JP4430641B2 - シャワー装置 - Google Patents

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本発明は、ホース内に溜まった水を抜くことのできるシャワー装置に関する。
水栓本体1にホースの基端部20を取付け該ホースの先端部21にシャワーヘッドを取付けたシャワー装置は、風呂場などで多用されている。通常、シャワーが終わった後、シャワーヘッドは風呂場の壁面に固定された係止具3に係止される。ところが、このシャワーヘッドの係止により該シャワーヘッドにつながるホースがU字状の吊設状態になり(図1参照)、U字状ホース内に残留水が残る。シャワー後に残った該残留水は時間経過と共に冷たくなり、次にシャワーを使うときにまずこの冷たい水が流れ出すことから、使用者が誤ってこれをかぶってしまう不具合がある。そこで、こうした現状に対し、従来、いくつかの対策技術が提案されてきた(例えば特許文献1,2)。
特開2000−312653公報 特開平11−332773号公報
しかるに、特許文献1,2とも単にホース内に溜まった冷水を抜き取るためだけの水抜き装置であり、また構造もいささか複雑であった。さらに、家族風呂場などに設けられるシャワー装置は、これまでシャワーに使われるだけの道具にすぎなかった。
本発明は上記問題に応えるもので、ホース内の残留水を抜く構造がシンプルで且つホース内の残留水が流出する際、遊び心のある玩具になるシャワー装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成すべく、請求項1に記載の発明の要旨は、水栓本体にホースの基端部を取付け該ホースの先端部にシャワーヘッドを取付けてなるシャワー装置にあって、該シャワーヘッドが係止具に係止され吊設状態下にある該ホースの下端部位に通孔が設けられると共に該通孔周りのホース外周面に動物画が描かれ、且つ該通孔近傍のホース内に該通孔からの水の流出を止める流出抑制部材が配設され、ホース内に水が流れることにより該流出抑制部材が水の動圧を利用して前記通孔から水が漏れ出すのを防ぐ一方、ホース内の水の流れが止まり水の動圧がなくなることで、該流出抑制部材の漏水防止機能が低下して前記通孔からホース内の残留水が流出し前記動物画の動物から水が噴き出ているような姿態にすることを特徴とするシャワー装置にある。
請求項2の発明たるシャワー装置は、請求項1で、流出抑制部材が弁体で、該弁体の主要部たる弁本体が前記通孔の水栓本体寄りのホース内壁にヒンジ部を介して取着され、ホース内に水が流れることにより該弁本体が水の動圧を利用してヒンジ部を支点に回転し前記通孔に蓋をする一方、水の流れが止まることにより蓋が解除されて前記通孔からホース内の残留水が流出することを特徴とする。
請求項3の発明たるシャワー装置は、請求項1で、流出抑制部材が短管からなり、該短管の一端が前記通孔に管孔を一致させるように該通孔周りのホースに取着される一方、該短管の他端がホース内径の略中心に位置して且つシャワーヘッドの方向に向くよう配設されることを特徴とする。
請求項4の発明たるシャワー装置は、請求項1で、流出抑制部材が水栓本体側を円筒部とし且つシャワーヘッド方向へ向けて扁平化させた扁平部とした薄肉の弾性変形可能な筒状体で、該筒状体の筒内導通方向をホース方向に一致させ前記通孔のホース内側に該扁平部を配設するようにし、ホース内に水が流れることにより該扁平部が水の動圧を利用して膨らみ前記通孔を塞ぎ、該通孔から水が漏れ出すのを防ぐ一方、水の流れが止まることにより扁平部が弾性復元して前記通孔からホース内の残留水が流出することを特徴とする。
請求項5の発明たるシャワー装置は、請求項1で、流出抑制部材が円筒外径をホース内径に略一致させ且つ筒内径を水栓本体側からシャワーヘッド方向へ向けて小さくなる円筒体で、さらに該円筒体に係るシャワーヘッド側の端面が前記通孔よりも水栓本体寄りに配設可能なるよう前記通孔から水栓本体寄りのホース内壁に設けた入口側突起と、前記通孔からシャワーヘッド寄りのホース内壁に設けた出口側突起との間のホース内を摺動自在に移動可能にすると共に、該流出抑制部材と出口側突起との間に弾性体を介在させて、ホース内に水が流れることにより該円筒体が水の動圧を利用して弾性体の弾性力に抗しながら移動し該円筒体が前記通孔に蓋をする一方、水の流れが止まることにより弾性体の復元力により該円筒体が戻され前記通孔からホース内の残留水が流出することを特徴とする。
以下、本発明に係るシャワー装置の一実施形態について詳述する。
(1)実施形態1
図1〜図7は本発明のシャワー装置の一形態で、図1は家族用風呂場の壁に取り付けられたシャワー装置の全体斜視図、図2,図3は通孔周りに動物画が描かれたホース外周面の部分斜視図で、図3は図2と異なる別態様の動物画が描かれた通孔周りのホース外周面の部分斜視図、図4はホース内に配設された流出抑制部材が弁体とする説明断面図で、図5〜図7は図4と異なる弁体の別態様の説明断面図である。
本シャワー装置は水栓本体1とシャワーヘッド9と係止具3とホース2と流出抑制部材Sとを具備し、水栓本体1にホース2の基端部20を取付け該ホース2の先端部21にシャワーヘッド9が取付けられた装置である。
水栓本体1は公知品で、ここでの水栓本体1はホース2を介してシャワーヘッド9につながり、またノズル24(カラン)が接続する。水栓本体1には温度調節を行う水用ハンドル21と熱水用ハンドル22が設けられると共に、吐水をシャワーヘッド9に切り替えたりノズル24に切り替えたり、さらに吐水を止めたりすることのできる切り替えレバー23が設けられている(図1)。
シャワーヘッド9はシャワー状態で噴出させることのできる公知部品である。前述のごとく水栓本体1に連結具27でホース2の基端部20が連結する一方、ホース2の先端部21が図1ごとくのシャワーヘッド9につながっている。シャワーの方へ切り替えレバー23を切り替えることによって、シャワーヘッド9から温度調節されたお湯又は水を雨のように噴出させることができる。
係止具3はシャワーヘッド9を係止する公知部品で、例えば図1に示すごとく平面視C字状の係止具3の横の隙間からホース2を差し入れてホース2よりも一回り外径が大きなシャワーヘッド9のホース接続部分が該係止具3に係止される。本実施形態は人が立ってシャワーを浴びる位置と、座って体を洗える位置とにシャワーが係止されるように、風呂場の壁の上下2カ所に係止具3(上係止具3a,下係止具3b)が設けられている。
ホース2は係止具3にシャワーヘッド9が係止されて吊設状態となるシャワーホースで、シャワーヘッド9が上下のいずれの係止具3a,3bに係止されてもホース基端部20からホース先端部21に至るホース2は図1のごとくの側面視U字状になる。シャワーヘッド9が係止具3に係止され吊設状態下にある該ホース2のU字状した下端部位22のホース上面側には通孔25が設けられる。ここでは、上の係止具3に係止された場合のホース2の下端部位22と、下の係止具3に係止された場合のホース2の下端部位22との両方にホース2内に貫通する通孔25が設けられる。
さらに、両通孔25周りのホース外周面26に動物画Gが描かれる。本実施形態の動物画Gの動物は図2(イ)のようなクジラである。通孔25から残留水ZWが流出するとき、クジラが潮を吹くように似せるためクジラの頭部又は頭部近傍に通孔25が配される。通孔25をクジラの潮吹き口Gとするよう設定する。図2(イ)のクジラの動物画Gは、図2(ロ)のようなクジラの動物画Gとすることができる。動物画Gの動物はクジラに限定せず、例えば図3(イ),(ロ)のイルカ等の他の動物を用いることができる。しかし、該通孔25からの残留水ZWの流出がクジラの潮吹きに似るため、シャワー装置をクジラの潮吹き玩具へと変更し易いことから、またクジラの潮吹きが玩具としてもおもしろいことから、クジラの動物画Gがより好ましい。
流出抑制部材Sは前記通孔近傍のホース2内で該通孔25からの水の流出を止めるために配設される部材である。ホース2内に水が流れることにより該流出抑制部材Sが水の動圧を利用して前記通孔25から水が漏れ出すのを防ぐ一方、ホース2内の水の流れが止まり水の動圧がなくなることで、該流出抑制部材Sの漏水防止機能が低下して前記通孔25からホース2内の残留水ZWが流出する。
本実施形態の流出抑制部材Sは、図4ごとくの弁体5で、弁体5の主要部たる弁本体50が前記通孔25の水栓本体1寄りのホース内壁にヒンジ部51を介して取着され、ホース2内に水が流れることにより該弁本体50が水の動圧を利用してヒンジ部51を支点に回転し前記通孔25に蓋をする一方、水の流れが止まることにより蓋が解除されて前記通孔25からホース2内の残留水ZWが流出する構成とする。
図4で、弁体5は弁本体50にヒンジ具の取付部53が固定されると共にヒンジ部51を介して固着部52が通孔25の水栓本体1寄りホース内壁上面に固定される。弁本体50はヒンジ部51で回動自在に取付けられ通常その重力で垂下し、弁本体50がホース通路をほぼ塞ぐ状態とする。この状態下で弁本体50の形状を説明すると、図4の実線で示すごとく半球状としながらも半球面に係る略円形の平坦面は下方に向かうにつれ水栓本体1側へ張り出す張出部分501を形成する。ホース2内に水が流れると弁本体50の前記平坦面側が水の動圧(図4の鎖線矢印)をまともに受けて、弁本体50がヒンジ部51を中心にして回転し図4の鎖線位置に移動し通孔25の口を閉じる。弁本体50に張出部分501が形成されているため、張出部分501にホース2内を流れる水が衝突し、その上向き分力が加わり弁本体50で通孔25の口を塞ぎ続けるようになる。シャワー使用が終わりホース2内の水の流れが止まれば、前記弁本体50は重力で垂下する元の状態へ戻る(図4の実線位置)。さらに係止具3にシャワーヘッド9が係止されると、吊設状態下にあるU字状ホース2内にはシャワー後の残留水ZWが残るが、ホース下端部位22の上面側に通孔25が設けられているので、ここから残留水ZWが上向きに噴出する(図1,図2)。通孔周りのホース外周面26には該通孔25を潮の噴出し口Gとしてクジラの動物画Gが描かれていることから、シャワー装置は図1,図2のごとくシャワー後、しばらくはシャワー装置の透孔周りのホース部分が潮吹き姿態をつくるクジラのおもちゃになる。
図5は図4の弁体5の別態様品で、弁本体50からヒンジ部51のくびれ部分を経由して固着部52が延設したなる弁体5とする。図5の弁体5は、図4の取付部53を弁本体50に共用させ、さらにヒンジ部51、固着部52を合成樹脂の同質材料で一体化したもので、くびれ部分にヒンジ部51の機能をもたせている。該弁体は実施形態1の弁体2よりも構成が単純で且つ同質材料の一体品で作られるので、低コスト化が図れる。
図6,図7の弁体5も図4の別態様品で、ここでは弁体5に加え弾性部材Fを設けている。ここでの弁体5は図6のごとく弁本体50とヒンジ部51とからなり、弁本体50に一体化したヒンジ部51が通孔近傍の水栓本体1寄りホース内壁上面に固定される。実施形態1と同様、ホース2内に水が流れることにより該弁本体50が水の動圧を利用してヒンジ部51を支点に回転し前記通孔25に蓋をする一方、水の流れが止まることにより蓋が解除される。弁本体50の水栓本体1側の面に実施形態1の張出部分501に代えて、助成部502を傾斜起立させ、弁本体50が水の動圧を利用してヒンジ部51を支点に回転し前記通孔25に蓋をしたときに、図7のように水の流れをまともに受ける格好とし、通孔25に蓋をし続けられるようにする。一方、ホース2内の水の流れが止まったときに蓋が解除され通孔25から残留水ZWが流出するよう、弁本体50の重力だけでなく、弾性部材Fと磁石54の力を借りる。詳しくは、弾性部材Fが通孔近傍のシャワーヘッド9寄りホース内壁下面に立設し、その先端に磁石54を固着する。前記弁本体50の先端にも磁石54を固着し、弁本体50が通孔25に蓋をしたときに、弾性部材Fの磁石54と弁本体50の磁石54の同極同士が、図7のごとく近接域で対向するようにする。図7は両磁石54のS極同士が対向する図を示す。ホース2内の水の流れが止まったときに両磁石54の反発力を借りて弁本体50が通孔25から離れ蓋が解除される。さらに本実施形態は、弾性部材Fが弾性変形可能にして、ホース2内に水が流れると弁本体50が弾性部材Fを図7のように変形させて通孔25に蓋をする一方、水の流れが止まると、弾性部材Fが図6のように弾性復元して弁本体50を通孔25から解離させるようにする。弾性部材Fの中央の環部はホース2内の水の流れを受け止め易くするためのものである。尚、図6,図7は構造を判りやすくするため簡易的に図示する。
このように構成したシャワー装置は、水用ハンドル21,熱水用ハンドル22,切り替えレバー23を操作して通常のシャワー装置として使用できる。シャワーの使用中は弁本体50がホース2内を流れる水の動圧,運動エネルギを受けて通孔25に蓋をする。通孔25があってもシャワーの使用に支障はない。その一方で、シャワーを使い終われば水が止まって弁本体50による漏水防止機能が低下して通孔25からホース2内の残留水ZWが流出し、動物画Gたるクジラから水(残留水ZW)が噴き出ているような姿態になる。シャワーヘッド9を係止具3に係止し吊設状態下にある該ホース2のU字状した下端部位22のホース上面側に通孔25が設けられるので、シャワー使用を止め、U字状ホース2の下部に溜まった残留水ZWが通孔25から流出するとき、クジラの動物画Gから水が勢いよく噴出している姿態になる。シャワーを使用した後はシャワー装置がおもちゃになる。単にホース2内に在る不用の残留水ZWを取り除くだけでなく、この残留水ZWが有効活用されてシャワー装置は家族風呂などの風呂場で格好の遊び道具になる。髪洗いを嫌う幼児が多いが、本シャワー装置は終わった後に潮吹きクジラのおもちゃになり、幼児はこれで遊べるので、髪洗いを自ら率先して行うようになるメリット等がある。
(2)実施形態2
本実施形態は、流出抑制部材Sが図8,図9ごとくの短管6からなり、該短管6の一端61が前記通孔25に管孔60を一致させるように該通孔周りのホース2に取着される一方、該短管6の他端62がホース内径の略中心に位置して且つシャワーヘッド9の方向に向くよう配設される。ここでの短管6は図8のごとくL字状に屈曲した短管6で、一端61を通孔25に通してホース2に固着し、他端62がホース半径方向に延びてホース内径の中心位置でシャワーヘッド9の方向に向くよう配されている。本実施形態の短管6は管長方向ですべて同径とするが、例えば先端部21を細めたりすることができる。他の構成は実施形態1と同様で、その説明を省く。
このように構成したシャワー装置も実施形態1と同様の効果が得られる。ホース2内に水が流れることにより該短管6が水の動圧を利用して前記通孔25から水が漏れ出すのを防ぐ。ホース2内に水が流れても、短管6の他端近傍の管内は水の動圧を受けることがなく、圧が低くなり、場合によっては管内を通って大気中の空気を図8の二点鎖線のごとくホース2内に取り込むことになる。空気がホース2内に入ってもシャワー使用に特に問題はなく、却ってシャワー水中にバブルが発生し健康増進に役立つ。一方、ホース2内の水の流れが止まり水の動圧がなくなれば、該短管6の漏水防止機能が低下して通孔25からホース2内の残留水ZWが流出し動物画Gの動物から水が噴き出ているような姿態になる(図9)。本実施形態は流出抑制部材Sが短管6だけでシンプルにして、弁本体50のような可動する部分がなく長期に亘り機能発揮できる。
(3)実施形態3
本実施形態は、流出抑制部材Sが図10,図11ごとく水栓本体1側を円筒部71とし且つシャワーヘッド9方向へ向けて扁平化させた扁平部72とした薄肉の弾性変形可能な筒状体7である。該筒状体7の筒内導通方向70をホース方向に一致させ前記通孔25のホース内側に該扁平部を配設するようにし、ホース2内に水が流れることにより該扁平部72が水の動圧さらに水自身の静圧を利用して膨らみ通孔25を塞ぎ、該通孔25から水が漏れ出すのを防ぐ一方、水の流れが止まることにより扁平部が弾性復元して通孔25からホース2内の残留水ZWが流出する構成とする。ここでは、図10,図11ごとく通孔25のホース2内側に該扁平部72を配設するようにして、ゴム製の円筒体の円筒部71を水栓本体1側のホース内壁面に固着する。ホース2内に水が流れると、水の動圧さらに水の静圧を受けて扁平部72が弾性変形して拡張し通孔25に蓋をする一方(図11の実線)、水の流れが止まることにより扁平部が弾性復元力で元の状態に収縮し、蓋が解除され通孔25からホース2内の残留水ZWが流出する(図11の鎖線)。他の構成は実施形態1と同様で、その説明を省く。このように構成したシャワー装置も実施形態1と同様の効果が得られる。
(4)実施形態4
本実施形態は流出抑制部材Sが図12,図13ごとく円筒外径部81をホース内径に略一致させ且つ筒内径部82を水栓本体1側からシャワーヘッド9方向へ向けて小さくなる剛性の円筒体8で、さらに該円筒体に係るシャワーヘッド側の端面が前記通孔よりも水栓本体寄りに配設可能なるよう前記通孔25から水栓本体1寄りのホース内壁に設けた入口側突起Tと、前記通孔25からシャワーヘッド9寄りのホース内壁に設けた出口側突起Tとの間のホース2内を摺動自在に移動可能にすると共に、該円筒体8と出口側突起Tとの間に弾性体Cを介在させて、ホース2内に水が流れることにより該円筒体8が水の動圧を利用して弾性体Cの弾性力に抗しながら移動し該円筒体8が前記通孔25に蓋をする一方、水の流れが止まることにより弾性体Cの復元力により該円筒体8が元の位置へ戻され前記通孔25からホース2内の残留水ZWが流出する構成とする。円筒体8の外径dはホース内径Dに略一致し、円筒体8はホース2内を摺動自在とする。円筒体8の内径は水栓本体側dで大きく、シャワーヘッド9に向けテーパ状に小さく徐々になっている。ここでの弾性体Cは圧縮コイルバネACであり、常態で、図12のごとく圧縮コイルバネACの弾性付勢力で円筒体8を水栓本体1寄りに押しつけ、円筒体8よりもシャワーヘッド9寄りに通孔25が設けられている。一方、シャワーを使用するためにホース2内に水を流すと、図12の状態から円筒体8の筒内径部82が水栓本体1側からシャワーヘッド9方向へ向けて小さくなっているので、ホース内を流れる水の動圧を受けて該円筒体は圧縮コイルバネの付勢力に抗してシャワーヘッド9側へ移動し、図13のごとく通孔25に蓋をする。シャワーの使用を止めると、水の動圧がなくなり弾性体Cの復元力でもって円筒体8が図12の元に状態に復帰する。他の構成は実施形態1と同様で、その説明を省く。このように構成したシャワー装置も実施形態1と同様の効果が得られる。
(5)実施形態5
実施形態4では円筒体8と出口側突起との間に弾性体を介在させて、ホース2内に水が流れることにより該円筒体8が水の動圧を利用して弾性体の弾性力に抗しながら移動し該円筒体8が前記通孔25に蓋をする一方、水の流れが止まることにより弾性体の復元力により該円筒体8が戻され前記通孔25からホース2内の残留水ZWが流出する構成としたが、ここでは、流出抑制部材Sが図14,図15ごとく実施形態4の円筒体8と同じにし、さらに該円筒体が前記通孔25から水栓本体1寄りのホース内壁に設けた入口側突起Tと、前記通孔25からシャワーヘッド9寄りのホース内壁に設けた出口側突起Tとの間のホース2内を摺動自在に移動可能にすることを同じにしながらも、該円筒体8と入口側突起Tとの間に弾性体Cを介在させて、ホース2内に水が流れることにより該円筒体8が水の動圧を利用して弾性体の弾性力に抗しながら移動し該円筒体8が前記通孔25に蓋をする一方、水の流れが止まることにより弾性体Cの復元力により該円筒体8が元の位置へ戻され前記通孔25からホース2内の残留水ZWが流出する構成とする。
ここでの弾性体Cは引張コイルバネHCであり、常態で、図14のごとく円筒体8を水栓本体1寄りに引張り、円筒体8よりもシャワーヘッド9寄りに通孔25が設けられる。他の構成は実施形態4と同様で、その説明を省く。このように構成したシャワー装置も実施形態1と同様の効果が得られる。
尚、本発明においては前記実施形態に示すものに限られず、目的,用途に応じて本発明の範囲で種々変更できる。水栓本体1,ホース2,係止具3,シャワーヘッド9,流出抑制部材S,動物画G,弾性体C等の形状,大きさ,材質等は用途に合わせて適宜選択できる。
実施形態1のシャワー装置で、家族用風呂場の壁に取り付けられたシャワー装置の全体斜視図である。 (イ)が通孔周りにクジラの動物画が描かれたホース外周面の部分斜視図、(ロ)が(イ)と異なるクジラの動物画が描かれたホース外周面の部分斜視図である。 図2と異なる別態様のイルカの動物画が描かれた通孔周りのホース外周面の部分斜視図である。 ホース内に配設された流出抑制部材を弁体とする説明断面図である。 図4と異なる弁体の別態様の説明断面図である。 図4と異なる弁体の別態様の説明断面図である。 図4と異なる弁体の別態様の説明断面図である。 実施形態2のシャワー装置で、ホース内に配設された流出抑制部材を短管とする説明断面図である。 図8のシャワー装置で、吊設状態下にあるU字状ホース内のシャワー後に残った残留水が通孔から吹き出している姿態の説明断面図である。 実施形態3のシャワー装置で、ホース内に配設された流出抑制部材を筒状体とする説明断面図である。 図10のシャワー装置で、ホース内に水が流れて円筒体が水の動圧を利用して通孔を塞ぎ水が漏れ出すのを防ぐ姿態と共に、吊設状態下にあるU字状ホース内のシャワー後に残った残留水が通孔から吹き出す姿態の説明断面図である。 実施形態4のシャワー装置で、ホース内に配設された流出抑制部材を円筒体とする説明断面図である。 図12のシャワー装置で、ホース内に水が流れて円筒体が水の動圧を利用して通孔を塞ぎ水が漏れ出すのを防ぐ姿態の説明断面図である。 実施形態5で、実施形態4に係る弾性部材を引張コイルバネとするシャワー装置の説明断面図である。 図14のシャワー装置で、ホース内に水が流れて円筒体が水の動圧を利用して通孔を塞ぎ水が漏れ出すのを防ぐ姿態の説明断面図である。
符号の説明
1 水栓本体
2 ホース
20 基端部
21 先端部
22 下端部位
25 通孔
26 外周面
3,3a,3b 係止具
5 弁体
50 弁本体
6 短管
60 管孔
61 一端
62 他端
7 筒状体
70 筒内導通方向
71 円筒部
72 扁平部
8 円筒体
9 シャワーヘッド
A シャワー装置
C 弾性体
G 動物画
入口側突起
出口側突起
ZW 残留水

Claims (5)

  1. 水栓本体にホースの基端部を取付け該ホースの先端部にシャワーヘッドを取付けてなるシャワー装置にあって、該シャワーヘッドが係止具に係止され吊設状態下にある該ホースの下端部位に通孔が設けられると共に該通孔周りのホース外周面に動物画が描かれ、且つ該通孔近傍のホース内に該通孔からの水の流出を止める流出抑制部材が配設され、ホース内に水が流れることにより該流出抑制部材が水の動圧を利用して前記通孔から水が漏れ出すのを防ぐ一方、ホース内の水の流れが止まり水の動圧がなくなることで、該流出抑制部材の漏水防止機能が低下して前記通孔からホース内の残留水が流出し前記動物画の動物から水が噴き出ているような姿態にすることを特徴とするシャワー装置。
  2. 前記流出抑制部材が弁体で、該弁体の主要部たる弁本体が前記通孔の水栓本体寄りのホース内壁にヒンジ部を介して取着され、ホース内に水が流れることにより該弁本体が水の動圧を利用してヒンジ部を支点に回転し前記通孔に蓋をする一方、水の流れが止まることにより蓋が解除されて前記通孔からホース内の残留水が流出する請求項1記載のシャワー装置。
  3. 前記流出抑制部材が短管からなり、該短管の一端が前記通孔に管孔を一致させるように該通孔周りのホースに取着される一方、該短管の他端がホース内径の略中心に位置して且つシャワーヘッドの方向に向くよう配設される請求項1記載のシャワー装置。
  4. 前記流出抑制部材が水栓本体側を円筒部とし且つシャワーヘッド方向へ向けて扁平化させた扁平部とした薄肉の弾性変形可能な筒状体で、該筒状体の筒内導通方向をホース方向に一致させ前記通孔のホース内側に該扁平部を配設するようにし、ホース内に水が流れることにより該扁平部が水の動圧を利用して膨らみ前記通孔を塞ぎ、該通孔から水が漏れ出すのを防ぐ一方、水の流れが止まることにより扁平部が弾性復元して前記通孔からホース内の残留水が流出する請求項1記載のシャワー装置。
  5. 前記流出抑制部材が円筒外径をホース内径に略一致させ且つ筒内径を水栓本体側からシャワーヘッド方向へ向けて小さくなる円筒体で、さらに該円筒体に係るシャワーヘッド側の端面が前記通孔よりも水栓本体寄りに配設可能なるよう前記通孔から水栓本体寄りのホース内壁に設けた入口側突起と、前記通孔からシャワーヘッド寄りのホース内壁に設けた出口側突起との間のホース内を摺動自在に移動可能にすると共に、該流出抑制部材と出口側突起との間に弾性体を介在させて、ホース内に水が流れることにより該円筒体が水の動圧を利用して弾性体の弾性力に抗しながら移動し該円筒体が前記通孔に蓋をする一方、水の流れが止まることにより弾性体の復元力により該円筒体が戻され前記通孔からホース内の残留水が流出する請求項1記載のシャワー装置。
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