JP4436120B2 - 液晶表示装置及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、液晶表示装置に関し、より詳しくは、小型表示のみならずテレビジョンその他の大型表示パネルに用いられる液晶表示装置に関する。
広く用いられているアクティブマトリクス駆動の液晶表示装置は、薄膜トランジスタ(TFT)素子と画素電極と対向電極(共通電極)を有している。そして、TFT素子を介して画素電極と対向電極の間に所望の電圧を印加することにより画素電極と対向電極の間の液晶が駆動され、これにより液晶表示パネルに画像が表示される。
カラー表示用の液晶表示装置は、さらに、対向電極が形成される基板上に複数色のカラーフィルタを有しており、各画素に対応して赤、緑、青のフィルタが配置されている。
カラー表示用の画素領域のそれぞれは3つの副画素領域に分けられている。また、3つの副画素領域にはそれぞれ、TFT及び画素電極が配置されるとともに、各画素電極に対向する赤、緑、青のフィルタが配置されている。赤、緑、青の3つの副画素(picture element 又はsub-pixel )で1つの画素(pixel )が構成される。
画素における3色のフィルタの配置として、小型液晶表示装置、中型液晶装置の一部ではデルタ配置が採用されているが、現在、テレビジョン用も含めて多くの液晶表示装置では赤、緑、青の順に一方向に配置されているものが主流である。
液晶表示装置は、大型化が進んでコンピュータだけでなくテレビジョンの表示装置などに採用されている。しかし、カラー液晶表示装置の大型化に伴って一層高精細化が進み一方、用途によっては、特にテレビジョン用では画素も大きくなり、カラー画像表示が粗くなってきている。
カラーフィルタの配置として、ブラックマトリクスに囲まれた1つの画素領域に、同じ大きさの長方形の赤、緑、青の着色パターンを繰り返して2つずつ配置することが下記の特許文献1に記載されている。
特開2000−98128号公報(段落番号0026〜0034、図3)
しかし、従来の液晶表示装置においてカラーフィルタを特許文献1のように配置すれば、フィルタのパターンの数だけTFT素子が必要になる。即ち、画素領域内でフィルタの数が増えるに従ってTFT素子の数だけでなくバスラインの数も増えることになる。また、文献1記載の技術は、大型化にともなう分割露光時の境界部におけるムラの低減についてのものであり、一見似たものに考えられるが、全く別の技術、設計、構成が必要になるものである。また、ショット境界部においては、ショットムラが発生することがある。
従来の技術により、液晶表示パネルを高精細にすれば、画像表示の粗さはなくなるものの、歩留まりが低下したり、構造が複雑になって価格が上昇するといった問題は避けられない。
本発明の目的は、大型であっても良好なカラー画像表示が得られる液晶表示装置を提供することにある。
上記した課題は、一対の基板間に液晶を封入して形成され、ゲートバスライン及びドレインバスラインによって区画されて相互に隣接する第1、第2及び第3副画素領域により構成される画素領域を複数配列させた液晶表示装置において、前記第1、第2及び第3副画素領域のそれぞれに形成される能動素子と、前記第1副画素領域内の一部に配置されるとともに前記第2副画素領域の一部と前記第3副画素領域の一部の少なくとも一方内に配置され、且つ前記第1副画素領域内の前記能動素子に電気的に接続される第1の画素電極と、前記第2副画素領域内の一部に配置されるとともに前記第1副画素領域の一部と前記第3副画素領域の一部の少なくとも一方内に配置され、且つ前記第2副画素領域内の前記能動素子に電気的に接続される第2の画素電極と、前記第3副画素領域内の一部に配置されるとともに前記第1副画素領域の一部と前記第2副画素領域の一部の少なくとも一方内に配置され、且つ前記第3副画素領域内の前記能動素子に電気的に接続される第3の画素電極と、前記第1の画素電極に対応して分散配置される第1色のフィルタと、前記第2の画素電極に対応して分散配置される第2色のフィルタと、前記第3の画素電極に対応して分散配置される第3色のフィルタとを有し、前記第1副画素領域に配置された前記第1の画素電極と他の副画素領域に配置された前記第1の画素電極との間に前記第2及び第3の画素電極の少なくとも一方が配置され、前記第2副画素領域に配置された前記第2の画素電極と他の副画素領域に配置された前記第2の画素電極との間に前記第1及び第3の画素電極の少なくとも一方が配置され、前記第3副画素領域に配置された前記第3の画素電極と他の副画素領域に配置された前記第3の画素電極との間に前記第1及び第2の画素電極の少なくとも一方が配置されていることを特徴とする液晶表示装置によって解決される。
本発明によれば、カラー表示の複数の副画素領域内において、複数の能動素子の各々に複数の画素電極を電気的に接続し、かつ各能動素子に接続される複数の画素電極を隣合わないように分離・分散させるとともに、同じ能動素子に接続され且つ分離・分散された画素電極に同じ色のカラーフィルタを対向させている。
同じ能動素子に接続され且つ分離・分散される電極は、異なる副画素領域に配置され、しかも、同じ色の光透過フィルタに対応付けられている。
これにより、カラー画素領域内において複数の色のフィルタはそれぞれ従来よりも密に分離・分散されるので、画素領域内において複数の色のカラーフィルタを透過した各色の光が従来よりも密に融合し合って表示装置から放出される。従って、液晶表示装置の大型化に伴って画素領域が大きくなっても、カラーフィルタの個々の存在は目立たなくなり、画質の粗さが大幅に改善される。
しかも、複数の色のフィルタに対向する画素電極の数よりも能動素子の数を少なくしているので、バスライン、能動素子の数の増加は抑制され、従来と同じ歩留まりを維持することが可能になり、構造が複雑化することが防止される。
本発明によれば、カラー表示の画素領域内に形成される複数の能動素子の各々に複数の画素電極を電気的に接続し、かつ各能動素子に接続される複数の画素電極を隣合わないように分散させるとともに、同じ能動素子に接続される複数の画素電極に同じ色のカラーフィルタを対向させているので、カラー画素領域内において複数の色のカラーフィルタはそれぞれ分散され、液晶表示装置の大型化に伴って画素領域が大きくなっても、カラーフィルタの個々の存在を目立たせずに、画質の粗さを大幅に改善できる。
しかも、複数の色のフィルタに対向する画素電極の数よりも能動素子の数を少なくしているので、バスライン、能動素子の数を増やす必要がなくなり、従来と同じ歩留まりを維持することが可能になり、構造の複雑化が防止される。
以下に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るカラー液晶表示装置のTFT基板の画素領域を示す平面図、図2は、図1に示した画素電極より下方に形成されるバスライン、配線及びTFTの配置を示す平面図である。図3は、本発明の第1実施形態に係る液晶表示装置の対向基板側に形成されるカラーフィルタを示す平面図である。
また、図4,図5、図6及び図7は、それぞれ、本発明の第1実施形態に係る液晶表示装置の断面図であって、図1におけるI−I線、II−II線、III-III 線、IV−IV線から見た断面図である。
図1〜図7に示す画像表示領域おいて、第1の基板1と第2の基板20とが間隔をおいて対向して配置され、第1の基板1と第2の基板20の間には液晶19が封入されている。
次に、第1の基板1及びその上の層構造について説明する。
図1、図2に示すように、ガラス、石英、樹脂フィルム等の光透過絶縁材からなる第1の基板1の上には、直接又は絶縁膜を介して、x方向(図中横方向)に延在するゲートバスライン(スキャンバスライン)2がy方向(図中縦方向)に例えば600μmの間隔をおいて複数本形成されている。複数のゲートバスライン2は、後述する複数のドレインバスラインとともに略四角形の副画素領域A1 ,A2 ,A3 を区画している。x方向とy方向は互いに直交する方向である。また、x方向に隣接する3つの副画素領域A1 ,A2 ,A3 は、1つの画素領域B内に配置される。
なお、本実施形態と以下に述べる他の実施形態において、副画素領域A1 ,A2 ,A3 は、縦横にマトリクス状に複数配置される。
ゲートバスライン2のうち副画素領域A1 ,A2 ,A3 の一隅寄りの部分には、副画素領域A1 ,A2 ,A3 内でy方向の一方に突出するゲート電極3が形成されている。ゲートバスライン2とゲート電極3は、例えば基板1上に順に形成されたアルミニウム(Al)とチタン(Ti)の積層構造の導電膜をフォトリソグラフィー法によりパターニングすることにより形成されている。
第1の基板1、ゲートバスライン2及びゲート電極3は、図4に示すように、ゲート絶縁膜4により覆われている。ゲート絶縁膜4として、例えば、プラズマ励起型化学気相成長(PE−CVD)法により形成された厚さ400nmの窒化シリコンが形成されている。
ゲート絶縁膜4の上において、ゲート電極3及びその周辺の上方には、厚さ20〜100nmのアンドープのアモルファスシリコン(半導体)よりなる活性層5が平面形状略四角に形成されている。また、活性層5の上であってゲート電極3の上方には、チャネル保護絶縁膜6が島状に形成されている。チャネル保護絶縁膜6は、PE−CVD法により活性層5及びゲート絶縁膜4の上に形成された厚さ140nm程度の窒化シリコン膜をパターニングして形成される。
また、ゲート絶縁膜4の上には、図1,図2に示すように、y方向に延在して副画素領域A1 ,A2 ,A3 を区画するドレインバスライン(データバスライン)7がx方向に例えば200μmの間隔をおいて複数本形成されている。
ドレインバスライン7のうちゲートバスライン2との交差部寄りの部分には、図2に示すように、ゲート電極3に向けてドレイン電極8dが突出している。ドレイン電極8dは、図4に示すようにチャネル保護絶縁膜6の一側方の活性層5とその周辺の上に、コンタクト層9を介して形成されている。
また、チャネル保護絶縁膜6の他側方の活性層5の上には、コンタクト層9を介してソース電極8sが形成されている。このようにして、ドレイン電極8dとソース電極8sはTFTのチャネルを構成している。
コンタクト層9は、リンがドープされたn+ 型アモルファスシリコン膜から構成されている。また、ドレインバスライン7、ドレイン電極8d及びソース電極8sは、例えば下から順に形成された厚さ20nmのTi、厚さ75nmのAl、厚さ80nmのTiからなる積層構造を有する導電膜から構成されている。n+ 型アモルファスシリコン膜と導電膜は、順に、チャネル保護絶縁膜6、活性層5及びゲート絶縁膜4の上に形成された後に、同じマスクを用いて連続的にパターニングされる。
ドレイン電極8d、ソース電極8s、ゲート絶縁膜4及び活性層5によって薄膜トランジスタ(TFT)10が構成される。
以上のTFTは能動素子の一例であってボトムゲート型又は逆スタガード型と呼ばれるものであるが、ゲート電極がソース/ドレイン電極よりも上に形成されるトップゲート型又はスタガード型と呼ばれる構造のものを採用してもよいし、能動素子として他のスイッチング素子を用いてもよい。このことは、以下に述べる他の実施形態でも同様である。
ドレインバスライン7とTFT10は、酸化シリコン又は窒化シリコンよりなる保護絶縁膜11によって覆われている。
第1〜第3の副画素領域A1 ,A2 ,A3 のそれぞれにおいて、保護絶縁膜11の上には第1の画素電極12a,12c,12eと第2の画素電極12b,12d,12fがx方向に間隔をおいて形成されている。第1及び第2の画素電極12a〜12fは、例えば厚さ70nmのITO(Indium-Tin Oxide)などの透明導電材から構成される。なお、反射型の液晶表示装置の場合には画素電極12a〜12fはアルミニウムから構成される。
第1の画素電極12a,12c,12eは、保護絶縁膜11に形成されるコンタクトホール11a〜11cを通して各副画素領域A1 ,A2 ,A3 内のTFT10のソース電極8sに接続されている。
第1〜第3の副画素領域A1 ,A2 ,A3 内の第1の画素電極12a,12c,12eと第2の画素電極12b,12d,12fは、それぞれ別の副画素領域の第1、第2の画素電極12a〜12fのいずれかに第1〜第3の配線13a,13b,13cを介して接続されている。
第1、第2及び第3の配線13a,13b,13cは、ゲート電極3とゲートバスライン2と同層であり、y方向に互いに間隔をおいてx方向に長く形成されている。
第1の配線13aは、第2の副画素領域A2 の第1の画素電極12cの下方から第3の副画素領域A3 の第2の画素電極12fの下方に至る範囲に形成されている。また、第2の配線13bは、第1の副画素領域A1 の第2の画素電極12bの下方から第3の副画素領域A3 の第1の画素電極12eの下方に至る範囲に形成されている。さらに、第3の配線13cは、第1の副画素領域A1 の第1の画素電極12aの下方から第2の副画素領域A2 の第2の画素電極12dの下方に至る範囲に形成されている。
そして、図1及び図5に示すように、第1の配線13aは、ゲート絶縁膜4及び保護絶縁膜11に形成された第1及び第2のコンタクトホール4a,4bを通して第2の副画素領域A2 内の第1の画素電極12cと第3の副画素領域A3 内の第2の画素電極12fを互いに電気的に接続している。
また、図1及び図6に示すように、第2の配線13bは、ゲート絶縁膜4及び保護絶縁膜11に形成された第3及び第4のコンタクトホール4c,4dを通して第1の副画素領域A1 内の第2の画素電極12bと第3の副画素領域A3 内の第1の画素電極12eを互いに電気的に接続している。
さらに、図1及び図7に示すように、第3の配線13cは、ゲート絶縁膜4及び保護絶縁膜11に形成された第5及び第6のコンタクトホール4e,4fを通して第1の副画素領域A1 内の第1の画素電極12aと第2の副画素領域A2 内の第2の画素電極12dを互いに接続している。
そのような複数の第1、第2の画素電極12a〜12fと保護絶縁膜11は、樹脂よりなる第1の配向膜14によって覆われている。
以上の第1の基板1、TFT10、画素電極12a〜12f等からTFT基板が構成される。
次に、第2の基板20とその上の層構造について説明する。
ガラス、石英、樹脂フィルム等の光透過絶縁材からなる第2の基板20の上にはCrなどの遮光膜よりなるブラックマトリクス21が形成されている。そのブラックマトリクス21のうち、上記した副画素領域A1 ,A2 ,A3 に対向する領域にはフォトリソグラフィー法により開口部21a〜21cが形成されている。ブラックマトリクス21はTFT10を第2の基板20側から覆うとともに、副画素領域A1 ,A2 ,A3 を囲む形状となっている。
第2の基板20上のうち第1の副画素領域A1 における遮光膜21の開口部21a内には、図3に示すように、第1の画素電極12aに対向する第1の赤フィルタ22Rと第2の画素電極12bに対向する第1の緑フィルタ22Gとが形成されている。なお、図3は、図1の画素領域Bに対応させて描かれており、第2の基板20のうち第1の基板1に対向しない面から見た配置であり、第2の基板20は省略されている。
また、第2の基板20上のうち第2の副画素領域A2 における遮光膜21の開口部21b内には、第1の画素電極12cに対向する第1の青フィルタ23Bと、第2の画素電極12dに対向する第2の赤フィルタ23Rとが形成されている。
さらに、第2の基板20上のうち第3の副画素領域A3 における遮光膜21の開口部21c内には、第1の画素電極12eに対向する第2の緑フィルタ24Gと、第2の画素電極12fに対向する第2の青フィルタ24Bとが形成されている。
なお、副画素領域A1 ,A2 ,A3 のそれぞれにおいて、隣り合い且つ色の異なるフィルタ22R,22G,23B,23R,24G,24Bは、重なる構造となっている。色の異なるフィルタを重ならせる構造では、フィルタ同士が重なる部分が遮光膜として機能するのでブラックマトリクスを配置しなくてもよい。なお、異なる色のフィルタを重ならせない構造では、フィルタの間をブラックマトリクス21で覆うことになる。
赤フィルタ22R,23R、緑フィルタ22G,24G、青フィルタ23B,24B及びブラックマトリクス21の上には、ITOなどの光透過導電膜が対向電極25として形成され、さらに対向電極の上には樹脂よりなる第2の配向膜26が形成されている。
これにより、第2の基板20とその上の赤、緑、青フィルタ22R,22G,23B,23R,24G,24B、対向電極25などにより対向基板が構成される。なお、各フィルタは色に応じた光の透過性を有している。
以上のような構造を有する第1の基板1と第2の基板20は、第1の配向膜14と第2の配向膜26を互いに隙間を介して対向させた状態で固定される。また、第1の配向膜14と第2の配向膜26の間には液晶19が封入される。
上記したゲートバスライン2、ドレインバスライン7、TFT10は、図8の回路図に示すように周辺回路に接続される。複数のゲートバスライン2は、走査回路15に接続されている。また、複数のドレインバスライン7は、データ信号が送られるホールド回路16に接続されている。そして、上記したようにゲートバスライン2にはTFT10のゲート電極3が接続され、ドレインバスライン7にはTFT10のドレイン電極8dが接続されている。さらに、TFT10のソース電極8sには、画素電極12a〜12f、対向電極25及び液晶19から構成される液晶セル17a〜17fと、補助容量18が接続されている。
なお、補助容量18を構成する補助容量バスライン(不図示)は、第1の基板1の上でゲートバスライン2の相互間の領域に形成されるが、第1、第2及び第3の配線13a,13b,13cもゲートバスライン2に平行に形成されるので、第1、第2及び第3の配線13a,13b,13cが補助容量バスラインの形成を妨げることはない。
上記した液晶表示装置において、液晶19として例えば誘電率異方性が負の垂直配向型液晶材料を適用する。
そして、ゲートバスライン2及びドレインバスライン7の信号に応じて第1の副画素領域A1 内のTFT10がオンすると、第1の副画素領域A1 内の第1の画素電極12aの電圧が変化してその上の液晶分子を駆動する。これにより、外部からの光が第1の画素電極12a、液晶19及び第1の赤フィルタ22Rを透過して、第1の副画素領域A1 の一部に赤色が表示される。これと同時に、第2の副画素領域A2 の第2の画素電極12dには、第3の配線13cと第1の副画素領域A1 内の第1の画素電極12a及びTFT10を介して、ドレインバスライン7の電圧が印加され、その上の液晶19を駆動する。これにより、第2の副画素領域A2 の一部にも赤色が表示される。
同様にして、第2の副画素領域A2 内のTFT10がオンすることにより、第2の副画素領域A2 内と第3の副画素領域A3 内のそれぞれの青フィルタ23B,24Bに対向する画素電極12c,12fの電圧が変化して、その上の液晶19が駆動されるので、画素電極12c,12fに入射した光は液晶19及び青フィルタ23B,24Bを透過する。これにより、第2の副画素領域A2 内と第3の副画素領域A3 内のそれぞれの一部には、青色が表示される。また、第3の副画素領域A3 内のTFT10がオンすることにより、第3の副画素領域A3 内と第1の副画素領域A1 内のそれぞれの緑フィルタ23G,24Gに対向する画素電極12e,12bの電圧が変化して、それらの画素電極12e,12bの上の液晶19が駆動され、画素電極12a,12bを透過した光は液晶19及び緑フィルタ23G,24Gを透過する。これにより、第3の副画素領域A3 内と第1の副画素領域A1 内のそれぞれの一部には、緑色が表示される。
このように1つの画素領域Bにおいては、赤、緑、青が2つの領域で透過しこれらが混合されて所望の色が表示される。なお、画素電極に印加されるドレインバスライン7の電圧に応じて色の階調が変化する。
本実施形態では、画素領域Bにおいて、異なる色だけでなく同じ色のフィルタ22R,23R、22G,24G、23B,24Bがそれぞれ空間的に分離及び分割されて1ユニットとして混じり合って、色の混合によりフルカラー表示がなされる。
従って、R、G、Bの単独色を表示する画素(副画素領域)が目立たなくなって、画質の粗さが大幅に改善される。特に、今後、大型テレビジョン用の液晶表示装置においては、表示品質の改善がなされる。特に、上記したように、赤フィルタ22R,23R、緑フィルタ22G,24G、青フィルタ23B,24Bはそれぞれ2つに分離、分割されて、各色のフィルタは空間的に分散されているので、従来の1副画素領域に1つのフィルタを配置する構造に比べて、各色フィルタ画素が見える画質の粗さが1/2に改善される。
また、本実施形態では、画素領域Bに配置される赤フィルタ、青フィルタ及び緑フィルタをそれぞれ空間的に分散するとともに、各副画素領域A1 ,A2 ,A3 内で複数の色のフィルタ22R,23R,22G,24G,23B,24Bを配置するようにしている。さらに、副画素領域A1 ,A2 ,A3 内に配置される画素電極12a〜12fが、フィルタ22R,23R,22G,24G,23B,24Bの色の数に対応して空間的に分離され、さらに、同じ色の複数のフィルタに対向する複数の画素電極12a〜12f同士は、下方の配線13a,13b,13cを介して電気的に接続されている。
従って、画素領域Bに空間的に分離された複数の赤フィルタ22R,23R、複数の緑フィルタ22G,24G、複数の青フィルタ23B,24Bをそれぞれ従来と同じ数のTFT(能動素子)10によって駆動している。即ち、1つのTFT10によって複数の画素電極を駆動するようにしている。
この結果、能動素子を増加させたりバスラインを増やす必要がなくなり、歩留まりの低下や構造の複雑化が避けられる。
なお、カラーフィルタとしては次の第2実施形態に示される構造を採用してもよい。また、カラーフィルタは、第2基板上ではなく、TFT基板側に形成してもよい。即ち、カラーフィルタは、第1、第2、第3の画素電極に対向して分散・配置されていればよい。このことは以下の実施形態でも同様である。
(第2の実施形態)
第1実施形態では、副画素領域A1 ,A2 ,A3 に配置された画素電極12a〜12fはそれぞれ、配線13a,13b,13cを介して、別の副画素領域A1 ,A2 ,A3 の画素電極12a〜12fの一方に電気的に接続する構造を採用している。
本実施形態では、配線13a,13b,13cを用いないで、同じ色のカラーフィルタに対応する画素電極12a〜12f同士を一体に形成する構造について説明する。
図9は、本発明の第2実施形態に係る液晶表示装置のTFT基板の画素領域を示す平面図、図10は、本発明の第2実施形態に係る液晶表示装置の対向基板側に形成されるカラーフィルタを示す平面図である。なお、図10は、第2の基板のうちカラーフィルタ及びブラックマトリクスが形成されない面から見た平面図である。
本実施形態の液晶表示装置において、第1の基板1の上で、第1〜第3の配線13a〜13c及びコンタクトホール4a〜4fが形成されない他は、保護絶縁膜11及びその下の構造は第1実施形態と同じに形成されている。
第1〜第3の副画素領域A1 ,A2 ,A3 の保護絶縁膜11の上には、図9に示すように、透明導電材からなる第1〜第3の画素電極31a〜31cが形成されている。反射型の場合には画素電極31a〜31cはアルミニウムから構成される。
第1の画素電極31aは、第1の副画素領域A1 内の一部からゲートバスライン2に沿って第2の副画素領域A2 の一部に引き出されて、平面形状が略U字状となるように形成されている。第1の画素電極31aは、第1の副画素領域A1 内ではTFT10に接続されるドレインバスライン7寄りの領域に形成され、さらに、第2の副画素領域A2 内では第3の副画素領域A3 寄りの領域に形成されている。第1の画素電極31aは、コンタクトホール11aを通して第1の副画素領域A1 内のTFT10のソース電極8sに接続されている。
第2の画素電極31bは、第2の副画素領域A2 内の一部からゲートバスライン2及びドレインバスライン7に沿って第3の副画素領域A3 に引き出され、平面形状が略S字状になるように形成されている。第2の画素電極31bは、第2の副画素領域A2 内の第1の画素電極31aの外縁に沿って間隔をおきながら第3の副画素領域A3 の一部に引き出されている。また、第2の画素電極31bは、第2の副画素領域A2 内ではコンタクトホール11bを通してTFT10のソース電極8sに接続されるとともに、第3の副画素領域A3 内では、TFT10から遠ざかるx方向の半分の領域に形成されている。
第3の画素電極31cは、第3の副画素領域A3 内の一部からゲートバスライン2に沿って第1の副画素領域A1 の一部に引き出されて、平面形状が略U字状となるように形成されている。第3の画素電極31cは、第3の副画素領域A3 内ではTFT10に接続されるドレインバスライン7寄りの領域に形成され、さらに、第1の副画素領域A1 内では第2の副画素領域A2 寄りの領域に形成されている。第3の画素電極31cは、コンタクトホール11cを通して第3の副画素領域A3 内のTFT10のソース電極8sに接続されている。
以上のような第1の画素電極31aは、保護絶縁膜11上において、第1実施形態に示した第1の副画素領域A1 内の第1の画素電極12aと第2の副画素領域A2 内の第2の画素電極12dとを第1及び第2の副画素領域A1 ,A2 の縁部に沿った橋渡し電極を介して直接に接続した一体構造となる。
同様に、第3の画素電極31cは、保護絶縁膜11上において、第1実施形態に示した第3の副画素領域A3 内の第1の画素電極12eと第1の副画素領域A1 内の第2の画素電極12bとを第1〜第3の副画素領域A1 ,A2 ,A3 の縁部に沿った橋渡し電極により直接に接続した一体構造となる。さらに、第2の画素電極31bは、保護絶縁膜11上において、第1実施形態に示した第2の副画素領域A2 内の第1の画素電極12cと第3の副画素領域A3 内の第2の画素電極12fとを第1〜第3の副画素領域A1 ,A2 ,A3 の縁部に沿った橋渡し電極を介して直接に接続した一体構造となる。
また、第2の基板20上に形成されるカラーフィルタは、第1〜第3の画素電極31a〜31cに対向した形状となっている。例えば、図10に示すように、赤フィルタ32Rは第1の画素電極31aに対向した略U字状の平面形状を有し、緑フィルタ32Gは第3の画素電極31cに対向した略U字状の平面形状を有し、さらに、青フィルタ32Bは第2の画素電極31bに対向した略S字状の平面形状を有している。赤フィルタ32R、緑フィルタ32G及び青フィルタ32Bは、それぞれの境界部分で重なって遮光領域となっているが、互いに重ならないようにしてもよい。
それらのフィルタ32R,32G,32Bが形成される第2の基板20上には、フィルタ32R,32G,32Bの形成位置に開口部を有するブラックマトリクス33が形成されている。さらに、ブラックマトリクス33とフィルタ32R,32G,32Bの上には、対向電極(不図示)と配向膜(不図示)が順に形成されている。
なお、第2の基板20上のフィルタとして、第1実施形態に係る図3に示した形状のものを用いてもよい。
上記した構成の画素電極31a〜31cと赤、緑及び青フィルタ32R,32G,32Bはそれぞれ、第1実施形態と同様に、空間的に画素領域B内で空間的に分散しているので、大型テレビジョンの表示パネルのように副画素領域が大きくなっても3色のカラーフィルタが目立たなくなり、大幅に画質が改善される。
しかも、分散した赤、緑及び青フィルタ32R,32G,32Bに応じて第1〜第3の画素電極31a〜31cも複数の副画素領域に分散させているので、TFT10の数は従来から増えることはない。この場合の分散された画素電極31a〜31cは、第1実施形態と異なり保護絶縁膜11の上で二次元的に接続しているので、平面形状を工夫する必要があるが、従来の画素形成工程に比べて新たな工程が増えることはない。
(第3の実施形態)
第1、第2実施形態では、画素領域Bのそれぞれにおいて、赤、緑及び青フィルタを2つの副画素領域に分散させているが、3以上に分散させることも可能である。そこで、本実施形態では画素領域のそれぞれにおいて、赤、緑及び青フィルタを3つに分散させる構造について説明する。
図11は、本発明の第3実施形態に係る液晶表示装置のTFT基板の画素領域を示す平面図であり、図12は、本発明の第3実施形態に係る液晶表示装置の対向基板側に形成されるカラーフィルタを示す平面図である。図13は、図11のV−V線から見た液晶表示装置の断面図である。
本実施形態の液晶表示装置において、第1の基板1の上から保護絶縁膜11に至る構造は、ゲートバスライン2と同層の配線及びコンタクトホールの形状及び配置を除いて、第1実施形態と同じ構造に形成されている。
まず、TFT基板となる第1の基板1の上の構造について説明する。
保護絶縁膜11の第1〜第3の副画素領域A1 ,A2 ,A3 のそれぞれの上には、第1の画素電極33a,33d,33gと第2の画素電極33b,33e,33hと第3の画素電極33c,33f,33iがx方向に間隔をおいて順に形成されている。第1〜第3の画素電極33a〜33iは、例えば厚さ70nmのITOなどの透明導電材から構成される。なお、反射型の液晶表示装置の場合には画素電極としてアルミニウムが用いられる。
第1の副画素領域A1 内において第1の画素電極33aは、その下で、保護絶縁膜11のコンタクトホール11aを通してTFT10のソース電極8sに接続されている。また、第2の副画素領域A2 内において第2の画素電極33eは、その下で、保護絶縁膜11のコンタクトホール11bを通してTFT10のソース電極8sに接続されている。さらに、第3の副画素領域A3 内において第3の画素電極33iは、その下で、保護絶縁膜11のコンタクトホール11cを通してTFT10のソース電極8sに接続されている。
なお、第2の副画素領域A2 においてTFT10のソース電極8sは、第2の画素電極33eの下に達する長さを有し、また、第3の副画素領域A3 においてTFT10のソース電極8sは、第3の画素電極33iの下に達する長さを有している。
第1〜第3の副画素領域A1 ,A2 ,A3 において、第1の画素電極33a,33d,33gは第1の配線34aを介して互いに電気的に接続され、また、第2の画素電極33b,33e,33hは第2の配線34bを介して互いに電気的に接続され、さらに第3の画素電極33c,33f,33iは第3の配線34cを介して互いに電気的に接続されている。
第1、第2及び第3の配線34a,34b,34cは、第1の基板1上でx方向に長く形成され、互いにy方向に間隔をおいて形成されている。なお、第1、第2及び第3の配線34a,34b,34cは、ゲート電極3とゲートバスライン2と同じ構造の導電膜から形成される。
第1の配線34aは、第1の副画素領域A1 の第3の画素電極33cの下方から第3の副画素領域A3 の第3の画素電極33iの下方に至る範囲に形成されている。また、第2の配線34bは、第1の副画素領域A1 の第2の画素電極33bの下方から第3の副画素領域A3 の第2の画素電極33hの下方に至る範囲に形成されている。さらに、第3の配線34cは、第1の副画素領域A1 の第1の画素電極33aの下方から第3の副画素領域A3 の第1の画素電極33gの下方に至る範囲に形成されている。
そして、第1の配線34aは、ゲート絶縁膜4及び保護絶縁膜11に形成された第1〜第3のコンタクトホール35a〜35cを通して第1〜第3の副画素領域A1 ,A2 ,A3 内の第3の画素電極33c,33f,33i同士を電気的に接続している。また、第2の配線34bは、ゲート絶縁膜4及び保護絶縁膜11に形成された第4〜第6のコンタクトホール35d〜35fを通して第1〜第3の副画素領域A1 ,A2 ,A3 内の第2の画素電極33b,33e,33h同士を電気的に接続している。さらに、第3の配線34cは、ゲート絶縁膜4及び保護絶縁膜11に形成された第7〜第9のコンタクトホール35g〜35iを通して第1〜第3の副画素領域A1 ,A2 ,A3 内の第1の画素電極33a,33d,33g同士を電気的に接続している。
なお、画素電極33a〜33iと保護絶縁膜11は、第1実施形態と同様に、樹脂よりなる第1の配向膜14によって覆われている。
次に、対向基板である第2の基板20上の層構造について説明する。
ガラス、石英、樹脂フィルム等の光透過絶縁材からなる第2の基板20の上にはCrなどの遮光膜よりなるブラックマトリクス36が形成されている。そのブラックマトリクス36のうち、上記した副画素領域A1 ,A2 ,A3 に対向する領域にはフォトリソグラフィー法により開口部36a〜36cが形成されている。ブラックマトリクス36はTFT10の活性層5を空間的に覆うとともに、副画素領域A1 ,A2 ,A3 を区画する形状となっている。
第2の基板20上のうち第1の副画素領域A1 における遮光膜36の開口部36a内には、第1の画素電極33aに対向する第1の赤フィルタ37Rと、第2の画素電極33bに対向する第1の緑フィルタ37Gと、第3の画素電極33cに対向する第1の青フィルタ37Bとが形成されている。同様に、第2の副画素領域A2 における遮光膜36の第2の開口部36b内には、第1の画素電極33dに対向する第2の赤フィルタ38Rと、第2の画素電極33eに対向する第2の緑フィルタ38Gと、第3の画素電極33fに対向する第2の青フィルタ37Bとが形成され、また、第3の副画素領域A3 における遮光膜36の第3の開口部36c内には、それぞれ第1の画素電極33gに対向する第3の赤フィルタ39Rと、第2の画素電極33hに対向する第3の緑フィルタ39Gと、第3の画素電極33iに対向する第3の緑フィルタ39Bとが形成されている。
なお、副画素領域A1 ,A2 ,A3 のそれぞれにおいて、隣り合い且つ色の異なるフィルタ37R,37G,37B,38R,38G,38B,39R,39G,39Bは、重なっている。色の異なるカラーフィルタを重ならせる構造では、フィルタの重なる部分が遮光膜として機能するのでブラックマトリクスを配置しなくてもよい。なお、隣り合い且つ色の異なるフィルタを重ならせない場合には、それらのフィルタの境界にブラックマトリクス36を配置させる。
そのようなフィルタ37R,37G,37B,38R,38G,38B,39R,39G,39B及びブラックマトリクス36の上には、ITOなどの光透過導電膜が対向電極25として形成され、さらに対向電極の上には樹脂よりなる第2の配向膜26が形成されている。
上記したゲートバスライン2、ドレインバスライン7、TFT10は、図14の回路図に示すように周辺回路に接続される。複数のゲートバスライン2は、走査回路15に接続されている。また、複数のドレインバスライン7は、データ信号が送られるホールド回路16に接続されている。そして、上記したようにゲートバスライン2にはTFT10のゲート電極3が接続され、ドレインバスライン7にはTFT10のドレイン電極8dが接続されている。さらに、TFT10のソース電極8sには、画素電極33a〜33i、対向電極25及び液晶19から構成される液晶セル17と、補助容量18が接続されている。
以上のような構造を有する第1の基板1と第2の基板20は、第1の配向膜14と第2の配向膜26を互いに隙間を介して対向させた状態で固定される。また、第1の配向膜14と第2の配向膜26の間には液晶19が封入される。
上記した液晶表示装置において、液晶19として例えば誘電率異方性が負の垂直配向型液晶材料を適用する。
そして、ゲートバスライン2及びドレインバスライン7の信号に応じて第1の副画素領域A1 内のTFT10がオンすると、第1〜第3の副画素領域A1 ,A2 ,A3 内の第1の画素電極33a,33d,33gの電圧が変化してその上の液晶分子を駆動する。これにより、外部からの光が第1の画素電極33a,33d,33g、液晶19及び赤フィルタ37R,38R,39Rを透過して、第1〜第3の副画素領域A1 ,A2 ,A3 のそれぞれ一部に赤色が表示される。
同様にして、第2の副画素領域A2 内のTFT10がオンすることにより、緑フィルタ37G,38G,39Gに対向する第2の画素電極33b,33e,33hの電圧が変化して、その上の液晶19が駆動され、第2の画素電極33b,33e,33hに入射した光は液晶19及び緑フィルタ37G,38G,39Gを透過する。これにより、第1〜第3の副画素領域A1 ,A2 ,A3 内のそれぞれの一部には、緑色が表示される。
さらに、第3の副画素領域A3 内のTFT10がオンすることにより、青フィルタ37B,38B,39Bに対向する第3の画素電極33c,33f,33iの電圧が変化して、その上の液晶19が駆動され、第3の画素電極33c,33f,33iに入射した光は液晶19及び青フィルタ37B,38B,39Bを透過する。これにより、第1〜第3の副画素領域A1 ,A2 ,A3 内のそれぞれの一部には青色が表示される。
各画素領域B内の3つの副画素領域A1 ,A2 ,A3 毎に配置された赤、青、緑フィルタ37R,37G,37B,38R,38G,38B,39R,39G,39Bを透過した光は、各画素領域B内で混合されて指定された色になる。それぞれ領域における赤、緑、青の各色の輝度はドレインバスライン7の電圧の大きさに応じて変わることになる。
本実施形態では、各画素領域Bにおいて、異なる色だけでなく同じ色のフィルタ37R,37G,37B,38R,38G,38B,39R,39G,39Bがそれぞれ空間的に分離及び分割されて1ユニットとして混じり合って、色の混合によりフルカラー表示がなされる。
従って、第1実施形態と同様に、副画素領域内での単独色が目立たなくなって、画質の粗さが大幅に改善される。特に、赤フィルタ37R,38R,39R、緑フィルタ37G,38G,39G、青フィルタ37B,38B,39Bはそれぞれ3つに分離、分割されて、各色のフィルタは空間的に分散されている。これにより、1副画素領域に1つのカラーフィルタを配置するという構造に比べて、各色フィルタの大きさによる画質の粗さが1/3に改善される。
また、本実施形態では、各副画素領域A1 ,A2 ,A3 内で複数の色のフィルタを配置し、さらに、同じ色の複数のフィルタ37R,38R,39R,37G,38G,39G,37B,38B,39Bに対向する複数の画素電極33a〜33i同士は、下方の配線34a,34b,34cを介して接続されている。
これにより、TFT10及びバスライン2,7の数を従来よりも増やすことなく、画素領域Bで空間的に分離された複数の赤フィルタ37R,38R,39R、複数の緑フィルタ37G,38G,39G、複数の青フィルタ37B,38B,39Bをそれぞれ従来と同じ数のTFT(能動素子)10によって同時に駆動して高画質を表示させることが可能になる。
この結果、能動素子を増加させたりバスラインを増やす必要がなくなり、歩留まりの低下や構造の複雑化が避けられる。
なお、カラーフィルタとしては次の第4実施形態に示される構造を採用してもよい。
(第4の実施形態)
第3実施形態では、カラー表示装置の各画素を構成する3つの副画素領域A1 ,A2 ,A3 にそれぞれ配置された第1の画素電極33a,33d,33g同士を第3の配線34cを介して電気的に接続し、第2の画素電極33b,33e,33h同士を第2の配線34bを介して電気的に接続し、第3の画素電極33c,33f,33i同士を第1の配線34aを介して電気的に接続している。
本実施形態では、第1の画素電極33a,33d,33g同士、第2の画素電極33b,33e,33h同士、第3の画素電極33c,33f,33i同士を配線を用いないで、第2実施形態と同様に、直接に接続する構造について説明する。
図15は、本発明の第4実施形態に係る液晶表示装置のTFT基板の画素領域を示す平面図、図16は、本発明の第4実施形態に係る液晶表示装置の対向基板側に形成されるカラーフィルタを示す平面図である。図17は、図15のVI−VI線から見た液晶表示装置の断面図である。
なお、図16は、カラーフィルタ及びブラックマトリクスが形成されない側の基板面から見た配置となっている。
ガラス、石英、樹脂フィルム等の光透過絶縁材からなる第1の基板1の上には、直接又は絶縁膜を介して、副画素領域A1 ,A2 ,A3 をy方向に区画するゲートバスライン2と副ゲートバスライン2aが形成されている。ゲートバスライン2と副ゲートバスライン2aはそれぞれ交互にy方向に複数配置される。
1列の副画素領域A1 ,A2 ,A3 を区画するゲートバスライン2と副ゲートバスライン2aは、図14に示した走査回路15に接続されて同じ信号が印加される。
また、第1、第3の副画素領域A1 ,A3 の第1の隅寄りの部分には、第1、第3の副画素領域A1 ,A3 内でゲートバスライン2からy方向に突出するゲート電極3aが形成されている。また、第2の副画素領域A2 において第1の隅からy方向に存在する第2の隅寄りの部分には、第2の副画素領域A2 内で副ゲートバスライン2aからy方向に突出するゲート電極3bが形成されている。
第1の基板1、ゲートバスライン2、副ゲートバスライン2a及びゲート電極3a,3bは、第1実施形態と同様に、ゲート絶縁膜4により覆われている。
ゲート絶縁膜4の上において、ゲート電極3a,3b及びその周辺の上方には、第1実施形態と同様に、アンドープのアモルファスシリコン(半導体)よりなる活性層5が平面形状略四角に形成されている。また、活性層5の上であってゲート電極3a,3bの上方には、第1実施形態と同様に、チャネル保護絶縁膜6が島状に形成されている。
また、ゲート絶縁膜4の上には、第1実施形態と同様に、y方向に延在して副画素領域A1 ,A2 ,A3 を区画するドレインバスライン7が間隔をおいて複数本形成されている。
ドレインバスライン7のうちゲートバスライン2との交差部寄りの部分には、ゲート電極3a,3bに向けてドレイン電極8dが突出している。ドレイン電極8dは、チャネル保護絶縁膜6の一側方の活性層5の上にコンタクト層9を介して形成されている。また、チャネル保護絶縁膜6の他側方の活性層5の上には、コンタクト層9を介してソース電極8sが形成されている。ドレイン電極8dとソース電極8sは、その下のコンタクト層9とともに、チャネル保護絶縁膜6の上でスリットを介して分離されている。
なお、ドレイン電極8d、ソース電極8s、ゲート絶縁膜4及び活性層5によって薄膜トランジスタ(TFT)10が構成される。
ドレインバスライン7とTFT10は、酸化シリコン又は窒化シリコンよりなる保護絶縁膜11によって覆われている。
保護絶縁膜11の上では、各画素領域Bにおいて第1〜第3の画素電極41a,41b,41cが形成されている。第1〜第3の画素電極41a,41b,41cは、第1〜第3の副画素領域A1 ,A2 ,A3 内を互いに接触しないように迂回する形状で形成されている。
第1の画素電極41aは、ゲートバスライン2に沿う橋渡し部分とドレインバスライン7を横切る橋渡し部分を介して第1〜第3の副画素領域A1 ,A2 ,A3 内の一部に配置される略E字状の一体形状を有し、第1の副画素領域A1 のTFT10のソース電極8sにコンタクトホール11aを通して接続されている。第2の副画素領域A2 内のTFT10は、図17に示す断面形状を有し第1、第3の副画素領域A1 ,A3 内のTFT10は、第1実施形態と同様な断面形状を有している。
第3の画素電極41cは、副ゲートバスライン2aに沿う橋渡し部分とドレインバスライン7を横切る橋渡し部分とを介して第1〜第3の副画素領域A1 ,A2 ,A3 内の一部に配置される略E字状の一体形状を有し、第3の副画素領域A3 のTFT10のソース電極8sにコンタクトホール11cを通して接続されている。
第1の画素電極41aは、第1〜第3の副画素領域A1 ,A2 ,A3 内でTFT10に接続されるドレインバスライン7寄りの領域に配置されている。また、第3の画素電極41cは、第1〜第3の副画素領域A1 ,A2 ,A3 内でTFT10から遠ざかる領域に配置されている。
第2の画素電極41bは、ドレインバスライン7を横切る橋渡し部分を介して第1〜第3の副画素領域A1 ,A2 ,A3 内の一部に蛇行して配置される一体形状を有し、第2の副画素領域A2 内のTFT10のソース電極8sにコンタクトホール11dを通して接続されている。
第1〜第3の画素電極41a〜41cは、例えば厚さ70nmのITOなどの透明導電材から構成される。なお、反射型の液晶表示装置の場合には画素電極41a〜41cとしてアルミニウムが用いられる。
そのような画素電極41a〜41cと保護絶縁膜11は、樹脂よりなる第1の配向膜14によって覆われている。
次に、第2の基板20とその上の層構造について説明する。
第2の基板20上に形成されるカラーフィルタ42R,42G,42Bは、第1〜第3の画素電極41a〜41cに対向した形状となっている。例えば、図16に示すように、赤フィルタ42Rは第1の画素電極41aに対向した略E字状の平面形状を有し、緑フィルタ42Gは第2の画素電極41bに対向して蛇行する平面形状を有し、さらに、青フィルタ42Bは第3の画素電極41cに対向した略E字状の平面形状を有している。赤フィルタ42R、緑フィルタ42G及び青フィルタ42Bは、それぞれの境界部分で重なって遮光領域となっているが、互いに重ならないようにしてもよい。
それらのフィルタ42R,42G,42Bの周囲の第2の基板20には、副画素領域に対向する位置に開口部を有する遮光膜からなるブラックマトリクス43が形成されている。
そのような赤フィルタ42R、緑フィルタ42G、青フィルタ42B及びブラックマトリクス43の上には、ITOなどの光透過導電膜が対向電極25として形成され、さらに対向電極の上には樹脂よりなる第2の配向膜26が形成されている。
なお、第2の基板20上でのカラーフィルタは、第3実施形態に係る図12に示した形状のものを用いてもよい。
上記した画素電極41a〜41cと赤、緑及び青フィルタ42R,42G,42Bはそれぞれ、第3の実施形態と同様に、空間的に画素領域B内で空間的に分散しているので、大型テレビジョンの表示パネルのように副画素領域が大きくなっても3色のカラーフィルタが目立たなくなって大幅に画質が改善される。
しかも、分散した赤、緑及び青フィルタ42R,42G,42Bに応じて1つの画素電極を複数の副画素領域に3つに分散させているので、TFT10の数は従来に比べて増えることはない。この場合の分散された画素電極41a〜41cは、第3実施形態と異なり保護絶縁膜11の上で二次元的に接続しているので、平面形状を工夫する必要があるが、従来の画素形成工程に比べて新たな工程が増えることはない。
(第5の実施形態)
以下、第5の実施形態について説明する。第1〜第4の実施形態では、いずれも1つの画素(ピクセル)が赤(R)、緑(G)及び青(B)の3つの色要素により構成されている。本実施形態では、1つの画素を赤(R)、緑(G)、青(B)及び白(W)の4つの色要素により構成する。
図18は本発明の第5の実施形態に係る液晶表示装置のTFT基板の画素領域を示す平面図である。
一方の基板(TFT基板)の上には、第1の実施形態と同様に、x方向に延びるゲートバスライン102とy方向に延びる第1のドレインバスライン107とが形成されている。これらのゲートバスライン102及び第1のドレインバスライン107により区画される矩形の領域がそれぞれ副画素領域となっている。また、x方向に隣接する3つの副画素領域(第1の副画素領域A1 、第2の副画素領域A2 及び第3の副画素領域A3 )により1つの画素領域Pが構成される。
本実施形態においては、第3の副画素領域A3 の左側に、第1のドレインバスライン107と平行に延びる第2のドレインバスライン107aが形成されている。また、第1〜第3の副画素領域A1 ,A2 ,A3 には、それぞれ4つの画素電極141R,141G,141B,141Wがx方向に並んで配置されている。
第1〜第3の副画素領域A1 ,A2 ,A3 には、ゲートバスライン102と第1のドレインバスライン107とが交差する部分の近傍に、TFT110が形成されている。また、ゲートバスライン102と第2のドレインバスライン107aとが交差する部分の近傍にはTFT110aが形成されている。
TFT110のゲート電極103gはゲートバスライン102と接続されており、ドレイン電極108dは第1のドレインバスライン107に接続されている。第1の副画素領域A1 のTFT110のソース電極108sは、コンタクトホール109aを介して第1の副画素領域A1 の画素電極141Rに電気的に接続されており、第2の副画素領域A2 のTFT110のソース電極108sはコンタクトホール109bを介して第2の副画素領域A2 の画素電極141Gに電気的に接続されており、第3の副画素領域A3 のTFT110はコンタクトホール109cを介して第3の副画素領域A3 の画素電極141Bに電気的に接続されている。また、第3の副画素領域A3 のTFT110aは、コンタクトホール109dを介して第3の副画素領域A3 の画素電極141Wに電気的に接続されている。
第1〜第3の副画素領域A1 ,A2 ,A3 にそれぞれ配置された画素電極141Rは、下方に形成された第1の配線103aとコンタクトホール104a,104b,104cとを介して相互に電気的に接続されている。また、第1〜第3の副画素領域A1 ,A2 ,A3 にそれぞれ配置された画素電極141Gは、下方に形成された第2の配線103bとコンタクトホール104d,104e,104fとを介して相互に電気的に接続されている。更に、第1〜第3の副画素領域A1 ,A2 ,A3 にそれぞれ配置された画素電極141Bは、下方に形成された第3の配線103cとコンタクトホール104g,104h,104iとを介して相互に電気的に接続されている。更にまた、第1〜第3の副画素領域A1 ,A2 ,A3 にそれぞれ配置された画素電極141Wは、下方に形成された第4の配線103dとコンタクトホール104j,104k,104mとを介して相互に電気的に接続されている。
図19は本発明の第5実施形態の対向基板側に形成されるカラーフィルタ及びブラックマトリクスを示す平面図である。図20は、図18のVII-VII 線から見た液晶表示装置の断面図である。なお、図19は、カラーフィルタ及びブラックマトリクスが形成されない側の基板面から見た配置となっている。
まず、図18,図20を参照して第1の基板101(TFT基板)の層構造について説明する。
ガラス、石英又は樹脂フィルム等の光透過絶縁材からなる第1の基板101の上には、直接又は絶縁膜を介してゲートバスライン102、TFT110、100aのゲート電極103g及び第1〜第4の配線103a〜103dが形成されている。これらのゲートバスライン102、TFT110、100aのゲート電極103g及び第1〜第4の配線103a〜103dは、第1の実施形態と同様に、ゲート絶縁膜104により覆われている。
ゲート絶縁膜104の上には、第1のドレインバスライン107及び第2のドレインバスライン107aが形成されている。また、ゲート絶縁膜104の所定の領域上には、第1の実施形態と同様に、TFT110,110aの活性層となる半導体層(図示せず)が形成されており、この半導体層の上にはチャネル保護絶縁膜(図示せず)が形成されている。半導体層及びチャネル保護絶縁膜の上には、TFT110,110aのソース電極108s及びドレイン電極108dが形成されている。TFT110のドレイン電極108dは第1のドレインバスライン107に接続しており、TFT110aのドレイン電極108dは第2のドレインバスライン107aに接続している。
これらのTFT110,110a及びドレインバスライン107,107aは、酸化シリコン又は窒化シリコンよりなる保護絶縁膜111により覆われている。
保護絶縁膜111の上には、各副画素領域A1 ,A2 ,A3 毎にそれぞれ第1〜第4の画素電極141R,141G,141B,141Wが形成されている。
前述したように、副画素領域A1 ,A2 ,A3 にそれぞれ配置された画素電極141Rは、保護絶縁膜111及びゲート絶縁膜104に形成されたコンタクトホール104a,104b,104cを介して第1の配線103aに接続されている。また、副画素領域A1 ,A2 ,A3 にそれぞれ配置された画素電極141Gは、保護絶縁膜111及びゲート絶縁膜104に形成されたコンタクトホール104d,104e,104fを介して第2の配線103bに接続されている。更に、副画素領域A1 ,A2 ,A3 にそれぞれ配置された画素電極141Bは、保護絶縁膜111及びゲート絶縁膜104に形成されたコンタクトホール104g,104h,104iを介して第3の配線103cに接続されている。更にまた、副画素領域A1 ,A2 ,A3 にそれぞれ配置された画素電極141Wは、保護絶縁膜111及びゲート絶縁膜104に形成されたコンタクトホール104j,104k,104mを介して第4の配線103dに接続されている。
これらの画素電極141R,141G,141B,141Wは、例えば厚さ70nmのITOなどの透明導電材から構成される。なお、反射型の液晶表示装置の場合には、画素電極141R,141G,141B,141Wがアルミニウムにより形成される。
画素電極141R,141G,141B,141W及び保護絶縁膜111は、ポリイミド等の樹脂よりなる第1の配向膜114によって覆われている。
次に、図19及び図20を参照して第2の基板(対向基板)とその上の層構造について説明する。
第2の基板120の一方の面上には、画素電極141R,141G,141Bに対向する位置、及び画素電極141Wに対向する位置にそれぞれ開口部121a,121bが設けられたブラックマトリクス121が形成されている。各副画素領域A1 ,A2 ,A3 の画素電極141Rに対向する位置には赤フィルタ122Rが形成されており、画素電極141Gに対向する位置には緑フィルタ122Gが形成されており、画素電極141Bに対向する位置には青フィルタ122Bが形成されている。また、画素電極141Wに対向する位置にはカラーフィルタが設けられていない。但し、画素電極141Wに対向する部分に、無色の膜又は減光フィルタを形成してもよい。
赤フィルタ122R、緑フィルタ122G、青フィルタ122B及び開口部121bの上にはITOなどの光透過導電膜が対向電極125として形成され、更に対向電極125の上にはポリイミド等の樹脂よりなる第2の配向膜126が形成されている。
以上のような構造を有する第1の基板101と第2の基板120は、第1の配向膜114と第2の配向膜126とを対向させた状態で配置され、第1の基板101と第2の基板120との間には、例えば誘電率異方性が負の液晶119が封入される。
図21は、本実施形態の液晶表示装置の駆動回路を示す回路図である。なお、図21において、補助容量151は、画素電極141R,141G,141B,141Wと、図示しない補助容量バスライン(接地ライン)との間に形成される。また、図中のR、G、B及びWは、画素電極141R,141G,141B,141W、対向電極125、カラーフィルタ122R,122G,122B、開口部121b及び液晶119により構成される赤、緑、青及び白の液晶セル(色要素)を示している。
データ回路160は、TVチューナ等の装置から入力されるR信号、G信号及びB信号を合成してW信号を合成する。W信号の合成方法は要求される仕様により異なる。例えば、データ回路160は、R信号、G信号及びB信号の輝度成分の平均値を算出し、その結果をn(但し、0≦n≦1)倍してW信号とする。
データ回路160から出力されたR信号、G信号、B信号及びW信号は、それぞれ所定のドレインバスライン107,107aに供給される。一方、走査回路150からゲートバスライン120へは、所定の周期で走査信号(スキャン信号)が出力される。そして、走査信号が供給されたゲートバスライン102に接続されているTFT110,110aがオンになり、画素電極141R,141G,141B,141WにR信号、G信号、B信号及びW信号が供給される。これにより、画素領域Pでは、各副画素領域A1 ,A2 ,A3 を透過した赤、緑、青及び白の光が混合されて、所望の色が表示される。
本実施形態においては、副画素領域A1 ,A2 ,A3 に分散して配置された画素電極141Rに同じ電圧(R信号)が供給され、副画素領域A1 ,A2 ,A3 に分散して配置された画素電極141Gに同じ電圧(G信号)が供給され、副画素領域A1 ,A2 ,A3 に分散して配置された画素電極141Bに同じ電圧(B信号)が供給され、副画素領域A1 ,A2 ,A3 に分散して配置された画素電極141Wに同じ電圧(W信号)が供給される。つまり、1つの画素領域P内で赤、緑、青及び白の色要素が空間的に分散しているので、大型テレビジョンの表示パネルのように副画素領域が大きくなっても、各色要素が目立たなくなって、従来に比して画質が大幅に改善される。
また、1つの画素領域P内の赤、緑、青及び白の4つの色要素を4つのTFTで駆動するので、従来に比べて1画素領域当たりのTFTの数が1つ増加するだけであり、TFTの増加量が最小限ですむ。
更に、本実施形態では、赤、緑及び青の色要素に白の色要素を加えているので、画面の輝度が向上してコントラストが高い表示が可能となるとともに、白色度の調整も容易となる。
なお、第5の実施形態では3つの副画素領域A1 ,A2 ,A3 にそれぞれ画素電極Wを配置しているが、これらの副画素領域A1 ,A2 ,A3 のうちのいずれか1つ又は2つの副画素領域のみに画素電極Wを配置してもよい。また、Wに相当する副画素領域を、A1 ,A2 ,A3 と対等に設け、これを第4の副画素領域A4 として第1,第3の実施形態等と同様に、ゲートバスライン、ドレインバスライン及びTFT等を規則的にレイアウトしてもよい。
(第6の実施形態)
以下、第6の実施形態について説明する。第1〜第5の実施形態においては、いずれも1つの副画素領域内に色が異なる複数のカラーフィルタを横方向(x方向)に並べている。本実施形態では、1つの副画素領域内に色が異なる複数のカラーフィルタを縦方向(y)に並べて配置する。
図22は本発明の第6の実施形態に係る液晶表示装置のTFT基板の画素領域を示す平面図、図23は本発明の第6の実施形態に係る液晶表示装置の対向基板側に形成されるカラーフィルタ及びブラックマトリクスを示す平面図である。
まず、図22を参照して、一方の基板(TFT基板)の層構造について説明する。
一方の基板(TFT基板)の上には、第1の実施形態と同様に、x方向に延びるゲートバスライン102とy方向に延びるドレインバスライン107とが形成されている。これらのゲートバスライン102及びドレインバスライン107により区画される矩形の領域がそれぞれ副画素領域となっている。また、x方向に隣接する3つの副画素領域(第1の副画素領域A1 、第2の副画素領域A2 及び第3の副画素領域A3 )により1つの画素領域Pが構成される。
第1の副画素領域A1 には、画素電極181Rと画素電極181Gとが縦方向に並んで形成されている。また、第2の副画素領域A2 には、画素電極182Bと画素電極182Rとが縦方向に並んで形成されており、第3の副画素領域A3 には、画素電極183Gと画素電極183Bとが縦方向に並んで形成されている。
第1〜第3の副画素領域A1 ,A2 ,A3 には、ゲートバスライン102とドレインバスライン107とが交差する部分の近傍に、TFT180が形成されている。TFT180のゲート電極173gはゲートバスライン102と接続されており、ドレイン電極178dはドレインバスライン107と接続されている。
第1の副画素領域A1 のTFT180のソース電極178sは、コンタクトホール179aを介して画素電極181Rと電気的に接続されている。また、第2の副画素領域A2 のTFT180のソース電極178sは、コンタクトホール179bを介して画素電極182Bと電気的に接続されている。更に、第3の副画素領域A3 のTFT180のソース電極178sは、コンタクトホール179cを介して画素電極182Gと電気的に接続されている。
第1の副画素領域A1 の画素電極181Rは、下方に形成された第1の配線175aとコンタクトホール176a,176dとを介して第2の副画素領域A2 の画素電極182Rと電気的に接続されている。また、第2の画素領域A2 の画素電極182Bは、下方に形成された第2の配線175bとコンタクトホール176b,176eとを介して第3の副画素領域A3 の画素電極183Bと電気的に接続されている。更に、第3の副画素領域A3 の画素電極183Gは、下方に形成された第3の配線175cとコンタクトホール176c,176fとを介して第1の副画素領域A1 の画素電極181Gと電気的に接続されている。
これらの画素電極181R,181G,182B,182R,183G,183Bは例えば厚さ70nmのITOなどの透明導電材から構成される。また、これらの画素電極181R,181G,182B,182R,183G,183Bは、ポリイミド等よりなる第1の配向膜によって覆われている。
次に、図23を参照して、他方の基板(対向基板)の層構造について説明する。
第2の基板には、第1〜第3の副画素領域A1 ,A2 ,A3 に対向する位置にそれぞれ開口部が設けられた遮光膜からなるブラックマトリクス185が形成されている。副画素領域A1 の画素電極181R及び画素電極181Gにそれぞれ対向する位置には、赤フィルタ186R及び緑フィルタ186Gが配置されている。これらのフィルタ186R,186Gの境界では2つのフィルタ186R,186Gが重なり、遮光領域となっている。また、副画素領域A2 の画素電極182B及び画素電極182Rにそれぞれ対向する位置には、青フィルタ187B及び赤フィルタ187Rが配置されている。これらのフィルタ187B,187Rの境界では2つのフィルタ187B,187Rが重なり、遮光領域となっている。更に、副画素領域A3 の画素電極183G及び画素電極183Bにそれぞれ対向する位置には、緑フィルタ188G及び青フィルタ188Bが配置されている。これらのフィルタ188G,188Bの境界では2つのフィルタ188G,188Bが重なり、遮光領域となっている。
これらのフィルタ186R,186G,187B,187R,188G,188Bの上にはITOなどの光透過導電膜が対向電極として形成され、更に対向電極の上にはポリイミド等の樹脂よりなる第2の配向膜が形成されている。
以上のような構造を有するTFT基板及び対向基板は、配向膜が形成された面を対向させた状態で配置され、両者の間に例えば誘電率異方性が負の液晶が封入される。
本実施形態においても、第1の副画素領域A1 の画素電極186Rと第2の副画素領域A2 の画素電極187Rとに同じ電圧が印加され、第2の副画素領域A2 の画素電極187Bと第3の副画素領域A3 の画素電極188Bとに同じ電圧が印加され、第3の副画素領域A3 の画素電極188Gと第1の副画素領域A1 の画素電極186Gとに同じ電圧が印加される。つまり、第1〜第5の実施形態と同様に、赤、緑、青の各色要素は1つの画素領域P内で空間的に分散しているので、大型テレビジョンの表示パネルのように副画素領域のサイズが大きくなっても、各色要素が目立たなくなって、従来に比して画質が大幅に改善される。また、第1〜第4の実施形態と同様に、TFT110の数が従来に比べて増えることはない。
(第7の実施形態)
以下、第7の実施形態について説明する。
図24は本発明の第7の実施形態に係る液晶表示装置の画素領域を示す平面図である。また、図25は本発明の第7の実施形態に係る液晶表示装置の模式断面図である。本実施形態は、本発明をMVA(Multi-domain Vertical Alignment )方式の液晶表示装置に適用した例を示しており、図24,図25において、図1,図4と同一物には同一符号を付して、その詳しい説明は省略する。
一方の基板(TFT基板)1に設けられた画素電極12a〜12fには、斜め方向に延び、且つ画素電極12a〜12fの縦方向の中心で屈曲する線に沿ってスリット12sが設けられている。これらのスリット12sが設けられた画素電極12a〜12fは、第1の実施形態と同様に、ポリイミド等によりなる配向膜に覆われている。
また、他方の基板(対向基板)20の対向電極25の上(図25では下側)には、スリット12sと平行に延びるドメイン規制用突起(土手)26が形成されている。突起26は、例えばフォトレジストを使用することにより簡単に形成することができる。これらの対向電極25及び突起26の表面は、ポリイミド等よりなる配向膜に覆われている。そして、基板1,20の間には、誘電率異方性が負の液晶19が封入されている。
MVA方式の液晶表示装置では、上述したように、ドメイン規制用構造物として電極のスリット又は突起が使用される。また、ドメイン規制用構造物として、基板の窪みが使用されることもある。このようなMVA方式の液晶表示装置では、画素電極に電圧を印加したときに液晶分子が倒れる方向がドメイン規制用構造物の両側で異なるため、いわゆるマルチドメインが達成される。
例えば、本実施形態のように画素電極12a〜12fにスリット12sを設けた場合、スリット12sの縁部では電界がスリット12sの中心に向けて斜め方向に発生するので、図25に示すように、スリット12sの両側で液晶分子19aの倒れる方向が相違する。
また、対向電極25の上に突起26を設けた場合、電圧を印加しない状態では、突起26の近傍の液晶分子は突起26の表面に対し垂直な方向に配向するので、突起26の両側で液晶分子の配向方向が相違する。この液晶分子の初期配向(電圧オフ)及び電圧印加時の配向の影響により、画素電極12a〜12fと対向電極25との間に電圧を印加したときには突起26から離れた位置にある液晶分子19aの配向方向が決まる。このように、電圧を印加したときに液晶分子19aの配向方向が相互に異なる複数の領域を設けることにより、液晶表示装置の表示性能、特に視野角特性が著しく向上する。
本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、1つの画素領域B内で赤、緑及び青の色要素が空間的に分散しているので、大型テレビジョンの表示パネルのように副画素領域が大きくなっても、各色要素が目立たなくなって、従来に比して画質が大幅に改善されるという効果を奏する。
(第8の実施形態)
以下、第8の実施形態について説明する。第1〜第7の実施形態では、いずれも一方の基板に画素電極が形成され、他方の基板に対向電極が形成された液晶表示装置について説明した。本実施形態では、一方の基板に画素電極及び対向電極が形成されたIPS(In-Plane Switching)方式の液晶表示装置に本発明を適用した例について説明する。
図26は、本発明の第8の実施形態に係る液晶表示装置の一方の基板(TFT基板)の画素領域を示す平面図である。
一方の基板(TFT基板)の上には、x方向に延びるゲートバスライン202とy方向に延びるドレインバスライン207とが形成されている。これらのゲートバスライン202及びドレインバスライン207により区画される矩形の領域がそれぞれ副画素領域となっている。また、x方向に隣接する3つの副画素領域(第1の副画素領域A1 、第2の副画素領域A2 及び第3の副画素領域A3 )により1つの画素領域Pが構成される。
第1〜第3の副画素領域A1 ,A2 ,A3 には、ゲートバスライン202とドレインバスライン207とが交差する部分の近傍に、TFT210が形成されている。これらのTFT210は、そのゲート電極203gがゲートバスライン202に接続しており、ドレイン電極208dがドレインバスライン207に接続している。
第1の副画素領域A1 には、3本の棒状の対向電極240と棒状の画素電極241R,241Gとが形成されている。これらの対向電極240及び画素電極241R,241Gはドレインバスライン207と平行に配置されており、画素電極241Rは第1及び第2の対向電極240の間に配置され、画素電極241Gは第2及び第3の対向電極240の間に配置されている。
これと同様に、第2の副画素領域A2 には、3本の棒状の対向電極240と棒状の画素電極242B,242Rとが形成されている。画素電極242Bは第1及び第2の対向電極240の間に配置され、画素電極242Rは第2及び第3の対向電極240の間に配置されている。また、第3の副画素領域A3 には、3本の棒状の対向電極240と棒状の画素電極243G,243Bとが形成されている。画素電極243Gは第1及び第2の対向電極240の間に配置され、画素電極243Bは第2及び第3の対向電極240の間に配置されている。
第1の副画素領域A1 に形成された画素電極241Rは、コンタクトホール209aを介してTFT210のソース電極208sと電気的に接続されている。これと同様に、第2の副画素領域A2 に形成された画素電極242Bは、コンタクトホール209bを介してTFT210のソース電極208sと電気的に接続され、第3の副画素領域A3 に形成された画素電極243Gは、コンタクトホール209cを介してTFT210のソース電極208sと電気的に接続されている。
これらの第1〜第3の副画素領域A1 ,A2 ,A3 に形成された対向電極240は、いずれもコンタクトホールCを介して下方に形成された対向電極バスライン204aに電気的に接続されている。また、第1の副画素領域A1 の画素電極241Rは、下方に形成された第1の配線204bとコンタクトホールC1,C2とを介して第2の副画素領域の画素電極242Rと電気的に接続されている。更に、第2の副画素領域A2 の画素電極242Bは、下方に形成された第2の配線204cとコンタクトホールC3,C4とを介して第3の副画素領域A3 の画素電極243Bと電気的に接続されている。更にまた、第3の副画素領域A3 の画素電極243Gは、下方に形成された第3の配線204dとコンタクトホールC5,C6とを介して第1の副画素領域A1 の画素電極241Gと電気的に接続されている。
図27は本発明の第8の実施形態の対向基板側に形成されるカラーフィルタ及びブラックマトリクスを示す平面図である。また、図28は図26のVIII−VIII線の位置における模式断面図である。なお、図27は、カラーフィルタ及びブラックマトリクスが形成されない側の基板面から見た配置となっている。
まず、図26,図28を参照して第1の基板(TFT基板)201の層構造について説明する。
ガラス、石英又は樹脂フィルム等の光透過絶縁材からなる第1の基板201の上には、直接又は絶縁膜を介してゲートバスライン202、TFT210のゲート電極203g、対向電極バスライン204a及び第1〜第3の配線204b,204c,204dが形成されている。これらのゲートバスライン202、TFT210のゲート電極203、対向電極バスライン204a及び第1〜第3の配線204b,204c,204dは、第1の実施形態と同様に、ゲート絶縁膜203に覆われている。
ゲート絶縁膜203の上には、ドレインバスライン207が形成されている。また、ゲート絶縁膜203の上の所定の領域には、第1の実施形態と同様に、TFT210の活性層となる半導体層211が形成されており、この半導体層211の上には窒化シリコン等の絶縁膜からなるチャネル保護絶縁膜212が形成されている。半導体層211及びチャネル保護絶縁膜212の上には、TFT210のソース電極208s及びドレイン電極208dが形成されている。ドレイン電極208dはドレインバスライン207に接続している。なお、ソース電極208s及びドレイン電極208dは、半導体層211上に形成された高濃度不純物半導体層と、この高濃度不純物半導体層上に形成された金属層との2層構造を有している。
これらのTFT210及びドレインバスライン207は、酸化シリコン又は窒化シリコンよりなる保護絶縁膜213に覆われている。
保護絶縁膜213の上には、画素電極241R,241G,242B,242R,243G,243B及び対向電極240が形成されている。前述したように、第1の副画素領域A1 の画素電極241Rはコンタクトホール209aを介して第1の副画素領域A1 のTFT210に接続され、第2の副画素領域A2 の画素電極242Bはコンタクトホール209bを介して第2の副画素領域A2 のTFT210に接続され、第3の副画素領域A3 の画素電極243Gはコンタクトホール209cを介して第3の副画素領域A3 のTFT210に接続されている。また、各副画素領域A1 ,A2 ,A3 の対向電極240は、いずれもコンタクトホールCを介して対向電極バスライン204aに接続されている。
これらの画素電極241R,241G,242B,242R,243G,243B及び対向電極240は、ポリイミド等の樹脂よりなる第1の配向膜214によって覆われている。
次に、図27及び図28を参照して第2の基板(対向基板)とその上の層構造について説明する。
第2の基板220の一方の面上には、各画素領域A1 ,A2 ,A3 に対応する位置に開口部が設けられたブラックマトリクス221が形成されている。また、第1の副画素領域A1 の画素電極241R及びその両側の領域に対応する部分と、第2の副画素領域A2 の画素電極242R及びその両側の領域に対応する部分には赤フィルタ222Rが形成されており、第1の副画素領域A1 の画素電極241G及びその両側の領域と第3の副画素領域A3 の画素電極243G及びその両側の領域に対応する部分には緑フィルタ222Gが形成されており、第2の副画素領域A2 の画素電極242B及びその両側の領域と第3の副画素領域A3 の画素電極243B及びその両側の領域に対応する部分には青フィルタ222Bが形成されている。
赤フィルタ222R,緑フィルタ222G及び青フィルタ222Bの上にはポリイミド等の樹脂よりなる第2の配向膜224が形成されている。
以上のような構造を有する第1の基板201と第2の基板220は、第1の配向膜214と第2の配向膜224とを対向させた状態で配置され、第1の基板201と第2の基板との間には例えば誘電率異方性が正の液晶219が封入される。
図29(a),(b)は、IPS方式の液晶表示装置の動作を示す模式図である。図中の矢印は、液晶パネルを挟んで配置される2枚の偏光板の偏光軸の方向を示している。また、第1及び第2の配向膜214,224には、一方の偏光板の偏光軸と同じ方向にラビング処理が施される。
画素電極241と対向電極240との間に電圧が印加されていない状態では、液晶分子219aは配向膜214,224のラビング方向に沿って配向する。この場合、一方の偏光板を通過した偏光光は、振動方向がねじれることなく液晶パネルを通過するので、他方の偏光板により遮断される。すなわち、このときは暗表示となる。
画素電極241と対向電極240との間に十分な電圧を印加すると、液晶分子219aは電界Eに対し平行な方向に配向する。この場合、一方の偏光板を通過した偏光光は、液晶パネル内の液晶分子219aにより振動方向がねじれて、他方の偏光板を通過するようになる。従って、このときは明表示となる。画素毎に画素電極241と対向電極240との間に印加する電圧を制御することにより、液晶表示装置に所望の画像を表示することができる。
本実施形態においても、1つの画素領域P内で赤、緑及び青の色要素(カラーフィルタ)が空間的に分散しているので、大型テレビジョンの表示パネルのように副画素領域が大きくなっても、色要素が目立たなくなって、従来に比して画質が大幅に改善される。また、1つの画素領域P内の赤、緑及び青の3つの色要素を3つのTFTで駆動するので、TFTの数が従来に比べて増えることはない。
IPS方式の液晶表示装置は、液晶分子が常に基板面に対し平行であるので、原理的に視野角特性が優れている。しかし、図30の模式図に示すように、画素電極241及び対向電極240を屈曲した形状に形成すると、視野角による色変化が更に抑制され、視野角特性がより一層向上する。このようなIPS方式の液晶表示装置に本発明を適用してもよい。
以上説明したように、本発明は、カラーフィルタを用いて色を表示する種々の方式の液晶表示装置、例えばTN(Twisted Nematic )方式の液晶表示装置、VA(Vertically Aligned)方式の液晶表示装置、MVA方式の液晶表示装置、IPS方式の液晶表示装置及びOCB(Optically Compensated Birefringence )方式の液晶表示装置に適用できる。
図31(a),(b)はOCB方式の液晶表示装置における液晶分子の配向状態を示す模式図である。図31(a)はオフ状態のときの液晶分子の配向状態を示し、図31(b)はオン状態のときの液晶分子の配向状態を示している。
OCB方式の液晶表示装置では、一方の基板251の上に画素電極252が形成されており、他方の基板271の上(図31(a),(b)では下側)には対向電極273が形成されている。また、基板251,271の少なくとも一方には光学補償フィルム272が形成されている。そして、画素電極252と対向電極273との間には液晶分子279がベント配向しており、画素電極252と対向電極273との間に印加される電圧により、画素電極252及び対向電極273の近傍の液晶分子279の傾斜角が変化する。
このOCB方式の液晶表示装置は、MVA方式及びTN方式の液晶表示装置と同様に基板面に対し垂直方向に離隔して配置された一対の電極(画素電極及び対向電極)間に液晶を封入した構造であるので、第1の実施形態で説明した液晶表示装置と基本的な構造は同じである。このため、OCB方式の液晶表示装置においても、前述した各実施形態と同様に、本発明を適用することができる。
なお、上述した第1、第3、第5〜第8実施形態においては、いずれも異なる副画素領域に形成された画素電極間を接続する配線をゲートバスラインと同じ層に形成しているが、これに限定するものではない。例えば、ゲートバスラインの上方又は下方に絶縁膜を介してこれらの配線を形成してもよい。
また、上述した第1〜第8実施形態ではカラーフィルタとして赤、緑及び青を使用した液晶表示装置について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、カラーフィルタとしてシアン(C)、マゼンダ(M)及びイエロー(Y)のフィルタを使用した液晶表示装置や、その他の色のカラーフィルタを使用した液晶表示装置に適用することもできる。
更に、上述した各実施形態では、1つの画素領域を構成する3つの副画素領域A1 ,A2 ,A3 の配列をゲートバスラインに沿って一列に配置した。しかし、副画素領域A1 ,A2 ,A3 は、例えばデルタ配置してもよい。
更にまた、上述した各実施形態において、TFTはボトムゲート型を採用しているが、トップゲート型であってもよい。また、TFTの製造工程及びTFTの構造においても、同様に、本実施例なる一例に限定されるものではなく、本発明の手段である分散配置された画素電極とカラーフィルタにより、きめ細やかな表示を得るものであり、容易に適用される構造を含むことをことは言うまでもない。
以上の各実施形態において、第1、第2、第3の画素電極を分散配置し、それに対応してカラーフィルタを分散配置する構造により、従来各カラー画素(赤、緑、青)の寸法に起因した粗い表示をよりなめらかな表示とし、今後、大幅なる市場拡大が見込まれる大型ディスプレイ技術として、非常に重要なものとなる。
以下、本発明の諸態様を付記としてまとめて記載する。
(付記1)一対の基板間に液晶を封入して形成され、ゲートバスライン及びドレインバスラインによって区画される複数の副画素領域を有する液晶表示装置において、
複数の前記副画素領域のそれぞれに形成される能動素子と、
複数の前記副画素領域のうちの第1副画素領域と第2副画素領域と第3副画素領域において、前記第1副画素領域内の一部に配置されるとともに前記第2副画素領域の一部と前記第3副画素領域の一部の少なくとも一方内に配置され、且つ前記第1副画素領域内の前記能動素子に電気的に接続される第1の画素電極と、
前記第2副画素領域内の一部に配置されるとともに前記第1副画素領域の一部と前記第3副画素領域の一部の少なくとも一方内に配置され、且つ前記第2副画素領域内の前記能動素子に電気的に接続される第2の画素電極と、
前記第3副画素領域内の一部に配置されるとともに前記第1副画素領域の一部と前記第2副画素領域の一部の少なくとも一方内に配置され、且つ前記第3副画素領域内の前記能動素子に電気的に接続される第3の画素電極と、
前記第1の画素電極に対応して分散配置される第1色のフィルタと、
前記第2の画素電極に対応して分散配置される第2色のフィルタと、
前記第3の画素電極に対応して分散配置される第3色のフィルタと
を有することを特徴とする液晶表示装置。
(付記2)複数の前記副画素領域により構成される画素領域において、前記第1の画素電極、第2の画素電極、第3の画素電極は順に2回又は3回繰り返して配置されていることを特徴とする付記1に記載の液晶表示装置。
(付記3)前記第1副画素領域内の前記第1の画素電極と、前記第2副画素領域及び前記第3副画素領域の少なくとも一方内の前記第1の画素電極とは、別の層に形成された第1の配線を介して互いに電気的に接続され、
前記第2副画素領域内の前記第2の画素電極と、前記第1副画素領域及び前記第3副画素領域の少なくとも一方内の前記第2の画素電極とは、別の層に形成された第2の配線を介して互いに電気的に接続され、
前記第3副画素領域内の前記第3の画素電極と、前記第1副画素領域及び前記第2副画素領域の少なくとも一方内の前記第3の画素電極とは、別の層に形成された第3の配線を介して電気的に接続されている
ことを特徴とする付記1又は付記2に記載の液晶表示装置。
(付記4)前記第1の配線、前記第2の配線、前記第3の配線は、それぞれ前記ゲートバスラインと同層であって互いに間隔をおいて形成され、且つそれぞれ前記ゲートバスラインと同じ方向に延在していることを特徴とする付記3に記載の液晶表示装置。
(付記5)前記第1の画素電極は分離されて前記第1及び第2副画素領域内のそれぞれに形成され、前記第2の画素電極は分離されて前記第2及び第3副画素領域内のそれぞれに形成され、前記第3の画素電極は分離されて前記第1及び第3副画素領域内のそれぞれに形成されていることを特徴とする付記3に記載の液晶表示装置。
(付記6)前記第1副画素領域、前記第2副画素領域及び前記第3副画素領域内にはそれぞれ前記第1の画素電極、第2の画素電極及び第3の画素電極が分離されて配置されていることを特徴とする付記3に記載の液晶表示装置。
(付記7)前記第1の画素電極、前記第2の画素電極、前記第3の画素電極は、それぞれ長方形の平面形状を有することを特徴とする付記1乃至付記6のいずれかに記載の液晶表示装置。
(付記8)前記第1副画素領域内の前記第1の画素電極と、前記第2副画素領域及び前記第3副画素領域の少なくとも一方内の前記第1の画素電極とは、一体化された第1導電パターンであり、
前記第2副画素領域内の前記第2の画素電極と、前記第1副画素領域及び前記第3副画素領域の少なくとも一方内の前記第2の画素電極とは、一体化された第2導電パターンであり、
前記第3副画素領域内の前記第3の画素電極と、前記第1副画素領域及び前記第2副画素領域の少なくとも一方内の前記第3の画素電極とは、一体化された第3導電パターンである
ことを特徴とする付記1又は付記2に記載の液晶表示装置。
(付記9)前記第1導電パターンは前記第1の副画素領域の一部から前記第2副画素領域の一部に至る形状を有し、前記第2導電パターンは前記第2の副画素領域の一部から前記第3副画素領域の一部に至る形状を有し、前記第3の画素電極は前記第3の副画素領域から前記第1の副画素領域の一部に至る形状を有することを特徴とする付記8に記載の液晶表示装置。
(付記10)前記第1導電パターン、前記第2導電パターン及び前記第3導電パターンは、それぞれ迂回しあって、第1、第2及び第3の副画素領域のそれぞれに配置されていることを特徴とする付記8に記載の液晶表示装置。
(付記11)前記第1色、第2色及び第3色のフィルタは、前記第1、第2及び第3の副画素領域のそれぞれにおいて、長方形の平面形状を有していることを特徴とする付記1乃至付記10のいずれかに記載の液晶表示装置。
(付記12)前記画素領域内で分散配置された前記第1色のフィルタは前記ゲートバスライン、前記ドレインバスラインの少なくとも一方に沿って一体化され、
前記画素領域内で分散配置された前記第2色のフィルタは前記ゲートバスライン、前記ドレインバスラインの少なくとも一方に沿って一体化され、
前記画素領域内で分散配置された前記第3色のフィルタは前記ゲートバスライン、前記ドレインバスラインの少なくとも一方に沿って一体化されている
ことを特徴とする付記1乃至付記10のいずれかに記載の液晶表示装置。
(付記13)前記第1色のフィルタ、前記第2色のフィルタ、前記第3色のフィルタは、赤、緑、青のうち互いに異なる色のフィルタであることを特徴とする付記1乃至付記12のいずれかに記載の液晶表示装置。
(付記14)前記第1副画素領域、第2副画素領域及び第3副画素領域のうち少なくとも1つの領域に、カラーフィルタと対向しない白表示用の第4の画素電極を有することを特徴とする付記1に記載の液晶表示装置。
(付記15)前記一対の基板のうちの少なくとも一方に、マルチドメインを達成するドメイン規制用構造物が設けられていることを特徴とする付記1に記載の液晶表示装置。
(付記16)前記ドメイン規制用構造物が、突起、前記電極のスリット、及び前記基板の窪みのいずれかであることを特徴とする付記15に記載の液晶表示装置。
(付記17)前記液晶のモードが、IPS(In-Plane Switching)、VA(Vertically Aligned)、MVA(Multi-domain Vertical Alignment )及びOCB(Optically Compensated Birefringence )のいずれかであることを特徴とする付記1に記載の液晶表示装置。
図1は、本発明の第1実施形態に係る液晶表示装置のTFT基板上の画素領域を示す平面図である。 図2は、本発明の第1実施形態に係る液晶表示装置のTFT基板の画素領域のバスライン、配線及びTFTの配置を示す平面図である。 図3は、本発明の第1実施形態に係る液晶表示装置の対向電極側に形成されたカラーフィルタを示す平面図である。 図4は、本発明の第1実施形態に係る液晶表示装置の画素領域の断面図(その1)である。 図5は、本発明の第1実施形態に係る液晶表示装置の画素領域の断面図(その2)である。 図6は、本発明の第1実施形態に係る液晶表示装置の画素領域の断面図(その3)である。 図7は、本発明の第1実施形態に係る液晶表示装置の画素領域の断面図(その4)である。 図8は、本発明の第1実施形態に係る液晶表示装置の回路図である。 図9は、本発明の第2実施形態に係る液晶表示装置のTFT基板の画素領域を示す平面図である。 図10は、本発明の第2実施形態に係る液晶表示装置の対向基板側に形成されるカラーフィルタを示す平面図である。 図11は、本発明の第3実施形態に係る液晶表示装置のTFT基板の画素領域を示す平面図である。 図12は、本発明の第3実施形態に係る液晶表示装置のTFT基板の画素領域を示す平面図である。 図13は、本発明の第3実施形態に係る液晶表示装置の画素領域を示す断面図である。 図14は、本発明の第3実施形態に係る液晶表示装置の回路図である。 図15は、本発明の第4実施形態に係る液晶表示装置のTFT基板の画素領域を示す平面図である。 図16は、本発明の第4実施形態に係る液晶表示装置のTFT基板の画素領域を示す平面図である。 図17は、本発明の第4実施形態に係る液晶表示装置の画素領域を示す断面図である。 図18は、本発明の第5実施形態に係る液晶表示装置のTFT基板の画素領域を示す平面図である。 図19は、本発明の第5実施形態の対向基板側に形成されるカラーフィルタ及びブラックマトリクスを示す平面図である。 図20は、図18のVII-VII 線から見た液晶表示装置の断面図である。 図21は、本発明の第5実施形態の液晶表示装置の駆動回路図である。 図22は、本発明の第6実施形態に係る液晶表示装置のTFT基板の画素領域を示す平面図である。 図23は、本発明の第6実施形態に係る液晶表示装置の対向基板側に形成されるカラーフィルタ及びブラックマトリクスを示す平面図である。 図24は、本発明の第7実施形態に係る液晶表示装置の画素領域を示す平面図である。 図25は、本発明の第7実施形態に係る液晶表示装置の模式断面図である。 図26は、本発明の第8実施形態に係る液晶表示装置の画素領域を示す平面図である。 図27は、本発明の第8の実施形態の対向基板側に形成されるカラーフィルタ及びブラックマトリクスを示す平面図である。 図28は、図26のVIII−VIII線の位置における模式断面図である。 図29(a),(b)は、IPS方式の液晶表示装置の動作を示す模式図である。 図30は、画素電極及び対向電極を屈曲した形状にしたIPS方式の液晶表示装置を示す模式図である。 図31(a),(b)はOCB方式の液晶表示装置の液晶分子の配向状態を示す模式図である。
符号の説明
1,101,201…第1の基板、
2,102,202…ゲートバスライン、
3,103g,173g,203g…ゲート電極、
4,104,203…ゲート絶縁膜、
5…活性層、
6,212…チャネル保護絶縁膜、
7,107,107a,207…ドレインバスライン、
8d,108d,178d,208d…ドレイン電極、
8s,108s,178s,208s…ソース電極、
9…コンタクト層、
10,110,110a,180,210…TFT、
11,111,213…保護絶縁膜、
12a〜12f,31a〜31c,33a〜33i,34a〜34c,141R,141G,141B,141W,181R,181G,182B,182R,183G,183B,241R,241G,242B,242R,243G,243B,252…画素電極、
12s…スリット、
13a〜13c,103a〜103d,175a〜175c,204a〜204d…配線、
14,26,114,126,214,224…配向膜、
15,150…走査回路、
16…ホールド回路、
17a〜17f…液晶セル、
18,151…補助容量、
19,119,219…液晶、
20,120,220…第2の基板、
21,36,121,185,221…ブラックマトリクス、
22R,23R,24R,32R,37R,38R,39R,122R,186R,187R,222R…赤フィルタ、
22G,23G,24G,32G,37G,38G,39G,122G,186G,188G,222G…緑フィルタ、
22B,23B,24B,32B,37B,38B,39B,122B,187B,188B,222B…青フィルタ、
25,125,240,273…対向電極、
26…突起、
35a〜35i,109a〜109d,104a〜104k,104m,176〜176f,179a〜179c,209a〜209c,C,C1〜C6…コンタクトホール、
160…データ回路、
204a…対向電極バスライン、
1 ,A2 ,A3 …副画素領域、
B,P…画素領域。

Claims (10)

  1. 一対の基板間に液晶を封入して形成され、ゲートバスライン及びドレインバスラインによって区画されて相互に隣接する第1、第2及び第3副画素領域により構成される画素領域を複数配列させた液晶表示装置において、
    前記第1、第2及び第3副画素領域のそれぞれに形成される能動素子と、
    前記第1副画素領域内の一部に配置されるとともに前記第2副画素領域の一部と前記第3副画素領域の一部の少なくとも一方内に配置され、且つ前記第1副画素領域内の前記能動素子に電気的に接続される第1の画素電極と、
    前記第2副画素領域内の一部に配置されるとともに前記第1副画素領域の一部と前記第3副画素領域の一部の少なくとも一方内に配置され、且つ前記第2副画素領域内の前記能動素子に電気的に接続される第2の画素電極と、
    前記第3副画素領域内の一部に配置されるとともに前記第1副画素領域の一部と前記第2副画素領域の一部の少なくとも一方内に配置され、且つ前記第3副画素領域内の前記能動素子に電気的に接続される第3の画素電極と、
    前記第1の画素電極に対応して分散配置される第1色のフィルタと、
    前記第2の画素電極に対応して分散配置される第2色のフィルタと、
    前記第3の画素電極に対応して分散配置される第3色のフィルタと
    を有し、
    前記第1副画素領域に配置された前記第1の画素電極と他の副画素領域に配置された前記第1の画素電極との間に前記第2及び第3の画素電極の少なくとも一方が配置され、
    前記第2副画素領域に配置された前記第2の画素電極と他の副画素領域に配置された前記第2の画素電極との間に前記第1及び第3の画素電極の少なくとも一方が配置され、
    前記第3副画素領域に配置された前記第3の画素電極と他の副画素領域に配置された前記第3の画素電極との間に前記第1及び第2の画素電極の少なくとも一方が配置されている
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 複数の前記副画素領域により構成される画素領域において、前記第1の画素電極、第2の画素電極、第3の画素電極は順に2回又は3回繰り返して配置されていることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記第1副画素領域内の前記第1の画素電極と、前記第2副画素領域及び前記第3副画素領域の少なくとも一方内の前記第1の画素電極とは、別の層に形成された第1の配線を介して互いに電気的に接続され、
    前記第2副画素領域内の前記第2の画素電極と、前記第1副画素領域及び前記第3副画素領域の少なくとも一方内の前記第2の画素電極とは、別の層に形成された第2の配線を介して互いに電気的に接続され、
    前記第3副画素領域内の前記第3の画素電極と、前記第1副画素領域及び前記第2副画素領域の少なくとも一方内の前記第3の画素電極とは、別の層に形成された第3の配線を介して互いに電気的に接続されている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液晶表示装置。
  4. 前記第1の画素電極、前記第2の画素電極、前記第3の画素電極は、それぞれ長方形の平面形状を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の液晶表示装置。
  5. 前記第1副画素領域内の前記第1の画素電極と、前記第2副画素領域及び前記第3副画素領域の少なくとも一方内の前記第1の画素電極とは、一体化された第1導電パターンであり、
    前記第2副画素領域内の前記第2の画素電極と、前記第1副画素領域及び前記第3副画素領域の少なくとも一方内の前記第2の画素電極とは、一体化された第2導電パターンであり、
    前記第3副画素領域内の前記第3の画素電極と、前記第1副画素領域及び前記第2副画素領域の少なくとも一方内の前記第3の画素電極とは、一体化された第3導電パターンである
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液晶表示装置。
  6. 前記第1色、第2色及び第3色のフィルタは、前記第1、第2及び第3の副画素領域のそれぞれにおいて、長方形の平面形状を有していることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の液晶表示装置。
  7. 前記画素領域内で分散配置された前記第1色のフィルタは前記ゲートバスライン、前記ドレインバスラインの少なくとも一方に沿って一体化され、
    前記画素領域内で分散配置された前記第2色のフィルタは前記ゲートバスライン、前記ドレインバスラインの少なくとも一方に沿って一体化され、
    前記画素領域内で分散配置された前記第3色のフィルタは前記ゲートバスライン、前記ドレインバスラインの少なくとも一方に沿って一体化されている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の液晶表示装置。
  8. 前記第1色のフィルタ、前記第2色のフィルタ、前記第3色のフィルタは、赤、緑、青のうち互いに異なる色のフィルタであることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の液晶表示装置。
  9. 前記第1副画素領域、第2副画素領域及び第3副画素領域のうち少なくとも1つの領域に、カラーフィルタと対向しない白表示用の第4の画素電極を有することを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  10. 前記液晶のモードが、IPS(In-Plane Switching)、VA(Vertically Aligned)、MVA(Multi-domain Vertical Alignment)及びOCB(Optically Compensated Birefringence)のいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
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