JP2008079439A - 昇圧チョッパの制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】インバータ制御器17の制御動作が異常となり、有効電力値Pout87が信用できない値となった場合であっても、チョッパ制御システム110におけるチョッパ制御動作が異常な動作を行なうことがない昇圧チョッパ9の制御システムを提供する。
【解決手段】チョッパ制御システム110は、電圧型インバータ10のインバータ制御器17の動作を判断するインバータ制御動作正常/異常判定器74を備えており、このインバータ制御動作正常/異常判定器74により電圧型インバータ10のインバータ制御器17の動作が正常であると判断された場合、予め求めておいたフィードフォワード項Idc(ff)52を有効とすることができる。一方、インバータ制御器17の動作が異常であると判断された場合、フィードフォワード項Idc(ff)52を無効とすることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、燃料電池、昇圧チョッパおよびインバータを有する電源システムにおける該昇圧チョッパの制御システムに関する。
燃料電池が出力する直流電力を交流負荷に供給する方式としては、例えば特許文献1に示されるように、交流電力へ変換する電力変換装置としてインバータを用い、このインバータの電力変換効率を高めるために昇圧チョッパを用いる方式がある。
図2は、従来の、燃料電池からインバータを介して交流負荷へ交流電力を供給する回路の構成を示す主回路構成図を示す。図2において、符号1は燃料電池(出力電圧Vfc)、9は昇圧チョッパ(点線で囲まれた部分)、5は平滑用コンデンサ、10は電圧型インバータ、13は力率改善用の交流リアクトル、16は交流遮断器、18は交流負荷、71は交流リアクトル13および交流遮断器16を介して連系する系統である。図2に示されるように、燃料電池1の出力は昇圧チョッパ9により一定の直流電圧へ昇圧される。昇圧された直流電圧は平滑用コンデンサ5を介して電圧型インバータ10へ入力される。当該入力は電圧型インバータ10により交流電力へ変換され、交流リアクトル13および交流遮断器16を介して交流負荷18に供給される。
図2に示されるように、昇圧チョッパ9は燃料電池1の一方の電極に直列に接続された力率改善用の直流リアクトル2と、直流リアクトル2に直列に接続された整流用ダイオード4と、直流リアクトル2と整流用ダイオード4との間に一方が接続され他方が燃料電池1の他方の電極に接続された自己消弧素子6とにより構成されている。自己消弧素子6は自己消弧機能を有するスイッチング素子であり、例えばパワートランジスタまたはIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等が用いられている。電圧型インバータ10は、自己消弧素子11aおよびダイオード12aの逆並列接続と自己消弧素子11bおよびダイオード12bの逆並列接続とにより構成されている。
続いて図2において、符号8はチョッパ制御器であり、直流電流検出器3により検出された直流電流検出値Idc24と直流電圧検出器7により検出された平滑用コンデンサ5の直流電圧検出値Vdc21とを入力して、チョッパゲートパルス28を発生する。符号17はインバータ制御器であり、上記直流電圧検出値Vdc21と、交流電流検出器14により検出された交流負荷18の交流電流検出値Iac37と、交流電圧検出器15により検出された交流負荷18の交流電圧検出値Vac36と、交流電圧検出器72により検出された系統71の系統電圧値Vs73とを入力して、インバータゲートパルス42を出力する。
まず、チョッパ制御器8の機能について説明する。図3は、従来のチョッパ制御器8を用いたチョッパ制御システム100を示す。図3で図2と同じ符号を付した箇所は同じ要素を示すため説明は省略する。図3において、チョッパ制御器8への入力の一部(Vdc20等)および要素の一部(符号55等)は、図面の都合上、図2においては明示されていない。図3に示されるように、チョッパ制御器8では、直流電圧検出器7により検出された直流電圧検出値Vdc21と燃料電池発電装置の制御部(不図示)から別途に設定される直流電圧指令値Vdc20との偏差をPIで構成される自動電圧調整器(Automatic Voltage Regulator : AVR)22へ入力することにより、入力電圧偏差を零にする直流電圧補償量Idc(avr)53を求める。
一方、チョッパ制御システム100では、図3に示されるように、有効電力値Pout87(後述)をゲイン調節器55へ入力することにより、燃料電池1が出力するべき直流電流値56に換算する。次に、この直流電流値56を増加時にのみローパスフィルタの動作をする条件付フィルタ48へ入力して、外乱または系統擾乱等による制御量の変化を示すフィードフォワード(feed forward)項Idc(ff)52を生成する。
図3に示されるように、チョッパ制御器8では、直流電圧補償量Idc(avr)53とフィードフォワード項Idc(ff)52とを加算して直流電流指令値Idc54を生成する。この直流電流指令値Idc54と直流電流検出器3により検出された直流電流検出値Idc24との偏差をPIで構成される自動電流調整器(Automatic Current Regulator : ACR)23へ入力することにより入力電流偏差を零にするパルス変調率25を決定する。パルス変調率25とキャリア27とをパルス幅制御(Pulse Width Modulation : PWM)演算器26aへ入力して、チョッパゲートパルス28を生成する。
次に、インバータ制御器17の機能について説明する。図4は、従来のインバータ制御器(またはインバータ制御システム)17を示す。図4で図2と同じ符号を付した箇所は同じ要素を示すため説明は省略する。図4において、入力の一部(f81等)は、図面の都合上、図2においては明示されていない。インバータ制御器17では、図4の下部に示されるように、内部クロック信号f81と交流電圧検出器72により検出された系統電圧値Vs73とを同期調節器82に入力することにより基準クロック信号f**30を求める。この基準クロック信号f**30と、交流電流検出値Iac37を三相/二相変換器49により二相量とした電流と、交流電圧検出値Vac36を三相/二相変換器50により二相量とした電圧とを有効/無効電力演算器45へ入力して有効電力値(有効電力演算結果)Pout87および無効電力値(無効電力演算結果)Qout88を得る。この有効電力値Pout87が、上述の図3に示されるチョッパ制御システム100で用いられた有効電力値Pout87である。
図4の中央部に示されるように、有効電力値Pout87と有効電力指示値P83との偏差を(自動)有効電力調節器(Automatic P Regulator : APR)85に入力し、無効電力値Qout88と無効電力指示値Q84との偏差を(自動)無効電力調節器(Automatic Q Regulator :AQR)86に入力する。有効電力調節器APR85の出力と、無効電力調節器AQR86の出力と、基準クロック信号f**30とを回転軸逆変換器89に入力し、その出力を二相/三相変換器90により三相量とした交流電流指令値Iac91を求める。次に、交流電流指令値Iac91と交流電流検出値Iac37との差分を自動電流調整器ACR92に入力して交流電流補償値IacCmp93を求める。
図4の上部に示されるように、系統電圧値Vs73と交流電流検出値Iac37から演算器43により求めた交流リアクトル13にかかる電圧との和101を求め、この和101と交流電流補償値IacCmp93との和102を求める。この和102を、直流電圧検出値Vdc21にゲイン演算器44によってゲインを掛けた値103で割算器40により割算をすることにより、パルス変調率41を決定する。パルス変調率41とキャリア39とをPWM演算器26bへ入力して、インバータゲートパルス42を生成する。
燃料電池1はその特性上、出力する有効電力が急激に増加する場合、燃料電池1内でガス不足が発生し、電池寿命を短くしてしまうという問題があった。一方、交流負荷18へ交流電力を供給中に突然交流遮断器16が開路してしまうような、所謂負荷遮断事故(交流側での急峻な負荷減少)が発生した場合、AVR22の制御応答速度が遅いため平滑用コンデンサ5の電圧が過大に上昇してしまうという問題があった。これらの問題に対しては、例えば特許文献2においても対処法が示されている。交流側での急峻な負荷増加に対しては、上述のようにチョッパ制御器8で直流電圧補償量Idc(avr)53とフィードフォワード項Idc(ff)52とを加算して直流電流指令値Idc54を生成することにより、徐々に直流電流指令値Idc54を増加させることによって燃料電池1のガス不足を防ぐことができる。一方、交流側での急峻な負荷減少に対しては、上述のようにチョッパ制御器8で直流電流指令値Idc54を生成することにより、瞬時に直流電流指令値Idc54を減少させることによって平滑用コンデンサ5の電圧の過大な上昇を防ぐことができる。
特開2005−285379 特開2004−259124
しかし、上述した従来のチョッパ制御システム100およびインバータ制御器17では、図4に示されるインバータ制御器17の制御動作が異常となり、有効電力値Pout87が信用できない値となった場合であっても、図3に示されるチョッパ制御システム100で有効電力値Pout87をそのまま使用する結果、フィードフォワード項Idc(ff)52がそのまま直流電圧補償量Idc(avr)53に加算されて直流電流指令値Idc54を生成するため、チョッパ制御動作も異常な動作をすることとなってしまうという問題があった。
以下、一例を挙げて上記の問題を具体的に説明する。例えば、連系している系統71の系統電圧値Vs73の位相および/または周波数が急変した場合、図4に示される同期調節器82の制御動作の遅れにより、一時的に基準クロック信号f**30が系統電圧値Vs73と非同期になることがある。この場合、有効電力値Pout87は基準クロック信号f**30を用いて有効/無効電力演算器45により演算されているため、正しい有効電力値Pout87を得ることができないこととなる。従って、有効電力値Pout87が実際の電力値より大きい値となった場合、チョッパ制御システム100におけるフィードフォワード項Idc(ff)52の値も大きくなるため過補償となり、この結果、直流電圧検出値Vdc21を所望の値より上昇させてしまうことになる。一方、有効電力値Pout87が実際の電力値より小さい値となった場合、チョッパ制御システム100におけるフィードフォワード項Idc(ff)52の値も小さくなるため補償不足となり、この結果、直流電圧検出値Vdc21を所望の値より減少させてしまうことになる。
そこで、本発明の目的は、上記問題を解決するためになされたものであり、インバータ制御器17の制御動作が異常となり、有効電力値Pout87が信用できない値となった場合であっても、チョッパ制御システム100におけるチョッパ制御動作が異常な動作を行なうことがない昇圧チョッパ9の制御システムを提供することにある。
この発明の昇圧チョッパの制御システムは、燃料電池、昇圧チョッパ及びインバータを有する電源システムにおける該昇圧チョッパの制御システムであって、該インバータの出力有効電力値に基づき該燃料電池が出力する最適な直流電流値を求め、該直流電流値に基づき該昇圧チョッパの電流制御フィードフォワード項を生成するものであり、前記インバータの制御システムの動作を判断する判断手段を備え、該判断手段により該インバータの制御システムの動作が正常であると判断された場合、前記電流制御フィードフォワード項を有効とすることを特徴とする。
ここで、この発明の昇圧チョッパの制御システムにおいて、前記判断手段により前記インバータの制御システムの動作が異常であると判断された場合、前記電流制御フィードフォワード項を無効とすることができる。
ここで、この発明の昇圧チョッパの制御システムにおいて、前記インバータの出力有効電力値は、前記電源システムに連系する系統の系統電圧及び内部クロック信号に基づき求めた基準クロック信号と、該電源システムにより交流電力を供給される交流負荷の交流電流検出値を三相/二相変換器により二相量とした電流と、該交流負荷の交流電圧検出値を三相/二相変換器により二相量とした電圧とに基づき得ることができる。
ここで、この発明の昇圧チョッパの制御システムにおいて、前記判断手段は、前記基準クロック信号が前記系統電圧と同期している場合は前記インバータの制御システムの動作が正常であると判断し、非同期の場合は前記インバータの制御システムの動作が異常であると判断することができる。
本発明の昇圧チョッパの制御システム(チョッパ制御システム)によれば、電圧型インバータ10の有効電力値Pout87に基づき燃料電池1が出力する最適な直流電流値56を求め、この直流電流値56に基づき昇圧チョッパ9のフィードフォワード項Idc(ff)52を生成する。チョッパ制御システムは、電圧型インバータ10のインバータ制御器17の動作を判断するインバータ制御動作正常/異常判定器(判断手段)を備えており、このインバータ制御動作正常/異常判定器により電圧型インバータ10のインバータ制御器17の動作が正常であると判断された場合、フィードフォワード項Idc(ff)52を有効とすることができる。一方、チョッパ制御システムにおいて、インバータ制御動作正常/異常判定器により電圧型インバータ10のインバータ制御器17の動作が異常であると判断された場合、フィードフォワード項Idc(ff)52を無効とすることができる。このため、インバータ制御器17の制御動作が異常となり、有効電力値Pout87が信用できない値となった場合であっても、チョッパ制御システムにおけるチョッパ制御動作が異常な動作を行なうことがない昇圧チョッパ9の制御システムを提供することができるという効果がある。
以下、実施例について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1におけるチョッパ制御システム110を示す。図1で図3と同じ符号を付した箇所は同じ要素を示すため説明は省略する。本発明の一実施例におけるチョッパ制御システム100は、従来技術の説明で用いた燃料電池1から電圧型インバータ10を介して交流負荷18へ交流電力を供給する回路の構成を示す主回路構成図(図2)において、従来技術のチョッパ制御システム100に替えて新たなチョッパ制御システム110として用いることができるものである。以下では、主回路構成図(図2)における符号も適宜用いて説明する。電圧型インバータ10の制御システムは図4に示されるインバータ制御器17と同様である。従って、電圧型インバータ10の(出力)有効電力値Pout87は、図4に示されるように、電源システムに連系する系統71の系統電圧Vs73および内部クロック信号f*81に基づき求めた基準クロック信号f**30と、電源システムにより交流電力を供給される交流負荷18の交流電流検出値Iac37を三相/二相変換器49により二相量とした電流と、交流負荷18の交流電圧検出値Vac36を三相/二相変換器50により二相量とした電圧とに基づき得る。以下では、インバータ制御器17(図4)における符号も適宜用いて説明する。
本発明の実施例1におけるチョッパ制御システム110は、上述のように図2に示される燃料電池1、昇圧チョッパ9および電圧型インバータ10を有する電源システムにおける昇圧チョッパ9の制御システムである。図1に示されるように、チョッパ制御システム110は、電圧型インバータ10の(出力)有効電力値Pout87に基づき燃料電池1が出力する最適な直流電流値56を求め、この直流電流値56に基づき昇圧チョッパ9の(電流制御)フィードフォワード項Idc(ff)52を生成するものである。チョッパ制御システム110は、電圧型インバータ10のインバータ制御器(インバータ制御システム)17の動作を判断するインバータ制御動作正常/異常判定器(判断手段)74を備えており、このインバータ制御動作正常/異常判定器74により電圧型インバータ10のインバータ制御器17の動作が正常であると判断された場合、フィードフォワード項Idc(ff)52を有効とすることができる。詳しくは、図1に示されるインバータ制御動作正常/異常判定器74内の切替手段75を正常76側へ切り替えることにより、予め生成されたフィードフォワード項Idc(ff)52をチョッパ制御器8へ送り、チョッパ制御器8内においてフィードフォワード項Idc(ff)52と直流電圧補償量Idc(avr)53とを算して直流電流指令値Idc54を生成する。
一方、チョッパ制御システム110において、インバータ制御動作正常/異常判定器74により電圧型インバータ10のインバータ制御器17の動作が異常であると判断された場合、フィードフォワード項Idc(ff)52を無効とすることができる。詳しくは、図1に示されるインバータ制御動作正常/異常判定器74内の切替手段75を異常77側へ切り替えることにより、予め生成されたフィードフォワード項Idc(ff)52を無効とする、つまり0とすることができる。
インバータ制御動作正常/異常判定器74は、例えば、図4に示される基準クロック信号f**30が系統電圧Vs73と同期している場合、電圧型インバータ10のインバータ制御器17の動作が正常であると判断し、一方、非同期の場合は電圧型インバータ10のインバータ制御器17の動作が異常であると判断することができる。基準クロック信号f**30が系統電圧Vs73と同期しているか否かは、例えば比較回路(不図示)等に基準クロック信号f**30と系統電圧Vs73とを入力することにより、判定することができる。
後は従来のチョッパ制御システム100(図3)で説明した内容と同様であり、図1に示されるようにチョッパ制御器8において、直流電圧補償量Idc(avr)53と、上述のようにして求められインバータ制御動作正常/異常判定器74により有効とされたフィードフォワード項Idc(ff)52とを加算して直流電流指令値Idc54を生成する。この直流電流指令値Idc54と直流電流検出値Idc24との偏差をPIで構成されるACR23へ入力することにより入力電流偏差を零にするパルス変調率25を決定する。パルス変調率25とキャリア27とをPWM演算器26aへ入力して、チョッパゲートパルス28を生成する。
以上より、本発明の実施例1によれば、チョッパ制御システム110は、電圧型インバータ10の有効電力値Pout87に基づき燃料電池1が出力する最適な直流電流値56を求め、この直流電流値56に基づき昇圧チョッパ9のフィードフォワード項Idc(ff)52を生成する。チョッパ制御システム110は、電圧型インバータ10のインバータ制御器17の動作を判断するインバータ制御動作正常/異常判定器74を備えており、このインバータ制御動作正常/異常判定器74により電圧型インバータ10のインバータ制御器17の動作が正常であると判断された場合、フィードフォワード項Idc(ff)52を有効とすることができる。一方、チョッパ制御システム110において、インバータ制御動作正常/異常判定器74により電圧型インバータ10のインバータ制御器17の動作が異常であると判断された場合、フィードフォワード項Idc(ff)52を無効とすることができる。インバータ制御動作正常/異常判定器74は、例えば、図4に示される基準クロック信号f**30が系統電圧Vs73と同期している場合、電圧型インバータ10のインバータ制御器17の動作が正常であると判断し、一方、非同期の場合は電圧型インバータ10のインバータ制御器17の動作が異常であると判断することができる。このため、インバータ制御器17の制御動作が異常となり、有効電力値Pout87が信用できない値となった場合であっても、チョッパ制御システム110におけるチョッパ制御動作が異常な動作を行なうことがない昇圧チョッパ9の制御システムを提供することができる。
本発明の活用例として、燃料電池、昇圧チョッパおよびインバータから構成される電源システムへの適用が挙げられる。
本発明の一実施例におけるチョッパ制御システム110を示す図である。 従来の、燃料電池からインバータを介して交流負荷へ交流電力を供給する回路の構成を示す主回路構成図である。 従来のチョッパ制御器8を用いたチョッパ制御システム100を示す図である。 従来のインバータ制御器17を示す図である。
符号の説明
1 燃料電池、 2 直流リアクトル、 3 直流電流検出器、 4 整流用ダイオード、 5 平滑用コンデンサ、 6,11a,11b 自己消弧素子、 7 直流電圧検出器、 8 チョッパ制御器、 9 昇圧チョッパ、 10 電圧型インバータ、 12a,12b ダイオード、 13 交流リアクトル、 14 交流電流検出器、 15,72 交流電圧検出器、 16 交流遮断器、 17 インバータ制御器(インバータ制御システム)、 18 交流負荷、 20 直流電圧指令値Vdc、 21 直流電圧検出値Vdc、 22 AVR、 23,92 ACR、 24 直流電流検出値Idc、 25,41 パルス変調率、 26a,26b PWM演算器、 27,39 キャリア、 28 チョッパゲートパルス、 30 基準クロック信号f**、 36 交流電圧検出値Vac、 37 交流電流検出値Iac、 40 割算器、 42 インバータゲートパルス、 43 演算器、 44 ゲイン演算器、 45 有効/無効電力演算器、 48 条件付フィルタ、 49,50 三相/二相変換器、 52 フィードフォワード項Idc(ff)、 53 直流電圧補償量Idc(avr)、 54 直流電流指令値Idc、 55 ゲイン調節器、 56 直流電流値、 71 系統、 73 系統電圧値Vs、 74 インバータ制御動作正常/異常判定器、 81 内部クロック信号f、 82 同期調節器、 83 有効電力指示値P、 84 無効電力指示値Q、 85 APR、 86 AQR、 87 有効電力値Pout、 88 無効電力値Qout、 89 回転軸逆変換器、 90 二相/三相変換器、 91 交流電流指令値Iac、 93 交流電流補償値IacCmp、 100,110 チョッパ制御システム、 101,102,103 和。

Claims (4)

  1. 燃料電池、昇圧チョッパ及びインバータを有する電源システムにおける該昇圧チョッパの制御システムであって、該インバータの出力有効電力値に基づき該燃料電池が出力する最適な直流電流値を求め、該直流電流値に基づき該昇圧チョッパの電流制御フィードフォワード項を生成するものであり、
    前記インバータの制御システムの動作を判断する判断手段を備え、該判断手段により該インバータの制御システムの動作が正常であると判断された場合、前記電流制御フィードフォワード項を有効とすることを特徴とする昇圧チョッパの制御システム。
  2. 請求項1記載の昇圧チョッパの制御システムにおいて、前記判断手段により前記インバータの制御システムの動作が異常であると判断された場合、前記電流制御フィードフォワード項を無効とすることを特徴とする昇圧チョッパの制御システム。
  3. 請求項1又は2記載の昇圧チョッパの制御システムにおいて、前記インバータの出力有効電力値は、前記電源システムに連系する系統の系統電圧及び内部クロック信号に基づき求めた基準クロック信号と、該電源システムにより交流電力を供給される交流負荷の交流電流検出値を三相/二相変換器により二相量とした電流と、該交流負荷の交流電圧検出値を三相/二相変換器により二相量とした電圧とに基づき得ることを特徴とする昇圧チョッパの制御システム。
  4. 請求項3記載の昇圧チョッパの制御システムにおいて、前記判断手段は、前記基準クロック信号が前記系統電圧と同期している場合は前記インバータの制御システムの動作が正常であると判断し、非同期の場合は前記インバータの制御システムの動作が異常であると判断することを特徴とする昇圧チョッパの制御システム。
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