JP4444805B2 - 記録再生装置 - Google Patents
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Description
請求項1に記載の記録再生装置は、映像フレームを順次出力する動画撮影装置と、前記動画撮影装置から出力された各映像フレームに対し撮影時刻をIDとして付与する制御装置と、前記付与されたIDとともに各映像フレームを記憶可能であり、その記憶させる各映像フレームを読出可能な記録装置と、前記記録装置から読み出した各映像フレームを表示可能な表示装置とを有する記録再生装置である。そして、前記記録装置は、第1の記憶媒体と、第2の記憶媒体とを備えている。また、前記制御装置は、前記第1の記憶媒体に対して、時系列に沿って各映像フレームを記憶させるとともに、前記第1の記憶媒体に記憶する各映像フレームの中から動画サムネイルの起点となる複数の起点映像フレームを複数の所定のタイミングに基づいて決定し、その決定した各起点映像フレームから始まる各映像データを、動画サムネイル表示用の所定量の各ストリーム画像データとして各起点別にグループ分けして、それぞれ第2の記憶媒体に記憶させるCPUと、前記第2の記憶媒体から読み出された前記各ストリーム画像データを、前記表示装置の同一画面上でサムネイル表示させる合成手段とを備えている構成である。
この構成によれば、動画サムネイル表示される映像フレームを、第1の記憶媒体から読み出して第2の記憶媒体へ記憶させることができる。そして、第2の記憶媒体に記憶させた映像フレームを合成手段によって合成させて表示装置の同一画面上でサムネイル表示させることができる。
そのため、半導体記憶装置に映像フレームを記憶させておけば、ハードディスクドライブと比較した場合、記憶した映像フレームの読み出し速度を飛躍的に向上させることができる。したがって、撮影中(映像フレームを記録している状態)であっても、複数のチャンネルの画像をコマ落ちなしに、同時に動画サムネイル表示させることができる。また、一般的に同一記憶容量であればハードディスクドライブは安価であり、半導体他記憶装置は高価である。そのため、ハードディスクドライブには撮影した全ての映像フレームを記憶させ、半導体記憶装置には動画サムネイル表示させたい映像フレームのみを記憶させることによって、記憶媒体に要する費用を安価に抑え動画サムネイル表示させることができる。
この構成によれば、アラームセンサからの出力をサムネイル表示させる開始の起点とすることができる。
(実施例1)
まず図1〜4を用いて実施例1を説明する。
図1は、実施例1における記録再生装置100の一実施の形態を表す全体構成図である。図2は、動画撮影装置1が所定の時間(例えば、1/60秒)ごとに撮影した映像フレームを第1の記憶媒体21に記憶した例について説明する図である。図3は、動画サムネイル表示させる映像ブロックの映像フレームを第2の記憶媒体23に記憶した例について説明する図である。図4は、図3で説明した各映像フレームを表示装置30に表示した例について説明する図である。
図1に示すように、記録再生装置100は、画像を入力しテレビジョン信号を出力する動画撮影装置1と、制御装置10と、記録装置20と、表示装置30とによって構成されている。そして制御装置10に対して動画撮影装置1と、記録装置20と、表示装置30とはそれぞれ電気的に接続してある。また、動画撮影装置1は、撮影した画像を映像信号として出力し続け、所定時間の起点から終点までのその間では、1シーンの映像(1フレームの映像信号)を出力する。そして、動画撮影装置1は、この所定時間単位での映像フレームの出力をシーケンシャルに続行する。この所定の時間とは、動画撮影装置1の規格(仕様)ないし設定で定まるものであり、例えば1秒、1/30秒、1/60秒などであり、以下に記す全ての実施例において、所定の時間を1/60秒として説明していく。そのため、動画撮影装置1は1秒間に60シーンの映像フレームを撮影し、映像信号を出力し続けている。
圧縮手段13は、動画撮影装置1から入力された映像信号を一旦記憶し、所定データ量(例えば、0.1フレーム、0.5フレーム、1フレーム、20フレーム)ごとに一括して圧縮するものである。そして圧縮された映像信号は、CPU11へ送られる。
設定手段17とは、表示装置30を監視する監視者(以下、「監視者」と記す)が操作可能な入力手段(例えば、入力スイッチ、キーボード、マウスなど)であり、各種信号をCPU11、合成手段19へ送信するものである。
なお監視者は、予め設定手段17からの入力操作によって動画サムネイルの開始時刻(この場合は、「0時00分00秒」から開始、「1時00分00秒」から開始、「2時00分00秒」から開始、「3時00分00秒」から開始)と表示時間(この場合は、各開始時刻から1分間)を決めている。なお、この決定した時刻「0時00分00秒」、「1時00分00秒」、「2時00分00秒」、「3時00分00秒」が、特許請求の範囲に記載の「前記第1の記憶媒体に記憶する各映像フレームの中から動画サムネイルの起点となる複数の起点映像フレームを複数の所定のタイミングに基づいて決定」した時刻に相当する。
なお、以下では、撮影時刻は、「00時00分00秒」というふうに、秒の単位まで指定するものとする。当然、この場合、00時00分00秒以上00時00分01秒未満までの時間に撮影された1番目の映像フレーム「00時00分00秒−01」を指定したことを意味する。
CPU11は、第1の記憶媒体21から4つの映像ブロックについて、圧縮後の1フレームの映像データを、時系列に沿って1つずつそれぞれ読み出す。すなわち4フレーム分の圧縮映像データを読み出して、第2の記憶媒体23へ書き込む。つまり、第1の映像ブロック〜第4の各映像ブロックについて、第1番目の(時刻に撮影された)映像フレームをそれぞれ読み出す。その読み出した4つの映像フレームは、第2の記憶媒体23のアドレス(セクタ)順に書き込まれる。続いて、第1の映像ブロック〜第4の各映像ブロックについて、第2番目の映像フレームをそれぞれ読み出す。その読み出した4つの映像フレームは、先の4つの映像フレームが格納されたアドレスに引き続くアドレス順に第2の記憶媒体23に書き込まれる。さらに続いて、第1の映像ブロック〜第4の映像ブロックについて、第3番目の各映像フレームをそれぞれ読み出す。その読み出した4つの映像フレームは、先の4つの映像フレームが格納されたアドレスに引き続くアドレス順に第2の記憶媒体23に書き込まれる。以降、同様に各映像ブロック内の最後の映像フレームまでをID(撮影時刻)に基づく時系列にそって書込み、第2の記憶媒体23へ記憶させる。このように第2の記憶媒体23に記憶された各映像フレームが、特許請求の範囲に記載の「動画サムネイル表示用の所定量の各ストリーム画像データ」に相当する。また、この例では、所定量が3600フレーム(1分間相当)として説明する。
図5を用いて実施例2を説明する。
図5は、実施例2における記録再生装置100の一実施の形態を表す全体構成図である。実施例1では、監視者が起点となる映像フレームを選定するための時刻を設定手段17から入力する構成を説明した。これに対し、実施例2では、監視者以外の者が入力端子17Aを介して起点となる映像フレームを選定する構成である。そのために、この実施例2は、設定手段17には監視者以外の者が外部から信号を入力可能な入力端子17Aを備えており、この点が実施例1と相違する。また、実施例2において他の機器構成及び各作用は、実施例1と同じであるため説明は省略する。なお、本特許請求の範囲に記載した「アラームセンサ」とは、この実施例2に記載した「非常ボタン」に相当する。また、本特許請求の範囲に記載した「アラームセンサの出力に因るタイミング」とは、この実施例2に記載した「エレベータの乗客が非常ボタンを押下するタイミング」に相当する。
各実施例では、一旦第1の記憶媒体21に全ての映像フレームを記憶してから、動画サムネイル表示させたい映像フレームのみを読み出して並び替えて第2の記憶媒体23へ記憶する構成を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、第1の記憶媒体21に記憶させると同時に動画サムネイル表示させたい映像フレームを第2の記憶媒体23へ記憶する構成でも構わない。その場合には、各映像フレームを飛び石状態で第2の記憶媒体23へ記憶させていく構成となる。すなわち実施例1の場合で説明すると、CPU11は「1フレーム目」をセクタ「α1」とセクタ「β1」へ書込むと、次の「2フレーム目」はセクタ「α2」とセクタ「β2」でなくセクタ「α2」とセクタ「β5」へ飛び石状態で書き込んでいく。もちろんCPU11は、予め動画サムネイル表示させる映像ブロックの数を認識しておく必要があり、その数を見越して各映像フレームを飛び石状態で記憶させていく。
10 制御装置
17A 入力端子
19 合成手段
20 記録装置
21 第1の記憶媒体
23 第2の記憶媒体
30 表示装置
100 記録再生装置
Claims (3)
- 映像フレームを順次出力する動画撮影装置と、
前記動画撮影装置から出力された各映像フレームに対し撮影時刻をIDとして付与する制御装置と、
前記付与されたIDとともに各映像フレームを記憶可能であり、その記憶させる各映像フレームを読出可能な記録装置と、
前記記録装置から読み出した各映像フレームを表示可能な表示装置とを有する記録再生装置であって、
前記記録装置は、第1の記憶媒体と、第2の記憶媒体とを備え、
前記制御装置は、
前記第1の記憶媒体に対して、時系列に沿って各映像フレームを記憶させるとともに、前記第1の記憶媒体に記憶する各映像フレームの中から動画サムネイルの起点となる複数の起点映像フレームを複数の所定のタイミングに基づいて決定し、その決定した各起点映像フレームから始まる各映像データを、動画サムネイル表示用の所定量の各ストリーム画像データとして各起点別にグループ分けして、それぞれ第2の記憶媒体に記憶させるCPUと、
前記第2の記憶媒体から読み出された前記各ストリーム画像データを、前記表示装置の同一画面上でサムネイル表示させる合成手段とを備えている、記録再生装置。 - 請求項1に記載の記録再生装置であって、
前記第1の記憶媒体は、
ハードディスクドライブであり、
前記第2の記憶媒体は、
半導体記憶装置である、記録再生装置。 - 前記記録再生装置は、アラームセンサを具備し、
前記タイミングは、前記アラームセンサの出力に因るタイミングである、請求項1記載または請求項2記載の記録再生装置。
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