JP4440910B2 - 使い捨て紙おむつ - Google Patents

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本発明は、バックシートの外面に絵柄又は文字(以下、「デザイン」という)が施された使い捨ての紙おむつに関し、とくに幼児用として好適な使い捨ての紙おむつに関する。
従来、このような使い捨ての紙おむつの基本構成は、表面側、すなわち肌と当接する面側を覆う透液性トップシートと、裏面側を覆う不透液性バックシートとの間に吸収体が介在され、前記シート材を長手方向中央部より前記表面側に折り畳んで前身頃及び後身頃が形成されるように成っており、その型式としてテープ式とパンツ式の二つが一般によく知られている。ここに、テープ式の紙おむつは、一端が前記バックシートの後身頃背中側両側部に止着され、夫々左右方向に延設されたおむつ装着用のファスニングテープの他端を前記バックシートの前身頃腹部位置外面に付設されたフロントシートに止着して着用するようにしたものであり、一方のパンツ式の紙おむつは、前記折り畳まれた前身頃と後身頃の両側縁を互いに接着閉鎖してパンツタイプにしたものである。
なお、これらの使い捨て紙おむつには、使用後の廃棄処理に備えた廃棄用テープが、後身頃(必要により前身頃)のバックシート側中央部ないしその上方で一端側が止着され、全体が長さ方向に折り畳まれて他端側より引き出し可能に装着されている。この廃棄用テープは、使用済みの紙おむつを廃棄処理するに際し、この紙おむつを例えば股間部側からぐるぐる巻き上げて止着するように用いられるもので、後処理テープとも呼ばれている。
ところで、上述した従来の使い捨て紙おむつの中には、着用に際しての前後の区別、あるいはサイズ等を表示する目的で、着用時に外部から認識可能なデザインをバックシートの外面に印刷したものがある。とくに幼児向け使い捨て紙おむつのデザインには、知育等を目的として、例えば動物や乗り物、あるいはキャラクター等の幼児が好み、あるいは関心を示す絵柄模様のものが知られている。
とくに近来、このようなデザインがバックシートのみならず、前身頃の腹部前部外面に付設されたフロントシートに施された使い捨て紙おむつが市場に提供されている。
図9から図11はその一例であるテープ式の使い捨て紙おむつを示すもので、本出願人の先の出願に係るものである。すなわち、図9はこのテープ式の使い捨て紙おむつ(以下「紙おむつ1」という)の概要を示す斜視図、図10はこの紙おむつ1を展開した状態で示す平面図、図11はこの紙おむつ1の前身頃の腹部位置外面に付設されたフロントシートの正面図である。
図9及び図10に示すように、この紙おむつ1は、表面側を覆う不織布等から成る透液性トップシート2と、裏面側を覆うポリエチレンシート等から成る不透液性バックシート3と、前記各シート間に介在された綿状パルプ等から成る吸収体4を有し、この吸収体4に隣接する脚周り部分と展開した状態の前後端側とに夫々ゴム紐等から成る弾性伸縮部材5が設けられ、そして図9に斜視図で示すように、バックシート3の前身頃腹部位置外面にはフロントシート6が左右方向に延びて付設されている。
他方、図10に示すように、背中側の両側部にはファスニングテープ7が、その一端を粘着剤等によりバックシート3の表面側の側縁に止着され、左右外側へ延びるようにして設けられている。このファスニングテープ7の内面には係止用のフックシート8が設けられ、このフックシート8のフックがフロントシート6の外面のフック受と係脱することにより紙おむつ1が身体の腰部に着脱可能となっている。
図11に示すように、フロントシート6の外面にはフックシート8の端部を係止する位置を示す左右一対の係止目印模様9が施されている。この係止目印模様9は左右方向に複数並設されており、この例では係止目印模様9が数字部9a及び破線部9b等から成っている。
ここに、各数字部9aはフロントシート6の中央側から順に付与された数が模様として施され、この例では各数字部9aが略等間隔に配置された「1」、「2」、「3」のアラビア数字の模様部9a1と、アラビア数字を囲む円状の外縁部9a2から成っている。破線部9bは、アラビア数字の模様部9a1の上部において円状の模様を上方に並設したものである。各目印模様9の間、すなわち各模様部9a1の間には幼児が好み、あるいは関心を示すようなデザイン、すなわち、おもちゃ、あるいはキャラクター等の絵柄10が知育等の目的で施されている。
しかしながら、以上のとおり構成されたこの紙おむつ1を幼児等に装着させ、ファスニングテープ7のフックシート8をフロントシート6の外面に係止して腰部に固定させると、図12に示すように、ファスニングテープ7の外面が無地(通常は白地)であるため、この外面によってフロントシート6の外面に施された上記デザイン(この例ではキャラクターの顔)が隠されてしまい、折角施したデザインの本来の目的が損なわれてしまうという欠点があった。また、このような異色のファスニングテープ7によりデザイン化されたフロントシート6が部分的に被覆されると、見る人にとって違和感があった。さらにまた、紙おむつ1の装着に際し、母親等の装着者がファスニングテープ7の端部、すなわちフックシート8をフロントシート6に係止する場合には、係止目印模様9を殆ど意識せず、装着者自身の感覚に頼って行うことが多いため、ファスニングテープ7がフロントシート6からずれ易く、場合によっては外れてしまうという欠点があった。
なお、このようにテープ部材によりデザインが損なわれる欠点は、上記テープ式の使い捨て紙おむつにおけるファスニングテープに限らず、廃棄用テープについても同様である。
図13はその一例であるパンツ式の使い捨て紙おむつ(以下「紙おむつ21」という)を後身頃側から見た斜視図で、図示するように、この紙おむつ21では、裏面側を覆う不透液性バックシート22によって形成された前身頃23及び後身頃24の外面に(この例では「兎」「小鳥」「象」等の種々の動物25aが円模様25bの内部に描かれて構成された)デザイン25が施され、後身頃24の略中央部には、一端側がバックシート22の外面に止着され、全体が長さ方向に折り畳まれて接着され、他端側より引き出し可能とされた廃棄用テープ26が装着されている。
しかしながら、このように廃棄用テープ26がバックシート22の後身頃24外面に施されたデザインの絵柄部分(この例では「ペンギン鳥」の顔部分)に位置して止着されているために、この紙おむつ21では前記同様にデザイン本来の目的が達成されないという欠点があった。また、たとえデザイン化された絵柄の上に止着されていないとしても、この廃棄用テープ26の最外面26aは、バックシート22の外面に施されたデザインとは全く関連性のない無地であったり着色されたものであったりすることから、やはり違和感があり、このため、(この廃棄用テープ26が前身頃23に設けられている場合にはなおさら)着用した幼児が無意識のうちにこの廃棄用テープ26の先端部を引っ張り出してしまう懸念があった。
本発明は上述したような事情によりなされたものであり、その目的とするところは、とくに使い捨て紙おむつに設けられた廃棄用テープによって、バックシートの外面に施されたデザインを阻害することがなく、見た目にも違和感がなく、着用者である幼児に対して知育ができ、かつ着用した幼児が無意識のうちにこの廃棄用テープの先端部を引っ張り出してしまうことのないようにした使い捨て紙おむつを提供することにある。
本発明の上記目的は、表面側を覆う透液性トップシートと、裏面側を覆う不透液性バックシートとの間に吸収体が介在され、前記シート材を長手方向中央部より前記表面側に折り畳んで前身頃及び後身頃が形成され、かつ前記バックシートの外面に廃棄用テープが備えられて成る使い捨て紙おむつにおいて、前記バックシートの外面に動物の絵柄を施す一方、前記廃棄用テープを細帯状に形成して全体を長さ方向に折り畳み、その一端を前記動物の体の細帯形状をなす部位に止着し他端より引き出し可能に設けたことを特徴とする、請求項1に係る使い捨て紙おむつによって達成される。
また、本発明の上記目的は、前記廃棄用テープの外面には、前記動物の体の細帯形状をなす部位に係る絵柄が施されていることを特徴とする、請求項2に係る使い捨て紙おむつによって、より効果的に達成される。
また、本発明の上記目的は、前記動物の体の細帯形状をなす部位は、当該動物の鼻部又は尾部であることを特徴とする、請求項3に係る使い捨て紙おむつによって、より効果的に達成される。
また、本発明の上記目的は、前記バックシート外面の前記前身頃と前記後身頃には、夫々、前記動物の前向きの絵柄と後向きの絵柄が施され、前記動物の体の細帯形状をなす部位は当該動物の尾部であり、前記廃棄用テープは当該後向き動物の尾部位置に止着されていることを特徴とする、請求項4に係る使い捨て紙おむつによって、より効果的に達成される。
上述のとおり、本発明に係る使い捨て紙おむつは、バックシートの外面に長さ方向に折り畳まれて装着された廃棄用テープの少なくとも最外面に、バックシートの外面に施されたデザイン、すなわち絵柄又は文字と相関するデザインが施されているので、本発明に係る使い捨て紙おむつによれば、このバックシート外面のデザインが廃棄用テープによって阻害されることがなく、見た目にも違和感がなく、着用者である幼児に対して知育ができ、また、着用した幼児が無意識のうちにこの廃棄用テープの先端部を引っ張り出してしまうという心配がなくなるという利点がある。以下、本発明の詳細を、実施例を示す添付図面に基づき説明する。
図1は本発明の第1の実施形態に係るテープ式の使い捨て紙おむつ(以下「紙おむつ1A」という)の要部を示す正面図で、フロントシート6Aにファスニングテープ7Aが止着された状態を、説明の都合上、左右対称の左半分について示したものである。なお、図1から図8に示す本発明の実施形態に係る図においては、前述した従来の使い捨て紙おむつ1又は21と対応する構成要素には同一の符号(アラビア数字)が頭に付されている。
図示するように、本紙おむつ1Aのフロントシート6Aの外面には、「いるか」(絵柄)10A1が青緑色に着色された「海中」(下地模様)10A2で泳いでいる様子を示すデザインが印刷等により施されている。これに対し、ファスニングテープ7Aの外面(図示しないフックシートの付設面と反対側の面)にも、前記フロントシート6Aの外面に施された下地模様と同一ないし近似した基調のデザイン、すなわち青緑色を中心とした下地模様7A2がデザインされている。
このように、本紙おむつ1Aは、フロントシート6Aの外面とファスニングテープ7Aの外面とが「海中」を表す青緑色という互いに関連性のある基調をもって作られているので、本紙おむつ1Aによれば、従来のような違和感が全くなく、フロントシート6Aに施されたデザインの本来の目的を十分達成することができる。
図2は本発明の第2の実施形態に係るテープ式の使い捨て紙おむつ(以下「紙おむつ1B」という)の要部を示す正面図で、前記実施形態と同様に、フロントシート6Bにファスニングテープ7Bが止着された状態を、正面から見て左半分を示したものである。
図示するように、本紙おむつ1Bは、フロントシート6Bの外面に「ライオン」(絵柄)10B1が緑色の「ジャングル」(下地模様)10B2で座っている様子がデザインされ、一方のファスニングテープ7Bの外面には、「トラ」(絵柄)7B1が緑色の「ジャングル」(下地模様)7B2内を歩いている様子がデザインされているものである。
このように、本紙おむつ1Bは、フロントシート6Bの外面の絵柄とファスニングテープ7Bの外面の絵柄とが同じ「ジャングル」に住む動物という、互いに相関する、すなわち関連性のあるデザインをもって作られているので、本紙おむつ1Bによれば、前記同様に違和感が全くなく、また絵柄同士の組み合わせを母と子とで楽しみながらおむつ交換ができ、さらにまた知育をすることができる。なお、フロントシート6Bの外面には「ライオン」のほか、例えば「象」や「キリン」等の関連性のある複数の動物の絵柄を配置するようにするとより効果的である。
図3は本発明の第3の実施形態に係るテープ式の使い捨て紙おむつ(以下「紙おむつ1C」という)の要部を示す正面図で、前記実施形態と同様に、フロントシート6Cにファスニングテープ7Cが止着された状態を、正面から見て左半分を示したものである。
図示するように、本紙おむつ1Cでは、フロントシート6Cの外面に付された数字部9aの上部方向に沿ったライン、すなわちファスニングテープ7Cの止着位置表示用ラインの上に電車の「線路」(係止目印模様としての絵柄)9C1がデザインされており、一方のファスニングテープ7Cの外面には前記線路9C1の上を走る「電車」(絵柄)7C1がデザインされている。
このように、本紙おむつ1Cは、フロントシート6Cの外面の絵柄「線路」がファスニングテープ7Cの止着位置表示用のラインに沿って施され、ファスニングテープ7Cの外面の絵柄「電車」を前記絵柄「線路」に合わせて止着するように作られているので、本紙おむつ1Cによれば、装着者は従来のように感覚に依存せず、フロントシート6Cに付された所定の止着位置表示用ライン(この例では数字部9aが「3」のライン)を目標として止着することができる。これにより、従来のようにファスニングテープ7Cの止着端部がフロントシート6Cからずれたり、あるいは外れたりすることがなく、本紙おむつ1Cを幼児の腰部にしっかり固定させることができる。また、前記同様に絵合わせを楽しみながら知育をすることができる。
図4は本発明の第4の実施形態に係るテープ式の使い捨て紙おむつ(以下「紙おむつ1D」という)の要部を示す正面図で、前記実施形態と同様に、フロントシート6Dにファスニングテープ7Dが止着された状態を、正面から見て左半分を示したものである。
図示するように、本紙おむつ1Dは、前記紙おむつ1Cと同様に止着位置表示用ライン上にデザインが施されているが、デザインが絵柄ではなく文字である点で相違している。すなわち本紙おむつ1Dでは、フロントシート6Dの外面に付された数字部9aの下部方向に沿ったライン上にアルファベットの「A」、「B」、「C」(文字)9D1がデザインされており、一方のファスニングテープ7Dの外面には前記アルファベットの中間の文字である「B」(文字)7D1がデザインされている。なお、デザイン化する文字としてはアルファベットに限らず、例えば「あ」、「い」、「う」等の50音文字、あるいは「1」、「2」、「3」等の算用数字などの、順列のある連続した文字であれば適用が可能である。また、フロントシート6Dの外面にデザインする文字のうち中間に位置する文字(この例では「B」の文字)部分をブランクにしておき、ファスニングテープ7Dの外面にデザインした文字(この例では「B」の文字)を前記ブランク部分に当てはめるようにしてもよい。
本紙おむつ1Dはこのように作られているので、前記第3の実施形態の場合と同様な効果が得られるほか、パズルあるいはクイズ的な要素を多分に含んでいるので幼児の知育にはとくに好適である。
以上の実施形態は、いずれも、使い捨て紙おむつのフロントシートとファスニングテーに施されるデザインが互いに関連する場合であるが、本発明におけるデザインは、このフロントシートとファスニングテープに施されるデザインと関連するデザインをバックシートに施してもよい。
図5はその一例の、本発明の第5の実施形態に係るテープ式の使い捨て紙おむつ(以下「紙おむつ1E」という)の斜視図で、使用状態に組み立てた紙おむつ1Eを前身頃側から見たものである。図示するように、本紙おむつ1Eのフロントシート6Eの外面には、海中で泳ぐ「遊魚」(絵柄)10E1がデザインされ、また、ファスニングテープ7Eの外面にも同様な「遊魚」(絵柄)10E1がデザインされている。さらに前身頃及び後身頃を形成するバックシート3Eの外面には、前記「遊魚」(絵柄)10E1と共に、海底に生える「海草」(絵柄)10E2がデザインされている。
このように、本紙おむつ1Eは、フロントシート6E、ファスニングテープ7E、バックシート3Eの三者の外面に共通の「遊魚」(絵柄)10E1が印刷され、おむつ全体に相関するデザインが施されているので、全体的にバランスがとれ、また、見た目に楽しい使い捨ての紙おむつということができる。
以上、本発明の内容をフロントシートとファスニングテープを有するテープ式の使い捨て紙おむつの実施例に基づき説明したが、本発明はテープ部材がファスニングテープである場合に限られるものではなく、これが廃棄用テープを有する使い捨て紙おむつであっても適用可能である。
図6は本発明の第6の実施形態に係るパンツ式の使い捨て紙おむつ(以下「紙おむつ21A」という)を後身頃側から見た斜視図である。図示するように、本紙おむつ21Aでは、裏面側を覆う不透液性バックシート22Aによって形成された前身頃23A及び後身頃24Aの外面に、金色に着色され、点在して配置された「星」(絵柄)25A1と、これらの「星」(絵柄)25A1間に配置された白抜きの「星」(絵柄)25A2とから成るデザインが施されている。そして、この後身頃24Aの略中央部に一端側が止着され、全体が長さ方向に折り畳まれて接着され、他端側より引き出し可能に装着された廃棄用テープ26Aの最外面には、前記金色に着色され、点在して配置された「星」(絵柄)25A1及び白抜きの「星」(絵柄)25A2と夫々同一の「星」(絵柄)26A1及び「星」(絵柄)26A2とから成るデザインが施されている。
本紙おむつ21Aは、このようにバックシート22Aの外面のデザインと廃棄用テープ26Aの最外面のデザインとがピッタリ一致して作られているので、本紙おむつ21Aによれば何ら違和感がなく、よって着用した幼児が無意識のうちに廃棄用テープ26Aの先端を引っ張り出してしまうこともなく、また廃棄用テープ26Aによってバックシート22A外面のデザインが損なわれることがない。
なお、この廃棄用テープ26Aに施されるデザインは最外面に限らず、折り畳まれている外面にも最外面に施されたデザインと相関するデザインを施すようにしてもよい。
図7(a)はその一例の、本発明の第7の実施形態に係るパンツ式の使い捨て紙おむつ(以下「紙おむつ21B」という)を後身頃側から見た斜視図である。図示するように、本紙おむつ21Bでは、裏面側を覆う不透液性バックシート22Bによって形成された前身頃23B及び後身頃24Bの外面に「象」(絵柄)25B1がデザインされている。この「象」(絵柄)25B1の鼻位置部分には廃棄用テープ26Bがその一端を止着され、全体が長さ方向に三つに折り畳まれて接着され、他端より引き出し可能に装着されている。図7(b)に示すように、廃棄用テープ26Bの最外面、すなわち三つ折りの第1面には「象の鼻」(模様)26B1が、第2面には象の鳴き声の「パオーン」(文字)26B2が、そして第3面には「象の口」(絵柄)26B3がデザインされている。
本紙おむつ21Bは、このようにバックシート22Bの後身頃24Bにデザインされた「象」(絵柄)25B1に関連し、廃棄用テープ26Bの外面にその「象の鼻」(模様)26B、象の鳴き声の「パオーン」(文字)26B2、「象の口」(絵柄)26B3が一連の流れをもってデザインされている。従って、本紙おむつ21Bによれば、本おむつの廃棄に際し前記廃棄用テープ26Bを最外面、すなわち象の鼻部分を引き出すと、この模様、文字、絵柄から成る一連のデザインが現れるので、知育を兼ねた楽しいおむつ代えができる。
また、後身頃に設ける廃棄用テープのデザインを前身頃のデザインと関連させて設けることも一策である。図8はその一例の、本発明の第8の実施形態に係るパンツ式の使い捨て紙おむつ(以下「紙おむつ21C」という)を示すもので、(a)は前身頃側から見た斜視図、(b)は後身頃側から見た斜視図である。本紙おむつ21Cでは、(a)に示すように、前身頃23Cの略中央部には「前向きの馬」(絵柄)26C1が、また(b)に示すように、後身頃24Cの略中央部には「後向きの馬」(絵柄)26C2が夫々デザインされ、この「後向きの馬」(絵柄)26C2の尾の位置には廃棄用テープ26Cが止着されている。すなわち、本紙おむつ21Cにおける廃棄用テープ26Cは「馬の尾」として採用されているもので、極めて道理にかなったデザインが施され、幼児に興味を誘う紙おむつということができる。
なお、以上に説明した本発明に係る使い捨て紙おむつは、テープ式あるいはパンツ式のおむつに限定されるものではなく、廃棄用テープを備えた全ての使い捨て紙おむつに適用できることはいうまでもない。
本発明の第1実施形態に係るテープ式使い捨て紙おむつの要部左半分の正面図である。 本発明の第2実施形態に係るテープ式使い捨て紙おむつの要部左半分の正面図である。 本発明の第3実施形態に係るテープ式使い捨て紙おむつの要部左半分の正面図である。 本発明の第4実施形態に係るテープ式使い捨て紙おむつの要部左半分の正面図である。 本発明の第5実施形態に係るテープ式使い捨て紙おむつを前身頃側から見た斜視図である。 本発明の第6実施形態に係るパンツ式使い捨て紙おむつを後身頃側から見た斜視図である。 本発明の第7実施形態に係るパンツ式使い捨て紙おむつの斜視図で、(a)は後身頃側から見た図、(b)は廃棄用テープの展開図である。 本発明の第8実施形態に係るパンツ式使い捨て紙おむつの斜視図で、(a)は前身頃側から見た図、(b)は後身頃側から見た図である。 従来のテープ式使い捨て紙おむつの概要を示す斜視図である。 従来のテープ式使い捨て紙おむつを展開した状態で示す平面図である。 従来のテープ式使い捨て紙おむつの前身頃に付設されたフロントシートの正面図である。 従来のテープ式使い捨て紙おむつの前身頃に付設されたフロントシートにファスニングテープが止着された状態を示す正面図である。 従来のパンツ式使い捨て紙おむつを後身頃から見た斜視図である。
符号の説明
1 (従来の)テープ式使い捨て紙おむつ
1A (本発明に係る)テープ式使い捨て紙おむつ
1B (本発明に係る)テープ式使い捨て紙おむつ
1C (本発明に係る)テープ式使い捨て紙おむつ
1D (本発明に係る)テープ式使い捨て紙おむつ
1E (本発明に係る)テープ式使い捨て紙おむつ
2 トップシート
3 バックシート
4 吸収体
5 弾性伸縮部材
6 フロントシート
6A (本発明に係る)フロントシート
6B (本発明に係る)フロントシート
6C (本発明に係る)フロントシート
6D (本発明に係る)フロントシート
6E (本発明に係る)フロントシート
7 ファスニングテープ
7A (本発明に係る)ファスニングテープ
7B (本発明に係る)ファスニングテープ
7C (本発明に係る)ファスニングテープ
7D (本発明に係る)ファスニングテープ
7E (本発明に係る)ファスニングテープ
8 フックシート
9 係止目印模様
9a 数字部
9b 破線部
10 絵柄
21 (従来の)パンツ式使い捨て紙おむつ
21A (本発明に係る)パンツ式使い捨て紙おむつ
21B (本発明に係る)パンツ式使い捨て紙おむつ
21C (本発明に係る)パンツ式使い捨て紙おむつ
22 バックシート
23 前身頃
24 後身頃
25 デザイン
26 廃棄用テープ
26A (本発明に係る)廃棄用テープ
26B (本発明に係る)廃棄用テープ

Claims (4)

  1. 表面側を覆う透液性トップシートと、裏面側を覆う不透液性バックシートとの間に吸収体が介在され、前記シート材を長手方向中央部より前記表面側に折り畳んで前身頃及び後身頃が形成され、かつ前記バックシートの外面に廃棄用テープが備えられて成る使い捨て紙おむつにおいて、前記バックシートの外面に動物の絵柄を施す一方、前記廃棄用テープを細帯状に形成して全体を長さ方向に折り畳み、その一端を前記動物の体の細帯形状をなす部位に止着し他端より引き出し可能に設けたことを特徴とする使い捨て紙おむつ。
  2. 前記廃棄用テープの外面には、前記動物の体の細帯形状をなす部位に係る絵柄が施されていることを特徴とする請求項1に記載の使い捨て紙おむつ。
  3. 前記動物の体の細帯形状をなす部位は、当該動物の鼻部又は尾部であることを特徴とする請求項1又は2に記載の使い捨て紙おむつ。
  4. 前記バックシート外面の前記前身頃と前記後身頃には、夫々、前記動物の前向きの絵柄と後向きの絵柄が施され、前記動物の体の細帯形状をなす部位は当該動物の尾部であり、前記廃棄用テープは当該後向き動物の尾部位置に止着されていることを特徴とする請求項1に記載の使い捨て紙おむつ。
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