JP4438683B2 - 棚段乾燥装置および棚段乾燥装置の洗浄方法 - Google Patents

棚段乾燥装置および棚段乾燥装置の洗浄方法 Download PDF

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Description

本発明は、乾燥室の内面や棚板の表面などを、密閉状態のままで洗浄することが可能な棚段乾燥装置および棚段乾燥装置の洗浄方法に関する。
従来、棚段乾燥装置、特に、真空棚段乾燥装置100は、一般に、図12に示したような構造となっている。
すなわち、乾燥室である真空槽102内に、上下に一定間隔離間して、複数の棚板104が、水平に多段に配置されている。そして、それぞれの棚板104と、真空槽102には、図示しないが、外部から加熱用の温水、蒸気、熱媒、電熱などによる熱源が導入されて、棚板104の表面と、真空槽102の内面が、発熱するように構成されている。
また、真空槽102には、図示しないが、その正面に広い扉板が設けられており、扉板を開放することによって、被乾燥物を収容した収容トレー(図示せず)を、真空槽102の内部に配置された棚板104の上面に載置して扉板を閉止して乾燥し、乾燥後に再び扉板を開放することによって、棚板104の上面から収容トレーを取り出せるように構成されている。
このように構成される真空棚段乾燥装置100では、被乾燥物を乾燥する際には、以下のような操作によって乾燥工程が行われている。
すなわち、先ず、収容トレーに乾燥処理する液体、粉体、スラリーなどの被乾燥物を収容して、この収容トレーを、扉板を開放して、真空槽102内の棚板104の上面に載置する。
そして、扉板を閉止して、真空槽102の上部に設けられた吸排気口106を介して、真空槽102内の空気を真空状態となるように排気する。この真空状態において、収容トレーに収容した被乾燥物を、棚板104の表面と真空槽102の内面からの伝導熱や輻射熱で加熱することによって、真空、低温の雰囲気下において、被乾燥物を乾燥する。
そして、乾燥終了後に、再び扉板を開放することによって、棚板104の上面から収容トレーを取り出して、収容トレーから被乾燥物を回収している。
特開2004−150781号公報
ところで、このような真空棚段乾燥装置100では、乾燥処理される被乾燥物である液体、粉体、スラリーなどは、主として、薬品、食品に類するものが多く、清潔に保つ必要があり、不純物、異物の混入は避けなければならない。
しかしながら、真空棚段乾燥装置100で使用される収容トレーは、上方が開放されているため、収容トレーに収容されている液体、粉体、スラリーなどは、汚染や異物混入に対して、無防備の状態となる。
従って、汚染や異物混入を防止するため、真空棚段乾燥装置100の内部、特に、棚板104の下側は、常に清潔な状態を保つ必要がある。
このため、従来では、真空棚段乾燥装置100において、清掃方法として、扉板を開放して、真空槽102の内面と棚板104を、人の手により清掃することが行われている。
この場合、清掃は、洗浄などによって行われるが、真空棚段乾燥装置100は、その構造上、棚板104の間隔や、真空槽102の内面と棚板104との間隔が狭く見えにくいため、手作業による清掃では、均一な洗浄が困難である。
また、清掃時には、扉板が開放状態であるため、周囲の環境からの二次汚染を受けやすく、しかも、例えば、洗浄液として、危険物第四類に該当する溶剤などを使用して洗浄する場合には、引火、爆発の可能性があるため、極めて困難である。
一方、従来より、密閉状態で洗浄する方法として、真空槽102の内部に、多数の洗浄ノズルを設置したり、多数のシャワーボールを設置することによって、真空槽102の内面や棚板104の表面に、洗浄液を噴霧して洗浄する方法も知られている。
しかしながら、このような洗浄ノズルやシャワーボールを用いた洗浄方法では、場所によって、洗浄液の噴霧に強弱が生じて、洗浄にむらが生じて、洗浄斑が形成されることがある。また、真空槽102の奥などの部分において、スプレーなどの陰になる部分が生じて、洗浄液が当らず、洗浄が不完全となってしまう。
さらに、真空槽102の内部に洗浄液を充満させて、真空槽102の内部を洗浄する方法も知られている。
しかしながら、このように洗浄液を真空槽102の内部に充満させて洗浄を行う方法では、洗浄液の漏洩防止のために、扉板と真空槽102の構造を、必要以上に強固にする必要がある。また、しかも、洗浄液を真空槽102の内部に充満させて洗浄を行うので、真空槽102の内部において、洗浄液が流動しないために、洗浄効果が低くなってしまう。
また、上記したいずれの洗浄方法においても、乾燥用の収容トレーは、使用の度に真空棚段乾燥装置100から取り出して、別途設けられた収容トレー専用の洗浄設備において、個別に洗浄、乾燥する必要があり煩雑である。しかも、収容トレー専用の洗浄設備においては、洗浄に必要な洗浄溶媒も大量に必要であるため、環境に対して影響を及ぼすおそれもある。
さらに、特許文献1(特開2004−150781号公報)のように、真空槽と内部の棚段とを分離して独立させ、その一方を台車構造として構成し、台車側を移動することで乾燥装置を開閉できる構造にして、これによって、台車側を移動して、真空槽内面と棚表面を外部に別々に露出して、その掃除と掃除の確認が確実なものとする真空棚段乾燥装置が提案されている。
しかしながら、この場合、真空槽と内部の棚段とを分離して独立させるための台車構造など複雑な構造が必要であり、コストが高くなってしまうなどの問題がある。
本発明は、このような現状に鑑み、従来のように、洗浄ノズルなどの洗浄装置を設置することなく、扉板を閉止した密閉状態のままで、乾燥室内面や棚板表面などを洗浄することが可能な棚段乾燥装置および棚段乾燥装置の洗浄方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、棚段乾燥装置の洗浄の際に、乾燥室内の洗浄と同時に、収容トレーの洗浄を効率良く実施することができる棚段乾燥装置および棚段乾燥装置の洗浄方法を提供することを目的とする。
本発明は、前述したような従来技術における課題及び目的を達成するために発明されたものであって、本発明の棚段乾燥装置は、
密閉構造を有する乾燥室と、
前記乾燥室内に上下に離間して配設され、加熱冷却手段を備えた複数の棚板と、
前記乾燥室の下部に形成した下部流通口と、
前記乾燥室の上部に形成した上部流通口とを備え、
前記棚板が、水平面に対して傾斜して配置されていることを特徴とするように構成されていることを特徴とする。
また、本発明の洗浄機能を備えた棚段乾燥装置は、
密閉構造を有する乾燥室と、
前記乾燥室内に上下に離間して配設され、加熱冷却手段を備えた複数の棚板と、
前記乾燥室の下部に形成した下部流通口と、
前記乾燥室の上部に形成した上部流通口とを備え、
前記棚板が、水平面に対して傾斜して配置された棚段乾燥装置であって、
密閉状態のまま洗浄する際に、
前記下部流通口を介して、洗浄溶媒を乾燥室に供給し、
前記乾燥室内に供給した洗浄溶媒を加熱手段によって加熱して、洗浄溶媒の溶媒蒸気を発生させるとともに、
前記加熱冷却手段を作動させて、棚板を冷却することによって、溶媒蒸気を乾燥室内で凝縮させ、その凝縮液で棚板を含む乾燥室内を洗浄するように構成したことを特徴とする。
また、棚段乾燥装置の洗浄方法は、
密閉構造を有する乾燥室と、
前記乾燥室内に上下に離間して配設され、加熱冷却手段を備えた複数の棚板と、
前記乾燥室の下部に形成した下部流通口と、
前記乾燥室の上部に形成した上部流通口とを備え、
前記棚板が、水平面に対して傾斜して配置された棚段乾燥装置の洗浄方法であって、
密閉状態のまま洗浄する際に、
前記下部流通口を介して、洗浄溶媒を乾燥室に供給し、
前記乾燥室内に供給した洗浄溶媒を加熱手段によって加熱して、洗浄溶媒の溶媒蒸気を発生させるとともに、
前記加熱冷却手段を作動させて、棚板を冷却することによって、溶媒蒸気を乾燥室内で凝縮させ、その凝縮液で棚板を含む乾燥室内を洗浄することを特徴とする。
このように構成することによって、密閉状態のまま洗浄する際に、下部流通口を介して、洗浄溶媒を乾燥室に供給することができる。そして、乾燥室内に供給した洗浄溶媒を加熱手段によって加熱して、洗浄溶媒の溶媒蒸気を発生させることができる。
さらに、加熱冷却手段を作動させて、棚板を冷却することによって、溶媒蒸気を乾燥室内で凝縮させ、その凝縮液で棚板を含む乾燥室内を洗浄することができるようになっている。
また、本発明では、前記洗浄溶媒を乾燥室下部に還流させて、加熱手段によって、再度溶媒蒸気を発生させて、乾燥室の洗浄に循環使用し、洗浄終了後、下部流通口を介して洗浄溶媒を排出するように構成したことを特徴とする。
このように構成することによって、洗浄に使用した洗浄溶媒を乾燥室下部に還流させて、加熱手段によって、再度溶媒蒸気を発生させて、乾燥室の洗浄に循環使用することができるので、洗浄溶媒の使用量を低減することができる。しかも、洗浄終了後、下部流通口を介して洗浄溶媒を排出して、回収することによって、再び使用することができ、資源(
洗浄溶媒)の有効利用を図ることができる。
また、本発明の洗浄機能を備えた棚段乾燥装置は、
密閉構造を有する乾燥室と、
前記乾燥室内に上下に離間して配設され、加熱冷却手段を備えた複数の棚板と、
前記乾燥室の下部に形成した下部流通口と、
前記乾燥室の上部に形成した上部流通口とを備え、
前記棚板が、水平面に対して傾斜して配置された棚段乾燥装置であって、
密閉状態のまま洗浄する際に、
洗浄溶媒を加熱手段によって加熱して発生した溶媒蒸気を、下部流通口を介して、洗浄溶媒を乾燥室に供給するとともに、
前記加熱冷却手段を作動させて、棚板を冷却することによって、溶媒蒸気を乾燥室内で凝縮させ、その凝縮液で棚板を含む乾燥室内を洗浄するように構成したことを特徴とする。
また、棚段乾燥装置の洗浄方法は、
密閉構造を有する乾燥室と、
前記乾燥室内に上下に離間して配設され、加熱冷却手段を備えた複数の棚板と、
前記乾燥室の下部に形成した下部流通口と、
前記乾燥室の上部に形成した上部流通口とを備え、
前記棚板が、水平面に対して傾斜して配置された棚段乾燥装置の洗浄方法であって、
密閉状態のまま洗浄する際に、
洗浄溶媒を加熱手段によって加熱して発生した溶媒蒸気を、下部流通口を介して、洗浄溶媒を乾燥室に供給するとともに、
前記加熱冷却手段を作動させて、棚板を冷却することによって、溶媒蒸気を乾燥室内で凝縮させ、その凝縮液で棚板を含む乾燥室内を洗浄することを特徴とする。
このように構成することによって、密閉状態のまま洗浄する際に、洗浄溶媒を加熱手段によって加熱して発生した溶媒蒸気を、下部流通口を介して、洗浄溶媒を乾燥室に供給することができる。そして、加熱冷却手段を作動させて、棚板を冷却することによって、溶媒蒸気を乾燥室内で凝縮させ、その凝縮液で棚板を含む乾燥室内を洗浄することができる。
また、本発明では、前記洗浄溶媒を下部流通口を介して、加熱手段に還流させて、再度溶媒蒸気を発生させて、下部流通口を介して、洗浄溶媒を乾燥室に供給することにより、乾燥室の洗浄に循環使用し、洗浄終了後、下部流通口を介して洗浄溶媒を排出するように構成したことを特徴とする。
このように構成することによって、洗浄に使用した洗浄溶媒を下部流通口を介して、加熱手段に還流させて、再度溶媒蒸気を発生させて、下部流通口を介して、洗浄溶媒を乾燥室に供給することにより、乾燥室の洗浄に循環使用することができるので、洗浄溶媒の使用量を低減することができる。
しかも、洗浄終了後、下部流通口を介して洗浄溶媒を排出して、回収することによって、再び使用することができ、資源としての洗浄溶媒の有効利用を図ることができる。
従って、本発明によれば、洗浄溶媒の蒸気が、棚板に設けられた加熱冷却手段によって、冷却されて凝縮・液化し、これにより、洗浄溶媒液によって、乾燥室の内面と棚板表面などが洗浄される。
しかも、この場合、棚板が、水平面に対して傾斜して配置されているので、棚板の上面
で凝縮した洗浄溶媒液は、棚板の上面の傾斜に沿って流下して、棚板の端部から落下して、下方に位置する棚板の上面を洗浄することになる。
一方、棚板下面で凝縮した洗浄溶媒は、ほとんどが流下することなく、下方に位置する棚板の上面に落下することになる。その結果、凝縮した洗浄溶媒液により、棚板の上面が効果的に洗浄されることになる。
そして、汚れを含んだ洗浄溶媒液は、重力によって、流下または落下して、乾燥室下部の下部流通口を介して、乾燥室の外部に排出される。また、乾燥室内で凝縮しなかった洗浄溶媒の蒸気は、上部の上部流通口を介して、乾燥室の外部に排出され、必要に応じて回収される。
従って、従来は困難であった棚段乾燥装置の棚板を含む乾燥室内の洗浄を、扉板を閉止した密閉状態のままで実施することができる。
これによって、周囲の環境に左右されずに洗浄を行うことができ、しかも、棚段乾燥装置を操作する者が、洗浄溶媒にさらされることがなく、安全に、乾燥室内を洗浄することができる。
さらに、使用する洗浄溶媒が限定されないため、その目的にあった洗浄溶媒を選択することができ、必要最低限の資源(洗浄溶媒)で、洗浄を行うことができる。また、従来の人手による清掃のように、洗浄残しが発生することがない。
また、従来のように洗浄ノズルなどの洗浄装置を別途乾燥室内部に設置することがないので、複雑な構造とならず、コストが低減できるとともに、洗浄にむらが生じず、洗浄斑が形成されることがなく、均一で完全な洗浄を洗浄が実施することができる。
また、本発明では、前記複数の棚板が、交互に異なる方向に傾斜するように配置されていることを特徴とする。
このように構成することによって、乾燥室下部から洗浄溶媒の蒸気が、交互に異なる方向に傾斜するように配置された棚板の間に左右に形成される一連の流路に沿って上昇して、乾燥室内に万遍なく分散して、凝縮することになり、均一な洗浄を実施することができる。
しかも、この場合、棚板が、交互に異なる方向に傾斜して配置されているので、棚板の上面で凝縮した洗浄溶媒液は、棚板の上面の傾斜に沿って流下して、棚板の一方の端部から下方に位置する棚板の上面に落下して、棚板の上面を洗浄する。
そして、棚板の他方の端部から下方に位置する棚板の上面に落下して、棚板の上面を洗浄することになり、この洗浄操作が下方に向かって繰り返し行われ、その結果、凝縮した洗浄溶媒液により、棚板の上面が効果的に洗浄されることになる。
また、本発明では、前記複数の棚板が、一方向に傾斜するように配置されていることを特徴とする。
このように構成することによって、乾燥室下部から洗浄溶媒の蒸気が、一方向に傾斜するように配置された棚板の間に形成される流路に沿って上昇して、乾燥室内に万遍なく分散して、凝縮することになり、均一な洗浄を実施することができる。
しかも、この場合、棚板が、一方向に傾斜するように配置されているので、棚板の上面で凝縮した洗浄溶媒液は、棚板の上面の傾斜に沿って流下して、棚板の端部から落下して、棚板の上面を洗浄する。その結果、凝縮した洗浄溶媒液により、棚板の上面が効果的に
洗浄されることになる。
また、本発明では、前記複数の棚板が、異なる方向に傾斜するように配置された複数組の棚板から構成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、乾燥室下部から洗浄溶媒の蒸気が、異なる方向に傾斜するように配置された複数組の棚板の間に左右に形成される一連の流路に沿って上昇して、乾燥室内に万遍なく分散して、凝縮することになり、均一な洗浄を実施することができる。
しかも、この場合、棚板が、異なる方向に傾斜するように配置された複数組の棚板から構成されているので、棚板の上面で凝縮した洗浄溶媒液は、棚板の上面の傾斜に沿って流下して、棚板の一方の端部から下方に位置する棚板の上面に落下して、棚板の上面を洗浄する。
そして、棚板の他方の端部から下方に位置する棚板の上面に落下して、棚板の上面を洗浄することになり、この洗浄操作が下方に向かって繰り返し行われ、その結果、凝縮した洗浄溶媒液により、棚板の上面が効果的に洗浄されることになる。
また、本発明では、前記棚板の傾斜勾配が、水平面に対して、5/1000〜5/100の勾配であることを特徴とする。
このような範囲に棚板の傾斜勾配があれば、棚板の上面で凝縮した洗浄溶媒液は、棚板の上面の傾斜に沿って流下して、棚板の端部から落下して、棚板の上面を洗浄する。その結果、凝縮した洗浄溶媒液により、棚板の上面が効果的に洗浄されることになる。
一方、棚板下面で凝縮した洗浄溶媒は、ほとんどが流下することなく、下方に位置する棚板の上面に落下することになる。その結果、凝縮した洗浄溶媒液により、棚板の上面が効果的に洗浄されることになる。
また、このような範囲に棚板の傾斜勾配があれば、乾燥時に、上方に位置する棚板からの輻射熱が、下方に位置する棚板に均一に照射され、乾燥効果が損なわれないようになっている。
また、本発明では、前記上部流通口に、凝縮器が接続され、溶媒蒸気を凝縮させて、乾燥室内に還流するように構成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、乾燥室の上部の上部流通口に接続された凝縮器によって、乾燥室内で凝縮しなかった洗浄溶媒の余剰蒸気を、完全に凝縮させて、乾燥室に還流することができる。
これによって、凝縮器によって凝縮された洗浄溶媒は、最上段の棚板の上面に落下して、棚板上面の傾斜に沿って流下し、順次、下方に位置する棚板の上面に落下して流下して、棚板の上面を洗浄することになり、洗浄効率が向上することになる。
また、凝縮器によって凝縮された洗浄溶媒を、直接、乾燥室の下部の加熱手段に還流して再利用するようにしてもよく、洗浄効率が向上することになる。
また、本発明では、前記加熱手段が、乾燥室の下部面を加熱する加熱手段であることを特徴とする。
このように構成することによって、加熱手段によって、乾燥室下部の下部流通口を介して乾燥室の下部に供給された洗浄溶媒を加熱して、溶媒蒸気を発生させることができ、効率良く洗浄溶媒の蒸気を発生させることができる。
また、本発明では、前記加熱手段が、下部流通口に接続された加熱器であることを特徴とする。
このように構成することによって、加熱器によって、洗浄溶媒の蒸気を安定して発生させることができ、乾燥室の下部に形成した下部流通口を介して、洗浄溶媒の蒸気を乾燥室に供給することができる。
しかも、汚れを含んだ洗浄溶媒が、乾燥室の下部に形成した下部流通口を介して、加熱器内に流入するので、この加熱器内に流入した洗浄溶媒を、再度加熱して、洗浄溶媒の蒸気を発生させることができ、リボイラーとして機能して、洗浄溶媒の使用量を低減できるとともに、洗浄効率をさらに向上させることができ、しかも、洗浄溶媒によって環境を汚染するおそれがない。
また、本発明では、前記乾燥室の下部には、2つの下部流通口が形成されており、
一方の下部流通口が、加熱器の出口側である上部に接続されているとともに、他方の下部流通口が、加熱器の入口側である底部に接続され、これにより加熱還流経路が形成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、加熱器によって、洗浄溶媒の蒸気を発生させて、加熱器の出口側である上部に接続された一方の下部流通口を介して、洗浄溶媒の蒸気を乾燥室内に供給することができる。
しかも、汚れを含んだ洗浄溶媒が、乾燥室の下部に形成した他方の下部流通口を介して、加熱器の入口側である底部に流入するので、この加熱器内に流入した洗浄溶媒を、再度加熱して、洗浄溶媒の蒸気を発生させることができ、リボイラーとして機能して、洗浄溶媒の使用量を低減できるとともに、洗浄効率をさらに向上させることができ、しかも、洗浄溶媒によって環境を汚染するおそれがない。
また、本発明では、棚段乾燥装置が、真空式棚段乾燥装置であることを特徴とする。
従って、例えば、乾燥室の上部に形成した上部流通口を閉止し、被乾燥物収容トレーに被乾燥物を充填して、棚板の上面に並べ、扉板を閉止して、棚板と乾燥室内面を加温しつつ、下部の流通口を真空ポンプに接続して、所定の圧力まで減圧することによって、被乾燥物を効率良く乾燥することができる。しかも、上記したように、従来は困難であった棚段乾燥装置の棚板を含む乾燥室内の洗浄を、扉板を閉止した密閉状態のままで実施することができる。
また、本発明の棚段乾燥装置の洗浄方法は、前記棚板上に、被乾燥物収容トレーを上下反転して載置して、収容トレーを洗浄することを特徴とする。
このように構成することによって、乾燥室内を洗浄する際に、使用した被乾燥物収容トレーを上下反転して、すなわち、伏せた状態で棚板上に載置することによって、被乾燥物収容トレーを載置した棚板の上方の棚板で冷却された洗浄溶媒が、トレー裏面に落下してトレー裏面が直接洗浄されることになる。
しかも、落下した洗浄溶媒で冷却されたトレーの内面では、洗浄溶媒の蒸気が凝縮・液化されることになって、洗浄が行われる。
従って、収容トレーの洗浄が、乾燥室内の洗浄と同時に効率良く実施することができる。
また、本発明の棚段乾燥装置の洗浄方法は、前記棚板上面と被乾燥物収容トレーとの間にスペーサー部材を配置して、収容トレーを洗浄することを特徴とする。
このように構成することによって、スペーサー部材によって形成された棚板上面と収容トレーとの間の間隙から、洗浄溶媒の蒸気がトレーの内面に浸入して、落下した洗浄溶媒で冷却されたトレーの内面では、この洗浄溶媒の蒸気が凝縮・液化されることになって、効率的に洗浄が行われる。
従って、収容トレーの洗浄が、乾燥室内の洗浄と同時に効率良く実施することができる。
本発明によれば、従来は困難であった棚段乾燥装置の棚板を含む乾燥室内の洗浄を、扉板を閉止した密閉状態のままで実施することができる。
これによって、周囲の環境に左右されずに洗浄を行うことができ、しかも、棚段乾燥装置を操作する者が、洗浄溶媒にさらされることがなく、安全に、乾燥室内を洗浄することができる。
さらに、使用する洗浄溶媒が限定されないため、その目的にあった洗浄溶媒を選択することができ、必要最低限の資源(洗浄溶媒)で、洗浄を行うことができる。また、従来の人手による清掃のように、洗浄残しが発生することがない。
また、従来のように洗浄ノズルなどの洗浄装置を別途乾燥室内部に設置することがないので、複雑な構造とならず、コストが低減できるとともに、洗浄にむらが生じず、洗浄斑が形成されることがなく、均一で完全な洗浄を洗浄が実施することができる。
従って、本発明によれば、例えば、医薬・食品・ファインケミカルの区別なく使用できるとともに、相互に汚染が生じることがなく使用できる。
以下、本発明の実施の形態(実施例)を図面に基づいてより詳細に説明する。
図1は、本発明の洗浄機能を備えた棚段乾燥装置の内部を示す概略正面図である。
図1において、10は全体で本発明の洗浄機能を備えた棚段乾燥装置(以下、単に「棚段乾燥装置」と言う)を示している。
図1に示したように、棚段乾燥装置10は、略箱体形状の乾燥装置本体12を備えており、この乾燥装置本体12の内部に、密閉構造を有する乾燥室14が形成されている。
そして、乾燥室14の内部には、複数の棚板16が、上下に一定間隔離間して配置されている。
すなわち、これらの棚板16は、一方の側壁18から、他方の側壁20に向って、水平面Aに対して下方向に傾斜して配置されている棚板22と、他方の側壁20から、一方の側壁18に向って、水平面Aに対して下方向に傾斜して配置されている棚板24とから構成されている。
従って、これらの棚板22と棚板24とが、交互に上下に一定間隔離間して、水平面Aに対して交互に異なる方向に傾斜するように配置されている。
また、乾燥室14の下部26には、下部流通口28が形成されており、乾燥室14の上部30には、上部流通口32が形成されている。
このように構成することによって、図1に示したように、下部流通口28から、乾燥室下部から、交互に異なる方向に傾斜するように配置された棚板22、24の間に左右に一連の流路Bが形成されるようになっている。
また、図示しないが、これらの棚板22、24には、加熱冷却手段を備えており、例えば、外部から加熱冷却用の加熱冷却水、蒸気、熱冷媒、ペルチェ素子などによる加熱冷却源が導入されて、棚板22、24の表面を、選択的に発熱、冷却するように構成されている。
乾燥室14は、密閉構造を有しており、図示しないが、その正面に広い扉板が設けられており、扉板を開閉することによって、被乾燥物を収容した収容トレー(図示せず)を、乾燥室14内のこれらの棚板22、24の上面に載置したり、乾燥後に取り出せるように構成されている。
さらに、図示しないが、乾燥室14の下部26には、加熱手段を備えており、例えば、外部から加熱用の加熱水、蒸気、熱媒、電熱などによる加熱源が導入されて、乾燥室14の下部26の表面26aを、発熱するように構成されている。
このように構成される棚段乾燥装置10を、真空式の乾燥装置として用いる場合に、被乾燥物を乾燥する際には、図2に示したように、以下のような操作によって乾燥工程を実施すればよい。
すなわち、先ず、収容トレーに乾燥処理する液体、粉体、スラリーなどの被乾燥物を収容して、この収容トレーを、扉板を開放して、乾燥室14内の棚板22、24の上面に載置する。
そして、扉板を閉止して、乾燥室14の上部に設けられた上部流通口32を閉止するとともに、乾燥室14の下部26に形成された下部流通口28に接続された真空ポンプなどの真空源34を作動させることによって、乾燥室14内の空気を、所定の真空状態、すなわち、所定の減圧状態(圧力)となるように排気する。
この真空状態において、棚板22、24の加熱冷却手段を加熱するように作動させて、収容トレーに収容した被乾燥物を、棚板22、24の表面からの伝導熱や輻射熱で加熱することによって、真空、低温の雰囲気下において、被乾燥物を乾燥する。
そして、乾燥終了後に、再び扉板を開放することによって、棚板22、24の上面から収容トレーを取り出して、収容トレーから被乾燥物を回収する。
なお、この場合、図示しないが、下部流通口28から、必要に応じて、低温凝縮器を通して、凝縮物を除去しつつ乾燥するようにしても良い。
また、棚段乾燥装置10を、大気圧下の乾燥装置として用いる場合に、被乾燥物を乾燥する際には、図3に示したように、以下のような操作によって乾燥工程を実施すればよい。
すなわち、先ず、収容トレーに乾燥処理する液体、粉体、スラリーなどの被乾燥物を収容して、この収容トレーを、扉板を開放して、乾燥室14内の棚板22、24の上面に載置する。
そして、扉板を閉止して、乾燥室14の下部26に形成された下部流通口28に接続された乾燥用気体源36から乾燥用気体を導入するとともに、乾燥室14の上部に設けられた上部流通口32から乾燥用気体を排出するように作動させる。
この状態において、棚板22、24の加熱冷却手段を加熱するように作動させて、収容
トレーに収容した被乾燥物を、棚板22、24の表面からの伝導熱や輻射熱で加熱することによって、被乾燥物を乾燥する。
そして、乾燥終了後に、再び扉板を開放することによって、棚板22、24の上面から収容トレーを取り出して、収容トレーから被乾燥物を回収する。
なお、この場合、図示しないが、上部流通口32から排出する乾燥用気体を、必要に応じて、凝縮器を通して凝縮物を除去しつつ乾燥するようにしても良い。
このように構成される棚段乾燥装置10を、洗浄機能を備えた棚段乾燥装置として使用して、棚段乾燥装置10を洗浄する方法について、以下に、図4〜図5に基づいて説明する。
先ず、扉板を閉止して、乾燥室14を密閉状態にする。この密閉状態で、棚板22、24の加熱冷却手段を、例えば、冷却液を循環させることによって、冷却するように作動させて、棚板22、24の温度を洗浄溶媒の沸点以下にする。
この状態で、洗浄溶媒源38から、乾燥室14の下部流通口28を介して、洗浄溶媒を乾燥室14の下部26に供給する。
そして、乾燥室14の下部26の加熱手段を、例えば、外部から加熱用の熱媒を循環させることによって、作動させて、乾燥室14の下部26の表面26aを発熱させる。これによって、洗浄用の溶媒蒸気を発生させる。
これによって、乾燥室14の下部26から洗浄溶媒の蒸気が、交互に異なる方向に傾斜するように配置された棚板22、24の間に左右に形成される一連の流路Bに沿って上昇する。
そして、この際に、棚板22、24が冷却されているので、溶媒蒸気が乾燥室内で凝縮され、その凝縮液で棚板22、24を含む乾燥室14内が洗浄される。
すなわち、洗浄溶媒の蒸気が、棚板に設けられた加熱冷却手段によって、冷却されて凝縮・液化し、これにより、洗浄溶媒液によって、乾燥室14の内面と棚板22、24の表面などが洗浄される。
しかも、この場合、図4に示したように、棚板22、24が、水平面Aに対して交互に異なる方向に傾斜するように配置されているので、乾燥室14下部26から洗浄溶媒の蒸気が、交互に異なる方向に傾斜するように配置された棚板22、24の間に左右に形成される一連の流路Bに沿って上昇して、乾燥室14内に万遍なく分散して、凝縮することに
なる。
すなわち、棚板22、24の上面で凝縮した洗浄溶媒液は、図5の点線の矢印で示したように、棚板22、24の上面の傾斜に沿って流下して、棚板22、24の端部から落下して、下方に位置する棚板22、24の上面を洗浄することになる。
一方、棚板22、24の下面で凝縮した洗浄溶媒は、図5の矢印で示したように、ほとんどが流下することなく、下方に位置する棚板22、24の上面に落下することになる。その結果、凝縮した洗浄溶媒液により、棚板22、24の上面が効果的に洗浄されることになる。この洗浄操作が下方に向かって繰り返し行われ、その結果、凝縮した洗浄溶媒液により、汚れが溶解または懸濁して、棚板22、24の上面が効果的に洗浄されることになる。
そして、汚れを含んだ洗浄溶媒液は、重力によって、流下または落下して、乾燥室14
下部26の下部流通口28を介して、乾燥室14の外部に排出される。また、乾燥室14内で凝縮しなかった洗浄溶媒の蒸気は、乾燥室14の上部の上部流通口32を介して、乾燥室14の外部に排出され、必要に応じて回収される。
従って、洗浄終了後、下部流通口28を介して洗浄溶媒を排出して、回収することによって、再び使用することができ、資源(洗浄溶媒)の有効利用を図ることができる。
また、このように乾燥室14の内面と棚板22、24の上面を洗浄して、下方に流下または落下する汚れた洗浄溶媒液は、乾燥室14の下部26の表面26aに還流して、再び、乾燥室14の下部26の加熱手段によって、洗浄用の溶媒蒸気が発生されて、上記した洗浄サイクルが繰り返される。
このように構成することによって、洗浄に使用した洗浄溶媒を乾燥室下部に還流させて、加熱手段によって、再度溶媒蒸気を発生させて、乾燥室の洗浄に循環使用することができるので、洗浄溶媒の使用量を低減することができる。
この場合、乾燥室14内に設置される複数の棚板22、24は、水平面Aに対して、5/1000〜5/100の勾配、好ましくは、5/1000〜2/100の勾配で傾斜して設置されるのが、上記の洗浄効果を考慮すれば望ましい。
また、乾燥室14の側壁18、20、上部30、下部26にも、上記の棚板22、24の加熱冷却手段と同様の加熱冷却手段が備えられているのが、上記の洗浄効果を考慮すれば望ましい。
さらに、棚板22、24の大きさは、乾燥室14内に配置された場合に、棚板22、24と乾燥室14の内壁面との間に、洗浄溶媒の蒸気が十分通過しうる間隙を生じる大きさであれば良く、特に限定されるものではないが、例えば、図1に示したように、間隙Sとして、1〜5cmとするのが望ましい。
また、一枚の棚板22、24の厚さは、その中に加熱・冷却用熱媒の流路を設けることができ、しかも、乾燥室14内に配置された場合に、被乾燥物を収容した収容トレーの荷重に耐え、熱により変形しなければ、特に制限はない。
さらに、棚板22、24の上下の棚板間の間隙は、被乾燥物や被乾燥物を収容する収容トレーの大きさに応じて、適宜選択することができる。
また、乾燥室14内に、棚板22、24を配置する方法としては、図示しないが、例えば、扉板側から見て乾燥室14の側壁18、20の左右から伸びる支持体によって、左右に所定の勾配で傾斜した状態で設置するようにすればよい。
この場合、棚板22、24中に設けられた加熱・冷却用熱媒の流路出入口は、棚板22、24の奥側に設け、乾燥室14の奥側壁面を通して、加熱・冷却用熱媒循環用の配管と連結するのが望ましい。なお、乾燥室14の側壁18、20の左右から延びる支持体を、加熱・冷却用熱媒循環用の配管として兼用して使用することも可能である。
さらに、図6に示したように、乾燥室14の上部流通口32に、凝縮器40が接続され、溶媒蒸気を凝縮させて、乾燥室14内に還流するようにしてもよい。
すなわち、乾燥室14内で凝縮しなかった洗浄溶媒の蒸気は、乾燥室14の上部の上部流通口32から、凝縮器40に入り凝縮・液化されて、乾燥室14に再び戻されて、乾燥室14の内面や棚板22、24の表面の汚れを溶解または懸濁して洗浄し、乾燥室14の下部26の加熱手段に戻るように構成してもよい。
このように、洗浄溶媒が、棚段乾燥装置10の乾燥室14内でリサイクルされるため、使用量が少量で十分な洗浄効果を発揮する。
このように構成することによって、乾燥室14の上部の上部流通口32に接続された凝縮器40によって、乾燥室14内で凝縮しなかった洗浄溶媒の余剰蒸気を、完全に凝縮させて、乾燥室14に還流することができる。
これによって、凝縮器40によって凝縮された洗浄溶媒は、図6の矢印で示したように、最上段の棚板22、24の上面に落下して、棚板22、24の上面の傾斜に沿って流下し、順次、下方に位置する棚板22、24の上面に落下して流下して、棚板22、24の上面を洗浄することになり、洗浄効率が向上することになる。
なお、図示しないが、凝縮器40によって凝縮された洗浄溶媒を、直接、乾燥室14の下部26の加熱手段に還流して再利用するようにしてもよく、洗浄効率が向上することになる。
さらに、この実施例では、図1に示したように、棚板22、24が、水平面Aに対して交互に異なる方向に傾斜するように配置したが、図7に示したように、複数の棚板22、24が、一方向に傾斜するように配置してもよい。
このように構成することによって、乾燥室14の下部26から洗浄溶媒の蒸気が、一方向に傾斜するように配置された棚板22、24の間に形成される流路Bに沿って上昇して
、乾燥室14内に万遍なく分散して、凝縮することになり、均一な洗浄を実施することができる。
しかも、この場合、棚板22、24が、一方向に傾斜するように配置されているので、棚板22、24の上面で凝縮した洗浄溶媒液は、棚板22、24の上面の傾斜に沿って流下して、棚板の端部から落下して、棚板22、24の上面を洗浄する。その結果、凝縮した洗浄溶媒液により、棚板の上面が効果的に洗浄されることになる。
また、汚れを含んだ洗浄溶媒は重力によって流下または落下して、乾燥室14の下部に形成した下部流通口28から乾燥室14外に排出されるが、排出を円滑にするために、図11に示したように、乾燥室14下部26の構造は、下部流通口28に向かって、すり鉢状に傾斜したテーパ形状面26bを有するようにすることが好ましい。
また、図示しないが、これらの一方向に傾斜するように配置した複数の棚板の組が、異なる方向に傾斜するように、複数組配置するようにしてもよい。
さらに、乾燥室14の内面の材質は、洗浄溶媒や被乾燥物に対して安定であり、特に、真空乾燥装置として使用する場合には、真空に耐える強度を有すれば特に限定はされるものではない。通常は、ステンレス鋼を用いるのが望ましい。また、加熱器や凝縮器の構造や材質も、上記の観点から適宜選択すればよい。
また、本発明で用いられる洗浄溶媒としては、特に限定されるものではなく、被乾燥物や汚れなど種類に応じて、適宜選択することができ、例えば、水、エタノール、トルエンなどが使用可能である。
図8は、本発明の棚段乾燥装置10を、洗浄機能を備えた棚段乾燥装置として使用して、棚段乾燥装置10を洗浄する別の方法について説明する概略図である。
この実施例の棚段乾燥装置10は、図1〜図6に示した棚段乾燥装置10と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には同一の参照番号を付している。
この実施例の棚段乾燥装置10では、別途、加熱器からなる加熱手段42を備えており、洗浄溶媒源38からの洗浄溶媒が、加熱手段42によって加熱されて、洗浄用の溶媒蒸気が発生される。
そして、加熱手段42によって発生した溶媒蒸気を、乾燥室14の下部流通口28を介して、洗浄溶媒を乾燥室14に供給するようになっている。
これにより、上記の実施例と同様にして、加熱冷却手段を作動させて、棚板を冷却することによって、溶媒蒸気を乾燥室内で凝縮させ、その凝縮した洗浄溶媒液によって、乾燥室14の内面と棚板22、24の表面などが洗浄される。
また、乾燥室14の内面と棚板22、24の上面を洗浄して、下方に流下または落下する汚れた洗浄溶媒液は、乾燥室14の下部流通口28を介して、加熱手段42に還流して、再び、加熱手段42によって、洗浄用の溶媒蒸気が発生されて、下部流通口28を介して、洗浄溶媒を乾燥室14に供給するようになっている。
これにより、上記した洗浄サイクルが繰り返されるることにより、乾燥室14の洗浄に循環使用することができるので、洗浄溶媒の使用量を低減することができる。
そしてに、高沸点または不溶性の汚れは、洗浄作業が終了し、加熱手段42の温度が低下した後、残さとして処理される。
図9は、本発明の棚段乾燥装置10を、洗浄機能を備えた棚段乾燥装置として使用して、棚段乾燥装置10を洗浄する別の方法について説明する概略図である。
この実施例の棚段乾燥装置10は、図8に示した棚段乾燥装置10と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には同一の参照番号を付している。
この実施例の棚段乾燥装置10では、乾燥室の下部には、2つの下部流通口28a、28bが形成されており、
一方の下部流通口28aが、加熱器からなる加熱手段42の出口側である上部に接続されているとともに、他方の下部流通口28bが、加熱手段42の入口側である底部に接続され、これにより加熱還流経路44が形成されている。
このように構成することによって、加熱手段42によって、洗浄溶媒の蒸気を発生させて、加熱手段42の出口側である上部に接続された一方の下部流通口28aを介して、洗浄溶媒の蒸気を乾燥室14内に供給することができる。
しかも、汚れを含んだ洗浄溶媒が、乾燥室14の下部に形成した他方の下部流通口28bを介して、加熱手段42の入口側である底部に流入するので、この加熱手段42内に流入した洗浄溶媒を、再度加熱して、洗浄溶媒の蒸気を発生させることができ、リボイラーとして機能して、洗浄溶媒の使用量を低減できるとともに、洗浄効率をさらに向上させることができ、しかも、洗浄溶媒によって環境を汚染するおそれがないようになっている。
図10は、本発明の棚段乾燥装置10を、洗浄機能を備えた棚段乾燥装置として使用して、棚段乾燥装置10を洗浄する別の方法について説明する部分拡大概略図である。
この実施例の棚段乾燥装置10は、図1〜図6に示した棚段乾燥装置10と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には同一の参照番号を付している。
この実施例の棚段乾燥装置10では、図10に示したように、棚板22、24上に、収容トレー46を上下反転して載置して、収容トレー46を洗浄するようになっている。
そして、棚板22、24の上面と収容トレー46の間にスペーサー部材48を配置して、収容トレーを洗浄するようになっている。
なお、スペーサー部材48は、略棒状の部材であって、収容トレー46の口縁部46aが、このスペーサー部材48の上面に載置されるように配置するようにすればよい。
しかしながら、スペーサー部材48の形状は、このような棒状の部材に限定されるものではなく、棚板22、24の上面と収容トレー46との間の間隙50が形成されてあればよく、例えば、口縁部46aが嵌合するスリットを設けたものなど、適宜変更可能である。
このように構成することによって、乾燥室14内を洗浄する際に、使用した収容トレー46を上下反転して、すなわち、伏せた状態で棚板22、24上に載置することによって、収容トレー46を載置した棚板22、24の上方の棚板で冷却された洗浄溶媒が、収容トレー46の裏面に落下してトレー裏面が直接洗浄されることになる。
しかも、スペーサー部材によって形成された棚板22、24の上面と収容トレー46との間の間隙50から、洗浄溶媒の蒸気が収容トレー46の内面に浸入して、落下した洗浄溶媒で冷却された収容トレー46の内面では、この洗浄溶媒の蒸気が凝縮・液化されることになって、効率的に洗浄が行われる。
従って、収容トレー46の洗浄が、乾燥室14内の洗浄と同時に効率良く実施することができる。
以上、本発明の好ましい実施の態様を説明してきたが、本発明はこれに限定されることはなく、例えば、上記実施例では、乾燥装置本体12を略箱体形状としたが、略円筒形とすることもできるなど本発明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
図1は、本発明の洗浄機能を備えた棚段乾燥装置の内部を示す概略正面図である。 図2は、本発明の洗浄機能を備えた棚段乾燥装置の乾燥工程を示す概略正面である。 図3は、本発明の洗浄機能を備えた棚段乾燥装置の乾燥工程を示す概略正面である。 図4は、本発明の洗浄機能を備えた棚段乾燥装置の洗浄工程を示す概略正面である。 図5は、本発明の洗浄機能を備えた棚段乾燥装置の洗浄工程を示す概略正面である。 図6は、本発明の洗浄機能を備えた棚段乾燥装置の洗浄工程を示す概略正面である。 図7は、本発明の洗浄機能を備えた棚段乾燥装置の別の実施例の内部を示す概略正面図である。 図8は、本発明の洗浄機能を備えた棚段乾燥装置の洗浄工程を示す概略正面である。 図9は、本発明の洗浄機能を備えた棚段乾燥装置の洗浄工程を示す概略正面である。 図10は、本発明の洗浄機能を備えた棚段乾燥装置の洗浄工程を示す部分拡大概略図である。 図11は、本発明の洗浄機能を備えた棚段乾燥装置の洗浄工程を示す部分拡大概略図である。 図12は、従来の棚段乾燥装置の別の実施例の内部を示す概略正面図である。
符号の説明
10 棚段乾燥装置
12 乾燥装置本体
14 乾燥室
16 棚板
18 側壁
20 側壁
22 棚板
24 棚板
26 下部
26a 表面
28 下部流通口
28a 下部流通口
28b 下部流通口
30 上部
32 上部流通口
34 真空源
36 乾燥用気体源
38 洗浄溶媒源
40 凝縮器
42 加熱手段
44 加熱還流経路
46 収容トレー
46a 口縁部
48 スペーサー部材
50 間隙
100 真空棚段乾燥装置
102 真空槽
104 棚板
106 吸排気口
A 水平面
B 流路
S 間隙

Claims (33)

  1. 密閉構造を有する乾燥室と、
    前記乾燥室内に上下に離間して配設され、加熱冷却手段を備えた複数の棚板と、
    前記乾燥室の下部に形成した下部流通口と、
    前記乾燥室の上部に形成した上部流通口とを備え、
    前記棚板が、水平面に対して傾斜して配置され
    前記複数の棚板が、交互に異なる方向に傾斜するように配置されていることを特徴とする棚段乾燥装置。
  2. 前記下部流通口に、加熱器が接続されていることを特徴とする請求項1に記載の棚段乾燥装置。
  3. 前記乾燥室の下部には、2つの下部流通口が形成されており、
    一方の下部流通口が、加熱器の出口側である上部に接続されているとともに、他方の下部流通口が、加熱器の入口側である底部に接続され、これにより加熱還流経路が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の棚段乾燥装置。
  4. 密閉構造を有する乾燥室と、
    前記乾燥室内に上下に離間して配設され、加熱冷却手段を備えた複数の棚板と、
    前記乾燥室の下部に形成した下部流通口と、
    前記乾燥室の上部に形成した上部流通口とを備え、
    前記棚板が、水平面に対して傾斜して配置され、
    前記複数の棚板が、異なる方向に傾斜するように配置された複数組の棚板から構成されていることを特徴とする棚段乾燥装置。
  5. 前記下部流通口に、加熱器が接続されていることを特徴とする請求項4に記載の棚段乾燥装置。
  6. 前記乾燥室の下部には、2つの下部流通口が形成されており、
    一方の下部流通口が、加熱器の出口側である上部に接続されているとともに、他方の下部流通口が、加熱器の入口側である底部に接続され、これにより加熱還流経路が形成されていることを特徴とする請求項5に記載の棚段乾燥装置。
  7. 密閉構造を有する乾燥室と、
    前記乾燥室内に上下に離間して配設され、加熱冷却手段を備えた複数の棚板と、
    前記乾燥室の下部に形成した下部流通口と、
    前記乾燥室の上部に形成した上部流通口とを備え、
    前記棚板が、水平面に対して傾斜して配置された棚段乾燥装置であって、
    密閉状態のまま洗浄する際に、
    前記下部流通口を介して、洗浄溶媒を乾燥室に供給し、
    前記乾燥室内に供給した洗浄溶媒を加熱手段によって加熱して、洗浄溶媒の溶媒蒸気を発生させるとともに、
    前記加熱冷却手段を作動させて、棚板を冷却することによって、溶媒蒸気を乾燥室内で凝縮させ、その凝縮液で棚板を含む乾燥室内を洗浄するように構成したことを特徴とする洗浄機能を備えた棚段乾燥装置。
  8. 前記洗浄溶媒を乾燥室下部に還流させて、加熱手段によって、再度溶媒蒸気を発生させて、乾燥室の洗浄に循環使用し、洗浄終了後、下部流通口を介して洗浄溶媒を排出するように構成したことを特徴とする請求項7に記載の洗浄機能を備えた棚段乾燥装置。
  9. 密閉構造を有する乾燥室と、
    前記乾燥室内に上下に離間して配設され、加熱冷却手段を備えた複数の棚板と、
    前記乾燥室の下部に形成した下部流通口と、
    前記乾燥室の上部に形成した上部流通口とを備え、
    前記棚板が、水平面に対して傾斜して配置された棚段乾燥装置であって、
    密閉状態のまま洗浄する際に、
    洗浄溶媒を加熱手段によって加熱して発生した溶媒蒸気を、下部流通口を介して、洗浄溶媒を乾燥室に供給するとともに、
    前記加熱冷却手段を作動させて、棚板を冷却することによって、溶媒蒸気を乾燥室内で凝縮させ、その凝縮液で棚板を含む乾燥室内を洗浄するように構成したことを特徴とする洗浄機能を備えた棚段乾燥装置。
  10. 前記洗浄溶媒を下部流通口を介して、加熱手段に還流させて、再度溶媒蒸気を発生させて、下部流通口を介して、洗浄溶媒を乾燥室に供給することにより、乾燥室の洗浄に循環使用し、洗浄終了後、下部流通口を介して洗浄溶媒を排出するように構成したことを特徴とする請求項9に記載の洗浄機能を備えた棚段乾燥装置。
  11. 前記複数の棚板が、交互に異なる方向に傾斜するように配置されていることを特徴とする請求項7から10のいずれかに記載の洗浄機能を備えた棚段乾燥装置。
  12. 前記複数の棚板が、一方向に傾斜するように配置されていることを特徴とする請求項7から11のいずれかに記載の洗浄機能を備えた棚段乾燥装置。
  13. 前記複数の棚板が、異なる方向に傾斜するように配置された複数組の棚板から構成されていることを特徴とする請求項7から10のいずれかに記載の洗浄機能を備えた棚段乾燥装置。
  14. 前記棚板の傾斜勾配が、水平面に対して、5/1000〜5/100の勾配であることを特徴とする請求項7から10のいずれかに記載の洗浄機能を備えた棚段乾燥装置。
  15. 前記上部流通口に、凝縮器が接続され、溶媒蒸気を凝縮させて、乾燥室内に還流するように構成されていることを特徴とする請求項7から10のいずれかに記載の洗浄機能を備えた棚段乾燥装置。
  16. 前記加熱手段が、乾燥室の下部面を加熱する加熱手段であることを特徴とする請求項7に記載の洗浄機能を備えた棚段乾燥装置。
  17. 前記加熱手段が、下部流通口に接続された加熱器であることを特徴とする請求項9に記載の洗浄機能を備えた棚段乾燥装置。
  18. 前記乾燥室の下部には、2つの下部流通口が形成されており、
    一方の下部流通口が、加熱器の出口側である上部に接続されているとともに、他方の下部流通口が、加熱器の入口側である底部に接続され、これにより加熱還流経路が形成されていることを特徴とする請求項17に記載の洗浄機能を備えた棚段乾燥装置。
  19. 棚段乾燥装置が、真空式棚段乾燥装置であることを特徴とする請求項7から18のいずれかに記載の洗浄機能を備えた棚段乾燥装置。
  20. 密閉構造を有する乾燥室と、
    前記乾燥室内に上下に離間して配設され、加熱冷却手段を備えた複数の棚板と、
    前記乾燥室の下部に形成した下部流通口と、
    前記乾燥室の上部に形成した上部流通口とを備え、
    前記棚板が、水平面に対して傾斜して配置された棚段乾燥装置の洗浄方法であって、
    密閉状態のまま洗浄する際に、
    前記下部流通口を介して、洗浄溶媒を乾燥室に供給し、
    前記乾燥室内に供給した洗浄溶媒を加熱手段によって加熱して、洗浄溶媒の溶媒蒸気を発生させるとともに、
    前記加熱冷却手段を作動させて、棚板を冷却することによって、溶媒蒸気を乾燥室内で凝縮させ、その凝縮液で棚板を含む乾燥室内を洗浄することを特徴とする棚段乾燥装置の洗浄方法。
  21. 前記洗浄溶媒を乾燥室下部に還流させて、加熱手段によって、再度溶媒蒸気を発生させて、乾燥室の洗浄に循環使用し、洗浄終了後、下部流通口を介して洗浄溶媒を排出することを特徴とする請求項20に記載の棚段乾燥装置の洗浄方法。
  22. 密閉構造を有する乾燥室と、
    前記乾燥室内に上下に離間して配設され、加熱冷却手段を備えた複数の棚板と、
    前記乾燥室の下部に形成した下部流通口と、
    前記乾燥室の上部に形成した上部流通口とを備え、
    前記棚板が、水平面に対して傾斜して配置された棚段乾燥装置の洗浄方法であって、
    密閉状態のまま洗浄する際に、
    洗浄溶媒を加熱手段によって加熱して発生した溶媒蒸気を、下部流通口を介して、洗浄溶媒を乾燥室に供給するとともに、
    前記加熱冷却手段を作動させて、棚板を冷却することによって、溶媒蒸気を乾燥室内で凝縮させ、その凝縮液で棚板を含む乾燥室内を洗浄することを特徴とする棚段乾燥装置の洗浄方法。
  23. 前記洗浄溶媒を下部流通口を介して、加熱手段に還流させて、再度溶媒蒸気を発生させて、下部流通口を介して、洗浄溶媒を乾燥室に供給することにより、乾燥室の洗浄に循環使用し、洗浄終了後、下部流通口を介して洗浄溶媒を排出することを特徴とする請求項22に記載の棚段乾燥装置の洗浄方法。
  24. 前記複数の棚板が、交互に異なる方向に傾斜するように配置されていることを特徴とする請求項20から23のいずれかに記載の棚段乾燥装置の洗浄方法。
  25. 前記複数の棚板が、一方向に傾斜するように配置されていることを特徴とする請求項20から23のいずれかに記載の棚段乾燥装置の洗浄方法。
  26. 前記複数の棚板が、異なる方向に傾斜するように配置された複数組の棚板から構成されていることを特徴とする請求項20から23のいずれかに記載の棚段乾燥装置の洗浄方法。
  27. 前記棚板の傾斜勾配が、水平面に対して、5/1000〜5/100の勾配であることを特徴とする請求項20から26のいずれかに記載の棚段乾燥装置の洗浄方法。
  28. 前記上部流通口に、凝縮器が接続され、溶媒蒸気を凝縮させて、乾燥室内に還流することを特徴とする請求項20から27のいずれかに記載の棚段乾燥装置の洗浄方法。
  29. 前記加熱手段が、乾燥室の下部面を加熱する加熱手段であることを特徴とする請求項20に記載の棚段乾燥装置の洗浄方法。
  30. 前記加熱手段が、下部流通口に接続された加熱器であることを特徴とする請求項22に記載の棚段乾燥装置の洗浄方法。
  31. 前記乾燥室の下部には、2つの下部流通口が形成されており、
    一方の下部流通口が、加熱器の出口側である上部に接続されているとともに、他方の下部流通口が、加熱器の入口側である底部に接続され、これにより加熱還流経路が形成されていることを特徴とする請求項30に記載の棚段乾燥装置の洗浄方法。
  32. 前記棚板上に、被乾燥物収容トレーを上下反転して載置して、収容トレーを洗浄することを特徴とする請求項20から31のいずれかに記載の棚段乾燥装置の洗浄方法。
  33. 前記棚板上面と被乾燥物収容トレーとの間にスペーサー部材を配置して、収容トレーを洗浄することを特徴とする請求項32に記載の棚段乾燥装置の洗浄方法。
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