JP4430653B2 - 車両、車両の制御方法、車両の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムおよびそのプログラムをコンピュータ読取り可能に記録した記録媒体 - Google Patents

車両、車両の制御方法、車両の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムおよびそのプログラムをコンピュータ読取り可能に記録した記録媒体 Download PDF

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Description

この発明は、車両、車両の制御方法、車両の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムおよびそのプログラムをコンピュータ読取り可能に記録した記録媒体に関する。
内燃機関の出力軸が動力分割機構を経て第1の電動発電機と車輪駆動軸とに連結され、車輪駆動軸に第2の電動発電機が連結されたハイブリッド車両駆動構造が知られている。
そのようなハイブリッド車両駆動構造においては、内燃機関の燃費を良好に保って所要の車速対車軸トルク特性を得るために、第2の電動発電機を大型化せざるを得ない。
特開2003−127681号公報(特許文献1)は、第2の電動発電機の大型化を回避して所要の車速対車軸トルク特性を得るために、車輪駆動軸の途中または車輪駆動軸への第2の電動発電機の連結の途中の少なくとも一方に変速機を設けた構成が開示されている。
特開2003−127681号公報 特開2005−351459号公報
変速機を組み込んでいないハイブリッド車両では、第2の電動発電機と車輪駆動軸とが常時機械的に連結されていた。第2の電動発電機は、前進方向と後進方向の2方向に回転が可能であり、その制御のためにレゾルバと呼ばれる回転センサが用いられていた。レゾルバは、回転数と回転方向とが検出可能な回転センサである。したがって、車輪駆動軸の回転数と回転方向とは、レゾルバで第2の電動発電機の回転数と回転方向を検出すれば、減速ギヤのギヤ比を乗ずることで知ることができた。
しかし、ハイブリッド車両に変速機を設けた構成では、変速機がニュートラルレンジに制御されている場合、第2の電動発電機の回転軸と車輪駆動軸とは機械的に遮断される。したがって、ニュートラルレンジにおいては、第2の電動発電機の回転数および回転方向は車輪駆動軸の回転数および回転方向と一致しないので、車輪駆動軸の回転数および回転方向を他のセンサで検出し車速を表示したり車両を制御したりする必要がある。
車速を表示するだけであれば、回転センサのなかでも回転方向を検出しないで回転数のみを検出するタイプの簡易なセンサで十分である。しかし、ハイブリッド車両は、動力分割機構や第1、第2電動発電機の保護のため回転数を制限している。この回転数の制限値は、回転方向によって異なる場合がある。
変速機がニュートラルレンジに制御されている間は、動力分割機構や第1、第2電動発電機は、車輪駆動軸とは切り離されているので、車速によりこれらの回転数制限値が影響を受けることは無い。しかし、将来の運転者のシフト動作によってニュートラルレンジからドライブレンジやリバースレンジにシフトレンジが切換えられる場合に備えて車両の進行方向を予め検出しておく必要がある。シフトレンジ切換に伴い、直ちに回転数の制限を適用して駆動系の装置を保護する必要があるからである。
この発明の目的は、車輪駆動軸が駆動系から切り離しが可能な車両において、車両の進行方向を検出可能な車両および車両の制御方法を提供することである。
この発明は、要約すると、車両であって、駆動トルクを発生する駆動装置と、車輪に常時機械的に結合された駆動軸と、駆動軸の回転数を検出する第1の回転センサと、駆動軸に対して駆動力の伝達状態と非伝達状態との切替を行なうクラッチ機構と、駆動装置とクラッチ機構の制御を行なう制御装置とを備える。制御装置は、クラッチ機構を非伝達状態に制御し、かつ駆動装置の出力軸の回転数を一定値に制御した場合に駆動装置から出力される駆動トルクに応じて第1の回転センサが検出した回転数の符号を判定する。
好ましくは、駆動装置は、第1の電動機と、駆動装置の出力軸の回転数を検出する第2の回転センサとを含む。制御装置は、第2の回転センサが検知する回転数がゼロとなるように第1の電動機を駆動し、第1の電動機の駆動トルクの向きに基づいて第1の回転センサが検出した回転数の符号を判定する。
より好ましくは、駆動装置は、内燃機関と、駆動装置の出力軸に回転子が結合されている第2の電動機と、第1、第2の電動機および内燃機関の各出力軸がそれぞれ3つの入力軸に接続される動力分割機構とをさらに含む。
より好ましくは、第1の回転センサは、回転数の絶対値が検出可能で、回転数の符号が検出不能なセンサであり、第2の回転センサは、回転数の絶対値と回転数の符号とが検出可能なセンサである。
より好ましくは、車両は、アクセルペダルの踏込み量を検出するセンサをさらに備える。制御装置は、第1の回転センサの出力と、判定された第1の回転センサが検出した回転数の符号と、アクセルペダルの踏込み量とに基づいて要求駆動トルクを算出する。
好ましくは、制御装置は、駆動軸の回転数が、駆動装置中に過回転が発生する動作禁止領域で駆動装置が運転される回転数となるときにクラッチ機構を非伝達状態に制御し、第1の回転センサの出力と、判定された第1の回転センサが検出した回転数の符号とに基づいて、駆動軸の回転数が駆動装置が動作禁止領域で動作しない回転数となったことを判定してクラッチ機構を伝達状態に制御する。
この発明は、他の局面に従うと、駆動トルクを発生する駆動装置と、車輪に常時機械的に結合された駆動軸と、駆動軸の回転数を検出する第1の回転センサと、駆動軸に対して駆動力の伝達状態と非伝達状態との切替を行なうクラッチ機構とを有する車両の制御方法である。車両の制御方法は、クラッチ機構を非伝達状態に制御し、かつ駆動装置の出力軸の回転数を一定値に制御するステップと、駆動装置から出力される駆動トルクに応じて第1の回転センサが検出した回転数の符号を判定するステップとを備える。
好ましくは、駆動装置は、第1の電動機と、駆動装置の出力軸の回転数を検出する第2の回転センサとを含む。回転数を一定値に制御するステップは、第2の回転センサが検知する回転数がゼロとなるように第1の電動機を駆動する。符号を判定するステップは、第1の電動機の駆動トルクの向きに基づいて第1の回転センサが検出した回転数の符号を判定する。
より好ましくは、駆動装置は、内燃機関と、駆動装置の出力軸に回転子が結合されている第2の電動機と、第1、第2の電動機および内燃機関の各出力軸がそれぞれ3つの入力軸に接続される動力分割機構とをさらに含む。
より好ましくは、第1の回転センサは、回転数の絶対値が検出可能で、回転数の符号が検出不能なセンサである。第2の回転センサは、回転数の絶対値と回転数の符号とが検出可能なセンサである。
好ましくは、車両は、アクセルペダルの踏込み量を検出するセンサをさらに有する。車両の制御方法は、第1の回転センサの出力と、判定された第1の回転センサが検出した回転数の符号と、アクセルペダルの踏込み量とに基づいて要求駆動トルクを算出するステップをさらに備える。
好ましくは、車両の制御方法は、駆動軸の回転数が、駆動装置中に過回転が発生する動作禁止領域で駆動装置が運転される回転数となるときにクラッチ機構を非伝達状態に制御するステップと、第1の回転センサの出力と、判定された第1の回転センサが検出した回転数の符号とに基づいて、駆動軸の回転数が駆動装置が動作禁止領域で動作しない回転数となったことを判定してクラッチ機構を伝達状態に制御するステップとをさらに備える。
この発明は、さらに他の局面では、上記いずれかの車両の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムをコンピュータ読取り可能に記録した記録媒体である。
この発明は、さらに他の局面では、上記のいずれかの車両の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
この発明によれば、車輪駆動軸が駆動系から切り離された状態においても車両の進行方向を検出可能となるので、車輪駆動軸を駆動系に接続する際に適切な制御を行なうことができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
[全体構成の説明]
図1は、本実施の形態の車両1の主たる構成を示す図である。
図1を参照して、車両1は、駆動トルクを発生する駆動装置11と、車輪に常時機械的に結合された駆動軸22と、駆動軸22の回転数を検出する第1の回転センサ78と、駆動軸22に対して駆動力の伝達状態と非伝達状態との切替を行なうクラッチC1,C2と、駆動装置11とクラッチC1,C2の制御を行なう制御装置50とを備える。制御装置50は、クラッチC1,C2を非伝達状態に制御し、かつ駆動装置の出力軸(伝達部材18)の回転数を一定値に制御した場合に駆動装置11から出力される駆動トルクに応じて第1の回転センサ78が検出した回転数の符号を判定する。
好ましくは、駆動装置11は、第1の電動機MG1と、駆動装置の出力軸の回転数を検出する第2の回転センサ76とを含む。制御装置は、第2の回転センサ76が検知する回転数がゼロとなるように第1の電動機MG1を駆動し、第1の電動機MG1の駆動トルクの向きに基づいて第1の回転センサ78が検出した回転数の符号を判定する。
より好ましくは、駆動装置11は、エンジン8と、駆動装置11の出力軸(伝達部材18)に回転子が結合されている第2の電動機MG2と、第1、第2の電動機MG1,MG2およびエンジン8の各出力軸がそれぞれ3つの入力軸に接続される動力分割機構16とをさらに含む。
車両1は、さらに、アクセルペダルの踏込み量を検出するアクセルポジションセンサ82と、複数種類のシフトポジションを手動操作により切換える操作装置46と、回転センサ72,74と、インバータ62と、蓄電装置60と、油圧制御回路42と、差動歯車装置36とを含む。
制御装置50は、エンジン制御部58と、ハイブリッド制御部52と、有段変速制御部54とを含む。
[基本動作の説明]
図2は、図1の駆動装置11と変速装置20とを含む駆動変速機構10の詳細を示した図である。
図2を参照して、駆動装置11は、エンジン8と、動力分割機構16と、電動機MG1,MG2とを含む。
入力軸14は、車体に取り付けられる非回転部材としてのトランスミッションケース12(以下、ケース12という)内において共通の軸心上に配設された入力回転部材である。動力分割機構16は、入力軸14に連結された動力伝達装置である。
変速装置20は、動力分割機構16と車輪38との間の動力伝達経路で伝達部材18を介して直列に連結されている有段式の自動変速機(AT)である。駆動軸22は、この変速装置20に連結されている出力回転部材である。
駆動変速機構10は、車両において縦置きされるFR(フロントエンジン・リヤドライブ)型車両に特に好適に用いられるものである。エンジン8は、入力軸14に直接にまたは図示しない脈動吸収ダンパーを介して直接的に連結された走行用の駆動力源であり、例えばガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の内燃機関である。
図1に示されるように、エンジン8からの動力は、駆動装置の他の一部として動力伝達経路の一部を構成する差動歯車装置(終減速機)36および一対の車軸等を順次介して一対の車輪38へ伝達する。
なお、駆動変速機構10のエンジン8以外の部分はその軸心に対して対称的に構成されているため、図1、図2の駆動変速機構10を表す部分においてはその下側が省略されている。
駆動装置11は、エンジン8と、第1電動機MG1と、動力分割機構16と、第2電動機MG2とを備えている。動力分割機構16は、入力軸14に入力されたエンジン8の出力を機械的に分配する機械的機構であってエンジン8の出力を第1電動機MG1および伝達部材18に分配する差動機構として動作する。第2電動機MG2は、伝達部材18と一体的に回転するように設けられているロータを有する。
なお、第1電動機MG1および第2電動機MG2は発電機能をも有するいわゆる電動機であるが、第1電動機MG1は反力を発生させるためのジェネレータ(発電)機能を少なくとも備え、第2電動機MG2は走行用の駆動力源として駆動力を出力するためのモータ(電動機)機能を少なくとも備える。
動力分割機構16は、例えば「0.418」程度の所定のギヤ比ρ1を有するシングルピニオン型の第1遊星歯車装置24と、切換クラッチC0および切換ブレーキB0とを主体的に備えている。この第1遊星歯車装置24は、第1サンギヤS1と、第1遊星歯車P1と、その第1遊星歯車P1を自転および公転可能に支持する第1キャリヤCA1と、第1遊星歯車P1を介して第1サンギヤS1と噛み合う第1リングギヤR1とを回転要素(要素)として含む。第1サンギヤS1の歯数をZS1、第1リングギヤR1の歯数をZR1とすると、上記ギヤ比ρ1はZS1/ZR1である。
この動力分割機構16においては、第1キャリヤCA1は入力軸14すなわちエンジン8に連結され、第1サンギヤS1は第1電動機MG1に連結され、第1リングギヤR1は伝達部材18に連結されている。
また、切換ブレーキB0は第1サンギヤS1とケース12との間に設けられ、切換クラッチC0は第1サンギヤS1と第1キャリヤCA1との間に設けられている。それら切換クラッチC0および切換ブレーキB0が解放されると、動力分割機構16は第1遊星歯車装置24の3要素である第1サンギヤS1、第1キャリヤCA1、第1リングギヤR1がそれぞれ相互に相対回転可能な状態となる。
この状態では、エンジン8の出力が第1電動機MG1と伝達部材18とに分配されるとともに、分配されたエンジン8の出力の一部で第1電動機MG1から発生させられた電気エネルギで蓄電装置60が蓄電されたり、第2電動機MG2が回転駆動されたりする。動力分割機構16が電気的な差動装置として機能し、駆動装置11は、エンジン8の所定回転に拘わらず伝達部材18の回転を連続的に変化させることができる。
すなわち、動力分割機構16が差動状態とされると駆動装置11も差動状態とされ、変速比γ0(入力軸14の回転速度/伝達部材18の回転速度)が最小値γ0min から最大値γ0max まで連続的に変化させられる電気的な無段変速機付きの駆動装置として機能する。
一方、切換クラッチC0または切換ブレーキB0が係合させられると、動力分割機構16は差動作用が不能な非差動状態となる。
まず、切換クラッチC0が係合させられて第1サンギヤS1と第1キャリヤCA1とが一体的に係合させられると、動力分割機構16は第1遊星歯車装置24の3要素である第1サンギヤS1、第1キャリヤCA1、第1リングギヤR1が共に回転すなわち一体回転させられるロック状態になる。
そして、エンジン8の回転と伝達部材18の回転速度とが一致する状態となるので、動力分割機構16は変速比γ0が「1」に固定された定変速状態とされる。
次いで、上記切換クラッチC0に替えて切換ブレーキB0が係合させられて第1サンギヤS1がケース12に連結させられると、動力分割機構16は第1サンギヤS1が非回転状態に固定されるロック状態となる。
そして、第1リングギヤR1は第1キャリヤCA1よりも増速回転されるので、動力分割機構16は増速機構として機能する。動力分割機構16は変速比γ0が「1」より小さい値例えば0.7程度に固定された定変速状態とされる。
このように、切換クラッチC0および切換ブレーキB0は、動力分割機構16を差動状態と非差動状態とに設定することができる。すなわち切換クラッチC0および切換ブレーキB0は、動力分割機構16を変速比が連続的変化可能な無段変速機として作動させる無段変速状態(差動状態)と、変速比変化を一定にロックする定変速状態(非差動状態)とに選択的に切換える切換装置として機能している。
変速装置20は、シングルピニオン型の第2遊星歯車装置26と、シングルピニオン型の第3遊星歯車装置28と、およびシングルピニオン型の第4遊星歯車装置30とを含む。
第2遊星歯車装置26は、第2サンギヤS2と、第2遊星歯車P2と、その第2遊星歯車P2を自転および公転可能に支持する第2キャリヤCA2と、第2遊星歯車P2を介して第2サンギヤS2と噛み合う第2リングギヤR2とを含む。第2遊星歯車装置26は、例えば「0.562」程度の所定のギヤ比ρ2を有している。第2サンギヤS2の歯数をZS2、第2リングギヤR2の歯数をZR2とすると、上記ギヤ比ρ2はZS2/ZR2である。
第3遊星歯車装置28は、第3サンギヤS3と、第3遊星歯車P3と、その第3遊星歯車P3を自転および公転可能に支持する第3キャリヤCA3と、第3遊星歯車P3を介して第3サンギヤS3と噛み合う第3リングギヤR3とを含む。第3遊星歯車装置28は、例えば「0.425」程度の所定のギヤ比ρ3を有している。第3サンギヤS3の歯数をZS3、第3リングギヤR3の歯数をZR3とすると、上記ギヤ比ρ3はZS3/ZR3である。
第4遊星歯車装置30は、第4サンギヤS4と、第4遊星歯車P4と、その第4遊星歯車P4を自転および公転可能に支持する第4キャリヤCA4と、第4遊星歯車P4を介して第4サンギヤS4と噛み合う第4リングギヤR4とを含む。第4遊星歯車装置30は、例えば「0.421」程度の所定のギヤ比ρ4を有している。第4サンギヤS4の歯数をZS4、第4リングギヤR4の歯数をZR4とすると、上記ギヤ比ρ4はZS4/ZR4である。
第2サンギヤS2と第3サンギヤS3は、一体的に連結されており、第2クラッチC2を介して伝達部材18に選択的に連結される。また第2サンギヤS2および第3サンギヤS3は、ともに第1ブレーキB1を介してケース12に選択的に連結されている。
第2キャリヤCA2は、第2ブレーキB2を介してケース12に選択的に連結されている。第4リングギヤR4は、第3ブレーキB3を介してケース12に選択的に連結されている。
第2リングギヤR2と第3キャリヤCA3と第4キャリヤCA4は、一体的に駆動軸22に連結されている。第3リングギヤR3と第4サンギヤS4は、一体的に連結され、第1クラッチC1を介して伝達部材18に選択的に連結されている。
このように、変速装置20と伝達部材18とは、変速装置20の変速段を成立させるために用いられる第1クラッチC1または第2クラッチC2を介して、選択的に連結されている。言い換えれば、第1クラッチC1および第2クラッチC2は、伝達部材18と車輪38との間の動力伝達経路を、動力伝達を可能とする動力伝達可能状態と、動力伝達を遮断する動力伝達遮断状態とに選択的に切り換える係合装置として機能している。
つまり、第1クラッチC1および第2クラッチC2の少なくとの一方が係合されることで動力伝達経路が動力伝達可能状態とされ、第1クラッチC1および第2クラッチC2が解放されることで動力伝達経路が動力伝達遮断状態とされる。
切換クラッチC0、第1クラッチC1、第2クラッチC2、切換ブレーキB0、第1ブレーキB1、第2ブレーキB2、および第3ブレーキB3は、一般の車両用自動変速機においてよく用いられている油圧式摩擦係合装置である。これらは、互いに重ねられた複数枚の摩擦板が油圧アクチュエータにより押圧される湿式多板型や、回転するドラムの外周面に巻き付けられた1本または2本のバンドの一端が油圧アクチュエータによって引き締められるバンドブレーキなどにより構成され、それが介装されている両側の部材(回転部材RE1〜RE8)を選択的に連結するためのものである。
図3は、駆動変速機構10の係合作動表である。
図3に示されるように、切換クラッチC0、第1クラッチC1、第2クラッチC2、切換ブレーキB0、第1ブレーキB1、第2ブレーキB2、および第3ブレーキB3が選択的に係合作動させられることにより、第1速ギヤ段(第1変速段)〜第5速ギヤ段(第5変速段)のいずれかまたは後進ギヤ段(後進変速段)またはニュートラルが選択的に成立する。
特に、本実施の形態では動力分割機構16に切換クラッチC0および切換ブレーキB0が備えられており、切換クラッチC0および切換ブレーキB0の何れかが係合作動させられることによって、動力分割機構16は前述した無段変速機として作動する無段変速状態に加え、変速比が一定の変速機として作動する定変速状態を構成することが可能とされている。
例えば、駆動変速機構10が有段変速機として機能する場合には、図3に示すように、切換クラッチC0、第1クラッチC1および第3ブレーキB3の係合により、変速比γ1が最大値例えば「3.357」程度である第1速ギヤ段が成立させられる。
切換クラッチC0、第1クラッチC1および第2ブレーキB2の係合により、変速比γ2が第1速ギヤ段よりも小さい値例えば「2.180」程度である第2速ギヤ段が成立させられる。
切換クラッチC0、第1クラッチC1および第1ブレーキB1の係合により、変速比γ3が第2速ギヤ段よりも小さい値例えば「1.424」程度である第3速ギヤ段が成立させられる。
切換クラッチC0、第1クラッチC1および第2クラッチC2の係合により、変速比γ4が第3速ギヤ段よりも小さい値例えば「1.000」程度である第4速ギヤ段が成立させられる。
第1クラッチC1、第2クラッチC2、および切換ブレーキB0の係合により、変速比γ5が第4速ギヤ段よりも小さい値例えば「0.705」程度である第5速ギヤ段が成立させられる。
また、第2クラッチC2および第3ブレーキB3の係合により、変速比γRが第1速ギヤ段と第2速ギヤ段との間の値例えば「3.209」程度である後進ギヤ段「R」が成立させられる。
なお、ニュートラル「N」状態とする場合には、切換クラッチC1およびC2は解放され、C0のみが係合される。なお、後に図13で説明するように駆動装置の保護のためにシフトレバー位置で「N」を指定されていないのにニュートラル状態になる場合は、クラッチC0は解放状態になっている。
一方、駆動変速機構10が無段変速機として機能する場合には、図3に示される係合表の切換クラッチC0および切換ブレーキB0が共に解放される。これにより、動力分割機構16および電動機MG1,MG2が無段変速機として機能し、それに直列の変速装置20が有段変速機として機能する。変速装置20の第1速、第2速、第3速、第4速の各ギヤ段に対しその変速装置20に入力される回転速度すなわち伝達部材18の回転速度が無段的に変化させられて各ギヤ段は無段的な変速比幅が得られる。したがって、その各ギヤ段の間が無段的に連続変化可能な変速比となって駆動変速機構10全体としてのトータル変速比(総合変速比)γTが無段階に得られるようになる。
図1の操作装置46は、例えば運転席の横に配設され、複数種類のシフトポジションを選択するために操作されるシフトレバー48を備えている。
図4は、シフトレバーの操作を説明するための図である。
図4を参照して、シフトレバー48は、駐車ポジション「P(パーキング)」、後進走行ポジション「R(リバース)」、中立ポジション「N(ニュートラル)」、前進自動変速走行ポジション「D(ドライブ)」、または前進手動変速走行ポジション「M(マニュアル)」へ手動操作されるように設けられている。
駐車ポジション「P(パーキング)」では、例えば図3の係合作動表に示されるように、クラッチC1およびクラッチC2のいずれの係合装置も係合されないように制御され、変速装置20内の動力伝達経路が遮断されたニュートラル状態になるとともに、変速装置20の駆動軸22がロックされる。中立ポジション「N(ニュートラル)」では、駆動変速機構10内の動力伝達経路が遮断された中立状態になる。
例えば、シフトレバー48の各シフトポジションへの手動操作に連動して、シフトレバー48に機械的に連結されたマニュアル弁が切換えられて、図3の係合作動表に示す後進ギヤ段「R」、ニュートラル「N」、前進ギヤ段「D」等が成立するように油圧制御回路42が機械的に切換えられる。また、「D」または「M」ポジションにおける図3の係合作動表に示す1stから5thの各変速段は、油圧制御回路42内の電磁弁が電気的に切換えられることにより成立させられる。
このように、操作装置46は、駆動変速機構10の走行状態として、前進走行を行なうための前進走行状態「D」または「M」と、後進走行を行なうための後進走行状態「R」とを手動操作により切換えられる前後進切換操作装置として機能している。
「P」ポジションおよび「N」ポジションの各非走行ポジションは動力伝達経路が遮断された非駆動ポジションである。
また、「R」ポジション、「D」ポジションおよび「M」ポジションの各走行ポジションは動力伝達経路の動力伝達可能状態へ切換えを選択するための駆動ポジションでもある。
また、「D」ポジションは最高速走行ポジションでもあり、「M」ポジションにおける例えば「4」レンジないし「L」レンジはエンジンブレーキ効果が得られるエンジンブレーキレンジでもある。
「M」ポジションは、例えば車両の前後方向において「D」ポジションと同じ位置において車両の幅方向に隣接して設けられており、シフトレバー48が「M」ポジションへ操作されることにより、「D」レンジないし「L」レンジの何れかがシフトレバー48の操作に応じて選択される。具体的には、この「M」ポジションには、車両の前後方向にアップシフト位置「+」、およびダウンシフト位置「−」が設けられており、シフトレバー48がそれ等のアップシフト位置「+」またはダウンシフト位置「−」へ操作されると、「D」レンジないし「L」レンジの何れかが選択される。
例えば、「M」ポジションにおいて選択される「D」レンジないし「L」レンジの5つの変速レンジは、駆動変速機構10の自動変速制御が可能なトータル変速比γTの変化範囲における高速側(変速比が最小側)のトータル変速比γTが異なる複数種類の変速レンジであり、また変速装置20の変速が可能な最高速側変速段が異なるように変速段(ギヤ段)の変速範囲を制限するものである。
また、シフトレバー48はスプリング等の付勢手段により上記アップシフト位置「+」およびダウンシフト位置「−」から、「M」ポジションへ自動的に戻されるようになっている。操作装置46にはシフトレバー48の各シフトポジションを検出するためのシフトポジションセンサ49が備えられており、そのシフトレバー48のシフトポジションを表す信号PSHや「M」ポジションにおける操作回数等を制御装置50へ出力する。
[回転数および回転方向の検出の説明]
図5は、図1の回転センサ74、76として用いられるレゾルバの構成を説明するための模式図である。
図5を参照して、回転センサ74、76として使用されるレゾルバは、ステータSTと、ロータRTと、ステータ部分に配置されたコイルLA,LB,LCとを含む。
ステータSTには3つのコイルLA,LB,LCが内蔵され、コイルLB,LCは電気的に90°ずれて配置されている。ロータRTは楕円形をしており、ロータRTが回転するとステータSTとロータRT間のコイル周辺のギャップ長さが変化する。コイルLAに励磁用の交流電流を流すことにより、コイルLB,LCにはそれぞれロータRTの位置に応じた振幅の交流出力が発生する。制御装置50はコイルLBおよびコイルLCの出力の差からロータの絶対位置を検出することができる。そして制御装置50は、一定時間内の位置の変化量を演算することによりロータRTの回転数を算出することができる。また、ロータの絶対位置がわかっているので絶対位置が変化する方向で回転方向も検出できる。
このように、レゾルバは、回転数と同時に回転方向も検出することが可能である。しかし、励磁電流をコイルに流す必要があり、制御が複雑であるという欠点もある。また、コスト面においてもレゾルバを使用するとコストアップになってしまう。したがって、モータ制御に直接関わる部分以外にはレゾルバよりも簡単な回転センサが使用される。
図6は、図1の回転センサ77、78として用いられる電磁ピックアップ型センサの構成を説明するための図である。
図6を参照して、電磁ピックアップ型センサは、回転軸に所定数の歯数を有する歯車や、円周に沿って所定数の磁極を有する円板が取り付けられている。回転軸が回転すると歯車とセンサのエアギャップが変化したり、磁力の強度や向きが変化したりすることにより、センサのコイル部を通過する磁束が増減してコイル部に起電力が発生する。この起電力は交流波形として出力され、単位時間あたりの交流波形数をカウントすることにより回転数を検出できる。図6では、クラッチケース外周に設けられたギヤに近接して回転センサ77が設けられ、パーキングロックギヤに近接して回転センサ78が設けられている。
このように、電磁ピックアップ型センサは、簡単な構成で故障が発生しにくいという利点があり、一般的な自動変速機にも採用されているが、回転方向を検出できないという欠点がある。無段変速可能な動力分割機構16に変速装置20を組合せる場合、電磁ピックアップ型センサを方向検出も可能な高機能なセンサに変更しても良いが、それでは、変速装置の制御が複雑になり制御装置の開発に工数が必要となる。したがって、回転方向の検出を回転センサ77、78とは別の部分で行なうことができれば、一般的な自動変速機の制御が流用できる部分が増えるので好ましい。
ところで、図1で説明した制御装置50は、ハードウエアでも実現できるが、コンピュータを用いてソフトウエアで実現することも可能である。
図7は、図1の制御装置50としてコンピュータ180を用いた場合の一般的な構成を示した図である。
図7を参照して、コンピュータ180は、CPU185と、A/D変換器181と、ROM182と、RAM183と、インターフェース部184とを含む。
A/D変換器181は、各種センサの出力等のアナログ信号AINをディジタル信号に変換してCPU185に出力する。またCPU185はデータバスやアドレスバス等のバス186でROM182と、RAM183と、インターフェース部184に接続されデータ授受を行なう。
ROM182は、たとえばCPU185で実行されるプログラムや参照されるマップ等のデータが格納されている。RAM183は、たとえばCPU185がデータ処理を行なう場合の作業領域であり、各種変数を一時的に記憶する。
インターフェース部184は、たとえば他のECUとの通信を行なったり、ROM182として電気的に書換可能なフラッシュメモリ等を使用した場合の書換データの入力などを行なったり、メモリカードやCD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体からのデータ信号SIGの読込みを行なったりする。
なお、CPU185は、入出力ポートからデータ入力信号DINやデータ出力信号DOUTを授受する。
制御装置50は、このような構成に限られるものでなく、複数のCPUを含んで実現されるものであっても良い。
図8は、制御装置50が回転方向を検出する処理を説明するためのフローチャートである。このフローチャートの処理は、所定のメインルーチンから一定時間毎または所定の条件が成立する毎に実行される。
図1、図8を参照して、まず処理が開始されると、ステップS1において、制御装置50は、シフトポジションセンサ49の出力するシフトポジション信号Pshに基づいて、シフトレバー48の位置が「N」位置にあるか否かを判断する。
ステップS1においてシフトレバー48の位置が「N」位置になければ、処理はステップS2に進む。この状態では、変速装置20と駆動装置11は機械的に接続されている。したがって、回転センサ76(レゾルバ)で検出した回転方向によって車両進行方向が判定される。車速は、回転センサ78で検出した回転数(または図示しない車輪速センサで検出した回転数)に基づいて算出する。なお車速については、回転センサ76で検出した回転数と変速装置20の現在設定されている変速比とに基づいて算出しても良い。
ステップS1においてシフトレバー48の位置が「N」位置である場合には処理はステップS3に進む。ステップS3では車速Vがしきい値Vthより小さいか否かが判断される。ここでステップS3における車速Vは、回転センサ78の出力(または図示しない車輪速センサで検出した回転数)に基づいて算出された値である。この車速Vは符号なしの絶対値として求められる。
ステップS3において、車速Vがしきい値Vth以上であれば(ステップS3でNO)、車両の進行方向は前回判定された進行方向と同じであると考えられる。したがって、ステップS4に処理が進み、前回判定された進行方向を今回も継続して使用する。
一方、ステップS3において、車速Vがしきい値Vth以上でなければ(ステップS3でYES)、車両の進行方向は前回判定された進行方向と異なっている可能性がある。つまり、回転数がゼロ付近である場合には、回転方向が前回判定した方向と異なる可能性がある。したがって、ステップS5に処理が進み、進行方向を推定する処理が実行される。
ステップS2、ステップS4、ステップS5の処理が終了すると、ステップS6において、制御はメインルーチンに移される。
図9は、図8のステップS5の進行方向推定処理の詳細を説明するためのフローチャートである。
図9を参照して、進行方向推定処理が開始されると、ステップS12において、電動機MG2の出力軸である伝達部材18(リングギヤ軸)を0rpmに同期制御する処理が実行される。この同期制御について共線図を用いて説明する。
図10は、シフトレンジがNレンジで、かつ車両後進中のプロペラシャフトの回転方向の判定について説明するための共線図である。
図1、図10を参照して、車両後進中でプロペラシャフト(駆動軸22)の回転数がNpであるとする。後進時であるので、回転数の符号はマイナスである。変速装置20の入力軸はギヤ比Rを掛けて、Np*Rで表される。
クラッチC1(またはC2)が接続状態であれば直線W1に示すように電動機MG2の回転数Nmは回転数Np*Rと等しくなっている。
図11は、クラッチC1が接続状態である場合のトルクの伝達を示す図である。
図11では、図1の回転部材RE8が伝達部材18と係合されている。そして矢印で示されるように駆動装置から車輪に伝達されるトルクは同じ大きさで伝達部材18から回転部材RE8に伝達され、また制動時などでは、回転部材RE8からの車両慣性に基づくトルクが同じ大きさで伝達部材18に伝達される。
図12は、クラッチC1が非接続状態である場合のトルクの伝達を示す図である。
シフトレバーがN位置に設定されると、図12に示すように、図1の回転部材RE8と伝達部材18とは非係合状態となる。しかしながら、回転部材RE8からの車両慣性に基づくトルクは、わずかながらクラッチ間の流体(ATF:Automatic Transmission Fluid)を介して伝達部材18に伝達される。
再び図10を参照して、直線W2は、図9のステップS12の同期制御が実行されている状態を示している。回転数を0rpmに制御するのは、回転方向を検出するためと、車両の進行方向が前進でも後進でも次のシフトレンジの変更時に対応しやすくするためである。
Nレンジで電動機MG2の回転軸(伝達部材18)を0rpmに保持しようとしたときは、回転数Np*Rで回転している変速装置20の入力軸と差回転が発生する。このため、図12で説明したわずかに伝達されるトルクTc(引きずりトルクと呼ぶ)を打ち消すトルク(図10では−Tg/ρ1と示される)を電動機MG2の回転軸に発生させる必要がある。
図1において、制御装置50は、エンジン8を停止させ、電動機MG2に電流を流さない状態にしておき、回転センサ76で検出する回転数がゼロになるように電動機MG1をフィードバック制御する。
図10で示すように電動機MG1で発生するフィードバックトルクをトルクTgと表し、動力分割機構のギヤ比を1対ρ1とすると、電動機MG2の回転軸の発生する反力は−Tg/ρ1で表される。この反力と引きずりトルクTcとは逆向きで大きさは等しくなる(つまり、Tc=Tg/ρ1)。これらの関係からトルクTgと引きずりトルクTcの向きが同じでこの向きは結局プロペラシャフトの回転数Npの符号を表す。
つまり、プロペラシャフトが前進方向に回転していれば、電動機MG1のトルクTgは正となり、プロペラシャフトが後進方向に回転していれば、電動機MG1のトルクTgは負となる。
再び図9を参照して、制御装置50は、ステップS12の同期制御を実行した後にステップS13においてトルクTgが正であるか否かを判断する。
ステップS13において、Tg>0が成立すればステップS14に処理が進み、制御装置50は進行方向が前進方向であると推定する。一方、ステップS13において、Tg>0が成立しなければステップS15に処理が進み、制御装置50は進行方向が後進方向であると推定する。
そして、ステップS14またはステップS15の処理が終了すると、ステップS16において制御は図8のフローチャートに戻される。
なお、ステップS12の電動機MG2の回転軸を0rpmに維持する制御は、上記では電動機MG2のトルクを使用せずに電動機MG1のトルクを使用したが、電動機MG2で直接トルクを発生させてもよい。この場合は、電動機MG2で発生させるトルクの向きと車両の進行方向とは逆方向の関係となるので、ステップS13〜S15の処理はこれに伴い変更する必要がある。
図1、図9を参照して、本発明のある局面について説明すると、本実施の形態に係る発明は、駆動トルクを発生する駆動装置11と、車輪に常時機械的に結合された駆動軸22と、駆動軸22の回転数を検出する第1の回転センサ78と、駆動軸22に対して駆動力の伝達状態と非伝達状態との切替を行なうクラッチC1,C2とを有する車両の制御方法である。車両の制御方法は、クラッチ機構を非伝達状態に制御し、かつ駆動装置の出力軸の回転数を一定値に制御するステップ(S12)と、駆動装置から出力される駆動トルクに応じて第1の回転センサが検出した回転数の符号を判定するステップ(S13-15)とを備える。
好ましくは、駆動装置11は、第1の電動機MG1と、駆動装置11の出力軸の回転数を検出する第2の回転センサ76とを含む。回転数を一定値に制御するステップ(S12)は、第2の回転センサ76が検知する回転数がゼロとなるように第1の電動機MG1を駆動する。符号を判定するステップ(S13-15)は、第1の電動機MG1の駆動トルクTgの向きに基づいて第1の回転センサ78が検出した回転数の符号を判定する。
以上説明したように、本実施の形態においては、クラッチC1、C2を非接続状態にした場合に、駆動装置11の出力軸である伝達部材18の回転数を一定値(例えば0rpm)に固定するように制御する。このようにフィードバック制御が行なわれた結果定まった電動機MG1のトルクTgの向きにより、駆動軸22側からクラッチC1またはC2のATFを介して伝達されるトルクを打ち消すトルクがどちら向きのトルクであるかわかるので、駆動軸22の回転方向を検出することができる。
[駆動装置部の保護動作の説明]
駆動装置11では、部品保護の観点から各回転要素の回転数に上限が定められている。特に、動力分割機構16のクラッチC0およびブレーキB0が解放され無段変速動作が実行されている場合に、第1電動機MG1は過回転が防止される必要がある。たとえば、シフトレバーを「D」ポジションまたは「M」ポジションにし前進方向のシフトレンジに設定されている場合に登坂路などで車両が後進してしまう場合や、シフトレバーを「R」ポジションにして車両を後進させた直後にシフトレバーを「D」ポジションにした場合等、車両がシフトレンジの示す方向とは逆方向に走行してしまう場合に過回転となりやすい。したがって、このような場合は変速装置20をニュートラル状態(クラッチC1,C2をともに非接続状態)にして第1電動機MG1を保護する必要がある。
図13は、駆動装置部の保護を図る処理を示したフローチャートである。
図1、図13を参照して、まず処理が開始されると、ステップS21において制御装置50は、車速とアクセルポジションに基づいて駆動トルクを決定する。
図14は、駆動トルクを決定するためのマップの一例を示した図である。
図1の制御装置50は、ハイブリッド制御部52において図14のマップを参照して駆動トルクを決定する。ハイブリッド制御部52は、アクセルポジションセンサ82からアクセル開度Accを受ける。またハイブリッド制御部52は、回転センサ78から与えられる駆動軸の回転数Npに基づいて車速を算出する。回転センサ78の出力は回転方向が含まれていないので、車速Vの絶対値|V|がNpの関数f(Np)となる。
図14のマップには、アクセル開度Accが100%、90%、80%、70%…の場合の車速に対応する駆動トルクが規定されている。制御装置50は、図5のマップを参照して駆動トルクの目標値を決定する。
このマップを参照する際に、たとえばアクセル開度Accが100%である場合を考える。回転数Npで車速を算出すると符号が不明であるのでトルクT1、T2のいずれを駆動トルクの目標値に設定するべきかわからない。そこで図8、図9で示した符号判定を実行し、トルクT1,T2のどちらを駆動トルクの目標値に決めるかを制御装置50が判定する。
なお、クラッチC1,C2のいずれかが接続されている状態であれば、回転センサ76から与えられる第2電動機MG2の回転数Nmと設定されている変速比に基づいて車速を算出しても良い。回転方向(車速の符号)については、回転センサ76で検出される方向を採用すればよい。
図13のステップS21の駆動トルクの決定処理が終了すると、ステップS22に処理が進む。ステップS22では、第1電動機MG1が過回転となる車速であるか否かが判断される。
図15は、第1電動機MG1の過回転について説明するための共線図である。
図2、図15を参照して、動力分割機構16は、遊星歯車機構であり、サンギヤS1の回転数NsとキャリヤCA1の回転数NcとリングギヤR1の回転数Nrは次式(1)が成立する直線上に並ぶ関係となる。
Nr=−ρ1*Ns+(1+ρ1)*Nc ・・・(1)
図2の構成では、サンギヤS1の回転数Nsは第1電動機MG1の回転数Ngに等しく、キャリヤCA1の回転数Ncはエンジン回転数Neに等しく、リングギヤR1の回転数Nrは第2電動機MG2の回転数Nmに等しい。動力分割機構16において次式(2)が成立する。
Nm=−ρ1*Ng+(1+ρ1)*Ne ・・・(2)
図15において、第1電動機MG1の上限回転数をNgmaxとすると、エンジン回転数Ngと第2電動機の回転数Nmは、Ng<Ngmaxとなる範囲に制限される。
図16は、エンジン回転数Ngと第2電動機の回転数Nmが制限される範囲を説明するための図である。
図16の直線L1は、上記(2)式にNg=Ngmaxを代入して得られる次式(3)を示す直線である。
Ne=1/(1+ρ1)*Nm+ρ1/(1+ρ1)*Ngmax ・・・(3)
直線L1より上の領域A2が第1電動機MG1の制限で決まる動作禁止領域であり、直線L1より下の領域A1が第1電動機MG1の制限で決まる動作可能領域である。
ただし、エンジン8は、アイドリング回転数(たとえば1500rpm)未満では自立運転できないので、第2電動機MG2の回転数Nmが負の領域で回転数の絶対値が大きくなると、実際には線L2に示すようにエンジン回転数はゼロに制御される。こうすることにより、動作点が動作禁止領域A2から動作許可領域A1に移ることもある。
図13のステップS22におけるMG1過回転となる車速か否かの判断は、以下のようにして行なわれる。回転センサ78で検出されている駆動軸回転数Np(もしくは図示しない車輪速センサで検出されている車輪回転数)または回転センサ76で検出されている回転数Nmのいずれかにより車速Vをハイブリッド制御部52は制御パラメータとして保持している。
この車速Vを回転数Nmに換算し、そのときのエンジン回転数Neと回転数Nmの組み合わせが図8の領域A2に属するか否かで、ステップS3におけるMG1過回転となる車速か否かの判断ができる。なお、エンジン回転数Neは、図1の回転センサ72で検出され、エンジン制御部58を経由してハイブリッド制御部52に入力される。
ただし、クラッチC1,C2が共に非接続状態であれば、回転センサ78の出力する符号なし回転数NpからNmを換算する必要がある。このときクラッチを接続したとすれば動作点が領域A1に入るのか領域A2に入るのかを見なければならない。換算された回転数をNm0とすると|Nm0|=f(Np)の関係が成り立つ。このNm0の符号を決定して動作点がP1かP2かを判別しなければクラッチ機構を接続してよいかどうかわからない。そこで、そこで図8、図9で示した符号判定を実行し動作点P1,P2のどちらに決めるかを制御装置50が判定する。
求めた図16上の動作点が点P1のように領域A1に属すれば電動機MG1は過回転にならない。逆に動作点が点P2のように領域A2に属すれば、電動機MG1は過回転になってしまう。
ステップS22でMG1が過回転となる車速であれば処理はステップS23に処理が進み、MG1過回転となる車速でない場合には、ステップS24に処理が進む。
ステップS23では、クラッチC1およびC2が共に解放され、駆動装置11と変速装置20とが切り離される。この操作以降は、回転数Nmと車速は一致しなくなるので、車速は駆動軸22の回転数Npに基づいて検出される。
一方、ステップS22で、車速が、第1電動機MG1が過回転にならない速度であると判定されれば(ステップS22でNO)、ステップS22からステップS24に処理が進む。ステップS24では、クラッチC1またはC2が接続され駆動装置11から変速装置20に機械的動力が伝達される状態が成立する。
そして、ステップS23またはS24の処理が終了すると、ステップS25で駆動装置の保護処理が終了する。
以上説明したように、車両は、アクセルペダルの踏込み量を検出するアクセルポジションセンサ82をさらに備える。制御装置50は、第1の回転センサ78の出力と、判定された第1の回転センサが検出した回転数の符号と、アクセルペダルの踏込み量とに基づいて要求駆動トルクを算出する(S21)。
また、制御装置50は、駆動軸22の回転数が、駆動装置11中に過回転が発生する動作禁止領域で駆動装置11が運転される回転数となるときにクラッチC1,C2を非伝達状態に制御し(S23)、第1の回転センサの出力と、判定された第1の回転センサが検出した回転数の符号とに基づいて、駆動軸22の回転数が駆動装置11が動作禁止領域で動作しない回転数となったことを判定してクラッチC1,C2のいずれかを伝達状態に制御する(S24)。
なお、本実施の形態では、自動変速機付ハイブリッド自動車を一例として説明を行なったが、これに限定されるものではない。エンジンを搭載しない電気自動車や燃料電池自動車のいずれに対してもクラッチ機構等で動力伝達/非伝達の切換を行なうものであれば本発明を適用することが可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本実施の形態の車両1の主たる構成を示す図である。 図1の駆動装置11と変速装置20とを含む駆動変速機構10の詳細を示した図である。 駆動変速機構10の係合作動表である。 シフトレバーの操作を説明するための図である。 図1の回転センサ74、76として用いられるレゾルバの構成を説明するための模式図である。 図1の回転センサ77、78として用いられる電磁ピックアップ型センサの構成を説明するための模式図である。 図1の制御装置50としてコンピュータ180を用いた場合の一般的な構成を示した図である。 制御装置50が回転方向を検出する処理を説明するためのフローチャートである。 図8のステップS5の進行方向推定処理の詳細を説明するためのフローチャートである。 シフトレンジがNレンジで、かつ車両後進中のプロペラシャフトの回転方向の判定について説明するための共線図である。 クラッチC1が接続状態である場合のトルクの伝達を示す図である。 クラッチC1が非接続状態である場合のトルクの伝達を示す図である。 駆動装置部の保護を図る処理を示したフローチャートである。 駆動トルクを決定するためのマップの一例を示した図である。 第1電動機MG1の過回転について説明するための共線図である。 エンジン回転数Ngと第2電動機の回転数Nmが制限される範囲を説明するための図である。
符号の説明
1 車両、8 エンジン、10 駆動変速機構、11 駆動装置、12 トランスミッションケース、14 入力軸、16 動力分割機構、18 伝達部材、20 変速装置、22 駆動軸、24,26,28,30 遊星歯車装置、36 差動歯車装置、38 車輪、40 電子制御装置、42 油圧制御回路、46 操作装置、48 シフトレバー、49 シフトポジションセンサ、50 制御装置、52 ハイブリッド制御部、54 有段変速制御部、58 エンジン制御部、60 蓄電装置、62 インバータ、72,74,76,77,78 回転センサ、82 アクセルポジションセンサ、180 コンピュータ、181 A/D変換器、184 インターフェース部、186 バス、B0〜B3 ブレーキ、C0,C1,C2 クラッチ、CA1〜CA4 キャリヤ、LA,LB,LC コイル、MG1,MG2 電動機、P1〜P4 遊星歯車、R1〜R4 リングギヤ、RE1〜RE8 回転部材、RT ロータ、S1〜S4 サンギヤ、ST ステータ。

Claims (14)

  1. 駆動トルクを発生する駆動装置と、
    車輪に常時機械的に結合された駆動軸と、
    前記駆動軸の回転数を検出する第1の回転センサと、
    前記駆動装置の出力軸の回転数を検出する第2の回転センサと、
    前記駆動軸に対して駆動力の伝達状態と非伝達状態との切替を行なうクラッチ機構と、
    前記駆動装置と前記クラッチ機構の制御を行なう制御装置とを備え、
    前記制御装置は、
    前記クラッチ機構を非伝達状態に制御し、かつ前記第2の回転センサが検出する回転数をゼロにさせるためのトルクを前記駆動装置に発生させるように前記駆動装置制御し、前記第2の回転センサが検出する回転数をゼロにさせるためのトルクの向きに応じて前記第1の回転センサが検出した回転数の符号を判定する、車両。
  2. 前記駆動装置は、
    第1の電動機を含み、
    前記制御装置は、前記第2の回転センサが検出する回転数がゼロとなるように前記第1の電動機を駆動し、前記第1の電動機の駆動トルクの向きに基づいて前記第1の回転センサが検出した回転数の符号を判定する、請求項1に記載の車両。
  3. 前記駆動装置は、
    内燃機関と、
    前記駆動装置の出力軸に回転子が結合されている第2の電動機と、
    前記第1、第2の電動機および前記内燃機関の各出力軸がそれぞれ3つの入力軸に接続される動力分割機構とをさらに含み、
    前記制御装置は、前記内燃機関を停止し、かつ前記第2の電動機に電流を流さない状態で、前記第2の回転センサが検出する回転数がゼロとなるように前記第1の電動機を駆動する、請求項2に記載の車両。
  4. 前記第1の回転センサは、回転数の絶対値が検出可能で、回転数の符号が検出不能なセンサであり、
    前記第2の回転センサは、回転数の絶対値と回転数の符号とが検出可能なセンサである、請求項2に記載の車両。
  5. 前記車両は、
    アクセルペダルの踏込み量を検出するセンサをさらに備え、
    前記制御装置は、前記第1の回転センサの出力と、判定された前記第1の回転センサが検出した回転数の符号と、前記アクセルペダルの踏込み量とに基づいて要求駆動トルクを算出する、請求項1に記載の車両。
  6. 前記制御装置は、前記駆動軸の回転数が、前記駆動装置中に過回転が発生する動作禁止領域で前記駆動装置が運転される回転数となるときに前記クラッチ機構を前記非伝達状態に制御し、
    前記第1の回転センサの出力と、判定された前記第1の回転センサが検出した回転数の符号とに基づいて、前記駆動軸の回転数が前記駆動装置が動作禁止領域で動作しない回転数となったことを判定して前記クラッチ機構を前記伝達状態に制御する、請求項1に記載の車両。
  7. 駆動トルクを発生する駆動装置と、車輪に常時機械的に結合された駆動軸と、前記駆動軸の回転数を検出する第1の回転センサと、前記駆動装置の出力軸の回転数を検出する第2の回転センサと、前記駆動軸に対して駆動力の伝達状態と非伝達状態との切替を行なうクラッチ機構とを有する車両の制御方法であって、
    前記クラッチ機構を非伝達状態に制御し、かつ前記第2の回転センサが検出する回転数をゼロにさせるためのトルクを前記駆動装置に発生させるように前記駆動装置制御するステップと、
    前記第2の回転センサが検出する回転数をゼロにさせるためのトルクの向きに応じて前記第1の回転センサが検出した回転数の符号を判定するステップとを備える、車両の制御方法。
  8. 前記駆動装置は、
    第1の電動機を含み、
    前記駆動装置を制御するステップは、前記第2の回転センサが検出する回転数がゼロとなるように前記第1の電動機を駆動し、
    前記符号を判定するステップは、前記第1の電動機の駆動トルクの向きに基づいて前記第1の回転センサが検出した回転数の符号を判定する、請求項7に記載の車両の制御方法。
  9. 前記駆動装置は、
    内燃機関と、
    前記駆動装置の出力軸に回転子が結合されている第2の電動機と、
    前記第1、第2の電動機および前記内燃機関の各出力軸がそれぞれ3つの入力軸に接続される動力分割機構とをさらに含み、
    前記駆動装置を制御するステップは、前記内燃機関を停止し、かつ前記第2の電動機に電流を流さない状態で、前記第2の回転センサが検出する回転数がゼロとなるように前記第1の電動機を駆動する、請求項8に記載の車両の制御方法。
  10. 前記第1の回転センサは、回転数の絶対値が検出可能で、回転数の符号が検出不能なセンサであり、
    前記第2の回転センサは、回転数の絶対値と回転数の符号とが検出可能なセンサである、請求項8に記載の車両の制御方法。
  11. 前記車両は、
    アクセルペダルの踏込み量を検出するセンサをさらに有し、
    前記車両の制御方法は、
    前記第1の回転センサの出力と、判定された前記第1の回転センサが検出した回転数の符号と、前記アクセルペダルの踏込み量とに基づいて要求駆動トルクを算出するステップをさらに備える、請求項7に記載の車両の制御方法。
  12. 前記車両の制御方法は、
    前記駆動軸の回転数が、前記駆動装置中に過回転が発生する動作禁止領域で前記駆動装置が運転される回転数となるときに前記クラッチ機構を前記非伝達状態に制御するステップと、
    前記第1の回転センサの出力と、判定された前記第1の回転センサが検出した回転数の符号とに基づいて、前記駆動軸の回転数が前記駆動装置が動作禁止領域で動作しない回転数となったことを判定して前記クラッチ機構を前記伝達状態に制御するステップとをさらに備える、請求項7に記載の車両の制御方法。
  13. 請求項7〜12のいずれか1項に記載の車両の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムをコンピュータ読取り可能に記録した記録媒体。
  14. 請求項7〜12のいずれか1項に記載の車両の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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