期間の長さを指定することにより、又は、各期間にDVDコンテンツでいうチャプタに相当するものを割り当てること等により行うことができる。各期間の長さを指定する場合には、電子透かしに各期間の長さを指定する情報を含めても良い。
【0215】
実施形態1乃至3では、音声画像圧縮方式としてMPEGデータを生成する方式を例に取り説明したが、他の方式であっても良い。また、音声画像の圧縮は省略しても良い。
【0216】
また、実施形態1乃至3では、画像データを暗号化し、画像データに電子透かしを挿入する例を説明したが、この代わりに音声データ又は文字データ等の他のデータを暗号化し、音声データ又は文字データ等の他のデータに電子透かしを挿入しても良い。
【0217】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、以下の効果が奏される。
【0218】
1つのコンテンツの暗号鍵が見破られても、その暗号鍵により他のコンテンツの暗号を解読することが出来ないので、コンテンツ制作者の著作権を厚く保護することができる。
【0219】
第1及び第2の観点による発明によれば、暗号鍵が例え見破られても電子透かしを検出しない限り暗号解読をすることができないので、電子透かし検出機能を有さない海賊版の再生装置でコンテンツを再生することができない。また、期間毎に電子透かしが変化するので、電子透かしを不法に検出しようとする意欲を失わせることができる。
【0220】
第3及び第4の観点による発明によれば、電子透かしを期間毎に検出しないとコンテンツの再生及びコピーが不可能となるので、電子透かし検出機能を有さない海賊版の再生装置ではコンテンツの再生及びコピーができない。また、期間毎に電子透かしが変化するので、電子透かしを不法に検出しようとする意欲を失わせることができる。
【0221】
第5及び第6の観点による発明によれば、電子透かしを期間毎に検出しないと暗号解読できず、更に例え電子透かしの検出をせずに暗号解読できたとしてもコンテンツの再生及びコピーが不可能となるので、電子透かし検出機能を有さない海賊版の再生装置ではコンテンツの再生及びコピーができない。また、期間毎に電子透かしが変化するので、電子透かしを不法に検出しようとする意欲を失わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1による音声画像データ符号化装置及びその周辺部の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す本発明の実施形態1による音声画像データ符号化装置の各部の動作を示すタイミング図である。
【図3】図1に示す本発明の実施形態1による音声画像データ符号化装置の各部が出力する信号等を示すタイミング図である。
【図4】本発明の実施形態1による本発明の音声画像データ復号化装置及びその周辺部の構成を示すブロック図である。
【図5】図4に示す本発明の実施形態1による音声画像データ復号化装置の各部の動作を示すタイミング図である。
【図6】図4に示す本発明の実施形態1による音声画像データ復号化装置の各部が出力する信号等を示すタイミング図である。
【図7】本発明の実施形態2による音声画像データ符号化装置及びその周辺部の構成を示すブロック図である。
【図8】図7に示す本発明の実施形態2による音声画像データ符号化装置の各部の動作を示すタイミング図である。
【図9】図7に示す本発明の実施形態2による音声画像データ符号化装置の各部が出力する信号等を示すタイミング図である。
【図10】本発明の実施形態2による本発明の音声画像データ復号化装置及びその周辺部の構成を示すブロック図である。
【図11】図10に示す本発明の実施形態2による音声画像データ復号化装置の各部の動作を示すタイミング図である。
【図12】図10に示す本発明の実施形態2による音声画像データ復号化装置の各部が出力する信号等を示すタイミング図である。
【図13】本発明の実施形態3による音声画像データ符号化装置及びその周辺部の構成を示すブロック図である。
【図14】図13に示す本発明の実施形態3による音声画像データ符号化装置の各部の動作を示すタイミング図である。
【図15】図13に示す本発明の実施形態3による音声画像データ符号化装置の各部が出力する信号等を示すタイミング図である。
【図16】本発明の実施形態3による本発明の音声画像データ復号化装置及びその周辺部の構成を示すブロック図である。
【図17】図16に示す本発明の実施形態3による音声画像データ復号化装置の各部の動作を示すタイミング図である。
【図18】図16に示す本発明の実施形態3による音声画像データ復号化装置の各部が出力する信号等を示すタイミング図である。
【図19】図1に示す電子透かし挿入器の構成を示すブロック図である。
【図20】図4に示す電子透かし検出器の構成を示すブロック図である。
【図21】図7に示す電子透かし挿入器の構成を示すブロック図である。
【図22】図10に示す電子透かし検出器の構成を示すブロック図である。
【図23】図7に示す電子透かし挿入器の動作を説明するための図である。
【図24】図22に示す検出部の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
107、207、307 電子透かし挿入器
108、208、308 MPEGエンコーダ
109、209、309 暗号化器
110 暗号化アルゴリズム指定部
145、245、345 暗号解読器
146、246、346 画像/音声分離器
147、247、347 音声デコーダ
151、251、351 画像デコーダ
154、254、354 電子透かし検出器
155 暗号解読アルゴリズム指定部
215、315 電子透かし挿入アルゴリズム指定部
256、356 電子透かし検出アルゴリズム指定部
257、357 再生制御部
258、358 コピー制御部
316 暗号鍵合成部

Claims (9)

  1. 第1の電子透かし挿入アルゴリズムでデータの第1の部分に第1の電子透かしを挿入する電子透かし挿入手段と、
    前記第1の電子透かしで指定される第2の電子透かし挿入アルゴリズムで前記データの第2の部分に第2の電子透かしを挿入する電子透かし挿入手段と、
    前記第1の電子透かしを含む暗号鍵で、前記第2の電子透かしが挿入された前記第2の部分を暗号化する暗号化手段と、
    を備えることを特徴とする電子透かし挿入/暗号化装置。
  2. 請求項1に記載の電子透かし挿入/暗号化装置において、
    第n(nは1より大きい整数)の電子透かしで指定される第(n+1)の電子透かし挿入アルゴリズムで前記データの第(n+1)の部分に第(n+1)の電子透かしを挿入する電子透かし挿入手段と、
    前記第nの電子透かしを含む暗号鍵で、前記第(n+1)の電子透かしが挿入された前記第(n+1)の部分を暗号化する暗号化手段と、
    を更に備えることを特徴とする電子透かし挿入/暗号化装置。
  3. 第1の電子透かし検出アルゴリズムでデータの第1の部分から第1の電子透かしを検出する電子透かし検出手段と、
    前記第1の電子透かしを含む暗号鍵で、第2の電子透かしが挿入された前記データの第2の部分を暗号解読する暗号解読手段と、
    前記第1の電子透かしで指定される第2の電子透かし検出アルゴリズムで前記第2の部分から前記第2の電子透かしを検出する電子透かし検出手段と、
    を備えることを特徴とする電子透かし検出/暗号解読装置。
  4. 請求項3に記載の電子透かし検出/暗号解読装置において、
    第n(nは1より大きい整数)の電子透かしを含む暗号鍵で、第(n+1)の電子透かしが挿入された前記データの第(n+1)の部分を暗号解読する暗号解読手段と、
    前記第nの電子透かしで指定される第(n+1)の電子透かしアルゴリズムで前記第(n+1)の部分から前記第(n+1)の電子透かしを検出する電子透かし検出手段と、
    を更に備えることを特徴とする電子透かし検出/暗号解読装置。
  5. 請求項3又は4に記載の電子透かし検出/暗号解読装置において、
    前記暗号鍵は、前記電子透かしの他に外部から供給され又は内部で保有する部分鍵を含むことを特徴とする電子透かし検出/暗号解読装置。
  6. 第1の電子透かし挿入アルゴリズムでデータの第1の部分に第1の電子透かしを挿入する電子透かし挿入ステップと、
    前記第1の電子透かしで指定される第2の電子透かし挿入アルゴリズムで前記データの第2の部分に第2の電子透かしを挿入する電子透かし挿入ステップと、
    前記第1の電子透かしを含む暗号鍵で、前記第2の電子透かしが挿入された前記第2の部分を暗号化する暗号化ステップと、
    を備えることを特徴とする電子透かし挿入/暗号化方法。
  7. 第1の電子透かし検出アルゴリズムでデータの第1の部分から第1の電子透かしを検出する電子透かし検出ステップと、
    前記第1の電子透かしを含む暗号鍵で、第2の電子透かしが挿入された前記データの第2の部分を暗号解読する暗号解読ステップと、
    前記第1の電子透かしで指定される第2の電子透かし検出アルゴリズムで前記第2の部分から前記第2の電子透かしを検出する電子透かし検出ステップと、
    を備えることを特徴とする電子透かし検出/暗号解読方法。
  8. 第1の電子透かし挿入アルゴリズムでデータの第1の部分に第1の電子透かしを挿入する電子透かし挿入ステップと、
    前記第1の電子透かしで指定される第2の電子透かし挿入アルゴリズムで前記データの第2の部分に第2の電子透かしを挿入する電子透かし挿入ステップと、
    前記第1の電子透かしを含む暗号鍵で、前記第2の電子透かしが挿入された前記第2の部分を暗号化する暗号化ステップと、
    を備えることを特徴とする電子透かし挿入/暗号化方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  9. 第1の電子透かし検出アルゴリズムでデータの第1の部分から第1の電子透かしを検出する電子透かし検出ステップと、
    前記第1の電子透かしを含む暗号鍵で、第2の電子透かしが挿入された前記データの第2の部分を暗号解読する暗号解読ステップと、
    前記第1の電子透かしで指定される第2の電子透かし検出アルゴリズムで前記第2の部分から前記第2の電子透かしを検出する電子透かし検出ステップと、
    を備えることを特徴とする電子透かし検出/暗号解読方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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