JP4438055B2 - 通信装置及び制御方法 - Google Patents

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発明は、USB(Universal Serial Bus)を介してMPEG-2 TSデータを受信する通信装置及びその制御方法に関する。
従来、USB(Universal Serial Bus)を利用したビデオストリーミング機能を規格化した文献として、例えば非特許文献1がある。また、MPEG-2 TSストリームおよびそのパケット化については、例えば非特許文献2に記述されている。また、非特許文献1において、特にビデオストリーミングがMPEG2-TSの場合におけるUSBデバイスのペイロードフォーマットを規定した文献として、例えば非特許文献3がある。なお、USBについては、例えば非特許文献4がある。非特許文献4では、USB2.0を規定している。
Universal Serial Bus Device Class Definition for Video Devices, Revision 1.0a, November 3, 2003 ISO/IEC 13818-1: Information technology - Generic coding of moving pictures and associated audio information: Part 1:Systems Universal Serial Bus Device Class Definition for Video Devices:MPEG2-TS Payload, Revision 1.0, August 1, 2003 USB Specification Revision 2.0, April 27, 2000
しかしながら、USBデバイスによるMPEG-2 TSペイロードフォーマットを規定した非特許文献3には、ペイロードフォーマットにUSB Video Class Layerでのパケットジッタを取り除くためのタイムスタンプ情報が規定されていないため、USBホストはUSBデバイスに対してMPEG-2 TSパケットにタイムスタンプ情報を付加して送信すべきなのかどうか、また、USBデバイスからタイムスタンプ情報を受信できるのかどうかをあらかじめ知ることができない。
本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、USBホストUSBデバイスとの間で発生するパケットジッタを取り除くためのタイムスタンプ情報がUSBデバイスから受信できるか否かをあらかじめ知ることができるようにし、当該タイムスタンプ情報を用いてMPEG-2 TSデータの受信を行う場合と、当該タイムスタンプ情報を用いずにMPEG-2 TSデータの受信を行う場合とを選択できるようにすることを目的とする。
発明に係る通信装置は、外部装置からUSB(Universal Serial Bus)を介してMPEG-2 TSデータを受信する通信装置であって、前記外部装置が有するディスクリプタ情報を前記外部装置から取得する取得手段と、前記ディスクリプタ情報内のbStrideLengthフィールドの値とMPEG-2 TSパケットの長さを示す値とが同じでない場合は、前記通信装置と前記外部装置との間で発生するパケットジッタを取り除くためのタイムスタンプ情報を用いて前記MPEG-2 TSデータの受信を行うと判定し、前記ディスクリプタ情報内のbStrideLengthフィールドの値とMPEG-2 TSパケットの長さを示す値とが同じである場合は、前記タイムスタンプ情報を用いずに前記MPEG-2 TSデータの受信を行うと判定する判定手段とを有し、前記タイムスタンプ情報を用いて前記MPEG-2 TSデータの受信を行う判定された場合前記タイムスタンプ情報を用いて前記MPEG-2 TSデータの受信を行い、前記タイムスタンプ情報を用いずに前記MPEG-2 TSデータの受信を行う判定された場合前記タイムスタンプ情報を用いずに前記MPEG-2 TSデータの受信を行うことを特徴とする。
発明に係る制御方法は、外部装置からUSB(Universal Serial Bus)を介してMPEG-2 TSデータを受信する通信装置の制御方法であって、前記外部装置が有するディスクリプタ情報を前記外部装置から取得するように前記通信装置を制御する取得ステップと、前記ディスクリプタ情報内のbStrideLengthフィールドの値とMPEG-2 TSパケットの長さを示す値とが同じでない場合は、前記通信装置と前記外部装置との間で発生するパケットジッタを取り除くためのタイムスタンプ情報を用いて前記MPEG-2 TSデータの受信を行うと判定し、前記ディスクリプタ情報内のbStrideLengthフィールドの値とMPEG-2 TSパケットの長さを示す値とが同じである場合は、前記タイムスタンプ情報を用いずに前記MPEG-2 TSデータの受信を行うと判定する判定ステップと、前記タイムスタンプ情報を用いて前記MPEG-2 TSデータの受信を行う判定された場合前記タイムスタンプ情報を用いて前記MPEG-2 TSデータの受信を行うように前記通信装置を制御し、前記タイムスタンプ情報を用いずに前記MPEG-2 TSデータの受信を行う判定された場合前記タイムスタンプ情報を用いずに前記MPEG-2 TSデータの受信を行うように前記通信装置を制御するステップとを有することを特徴とする。
本発明によれば、USBホストUSBデバイスとの間で発生するパケットジッタを取り除くためのタイムスタンプ情報がUSBデバイスから受信できるか否かをあらかじめ知ることができるようにし、当該タイムスタンプ情報を用いてMPEG-2 TSデータの受信を行う場合と、当該タイムスタンプ情報を用いずにMPEG-2 TSデータの受信を行う場合とを選択することができる
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態に係る通信装置であるUSBホストの概略構成を示すブロックである。図1に示すUSBホストは、USB2.0で規定されたUSBホストの機能を有する装置である。また、図1に示すUSBホストは、非特許文献1乃至4に準拠した装置でもある。USBホストの全体の動作はCPU1によって統括される。USBホストは、USBホストの全体の制御プログラムを記録したメモリ2、USB IF4およびUSBホスト機能を実現するためのUSBホストIFコントローラ3、MPEG-2 TSエンコーダ5、映像データおよび音声データをMPEG-2 TSエンコーダ5に転送する前に記録する記録用バッファ部6、記録用バッファ部6を制御するための記録用バッファコントローラ7、USB IF4から受信したMPEG-2 TSデータをMPEG-2 TSデコーダ9に転送する前に一時的にバッファリングするための再生用バッファ8、MPEG-2 TSデコーダ9、再生バッファ8を制御するための再生用バッファコントローラ10を備え、それぞれが内部バス11を介してCPU1と接続されている。
記録用バッファ部6に記録されているMPEG-2 PS(Program Stream)形式のデータ、またはその他の形式の映像または音声データは、MPEG-2 TSエンコーダ5に転送されてMPEG-2 TSデータにエンコードされ、USB ホストIFコントローラ3に転送される。USBホストIFコントローラ3は転送されたMPEG-2 TSパケットにストリーミングヘッダおよび必要ならばその他のヘッダを付加して、MPEG-2 TSストリームとしてUSB IF4に送信する。ヘッダを付加されたMPEG-2 TSストリームは、USBによる接続先であるUSBデバイスに送信される。
一方、USB IF4からMPEG-2 TSストリームを受信すると、USBホストIFコントローラ3はそのヘッダを取り除き、再生用バッファ部8にMPEG-2 TSパケットを転送する。再生用バッファ部8に一時的に蓄積されたMPEG-2 TSパケットはMPEG-2 TSデコーダ9に転送され、デコードされてモニタ等の映像出力装置へ出力される。
図2はMPEG-2 TSデコーダ9の一般的なプログラム時刻基準参照値(PCR:Program Clock Reference)による位相ロック・ループ(PLL:Phase Locked Loop)の構成を示す図である。PCRとは、ビデオデコーダ24とオーディオデコーダ25を含むMPEGシステムデコーダにおいて、時刻の基準となる同期情報であるSTC(System Time Clock)の値をエンコーダ側で意図した値にセット・校正するための情報である。図2に示すような位相比較器26、デジタルアナログ変換器20、ローパスフィルタ21、電圧制御発振器22などで構成される位相ロック・ループを構成することにより、エンコーダのシステムクロックと完全に周波数の一致したクロックがSTCカウンタ23に供給される。STCカウンタ23では、このクロックに同期してSTCをカウントアップすることで、エンコーダ側で意図したSTCをデコーダで持つことが可能となる。
図3は、図1及び図2に示す構成を有するUSBホストと、USBデバイスとの一接続例を示す図であり、図3においては、USBホストをPC31、USBデバイスをデジタルビデオカメラ30として、USB2.0で接続されている場合を示している。ここでは、デジタルビデオカメラ30はUSB OTG(On The Go)には対応しておらず、PCとの接続のみ対応しているデバイスであるものとする。また、デジタルビデオカメラ30はMPEG-2 TS Codecを備えており、USB2.0によりPC31との間でMPEG-2 TSデータを送受信することができるものとする。
図3に示すシステムでは、ソースパケットヘッダ(Source Packet Header。以下、「SPH」と略す。)が無くても、デジタルビデオカメラ30とPC31との間で発生し得る125μ秒のパケットジッタを吸収することができる。よって、図3に示すUSBデバイスとのパケット交換にはタイムスタンプ情報を含むSPHを付加しない。SPHを含まない場合のMPEG-2 TSストリームの構成を図4に示す。2バイトのUSB Stream Headerに続き、188バイトのMPEG-2 TSパケットが入る。
図5は、図4に示す2バイトのUSB Stream Headerのフォーマットの詳細な構造と値を示す。1バイト目はヘッダ長(バイト単位)を示し、本実施の形態では2(バイト)をセットする。2バイト目の各ビットは図5のDescriptionにその意味を、Valueに本実施の形態でセットする値を示す。
USBデバイスは、様々な種類のディスクリプタ(Descriptor)情報を有する。ディスクリプタ情報の一つには、USBデバイスのデバイス情報を含むものがある。デバイス情報には、USBデバイスの性能、USBデバイスが保有している機能、USBデバイスが対応しているデバイスクラス、USBデバイスのバージョン等を示す情報が含まれる。USBホスト側はUSBデバイス側にGET_DESCRIPTORリクエストを送信することにより、USBデバイス側の所有するディスクリプタ情報を受信し、USBデバイスのデバイス情報を得ることができる。
図6は本実施の形態におけるデジタルビデオカメラ30が持つディスクリプタ情報の一つであるMPEG-2 TS Format Descriptorの詳細な構造を示す。MPEG-2 TS Format Descriptorには、MPEG-2 TSストリームの特徴に関する情報が記述されている。MPEG-2 TS Format Descriptorは7バイト長のデータであり、各フィールドの意味を図6のDescriptionに、また、各フィールドの値をValueに示す。図3に示す構成では、上述したようにMPEG-2 TSストリームはMPEG-2 TSパケットのみを含むため、ディスクリプタ情報のデータ長を示すbLengthフィールドの値は7、ディスクリプタ情報のタイプを示すbDescriptorTypeフィールドはCS_INTERFACE(Class Specified Interface)を示す0x24、ディスクリプタ情報のサブタイプを示すbDescriptorSubtypeフィールドはVS_FORMAT_MPEG2TS(Video Streaming Format MPEG2TS)を示す0x0A、Format Descriptorのインデックスを示すbFormatIndexフィールドは1、MPEG2 TSストリーム中のMPEG2 TSパケットの先頭位置までのオフセットを示すbDataOffsetフィールドは0、MPEG2 TSパケット長を示すbPacketLengthフィールドは188バイト、MPEG2 TSストリーム長を示すbStrideLengthも188バイトをセットする。なお、MPEG-2 TS Format Descriptorのより詳細な説明は、上述の非特許文献3に記述されている。
図7は、図1及び図2に示す構成を有するUSBホストと、USBデバイスとの別の接続例を示す図であり、図7においては、USBホストをデジタルテレビ41、USBデバイスをチューナー40として、USB2.0で接続されている場合を示している。ここでは、チューナー40およびデジタルテレビ41はともにUSB OTG(On The Go)に対応しており、PCとの接続のみならず、その他のUSB OTH対応デバイスと接続することが可能であるものとする。また、チューナー40はMPEG-2 TS Codecを備えており、USB2.0によりデジタルテレビ41との間でMPEG-2 TSデータを送受信することができるものとする。
また、上述したようにチューナー40はUSB OTG(On The Go)に対応しており、PCとの接続のみならず、他のUSB OTG対応のデバイスと接続することも可能であるため、図7に示すデジタルテレビ41のような家電製品に接続する場合には、PCと異なり、デコーダの前に十分な大きさのバッファをとることができない。よって、タイムスタンプ情報を含むSPHを付加することで、USBホストとUSBデバイスとの間で発生しうる125μ秒のパケットジッタを吸収する。SPHを含む場合のMPEG-2 TSストリームの構成を図8に示す。2バイトのUSB Stream Headerに続き、4バイトのSPH、さらに188バイトのMPEG-2 TSパケットが続く。
図8に示すMPEG-2 TSストリームにおいて、USB Stream Headerと188ByteのMPEG-2 TSパケットは図5で説明したものと同様であるので、ここでは説明を省略する。
図9は、図8の4バイトのソースパケットヘッダのフォーマットの詳細な構造を示す。Cycle Countフィールドは13ビット長のフィールドであり、125μ秒毎にカウントアップする。Cycle Offsetは12ビット長のフィールドであり、24.576MHzのクロックでカウントアップする。またこのフィールドは125μ秒毎に、すなわちCycle Countがカウントアップする度に0にリセットされる。このタイムスタンプ情報をUSBホストIFコントローラ3とUSBデバイスのUSBコントローラ間で利用することにより、USBホストとUSBデバイスとの間におけるパケットジッタを24.576MHzの分解能で取り除くことができる。
図10は本実施の形態におけるチューナー40が持つディスクリプタ情報の一つであるMPEG-2 TS Format Descriptorの詳細な構造を示す図であり、各フィールドの意味をDescriptionに、また、各フィールドの値をValueに示す。図7に示す構成では、上述したようにMPEG-2 TSストリームにはMPEG-2 TSパケットの前にタイムスタンプ情報を含むSPHを含むため、ディスクリプタ情報のデータ長を示すbLengthフィールドの値は7、ディスクリプタ情報のタイプを示すbDescriptorTypeフィールドはCS_INTERFACE(Class Specified Interface)を示す0x24、ディスクリプタ情報のサブタイプを示すbDescriptorSubtypeフィールドはVS_FORMAT_MPEG2TS(Video Streaming Format MPEG2TS)を示す0x0A、Format Descriptorのインデックスを示すbFormatIndexフィールドは1、MPEG2 TSストリーム中のMPEG2 TSパケットの先頭位置までのオフセットを示すbDataOffsetフィールドは4、MPEG2 TSパケット長を示すbPacketLengthフィールドは188バイト、MPEG2 TSストリーム長を示すbStrideLengthは192バイトをセットする。
図11は本実施の形態におけるUSBホストのSPH有モード/SPH無モードの判断処理手順を示すフローチャートである。本実施の形態におけるUSBホストはUSBホストIFコントローラ3によってGET_Descriptorリクエストを接続先のUSBデバイスに対して送信する(ステップS100)。USBデバイスはMPEG-2 TS Format Descriptor(7バイト分)をUSBホストにレスポンスとして返信する。USBデバイスが例えば図3に示すデジタルビデオカメラ30の場合、図6に示すMPEG-2 TS Format Descriptorが、また、図7に示すチューナー40であれば、図10に示すMPEG-2 TS Format DescriptorがUSBホストに対して送信される。
USBホストIFコントローラ3はUSB IF4からMPEG-2 TS Format Descriptorを受信すると(ステップS101でYES)その情報を保持し、特にMPEG-2 TSストリーム長を示すフィールドであるbStrideLengthの値を参照する。その値が188(バイト)であれば(ステップS102でYES)SPHが付加されないモード(SPH無モード)であると認識し、SPH無モードに設定する(ステップS104)。ここでbStrideLengthの値が188でなければ(具体的には、188を超える)(ステップS102でYES)、SPHが付加されると判断し、SPH有モードに設定する(ステップS103)。
図12は本実施の形態におけるUSBホストにおけるSPH無モードでのMPEG-2 TSデータの送信処理手順を示すフローチャートである。この場合にはSPHを付加しないため、USBホストIFコントローラ3はMPEG-2 TSエンコーダから転送された188バイトのMPEG-2 TSパケットに対して図5に示すStream Header2バイトを付加してMPEG-2 TSストリームとし(ステップS130)、しかる後にUSB IF4を介してUSBバス上にSPH無しのMPEG-2 TSストリーム(図4)を送信する(ステップS131)。
図13は本実施の形態におけるUSBホストにおけるSPH無モードでのMPEG-2 TSデータの受信処理手順を示すフローチャートである。この場合にはSPHを付加しないため、PCRのジッタを吸収するために再生用バッファ部8として、デコードするに十分な大きさ分確保しておく(ステップS140)。次に、MPEG-2 TSデコーダ9は図2で説明したPCRによるPLLにおいて、MPEG-2 TSストリーム中の最初のPCRのみをロードして、その後のPCRについてはロードせずに無視するように設定する(ステップS141)。これにより、システムクロックには何ら影響を与えることはなく、再生用バッファ部8に転送されたMPEG-2 TSパケットからMPEG-2 TSデコーダ9に一定レートで転送することによりMPEG-2 TSデコーダ9の持つクロック精度でデコードすることが可能となる。ステップS142でUSBホストIFコントローラ3はUSB IF4からMPEG-2 TSストリームを受信すると、再生用バッファ部8に転送する(ステップS143)。図4に示すMPEG-2 TSストリームからUSB Stream Header2バイトを除いたMEPG-2 TSパケットを再生用バッファ部8に転送する。その後、ステップS144で、MPEG-2 TSデコーダ9は再生用バッファ部8から転送されたMPEG-2 TSパケットをMPEG-2 TSデコーダ9の持つSTC(システムクロック)を参照してデコードし、映像出力装置へ出力する。
図14は本実施の形態におけるUSBホストにおけるSPH有モードでのMPEG-2 TSデータの送信処理手順を示すフローチャートである。この場合にはSPHを付加するため、USBホストIFコントローラ3はMPEG-2 TSエンコーダから転送された188バイトのMPEG-2 TSパケットに対して図5に示すStream Header2バイトおよび図9に示すタイムスタンプ情報を含むSPHを付加してMPEG-2 TSストリームとし(ステップS150)、しかる後にUSB IF4を介してUSBバス上にSPH有りのMPEG-2 TSストリーム(図8)を送信する(ステップS151)。
図15は本発明におけるUSBホストのSPH有モード時でのMPEG-2 TSデータの受信方法を示すフローチャートである。この場合にはSPHを付加するため、PCRのジッタは既に再生用バッファ部8に入る前に除かれているために、デコードするに大きなサイズの再生用バッファを必要としない。よって、再生用バッファを小さく、または無しに設定する(ステップS160)。次に、MPEG-2 TSデコーダ9は図2で説明したPCRによるPLLにおいて、MPEG-2 TSストリーム中のPCRを検出するたびにPCRロードを実行するように設定する(ステップS161)。これにより、デコーダはSTCカウンタ23に、エンコーダのシステムクロックと完全に周波数の一致したSTCを持つことができる。ステップS162でUSBホストIFコントローラ3はUSB IF4からMPEG-2 TSストリームを受信すると、受信したMPEG-2 TSストリームのStream Header2バイト及びSPH4バイトを除いたMPEG-2 TSパケットを再生用バッファ部8に転送する(ステップS163)。その後、ステップS164で、MPEG-2 TSデコーダ9は再生用バッファ部8から転送されたMPEG-2 TSパケットをMPEG-2 TSデコーダ9の持つSTC(システムクロック)を参照してデコードし、映像出力装置へ出力する。
上記の通り、本発明の実施の形態によれば、USBホストがUSBデバイスに接続する時に、 USBデバイスの種類に応じて通信にタイムスタンプ情報を含むSPHを用いるかどうかを判断し、判断結果に応じてSPH有りまたは無しで通信を行うため、USBデバイスに対してMPEG-2 TSデータを適切に送受信することが可能となる。
なお、上記実施の形態では、USBホストとしてPCおよびデジタルテレビを、また、USBデバイスとしてデジタルビデオカメラ及びチューナーを例として挙げたが、本発明はこれに限られるものではなく、USBバスを介してMPEG-2 TSデータを通信可能な機器であれば、本発明を適用可能であることは言うまでもない。
<他の実施形態>
本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。ここでプログラムコードを記憶する記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、ROM、RAM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、CD−ROM、CD−R、DVD、光ディスク、光磁気ディスク、MOなどが考えられる。また、LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)やWAN(ワイド・エリア・ネットワーク)などのコンピュータネットワークを、プログラムコードを供給するために用いることができる。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明した図11乃至図15に示すフローチャートに対応するプログラムコードが格納されることになる。
本発明の実施の形態に係るUSBホストの概略構成を示すブロック図である。 PCRによるPLL(Phase Locked Loop)の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態におけるUSBホストとUSBデバイスとの接続例を示す図である。 SPH無しのMPEG-2 TSストリームの構成を示す図である。 Stream Headerのフォーマット図である。 図3に示すUSBデバイスのMPEG-2 TS Format Descriptorを示す図である。 本発明の実施の形態におけるUSBホストとUSBデバイスとの別の接続例を示す図である。 SPH有りのMPEG-2 TSストリームの構成図である。 SPHのフォーマット図である。 図7に示すUSBデバイスのMPEG-2 TS Format Descriptorを示す図である。 本発明の実施の形態に係るUSBホストのSPH有モード/SPH無モードの判断処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るUSBホストにおけるSPH無モードでの送信処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るUSBホストにおけるSPH無モードでの受信処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るUSBホストにおけるSPH有モードでの送信処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るUSBホストにおけるSPH有モードでの受信処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 CPU
2 メモリ
3 USBホストIFコントローラ
4 USB IF
5 MPEG-2 TSエンコーダ
6 記録用バッファ部
7 記録用バッファコントローラ
8 再生用バッファ
9 MPEG-2 TSデコーダ
10 再生用バッファコントローラ
11 CPUバス

Claims (14)

  1. 外部装置からUSB(Universal Serial Bus)を介してMPEG-2 TSデータを受信する通信装置であって
    記外部装置が有するディスクリプタ情報を前記外部装置から取得する取得手段と、
    前記ディスクリプタ情報内のbStrideLengthフィールドの値とMPEG-2 TSパケットの長さを示す値とが同じでない場合は、前記通信装置と前記外部装置との間で発生するパケットジッタを取り除くためのタイムスタンプ情報を用いて前記MPEG-2 TSデータの受信を行うと判定し、前記ディスクリプタ情報内のbStrideLengthフィールドの値とMPEG-2 TSパケットの長さを示す値とが同じである場合は、前記タイムスタンプ情報を用いずに前記MPEG-2 TSデータの受信を行うと判定する判定手段とを有し、
    前記タイムスタンプ情報を用いて前記MPEG-2 TSデータの受信を行う判定された場合前記タイムスタンプ情報を用いて前記MPEG-2 TSデータの受信を行い、
    前記タイムスタンプ情報を用いずに前記MPEG-2 TSデータの受信を行う判定された場合前記タイムスタンプ情報を用いずに前記MPEG-2 TSデータの受信を行うことを特徴とする通信装置。
  2. 前記bStrideLengthフィールドは、Universal Serial Bus Device Class Definition for Video Devices:MPEG2-TS Payloadで規定されたフィールドであることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記MPEG-2 TSパケットの長さを示す値は、前記ディスクリプタ情報内のbPacketLengthフィールドの値と同じであり、
    前記bPacketLengthフィールドは、Universal Serial Bus Device Class Definition for Video Devices:MPEG2-TS Payloadで規定されたフィールドであることを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
  4. 前記タイムスタンプ情報を用いて前記MPEG-2 TSデータの受信を行う判定された場合前記MPEG-2 TSデータから取得した前記タイムスタンプ情報を用いて前記パケットジッタを取り除く処理を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の通信装置。
  5. バッファ手段さらに有し、
    前記タイムスタンプ情報を用いずに前記MPEG-2 TSデータの受信を行う判定された場合は、前記バッファ手段を用いて前記パケットジッタを取り除く処理を行うことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の通信装置。
  6. 外部装置からUSB(Universal Serial Bus)を介してMPEG-2 TSデータを受信する通信装置の制御方法であって、
    前記外部装置が有するディスクリプタ情報を前記外部装置から取得するように前記通信装置を制御する取得ステップと、
    前記ディスクリプタ情報内のbStrideLengthフィールドの値とMPEG-2 TSパケットの長さを示す値とが同じでない場合は、前記通信装置と前記外部装置との間で発生するパケットジッタを取り除くためのタイムスタンプ情報を用いて前記MPEG-2 TSデータの受信を行うと判定し、前記ディスクリプタ情報内のbStrideLengthフィールドの値とMPEG-2 TSパケットの長さを示す値とが同じである場合は、前記タイムスタンプ情報を用いずに前記MPEG-2 TSデータの受信を行うと判定する判定ステップと、
    前記タイムスタンプ情報を用いて前記MPEG-2 TSデータの受信を行う判定された場合前記タイムスタンプ情報を用いて前記MPEG-2 TSデータの受信を行うように前記通信装置を制御し、前記タイムスタンプ情報を用いずに前記MPEG-2 TSデータの受信を行う判定された場合前記タイムスタンプ情報を用いずに前記MPEG-2 TSデータの受信を行うように前記通信装置を制御するステップ
    を有することを特徴とする制御方法。
  7. 前記bStrideLengthフィールドは、Universal Serial Bus Device Class Definition for Video Devices:MPEG2-TS Payloadで規定されたフィールドであることを特徴とする請求項6に記載の制御方法。
  8. 前記MPEG-2 TSパケットの長さを示す値は、前記ディスクリプタ情報内のbPacketLengthフィールドの値と同じであり、
    前記bPacketLengthフィールドは、Universal Serial Bus Device Class Definition for Video Devices:MPEG2-TS Payloadで規定されたフィールドであることを特徴とする請求項6または7に記載の制御方法。
  9. 前記タイムスタンプ情報を用いて前記MPEG-2 TSデータの受信を行う判定された場合前記MPEG-2 TSデータから取得した前記タイムスタンプ情報を用いて前記パケットジッタを取り除く処理を前記通信装置に行わせることを特徴とする請求項6から8のいずれか1項に記載の制御方法。
  10. 前記タイムスタンプ情報を用いずに前記MPEG-2 TSデータの受信を行う判定された場合は、前記通信装置のバッファ手段を用いて前記パケットジッタを取り除く処理を前記通信装置に行わせることを特徴とする請求項6から9のいずれか1項に記載の制御方法。
  11. コンピュータを、請求項1から5のいずれか1項に記載の通信装置として機能させるためのプログラム。
  12. コンピュータに、請求項6から10のいずれか1項に記載の制御法を実行させるためのプログラム。
  13. 請求項11に記載のプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  14. 請求項12に記載のプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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