JP4439281B2 - 板ばね式車軸装置 - Google Patents
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Description
懸架装置の基本的要件は、運転者および乗客を、不完全な路面によって生じる衝撃および振動から隔離し、自動車への機械的応力を低減することである。
本発明は、エネルギー蓄積機能を車軸自体に一体化して、1つの構成要素が、(ホイールを位置付ける)車軸および(エネルギーを蓄積する)ばねとして機能するようにさせるものである。これは、独自の設計の板ばねを用いて実施される。この板ばねは、断面積、形状、および係数が変化する断面で特徴付けられる他に、最も単純な形で、一様に成形された中央部も有する。この複合中央部は、具体的な適用例の製造経済性によって、一様に、または数個の部片から作成することができる。
本発明のうち請求項3に係る板ばね式車軸装置は、請求項2記載の発明において、前記プレテンション力を与える手段は、前記第1および第2の中央ばね板の前記連結手段と前記少なくとも1対の側部ばね板の前記連結手段との間の距離が自動車のホイールが連結された状態と非連結状態で異なることを特徴とする。
本発明のうち請求項5に係る板ばね式車軸装置は、請求項1記載の発明において、前記第1および第2の中央ばね板と前記少なくとも1対の側部ばね板とが、異なる剛性をもつことを特徴とする。
本発明のうち請求項7に係る板ばね式車軸装置は、請求項1記載の発明において、前記第1および第2の中央ばね板、前記少なくとも1対の側部ばね板、および前記中央部分が、単一構造の一片の部材で成形されていることを特徴とする。
本発明のうち請求項9に係る板ばね式車軸装置は、請求項1記載の発明において、前記第1および第2の中央ばね板と前記少なくとも1対の側部ばね板との間の前記中央部分に形成された弓形縁部の移行部分をさらに備えることを特徴とする。
本発明のうち請求項12に係る板ばね式車軸装置は、請求項1記載の発明において、前記少なくとも1対の側部ばね板が、第1および第2の対の側部ばね板を備え、前記第1および第2の中央ばね板の幅が、前記第1の対の側部板ばねの最も外側の縁部と前記第2の対の側部板ばねの最も外側の縁部との間の合計幅と実質的に等しいことを特徴とする。
本発明のうち請求項14に係る板ばね式車軸装置は、請求項13記載の発明において、前記少なくとも1対の側部ばね板が、第1および第2の対の側部ばね板を備え、前記第1および第2の中央ばね板が、前記第1の対の側部板ばねと前記第2の対の側部板ばねとに平行であることを特徴とする。
本発明のうち請求項16に係る板ばね式車軸装置は、請求項15記載の発明において、前記少なくとも1対の側部ばね板が、第1および第2の対の側部ばね板を備え、前記第1の対の側部板ばねの端部及び前記第2の対の側部ばね板の端部が、前記第1および第2の中央ばね板の端部と同軸であることを特徴とする。
1.板ばね式車軸は、一体式機構を用いて車軸および懸架装置の機能を果たす。
2.板ばね式車軸は、板ばね式車軸として機能するための最小限の数の構成部品を使用する。
3.板ばね式車軸は、構成部品を追加せずに2つ以上のばね定数を提供することができる。
4.板ばね式車軸は、自動車の対向する側部上に位置する、板ばね式車軸に取り付けたホイールの独立した動作を可能にする。
5.板ばね式車軸は、車両、バン、スポーツユーティリティービークル、小型トラック、バス、大型トラック、軽またはレクリエーショントレーラ、セミおよびけん引トレーラでの使用に適応できる。
本発明のさまざまな特徴、利点、および他の使用は、以下の詳細な説明および図面を参照することによって、さらに明らかになるであろう。
各図面の頂部に向けて示した板ばね式車軸の表面は、自動車に配置された位置では、必ずしも板ばね式車軸の上面である必要はない。
図面で示唆した上面、すなわち各図面の頂部に最も近い表面は、設置された位置では、必ずしも上面でなくてもよい。
また、ビーム1においては、第1および第2の中央ばね板4,4が、第1の対の側部板ばね55,5と第2の対の側部板ばね5,5とに平行であっても平行でなくてもよい。
さらに、図1に示すビーム1においては、第1の対の側部板ばね5,5の端部と第2の対の側部ばね板5,5の端部とが重なっている(同軸となっている)。
また、ビーム1においては、第1の対の側部板ばね5,5の端部及び第2の対の側部ばね板5,5の端部が、第1および第2の中央ばね板4,4の端部と同軸であってもよい。
図3、6、7、および9で示したように、部分32および33は、側部ばね板5および中央ばね板4が重なるように形成されている。
図10は、部分32および33を形成する代替の態様、および玉継手など他のハブキャリア/ナックル8の取付け部に対応するための構成111,12を示す。
図11は、図5と同様であるが、板ばね式車軸1が、複数の部片から組み立てられている、自動車の長手方向の中心で切り取られた、板ばね式車軸1の断面図を示す。
図12は、やはり複数の部片から組み立てられた、自動車の長手方向の中心で切り取られた、板ばね式車軸1の断面図を示す。
図14では、板ばね式車軸1の中央部分3から反対向きに延びる1対の側部ばね板5,5が、単一のばね板部材に形成されたものとして示されている。1対の側部ばね板5,5が、単一のばね板であるものとするこの構造は、本発明の上記に記載した態様すべて、および板ばね式車軸1の任意の方向付けに適用されることを理解されたい。
図16では、図14で示した板ばね式車軸1の中央部分の断面が、図15と同様に示されているが、離間した端部を有している。この構成は、屈曲シート構築プロセスですぐ役立つものである。
2 移行部分
3 中央部分
4、5 ばね板
6、7 ブッシュアイ
8 ハブキャリア/ナックル
9 ホイール
10 タイヤ
11、12 ばね板
32、33 部分
Claims (16)
- ホイールを自動車に弾性的に取り付けるための板ばね式車軸装置であって、
中央部分を有する単体部材と、
前記中央部分から反対向きに延び、独立して移動可能な端部を備えた第1および第2の中央ばね板と、
前記中央部分から反対向きに延び、独立して移動可能な端部を備え、第1および第2の中央ばね板のそれぞれの端部に対して垂直方向に離間した少なくとも1対の側部ばね板と、
前記第1および第2の中央ばね板と前記少なくとも1対の側部ばね板とを自動車のホイールに連結するための手段であって、前記第1および第2の中央ばね板と前記少なくとも1対の側部ばね板の端部間に担持される連結手段とを備えることを特徴とする板ばね式車軸装置。 - プレテンション力を、前記第1および第2の中央ばね板のうちの少なくとも一つ、および前記少なくとも1対の側部ばね板のうちの少なくとも一つに与える手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の板ばね式車軸装置。
- 前記プレテンション力を与える手段は、
前記第1および第2の中央ばね板の前記連結手段と前記少なくとも1対の側部ばね板の前記連結手段との間の距離が自動車のホイールが連結された状態と非連結状態で異なることを特徴とする請求項2に記載の板ばね式車軸装置。 - 前記第1および第2の中央ばね板と前記少なくとも1対の側部ばね板との間で異なるばね定数を生成する手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の板ばね式車軸装置。
- 前記第1および第2の中央ばね板と前記少なくとも1対の側部ばね板とが、異なる剛性をもつことを特徴とする請求項1に記載の板ばね式車軸装置。
- 前記中央部分が、自動車への取付けに適合されていることを特徴とする請求項1に記載の板ばね式車軸装置。
- 前記第1および第2の中央ばね板、前記少なくとも1対の側部ばね板、および前記中央部分が、単一構造の一片の部材で成形されていることを特徴とする請求項1に記載の板ばね式車軸装置。
- 前記第1および第2の中央板ばねが、前記少なくとも1対の側部ばね板と異なる長さを有することを特徴とする請求項1に記載の板ばね式車軸装置。
- 前記第1および第2の中央ばね板と前記少なくとも1対の側部ばね板との間の前記中央部分に形成された弓形縁部の移行部分をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の板ばね式車軸装置。
- 前記少なくとも1対の側部ばね板が、第1および第2の対の側部ばね板を備え、
前記第1および第2の中央ばね板の幅が、それぞれ、前記第1の対の側部板ばねの最も内側の縁部と前記第2の対の側部板ばねの最も内側の縁部との間に、実質的に完全に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の板ばね式車軸装置。 - 前記少なくとも1対の側部ばね板が、第1および第2の対の側部ばね板を備え、
前記第1および第2の中央ばね板の幅が、前記第1の対の側部板ばねの最も内側の縁部と前記第2の対の側部板ばねの最も内側の縁部との間のスペースよりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の板ばね式車軸装置。 - 前記少なくとも1対の側部ばね板が、第1および第2の対の側部ばね板を備え、
前記第1および第2の中央ばね板の幅が、前記第1の対の側部板ばねの最も外側の縁部と前記第2の対の側部板ばねの最も外側の縁部との間の合計幅と実質的に等しいことを特徴とする請求項1に記載の板ばね式車軸装置。 - 前記少なくとも1対の側部ばね板が、第1および第2の対の側部ばね板を備え、
前記第1の対の側部板ばねと前記第2の対の側部板ばねとが互いに平行であることを特徴とする請求項1に記載の板ばね式車軸装置。 - 前記少なくとも1対の側部ばね板が、第1および第2の対の側部ばね板を備え、
前記第1および第2の中央ばね板が、前記第1の対の側部板ばねと前記第2の対の側部板ばねとに平行であることを特徴とする請求項13に記載の板ばね式車軸装置。 - 前記少なくとも1対の側部ばね板が、第1および第2の対の側部ばね板を備え、
前記第1の対の側部板ばねの端部と前記第2の対の側部ばね板の端部とが重なっていることを特徴とする請求項1に記載の板ばね式車軸装置。 - 前記少なくとも1対の側部ばね板が、第1および第2の対の側部ばね板を備え、
前記第1の対の側部板ばねの端部及び前記第2の対の側部ばね板の端部が、前記第1および第2の中央ばね板の端部と同軸であることを特徴とする請求項15に記載の板ばね式車軸装置。
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