JP4442080B2 - 連結ファスナー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、樹脂や紙等のシート或いはベルトに複数のネジや釘を並列に取付けた連結ファスナーに関するものであり、特に、一種類のファスナーマガジンに種々の寸法のファスナーを装填できるようにした連結ファスナーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
複数のネジや釘等のファスナーを並列に並べてシートにて連結した連結ファスナーを用いるネジ締め機や釘打ち機が知られている。この種のファスニングマシンはノーズの背面にファスナーマガジンが取付けられていて、ファスナーマガジンに装填した連結ファスナーはドライバの昇降動作と連動するファスナー送り機構の送り爪によって1サイクルの動作毎に順次ノーズ内へ供給され、連続的にネジ締め或いは釘打ちを行うことができる。ファスナーマガジン内のファスナー通路の断面形状はT形であり、T形空間の上部拡幅部にファスナーの頭が入り、拡幅部によってファスナーの頭の下面を支えて、連結ファスナーを吊下げ状態で案内するように形成されている。
このようなネジ締め機や釘打ち機に使用される連結ファスナーとして、特許文献1に記載された「連結ビス締め付け機のためのビス連結機本体およびその製造方法」が知られている。
【0003】
【特許文献】
特開平5−106624号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来のファスナーマガジンは、ファスナー通路の下部狭幅部の寸法よりも頭径の小さいファスナーの頭を支えることができず、ファスナーが落下してしまうので使用不可能であり、当然のことながらファスナー通路幅以上の太さのファスナーは装填できないので、使用可能なファスナーの寸法範囲が狭いという問題がある。また、平頭となべ頭等のように頭形状が相違するとファスナーの支持高さが異なるという問題もある。
【0005】
そこで、種々の太さの連結ファスナーをファスナーマガジンに装填でき、且つ一定の高さで連結ファスナーを支持できるようにするために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明は上記課題を解決することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記目的を達成するために提案するものであり、所定長の軸部を有する複数のファスナーを等間隔に配列し、連結帯によって保持することにより一体的に形成した連結ファスナーであって、
前記連結帯は、軟質の合成樹脂によって形成されたベース部材と、当該ベース部材に対して溶着その他の手段によって接着される接着部材によって構成され、前記ベース部材は、前記ファスナーの軸部を保持する保持面と、ネジ締め機や釘打ち機等のファスナーマシンによってガイドされるガイド部を有し、
前記ファスナーは、前記保持面に接着される接着部材によって当該保持面に当接した軸部を接着することにより、前記連結帯によって保持されて成り、
更に、上記ガイド部リブであり、ファスナーマガジンのファスナー通路の壁面に設けた押圧部材が前記ガイド部へ当接して支持される連結ファスナーを提供するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を図に従って説明するが、先に連結ファスナーを用いるファスニングマシンの一例としてエアインパクトドライバの構成を簡単に説明する。図1はエアインパクトドライバの先端部分を示し、1はシリンダハウジング、2はエアシリンダ、3はノーズ、4はドライバビットであり、ノーズ3の背面にファスナーマガジン5が取付けられている。図示は省略するが、シリンダハウジング1の上部にはエアモータによって駆動されるエアインパクト機構が配置されていて、エアインパクト機構に連結されているスプライン軸にエアシリンダ2のピストンが結合されている。ドライバビット4はピストンの前面に結合に連結されており、トリガレバーを引くと、ピストンとドライバビット4はエアシリンダ2内を下降するとともにエアインパクト機構によって回転駆動され、ノーズ3内へ送り込まれている連結ネジをネジ締め対象物に締め込む。
【0011】
ファスナーマガジン5の側面にはバネオフセット形のエアシリンダ6が配置されていて、エアシリンダ6のピストンロッド7の先端にラチェット式送り爪8が取付けられている。エアシリンダ2及びエアモータの起動時にはエアシリンダ6にも高圧空気が供給されてピストンロッド7及び送り爪8が後退し、ネジ締め完了後にドライバビット4が初期位置へ上昇するときにエアシリンダ6内の圧力空気が排出され、ピストンロッド7及び送り爪8がバネにより前進する。このとき、バネ(図示せず)によって連結ファスナーの軸部の側面に弾接している送り爪8がネジ間の隙間に入り込んで連結ファスナーを前方へ送り、先頭のファスナーがノーズ3内へ装填される。
【0012】
図2は、本発明の連結ファスナーをファスナーマガジン5へ装填した状態を示し、(a)に示す連結ファスナー11aは径の細いネジ12aを装着してあり、図1(b)に示す連結ファスナー11bは径の太いネジ12bを装着している。連結ファスナー11a,11bの連結帯13a,13bは、それぞれ紙面の手前から奥へ延びていて、左側面(送り爪側)にネジ12a,12bを保持するためのリング型ホルダー部14a,14bが一定間隔で配列されており、細いネジ12aを連結した連結ファスナー11aにおいては、連結帯13aの上下両縁部から外側へ水平に突出するリブ15を設けて、連結ファスナー11aと連結ファスナー11bの全幅を等しくしている。
【0013】
ファスナーマガジン5のファスナー通路の右壁面(送り爪に対向する面)には前後両端に亘るガイド溝5aが設けられていて、送り爪側の左壁面とガイド溝5aの底との間の横幅は連結ファスナー11a,11bの横幅とほぼ等しく、ガイド溝5aの縦幅は連結帯13a,13bの縦幅とほぼ等しく設定されている。また、ファスナーマガジン5内へ連結ファスナー11aまたは11bを装填すると、図2及び図3に示すように連結帯13がガイド溝5aに係合して連結ファスナー11はファスナーの径にかかわらず所定の高さに保持される。
さらに、各連結ファスナー11a、11bに保持される小径および大径の各ファスナーは、頭部の上下方向の位置が連結帯13、13bに対して略同一となるように装着されている。
このように、ファスナーの径に応じて連結帯の厚さを増減して全体的な横幅を等しくし、ファスナーマガジン5に設けたガイド溝5aへ連結帯13を係合させて所定の高さに保持することにより、種々の寸法のファスナーをドライバービットに対して一定の高さで安定して保持することができ、ファスナーマガジンの汎用性が向上する。
【0014】
尚、リブを設けず連結帯全体の厚さを増減して連結ファスナーの横幅を一定に調整してもよいが、この場合は、径の細いファスナーにおいて連結帯の樹脂材料の使用量が増加するとともに、柔軟性も低下することからネジ締め時或いは釘打ち時における打込み荷重が増加するという問題が生じる。しかし、図示のように連結帯全体ではなくリブ15により部分的に厚さを増加させて全体的な横幅を調整することにより、上記の問題を回避することができる。
また、リブの位置は必ずしも連結帯の上端や下端でなくてもよく、ガイド溝5aの上下幅を狭くして一本のリブをガイド溝へ係合させるようにしてもよい。また、連結帯の全長に亘ってリブを設けるほかに、ある長さのリブを一定の間隔を空けて連続的に配置してもよく、連結帯をガイドするに足りる構成であればよい。
【0015】
図4乃至図6は、第2の実施形態を示し、連結帯の厚さを増減して連結ファスナーの横幅を一定に制御する構成に代えて連結帯の厚さは一定とし、ファスナーマガジン21内に設けた圧力板22によって連結ファスナーを押さえて保持するように構成している。図4(a)(b)はファスナーマガジン21を示し、バネ与圧式の圧力板22がファスナー通路内で送り爪23に対向している。ファスナー通路は太いファスナーも装填できるように幅を広くとってあり、圧力板22が連結ファスナーの連結帯を押して送り爪23側の壁面に押し付ける。
【0016】
図5(a)(b)に示す連結ファスナー31a,31bは、連結帯32a, 32bの上端部から圧力板22の方向へ突出するリブ33を設けたアングル形断面形状であり、圧力板22が連結帯32a,32bを押して連結ファスナー31a,31bを壁面へ押し付け、リブ33が圧力板22の上面に載って支えられる。図6(a)(b)に示す連結ファスナー41a,41bは、連結帯42a,42bの上下両端部から圧力板22の方向へ突出する二つのリブ43を設けたチャネル形断面形状であり、上下二つのリブ43の間に圧力板22が入ることにより連結ファスナー41a,41bの上下移動が規制される。連結帯からファスナーの上端までの距離を一定にしておくことにより、図5及び図6に示すようにファスナーの寸法にかかわらず連結ファスナーは一定の高さで保持される。
【0017】
尚、この発明は上記の実施形態に限定するものではなく、この発明の技術的範囲内において種々の改変が可能であり、この発明がそれらの改変されたものに及ぶことは当然である。
【0018】
次に、第3の実施の形態を図7〜図10を用いて説明する。図7(a)は連結ファスナーの右側面図、図7(b)は前記右側面図におけるA−A’線断面図、図7(c)はB−B’線断面図、図7(d)はC−C’線断面図である。
51は、本実施の形態に係る連結ファスナーを表しており、ファスナーとして用いられる複数本のネジ52を連結帯53によって結束したものである。当該連結ファスナーは、前述した実施の形態と同様インパクトドライバー方式のファスナーマシンに用いられるものである。ネジ52も前述した実施の形態と略同一のものであり、上端面にドライバビットと係合する十字状の凹部(図示せず)を有した頭部54と、外周にネジ山を形成したシャンク55を有している。また、シャンク55には、下側略2/3の領域にワークに対する有効ねじ込み部としてネジ山(右ネジ)56が形成されており、上部略1/3の領域には、ネジ無し部57と前記ネジ山に対して逆ネジとなるネジ山(左ネジ)58が形成されている。なお、以下の説明は、すべてファスナーとしてネジ52を用いた場合を例に説明するが、連結ファスナーとして結束されるファスナーはネジに限られるものではなく、釘等の他のファスナーにも適用されるものである。
【0019】
連結ファスナー51は、前記構成のネジ52をシャンク55が平行となるように複数本配列し、シャンク55の上部領域に形成した前記逆ネジの側部を連結帯53に保持させ一体的に形成したものである。また、各ネジ52は、隣り合う各ネジの頭部54同士が干渉しないように一定の間隔で上方にずらしながら配列されている。この配列によって生じるネジ52の配列角θは、シャンク55と直交する平面を基準として略21度となっている。
【0020】
連結帯53は、断面C形に形成された所定長のベース部材59と、当該ベース部材59に溶着される接着部材60とによって構成されている。
ベース部材59は、幅W1が略10mm、肉厚t1が略略1.2mmの帯状部61を有し、当該帯状部61の上下両端縁に長手方向に亘ってリブ62、63を直角に設けた形状となっている。当該リブ62、63を設けた部位が、ファスナーマシンのマガジン内でガイドされるガイド部となっている。
当該リブ62、63の形成によって、連結帯53の見かけの肉厚(外形)t2は略3.4mmとなっている。なお、当該見かけの肉厚t2は、前述の実施の形態でも説明したように結束するネジのサイズ等によって適時変更される寸法であり、他の寸法値も上記した数値に限定されるものではない。また、他の諸寸法も、後述する作用・効果を発揮する本願発明の趣旨に沿う範囲内で、適時変更されるものである。
【0021】
次に、連結帯53によるネジ52の結束構造について説明する。ネジ52は、前記ベース部材59のリブ62、63を突出させていない面(保持面)に対してシャンク55を当接させた後、シャンク55を覆いながら前記ベース部材59に対して接着された2本の接着部材60によって保持された構造となっている(図7(d)参照)。
連結ファスナー51の製造装置は、溶融樹脂を所定の断面形状に成型しながら押し出すベース部材59の供給系統と、前述した配列角度で等間隔に配列した一連のネジ52を供給する系統と、溶融樹脂を所定の断面形状に成型しながら押し出す接着部材60の供給系統を有している。そして、成型されながら連続的に押し出されるベース部材59の保持面に順次ネジ52を当接させ、これと略同時に連続的に押し出された接着部材60をネジ52を覆うように供給し、所定の押型によって押しつけながら接着部材60をベース部材59の前記保持面に溶着するようになっている。
【0022】
図8(a)は、前記連結ファスナー51の左側面図を表したものである。また、図8(b)は、前記左側面図におけるA−A’線断面図、図8(c)は、図8(b)における円形指示部Xを5倍に拡大して示した図であり、図8(d)は、図8(a)におけるB矢示図を5倍に拡大して示した図である(ネジ52は省略)。
前述のように、連結帯53は帯状部61とリブ62、63を有した形状に形成されており、その結果は帯状部61とリブ62、63によって凹部64が設けられている。当該凹部64内のベース部材59上には、鋸刃状の複数の小凸条65が連結帯53の長手方向に対して直角に等間隔で形成されている。当該小凸条65は、前述の製造装置において供給されるベース部材59の押し出し後、若しくは押し出しと同時に所定の成形型によって形成されるものである。また、当該小凸条65は、ファスナーマシン66内に設けられているラチェット状に動作する送り爪67と係合する部位であり、送り出された連結ファスナー51が後退しないように保持される部位となっている(図9参照)。
【0023】
連結ファスナー51では、規格の異なるファスナー部材を同一のファスナーマシンで使用できるように、連結帯53のガイド部の形状が一定形状を有している。しかし、連結帯53は、ガイド部の形状が一定形状を有していれば良いのではなく、次に説明する機能が要求されるものである。図10を用いて、当該機能について説明する。
図10に示した各(a)〜(f)に示す図は、ネジ52がドライバービットによって押下され、下降する際の様子を順番に表したものである。尚、説明のために、図にはネジ52と連結帯53のみを表しているが、連結帯53はファスナーマシン66内のマガジン内でガイドされ、射出路に対して一定の位置に供給されるようになっている。したがって、ネジ52が下降しても、連結帯53は一定の位置に保持されるようにガイドされているため同時に降下しないようになっている。
【0024】
図10(a)は、射出路内でネジ52がドライバービットによって押下される前の状態を示しており、ドライバービットによって押下されると(b)に示すように連結帯53の位置は変わらず、ネジ52のみが降下を開始する。
連結帯53は、ベース部材59と接着部材60によってネジ52を保持しているが、ベース部材59と接着部材60は共に軟質の樹脂素材で形成されているので、ネジ52を保持しきれず変形する。
図10(c)は、ネジ52の頭部54が、ベース部材59の上端縁と上の位置に接着された接着部材60を押し広げた状態を表したものである。すなわち、頭部54は、ベース部材59と接着部材60の間に形成されていたシャンク55の軸径と略同径の穴(リング型ホルダー)を変形させ、(d)に示すように頭部54の通過に伴って接着部材60を破断させる。
また、図10(d)は、上の位置に接着されていた接着部材60が破断された後、下の位置に接着されている接着部材60の破断が始まる様子を表している。図10(e)は接着部材60が破断された後、ベース部材59を変形させながら頭部54が降下する様子を表している。図10は(f)は、ネジ52が完全に連結帯53の結束から切り離され、完全に離脱した状態を表している。
【0025】
前述のように、連結帯53はネジ52の降下によって適度に変形して頭部54を通過させ、同時に連結帯53によるネジ52の保持を解除するものである。この機能は、連結帯53の機能として重要なものであり、当該機能を円滑に働かせるために、最適な例として前述した素材、形状が採用されている。この機能が円滑に働かない場合には、ネジ52をワークに対して斜めにねじ込んでしまったり、射出路内での折れ曲がりによる詰まりを発生させる要因となってしまう。
以上のように連結帯53には、ファスナーマシン66内でのネジ52の一定位置への供給のみならず、ネジ52の確実な保持と確実な保持解除を行う機能が要求される。そのために、最適な実施の形態として、連結帯53の断面形状を略C字状とすることで見かけの幅は広いが柔軟性を有し、柔軟性を有するがリブによって所定の剛性を有するようになっている。また、一定以上の変形によって破断してネジ52の保持を解除するために、細幅の接着帯でシャンクの外周を保持する構造を用いている。
【0026】
次に、連結ファスナーに係る第4の実施の形態を、図11(a)を用いて説明する。
主要な構造は前述した各実施の形態と同様であるが、本実施の形態に用いる連結帯70は、次に述べる点で前述の例と異なるものである。すなわち、連結帯70のリブ71に、各ネジ72の保持部位に対応して凹部73が設けられている。これにより、リブ71が変形しやすくなり、ネジ72の頭部の通過が容易となり、ネジ72のねじ込み動作を妨げないようになっている。
【0027】
次に、連結ファスナーに係る第5の実施の形態を図11(b)を用いて説明する。
主要な構造は前述した各実施の形態と同様であるが、本実施の形態に用いる連結帯80は、次に述べる点で前述の例と異なるものである。すなわち、連結帯80のリブ81に、各ネジ82の保持部位に対応して凹部83が設けられている。そして、当該凹部83は、第4の実施の形態の場合よりも深くなっており、部分的にベース部材84にも凹部が形成されている。この構造は、ベース部材84の肉厚を比較的厚く形成しなければならない場合であって、しかも連結帯80として柔軟性を必要とする場合に好適である。
なお、リブの無いベース部材を用いる場合には、第5の実施の形態の応用として各ネジ82の保持部位に対応してベース部材84に凹部を形成しても良い。
【0028】
次に、第6の実施の形態を図11(c)を用いて説明する。
主要な構造は前述した連結帯と同様であるが、本実施の形態に係る連結帯90は、次に述べる点で前述の例と異なるものである。連結帯90はベース部材92と接着部材93によってネジ91を保持しており、この点に関しては前記他の実施の形態と同様である。
本実施の形態の特徴は、ベース部材92には前述のリブに相当する凸縁は無く、これに代替する構造としてベース部材92の側面を円弧状に窪ませた構造になっていることである。この構造により、連結帯90に対して所定の剛性と柔軟性を持たせることができる。
【0029】
次に、第7の実施の形態を図11(d)を用いて説明する。
図11(d)は、連結帯の他の実施の形態を表したものである。主要な構造については前述した各実施の形態と同様であるが、本実施の形態に用いる連結帯95は、次に述べる点で前述の例と異なるものである。すなわち、連結帯95は、上部にリブ96を有したベース部材97と下部用のリブ99に2分割されており、連結ファスナーの形成時にそれぞれの部材が別系統から供給された後一体的に形成され、前述した第3実施形態において説明した連結帯と同様の機能を発揮するものである。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の連結ファスナーは、ファスナーマガジン内で連結帯のガイド部を支えて連結ファスナーをガイドすることができるので、ファスナーの頭形状にかかわらず一定の高さに支持することができ、支持姿勢が安定化する。
【0033】
請求項1記載の連結ファスナーは、連結帯にガイド部を形成し、ファスナーマガジンに設けた圧力板の上面にガイド部が当接して支持されるように構成したので、種々の太さの連結ファスナーを一種類のファスナーマガジンに装着でき、且つ一定の高さで連結ファスナーを支持させることができるとともに、連結ファスナーの姿勢の安定性が向上する。
【0034】
本発明の連結ファスナーは、ファスナーを保持する連結帯がネジ締め機や釘打ち機等のファスナーマシンによってガイドされるガイド部となっている。
また、ファスナーのねじ込み、打ち込み等の射出の際にファスナーを保持している接着部材が破断して保持を解除し、適度に変形することでファスナーの降下を妨げることがない。これによって、ファスナーが傾いて射出されたり、射出路内で折れ曲がったりすることがないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】エアインパクトドライバの部分断面図。
【図2】ファスナーマガジンと連結ファスナーを示し、(a)は軸径の細い連結ファスナーを装填した状態の解説図、(b)は軸径の太い連結ファスナーを装填した状態の解説図。
【図3】ファスナーマガジンの分解側面図。
【図4】圧力板を設けたファスナーマガジンを示し、(a)は平面断面図、()は分解側面図。
【図5】ファスナーマガジンと連結ファスナーを示し、(a)は軸径の細い連結ファスナーを装填した状態の解説図、(b)は軸径の太い連結ファスナーを装填した状態の解説図。
【図6】ファスナーマガジンと連結ファスナーを示し、(a)は軸径の細い連結ファスナーを装填した状態の解説図、(b)は軸径の太い連結ファスナーを装填した状態の解説図。
【図7】本願発明の第3の実施形態を説明する、連結ファスナーの右側面図等である。
【図8】本願発明の第3の実施形態を説明する、連結ファスナーの左側面図等である。
【図9】本願発明の第3の実施形態に係る連結ファスナーをファスナーマシンに装着した状態を示す説明図である。
【図10】本願発明の第3の実施形態に係る連結ファスナーの作用を説明するための説明図である。
【図11】本願発明の第4乃至第7の実施の形態に係る各連結ファスナーを説明するための説明図である。
【符号の説明】
5 ファスナーマガジン
6 エアシリンダ
7 ピストンロッド
8 送り爪
11a、11b 連結ファスナー
12a 細ネジ
12b 太ネジ
13a、13b 連結帯
14a、14b ホルダー部
21 ファスナーマガジン
22 圧力板
23 送り爪
31a、31b 連結ファスナー
32a、32b 連結帯
33 リブ
41a、41b 連結ファスナー
42a、42b 連結帯
43 リブ
51 連結ファスナー
52 ネジ
53 連結帯
54 頭部
55 シャンク
56 ネジ山(右ネジ)
57 ネジ無し部
58 ネジ山(左ネジ)
59 ベース部材
60 接着部材
61 帯状部
62、63 リブ
64 凹部
65 小凸条
66 ファスナーマシン
67 送り爪

Claims (1)

  1. 所定長の軸部を有する複数のファスナーを等間隔に配列し、連結帯によって保持することにより一体的に形成した連結ファスナーであって、
    前記連結帯は、軟質の合成樹脂によって形成されたベース部材と、当該ベース部材に対して溶着その他の手段によって接着される接着部材によって構成され、前記ベース部材は、前記ファスナーの軸部を保持する保持面と、ネジ締め機や釘打ち機等のファスナーマシンによってガイドされるガイド部を有し、
    前記ファスナーは、前記保持面に接着される接着部材によって当該保持面に当接した軸部を接着することにより、前記連結帯によって保持されて成り、
    更に、上記ガイド部リブであり、ファスナーマガジンのファスナー通路の壁面に設けた押圧部材が前記ガイド部へ当接して支持されることを特徴とする連結ファスナー。
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