JP4435216B2 - 無線通信端末 - Google Patents
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Description
コグニティブ無線システムでは、優先権を持つシステム(以下プライマリシステムと呼ぶ)が利用中の周波数を避けるように周波数を利用するため、利用できる周波数はいわゆる虫食い状態となる。連続的に利用できる帯域幅は周波数によって異なる。
以下、図面では本実施形態に直接関連する部分のみ示し、直接関連しない部分は図示していない。例えば、本実施形態の無線通信端末は大抵の場合、双方向端末であり、データ受信復調機能も備えるが、本実施形態の構成には直接関連しないので図示していない。
本実施形態の無線通信端末101は、受信アンテナ102、受信RF部103、空き周波数検出部105、周波数選択部106、送信部104、送信アンテナ116を含む。
空き周波数検出部105は、具体的には、それぞれの周波数について、プライマリシステムの電波が検出されたかどうかを、プライマリシステムの帯域幅の単位で探す。単純には、対応する帯域幅を占有する電波が一定以上のパワーで検出されたかどうかを調べ、検出されたら、そのプライマリシステムが占有する帯域を利用不可とし、検出されなければ利用可とする。空き周波数検出部105が高い空き周波数検出機能を有する場合、プライマリシステムではない電磁雑音が受信されている可能性を考慮し、受信された電波がプライマリシステムか電磁雑音かを、帯域幅、利用状況の時間的変動、信号の周波数的・時間的特徴から識別する機能を有する。それが電磁雑音であると判断され、そのパワーが受信性能を損なわないと判断された場合は、空き周波数検出部105は、電磁ノイズのみが検出された周波数は利用可な周波数に分類する。そのパワーが受信性能を損なう場合は、一応、利用不可に分類するが、下記の変形例2において後述するようにスプリアスのみ可というフラグ付けを行う。
もちろん、利用できる可能性がある周波数の範囲が、主として著しく離れた2つの周波数帯からなる場合などは、個別に処理をする方が望ましい。しかし、途中に挟まれた除外した周波数の帯域幅が、端末が同時に利用する帯域幅である利用帯域よりも十分に小さい場合などは、連続した範囲として扱う方が端末での処理が簡単になる。
デジタル部107に、上位レイヤ処理が完了した送信データがデータ入力117から入力する。デジタル部107は、周波数選択部106から送信部104に通知された利用周波数帯の情報に基づいて、入力されたデータを、1つ以上の利用周波数帯に適した形の複素変調信号に変換する。続いて、それぞれの複素変調信号を対応する利用周波数帯に配置して、利用帯域内の送信信号を形成する。形成された送信信号は、ベースバンド信号、すなわち、利用帯域の中心周波数が0にあり、負の周波数まで含めて信号が配置された、複素数のベースバンド信号である。
図1の説明において上述したように、I,Qそれぞれの成分は分離されてから合成されるまで正しい位相関係と正しい振幅関係が保たれる必要がある。しかし、D/A変換器以降の構成はアナログ回路であるので、帯域内全ての周波数において完全に等振幅、90°の位相関係を保つことは困難である。多少のインバランスの発生は避けられない。インバランスが発生すると、中心周波数に対して正負が反転した信号がスプリアスとして信号に重畳される。
本実施形態のコグニティブ端末は中心周波数f0に対して図2B(b)中217−1aと217−1bで示された周波数帯をペアで利用周波数帯として選択する。217−1aと217−1bは中心周波数f0に対して、対称の位置に存在し、その帯域幅も同じである。すなわち、217−1aはf0+f1〜f0+f1+Δf1を占めるバンドであり、217−1bはf0−f1−Δf1〜f0−f1を占めるバンドである。同様に217−2aと217−2bはf0±f2からf0±f2±Δf2の帯域をf0に対して対称に占有している。217−3a,b、217−4a,bも同様である。これらの利用周波数帯も、当然プライマリユーザが利用中の周波数を避けるように選択されている。
したがって、利用可な周波数帯が広く取れる場合には、これを分割せずに中心に据えて利用することによって、PAPRを小さくすることができる。
本実施形態の別の例では、ペアで利用周波数帯を選択した後、一方を無信号の状態で運用しても良い。すなわち、片一方では信号を送らない。図4にその例を示す。図2A(a)と同じプライマリシステムの利用状況であり、おおよそは図2B(b)と同じように利用周波数帯を選択している。しかし、217−3bとペアになるべき周波数f0+f3の周波数には信号は居ない。周波数選択部106は、f0+f3〜f0+f3+Δf3が利用可な周波数であるので、これを、217−3bの周波数帯とともに利用周波数帯として選択したが、f0+f3〜f0+f3+Δf3では信号を送っていない。f0+f3〜f0+f3+Δf3を利用しない理由は、例えば、この帯域を利用しなくてもコグニティブ端末が要求する伝送レートは満足できるからである。その結果、キャリア数を減らして端末の処理負担やダイナミックレンジへの負担が軽減できる。
本実施形態の端末の利用帯域の帯域幅の上限は、A/D,D/A変換器の帯域幅の制限によって、(例えば1GHzと)決まっている。一方、利用できる可能性がある周波数の範囲が3〜12GHzの範囲であれば、その中心周波数f0は3.5GHz〜11.5GHzの範囲から選択できる。LPF109−1,109−2のカットオフ周波数を可変にすることにより、利用帯域の帯域幅として上限値より狭い値を許容する場合がある。この場合、中心周波数は3GHzを若干越えた周波数から12GHz弱の周波数までの周波数から選択可能である。
次に、本実施形態の他の例について図5を参照して説明する。利用不可に分類されたが、スプリアスのみ可というフラグ付けがなされる場合は、具体的には、下記のような場合である。例えば空き周波数検出部105によって、その周波数で電波が観測されたが、その電波はプライマリユーザのものではなくPCなどの電磁雑音であると判断された場合である。あるいは、本実施形態の端末と同等かそれ以下の優先権しか持たない他の端末のものであって、距離的に互いの受信感度に大きな影響を及ぼさないと判断された場合である。さらには、プライマリユーザであっても、本実施形態の端末が出すスプリアスに対して、本質的に強い耐性を持っているか、本実施形態の端末が出すスプリアスより十分な大きなパワーを有しており、スプリアスによる干渉の影響が小さいと判断された場合である。これらの場合には、本実施形態の端末は、その周波数をスプリアスのみ可と識別する。その周波数を利用周波数帯として選択はしないが、その周波数に対してスプリアスが出ることを許容するような利用周波数帯の選択を行う。これらの判断は、例えば、端末が、各プライマリシステムの使用周波数に関するデータベースを有していて、これを参照して行う。あるいは、後述するスペクトルマスクを利用して判断してもよい。
次に、利用帯域内で中心周波数に対して対称な利用周波数帯を複数取ることが出来、かつ、本実施形態の端末の伝送レート要求を考慮すると、全ての利用周波数帯を利用する必要がない場合について述べる。このような場合、本実施形態のコグニティブ端末は、それが必要とする伝送レートを参照しながら、容量の大きい利用周波数帯ペアから選択していく。容量は単純には、その帯域幅でよいが、もしも周波数によって変調多値数や変調方式を変えるような場合には、その利用周波数帯で伝送できるレートで比較するとよい。
まず、必要帯域をCとし、各利用周波数帯の伝送容量は左右完全に対称であると仮定して、容量の大きい順に2*a1、2*a2、・・・とする。最後を識別するために、この最後に容量が0である2*anという架空の周波数帯をつける。anが比較の対象になっている時は、同一の条件下では選択されるべき利用周波数帯が存在しないことを意味する。これらの合計はC以上であるとする。以下利用周波数帯を容量のサイズで記述する。選択途中の残りの必要帯域をRとすると、一番初めはR=Cである(ステップS801)。Rと、その時残っている容量最大の利用周波数帯ペア、すなわちi番目のペアが最大であるならば、2*aiと、を比較し(ステップS802)、Rの方が大きければ、2*aiを選択し、RにR−2*aiを、iにi+1を代入して(ステップS803)、ステップS802に戻る。Rが2*ai以下となった場合、次にはaiと比較する(ステップS804)。Rがaiより小さければ、Rと、順次ai+1,ai+2とを比較していく(ステップS805、S806)。Rより小さい周波数帯が見つかったら、その一つ前を利用周波数帯として選択して終了する(ステップS807)。Rがai以上の場合は、Rと、次に大きいペア2*ai+1とを比較する(ステップS808、S809)。同様にペアの容量がRより小さくなった所で1つ前のペアを選択して終了する(ステップS810)。
ステップS802でRが2*ai以下であった場合には、mにiを代入する(ステップS901)。2*ai+1がRよりも小さいか否かを判定する(ステップS902)。小さく無い場合にはi+1をiにして(ステップS903)ステップS902の判定を繰り返す。ステップS902で2*ai+1がRよりも小さい場合には2*ai+1=0であるか否かを判定する(ステップS904)。ステップS904で2*ai+1=0でない場合には、2*aiを選択し、選択を終了する(ステップS906)。ステップS904で2*ai+1=0である場合には、Rがamよりも大きいか否かを判定する(ステップS905)。大きい場合にはステップS906に進み、大きくない場合にはRがai以下であるか否かを判定する(ステップS907)。Rがai以下でない場合にはiの値を1つ下げ(ステップS908)、ステップS907を繰り返す。Rがai以下となったら、aiを選択する(ステップS909)。
まず、一定以上まとまった利用可な周波数を探す。空き周波数検出部105から通知された状況から、利用可な周波数のまとまりを計算し、その中の一番大きいまとまりを探す。その幅が、あるいはそこで伝送可能なレートが、予め定められた閾値を超えていた場合(ステップS1001)、これを利用帯域の中央に配置する(ステップS1005)。
端末が、利用帯域を通信セッションごとに決定する場合には、閾値は、そのセッションに必要なレート、または、それに相当する周波数幅に設定すればよい。しかし、大きい利用可な周波数帯を中央に配置すると決定すると、利用帯域が固定されてしまう。結果として、利用帯域内のトータルの伝送レートを思うように大きく出来ない可能性が有る。したがって、特に、利用帯域を予め決定しておく場合には、それ1つしか取れなくても支障を来たさない程度に閾値を大きくしておくことが望ましい。例えば、閾値を利用帯域の帯域幅の最大幅の半分とするなどである。これを第1の閾値とする。
最も単純な方法は、2つの大きい利用可な周波数帯の中央を利用帯域の中心周波数にする方法である。まず、これまでと同様に、周波数選択部106が利用可な周波数をまとまりにする。次に、まとまりの幅、あるいはそのまとまりでの伝送レートが大きい順に順位を付けて、番号を振る(ステップS1301)。例えば、大きい順にb1,b2,・・・とする。まず、大きい順に2つの組、b1とb2の組を作り(ステップS1302)、これが同一利用帯域内に入る周波数関係にあるかどうか調べる。組の内の高周波側にある周波数帯の最大周波数と、低周波側にある周波数帯の最小周波数の差が、利用帯域の幅の最大値より小さければよい(ステップS1303)。この条件を満たす場合は、この2つの間にある周波数を利用帯域の中心周波数にすることに決定する(ステップS1305)。満たさない場合は、次に大きい組b1とb3について同様に調べる。2つとも同一の利用帯域内にある組を見つけるまで続ける(ステップS1304)。このようにして、中心周波数を決定する。なお、調べていく順序は、作った組でとれる対称の利用周波数帯がより大きい伝送レートとなるようにする。例えば、(b1,b2),(b1,b3),(b2,b3),(b1,b4),・・・という様に、組の中に番号の大きい周波数帯が出来るだけ出てこないような順番にするとよい。図13に示すフローの中では、iとjの差が1であるか2であるかによってインクリメントする方を変える形でこれを実現している(ステップS1304)。
組が決定したら、次に、利用帯域の中心周波数を決定する(ステップS1305)。最も単純な方法では、これらの中心周波数を足して2で割った周波数を利用帯域の中心周波数とすると良い。その後はこれまでと同様である。すなわち、左右対称のペアの利用周波数を探して決定し、場合によってはスプリアスのみ可の周波数を考慮して非対称化するといった手順で、利用周波数帯を決定していく。完全に対称に選択する場合は、スプリアスが重ならない部分は利用周波数帯としては選択しない。最初に選んだ組は、選んだ段階では帯域幅が対称でないことが多いので、対称化も手順の中に組み込むとよい。図13は最も単純な手順であって、中心周波数は最初に決定した利用周波数帯の中心周波数の中央とし、また、非対称化を行わない場合のフローである。
組が決定した後に、より性能を重視して利用帯域の中心周波数を決定する他の方法としては、以下のような方法がある。この組の小さい方からのスプリアスが大きい方の周波数帯に重なる範囲で、利用帯域の中心周波数を変化させてみる。それによって、利用帯域内で取れるレートや利用周波数帯の数が改善するかどうか調べる。図12を参照して説明する。1201と1202は決定した組に仮に置いた信号である。この段階ではまだ周波数帯は対称化されていない。1201と1202の間にあり、かつ、帯域幅の小さい方である1201のスプリアスが1202に完全に重なる利用帯域の中心周波数f0の範囲は、図示したような範囲となる。すなわち、1201の高周波端と1202の低周波端の周波数の平均から、1201の低周波端と1202の高周波端の平均までである。この範囲内で、範囲の広さに対応した数のいくつかを利用帯域の中心周波数と仮定して、それぞれについて取れるレートなどを調べ、最も良いものを選択する。中心周波数が決定した後の処理は他と同様である。
利用帯域の中心周波数選択の他の方法としては、次のような方法がある。図14を参照して説明する。まず、他の方法と同様に、利用可な周波数のまとまりを生成する。続いて、これらを、帯域幅または伝送レートが大きい順に一定個、例えば、4個、8個を選択する。あるいは、予め定めた閾値以上の大きさのまとまりを候補として選択する。これらが図14における1401〜1407である。なお、利用帯域の最大値は与えられている。利用帯域が、1401〜1407のいずれかを含むように、仮に置いてみて、その中から最も性能が高い、例えば、伝送レートの合計が最も大きい、あるいは、一定以上の伝送レートで利用周波数帯の数が最も少ない利用帯域を利用帯域として決定する。次に、これまでと同様にその利用帯域の中で、対称に取れる利用周波数帯を決定していく。
利用帯域の中心周波数選択のさらに他の方法としては、次のような方法がある。図15のように、端末が利用できる可能性がある周波数帯の全体をグリッドに切り、それぞれを利用可、利用不可に分類する。図15においてハッチングされている周波数は利用可、白抜きは利用不可である。次に利用帯域の最大の幅で、左右対称の利用周波数帯がグリッド単位でいくつ取れるかを計算する。望ましくは、利用帯域の候補を、利用できる可能性がある全帯域の端から端までずらしていって、このような計算を行う。各候補について、レートや利用周波数帯の数を計算し、その時の基準に照らして最も良いものを選択すると良い。その際、隣接する利用可なグリッドをまとめて、利用可な周波数帯のまとまりを生成して判断する。
本実施形態のように中心周波数に対称に利用周波数帯を選択する場合、受信機の構成を簡略化することが出来る。受信機は利用帯域を一括してA/D変換して、内部でデジタル処理にて復調を行うが、その際のデジタル部内部の処理系統数は、左右対称に配置しなかった場合、利用周波数帯の数だけ必要になる。一方、左右対称に配置した場合は、ペアの数で良くなる。ただし、スプリアスのみ可の周波数を利用した非対称部分がある場合は、若干の追加処理が必要になる。
Claims (17)
- 少なくとも受信信号の電力が閾値よりも大きいか否かによって、自端末が送信する予定の周波数範囲のうちで利用可な周波数を検出する検出手段と、
前記検出手段で検出された複数の利用可な周波数の一部を含む利用帯域に対して中心周波数f0を設定し、さらに、f1がある周波数、Δf1がある帯域幅を示す場合に、f0+f1からf0+f1+Δf1、および、f0−f1−Δf1からf0−f1に含まれる、前記検出手段に検出された周波数の一部が利用可である場合に、f0+f1からf0+f1+Δf1、および、f0−f1−Δf1からf0−f1をペアの利用周波数帯として選択する選択手段と、
前記ペアの利用周波数帯の各々で互いに異なる信号を送信する送信手段と、を具備することを特徴とする無線通信端末。 - 前記選択手段は、前記中心周波数f0に対して、ペアの利用周波数帯を複数選択することを特徴とする請求項1に記載の無線通信端末。
- 前記送信手段は、ペアの利用周波数帯でそれぞれ送信する互いに異なる信号のうちの一方の信号を送信しないことを特徴とする請求項1に記載の無線通信端末。
- 前記送信手段は、ペアの利用周波数帯でそれぞれ送信する互いに異なる信号の両方の信号を送信しないことを特徴とする請求項1に記載の無線通信端末。
- 前記選択手段は、前記中心周波数f0を中心として、Δf2がある帯域幅を示す場合に、f0−Δf2/2からf0+Δf2/2までが利用可である場合に、この周波数帯を利用周波数帯として選択することを特徴とする請求項1に記載の無線通信端末。
- 前記選択手段は、前記複数の利用可な周波数から、該無線通信端末が必要とする送信レートを満足するように、前記利用帯域の中心周波数f0を選択し、
前記送信手段は、前記中心周波数f0を設定することを特徴とする請求項1に記載の無線通信端末。 - 前記選択手段は、f0+f1からf0+f1+Δf1、および、f0−f1−Δf1からf0−f1のいずれか一方の全てが利用可であり、かつ、他方の一部が利用可である場合に、f0+f1からf0+f1+Δf1、および、f0−f1−Δf1からf0−f1に含まれるそれぞれ利用可な周波数のまとまりを一組の利用周波数帯として選択することを特徴とする請求項1に記載の無線通信端末。
- 前記検出手段は、さらに、前記一部が利用可である他方の内の利用可でない周波数である利用不可な周波数での受信信号が電磁雑音であるか否かを、該利用不可な周波数で受信された受信信号について、その帯域幅の検出値、信号の周波数的特徴、および、信号の時間的特徴のうちの1以上に基づいて検出し、
前記選択手段は、前記他方の内の利用不可な周波数の受信信号が、前記検出手段の検出結果に基づいて、電磁雑音であると判定された場合に、f0+f1からf0+f1+Δf1、および、f0−f1−Δf1からf0−f1に含まれるそれぞれ利用可な周波数のまとまりを一組の利用周波数帯として選択することを特徴とする請求項7に記載の無線通信端末。 - 前記選択手段は、前記他方の内の利用不可な周波数を利用中の他の無線通信端末の干渉に対する許容値が閾値よりも高い場合には、f0+f1からf0+f1+Δf1、および、f0−f1−Δf1からf0−f1に含まれるそれぞれ利用可な周波数を一組の利用周波数帯として選択することを特徴とする請求項7に記載の無線通信端末。
- 前記選択手段は、前記利用帯域内でペアの利用周波数帯を複数選択することが可能である場合で、かつ、これらの複数の利用周波数帯で伝送できるレートの合計が、自端末が必要とする伝送レートを上回る場合には、伝送できる容量の大きい利用周波数帯ペアから選択していくことを特徴とする請求項1に記載の無線通信端末。
- 前記選択手段は、前記検出手段が検出した利用可な周波数の周波数軸上での分布に基づいて、利用可な周波数ごとのまとまりで予想される伝送レートが大きい順に、2つのまとまりの最も外側の2つの周波数の差によって表される範囲が、前記利用帯域の帯域幅の送信機構成によって定められる上限の範囲内に納まるような2つのまとまりの組み合わせを探し、該組み合わせを発見した場合に、その組み合わせに含まれる2つのまとまりの最も外側の2つの周波数の平均値から最も内側の2つの周波数の平均値までの間に含まれる周波数を前記利用帯域の中心周波数として決定することを特徴とする請求項1に記載の無線通信端末。
- 前記選択手段は、前記検出手段が検出した利用可な周波数の分布に基づいて、利用可な周波数ごとのまとまりを生成し、そのまとまりで予想される伝送レートが大きい順に、前記利用帯域の帯域幅の上限の範囲内に納まるような前記まとまりの2つの組み合わせを複数生成し、各組み合わせに対して、その2つのまとまりのそれぞれの中心周波数の平均を利用帯域の中心周波数の候補として決定し、決定した中心周波数候補に対して、他に選択することができる利用周波数帯のペアを探し、自端末が要求する性能項目に対する値が最も良い中心周波数候補を、前記利用帯域の中心周波数として決定することを特徴とする請求項1に記載の無線通信端末。
- 前記選択手段は、前記検出手段が検出した利用可な周波数の分布に基づいて、利用可な周波数ごとのまとまりを生成し、これらのまとまりから一定以上の伝送レートを持つまとまりを選択し、自端末が使用出来る可能性を持つ全帯域から、一定以上の伝送レートを持つまとまりが1つ以上含まれるように、前記利用帯域の帯域幅の上限に相当する幅を持つ利用帯域候補を複数決定し、自端末が要求する性能項目に対する値が最も良い利用帯域候補の中心周波数を前記利用帯域の中心周波数として選択することを特徴とする請求項1に記載の無線通信端末。
- 前記選択手段は、自端末が使用出来る可能性を持つ全帯域をグリッドに分割して、該グリッドは前記検出手段が検出する周波数の単位以上であり、各グリッドに対して、前記検出手段の検出結果に基づいて利用可、利用不可のフラグ付けを行い、中心周波数候補をグリッド単位でずらして、各中心周波数候補に対して、前記利用帯域の帯域幅の上限の範囲内で前記無線通信端末が要求する性能項目に対する値を計算し、該値が最も良い中心周波数候補を前記利用帯域の中心周波数として選択することを特徴とする請求項1に記載の無線通信端末。
- 前記性能項目は、利用帯域中に取ることができる利用周波数帯での伝送レートの合計値であり、該合計値が大きいほど性能が良いと判断されることを特徴とする請求項12から請求項14のいずれか1項に記載の無線通信端末。
- 前記性能項目は、利用帯域中に取れる利用周波数帯での伝送レートの合計値が一定以上である場合の、利用周波数帯の数の合計数であり、該合計数が少ないほど性能が良いと判断されることを特徴とする請求項12から請求項14のいずれか1項に記載の無線通信端末。
- 前記選択手段は、前記検出手段が検出した利用可な周波数のうち、一定以上の帯域幅を持つ利用可な周波数を1以上選択してこれを利用周波数帯とし、該利用周波数帯の中心周波数を利用帯域の中心周波数として決定することを特徴とする請求項1に記載の無線通信端末。
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