JP4436088B2 - N−ヘテロアリールニコチン酸アミド化合物を含有する有害生物防除組成物 - Google Patents

N−ヘテロアリールニコチン酸アミド化合物を含有する有害生物防除組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP4436088B2
JP4436088B2 JP2003286711A JP2003286711A JP4436088B2 JP 4436088 B2 JP4436088 B2 JP 4436088B2 JP 2003286711 A JP2003286711 A JP 2003286711A JP 2003286711 A JP2003286711 A JP 2003286711A JP 4436088 B2 JP4436088 B2 JP 4436088B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
substituent
substituted
atom
trifluoromethyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003286711A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005053843A (ja
Inventor
進二 横井
崇 大林
一行 佐藤
潤子 永井
秋義 川岸
茂 三尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Chemicals Agro Inc
Original Assignee
Mitsui Chemicals Agro Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Chemicals Agro Inc filed Critical Mitsui Chemicals Agro Inc
Priority to JP2003286711A priority Critical patent/JP4436088B2/ja
Publication of JP2005053843A publication Critical patent/JP2005053843A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4436088B2 publication Critical patent/JP4436088B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)

Description

本発明は優れた効果を示す新規な有害生物防除組成物に関するものである。
本発明の一般式(I)で表されるN−ヘテロアリールニコチン酸アミド化合物は特許文献1記載の公知化合物であり、アブラムシ等の有害昆虫に優れた活性を有することが記載されている。また、本発明における第2の有効成分化合物である殺虫活性、殺ダニ活性又は殺線虫活性を有する化合物は、それぞれ非特許文献1等に記載の文献公知化合物である。
国際公開03/044013号パンフレット ペスティサイドマニュアル(The PesticideManual Twelfth Edition 2000)
本発明の一般式(I)で表されるニコチン酸アミド化合物及び殺虫活性、殺ダニ活性又は殺線虫活性を有する化合物、それぞれ各々単独では防除不可能又は困難な有害生物が存在する。従って、このような有害生物を効率的に防除するための剤の確立が強く要請されている。
本発明者は上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、一般式(I)で表されるN−ヘテロアリールニコチン酸アミド化合物から選択される1種又は2種以上の化合物と殺虫活性、殺ダニ活性又は殺線虫活性を有する化合物から選択される1種又は2種以上の化合物とを併用することにより、より多くの種類の有害生物を効率的に防除することができることを見出し、本発明を完成させたものである。
即ち、本発明は、一般式(I)
Figure 0004436088
[式中、Rは、ハロゲン原子により置換されてよいC1〜C6アルキル基を示し、
1は、水素原子、置換されてよいC1〜C6アルキル基、C2〜C6アルケニル基又はアシル基を示し、
Xは、式C−R2で表される基又は窒素原子を示し、
2及びR3は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、下記置換基群Aから選ばれた置換基により置換されてよいC1〜C6アルキル基、C3〜C7シクロアルキル基、C2〜C6アルケニル基、C3〜C7シクロアルケニル基、ホルミル基、式CH=NOR4(式中、R4は、水素原子又はC1〜C6アルキル基である。)で表される基、シアノ基、下記置換基群Bから選ばれた置換基により置換されてよいフェニル基、下記置換基群Bから選ばれた置換基により置換されてよい5又は6員複素環基(当該複素環は、窒素原子、酸素原子及び硫黄原子からなる群から選ばれる同一又は異なった1〜3個の複素原子を含有する。但し、酸素原子及び硫黄原子の個数は0又は1個である。)、下記置換基群Aから選ばれた置換基により置換されてよいC1〜C6アルコキシ基、C1〜C6アルキルチオ基又は下記置換基群Bから選ばれた置換基により置換されてよいフェノキシ基を示し、
置換基群Aは、ハロゲン原子、C1〜C6アルコキシ基、C1〜C6アルキルチオ基、シアノ基及びフェニル基からなる群であり、
置換基群Bは、ハロゲン原子、上記置換基群Aから選ばれた置換基により置換されてよいC1〜C6アルキル基、上記置換基群Aから選ばれた置換基により置換されてよいC1〜C6アルコキシ基、シアノ基及びニトロ基からなる群である。]
で表されるN−ヘテロアリールニコチン酸アミド化合物から選択される1種又は2種以上の化合物と殺虫活性、殺ダニ活性又は殺線虫活性を有する化合物から選択される1種又は2種以上の化合物とを有効成分として含有することを特徴とする有害生物防除組成物に関するものである。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明において、「C1〜C6アルキル基」は、炭素数が1乃至6個である直鎖又は分岐鎖アルキル基であり、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec-ブチル、tert-ブチル、ペンチル、2−メチルブチル、1−メチルペンチル、ネオペンチル、1−エチルプロピル、ヘキシル、1−メチルペンチル、3,3−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル又は1,1−ジメチルブチル基であり得、好適には、炭素数が1乃至4個である直鎖又は分岐鎖アルキル基(C1〜C4アルキル基)であり、より好適には、炭素数が1又は2個であるアルキル基(C1〜C2アルキル基)であり、更により好適には、メチル基である。
本発明において、「ハロゲン原子」は、例えば、フッ素原子、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子であり、好適には、フッ素原子、塩素原子又は臭素原子であり、R2において、より好適には、塩素原子又は臭素原子であり、その他の置換基においては、より好適には、フッ素原子又は塩素原子であり、R3においては、更により好適には、塩素原子であり、その他の置換基においては、フッ素原子である。
本発明において、「ハロゲン原子により置換されてよいC1〜C6アルキル基」は、1〜5個の同一又は異なった前記「ハロゲン原子」により置換されてよい前記「C1〜C6アルキル基」であり、好適には、1〜3個のフッ素原子により置換されてよいメチル基であり、より好適には、トリフルオロメチル基である。
本発明において、「C1〜C6アルコキシ基」は、炭素数が1乃至6個である直鎖又は分岐鎖アルコキシ基であり、例えば、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、tert-ブトキシ又はヘキシルオキシ基であり得、好適には、炭素数が1乃至4個である直鎖又は分岐鎖アルコキシ基(C1〜C4アルコキシ基)であり、より好適には、炭素数が1乃至3個である直鎖又は分岐鎖アルコキシ基(C1〜C3アルコキシ基)であり、更により好適には、炭素数が1又は2個である直鎖アルコキシ基(C1〜C2アルコキシ基)であり、特に好適には、メトキシ基である。
本発明において、「C1〜C6アルキルチオ基」は、炭素数が1乃至6個である直鎖又は分岐鎖アルキルチオ基であり、例えば、メチルチオ、エチルチオ、イソプロピルチオ、tert-ブチルチオ又はヘキシルチオ基であり得、好適には、炭素数が1乃至4個である直鎖又は分岐鎖アルキルチオ基(C1〜C4アルキルチオ基)であり、更により好適には、炭素数が1乃至3個である直鎖又は分岐鎖アルキルチオ基(C1〜C3アルキルチオ基)であり、より好適には、炭素数が1又は2個である直鎖アルキルチオ基(C1〜C2アルキルチオ基)であり、更により好適には、メチルチオ基である。
本発明において、「置換基群Aから選ばれた置換基により置換されてよいC1〜C6アルキル基」は、前記「ハロゲン原子」、前記「C1〜C6アルコキシ基」、前記「C1〜C6アルキルチオ基」、シアノ基及びフェニル基からなる群から選ばれる同一又は異なった1〜5個の置換基により置換されてよい前記「C1〜C6アルキル基」であり、前記「C1〜C6アルキル基」の他に、例えば、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、クロロメチル、ブロモメチル、ヨードメチル、メトキシメチル、メトキシエチル、メトキシプロピル、メトキシブチル、メトキシペンチル、メトキシヘキシル、エトキシメチル、エトキシエチル、エトキシプロピル、イソプロポキシメチル、イソプロポキシエチル、tert-ブトキシメチル、tert-ブトキシエチル、ヘキシルオキシヘキシル、メチルチオメチル、メチルチオエチル、メチルチオプロピル、メチルチオブチル、メチルチオペンチル、メチルチオヘキシル、エチルチオメチル、エチルチオエチル、エチルチオプロピル、イソプロピルチオメチル、イソプロピルチオエチル、tert-ブチルチオメチル、シアノメチル、2−シアノエチル、3−シアノプロピル、4−シアノブチル、5−シアノペンチル、6−シアノヘキシル、1−シアノエチル、1−シアノプロピル、1−シアノイソプロピル又はベンジルであり得、R1において、好適には、前記「C1〜C4アルコキシ基」、「C1〜C4アルキルチオ基」又はシアノ基により置換されてよい前記「C1〜C4アルキル基」であり、より好適には、前記「C1〜C2アルコキシ基」、前記「C1〜C2アルキルチオ基」又はシアノ基により置換されてよい前記「C1〜C2アルキル基」であり、更により好適には、メチル基、メトキシメチル基、エトキシメチル基又はシアノメチル基であり、R2及びR3において、好適には、前記「C1〜C4アルコキシ基」により置換されてよい前記「C1〜C4アルキル基」であり、より好適には、前記「C1〜C3アルコキシ基」により置換されてよい前記「C1〜C3アルキル基」であり、更により好適には、前記「C1〜C2アルコキシ基」により置換されてよい前記「C1〜C2アルキル基」であり、特に好適には、メチル基又はメトキシメチル基であり、最も好適には、メチル基であり、その他の置換基において、好適には、フッ素原子及び塩素原子からなる群から選ばれる同一又は異なった1〜3個の置換基により置換されてよい前記「C1〜C4アルキル基」であり、より好適には、1〜3個のフッ素原子により置換されてよい前記「C1〜C2アルキル基」であり、更により好適には、メチル基又はトリフルオロメチル基である。
本発明において、「C2〜C6アルケニル基」は、炭素数が2乃至6個である直鎖又は分枝鎖アルケニル基であり、例えば、ビニル、2−プロペニル、1−メチル−2−プロペニル、2−メチル−2−プロペニル、1‐ブテニル、2−ブテニル、3−メチル−2−ブテニル、1−メチル−2−ブテニル、3−ブテニル、1−ペンテニル、2−ペンテニル、1−ヘキセニル又は5−ヘキセニル基であり得、好適には、炭素数が2乃至4個である直鎖又は分枝鎖アルケニル基(C2〜C4アルケニル基)であり、より好適には、炭素数が3又は4個である直鎖又は分枝鎖アルケニル基(C3〜C4アルケニル基)であり、更により好適には、2−プロペニル基である。
本発明において、「アシル基」は、置換されてよいアルキルカルボニル基(当該置換基は、例えば、ハロゲン原子又は低級アルコキシ基である。)、不飽和アルキルカルボニル基等の脂肪族アシル基、置換されてよいアリールカルボニル基(当該置換基は、例えば、ハロゲン原子、低級アルキル基、低級アルコキシ基、ニトロ基、低級アルコキシカルボニル基又はアリール基である。)、置換されてよい低級アルコキシカルボニル基(当該置換基は、例えば、ハロゲン原子又はトリ低級アルキルシリル基である。)、アルケニルオキシカルボニル基、置換されてよいアラルキルオキシカルボニル基(当該置換基は、例えば、低級アルコキシ又はニトロ基である。)を挙げることができ、好適には、脂肪族アシル基であり、より好適には、C2〜C5アルキルカルボニル基であり、更により好適には、アセチル基である。
本発明において、「C3〜C7シクロアルキル基」は、炭素数が3乃至7個の環状アルキル基であり、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル又はシクロヘプチル基であり、好適には、炭素数が3乃至6個の環状アルキル基(C3〜C6シクロアルキル基)であり、より好適には、炭素数が3乃至5個の環状アルキル基(C3〜C5シクロアルキル基)であり、更により好適には、シクロプロピル基である。
本発明において、「C3〜C7シクロアルケニル基」は、炭素数が3乃至7個の環状アルケニル基であり、例えば、シクロプロペニル、シクロブテニル又はシクロヘキセニルであり得、好適には、炭素数が3乃至6個の環状アルケニル基(C3〜C6シクロアルケニル基)であり、より好適には、シクロヘキセニル基である。
本発明において、「置換基群Aから選ばれた置換基により置換されてよいC1〜C6アルコキシ基」は、前記「ハロゲン原子」、前記「C1〜C6アルコキシ基」、前記「C1〜C6アルキルチオ基」、シアノ基及びフェニル基からなる群から選ばれる同一又は異なった1〜5個の置換基により置換されてよい前記「C1〜C6アルコキシ基」であり、前記「C1〜C6アルコキシ基」の他に、例えば、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、ペンタフルオロエトキシ、クロロメトキシ、ブロモメトキシ、ヨードメトキシ、メトキシメトキシ、メトキシエトキシ、メトキシプロポキシ、メトキシブトキシ、メトキシペントキシ、メトキシヘキシルオキシ、エトキシメトキシ、エトキシエトキシ、エトキシプロポキシ、イソプロポキシメトキシ、イソプロポキシエトキシ、tert-ブトキシメトキシ、tert-ブトキシエトキシ、ヘキシルオキシヘキシルオキシ、メチルチオメトキシ、メチルチオエトキシ、メチルチオプロポキシ、メチルチオブトキシ、メチルチオペントキシ、メチルチオヘキシルオキシ、エチルチオメトキシ、エチルチオエトキシ、エチルチオプロポキシ、イソプロピルチオメトキシ、イソプロピルチオエトキシ、tert-ブチルチオメトキシ、シアノメトキシ、2−シアノエトキシ、3−シアノプロポキシ、4−シアノブトキシ、5−シアノペントキシ、6−シアノヘキシルオキシ、1−シアノエトキシ、1−シアノプロポキシ、1−シアノイソプロピルオキシ又はベンジルオキシであり得、好適には、フッ素原子及び塩素原子からなる群から選ばれる同一又は異なった1〜3個の置換基により置換されてよい前記「C1〜C4アルコキシ基」であり、より好適には、1〜3個のフッ素原子により置換されてよい前記「C1〜C2アルコキシ基」であり、更により好適には、メトキシ基又はトリフルオロメトキシ基である。
本発明において、「置換基群Bから選ばれた置換基により置換されてよいフェニル基」は、前記「ハロゲン原子」、前記「置換基群Aから選ばれた置換基により置換されてよいC1〜C6アルキル基」、前記「置換基群Aから選ばれた置換基により置換されてよいC1〜C6アルコキシ基」、シアノ基及びニトロ基からなる群から選ばれる同一又は異なった1〜5個の置換基により置換されてよいフェニル基であり、R2において、好適には、フッ素原子、塩素原子、置換されてよい前記「C1〜C4アルキル基」(当該置換基は、フッ素原子又は塩素原子である。)、置換されてよい前記「C1〜C4アルコキシ基」(当該置換基は、フッ素原子又は塩素原子である。)、シアノ基及びニトロ基からなる群から選ばれる同一又は異なった1〜3個の置換基により置換されてよいフェニル基であり、より好適には、フッ素原子、塩素原子、置換されてよい前記「C1〜C3アルキル基」(当該置換基は、フッ素原子である。)、置換されてよい前記「C1〜C2アルコキシ基」(当該置換基は、フッ素原子である。)、シアノ基及びニトロ基からなる群から選ばれる同一又は異なった1〜3個の置換基により置換されてよいフェニル基であり、更により好適には、フェニル基であり、その他の置換基において、好適には、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、置換されてよい前記「C1〜C4アルキル基」(当該置換基は、フッ素原子又は塩素原子である。)、前記「C1〜C4アルコキシ基」、シアノ基及びニトロ基からなる群から選ばれる同一又は異なった1〜3個の置換基により置換されてよいフェニル基であり、より好適には、フッ素原子、塩素原子、置換されてよい前記「C1〜C2アルキル基」(当該置換基は、フッ素原子である。)、前記「C1〜C2アルコキシ基」、シアノ基及びニトロ基からなる群から選ばれる同一又は異なった1〜3個の置換基により置換されてよいフェニル基であり、更により好適には、フェニル基である。
本発明において、「5又は6員複素環基(当該複素環は、窒素原子、酸素原子及び硫黄原子からなる群から選ばれる同一又は異なった1〜3個の複素原子を含有する。但し、酸素原子及び硫黄原子の個数は0又は1個である。)」は、例えば、ピリジル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピラジニル、トリアジニルピロール、フリル、チエニル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、トリアゾリル、オキサジアゾリル又はチアジアゾリルであり得、好適には、環中の複素原子が1〜3個の窒素原子である5又は6員複素環基であり、より好適には、ピリジル基又はピラゾリル基である。
本発明において、「置換基群Bから選ばれた置換基により置換されてよい5又は6員複素環基(当該複素環は、窒素原子、酸素原子及び硫黄原子からなる群から選ばれる同一又は異なった1〜3個の複素原子を含有する。但し、酸素原子及び硫黄原子の個数は0又は1個である。)」は、前記「ハロゲン原子」、前記「置換基群Aから選ばれた置換基により置換されてよいC1〜C6アルキル基」、前記「置換基群Aから選ばれた置換基により置換されてよいC1〜C6アルコキシ基」、シアノ基又はニトロ基からなる群から選ばれる同一又は異なった1〜4個の置換基により置換されてよい前記「5又は6員複素環基(当該複素環は、窒素原子、酸素原子及び硫黄原子からなる群から選ばれる同一又は異なった1〜3個の複素原子を含有する。但し、酸素原子及び硫黄原子の個数は0又は1個である。)」であり、好適には、フッ素原子、塩素原子、置換されてよい前記「C1〜C4アルキル基」(当該置換基は、フッ素原子又は塩素原子である。)、置換されてよい前記「C1〜C4アルコキシ基」(当該置換基は、フッ素原子又は塩素原子である。)、シアノ基及びニトロ基からなる群から選ばれる同一又は異なった1〜3個の置換基により置換されてよい前記「5又は6員複素環基(当該複素環は、1〜3個の窒素原子を含有する。)」であり、より好適には、フッ素原子、塩素原子及びC1〜C3アルキル基からなる群から選ばれる同一又は異なった1〜2個の置換基により置換されてよい、ピリジル基又はピラゾリル基であり、更により好適には、ピリジル基又はピラゾリル基である。
本発明において、「置換基群Bから選ばれた置換基により置換されてよいフェノキシ基」は、前記「ハロゲン原子」、前記「置換基群Aから選ばれた置換基により置換されてよいC1〜C6アルキル基」、前記「置換基群Aから選ばれた置換基により置換されてよいC1〜C6アルコキシ基」、シアノ基及びニトロ基からなる群から選ばれる同一又は異なった1〜5個の置換基により置換されてよいフェノキシ基であり、好適には、フッ素原子、塩素原子、置換されてよい前記「C1〜C4アルキル基」(当該置換基は、フッ素原子又は塩素原子である。)、置換されてよい前記「C1〜C4アルコキシ基」(当該置換基は、フッ素原子又は塩素原子である。)、シアノ基及びニトロ基からなる群から選ばれる同一又は異なった1〜3個の置換基により置換されてよいフェノキシ基であり、より好適には、フッ素原子、塩素原子、置換されてよい前記「C1〜C3アルキル基」(当該置換基は、フッ素原子である。)、置換されてよい前記「C1〜C2アルコキシ基」(当該置換基は、フッ素原子である。)、シアノ基及びニトロ基からなる群から選ばれる同一又は異なった1〜3個の置換基により置換されてよいフェノキシ基であり、更により好適には、フェノキシ基である。
(1) 本発明において、Rは、好適には、トリフルオロメチル基である。
(2) 本発明において、R1は、好適には、水素原子、置換されてよいC1〜C4アルキル基(当該置換基は、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキルチオ又はシアノ基である。)、C3〜C4アルケニル基又はC2〜C5アルキルカルボニル基であり、より好適には、水素原子又は置換されてよいC1〜C2アルキル基(当該置換基は、C1〜C2アルコキシ、C1〜C2アルキルチオ又はシアノ基である。)であり、更により好適には、水素原子、メチル基、メトキシメチル基、エトキシメチル基又はシアノメチル基であり、特に好適には、水素原子である。
(3) 本発明において、Xは、好適には、式C−R2で表される基である。
(4) 本発明において、R2は、好適には、水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、置換されてよいC1〜C4アルキル基(当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、C1〜C4アルコキシ基及びフェニル基からなる群から選ばれる置換基である。)、C3〜C6シクロアルキル基、C2〜C4アルケニル基、C3〜C6シクロアルケニル基、置換されてよいフェニル基{当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、置換されてよいC1〜C4アルキル基(当該置換基は、フッ素原子又は塩素原子である。)、置換されてよいC1〜C4アルコキシ基(当該置換基は、フッ素原子又は塩素原子である。)、シアノ基及びニトロ基からなる群から選ばれる置換基である。}、置換されてよい5又は6員複素環基{当該複素環は、1〜3個の窒素原子を含有する。当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、置換されてよいC1〜C4アルキル基(当該置換基は、フッ素原子又は塩素原子である。)、置換されてよいC1〜C4アルコキシ基(当該置換基は、フッ素原子又は塩素原子である。)、シアノ基及びニトロ基からなる群から選ばれる置換基である。}、置換されてよいC1〜C4アルコキシ基(当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、C1〜C4アルコキシ基及びフェニル基からなる群から選ばれる置換基である。)、C1〜C4アルキルチオ基又は置換されてよいフェノキシ基{当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、置換されてよいC1〜C4アルキル基(当該置換基は、フッ素原子又は塩素原子である。)、置換されてよいC1〜C4アルコキシ基(当該置換基は、フッ素原子又は塩素原子である。)、シアノ基及びニトロ基からなる群から選ばれる置換基である。}であり、より好適には、水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、置換されてよいC1〜C3アルキル基(当該置換基は、C1〜C3アルコキシ基である。)、C3〜C5シクロアルキル基、C3〜C4アルケニル基、置換されてよいフェニル基(当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、フッ素原子により置換されてよいC1〜C3アルキル基、フッ素原子により置換されてよいC1〜C3アルコキシ基、シアノ基及びニトロ基からなる群から選ばれる置換基である。)、置換されてよいピリジル基(当該置換基は、フッ素原子、塩素原子及びC1〜C3アルキル基からなる群から選ばれる置換基である。)、置換されてよいピラゾリル基(当該置換基は、フッ素原子、塩素原子及びC1〜C3アルキル基からなる群から選ばれる置換基である。)、フッ素原子により置換されてよいC1〜C3アルコキシ基、C1〜C3アルキルチオ基又は置換されてよいフェノキシ基(当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、フッ素原子により置換されてよいC1〜C3アルキル基、フッ素原子により置換されてよいC1〜C3アルコキシ基、シアノ基及びニトロ基からなる群から選ばれる置換基である。)であり、更により好適には、水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、C1〜C3アルキル基、シクロプロピル基、アリル基、フェニル基、ピリジル基、ピラゾリル基、C1〜C2アルコキシ基、C1〜C2アルキルチオ基又はフェノキシ基であり、特に好適には、水素原子、塩素原子、臭素原子、メチル基、エチル基又はメトキシ基である。
(5) 本発明において、R3は、好適には、水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、置換されてよいC1〜C4アルキル基(当該置換基は、C1〜C4アルコキシ基である。)、C3〜C6シクロアルキル基、ホルミル基、式CH=NOR4a(式中、R4aは、水素原子又はC1〜C4アルキル基である。)で表される基、シアノ基又は置換されてよいフェニル基{当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、置換されてよいC1〜C4アルキル基(当該置換基は、フッ素原子又は塩素原子である。)、C1〜C4アルコキシ基、シアノ基及びニトロ基からなる群から選ばれる同一又は異なった1〜3個の置換基である。}であり、より好適には、水素原子、フッ素原子、塩素原子、置換されてよいC1〜C2アルキル基(当該置換基は、C1〜C2アルコキシ基である。)、C3〜C5シクロアルキル基又は置換されてよいフェニル基{当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、置換されてよいC1〜C2アルキル基(当該置換基は、フッ素原子である。)、C1〜C2アルコキシ基、シアノ基及びニトロ基からなる群から選ばれる同一又は異なった1〜3個の置換基である。}であり、更により好適には、水素原子、塩素原子、メチル基、メトキシメチル基、シクロプロピル基又はフェニル基であり、特に好適には、水素原子又はメチル基である。
一般式(I)で表されるN−ヘテロアリールニコチン酸アミド化合物は、好適には、
(a1) Rが、トリフルオロメチル基であり、
(a2) R1が、水素原子、置換されてよいC1〜C4アルキル基(当該置換基は、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキルチオ又はシアノ基である。)、C3〜C4アルケニル基又はC2〜C5アルキルカルボニル基であり、
(a3) Xが、式C−R2で表される基であり、
(a4) R2が、水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、置換されてよいC1〜C4アルキル基(当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、C1〜C4アルコキシ基及びフェニル基からなる群から選ばれる置換基である。)、C3〜C6シクロアルキル基、C2〜C4アルケニル基、C3〜C6シクロアルケニル基、置換されてよいフェニル基{当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、置換されてよいC1〜C4アルキル基(当該置換基は、フッ素原子又は塩素原子である。)、置換されてよいC1〜C4アルコキシ基(当該置換基は、フッ素原子又は塩素原子である。)、シアノ基及びニトロ基からなる群から選ばれる置換基である。}、置換されてよい5又は6員複素環基{当該複素環は、1〜3個の窒素原子を含有する。当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、置換されてよいC1〜C4アルキル基(当該置換基は、フッ素原子又は塩素原子である。)、置換されてよいC1〜C4アルコキシ基(当該置換基は、フッ素原子又は塩素原子である。)、シアノ基及びニトロ基からなる群から選ばれる置換基である。}、置換されてよいC1〜C4アルコキシ基(当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、C1〜C4アルコキシ基及びフェニル基からなる群から選ばれる置換基である。)、C1〜C4アルキルチオ基又は置換されてよいフェノキシ基{当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、置換されてよいC1〜C4アルキル基(当該置換基は、フッ素原子又は塩素原子である。)、置換されてよいC1〜C4アルコキシ基(当該置換基は、フッ素原子又は塩素原子である。)、シアノ基及びニトロ基からなる群から選ばれる置換基である。}であり、
(a5) R3が、水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、置換されてよいC1〜C4アルキル基(当該置換基は、C1〜C4アルコキシ基である。)、C3〜C6シクロアルキル基、ホルミル基、式CH=NOR4a(式中、R4aは、水素原子又はC1〜C4アルキル基である。)で表される基、シアノ基又は置換されてよいフェニル基{当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、置換されてよいC1〜C4アルキル基(当該置換基は、フッ素原子又は塩素原子である。)、C1〜C4アルコキシ基、シアノ基及びニトロ基からなる群から選ばれる同一又は異なった1〜3個の置換基である。}である化合物であり、
より好適には、
(b1) Rが、トリフルオロメチル基であり、
(b2) R1が、水素原子又は置換されてよいC1〜C2アルキル基(当該置換基は、C1〜C2アルコキシ、C1〜C2アルキルチオ又はシアノ基である。)であり、
(b3) Xが、式C−R2で表される基であり、
(b4) R2が、水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、置換されてよいC1〜C3アルキル基(当該置換基は、C1〜C3アルコキシ基である。)、C3〜C5シクロアルキル基、C3〜C4アルケニル基、置換されてよいフェニル基(当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、フッ素原子により置換されてよいC1〜C3アルキル基、フッ素原子により置換されてよいC1〜C3アルコキシ基、シアノ基及びニトロ基からなる群から選ばれる置換基である。)、置換されてよいピリジル基(当該置換基は、フッ素原子、塩素原子及びC1〜C3アルキル基からなる群から選ばれる置換基である。)、置換されてよいピラゾリル基(当該置換基は、フッ素原子、塩素原子及びC1〜C3アルキル基からなる群から選ばれる置換基である。)、フッ素原子により置換されてよいC1〜C3アルコキシ基、C1〜C3アルキルチオ基又は置換されてよいフェノキシ基(当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、フッ素原子により置換されてよいC1〜C3アルキル基、フッ素原子により置換されてよいC1〜C3アルコキシ基、シアノ基及びニトロ基からなる群から選ばれる置換基である。)であり、
(b5) R3が、水素原子、フッ素原子、塩素原子、置換されてよいC1〜C2アルキル基(当該置換基は、C1〜C2アルコキシ基である。)、C3〜C5シクロアルキル基又は置換されてよいフェニル基{当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、置換されてよいC1〜C2アルキル基(当該置換基は、フッ素原子である。)、C1〜C2アルコキシ基、シアノ基及びニトロ基からなる群から選ばれる同一又は異なった1〜3個の置換基である。}である化合物であり、
更により好適には、
(c1) Rが、トリフルオロメチル基であり、
(c2) R1が、水素原子、メチル基、メトキシメチル基、エトキシメチル基又はシアノメチル基であり、
(c3) Xが、式C−R2で表される基であり、
(c4) R2が、水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、C1〜C3アルキル基、シクロプロピル基、アリル基、フェニル基、ピリジル基、ピラゾリル基、C1〜C2アルコキシ基、C1〜C2アルキルチオ基又はフェノキシ基であり
(c5) R3が、水素原子、塩素原子、メチル基、メトキシメチル基、シクロプロピル基又はフェニル基である化合物であり、
特に好適には、
(d1) Rが、トリフルオロメチル基であり、
(d2) R1が、水素原子であり、
(d3) Xが、式C−R2で表される基であり、
(d4) R2が、水素原子、塩素原子、臭素原子、メチル基、エチル基又はメトキシ基であり、
(d5) R3は、水素原子又はメチル基である化合物であり、
最も好適には、
(e) N−(5−イソオキサゾリル)−4−(トリフルオロメチル)ニコチンアミド、
N−(3−メチル−5−イソオキサゾリル)−4−(トリフルオロメチル)ニコチンアミド、
N−(4−クロロ−5−イソオキサゾリル)−4−(トリフルオロメチル)ニコチンアミド、
N−(4−ブロモ−5−イソオキサゾリル)−4−(トリフルオロメチル)ニコチンアミド、
N−(4−メチル−5−イソオキサゾリル)−4−(トリフルオロメチル)ニコチンアミド、
N−(4−エチル−5−イソオキサゾリル)−4−(トリフルオロメチル)ニコチンアミド又は
N−(4−メトキシ−5−イソオキサゾリル)−4−(トリフルオロメチル)ニコチンアミドである。
本発明のN−ヘテロアリールニコチン酸アミド化合物は、酸性物質又は塩基性物質とともに塩を形成してもよく、例えば、分子中に解離性のプロトンがある場合には、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩又はアンモニウム塩にすることができ、又、酸性物質との塩としては、例えば、硫酸塩、塩酸塩、硝酸塩、リン酸塩のような塩にすることができる。それらの塩は、有害生物防除剤として使用できるかぎり、本発明に包含される。
本発明において、「アルカリ金属塩」は、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩又はリチウム塩であり得、好適には、ナトリウム塩又はカリウム塩である。
本発明において、「アルカリ土類金属塩」は、例えば、カルシウム塩又はマグネシウム塩であり得、好適には、カルシウム塩である。
本発明のN−ヘテロアリールニコチン酸アミド化合物の溶媒和物(好適には、水和物である。)も、本発明に包含される。
本発明のN−ヘテロアリールニコチン酸アミド化合物中には、不斉炭素を有する化合物もあり、その場合には、本発明は、一種の光学活性体及び数種の光学活性体の任意の割合の混合物を包含する。
本発明の代表的化合物を下記表1及び2(一般式(I−1)で表される)、並びに表3(一般式(I−2)で表される)に例示するが、本発明はこれらの化合物に限定されるものではなく、特許文献1(国際公開03/044013号パンフレット)に開示されている化合物を例示することが出来る。

以下の表において、「Me」はメチル基を、「Et」はエチル基を、「Pr」はプロピル基を、「iPr」はイソプロピル基を、「cPr」はシクロプロピル基を、「Bu」はブチル基を、「Pent」はペンチル基を、「Hex」はヘキシル基を、「Ph」はフェニル基を、「4-CF3-Ph」は4−トリフルオロメチルフェニル基を、「CHO」はホルミル基を、「Ac」はアセチル基を、「4-CF3-Py-3-yl」4−トリフルオロメチル−3−ピリジル基を、「iBu」はイソブチル基を、「cBu」はシクロブチル基を、「cPent」はシクロペンチル基を、「cHex-1-en-1-yl」は、1−シクロヘキセニル基を、「1-Pyza」は1−ピラゾリル基を、それぞれ示す。
Figure 0004436088
Figure 0004436088
Figure 0004436088
Figure 0004436088
Figure 0004436088
本発明のN−ヘテロアリールニコチン酸アミド化合物は、特許文献1(国際公開03/044013号パンフレット)に記載された方法によって製造することができる。
本発明の有害生物防除組成物が含有する殺虫活性、殺ダニ活性又は殺線虫活性を有する化合物としては有機燐系化合物、カーバメート系化合物、ピレスロイド系化合物、クロロニコチニル系化合物、ベンゾイルウレア系化合物、マクロライド系化合物などの殺虫剤が挙げられ、例えば以下に一般名で示す化合物を例示することができるが、本発明はこれらに限定されるものではない。フェニトロチオン(fenitrothion)、マラチオン(malathion)、ダイアジノン(diazinon)、イソキサチオン(isoxathion)、クロルピリホス(chlorpyriphos)、ピリミホスメチル(pirimiphos-methyl)、ホスチアゼート(fosthiazate)、カズサホス(cadusafos)、エトプロホス(ethoprophos)、アセフェート(acephate)、カルバリル(carbaryl)、メソミル(methomyl)、BPMC(fenobucarb)、エチオフェンカルブ(ethiofencarb)、ピリミカルブ(pirimicarb)、オキサミル(oxamyl)、ベンフラカルブ(benfuracarb)、プロパルギット(propargite)、シハロスリン(cyhalothrine)、エトフェンプロックス(ethofenprox)、ペルメトリン(permethrin)、シペルメトリン(cypermethrin)、ビフェントリン(bifenthrin)、アクリナトリン(acrinathrin)、シラフルオフェン(silafluofen)、アセタミプリド(acetamiprid)、イミダクロプリド(imidacloprid)、ニテンピラム(nitenpyram)、チアメトキサム(thiamethoxam)、クロチアニジン(clothianidin)、ジノテフラン(dinotefuran)、カルタップ(cartap)、チオシクラム(thiocyclam)、ブプロフェジン(buprofezin)、テフルベンズロン(teflubenzuron)、フルフェノクスロン(flufenoxuron)、クロルフルアズロン(chlorfluazuron)、テブフェノジド(tebufenozide)、クロマフェノジド(chromafenozide)、メトキシフェノジド(methoxyfenozide)、テブフェンピラド(tebufenpyrad)、ピリダリル(pyridalyl)、フェンピロキシメート(fenpyroximate)、ピリミジフェン(pyrimidifen)、ピリダベン(pyridaben)、ヘキシチアゾクス(hexythiazox)、酸化フェンブタスズ(fenbutatinoxide)、エトキサゾール(etoxazole)、アセキノシル(acequinocyl)、ビフェナゼート(bifenazate)、スピロジクロフェン(spirodiclofen)、クロフェンテジン(clofentezine)、エマメクチン安息香酸塩(emamectin-benzoate)、ミルベメクチン(milbemectin)、クロルフェナピル(chlorfenapyr)、スピノサッド(spinosad)、フィプロニル(fipronil)、アセトプロール(acetoprole)、エチプロール(ethiprole)、インドキサカルブ(indoxacarb)、ピメトロジン(pymetrozine)、ジコホル(dicofol)、バチルスチューリンゲンス(bacillusthuringiensis)等を例示することができる。以上の化合物の中でも、メソミル、ペルメトリン、ビフェナゼート、ミルベメクチン、クロルフェナピル等を好適な化合物として例示できる。
また、以下の一般名、化学名、特許公開公報等により記載した殺虫剤、殺ダニ剤及び殺線虫剤と混用することも可能である。
メチダチオン(methidathion)、フェンチオン(fenthion)、バミドチオン(vamidothion)、(terbufos)、フェナミホス(fenamiphos)、フェンスルフォチオン(fensulfothion)、ジクロフェンチオン(dichlofenthion)、イサミドホス(isamidofos)、イサゾホス(isazofos)、アジンホスメチル(azinphos-methyl)、ジスルホトン(disulfoton)、パラチオン(parathion)、テブピリムホス(tebupirimfos)、エチオン(ethion)、トリクロルホン(trichlorfon)、メタミドホス(metamidophos)、ジクロルボス(dichlorvos)、メビンホス(mevinphos)、モノクロトホス(monocrotophos)、ジメトエート(dimethoate)、ホルモチオン(formothion)、チオメトン(thiometon)、ジスルホトン(disulfoton)、メチルパラチオン(methylparathion)、シアノホス(cyanophos)、ジアミダホス(diamidafos)、プロパホス(propaphos)、スルプロホス(sulprofos)、プロチオホス(prothiofos)、プロフェノホス(profenofos)、イソフェンホス(isofenphos)、テメホス(temephos)、フェントエート(phenthoate)、ジメチルビンホス(dimethylvinphos)、クロルフェビンホス(chlorfevinphos)、テトラクロルビンホス(tetrachlorvinphos)、ホキシム(phoxim)、ピラクロホス(pyraclophos)、クロルピリホスメチル(chlorpyrifos-methyl)、ピリダフェンチオン(pyridafenthion)、ホサロン(phosalone)、ホスメット(phosmet)、ジオキサベンゾホス(dioxabenzofos)、キナルホス(quinalphos)、キノメチオネート(quinomethionate)、トリアザメート(triazamate)、メスルフェンホス(mesulfenfos)、イソアミドホス(isoamidofos)、エチオフェンカルブ(ethiophencarb)、メチオカルブ(methiocarb)、チオジカルブ(thiodicarb)、アルジカルブ(aldicarb)、アラニカルブ(alanycarb)、メトルカルブ(metolcarb)、キシリカルブ(xylycarb)、プロポキスル(propoxur)、フェノチオカルブ(fenothiocarb)、フェノキシカルブ(fenoxycarb)、カルボフラン(carbofuran)、カルボスルファン(carbosulfan)、フラチオカルブ(furathiocarb)、ホスホカルブ(phosphocarb)、アルドキシカルブ(aldoxycarb)、ハルフェンプロックス(halfenprox)、シフルトリン(cyfluthrin)、トラロメスリン(tralomethrin)、ピレトリン(pyrethrin)、アレスリン(allethrin)、プラレトリン(prarethrin)、レスメトリン(resmethrin)、ペルメトリン(permethrin)、テフルトリン(tefluthrin)、フェンプロパトリン(fenpropathrin)、アルファプロパトリン(alpha-cypermethrin)、ラムダシハルトリン(lambda-cyhalothrin)、デルタメトリン(deltamethrin)、フェンバレレート(fenvalerate)、エスフェンバレレート(esfenvalerate)、フルシトリネート(flucythrinate)、フルバリネート(fluvalinate)、シクロプロトリン(cycloprothrin)、ベータシフルトリン(beta-cyfluthrin)、スピロメシフェン(spiromesifen)、エンドスルファン(endosulfan)、アミトラズ(amitraz)、メカルバム(mecarbam)、ナレッド(naled)、アルベンダゾール(albendazole)、オキシベンダゾール(oxibendazole)、フェンベンダゾール(fenbendazole)、オクスベンダゾール(oxfenbendazole)、ジアフェンチウロン(diafenthiuron)、ジフルベンズロン(diflubenzuron)、ヘキサフルムロン(hexaflumuron)、ノバルロン(novaluron)、ルフェヌロン(lufenuron)、水酸化トリシクロヘキシルスズ(cyhexatin)、オレイン酸ナトリウム(Oleicacid sodium salt)、オレイン酸カリウム(Potassium oleate)、メトプレン(methoprene)、ハイドロプレン(hydroprene)、ビナパクリル(binapacryl)、クロルベンジレート(chlorbenzilate)、フェニソブロモレート(phenisobromolate)、テトラジホン(tetradifon)、ベンスルタップ(bensultap)、ベンゾメート(benzomate)、エンドスルファン(endosulfan)、ジオフェノラン(diofenolan)、トルフェンピラド(tolfenpyrad)、硫酸ニコチン(nicothine-sulfate)、チアクロプリド(thiacloprid)、フルアジナム(fluazinam)、ピリプロキシフェン(pyriproxyfen)、ヒドラメチルノン(hydramethylnon)、シロマジン(cyromazine)、TPIC(tripropylisocyanurate)、フェナザキン(fenazaquin)、ポリナクチン複合体(polynactins)、アザディラクチン(azadirachtin)、ロテノン(rotenone)、ヒドロキシプロピルデンプン(hydroxypropyl starch)、アバメクチン(avermectin)、酒石酸モランテル(morantel tartrate)、ダゾメット(dazomet)、塩酸レバミゾール(levamisol)、トリクラミド(trichlamide)、メタムナトリウム(metam-sodium)等を例示することができる。本発明の有害生物防除組成物中の活性化合物重量比は一般に、式(I)のニコチン酸アミド化合物の1重量部当たり、殺虫活性、殺ダニ活性又は殺線虫活性を有する化合物から選択される1種又は2種以上の化合物の添加割合は0.01重量部〜1000重量部、好ましくは0.1重量部〜10重量部の範囲である。本発明の有害生物防除組成物を使用する場合、農薬製剤上の常法に従って適当な固体、液体又は粉体などの形態であり、必要に応じて補助剤等を適当な割合に配合して使用目的に応じて適当な剤形、例えば乳剤、水和剤、フロアブル剤、粉剤、粒剤などに調剤して使用する。
本発明の有害生物防除組成物は水稲、野菜、果樹等を加害する各種農林、園芸、貯穀害虫や衛生害虫あるいは線虫類等の害虫防除に適しており、例えば節足動物門、半翅目(HEMIPTERA)のオオトゲシラホシカメムシ(Eysarcoris lewisi)、トゲシラホシカメムシ(Eysarcorisparvus)、シラホシカメムシ(Eysarcoris ventralis)、クサギカメムシ(Halyomorpha mista)、イネカメムシ(Lagynotomuselongates)、アオクサカメムシ(Nezara antennata)、イチモンジカメムシ(Piezodorus hybneri)、チャバネアオカメムシ(Plautiastali)、ミカントゲカメムシ(Rhynchocoris humeralis)、ホソハリカメムシ(Cletus punctiger)、クモヘリカメムシ(Leptocorisachinensis)、ホソヘリカメムシ(Riptortus clavatus)、コバネヒョウタンナガカメムシ(Togo hemipterus)、ツツジグンバイ(Stephanitispyriodes)、ウスミドリカスミカメ(Apolygus spinolai)、アカスジカスミカメ(Stenotus rubrovittatus)、アカヒゲホソミドリカスミカメ(Trigonotyluscoelestialium)、フタテンヒメヨコバイ(Arboridia apicalis)、チャノミドリヒメヨコバイ(Empoasca onukii)、ツマグロヨコバイ(Nephotettixcincticeps)、イナズマヨコバイ(Recilia dorsalis)、ヒメトビウンカ(Laodelphax striatellus)、トビイロウンカ(Nilaparvatalugens)、セジロウンカ(Sogatella furcifera)、アオバハゴロモ(Geisha distinctissima)、ミカンキジラミ(Diaphorinacitri)、ミカントゲコナジラミ(Aleurocanthus spiniferus)、タバココナジラミ(Bemissia tabaci)、ミカンコナジラミ(Dialeurodescitri)、オンシツコナジラミ(Trialeurodes vaporariorum)、ブドウネアブラムシ(Viteus vitifoli)、リンゴワタムシ(Eriosomalanigerum)、オカボノクロアブラムシ(Tetraneura nigriabdominalis)、ユキヤナギアブラムシ(Aphis citricola)、マメアブラムシ(Aphiscraccivora)、ダイズアブラムシ(Aphis glycines)、ワタアブラムシ(Aphis gossypii)、ジャガイモヒゲナガアブラムシ(Aulacorthumsolani)、ダイコンアブラムシ(Brevicoryne brassicae)、モモコフキアブラムシ(Hyalopterus pruni)、ニセダイコンアブラムシ(Lipaphiserysimi)、チューリップヒゲナガアブラムシ(Macrosiphum euphorbiae)、ナシコフキアブラムシ(Melanaphissiphonella)、リンゴコブアブラムシ(Myzus malisuctus)、モモアカアブラムシ(Myzus persicae)、バラミドリアブラムシ(Rhodobiumporosum)、ムギクビレアブラムシ(Rhopalosiphum padi)、オカボノアカアブラムシ(Rhopalosiphumrufiabdominalis)、ナシアブラムシ(Schizaphis piricola)、ニンジンアブラムシ(Semiaphis heraclei)、イバラヒゲナガアブラムシ(Sitobionibarae)、コミカンアブラムシ(Toxoptera aurantii)、ミカンクロアブラムシ(Toxoptera citricidus)、モモコブアブラムシ(Tuberocephalusmomonis)、イセリヤカイガラムシ(Icerya purchasi)、マツモトコナカイガラムシ(Crisicoccus matsumotoi)、ミカンコナカイガラムシ(Planococcuscitri)、フジコナカイガラムシ(Planococcus kraunhiae)、クワコナカイガラムシ(Pseudococcus comstocki)、ツノロウムシ(Ceroplastesceriferus)、カメノコロウムシ(Ceroplastes japonicus)、ルビーロウムシ(Ceroplastes rubens)、ヒラタカタカイガラムシ(Coccushesperidum)、ミカンワタカイガラムシ(Pulvinaria auran)、アカマルカイガラムシ(Aonidiella aurantii)、シロマルカイガラムシ(Aspidiotushederae)、ナシマルカイガラムシ(Comstockaspis perniciosa)、チャノマルカイガラムシ(Pseudaonidia paeoniae)、ヤノネカイガラムシ(Unaspisyanonensis)等、鱗翅目(LEPIDOPTERA)から、リンゴコカクモンハマキ(Adoxophyes orana fasciata)、チャノコカクモンハマキ(Adoxophyessp.)、ミダレカクモンハマキ(Archips fuscocupreanus)、ナシヒメシンクイ(Grapholita molesta)、チャハマキ(Homonamagnanima)、トビハマキ(Pandemis heparana)、ミノガ(Bambalina sp.)、コクガ(Nemapogon granellus)、イガ(Tineatranslucens)、モモハモグリガ(Lyonetia clerkella)、ギンモンハモグリガ(Lyonetia prunifoliellamalinella)、チャノホソガ(Caloptilia theivora)、キンモンホソガ(Phyllonorycter ringoniella)、ミカンハモグリガ(Phyllocnistiscitrella)、ネギコガ(Acrolepiopsis sapporensis)、コナガ(Plutella xylostella)、ブドウスカシバ(Paranthreneregalis)、コスカシバ(Synanthedon hector)、カキノヘタムシガ(Stathmopoda masinissa)、ジャガイモガ(Phthorimaeaoperculella)、モモシンクイガ(Carposina niponensis)、イラガ(Monema flavescens)、アオイラガ(Parasaconsocia)、ニカメイガ(Chilo suppressalis)、コブノメイガ(Cnaphalocrocis medinalis)、モモノゴマダノメイガ(Conogethespunctiferalis)、ワタヘリクロノメイガ(Diaphania indica)、ハイマダラノメイガ(Hellulla undalis)、アワノメイガ(Ostriniafurnacalis)、シバツトガ(Parapediasia teterrella)、ウコンノメイガ(Pleuroptya ruralis)、ノシマダラノメイガ(Plodiainterpunctella)、イチモンジセセリ(Parnara guttata)、キアゲハ(Papilio machaon)、アゲハ(Papilioxuthus)、モンシロチョウ(Pieris rapae crucivora)、ユウマダラエダシャク(Abraxas Miranda)、ヨモギエダシャク(Ascotisselenaria)、セブトエダシャク(Cusiara stipitaria)、マツカレハ(Dendrolimus spectabilis)、オビカレハ(Malacosomaneustria testacea)、モンクロシャチホコ(Phalera flavescens)、チャドクガ(Euproctispseudoconspersa)、ドクガ(Euproctis subflava)、マイマイガ(Lymantria dispar)、ヒメシロモンドクガ(Orgyiathyellina)、ヒトリガ(Arctia caja phaeosoma)、クワゴマダラヒトリ(Spilosoma imparilis)、ミツモンキンウワバ(Acanthoplusiaagnata)、アケビコノハ(Adris tyrannus)、ナカジロシタバ(Aedia leucomelas)、タマナヤガ(Agrotis ipsilon)、カブラヤガ(Agrotissegetum)、ウリキンウワバ(Anadevidia peponis)、タマナギンウワバ(Autographa nigrisigna)、オオタバコガ(Helicoverpaarmigera)、タバコガ(Helicoverpa assulta)、ヨトウガ(Mamestra brassicae)、フタオビコヤガ(Narangaaenescens)、アカエグリバ(Oraesia excavata)、アワヨトウ(Pseudaletia separata)、イネヨトウ(Sesamiainferens)、スジキリヨトウ(Spodoptera depravata)、シロイチモジヨトウ(Spodoptera exigua)、ハスモンヨトウ(Spodopteralitura)等、甲虫目(COLEOPTERA)から、ドウガネブイブイ(Anomala cup、ヒメコガネ(Anomala rufocuprea)、チビサクラコガネ(Anomalaschonfeldti)、アオハナムグリ(Eucetonia roelofsi)、ナガチャコガネ(Heptophylla picea)、コアオハナムグリ(Oxycetoniajucunda)、マメコガネ(Popillia japonica)、ヒラタキクイムシ(Lyctus brunneus)、ニジュウヤホシテントウ(Epilachnavigintioctopunctata)、ゴマダラカミキリ(Anoplophora malasiaca)、マツノマダラカミキリ(Monochamusalternatus)、ブドウトラカミキリ(Xylotrechus pyrrhoderus)、インゲンマメゾウムシ(Acanthoscelidesobtectus)、アズキゾウムシ(Callosobruchus chinensis)、ヨツモンマメゾウムシ(Callosobruchus maculates)、ウリハムシ(Aulacophorafemoralis)、テンサイトビハムシ(Chaetocnema concinna)、フタスジヒメハムシ(Medythia nigrobilineata)、イネドロオイムシ(Oulemaoryzae)、ダイコンハムシ(Phaedon brassicae)、キスジノミハムシ(Phyllotreta striolata)、ナスノミハムシ(Psylliodesangusticollis)、モモチョッキリゾウムシ(Rhynchites heros)、アリモドキゾウムシ(Cylas formicarius)、クリシギゾウムシ(Curculiosikkimensis)、イネゾウムシ(Echinocnemus squameus)、イモゾウムシ(Euscepes postfasciatus)、イネミズゾウムシ(Lissorhoptrusoryzophilus)、ヤサイゾウムシ(Listroderes costirostris)、キンケクチブトゾウムシ(Otiorhynchussulcatus)、コクゾウムシ(Sitophilus zeamais)、シバオサゾウムシ(Sphenophrus venatus vestitus)、膜翅目(HYMENOPTERA)から、カブラハバチ(Athaliarosae ruficornis)、チュウレンジハバチ(Arge pagana)、クリタマバチ(Dryocosmus kuriphilus)、双翅目(DIPTERA)から、ダイズサヤタマバエ(Asphondyliasp.)、オウトウショウジョウバエ(Drosophila suzukii)、イネキモグリバエ(Chlorops oryzae)、イネハモグリバエ(Agromyzaoryzae)、ナモグリバエ(Chromatomyia horticola)、ナスハモグリバエ(Liriomyza bryonae)、ネギハモグリバエ(Liriomyzachinensis)、マメハノグリバエ(Liriomyza trifolii)、タマネギバエ(Delia antiqua)、タネバエ(Deliaplatura)、イエバエ(Musca domestica)、チカイエカ(Culex pipiensmolestus)、直翅目(ORTHOPTERA)から、カネタタキ(Ornebiuskanetataki)、ケラ(Gryllotalpa sp.)、コバネイナゴ(Oxya yezoensis)、ワモンゴキブリ(Periplaneta Americana)、チャバネゴキブリ(Blatellagermanica)、アザミウマ目から、ヒラズハナアザミウマ(Frankliniella intonsa)、チャノキイロアザミウマ(Scirtothripsdorsalis)、イネアザミウマ(Stenchaetothrips biformis)、ハナアザミウマ(Thrips hawaiiensis)、ミナミキイロアザミウマ(Thripspalmi)、ネギアザミウマ(Thrips tabaci)、イネクダアザミウマ(Haplothrips aculeatus)、カキクダアザミウマ(Ponticulothripsdiospyrosi)、ミカンキイロアザミウマ(Frankliniella occidentalis)、ダイズアザミウマ(Mycterothripsglycienes)、ダニ目(ACARINA)から、チャノホコリダニ(Polyphagotarsonemus latus)、シクラメンホコリダニ(Steneotarsonemuspallidus)、ミカンハダニ(Panonychus citri)、リンゴハダニ(Panonychus ulmi)、カンザワハダニ(Tetranychuskanzawai)、ナミハダニ(Tetranychus urticae)、オウトウハダニ(Tetranychus viennensis)、チャノナガサビダニ(Acaphyllatheae)、ミカンサビダニ(Aculops pelekassi)、モモサビダニ(Aculus fockeui)、リンゴサビダニ(Aculusschlechtendali)、ロビンネダニ(Rhizoglyphus robini)、ケナガコナダニ(Tyrophagus putrescentiae)、線形動物門、ハリセンチュウ目から、イモグサレセンチュウ(Ditylenchusdestructor)、ミナミネグサレセンチュウ(Pratylenchus coffeae)、キタネグサレセンチュウ(Pratylenchuspenetrans)、ジャガイモシストセンチュウ(Globodera rostochiensis)、ダイズシストセンチュウ(Heteroderaglycines)、サツマイモネコブセンチュウ(Meloidogyne incognita)、ジャワネコブセンチュウ(Meloidogynejavanica)、イネシンガレセンチュウ(Aphelenchoides besseyi)、マツノザイセンチュウ(Bursaphelenchusxylophilus)、軟体動物門、柄眼目から、ナメクジ(Incilaria bilineata)、ノハラナメクジ(Derocerasreticulatum)、チャコウラナメクジ(Limax marginatus)、ウスカワマイマイ(Acusta despecta sieboldiana)、中腹足目からスクミリンゴガイ(Pomaceacanaliculata)等を例示することができる。
本発明の有害生物防除組成物を使用することができる有用植物は特に限定されるものではなく、例えば稲、小麦、トウモロコシの穀類、大豆、小豆、落花生等の豆類、リンゴ、ミカン、ナシ、ブドウ等の果樹および茶、キャベツ、トマト、ナス、キュウリ等の葉・果菜類、ダイコン、ゴボウ、馬鈴薯、サツマイモ等の根菜類、テンサイ、タバコ等の加工用作物、キク、バラ等の花卉類および芝類、サクラ、イチョウ、松等の樹木等の植物を例示することができる。
本発明の有害生物防除組成物は各種病害虫を防除するためにそのまま、又は水等で適宜希釈し、もしくは懸濁させ有害生物防除に有効な量を有害生物の発生する植物に使用すればよく、例えば果樹、野菜等において発生する有害生物に対しては茎葉部に散布する他に、種子の薬剤への浸漬あるいは種子紛衣、土壌混和、セル苗処理、植え穴処理、株元処理、トップドレッシング、水稲の育苗箱処理、水面施用等で使用できる。加えて、水耕栽培における養液への施用、くん煙あるいは樹幹注入等による使用もできる。更に、例えば貯穀害虫、家屋害虫、衛生害虫、森林害虫等に散布する他に、塗布処理、ベイト等として使用することもできる。
本発明の有害生物防除組成物は通常の剤型、例えば乳剤、水和剤、顆粒水和剤、フロアブル剤、液剤、粉剤、粒剤、くん煙剤等の剤型に製剤して使用すればよく、その施用量は、有効成分の配合割合、製剤形態、施用時期、施用場所、施用方法、防除対象有害生物、対象作物等により異なるが、通常10アール当たり有効成分として1g〜10000gの範囲から適宜選択して施用すればよく、好ましくは10g〜5000gの範囲がよい。乳剤、水和剤等を水で希釈して施用する場合、その施用濃度は0.00001〜0.1%であり、粉剤、粒剤等は、通常希釈することなくそのまま施用すればよい。
又、本発明の有用生物防除剤組成物の使用時期に同時に発生する病害および雑草を防除する為に、他方の有効成分である殺虫活性、殺ダニ活性又は殺線虫活性を有する化合物にかえて殺菌活性又は除草活性を有する化合物と混合して使用することにより、防除対象病害虫の拡大、防除の省力化が期待できるものである。
本発明の有害生物防除剤は、各々単剤では十分な防除効果が得られなかった有害生物および薬剤抵抗性等を示す有害生物類等に対しても顕著な防除効果を有するものである。
以下に本発明の代表的な実施例および試験例を例示するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
表1又は2記載の化合物 10部
メソミル 40部
ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩 3部
ナフタレンスルホン酸ナトリウム塩のホルマリン縮合物
2部
ポリビニルアルコール 1部
ホワイトカーボン 10部
クレー 34部
上記全量を混合し、ハンマーミルで粉砕して水和剤とした。
表1又は2記載の化合物 5部
シラフルオフェン 20部
アルキルスルホコハク酸ナトリウム塩 2部
リグニンスルホン酸カルシウム塩 4部
ポリビニルアルコール 1部
ホワイトカーボン 15部
クレー 53部
上記全量を混合し、ハンマーミルで粉砕して水和剤とした。
表1又は2記載の化合物 5部
イソキサチオン 25部
ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウムとポリオキシエチレンアルキル
フェニルエーテル配合乳化剤 15部
キシレン 55部
上記全量を混合融解して乳剤とした。
表1又は2記載の化合物 5部
ペルメトリン 20部
ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウムとポリオキシエチレンアルキル
エーテル配合乳化剤 10部
キシレン 65部
上記全量を混合融解して乳剤とした。
表1又は2記載の化合物 5部
ピリミジフェン 5部
ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩 2部
ポリカルボン酸ナトリウム塩 3部
キサンタンガム 0.2部
精製ベントナイト 1部
プロピレングリコール 5部
プロクセルGXL 0.1部
水 78.7部
上記全量を粉砕後、攪拌混合しフロアブル剤とした。
表1又は2記載の化合物 5部
クロルフルアズロン 10部
アルキルスルホコハク酸ナトリウム塩 2部
リグニンスルホン酸ナトリウム塩 3部
キサンタンガム 0.2部
精製ベントナイト 1部
プロピレングリコール 5部
プロクセルGXL 0.1部
水 73.7部
上記全量を粉砕後、攪拌混合しフロアブル剤とした。
表1又は2記載の化合物 5部
イミダクロプリド 5部
ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩 2部
リグニンスルホン酸ナトリウム塩 3部
キサンタンガム 0.2部
精製ベントナイト 1部
プロピレングリコール 5部
プロクセルGXL 0.1部
水 78.7部
上記全量を粉砕後、攪拌混合しフロアブル剤とした。
表1又は2記載の化合物 5部
クロマフェノジド 5部
ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩 2部
ポリカルボン酸ナトリウム塩 3部
キサンタンガム 0.2部
精製ベントナイト 1部
プロピレングリコール 5部
プロクセルGXL 0.1部
水 78.7部
上記全量を粉砕後、攪拌混合しフロアブル剤とした。
〔試験例1〕 ハスモンヨトウに対する殺虫試験
所定濃度に希釈調製した薬液にきゃべつ葉を30秒間浸漬し、風乾後ろ紙を敷いた直径9cmのアイスクリームカップに入れ、ハスモンヨトウ3令虫を各10頭接種し、25℃の恒温室内に置いた。処理5日後に生存虫数を調査し、死亡虫率を算出した(1区10頭2連制)。結果を表4に示す。
〔表4〕

供試薬剤 濃度(ppm) 死亡率(%) 理論値(%)
化合物1-62+ペルメトリン 100+100 100 95
100+ 10 50 12
ペルメトリン 100 95
10 12
化合物1-62 100 0
理論値(%)はコルビー(1967)の計算式による
理論値(%)=100−(X×Y)/100
X:100−(一方の薬剤での死亡率(%))
Y:100−(もう一方の薬剤での死亡率(%))
〔試験例2〕 モモアカアブラムシに対する殺虫試験
予め雌成虫を接種し、産仔させた後、成虫を取り除いて幼虫のみを繁殖させておいた小松菜幼苗に、所定濃度に希釈調製した薬液をみずほ式回転散布塔を用いて散布し、25℃の恒温室に置いた。処理5日後に生存虫、死亡虫数を調査し、死亡率を算出した(1区20〜30頭、2連制)。結果を表5に示す。
〔表5〕

供試薬剤 濃度(ppm) 死亡率(%) 理論値(%)
化合物1-62+ペルメトリン 0.03+3 81 54
+メソミル 0.03+3 39 15
ペルメトリン 3 50
メソミル 3 8
化合物1-62 0.03 8
理論値(%)はコルビー(1967)の計算式による
〔試験例3〕 ナミハダニに対する殺虫試験
予め雌成虫を接種したササゲ葉片に、所定濃度に希釈調製した薬液をみずほ式回転散布塔を用いて散布し、25℃の恒温室に置いた。処理5日後に生存虫、死亡虫数を調査し、死亡率を算出した(1区20頭、2連制)。結果を表6に示す。
〔表6〕

供試薬剤 濃度(ppm) 死亡率(%) 理論値(%)
化合物1-62+ミルベメクチン 100+1 85 35
+クロルフェナピル100+1 33 27
+ビフェナゼート 100+1 97 88
ミルベメクチン 1 23
クロルフェナピル 1 14
ビフェナゼート 1 86
化合物1-62 100 15
理論値(%)はコルビー(1967)の計算式による

Claims (3)

  1. 一般式(I)
    Figure 0004436088

    [式中、Rは、ハロゲン原子により置換されてよいC1〜C6アルキル基を示し、
    1は、水素原子、置換されてよいC1〜C6アルキル基、C2〜C6アルケニル基又はアシル基を示し、
    Xは、式C−R2で表される基又は窒素原子を示し、
    2及びR3は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、下記置換基群Aから選ばれた置換基により置換されてよいC1〜C6アルキル基、C3〜C7シクロアルキル基、C2〜C6アルケニル基、C3〜C7シクロアルケニル基、ホルミル基、式CH=NOR4(式中、R4は、水素原子又はC1〜C6アルキル基である。)で表される基、シアノ基、下記置換基群Bから選ばれた置換基により置換されてよいフェニル基、下記置換基群Bから選ばれた置換基により置換されてよい5又は6員複素環基(当該複素環は、窒素原子、酸素原子及び硫黄原子からなる群から選ばれる同一又は異なった1〜3個の複素原子を含有する。但し、酸素原子及び硫黄原子の個数は0又は1個である。)、下記置換基群Aから選ばれた置換基により置換されてよいC1〜C6アルコキシ基、C1〜C6アルキルチオ基又は下記置換基群Bから選ばれた置換基により置換されてよいフェノキシ基を示し、
    置換基群Aは、ハロゲン原子、C1〜C6アルコキシ基、C1〜C6アルキルチオ基、シアノ基及びフェニル基からなる群であり、
    置換基群Bは、ハロゲン原子、上記置換基群Aから選ばれた置換基により置換されてよいC1〜C6アルキル基、上記置換基群Aから選ばれた置換基により置換されてよいC1〜C6アルコキシ基、シアノ基及びニトロ基からなる群である。]
    で表されるN−ヘテロアリールニコチン酸アミド化合物から選択される1種又は2種以上の化合物又はその塩と殺虫活性、殺ダニ活性又は殺線虫活性を有するメソミル、ペルメトリン、ビフェナゼート、ミルベメクチン、クロルフェナピルから選択される1種又は2種以上の化合物とを有効成分として含有することを特徴とする有害生物防除組成物。
  2. 一般式(I)で表される化合物が、N−(5−イソオキサゾリル)−4−(トリフルオロメチル)ニコチンアミド、N−(3−メチル−5−イソオキサゾリル)−4−(トリフルオロメチル)ニコチンアミド、N−(4−クロロ−5−イソオキサゾリル)−4−(トリフルオロメチル)ニコチンアミド、N−(4−ブロモ−5−イソオキサゾリル)−4−(トリフルオロメチル)ニコチンアミド、N−(4−メチル−5−イソオキサゾリル)−4−(トリフルオロメチル)ニコチンアミド、N−(4−エチル−5−イソオキサゾリル)−4−(トリフルオロメチル)ニコチンアミド、N−(4−メトキシ−5−イソオキサゾリル)−4−(トリフルオロメチル)ニコチンアミドから選択される1種又は2種以上の化合物である請求項1記載の有害生物防除組成物。
  3. N−ヘテロアリールニコチン酸アミド化合物1重量部に対して、殺虫活性、殺ダニ活性又は殺線虫活性を有する化合物から選択される1種又は2種以上の化合物が0.01〜1000重量部の割合である請求項1又は2記載の有害生物防除組成物。
JP2003286711A 2003-08-05 2003-08-05 N−ヘテロアリールニコチン酸アミド化合物を含有する有害生物防除組成物 Expired - Fee Related JP4436088B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003286711A JP4436088B2 (ja) 2003-08-05 2003-08-05 N−ヘテロアリールニコチン酸アミド化合物を含有する有害生物防除組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003286711A JP4436088B2 (ja) 2003-08-05 2003-08-05 N−ヘテロアリールニコチン酸アミド化合物を含有する有害生物防除組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005053843A JP2005053843A (ja) 2005-03-03
JP4436088B2 true JP4436088B2 (ja) 2010-03-24

Family

ID=34365926

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003286711A Expired - Fee Related JP4436088B2 (ja) 2003-08-05 2003-08-05 N−ヘテロアリールニコチン酸アミド化合物を含有する有害生物防除組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4436088B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1887002B1 (en) 2005-05-31 2015-08-26 Sumitomo Chemical Company, Limited Carboxamide compound and use thereof
JP5003014B2 (ja) * 2005-07-14 2012-08-15 住友化学株式会社 カルボキサミド化合物及びその植物病害防除用途
JP4948816B2 (ja) * 2005-10-20 2012-06-06 石原産業株式会社 植物を害虫から保護する方法
WO2008084550A1 (ja) * 2007-01-12 2008-07-17 Nihon Nohyaku Co., Ltd. 農園芸用殺ダニ剤組成物
JP5611535B2 (ja) * 2008-04-17 2014-10-22 石原産業株式会社 有害生物防除剤組成物及び有害生物の防除方法
JP6063953B2 (ja) * 2011-11-29 2017-01-18 シンジェンタ パーティシペーションズ アーゲー 殺虫性トリアジノン誘導体
JP6342809B2 (ja) * 2012-09-27 2018-06-13 日本農薬株式会社 ネダニ類の防除剤

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005053843A (ja) 2005-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102033761B1 (ko) 디아릴아졸 화합물 및 유해 생물 방제제
CN112930339B (zh) (杂)芳基咪唑化合物及有害生物防除剂
JP6710273B2 (ja) 環状アミン化合物および有害生物防除剤
WO2002087334A1 (fr) Composition d'agents pesticides et procede d'utilisation
JPWO2006106798A1 (ja) 有害生物防除剤及びその使用方法
CN112771034B (zh) 杂芳基唑化合物及有害生物防除剂
WO2010055909A1 (ja) 農園芸用病害虫防除剤組成物
JP2008222709A (ja) 有害生物防除剤組成物及びその使用方法
WO2019082808A1 (ja) フェニルニコチン酸化合物および有害生物防除剤
KR102211293B1 (ko) 페녹시우레아 화합물 및 유해 생물 방제제
JP4436088B2 (ja) N−ヘテロアリールニコチン酸アミド化合物を含有する有害生物防除組成物
KR20200095468A (ko) 피리디늄염 및 유해 생물 방제제
WO2019124564A1 (ja) ニトロフェノール化合物及び殺虫活性化合物を含有する相乗的殺虫剤組成物
AU2003201856B2 (en) Insectidides containing hydrazone derivatives as the active ingredient and novel hydrazone derivatives
CN114401633B (zh) 有害生物防除方法、以及有害生物防除剂组合物和有害生物防除剂套装
JP2019006772A (ja) ジアリールアゾール化合物および有害生物防除剤
JP2023077429A (ja) ベンズアミド化合物および有害生物防除剤
RU2813202C2 (ru) (гетеро)арилимидазольное соединение и средство для борьбы с вредными организмами
JP4701538B2 (ja) 農業害虫防除剤組成物
WO2014119684A1 (ja) 有害生物防除剤として使用される複素環化合物又はその塩
JP2014159413A (ja) アゾリルオキシム化合物またはその塩、有害生物防除剤、殺虫剤または殺ダニ剤、殺菌剤、および外部寄生虫防除剤
JPWO2018230555A1 (ja) オキサジアゾリン化合物および有害生物防除剤
JP2021063011A (ja) 1−ヘテロジエン化合物及び有害生物防除剤
JP2016040242A (ja) 有害生物防除剤として使用される複素環化合物又はその塩

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060801

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090818

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090928

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091215

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091225

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130108

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130108

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140108

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees