JP4434630B2 - 原子炉給水システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は原子力プラントの原子炉給水システムに係り、特に給水ポンプ駆動電動機の電源として半導体電力変換回路を採用した原子炉給水システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
図10は、原子力プラントで従来の技術で採用されている原子炉給水システムの概念図であり、また、図11はその原子炉給水ポンプ制御装置のブロック構成図である。
【0003】
まず、図10を参照して従来の原子炉給水システムの概念について説明する。1は原子炉圧力容器であり、2は再循環ポンプである。この原子炉圧力容器1で発生した主蒸気は主蒸気止め弁3や図示していない蒸気加減弁を経て蒸気タービン4に至り、ここで膨張仕事をして蒸気タービンを回転させたのち復水器5によって凝縮され復水にされる。この復水は、原子炉給水ポンプ7によって加圧されて原子炉圧力容器1内に給水されるように構成されている。なお、6は蒸気タービン3に軸直結して駆動されるタービン発電機である。
【0004】
ここで、原子炉給水ポンプ7は一般にタービン8Tによって駆動されるタービン駆動原子炉給水ポンプ(以下、タービン駆動給水ポンプという)8および電動機9Mによって駆動される電動機駆動原子炉給水ポンプ(以下、電動機駆動給水ポンプという)9による2種類のポンプ系列を備えているが、原子力プラントの構成によっては電動機駆動給水ポンプ9のみを備える場合もある。
【0005】
前者のタービン駆動給水ポンプ8の場合は、タービン8Tでポンプ8の速度を制御することにより給水流量を制御し、後者の電動機駆動給水ポンプ9の場合は、電動機9Mによってポンプ9を一定速度で駆動し、出口側に設置した給水調整弁10の開度を調整することにより給水流量を制御するようにしている。
【0006】
そして、これらタービン8Tおよび給水調整弁10に与える給水流量指令は、原子炉給水ポンプ制御装置11から出力される。図中12はタービン駆動給水ポンプ速度制御回路、13は給水調整弁制御回路であり、これらの詳細は図11で説明する。
【0007】
次に図11を参照して原子炉給水ポンプ制御装置11について説明する。14は原子炉水位を検出する原子炉水位検出器、15は主蒸気流量を検出する主蒸気流量検出器そして16は原子炉給水流量を検出する給水流量検出器である。これらの検出器14,15および16からそれぞれ出力された水位検出信号14s、主蒸気流量信号15sおよび給水流量信号16sを加減演算器17に入力して演算し、給水流量要求信号17sを算出する。
【0008】
18は給水流量制御を三要素(原子炉水位、主蒸気流量および原子炉給水流量)で行うかそれとも単要素(原子炉水位)で行うかによって、入力信号を切替える三要素/単要素切替スイッチであり、単要素制御の場合前記水位検出器14から入力された水位検出信号14sに基づく給水流量要求信号を選択出力し、三要素制御の場合は三要素の検出信号を演算することによって算出した給水流量要求信号17sを選択出力する。この三要素/単要素切替スイッチ18の出力信号18sは水位制御器19に入力されて原子炉水位設定器20の原子炉水位設定値20sと比較される。この水位制御器19は原子炉水位設定値20sに合うような給水流量指令値19sを出力する。前記タービン駆動給水ポンプ速度制御回路12および給水調整弁制御回路13はこの給水流量指令値19sによってポンプ駆動タービンの回転数制御や給水調整弁の弁開度制御を行い、原子炉給水流量を制御する(例えば、特許文献1あるいは特許文献2参照)。
【0009】
【特許文献1】
特開平5−157891号公報(第2頁、図6,7)
【特許文献2】
特開平6−308288号公報(第2−3頁、図1,2)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の電動機駆動給水ポンプ9の出口に設置された給水調整弁10による給水流量制御では次のような事項が懸念されている。
まず一つ目は、給水流量指令値が小さい場合でも電動機9Mは定格運転を続けて給水調整弁10の開度によって流量を調節することから、実際に流れる量が少ない場合でも電動機9Mは定格運転時の電力を消費するため、給水量に見合った電力以上の電力を消費することになり、所内電力の有効活用の課題の一因となっている。
【0011】
二つ目は、原子炉水位の変動範囲は図示しない気水分離器の機能上および炉の安全上の要求から決定されるが、給水調整弁10の持つ不感帯により給水流量がハンチングし、原子炉水位の変動を引き起こすために原子炉水位を適切な設定水位に保持することが困難となるおそれがある。
【0012】
三つ目は、給水調整弁10のエロージョンにより原子炉への給水特性が変動するため、所定の原子炉水位が得られず、設定水位に保持することが困難となるおそれがある。
【0013】
本発明の目的は、以上述べた従来技術の課題に鑑みてなされたもので、給水調整弁を用いずに電動機駆動給水ポンプによる原子炉給水制御を行って安定した原子炉水位に保持するとともに、ポンプ駆動電動機の必要以上の電力消費を抑制することのできる原子炉給水システムを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に係る原子炉給水システムの発明は、原子炉圧力容器に給水を原子炉給水ポンプにより供給するように構成した原子炉給水システムであって、前記原子炉圧力容器内の原子炉水位を設定する原子炉水位設定信号を原子炉水位検出値、前記原子炉圧力容器から蒸気タービンに導入される主蒸気の流量である主蒸気流量検出値および前記原子炉圧力容器に供給される給水の量である原子炉給水流量検出値を加減演算して得られた信号あるいは前記原子炉水位検出値のいずれかと比較し、その比較結果に基づいて電流指令値を演算し出力する電流指令値演算手段と、この電流指令値を入力して前記原子炉給水ポンプの回転数指令値およびトルク指令値を演算し出力する回転数およびトルク演算手段と、前記原子炉給水ポンプを駆動する給水ポンプ駆動電動機と、前記給水ポンプ駆動電動機に流れる電流を検出する負荷電流検出手段と、前記給水ポンプ駆動電動機の回転数を検出する回転数検出手段と、前記給水ポンプ駆動電動機に対して可変周波数の電力を供給するインバータを有する半導体電力変換回路とを備え、前記インバータに前記回転数およびトルク演算手段から回転数指令値およびトルク指令値を与えることにより、前記給水ポンプ駆動電動機を制御して原子炉圧力容器への給水流量を制御するようにした原子炉給水システムにおいて、前記回転数およびトルク演算手段は、前記電流指令値と前記負荷電流検出値との偏差を演算する手段と、この偏差および前記回転数検出値を入力するパルス幅変調スイッチングパターン回路とを備え、かつ、前記パルス幅変調スイッチングパターン回路から出力される信号によって前記半導体電力変換回路のインバータを構成する自励式スイッチング素子をオンオフ制御して前記給水ポンプ駆動電動機を制御することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、各図を通して共通する部分には同一符号または関連符号を付けて重複する説明を省くものとする。
【0016】
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態による原子炉給水システムの構成図、図2は本実施の形態による原子炉給水ポンプ制御装置のブロック構成図、そして図3は本実施の形態による給水ポンプ駆動電動機の電源装置を示す回路図である。
【0017】
この第1の実施の形態が従来の技術と基本的に異なるところは、原子炉給水調整弁10を省く代わりに、給水ポンプ駆動電動機9Mを可変周波数および可変電圧を出力する半導体電力変換装置によって駆動するようにしたことにある。
【0018】
図1に示す原子炉給水システムの概念構成について説明する。21は本実施の形態で新たに設けた原子炉給水ポンプ制御装置であり、従来の技術における原子炉給水ポンプ制御回路11の代わりに設けたものである。22は前記給水調整弁制御回路13の代わりに設けたインバータを有する半導体電力変換回路であり、インバータを構成するスイッチング素子に与えられるトリガー信号によって出力周波数および出力電圧を可変とすることのできるように構成されている。この半導体電力変換回路22の詳細は図3で説明する。図1中のその他の構成は図10と変わるところがないので、説明は省略する。
【0019】
次に図2を参照して原子炉給水ポンプ制御装置21について説明する。この原子炉給水ポンプ制御装置21が従来例(図11の11)に対して異なるところは、前述したように、給水調整弁制御回路13を設ける代わりに給水ポンプ駆動電動機9Mの駆動電源として半導体電力変換回路22を設けたことにともない、従来個々に設けていた加減演算器17、三要素/単要素切替スイッチ18および水位制御器19等の要素の機能および半導体電力変換回路22に回転数指令・トルク指令を与える回転数・トルク演算回路30を一つの制御演算回路23として集約するように構成したものであるが、これら要素の集約化は発明の必須要件ではない。
【0020】
なお、水位制御器19における三要素/単要素切替スイッチ18の出力18sと原子炉水位設定値20sとの比較制御を演算して得た給水流量指令値19sを従来技術では給水流量要求信号と称したが、本実施の形態以降は前記インバータの電流指令値と称する。
【0021】
この制御演算回路23は前記タービン駆動給水ポンプ速度制御回路12に速度指令Aを出力すること以外に、回転数・トルク演算回路30によって半導体電力変換回路22に対して給水ポンプ駆動電動機9Mの回転数指令・トルク制御指令Bを出力するように構成されている。その他の要素については図11と同じなので説明を省略する。
【0022】
次に図3を参照して半導体電力変換回路22について説明する。半導体電力変換回路22はダイオードを三相ブリッジ接続して構成したコンバータ(CONV)24、直流平滑コンデンサ25およびサイリスタ等の自励式半導体スイッチング素子を三相ブリッジ接続して構成したインバータ(INV)26を主要部として構成され、コンバータ24の電源側端子はリアクトル27を介して所内電源28に接続されている。そしてインバータ26のスイッチング素子に電流指令値に応じたトリガー信号を与えることによって、前記給水ポンプ駆動電動機9Mを給水流量指令値に応じた周波数およびトルクによって運転するように機能する。
【0023】
このように、給水ポンプ駆動電動機9Mは給水流量指令値に応じたインバータ26の出力によって駆動されるため、電動機駆動給水ポンプ9は給水流量指令値通りに原子炉圧力容器1に給水する。
【0024】
以上述べたように、本実施の形態による原子炉給水システムは、給水調整弁10を省いて給水ポンプ駆動電動機9Mを半導体電力変換回路22のインバータ26によって駆動するように構成したので、従来技術のように給水調整弁10の不感帯により給水流量がハンチングして原子炉水位が変動するようなことや、給水調整弁10のエロージョンによる原子炉への給水特性の変動が生じる惧れはない。さらに、給水ポンプ駆動電動機は必要とする給水量に応じて可変速運転するので、従来技術のように定格速度で運転する場合に比べ必要以上に電力を消費することはない。
【0025】
またさらに、制御演算回路23内にて従来の検出値の演算や水位制御演算を含めて行うようにしたので制御演算の効率を高めることができる。
なお、本実施の形態による原子炉給水ポンプ制御装置21は説明の便宜上、制御対象すなわち、給水ポンプ駆動電動機9Mおよびこの給水ポンプ駆動電動機9Mの駆動電源である半導体電力変換回路22を1組とした場合を描いたが、制御対象が複数個存在する場合は、制御対象切替回路を別途追加する必要がある。これは以下述べる第2の実施の形態以外の全ての実施の形態についても同様にいえることである。
【0026】
(第2の実施の形態)
図4は本発明の第2の実施の形態による原子炉給水ポンプ制御装置のブロック構成図である。
【0027】
本実施の形態は、制御対象が複数個(一例として3台)存在する場合の原子炉給水ポンプ制御装置に関するもので、制御演算回路23Aに制御対象切替回路を追加し、制御演算回路23Aを電動機駆動給水ポンプ9の台数分設置せずに一箇所のマスター制御装置として統括制御するように構成したことを特徴とするものである。なお、本実施の形態以降、三要素/単要素切替スイッチは省略して説明する。
【0028】
図4において、21Aは本実施の形態による原子炉給水ポンプ制御装置である。29は制御対象切替回路であり、水位制御器19から出力された給水流量指令値19sに対応して電動機駆動給水ポンプ9あるいはタービン駆動給水ポンプ速度制御回路12を選択するものである。しかも、この制御対象切替回路29は給水流量が多い場合には数台の電動機駆動給水ポンプ9を運転するように後述する回転数・トルク制御演算回路30〜30に給水流量指令値19sを与え、給水流量が少ない場合には複数台の電動機駆動給水ポンプ9を切替選択して1台の回転数・トルク制御演算回路30(または30または30)に与える。
【0029】
なお、この制御対象切替回路29は、予備の電動機駆動給水ポンプの待機情報をあらかじめ登録するかあるいはオンラインで入力するようにし、さらに運転中の電動機駆動給水ポンプ9に異常が発生した場合、その異常検出結果についても入力するように構成している。
【0030】
前記回転数・トルク制御演算回路30〜30は、前記制御対象切替回路29からの電流指令を受けて、その指令に応じて回転数指令およびトルク指令B〜Bを演算し、それぞれに接続された半導体電力変換回路22〜22にトリガー信号を与える。なお、制御対象切替回路29には前述したように予備の電動機駆動給水ポンプの待機情報をあらかじめ登録するかあるいはオンラインで入力するようにしてあるので、運転中の電動機駆動給水ポンプ9が異常により停止した場合、予備機として待機中の電動機駆動給水ポンプ9を起動させることができる。
【0031】
この第2の実施の形態は以上のように構成したので、以下述べる効果を奏することができる。まず一つ目は、複数台ある電動機駆動給水ポンプ9の原子炉水位検出器14や原子炉給水流量検出器16等の制御部分を1ヵ所で管理することができることから全体のシステム構成の簡素化が可能となる。そして二つ目は、給水流量が少ない状態で複数台の電動機駆動給水ポンプ9を並列に駆動すると軽負荷状態で給水ポンプ駆動電動機9Mを駆動することになって運転効率が悪く経済的でないため、その必要流量に見合う台数の給水ポンプ駆動電動機9Mを運転し、流量制御することで所内の消費電力を低減することができる。
【0032】
三つ目は、二つ目と同様に給水流量が少ない状態で並列に給水ポンプ駆動電動機9Mを運転すると半導体電力変換回路22のスイッチング素子におけるスイッチング損失が回路台数分発生するが、そのスイッチング損失を極力抑えるために給水流量が少ない場合は運転する給水ポンプ駆動電動機9Mを選択して給水流量を制御することによって、合計のスイッチング回数を低減し、所内の消費電力を低減する構成とすることができる。
【0033】
四つ目は、運転中の原子炉給水ポンプ9が故障発生等により予定外の停止となった場合に、待機中の予備機を起動させることから稼働率を向上させることができる。
【0034】
(第3の実施の形態)
図5は本発明の第3の実施の形態による原子炉給水ポンプ制御装置のブロック構成図である。
【0035】
図5において、21Bは本実施の形態による原子炉給水ポンプ制御装置であり、タービン駆動給水ポンプ速度制御回路12を省略して描いている。この第3の実施の形態は、上述した第1あるいは第2の実施の形態による原子炉給水ポンプ制御装置において、電動機駆動給水ポンプ9の入口側と出口側との間にバイパス弁31を備えたバイパス配管32を接続したものである。半導体電力変換回路22を用いた給水ポンプ駆動電動機9Mの制御で、起動時の低速度領域における最低流量確保が困難な場合は、起動時にある程度の速度が得られるまでの領域のみバイパス配管32のバイパス弁31を開けるようにする。
この結果、電動機駆動給水ポンプ9の起動時に最低流量の確保が困難な場合でも、給水不能とならないように原子炉給水システムを構築することができる。
【0036】
(第4の実施の形態)
図6は本発明の第4の実施の形態による原子炉給水ポンプ制御装置のブロック構成図である。
【0037】
図6において、21Cは本実施の形態による原子炉給水ポンプ制御装置であり、タービン駆動給水ポンプ速度制御回路12を省略して描いている。この第4の実施の形態は、既に述べた第1、第2および第3の実施の形態の半導体電力変換回路22において、インバータ26と給水ポンプ駆動電動機9Mとを接続する主回路に負荷電流検出器33を設けて電動機9Mに流れる負荷電流を検出し、更に電動機9Mに回転速度検出器34を設けてその回転速度を検出し、これらの電流検出値33s、回転数検出値34sを前述した回転数・トルク制御演算回路30に入力するように構成したものである。
【0038】
図6中、36は水位制御器19から出力される電流指令値19sと負荷電流検出器33から出力された負荷電流検出値とを比較演算する比較部、37はこの比較演算部36の出力に応じた最適なパルス幅変調(以下、PWMという)スイッチングパターンのトリガー信号Cをインバータ26に与えるPWMスイッチングパターン回路である。
【0039】
本実施の形態は、第1の実施の形態で示したように原子炉水位信号14s、主蒸気流量信号15sおよび原子炉給水流量信号16s(単要素制御の場合は、原子炉水位信号14sのみ)を入力し、加減演算器17の水位指令17sおよび原子炉水位設定値20の検出信号20sとの比較制御結果19sをインバータ26の電流指令値とし、比較部36で検出した電流値33sと比較演算を行う。
【0040】
この比較演算結果36sと回転速度の検出値34sとから最適なPWMスイッチングパターンを選択し、このPWMスイッチングパターンのトリガー信号Cを半導体スイッチング素子のドライブ回路となるインバータ26へ入力して半導体スイッチング素子をオンオフ制御しPWM制御する。
【0041】
これにより、インバータ26の出力波形を正弦波にすることができることから、給水ポンプ駆動電動機9Mの高調波による電力損失を低減でき、更に最適なスイッチングパターンを選択することで半導体デバイスのスイッチングによる電力損失を低減することが可能となる。
【0042】
(第5の実施の形態)
図7は本発明の第5の実施の形態による原子炉給水ポンプ制御装置のブロック構成図である。
【0043】
図7において、21Dは本実施の形態による原子炉給水ポンプ制御装置であり、タービン駆動給水ポンプ速度制御回路12を省略して描いている。この第5の実施の形態は、上述した第4の実施の形態において、水位制御器19と比較演算部36との間にベクトル制御演算器38を付加し、水位制御器19から得られた電流指令値と回転速度検出値34sとをベクトル制御演算器38へ入力し、その演算結果38sと検出した負荷電流検出値33sとを比較し、この比較演算結果36sと回転速度の検出値34sとから最適なPWMスイッチングパターンを選択し、このPWMスイッチングパターンのトリガー信号Cを半導体スイッチング素子のドライブ回路となるインバータ26へ入力して半導体スイッチング素子をオンオフ制御しPWM制御する。
【0044】
このようにベクトル制御演算器38を付加することで制御性が改善され、制御対象の電動機9Mを瞬時値制御することが可能となり、給水流量の瞬間的な変動に対しても瞬時に追従した電動機制御が可能となり、原子炉給水をより安定に行うことが可能となる。
【0045】
なお、この第5の実施の形態の場合、半導体電力変換回路22の電源側が瞬間的に停電(瞬停)になった場合は、給水ポンプ駆動電動機9Mはフリーラン状態となる。そのため、半導体電力変換回路22に原子炉給水指令が入力されても電動機駆動給水ポンプ9を駆動することができず、原子炉水位14sに変動が生じる。
【0046】
このような瞬停による原子炉への影響を極力抑えるために、ベクトル制御回路38でその瞬停期間中は電動機9Mのトルク電流成分を零制御し、電動機9Mの励磁電流成分を定格値に合わせるように制御する。
【0047】
このように制御すれば、瞬停期間中も電動機9Mを励磁し続けているため、電源系統が復旧した場合の給水ポンプ駆動電動機9Mのトルク制御を速やかに回復することができ、その給水ポンプ駆動電動機9Mの挙動をより安定化させて速度追従性を向上させることが可能となる。
【0048】
この結果、原子炉水位設定値20に対する原子炉水位14のオーバシュート量を少なくすることができ、瞬停による原子炉給水変動および原子炉水位変動への影響を抑えることが可能となる。
【0049】
(第6の実施の形態)
図8は本発明の第6の実施の形態による原子炉給水ポンプ制御装置のブロック構成図である。
【0050】
図8において、21Eは本実施の形態による原子炉給水ポンプ制御装置であり、タービン駆動給水ポンプ速度制御回路12を省略して描いている。この第6の実施の形態は、上述した第4および第5の実施の形態の1部に変更を加えたものである。すなわち、第4および第5の実施の形態では、給水ポンプ駆動電動機9Mの回転速度検出器34が必要なため、既設の電動機設備に対して回転速度検出器34を追加する必要がある。
【0051】
これに対して第6の実施の形態は図8で示すように、給水ポンプ駆動電動機9Mの回転数を検出せずに、電動機9Mの内部定数と負荷電流検出器33で検出した負荷電流値33sとから回転速度演算器39によって回転速度を推定するようにし、この推定値39sをPWMスイッチングパターン発生部37およびベクトル制御演算器38に入力することにより、ベクトル制御(速度センサレスベクトル制御)を行うようにしたものである。なお、回転数の推定にはベクトル制御演算器38と回転速度演算器39に推定演算式を組み込んで制御に使用する構成とする。
【0052】
以上述べたように、第6の実施の形態によれば給水ポンプ駆動電動機9Mに速度検出器34を取付ける必要がなく、その分、故障要因の低減、従来設備への検出器追加および配線数の低減が可能となり、速度検出器34を用いずに第5の実施の形態と同等の制御性を有することが可能となる。
【0053】
なお、本実施の形態においても系統電源の瞬停期間中ベクトル制御回路38で給水ポンプ駆動電動機9Mのトルク電流成分を零制御し、給水ポンプ駆動電動機9Mの励磁電流成分を定格値に合わせるように制御する点は第5の実施の形態の場合と同じである。
【0054】
(第7の実施の形態)
図9は本発明の第7の実施の形態による原子炉給水ポンプ制御装置のブロック構成図である。
【0055】
この第9の実施の形態は、半導体電力変換回路22Aの入力側であるコンバータ24Aにもインバータ26と同様に自励式半導体スイッチング素子による三相ブリッジ構成とし、このコンバータ24Aを電流指令値で制御するようにしたものである。
【0056】
図9において、21Fは本実施の形態による原子炉給水ポンプ制御装置であり、タービン駆動給水ポンプ速度制御回路12を省略して描いている。40および41は電源側の電圧、電流を検出する電圧検出器および電流検出器である。42は電圧検出信号40sおよび直流平滑コンデンサ25の検出電圧25sから電流指令値42sを作成する位相ロックループ(PLL)回路であり、43は電流指令値42sを電流検出信号41sで補正する加算器である。44は補正された電流指令値43sを入力して周波数キャリア変調方式や電流の瞬時値比較方式等の方法により前記コンバータ24Aにトリガー信号44sを与えるPWM制御回路である。
【0057】
コンバータ24Aの制御回路をこのように構成することによって入力電流位相41sを電源電圧位相40sに合わせることが可能となり、また、入力電流の波形も正弦波状になることから入力側の力率を1とすることができる。
【0058】
従って、電源側の電流値41sに含まれる低次高調波成分を抑制できるため、電源系統側への高調波電流の漏えいを低減することができる。また、入力側の力率を1に制御することにより入力側の無効電力が零すなわち、有効電力と皮相電力とが同値になるため原子炉給水ポンプ制御装置21Fの設備としての電源容量を低減することができる。
【0059】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば原子炉給水システムにおける電動機駆動給水ポンプからの給水流量を制御するに際し、流量調整弁に代えてインバータを有する半導体電力変換回路を設け、このインバータを電流指令に基づいて制御し、給水ポンプ駆動電動機の回転数・トルクを制御するようにしたので、給水流量要求に見合って電動機運転が可能となるために、従来技術のように定格速度で運転する場合に比べて必要以上に電力を消費することはなく、且つ、流量調整弁なるが故の給水流量のハンチング、エロージョン等も防ぐことができ、原子炉水位制御をより安定化することのできる原子炉給水システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による原子炉給水システムの構成図。
【図2】第1の実施の形態による原子炉給水ポンプ制御装置のブロック構成図。
【図3】第1の実施の形態によるポンプ駆動電動機の電源装置の回路図。
【図4】第2の実施の形態による原子炉給水ポンプ制御装置のブロック構成図。
【図5】第3の実施の形態による原子炉給水ポンプ制御装置のブロック構成図。
【図6】第4の実施の形態による原子炉給水ポンプ制御装置およびポンプ駆動電動機の電源装置の構成図。
【図7】第5の実施の形態による原子炉給水ポンプ制御装置およびポンプ駆動電動機の電源装置の構成図。
【図8】第6の実施の形態による原子炉給水ポンプ制御装置およびポンプ駆動電動機の電源装置の構成図。
【図9】本発明の請求項目第7項を説明する回路構成図
【図10】従来の原子炉給水システムの構成図。
【図11】従来の原子炉給水制御装置のブロック構成図。
【符号の説明】
1…原子炉圧力容器、2…再循環ポンプ、3…主蒸気止め弁、4…蒸気タービン、5…復水器、6…タービン発電機、7…原子炉給水ポンプ、8…タービン駆動原子炉給水ポンプ、9…電動機駆動原子炉給水ポンプ、9M…原子炉給水ポンプ駆動用電動機、10原子炉給水調整弁、14…原子炉水位検出器、15…主蒸気流量検出器、16…原子炉給水流量検出器、17…加減演算器、18…三要素/単要素切替スイッチ、19…水位制御器、20…原子炉水位設定器、21,21A〜21F…原子炉給水ポンプ制御装置、22,22A…半導体電力変換回路、23…制御演算回路、24,24A…コンバータ、25…直流平滑コンデンサ、26…インバータ、27…リアクトル、28…所内電源、29…制御対象切替回路、30,30〜30…回転数・トルク制御演算回路、31…バイパス弁、32…バイパス配管、33…負荷電流検出器、34…回転速度検出器、36…比較部、37…パルス幅変調(PWM)スイッチングパターン部、38…ベクトル制御演算部、39…回転速度演算部、40…電源電圧検出器、41…電源電流検出器、42…位相ロックループ(PLL)回路、43…加算部、44…パルス幅変調(PWM)制御回路。

Claims (7)

  1. 原子炉圧力容器に給水を原子炉給水ポンプにより供給するように構成した原子炉給水システムであって、
    前記原子炉圧力容器内の原子炉水位を設定する原子炉水位設定信号を原子炉水位検出値、前記原子炉圧力容器から蒸気タービンに導入される主蒸気の流量である主蒸気流量検出値および前記原子炉圧力容器に供給される給水の量である原子炉給水流量検出値を加減演算して得られた信号あるいは前記原子炉水位検出値のいずれかと比較し、その比較結果に基づいて電流指令値を演算し出力する電流指令値演算手段と、
    この電流指令値を入力して前記原子炉給水ポンプの回転数指令値およびトルク指令値を演算し出力する回転数およびトルク演算手段と、
    前記原子炉給水ポンプを駆動する給水ポンプ駆動電動機と、
    前記給水ポンプ駆動電動機に流れる電流を検出する負荷電流検出手段と、
    前記給水ポンプ駆動電動機の回転数を検出する回転数検出手段と、
    前記給水ポンプ駆動電動機に対して可変周波数の電力を供給するインバータを有する半導体電力変換回路とを備え、
    前記インバータに前記回転数およびトルク演算手段から回転数指令値およびトルク指令値を与えることにより、前記給水ポンプ駆動電動機を制御して原子炉圧力容器への給水流量を制御するようにした原子炉給水システムにおいて、
    前記回転数およびトルク演算手段は、前記電流指令値と前記負荷電流検出値との偏差を演算する手段と、この偏差および前記回転数検出値を入力するパルス幅変調スイッチングパターン回路とを備え、かつ、前記パルス幅変調スイッチングパターン回路から出力される信号によって前記半導体電力変換回路のインバータを構成する自励式スイッチング素子をオンオフ制御して前記給水ポンプ駆動電動機を制御することを特徴とする原子炉給水システム。
  2. 前記給水ポンプ駆動電動機を複数台設置し、前記電流指令値に応じて複数台の給水ポンプ駆動電動機の中から任意の給水ポンプ駆動電動機を選択する制御対象切替手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の原子炉給水システム。
  3. 前記電動機駆動給水ポンプの入口側と出口側との間にバイパス配管を設置し、このバイパス配管を通して電動機駆動給水ポンプ起動時の低速領域における通水を確保することを特徴とする請求項1記載の原子炉給水システム。
  4. 前記電流指令値および前記回転数検出値を入力するベクトル制御演算器を設け、このベクトル制御演算器の出力と前記負荷電流との偏差を前記パルス幅変調スイッチングパターン回路に入力し、前記半導体電力変換回路のインバータを構成する自励式スイッチング素子をパルス幅変調スイッチングパターンによりオンオフ制御することを特徴とする請求項記載の原子炉給水システム。
  5. 記負荷電流検出手段で得られた負荷電流検出値を入力し回転速度を推定する回転速度演算器と、前記電流指令値と前記回転速度演算器で得られた回転速度推定値を入力するベクトル制御演算器と、このベクトル制御演算器の出力と前記負荷電流との偏差を演算する手段と、この偏差および前記回転速度演算器で得られた回転速度推定値を入力するパルス幅変調スイッチングパターン回路とを備え、
    このパルス幅変調スイッチングパターン回路から出力される信号によって前記半導体電力変換回路のインバータを構成する自励式スイッチング素子をオンオフ制御することを特徴とする請求項1記載の原子炉給水システム。
  6. 前記半導体電力変換回路をコンバータ、直流平滑コンデンサおよびインバータとから構成し、かつ、前記コンバータを自励式スイッチング素子によって構成し、前記半導体電力変換回路の電源側から検出した電圧検出と直流平滑コンデンサの電圧とから電流指令値を作成する位相ロックループ回路を設け、この位相ロックループ回路から出力される電流指令値と電源側から検出された電流との比較結果を入力して前記コンバータにパルス幅変調制御信号を与えるパルス幅変調制御回路を設けたことを特徴とする請求項1記載の原子炉給水システム。
  7. 前記ベクトル制御演算器は、電源系統側が瞬間的に停電になった場合、その瞬停期間中は電動機のトルク電流成分を零制御し、電動機の励磁電流成分を定格値に制御するようにしたことを特徴とする請求項または請求項記載の原子炉給水システム。
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