JP4442742B2 - インシュリン活性を増強する組成物およびその方法 - Google Patents

インシュリン活性を増強する組成物およびその方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インシュリン活性を増強する方法に関する。本発明は、何首烏(Polygonum multiflorum)、茸科の菌類(Agaricaceae)および/または樟属の樹木(Cinnamomum)の水性抽出物から誘導された物質を含む組成物の使用によって例示される。
【0002】
【従来の技術】
糖尿病は、公衆の健康に関わる重要な問題である。アメリカには800−1000万人ぐらいの糖尿病の患者があると言われている。糖尿病は、インシュリンの相対的、或いは絶対的な欠乏による症候群の一種である。臨床上の特徴としては、症候性グルコース不耐性と、脂類やタンパク質の代謝機能の変調である。正常な血糖値は、数種類のホルモンの働きによって維持されるのである。これらのホルモンの中で一番重要なのはインシュリンであるが、グルカゴン、エピネフリン、コルチコステロイド、及び成長ホルモンなども役割を果たしている。血糖の過少や低血糖の特徴は、血糖値が正常な水準より低くなることである。一方では、高血糖になると、血糖が正常な濃度より高くなるわけである。インシュリンは膵臓から産生される。それは、血糖の濃度が正常的濃度より高くなるにつれて血液に放出されるのである。インシュリンの機能は、細胞を刺激してそれにグルコースを摂取させることによって血糖値を低下させることである。グルコースは、細胞の代謝の中でエネルギーを作るのに利用されたり、グリコーゲンに変わって肝臓や筋肉に貯蔵されたり、或いはトリグリセリドや脂肪を作るのに利用される。
【0003】
高血糖症は、糖尿病によるあらゆる晩期的併発症の発生する危険性の増加に関係がある。そして、これらの併発症は、糖尿病患者の発病率と死亡率の多くなる重要な原因になっている。ところが、今迄に、糖尿病患者の血糖の変動を正常な範囲に維持するために、広く応用できるような堅実かつ有効な手段はまだ見つからないのである。この目的を達成するために行われる様々な試みは、糖尿病患者にいつも或いは重度の低血糖症の発生による大きな危険を冒させる要因になっている。それにも関らず、通常の治療は、食事管理や、インシュリン製品の使用、及び血糖降下薬の内服を含む。
【0004】
糖尿病に関しての常例的治療方法に血糖下降薬の内服による療法がある。歴史上にかつて使われていた二種類の血糖降下薬は、ビグアニド(biguanides)類の薬とスルホニル尿素類の薬であるが、今のアメリカでは、糖尿病の治療にビグアニド類の薬の使用が禁止されている。低血糖症は、スルホニル尿素類の薬による治療の際に起こる最も重要な併発症である。スルホニル尿素類の薬による低血糖症は大変深刻なものとなる場合がある。それに治療後の数日間にも症状が続く場合もあるし、再発する可能性もある。スルホニル尿素類の薬の使用に起因する低血糖症による入院中の糖尿病患者の死亡率は4.3%と報告されている。糖尿病に対してのインシュリンによる常例的な治療方法には、毎日一回か二回ぐらい、作用時間が中等的であるインシュリンを注射することが含まれる。また、同一の注射器の中に少量の、速く作用するインシュリンを混ぜるか混ぜないかなどの方法もある。インシュリンでの治療法による併発症には、重度の低血糖症、局部のアレルギー反応、全身的インシュリンアレルギー、免疫学的インシュリン拒絶、及び局部の脂肪細胞の萎縮と肥大などがある。
【0005】
何首烏の0.1N水酸化アンモニウム(塩基)抽出物から単離されたSephadex G-25カラムフラクションからなる組成物は、高血糖症の治療に開示されている(USPN5,531,991)。何首烏は、また「中国蕎麦蔓」(Chinese Cornbind)とも称されている。何首烏の天然的分布範囲は、中国の西南部、台湾省、日本などである。ある報告によると、何首烏は高血圧や静脈と動脈の硬化を抑制するのに有効的である[Chinese Herbal Medicine《中国草薬》、McClellan Maitland編著(1990年出版)p.150]。塩基性抽出物を使う欠点には製造過程に塩基を処置する時の危害性も含まれるので、できるだけそれを使わないほうがいい。それだけではなく、原材料から同時に余分の酸性成分も取り出される。これらの酸性成分のために抽出物の中に不純物の含量が増えることになるので、よく改善されないと、それを人間や動物の消費に役に立つとは考えられない。
【0006】
インシュリン製品やスルホニル尿素類の薬を使って血糖の濃度をコントロールする時に伴う併発症があるので、高血糖を治療する新しい方法と新しい組成物を探してグルコース不耐性による血糖の高い値を制御することが必要となってくる。この新しい組成物は、作りやすい上に低コストのものでなければならないのである。
【0007】
関連する刊行物
漢方薬は多くの病気の治療に用いられている。中国の漢方薬及びその伝統的な使い方と役割についての現代における記述は、Lu.Henry Cの著作Legendary Chinese Healing Herbs(《伝統的病気治療の中国漢方薬》1991年出版)とReid,Daniel P.の著作Chinese Herbal Medicine(《中国漢方薬》)1990年出版)の中に見られる。
【0008】
あるアメリカの特許(USPN 5,531,991)では、何首烏の0.1N水酸化アンモニウム(塩基)の抽出物がSephadex G-25カラムを使って分離された成分によって構成される組成物、及びこの組成物を使って高血糖症を治療する方法が開示されている。Chengなど(FASEB J.2,A1103,1988)は、何首烏の0.1N水酸化アンモニウムの抽出物(1:20で希釈)は、マウスでの試験にインシュリンの薬効の増強と血液コレステロール降下の効果が現れたと報告している。この二つの参考文献で論じているのはともに何首烏の塩基性抽出物であり、水抽出物ではない。また、Kahnら(Biol. Trace Element Res.24: 183; 1990)によると、内桂樹香料(cinnamon spice)の0.1N水酸化アンモニウムの抽出物(1:20, W/V)もインシュリンの薬効を増強する作用があるとのことである。
【0009】
あるアメリカの特許(5,607,679号)には、ある患者が有効剤量の双胞子の茸(Aagaicus bisporus)レクチンを摂取することによって角質化細胞の過度増殖と関係のある皮膚治療の方法が開示されている。
【0010】
あるアメリカの特許(5,639,470号)には、消臭組成物の調製を含む動物の消臭方法が開示されている。この方法は、親水性の溶剤によって双胞子の茸を抽出し、動物の臭いを除去する抽出物を獲得する。この抽出物を適当なキャリヤー(担体)と混合させた後、動物にこの抽出物とキャリヤーを飲ませる。この二編の文献は、ともにインシュリンの薬効を増強する作用に触れていない。
【0011】
あるアメリカの特許(5,175,156)には、主にトリピコリン酸クロムで調製される組成物を利用して血清中の脂類が必要以上に高くなるのを治療する方法が掲示されている。
【0012】
Strifferとその同僚「Metabolism,44: 1314: 1320(1995)」の報告によると、高ショ糖と低クロムの飼料で飼育されているラットにクロムを補うと、インシュリンの分泌性の過度な応答を予防することができる。彼らの結論では、ラットのグルコースへの正常的耐受性を維持するために飼料の中にクロムを添加する必要がある。Evansとその同僚「Int J.Biosocial Med Res, 11: 163--180(1989)」の報告によると、クロムを内服で補充するだけで、糖尿病にかかっていない動物のインシュリンの機能を増強することができる。また、ほかの文献の報告によると、クロムは、インシュリンの薬効を増強し、グルコースへの不耐受性を軽減し、血液中の総コレステロールとLDL―コレステロールとトリグリセリドのレベルを低くし、そしてHDL―コレステロールレベルを高くするなどの作用がある「Anderson, J.Adv. Medicine, 1:34--47(1995)」。
【0013】
【発明が解決しようとする課題および課題を解決するための手段】
本発明は、インシュリンの薬効を増強する必要のある患者、例えば、高血糖症の患者のインシュリンの薬効を増強する方法と組成物に関係する。この方法は、患者に有効剤量の何首烏(Polygonum multiflorum)、樟科(Cinnamomum)の樹木、茸科の菌類(Agaricaceae)の水性抽出物の天然物質が含まれるインシュリンの薬効増強剤を摂取させることを含む。また、上述の作用を強めるために、三価のクロムを、何首烏、樟科植物、及び茸科の菌類からの抽出物と組み合わせて使用する方法も考えられる。本発明は、インシュリンの薬効の増強剤を含む組成物と、その調製方法も提供している。この組成物は高血糖症の治療に用いられ、血糖とグリコシル化ヘモグロビンレベルを下げることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明は、高血糖症の患者の治療に用いられ、患者の血糖値および/またはグリコシル化ヘモグロビンレベルを降下させるインシュリンの薬効を増強する方法とその組成物と関係がある。本発明に用いられるこれらの組成物は、インシュリンの薬効を増強する作用を示し、つまり、インシュリンの薬効を強める働きがある。それは、細胞が摂取したグルコースを測定してその量が増えていることから証明される。インシュリンの薬効の増強によって、血液に循環するインシュリンが減るので患者の血糖を減少し、グリコシル化ヘモグロビンレベルを降下させることになる。また、それは、血糖値の変動幅を少なくする効果もある。循環血液のインシュリンの含量の減少は、さらにアテローム性動脈硬化の危険性を減らすことにつながるのである。「Stout,(1985) Metab.34:7--12」。インシュリンの薬効増強剤を摂取した時、血液中の総コレステロール、LDL-コレステロールとトリグリセリドレベルなどが下がるのに対して、HDL--コレステロールレベルは高くなるのである。
【0015】
これらのインシュリンの薬効増強剤は、皆天然的物質である。植物或いは菌類、例えば茸からの水性抽出物であるので、人間は、安全に食用できるものばかりである。だから、このような天然的な薬剤を使って高血糖症の患者を治療する利点としては、この治療には、スルホニル尿素類の薬を使う場合に起こる副作用がないことである。この薬剤は、ある従来の薬物療法、例えば経口血糖降下薬やインシュリンと併用すれば、従来の薬物の使用量と使用頻度を減らすことができるので、従ってこれらの伝統薬物を治療に使う時によく見られる副作用を減少することになるのである。
【0016】
上述の抽出薬物のインシュリンの薬効増強の作用は、いくつかの異なった検証方法の任意の一つで測定されるのである。例えば、脂肪細胞測定法がその一つである。測定に使われるすべての脂肪細胞は、ラットの副睾丸の脂肪パッドの中から取り出されるのである。サンプルまたは水対照が14C-グルコース、アルブミン、デキストロース及び脂肪細胞と一緒にインキュベートされる。生成された14CO2の量を測定することによって、細胞の摂取したグルコースの量を判断する。インシュリンの薬効の増強は、サンプルの存在下で放出された放射性CO2の量を、水対照の系の中に放出された量で割って算出するのである。例えば、インシュリンの薬効増強の作用(insulin potentiating activity, IPA)は1の場合ならば、それはインシュリンの薬効を増強する作用がないことを意味している。もし、 IPA>1の場合は、この脂肪細胞の測定法にインシュリンの薬効増強の作用があると測定されることになる。
【0017】
IPAを含む抽出物を調製するのに好ましい薬源は、茸科(Agaricaceae)のひだに担子器を有するキノコである。たとえば、双胞子の茸(Agaricus bisporus)、「洋茸」(Agaricus campestris)、「野生茸」(Agaricus arvensis)、「黄茸」(Agaricus xanthodermus)、「雪白茸」(Agaricus nivesens)、「大肥茸」(Agaricus bitorquis)、「白林地茸」(Agaricus silvicola)、「小白茸」(Agaricus comtulus)、「極華茸」(Agaricusb praeclaresquamosus)などあるが、双胞子の茸とその種の人工栽培製品(例えば、Criminiと Portabella茸)を含む。双胞子の茸は色の白い茸であり、天然的分布の範囲はヨーロッパ、北アメリカ、中国である。双胞子の茸は食用できるので、それを食物の消費品に作る商業会社もある。もう一つ理想的な薬源はタデ科(Polygoncease)植物である。中国の何首烏が好ましい。それに楠属(Cinnamomum)の肉桂の樹皮もいい薬源である。この中で比較的にいいのは「銀葉肉桂」(Cinnamomum mairei)、セイロン肉桂(Cinnamomum zeylanicum)、合計肉桂(Cinnamomum cassia)である。銀葉肉桂の樹皮は強い芳しい香いがあるので、それを抽出物の調製に用いられる。商品として売り出されている肉桂の樹皮は枝の乾いた内層の皮であるが、食品雑貨店で売られるのは細かく磨かれた肉桂樹皮の粉で、それを抽出物の調製に用いられる。
【0018】
インシュリンの薬効増強活性の調製に用いられると考えられる薬源組織は、粉末として、或いはこれらの植物や菌類組織を小さい塊に切った後、粉末化するか、或いはその組織の表面積を増大させて、抽出しやすいようにすることによって調製される。親水の溶剤は、潜在的な薬源からインシュリンの薬効増強活性を抽出するのに用いられる。蒸留水が安全で、低コストで、使用の便利さもあるので、抽出するのに理想的な溶剤として使われる。そして、水は、酸や塩基にしか溶けない不純物を抽出しない。PHの安定を維持するために蒸留水の中に少量の緩衝液を入れてもいいし、蒸留水の中に少量のエタノールかメタノールを抽出の溶剤として入れてもいい。ただし、濃度の高い、例えば50%のエタノールは必要のない有機的不純物を抽出する場合もある。例えば、楠属の樹皮から桂皮アルデヒドを抽出することができるが、多量に摂取すると人間の体に有害である。それだけでなく、抽出物の中のすべてのエタノールとメタノールは、蒸留されることによって、その含量を、抽出物の活性を測定する前に1%未満に減らさなければならない。そうしなければ、エタノール/メタノールは、その抽出物の活性を測定する方法で測定されるインシュリンの薬効増強の活性を抑制するからである。原材料の中に添加される抽出用のこの溶剤の量は、普通の場合、単位あたりの原材料の中に2〜200倍の容積であるが、最も理想的な量は、単位あたりに20〜100倍の容積である。
【0019】
他の使用できる溶剤は、希酸と塩基である。希酸は、例えば酢酸と塩酸を使ってもいい。これらの酸の濃度は約1N以下にするべきで、最も適当なのは0.5N以下である。例えば、0.1Nの酢酸や0.1Nの塩酸は効果的な溶剤として使われる。希塩基、例えば水酸化アンモニウムまたは水酸化ナトリウムを溶剤として用いることができ、この塩基の濃度は1Nより低いほうがいいが、最もいいのは0.5N以下なのである。例えば、0.1Nの水酸化アンモニウムは、インシュリンの薬効増強活性の抽出に有効な溶剤として使われる。
【0020】
このインシュリンの薬効増強の活性は温度に対して安定しており、そして、抽出する時の温度の影響を受けない。そのために、抽出過程は、かなり広い範囲の温度のもとで行われるが、室温から100℃の温度で、約15分から一晩が好ましい。最も理想的な抽出方法は、抽出に使われる材料を、十分間乃至一時間ぐらいゆでることである。それは、ゆでる間に、原材料を殺菌消毒することができる。抽出は室温のもとで行われてもいい。約20分間ないし5時間ぐらいかかる。摂氏4℃のもとで抽出することもできるが、抽出効率が低いため、あまり実用的ではない。
【0021】
抽出した後、1000×gのスピードで20分間ぐらい遠心沈殿させて、インシュリンの薬効増強の活性を含む液体から固体的な屑を取り除く。その外に、濾過紙かマイクロフィルターを使って抽出液を濾過して、すべての固体の屑を取り除く。もし、抽出溶剤として酸か塩基の溶剤を使ったら、通常、使用する前に抽出物を中和する。また、この酸性か塩基性の抽出物を純化する必要がある場合もある。使用する前に酸か塩基に溶けている余分の不純物を取り除かなければならないからである。
【0022】
植物や菌類組織の薬源から調製した、固体の屑を含まない抽出液体は、直接インシュリンの薬効増強剤として使われるか、この液体抽出物を冷凍乾燥するか乾かすことによって粉末にすることもできる。このような液体や粉末は、液体、粉末、タブレット、カプセルの形態の各種の基材料に混合されて、血糖値またはグリコシル化ヘモグロビンレベルを降下させるのに有効な、インシュリンの薬効を増強する活性を調製することができる。このような化合物は有効的に血糖とグリコシル化ヘモグロビンレベルを降下させ、そして、高血糖症の治療に有効である。
【0023】
この液体抽出物には、この分野のよく知られている技術を利用してさらに精製することができる。例えば、イオン交換クロマトグラフィー、分子排除クロマトグラフィー、親和クロマトグラフィー、高圧液相クロマトグラフィー(HPLC) 、ゲル電気泳動法などでそれをさらに純化させ、脂肪細胞のアッセイにおいて高度のインシュリン薬効増強活性を示す化合物を得る。このような化合物はインシュリンの薬効増強活性を示す他の化合物を設計する場合の構造モデルとして用いられる。
【0024】
患者に単独でインシュリンの薬効増強剤を摂取させてもいいが、最もいい方法は、この活性成分を製薬学の組成物として調製することである。本発明の製剤は少なくとも一種のインシュリンの薬効増強剤と、或いは一種以上の許容できる担体が含まれ、かつ、任意に、ほかの治療薬物を含む。他の使用に適した治療薬物とは、この意向の目的に効果的なすべての薬物や、あるいは本発明中の調合製剤と相互補充作用のある薬物のことである。組み合わせ療法に使われるこの製剤は、組み合わせ効果を狙うために、同時に摂取されるか或いは連続的に摂取される。ここで言う適当な、製薬上で受けられる担体は、いずれもこの分野でよく知られているものだが、この製薬学的製剤の投与形式と用法によって変化する。例えば、希薄剤と賦形剤として、充填剤、膠着剤、湿潤剤、裂解剤、表面活性剤、潤滑剤などの物質を含む。典型的なのは、使われる担体は、固体的、液体的なものであるか、揮発されやすいものであるか、或いはそれらの組み合せのいずれかである。典型的な単位剤型は、錠剤、丸剤、粉剤、溶剤、懸剤、乳剤、粒剤、カプセル、座剤などである。どの担体でも次の意義で製薬上に受けられる。つまり、それは、製剤の他の成分と相容れるもので、そして患者に無害なものである。また、生物学的に許容でき、不活性のものである。
【0025】
配合の剤型には、経口と非経口(皮下、筋肉内、静脈内、真皮内)の摂取ルートがあるが、経口剤型が好ましい。好ましい経口剤型は、何首烏、樟科植物、肉桂樹皮、双胞子の茸などを抽出する時の清液のカプセルに入れる乾燥した粉末、或いは、これらの水抽出物の一種か多種混合物でカプセルを作ってもいい。また、製薬者の選択によっては、クロミウムをインシュリンの薬効増強剤の入れてあるカプセルに添加するのも考えられるが、普通は、ピコリン酸クロムか塩化クロムの形でクロミウムをカプセルに添加し、協同作用を獲得するが、クロムをカプセルに添加しないで、別個に内服してもいい。
【0026】
これらの製剤は、簡単に単位の剤型に調製できるし、薬学技術分野でよく知られている方法の任意の一つで調製することができる。これらの方法には、活性の成分と一種か多種の補助成分を含む担体とを混合させる工程が含まれる。一般的に言えば、製剤を調製する時、活性のある成分を、均質かつ密接的にある液体の担体と、或いは細かく分散している固体の担体と、或いはこの二種の担体とを混合させる。必要によっては、良い外形を得るために製品を加工しなければならない。この技術分野で熟知されている方法によって、種々の単位の投与量および多回数の剤量の入れられる容器、例えば、密封アンプルおよびバイアルが用いられる。
【0027】
例えば、注射に適する剤型を調製するため、薬用の溶液と懸液を殺菌消毒する必要があるが、これらの液体は血液と等張したほうがいい。注射できる組成物を調製する時、この領域に通常使われる担体を使うべきである。例えば、水、エチルアルコール、プロピレングリコール、エトキシル化イソステアリルアルコール、ポリオキシル化イソステアリルアルコール、ポリオキシエチレンソルビトール、ソルビタートエステルなど。この場合、適当の等張性の調節剤、塩化ナトリウム、グルコース、グリセリンなどを入れ、この製品を等張させる。この殺菌をした注射用の水溶液の中にさらに酸化剤、緩衝剤、静菌剤、及び、胃腸外の薬物の剤型として受けられる添加剤を添加してもいい。
【0028】
高血糖症の病状や状況を治療、或いはコントロールする時に治療的応用をするために、製薬学の剤型の本発明の配合を簡単に摂取することができる。これらの剤型に少なくも本発明で提供しているインシュリンの薬効増強剤と製薬上に受けられる担体の一種が含まれる。インシュリンの薬効増強剤で治療する時、普通は、常例の薬物療法、例えば、インシュリンでの治療と組み合わせて行われる。例えば、インシュリンの薬効増強剤の摂取による治療は、その患者が外源性のインシュリンを摂取した後に行われてもいいが、その外源性のインシュリンによる治療を、インシュリンの薬効増強剤による治療と同時に行われてもいい。本発明による製剤ならば、如何なる適当な給薬方法でも治療できる。それには内服と胃腸道外の給薬(腹腔内、皮下、筋肉内、静脈内、真皮内など)などの種々の方式が含まれる。適当な給薬ルートは、患者の身体状況と年齢によって、及び治療に必要な時間によって違ってくることが分かる。
【0029】
本発明では、本発明によって調製した組成物の有効治療量を使って、高血糖症の患者を治療する方法を提供する。この組成物には、少なくとも一つの、本発明で言うインシュリンの薬効増強剤と、製薬上受けられる担体がが含まれる。インシュリンの薬効増強剤の「有効量」とは、一人の高血糖症の患者におけるインシュリンに対する応答を十分に向上させる量のことである。この「有効量」を測定するには、どの患者にも適応する一番いい方法は、長期な血糖コントロールの効果を監視することである。それは、高血糖症の患者を治療する分野でよく知られているように、同じ治療の応答に対しても、固体が異なったら、その応答も異なってくる場合が多いからである。高血糖症の患者を治療する時、始めのインシュリンの薬効増強剤の一日の摂取有効量は、1000と100000IPA単位の間であるが、比較的にいいのは5000と50000IPAの間である。さらに好ましくは20000と50000IPA単位の間である。高血糖症の患者の応答によって、治療剤量を加減する。この有効量はいくつかの因子によって変動する。これらの因子(それに限らない)は、次のようなものがある。患者の年齢と体重、病気状態の類型、その病気状態がどの程度であるか、患者全身の健康状況、各種症状の発展程度、このインシュリンの薬効増強剤は、単独に使用されるか、他の治療薬物、或いはその他の活性成分と一緒に使われるのか。それから、ある副作用の発生率等である。一般に、一人の高血糖症の患者は一日に1〜10粒のインシュリンの薬効増強剤のカプセルを内服するのが普通である。一粒のカプセルの中に何首烏、樟属の樹木、茸科の茸のいずれから水抽出した上清液を使って調製した100〜500mgの乾燥粉末か或いはこの三種の粉末の混合物かが含まれる。また、100〜300μg(通例は200μg)のピコリン酸クロムをカプセルに入れて、協同作用を発揮させる。一人の患者に与える一種か多種の活性成分の量――固体屑のない水抽出物の乾燥粉末の量――の範囲は100〜5000mgであるが、比較的にいいのは200〜2500mgで、もっといいのは500〜1500mgである。この乾燥粉末は、何首烏、樟属の樹木、茸科の菌類の単一成分かそれらの混合物である。それに、この乾燥粉末に100〜3000μgのピコリン酸クロムを入れてもいい。治療期間は1〜4ヶ月が普通であるが、患者をよく観察することによって、治療を続けるかどうか決めるわけである。
【0030】
高血糖症の患者の治療への応答を確定し、かつ投与される抽出物の量を観察するにはいくつかの方法がある。血清中のグリコシル化のタンパク質例えばヘモグロビンの量を測定するのは、糖尿病の患者の長期血糖コントロールを評価するのに最も信用できる方法である。「Bunn,Diabetes,30:613--617(1981);MacDonald,Human Pathol 10:279--291(1979);Mayer et al.Clin. Chim.Acta.127:147--184(1983);Schleicher et al J.Clin.Chem.Clin.Biochem.27:577--587(1989);Takara et al. Diabetes Care 16:1313--1314(1993);Takara et al.Diabetes Care 18:440--447(1995)」 ヘモグロビンA1cは、最初ある特定期間内の血糖値の単純均値を反映することができると考えられた。赤血球の寿命によれば、グリコシル化ヘモグロビンは120日の間に赤血球内に均衡に蓄積されていると考えられているが、理論上と実験結果の証拠に証明されたように、血糖値が持続的に下降すると、HbA1cは最初の1〜2ヶ月の間に速やかに変化するが、4ヶ月の後に、安定してくるようになる「Takara et al, supra(1993); Takara et al, supra(1995)」。最初の二ヶ月の間に、75%のHbA1c値と血糖の変化とは比例になる。絶食の二時間後の血糖値と血清インシュリンの測定は、インシュリンの薬効増強剤の治療を受ける患者に対して、治療効果を評価し、及びこの種の組成物を摂取する必要量を監視する二つの方法である。治療過程のゼロ時間と30日ごとに当業者に知られている方法で患者の血糖、ヘモグロビンA1c、インシュリンレベルを測定する。例えば、グルコース酸化酵素の方法でグルコースを測定する(Loft et al,Clin. Chem.21:1754--1760(1975))。ラジオイムノアッセイでインシュリンの含有量を測定する「Albano et al,Ecta Endrocrinol.70:487--509(1972)」。BioRad HbA1cカラム(BioRad,Hercules,CA)を使ってヘモグロビンA1cを測定する。血糖、ヘモグロビンA1cとインシュリンの含量の減少は、治療の有効性を示す。
【0031】
この抽出物は、総コレステロール、LDL―コレステロールとトリグリセリドレベルの降下、およびHDL−コレステロールレベルの増大に用いられる。総コレステロール「Decacon et al,Clin.Chem.25:976--984(1979)」,HDL--コレステロール「Warnick et al,Am.J.Clin.Nutr.78:718--723(1982)」,トリグリセリド「Kohimeier,Clin.Chem.32:63--66(1986)」レベルを測定することによって、このインシュリン薬効増強剤の血清脂類レベルに対する効果を判断することができる。
次に述べられるのは例証であって、限定ではない。
【0032】
【実施例】
実施例1 薬効増強活性を測定するためのアッセイ
(a) 分離された脂肪細胞を調製する
脂肪細胞を分離してそれを測定する過程において、始終、プラスチック製の容器を使う。断首された二匹の雄の成年ラットの脂肪を取り出す。この脂肪の遠端部分(約2g)を0.9%NaC1溶液の中でよく洗ってから鋏で細かく切り、それを10ml 原酵素(CLS 47B 177P,Worthington,Freenold, Mass.USA)のKrebsRinger燐酸塩(KRP)緩和液の中に入れて、37℃で40〜45分間インキュベートする。インキュベートする時、この実験体系を水浴振動器の中に入れて、150rpmの転速で振動する。KRPの中に118m M NaCl、5m M KCl、1.3mMCaCl2、1.2mM MgSO4、lmM KH2PO4と16.2mM Na2HPO4 (PH7.4)が含まれる。10mLの注射器を使って、消化された組織を絹織物の濾網を通させる(Adcom,Bethesda,MD,USA)。それから、この濾液を2%のアルブミン(Fraction V,批准番号No.R53808,Armour Pharmaceutisal Co.,KanKaKee,ILL,USA)のKSPで洗浄して、そして三回沈殿させる。KRPとKRP―アルブミンは、微孔性の濾過機で濾過されて、02気を充填する。漂っている脂肪細胞の下の物質とその上のすべての脂肪は、引管で引き出して捨てる。KRP―アルブミン(9mL)を入れて、洗浄された脂肪細胞を分散させる。脂肪細胞の薬効を少なくとも4時間維持させる。
【0033】
(b) グルコース酸化の研究
25mLの試料か25uLの水を、対照で1.9mLKRP―アルブミン、0.4uCi14C−グルコース(3131Ci/mol)、68ugデキストロースの含まれる試験管に入れて、また、脂肪細胞(100ul)を添加してから、真中に穴のある試験管カバーでその口をしっかりカバーする。37℃と150rpm振動の条件で90―120分間インキュベートした後、試験管のカバーの穴から0.2mL第四級アンモニウム塩水酸化物(10X)(Packard)を入れる。そして0.3mLの1.5N H2SO4を、インキュベートされる混合物に注射して、その反応を中止させる。試験管を30分間インキュベートして、第四級アンモニウム塩に14CO2を取らせる。中央孔を除いて、丁寧に拭いて、10mLのAquasol II(New England Nuclear, Mass. USA)を添加する。そして、一台のBeckman 液体シンチレーションカウンターで放射能を測る。インシュリンの薬効増強の活性の計算方法は、サンプルが存在する時に放出される放射性CO2の量を、水対照に応答して放出されたCO2の量で割ることによって計算される。インシュリンの薬効増強活性(IPA)が1である場合、テストされる試料は測定できるインシュリン薬効の効果を持っていない。
【0034】
実施例 2 何首烏からの水抽出
何首烏の根を細かく切ってから粉にする。100mLの蒸留水を1gの何首烏の砕いた塊に入れて、室温でこの混合物を25分間かき混ぜる。そして、1200Xgのスピードで20分間遠心沈殿させて砕屑を除く。上の清液を収集して、実施例1で述べた方法で希薄度の異なる上清液中のインシュリン薬効の増強活性を測定する。薄くされないもの、1:2と1:10の希薄度の上清液のIPAは、それぞれ3.8、4.8、1.1である。50℃のオーブンの中で、上清液を3〜4時間で乾燥する。1mLのこの上清液から4.4mgの乾燥粉末を得られる。この乾燥粉末のインシュリンの薬効増強活性は87IPA/mgである。
【0035】
実施例 3 銀葉肉桂の樹皮からの水抽出
銀葉桂の樹皮を千切りし、細かい塊に研磨する。1gの銀葉の砕塊に100mLの蒸留水を入れる。室温でこの混合物を25分間かき混ぜる。1200Xgのスピードで20分間遠心沈殿させて砕屑を除く。上の清液を収集して、実施例1で述べた方法で希薄度の異なる上清液中のインシュリンの薬効増強活性を測定する。薄くされないもの、1:2と1:10の比例で希薄する上清液のIPAは、それぞれ2.3、2.6、3.8である。50℃のオーブンの中で、上清液を3〜4時間で乾燥する。1mLのこの上清液から1.6mgの乾燥粉末を得られる。この乾燥粉末のインシュリンの薬効増強活性は950IPA/mgである。
【0036】
実施例 4 双胞子の茸からの水抽出
商品の双胞子の茸粉末「百宝(Bai Bao)」(Xiamen Torch Bio-Tech Co.Ltd.,Chinaを、この実施例の薬源に使う。「百宝」は、茸の缶詰を製造する過程にできる副製品である。双胞子の茸を缶詰にする前に、この茸を水の中で湯で湧かす。それから茸を出して、残った水抽出液を粉末に乾燥して得られるのは「百宝」という製品である。「百宝」は直接に本実施例の抽出過程に使われる。20mLの水を1gの百宝粉末に入れる。室温でこの混合物を1時間振動させる。1000Xgの転速で20分間遠心沈殿させて砕屑を除く。上の清液を収集して、実施例1で述べた方法で希薄度の異なる上清液中のインシュリンの薬効の増強活性を測定する。薄くされないもの、1:5と1:10の比例で希薄する上清液のIPAは、それぞれ4.2、2.9、2.1である。50℃のオーブンの中で、上清液を3〜4時間で乾燥する。1mLのこの上清液から23.2mgの乾燥粉末を得られる。この乾燥粉末のインシュリン薬効の増強活性は251IPA/mgである。
【0037】
実施例 5 異なる抽出物の混合物中のインシュリンの薬効増強活性
トリピコリン酸クロム(Nutrition 21,San Diego, CA,USA)を蒸留水に溶かして6.4mg/mL の濃度の液にする。同じ容積の(a)何首烏の水抽出液(実施例2の1:2倍で希薄された上清液)、(b)銀葉桂樹皮の水抽出液(実施例3の希薄1:10倍の上清液)、(c)双胞子の茸の水抽出液(実施例4の希薄されない上清液)或いは(d)トリピコリン酸クロム(6.4mg/mlの水)などを混合液に調製する。実施例1でのプロセスによって、各種の混合液の25ulのインシュリンの薬効増強活性を測定する。測定の結果は表1にまとめられている。
【0038】
Figure 0004442742
【0039】
実施例 6 インシュリンの薬効増強剤の効果を測定する動物実験
1gの双胞子の茸、銀葉桂、何首烏、或いはこの三者の混合物、或いは双胞子の茸と銀葉桂の混合物をそれぞれ5−100mLの蒸留水を使って、実施例2−4の操作方法で抽出を行う。20−40の離乳した雄のマウスを任意に七つのグループに分けて、表2の方案で処理する。毎日、微量の滴定管でマウスの口腔から100uLのピコリン酸クロムを含むか含まないかの各薬源組織の水抽出液或いは水対照を入れる。各種の処理時間はみな1−2ヶ月続ける。処理する0時間と1−2ヶ月の末にそれぞれマウス毎に血糖、ヘモグロビンA1c、インシュリンレベルを測定する。グルコースの分析はグルコース酸化酵素法によって行われる「Loft et al,Clin.Chem.21:1754--1760(1975)」。インシュリンはラジオイムノアッセイで測定される「Albano et al,Acta Endocrinol.70:487--509(1972)」。ヘモグロビンA1cはBioRad HbA1cカラム(BioRad,Hercules,CA,USA)を利用して測定する。
【0040】
Figure 0004442742
【0041】
実施例 7 臨床予備試験の研究
年齢は35−65歳、II型糖尿病に罹り(他の病気はないが)、空腹時の血糖の含有量は7.2−15.5mmol/L、二時間血糖は9.4―16.7mmol/LとヘモグロビンA1cは8.0−12%の患者を、この予試研究に選んだ。これらの患者に続けて常例の薬物治療をさせる。例えば、スルホニル尿素(Sulfonylureas)類の薬、インシュリン、或いは薬物を飲ませない。
【0042】
この七つのグループの患者に、それぞれ異なる成分を含むカプセルを内服させる。グループ毎に3−5人の患者がある。毎日1−10粒の200−500μgの抽出物の乾燥粉末を含むカプセルを、1−3ヶ月続けて内服させる。各グループの患者が内服するカプセルの中に何首烏、銀葉桂、または双胞子の茸、及びピコリン酸クロムの水抽出物の乾燥粉末が含まれる。対照グループには偽薬カプセルを内服させる(次の表を参照)。
【0043】
Figure 0004442742
【0044】
治療するゼロ時間、1、2、3ヶ月にそれぞれすべての患者に一回ずつ血糖、ヘモグロビンA1c、インシュリン、総コレステロール、HDLコレステロールとトリグリセリドを測定する。血糖、インシュリン、ヘモグロビンA1cの測定は、実施例6で述べる方法によるのである。総コレステロール値の測定は化学水解方法「Deacon et al,Clin.Chem.25:976−984(1979)」による。HDLコレステロール値の測定は燐タングステン酸マグネシウム沈殿法「Warnick et al,Am.J.Clin.Nutr.78:718−723(1982)」による。トリグリセリドの測定は直接、酵素触媒測定法「Kohimeier,Clin.Chem.32: 63−66(1986)による。血液尿素窒素 (BUN)の測定は、直接法「Foster et al,Clin.Chem.17:921−925(1971)」による。
【0045】
実施例 8 臨床研究
糖尿病治療を受けている患者から、選択基準に適する患者を、100−200名選択する。選択基準は次の通りである。II型糖尿病以外の病気がないこと、年齢は35−65歳、空腹時の血糖値は7.2−15.5mmol/L、二時間の血糖は9.4−16.7mmol/L、及びヘモグロビンA1c(HbAlc)は8.0−12%。被験者たちの身長、体重、身体素質などの指数が正常な成人であり、糖尿病史は10年以下。この患者たちに続けて今迄の常例な糖尿病治療薬を服用させる。その薬には、例えば、スルホニル尿素類の薬、インシュリンなどある。ただし、薬物治療をしない場合もある。
【0046】
これらの選ばれた糖尿病患者の被験者を、上の表3に並べられている七つのグループに任意に配属する。受験者に、日ごとに1−10粒の、調合剤の入る測定用の特定のカプセルを服用するように指導する(実施例7をご参照)。この受験者たちを、定期的に医療所に行かせ、糖尿病の症状についての監視を受けさせる。この研究を始める時と、開始後の二ヶ月と四ヶ月の後に、それぞれにすべての受験者に対して、空腹時の血液サンプルと二時間グルコースチャレンジ(75gのグルコース)後の血液試料を採る。この研究を完成する各過程において得られる受験者についてのすべてのデータ資料は、各種の関係のある分析に用いられる。
【0047】
本研究の実験設計は双盲法、プラシーボ対照がある。使用されるプラシーボのカプセルは、外観からは、測定用の組成物のあるカプセルとの区別ができない。血糖、インシュリン、ヘモグロビンA1c、総コレステロール、HDLコレステロール、トリグリセリド、及び血液尿素窒素などの測定は、実施例7で述べられる方法で行われる。
【0048】
MIXED PROCソフト(SAS Intitata,Cary,NC,USA)を利用し、HbA1c、空腹と二時間後の血糖値、インシュリン、総コレステロール、HDLコレステロール、トリグリセリド、及び血液尿素窒素などの変数について、三因子の重複測定値の混合線性モデルで分析する。これらの変数は、0、2、4ヶ月にそれぞれすべての受験者について測定する値なので、重複測定の分析を利用したわけである。
【0049】
上述の各実施例で何首烏、銀葉桂、双茸を調製する際の水抽出物の方法と、インシュリンの薬効活性を増強する方法が示されている。これらの実施例は、何首烏、銀葉桂、双胞子の茸の待測用の水抽出物が、ある体外の脂肪細胞の測定システムにおいて、インシュリン薬効増強の高い活性を示している。
【0050】
本特許出願に触れているすべての出版物と特許出願は、本項の発明と関係のある技術分野を熟知している者にとっては、達成できるレベルである。ここで取り上げられているすべての出版物と特許の応用について、みな同じ程度のもとで参考するわけであり、個別の出版物と特許の応用について、それぞれ具体的に参照するのである。
【0051】
以上、本発明について全面的に説明した。添付の請求項の精神と範囲以内で、本発明に変更および修正を加えることができることは、当業者に自明である。

Claims (12)

  1. 樟属の樹木の薬源からの水抽出物から誘導された有効量のインシュリン薬効増強剤を含む組成物であって、 該水抽出物を調製するのに用いた水は酸も塩基も含まないものであり、該水抽出物は固体砕屑を含まない、インシュリン活性を増強するための組成物。
  2. 前記水抽出物を調製するのに用いた水が蒸留水である、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記水抽出物が、乾燥粉末形態である、請求項1又は2に記載の組成物
  4. 前記有効量が、前記水抽出物の100−5000mgの乾重である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の組成物。
  5. 三価のクロム塩をさらに含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の組成物。
  6. 前記クロム塩が、100−300μgのトリピコリン酸クロムである、請求項5に記載の組成物。
  7. 薬学的に許容できる担体をさらに含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の組成物。
  8. 固体砕屑を含まない何首烏および/または茸科の茸の水抽出物をさらに含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の組成物。
  9. 樟属の樹木の薬源の水抽出物の乾燥粉末を含み、該水抽出物を調製するのに用いた水は酸も塩基も含まないものであり、該水抽出物は固体砕屑を含まず、該乾燥粉末が100−500mg重である、インシュリン活性を増強するための治療用カプセル。
  10. 前記水抽出物を調製するのに用いた水が蒸留水である、請求項9に記載のカプセル。
  11. 100−300μgのピコリン酸クロムをさらに含む、請求項10に記載のカプセル
  12. 固体砕屑を含まない何首烏および/または茸科の茸の水抽出物をさらに含む、請求項9〜11のいずれか一項に記載のカプセル
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