JP4440853B2 - 放送システム - Google Patents

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Description

本発明は、放送システムの基地局装置からの送信において多重化対象とする信号をオペレータにより切り替えるための表示装置に関し、特に、オペレータによる切替操作を支援する表示装置に関する。
放送システムでは、カメラにより撮影された映像や収集された音声を基地局装置へ送信し、基地局装置がその映像や音声を放送局へ送信し、放送局がその映像や音声を放送信号として一般の家庭などに対して送信することが行われている。
アナログが使用されていた基地局装置(アナログFPU基地局装置)では、FM変調可搬型映像音声伝送装置(アナログFPU装置)から送信される映像音声信号を、回転アンテナなどに付属する受信装置により受信し、他の拠点に向けて送信装置により送信することが行われていた。
このような基地局装置では、アナログ映像音声切替器(VA―SW’er:Video−Audio−Switcher)を用いてオペレータが1つの送信出力に対して1つの受信映像音声信号を選択していたため、簡易な操作で任意の映像音声を選択することが可能であった。
図3には、アナログ映像音声切替器の表示部の表示例を示してある。
本例では、基地局装置から他の拠点へ2つのTSL:Transmitter to Studio Link(TSL1、TSL2)を介して映像音声信号を送信しており、オペレータにより、それぞれのTSLに対して1つずつの映像音声信号を選択して切り替えることが可能である。
しかしながら、近年、基地局装置のデジタル化に伴って、アナログFPU装置がデジタル多値変調を使用したデジタルFPU装置に切り替わり、映像音声信号もデジタル化されてトランスポートストリーム(TS:Transport Stream)信号となるものが出てきた。そして、基地局装置(デジタルFPU基地局装置)では、デジタル映像音声切替器(TS−MTX−SW’er:Transport Stream − Matrix − Switcher)により複数の入力映像音声を選択してTS多重化装置(TS−MUX:Transport Stream − Multiplexer)により映像音声出力を多重化することで、1つの送信出力に対して複数の映像音声信号を送信することが可能となった。
このため、オペレータは、デジタル映像音声切替器の特徴を熟知して、送信することが可能な最大のTS容量を意識しないと、多重化対象とする映像音声信号の切替操作を行うことが困難となってしまい、アナログ映像音声切替器のように簡易に操作することができなくなってしまった。
また、例えば、TS多重化装置などの多重器では複数の入力を1つの出力に変換することが可能であるが、多重化する中の1つが異常(例えば、容量の超過)となった場合には、他の入力に対して影響を及ぼしてしまい得る。このため、オペレータは、常に、切替操作する映像音声以外の場所も意識する必要がある。
なお、従来技術の一例として、特許文献1には、複数のチャネルの中から多重する複数のチャネルを選択する操作手段と、前記複数のチャネルの各デジタル信号の入力レートを算出する入力レート算出手段と、伝送路への出力レートを算出する出力レート算出手段と、該算出した伝送路への出力レートと、前記算出した複数のチャネルの各デジタル信号の入力レートのうち前記操作手段で選択した複数のチャネルにおける入力レートの総和とに基づき、前記伝送路への出力許容伝送レートおよび残りの許容伝送レートを算出する許容算出手段と、前記算出した残りの許容伝送レートを表示する表示手段を備えたことを特徴とするデジタル信号多重化装置が記載されている。しかしながら、この従来技術例は、本発明の要旨とは相違する。
特開2004−32031号公報
上述のように、デジタル化された基地局装置(デジタルFPU基地局装置)では、デジタル映像音声切替器を遠隔などから制御するオペレータにとって映像音声の切替操作が困難となっており、これを補助してオペレータを支援することが強く望まれていた。
本発明は、このような従来の事情に鑑み為されたもので、放送システムの基地局装置からの送信において多重化対象とする信号をオペレータにより切り替える操作を支援することができる表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る放送システムにおける表示装置では、次のような構成により、複数の放送素材信号の中から選択される放送素材信号を多重化して他の拠点に対して送信する基地局装置に関する表示を行う。
すなわち、表示手段が、前記複数の放送素材信号のそれぞれについて、前記多重化する対象として選択されたと仮定した場合に多重化結果の容量が所定の条件に基づいて許容されるか否かという2つの判定結果を識別して表示する、又は、これら2つの判定結果及び他の判定結果を含む3つ以上の判定結果を、識別して表示する。
従って、放送システムの基地局装置からの送信において多重化対象とする信号をオペレータにより切り替える操作を支援することができる。
ここで、基地局装置では、例えば、複数の放送素材信号を受信し、これらの中から選択される1つの放送素材信号を他の拠点に対して送信する、或いは、これらの中から選択される2つ以上の放送素材信号を多重化して他の拠点に対して送信する、或いは、これらの中から放送素材信号が1つも選択されない(つまり、0つの放送素材信号が選択される)ときがあってもよい。
また、多重化する対象を選択する元となる複数の放送素材信号の数としては、種々な数が用いられてもよい。
また、放送素材信号としては、例えば、映像及び音声を有する信号(映像音声信号)が用いられ、或いは、映像のみの信号又は音声のみの信号を用いることも可能である。
また、表示装置としては、例えば、オペレータに対して情報を表示出力する画面を用いて構成されており、更に、オペレータからの指示などを入力する機能を有していてもよい。
また、表示装置は、システムのいずれの所に設けられてもよく、例えば、基地局装置から送信される放送素材信号(例えば、多重化信号)を受信する放送局に設けることができる。
また、基地局装置から放送素材信号を送信する相手となる他の拠点としては、例えば、放送局や、或いは、別の基地局装置などを用いることができる。
また、多重化結果の容量に関する所定の条件及びそれに基づく判定結果としては、種々な態様が用いられてもよい。
一例として、所定の条件として多重化結果に許容される最大容量を用いて、多重化結果の容量が許容される最大容量以下である場合には所定の条件に基づいて許容される(選択可能である)という判定結果とし、多重化結果の容量が許容される最大容量を超える場合には所定の条件に基づいて許容されない(選択不可である)という判定結果とする態様を用いることができる。この場合、所定の条件に基づいて許容されるか否かという2つの判定結果が用いられる。
他の一例として、所定の条件として多重化結果に許容される最大容量及び所定のマージンを用いて、多重化結果の容量とマージンとの合計が許容される最大容量以下である場合には所定の条件に基づいて許容される(選択可能である)という判定結果とし、多重化結果の容量は許容される最大容量以下であるが多重化結果の容量とマージンとの合計が許容される最大容量を超える場合には所定の条件に基づいて許容されるか否かが不明である(選択注意である)という判定結果とし、多重化結果の容量が許容される最大容量を超える場合には所定の条件に基づいて許容されない(選択不可である)という判定結果とする態様を用いることができる。この場合、所定の条件に基づいて3つの判定結果が用いられる。
また、判定結果などを識別して表示する態様としては、種々な態様が用いられてもよく、例えば、点灯している状態と消灯している状態との差異により識別可能とする態様や、また、点灯している状態においてその色を異ならせることにより識別可能とする態様や、また、常に点灯している状態と点滅している状態との差異により識別可能とする態様や、また、これらの任意のものを組み合わせた態様などを用いることができる。
また、例えば、緑(或いは、青)と赤を使用することや、或いは、緑(或いは、青)と黄と赤を使用することにより、通常の人にとって直感的に把握し易い色表示とすることが可能である。
本発明に係る表示装置では、一構成例として、次のような構成とした。
すなわち、前記表示手段は、前記複数の放送素材信号のそれぞれについて、前記多重化する対象として選択されたと仮定した場合に多重化結果の容量が所定の条件に基づいて許容される(選択可能である)という判定結果と、許容されるか否かが不明確である(選択注意である)という判定結果と、許容されない(選択不可である)という判定結果を、異なる色により識別して表示する。
従って、それぞれの放送素材信号の選択が許容されるか否かの情報ばかりでなく、選択することを注意した方がよいという情報がオペレータに与えられ、更に、オペレータを支援することができる。
一例として、選択可能状態を緑(或いは、青)で表示し、選択注意状態を黄で表示し、選択不可状態を赤で表示する態様を用いることができる。
本発明に係る表示装置では、一構成例として、次のような構成とした。
すなわち、前記表示手段は、前記複数の放送素材信号のそれぞれについて、前記多重化する対象として選択されている状態と選択されていない状態(未選択の状態)とを切り替えるためのボタンを表示するとともに、それぞれのボタン上にそれぞれの判定結果を(例えば、点灯、消灯、色などにより)表示する。
また、受付手段が、前記複数の放送素材信号のそれぞれに対応するボタンの(オペレータによる)操作に応じて、これら複数の放送素材信号のそれぞれについて、前記多重化する対象として選択されている状態と選択されていない状態(未選択の状態)とを切り替える指示を受け付ける。
従って、複数の放送素材信号のそれぞれについて、選択状態を切り替えるためのボタン及び判定結果が表示されて、そのボタンの操作に応じてその選択状態を切り替える指示が受け付けられるため、オペレータに対する判定結果の表示及びオペレータからの選択指示の受け付けといった全体的なユーザインタフェースに関して、オペレータの使い勝手をよくすることができ、オペレータを支援することができる。
ここで、ボタンの形状や配置などとしては、種々な態様が用いられてもよい。
また、ボタン上に判定結果を表示する態様としては、例えば、ボタン上の全ての領域を使用して判定結果に対応する色を表示などする態様が用いられてもよく、或いは、ボタン上の一部の領域を使用して判定結果に対応する色を表示などする態様が用いられてもよく、この場合、残りの領域を当該判定結果以外の基準に基づいて色分けすることなども可能である。
また、ボタンの操作としては、種々な操作が用いられてもよく、例えば、マウスによるクリックや、タッチパネルによるタッチなどを用いることができる。
また、ボタンの操作により選択状態の切替指示が受け付けられた場合には、例えば、その指示に応じた選択状態の切替が基地局装置において行われるように制御され、また、その指示に応じた選択状態の切替の結果が表示内容に反映されるように制御される。
以上説明したように、本発明に係る放送システムにおける表示装置によると、複数の放送素材信号の中から選択される放送素材信号を基地局装置により多重化して放送局などの他の拠点に対して送信するに際して、それぞれの放送素材信号について、多重化対象として選択されたと仮定した場合にそれが許容されるか否か或いは更に注意が必要かなどといった判定結果が視覚的に識別して表示されるため、オペレータによる切替操作を支援することができる。
本発明に係る実施例を図面を参照して説明する。
図1には、本発明の一実施例に係る放送システムの構成例を示してある。
本例の放送システムでは、基地局装置(デジタルFPU基地局装置)1と、放送局2と、鉄塔3と、基地局装置1と放送局2とを接続する有線回線4と、放送局2と鉄塔3とを接続する有線回線5と、カメラ11a及びFPU装置(デジタルFPU装置)11bと、アンテナ12bを備えた中継車12aと、カメラ13a及びFPU装置(デジタルFPU装置)13bと、アンテナ14b、14cを備えた他の基地局装置(デジタルFPU基地局装置)14aを示してある。
基地局装置1は、受信部21と、切替部22と、多重部23と、送信部24と、アンテナ25、26を備えている。
放送局2は、操作部41及び表示部42を有する操作端末装置31と、アンテナ32を備えている。
各カメラ11a、13aは、固定的に設置され或いは移動可能な状態で、撮影対象を撮影することや音声を収集することを行う。各カメラ11a、13aにより取得された映像及び音声の信号(映像音声信号)は、接続された可搬型映像音声伝送装置であるFPU装置11b、13bにより基地局装置1に対して無線送信される。
中継車12aにおいても、同様に、カメラにより取得された映像音声信号がアンテナ12bにより基地局装置1に対して無線送信される。
FPU装置11b、13bなどでは、例えば、直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変調などのデジタル多値変調が行われ、330MHz以上のマイクロ周波数帯の周波数を搬送波信号に使用する。
また、他の基地局装置14aでは、アンテナ14bにより受信された1つの映像音声信号又は受信されて多重化された複数の映像音声信号がアンテナ14cから基地局装置1に対して無線送信される。
ここで、撮影の対象としては、種々な放送素材であってもよく、例えば、天気或いは事件などに関する中継現場、マラソンなどのスポーツの中継現場、無人カメラを用いて撮影される所定の場所などが用いられる。
また、デジタルモードでは、例えば、HDTV:High Definition Tele−Visionの信号や、SDTV:Standard Definition Tele−Visionの信号を使用することが可能である。例えば、HDTV信号では1.5Gbps程度のデータを圧縮により40〜60Mbps程度として伝送し、SDTV信号では270Mbs程度のデータを圧縮により20Mbps程度として伝送する。
各カメラ11a、13aなどでは、デジタルモードにおいて、HDTV信号を送信するか或いはSDTV信号を送信するかが設定されており又は切替が可能である。また、各FPU装置11b、13bなどでは、例えば、映像音声信号をアナログ信号(NTSC信号)として送信するアナログモードと、HDTV信号やSDTV信号として送信するデジタルモードとを切り替えることが可能なものもある。
また、本例の放送システムにおける各アンテナとしては、例えば、パラボラアンテナが用いられ、固定的に設置され或いは回転可能とされる。例えば、支社と基地局装置1とを固定アンテナ同士で通信可能に接続することもある。
基地局装置1は、FPU装置11b、13bや中継車のアンテナ12bや他の基地局装置14aのアンテナ14cなどから無線送信される1つ又は複数の映像音声信号を回転可能なアンテナ25に付属する受信部21の受信装置により受信し、受信された映像音声信号の中から切替部22のデジタル映像音声切替器(TS−MTX−SW’er)により1つ以上の映像音声信号を選択し、複数の映像音声信号が選択されたときには多重部23のTS多重化装置(TS−MUX)により選択された映像音声信号を多重化し、送信部24の送信装置によりアンテナ26を用いて1つの映像音声信号又は多重化された複数の映像音声信号を他の拠点に向けて無線送信する。
ここで、本例では、他の拠点として放送局2が用いられているが、他の構成例として、別の基地局装置などが他の拠点として用いられてもよい。
また、本例では、基地局装置1から放送局2への送信が無線により行われているが、例えば、基地局装置1と放送局2との間の通信は、光回線などの有線回線4を用いて行われてもよく、或いは、有線と無線の両方を用いて行われてもよい。
また、TS多重化装置では、例えば、時分割多重化の方式が用いられる。
また、基地局装置1から他の拠点(本例では、放送局2)への通信では、伝送レート(伝送帯域)が限られており、例えば、デジタルのHDTV信号は1〜2チャネル、デジタルのSDTV信号は3〜4チャネル、アナログのNTSC信号は1チャネル(例、1チャネル)送ることが可能である。
また、基地局装置1は、各地に設置されており、それぞれの設置位置の周辺のカバーエリアに存在するFPU装置11b、13bなどから無線送信される放送素材となる映像音声信号を受信する。1つの基地局装置1により受信されて集められる複数の映像音声信号としては、例えば、それぞれ異なる番組で使用されるようなものであってもよく、或いは、同一の番組で2つ以上の映像音声信号が使用されてもよい。
基地局装置1では、多数の映像音声信号を受信するが、伝送レートの制限により、これら全ての映像音声信号を他の拠点へ同時に送信することができないようなときに、多重化して送信する対象とする映像音声信号をオペレータにより選択することで、選択された映像音声信号を多重化して送信することが行われる。なお、基地局装置1では、例えば、映像音声信号を1つも選択しないようなときがあってもよい。
放送局2では、基地局装置1から無線送信された1つの映像音声信号又は多重化された複数の映像音声信号がアンテナ32により受信され、多重化されたものについてはTS分離装置により個々の映像音声信号へ分離され、このようにして得られた放送対象となる映像音声信号が必要に応じて編集などされた後に例えば有線回線5を介して鉄塔3へ送られて鉄塔3から一般の家庭などに対して放送信号として無線送信される。
放送局2には、操作端末装置31が設けられている。オペレータ51は操作端末装置31の操作部41を操作することにより各種の指示などを入力することができ、また、操作端末装置31の表示部42の画面に表示出力される内容を見て各種の情報を把握することができる。
操作端末装置31は、有線或いは無線の回線を介して、基地局装置1の切替部22のデジタル映像音声切替器と接続されていて種々なデータや制御情報を通信することが可能である。
本例では、操作端末装置31は、オペレータ51により入力された指示に応じて、多重化対象とする映像音声信号を選択して切り替える指示を与える制御信号を、基地局装置1の切替部22のデジタル映像音声切替器へ送信する。基地局装置1の切替部22のデジタル映像音声切替器は、放送局2の操作端末装置31から受信される制御信号に基づいて、多重化対象とする映像音声信号を切り替える。
このように、放送局2に存在するオペレータ51は、操作端末装置31を操作することにより、基地局装置1から放送局2へ送信する映像音声信号の選択の切り替えを遠隔的に制御(リモートコントロール)することができる。なお、オペレータ51は、例えば、携帯電話などにより指示されるその場その場の状況に従って、或いは、予め定められたスケジュールに従って、リアルタイムで映像音声信号の切替操作を実行する。
ここで、操作端末装置31としては、種々な構成が用いられてもよく、例えば、パーソナルコンピュータなどのコンピュータが用いられてもよく、この場合には、キーボードやマウスなどから操作部41が構成され、画面から表示部42が構成される。他の構成例として、操作端末装置31を専用の操作可能な表示器などの形態で構成することも可能である。また、画面上のボタンを押す操作は、例えば、マウスによる指定(クリック)や、タッチパネルによる指定(指によるタッチ)や、画面上のボタンの配列と同様なボタン配列を有する専用の外部ハードウエアによる指定(ボタンの押下)などを用いて行うことができる。
図2には、基地局装置1の切替部22のデジタル映像音声切替器を制御するために放送局2の操作端末装置31の表示部42に表示される画面の一例を示してある。
画面の最も上には、「TS MTX SW’er制御監視」の画面である旨が表示される。
画面の左上にある「基地局名称」には、制御対象となる基地局装置1の名称が表示される。
画面の上方に横に並んでいる複数の名称は、基地局装置1により受信される複数の映像音声信号のポートの名称を表示している。具体的には、移動中継されるデジタル映像音声信号を受信する受信機のポートである「Rx1」及び「Rx2」と、アナログ映像音声信号を受信してからデジタル化している受信機のポートである「SD ENC1」及び「SD ENC2」と、例えば基地局装置1に鉄塔3が設けられているような場合に鉄塔3から実際に放送される映像音声信号を受信する受信機のポートである「デジタルOA STL戻し」(OA:On Airは、放送中を意味する。)と、支社からの映像音声信号を受信する受信機のポートである「支社1」、「支社2」及び「支社予備」と、映像音声信号を無入力(多重化しない)とする「INPUT OFF」のポートと、補助のポートである「AUX1」〜「AUX7」が表示されている。
ここで、「SD−ENC1」や「SD−ENC2」の上側に表示される「A−Rx1」や「A−Rx2」は、アナログ映像音声信号の受信であることを示している。
また、「支社1」や「支社2」の上側に表示される「SD ENC1」や「SD ENC2」は、アナログ映像音声信号が受信されてデジタル化されていることを示している。
また、「AUX1」の上側の「<<AUX」は、「AUX1」〜「AUX7」を表示させるか否かを指定するためのボタンである。「AUX1」〜「AUX7」については、通常は何も映像音声信号が入力されず、緊急のときなどに映像源と接続されて使用される。
また、本例では、図示される各行1−1〜1−3、2−1〜2−3において、必ずいずれかのポートを選択する構成となっており、このため、何も選択しない状態であることを明示するための「INPUT OFF」が設けられている。なお、他の構成例として、各行1−1〜1−3、2−1〜2−3において、いずれのポートも選択しない状態が可能な構成が用いられてもよい。
上述のように、画面の上方には、多重化対象として選択することが可能な複数の映像音声信号(無入力も含む)のポートが表示され、これにより、基地局装置1の切替部2のデジタル映像音声切替器に入力される映像音声信号を互いに識別することが可能である。なお、本例では、映像音声信号が入力されているか否かにかかわらず全てのポートの名称を表示しているため、(「INPUT OFF」以外にも)映像音声信号が入力されていないポートの名称も表示され得る。
それぞれのポートの名称は、選択状態により点灯或いは消灯する。本例では、アンバー点灯の場合にはいずれかの行1−1〜1−3、2−1〜2−3で選択中であり、赤色の点灯の場合にはいずれかの行1−1〜1−3、2−1〜2−3で選択中であり且つ変更不可状態であるロック(LOCK)中であり、消灯の場合には未選択(選択されていない状態)である。
また、ポートの名称である「SD ENC1」や「SD ENC2」の上側に表示される「A−Rx1」や「A−Rx2」或いはポートの名称である「支社1」や「支社2」の上側に表示される「SD ENC1」や「SD ENC2」は、入力される放送素材が変動するようなときにその内容を表すものであり、これらについても、それぞれの下側のポートの名称と同一の色の点灯或いは消灯とされる。
それぞれのポートの名称の下側には、それぞれのポートに入力される映像音声信号のビットレート[Mbps]の値が表示される。具体的には、「Rx1」や「Rx2」の入力ビットレートの値は「44.736」であり、「SD ENC1」や「SD ENC2」や「支社1」や「支社2」の入力ビットレートの値は「14.912」であり、「デジタルOA STL戻し」の入力ビットレートの値は「23.859」であり、他のポートのビットレートの値はゼロ(0)を表す「―」である。
それぞれのビットレート値の欄の色は、その監視の態様により異なる色とされる。本例では、黄色の点灯の場合には、ビットレートの監視が行われる状態であり、基地局装置1の受信部21或いは切替部22などに備えられたビットレート検出器により受信される映像音声信号のビットレートの値が検出されている。また、青色の点灯の場合には、ビットレートの監視が行われない状態であり、オペレータ51は、ポートの名称などを指定することにより設定ウインドウを表示させて、任意のビットレートの値を設定することができる。
ここで、ビットレートの監視は、例えば、ビットレートの値が変動し得るときに行われ、具体的には、多重化された映像音声信号を受信して分離するために個々の映像音声信号のビットレートの値が変動し得るようなときや、或いは、カメラ側から送信される映像音声信号がHDTV信号であるかSDTV信号であるかが切替可能であるためにビットレートの値が変動し得るようなときに有効である。一方、ビットレートを監視しない態様は、例えば、ビットレート値を検出するための機能が設けられていないときや、或いは、汎用的に使用されるポートであって状況によってビットレート値が定まらないようなときに用いられて、オペレータ51によりビットレートの値が設定される。
このように、基地局装置1の切替部22のデジタル映像音声切替器に入力される全ての映像音声信号(TS信号)を識別するためのポートの名称の情報と、それぞれのポートの名称に対応したデータ容量(ビットレート値)の情報が、操作端末装置31において取得されて表示部42の画面に表示される。
ポートの名称及びビットレート値の下側には、3つの行1−1、1−2、1−3と、更に3つの行2−1、2−2、2−3が表示される。
上側の3つの行1−1、1−2、1−3と、下側の3つの行2−1、2−2、2−3は、それぞれがまとまりであり、上側の3行1−1〜1−3は基地局装置1から放送局2への無線送信で使用される第1の回線であるTSL1に対応しており、下側の3行2−1〜2−3は基地局装置1から放送局2への無線送信で使用される第2の回線であるTSL2に対応している。
つまり、本例では、基地局装置1から他の拠点となる放送局2への無線送信で2つのTSL1、2が使用されており、それぞれのTSL1、2では最大で3つまでの映像音声信号を多重化して送信する。
なお、基地局装置1から他の拠点への送信で使用される回線の数や、各回線で多重化が可能な映像音声信号の数としては、それぞれ任意であってもよい。
また、本例では、2本のTSLを用いたが、他の構成例として、1本のTSLと1本の光回線を用いるようなことも可能である。
上側の3行1−1〜1−3或いは下側の3行2−1〜2−3は、それぞれ、同様な規則に基づいて表示されるため、ここでは、主に、上側の3行1−1〜1−3を例として説明する。
それぞれの行1−1〜1−3には、「基地局名称」の下方に「IN USE」(IN USEは、使用中を意味する。)や個別回線名称(本例では、図示を省略してある)などを表示することが可能な欄が表示され、それに続いて右方に、それぞれのポートの名称「Rx1」〜「AUX7」の下方に対応した位置に四角の中に丸がある枠が選択ボタンとして表示される。
ここで、「IN USE」は、操作保護のためにロック状態が指定された行1−1について表示され、この場合、その欄が赤色に点灯し、オペレータ51はロックを解除しないとその行1−1について他の選択ボタンを押すことができない。ロック状態が解除されると、その欄の赤色は消灯する。
また、各行1−1〜1−3の個別回線名称としては、例えば、放送局2にまで届いているものについては表示される一方、届いていないものについては表示されない(本例では、図示を省略してある)。
例えば、個別回線名称について、使用状況により表示色を変化させることも可能である。具体例として、映像音声信号が入力されていて放送局2にまで届いている個別回線名称については所定の色(本例では、灰色或いは白色以外の色)とし、映像音声信号が入力されているが放送局2に届いていない個別回線名称については灰色とし、映像音声信号が入力されていない個別回線名称については白色とするようなことが可能である。
オペレータ51は、各行1−1〜1−3について横に並んだ複数の選択ボタンのいずれかを押すことで、押した選択ボタンに対応したポート名称の映像音声信号(或いは、無入力)を多重化対象として選択するように指定することができる。なお、本例では、各行1−1〜1−3について、必ず1つだけの選択ボタンが指定される構成であり、現在選択されている選択ボタンと異なる選択ボタンが押された場合には、現在選択されている選択ボタンについてはその選択が解除される。
各選択ボタンが有する丸以外の四角部分は、選択状態に応じて点灯(或いは、消灯)する。本例では、アンバー点灯の場合には選択中であり、赤色の点灯の場合には選択中であり且つロック中であり、他の色の点灯(又は、消灯)の場合には未選択(選択されていない状態)である。
各選択ボタンが有する丸の部分は、ビットレート値に基づいて多重化対象として選択することが可能であるか否かに関する状態に応じて点灯する。
本例では、3行1−1〜1−3のまとまりについて、現在の選択状況において、それぞれの選択ボタンが押されたと仮定した場合に、3行1−1〜1−3で選択された3つの映像音声信号(無入力を含んでもよい)を多重化したときにTSL1の最大の伝送容量(最大の伝送可能なビットレート値)を超えるときには選択不可能と判定し、つまり、仮定的に選択されることとなる3つの映像音声信号(無入力を含んでもよい)のビットレート値の合計値がTSL1の最大ビットレート値を超えるときには選択不可能と判定する。選択不可能な選択ボタンについては、その選択ボタンが有する丸の部分に赤色を点灯して、その選択ボタンが押されるとその選択ボタンが存在する行又は他の行で選択される映像音声信号が伝送不可能(多重化不可能)となることを示す。
また、3行1−1〜1−3のまとまりについて、現在の選択状況において、それぞれの選択ボタンが押されたと仮定した場合に、3行1−1〜1−3で選択された3つの映像音声信号(無入力を含んでもよい)を多重化したときにTSL1の最大の伝送容量(最大の伝送可能なビットレート値)以下となるが所定のビットレート値を更に加えるとTSL1の最大の伝送容量(最大の伝送可能なビットレート値)を超えるときには選択注意と判定し、つまり、仮定的に選択されることとなる3つの映像音声信号(無入力を含んでもよい)のビットレート値の合計値はTSL1の最大ビットレート値以下であるが更に所定のビットレート値を加えた値がTSL1の最大ビットレート値を超えるときには選択注意と判定する。選択注意の選択ボタンについては、その選択ボタンが有する丸の部分に黄色を点灯して、その選択ボタンが押されるとその選択ボタンが存在する行又は他の行で選択される映像音声信号が伝送不可能(多重化不可能)となる可能性があることを示す。
また、3行1−1〜1−3のまとまりについて、現在の選択状況において、それぞれの選択ボタンが押されたと仮定した場合に、3行1−1〜1−3で選択された3つの映像音声信号(無入力を含んでもよい)を多重化したときにTSL1の最大の伝送容量(最大の伝送可能なビットレート値)以下となり且つ更に所定のビットレート値を加えてもTSL1の最大の伝送容量(最大の伝送可能なビットレート値)以下となるときには選択可能と判定し、つまり、仮定的に選択されることとなる3つの映像音声信号(無入力を含んでもよい)のビットレート値の合計値に所定のビットレート値を加えた値がTSL1の最大ビットレート値以下となるときには選択可能と判定する。選択可能な選択ボタンについては、その選択ボタンが有する丸の部分に緑色を点灯して、その選択ボタンが押されても全ての行1−1〜1−3で選択される映像音声信号が伝送可能(多重化可能)であることを示す。
このように、本例では、選択可能状態では緑色とし、選択注意状態では黄色とし、選択不可状態では赤色としており、これは一般の信号機の配色と同一であるため、通常の人(オペレータ51)により非常に把握し易く、その直感に訴えることができる。
そして、オペレータ51は、各選択ボタンの表示色を見ながら、いずれを選択するか或いは選択しないかの判断を行い、希望の選択ボタンを押す操作を行うことができる。オペレータ51による操作が操作端末装置31により受け付けられると、その操作に対応した指示が基地局装置1の切替部22のデジタル映像音声切替器へ送信され、また、その操作に応じて表示部42の画面表示の内容が更新される。
具体的に、図2の例では、行1−1で、四角部分に関しては、「支社1」が選択されており且つ「IN USE」となっていることから「支社1」に対応する選択ボタンの四角部分が赤色表示されており、また、他のポート名称については未選択であることからそれぞれに対応する選択ボタンの四角部分が他の色の表示(又は、消灯)とされている。行1−1で、丸部分に関しては、「Rx1」及び「Rx2」が選択不可状態であることからそれぞれに対応する選択ボタンの丸部分が赤色表示されており、他のポート名称については選択可能状態であることからそれぞれに対応する選択ボタンの丸部分が緑色表示されている。
同様に、行1−2では、「SD ENC1」が選択されて四角部分がアンバー表示となっており、「Rx1」及び「Rx2」が選択不可状態であり丸部分が赤色表示となっている。同様に、行1−3では、「SD ENC2」が選択されて四角部分がアンバー表示となっており、「Rx1」及び「Rx2」が選択不可状態であり丸部分が赤色表示となっている。
同様に、図2の例では、行2−1で、「Rx1」が選択されて四角部分がアンバー表示となっており、また、全てのポート名称について選択可能状態であり丸部分が緑色表示となっている。同様に、行2−2では、「SD ENC1」が選択されて四角部分がアンバー表示となっており、また、「Rx1」、「Rx2」及び「デジタルOA STL戻し」が選択不可状態であり丸部分が赤色表示となっている。同様に、行2−3では、「INPUT OFF」が選択されて四角部分がアンバー表示となっており、また、全てのポート名称について選択不可状態であり丸部分が赤色表示となっている。
ここで、選択注意状態は、例えば、装置で使用される水晶発振器の個体誤差などに起因して各映像音声信号のビットレートの値について計算誤差が発生し得ることを考慮して、マージンを加えて判定したものである。簡略化した具体例として、3つの映像音声信号のビットレート値の合計値が55であり、多重化信号について許容される最大のビットレート値が60であっても、マージンが5よりも大きいときには、前記合計値にマージンを加えた値が60より大きくなるため、選択注意状態であると判定する。
なお、本例では、選択不可状態と選択注意状態と選択可能状態を判定する構成としたが、他の構成例として、選択注意状態を設けずに、選択不可状態であるか或いは選択可能状態であるかを判定して、選択不可状態であるときには赤色表示をし、選択可能状態であるときには緑色表示をするような構成を用いることもできる。この構成では、本例における選択注意状態についても選択可能状態として判定する。つまり、この構成では、3行1−1〜1−3のまとまりについて、現在の選択状況において、それぞれの選択ボタンが押されたと仮定した場合に、3行1−1〜1−3で選択された3つの映像音声信号(無入力を含んでもよい)を多重化したときにTSL1の最大の伝送容量(最大の伝送可能なビットレート値)以下となるときには選択可能と判定し、つまり、仮定的に選択されることとなる3つの映像音声信号(無入力を含んでもよい)のビットレート値の合計値がTSL1の最大ビットレート値以下となるときには選択可能と判定する。
図2の画面表示において、各行1−1〜1−3、2−1〜2−3の右方には、それぞれの行の優先順位(1、2、3)が表示される。例えば、TSL1については、行1−1が優先順位1であり、行1−2が優先順位2であり、行1−3が優先順位3である。本例では、優先順位は数値が小さいほど高く、つまり、1、2、3の順に高い。
本例では、多重化対象となる3つの映像音声信号(無入力を含んでもよい)を多重化すると許容される多重化の最大容量(最大ビットレート値)を超える入力がある場合に、優先順位が高い行で選択されている映像音声信号を優先的に多重化して放送局2へ送信し、逆に、優先順位が低い行で選択されている映像音声信号から順に多重化を破綻させる(解除する)。
優先順位は、通常の状態では、3行のまとまり(本例では、上側の3行1−1〜1−3のまとまり、又は、下側の3行2−1〜2−3のまとまり)について、上の行から順に1、2、3と設定されているが、ロック状態とされた行については優先順位を強制的に高くする。但し、複数の行がロック状態とされた場合には、ロック状態となった順番ではなく、上の方の行を優先的にする。具体例として、3行について上の行から優先順位が「1、2、3」であるときに、2行目をロックすると優先順位が「2、1、3」となり、更に1行目をロックすると優先順位が「1、2、3」へ戻る。
また、2つのTSL1、2のそれぞれについて、優先順位の右方に、TS多重化装置の最大多重化容量に対する使用多重化容量の状況がイメージ表示され、そのイメージ表示の上側に多重化可能な最大の容量(最大ビットレート値)が表示され、そのイメージ表示の下側に現状に対して更に多重化し得る空きの容量(空きビットレート値)が表示される。具体的には、TSL1については、多重化可能な最大ビットレート値が「60.287」[Mbps]であり、空いている残りのビットレート値が「15.551」[Mbps]であり、それがイメージ表示されている。同様に、TSL2については、多重化可能な最大ビットレートが「60.287」[Mbps]であり、空いている残りのビットレートが約「0」[Mbps]であり、それがイメージ表示されている。
以上のように、本例では、受信される映像音声信号(例えば、TS)を選択して他拠点(本例では、放送局2)に向けて送信する基地局装置1に関して、基地局装置1により受信される複数の映像音声信号の中から多重化対象とする映像音声信号を選択して切り替える機能や、基地局装置1により受信される各映像音声信号の容量を設定或いは検出する機能や、基地局装置1により多重化して送信することが可能な最大容量を設定する機能及び現状から見た残容量を検出する機能や、基地局装置1における多重化可能な最大容量或いは残容量などに基づいて各映像音声信号の選択の可否などの状態を判別する機能を備え、当該判別結果に基づいて、放送局2の操作端末装置31において、選択可能状態にある映像音声信号、選択注意状態にある映像音声信号及び選択不可状態にある映像音声信号を区別して、それぞれの状態に対応する所定の色を選択ボタン上などに視覚的に表示する。
なお、これらの各機能は、例えば、基地局装置1や放送局2に備えられる。具体例として、TS多重化装置における多重化状況に基づいて送信可能なTS残容量を取得する構成とすることができ、また、デジタル映像音声切替器により入力される各映像音声信号のTS容量を取得する構成とすることができる。
また、画面に表示するそれぞれの欄やボタンなどの形状や、それぞれの状態に応じて表示される色の種類などとしては、種々な態様が用いられてもよく、例えば、予め固定的に設定されてもよく、或いは、オペレータ51などにより好みの設定内容へ変更することが可能な構成が用いられてもよい。
上述のように、本例の放送局2に設けられる操作端末装置31では、基地局装置1の切替部22のデジタル映像音声切替器による多重化対象の切り替えをオペレータ51により遠隔制御するに際して、デジタル映像音声切替器に入力される映像音声信号の容量やTS多重化装置に入力されて多重化される映像音声信号の容量を常に監視して、例えば、オペレータ51により実際に選択ボタンが押される前に、選択可能であるか選択不可であるか選択注意であるかを視覚的に簡略化して把握し易く表示し、これらの色として緑、赤、黄を用い、これらの色を各選択ボタン上に表示することにより、選択ボタンの切替操作を行うオペレータ51を補助してその操作を支援することができる。一例として、オペレータ51により選択可能な選択ボタンだけを押すようにすれば、緑色の表示により選択可能な選択ボタンを限定することができる。
このように、アナログFPU装置からデジタルFPU装置への移行に伴うデジタル化により、TS多重化装置における多重化状況などを考慮することが必要な場合においても、本例では、視覚的に分かり易い表示を用いて、このような考慮を容易化することができ、例えば、アナログFPU装置のシステムに慣れているオペレータにとっても、多重化して送信する映像音声信号の切替操作を容易化することができる。
なお、本例の放送システムでは、放送局2に設けられた操作端末装置31の機能により表示装置が構成されており、表示部42の機能により表示手段が構成されており、操作部41の機能により受付手段が構成されている。
ここで、本発明に係るシステムや各装置などの構成としては、必ずしも以上に示したものに限られず、種々な構成が用いられてもよい。また、本発明は、例えば、本発明に係る処理を実行する方法或いは方式や、このような方法や方式を実現するためのプログラムや当該プログラムを記録する記録媒体などとして提供することも可能であり、また、種々な装置やシステムとして提供することも可能である。
また、本発明の適用分野としては、必ずしも以上に示したものに限られず、本発明は、種々な分野に適用することが可能なものである。
また、本発明に係るシステムや各装置などにおいて行われる各種の処理としては、例えばプロセッサやメモリ等を備えたハードウエア資源においてプロセッサがROM(Read Only Memory)に格納された制御プログラムを実行することにより制御される構成が用いられてもよく、また、例えば当該処理を実行するための各機能手段が独立したハードウエア回路として構成されてもよい。
また、本発明は上記の制御プログラムを格納したフロッピー(登録商標)ディスクやCD(Compact Disc)−ROM等のコンピュータにより読み取り可能な記録媒体や当該プログラム(自体)として把握することもでき、当該制御プログラムを当該記録媒体からコンピュータに入力してプロセッサに実行させることにより、本発明に係る処理を遂行させることができる。
本発明の一実施例に係る放送システムの構成例を示す図である。 本発明の一実施例に係るデジタル映像音声切替器に関する表示部による表示の一例を示す図である。 アナログ映像音声切替器に関する表示部による表示の一例を示す図である。
符号の説明
1、14a・・基地局装置、 2・・放送局、 3・・鉄塔、 4、5・・有線回線、 11a、13a・・カメラ、 11b、13b・・FPU装置、 12a・・中継車、 12b、14b、14c、25、26、32・・アンテナ、 21・・受信部、 22・・切替部、 23・・多重部、 24・・送信部、 31・・操作端末装置、 41・・操作部、 42・・表示部、 51・・オペレータ、

Claims (3)

  1. 複数の放送素材信号の中から選択される放送素材信号を多重化して他の拠点に対して伝送路を介して送信する基地局装置を有する放送システムであって、
    前記複数の放送素材信号の中から多重化する対象とする放送素材信号を選択して切り替える切替手段と、
    前記複数の放送素材信号のそれぞれの容量を設定或いは検出する容量設定検出手段と、
    前記伝送路により送信することが可能な最大容量を設定する最大容量設定手段と、
    前記最大容量に基づいて各放送素材信号の選択の可否の状態を判別する判別手段と、
    前記複数の放送素材信号のそれぞれについて、多重化する対象として選択されたと仮定した場合に、多重化したときの容量が前記最大容量以下である場合には多重化する対象として選択可能な状態であるとする判定結果と、多重化したときの容量が前記最大容量を超える場合には多重化する対象として選択不可能な状態であるとする判定結果の2つの判定結果を識別可能な状態で表示する表示手段と、を備えた、
    ことを特徴とする放送システム
  2. 複数の放送素材信号の中から選択される放送素材信号を多重化して他の拠点に対して伝送路を介して送信する基地局装置を有する放送システムであって、
    前記複数の放送素材信号の中から多重化する対象とする放送素材信号を選択して切り替える切替手段と、
    前記複数の放送素材信号のそれぞれの容量を設定或いは検出する容量設定検出手段と、
    前記伝送路により送信することが可能な最大容量を設定する最大容量設定手段と、
    前記最大容量に基づいて各放送素材信号の選択の可否の状態を判別する判別手段と、
    前記複数の放送素材信号のそれぞれについて、多重化する対象として選択されたと仮定した場合に、多重化したときの容量と所定の容量との合計が前記最大容量以下である場合には多重化する対象として選択可能な状態であるとする判定結果と、多重化したときの容量が前記最大容量以下であるが当該多重化したときの容量と前記所定の容量との合計が前記最大容量を超える場合には多重化する対象として選択注意の状態であるとする判定結果と、多重化したときの容量が前記最大容量を超える場合には多重化する対象として選択不可能な状態であるとする判定結果の3つの判定結果を識別可能な状態で表示する表示手段と、を備えた、
    ことを特徴とする放送システム
  3. 請求項1又は請求項2に記載の放送システムにおいて、
    前記表示手段は、前記複数の放送素材信号のそれぞれについて、前記多重化する対象として選択されている状態と選択されていない状態とを切り替えるためのボタンを表示するとともに、それぞれのボタン上にそれぞれの前記判定結果を表示し、
    当該放送システムは、前記複数の放送素材信号のそれぞれに対応するボタンの操作に応じて、これら複数の放送素材信号のそれぞれについて、前記多重化する対象として選択されている状態と選択されていない状態とを切り替える指示を受け付ける受付手段を備えた、
    ことを特徴とする放送システム
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