JP4442169B2 - 減衰力可変ダンパ - Google Patents

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Description

本発明は、互いに相対的に移動自在に配された一対の部材間の移動エネルギを吸収して、一対の部材間の移動を所望に減衰させる減衰力可変ダンパに関する。
特開2002−321553号公報
この種の減衰力可変ダンパとしては、例えば、ハウジング本体の内周面に設けられた雌ねじ部とハウジング本体内に回転自在に収容されている隙間形成部材又は蓋体の外周面に設けられた雄ねじ部とを螺合させて、ハウジング本体と隙間形成部材との隙間に粘性体を配しており、ハウジング本体及び隙間形成部材の相対的な回転により主にハウジング本体及び隙間形成部材の軸方向に伸びている略円筒状面間に配されている粘性体に塑性変形を生じさせると共に当該粘性体に増大する圧力を与えるようになっているダンパが特許文献1で提案されている。
ところで、斯かるダンパでは、主にハウジング本体及び隙間形成部材の軸方向に伸びている略円筒状面間に配されている粘性体に塑性変形を生じさせるようになっているために、大きな減衰力を生じさせるには、軸方向長を長くせざるを得ず、従って、例えば、斯かるダンパを自動車用のシートのヒンジ部に設置した際にハウジング本体が軸方向に突出してしまう虞がある。
本発明は、前記諸点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、比較的大きな減衰力を得ることができる上に、軸方向に関して薄くし得て設置スペースを小さくすることができ、しかも、圧力増大に対応して減衰力を増大させることのできる減衰力可変ダンパを提供することにある。
本発明の第一の態様の減衰力可変ダンパは、粘性体が収容される収容空間を規定するように互いに対向していると共に相対的な回転により収容空間に配される粘性体に剪断力を協働して与える一対の収容部材と、一対の収容部材の相対的な回転に基づいて粘性体に連続的に変化する圧力を与える圧力付与手段とを具備しており、一方の収容部材は、他方の収容部材に向かって凸である少なくとも一つの凸面を有していると共に収容空間を規定している規定面を具備しており、他方の収容部材は、凸面に対向すると共に一方の収容部材に向かって凹である少なくとも一つの凹面を有していると共に収容空間を規定している規定面を具備しており、互いに対向する凸面の頂面及び凹面の底面は、粘性体が配される収容空間を規定していると共に一対の収容部材の回転軸心の伸びる軸方向に直交する直交面を夫々具備しており、圧力付与手段は、一対の収容部材の相対的な回転に基づいて凸面の頂面が凹面の底面に対して相対的に接近及び離反するように一対の収容部材を連結する連結手段を具備している。
第一の態様の減衰力可変ダンパによれば、上述の構成を具備しているために、一対の収容部材の相対的な回転に基づいて直交面を夫々具備している凸面の頂面及び凹面の底面間に配される粘性体に剪断力を与えることができると共に一対の収容部材の規定面の粘性体に接触する面積を大きくし得、従って、比較的大きな減衰力を得ることができる上に、軸方向に薄くし得て設置スペースを小さくすることができ、しかも、圧力増大に対応して減衰力を増大させることができる。
本発明の第二の態様の減衰力可変ダンパでは、第一の態様の減衰力可変ダンパにおいて、凸面は、頂面に連接されている回転軸心側の内方側面と、頂面に連接されていると共に内方側面よりも回転軸心から径方向に離れている外方側面とを具備しており、凹面は、底面に連接されていると共に凸面の内方側面に対向する回転軸心側の内方側面と、凹面の内方側面よりも回転軸心から径方向に離れて底面に連接されていると共に凸面の外方側面に対向する外方側面を具備している。
本発明の第三の態様の減衰力可変ダンパでは、第二の態様の減衰力可変ダンパにおいて、凸面の内方側面は、凹面の内方側面に向かって凹状の曲面を具備しており、凸面の外方側面は、凹面の外方側面に向かって凸状の曲面を具備しており、凹面の内方側面は、凸面の内方側面に向かって凸状の曲面を具備しており、凹面の外方側面は、凸面の外方側面に向かって凹状の曲面を具備している。
本発明の第四の態様の減衰力可変ダンパでは、第一から第三のいずれかの態様の減衰力可変ダンパにおいて、一方の収容部材は、他方の収容部材に対して回転する軸が挿入される挿入孔と、この挿入孔を規定していると共に軸の回転に基づいて回転されるように当該軸に係合する係合段部を有する内周面とを具備している。
第四の態様の減衰力可変ダンパによれば、上述の構成を具備しているために、一方の収容部材を支持する部材を削減し得て、減衰力可変ダンパ自体を小型化し得、また、ハウジング、椅子、自動車用のシート等への減衰力可変ダンパの着脱を容易にし得、例えば、ハウジング本体に対する蓋の回動動作により開閉されるハウジングの蓋及びハウジング本体の一方に配設された減衰力可変ダンパの挿入孔に蓋及びハウジング本体の他方に設けられた軸を挿入し又は当該軸を挿入孔から抜出するだけで、蓋及びハウジング本体を簡単に分離させ得、従って、減衰力可変ダンパのハウジングに対する着脱を容易にし得る。
本発明の第五の態様の減衰力可変ダンパでは、第四の態様の減衰力可変ダンパにおいて、他方の収容部材は、軸が回転自在となるように配される孔を具備している。
第五の態様の減衰力可変ダンパによれば、上述の構成を具備しているために、一対の収容部材の回転軸心の伸びる軸方向に関して軸と他方の収容部材とが圧接する虞をなくし得、また、減衰力可変ダンパの設置位置の自由度を高めることができ、更には、複数の減衰力可変ダンパを一つの軸に連ねて設置することができる。
本発明の第六の態様の減衰力可変ダンパでは、第一から第五のいずれかの態様の減衰力可変ダンパにおいて、一方の収容部材は、当該収容部材の回転軸心が他方の収容部材の回転軸心と同心となるように、他方の収容部材に対向している。
本発明の第七の態様の減衰力可変ダンパでは、第一から第六のいずれかの態様の減衰力可変ダンパにおいて、連結手段は、一対の収容部材の回転軸心側の内径側部位とこの内径側部位よりも回転軸心から径方向に離れた外径側部位とで一対の収容部材を連結するようになっており、一対の収容部材の規定面は、内径側部位及び外径側部位間で収容空間を規定している。
第七の態様の減衰力可変ダンパによれば、一対の収容部材の規定面を径方向で挟む内径側部位及び外径側部位で連結手段により一対の収容部材を連結するために、圧力付与手段により粘性体に増大する圧力を付与した際でも一対の収容部材に歪みを生じさせないようにでき、従って、軽量且つ小型でも圧力増大に対応して減衰力を増大させることができ、而して、可変の減衰力をもって一対の部材間の移動エネルギを吸収して繰り返し減衰することのできる減衰力可変ダンパを構成することができる。
本発明の第八の態様の減衰力可変ダンパでは、第一から第六のいずれかの態様の減衰力可変ダンパにおいて、一方の収容部材は、小径環状本体と、小径環状本体の内周部に設けられている内周側円筒体と、小径環状本体の外周部に設けられている外周側円筒体とを具備しており、他方の収容部材は、小径環状本体よりも大きい径を有する大径環状本体と、大径環状本体の外周部に設けられていると共に一方の収容部材の外周側円筒体を囲繞する外周側円筒体とを具備しており、連結手段は、一方の収容部材の外周側円筒体の外周面に設けられた外側螺合部と、外側螺合部に螺合すると共に他方の収容部材の外周側円筒体の内周面に設けられた外側被螺合部と、内周側円筒体の外周面に設けられた内側螺合部と、内側螺合部に螺合すると共に大径環状本体の内周面に設けられた内側被螺合部とを具備している。
本発明の第九の態様の減衰力可変ダンパでは、第八の態様の減衰力可変ダンパにおいて、外側螺合部及び内側螺合部は、夫々互いに同一のねじピッチを有する雄ねじ又は雌ねじを具備しており、外側被螺合部及び内側被螺合部は、夫々互いに同一のねじピッチを有する雌ねじ又は雄ねじを具備している。
本発明の第十の態様の減衰力可変ダンパでは、第一から第九のいずれかの態様の減衰力可変ダンパにおいて、一対の収容部材の規定面は、梨子地状又はしぼ状の面を具備している。
本発明の第十一の態様の減衰力可変ダンパでは、第一から第十のいずれかの態様の減衰力可変ダンパにおいて、粘性体は、シリコーン系未加硫ゴムからなる。
第十一の態様の減衰力可変ダンパによれば、シリコーン系未加硫ゴムでもって減衰機能を得るようにしているために、摩耗の虞もない上に、漏出防止のためのシールを省き得て、しかも、軽量且つ小型でも大きな減衰力を容易に得ることのできる減衰力可変ダンパを構成し得る。
本発明の第十二の態様の減衰力可変ダンパでは、第十一の態様の減衰力可変ダンパにおいて、シリコーン系未加硫ゴムは、30以上420以下の可塑度を有していてもよく、好ましくは、本発明の第十三の態様の減衰力可変ダンパのように、60以上320以下の可塑度を有していてもよく、より好ましくは、本発明の第十四の態様の減衰力可変ダンパのように、シリコーン系未加硫ゴムは、160以上320以下の可塑度を有していてもよい。
本発明における上述のシリコーン系未加硫ゴムの可塑度は、ASTM等により規格化されたウィリアム可塑度計で測定した値であって、具体的には、上下2枚の平行板に直径約1.43cm、高さ1.27cmの円柱形で容積2ccのシリコーン系未加硫ゴムをはさみ、70℃〜100℃で5kgの荷重により圧縮し、3分間加圧後のシリコーン系未加硫ゴムの高さ(mm/100)により表したものである。
本発明においては、シリコーン系未加硫ゴムは、上述のように、30から420の可塑度を有していればよいが、30より小さい可塑度であると、流動し易くなって収容空間に配されたシリコーン系未加硫ゴムに対して漏出を防止するための十分なシールを必要とする上に、大きな減衰力を期待できなくなり、420より大きい可塑度であると、一対の収容部材の規定面とのなじみが殆どなくなり、一対の収容部材の相対的な回転においてシリコーン系未加硫ゴムに対して一対の収容部材の規定面が滑ってシリコーン系未加硫ゴムの変形による実質的な減衰力を得られ難くなり、また、滑りを防止するために斯かるシリコーン系未加硫ゴムに接する収容部材の規定面を凹面又は凸面としてシリコーン系未加硫ゴムを掴むようにしても、420より大きい可塑度のシリコーン系未加硫ゴムは極めて脆いために、一対の収容部材の相対的な回転においてシリコーン系未加硫ゴムが容易く剪断(分断)されて、これによってもシリコーン系未加硫ゴムの変形に基づく減衰力を得られなくなる。
また、シリコーン系未加硫ゴムは、一対の収容部材の規定面に規定される収容空間に充填されるのであるが、その可塑度が420より大きいと、収容空間に空洞(未充填部分)なしにシリコーン系未加硫ゴムを充填することが極めて困難となり、シリコーン系未加硫ゴムを充填した後に、斯かる空洞が生じていると、所望の減衰を得られなくなる虞がある。
斯かるシールの不要性及び得られる減衰力の大きさ、なじみ性、脆性、充填の容易性及び耐久性等の観点からシリコーン系未加硫ゴムの可塑度は、好ましくは、上述の通り、60から320、より好ましくは、160から320である。可塑度が60以上であると、シリコーン系未加硫ゴムの流動性が殆どなくなり、簡単なシール機構でシリコーン系未加硫ゴムの漏出を防止でき、可塑度が160以上であると、シール機構をほぼ省略できる上に、比較的大きな減衰力を得られるようになる。一方、シリコーン系未加硫ゴムは、その可塑度が420より大きいと、上述のように一対の収容部材の規定面とのなじみ性がなくなる上に、脆くなってたやすく剪断されるのであるが、可塑度が320以下であるシリコーン系未加硫ゴムでは、一対の収容部材の規定面とのなじみ性が向上して、一対の収容部材の相対的な回転において一対の収容部材の規定面に対してそれ程滑ることなしにシリコーン系未加硫ゴムに変形が生じて目的とする減衰が得られ易くなる上に、脆弱性がなくなって一対の収容部材の相対的な回転に応じて好ましく可塑変形して、シリコーン系未加硫ゴムを掴む凹面又は凸面を形成した一対の収容部材の規定面を用いても、シリコーン系未加硫ゴムがぼろぼろに剪断されるような事態を避けることができる。
また本発明においては、シリコーン系未加硫ゴムは、上記のような可塑度をもったものが好ましいのであるが、斯かる可塑度に代えて、10から150ML 1+4 (100℃)のムーニー粘度を有していてもよいが、好ましくは、36から72ML 1+4 (100℃)のムーニー粘度を有しており、より好ましくは、66から72ML 1+4 (100℃)のムーニー粘度を有していてもよい。
上記の可塑度を有するシリコーン系未加硫ゴムと同様に、10ML 1+4(100℃)より小さいムーニー粘度を有するシリコーン系未加硫ゴムであると、流動し易くなって収容空間に配されたシリコーン系未加硫ゴムに対して漏出を防止するための十分なシールを必要とする上に、大きな減衰力を期待できなくなり、150ML 1+4 (100℃)を超えるムーニー粘度を有するシリコーン系未加硫ゴムでは、一対の収容部材の規定面とのなじみが殆どなくなり、一対の収容部材の相対的な回転においてシリコーン系未加硫ゴムに対して一対の収容部材のうちの一方の規定面が滑ってシリコーン系未加硫ゴムの変形による実質的な減衰力を得られ難くなり、また、滑りを防止するために斯かるシリコーン系未加硫ゴムに接する一方の収容部材の規定面を凸面とすると共に他方の収容部材の規定面を凹面としてシリコーン系未加硫ゴムを掴むようにしても、150ML 1+4 (100℃)より大きいムーニー粘度のシリコーン系未加硫ゴムは極めて脆いために、一対の収容部材の相対的な回転においてシリコーン系未加硫ゴムがたやすく剪断(分断)されて、これによってもシリコーン系未加硫ゴムの変形に基づく減衰力を得られなくなり、斯かるシールの不要性及び得られる減衰力の大きさ、なじみ性、脆性、充填の容易性及び耐久性等の観点からシリコーン系未加硫ゴムは、好ましくは、上述の通り、36から72ML 1+4 (100℃)のムーニー粘度を有しており、より好ましくは、66から72ML 1+4 (100℃)のムーニー粘度を有している。
また、シリコーン系未加硫ゴムは、シリコーン変性エチレンプロピレンゴムからなっていてもよく、シリコーン系未加硫ゴムがシリコーン変性エチレンプロピレンゴムからなっていると、耐久性、耐候性に優れて好ましい減衰力可変ダンパを構成し得る。
本発明によれば、軸方向に薄く構成して設置スペースを小さくすることができ、圧力増大に対応して減衰力を増大させることのできる減衰力可変ダンパを提供し得る。
次に、本発明の実施の形態の例を、図に示す好ましい例に基づいて更に詳細に説明する。尚、本発明はこれら例に何等限定されないのである。
図1から図5において、本例の減衰力可変ダンパ1は、粘性体としてのシリコーン系未加硫ゴム2が収容される収容空間3を規定するように互いに対向していると共に回転軸心Xを中心としてR方向に相対的に回転することにより収容空間3に配されるシリコーン系未加硫ゴム2に剪断力を協働して与える収容部材4及び5と、収容部材4及び5の相対的なR方向の回転に基づいてシリコーン系未加硫ゴム2に連続的に変化する圧力を与える圧力付与手段6とを具備している。
30以上420以下、好ましくは60以上320以下、より好ましくは160以上320以下の可塑度を有するシリコーン系未加硫ゴム2は、収容部材4及び5の相対的なR方向の回転により変形(塑性変形)されて収容部材4及び5間の相対的なR方向の回転エネルギを吸収するようになっている。
略環状の収容部材4は、本例では、大径環状本体41よりも小さい径を有する小径環状本体11と、小径環状本体11の内周部12に一体的に設けられていると共に小径環状本体11よりも収容部材5に向かって突出している内周側円筒体13と、小径環状本体11の外周部14に一体的に設けられていると共に小径環状本体11よりも収容部材5に向かって突出している外周側円筒体15と、収容部材5に対してR方向に回転する図7に示すような軸25が挿入されると共に内周側円筒体13の内周面28によって規定されている挿入孔26と、小径環状本体11及び外周側円筒体15の収容部材5側の面によって構成されていると共に収容部材4の回転軸心X側の内径側部位16及び内径側部位16よりも回転軸心Xから径方向Yに離れた外径側部位17間で収容空間3を規定する規定面18とを具備している。本例では、内径側部位16は、内周側円筒体13の外周面13aに配されており、外径側部位17は、外周側円筒体15の外周面15aに配されている。収容部材4は、収容部材4の回転軸心Xが収容部材5の回転軸心Xと同心となるように、収容部材4及び5の回転軸心Xの伸びる軸方向で収容部材5に対向している。収容部材4及び5は、同心である回転軸心Xを中心としてR方向に相対的に回転されるようになっている。
外周側円筒体15は、外周面15aと、内周面21と、収容部材5側で外周面15a及び内周面21に連接していると共に軸方向に直交する直交面22とを具備しており、内周面21及び直交面22により規定面18の一部を構成している。外周側円筒体15には、本例では、直交面22で開口して収容空間3に連通している連通孔23が形成されている。斯かる連通孔23は、連結手段61により収容部材4及び5を螺合した際に収容部材4及び5間に予め多めに配されていたシリコーン系未加硫ゴム2を溢れ出させることができるように配設されていると共に連通孔23からのシリコーン系未加硫ゴム2の溢れ出しが収まった際に栓部材24によって閉塞されるようになっている。本例の減衰力可変ダンパ1は、シリコーン系未加硫ゴム2を連通孔23から溢れ出させることにより収容空間3に充填されたシリコーン系未加硫ゴム2に与えられる初期圧力を小さくすることができる。
内周側円筒体13の内周面28には、本例では、軸25に係合する係合段部27が形成されている。軸25の外周面には、図7に示すように、係合段部27に係合される被係合段部27aが形成されている。収容部材4は、係合段部27で係合している軸25の回転に基づいてR方向に回転されるようになっている。
小径環状本体11の収容部材5側の部位には、本例では、収容部材5に向かって突出した突出部30が形成されている。規定面18は、収容部材5に向かって凸であると共に突出部30の面によって構成されている凸面29を具備している。
凸面29は、底面51に対向している頂面31と、頂面31に連接されていると共に凹面49の内方側面52に対向する回転軸心X側の内方側面32と、内方側面32よりも回転軸心Xから径方向Yに離れて頂面31に連接されていると共に凹面49の外方側面53に対向する外方側面33とを具備している。
頂面31は、本例では、軸方向に直交する直交面からなる。内方側面32は、径方向Yで凹面49の内方側面52に向かって凹状の曲面32aを具備している。外方側面33は、径方向Yで凹面49の外方側面53に向かって凸状の曲面33aを具備している。
収容部材4の収容部材5側とは反対側の環状面34には、外縁六角形状の溝部35が形成されており、収容部材4は、溝部35に六角形状の回転工具が嵌め込まれて当該回転工具がR方向に回転されることにより収容部材5に装着され、また、収容部材5から取り外されるようになっている。
略環状の収容部材5は、小径環状本体11よりも大きい径を有する大径環状本体41と、大径環状本体41の外周部42に設けられていると共に収容部材4の外周側円筒体15を囲繞する外周側円筒体43と、大径環状本体41の収容部材4側の面によって構成されていると共に収容部材5の回転軸心X側の内径側部位44及び内径側部位44よりも回転軸心Xから径方向Yに離れた外径側部位45間で収容空間3を規定する規定面46と、大径環状本体41の内周面47によって規定されていると共に軸25及び収容部材4の内周側円筒体13がR方向に回転自在となるように配される孔48とを具備している。
大径環状本体41の収容部材4側の部位には、本例では、収容部材4に向かって突出した突出部70及び71が形成されており、突出部70及び71は径方向Yで互いに対向している。規定面46は、凸面29に対向すると共に収容部材4に向かって凹である凹面49を具備している。
凹面49は、本例では、小径環状本体11の収容部材4側の面によって構成されていると共に突出部70及び71間に配されている底面51と、底面51に連接されていると共に径方向Yで突出部71に対向している突出部70の面によって構成されている回転軸心X側の内方側面52と、内方側面52よりも回転軸心Xから径方向Yに離れて底面51に連接されていると共に径方向Yで突出部70に対向している突出部71の面によって構成されている外方側面53とを具備している。底面51は、軸方向で頂面31に対向しており、内方側面52は、軸方向で凸面29の内方側面32に対向しており、外方側面53は、軸方向で凸面29の外方側面33に対向している。
底面51は、軸方向に直交する直交面51aを夫々具備している。内方側面52は、径方向Yで凸面29の内方側面32に向かって凸状の曲面52aを具備している。外方側面53は、径方向Yで凸面29の外方側面33に向かって凹状の曲面53aを具備している。
収容空間3は、本例では、内周面21、直交面22、頂面31、内方側面32及び外方側面33を含む規定面18と、規定面18に対して隙間をもって配されている底面51、内方側面52及び外方側面53を含む規定面46とによって規定されている。
収容部材5の外周側円筒体43の外周面54には、本例では、アーム部55が一体的に設けられている。
圧力付与手段6は、収容部材4及び5の相対的なR方向の回転に基づいて収容部材4が収容部材5に対して接近及び離反するように、収容部材4及び5を内径側部位16及び44と外径側部位17及び45とで連結する連結手段61を具備している。連結手段61は、本例では、収容部材4及び5の相対的なR方向の回転に基づいて凸面29の頂面31が凹面49の底面51に対して相対的に接近及び離反するように収容部材4及び5を連結している。
連結手段61は、外周側円筒体15の外周面15aに設けられた外側螺合部62と、外側螺合部62に螺合すると共に外周側円筒体43の内周面43aに設けられた外側被螺合部63と、内周側円筒体13の外周面13aに設けられた内側螺合部64と、内側螺合部64に螺合すると共に大径環状本体41の内周面47に設けられた内側被螺合部65とを具備している。
外側螺合部62及び内側螺合部64は、本例では、夫々互いに同一のピッチを有する雄ねじ66を具備しており、外側被螺合部63及び内側被螺合部65は、本例では、夫々互いに同一のピッチを有する雌ねじ67を具備している。雄ねじ66及び雌ねじ67のねじピッチ寸法を極めて小さくなるように設定すると、収容空間3の容積変化は極めて僅かであって、シリコーン系未加硫ゴム2の可圧縮性によってこれを吸収することができる。
本例の減衰力可変ダンパ1は、例えば、図6及び図7に示すように、ハウジング本体102と、ハウジング本体102の開口部を開閉する回動体としての蓋103と、ハウジング本体102に対して蓋103を回動自在に連結するヒンジ部104とを具備したハウジング101に用いることができる。
減衰力可変ダンパ1の収容部材5は、ヒンジ部104において、ハウジング本体102及び蓋103の一方、本例では蓋103に嵌め込まれて固定されており、減衰力可変ダンパ1の収容部材4には、ヒンジ部104において、ハウジング本体102及び蓋103の他方、本例ではハウジング本体102に固着された軸25が挿入されている。
ハウジング本体102の開口部を開閉する蓋103のA及びB方向の回動により収容部材5に収容部材4に対するR方向の回転が生じ、この回転により収容空間3に配されたシリコーン系未加硫ゴム2が捩り変形される結果、シリコーン系未加硫ゴム2に粘性剪断抵抗力が生じ、このシリコーン系未加硫ゴム2の粘性剪断抵抗力により、蓋103の回動が所望に減衰されて、全開又は全閉時にストッパ等に激突したりすることをなくし得る上に、蓋103のスムーズな回動が得られる。更に、減衰力可変ダンパ1では、収容部材5の収容部材4に対するR方向の回転中、圧力付与手段6により収容部材4が収容部材5に対して相対的に軸方向に移動されることによって収容部材4が収容部材5に接近及び離反することで、収容空間3のシリコーン系未加硫ゴム2に与えられる圧力が連続的に増加又は減少し、従って、開口部に対する蓋103の完全閉鎖時に最大の減衰力が得られるように、例えば、収容部材5に対する収容部材4の一回転当たりの移動距離を設定すると、完全開放時手前での蓋103の回動を遅くし得る上に、完全開放時における蓋103の激突音を更に効果的に阻止し得ることになる。
また、本例の減衰力可変ダンパ1は、例えば、図8及び図9に示すように、ヒンジ部202でシャーシ(車台)203にブラケット206を介して回動自在に連結されているシートフレーム204と、シートフレーム204の回動と共にC及びD方向に回動されるようにシートフレーム204に固定されているリヤシート205とを具備している自動車用のシート201に用いることができる。
減衰力可変ダンパ1の収容部材5は、ヒンジ部202において、シートフレーム204及びブラケット206の一方、本例ではシートフレーム204に固定されていると共にアーム部55等を介してリヤシート205のC及びD方向の回動が伝達されるようになっている。減衰力可変ダンパ1の収容部材4には、シートフレーム204及びブラケット206の他方、本例ではブラケット206に固着された軸25が挿入されており、挿入された軸25によってシャーシ203に対するR方向の回転が禁止されている。尚、リヤシート205に回動自在に連結された背もたれ207は、ヒンジ機構208によりリヤシート205に対してE及びF方向に回動自在になっている。
シートフレーム204のC方向の回動は、ロック機構209により禁止されており、シートフレーム204は、ロック機構209のロック解除で図9に示すようにC方向に回動できるようになっている。従って、背もたれ207の上端がリヤシート205側に向かうようにE方向に回動させ、回動後、図9に示すようにリヤシート205をC方向に回動させることにより、大きな車内居住空間を確保し得る。
自動車用のシート201に用いられる減衰力可変ダンパ1によれば、リヤシート205のC及びD方向の回動と共に収容部材5の収容部材4に対するC及びD方向の回転を生じさせ、この回転によりシリコーン系未加硫ゴム2に粘性剪断抵抗力を生じさせてリヤシート205の回転エネルギを吸収することで、回動時の衝撃を生じないようにでき、また例えば図9に示すようなリヤシート205が跳ね上げられた状態での急発進によるリヤシート205のD方向の戻りを緩衝できると共に、ロック機構209のアンロック時における急制動によるリヤシート205のC方向の跳ね上げを緩衝できる。
以上の減衰力可変ダンパ1によれば、収容部材4及び5の規定面18及び46を径方向Yで挟む内径側部位16及び44と外径側部位17及び45とで連結手段61により収容部材4及び5を連結するために、圧力付与手段6によりシリコーン系未加硫ゴム2に増大する圧力を付与した際でも収容部材4及び5に歪みを生じさせないようにでき、従って、軽量且つ小型でも圧力増大に対応して減衰力を増大させることができ、而して、可変の減衰力をもって一対の部材間(ハウジング本体102と蓋103との間、シートフレーム204とリヤシート205と間)の移動エネルギを吸収して繰り返し減衰することができ、収容部材4が、収容部材5に対して回転する軸25が挿入される挿入孔26と、挿入孔26を規定していると共に軸25の回転に基づいてR方向に回転されるように当該軸25に係合する係合段部27を有する内周面28とを具備しているために、収容部材4を支持する部材を削減し得て、減衰力可変ダンパ1自体を小型化し得、また、ハウジング(箱体)、椅子、自動車用のシート等への減衰力可変ダンパ1の着脱を容易にし得、例えば、ハウジング本体102に対する蓋103のA及びB方向の回動動作により開閉されるハウジング101の蓋103及びハウジング本体102の配設された減衰力可変ダンパ1の挿入孔26に蓋103及びハウジング本体102の他方に設けられた軸25を挿入し又は当該軸25を挿入孔26から抜出するだけで、蓋103及びハウジング本体102を簡単に分離させ得て、減衰力可変ダンパ1のハウジング101に対する着脱を容易にし得、軸25が回転自在となるように配される孔48を収容部材5が具備しているために、収容部材4及び5の回転軸心Xの伸びる軸方向に関して軸25と収容部材5とが圧接する虞をなくし得、減衰力可変ダンパ1の設置位置の自由度を高めることができ、複数の減衰力可変ダンパ1を一つの軸25に連ねて設置することができ、規定面18が収容部材5に向かって凸である少なくとも一つの凸面29を具備しており、規定面46が凸面29に対向すると共に収容部材4に向かって凹である少なくとも一つの凹面49を具備しており、互いに対向する凸面29の頂面31及び凹面49の底面51が、シリコーン未加硫ゴム2が配される収容空間3を規定していると共に収容部材4及び5の回転軸心Xの伸びる軸方向に直交する直交面を夫々具備しているために、収容部材4及び5の相対的な回転に基づいて直交面を夫々具備している頂面31及び底面51間に配されるシリコーン未加硫ゴム2に剪断力を与えることができると共に収容部材4及び5の規定面18及び46のシリコーン系未加硫ゴム2に接触する面積を大きくし得、従って、比較的大きな減衰力を得ることができる上に、軸方向に薄くし得て設置スペースを小さくすることができると共により軽量且つ小型にし得、しかも、圧力増大に対応して減衰力を増大させることができ、凸面29及び凹面49の近傍のシリコーン系未加硫ゴムを掴むように凸面29及び凹面49を機能させることにより収容部材4及び5の相対的なR方向の回転において当該収容部材4及び5とシリコーン系未加硫ゴム2との間の滑りを防止でき、シリコーン系未加硫ゴム2に所望の塑性変形を生じさせて、シリコーン系未加硫ゴム2に目的のエネルギを吸収させることができ、また、粘性体としてのシリコーン系未加硫ゴム2でもって減衰機能を得るようにしているために、摩耗の虞もない上に、漏出防止のためのシールを省き得て、しかも、軽量且つ小型でも大きな減衰力を容易に得ることができる。
尚、本例の減衰力可変ダンパ1は、連結手段61に代えて、例えば、図10に示すように、収容部材4及び5の相対的な回転に基づいて凸面29の頂面31が凹面49の底面51に対して相対的に接近及び離反するように外径側部位17及び45で収容部材4及び5を連結する連結手段90を具備していてもよく、斯かる連結手段90は、図4に示すような外側螺合部62及び図3に示すような外側被螺合部63を具備していてもよく、斯かる場合には、収容部材4及び5を内径側部位16及び44で連結させることなしにシリコーン未加硫ゴム漏出防止用のOリング等からなるシール部材91を内周側円筒体13の外周面13aと大径環状本体41の内周面47との間に介在させてもよい。また、本例の減衰力可変ダンパ1は、連結手段61に代えて、例えば、収容部材4及び5の相対的な回転に基づいて凸面29の頂面31が凹面49の底面51に対して相対的に接近及び離反するように内径側部位16及び44で収容部材4及び5を連結する連結手段(図示せず)を具備していてもよく、斯かる連結手段は、図4に示すような内側螺合部64及び図3に示すような内側被螺合部65を具備していてもよく、斯かる場合には、収容部材4及び5を外径側部位17及び45で連結させることなしにシリコーン未加硫ゴム漏出防止用のOリング等からなるシール部材(図示せず)を外周側円筒体15の外周面15aと外周側円筒体43の内周面43aとの間に介在させてもよい。
また、シリコーン系未加硫ゴム2とこれに接する規定面18及び46とがよく馴染んで、収容部材4及び5とシリコーン系未加硫ゴム2との間に滑りが生じない場合又はその滑りを許容する場合には、斯かる凸面29及び凹面49とすることなしに、平滑面としてもよい。収容部材4及び5は、規定面18及び46に代えて、梨子地状又はしぼ状の面を有する規定面を夫々具備していてもよい。内径側部位16及び44並びに外径側部位17及び45における収容部材4及び5間の部位には、Oリング等からなるシール部材が嵌装されていてもよい。凸面29及び凹面49は、離散的に配された突起若しくは凹溝によって構成されていてもよい。収容部材4には、径方向Yに伸びると共に収容空間3に連通した複数、本例では円周方向に等角度間隔に配された複数のスリットが形成されていてもよい。
更に、収容部材4は、規定面16に代えて、収容部材5に向かって凹である凹面を有する規定面を具備していてもよく、斯かる場合には、収容部材5は、規定面46に代えて、前記凹面に対向していると共に収容部材4に向かって凸である凸面を有する規定面を具備していてもよい。
本発明の実施の形態の例の縦断面説明図である。 図1に示す例のII−II線矢視説明図である。 図1に示す例の収容部材の説明図である。 図1に示す例の収容部材の説明図である。 図1に示す例の一部拡大説明図である。 図1に示す例が配設されたハウジングの説明図である。 図6に示すハウジングの平面説明図である。 図1に示す例が配設された自動車用のシートの説明図である。 図8に示す自動車用のシートの説明図である。 本発明の実施の形態の他の例の縦断面説明図である。
符号の説明
1 減衰力可変ダンパ
2 シリコーン系未加硫ゴム
3 収容空間
4、5 収容部材
6 圧力付与手段
61、90 連結手段
16、44 内径側部位
17、45 外径側部位
18、46 規定面

Claims (3)

  1. 粘性体が収容される収容空間を規定するように互いに対向していると共に相対的な回転により収容空間に配される粘性体に剪断力を協働して与える一対の収容部材と、一対の収容部材の相対的な回転に基づいて粘性体に連続的に変化する圧力を与える圧力付与手段とを具備しており、一方の収容部材は、他方の収容部材に向かって凸である少なくとも一つの凸面を有していると共に収容空間を規定している規定面を具備しており、他方の収容部材は、凸面に対向すると共に一方の収容部材に向かって凹である少なくとも一つの凹面を有していると共に収容空間を規定している規定面を具備しており、互いに対向する凸面の頂面及び凹面の底面は、粘性体が配される収容空間を規定していると共に一対の収容部材の回転軸心の伸びる軸方向に直交する直交面を夫々具備しており、圧力付与手段は、一対の収容部材の相対的な回転に基づいて凸面の頂面が凹面の底面に対して相対的に接近及び離反するように一対の収容部材を連結する連結手段を具備しており、連結手段は、一対の収容部材の回転軸心側の内径側部位とこの内径側部位よりも回転軸心から径方向に離れた外径側部位とで一対の収容部材を連結するようになっており、一対の収容部材の規定面は、内径側部位及び外径側部位間で収容空間を規定している減衰力可変ダンパ。
  2. 粘性体が収容される収容空間を規定するように互いに対向していると共に相対的な回転により収容空間に配される粘性体に剪断力を協働して与える一対の収容部材と、一対の収容部材の相対的な回転に基づいて粘性体に連続的に変化する圧力を与える圧力付与手段とを具備しており、一方の収容部材は、他方の収容部材に向かって凸である少なくとも一つの凸面を有していると共に収容空間を規定している規定面を具備しており、他方の収容部材は、凸面に対向すると共に一方の収容部材に向かって凹である少なくとも一つの凹面を有していると共に収容空間を規定している規定面を具備しており、互いに対向する凸面の頂面及び凹面の底面は、粘性体が配される収容空間を規定していると共に一対の収容部材の回転軸心の伸びる軸方向に直交する直交面を夫々具備しており、圧力付与手段は、一対の収容部材の相対的な回転に基づいて凸面の頂面が凹面の底面に対して相対的に接近及び離反するように一対の収容部材を連結する連結手段を具備しており、一方の収容部材は、小径環状本体と、小径環状本体の内周部に設けられている内周側円筒体と、小径環状本体の外周部に設けられている外周側円筒体とを具備しており、他方の収容部材は、小径環状本体よりも大きい径を有する大径環状本体と、大径環状本体の外周部に設けられていると共に一方の収容部材の外周側円筒体を囲繞する外周側円筒体とを具備しており、連結手段は、一方の収容部材の外周側円筒体の外周面に設けられた外側螺合部と、外側螺合部に螺合すると共に他方の収容部材の外周側円筒体の内周面に設けられた外側被螺合部と、内周側円筒体の外周面に設けられた内側螺合部と、内側螺合部に螺合すると共に大径環状本体の内周面に設けられた内側被螺合部とを具備している減衰力可変ダンパ。
  3. 外側螺合部及び内側螺合部は、夫々互いに同一のねじピッチを有する雄ねじ又は雌ねじを具備しており、外側被螺合部及び内側被螺合部は、夫々互いに同一のねじピッチを有する雌ねじ又は雄ねじを具備している請求項2に記載の減衰力可変ダンパ。
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