JP4439441B2 - 熱交換器 - Google Patents

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Description

本発明は、冷却液を流動させる強制冷却に用いる液冷用の熱交換器に関する。
自然放熱では過熱する電子部品をもった電子機器は強制冷却を必要とする。例えば、パーソナルコンピュータは、搭載されたCPUを適切な範囲内の温度に保つように冷却しなければ正常に動作しない。一般に、電子機器では空冷式の強制冷却が行われている。
近年、電子機器における強制冷却の方式として、空冷式と比べて冷却能力に優れる液冷式が注目されている。ここでいう液冷式は、発熱体から熱を受ける受熱部と熱を発散させる放熱部とを通る循環流路を設け、ポンプによって冷却液を強制的に循環させる方式である。
電子機器における液冷式の強制冷却に関して、可撓性シートからなる放熱器が特開2001−237582号公報よって開示されている。この放熱器は、平面状の袋体であって、対向する内面どうしを局部的に接合することによって形成された渦巻きやつづら折りなどの所定パターンの流路を有する。流路は、冷媒が充填されない状態では面状である。流路に冷媒が流れ込むと、可撓性シートが撓んで流路が膨らむ。
特開2001−237582号公報
上記の可撓性シートからなる放熱器は容易に変形するので、これを電子機器に安定に組み付けるのが難しい。電子機器との熱的接続が不確実であり、接続不良による放熱性の低下が起こり易い。熱的接続を確実にするために電子機器に放熱器を押し付け場合には、流路が押し潰されないように押し付けの圧力を選定しなければならない。
また、放熱器が作製された後では流路パターンおよび寸法の変更が事実上不可能であって、より発熱量の大きい部品を用いたり循環用ポンプの能力を変更したりといった電子機器の仕様の変更に応じて、流路パターンを修正することができなかった。
本発明は、流路の安定性に優れた薄型の熱交換器を提供することを目的としている。
本発明の目的を達成する熱交換器は、冷却液が内部を流れる液冷用の熱交換器であって、冷却液の流入口および流出口をもった耐水性シートからなる袋と、前記袋と重なり合う熱交換板と、前記袋を前記熱交換板に押さえ付ける押さえ板とを備え、前記熱交換板および押さえ板の少なくともどちらか片方の内側に、前記流入口と流出口とを結ぶ所定パターンの流路を画定する凹凸が形成されたものである。
袋は熱交換板と押さえ板とによって挟まれかつ押さえ付けられる。熱交換板、袋、および押さえ板からなる積層体において、熱交換板と押さえ板との間には流路に対応したパターンの間隙が存在する。その間隙の範囲内で袋は変形することができる。袋に冷却液が充填されると、冷却液の圧力によって袋は間隙の壁面に沿うように変形し、袋の内部空間が膨らむ。この状態において、間隙は冷却液の流路となる。
冷却液の圧力によって袋は常に内側から熱交換板に押し付けられるので、熱交換板と袋との接触状態が一定に保たれ、それによって安定した冷却性能を実現することができる。
より好ましい熱交換器は、前記熱交換板の内側に、前記流入口と流出口とを結ぶ流路を画定する凹凸が形成され、前記押さえ板の内側に、前記熱交換板の凹凸と同じパターンの凹凸が形成されたものである。
熱交換板および押さえ板の両方にそれぞれ凹凸を形成しておくことにより、袋の表裏両面が撓んで流路が形成されるので、表裏の片面のみが撓む場合と比べて、所定断面積の流路の形成における袋の撓み量が少なくなる。すなわち、袋に対する可撓性の要求が緩和され、袋の材質の自由度が高まる。
さらに好ましい熱交換器は、前記熱交換板または押さえ板が前記凹凸として、凹部と凸部との高低差が緩やかに変化する起伏をもつものである。
凹部と凸部との高低差が緩やかに変化する傾斜面構造では、急激に変化する段差面構造と比べて、熱交換板および押さえ板と袋との間に空隙が生じにくく、熱接続性が良好である。
請求項1ないし請求項の発明によれば、流路の安定性に優れた薄型の熱交換器を実現することができる。
図1は本発明に係る熱交換器の構成を示す。図1(A)は全体構成を示す分解斜視図、図1(B)は流路をもつ袋の斜視図である。
熱交換器1は、袋10、熱交換板20、および押さえ板30から構成され、熱交換板20と押さえ板30とが袋10を挟む積層構造をもつ。熱交換器1は、冷却液を流動させる液冷式の強制冷却に用いられる。
袋10は、流入口101および流出口102をもつ面状の可撓性容器であり、冷却液を漏らさない耐水性シートからなる。袋10の内部に仕切りはなく、冷却液を収容する空間の平面形状は袋10の外形とほぼ相似する。例示においては、袋10の平面形状は略長方形であり、一対の対角位置に流入口101および流出口102が配置されている。
袋10の構成において、平面形状、開口の位置、および開口の数は任意である。ただし、開口の位置については、容器の薄型化、開口の形成の容易性、および開口と配管と接続の容易性を勘案すると、袋の周縁に開口を設けるのが好ましい。また、図示のように周縁を部分的に突出させて、その突出部に開口を形成することにより、配管との接続がさらに容易になる。
熱交換板20は、放熱または吸熱に適した熱伝導性の良好な材料からなり、袋10とほぼ同程度の大きさをもつ。熱交換板20における袋10と対向する内側の面には、冷却液の流路を画定する凹凸が形成されている。
図示の熱交換板20は、平らな基板201とその片面に取り付けられた板状のスペーサ202,203,204,205,206,207からなる。これらの厚さは等しい。スペーサ202,203は袋10の周縁部と当接する。基板201の中央領域に配列されたスペーサ204〜207は、袋10の中央部と当接する。
押さえ板30は、熱交換板20と同じ大きさをもち、熱交換板20の全体と重なる。押さえ板30における袋10と対向する内側の面には、冷却液の流路を画定する凹凸が形成されている。
図示の押さえ板30は、平らな基板301とその片面に取り付けられた板状のスペーサ302,303,304,305,306,307からなる。これらの厚さは等しい。スペーサ302,303は袋10の周縁部を熱交換板20のスペーサ202,203に押さえ付け、袋10の位置ずれを防ぐ。基板301の中央領域に配列されたスペーサ304〜307は、袋10の中央部を熱交換板20のスペーサ204〜207に押さえ付け、袋10の内部空間を区画する。
押さえ板30は、袋10を挟んだ状態で熱交換板20に固定される。固定には、ねじ止め、接着、リベット、挟持部材の装着などの種々の手法の1つまたは複数を採用することができる。また、あらかじめ熱交換板20および押さえ板30の一方または双方に引っ掛け爪のような係合部を形成しておき、係合によって熱交換板20と押さえ板30とを一体化してもよい。この手法は、とくに熱交換板20または押さえ板30を成型により作製する場合に好適である。
図1(B)は熱交換板20と押さえ板30とで挟まれた状態の袋10を示す。図1(B)において、斜線の付された領域が、スペーサ202〜207(つまり、熱交換板20の内面の凸部)とスペーサ302〜307(つまり、押さえ板30の内面の凸部)とで押さえ付けられる領域であり、斜線の付されていない領域が流路103を構成する領域である。流路103は、流入口101と流出口102とに繋がっている。例示では、袋10の中に4つの直線状仕切りが形成されており、各仕切りの両端は袋10の周縁と離れている。流入口101から流入した冷却液は、仕切りと袋の周縁との間および隣り合う仕切りの間に分岐して流れ、流出口102に向かう。
以上の構成の熱交換器1では、熱交換板20および押さえ板30のそれぞれにおける内面の凹凸がスペーサの取り付けによって形成されているので、スペーサの増減や他のスペーサとの交換によって流路103のパターンおよび寸法をある程度変更することができる。したがって、熱交換器1は、袋の内部に仕切りをもつ構造のものと比べて、多様な液冷装置に適用することができる。
ただし、凹凸を形成する手法はスペーサの取り付けに限らない。例えば、型による成型、基板表面の切削など他の方法によって凹凸を有した熱交換板20および凹凸を有した押さえ板30を作製することができる。その場合にもスペーサの追加による流路パターンの変更を行うことができる。
熱交換器1は、冷却液から熱を受けて発散させる放熱器として、または発熱体から熱を受けて冷却液に伝える吸熱器として利用することができる。
図2は本発明に係る放熱器の応用例を示す。
図2において、ノート型パーソナルコンピュータ8は、本体8A、液晶ディスプレイに代表されるフラットパネルディスプレイ50、および放熱器2を備える。図示は省略したが、本体8Aには、典型的なヒートソースであるCPUを含む種々の電子部品が内蔵され、キーボードおよびポインティングデバイスが配置されている。フラットパネルディスプレイ50は、本体8Aの端部に回動可能に取り付けられている。放熱器2はフラットパネルディスプレイ50の背面(表示面の裏側の面)を覆うように配置され、フラットパネルディスプレイ50と一体に回動する。放熱器2の構成は次のとおりである。
放熱器1は、ラミネートパック11、放熱板21、および押さえ板31から構成され、ラミネートパック11を放熱板21と押さえ板31とが挟む積層構造をもつ。放熱器1の配置の向きは、押さえ板31がフラットパネルディスプレイ50と対向する向きである。
ラミネートパック11は、流入口および流出口をもつ面状の可撓性容器である。ラミネートパック11の内部に仕切りはない。ラミネートパック11の材質の例としては、ポリエチレン層をベースとする厚さ数十μmの積層フィルムがある。ラミネートパック11の平面サイズは、フラットパネルディスプレイ50の外形サイズ(例えば対角17インチ)より若干小さいサイズに選定されており、これによって放熱面の最大化が図られている。必然的にラミネートパック11の平面形状はフラットパネルディスプレイ50に対応した略長方形である。
ラミネートパック11の流入口および流出口は、ラミネートパック11の下端、すなわちフラットパネルディスプレイ50の回動軸に近い位置に配置されている。そして、流入口および流出口は、パーソナルコンピュータ8の本体8A内の受熱部60および電動ポンプ70を含む流路と、所定の配管によって接続される。これにより、パーソナルコンピュータ8において、受熱部60からラミネートパック11および電動ポンプ70を経て受熱部60へ戻る循環流路が構成される。
放熱板21は、パーソナルコンピュータ8の筐体の一部となる上面カバーである。放熱板21におけるラミネートパック11と対向する内側の面には、冷却液の流路を画定する凹凸が形成されている。量産性に優れる放熱板21の作製方法は、型を用いて凹凸部分を含めて全体を一体成形する手法である。放熱板21の好適な材質はマグネシウム合金である。
押さえ板31は、ラミネートパック11を放熱板21に押し付けるとともに、ラミネートパック11とフラットパネルディスプレイ50との間の熱抵抗を設定する役割をもつ。例えば、押さえ板31は断熱板として機能する。この場合、放熱器2は専ら受熱部60で受けた熱を放熱する。また、本体8A内のヒートソースの発熱量に対して循環流路の冷却能力が十分に大きい場合には、押さえ板31をヒートスプレッダとすることができる。この場合、放熱器2は受熱部60からの熱およびフラットパネルディスプレイ50からの熱を放熱する。
図3は図2のa−a矢視断面図であり、放熱器の断面構造を示す。図3(A)では分解した状態の放熱器2が描かれ、図3(B)では使用状態の放熱器2が描かれている。
図3(A)のように、放熱板21の内面は高さ0.5mm〜2mm程度の凸部211,212,213,214,215を有した凹凸面である。また、押さえ板31の内面(ラミネートパック11と対向する面)も、高さ0.5mm〜2mm程度の凸部311,312,313,314,315を有した凹凸面である。これら凸部211〜215と凸部311〜315とによってラミネートパック11が部分的に挟持され、図3(B)のようにラミネートパック11の内部が仕切られる。ラミネートパック11は放熱板21と押さえ板31との間の間隙の範囲内で厚さ方向に拡がることができる。冷却液が充填された使用状態において、冷却液の圧力によって拡がったラミネートパック11の内部空間が流路113となる。
流路113の平面パターンは放熱板21および押さえ板31の凹凸パターンに依存する。少なくとも1つの分岐をもつストライプパターン、スパイラルパターン、蛇行パターン、またはこれらの組み合わせなど、任意のパターンの流路を形成することができる。ただし、放熱板21とラミネートパック11との接触面積が過小にならないように、ラミネートパック11の可撓性および伸縮性を勘案して、放熱板21および押さえ板31の凹凸の高低差を選定する必要がある。
放熱板21および押さえ板31の両方にそれぞれ凹凸を形成しておくことにより、ラミネートパック11の表裏両面が変形して流路113が形成されるので、表裏の片面のみが変形する場合と比べて、所定断面積の流路113の形成におけるラミネートパック11の片面の変形量が少なくなる。すなわち、袋に対する可撓性および伸縮性の要求が緩和され、ラミネートパック11の材質の選択肢が増える。
図4は放熱器の構造の変形例を示す。図4において図3と同一の構成要素には同一の符合が付されている。記述の重複を避けるため、これら構成要素の説明を省略する。
図4(A)の放熱器2bは放熱板21bを備える。放熱板21bの内面はほぼ平坦である。放熱器2bにおいて、流路113bは凹凸面をもつ押さえ板31によって画定される。
放熱器2bでは、ラミネートパック11の放熱板側の面については変形の必要がない。したがって、放熱板側の面と押さえ板側の面とを材質の異なるシートによって構成することができる。すなわち、放熱板側のシートについては、可撓性および伸縮性を不問とし、熱伝導性に重点をおいて材質を選定することができる。
図4(B)の放熱器2cは放熱板21cを備える。放熱板21cの内面は凹部216,217,218,219を有し、凹部と凸部との高低差が緩やかに変化する凹凸面である。このような凹凸面は、凹部と凸部との高低差が急激に変化する段差構造の凹凸面と比べて、放熱板21cとラミネートパック11とを無理なく接触させるのに有利である。放熱器2cでは、放熱板21cとラミネートパック11との接触面積を大きくし、それによって放熱板21cとラミネートパック11との熱的接続を良好にするのが容易である。
図4(C)の放熱器2dは放熱板21dおよび押さえ板31bを備える。放熱板21dの内面は、凹部216b,217b,218b,219bを有し、凹部と凸部との高低差が緩やかに変化する凹凸面である。一方、押さえ板31bは平板であり、その内面は平坦である。放熱器2dにおいて、流路113dは凹凸面をもつ放熱板21dによって画定される。
図5は本発明に係る吸熱器の断面構造を示す。
図5(A)において、吸熱器3は、ラミネートパック13、受熱板23、および押さえ板33から構成され、受熱板23と押さえ板33とがラミネートパック13を挟む積層構造をもつ。ラミネートパック13は、放熱器2のラミネートパック11と同様の面状の可撓性容器であり、流入口および流出口をもつ。ラミネートパック13の内部に仕切りはない。受熱板23の内側の面には、ラミネートパック13における冷却液の流路を画定する凹凸が形成されている。そして、押さえ板33の内面には、受熱板23と同じパターンの凹凸が形成されている。すなわち、吸熱器3の基本構造は図1の熱交換器1と同様である。
吸熱器3は、配線基板60に実装された回路部品61,62,63,64の冷却に用いられる。そのため、吸熱器3の平面サイズは、配線基板60における回路部品61,62,63,64の配置された領域の全体と重なるように選定されている。
使用に際して、吸熱器3は受熱板23が回路部品61〜64と対向するように配線基板60に重ねられる。例示では、受熱板23の外面が平坦であり、かつ回路部品61,62,63,64の高さが一様ではないので、回路部品61,62,63,64のそれぞれと受熱板23との間にサーマルシート71,72,73,74が配置されている。サーマルシート71〜74は、熱伝導性の良好な弾性体である。サーマルシート71〜74の配置によって、回路部品61,62,63,64と受熱板23との間の空隙が無くなる。
図5(B)における吸熱器3bは、図5(A)の吸熱器3の受熱板23を受熱板23bに替えたものである。受熱板23bの内面は受熱板23の内面と同様の凹凸面である。受熱板23bでは、外面が平坦でなく、回路部品61,62,63,64の高さに応じた凸部231,232,233をもつ段差面である。段差面とすることによって、回路部品61,62,63,64が同様に受熱板23bと対向する。実際には、熱伝導とより良好とするために、回路部品61,62,63,64と受熱板23bとの間にサーマルグリスを介在させるのが望ましい。
図6は流路パターンの例を示す。
図6(A)の例では、回路基板60aにおける領域601の発熱量は比較的に多く、領域602の発熱量は比較的に少ない。ラミネートパック13の流路114において、領域601と重なる部分114Aは、流速を高めるために微細な蛇行パターンとされている。これに対して、流路114における領域602と重なる部分114Bは、圧力損失を低減するために複数の平行な分岐路をもつストライプパターンとされている。
図6(B)の例では、回路基板60bにおける領域605の発熱量は比較的に少なく、領域606および領域607の発熱量は比較的に多い。ラミネートパック12の流路115において、領域605と重なる部分115Aは、圧力損失を低減するために流路幅の太い蛇行パターンとされている。これに対して、流路115における領域606と重なる部分115Bおよび領域607と重なる部分115cは、流速を高めるために圧力損失を低減するために微細な蛇行パターンとされている。
以上の実施形態によれば、ラミネートパック11,13の内部に仕切りの無いので、必要とされる流路のパターンが異なる冷却対象機器の冷却に、仕様が共通のラミネートパック11,13を使用することができる。仕切りの無いラミネートパック11,13は、仕切りのあるものと比べて安価であるので、多様な機器の冷却を行う場合に好適である。ただし、複数の流路パターンに共通する仕切りのみを設けておき、各流路パターンに特有の仕切りを熱交換板20または押さえ板30に設ける凹凸に代用させることができる。
また、上述の実施形態によれば、冷却液が袋の内部を流れ、その袋が熱交換板と押さえ板とによって機械的に保護されるので、液漏れが生じにくい。
上述の実施形態において、熱交換器1、放熱器2、および吸熱器2の構成は、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。構成要素の材質および形状は例示に限らない。コンピュータを含む電子機器の冷却に限らず、他の発熱体を冷却に本発明を適用することができる。
本発明は、液冷式の強制冷却に利用することができ、特にパーソナルコンピュータ、サーバー用コンピュータなどの情報処理装置をはじめとする液漏れ防止が重要視される電気機器に組み込む熱交換部品に好適である。
本発明に係る熱交換器の構成を示す図である。 本発明に係る放熱器の応用例を示す図である。 放熱器の断面構造を示す図である。 放熱器の構造の変形例を示す図である。 本発明に係る吸熱器の断面構造を示す図である。 流路パターンの例を示す図である。
符号の説明
1 熱交換器
10 袋
101 流入口
102 流出口
20 熱交換板
30,31,31b,33 押さえ板
2 放熱器
11,13 ラミネートパック
21,21b、21c、21d 放熱板
3,3b 吸熱器

Claims (4)

  1. 冷却液が内部を流れる熱交換器であって、
    冷却液の流入口および流出口をもつ袋と、
    前記袋と重なり合う熱交換板と、
    前記袋を前記熱交換板に押さえ付ける押さえ板と、
    前記押さえ板の内面に設けられ、前記流入口と流出口とを結ぶ流路を画定する複数の凹凸と、を備え、
    前記熱交換板は、前記袋に対向する部分に、前記複数の凹凸にわたり形成された平面部を含み、
    前記袋は、前記熱交換板の側に位置する第1のシートと、前記押さえ板の側に位置する、可撓性を有しかつ材質が前記第1のシートとは異なる第2のシートとを含む
    ことを特徴とする熱交換器。
  2. 前記押さえ板に設けられた凹凸は、凹部と凸部との高低差が緩やかに変化する起伏である
    請求項1記載の熱交換器。
  3. 前記第1のシートは、前記第2のシートよりも熱伝導性が良好である
    請求項1または請求項2記載の熱交換器。
  4. 冷却液が内部を流れる放熱器であって、
    冷却液の流入口および流出口をもつ袋と、
    前記袋と重なり合う放熱板と、
    前記袋を前記放熱板に押さえ付ける押さえ板と、
    前記押さえ板の内面に設けられ、前記流入口と流出口とを結ぶ流路を画定する複数の凹凸と、を備え、
    前記放熱板は、前記袋に対向する部分に、前記複数の凹凸にわたり形成された平面部を含み、
    前記袋は、前記放熱板の側に位置する第1のシートと、前記押さえ板の側に位置する、可撓性を有しかつ材質が前記第1のシートとは異なる第2のシートとを含む
    ことを特徴とする放熱器。
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