JP4440813B2 - 空気量制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料噴射式の複数の4サイクルエンジンにおける空気量制御装置に関する。
従来、エンジンには、アイドル回転時に、エンジンの吸気量を制御するスロットル弁だけでは、アイドル回転速度を所定範囲内に維持する吸気量の微調整が出来ない。
吸気量の微調整が出来ないと、信号待ちのアイドル運転時に回転速度が不安定になるなどの不具合が発生する。
したがって、そのような不具合を解消するために、近年のエンジンには、ISC(アイドル・スピード・コントロール)機構が設けられている。
このISC機構としては、外部の空気をエンジンに供給するエアクリーナからスロットル弁を通過して吸気ポートに至る間に、スロットル弁をバイパスするバイパス路が設けられており、このバイパス路の空気流量が調節弁で調整されるようになっている。
そして、そのバイパス路の空気流量を調整する調節弁には弁座と弁体が用いられる。そして、その弁座に対して弁体を開閉駆動するために、ステップモータが用いられる。
ところで、ステップモータは、衝撃や振動で、しばしば脱調するので、この脱調を補正してステップモータを初期化しなければならない。このステップモータの初期化は、一般的には、イグニッションキーがオフされてエンジンが停止したときに行われる。
このステップモータの初期化では、ステップモータを作動させて、バイパス路の調節弁の弁体を、全閉位置まで駆動させて終端の弁座に突き当て、その突き当て位置を確認する。そして、その確認した突き当て位置を基準位置としてステップモータに設定する。これによって、ステップモータの初期化を行っている。(例えば、特許文献1参照。)
ところで、上記のように調節弁の弁体を全閉位置終端の弁座に突き当てるに際しては、一般にステップモータを現在位置から全閉位置までの実際のステップ数よりもやや大きなステップ数、つまり弁体が全閉位置終端の弁座に確実に突き当たるステップ数で駆動して、確実な閉弁を実行させている。
これによって調節弁の弁体の確実な全閉位置が確認でき、この確認された全閉位置を初期値としてステップモータに設定することによりステップモータの初期化を行って、脱調の確実な補正を行うことができるようになっている。
特開昭62−111140号公報(問題を解決するための手段、第5図)
ところが、上記のように、脱調補正では実際のステップ数よりも大きなステップ数で弁体を駆動するため、弁体が全閉位置終端部の弁座に突き当てられたとき、機械的衝撃音が発生する。
四輪の乗用車等であればエンジン廻りはボンネットその他のカバーで覆われているのでエンジン部で発生する衝撃音は外部に響かないが、自動二輪車はその構造上、エンジン廻りにカバーは無く、エンジンがそのまま外部に露出している。
したがって脱調補正のために弁体が全閉位置で終端部に突き当てられて発生させる機械的衝撃音はそのまま自動二輪車の周囲に機械的騒音として響き渡る。
エンジンが停止して排気音が消えたときに、やおら機械的衝撃音が発生すると、使用者または同乗者にとっては、そのような音の発生は耳障りである。
本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、ステップモータの初期化のための弁体による機械的衝撃音を可及的に目立たぬように制御するステップモータの空気量制御装置を提供することである。
以下に、本発明に係わるステップモータの初期化方法の構成を述べる。
本発明のステップモータの初期化方法は、エンジンの吸気通路に設けられるスロットル弁をバイパスするバイパス路に設けられてバイパス路の空気流量を調整する調節弁と、該調節弁の弁体を開閉位置へ駆動するステップモータと、を備え、上記エンジンのメインスイッチがオフされてエンジン停止が検出されたとき、上記調節弁の全閉位置よりも手前に閉側目標開度を設定して該閉側目標開度位置に上記弁体を移動させるよう上記ステップモータの動作を制御し、続いて上記調節弁の全開位置よりも手前に開側目標開度を設定して該開側目標開度位置に上記弁体を移動させるよう上記ステップモータの動作を制御して、エンジン停止時のステップモータの仮初期化を行うように構成される。
そして、このステップモータの初期化方法では、上記エンジンのメインスイッチがオンされて始動エンジンの回転数が所定の回転数に達したことが検出されたとき、上記開側目標開度位置に設定されている上記弁体を、全開位置の終端部弁座に突き当って停止するまで移動させるよう上記ステップモータの動作を制御し、上記弁体が上記全開位置の終端部弁座に突き当って停止したときのステップモータのステップ位置を上記調節弁の全開位置として上記ステップモータを初期化し、該初期化後のステップモータによりエンジン始動後のアイドリング・スピード・コントロールの制御を実行する、ように構成される。
本発明によれば、エンジン停止時に調節弁の弁体を全開位置終端部に突き当てることなく全開位置終端部近傍まで移動させて仮初期化することにより、通常の初期化時のような弁体の突き当てによる機械的衝撃音が、排気音が消えて静かな環境の中に響き渡ることがなくなるので、使用者や同乗者が耳障りで不愉快と思うこともなくなり、快適に使用できるエンジンを提供することが可能となる。
また、エンジン始動時にエンジン回転速度が所定以上の回転速度となったとき、上記のようにエンジン停止時に予め全開位置終端部近傍に設定されている弁体を全開位置終端部に突き当てて量調節弁の初期化を行うので、量調節弁の弁体の移動距離が短く初期化が迅速に終了すると共に、弁体による機械的衝撃音が、弁体の移動距離が短い分だけ小さく且つアイドリングの排気音とエンジンの爆発音に紛れて目立たなくなるので、使用者や同乗者も機械的衝撃音が気にならず、耳障りで不愉快に思うこともないので便利である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1(a) は本発明の第1実施形態に係るステップモータの初期化方法を説明するための全体構成を模式的に示す図であり、同図(b) は、その調節弁近傍部分の拡大図である。
図1に示すように、本例のステップモータの初期化方法は、先ずV型2気筒エンジン1に適用される。V型2気筒エンジン1は、クランクケース2の上方に第1シリンダ3と第2シリンダ4が、所定のバンク角のVバンクをなすように配置される。
これら第1のシリンダ3及び第2のシリンダ4の上に、第1シリンダヘッド5及び第2シリンダヘッド6がそれぞれ結合されている。
上記第1シリンダ3及び第2シリンダ4に形成された第1気筒3a及び第2気筒4a内には、ピストン7及びピストン8がそれぞれ摺動自在に挿入配置されている。
これらピストン7及びピストン8は、コンロッド9及びコンロッド10で、クランク軸11の両気筒共通のクランクピン11aに連結されている。
ここで上記クランク軸11の回転に伴って、ピストン7及び8が上下にストロークして、吸入、圧縮、爆発、排気行程が順に実行される。
上記の第1気筒3aの最上部にある第1シリンダヘッド5には、吸気ポート5aと図示を省略した排気ポートが連設されている。吸気ポート5aは、吸気通路35−1と第1シリンダヘッド5との連通部を形成している。
吸気ポート5aはシリンダヘッドとの連設口に配設された吸気弁12により開閉され、排気ポートは同じくシリンダヘッドとの連設口に配設された排気弁により開閉される。
また、吸気ポート5aと排気ポートの間にはこれも図示を省略した点火プラグが配置されている。
同様に、第2気筒4aの最上部にある第2シリンダヘッド6には、吸気ポート6aと図示を省略した排気ポートが連設されている。吸気ポート6aは、吸気通路35−2と第2シリンダヘッド6との連通部を形成している。
吸気ポート6aはシリンダヘッドとの連設口に配設された吸気弁13により開閉され、排気ポートは同じくシリンダヘッドとの連設口に配設された排気弁により開閉される。
また、吸気ポート6aと排気ポートの間には図示を省略した点火プラグが配置されている。
尚、吸気ポート5a及び6aの一部は、シリンダヘッド5及び6内に一体形成され、残りは別部材からなる吸気パイプ等で構成されている。
また、上記の吸気ポート5a及び6aの吸気通路35−1及び35−2には、吸気弁12及び13の上流側近傍に、燃料噴射弁14及び15がそれぞれ配設されている。そして、それら燃料噴射弁14及び15より上流側にスロットルバルブ16及び17がそれぞれ配設されている。
また、吸気通路35−1及び35−2のスロットルバルブ16及び17の上流側端部には、両気筒に共通のエアクリーナ20が接続されている。
矢印aのようにエアクリーナ20のエアフィルタ21で濾過されながら吸入された外気は、その多くは矢印b1及びb2で示すように吸気通路35−1及び35−2に流入し、一部が矢印cで示すようにスロットルバルブをバイパスするバイパス路22に流入する。
このバイパス路22は、調節弁23を経て左右のバイパス路22−1及び22−2に分岐している。調節弁23には弁体24が設けられ、この弁体24を開閉駆動するためのステップモータ25が設けられている。
上記のバイパス路22に流入した外気は、調節弁23で流量を調節された後、左右のバイパス路22−1及び22−2を通過して矢印c1及びc2で示すように、吸気通路35−1及び35−2を介して、スロットルバルブ16及び17よりも下流に位置する吸気ポート5a及び6aに流入する。
すなわち、バイパス路22、22−1及び22−2は、スロットルバルブ16及び17をバイパスしている。
上記調節弁23の弁体24は、ステップモータ25によって図の上下に開閉駆動される。弁体24は、下方の全開位置24´では、図1(b) に示す全開弁座36に当接してバイパス路22とバイパス路22−1及び22−2間を全開する。
また、弁体24は、上方の全閉位置24″では、これも図1(b) に示す全閉弁座37に密着してバイパス路22を全閉する。
尚、スロットルバルブ16及び17の上流側と、スロットルバルブ16及び17とバイパス路22−1及び22−2との中間に位置する下流側とに、調節弁の無い小バイパス路26及び27が形成されている。
この小バイパス路26及び27は、スロットルバルブ16及び17並びに調節弁23が全閉状態であるときでも所定微量の外気を吸気ポート5a及び6aに流入させるために設けられている。
また、スロットルバルブ16及び17より下流側近傍には、吸気圧を検出する第1吸気圧センサ18及び第2吸気圧センサ19がそれぞれ接続されている。
これら第1吸気圧センサ18及び第2吸気圧センサ19は、通常、エンジンの運転負荷を検出するために一般的に装着されている。
また上記クランクケース2内で回転するクランク軸11の回転角度位置(クランク軸11、つまりエンジンの回転数)を検出するために、クランクセンサ28が配設されている。このクランクセンサ28は、例えばクランク軸11の端部に装着されたエンコーダの外周面等に所定ピッチで刻設された凹凸に対向するように配置され、該凹凸のピッチに対応したクランクパルスを発生する。
このクランクセンサ28からの検出値出力は、コントロールユニット(ECU)29に入力される。コントロールユニット(ECU)29は、クランクパルスの単位時間当たりの粗密により、エンジンの回転速度を検出する。
コントロールユニット(ECU)29は、このV型2気筒エンジン1の運転状態を制御するための制御装置であり、上記第1及び第2吸気圧センサ18及び19並びに上記クランクセンサ28から入力される検出値に基づいて、燃料噴射タイミングや点火タイミングを制御する。
また、コントロールユニット(ECU)29は、上記クランクセンサ21から入力される検出値に基づいて、詳しくは後述するステップモータの初期化処理を実行する。
図2は、上記のV型2気筒エンジン1に係わるステップモータの初期化処理を実行するシステムブロック図である。尚、図2には、図1に示した構成と同一機能を有する構成ブロックには図1と同一の番号を付与して示している。
図2に示すように、本例のコントロールユニット(ECU)22は、CPU(central processing unit)30と、このCPU30にバスを介して接続された電源回路31、入力I/F(インターフェース)回路32、及びアクチュエータドライブ回路33で構成される。
電源回路31には、外部の主電源から電力が入力し、入力I/F回路32には、クランクセンサ28の検出値の出力、及びエンジンのメインSW(イグニッションキースイッチ)34のオン・オフの出力が入力される。
尚、入力I/F回路32には、上述した第1及び第2吸気圧センサ18及び19の検出値の出力も入力されるが、これらは本発明には関与しない構成部分であるので、図2には図示を省略している。
CPU30は、電源回路31から電力を供給され、入力I/F回路32を介して入力されるクランクセンサ28のの検出値、及びメインSW34のオン・オフ出力値に基づいてアクチュエータドライブ回路33を介して、ステップモータ25の駆動タイミングを制御する。
尚、アクチュエータドライブ回路33は、燃料噴射弁14及び15のインジェクタや、点火プラグ5c及び6cの点火コイルの駆動タイミングなども制御しているが、これらは本発明には関与しない構成部分であるので、図2には図示を省略している。
図3及び図4は、上記第1実施形態に係るステップモータ25の初期化を行うコントロールユニット(ECU)29の処理動作を説明するためのフローチャートである。
図5は、上記のステップモータ25の初期化処理に伴う調節弁23に対する空気通路開度制御のタイムチャートである。同図は、横軸に時間T(t1〜t9)を示し、縦軸に空気通路開度をステップモータ25のステップ数で示している。
本例では、縦軸の空気通路開度は、弁体24が全閉位置にあるときのステップ数を「0」とし、弁体24が全開位置にあるときのステップ数を「158」としている。
また、図5のタイムチャートに示す時刻t1〜t4は、メインSW34がオフされた直後からの本例のエンジン停止時における停止時イニシャライズ(ステップモータの仮初期化)の期間を示している。
また、この期間に示す破線a1はエンジンの回転速度を示し、実線b1は調節弁23の空気通路開度を示している。
また、図5のタイムチャートに示す時刻t5〜t9は、メインSW34がオンされた直後からの本例のエンジン始動時における始動時イニシャライズ(ステップモータの本初期化)から通常アイドリング制御に至る期間を示している。
また、この期間に示す破線a2はエンジンの回転速度を示し、実線b2は調節弁23の空気通路開度を示している。
図3、図4及び図5を用いて、第1実施形態に係るステップモータ25の初期化について以下に説明する。
先ず、図3において、CPU30は、エンジンのメインSW34がオフされたか否かの判定と、エンジンの回転速度の判定を行う(S1)。
そして、エンジンのメインSW34がオフされていないとき又はエンジンの回転速度が所定の回転速度以下となっていないときは、停止時イニシャライズを実施すべき状態ではないと判断して(S2がNo)、処理S1の判定処理に戻る、ということを繰り返す。
そして処理S2の判断で、メインSW34がオフされて且つエンジンの回転速度が所定の回転速度以下となったことが判断されたときは(S2がYes)、調節弁23の全閉位置よりも手前に閉側目標開度を設定する(S3)。
図5に示す時刻t1は、メインSW34がオフされた時刻を示している。そして、エンジンの回転速度a1は、時刻t2で所定の回転数以下となっている。そこで、時刻t3で上記の閉側目標開度が設定される。
この閉側目標開度として、本例では例えばエンジン停止前に設定されていた基準位置すなわちステップモータ25のステップ数「0」の位置から12ステップ多い位置(12ステップ手前の位置)に設定される。
そして、CPU30は、その閉側目標開度位置に弁体24を移動させるようステップモータ25の動作をアクチュエータドライブ回路33を介して制御しながら、弁体24が閉側目標開度位置に到達したか否か判別する(S4)。
弁体24が閉側目標開度位置に到達していなければ(S4がNo)、到達するまで処理4の判別を繰り返し、弁体24が閉側目標開度位置に到達したときは(S4がYes)、続いて調節弁23の全開位置よりも手前に開側目標開度を設定する(S5)。
この処理では、この開側目標開度として、例えばエンジン停止前に設定されていた全開位置すなわちステップモータ25のステップ数「158」の位置から12ステップ少ない位置(12ステップ手前の位置)に設定される。
そして、CPU30は、その開側目標開度位置に弁体24を移動させるようステップモータ25の動作をアクチュエータドライブ回路33を介して制御しながら、弁体24が開側目標開度位置に到達したか否か判別する(S6)。
そして、弁体24が開側目標開度位置に到達していなければ(S6がNo)、到達するまで処理6の判別を繰り返し、弁体24が開側目標開度位置に到達したときは(S6がYes)、この停止時イニシャライズを終了する。
図5に示す時刻t4は、停止時イニシャライズが終了した時刻を示している。図5に示す時刻t2〜t4は、メインSW34がオフされた後の停止時イニシャライズ可能期間を示し、時刻t3〜t4は、停止時イニシャライズ処理期間を示している。
上記の処理により、停止時イニシャライズは、弁体24による全開位置終端の弁座への突き当ては行わず全開位置近傍にて終了させる。
このように、本例の停止時イニシャライズでは弁体24を全開位置終端の弁座への突き当ては行わず全開位置近傍で停止させて仮のイニシャライズを行うので、エンジン停止時に、弁体24の全開位置終端弁座への突き当てによる機械的衝撃音が発生せず、したがって、使用者や同乗者が耳障りで不愉快と思うことがなくなり、快適に使用できる。
上記の後、エンジンのメインSWがオンされてエンジンが始動されると、図4においてエンジン回転速度の判定が開始される(S11)。
そして、この判定において(S12)、始動エンジンの回転速度が所定の回転速度に達していないときは、始動時イニシャライズを実施すべき状態ではないと判断して(S12がNo)、処理S11の判定処理に戻って、処理S12までの処理を繰り返す。
図5において、時刻t5はメインSWがオンされた時刻を示し、時刻t6〜t9は、これから行われる始動制御期間を示している。
上記処理S12の判定で、エンジンの回転速度が所定のアイドリング回転数に対応する回転速度を超えたことが判断されたときは(S12がYes)、前述したエンジン停止時に開側目標開度位置に設定されている弁体24を、全開位置の終端部弁座に突き当って停止する(全開突当て位置に到達する)まで移動させるようステップモータ25の動作を制御する。
そして、CPU30は、弁体24が全開突当て位置に到達していなければ(S14がNo)、到達するまで処理14の判別を繰り返す。
そして、CPU30は、弁体24が全開突当て位置に到達したときは(S14がYes)、その到達点におけるステップモータのステップ位置を調節弁23の全開位置としてステップモータを初期化して、この始動イニシャライズを終了し(S15)、通常のエンジン制御を開始する(S16)。
図5において、時刻t7〜t8は、上記弁体24の全開位置突当て処理の開始から終了までの期間を示している。そして、時刻t8〜t9は通常制御の期間である。また、時刻t6〜t9は、始動制御(ステップモータの本初期化)の期間を示している。時刻t9以降は、通常の制御すなわちアイドリング・スピード・コントロールの制御が行われる。
このように、本例におけるステップモータ25の本初期化は、エンジン始動時にエンジン回転速度が所定以上の回転速度となったとき、エンジン停止時に予め全開位置終端部近傍に設定されている弁体24を全開位置終端部に突き当ててステップモータ25の初期化を行う。
したがって、弁体24の移動距離が短くステップモータ25の初期化が迅速に終了する。また、上記のように弁体24の全開位置終端への突き当てまでの移動距離が短いので、弁体及び弁座の耐久性が向上する。
また、弁体24による機械的衝撃音が、アイドリングの排気音とエンジンの振動に紛れて目立たなくなるので、使用者や同乗者が耳障りで不愉快と思うこともなくなり、快適に使用できるようになって便利である。
本発明の第1実施形態に係るステップモータの初期化方法を説明するための全体構成を模式的に示す図である。 第1実施形態に係るV型2気筒エンジンのステップモータの初期化処理を実行するシステムブロック図である。 第1実施形態に係るステップモータの初期化を行うコントロールユニット(ECU)の処理動作を説明するためのフローチャート(その1)である。 第1実施形態に係るステップモータの初期化を行うコントロールユニット(ECU)の処理動作を説明するためのフローチャート(その2)である。 ステップモータの初期化処理に伴う調節弁に対する空気通路開度制御のタイムチャートである。
符号の説明
1 V型2気筒エンジン
2 クランクケース
3 第1シリンダ
3a 第1気筒
4 第2シリンダ
4a 第2気筒
5 第1シリンダヘッド
5a 吸気ポート
5b 排気ポート
6 第2シリンダヘッド
6a 吸気ポート
6b 排気ポート
7、8 ピストン
9、10 コンロッド
11 クランク軸
11a クランクピン
12、13 吸気弁
14、15 燃料噴射弁
16、17 スロットルバルブ
18 第1吸気圧センサ
19 第2吸気圧センサ
20 エアクリーナ
21 エアフィルタ
22、22−1、22−2 バイパス路
23 調節弁
24 弁体
25 ステップモータ
26、27 小バイパス路
28 クランクセンサ
29 コントロールユニット(ECU)
30 CPU(central processing unit)
31 電源回路
32 入力I/F(インターフェース)回路
33 アクチュエータドライブ回路
34 メインSW(イグニッションキースイッチ)
35−1、35−2 吸気通路
36 全開弁座
37 全閉弁座

Claims (4)

  1. エンジンの吸気通路に設けられるスロットル弁と、
    前記吸気通路のスロットル弁上流側と下流側をバイパスするバイパス通路と、
    該バイパス通路を弁体にて開閉することにより空気量を調整する調節弁と、
    該調節弁の弁体を開閉位置へ駆動するステップモータと、
    該ステップモータの作動を制御する制御部と、
    該制御部に前記エンジンの停止を通知するエンジン停止通知部と、
    を備える空気量制御装置であって、
    前記制御部は、エンジン停止通知部からエンジンの停止を通知されたとき、前記調節弁の全閉位置よりも手前の位置に閉側目標開度を設定し、該閉側目標開度位置に前記弁体を移動させるよう前記ステップモータの作動を制御し、
    その後前記調節弁を、前記全開位置よりも手前の位置に開側目標開度を設定し、該開側目標開度位置に前記弁体を移動させるよう前記ステップモータの作動を制御することを特徴とする空気量制御装置。
  2. 前記調節弁は、
    前記弁体と、
    前記バイパス通路に形成され、前記弁体が当接して全閉となる全閉弁座と、
    前記バイパス通路に形成され、前記弁体が当接して全開となる全開弁座と、
    から成ることを特徴とする請求項1記載の空気量制御装置。
  3. エンジンの回転数を検出するエンジン回転数検出部を備え、
    前記制御部は、
    前記エンジン回転数検出部により前記エンジンの回転数が所定回転数に達したことが検出されたとき、
    前記開側目標開度位置に設定されている前記弁体が前記全開弁座に突き当って停止するまで移動させるよう前記ステップモータの作動を制御し、
    前記弁体が前記全開弁座に突き当って停止したときの前記ステップモータのステップ位置を前記調節弁の全開位置に設定する、
    ことを特徴とする請求項2記載の空気量制御装置。
  4. 前記エンジンは、第1のシリンダと第2のシリンダを有する多気筒エンジンであり、
    前記スロットル弁は、前記第1のシリンダと前記第2のシリンダのそれぞれの吸気通路に設けられ、
    前記バイパス通路は、前記第1のシリンダと前記第2のシリンダのそれぞれの前記スロットル弁の下流側に連通する分岐バイパス通路を備え、
    前記調節弁は、前記バイパス通路から前記分岐バイパス通路に分岐する分岐部に配設される、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の空気量制御装置。
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