JP4443703B2 - 高入力インピーダンス回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、トランジスタ回路に関し、特に高入力インピーダンス回路を半導体集積回路で実現する回路技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のハードディスク装置(HDD)や光ディスク装置では、装置自身で発生する機械振動を検出して、前記装置の信頼性を高める施策が施されている。例えば、ディスクへの記録中に機械振動が検出されると、誤記録を防止するために記録が中断される。前記機械振動を検出するピックアップ素子には、一般的に圧電素子が用いられている。
【0003】
前記圧電素子は加速度を電圧に変換して出力するものであり、その電気的特性はコンデンサ(容量性)と等価として扱われる。前記圧電素子の容量は、数百pF程度が一般的である。また、前記圧電素子の等価回路は、信号源とコンデンサが直列接続されたものとして表現される。
【0004】
前記圧電素子によって検出される機械振動(加速度)の周波数成分は直流から10KHz程度である。ところで、HDDにおいて検出しなければならない下限周波数としては、10Hz程度が要求されている。したがって、前記圧電素子と接続される回路には、低周波成分を検出するために、高い入力インピーダンスが要求される。ここで、圧電素子の容量をC(pF)、この圧電素子と接続される回路の入力インピーダンスをR(Ω)とすると、前記容量Cと入力インピーダンスRとでハイパスフィルタが形成され、その遮断周波数fc(カットオフ周波数)は次式となる。
【0005】
【数1】
Figure 0004443703
【0006】
(1)式において、例えば容量Cを200pF、前記カットオフ周波数fcを10Hzとすると、前記入力インピーダンスRには80MΩ程度が要求される。
【0007】
また、前記高入力インピーダンス(80MΩ程度)の他に、要求される性能として回路ノイズの低減化があげられる。前記圧電素子から得られる信号振幅は1mV程度と微弱であるために、信号品質を劣化させないためには回路ノイズを極力少なくする必要がある。
【0008】
次に、図6を用いて従来の入力回路について説明する。
【0009】
図6は、従来の入力回路の構成を示す回路図である。
【0010】
この入力回路は、入力端子T50、出力端子T51、トランジスタQ50、Q51、バイアス回路70、圧電素子71、定電流源I50、電源Vcc50を有している。
【0011】
図6に示すように、入力端子T50にトランジスタQ50のベースが接続され、このトランジスタQ50のエミッタはトランジスタQ51のベースに接続されている。トランジスタQ50とトランジスタQ51のコレクタは、共に接地電位GNDに接続されている。トランジスタQ51のエミッタは、電流源I50を介して電源Vccに接続されている。出力端子T51は、前記トランジスタQ51のエミッタに接続されている。
【0012】
前記バイアス回路70は、入力端子T50と接地電位GND間に接続されたダイオードD50から構成されている。圧電素子71は、入力端子T50と接地電位GND間に接続されている。コンデンサCSと信号電圧VIN50は、圧電素子71の等価回路を示している。
【0013】
前記トランジスタQ50とトランジスタQ51はダーリントン接続されている。入力端子T50から見た入力インピーダンスは、電流源I50の電流とトランジスタQ50とQ51の電流増幅率によって決定される。いま、電流源I50の電流をIe、トランジスタQ50とトランジスタQ51の電流増幅率をhfeとすると、入力端子T50から見た入力インピーダンスZiは次式で与えられる。
【0014】
【数2】
Figure 0004443703
【0015】
ここで、kはボルツマン定数、qは電荷量、Tは絶対温度である。
【0016】
(2)式のように、ダーリントン接続の入力インピーダンスはhfeの二乗に比例するため、高入力インピーダンスを実現することができる。また、入力インピーダンスは、前記電流源I50の電流値に反比例する。
【0017】
次に、前記入力回路のノイズ特性について説明する。
【0018】
図6に示す入力回路のノイズ特性は、トランジスタQ50のコレクタ電流によるショットノイズと、トランジスタQ51のベース電流によるショットノイズが支配的である。ここで、トランジスタQ50のコレクタ電流とトランジスタQ51のベース電流はほぼ一致する。トランジスタQ50とQ51の電流増幅率をhfe、トランジスタQ51のベース電流をIbとすると、前記二種類のショットノイズの総和Niは次式になる。
【0019】
【数3】
Figure 0004443703
【0020】
(3)式の右辺のベース電流Ibと前記電流Ieとは、Ib=Ie/hfeの関係にあり、(3)式に示した雑音電圧NiはトランジスタQ51のコレクタ電流に反比例し、前記コレクタ電流はほぼ前記電流Ieに等しい。(3)式から明らかなように、前記雑音電圧Niは図6に示す電流源I50の電流値の平方根に反比例する。
【0021】
電流増幅率hfeを一定にすると、図6に示す入力回路の入力インピーダンスZiと雑音電圧Niは、前記電流源I50の電流に反比例する。入力回路の特性としては高い入力インピーダンスと低雑音が要求されるために、回路設計においては両者のトレードオフで前記電流源I50の電流が決定されている。
【0022】
前述の入力回路は、半導体集積回路で実現されるのが一般的であり、例えば図7に示すような入力回路で構成される。図7に示す回路は、ボルテージフォロワの機能を有し、その動作原理は図8に示すブロック図と等価である。図8において、65は増幅回路である。図7は、図8に示すブロック図を、トランジスタ回路で表現したものである。
【0023】
図7と図8において、同一の符号を付したプラス入力端子T60、マイナス入力端子T61、出力端子T62は各々に対応している。図8において、マイナス入力端子T61は出力端子T62に接続されており、出力端子T62にはプラス入力端子T60の電圧と等しい電圧が出力される。
【0024】
以下に、図7に示す入力回路について説明する。
【0025】
プラス入力端子T60はトランジスタQ60のベースに接続され、マイナス入力端子T61はトランジスタQ62のベースと出力端子T62に接続される。トランジスタQ60、Q61、Q62、Q63は、ダーリントン接続された差動アンプを構成しており、その出力であるトランジスタQ61とトランジスタQ63のコレクタはカレントミラーを構成しているトランジスタQ64とトランジスタQ65に接続されている。トランジスタQ61とトランジスタQ63のエミッタは共通に接続され、電流源I60を介して電源Vcc60に接続されている。
【0026】
前記トランジスタQ64、Q65は、アクティブ負荷になっており、極めて大きい負荷抵抗に相当する。トランジスタQ64のコレクタは、前記差動アンプの出力部であり、次段のトランジスタQ66のベースに接続されると共に、コンデンサC60の一端に接続されている。
【0027】
前記トランジスタQ66のコレクタは、電流源I61を介して電源Vcc60に接続されると共に、トランジスタQ67のベースに接続される。トランジスタQ67のコレクタは、電源Vcc60に接続され、そのエミッタは抵抗R60を介して接地電位GNDに接続されている。また、トランジスタQ67のエミッタは、コンデンサC60の他端に接続されると共に、出力端子T62に接続されている。
【0028】
前記コンデンサC60は、帰還ループの位相余裕を増大させるための補償用コンデンサである。このコンデンサC60の容量は、前記電流源I60の電流値に応じて決定される。したがって、前記電流源I60の電流値が大きい場合は、コンデンサC60の容量を大きな値に設定する必要がある。半導体集積回路でこの入力回路を実現する場合は、チップ面積が増大するために、電流源I60の電流を必要以上に多く設定するのは好ましくない。回路設計では、電流源I60を最小限の電流値に設定することが好ましい。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図6に示した従来の入力回路では、入力インピーダンスが前記電流源I50の電流値によって一義的に決定されるため、設計の自由度がなく、最適な入力回路を形成できない。
【0030】
また、図7に示した従来の入力回路では、以下に述べる不具合が生じる。
【0031】
第1の不具合としては、前記電流源I60の電流値を最適値に設定できず、入力インピーダンスを調節できない場合が生じることである。図6に示した入力回路では、入力端子T50から見た入力インピーダンスは電流源I50の電流値によって一義的に決定されることはすでに述べた。図7に示した入力回路でも同様に、入力端子T60から見た入力インピーダンスは電流源I60の電流値で決定されるため、前記電流源I60の電流を多く設定しなければならない場合は入力インピーダンスが小さくなり、またコンデンサC60の容量が大きくなるという不具合を生じる。なお、コンデンサC60の容量が大きくなることは、半導体集積回路のチップ面積を増大させることになる。
【0032】
第2の不具合は、図7に示した出力端子T62に発生するオフセット電圧である。このオフセット電圧は、トランジスタの特性や抵抗値のペア性がずれることによって生じる。ペア性がずれるとは、例えば図7に示したトランジスタQ60とトランジスタQ62の2つのトランジスタにおいて、ベース−エミッタ間電圧に電圧差が生じたときなどをいう。この電圧差は、各々のトランジスタの実効的なエミッタ面積に差が生じた場合などに見られる。半導体集積回路では、このような現象はしばしば発生し、前述したオフセット電圧が発生する。
【0033】
そこでこの発明は、前記課題に鑑みてなされたものであり、電流源の電流を最適値に設定できることにより、入力インピーダンスおよびノイズ特性を調節でき、また出力端子に発生するオフセット電圧を低減できる高入力インピーダンス回路を提供することを目的とする。
【0035】
【課題を解決するための手段】
この発明の実施態様の高入力インピーダンス回路は、ベースが第1の入力端子に接続された第1のトランジスタと、前記第1のトランジスタのエミッタにベースが接続され、エミッタが第1の電流源に接続された第2のトランジスタと、前記第1のトランジスタのエミッタにベースが接続され、エミッタが第2の電流源に接続された第3のトランジスタと、ベースが第2の入力端子に接続された第4のトランジスタと、前記第4のトランジスタのエミッタにベースが接続され、エミッタが前記第1の電流源に接続された第5のトランジスタと、前記第4のトランジスタのエミッタにベースが接続され、エミッタが第3の電流源に接続された第6のトランジスタと、前記第2のトランジスタのコレクタに、コレクタが接続された第7のトランジスタと、前記第5のトランジスタのコレクタに、コレクタ及びベースが接続されると共に、前記ベースに前記第7のトランジスタのベースが接続された第8のトランジスタと、前記第2のトランジスタのコレクタに、ベースが接続された第9のトランジスタと、前記第9のトランジスタのコレクタに接続された第4の電流源と、前記第9のトランジスタのコレクタに、ベースが接続された第10のトランジスタと、前記第2のトランジスタのコレクタと第10のトランジスタのエミッタとの間に接続されたコンデンサと、前記第2の入力端子と第10のトランジスタのエミッタに接続された出力端子とを具備することを特徴とする。
【0041】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照してこの発明の実施の形態について説明する。
【0042】
[第1の実施の形態]
図1は、この発明の第1の実施の形態の高入力インピーダンス回路の構成を示す回路図である。
【0043】
図1に示すように、入力端子T1はトランジスタQ1のベースに接続され、このトランジスタQ1のエミッタはトランジスタQ2のベース、及びトランジスタQ3のベースにそれぞれ接続されている。トランジスタQ2のエミッタは、電流源I1を介して電源E1に接続されると共に、出力端子T2に接続されている。トランジスタQ3のエミッタは、電流源I2を介して電源E1に接続されている。さらに、トランジスタQ1、Q2、Q3のコレクタは、それぞれ接地電位GNDに接続されている。前記トランジスタQ1、Q2、Q3は、バイポーラトランジスタからなる。
【0044】
このように構成された高入力インピーダンス回路における入力インピーダンスZiについて説明する。
【0045】
前記トランジスタQ1のエミッタ電流は、トランジスタQ2とトランジスタQ3のベース電流の総和である。ここで、トランジスタQ1、Q2、Q3の電流増幅率を同値とし、その値をhfeとする。
【0046】
トランジスタQ2のベース電流は、電流源I1の電流I1を電流増幅率hfeで割った値となる。同様に、トランジスタQ3のベース電流は、電流源I2の電流I2を電流増幅率hfeで割った値となる。したがって、トランジスタQ1のエミッタ電流Ie1は次式となる。
【0047】
【数4】
Figure 0004443703
【0048】
また、図1に示す入力端子T1から見た入力インピーダンスZiは次式となる。
【0049】
【数5】
Figure 0004443703
【0050】
ここで、kはボルツマン定数、qは電荷量、Tは絶対温度である。(5)式は、入力インピーダンスを、電流I1と電流I2の双方で制御できることを示している。
【0051】
次に、前記高入力インピーダンス回路におけるノイズ特性について説明する。
【0052】
図1に示す回路におけるノイズ特性は、トランジスタQ1のコレクタ電流のショットノイズと、トランジスタQ2とトランジスタQ3のベース電流のショットノイズによりほぼ決定される。トランジスタQ1のエミッタ抵抗re(ショックレーのエミッタ抵抗)は、(4)式から次式として導かれる。
【0053】
【数6】
Figure 0004443703
【0054】
また、図1に示す回路におけるノイズ電圧Naは次式となる。
【0055】
【数7】
Figure 0004443703
【0056】
ここで、Ib2+Ib3=Ie1であり、 さらに(7)式を整理して次式を得る。
【0057】
【数8】
Figure 0004443703
【0058】
(8)式から図1に示す回路のノイズ電圧NaはトランジスタQ1のコレクタ電流に依存していることがわかる。
【0059】
以上より、図1に示すように構成された回路では、入力インピーダンスは電流源I1の電流値と無関係に、電流源I2の電流値のみで設定できる。これにより、設計の自由度が増し、最適な入力回路を実現できる。また、図1に示す回路では、ノイズ特性も従来方式と比べて、劣化することがない。なお、図1に示した第1の実施の形態では、トランジスタQ1のエミッタに接続されたトランジスタはQ2とQ3の2個であるが、3個以上のトランジスタが接続された場合も同様の効果がある。また、前記第1の実施の形態では、高入力インピーダンス回路をPNPトランジスタで構成したが、これに換えてNPNトランジスタで構成してもよい。
【0060】
以上説明したようにこの第1の実施の形態によれば、ノイズ特性を劣化させることなく、入力インピーダンスを電流源I1と無関係に設定できる高入力インピーダンス回路を提供することができる。さらに、バイポーラトランジスタの製造プロセスのみを用いて、高抵抗の抵抗器を使わずに高入力インピーダンス回路を実現できる。これにより、高入力インピーダンス回路が形成された半導体集積回路を安価に提供することができる。
【0061】
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態は、前記第1の実施の形態の高入力インピーダンス回路を増幅回路に応用したものである。
【0062】
図2は、この発明の第2の実施の形態の高入力インピーダンス回路の構成を示す回路図である。この高入力インピーダンス回路は、前述した図8と同様の機能を有するボルテージフォロワである。高入力インピーダンス回路は、図2に示すように、プラス入力端子T10、マイナス入力端子T11、出力端子T12を有し、マイナス入力端子T11と出力端子T12とを接続してボルテージフォロワを構成している。
【0063】
プラス入力端子T10は、トランジスタQ10のベースに接続され、このトランジスタQ10のエミッタはトランジスタQ11のベース、及びトランジスタQ12のベースにそれぞれ接続されている。トランジスタQ11のエミッタは、電流源I10を介して電源E10に接続されている。また、マイナス入力端子T11は、トランジスタQ13のベース及び出力端子T12に接続されている。トランジスタQ13のエミッタは、トランジスタQ14のベース及びトランジスタQ15のベースにそれぞれ接続されている。トランジスタQ12及びQ14のエミッタは共通に接続され、電流源I11を介して電源E10に接続されている。トランジスタQ15のエミッタは、電流源I12を介して電源E10に接続されている。
【0064】
前記トランジスタQ12のコレクタは、トランジスタQ16のコレクタ、トランジスタQ18のベース、及びコンデンサC10の一端にそれぞれ接続されている。トランジスタQ14のコレクタは、トランジスタQ17のコレクタ及びベース、トランジスタQ16のベースにそれぞれ接続されている。トランジスタQ16のエミッタは抵抗R10を介して、またトランジスタQ17のエミッタは抵抗R11を介してそれぞれ接地電位GNDに接続されている。
【0065】
前記トランジスタQ18のコレクタは、電流源I13を介して電源E10に接続されると共に、トランジスタQ19のベースに接続されている。トランジスタQ19のコレクタは、電源E10に接続されている。このトランジスタQ19のエミッタは抵抗R12を介して接地電位GNDに接続されると共に、前記コンデンサC10の他端と、マイナス入力端子T11及び出力端子T12にそれぞれ接続されている。前記トランジスタQ10、Q11、Q13、Q15のそれぞれのコレクタ及びトランジスタQ18のエミッタは接地電位GNDに接続されている。
【0066】
前記トランジスタQ12とQ14は、差動増幅器を構成している。トランジスタQ16、Q17と、抵抗R10、R11はカレントミラーで構成されたアクティブ負荷となっている。このアクティブ負荷は、前記差動増幅器の負荷抵抗に相当する。トランジスタQ18は、前記差動増幅器の出力をさらに増幅するトランジスタであり、電流源I13及びトランジスタQ19のベースを負荷とする高利得のトランジスタである。トランジスタQ19と抵抗R12は、エミッタフォロワを構成しており、マイナス入力端子T11及び出力端子T12に接続されている。なおここで、抵抗R12に換えて電流源を設けてもよい。
【0067】
次に、図2に示す高入力インピーダンス回路の動作について説明する。プラス入力端子T10に、マイナス入力端子T11に入力される電圧より高い電圧が入力された場合を想定して説明する。
【0068】
入力端子T10の電圧が高くなると、トランジスタQ10のエミッタ電圧が高くなる。これにより、トランジスタQ12のベース電圧が高くなり、このトランジスタQ12のコレクタ電流が少なくなる。一方、トランジスタQ14のベース電圧は、トランジスタQ12のベース電圧と比べて低くなるために、電流源I11から供給される電流量が増大する。
【0069】
トランジスタQ16、Q17、抵抗R10、R11はカレントミラーを構成しており、トランジスタQ17に流れる電流と等しい電流をトランジスタQ16に流そうと働く。ここでは、トランジスタQ14のコレクタ電流、すなわちトランジスタQ17のコレクタ電流がトランジスタQ12のコレクタ電流(トランジスタQ16のコレクタ電流と同じ)より増加しているため、トランジスタQ16のコレクタ電圧が低くなるように動作する。したがって、トランジスタQ18の電圧は低くなり、前記トランジスタQ18のコレクタ電圧、すなわちトランジスタQ19のベース電圧は上昇する。さらに、トランジスタQ19のエミッタ電圧も上昇する。
【0070】
以上の動作によって、前記マイナス入力端子T11はプラス入力端子T10と同じ電圧になるように、負帰還のループ系が形成されている。トランジスタQ19のエミッタとトランジスタQ18のベース間に接続されているコンデンサC10は、前記ループ系の位相余裕を増大させるための補償用コンデンサである。前記電流源I11の電流が多いほど、コンデンサC10は大きな容量を持つことが要求される。
【0071】
図2に示す回路を半導体集積回路で実現するには、コンデンサC10の容量が小さい方が好ましい。コンデンサを半導体集積回路に形成する場合は、コンデンサの形成に大きなチップ面積を必要とするため、チップ全体の面積が大きくなり、半導体集積回路のコストを増加させることになるからである。したがって、電流源I11の電流は、可能な限り少なく設計されることが好ましい。
【0072】
一方、トランジスタQ10に流れるエミッタ電流は、前述したように入力端子T10の入力インピーダンスと回路の雑音特性から決定される。雑音を小さくするには、エミッタ電流を増大させる必要がある。トランジスタQ11とトランジスタQ15は、前記入力インピーダンスと前記雑音を調節する機能を有している。
【0073】
以上説明したようにこの第2の実施の形態によれば、トランジスタQ11、Q15と、電流源I10、I12とを付加することにより、入力インピーダンスと雑音を調節することが可能となり、設計の自由度を高くして最適な回路の設計が容易になる。さらに、トランジスタQ12とQ14のコレクタ電流を少なくでき、前述したオフセット電圧も小さくできる。また、電流源の電流値を制御することにより、入力インピーダンスの値を可変にできるインピーダンス制御回路を構成できる。また、電流源の電流値を制御することにより、位相補償用コンデンサに必要な容量を可変にできる入力インピーダンス回路を構成できる。
【0074】
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態は、前記第2の実施の形態の高入力インピーダンス回路と、バイアス回路と、圧電素子とを接続したものであり、圧電素子により機械振動を検出する振動検出回路である。
【0075】
図3は、この発明の第3の実施の形態の高入力インピーダンス回路を有する振動検出回路の構成を示す回路図である。図3において、トランジスタQ10より右側にある回路は前述した第2の実施の形態と同様であるため、その説明は省略し、その他の部分を説明する。
【0076】
入力端子T10はトランジスタQ20のベースに接続され、そのコレクタは電源E10に接続されている。トランジスタQ20のエミッタは、電流源I20を介して電源E10に接続されている。さらに、トランジスタQ20のエミッタは、抵抗R20を介して接地電位GNDに接続されている。これらトランジスタQ20、電流源I20、抵抗R20にてバイアス回路が構成される。また、入力端子T10と接地電位GNDとの間には、圧電素子21が接続されている。コンデンサC20と信号源VSは、前記圧電素子21の等価回路であり、圧電素子21の容量をC20で示し、この圧電素子21から得られる信号電圧をVSで示している。
【0077】
このように構成された振動検出回路の動作について説明する。
【0078】
図3に示す回路において、トランジスタQ10のベース電流は、トランジスタQ20のベース電流として供給される。トランジスタQ20は、前記ベース電流の電流増幅率hfe倍のコレクタ電流を流し、エミッタに接続された抵抗R20に流れる。電流源I20は、トランジスタQ20のエミッタ電圧を任意の値に設定するものである。入力端子T10の電圧は、トランジスタQ20のエミッタ電圧にトランジスタQ20のベース−エミッタ間電圧が加算された電圧になる。ここで、トランジスタQ20のコレクタ電流をIc20、トランジスタQ20のエミッタ電流をIe20、電流源I20の電流をI20とすると、入力端子T10の電圧V10は次式で与えられる。
【0079】
【数9】
Figure 0004443703
【0080】
ここで、VTは(k・T)/q、IsはトランジスタQ20の飽和電流である。
【0081】
圧電素子は、容量性のインピーダンスを持ち、加速度を電圧に変換して出力する。図3に示す回路では、圧電素子21によって生じた信号電圧VSがコンデンサC20を介して入力端子T10に印加される。入力端子T10に印加された信号電圧VSは、図2に示した高入力インピーダンス回路により電流増幅されて出力端子T12に出力される。このとき、高入力インピーダンス回路では入力インピーダンスと雑音が調節されて、圧電素子21に生じた信号電圧の処理に適した回路特性が形成される。
【0082】
なお、トランジスタQ20、電流源I20、抵抗R20で構成されるバイアス回路は一例であり、これとは異なる構成によってバイアス回路を形成してもよい。例えば、入力端子T10から見たバイアス回路のインピーダンスをさらに高く構成してもよい。
【0083】
以上説明したようにこの第3の実施の形態によれば、圧電素子に接続された入力回路の入力インピーダンスと雑音とを調節することにより、圧電素子に発生した微細な所望周波数の信号電圧を電流増幅して出力することが可能になる。
【0084】
[第4の実施の形態]
第4の実施の形態は、図1に示した高入力インピーダンス回路において、電流源の電流を制御する制御回路を設けることにより、入力インピーダンスと雑音を最適な値に設定できるようにしたものである。
【0085】
図4は、この発明の第4の実施の形態の高入力インピーダンス回路の構成を示す回路図である。
【0086】
図4において、前述した第1の実施の形態と同様の部分には同じ符号を付して説明は省略し、異なる部分のみを説明する。図4に示すように、制御端子T40は、制御回路22を介して電流源I2に接続されている。制御回路22は、制御端子T40に入力される電圧あるいは電流に応じて、電流源I2の電流値を制御する。図4に示す回路は、高入力インピーダンス回路を実現できる実施例であり、入力端子T1から見た入力インピーダンスを制御できるものである。
【0087】
このように構成された高入力インピーダンス回路における入力インピーダンスZiとノイズ電圧Naについて説明する。
【0088】
入力端子T1の入力インピーダンスは、前記第1の実施の形態にて述べたように、トランジスタQ1のエミッタ電流に反比例し、(5)式に示したようになる。また、ノイズ電圧NaもトランジスタQ1のエミッタ電流に反比例し、(8)式に示したようになる。
【0089】
(5)式および(8)式に示したように、入力インピーダンスZiおよびノイズ電圧Naは、電流源I2の電流値I2によって制御することができる。したがって、図4に示す回路では、入力インピーダンスとノイズ特性とを最適な値になるように制御することができる。なお、前記第4の実施の形態では、高入力インピーダンス回路をPNPトランジスタで構成したが、これに換えてNPNトランジスタで構成してもよい。
【0090】
以上説明したようにこの第4の実施の形態によれば、ベースを入力端子とするトランジスタのエミッタに、ベースが接続された2つのトランジスタを有し、これらトランジスタのうち、出力端子が接続されていない一方のトランジスタのエミッタ電流を制御することにより、入力インピーダンスとノイズ特性とを最適な値になるように制御することが可能になる。
【0091】
[第5の実施の形態]
第5の実施の形態は、前記第3の実施の形態の圧電素子を有する高入力インピーダンス回路を、ハードディスク装置(HDD)に応用した例を示すものである。
【0092】
ハードディスク装置が持つ、情報を記録する磁気ディスク媒体の記録密度は年々高まっている。記録密度は、磁気ディスク媒体の円周方向と半径方向の密度に比例し、前者をビット密度、後者をトラック密度と呼んでいる。近年、前記トラック密度は高まり、HDD筐体の機械振動などによって磁気ヘッドを正確に所望のトラックへ位置決めすることが困難になりつつある。この第5の実施の形態では、この問題を克服することができる。
【0093】
図5は、この発明の第5の実施の形態のハードディスク装置の構成を示すブロック図である。
【0094】
情報を記録する磁気ディスク媒体50には、この磁気ディスク媒体50を回転するスピンモータ51が設けられている。磁気ディスク媒体50の上方には、この磁気ディスク媒体50に対して情報の記録、再生を行う磁気ヘッド52が配置されている。磁気ヘッド52は、記録あるいは再生の信号を増幅する記録・再生アンプ53に接続されている。また、磁気ヘッド52は、この磁気ヘッド52を可動するヘッド可動部54に取り付けられている。このヘッド可動部54は、ボイスコイルモータで構成されている。記録・再生アンプ53は、記録と再生のための信号処理を行う記録・再生回路55に接続されている。
【0095】
前記記録・再生回路55は、サーボ信号抽出部56、及びコントローラ57に接続されている。このサーボ信号抽出部56は、記録・再生回路55から出力される再生信号から、磁気ディスク媒体50に記録されているサーボ情報を抽出する。コントローラ57は、磁気ディスク媒体50に対する情報の記録あるいは再生の制御を行い、かつ磁気ヘッド52を所望の位置に移動させるための制御を行う。サーボ信号抽出部56は、位置決め制御部58に接続されている。この位置決め制御部58は、コントローラ57とサーボ信号抽出部56からの信号を受け取り、磁気ヘッド52を移動させるための制御を行う。
【0096】
圧電素子59は、HDDの筐体もしくはプリント基板に取り付けられ、HDDもしくはプリント基板に加わる加速度(機械振動)に比例した電圧を出力する。圧電素子59は、高入力インピーダンス回路60に接続され、これら圧電素子59及び高入力インピーダンス回路60が、前記機械振動の検出回路70を構成する。この高入力インピーダンス回路60は、圧電素子59から出力される信号を高入力インピーダンス、かつ高信号S/Nで増幅する機能を有する。
【0097】
前記位置決め制御部58及び高入力インピーダンス回路60は、加算器61に接続されている。この加算器61は、位置決め制御部58から出力される信号と、高入力インピーダンス回路60から出力される信号とを受け取り、これらの信号を加算する。加算器61は、ドライバ62に接続されている。このドライバ62は、磁気ヘッド52を可動するヘッド可動部54を駆動する。
【0098】
次に、このように構成されたハードディスク装置の動作について説明する。
【0099】
前記磁気ディスク媒体50には、トラック位置の情報が予め記録されており、磁気ヘッド52でトラック位置情報(以下サーボ情報)を再生することができる。再生されたサーボ情報は、記録・再生アンプ53にて増幅され、記録・再生回路55、サーボ信号抽出部56、位置決め制御部58を介してコントローラ57に取り込まれる。コントローラ57は、所望のトラック位置からのずれ量を算出し、このずれ量に対応する移動量を位置決め制御部58に送出する。さらに、前記位置決め制御部58からの前記移動量を示す制御信号は、加算器61を介してドライバ62に出力される。ドライバ62は、この制御信号に応じてヘッド可動部54を駆動し、所望のトラック位置に磁気ヘッド52を移動させる。
【0100】
ところで、従来のハードディスク装置では、高い周波数(300Hz程度以上)の機械振動(サーボ帯域外の振動周波数)や、磁気ディスク媒体50と磁気ヘッド52の相対的な振動によって磁気ヘッド52の位置決め精度が悪化してしまう。
【0101】
そこで、この第5の実施の形態では、前記機械振動を、圧電素子59から電気信号として検出し、高信号S/Nの高入力インピーダンス回路60によって増幅する。これら圧電素子59及び高入力インピーダンス回路60で構成された検出回路70から出力された前記機械振動に対する補正量を示す信号は、加算器61により位置決め制御部58から出力される制御信号と加算される。そして、加算器61から出力される信号により、ドライバ62にてヘッド可動部54を駆動し、前記機械振動による影響を抑圧するように磁気ヘッド52の位置を制御する。
【0102】
以上説明したようにこの第5の実施の形態によれば、圧電素子とこの圧電素子の検出信号を処理する高入力インピーダンス回路を振動検出回路としてハードディスク装置に備え、圧電素子の検出信号に基づき磁気ヘッドを移動させる信号を補正することにより、磁気ヘッドの位置決め精度を高めることができる。この第5の実施の形態により、HDDの記録密度を高めることができ、HDDの信頼性向上や、安価なHDDの提供が可能になる。
【0103】
また、この発明の高入力インピーダンス回路の構成と効果を簡単に述べると次のようになる。
【0104】
第1のトランジスタのベースを入力端子とし、この第1のトランジスタのエミッタは第2のトランジスタのベースに接続される。前記第2のトランジスタのエミッタは第1の電流源を介して電源に接続され、前記第1及び第2のトランジスタのコレクタは共通に接地される。さらに、前記第1のトランジスタのエミッタに第3のトランジスタのベースが接続され、この第3のトランジスタのエミッタは第2の電流源を介して電源に接続される。前記第3のトランジスタのコレクタは接地される。
【0105】
このような構成により、この発明の高入力インピーダンス回路では、前記第1と第2の電流源の双方で入力インピーダンスを任意の値に設定することが可能である。これにより、前記高入力インピーダンス回路を増幅回路や差動増幅器などに応用する場合、この増幅回路や差動増幅器のオフセット特性、周波数特性などの電気特性が改善される。さらに、この発明の高入力インピーダンス回路を半導体集積回路で実現する場合はチップサイズを小さくできるため、半導体集積回路を安い生産コストで供給することができる。
【0106】
【発明の効果】
以上述べたようにこの発明によれば、電流源の電流を最適値に設定できることにより、入力インピーダンスおよびノイズ特性を調節でき、また出力端子に発生するオフセット電圧を低減できる高入力インピーダンス回路を提供することが可能である。
【0107】
また、前記高入力インピーダンス回路を増幅回路、検出回路、ストレージ機器などに応用することにより、周波数特性、オフセット特性などの電気特性が改善された増幅回路、検出回路、ストレージ機器を提供することが可能である。
【0108】
すなわち、前記高入力インピーダンス回路を増幅回路に応用することにより、入力インピーダンスと雑音を調節することが可能となり、さらに出力端子に発生するオフセット電圧を低減できる増幅回路を提供することが可能である。
【0109】
また、前記高入力インピーダンス回路を、圧電素子を持つ検出回路に応用することにより、圧電素子に接続された入力回路の入力インピーダンスと雑音とを調節することで、圧電素子に発生した微細な所望周波数の信号電圧を電流増幅して出力することが可能になる。
【0110】
また、前記高入力インピーダンス回路を有する検出回路をハードディスク装置に備えることにより、圧電素子の検出信号に基づき磁気ヘッドを移動させる信号を補正することで、磁気ヘッドの位置決め精度を高めることができる。これにより、HDDの記録密度を高めることができ、HDDの信頼性向上や、安価なHDDの提供が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態の高入力インピーダンス回路の構成を示す回路図である。
【図2】この発明の第2の実施の形態の高入力インピーダンス回路の構成を示す回路図である。
【図3】この発明の第3の実施の形態の高入力インピーダンス回路を有する振動検出回路の構成を示す回路図である。
【図4】この発明の第4の実施の形態の高入力インピーダンス回路の構成を示す回路図である。
【図5】この発明の第5の実施の形態のハードディスク装置の構成を示すブロック図である。
【図6】従来の入力回路の構成を示す回路図である。
【図7】従来の別の入力回路の構成を示す回路図である。
【図8】図7と等価のオペアンプ回路である。
【符号の説明】
C10、C20…コンデンサ
E1、E10…電源
I1、I2…電流源
I10〜I13、I20…電流源
Q1、Q2、Q3…トランジスタ
Q10〜Q20…トランジスタ
R10、R11、R12、R20…抵抗
T1…入力端子
T2…出力端子
T10…プラス入力端子
T11…マイナス入力端子
T12…出力端子
T40…制御端子
21…圧電素子
22…制御回路
50…磁気ディスク媒体
51…スピンモータ
52…磁気ヘッド
53…記録・再生アンプ
54…ヘッド可動部
55…記録・再生回路
56…サーボ信号抽出部
57…コントローラ
58…位置決め制御部
59…圧電素子
60…高入力インピーダンス回路
61…加算器
62…ドライバ
70…検出回路

Claims (2)

  1. ベースが第1の入力端子に接続された第1のトランジスタと、
    前記第1のトランジスタのエミッタにベースが接続され、エミッタが第1の電流源に接続された第2のトランジスタと、
    前記第1のトランジスタのエミッタにベースが接続され、エミッタが第2の電流源に接続された第3のトランジスタと、
    ベースが第2の入力端子に接続された第4のトランジスタと、
    前記第4のトランジスタのエミッタにベースが接続され、エミッタが前記第1の電流源に接続された第5のトランジスタと、
    前記第4のトランジスタのエミッタにベースが接続され、エミッタが第3の電流源に接続された第6のトランジスタと、
    前記第2のトランジスタのコレクタに、コレクタが接続された第7のトランジスタと、
    前記第5のトランジスタのコレクタに、コレクタ及びベースが接続されると共に、前記ベースに前記第7のトランジスタのベースが接続された第8のトランジスタと、
    前記第2のトランジスタのコレクタに、ベースが接続された第9のトランジスタと、
    前記第9のトランジスタのコレクタに接続された第4の電流源と、
    前記第9のトランジスタのコレクタに、ベースが接続された第10のトランジスタと、
    前記第2のトランジスタのコレクタと第10のトランジスタのエミッタとの間に接続されたコンデンサと、
    前記第2の入力端子と第10のトランジスタのエミッタに接続された出力端子と、
    を具備することを特徴とする高入力インピーダンス回路。
  2. 前記請求項に記載の高入力インピーダンス回路と、
    前記第1の入力端子に接続され、機械振動を電気信号に変換する圧電素子と、
    前記第1の入力端子に接続されたバイアス回路と、
    を具備することを特徴とする検出回路。
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