JP4426792B2 - 縮合ベンゼン誘導体および用途 - Google Patents
縮合ベンゼン誘導体および用途 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4426792B2 JP4426792B2 JP2003291584A JP2003291584A JP4426792B2 JP 4426792 B2 JP4426792 B2 JP 4426792B2 JP 2003291584 A JP2003291584 A JP 2003291584A JP 2003291584 A JP2003291584 A JP 2003291584A JP 4426792 B2 JP4426792 B2 JP 4426792B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- mixture
- optionally substituted
- ring
- methyl
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Indole Compounds (AREA)
- Other In-Based Heterocyclic Compounds (AREA)
- Epoxy Compounds (AREA)
- Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
- Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)
- Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
- Furan Compounds (AREA)
- Hydrogenated Pyridines (AREA)
- Pyrrole Compounds (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
アンドロゲンは生殖器官(前立腺、精嚢、副精巣、精管など)の発育・機能維持、胎生期の性分化、精子形成、二次性徴の発現(筋肉骨格、音声、脂肪分布などの雄性化の誘起など)、筋肉などでのタンパク質同化の促進作用、骨代謝への作用などがある。したがって、精巣機能障害や去勢などによりアンドロゲンが不足するとこのような作用が不十分となり、種々の疾病やQOL(quality of life、生活の質)の低下につながる。これに対して、通常、アンドロゲンを補充する治療法が行われる。テストステロン以外にも、アンドロゲンの作用のバランスが異なる合成アンドロゲンも研究され、臨床で用いられている。
一方、アンドロゲンが病態の進行に関わっている場合には、アンドロゲンを低下させる治療が行われる。例えば、アンドロゲン依存性の前立腺癌では、去勢術やGnRHアゴニスト投与により、テストステロンを低下させ、治療効果を上げている。
また本発明者らが検討したところ、去勢術やGnRHアゴニスト投与によりテストステロンを低下させると、その低いテストステロンでも増殖する能力を獲得する癌があり、このような癌では逆にアンドロゲン作用物質が抗腫瘍作用を示すことがわかってきた。
したがって、本発明は、非ステロイド骨格を有するアンドロゲン受容体モジュレーター(特にアゴニスト)を提供し、これらの課題を解決することを目的とする。
すなわち、本発明は、
[1]一般式
1)Wが窒素原子であり、B環が置換されていてもよいピペラジン環である場合、
2)A環が置換されていてもよいベンゼン環であり、R1がニトロ基または置換されていてもよいスルファモイル基であり、Wが窒素原子であり、B環がオクタヒドロ[1,2−a]ピラジン環、窒素原子がアルキル基で置換されていてもよいホモピペラジン環または窒素原子がアルキル基で置換されていてもよい2,5−ジアザビシクロ[2,2,1]ヘプタン環である場合、
3)A環が置換されていてもよく飽和されていてもよいフラン環またはピラン環であり、R1がハロゲン原子であり、Wが窒素原子であり、B環が3位が置換されていてもよいアミノ基で置換されたピロリジン環である場合、
4)Wが式CRa(式中の記号は前記定義に同じ。)で表される基であり、B環がその4位でC環と結合した置換されていてもよいピペリジン環またはその4位でC環と結合した置換されていてもよい1,2,5,6−テトラヒドロピリジン環である場合、ならびに
5)1−[4−(1−ピペリジニル)−1−ナフチル]エタノン、4−(1−ピペリジニル)−1−ニトロナフタレン、4−(1−ピペリジニル)−1−ナフトニトリルおよび4−(1−ピロリジニル)−1−ニトロナフタレンを除く;
[2]一般式
1)B環が置換されていてもよいピペラジン環である場合、
2)A環が置換されていてもよいベンゼン環であり、R1がニトロ基または置換されていてもよいスルファモイル基であり、B環がオクタヒドロ[1,2−a]ピラジン環、窒素原子がアルキル基で置換されていてもよいホモピペラジン環または窒素原子がアルキル基で置換されていてもよい2,5−ジアザビシクロ[2,2,1]ヘプタン環である場合、
3)A環が置換されていてもよく飽和されていてもよいフラン環またはピラン環であり、R1がハロゲン原子であり、B環が3位が置換されていてもよいアミノ基で置換されたピロリジン環である場合、ならびに
4)1−[4−(1−ピペリジニル)−1−ナフチル]エタノン、4−(1−ピペリジニル)−1−ニトロナフタレン、4−(1−ピペリジニル)−1−ナフトニトリルおよび4−(1−ピロリジニル)−1−ニトロナフタレンを除く;
[3]A環が置換されていてもよいベンゼン環、置換されていてもよいチオフェン環または置換されていてもよいフラン環である前記[1]記載の化合物;
[4]B環が置換されていてもよいピロリジン環、置換されていてもよいピペリジン環、置換されていてもよいモルホリン環、置換されていてもよいチオモルホリン環、置換されていてもよいピラゾリン環、置換されていてもよいピラゾリジン環、置換されていてもよいイソオキサゾリン環、置換されていてもよいシクロペンタン環、置換されていてもよいシクロペンテン環または置換されていてもよいパーヒドロアゼピン環である前記[1]記載の化合物;
[5]R1がシアノ基、ニトロ基、ハロゲン原子、置換されていてもよいアシル基、エステル化もしくはアミド化されていてもよいカルボキシル基または1ないし5個のハロゲン原子で置換されたC1-6アルキル基である前記[1]記載の化合物;
[6]A環上またはB環上のRa、R2、R3’、R4およびR5’以外の置換基が(1)水素原子、(2)ハロゲン原子、(3)シアノ基、(4)ニトロ基、(5)水酸基、(6)置換されていてもよいアミノ基、(7)エステル化もしくはアミド化されていてもよいカルボキシル基、(8)置換されていてもよいC1-6アルキル基、(9)置換されていてもよいC1-6アシル基、(10)置換されていてもよいC1-6アルコキシ基、(11)式R6S(O)p(式中、R6は置換されていてもよいC1-6アルキル基を、pは0、1または2をそれぞれ示す。)で表される基、(12)オキソ基、(13)ヒドロキシイミノ基、(14)置換されていてもよいC1-6アルコキシイミノ基および(15)置換されていてもよいC1-4アルキレンジオキシ基からなる群より選ばれる1ないし6つの基である前記[1]記載の化合物;
[7]一般式
1−[4−(1−ピペリジニル)−1−ナフチル]エタノン、4−(1−ピペリジニル)−1−ニトロナフタレン、4−(1−ピペリジニル)−1−ナフトニトリルおよび4−(1−ピロリジニル)−1−ニトロナフタレンを除く;
[8]一般式
X3が酸素原子であり、R7がハロゲン原子であり、qが0であり、R8およびR9が水素原子であり、Z1が式
[9]4−[4−(ヒドロキシメチル)−1−ピペリジニル]−1−ナフトニトリル、4−[3−(ヒドロキシメチル)−1−ピペリジニル]−1−ナフトニトリル、4−[3−(ヒドロキシメチル)−3−メチル−1−ピペリジニル]−1−ナフトニトリル、4−(2−メチル−1−ピロリジニル)−1−ナフトニトリル、4−(2−エチル−1−ピロリジニル)−1−ナフトニトリル、4−(2−ビニル−1−ピロリジニル)−1−ナフトニトリル、4−(2−イソプロピル−1−ピロリジニル)−1−ナフトニトリル、4−(3−ヒドロキシ−2−メチル−1−ピロリジニル)−1−ナフトニトリル、4−(3−メトキシ−2−メチル−1−ピロリジニル)−1−ナフトニトリル、4−(4−メトキシ−2−メチル−1−ピロリジニル)−1−ナフトニトリル4−[3−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−ピロリジニル]−1−ナフトニトリル、4−[3−(1-ヒドロキシ-1-メチルエチル)−2−メチル−1−ピロリジニル]−1−ナフトニトリル、1−(4−シアノ−1−ナフチル)−2−メチルピロリジン−3−カルボキサミド、1−(4−シアノ−1−ナフチル)−2−メチルピロリジン−3−カルボニトリル、4−(2−メチル−1−ピロリジニル)−1−ベンゾチオフェン−7−カルボニトリル、4−(3−ヒドロキシ−2−メチル−1−ピロリジニル)−1−ベンゾチオフェン−7−カルボニトリル、4−(4−ヒドロキシ−2−メチル−1−ピロリジニル)−1−ベンゾチオフェン−7−カルボニトリルもしくはその光学活性体またはその塩;
[10]一般式
[11]前記[1]、[7]または[8]記載の化合物のプロドラッグ;
[12]前記[1]、[7]もしくは[8]記載の化合物またはその塩あるいはそのプロドラッグを含有する医薬;
[13]アンドロゲン受容体モジュレーターである前記[12]記載の医薬;
[14]アンドロゲン受容体アゴニストである前記[12]記載の医薬;
[15]一般式
[16]アンドロゲン受容体アゴニストである前記[15]記載のモジュレーター;
[17]前記[15]記載のモジュレーターを含有してなるハイポゴナディズムまたは男性更年期障害の予防・治療剤;
[18]前記[15]記載のモジュレーターを含有してなる骨粗しょう症の予防・治療剤;
[19]前記[15]記載のモジュレーターを含有してなるホルモン抵抗性癌の予防・治療剤;
[20]ホルモン抵抗性癌がLHRHアゴニスト抵抗性癌である前記[19]記載の剤;
[21]癌が前立腺癌である前記[19]または[20]記載の剤;
[22]哺乳動物に対して、アンドロゲン受容体アゴニストを有効量投与することを特徴とするホルモン抵抗性癌の予防・治療方法;
[23]アンドロゲン受容体アゴニストを含有してなるホルモン抵抗性癌の予防・治療剤;
[24]アンドロゲン受容体アゴニストが非ステロイド化合物である前記[23]記載の剤;
[25]アンドロゲン受容体アゴニストを製造するための前記[1]記載の化合物もしくはその塩またはそのプロドラッグの使用;および
[26]癌の予防・治療剤を製造するための前記[1]記載の化合物もしくはその塩またはそのプロドラッグの使用などに関する。
[27]前記[1]記載の化合物もしくはその塩またはそのプロドラッグと抗癌剤とを組み合わせてなる医薬;
[28]前記[1]記載の化合物もしくはその塩またはそのプロドラッグとホルモン療法剤とを組み合わせてなる医薬;
[29]ホルモン療法剤がLH−RHモジュレーターである前記[28]記載の医薬;
[30]LH−RHモジュレーターがLH−RHアゴニストである前記[29]記載の医薬;
[31]LH−RHアゴニストがリュープロレリンまたはその塩である前記[30]記載の医薬;
[32]哺乳動物に対して、前記[1]記載の化合物もしくはその塩またはそのプロドラッグを有効量投与することを特徴とする癌の予防・治療方法;
[33]哺乳動物に対して、前記[1]記載の化合物もしくはその塩またはそのプロドラッグの有効量と他の抗癌剤の有効量とを組み合わせて投与することを特徴とする癌の予防・治療方法;
[34]哺乳動物に対して、前記[1]記載の化合物もしくはその塩またはそのプロドラッグの有効量とホルモン療法剤の有効量とを組み合わせて投与することを特徴とする癌の予防・治療方法;
[35]ホルモン療法剤がLH−RHモジュレーターである前記[34]記載の方法;
[36]LH−RHモジュレーターがLH−RHアゴニストである前記[35]記載の方法;
[37]LH−RHアゴニストがリュープロレリンまたはその塩である前記[36]記載の方法;
[38]他の抗癌剤投与後に前記[1]記載の化合物もしくはその塩またはそのプロドラッグの有効量を投与することを特徴とする癌の予防・治療方法;
[39]手術、放射線療法、遺伝子療法、温熱療法、凍結療法および/またはレーザー灼熱療法を適用する前に、哺乳動物に対して、前記[1]記載の化合物もしくはその塩またはそのプロドラッグの有効量を投与することを特徴とする癌の予防・治療方法;
[40]手術、放射線療法、遺伝子療法、温熱療法、凍結療法および/またはレーザー灼熱療法を適用した後に、哺乳動物に対して、前記[1]記載の化合物もしくはその塩またはそのプロドラッグの有効量を投与することを特徴とする癌の予防・治療方法;
[41]前記[13]記載の剤と抗癌剤とを組み合わせてなる医薬;
[42]前記[13]記載の剤とホルモン療法剤とを組み合わせてなる医薬;
[43]ホルモン療法剤がLH−RHモジュレーターである前記[42]記載の医薬;
[44]LH−RHモジュレーターがLH−RHアゴニストである前記[43]記載の医薬;
[45]LH−RHアゴニストがリュープロレリンまたはその塩である前記[44]記載の医薬;
[46]哺乳動物に対して、前記[13]記載の剤を有効量投与することを特徴とする癌の予防・治療方法;
[47]哺乳動物に対して、前記[13]記載の剤の有効量と他の抗癌剤の有効量とを組み合わせて投与することを特徴とする癌の予防・治療方法;
[48]哺乳動物に対して、前記[13]記載の剤の有効量とホルモン療法剤の有効量とを組み合わせて投与することを特徴とする癌の予防・治療方法;
[49]ホルモン療法剤がLH−RHモジュレーターである前記[48]記載の方法;
[50]LH−RHモジュレーターがLH−RHアゴニストである前記[49]記載の方法;
[51]LH−RHアゴニストがリュープロレリンまたはその塩である前記[50]記載の方法;
[52]他の抗癌剤投与後に前記[13]記載の剤の有効量を投与することを特徴とする癌の予防・治療方法;
[53]手術、放射線療法、遺伝子療法、温熱療法、凍結療法および/またはレーザー灼熱療法を適用する前に、哺乳動物に対して、前記[13]記載の剤の有効量を投与することを特徴とする癌の予防・治療方法;および
[54]手術、放射線療法、遺伝子療法、温熱療法、凍結療法および/またはレーザー灼熱療法を適用した後に、哺乳動物に対して、前記[13]記載の剤の有効量を投与することを特徴とする癌の予防・治療方法。などに関する。
[55]A環が置換されていてもよいベンゼン環である前記[2]記載の化合物;
[56]B環が置換されていてもよいピロリジン環、置換されていてもよいピペリジン環、置換されていてもよいピペラジン環、置換されていてもよいモルホリン環、置換されていてもよいチオモルホリン環または置換されていてもよいパーヒドロアゼピン環である前記[2]記載の化合物;
[57]ハイポゴナディズムの予防・治療剤である前記[12]記載の医薬;
[58]骨粗しょう症の予防・治療剤である前記[12]記載の医薬;および
[59]ホルモン抵抗性癌の予防・治療剤である前記[12]記載の医薬などに関する。
まず、本発明において用いられる用語の説明を行う。
R2、R2a、R3、R3'、R3a、R4、R4a、R5、R5'およびR5aで示される「置換されていてもよい炭化水素基」における「炭化水素基」としては、例えば「脂肪族鎖式炭化水素基」、「脂環式炭化水素基」および「芳香族炭化水素基」を用いることができる。
炭化水素基の例としての「脂肪族鎖式炭化水素基」としては、例えばアルキル基、アルケニル基、アルキニル基などの直鎖状又は分枝鎖状の脂肪族炭化水素基が用いられる。
該「アルキル基」としては、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、n−ヘキシル、イソヘキシル、1,1−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、3,3−ジメチルブチル、3,3−ジメチルプロピル、2−エチルブチル、n−ヘプチル、1−メチルヘプチル、1−エチルヘキシル、n−オクチル、1−メチルヘプチル、ノニルなどのC1−10アルキル基などを用いることができるが、好ましくはC1−6アルキル(例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチルなど)などを用いることができる。
該「アルケニル基」としては、例えばビニル、アリル、イソプロペニル、2−メチルアリル、1−プロペニル、2−メチル−1−プロペニル、1−ブテニル、2−ブテニル、3−ブテニル、2−エチル−1−ブテニル、2−メチル−2−ブテニル、3−メチル−2−ブテニル、1−ペンテニル、2−ペンテニル、3−ペンテニル、4−ペンテニル、4−メチル−3−ペンテニル、1−ヘキセニル、2−ヘキセニル、3−ヘキセニル、4−ヘキセニル、5−ヘキセニルなどのC2−10アルケニル基などを用いることができる。好ましくはC2−6アルケニル基などである。
アルキニル基としては、例えばエチニル、1−プロピニル、2−プロピニル、1−ブチニル、2−ブチニル、3−ブチニル、1−ペンチニル、2−ペンチニル、3−ペンチニル、4−ペンチニル、1−ヘキシニル、2−ヘキシニル、3−ヘキシニル、4−ヘキシニル、5−ヘキシニルなどのC2−10アルキニル基が用いられる。好ましくはC2−6アルキニル基などである。
該「シクロアルキル基」としては、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、シクロノニルなどのC3−10シクロアルキルなどが用いられる。
該「シクロアルケニル基」としては、例えば2−シクロペンテン−1−イル、3−シクロペンテン−1−イル、2−シクロヘキセン−1−イル、3−シクロヘキセン−1−イル、1−シクロブテン−1−イル、1−シクロペンテン−1−イルなどのC3−10シクロアルケニル基などが用いられる。
「シクロアルカンジエニル基」としては、例えば2,4−シクロペンタジエン−1−イル、2,4−シクロヘキサジエン−1−イル、2,5−シクロヘキサンジエン−1−イルなどのC4−6シクロアルカンジエニル基などが用いられる。
炭化水素基の例としての「芳香族炭化水素基」としては、単環式又は縮合多環式芳香族炭化水素基が用いられ、特に限定されないが、好ましくはC6−22芳香族炭化水素基、より好ましくはC6−18芳香族炭化水素基、さらに好ましくはC6−10芳香族炭化水素基などである。具体的には、例えばフェニル、o−トリル、m−トリル、p−トリル、2,3−キシリル、2,4−キシリル、メシチル、o−クメニル、m−クメニル、p−クメニル、α−メチルベンジル、ベンズヒドリル、o−ビフェニル、m−ビフェニル、p−ビフェニレル、1−ナフチル、2−ナフチル、2−インデニル、2−アンスリル、アズレニル、フェナントリル、フルオレニル、などであり、中でもフェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、2−アンスリルなどが好ましい。
「A環上またはB環上のRa、R2、R3'、R4およびR5'以外の置換基」で示される「置換されていてもよいC1-6アルコキシ基」における「C1-6アルコキシ基」としては、例えばメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロピルオキシ、n−ブトキシ、イソブチルオキシ、sec−ブチルオキシ、tert−ブチルオキシ、n−ペンチルオキシ、イソペンチルオキシ、ネオペンチルオキシ、n−ヘキシルオキシ、イソヘキシルオキシ、1,1−ジメチルブチルオキシ、2,2−ジメチルブチルオキシ、3,3−ジメチルブチルオキシ、2−エチルブチルオキシなどを用いることができる。好ましくはメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロピルオキシ、n−ブトキシなどである。
Raで示される「置換されていてもよいアルコキシ基」における「アルコキシ基」としては、C1-6アルコキシ基が好ましく、例えばメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロピルオキシ、n−ブトキシ、イソブチルオキシ、sec−ブチルオキシ、tert−ブチルオキシ、n−ペンチルオキシ、イソペンチルオキシ、ネオペンチルオキシ、n−ヘキシルオキシ、イソヘキシルオキシ、1,1−ジメチルブチルオキシ、2,2−ジメチルブチルオキシ、3,3−ジメチルブチルオキシ、2−エチルブチルオキシなどを用いることができる。好ましくはメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロピルオキシ、n−ブトキシなどである。
R1、R1a、R7、R10、R11、R12、R13、「A環上またはB環上のRa、R2、R3'、R4およびR5'以外の置換基」で示される「ハロゲン原子」としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子などを用いることができる。好ましくはフッ素原子または塩素原子などである。
「A環上またはB環上のRa、R2、R3'、R4およびR5'以外の置換基」で示される「置換されていてもよいC1-6アシル基」における「C1-6アシル基」としては、ホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、バレリル、イソバレリル、ピバロイル、ヘキサノイルなどの低級(C1−6)アルカノイル基;アクリロイル、メタクリロイル、クロトノイル、イソクロトノイルなどの低級(C3−6)アルケノイル基;シクロプロパンカルボニル基、シクロブタンカルボニル基、シクロペンタンカルボニル基などのC4−6シクロアルカンカルボニル基などを用いることができる。
ここで「アルコキシカルボニル」としては、例えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、sec−ブトキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニル、ペンチルオキシカルボニル、イソペンチルオキシカルボニル、ネオペンチルオキシカルボニル等の低級(C1−6)アルコキシカルボニル等を用いることができ、中でもメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル等のC1−3アルコキシカルボニル等が好ましい。該「低級アルコキシカルボニル」は置換基を有していてもよく、その置換基としては、水酸基、置換されていてもよいアミノ基[該アミノ基は、例えば1ないし5個のハロゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)で置換されていてもよい低級アルキル基(例、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル等のC1−6アルキル等、好ましくはメチル、エチル等)、アシル基(例、ホルミル、アセチル、プロピオニル、ピバロイル等のC1−6アルカノイル、ベンゾイル等)、カルボキシル基、C1−6アルコキシカルボニル等の1又は2個を置換基として有していてもよい。]、ハロゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)、ニトロ基、シアノ基、1ないし5個のハロゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)で置換されていてもよい低級アルコキシ基(例えばメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシ等のC1−6アルコキシ等、好ましくはメトキシ、エトキシ等)等を用いることができる。また、これらの置換基は、同一または異なって1または2ないし3個(好ましくは1または2個)置換しているのが好ましい。
ここで「アリールオキシカルボニル」としては、例えばフェノキシカルボニル、1−ナフトキシカルボニル、2−ナフトキシカルボニル、1−フェナントキシカルボニル等のC6−14アリールオキシカルボニル等が好ましい。該「アリールオキシカルボニル」は置換基を有していてもよく、その置換基としては、前記の置換基としての「アルコキシカルボニル」における置換基と同様な数の同様なものを用いることができる。
ここで「アラルキルオキシカルボニル」としては、例えばベンジルオキシカルボニル、フェネチルオキシカルボニル等のC7−14アラルキルオキシカルボニル等(好ましくは、C6−10アリール−C1−4アルコキシ−カルボニル等)が好ましい。該「アラルキルオキシカルボニル」は置換基を有していてもよく、その置換基としては、前記の置換基としての「アルコキシカルボニル」における置換基と同様な数の同様なものを用いることができる。
ここで「N−モノ置換カルバモイル」としては、例えば低級アルキル(例、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル等のC1−6アルキル等)、低級アルケニル(例、ビニル、アリル、イソプロペニル、プロペニル、ブテニル、ペンテニル、ヘキセニル等のC2−6アルケニル等)、シクロアルキル(例、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル等のC3−6シクロアルキル等)、アリール(例、フェニル、1−ナフチル、2−ナフチル等のC6−10アリール等)、アラルキル(例、ベンジル、フェネチル等のC7−10アラルキル、好ましくはフェニル−C1−4アルキル等)、アリールアルケニル(例、シンナミル等のC8−10アリールアルケニル、好ましくはフェニル−C2−4アルケニル等)、複素環基(例えば後記置換基としての「置換されていてもよい複素環基」における「複素環基」と同様のもの等)等を用いることができる。該低級アルキル、低級アルケニル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、アリールアルケニル、複素環基は置換基を有していてもよく、その置換基としては、前記の置換基としての「アルコキシカルボニル」における置換基と同様な数の同様なものを用いることができる。
ここで「N,N−ジ置換カルバモイル」は、窒素原子上に2個の置換基を有するカルバモイル基を意味し、該置換基の一方の例としては前記した置換基としての「N−モノ置換カルバモイル」における置換基と同様のものを用いることができ、他方の例としては、例えば低級アルキル(例、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル等のC1−6アルキル等)、C3−7シクロアルキル(例、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル等)、C7−10アラルキル(例、ベンジル、フェネチル等、好ましくはフェニル−C1−4アルキル等)等を用いることができる。また、2個の置換基が窒素原子と一緒になって環状アミノを形成する場合もあり、この様な場合の環状アミノカルバモイルとしては、例えば1−アゼチジニルカルボニル、1−ピロリジニルカルボニル、ピペリジノカルボニル、モルホリノカルボニル、1−ピペラジニルカルボニルおよび4位に低級アルキル(例、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル等のC1−6アルキル等)、アラルキル(例、ベンジル、フェネチル等のC7−10アラルキル等)、アリール(例、フェニル、1−ナフチル、2−ナフチル等のC6−10アリール等)等を有していてもよい1−ピペラジニルカルボニル等の3〜8員(好ましくは5〜6員)の環状アミノカルボニル等を用いることができる。
Z1およびZ2で示される「置換されていてもよいC1-6アルコキシイミノ基で置換された炭素原子」における「置換されていてもよいC1-6アルコキシイミノ基」の「C1-6アルコキシイミノ基」ならびに「A環上またはB環上のRa、R2、R3'、R4およびR5'以外の置換基」で示される「置換されていてもよいC1-6アルコキシイミノ基」における「C1-6アルコキシイミノ基」としては、例えばメトキシイミノ、エトキシイミノ、n−プロポキシイミノ、イソプロピルオキシイミノ、n−ブトキシイミノ、イソブチルオキシイミノ、sec−ブチルオキシイミノ、tert−ブチルオキシイミノ、n−ペンチルオキシイミノ、イソペンチルオキシイミノ、ネオペンチルオキシイミノ、n−ヘキシルオキシイミノ、イソヘキシルオキシイミノ、1,1−ジメチルブチルオキシイミノ、2,2−ジメチルブチルオキシイミノ、3,3−ジメチルブチルオキシイミノ、2−エチルブチルオキシイミノなどを用いることができる。好ましくはメトキシイミノ、エトキシイミノ、n−プロポキシイミノ、イソプロピルオキシイミノ、n−ブトキシイミノなどである。
B環およびBa環で示される「さらに置換されていてもよい4ないし10員環」における「4ないし10員環」としては、例えば「非芳香族複素環」などを用いることができる。
該「シクロアルカン」としては、例えばシクロプロパン、シクロブタン、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘプタン、シクロオクタン、シクロノナンなどのC3−10シクロアルカンなどが用いられる。
該「シクロアルケン」としては、例えばシクロペンテン、シクロヘキセン、シクロブテンなどのC3−10シクロアルケンなどが用いられる。
「シクロアルカンジエン」としては、例えばシクロペンタジエン、シクロヘキサジエン、シクロヘキサンジエンなどのC4−6シクロアルカンジエンなどが用いられる。
「芳香族炭化水素」としては、単環式又は縮合多環式芳香族炭化水素が用いられ、特に限定されないが、好ましくはC6−8芳香族炭化水素、より好ましくはC6芳香族炭化水素などである。具体的には、例えばベンゼン、トルエン、キシレン、メシチレン、クメン、スチレン、1,2,3-トリメチルベンゼン、ペンタレンなどであり、好ましくはベンゼン、トルエンなどが用いられる。
「芳香族複素環」として具体的に例示すると、5ないし10員の芳香族複素環であり、例えば、5ないし6員の芳香族単環式複素環(例えばフラン、チオフェン、ピロール、オキサゾール、イソオキサゾール、チアゾール、イソチアゾール、イミダゾール、ピラゾール、1,2,3−オキサジアゾール、1,2,4−オキサジアゾール、1,3,4−オキサジアゾール、フラザン、1,2,3−チアジアゾール、1,2,4−チアジアゾール、1,3,4−チアジアゾール、1,2,3−トリアゾール、1,2,4−トリアゾール、テトラゾール、ピリジン、ピリダジン、ピリミジン、ピラジン、トリアジンなど)、及び8ないし10員の芳香族縮合複素環(例えば1H−ピロロ[1,2−c]イミダゾール、ピロロ[1,2−a]イミダゾール−4−イウム、ピロロ[1,2−c]イミダゾール−4−イウム、ピロロ[2,3−c]ピラゾール、ピロロ[3,2−c]ピラゾール、ピロロ[3,4−c]ピラゾール、1H−ピロロ[3,2−c]ピラゾール、ピロロ[1,2−b]ピラゾール−7−イウム、1H−フロ[2,3−d]イミダゾール、1H−フロ[3,4−d]イミダゾール、1H−フロ[2,3−c]ピラゾール、1H−フロ[2,3−d]イミダゾール、1H−フロ[3,2−c]ピラゾール、1H−フロ[3,4−c]ピラゾール、1H−チエノ[2,3−d]イミダゾール、チエノ[2,3−b]フラン、4H−イミダゾ[4,5−d]チアゾール、イミダゾ[2,1−b]チアゾール、5H−ピロロ[1,2−c]イミダゾール、ベンゾフラン、イソベンゾフラン、ベンゾチオフェン、インドール、イソインドール、1H−インダゾール、ベンゾオキサゾール、1,2−ベンゾイソオキサゾール、ベンゾチアゾール、ベンゾピラン、1,2−ベンゾイソチアゾール、1H−ベンゾトリアゾール、キノリン、イソキノリン、シンノリン、キナゾリン、キノキサリン、フタラジン、ナフチリジン、プリン、ブテリジン、インドリジン、ピロロ〔1,2−b〕ピリダジン、ピラゾロ〔1,5−a〕ピリジン、イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン、イミダゾ〔1,5−a〕ピリジン、イミダゾ〔1,2−b〕ピリダジン、イミダゾ〔1,2−a〕ピリミジン、1,2,4−トリアゾロ〔4,3−a〕ピリジン、1,2,4−トリアゾロ〔4,3−b〕ピリダジン等(好ましくは、前記した5ないし6員の芳香族単環式複素環基がベンゼン環と縮合した複素環または前記した5ないし6員の芳香族単環式複素環基の同一または異なった複素環2個が縮合した複素環等))が用いられる。
「非芳香族複素環」として具体的に例示すると、例えばオキセタン、ピロリン、イミダゾリン、イミダゾリジン、ピラゾリン、ピラゾリジン、キヌクリジン、アジリジン、オキシラン、アゼチジン、ピロリジン、テトラヒドロフラン、チオラン、ピペリジン、テトラヒドロピラン、ジオキソラン、チアザン、モルホリン、チオモルホリン、ピペラジン、アゼパン、ペルヒドロインドール、ペルヒドロピロロ[2,3−d]ピリジン、ペルヒドロピロロ[3,2−d]ピリジン、7−アザビシクロ[2,2,1]ヘプタン、その他上記芳香族複素環の一部または全部が飽和した化合物などの4ないし10員または5ないし8員の飽和あるいは不飽和(好ましくは飽和)の非芳香族複素環(脂肪族複素環)などが用いられる。
ここで、B環がさらに置換されていてもよい二環式の環の場合、Y1におけるCR2またはY2におけるCR4もしくは窒素原子はB環の一部を構成していてもよい。
また、Ba環がさらに置換されていてもよい二環式の環の場合、Y1aにおけるCR2aまたはY2aにおけるCR4aもしくは窒素原子はBa環の一部を構成していてもよい。
さらに、B環がさらに置換されていてもよい二環式の環の場合、Y11におけるCR2またはY21におけるCR4もしくは窒素原子はB環の一部を構成していてもよい。
ここで「芳香族複素環基」としては、例えばフリル、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、フラザニル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、テトラゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、トリアジニル等の5ないし6員の単環式芳香族複素環基、および例えばベンゾフラニル、イソベンゾフラニル、ベンゾ〔b〕チエニル、インドリル、イソインドリル、1H−インダゾリル、ベンズインダゾリル、ベンゾオキサゾリル、1,2−ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾピラニル、1,2−ベンゾイソチアゾリル、1H−ベンゾトリアゾリル、キノリル、イソキノリル、シンノリニル、キナゾリニル、キノキサリニル、フタラジニル、ナフチリジニル、プリニル、プテリジニル、カルバゾリル、α−カルボリニル、β−カルボリニル、γ−カルボリニル、アクリジニル、フェノキサジニル、フェノチアジニル、フェナジニル、フェノキサチイニル、チアントレニル、フェナトリジニル、フェナトロリニル、インドリジニル、ピロロ〔1,2−b〕ピリダジニル、ピラゾロ〔1,5−a〕ピリジル、イミダゾ〔1,2−a〕ピリジル、イミダゾ〔1,5−a〕ピリジル、イミダゾ〔1,2−b〕ピリダジニル、イミダゾ〔1,2−a〕ピリミジニル、1,2,4−トリアゾロ〔4,3−a〕ピリジル、1,2,4−トリアゾロ〔4,3−b〕ピリダジニル等の8〜12員の縮合多環式芳香族複素環基等を用いることができる。
置換基としての「置換されていてもよい複素環基」が有していてもよい置換基としては、低級アルキル基(例、メチル、エチル、プロピル等のC1−6アルキル等)、低級アルケニル基(例、ビニル、アリル等のC2−6アルケニル等)、低級アルキニル基(例、エチニル、プロパルギル等のC2−6アルキニル等)、アシル基(例、ホルミル、アセチル、プロピオニル、ピバロイル等のC1−6アルカノイル、ベンゾイル等)、置換されていてもよいアミノ基、置換されていてもよい水酸基、ハロゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等、好ましくは塩素、臭素等)、置換されていてもよいイミドイル基、置換されていてもよいアミジノ基等を用いることができる。これらの任意の置換基は置換可能な位置に1ないし5個(好ましくは1ないし3個)置換していてもよい。
置換基としての「置換されていてもよい複素環基」が有していてもよい「置換されていてもよいアミノ基」、「置換されていてもよい水酸基」、「置換されていてもよいイミドイル基」、および「置換されていてもよいアミジノ基」としては、後述する「置換されていてもよい芳香環」等の置換基としての「置換されていてもよいアミノ基」、「置換されていてもよい水酸基」、「置換されていてもよいイミドイル基」、および「置換されていてもよいアミジノ基」と同様なものを用いることができる。
ここで「アルコキシカルボニル」としては、例えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、sec−ブトキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニル、ペンチルオキシカルボニル、イソペンチルオキシカルボニル、ネオペンチルオキシカルボニル等のC1−6アルコキシカルボニル(低級アルコキシカルボニル)等を用いることができ、中でもメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル等のC1−3アルコキシカルボニル等が好ましい。該「低級アルコキシカルボニル」は置換基を有していてもよく、その置換基としては、水酸基、置換されていてもよいアミノ基[該アミノ基は、例えば1ないし5個のハロゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)で置換されていてもよい低級アルキル基(例、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル等のC1−6アルキル等、好ましくはメチル、エチル等)、アシル基(例、ホルミル、アセチル、プロピオニル、ピバロイル等のC1−6アルカノイル、ベンゾイル等)、カルボキシル基、C1−6アルコキシカルボニル等の1又は2個を置換基として有していてもよい。]、ハロゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)、ニトロ基、シアノ基、1ないし5個のハロゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)で置換されていてもよい低級アルコキシ基(例えばメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシ等のC1−6アルコキシ等、好ましくはメトキシ、エトキシ等)等を用いることができる。また、これらの置換基は、同一または異なって1または2ないし3個(好ましくは1または2個)置換しているのが好ましい。
ここで「アラルキルオキシカルボニル」としては、例えばベンジルオキシカルボニル、フェネチルオキシカルボニル等のC7−14アラルキルオキシカルボニル等(好ましくは、C6−10アリール−C1−4アルコキシ−カルボニル等)が好ましい。該「アラルキルオキシカルボニル」は置換基を有していてもよく、その置換基としては、前記の置換基としての「アルコキシカルボニル」における置換基と同様な数の同様なものを用いることができる。
ここで「N−モノ置換カルバモイル」としては、例えば低級アルキル(例、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル等のC1−6アルキル等)、低級アルケニル(例、ビニル、アリル、イソプロペニル、プロペニル、ブテニル、ペンテニル、ヘキセニル等のC2−6アルケニル等)、シクロアルキル(例、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル等のC3−6シクロアルキル等)、アリール(例、フェニル、1−ナフチル、2−ナフチル等のC6−10アリール等)、アラルキル(例、ベンジル、フェネチル等のC7−10アラルキル、好ましくはフェニル−C1−4アルキル等)、アリールアルケニル(例、シンナミル等のC8−10アリールアルケニル、好ましくはフェニル−C2−4アルケニル等)、複素環基(例えば前記置換基としての「置換されていてもよい複素環基」における「複素環基」と同様のもの等)等を用いることができる。該低級アルキル、低級アルケニル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、アリールアルケニル、複素環基は置換基を有していてもよく、その置換基としては、前記の置換基としての「アルコキシカルボニル」における置換基と同様な数の同様なものを用いることができる。
「A環上またはB環上のRa、R2、R3'、R4およびR5'以外の置換基」で示される「置換されていてもよいC1-6アルコキシ基」における置換基としては、前記置換基としての「置換されていてもよいアルキル基」において用いられる置換基と同様な数の同様なものを用いることができる。
Raで示される「置換されていてもよいアルコキシ基」における置換基としては、前記置換基としての「置換されていてもよいアルキル基」において用いられる置換基と同様な数の同様なものを用いることができる。
R1、R1a、R2、R2a、R3、R3'、R3a、R4、R4a、R5、R5'、R5aおよびR7で示される「置換されていてもよいアシル基」における置換基としては、前記置換基としての「置換されていてもよいアルキル基」において用いられる置換基と同様な数の同様なものを用いることができる。
「A環上またはB環上のRa、R2、R3'、R4およびR5'以外の置換基」で示される「置換されていてもよいC1-6アシル基」における置換基としては、前記置換基としての「置換されていてもよいアルキル基」において用いられる置換基と同様な数の同様なものを用いることができる。
Z1およびZ2で示される「置換されていてもよいC1-6アルコキシイミノ基で置換された炭素原子」における「置換されていてもよいC1-6アルコキシイミノ基」ならびに「A環上またはB環上のRa、R2、R3'、R4およびR5'以外の置換基」で示される「置換されていてもよいC1-6アルコキシイミノ基」における置換基としては、前記置換基としての「置換されていてもよいアルキル基」において用いられる置換基と同様な数の同様なものを用いることができる。
「A環上またはB環上のRa、R2、R3'、R4およびR5'以外の置換基」で示される「置換されていてもよいC1-4アルキレンジオキシ基」における置換基としては、前記置換基としての「置換されていてもよいアルキル基」において用いられる置換基と同様な数の同様なものを用いることができる。
X1、X2、X1aおよびX2aで示される「置換されていてもよい炭素原子」における置換基としては、前記R2、R2a、R3、R3'、R3a、R4、R4a、R5、R5'およびR5aで示される「置換されていてもよい炭化水素基」における置換基と同様なものを1または2個用いることができる。ここで「置換されていてもよい炭素原子」が置換基を有さない場合、当該炭素原子は1または2個の水素原子を有し、「置換されていてもよい炭素原子」が1個の置換基を有する場合、当該炭素原子は当該置換基の他に0または1個の水素原子を有する。
Y2 、Y21およびY2aで示される「置換されていてもよい窒素原子」における置換基としては、前記「A環上またはB環上のRa、R2、R3’、R4およびR5’以外の置換基」の定義における置換基としての「置換されていてもよいアミノ基」における置換基と同様なものを用いることができる。ここで「置換されていてもよい窒素原子」が置換基を有さない場合、当該窒素原子は0または1個の水素原子を有する。
Y1は式CR2R3(式中、各記号は前記定義に同じ基を示す。)で表される基を、Y2は式CR4R5(式中、各記号は前記定義に同じ基を示す。)で表される基、窒素原子、酸素原子または式S(O)m(式中、各記号は前記定義と同意義を示す。)で表される基をそれぞれ示す。
Y11は式CR2R3’(式中、各記号は前記定義に同じ基を示す。)で表される基を、Y21は1)Wが窒素原子の場合、式CR4R5’(式中、各記号は前記定義に同じ基を示す。)で表される基、窒素原子、酸素原子または式S(O)m(式中、記号は前記定義と同意義を示す。)で表される基を、2)Wが式CRa(式中の記号は前記定義に同じ。)で表される基の場合、式CR4R5’(式中の各記号は前記定義に同じ。)で表される基または窒素原子を(但し、Y21が窒素原子であり、Wが式CRa(式中の記号は前記定義に同じ。)で表される基の場合、CRaとY21との結合は二重結合を示す。)それぞれ示す。
Y1aは式CR2aR3a(式中、各記号は前記定義に同じ基を示す。)で表される基を、Y2aは式CR4aR5a(式中、各記号は前記定義に同じ基を示す。)で表される基、窒素原子、酸素原子または式S(O)m a(式中、各記号は前記定義と同意義を示す。)で表される基をそれぞれ示す。
一般式
B環またはBa環としては、特に好ましくは、置換されていてもよいピロリン環、置換されていてもよいピロリジン環、置換されていてもよいピペリジン環、置換されていてもよいモルホリン環、置換されていてもよいチオモルホリン環または置換されていてもよいパーヒドロアゼピン環などを用いることができる。
R1、R1aおよびR7としては、特に好ましくは、シアノ基、ニトロ基、ハロゲン原子、フルオロメチル基、トリフルオロメチル基などを用いることができる。
B環上のR2、R3'、R4およびR5'以外の置換基としては、特に好ましくは、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、水酸基、置換されていてもよいC1-6アルキル基(例、メチル基、エチル基、プロピル基、フルオロメチル基、ヒドロキシメチル基、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシプロピル基、メトキシメチル基など)、カルバモイル基などを用いることができる。
「Ba環がさらに置換されていてもよい二環式の環の場合、Y1aにおけるCR2aまたはY2aにおけるCR4aもしくは窒素原子はBa環の一部を構成していてもよい」および「B環がさらに置換されていてもよい二環式の環の場合、Y11におけるCR2またはY21におけるCR4もしくは窒素原子はB環の一部を構成していてもよい」についても同様である。
本発明にかかる化合物(一般式I、Ia、IIa、IIb、I'などで表される化合物、以下それぞれ化合物(I)、化合物(Ia)、化合物(IIa)、化合物(IIb)、化合物(I')などともいう)は一般有機合成法を用いることにより、または公知の合成法により製造することができるが、例えば以下の方法で合成することができる。
化合物(I)または化合物(I')において、WまたはW1が窒素原子を示す化合物は、例えば式
化合物(IV)またはその塩は化合物(III)1モルに対して通常1から3モル用いる。この反応は必要に応じ、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸セシウム、炭酸水素ナトリウム、水酸化ナトリウム、ナトリウムt-ブトキシド、カリウムt-ブトキシド、トリエチルアミン、ジイソプロピルアミン(DIEA)、ピリジン、4−(ジメチルアミノ)ピリジン(DMAP)、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデク−7−エン(DBU)、1,5−ジアザビシクロ[4,3,0]ノン−5−エン(DBN)等の塩基を添加することにより、円滑に反応を進行させることもできる。更に触媒として遷移金属触媒(例えば、J.O.C., 1997, 62, pp1264-1267)を用いることも好適である。
反応は、不活性溶媒、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、アセトニトリル、アセトン、酢酸エチル、1,2−ジメトキシエタン、1,4−ジオキサン、トルエン、ベンゼン、キシレン、ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロルエタン、DMF、ジメチルスルホキシド(DMSO)等、あるいはこれらの混合溶媒中で行うことができる。反応は約0℃ないし180℃の温度範囲で行われる。反応時間は特に限定されないが、通常0.1時間から100時間、好ましくは、0.5時間から72時間である。
化合物(VI)は化合物(V)またはその塩1モルに対して通常1から3モル用いる。この反応は必要に応じ、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸セシウム、炭酸水素ナトリウム、水酸化ナトリウム、トリエチルアミン、ジイソプロピルアミン(DIEA)、ピリジン、4−(ジメチルアミノ)ピリジン(DMAP)、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデク−7−エン(DBU)、1,5−ジアザビシクロ[4,3,0]ノン−5−エン(DBN)等の塩基やヨウ化ナトリウム等を添加することにより、円滑に反応を進行させることもできる。
反応は、不活性溶媒、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、アセトニトリル、アセトン、酢酸エチル、1,2−ジメトキシエタン、1,4−ジオキサン、トルエン、ベンゼン、キシレン、ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロルエタン、DMF、ジメチルスルホキシド(DMSO)等、あるいはこれらの混合溶媒中で行うことができる。反応は約0℃ないし180℃の温度範囲で行われる。反応時間は特に限定されないが、通常0.1時間から100時間、好ましくは、0.5時間から24時間である。
〔式中、各記号は前記と同意義を示す。〕で表される化合物である場合は、例えば式
M1、M2で示される「脱離基」としては、例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲン、アルカリ金属、アルカリ土類金属またはそれらのハロゲン化金属、ハロゲン化亜鉛、ハロゲン化錫、トリフルオロメタンスルホナート、p−トルエンスルホナート、メタンスルホニル、ジヒドロキシボラン、ジアルコキシボラン、等を用いることができる。
RBおよびRCで示される「置換されていてもよいアシル基」、「エステル化もしくはアミド化されていてもよいカルボキシル基」および「置換されていてもよい炭化水素基」としては、前記R1等で示される「置換されていてもよいアシル基」、「エステル化もしくはアミド化されていてもよいカルボキシル基」の定義、および前記R2等で示される「置換されていてもよい炭化水素基」の定義と同様なものを用いることができる。
化合物(IX)、(X)またはその塩は化合物(VIII)1モルに対して通常1から3モル用いる。この反応は必要に応じ、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸セシウム、炭酸水素ナトリウム、水酸化ナトリウム、ナトリウムt-ブトキシド、カリウムt-ブトキシド、トリエチルアミン、ジイソプロピルアミン(DIEA)、ピリジン、4−(ジメチルアミノ)ピリジン(DMAP)、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデク−7−エン(DBU)、1,5−ジアザビシクロ[4,3,0]ノン−5−エン(DBN)等の塩基を添加することにより、円滑に反応を進行させることもできる。更に触媒として遷移金属触媒(例えば、J.O.C., 1997, 62, pp1264-1267)を用いることも好適である。
反応は、不活性溶媒、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、アセトニトリル、アセトン、酢酸エチル、1,2−ジメトキシエタン、1,4−ジオキサン、トルエン、ベンゼン、キシレン、ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロルエタン、DMF、ジメチルスルホキシド(DMSO)等、あるいはこれらの混合溶媒中で行うことができる。反応は約−80℃ないし180℃の温度範囲で行われる。反応時間は特に限定されないが、通常0.1時間から100時間、好ましくは、0.5時間から72時間である。
出発物質として用いる化合物(III)、(IV)、(V)、(VI)、(VII)、(VIII)、(IX)、(X)は、公知の方法またはそれに準じた方法により合成することができ、例えば後記の参考例に示す方法により製造することができる。
また、前記化合物(Ia)、(IIa)、(IIb)も、前記の方法または公知の方法もしくはそれに準じた方法により合成することができる。
ここで、上記式中の基は、一般有機合成上用いられる保護基で保護されていてもよく、反応後所望により公知の方法で保護基を除去することができる。
化合物(I)等が遊離体で得られた場合には、自体公知の方法あるいはそれに準じる方法によって目的とする塩に変換することができ、逆に塩で得られた場合には、自体公知の方法あるいはそれに準ずる方法により、遊離体または、目的とする他の塩に変換することができる。
化合物(I)等は、水和物であってもよく、非水和物であってもよい。
化合物(I)等が光学活性体の混合物として得られる場合には、自体公知の光学分割手段により目的とする(R)体または(S)体に分離することができる。
化合物(I)等は同位元素(例、3H、14C等)等で標識されていてもよい。
また、化合物(I)のプロドラッグは、広川書店1990年刊「医薬品の開発」第7巻分子設計163頁から198頁に記載されているような生理的条件で化合物(I)に変化するものであってもよい。
本発明の化合物は、種々の癌のなかでもホルモン抵抗性を獲得した、乳癌、前立腺癌、子宮体癌、子宮頸癌、卵巣癌、膀胱癌、甲状腺癌、骨腫瘍、陰茎癌に対する予防または治療剤として用いることができ、特に前立腺癌の予防または治療剤として有用である。
ホルモン抵抗性癌としては、例えばLHRH誘導体抵抗性癌が挙げられ、好ましくはLHRHアゴニスト抵抗性癌である。
本発明の化合物は、毒性が低く、そのまま医薬として、または自体公知の薬学的に許容しうる担体等と混合して哺乳動物(例、ヒト、ウマ、ウシ、犬、猫、ラット、マウス、ウサギ、ブタ、サル等)に対して医薬組成物として用いることができる。
医薬組成物の中に本発明の化合物とともに他の活性成分、例えば下記のホルモン療法剤、抗癌剤(例えば、化学療法剤、免疫療法剤、または細胞増殖因子ならびにその受容体の作用を阻害する薬剤等)等を含有させてもよい。
本発明の化合物の投与量は、投与ルート、症状等によって異なるが、例えば乳癌、前立腺癌を持つ患者(体重40ないし80kg)に抗癌剤として経口投与する場合、例えば1日0.1〜200mg/kg体重、好ましくは1日1〜100mg/kg体重、さらに好ましくは1日1〜50mg/kg体重である。この量を1日1回または2〜3回に分けて投与することができる。
薬学的に許容される担体としては、製剤素材として慣用されている各種有機あるいは無機担体物質が用いられ、固形製剤における賦形剤、滑沢剤、結合剤、崩壊剤;液状製剤における溶剤、溶解補助剤、懸濁化剤、等張化剤、緩衝剤、無痛化剤等として配合される。また必要に応じて、防腐剤、抗酸化剤、着色剤、甘味剤等の製剤添加物を用いることもできる。
賦形剤の好適な例としては、例えば乳糖、白糖、D−マンニトール、デンプン、結晶セルロース、軽質無水ケイ酸等が用いられる。
滑沢剤の好適な例としては、例えばステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、タルク、コロイドシリカ等が用いられる。
結合剤の好適な例としては、例えば結晶セルロース、白糖、D-マンニトール、デキストリン、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルピロリドン等が用いられる。
崩壊剤の好適な例としては、例えばデンプン、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、クロスカルメロースナトリウム、カルボキシメチルスターチナトリウム等が用いられる。
溶剤の好適な例としては、例えば注射用水、アルコール、プロピレングリコール、マクロゴール、ゴマ油、トウモロコシ油等が用いられる。
溶解補助剤の好適な例としては、例えばポリエチレングリコール、プロピレングリコール、D−マンニトール、安息香酸ベンジル、エタノール、トリスアミノメタン、コレステロール、トリエタノールアミン、炭酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム等が用いられる。
懸濁化剤の好適な例としては、例えばステアリルトリエタノールアミン、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリルアミノプロピオン酸、レシチン、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、モノステアリン酸グリセリン等の界面活性剤;例えばポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース等の親水性高分子等が用いられる。
等張化剤の好適な例としては、例えば塩化ナトリウム、グリセリン、D−マンニトール等が用いられる。
緩衝剤の好適な例としては、例えばリン酸塩、酢酸塩、炭酸塩、クエン酸塩等の緩衝液等が用いられる。
無痛化剤の好適な例としては、例えばベンジルアルコール等が用いられる。
防腐剤の好適な例としては、例えば、パラオキシ安息香酸エステル類、クロロブタノール、ベンジルアルコール、フェネチルアルコール、デヒドロ酢酸、ソルビン酸等が用いられる。
抗酸化剤の好適な例としては、例えば亜硫酸塩、アスコルビン酸等が用いられる。
また、(1)本発明の化合物の有効量を投与することと、(2)(i)他の抗癌剤の有効量を投与すること、(ii)ホルモン療法剤の有効量を投与すること、および(iii)非薬剤療法からなる群から選ばれる1〜3種とを組み合わせることにより、より効果的に癌を予防・治療することができる。非薬剤療法としては、例えば、手術、放射線療法、遺伝子療法、温熱療法、凍結療法、レーザー灼熱療法等が用いられ、これらを2種以上組み合わせることもできる。
例えば、本発明化合物は、他のホルモン療法剤、抗癌剤(例えば、化学療法剤、免疫療法剤、または細胞増殖因子ならびにその受容体の作用を阻害する薬剤)、制吐剤等(以下、併用薬物と略記する)とを併用して使用することができる。
本発明の化合物は単剤として使用しても優れた抗癌作用を示すが、さらに前記併用薬物の一つまたは幾つかと併用(多剤併用)することによって、その効果をより一層増強または患者のQOLを改善させることができる。
該「化学療法剤」としては、例えばアルキル化剤、代謝拮抗剤、抗癌性抗生物質、植物由来抗癌剤等が用いられる。
「アルキル化剤」としては、例えば、ナイトロジェンマスタード、塩酸ナイトロジェンマスタード−N−オキシド、クロラムブチル、シクロフォスファミド、イホスファミド、チオテパ、カルボコン、トシル酸インプロスルファン、ブスルファン、塩酸ニムスチン、ミトブロニトール、メルファラン、ダカルバジン、ラニムスチン、リン酸エストラムスチンナトリウム、トリエチレンメラミン、カルムスチン、ロムスチン、ストレプトゾシン、ピポブロマン、エトグルシド、カルボプラチン、シスプラチン、ミボプラチン、ネダプラチン、オキサリプラチン、アルトレタミン、アンバムスチン、塩酸ジブロスピジウム、フォテムスチン、プレドニムスチン、プミテパ、リボムスチン、テモゾロミド、トレオスルファン、トロフォスファミド、ジノスタチンスチマラマー、カルボコン、アドゼレシン、システムスチン、ビゼレシン等が用いられる。
「代謝拮抗剤」としては、例えば、メルカプトプリン、6−メルカプトプリンリボシド、チオイノシン、メトトレキサート、エノシタビン、シタラビン、シタラビンオクフォスファート、塩酸アンシタビン、5−FU系薬剤(例、フルオロウラシル、テガフール、UFT、ドキシフルリジン、カルモフール、ガロシタビン、エミテフール等)、アミノプテリン、ロイコボリンカルシウム、タブロイド、ブトシン、フォリネイトカルシウム、レボフォリネイトカルシウム、クラドリビン、エミテフール、フルダラビン、ゲムシタビン、ヒドロキシカルバミド、ペントスタチン、ピリトレキシム、イドキシウリジン、ミトグアゾン、チアゾフリン、アンバムスチン等が用いられる。
「抗癌性抗生物質」としては、例えば、アクチノマイシンD、アクチノマイシンC、マイトマイシンC、クロモマイシンA3、塩酸ブレオマイシン、硫酸ブレオマイシン、硫酸ペプロマイシン、塩酸ダウノルビシン、塩酸ドキソルビシン、塩酸アクラルビシン、塩酸ピラルビシン、塩酸エピルビシン、ネオカルチノスタチン、ミスラマイシン、ザルコマイシン、カルチノフィリン、ミトタン、塩酸ゾルビシン、塩酸ミトキサントロン、塩酸イダルビシン等が用いられる。
「植物由来抗癌剤」としては、例えば、エトポシド、リン酸エトポシド、硫酸ビンブラスチン、硫酸ビンクリスチン、硫酸ビンデシン、テニポシド、パクリタキセル、ドセタクセル、DJ-927、ビノレルビン等が用いられる。
該「免疫療法剤(BRM)」としては、例えば、ピシバニール、クレスチン、シゾフィラン、レンチナン、ウベニメクス、インターフェロン、インターロイキン、マクロファージコロニー刺激因子、顆粒球コロニー刺激因子、エリスロポイエチン、リンホトキシン、BCGワクチン、コリネバクテリウムパルブム、レバミゾール、ポリサッカライドK、プロコダゾール等が用いられる。
該「細胞増殖因子ならびにその受容体の作用を阻害する薬剤」における、「細胞増殖因子」としては、細胞の増殖を促進する物質であればどのようなものでもよく、通常、分子量が20,000以下のペプチドで、受容体との結合により低濃度で作用が発揮される因子が用いられ、具体的には、(1)EGF(epidermal growth factor)またはそれと実質的に同一の活性を有する物質〔例、EGF、ハレグリン(HER2リガンド)等〕、(2)インシュリンまたはそれと実質的に同一の活性を有する物質〔例、インシュリン、IGF(insulin-like growth factor)−1、IGF−2等〕、(3)FGF(fibroblast growth factor)またはそれと実質的に同一の活性を有する物質〔例、酸性FGF、塩基性FGF、KGF(keratinocyte growth factor)、 FGF-10等〕、(4)その他の細胞増殖因子〔例、CSF(colony stimulating factor)、EPO(erythropoietin)、IL−2(interleukin-2)、NGF(nerve growth factor)、PDGF(platelet-derived growth factor)、TGFβ(transforming growth factorβ)、HGF(hepatocyte growth factor)、VEGF(vascular endothelial growth factor)等〕等があげられる。
該「細胞増殖因子の受容体」としては、前記の細胞増殖因子と結合能を有する受容体であればいかなるものであってもよく、具体的には、EGF受容体、ハレグリン受容体(HER2)、インシュリン受容体、 IGF受容体、FGF受容体−1またはFGF受容体−2等があげられる。
該「細胞増殖因子の作用を阻害する薬剤」としては、トラスツズマブ(ハーセプチン(商標);HER2抗体)、メシル酸イマチニブ、ZD1839またはセツキシマブ等があげられる。
前記の薬剤の他に、L−アスパラギナーゼ、アセグラトン、塩酸プロカルバジン、プロトポルフィリン・コバルト錯塩、水銀ヘマトポルフィリン・ナトリウム、トポイソメラーゼI阻害薬(例、イリノテカン、ノギテカン、エキサテカン(DX-8951f、DE-310)、ルビテカン、T-0128等)、トポイソメラーゼII阻害薬(例えば、ソブゾキサン等)、分化誘導剤(例、レチノイド、ビタミンD類等)、血管新生阻害薬、α−ブロッカー(例、塩酸タムスロシン等)、TZT-1027等も用いることができる。
「制吐剤」としては、オンダンセトロン、塩酸トロピセトロン、アザセトロン、ラモセトロン、グラニセトロン、ドラセトロンメシレート、パロノセトロンなどの5-HT3拮抗剤、ドンペリドン、モサプリド、メトクロプラミドなどの5-HT4拮抗剤などの消化管運動促進薬;トリメブチンなどの消化管運動調律薬;マレイン酸プロクロルペラジン、プロメタジン,チエチルペラジンなどのフェノチアジン系薬剤;ハロペリドール、フェノールフタレイン酸クロルプロマジン、ジアゼパム、ドロペリドールなどの精神安定剤;デキサメタゾン、プレドニゾロン、ベタメタゾン、トリアムシノロン等などのステロイド剤;その他、ジメチルヒドリン酸、ジフェンヒドラミン、ヒヨスチン、臭酸ヒヨスチン、テトラベナジンなどを用いることができる。
LH−RH誘導体またはその塩の具体例としては、例えば、トリートメント ウイズ GnRH アナログ:コントラバーシス アンド パースペクテイブ(Treatment with GnRH analogs: Controversies and perspectives)[パルテノン バブリッシング グループ(株)(The Parthenon Publishing Group Ltd.)発行1996年]、特表平3−503165号公報、特開平3−101695号、同7−97334号および同8−259460号公報などに記載されているペプチド類が用いられる。
X-D2Nal-D4ClPhe-D3Pal-Ser-A-B-Leu-C-Pro-DAlaNH2
〔式中、XはN(4H2-furoyl)GlyまたはNAcを、AはNMeTyr、Tyr、Aph(Atz)、NMeAph(Atz)から選ばれる残基を、BはDLys(Nic)、DCit、DLys(AzaglyNic)、DLys(AzaglyFur)、DhArg(Et2)、DAph(Atz)およびDhCi から選ばれる残基を、CはLys(Nisp)、ArgまたはhArg(Et2)をそれぞれ示す〕で表わされる生理活性ペプチドまたはその塩などが用いられ、特に好ましくはアバレリクス、ガニレリクス、セトロレリクス、5-(N-ベンジル-N-メチルアミノメチル)-1-(2,6-ジフルオロベンジル)-6-[4-(3-メトキシウレイド)フェニル]-3-フェニルチエノ[2,3-d]ピリミジン-2,4(1H,3H)-ジオン、5-(N-ベンジル-N-メチルアミノメチル)-1-(2,6-ジフルオロベンジル)-6-[4-(3-エチルウレイド)フェニル]-3-フェニルチエノ[2,3-d]ピリミジン-2,4(1H,3H)-ジオン、5-(N-ベンジル-N-メチルアミノメチル)-1-(2,6-ジフルオロベンジル)-6-[4-(3-エチルウレイド)フェニル]-3-フェニルチエノ[2,3-d]ピリミジン-2,4(1H,3H)-ジオン 塩酸塩などが用いられる。
LH−RHアゴニストとしては、例えば、式
5-oxo-Pro-His-Trp-Ser-Tyr-Y-Leu-Arg-Pro-Z
〔式中、YはDLeu、DAla、DTrp、DSer(tBu)、D2NalおよびDHis(ImBzl)から選ばれる残基を、ZはNH-C2H5またはGly-NH2をそれぞれ示す〕で表わされる生理活性ペプチドまたはその塩などが用いられる。例えば、酢酸ゴセレリン、ブセレリンなどである。特に、YがDLeuで、ZがNH-C2H5であるペプチド(即ち、5-oxo-Pro-His-Trp-Ser-Tyr-DLeu-Leu-Arg-Pro-NH-C2H5で表されるペプチドA;リュープロレリン)またはその塩(例、酢酸塩)が好適である。
略号の例を以下に示す。
Abu :アミノ酪酸
Aibu :2−アミノ酪酸
Ala :アラニン
Arg :アルギニン
Gly :グリシン
His :ヒスチジン
Ile :イソロイシン
Leu :ロイシン
Met :メチオニン
Nle :ノルロイシン
Nval :ノルバリン
Phe :フェニルアラニン
Phg :フェニルグリシン
Pro :プロリン
(Pyr)Glu :ピログルタミン酸
Ser :セリン
Thr :スレオニン
Trp :トリプトファン
Tyr :チロシン
Val :バリン
D2Nal :D-3-(2-ナフチル)アラニン残基
DSer(tBu):O-tert-ブチル−D−セリン
DHis(ImBzl) :Nim-ベンジル−D−ヒスチジン
PAM :フェニルアセタミドメチル
Boc :t−ブチルオキシカルボニル
Fmoc :9−フルオレニルメチルオキシカルボニル
Cl−Z :2−クロロ−ベンジルオキシカルボニル
Br−Z :2−ブロモーベンジルオキシカルボニル
Bzl :ベンジル
Cl2−Bzl :2,6−ジクロロベンジル
Tos :p−トルエンスルホニル
HONb :N−ヒドロキシ−5−ノルボルネン−2,3−ジカルボキシイミド
HOBt :1−ヒドロキシベンゾトリアゾール
HOOBt :3−ヒドロキシ−3,4−ジヒドロ−4−オキソ−1,2,3−ベンゾトリアジン
MeBzl :4−メチルベンジル
Bom :ベンジルオキシメチル
Bum :t−ブトキシメチル
Trt :トリチル
DNP :ジニトロフェニル
DCC :N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド
本発明の化合物と併用薬物の投与形態は、特に限定されず、投与時に、本発明の化合物と併用薬物とが組み合わされていればよい。このような投与形態としては、例えば、(1)本発明の化合物と併用薬物とを同時に製剤化して得られる単一の製剤の投与、(2)本発明の化合物と併用薬物とを別々に製剤化して得られる2種の製剤の同一投与経路での同時投与、(3)本発明の化合物と併用薬物とを別々に製剤化して得られる2種の製剤の同一投与経路での時間差をおいての投与、(4)本発明の化合物と併用薬物とを別々に製剤化して得られる2種の製剤の異なる投与経路での同時投与、(5)本発明の化合物と併用薬物とを別々に製剤化して得られる2種の製剤の異なる投与経路での時間差をおいての投与(例えば、本発明の化合物→併用薬物の順序での投与、あるいは逆の順序での投与)等が用いられる。以下、これらの投与形態をまとめて、本発明の併用剤と略記する。
本発明の併用剤の製造に用いられてもよい薬理学的に許容される担体としては、前記した本発明の医薬組成物に使用されるものと同様のものを使用することができる。
例えば、本発明の併用剤における本発明の化合物の含有量は、製剤の形態によって相違するが、通常製剤全体に対して約0.01ないし100重量%、好ましくは約0.1ないし50重量%、さらに好ましくは約0.5ないし20重量%程度である。
本発明の併用剤における併用薬物の含有量は、製剤の形態によって相違するが、通常製剤全体に対して約0.01ないし100重量%、好ましくは約0.1ないし50重量%、さらに好ましくは約0.5ないし20重量%程度である。
本発明の併用剤における担体等の添加剤の含有量は、製剤の形態によって相違するが、通常製剤全体に対して約1ないし99.99重量%、好ましくは約10ないし90重量%程度である。
また、本発明の化合物および併用薬物をそれぞれ別々に製剤化する場合も同様の含有量でよい。
例えば、本発明の化合物または併用薬物は、分散剤(例、ツイーン(Tween)80(アトラスパウダー社製、米国)、HCO 60(日光ケミカルズ製)、ポリエチレングリコール、カルボキシメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、デキストリン等)、安定化剤(例、アスコルビン酸、ピロ亜硫酸ナトリウム等)、界面活性剤(例、ポリソルベート80、マクロゴール等)、可溶剤(例、グリセリン、エタノール等)、緩衝剤(例、リン酸及びそのアルカリ金属塩、クエン酸及びそのアルカリ金属塩等)、等張化剤(例、塩化ナトリウム、塩化カリウム、マンニトール、ソルビトール、ブドウ糖等)、pH調節剤(例、塩酸、水酸化ナトリウム等)、保存剤(例、パラオキシ安息香酸エチル、安息香酸、メチルパラベン、プロピルパラベン、ベンジルアルコール等)、溶解剤(例、濃グリセリン、メグルミン等)、溶解補助剤(例、プロピレングリコール、白糖等)、無痛化剤(例、ブドウ糖、ベンジルアルコール等)等と共に水性注射剤に、あるいはオリーブ油、ゴマ油、綿実油、コーン油等の植物油、プロピレングリコール等の溶解補助剤に溶解、懸濁あるいは乳化して油性注射剤に成形し、注射剤とすることができる。
前記徐放性製剤としては、徐放性マイクロカプセル剤等が用いられる。
徐放型マイクロカプセルとするには、自体公知の方法を採用できるが、例えば、下記〔2〕に示す徐放性製剤に成型して投与するのが好ましい。
本発明の化合物は、固形製剤(例、散剤、顆粒剤、錠剤、カプセル剤)等の経口投与用製剤に成型するか、坐剤等の直腸投与用製剤に成型するのが好ましい。特に経口投与用製剤が好ましい。
併用薬物は、薬物の種類に応じて前記した剤形とすることができる。
〔1〕注射剤およびその調製
本発明の化合物または併用薬物を水に溶解してなる注射剤が好ましい。該注射剤には安息香酸塩又は/およびサリチル酸塩を含有させてもよい。
該注射剤は、本発明の化合物または併用薬物と所望により安息香酸塩又は/およびサリチル酸塩の双方を水に溶解することにより得られる。
前記安息香酸、サリチル酸の塩としては、例えばナトリウム,カリウム等のアルカリ金属塩、カルシウム,マグネシウム等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、メグルミン塩、その他トロメタモール等の有機酸塩等が用いられる。
注射剤中の本発明の化合物または併用薬物の濃度は0.5〜50w/v%、好ましくは3〜20w/v%程度である。また安息香酸塩又は/およびサリチル酸塩の濃度は0.5〜50w/v%、好ましくは3〜20w/v%が好ましい。
注射剤はpH調節剤の添加により2〜12好ましくは2.5〜8.0に調整するのがよい。
注射剤は本発明の化合物または併用薬物と所望により安息香酸塩又は/およびサリチル酸塩の双方を、また必要により前記添加剤を水に溶解することにより得られる。これらの溶解はどのような順序で行ってもよく、従来の注射剤の製法と同様に適宜行うことができる。
注射用水溶液は加温するのがよく、また通常の注射剤と同様にたとえば濾過滅菌,高圧加熱滅菌等を行うことにより注射剤として供することができる。
注射用水溶液は、例えば100℃〜121℃の条件で5分〜30分高圧加熱滅菌するのがよい。
さらに多回分割投与製剤として使用できるように、溶液の抗菌性を付与した製剤としてもよい。
本発明の化合物または併用薬物を含んでなる核を所望により水不溶性物質や膨潤性ポリマー等の被膜剤で被覆してなる徐放性製剤が好ましい。例えば、1日1回投与型の経口投与用徐放性製剤が好ましい。
被膜剤に用いられる水不溶性物質としては、例えばエチルセルロース、ブチルセルロース等のセルロースエーテル類、セルロースアセテート、セルロースプロピオネート等のセルロースエステル類、ポリビニルアセテート、ポリビニルブチレート等のポリビニルエステル類、アクリル酸/メタクリル酸共重合体、メチルメタクリレート共重合体、エトキシエチルメタクリレート/シンナモエチルメタクリレート/アミノアルキルメタクリレート共重合体、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、メタクリル酸アルキルアミド共重合体、ポリ(メタクリル酸メチル)、ポリメタクリレート、ポリメタクリルアミド、アミノアルキルメタクリレート共重合体、ポリ(メタクリル酸アンヒドリド)、グリシジルメタクリレート共重合体、とりわけオイドラギットRS−100,RL−100,RS−30D,RL−30D,RL−PO,RS−PO(アクリル酸エチル・メタアクリル酸メチル・メタアクリル酸塩化トリメチル・アンモニウムエチル共重合体)、オイドラギットNE−30D(メタアクリル酸メチル・アクリル酸エチル共重合体)等のオイドラギット類(ローム・ファーマ社)等のアクリル酸系ポリマー、硬化ヒマシ油(例、ラブリーワックス(フロイント産業)等)等の硬化油、カルナバワックス、脂肪酸グリセリンエステル、パラフィン等のワックス類、ポリグリセリン脂肪酸エステル等が用いられる。
このような酸性の解離基を有し pH依存性の膨潤を示すポリマーとしては、例えばカーボマー(Carbomer)934P、940、941、974P、980、1342等、ポリカーボフィル(polycarbophil)、カルシウムポリカボーフィル(carcium polycarbophil)(前記はいずれもBFグツドリッチ社製)、ハイビスワコー103、104、105、304(いずれも和光純薬(株)製)等の架橋型ポリアクリル酸重合体が用いられる。
該親水性物質としては、例えばプルラン、デキストリン、アルギン酸アルカリ金属塩等の硫酸基を有していてもよい多糖類、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム等のヒドロキシアルキル基又はカルボキシアルキル基を有する多糖類、メチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール等が用いられる。
徐放性製剤の被膜剤における水不溶性物質の含有率は約30ないし約90%(w/w)、好ましくは約35ないし約80%(w/w)、さらに好ましくは約40ないし75%(w/w)、膨潤性ポリマーの含有率は約3ないし約30%(w/w)、好ましくは約3ないし約15%(w/w)である。被膜剤は親水性物質をさらに含んでいてもよく、その場合被膜剤における親水性物質の含有率は約50%(w/w)以下、好ましくは約5〜約40%(w/w)、さらに好ましくは約5〜約35%(w/w)である。ここで前記%(w/w)は被膜剤液から溶媒(例、水、メタノール、エタノール等の低級アルコール等)を除いた被膜剤組成物に対する重量%を示す。
I.薬剤を含む核の調製。
被膜剤で被覆される薬物を含む核(以下、単に核と称することがある)の形態は特に制限されないが、好ましくは顆粒あるいは細粒等の粒子状に形成される。
核が顆粒又は細粒の場合、その平均粒子径は、好ましくは約150ないし2,000μm、さらに好ましくは約500ないし約1,400μmである。
核の調製は通常の製造方法で実施することができる。例えば、薬物に適当な賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、安定化剤等を混合し、湿式押し出し造粒法、流動層造粒法等により調製する。
核の薬物含量は、約0.5ないし約95%(w/w)、好ましくは約5.0ないし約80%(w/w)、さらに好ましくは約30ないし約70%(w/w)である。
結合剤としては、例えばポリビニルアルコール、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドン、プルロニックF68、アラビアゴム、ゼラチン、澱粉等が用いられる。崩壊剤としては、例えばカルボキシメチルセルロースカルシウム(ECG505)、クロスカルメロースナトリウム(Ac-Di-Sol)、架橋型ポリビニルピロリドン(クロスポビドン)、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(L-HPC)等が用いられる。中でも、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドン、低置換度ヒドロキシプロピルセルロースが好ましい。滑沢剤、凝集防止剤としては例えばタルク、ステアリン酸マグネシウムおよびその無機塩、また潤滑剤としてポリエチレングリコール等が用いられる。安定化剤としては酒石酸、クエン酸、コハク酸、フマル酸、マレイン酸等の酸が用いられる。
核に含まれる薬物と被膜剤とを分離するために、防護剤で核の表面を被覆してもよい。防護剤としては、例えば前記親水性物質や、水不溶性物質等が用いられる。防護剤は、好ましくはポリエチレングリコールやヒドロキシアルキル基又はカルボキシアルキル基を有する多糖類、より好ましくはヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースが用いられる。該防護剤には安定化剤として酒石酸、クエン酸、コハク酸、フマル酸、マレイン酸等の酸や、タルク等の滑沢剤を含んでいてもよい。防護剤を用いる場合、その被覆量は核に対して約1ないし約15%(w/w)、好ましくは約1ないし約10%(w/w)、さらに好ましくは約2ないし約8%(w/w)である。
防護剤は通常のコーティング法により被覆することができ、具体的には、防護剤を例えば流動層コーティング法、パンコーティング法等により核にスプレーコーティングすることで被覆することができる。
前記Iで得られた核を、前記水不溶性物質及び pH依存性の膨潤性ポリマー、および親水性物質を加熱溶解あるいは溶媒に溶解又は分散させた被膜剤液により被覆することにより徐放性製剤が製造される。
核の被膜剤液による被覆方法として、例えば噴霧コーティングする方法等が用いられる。
被膜剤液中の水不溶性物質、膨潤性ポリマー又は親水性物質の組成比は、被膜中の各成分の含有率がそれぞれ前記含有率となるように適宜選ばれる。
被膜剤の被覆量は、核(防護剤の被覆量を含まない)に対して約1ないし約90%(w/w)、好ましくは約5ないし約50%(w/w)、さらに好ましくは約5ないし35%(w/w)である。
噴霧コーティングにより被覆する場合の操作は通常のコーティング法により実施することができ、具体的には、被膜剤液を例えば流動層コーティング法、パンコーティング法等により核にスプレーコーティングすることで実施することができる。この時必要であれば、タルク、酸化チタン、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、軽質無水ケイ酸等を滑沢剤として、グリセリン脂肪酸エステル、硬化ヒマシ油、クエン酸トリエチル、セチルアルコール、ステアリルアルコール等を可塑剤として添加してもよい。
被膜剤による被膜後、必要に応じてタルク等の帯電防止剤を混合してもよい。
速放性製剤は、通常、活性成分である薬物に加えて、製剤分野で慣用される担体、添加剤や賦形剤(以下、賦形剤と略称することがある)を含んでいてもよい。用いられる製剤賦形剤は、製剤賦形剤として常用される賦形剤であれば特に限定されない。例えば経口固形製剤用の賦形剤としては、乳糖、デンプン、コーンスターチ、結晶セルロース(旭化成(株)製、アビセルPH101等)、粉糖、グラニュウ糖、マンニトール、軽質無水ケイ酸、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、L−システイン等が用いられ、好ましくはコーンスターチおよびマンニトール等が用いられる。これらの賦形剤は一種又は二種以上を組み合わせて使用できる。賦形剤の含有量は速放性製剤全量に対して、例えば約4.5〜約99.4w/w%、好ましくは約20〜約98.5w/w%、さらに好ましくは約30〜約97w/w%である。
速放性製剤における薬物の含量は、速放性製剤全量に対して、約0.5〜約95%、好ましくは約1〜約60%の範囲から適宜選択することができる。
前記結合剤としては、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリエチレングリコールおよびポリビニルピロリドン等が好ましく用いられる。
速放性製剤は、通常の製剤の製造技術に基づき、前記各成分を混合し、必要により、さらに練合し、成型することにより調製することができる。前記混合は、一般に用いられる方法、例えば、混合、練合等により行われる。具体的には、例えば速放性製剤を粒子状に形成する場合、前記徐放性製剤の核の調製法と同様の手法により、バーチカルグラニュレーター、万能練合機(畑鉄工所製)、流動層造粒機FD−5S(パウレック社製)等を用いて混合しその後、湿式押し出し造粒法、流動層造粒法等により造粒することにより調製することができる。
このようにして得られた速放性製剤と徐放性製剤とは、そのままあるいは適宜、製剤賦形剤等と共に常法により別々に製剤化後、同時あるいは任意の投与間隔を挟んで組み合わせて投与する製剤としてもよく、また両者をそのままあるいは適宜、製剤賦形剤等と共に一つの経口投与製剤(例、顆粒剤、細粒剤、錠剤、カプセル等)に製剤化してもよい。両製剤を顆粒あるいは細粒に製して、同一のカプセル等に充填して経口投与用製剤としてもよい。
舌下錠、バッカル製剤、口腔内速崩壊剤は錠剤等の固形製剤であってもよいし、口腔粘膜貼付錠(フィルム)であってもよい。
舌下錠、バッカル又は口腔内速崩壊剤としては、本発明の化合物または併用薬物と賦形剤とを含有する製剤が好ましい。また、滑沢剤、等張化剤、親水性担体、水分散性ポリマー、安定化剤等の補助剤を含有していてもよい。また、吸収を容易にし、生体内利用率を高めるためにβ−シクロデキストリン又はβ−シクロデキストリン誘導体(例、ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン等)等を含有していてもよい。
前記賦形剤としては、乳糖、白糖、D−マンニトール、デンプン、結晶セルロース、軽質無水ケイ酸等が用いられる。滑沢剤としてはステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、タルク、コロイドシリカ等が用いられ、特に、ステアリン酸マグネシウムやコロイドシリカが好ましい。等張化剤としては塩化ナトリウム、グルコース、フルクトース、マンニトール、ソルビトール、ラクトース、サッカロース、グリセリン、尿素等が用いられ、特にマンニトールが好ましい。親水性担体としては結晶セルロース、エチルセルロース、架橋性ポリビニルピロリドン、軽質無水珪酸、珪酸、リン酸二カルシウム、炭酸カルシウム等の膨潤性親水性担体が用いられ、特に結晶セルロース(例、微結晶セルロース等)が好ましい。水分散性ポリマーとしてはガム(例、トラガカントガム、アカシアガム、グアーガム)、アルギン酸塩(例、アルギン酸ナトリウム)、セルロース誘導体(例、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース)、ゼラチン、水溶性デンプン、ポリアクリル酸(例、カーボマー)、ポリメタクリル酸、ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドン、ポリカーボフィル、アスコルビン酸パルミチン酸塩等が用いられ、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリアクリル酸、アルギン酸塩、ゼラチン、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコール等が好ましい。特にヒドロキシプロピルメチルセルロースが好ましい。安定化剤としては、システイン、チオソルビトール、酒石酸、クエン酸、炭酸ナトリウム、アスコルビン酸、グリシン、亜硫酸ナトリウム等が用いられ、特に、クエン酸やアスコルビン酸が好ましい。
該口腔内速崩壊剤の組成物中には、本発明の化合物または併用薬物に加えて、マトリックス形成剤と二次成分とを含んでいるのが好ましい。
該マトリックス形成剤としてはゼラチン類、デキストリン類ならびに大豆、小麦ならびにオオバコ(psyllium)種子タンパク等の動物性タンパク類若しくは植物性タンパク類;アラビアゴム、ガーガム、寒天ならびにキサンタン等のゴム質物質;多糖類;アルギン酸類;カルボキシメチルセルロース類;カラゲナン類;デキストラン類;ペクチン類;ポリビニルピロリドン等の合成ポリマー類;ゼラチン−アラビアゴムコンプレックス等から誘導される物質が含まれる。さらに、マンニトール、デキストロース、ラクトース、ガラクトースならびにトレハロース等の糖類;シクロデキストリン等の環状糖類;リン酸ナトリウム、塩化ナトリウムならびにケイ酸アルミニウム等の無機塩類;グリシン、L−アラニン、L−アスパラギン酸、L−グルタミン酸、L−ヒドロシキプロリン、L−イソロイシン、L−ロイシンならびにL−フェニルアラニン等の炭素原子数が2から12までのアミノ酸等が含まれる。
マトリックス形成剤は、その1種若しくはそれ以上を、固形化の前に、溶液又は懸濁液中に導入することができる。かかるマトリックス形成剤は、界面活性剤に加えて存在していてもよく、また界面活性剤が排除されて存在していてもよい。マトリックス形成剤はそのマトリックスを形成することに加えて、本発明の化合物または併用薬物の拡散状態をその溶液又は懸濁液中に維持する助けをすることができる。
製剤には通常約0.1〜約50重量%、好ましくは約0.1〜約30重量%の本発明の化合物または併用薬物を含み、約1分〜約60分の間、好ましくは約1分〜約15分の間、より好ましくは約2分〜約5分の間に(水に)本発明の化合物または併用薬物の90%以上を溶解させることが可能な製剤(前記、舌下錠、バッカル等)や、口腔内に入れられて1ないし60秒以内に、好ましくは1ないし30秒以内に、さらに好ましくは1ないし10秒以内に崩壊する口腔内速崩壊剤が好ましい。
併用薬物は、副作用が問題とならない範囲でどのような量を設定することも可能である。併用薬物としての一日投与量は、症状の程度、投与対象の年齢、性別、体重、感受性差、投与の時期、間隔、医薬製剤の性質、調剤、種類、有効成分の種類等によって異なり、特に限定されないが、薬物の量として通常、たとえば経口投与で哺乳動物1kg体重あたり約0.001〜2000mg、好ましくは約0.01〜500mg、さらに好ましくは、約0.1〜100mg程度であり、これを通常1日1〜4回に分けて投与する。
好ましい投与方法としては、例えば、経口投与製剤に製形された併用薬物約0.001〜200mg/kgを経口投与し、約15分後に経口投与製剤に製形された本発明の化合物 約0.005〜100mg/kgを1日量として経口投与する。
例えば、本発明の医薬組成物または本発明の併用剤を手術等の前または後に、あるいはこれら2、3種を組み合わせた治療前または後に使用することによって、耐性発現の阻止、無病期(Disease-Free Survival)の延長、癌転移あるいは再発の抑制、延命等の効果が得られる。
また、本発明の医薬組成物または本発明の併用剤による治療と、支持療法〔(i)各種感染病の併発に対する抗生物質(例えば、パンスポリン等のβ−ラクタム系、クラリスロマイシン等のマクロライド系等)の投与、(ii)栄養障害改善のための高カロリー輸液、アミノ酸製剤、総合ビタミン剤の投与、(iii)疼痛緩和のためのモルヒネ投与、(iv)悪心、嘔吐、食欲不振、下痢、白血球減少、血小板減少、ヘモグロビン濃度低下、脱毛、肝障害、腎障害、DIC、発熱等のような副作用を改善する薬剤の投与および(v)癌の多剤耐性を抑制するための薬剤の投与等〕を組み合わせることもできる。
このような目的のための薬剤、例えば「制吐剤」としての具体例を挙げれば、オンダンセトロン、塩酸トロピセトロン、アザセトロン、ラモセトロン、グラニセトロン、ドラセトロンメシレート、パロノセトロンなどの5-HT3拮抗剤;sendide、CP−99994、CP−100263、CP−122721−1、CP−96345、FK224、RPR100893、NKP608、aprepitant(EMEND(商標))などのNK1受容体拮抗薬;ドンペリドン、モサプリド、メトクロプラミドなどの5-HT4拮抗剤などの消化管運動促進薬;トリメブチンなどの消化管運動調律薬;マレイン酸プロクロルペラジン、プロメタジン,チエチルペラジンなどのフェノチアジン系薬剤;ハロペリドール、フェノールフタレイン酸クロルプロマジン、ジアゼパム、ドロペリドールなどの精神安定剤;デキサメタゾン、プレドニゾロン、ベタメタゾン、トリアムシノロン等などのステロイド剤;その他、ジメチルヒドリン酸、ジフェンヒドラミン、ヒヨスチン、臭酸ヒヨスチン、テトラベナジンなどを用いることができる。
前記の処置を施す前または施した後に、本発明の医薬組成物または本発明の併用剤を経口投与(徐放性を含む)、静脈内投与(bolus、infusion、包接体を含む)、皮下および筋注(bolus、infusion、徐放性を含む)、経皮、腫瘍内および近位投与によって投与するのが好ましい。
手術等の前に本発明の医薬組成物または本発明の併用剤を投与する場合の時期としては、例えば、手術等の約30分〜24時間前に1回投与することもできるし、あるいは手術等の約3ヶ月〜6ヶ月前に1〜3サイクルに分けて投与することもできる。このように、手術等の前に本発明の医薬組成物または本発明の併用剤を投与することにより、例えば癌組織を縮小させることができるので、手術等がしやすくなる。
手術等の後に本発明の医薬組成物または本発明の併用剤を投与する場合の時期としては、手術等の約30分〜24時間後に、例えば数週間〜3ヶ月単位で反復投与することができる。このように、手術等の後に本発明の医薬組成物または本発明の併用剤を投与することにより、手術等の効果を高めることができる。
本発明の目的は、さらにアンドロゲン受容体アゴニストを投与するホルモン抵抗性癌の予防・治療方法およびアンドロゲン受容体アゴニストを含有してなるホルモン抵抗性癌の予防・治療剤を提供することにある。
アンドロゲン受容体アゴニストとしては、ステロイド性アンドロゲン受容体アゴニストと非ステロイド性アンドロゲン受容体アゴニストを用いることができる。
ステロイド性アンドロゲン受容体アゴニストとしては、デヒドロエピアンドロステロン(dehydroepiandrosterone)、テストステロン(testosterone)、ジヒドロテストステロン(DHT: dihydrotestosterone)、アンドロステンジオン(androstendione)などの内因性アンドロゲンおよびメスタノロン(Mestanolone)、オキシメステロン(Oxymesterone)、メタンドロステノロン(Methandrostenolone)、フルオキシメステロン(Fluoxymesterone)、クロロテストステロン アセテート(Chlorotestosterone acetate)、メテノロン アセテート(Methenolone acetate)、オキシメトロン(Oxymetholone)、スタノゾロール(Stanozolol)、フラザボール(Furazabol)、オキサンドロロン(Oxandrolone)、19-ノルテストステロン(19-Nortestosterone)、ノルエタンドロロン(Norethandrolone)、エチルエストレノール(Ethylestrenol)、ノルボレトン(Norbolethone)などの合成アンドロゲン(アナボリックステロイド)などを用いることができる。
非ステロイド性アンドロゲン受容体アゴニストとしては本発明化合物(I)の他、LGD-2226などを用いることができる。
アンドロゲン受容体アゴニストとしては、前記の化合物を単独でまたは2以上の化合物をあわせて用いることができるが、特に好ましくは、非ステロイド性アンドロゲン受容体アゴニストである。
ホルモン抵抗性癌としては、例えばLHRH誘導体抵抗性癌などが挙げられる。好ましくはLHRH誘導体抵抗性前立腺癌であり、より好ましくはLHRHアゴニスト抵抗性癌であり、さらに好ましくはLHRHアゴニスト抵抗性前立腺癌である。
ここで、LHRH誘導体およびLHRHアゴニストとしては前記定義に同じ化合物を用いることができる。
(a)ホルモン抵抗性の前立腺癌細胞を有する哺乳動物に対してアンドロゲン受容体アゴニスト(特に非ステロイド性アンドロゲン受容体アゴニスト)またはその塩などを有効量投与すること、
(b)前立腺癌細胞を有する哺乳動物に対してLHRH誘導体またはその塩などを有効量投与し、前立腺癌細胞がホルモン抵抗性となった後、アンドロゲン受容体アゴニスト(特に非ステロイド性アンドロゲン受容体アゴニスト)またはその塩を有効量投与すること、
(c)前立腺癌細胞を有する哺乳動物に対してLHRH誘導体またはその塩の有効量とアンドロゲン受容体アゴニスト(特に非ステロイド性アンドロゲン受容体アゴニスト)またはその塩の有効量とを組合わせて投与すること、
(d)前立腺癌細胞を有する哺乳動物に対してLHRH誘導体またはその塩の有効量とアンドロゲン受容体アゴニスト(特に非ステロイド性アンドロゲン受容体アゴニスト)またはその塩の有効量とを組合わせて投与して前立腺癌を縮小した後、外科手術または放射線治療を行うこと、
(e)1)ホルモン抵抗性の前立腺癌細胞にアンドロゲン受容体アゴニスト(特に非ステロイド性アンドロゲン受容体アゴニスト)またはその塩を一定期間投与し、2)その後当該癌細胞がホルモン依存性になった場合はLHRH誘導体、リアーゼ阻害薬、アロマターゼ阻害薬および抗アンドロゲン薬から選ばれる1もしくは2以上の化合物またはその塩を有効量投与し、当該癌細胞がホルモン抵抗性になった場合はアンドロゲン受容体アゴニスト(特に非ステロイド性アンドロゲン受容体アゴニスト)またはその塩を有効量投与し、3)癌の治療目的が達成されるまで必要により2)の工程を繰り返すこと、
(f)1)アンドロゲン受容体アゴニスト(特に非ステロイド性アンドロゲン受容体アゴニスト)またはその塩と2)LHRH誘導体、リアーゼ阻害薬、アロマターゼ阻害薬および抗アンドロゲン薬から選ばれる1もしくは2以上の化合物またはその塩とを交互に(例えば、3ヶ月ないし5年の期間をおいて)有効量投与することなどが含まれる。
これらの投与の切り替えタイミングは治療毎に適宜設定できるが、例えば3ヶ月から5年、好ましくは6ヶ月年から4年、より好ましくは1年から3年、さらに好ましくは1年から2年のレンジで行うことができる。
したがって、一定期間LHRH誘導体(例えばLHRHアゴニストなど)、リアーゼ阻害薬、アロマターゼ阻害薬または抗アンドロゲン薬などの投与によりMAB(Maximum androgen blockade)療法などが行われた場合は前立腺癌のホルモン抵抗性が高まっている可能性が高く、本願発明のアンドロゲン受容体アゴニスト(特に非ステロイド性アンドロゲン受容体アゴニスト)またはその塩との併用による治療法が効果を発揮する。この場合、LHRH誘導体の投与を続けながらアンドロゲン受容体アゴニスト(特に非ステロイド性アンドロゲン受容体アゴニスト)を投与することもできるし、LHRH誘導体の投与を中止してアンドロゲン受容体アゴニスト(特に非ステロイド性アンドロゲン受容体アゴニスト)投与に切り替えることもでき、双方の場合が本願発明に含まれる。
癌のホルモン抵抗性は、癌細胞のアンドロゲンへの反応性をみる方法で測定することもできるが、一定薬物投与下の腫瘍マーカーや生理学的指標、腫瘍体積などの増減で推定することもできる。
参考例および実施例のカラムクロマトグラフィーにおける溶出は、TLC(Thin Layer Chromatography, 薄層クロマトグラフィー)による観察下に行われた。TLCの観察においては、TLCプレートとしてメルク社製のキーゼルゲル60F254プレートを使用し、展開溶媒としてはカラムクロマトグラフィーで溶出溶媒として用いられた溶媒を、検出法としてUV検出器を採用した。カラム用シリカゲルは、同じくメルク社製のキーゼルゲル60F254(70〜230メッシュ)を用いた。NMRスペクトルは、プロトンNMRを示し、内部標準としてテトラメチルシランを用いてVARIAN Gemini−200(200MHz型スペクトロメーター)、VARIAN Mercury−300(300MHz)または日本電子株式会社 JMTCO400/54(400MHz)型にて測定し、δ値をppmで表した。
赤外吸収スペクトル(IR)はパーキンエルマー社製Paragon 1000 を用いて測定した。
比旋光度([α]D)はHORIBA製HIGH SENSITIVE POLARIMETERまたは日本分光製DIP−370型旋光計にて測定した。
参考例および実施例で用いる略号は、次のような意義を有する。
s :シングレット
br :ブロード(幅広い)
d :ダブレット
t :トリプレット
q :クワルテット
dd :ダブルダブレット
ddd:ダブルダブルダブレット
dt :ダブルトリプレット
m :マルチプレット
J :カップリング定数
Hz :ヘルツ
参考例1
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 7.69-7.80 (2H, m), 7.87 (1H, d, J=8.1 Hz), 8.22 (1H, d, J=8.1 Hz), 8.25-8.28 (1H, m), 8.46-8.49 (1H, m).
参考例2
1H-NMR (300 MHz, CDCl3)δ : 7.74-7.83 (2H, m), 7.96 (1H, d, J=7.8 Hz), 8.09 (1H, d, J=7.8 Hz), 8.28-8.32 (1H, m), 8.39-8.45 (1H, m).
参考例3
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 4.46 (2H, br.s), 6.71 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.49-7.62 (2H, m), 7.66 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.82-7.85 (1H, m), 8.12-8.16 (1H, m).
参考例4
1H-NMR (CDCl3) δ : 5.23 (2H, br.s), 7.59 (1H, ddd, J=8.4, 6.8 and 1.4 Hz), 7.68 (1H, ddd, J=8.4, 6.8 and 1.4 Hz), 7.93 (1H, s),8.14-8.18 (1H, m).
IR (KBr) 3366, 2215, 1632 cm-1
参考例5
[α]D=-11.3°(c=0.730, MeOH).
1H-NMR (300 Hz, CDCl3) δ : 1.07-1.20 (1H, m), 1.40-1.54 (1H, m), 1.61-1.82 (3H, m), 2.39 (1H, dd, J=12.0 and 9.9 Hz), 2.54-2.62 (3H, m), 2.95-3.01 (1H, m), 3.13-3.18 (1H, m), 3.40-3.54 (2H, m).
参考例6
[α]D=+11.7°(c=0.730, MeOH).
1H-NMR (300 Hz, CDCl3) δ : 1.07-1.20 (1H, m), 1.40-1.54 (1H, m), 1.61-1.82 (3H, m), 2.39 (1H, dd, J=12.0 and 9.9 Hz), 2.54-2.62 (3H, m), 2.95-3.01 (1H, m), 3.13-3.18 (1H, m), 3.40-3.54 (2H, m).
参考例7
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ : 7.55 (2H, br.s), 7.61 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.5 Hz), 7.79 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.5 Hz), 8.45-8.48 (1H, m), 8.56 (1H, s), 8.78-8.81 (1H, m).
参考例8
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ 7.84-7.92 (2H, m), 8.32 (1H, s), 8.36-8.47 (2H, m).
IR (KBr) 2236, 1532 cm-1
参考例9
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 4.79 (2H, br.s), 6.93 (1H, s), 7.56 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.2 Hz), 7.68 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.2 Hz), 7.77 (1H, d, J=8.4 Hz), 8.15 (1H, d, J=8.4 Hz).
IR (KBr) 2215, 1572, 1514 cm-1
参考例10
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.40-1.70 (6H, m), 2.91-2.99 (1H, m), 3.63 (1H, dt, J=11.1 and 6.0 Hz), 3.84 (1H, ddd, J=11.1, 9.0 and 6.0 Hz), 4.01-4.05 (1H, m), 4.32-4.39 (2H, m), 5.13 (2H, ABq, J=12.3 Hz), 7.27-7.38 (5H, m).
参考例11
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.41-1.78 (6H, m), 2.83-2.92 (1H, m), 3.31 (3H, s), 3.59 (1H, dd, J=9.9 and 7.2 Hz), 3.67 (1H, dd, J=9.9 and 7.2 Hz), 4.06-4.11 (1H, m), 4.46-4.52 (1H, m), 5.13 (2H, ABq, J=12.3 Hz), 7.27-7.37 (5H, m).
参考例12
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.04-1.83 (6H, m), 2.23 (1H, br.s), 2.58-2.81 (2H, m), 3.06-3.12 (1H, m), 3.30-3.39 (1H, m), 3.36 (3H, s), 3.50 (1H, dd, J=9.2 and 5.2 Hz), 4.63 (2H, s).
参考例13
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 3.49 (3H, s), 5.29 (2H, s), 7.29 (1H, dd, J=9.0 and 3.0 Hz), 7.47 (1H, d, J=3.0 Hz), 8.15 (1H, d, J=9.0 Hz), 10.46 (1H, s).
参考例14
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 2.73 (1H, t, J=6.6 Hz), 3.49 (3H, s), 4.98 (2H, d, J=6.6 Hz), 5.28 (2H, s), 7.05 (1H, dd, J=8.8 and 3.0 Hz), 7.36 (1H, d, J=3.0 Hz), 8.17 (1H, d, J=8.8 Hz).
参考例15
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.22 (6H, t, J=7.2 Hz), 3.47 (3H, s), 3.53 (2H, d, J=7.8 Hz), 3.88 (1H, t, J=7.8 Hz), 4.18 (4H, q, J=7.2 Hz), 5.22 (2H, s), 6.98 (1H, d, J=2.4 Hz), 7.01 (1H, dd, J=9.0 and 2.4 Hz), 8.10 (1H, d, J=9.0 Hz).
参考例16
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.22 (6H, t, J=7.2 Hz), 3.53 (2H, d, J=7.8 Hz), 3.86 (3H, s), 3.88 (1H, t, J=7.8 Hz), 4.16 (2H, q, J=7.2 Hz), 4.17 (2H, q, J=7.2 Hz), 6.83-6.87 (2H, m), 8.10-8.13 (1H, m).
参考例17
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 2.80 (2H, t, J=7.8 Hz), 3.27 (2H, t, J=7.8 Hz), 3.88 (3H, s), 6.82-6.85 (2H, m), 8.07-8.10 (1H, m).
参考例18
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 2.74-2.78 (2H, m), 3.56-3.60 (2H, m), 4.08 (3H, s), 6.96 (1H, d, J=9.0 Hz), 8.47 (1H, d, J=9.0 Hz).
参考例19
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ : 2.83-2.87 (2H, m), 3.63-3.67 (2H, m), 6.94 (1H, d, J=9.0 Hz), 8.42 (1H, d, J=9.0 Hz), 10.03 (1H, s).
参考例20
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 1.21(1.5H, d, J=6.6Hz), 1.27(1.5H, d, J=5.2Hz), 1.80-2.20(1 H, m), 2.39-2.70(1H, m), 3.40-3.76(2H, m), 4.00-4.20(1H, m), 4.98(1H, dd, J=4.0 and 15.0Hz), 7.10-7.50(5H, m).
参考例21
シス体 1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 1.24(3H, d, J=5.8Hz), 1.36-1.52(1H, m), 2.10-2.60(4H, m), 2.80(1H, d, J=10.0Hz), 3.01(1H, d, J=12.8Hz), 7.16-7.42(5H, m).
トランス体 1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 1.16(3H, d, J=6.2Hz), 1.50-1.82(2H, m), 1.95(1H, dd, J=8.0 and 8.2Hz), 2.20-2.40(2H, m), 3.03(1H, dd, J=7.2 and 7.4Hz), 3.15(1H, d, J=12.8Hz), 3.40-3.64(2H, m), 4.00(1H, d, J=12.8Hz), 7.12-7.40(5H, m).
参考例22
1H-NMR (200 MHz, CD3OD) δ : 1.30-1.55(1H, m) 1.42(3H, d, J=6.6Hz), 2.20-2.40(1H, m), 2.48-2.72(1H, m), 3.10-3.22(1H, 3.30-3.48(1H, m), 3.48-3.80(3H, m).
参考例23
1H-NMR (200 MHz, CD3OD) δ : 1.39(3H, d, J=6.6Hz), 1.70-1.90(1H, m), 1.98-2.16(1H, m), 2.54-2.80(1H, m), 3.02-3.20(1H, m).
参考例24
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.42-1.76 (3H, m), 2.05-2.11 (1H, m), 2.48-2.53 (1H, m), 2.89-3.44 (2H, m), 3.94-4.00 (1H, m), 4.05-4.64 (1H, m), 5.14 (2H, ABq, J=12.6 Hz), 7.27-7.37 (5H, m).
参考例25
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.24 (3H, t, J=7.5 Hz), 1.45-1.74 (3H, m), 2.02-2.08 (1H, m), 2.42-2.48 (1H, m), 2.85-3.13 (2H, m), 3.95-4.02 (1H, m), 4.12 (2H, q, J=7.5 Hz), 4.18-4.30 (1H, m), 5.12 (2H, s), 7.27-7.36 (5H, m).
参考例26
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.16-1.26 (6H, m), 1.40-1.49 (1H, m), 1.52-1.65 (2H, m), 2.03-2.10 (1H, m), 3.11-3.30 (2H, m), 3.52-3.64 (1H, m), 3.98-4.13 (3H, m), 5.12 (2H, s), 7.27-7.37 (5H, m).
参考例27
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.09 (3H, s), 1.27 (3H, t, J=7.2 Hz), 1.33-1.82 (3H, m), 2.14-2.22 (1H, m), 2.40 (1H, d, J=12.9 Hz), 2.53-2.62 (1H, m), 2.89-2.95 (1H, m), 3.31 (1H, dd, J=12.9 and 1.5 Hz), 4.09-4.24 (2H, m).
参考例28
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 0.81 (3H, s), 1.28-1.37 (1H, m), 1.49-1.68 (2H, m), 1.80-1.93 (1H, m), 2.54 (1H, d, J=11.7 Hz), 2.60-2.69 (1H, m), 2.85-3.11 (3H, m), 3.58 (2H, s).
参考例29
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.72-1.84 (4H, m), 2.72-2.78 (4H, m), 5.05 (2H, s), 6.68-6.72 (2H, m), 7.04 (1H, d, J=7.8 Hz), 7.27-7.45 (5H, m).
参考例30
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.77-1.81 (4H, m), 2.74-2.77 (2H, m),3.18-3.22 (2H, m), 5.15 (2H, s), 6.86 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.32-7.45 (5H, m), 7.63 (1H, d, J=8.4 Hz), 10.09 (1H, s).
参考例31
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.77-1.87 (4H, m), 2.65-2.68 (2H, m),3.19-3.22 (2H, m), 5.93 (1H, s), 6.76 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.58 (1H, d, J=8.1 Hz), 10.08 (1H, s).
参考例32
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.79-1.88 (4H, m), 2.60-2.64 (2H, m), 2.90-2.94 (2H, m), 5.65 (1H, s), 6.66 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.35 (1H, d, J=8.4 Hz). IR (KBr) 3256, 2938, 2228, 1584 cm-1
参考例33
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.81-1.93 (4H, m), 2.81 (2H, t, J=5.4 Hz), 3.01 (2H, t, J=5.4 Hz), 7.18 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.54 (1H, d, J=8.4 Hz).
参考例34
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ: 1.79 (3H, d, J=0.6 Hz), 3.37 (2H, s), 3.45 (3H, s), 3.79 (3H, s), 4.44-4.45 (1H, m), 4.65-4.67 (1H, m), 5.15 (2H, s), 6.58 (1H, dd, J=8.4 and 0.6 Hz), 6.73 (1H, dd, J=8.4 and 0.6 Hz), 7.12 (1H, t, J=8.4 Hz).
参考例35
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ: 1.82 (3H, s), 3.38 (2H, s), 3.58 (3H, s), 3.89 (3H, s), 4.37 (1H, br.s), 4.71-4.74 (1H, m), 5.05 (2H, s), 6.81 (1H, d, J=8.7 Hz), 7.81 (1H, d, J=8.7 Hz), 10.19 (1H, s).
参考例36
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ: 1.53 (6H, s), 2.92 (2H, s), 3.88 (3H, s), 6.47 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.63 (1H, d, J=8.4 Hz), 10.05 (1H, s).
参考例37
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ: 1.55 (6H, s), 2.96 (2H, s), 6.39 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.53 (1H, d, J=8.4 Hz), 10.01 (1H, s).
参考例38
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ: 1.54 (6H, s), 2.98 (2H, s), 5.57 (1H, br.s), 6.34 (1H, d, J=8.7 Hz), 7.22 (1H, d, J=8.7 Hz).
IR (KBr) 2230, 1609, 1453 cm-1
参考例39
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.58 (6H, s), 3.17 (2H, s), 6.80 (1H, d, J=8.7 Hz), 7.42 (1H, d, J=8.7 Hz).
参考例40
1H-NMR (200 MHz, CDCl3+CD3OD ) δ : 7.50−8.00(5H, m), 8.20−8.40(1H, m).
参考例41
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.28 (3H, s), 1.83-1.89 (2H, m), 2.47 (1H, ddd, J=18.0, 6.0 and 4.2 Hz), 2.72 (1H, ddd, J=18.0, 10.2 and 7.5 Hz), 3.05-3.09 (1H, m), 3.20 (1H, d, J=12.6 Hz), 4.59 (2H, ABq, J=14.4 Hz), 7.23-7.35 (5H, m).
参考例42
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.52 (9H, s), 3.28 (3H, s).
参考例43
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 3.39 (3H, s), 3.47 (3H, s), 3.79 (3H, s), 6.69-6.72 (2H, m), 7.43-7.47 (1H, m).
参考例44
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 3.06 (3H, br.s), 3.11 (3H, br.s), 3.79 (3H, s), 6.82 (1H, dd, J=8.7 and 3.0 Hz), 7.19 (1H, d, J=3.0 Hz), 7.55 (1H, d, J=8.7 Hz).
参考例45
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 3.12 (2H, d, J=5.7 Hz), 3.39 (6H, s), 3.78 (3H, s), 4.59 (1H, t, J=5.7 Hz), 6.60 (1H, dd, J=8.7 and 3.0 Hz), 6.90 (1H, d, J=3.0 Hz), 7.41 (1H, d, J=8.7 Hz).
参考例46
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 3.95 (3H, s), 6.66 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.38-7.41 (2H, m), 7.58 (1H, d, J=5.4 Hz).
参考例47
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 4.02 (3H, s), 6.79 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.46 (1H, d, J=5.4 Hz), 7.53 (1H, d, J=5.4 Hz), 7.66 (1H, d, J=8.1 Hz).
IR (KBr) 2215, 1561 cm-1
参考例48
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 6.88 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.57 (1H, d, J=5.4 Hz), 7.76 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.78-7.81 (1H, m), 11.32 (1H, br.s).
IR (KBr) 3326, 2220, 1566 cm-1
参考例49
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 7.43 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.55 (1H, d, J=5.4 Hz), 7.77 (1H, dd, J=5.4 and 0.6Hz), 7.79 (1H, dd, J=8.4 and 0.6 Hz).
IR (KBr) 2226, 1427, 1221, 1140 cm-1
参考例50
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 3.39 (3H, s), 3.47 (3H, s), 6.86-6.95 (2H, m), 7.51-7.56 (2H, m).
参考例51
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 3.06 (3H, br.s), 3.11 (3H, br.s), 6.98 (1H, ddd, J=9.0, 7.8 and 3.0 Hz), 7.38 (1H, dd, J=8.4 and 3.0 Hz), 7.62 (1H, dd, J=9.0 and 5.4 Hz).
参考例52
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 3.12 (2H, d, J=5.4 Hz), 3.40 (6H, s), 4.60 (1H, t, J=5.4 Hz), 6.75 (1H, ddd, J=8.4, 7.8 and 3.0 Hz), 7.03 (1H, dd, J=9.3 and 3.0 Hz), 7.43 (1H, dd, J=8.4 and 5.4 Hz).
参考例53
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 6.95 (1H, dd, J=9.6 and 8.4 Hz), 7.42 (1H, ddd, J=8.4, 4.2 and 0.3 Hz), 7.50 (1H, dt, J=5.4 and 0.3 Hz), 7.54 (1H, d, J=5.4 Hz).
参考例54
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 7.12 (1H, dd, J=9.6 and 8.4 Hz), 7.52 (1H, dt, J=5.4 Hz), 7.60 (1H, d, J=5.4 Hz), 7.69 (1H, dd, J=8.4 and 4.8 Hz).
IR (KBr) 2224, 1568, 1464, 1366, 1248 cm-1
参考例55
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 3.51 (6H, s), 4.02 (2H, d, J=5.1 Hz), 4.74 (1H, t, J=5.1 Hz), 6.56-6.67 (2H, m), 7.46 (1H, dd, J=8.4 and 6.0 Hz).
参考例56
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 6.86 (1H, d, J=8.7 Hz), 6.93 (1H, d, J=2.1 Hz), 7.38 (1H, dd, J=8.7 and 4.5 Hz), 7.66 (1H, d, J=2.1 Hz).
参考例57
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ: 6.96 (1H, d, J=2.4 Hz), 7.03 (1H, d, J=8.7 Hz), 7.60 (1H, dd, J=8.7 and 5.1 Hz), 7.74 (1H, d, J=2.4 Hz).
IR (KBr) 2232, 1497, 1271 cm-1
参考例58
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.50 (9H, s), 1.64-1.82 (4H, m), 3.60-3.66 (2H, m), 3.92-3.97 (2H, m).
参考例59
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ : 1.70-1.77 (2H, m), 1.83-1.90 (2H, m), 3.25-3.29 (2H, m), 4.20-4.24 (2H, m).
参考例60
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.61-1.72 (2H, m), 1.91-1.95 (2H, m), 2.46-2.56 (1H, m), 2.91-2.99 (2H, m), 4.04-4.14 (2H, m), 5.12 (2H, s), 7.27-7.36 (5H, m).
参考例61
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.25 (3H, t, J=7.5 Hz), 1.58-1.71 (2H, m), 1.84-1.94 (2H, m), 2.46 (1H, tt, J=8.1 and 3.9 Hz), 2.88-2.96 (2H, m), 4.04-4.16 (2H, m), 4.14 (2H, q, J=7.5 Hz), 7.30-7.39 (5H, m).
参考例62
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.20 (3H, s), 1.26 (3H, t, J=7.2 Hz), 1.32-1.41 (2H, m), 2.06-2.10 (2H, m), 3.01-3.09 (2H, m), 3.84-3.88 (2H, m), 4.16 (2H, q, J=7.2 Hz), 5.11 (2H, s), 7.27-7.35 (5H, m).
参考例63
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.19 (3H, s), 1.26 (3H, t, J=7.2 Hz), 1.39 (2H, ddd, J=13.5, 10.2 and 3.9 Hz), 2.06-2.12 (2H, m), 2.65-2.78 (3H, m), 2.94 (2H, dt, J=12.9 and 3.9 Hz), 4.19 (2H, q, J=7.2 Hz).
参考例64
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 0.98 (3H, s), 1.24-1.34 (2H, m), 1.35-1.49 (2H, m), 1.75 (2H, br.s), 2.75-2.90 (4H, m), 3.36 (2H, s).
参考例65
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.24 (3H, t, J=7.2 Hz), 1.68-1.91 (5H, m), 2.02 (2H, td, J=11.4 and 2.7 Hz), 2.27 (2H, tt, J=10.8 and 4.2 Hz), 2.82-2.88 (2H, m), 3.49 (2H, s), 4.12 (2H, q, J=7.2 Hz), 7.25-7.38 (5H, m).
参考例66
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.16-1.45 (4H, m), 1.17 (6H, s), 1.68-1.73 (2H, m), 1.87-1.95 (2H, m), 2.94-2.99 (2H, m), 3.49 (2H, s), 7.24-7.32 (5H, m).
参考例67
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.44 (9H, s), 1.64-2.10 (4H, m), 3.34-3.45 (2H, m), 4.20-4.38 (1H, m), 5.03-5.06 (2H, m), 5.66-5.80 (1H, m).
参考例68
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 0.86 (3H, t, J=7.5 Hz), 1.25-1.37 (1H, m), 1.46 (9H, s), 1.59-1.99 (5H, m), 3.26-3.74 (3H, m).
参考例69
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.29 (3H, t, J=7.2 Hz), 1.31-1.42 (2H, m), 1.73-1.77 (2H, m), 2.25-2.37 (1H, m), 2.85 (2H, t, J=12.0 Hz), 4.16-4.24 (4H, m), 5.80 (1H, dd, J=15.9 and 1.8 Hz), 6.88 (1H, dd, J=15.9 and 6.6 Hz), 7.29-7.40 (5H, m).
参考例70
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.03-1.17 (2H, m), 1.26 (3H, t, J=7.2 Hz), 1.23-1.43 (2H, m), 1.57 (2H, dt, J=15.0 and 7.5 Hz), 1.65-1.69 (2H, m), 2.31 (2H, t, J=7.5 Hz), 2.57 (1H, td, J=12.0 and 2.7 Hz), 3.04-3.08 (2H, m), 4.12 (2H, q, J=7.2 Hz).
参考例71
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.44 (9H, s), 1.64-2.10 (4H, m), 3.34-3.45 (2H, m), 4.20-4.38 (1H, m), 5.03-5.06 (2H, m), 5.66-5.80 (1H, m).
参考例72
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 0.86 (3H, t, J=7.5 Hz), 1.25-1.37 (1H, m), 1.46 (9H, s), 1.59-1.99 (5H, m), 3.26-3.74 (3H, m).
参考例73
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 7.25 (1H, dd, J=9.6 and 8.4 Hz), 7.69 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.2 Hz), 7.79 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.8 Hz), 8.21-8.27 (2H, m), 8.95-8.99 (1H, m).
参考例74
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 2.73 (3H, s), 7.15 (1H, dd, J=9.9 and 8.1 Hz), 7.56-7.69 (2H, m), 7.96 (1H, dd, J=8.1 and 5.4 Hz), 8.13-8.16 (1H, m), 8.86-8.90 (1H, m).
参考例75
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ : 4.47 (2H, br.s), 7.05 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.49 (1H, ddd, J=8.1, 6.9 and 1.5 Hz), 7.66 (1H, ddd, J=8.1, 6.9 and 1.5 Hz), 7.86 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.89-7.92 (1H, m), 8.23-8.26 (1H, m), 8.59 (1H, br.s).
IR (KBr) 3312, 2205, 1578 cm-1
参考例76
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 2.58 (1H, t, J=2.4 Hz), 4.77 (2H, d, J=2.4 Hz), 6.64 (1H, ddd, J=8.7, 7.8 and 2.7 Hz), 6.84 (1H, dd, J=10.5 and 2.7 Hz), 7.49 (1H, dd, J=8.7 and 6.3 Hz).
参考例77
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 2.50 (3H, d, J=0.9 Hz), 6.52 (1H, q, J=0.9 Hz), 6.79 (1H, t, J=8.7 Hz), 7.26 (1H, dd, J=8.7 and 4.8 Hz).
参考例78
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 2.53 (3H, d, J=0.9 Hz), 6.55 (1H, q, J=0.9 Hz), 6.97 (1H, t, J=8.7 Hz), 7.49 (1H, dd, J=8.7 and 4.8 Hz).
IR (KBr) 2234, 1605, 1505 cm-1
参考例79
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.95-2.24 (2H, m), 2.45 (3H, d, J=2.7 Hz), 3.45-3.64 (4H, m), 5.05-5.12 (3H, m), 7.33-7.36 (7H, m), 7.77-7.80 (2H, m).
参考例80
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.88-2.32 (2H, m), 3.44-3.85 (4H, m), 5.12-5.32 (1H, m), 5.14 (2H, s), 7.29-7.37 (5H, m).
参考例81
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ : 1.95-2.28 (2H, m), 3.15-3.50 (4H, m), 5.43 (1H, dt, J=52.5 and 3.6 Hz), 9.58 (2H, br.s).
参考例82
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 2.61 (2H, t, J=7.5 Hz), 3.83-3.89 (4H, m), 5.18 (2H, s), 7.33-7.39 (5H, m).
参考例83
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 2.27-2.41 (2H, m), 3.62-3.80 (4H, m), 5.15 (2H, s), 7.32-7.38 (5H, m).
参考例84
1H-NMR (200 MHz, DMSO-d6) δ : 2.37-2.59 (2H, m), 3.42 (2H, t, J=7.6 Hz), 3.63 (2H, t, J=12.4 Hz).
参考例85
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.08-1.22 (2H, m), 1.26 (3H, t, J=7.2 Hz), 1.45 (9H, s), 1.66-1.71 (2H, m), 1.86-2.00 (1H, m), 2.23 (2H, d, J=7.2 Hz), 2.67-2.76 (2H, m), 4.00-4.16 (4H, m).
参考例86
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 7.54 (1H, d, J=7.8 Hz), 7.60-7.68 (2H, m), 7.83 (1H, d, J=7.8 Hz), 8.12 (1H, s), 8.21-8.24 (1H, m), 8.30-8.33 (1H, m).
参考例87
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.49 (4H, s), 2.47 (3H, s), 3.75 (3H, s).
参考例88
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.54 (3H, d, J=7.2 Hz), 2.33 (3H, s), 2.64-2.72 (2H, m), 3.10-3.20 (1H, m), 3.37-3.48 (1H, m), 3.63 (3H, s), 4.88 (1H, q, J=7.2 Hz), 7.21-7.38 (5H, m).
参考例89
[α]D=−28.4°(c=2.08, EtOH).
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 0.79 (3H, d, J=6.3 Hz), 1.35 (3H, d, J=6.9 Hz), 1.82-1.93 (1H, m), 2.11-2.24 (1H, m), 2.54 (1H, t, J=7.2 Hz), 2.70 (1H, td, J=9.3 and 3.9 Hz), 3.02-3.15 (1H, m), 3.44-3.62 (2H, m), 3.67 (3H, s), 7.21-7.36 (5H, m).
参考例90
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.14 (3H, d, J=6.3 Hz), 1.29 (3H, d, J=6.9 Hz), 1.67-1.79 (1H, m), 1.85-1.97 (1H, m), 2.04-2.09 (1H, m), 2.36-2.46 (1H, m), 2.62 (1H, td, J=9.9 and 3.6 Hz), 2.87-2.95 (1H, m), 3.47 (1H, dd, J=9.9 and 3.3 Hz), 3.86-3.99 (2H, m), 7.22-7.33 (5H, m).
参考例91
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.23 (3H, d, J=6.6 Hz), 1.76-1.87 (1H, m), 1.96-2.10 (2H, m), 2.82-2.90 (1H, m), 3.06-3.23 (2H, m), 3.56 (1H, dd, J=10.2 and 4.2 Hz), 3.81 (1H, dd, J=10.2 and 4.2 Hz).
参考例92
[α]D=+86.8°(c=0.515, MeOH).
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.51 (3H, d, J=6.9 Hz), 1.56 (9H, s), 3.15-3.31 (2H, m), 4.42 (1H, qd, J=6.9 and 0.9 Hz).
参考例93
[α]D=−24.6°(c=0.735, MeOH).
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.33 (3H, d, J=6.6 Hz), 1.53 (9H, s), 2.58 (1H, dd, J=17.1 and 9.0 Hz), 2.72 (1H, dd, J=17.1 and 7.8 Hz), 4.26 (1H, qui, J=6.6 Hz), 4.47-4.54 (1H, m).
参考例94
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ : 0.99 (3H, d, J=6.6 Hz), 1.50-1.60 (1H, m), 1.78-1.89 (1H, m), 2.49-2.66 (2H, m), 2.89-2.97 (1H, m), 3.83-3.87 (1H, m).
参考例95
[α]D=−86.5°(c=0.204, MeOH).
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.51 (3H, d, J=6.9 Hz), 1.56 (9H, s), 3.15-3.31 (2H, m), 4.42 (1H, qd, J=6.9 and 0.9 Hz).
参考例96
[α]D=+24.0°(c=0.515, MeOH).
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.33 (3H, d, J=6.6 Hz), 1.53 (9H, s), 2.58 (1H, dd, J=17.1 and 9.0 Hz), 2.72 (1H, dd, J=17.1 and 7.8 Hz), 4.26 (1H, qui, J=6.6 Hz), 4.47-4.54 (1H, m).
参考例97
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ : 0.99 (3H, d, J=6.6 Hz), 1.50-1.60 (1H, m), 1.78-1.89 (1H, m), 2.49-2.66 (2H, m), 2.89-2.97 (1H, m), 3.83-3.87 (1H, m).
参考例98
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 1.47 (9H, s), 2.20-2.50 (2H, m), 3.30-4.40 (6H, m).
参考例99
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 1.22 (3H, d, J=6.4 Hz), 1.44 (3H, s), 1.95-2.25 (2H, m), 3.36-3.55 (1H, m), 3.78 (3H, s), 4.00 (1H, d, J=15.0 Hz), 5.00 (1H, d, J=15.0 Hz), 7.22−7.40 (5H, m).
Anal. Calcd. for C15H19N2O3: C, 68.94; H, 7.33; N, 5.36.
Found:C, 68.80; H, 7.08; N, 5.24.
参考例100
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 0.92 (3H, s), 1.24 (3H, d, J=6.2 Hz), 1.64-1.95 (2H, m), 2.05 (1H, dd, J=2.2 Hz and 9.2 Hz), 2.46-2.68 (1H, m), 2.79 (1H, d, J=9.2 Hz), 2.95 (1H, d, J=12.8 Hz), 3.26 (1H, dd, J=2.2 Hz and 9.4 Hz), 3.43 (1H, d, J=9.4 Hz), 4.05 (1H, d, J=12.8 Hz), 7.20−7.40 (5H, m).
参考例101
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 1.48 (9H, s), 2.00-2.40 (2H, m), 3.33 (3H, s), 3.40-4.20 (6H, m), 4.30−4.60 (1H, m).
参考例102
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 2.82 (1H, dd, J=4.8 Hz and J=18.2 Hz), 3.21 (1H, dd, J=9.6 Hz and 18.2 Hz), 4.02 (1H, dd, J=4.8 Hz and 9.6 Hz), 4.60-4.85 (2H, m), 7.10-7.50 (10H, m).
参考例103
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 1.80-2.00 (1H, m), 2.22-2.45 (1H, m), 2.87 (1H, dd, J=1.4 Hz and 7.8 Hz), 2.60-2.92 (2H, m), 3.04 (1H, dd, J=1.4 Hz and 7.8 Hz), 3.28-3.47 (1H, m), 3.62 (2H, s), 7.12-7.40 (10H, m).
参考例104
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ :2.16(1H, s), 2.67(1H, dd, J=4.6 Hz and 18.4 Hz), 3.17(1H, d, J=8.8, 18.4Hz), 4.70(2H, s),5.45(1H, dd, J=4.4 Hz and 8.8 Hz), 7.28-7.45(5H, m).
参考例105
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 2.68(1H, dd, J=4.8 Hz, and 18.2 Hz), 3.06(1H, dd, J=8.4 Hz, and 18.2 Hz), 3.5(1H, d, J=2.8 Hz), 4.52-4.70(1H, m), 4.65(2H, s), 5.45 (1H, dd, J=4.4 Hz and 8.8 Hz), 7.20-7.50(5H, m).
参考例106
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 2.66(1H, dd, J=4.4 Hz and 18.4 Hz), 2.96(1H, dd, J=8.0 Hz and 8.6 Hz), 4.36(1H, dd, J=8.0 Hz and 8.6 Hz), 4.66(2H, s), 4.78(1H, d, J=11.8 Hz), 4.99(1H, d, J=11.8 Hz), 7.20-7.40(10H, m).
参考例107
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 1.29(3H, s), 2.50−2.80(2H, m), 3.72(1H, s), 3.87(1H, dd, J=4.2 Hz and 5.4 Hz), 4.42(1H, d, 15.4 Hz), 4.57(1H, d, J=11.8 Hz), 4.59(1H, d, 15.4 Hz), 4.70 (1H, d, 11.8 Hz), 7.20-7.45(10H, m).
参考例108
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 1.14(3H, d, J=6.6 Hz), 2.53(1H, dd, J=3.2 Hz and 17.2 Hz), 2.77(1H, ddd, J=0.8 Hz and 6.6 Hz and 17.2 Hz), 3.56(1H, dq, J=2.6 Hz and 6.6 Hz), 3.79(1H, ddd, J=2.6 Hz and 3.2 Hz and 6.6 Hz), 3.98(1H, d, J=15.4 Hz), 4.42(1H, d, J=11.8 Hz), 4.50(1H, d, J=11.8 Hz), 5.03(1H, d, J=15.4 Hz), 7.10−7.501(10H, m).
参考例109
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 1.14(3H, d, J=6.6), 2.11(1H, d, J=4.4 Hz), 2.40(1H, dd, J=3.2 Hz and 17.2 Hz), 2.81(1H, ddd, J=1.0 Hz and 6.6 Hz and 17.2 Hz), 3.38(1H, m), 3.98(1H, d, J=15.0 Hz), 4.00−4.15(1H, m), 4.99(1H, d, J=15.0 Hz), 7.15−7.40(5H, m).
参考例110
[α]D +68.61°(C=3.0, CHCl3).
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 1.14(3H, d, J=6.6 Hz), 2.11(1H, d,J=4.4 Hz), 2.40(1H, dd, J=3.2 Hz and 17.2 Hz), 2.81(1H, ddd, J=1.0 Hz and 6.6 Hz and 17.2 Hz), 3.38(1H, m), 3.98(1H, d, J=15.0 Hz), 4.00−4.15(1H, m), 4.99(1H, d, J=15.0 Hz), 7.15−7.40(5H, m).
参考例111
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ: 1.27(3H, t, J=7.2 Hz), 1.38−1.68(1H, m), 1.46(9H, s), 1.96−2.18(1H, m), 2.34−2.43(2H, m), 2.44−2.68(1H, m), 2.84−3.04(1H, m), 3.16−3.68(3H, m), 4.14 (2H, q, J=7.2 Hz).
参考例112
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 1.44(9H, s), 1.50−2.20(7H, m), 3.30−3.50(2H, m), 4.10−4.65(1H, m), 5.20−5.60(2H, m).
参考例113
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 1.03(3H, d, J=6.6 Hz), 1.21(3H, s), 1.32(3H, s), 1.33(3H, d, J=6.6 Hz), 1.60−1.90(3H, m), 2.05−2.25(1H, m), 2.40−2.64(2H, m), 3.30−3.70(2H, m), 7.15−7.40(5H, m).
参考例114
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 1.55(3H, d, J=6.8 Hz), 2.34(3H, s), 2.65−2.85(2H, m), 3.05−3.55(2H, m), 4.89(1H, q, J=6.8 Hz), 5.15(2H, s), 7.20−7.50(10H, m).
参考例115
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ: 0.78(3H, d, J=6.6 Hz), 1.33(3H, d, J=6.6 Hz), 1.80−2.35(2H, m), 2.45−2.85(2H, m), 3.00−3.22(1H, m), 3.40−3.70(2H, m), 5.00−5.20(2H, m), 7.20−7.40(10H, m).
参考例116
[α]D=+13.3°(c=0.328, MeOH).
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 1.13(3H, d, J=6.6 Hz), 1.47(9H, s), 1.95−2.40(2H, m), 3.00−3.60(3H, m), 4.05−4.40(1H, m).
参考例117
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 1.12(3H, d, J=6.6 Hz), 1.46(9H, s), 1.90−2.45(2H, m), 2.85−3.10(1H, m), 3.20−3.60(2H, m),4.10−4.30(1H, m), 4.45(1H, br.s), 5.10(1H, br.s).
実施例1(化合物1の製造)
mp 109−110 ℃.
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 2.01-2.08 (4H, m), 3.59-3.66 (4H, m), 6.69 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.39-7.48 (1H, m), 7.55-7.62 (1H, m), 7.72 (1H, d, J=8.0 Hz), 8.13-8.17 (1H, m), 8.26 (1H, d, J=8.2 Hz).
IR (KBr) 2203, 1563, 1518 cm-1
Anal. Calcd. for C15H14N2: C, 81.05; H, 6.35; N, 12.60.
Found: C, 80.99; H, 6.33; N, 12.47.
実施例2(化合物2の製造)
mp 194℃(dec).
1H-NMR (200 MHz, DMSO-d6) δ : 1.94-2.00 (4H, m), 3.48-3.54 (4H, m), 6.82 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.38-7.47 (1H, m), 7.50-7.58 (1H, m), 8.09 (1H, d, J=8.4 Hz), 8.22-8.26 (1H, m), 9.05-9.09 (1H,m ), 12.27 (1H, br.s).
実施例3(化合物3の製造)
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.66-1.73 (2H, m), 1.82-1.90 (4H, m), 3.11-3.14 (4H, m), 6.98 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.52-7.58 (1H, m), 7.60-7.66 (1H, m), 7.80 (1H, d, J=8.1 Hz), 8.14-8.19 (2H, m).
IR (KBr) 2938, 2215, 1572 cm-1
実施例4(化合物4の製造)
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ : 1.62-1.67 (2H, m), 1.76-1.84 (4H, m), 3.08-3.11 (2H, m), 7.14 (1H, d, J=7.8 Hz), 7.67 (1H, ddd, J=8.4, 6.6 and 1.2 Hz), 7.75 (1H, ddd, J=8.4, 6.6 and 1.2 Hz), 8.02-8.06 (2H, m), 8.13-8.16 (1H, m).
実施例5(化合物5の製造)
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 1.68 (2H, br.s), 1.84 (4H, qui, J=5.4 Hz), 3.03 (4H, br.s), 6.91 (1H, d, J=8.2 Hz), 7.48-7.68 (3H, m), 8.17-8.24 (2H, m).
実施例6(化合物6の製造)
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.68 (2H, br.s), 1.85 (4H, qui, J=5.4 Hz), 3.08 (4H, br.s), 6.99 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.50-7.60 (2H, m), 7.75 (1H, dd, J=8.1 and 0.9 Hz), 8.10-8.15 (1H, m), 8.22-8.25 (1H, m).
IR (KBr) 2938, 1582, 1516 cm-1
実施例7(化合物7の製造)
mp 128−129 ℃.
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 3.17-3.20 (4H, m), 3.99-4.02 (4H, m), 7.05 (1H, d, J=7.8 Hz), 7.57-7.70 (2H, m), 7.86 (1H, d, J=7.8 Hz), 8.19-8.24 (2H, m).
IR (KBr) 2216, 1574 cm-1
Anal. Calcd. for C15H14N2O: C, 75.61; H, 5.92; N, 11.76.
Found:C, 75.69; H, 6.15; N, 11.65.
実施例8(化合物8の製造)
mp 130−131 ℃.
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 2.94-2.97 (4H, m), 3.41-3.45 (4H, m), 7.06 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.60 (1H, ddd, J=8.4, 6.6 and 1.2 Hz), 7.68 (1H, ddd, J=8.4, 6.6 and 1.2 Hz), 7.85 (1H, d, J=8.1 Hz), 8.13-8.17 (1H, m), 8.20-8.23 (1H, m).
IR (KBr) 2216, 1574 cm-1
Anal. Calcd. for C15H14N2S: C, 70.83; H, 5.55;N, 11.01.
Found:C, 70.84; H, 5.60; N, 10.87.
実施例9(化合物9の製造)
mp 183−184 ℃.
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 3.11-3.14 (4H, m), 3.34-3.40 (2H, m), 3.85-3.93 (2H, m), 7.18 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.62 (1H, ddd, J=8.1, 6.6 and 1.2 Hz), 7.70 (1H, ddd, J=8.1, 6.6 and 1.2 Hz), 7.87 (1H, d, J=8.1 Hz), 8.10-8.13 (1H, m), 8.22-8.25 (1H, m).
IR (KBr) 2218, 1574 cm-1
Anal. Calcd. for C15H14N2OS: C, 66.64; H, 5.22; N, 10.36.
Found:C, 66.63; H, 4.98; N, 10.21.
実施例10(化合物10の製造)
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.77-1.92 (8H, m), 3.40-3.44 (4H, m),7.02 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.52 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.2 Hz), 7.62 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.2 Hz), 7.77 (1H, d, J=8.1 Hz), 8.15-8.18 (1H, m), 8.19−8.23 (1H, m).
IR (KBr) 2930, 2213, 1568 cm-1
実施例11(化合物11の製造)
mp 126−127 ℃.
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.85-1.96 (2H, m), 2.05-2.20 (2H, m), 2.94-3.02 (2H, m), 3.40-3.47 (2H, m), 3.95-4.03 (1H, m), 7.02 (1H, d, J=7.8 Hz), 7.58 (1H, ddd, J=8.1, 6.6 and 1.5 Hz), 7.65 (1H, ddd, J=8.1, 6.6 and 1.5 Hz), 7.81 (1H, d, J=7.8 Hz), 8.13-8.21 (2H, m).
IR (KBr) 2216, 1574 cm-1
Anal. Calcd. for C16H16N2O: C, 76.16; H, 6.39; N, 11.10.
Found:C, 76.01; H, 6.29; N, 10.92.
実施例12(化合物12の製造)
mp 265℃(dec).
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 3.36-3.39 (4H, m), 3.68-3.71 (4H, m), 7.17 (1H, d, J=7.8 Hz), 7.65-7.77 (2H, m), 7.89 (1H, d, J=7.8 Hz), 8.11-8.14 (1H, m), 8.25-8.29 (1H, m).
IR (KBr) 2218, 1574 cm-1
Anal. Calcd. for C15H14N2O2S: C, 62.92; H, 4.93; N, 9.78.
Found:C, 62.83; H, 5.05; N, 9.71.
実施例13(化合物13の製造)
mp 142−143 ℃.
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 2.02 (4H, t, J=5.7 Hz), 3.26-3.29 (4H, m), 4.04 (4H, s), 7.05 (1H, d, J=7.8 Hz), 7.59 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.5 Hz), 7.65 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.5 Hz), 7.83 (1H, d, J=7.8 Hz), 8.16-8.22 (2H, m).
IR (KBr) 2216, 1574 cm-1
Anal. Calcd. for C18H18N2O2: C, 73.45; H, 6.16; N, 9.52.
Found:C, 73.34; H, 6.19; N, 9.40.
実施例14(化合物14の製造)
mp 143−144 ℃.
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 2.77 (4H, t, J=6.0 Hz), 3.49 (4H, t, J=6.0 Hz), 7.09 (1H, d, J=7.8 Hz), 7.62-7.73 (2H, m), 7.85 (1H, d, J=7.8 Hz), 8.22-8.26 (2H, m).
IR (KBr) 2216, 1717, 1574 cm-1
Anal. Calcd. for C16H14N2O: C, 76.78; H, 5.64; N, 11.19.
Found:C, 76.63; H, 5.87; N, 10.98.
実施例15(化合物15の製造)
mp 249−250 ℃.
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ : 1.88-1.94 (4H, m), 2.29-2.40 (1H, m), 2.78-2.87 (2H, m), 3.45-3.49 (2H, m), 6.85 (1H, br.s), 7.16 (1H, d, J=7.8 Hz), 7.35 (1H, br.s), 7.68 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.2 Hz), 7.76 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.2 Hz), 8.02-8.06 (2H, m), 8.13-8.16 (1H, m).
IR (KBr) 2211, 1663 cm-1
Anal. Calcd. for C17H17N3O: C, 73.10; H, 6.13; N, 15.04.
Found:C, 72.92; H, 6.22; N, 14.87.
実施例16(化合物16の製造)
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.48-1.90 (6H, m), 3.14 (2H, br), 3.49 (2H, br), 7.59-7.70 (2H, m), 7.80 (1H, s), 8.14-8.17 (1H, m), 8.38-8.43 (1H, m).
IR (KBr) 2934, 2222, 1551 cm-1
実施例17(化合物17の製造)
mp 128−129 ℃.
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 2.43 (3H, s), 2.73 (4H, br.s), 3.22 (4H, br.s), 7.03 (1H, d, J=7.8 Hz), 7.56 (1H, ddd, J=8.4, 6.6 and 1.2 Hz), 7.65 (1H, ddd, J=8.4, 6.6 and 1.2 Hz), 7.83 (1H, d, J=7.8 Hz), 8.16-8.21 (2H, m).
IR (KBr) 2795, 2215, 1574 cm-1
Anal. Calcd. for C16H17N3: C, 76.46; H, 6.82; N, 16.72.
Found:C, 76.29; H, 6.62; N, 16.48
実施例18(化合物18の製造)
mp 138−139 ℃.
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.93 (1H, d, J=6.6 Hz),2.08-2.29 (2H, m), 3.49-3.56 (2H, m), 3.84-3.98 (2H, m), 4.62-4.68 (1H, m), 6.73 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.46 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.2 Hz), 7.60 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.2 Hz), 7.72 (1H, d, J=8.1 Hz), 8.13-8.16 (1H, m), 8.22-8.25 (1H, m).
IR (KBr) 3434, 2205, 1561 cm-1
Anal. Calcd. for C15H14N2O: C, 75.61; H, 5.92; N, 11.76.
Found:C, 75.37; H, 5.90; N, 11.57.
実施例19(化合物19の製造)
1H-NMR (300 Hz, CDCl3) δ : 1.20-1.32 (1H, m), 1.59 (1H, br.s), 1.86-1.96 (3H, m), 2.09-2.20 (1H, m), 2.66 (1H, t, J=10.5 Hz), 2.77-2.86 (1H, m), 3.38-3.42 (1H, m), 3.54-3.68 (3H, m), 7.01 (1H, d, J=7.8 Hz), 7.56 (1H, ddd, J=8.1, 6.9 and 1.2 Hz), 7.62 (1H, ddd, J=8.1, 6.9 and 1.2 Hz), 7.79 (1H, d, J=7.8 Hz), 8.13-8.18 (2H, m).
IR (KBr) 2932, 2216, 1572 cm-1
実施例20(化合物20の製造)
1H-NMR (300 Hz, DMSO-d6) δ : 1.10-1.24 (1H, m), 1.74-2.04 (4H, m), 2.54 (1H, t, J=10.8 Hz), 2.76-2.84 (1H, m), 3.29-3.52 (4H, m), 7.14 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.67 (1H, ddd, J=8.1, 6.9 and 1.5 Hz), 7.75 (1H, ddd, J=8.1, 6.9 and 1.5 Hz), 8.02-8.06 (2H, m), 8.14-8.17 (1H, m).
実施例21(化合物21の製造)
[α]D=+4.9°(c=0.460, MeOH).
1H-NMR (300 Hz, CDCl3) δ : 1.20-1.32 (1H, m), 1.59 (1H, br.s), 1.86-1.96 (3H, m), 2.09-2.20 (1H, m), 2.66 (1H, t, J=10.5 Hz), 2.77-2.86 (1H, m), 3.38-3.42 (1H, m), 3.54-3.68 (3H, m), 7.01 (1H, d, J=7.8 Hz), 7.56 (1H, ddd, J=8.1, 6.9 and 1.2 Hz), 7.62 (1H, ddd, J=8.1, 6.9 and 1.2 Hz), 7.79 (1H, d, J=7.8 Hz), 8.13-8.18 (2H, m).
化合物21は別法として実施例23に示す光学分割で得た。
実施例22(化合物22の製造)
[α]D=−4.4°(c=0.460、MeOH).
1H-NMR (300 Hz, CDCl3) δ : 1.20-1.32 (1H, m), 1.59 (1H, br.s), 1.86-1.96 (3H, m), 2.09-2.20 (1H, m), 2.66 (1H, t, J=10.5 Hz), 2.77-2.86 (1H, m), 3.38-3.42 (1H, m), 3.54-3.68 (3H, m), 7.01 (1H, d, J=7.8 Hz), 7.56 (1H, ddd, J=8.1, 6.9 and 1.2 Hz), 7.62 (1H, ddd, J=8.1, 6.9 and 1.2 Hz), 7.79 (1H, d, J=7.8 Hz), 8.13-8.18 (2H, m).
化合物22は別法として実施例23に示す光学分割で得た。
実施例23(化合物21、22の製造)
実施例24(化合物23の製造)
mp 179−180 ℃.
[α]D=+1.3°(c=0.535, MeOH).
1H-NMR (300 Hz, DMSO-d6) δ : 1.10-1.24 (1H, m), 1.74-2.04 (4H, m), 2.54 (1H, t, J=10.8 Hz), 2.76-2.84 (1H, m), 3.29-3.52 (4H, m), 7.14 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.67 (1H, ddd, J=8.1, 6.9 and 1.5 Hz), 7.75 (1H, ddd, J=8.1, 6.9 and 1.5 Hz), 8.02-8.06 (2H, m), 8.14-8.17 (1H, m).
Anal. Calcd. for C17H18N2O・HCl: C, 67.43; H, 6.32; N, 9.25.
Found:C, 67.21; H, 6.40; N, 9.07.
実施例25(化合物24の製造)
mp 178−179 ℃.
[α]D=-0.45°(c=0.520, MeOH) .
1H-NMR (300 Hz, DMSO-d6) δ : 1.10-1.24 (1H, m), 1.74-2.04 (4H, m), 2.54 (1H, t, J=10.8 Hz), 2.76-2.84 (1H, m), 3.29-3.52 (4H, m), 7.14 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.67 (1H, ddd, J=8.1, 6.9 and 1.5 Hz), 7.75 (1H, ddd, J=8.1, 6.9 and 1.5 Hz), 8.02-8.06 (2H, m), 8.14-8.17 (1H, m).
Anal. Calcd. for C17H18N2O・HCl: C, 67.43; H, 6.32; N, 9.25.
Found:C, 67.32; H, 6.30; N, 9.01.
実施例26(化合物25の製造)
mp 157−158 ℃.
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.46 (9H, s), 1.92-2.08 (1H, m), 2.26-2.43 (1H, m), 3.41-3.61 (2H, m), 3.72-3.87 (2H, m), 4.35-4.45 (1H, m), 4.78 (1H, br.s), 6.74 (1H, d, J=8.0 Hz), 7.48 (1H, ddd, J=8.8, 6.8 and 1.2 Hz), 7.62 (1H, ddd, J=8.8, 6.8 and 1.2 Hz), 7.75 (1H, d, J=8.0 Hz), 8.15-8.22 (2H, m).
IR (KBr) 2978, 2209, 1694cm-1
Anal. Calcd. for C20H23N3O2: C, 71.19; H, 6.87; N, 12.45.
Found:C, 70.56; H, 6.93; N, 12.20.
実施例27(化合物26の製造)
mp 179−180 ℃.
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.67-1.74 (2H, m), 1.82-1.90 (4H, m), 3.12-3.16 (4H, m), 7.13 (1H, s), 7.55 (1H, ddd, J=8.4, 7.2 and 1.5 Hz), 7.64 (1H, ddd, J=8.4, 7.2 and 1.5 Hz), 8.07-8.10 (1H, m), 8.12-8.16 (2H, m).
IR (KBr) 2938, 2218, 1570 cm-1
Anal. Calcd. for C16H15BrN2: C, 60.97; H, 4.80; N, 8.89.
Found:C, 60.89; H, 4.70; N, 8.90.
実施例28(化合物27の製造)
mp 153−154 ℃.
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 2.76 (2H, t, J=7.2 Hz), 3.73 (2H, t, J=7.2 Hz), 3.77 (2H, s), 7.04 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.61 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.2 Hz), 7.69 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.2 Hz), 7.85 (1H, d, J=8.1 Hz), 8.16-8.18 (1H, m), 8.22-8.25 (1H, m).
IR (KBr) 2215, 1759, 1572 cm-1
Anal. Calcd. for C15H12N2O: C, 76.25; H, 5.12; N, 11.86.
Found:C, 75.89; H, 5.13; N, 11.69.
実施例29(化合物28の製造)
mp 161−163 ℃.
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ : 2.11-2.21 (1H, m), 2.29-2.40 (1H, m), 3.48-3.55 (1H, m), 3.67 (1H, dd, J=10.8 and 3.6 Hz), 3.82-3.96 (3H, m), 6.89 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.57-7.62 (1H, m), 7.71-7.76 (1H, m), 7.95 (1H, d, J=8.4 Hz), 8.01-8.04 (1H, m), 8.38 (1H, d, J=8.4 Hz), 8.58 (3H, br.s).
IR (KBr) 2209, 1518 cm-1
実施例30(化合物29の製造)
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ: 2.10-2.24 (2H, m), 3.37 (3H, s), 3.52 (1H, ddd, J=12.0, 7.5 and 4.5 Hz), 3.57-3.62 (1H, m), 3.76-3.85 (2H, m), 4.09-4.14 (1H, m), 6.72 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.46 (1H, ddd, J=8.7, 6.9 and 1.5 Hz), 7.60 (1H, ddd, J=8.7, 6.9 and 1.5 Hz), 7.73 (1H, d, J=8.1 Hz), 8.14-8.18 (1H, m), 8.22-8.25 (1H, m).
IR (KBr) 2205, 1563, 1518 cm-1
実施例31(化合物30の製造)
mp 135-136 ℃.
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.47 (1H, t-like), 1.58-1.80 (3H, m), 1.93-1.98 (2H, m), 2.79-2.87 (2H, m), 3.55 (1H, d.t-like, J=12.3 Hz), 3.65 (2H, t, J=5.4 Hz), 7.01 (1H, d, J=7.8 Hz), 7.56 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.5 Hz), 7.64 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.5 Hz), 7.81 (1H, d, J=7.8 Hz), 8.13-8.20 (2H, m).
IR (KBr) 2915, 2216, 1572 cm-1
Anal. Calcd. for C17H18N2O: C, 76.66; H, 6.81; N, 10.52.
Found: C, 76.35; H, 6.88; N, 10.42.
実施例32(化合物31の製造)
[α]D=+49.6°(c=0.580, MeOH).
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 1.26 (3H, t, J=7.0 Hz), 1.70-2.03 (3H, m), 2.14-2.20 (1H, m), 2.79-2.95 (2H, m), 3.07 (1H, t, J=10.6 Hz), 3.35-3.41 (1H, m), 3.57-3.62 (1H, m), 4.17 (2H, q, J=7.0 Hz), 7.06 (1H, d, J=8.2 Hz), 7.54-7.70 (2H, m), 7.84 (1H, d, J=8.2 Hz), 8.13-8.23 (2H, m).
IR (KBr) 2216, 1730, 1574 cm-1
実施例33(化合物32の製造)
[α]D=-56.4°(c=0.475, MeOH).
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 1.26 (3H, t, J=7.0 Hz), 1.70-2.03 (3H, m), 2.14-2.20 (1H, m), 2.79-2.95 (2H, m), 3.07 (1H, t, J=10.6 Hz), 3.35-3.41 (1H, m), 3.57-3.62 (1H, m), 4.17 (2H, q, J=7.0 Hz), 7.06 (1H, d, J=8.2 Hz), 7.54-7.70 (2H, m), 7.84 (1H, d, J=8.2 Hz), 8.13-8.23 (2H, m).
IR (KBr) 2216, 1730, 1574 cm-1
実施例34(化合物33の製造)
[α]D=+60.9°(c=0.495, MeOH).
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.74-2.24 (4H, m), 2.86-3.00 (2H, m), 3.04-3.14 (1H, m), 3.29-3.36 (1H, m), 3.58-3.62 (1H, m), 7.05 (1H, d, J=7.8 Hz), 7.55-7.68 (2H, m), 7.83 (1H, d, J=7.8 Hz), 8.12-8.15 (1H, m), 8.18-8.21 (1H, m).
IR (KBr) 2947, 2216, 1705, 1474 cm-1
実施例35(化合物34の製造)
[α]D=-63.9°(c=0.500, MeOH).
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.74-2.24 (4H, m), 2.86-3.00 (2H, m), 3.04-3.14 (1H, m), 3.29-3.36 (1H, m), 3.58-3.62 (1H, m), 7.05 (1H, d, J=7.8 Hz), 7.55-7.68 (2H, m), 7.83 (1H, d, J=7.8 Hz), 8.12-8.15 (1H, m), 8.18-8.21 (1H, m).
IR (KBr) 2947, 2216, 1705, 1474 cm-1
実施例36(化合物35の製造)
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.42-1.92 (6H, m), 1.96-2.06 (1H, m), 2.88-2.96 (1H, m), 3.30-3.37 (1H, m), 3.52-3.62 (3H, m), 7.21 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.55-7.67 (2H, m), 7.82 (1H, d, J=8.1 Hz), 8.17 (1H, d, J=8.1 Hz), 8.29 (1H, d, J=8.1 Hz).
IR (KBr) 2935, 2216, 1570, 1508 cm-1
実施例37(化合物36の製造)
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.13-1.18 (1H, m), 1.76-1.91 (4H, m), 2.03-2.18 (1H, m), 2.69-2.73 (2H, m), 2.94 (1H, dd, J=12.6 and 9.6 Hz), 3.11 (1H, ddd, J=12.6, 9.6 and 3.3 Hz), 3.52-3.70 (5H, m), 3.77-3.83 (1H, m), 6.85 (1H, d, J=9.0 Hz), 8.28 (1H, d, J=9.0 Hz).
IR (KBr) 1699, 1586, 1319 cm-1
実施例38(化合物37の製造)
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.19-1.31 (1H, m), 1.64-2.18 (6H, m), 2.49-2.81 (2H, m), 2.93-3.04 (1H, m), 3.16-3.67 (6H, m), 4.28 (1H, br.s), 5.51 (1H, t, J=6.6 Hz), 6.94 (1H, d, J=9.0 Hz), 8.09 (1H, d, J=9.0 Hz).
実施例39(化合物38、39の製造)
化合物38
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.21-1.33 (1H, m), 1.71-2.07 (5H, m), 2.77 (1H, dd, J=12.0 and 9.6 Hz), 2.87-2.96 (1H, m), 3.49-3.70 (4H, m), 3.89 (2H, t, J=1.8 Hz), 6.64 (1H, dt, J=5.7 and 1.8 Hz), 6.86 (1H, d, J=8.7 Hz), 6.97 (1H, dt, J=5.7 and 1.8 Hz), 8.02 (1H, d, J=8.7 Hz).
IR (KBr) 2928, 1582, 1327 cm-1
化合物39
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.24-1.35 (1H, m), 1.68-2.04 (5H, m), 2.81 (1H, dd, J=12.3 and 9.6 Hz), 2.93-3.01 (1H, m), 3.49 (2H, t, J=1.8 Hz), 3.56-3.71 (3H, m), 3.75-3.80 (1H, m), 6.78 (1H, d, J=9.0 Hz), 6.81 (1H, dt, J=5.7 and 1.8 Hz), 7.68 (1H, dt, J=5.7 and 1.8 Hz), 8.09 (1H, d, J=9.0 Hz).
IR (KBr) 2936, 1584, 1318 cm-1
実施例40(化合物40の製造)
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.66-2.28 (5H, m), 3.02-3.16 (3H, m), 3.22-3.36 (1H, m), 4.08-4.15 (1H, m), 7.03 (1H, d, J=7.8 Hz), 7.59 (1H, ddd, J=8.1, 6.6 and 1.5 Hz), 7.66 (1H, ddd, J=8.1, 6.6 and 1.5 Hz), 7.82 (1H, d, J=7.8 Hz), 8.18-8.21 (2H, m).
IR (KBr) 2216, 1572 cm-1
実施例41(化合物41の製造)
mp 92-93 ℃.
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.48-1.60 (1H, m), 1.79-2.03 (2H, m), 2.14-2.27 (1H, m), 2.82-2.90 (2H, m), 3.28-3.34 (1H, m), 3.44 (3H, s), 3.51-3.64 (2H, m), 7.02 (1H, d, J=7.8 Hz), 7.57 (1H, ddd, J=8.4, 6.6 and 1.5 Hz), 7.65 (1H, ddd, J=8.4, 6.6 and 1.5 Hz), 7.82 (1H, d, J=7.8 Hz), 8.17-8.20 (2H, m).
IR (KBr) 2215, 1574 cm-1
Anal. Calcd. for C17H18N2O: C, 76.66; H, 6.81; N, 10.52.
Found: C, 76.44; H, 6.73; N, 10.44.
実施例42(化合物42の製造)
mp 154−155 ℃.
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 1.90-2.15(1H, m), 2.02 (3H, s), 2.35-2.48(1H, m), 3.40-3.60(2H, m), 3.70-3.92(2H, m),4.55-4.78(1H,m),5.90(1H, d, J=5.0 Hz), 6.72(1H, d,J=5.0Hz),7.42-7.68(2H , m).
IR (KBr) 2203, 1649,1563,1518 cm-1
Anal. Calcd. for C17H17N3O: C, 73.10; H, 6.13; N, 15.04.
Found:C, 72.92; H, 6.04; N, 14.85.
実施例43(化合物43の製造)
mp 123−125 ℃.
[α]D =+119.7°(c=0.870, MeOH).
1H-NMR (200 MHz, DMSO-d6) δ : 1.60-2.05(3H, m), 2.15-2.32(1H, m), 3.25-3.57(3H, m), 3.90-4.20(2H, m), 7.02(1H, d, J=8.4Hz), 7.48-7.55(2H, m), 7.89(1H, d, J=8.4Hz), 7.98(1H, d, J=8.4Hz), 8.26(1H, d, J=8.4Hz).
IR (KBr) 2225, 1522,772 cm-1
Anal. Calcd. for C16H16N2O・HCl: C, 66.55; H, 5.93; N, 9.70.
Found:C, 66.27; H, 5.88; N, 9.58.
実施例44(化合物44の製造)
mp 125−127 ℃.
[α]D =-117.5°(c=0.922, MeOH).
1H-NMR (200 MHz, DMSO-d6) δ : 1.60-2.09(3H, m), 2.14-2.34(1H, m), 3.25-3.55(3H, m), 3.85-4.20(2H, m), 7.01(1H, d, J=8.4Hz), 7.48-7.74(2H, m), 7.89(1H, d, J=8.4Hz), 7.98(1H, dd, J=1.2 and 8.4Hz), 8.26(1H, d, J=8.4Hz).
IR (KBr) 2225, 1522,772 cm-1
Anal. Calcd. for
C16H16N2O・HCl・0.2H2O: C, 65.73; H, 6.00; N, 9.58.
Found:C, 65.96; H, 5.93; N, 9.52.
実施例45(化合物45の製造)
mp 88−89 ℃.
[α]D =−136.6°(c=0.696, MeOH).
1H-NMR (200 MHz, DMSO-d6) δ :1.65-2.05(3H, m), 2.12-2.34(1H, m), 3.15(3H, s), 3.20-3.46(2H, m),3.93-4.05(1H, m), 4.15-4.36(1H, m), 7.06(1H, d, J=8.4Hz), 7.50-7.76(2H, m), 7.90(1H, d, J=8.4Hz), 8.00(1H, dd,J=1.0 and 8.4Hz), 8.23(1H, d, J=8.4Hz).
IR (KBr) 2218, 1598,1519,1386,773 cm-1
Anal. Calcd. for
C17H18N2O・HCl・0.1H2O: C, 67.03; H, 6.35; N, 9.20.
Found:C, 66.97; H, 6.35 ; N, 9.05.
実施例46(化合物46の製造)
mp 177−178 ℃.
[α]D =+218.7°(c=0.608, MeOH).
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 1.80-2.30(3H, m), 2.30-2.72(1H, m), 3.28-3.46(1H, m), 4.10-4.30(1H, m), 4.38(1H, t, J=8.0Hz), 5.32(1H, brs), 6.39(1H, brs), 6.97(1H, d, J=8.0Hz), 7.52-7.75(2H, m), 7.78(1H, d, J=8.0Hz), 8.18-8.32(2H, m).
IR (KBr) 2210, 1691,1323 cm-1
Anal. Calcd. for C16H15N3O: C, 72.43; H, 5.70; N, 15.84.
Found:C, 72.25; H, 5.52; N, 15.68.
実施例47(化合物47の製造)
1H-NMR (200 MHz, DMSO-d6) δ : 1.13(3H, d, J=5.8Hz), 1.58-2.10(3H, m), 2.20-2.40(1H, m), 3.20-3.60(1H, m), 3.95-4.20(2H, m), 6.92(1H, d, J=8.4Hz), 7.49-7.76(2H, m), 7.90(1H, d, J=8.4Hz), 7.99(1H, d, J=8.4Hz), 8.25(1H, d, J=8.4Hz).
IR (KBr) 2209, 1566,1515,1328,764 cm-1
実施例48(化合物48の製造)
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ :1.18 (3H, d, J=5.8Hz), 1.60-2.15 (3H, m), 2.20-2.40 (1H, m), 3.25-3.40 (1H, m), 3.90-4.15 (2H, m), 6.82 (1H, d, J=8.0 Hz), 7.40-7.70 (2H, m) 7.76(1H, d, J=8.0 Hz), 8.15−8.25(2H, m).
IR (KBr) 2209, 1565,1514,1327,763 cm-1
実施例49(化合物49の製造)
mp 144−145 ℃.
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 2.00-2.40(2H, m), 2.15(2.1H, s), 2.20(0.9H, s), 3.03(0.9H, s),3.08(2.1H, s) , 3.40-3.78(4H, m), 4.52-4.62(0.3H, m), 5.28-5.50(0.7H, m), 6.80(0.7H, d, J=8.4Hz),6.84(0.3H, d, J=8.4Hz), 7.45-7.70(2H, m), 7.77(0.7H, J=8.4Hz), 7.79(0.3H, d, J=8.4Hz), 8.12(2H, d, J=8.4Hz).
IR (KBr) 2199, 1655,1565 cm-1
Anal. Calcd. for C18H19N3O: C, 73.69; H, 6.53; N, 14.32.
Found:C, 73.48; H, 6.56; N, 14.12.
実施例50(化合物50の製造)
1H-NMR (200 MHz, CDCl3 + CD3OD + D2O) δ : 1.75-2.00(1H, m), 2.05-2.38(1H, m), 2.45-2.80(1H, m), 3.40-3.90(6H, m), 6.81(1H, d, J=8.4Hz), 7.40-7.80(3H, m), 8.14(1H, d, J=8.4Hz), 8.29(1H, d, J=8.4Hz).
IR (KBr) 2205, 1561 cm-1
実施例51(化合物51の製造)
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 1.70-1.96(1H, m), 2.06-2.30(1H, m), 3.39(3H, s), 3.42-3.78(6H, m), 6.72(1H, d, J=8.2Hz), 7.40-7.68(2H, m), 7.73(1H, d, J=8.2Hz), 8.12-8.30(2H, m).
IR (KBr) 2206, 1569 cm-1
実施例52(化合物52の製造)
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 1.25(3H, d, J=6.2Hz), 1.40-1.70(1H, m), 2.28-2.58(2H, m), 3.30-3.45(1H, m), 3.62-4.20(4H, m), 6.85(1H, d, J=8.4Hz), 7.44-7.68(2H, m), 7.77(1H, d, J=8.4Hz), 8.18(2H, t, J=8.4Hz).
IR (KBr) 2209, 1566, 1514, 1327 cm-1
実施例53(化合物53の製造)
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 1.10(3H, d, J=5.8Hz), 1.18-1.99(1H, m), 2.10-2.30(1H, m), 2.40-2.70(1H, m), 3.10-3.20(1H, m), 3.40-3.70(2H, m), 4.00-4.20(2H, m), 6.86(1H, d, J=8.0Hz), 7.48-7.70(2H, m), 7.76(1H, d, J=8.0Hz), 8.12-8.24(2H, m).
IR (KBr) 2210, 1566, 1514, 1327 cm-1
実施例54(化合物54の製造)
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 1.36(3H, d, J=6.2Hz), 1.60-1.82(1H, m), 2.44-2.76(2H, m), 3.44-3.78(3H, m), 3.56(3H, s), 4.01(1H, t, J=8.8Hz), 4.10-4.34(1H, m), 7.01(1H, d, J=8.4Hz), 7.60-7.86(2H, m), 7.94(1H, d, J=8.0Hz), 8.28-8.42(2H, m).
IR (KBr) 2210, 1567, 1514, 1330 cm-1
実施例55(化合物55の製造)
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 1.12(3H, d, J=5.8Hz), 1.80-1.97(1H, m), 2.08-2.22(1H, m), 2.55-2.75(1H, m), 3.03-3.40(3H, m), 3.29(3H, s), 4.00-4.20(2H, m), 6.86(1H, d, J=8.6Hz), 7.42-7.64(2H, m), 7.77(1H, d, J=8.0Hz), 8.12-8.24(2H, m).
IR (KBr) 2211, 1566,1515,1332 cm-1
実施例56(化合物56の製造)
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.13 (3H, s), 1.40-1.48 (1H, m), 1.63-2.04 (4H, m), 2.86-3.20 (4H, m), 3.63-3.76 (2H, m), 7.03 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.54-7.67 (2H, m), 7.81 (1H, d, J=8.1 Hz), 8.17-8.22 (2H, m).
IR (KBr) 2216, 1572 cm-1
実施例57(化合物57の製造)
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.14 (3H, s), 1.37-1.45 (1H, m), 1.62-1.70 (1H, m), 1.84-1.94 (2H, m), 2.78-2.82 (1H, m), 3.04-3.14 (3H, m), 3.31 (1H, d, J=9.0 Hz), 3.37 (3H, s), 3.48 (1H, d, J=9.0 Hz), 7.02 (1H, d, J=7.8 Hz), 7.57 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.5 Hz), 7.64 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.5 Hz), 7.80 (1H, d, J=7.8 Hz), 8.16-8.19 (1H, m), 8.21-8.24 (1H, m).
IR (KBr) 2934, 2216, 1574 cm-1
実施例58(化合物58の製造)
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 0.72-0.84 (1H, m), 0.95 (6H, d, J=6.6 Hz), 1.91-2.12 (3H, m), 2.32 (2H, t, J=11.4 Hz), 3.39-3.44 (2H, m), 6.98 (1H, d, J=7.8 Hz), 7.55 (1H, ddd, J=8.4, 6.6 and 1.5 Hz), 7.63 (1H, ddd, J=8.4, 6.6 and 1.5 Hz), 7.80 (1H, d, J=7.8 Hz), 8.11-8.14 (1H, m), 8.16-8.19 (1H, m).
IR (KBr) 2953, 2216, 1574 cm-1
実施例59(化合物59の製造)
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.66-1.75 (2H, m), 1.78-1.87 (2H, m), 1.92-1.96 (4H, m), 2.61 (2H, t, J=6.6 Hz), 2.95 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.25-3.29 (4H, m), 6.65 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.33 (1H, d, J=8.4 Hz).
IR (KBr) 2938, 2209, 1588 cm-1
実施例60(化合物60の製造)
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.56-1.63 (2H, m), 1.67-1.77 (6H, m), 1.81-1.89 (2H, m), 2.67 (2H, t, J=6.0 Hz), 2.84-2.87 (4H, m), 2.96 (2H, t, J=6.0 Hz), 6.83 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.41 (1H, d, J=8.4 Hz).
IR (KBr) 2934, 2220, 1587 cm-1
実施例61(化合物61、62の製造)
化合物61
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ :2.94 (2H, t, J=6.9 Hz), 3.57 (2H, t, J=6.9 Hz), 4.03 (2H, s), 7.00 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.37 (1H, br.s), 7.58 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.5 Hz), 7.67 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.5 Hz), 7.82 (1H, d, J=8.1 Hz), 8.17-8.23 (2H, m).
IR (KBr) 2216, 1572 cm-1
化合物62
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ :2.86-2.90 (2H, m), 3.57 (2H, t, J=6.9 Hz), 4.22 (2H, s), 7.01 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.23 (1H, br.s), 7.58 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.5 Hz), 7.67 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.5 Hz), 7.82 (1H, d, J=8.1 Hz), 8.17-8.23 (2H, m).
IR (KBr) 2215, 1572 cm-1
実施例62(化合物63の製造)
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ:1.49 (6H, s), 1.93-1.98 (4H, m), 3.27 (2H, s), 3.45-3.49 (4H, m), 6.03 (1H, d, J=8.7 Hz), 7.13 (1H, d, J=8.7 Hz).
IR (KBr) 2201, 1613 cm-1
実施例63(化合物64の製造)
mp 163−165 ℃.
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 1.59(3H, dd, J=1.8Hz and 2.2Hz), 2.65−2.75 (2H, m), 2.90−3.01 (2H, m), 7.40 (1H, d, J=7.4 Hz), 7.60−7.95 (3H, m), 7.99 (1H, d, J=7.4 Hz), 8.30−8.40 (1H, m).
IR (KBr) 2223, 1689, 1644 cm-1
Anal. Calcd. for
C17H13NO・0.1 H2O : C, 81.97; H, 5.33; N, 5.62.
Found:C, 81.99; H, 5.33; N, 5.49.
実施例64(化合物65の製造)
mp 113−114 ℃.
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 1.53−1.65(3H, m), 1.80−2.05 (2H, m), 2.45−2.98 (3H, m), 4.85−5.05 (1H, m), 7.33 (1H, d, J=7.6 Hz), 7.55−7.76 (2H, m), 7.85−7.96 (2H, m), 8.22−8.35 (1H, m).
IR (KBr) 3505, 2222 cm-1
Anal. Calcd. for C17H15NO : C, 81.90; H, 6.06; N, 5.62.
Found:C, 81.84; H, 6.25; N, 5.40.
実施例65(化合物66の製造)
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 1.50−1.60(3H, s), 1.19−2.10 (1H, m), 2.30−2.50 (2H, m), 3.46(3H, m), 4.40−4.60 (1H, m), 7.32 (1H, d, J=7.2 Hz), 7.50−7.80 (2H, m), 7.90 (2H, d, J=7.2 Hz), 8.20−8.35 (1H, m).
IR (KBr) 2222, 1102 cm-1
実施例66(化合物67の製造)
mp 96-97 ℃.
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.61-1.70 (2H, m), 1.78-1.95 (3H, m), 2.82 (2H, td, J=12.0 and 2.1 Hz), 3.37 (2H, d, J=6.0 Hz), 3.40 (3H, s), 3.51-3.55 (2H, m), 7.01 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.56 (1H, ddd, J=8.4, 6.6 and 1.5 Hz), 7.65 (1H, ddd, J=8.4, 6.6 and 1.5 Hz), 7.82 (1H, d, J=8.1 Hz), 8.17-8.21 (2H, m).
IR (KBr) 2213, 1570 cm-1
Anal. Calcd. for C18H20N2O: C, 77.11; H, 7.19; N, 9.99.
Found: C, 77.00; H, 7.11; N, 9.77.
実施例67(化合物68の製造)
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.33 (3H, s), 1.49-1.59 (1H, m), 1.78-1.89 (2H, m), 2.05-2.22 (1H, m), 2.70-2.85 (2H, m), 3.02 (1H, br.s), 3.22-3.26 (1H, m), 3.40-3.53 (1H, m), 7.05 (1H, d, J=7.8 Hz), 7.60-7.70 (2H, m), 7.83 (1H, d, J=7.8 Hz), 8.20-8.29 (2H, m).
IR (KBr) 2216, 1574 cm-1
実施例68(化合物69の製造)
mp 128-129 ℃.
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 2.05-2.16 (1H, m), 2.39-2.50 (1H, m), 3.03 (3H, s), 3.47-3.57 (2H, m), 3.74-3.84 (2H, m), 4.17-4.29 (1H, m), 4.80 (1H, d, J=7.8 Hz), 6.78 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.52 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.2 Hz), 7.64 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.2 Hz), 7.75 (1H, d, J=8.4 Hz), 8.15-8.19 (2H, m).
IR (KBr) 2207, 1564, 1329, 1152 cm-1
Anal. Calcd. for C16H17N3O2S: C, 60.93; H, 5.43; N, 13.32.
Found: C, 60.98; H, 5.57; N, 13.15.
実施例69(化合物70の製造)
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 3.15 (2H, t, J=6.0 Hz), 3.55 (2H, t, J=6.0 Hz), 4.39 (2H, s), 7.10-7.14 (2H, m), 7.18-7.26 (3H, m), 7.57 (1H, ddd, J=8.1, 6.9 and 1.2 Hz), 7.66 (1H, ddd, J=8.1, 6.9 and 1.2 Hz), 7.84 (1H, d, J=7.8 Hz), 8.20-8.24 (2H, m).
IR (KBr) 2216, 1572 cm-1
実施例70(化合物71の製造)
mp 139-140 ℃.
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.20-1.36 (1H, m), 1.51 (9H, s), 1.87-1.98 (3H, m), 2.30-2.42 (1H, m), 2.59 (1H, t, J=10.8 Hz), 2.77-2.84 (1H, m), 3.28 (3H, s), 3.39-3.50 (2H, m), 3.60-3.75 (2H, m), 7.00 (1H, d, J=7.8 Hz), 7.55 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.5 Hz), 7.63 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.5 Hz), 7.81 (1H, d, J=7.8 Hz), 8.10-8.19 (2H, m).
IR (KBr) 2215, 1726, 1352 cm-1
Anal. Calcd. for C23H29N3O4S: C, 62.28; H, 6.59; N, 9.47.
Found: C, 62.06; H, 6.50; N, 9.33.
実施例71(化合物72の製造)
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.18-1.35 (1H, m), 1.83-2.04 (3H, m), 2.09-2.21 (1H, m), 2.64 (1H, t, J=10.2 Hz), 2.81-2.88 (1H, m), 2.95 (3H, s), 3.10-3.24 (2H, m), 3.35-3.39 (1H, m), 3.44-3.52 (1H, m), 4.45 (1H, t, J=6.6 Hz), 7.01 (1H, d, J=7.8 Hz), 7.57 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.5 Hz), 7.65 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.5 Hz), 7.81 (1H, d, J=7.8 Hz), 8.10-8.13 (1H, m), 8.17-8.19 (1H, m). IR (KBr) 2215, 1572, 1316, 1154 cm-1
実施例72(化合物73の製造)
mp 99-100 ℃.
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.63-1.71 (2H, m), 1.77-1.84 (4H, m), 3.20-3.24 (4H, m), 6.83 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.40 (1H, d, J=5.4 Hz), 7.48 (1H, d, J=5.4 Hz), 7.59 (1H, d, J=8.1 Hz).
IR (KBr) 2938, 2213, 1568 cm-1
Anal. Calcd. for C14H14N2S: C, 69.39; H, 5.82; N, 11.56.
Found: C, 69.27; H, 5.71; N, 11.40.
実施例73(化合物74の製造)
mp 187-188 ℃.
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ : 1.51-1.64 (1H, m), 1.76-1.87 (2H, m), 1.96-2.02 (1H, m), 2.65-2.81 (2H, m), 2.90 (1H, t, J=11.1 Hz), 3.38-3.48 (2H, m), 6.90 (1H, br.s), 7.17 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.40 (1H, br.s), 7.68 (1H, ddd, J=8.1, 6.6 and 1.2 Hz), 7.76 (1H, ddd, J=8.1, 6.6 and 1.2 Hz), 8.02-8.07 (1H, m), 8.15-8.17 (1H, m).
IR (KBr) 3422, 2216, 1661 cm-1
Anal. Calcd. for
C17H17N3O・0.1H2O: C, 72.63; H, 6.17; N, 14.95.
Found: C, 72.56; H, 6.16; N, 14.64.
実施例74(化合物75の製造)
mp 111-112 ℃.
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.77-1.85 (2H, m), 2.03-2.10 (2H, m), 3.32-3.36 (2H, m), 4.28 (2H, t, J=5.4 Hz), 7.44 (1H, d, J=7.8 Hz), 7.57 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.5 Hz), 7.65 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.5 Hz), 7.86 (1H, d, J=7.8 Hz), 8.09-8.12 (1H, m), 8.17-8.20 (1H, m).
IR (KBr) 2220, 1576 cm-1
Anal. Calcd. for
C15H14N2O・0.2H2O: C, 74.48; H, 6.00; N, 11.58.
Found: C, 74.69; H, 5.87; N, 11.45.
実施例75(化合物76の製造)
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.26 (3H, d, J=6.0 Hz), 1.70-1.81 (1H, m), 1.86-2.30 (3H, m), 3.64-3.71 (1H, m), 3.86-3.94 (1H, m), 4.14-4.23 (1H, m), 6.50 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.33 (1H, d, J=6.0 Hz), 7.49 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.63 (1H, d, J=6.0 Hz).
IR (KBr) 2205, 1566 cm-1
実施例76(化合物77の製造)
mp 136-137 ℃.
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.10 (3H, s), 1.48 (1H, t, J=6.0 Hz), 1.55-1.61 (2H, m), 1.90 (2H, ddd, J=13.2, 10.2 and 4.2 Hz), 3.04-3.12 (2H, m), 3.24-3.31 (2H, m), 3.53 (2H, d, J=6.0 Hz), 7.04 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.57 (1H, ddd, J=8.1, 6.9 and 1.5 Hz), 7.65 (1H, ddd, J=8.1, 6.9 and 1.5 Hz), 7.83 (1H, d, J=8.1 Hz), 8.15-8.21 (2H, m).
IR (KBr) 2216, 1574 cm-1
Anal. Calcd. for C18H20N2O: C, 77.11; H, 7.19; N, 9.99.
Found: C, 76.88; H, 7.12; N, 9.72.
実施例77(化合物78の製造)
mp 128-129 ℃.
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.30 (1H, t, J=5.1 Hz), 1.59-1.73 (5H, m), 1.90-1.94 (2H, m), 2.78-2.86 (2H, m), 3.49-3.53 (2H, m), 3.77-3.83 (2H, m), 7.01 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.56 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.5 Hz), 7.65 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.5 Hz), 7.82 (1H, d, J=8.1 Hz), 8.14-8.20 (2H, m).
IR (KBr) 2924, 2216, 1572 cm-1
Anal. Calcd. for C18H20N2O: C, 77.11; H, 7.19; N, 9.99.
Found: C, 76.89; H, 7.03; N, 9.71
実施例78(化合物79の製造)
mp 95-96 ℃.
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.54-1.69 (5H, m), 1.88-1.92 (2H, m), 2.77-2.85 (2H, m), 3.37 (3H, s), 3.48-3.52 (4H, m), 7.00 (1H, d, J=7.8 Hz), 7.56 (1H, ddd, J=8.1, 6.9 and 1.5 Hz), 7.64 (1H, ddd, J=8.1, 6.9 and 1.5 Hz), 7.81 (1H, d, J=7.8 Hz), 8.14-8.20 (2H, m).
IR (KBr) 2216, 1574 cm-1
Anal. Calcd. for C19H22N2O: C, 77.52; H, 7.53; N, 9.52.
Found: C, 77.37; H, 7.31; N, 9.40.
実施例79(化合物80の製造)
mp 133-134 ℃.
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.29 (6H, s), 1.48-1.59 (1H, m), 1.66-1.80 (2H, m), 1.94-1.98 (2H, m), 2.74-2.82 (2H, m), 3.58-3.62 (2H, m), 7.00 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.56 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.5 Hz), 7.64 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.5 Hz), 7.81 (1H, d, J=8.1 Hz), 8.14-8.20 (2H, m).
IR (KBr) 2216, 1574 cm-1
Anal. Calcd. for C19H22N2O: C, 77.52; H, 7.53; N, 9.52.
Found: C, 77.31; H, 7.28; N, 9.24.
実施例80(化合物81、82の製造)
(2S)-2−ビニル−1−ピロリジンカルボン酸tertブチル(185 mg)と4N塩化水素−酢酸エチル(1.0 mL)の混合物を室温で1.5時間撹拌した。反応物を濃縮し、ジエチルエーテルで処理して無色固体を得た。本固体と4−フルオロ−1−ナフトニトリル(100 mg)、炭酸カリウム(242 mg)、ジメチルスルホキシド(1.5 mL)の混合物を100℃で3時間撹拌した。室温に冷却後反応物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水で洗浄し、乾燥、濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−で精製し、4−[(2S)−2−ビニル−1−ピロリジニル]−1−ナフトニトリル(90 mg)を得た。 本化合物の鏡像体過剰率は22.7%e.e.であった。
上記4−[(2R)−2−ビニルピロリジニル]−1−ナフトニトリル(25 mg)と上記4−[(2S)−2−ビニルピロリジニル]−1−ナフトニトリル(70 mg)を合わせ、CHIRALPAK AS(50×500mm)を用いて光学分割に付し、4−[(2R)−2−ビニル−1−ピロリジニル]−1−ナフトニトリル(化合物81)(43 mg)および4−[(2S)−2−ビニル−1−ピロリジニル]−1−ナフトニトリル(化合物82)(50 mg)を得た。
[α]D=−267.0°(c=0.295, MeOH).
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.80-1.98 (2H, m), 2.02-2.10 (1H, m), 2.27-2.35 (1H, m), 3.37-3.43 (1H, m), 4.05-4.13 (1H, m), 4.32-4.40 (1H, m), 5.08 (1H, dt, J=10.2 and 1.2 Hz), 5.23 (1H, dt, J=17.1 and 1.2 Hz), 5.70 (1H, ddd, J=17.1, 10.2 and 7.2 Hz), 6.78 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.46 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.2 Hz), 7.59 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.2 Hz), 7.71 (1H, d, J=8.4 Hz), 8.13-8.16 (1H, m), 8.21-8.24 (1H, m).
IR (KBr) 2209, 1566 cm-1
[α]D=+267.9°(c=0.345, MeOH).
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.80-1.98 (2H, m), 2.02-2.10 (1H, m), 2.27-2.35 (1H, m), 3.37-3.43 (1H, m), 4.05-4.13 (1H, m), 4.32-4.40 (1H, m), 5.08 (1H, dt, J=10.2 and 1.2 Hz), 5.23 (1H, dt, J=17.1 and 1.2 Hz), 5.70 (1H, ddd, J=17.1, 10.2 and 7.2 Hz), 6.78 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.46 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.2 Hz), 7.59 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.2 Hz), 7.71 (1H, d, J=8.4 Hz), 8.13-8.16 (1H, m), 8.21-8.24 (1H, m).
IR (KBr) 2209, 1566 cm-1
実施例81(化合物83,84の製造)
(2R)-2−エチル−1−ピロリジンカルボン酸tertブチル(130 mg)と4N塩化水素−酢酸エチル(1.5 mL)の混合物を室温で1.5時間撹拌した。反応物を濃縮し、ジエチルエーテルで処理して無色固体を得た。本固体と4−フルオロ−1−ナフトニトリル(75 mg)、炭酸カリウム(182 mg)、ジメチルスルホキシド(1.5 mL)の混合物を100℃で3時間撹拌した。室温に冷却後反応物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水で洗浄し、乾燥、濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−で精製し、4−[(2R)−2−エチル−1−ピロリジニル]−1−ナフトニトリル(85 mg)を得た。 本化合物の鏡像体過剰率は21.0%e.e.であった。
上記4−[(2S)−2−エチル−1−ピロリジニル]−1−ナフトニトリル(80 mg)と上記4−[(2R)−2−エチル−1−ピロリジニル]−1−ナフトニトリル(19 mg)を合わせ、CHIRALPAK AS(50×500mm)を用いて光学分割に付し、4−[(2S)−2−エチル−1−ピロリジニル]−1−ナフトニトリル(化合物83)(44 mg)および4−[(2R)−2−エチル−1−ピロリジニル]−1−ナフトニトリル(化合物84)(51 mg)を得た。
[α]D=−294.6°(c=0.330, MeOH).
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 0.90 (3H, t, J=7.8 Hz), 1.30-1.45 (1H, m), 1.68-1.86 (3H, m), 1.95-2.05 (1H, m), 2.26-2.34 (1H, m), 3.32-3.38 (1H, m), 3.83-3.92 (1H, m), 3.95-4.03 (1H, m), 6.79 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.45 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.2 Hz), 7.59 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.2 Hz), 7.73 (1H, d, J=8.1 Hz), 8.13-8.18 (2H, m).
IR (KBr) 2963, 2209, 1564 cm-1
[α]D=+294.9°(c=0.380, MeOH).
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 0.90 (3H, t, J=7.8 Hz), 1.30-1.45 (1H, m), 1.68-1.86 (3H, m), 1.95-2.05 (1H, m), 2.26-2.34 (1H, m), 3.32-3.38 (1H, m), 3.83-3.92 (1H, m), 3.95-4.03 (1H, m), 6.79 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.45 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.2 Hz), 7.59 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.2 Hz), 7.73 (1H, d, J=8.1 Hz), 8.13-8.18 (2H, m).
IR (KBr) 2963, 2209, 1564 cm-1
実施例82(化合物85の製造)
[α]D=−244.4°(c=0.448, MeOH).
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ :1.18 (3H, d, J=5.8Hz), 1.60-2.15 (3H, m), 2.20-2.40 (1H, m), 3.25-3.40 (1H, m), 3.90-4.15 (2H, m), 6.82 (1H, d, J=8.0 Hz), 7.40-7.70 (2H, m) 7.76(1H, d, J=8.0 Hz), 8.15−8.25(2H, m).
実施例83(化合物85,86の製造)
mp 73-74 ℃.
[α]D=−251.5°(c=0.470, MeOH).
NMRは実施例81記載の化合物85の値と一致した。
IR (KBr) 2209, 1565,1514,1327,763 cm-1
Anal. Calcd. for C16H16N2: C, 81.32; H, 6.82; N, 11.85.
Found: C, 81.35; H, 6.87; N, 11.84.
[α]D=+257.7°(c=0.410, MeOH).
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 1.18 (3H, d, J=5.8Hz), 1.60-2.15 (3H, m), 2.20-2.40 (1H, m), 3.25-3.40 (1H, m), 3.90-4.15 (2H, m), 6.82 (1H, d, J=8.0 Hz), 7.40-7.70 (2H, m) 7.76(1H, d, J=8.0 Hz), 8.15−8.25(2H, m).
IR (KBr) 2209, 1565,1514,1327,763 cm-1
実施例84(化合物87の製造)
mp 106-107 ℃.
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.28 (3H, t, J=7.2 Hz), 1.54-1.62 (2H, m), 1.69-1.77 (2H, m), 1.88-1.91 (2H, m), 2.41 (2H, t, J=7.5 Hz), 2.79 (2H, t, J=11.1 Hz), 3.46-3.52 (2H, m), 4.16 (2H, q, J=7.2 Hz), 6.99 (1H, d, J=7.8 Hz), 7.55 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.5 Hz), 7.64 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.5 Hz), 7.80 (1H, d, J=7.8 Hz), 8.12-8.19 (2H, m).
IR (KBr) 2216, 1732, 1574 cm-1
Anal. Calcd. for C21H24N2O2: C, 74.97; H, 7.19; N, 8.33.
Found: C, 74.71; H, 7.08; N, 7.99.
実施例85(化合物88の製造)
mp 114-115 ℃.
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.30 (1H, t, J=5.4 Hz), 1.43-1.54 (4H, m), 1.57-1.72 (3H, m), 1.90-1.92 (2H, m), 2.80 (2H, t, J=11.7 Hz), 3.49-3.54 (2H, m), 3.70 (2H, td, J=6.6 and 5.4 Hz), 7.00 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.56 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.5 Hz), 7.65 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.5 Hz), 7.82 (1H, d, J=8.1 Hz), 8.14-8.20 (2H, m).
IR (KBr) 2932, 2216, 1572 cm-1
Anal. Calcd. for C19H22N2O: C, 75.92; H, 7.65; N, 8.85.
Found: C, 75.79; H, 7.71; N, 8.69.
実施例86(化合物89の製造)
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.30 (3H, d, J=6.0 Hz), 1.66-1.84 (2H, m), 1.97-2.04 (1H, m), 2.29-2.42 (1H, m), 3.54-3.60 (1H, m), 4.05-4.16 (2H, m), 6.75 (1H, d, J=9.0 Hz), 7.44 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.5 Hz), 7.63 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.5 Hz), 8.09-8.16 (2H, m), 9.24 (1H, d, J=9.0 Hz).
IR (KBr) 1669, 1559, 1518 cm-1
実施例87(化合物90の製造)
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.17 (3H, d, J=6.0 Hz), 1.67-1.88 (2H, m), 1.97-2.05 (1H, m), 2.26-2.34 (1H, m), 2.70 (3H, s), 3.20-3.26 (1H, m), 3.95-4.04 (2H, m), 6.83 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.43 (1H, ddd, J=8.7, 6.9 and 1.5 Hz), 7.56 (1H, ddd, J=8.7, 6.9 and 1.5 Hz), 7.97 (1H, d, J=8.1 Hz), 8.15-8.19 (1H, m), 9.06-9.09 (1H, m).
IR (KBr) 1653, 1566, 1512 cm-1
実施例88(化合物91の製造)
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ : 2.43 (2H, t, J=8.1 Hz), 4.02 (2H, t, J=8.1 Hz), 7.30 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.72 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.5 Hz), 7.81 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.5 Hz), 8.07-8.10 (2H, m), 8.18-8.21 (1H, m), 10.22 (1H, s).
IR (KBr) 2218, 1707 cm-1
実施例89(化合物92,93の製造)
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 2.95 (2H, t, J=9.3 Hz), 3.94 (2H, t, J=9.3 Hz), 3.99 (3H, s), 7.03 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.52 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.2 Hz), 7.63 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.2 Hz), 7.77 (1H, d, J=8.1 Hz), 8.16-8.19 (1H, m), 8.55-8.58 (1H, m).
IR (KBr) 2205, 1640, 1568, 1518 cm-1
mp 192-193 ℃.
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 2.4-2.8 (2H, br), 3.09 (3H, s), 3.7-4.3 (2H, br), 6.98 (1H, d, J=7.8 Hz), 7.67 (1H, ddd, J=8.4, 6.6 and 1.2 Hz), 7.74 (1H, ddd, J=8.4, 6.6 and 1.2 Hz), 7.86 (1H, d, J=7.8 Hz), 8.16-8.19 (1H, m), 8.25-8.28 (1H, m).
IR (KBr) 2218, 1698 cm-1
Anal. Calcd. for C15H13N3O: C, 71.70; H, 5.21; N, 16.72.
Found: C, 71.55; H, 5.31; N, 16.59.
実施例90(化合物94の製造)
mp 134-135 ℃.
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.26 (1H, t, J=5.1 Hz), 1.46-1.76 (5H, m), 1.88-1.92 (2H, m), 2.85 (2H, td, J=12.0 and 1.8 Hz), 3.63-3.67 (2H, m), 3.77 (2H, td, J=6.3 and 5.1 Hz), 6.83 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.39 (1H, d, J=5.4 Hz), 7.48 (1H, d, J=5.4 Hz), 7.59 (1H, d, J=8.1 Hz).
IR (KBr) 2928, 2215, 1566, 1462 cm-1
Anal. Calcd. for C16H18N2OS: C,67.10; H, 6.33; N, 9.78.
Found: C, 67.01; H, 6.28; N, 9.76.
実施例91(化合物95の製造)
mp 82-83 ℃.
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.26 (3H, d, J=6.3 Hz), 1.76-1.83 (1H, m), 2.01-2.20 (3H, m), 3.54-3.63 (1H, m), 3.74-3.81 (1H, m), 4.20-4.29 (1H, m), 6.27 (1H, d, J=8.7 Hz), 6.95 (1H, d, J=2.1 Hz), 7.38 (1H, d, J=8.7 Hz), 7.54 (1H, d, J=2.1 Hz).
IR (KBr) 2211, 1607, 1508 cm-1
Anal. Calcd. for C14H14N2O: C, 74.31; H, 6.24; N, 12.38.
Found: C, 74.10; H, 6.34; N, 12.20.
実施例92(化合物96の製造)
mp 103-104 ℃.
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.27 (1H, t, J=5.4 Hz), 1.39-1.80 (5H, m), 1.86-1.91 (2H, m), 2.94 (2H, td, J=12.3 and 2.4 Hz), 3.74-3.84 (4H, m), 6.63 (1H, d, J=8.4 Hz), 6.82 (1H, d, J=2.4 Hz), 7.46 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.64 (1H, d, J=2.4 Hz).
IR (KBr) 2926, 2218, 1607, 1503 cm-1
Anal. Calcd. for C16H18N2O2: C,71.09; H, 6.71; N, 10.36.
Found: C, 71.13; H, 6.67; N, 10.38.
実施例93(化合物97の製造)
mp 78-80 ℃.
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.24 (3H, d, J=6.6 Hz), 1.75-1.80 (1H, m), 1.96-2.22 (3H, m), 2.45 (3H, d, J=0.9 Hz), 3.51-3.59 (1H, m), 3.71-3.78 (1H, m), 4.18-4.27 (1H, m), 6.24 (1H, d, J=8.4 Hz), 6.54-6.55 (1H, m), 7.30 (1H, d, J=8.4 Hz).
IR (KBr) 2209, 1605, 1512 cm-1
Anal. Calcd. for C15H16N2O: C,74.97; H, 6.71; N, 11.66.
Found: C, 74.85; H, 6.67; N, 11.82.
実施例94(化合物98の製造)
mp 106-107 ℃.
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.29 (1H, t, J=4.8 Hz), 1.37-1.50 (2H, m), 1.57-1.74 (3H, m), 1.84-1.89 (2H, m), 2.48 (3H, d, J=1.2 Hz), 2.88 (2H, td, J=12.0 and 2.4 Hz), 3.73-3.79 (4H, m), 6.40-6.41 (1H, m), 6.58 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.37 (1H, d, J=8.4 Hz).
IR (KBr) 2924, 2220, 1607 cm-1
Anal. Calcd. for C17H20N2O2: C,71.81; H, 7.09; N, 9.85.
Found: C, 71.62; H, 7.29; N, 9.99.
実施例95(化合物99の製造)
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 2.11-2.46 (2H, m), 3.48-3.55 (1H, m), 3.66-4.00 (3H, m), 5.39 (1H, dt, J=53.7 and 3.9 Hz), 6.78 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.49 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.5 Hz), 7.62 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.5 Hz), 7.75 (1H, d, J=8.1 Hz), 8.16-8.22 (2H, m).
IR (KBr) 2207, 1566 cm-1
実施例96(化合物100の製造)
mp 151-152 ℃.
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 2.05-2.34 (1H, m), 2.41-2.54 (1H, m), 3.77-4.08 (4H, m), 5.43 (1H, dt, J=52.8 and 3.3 Hz), 6.46 (1H, d, J=8.7 Hz), 7.37 (1H, d, J=5.7 Hz), 7.53 (1H, d, J=5.7 Hz), 7.68 (1H, d, J=8.7 Hz).
IR (KBr) 2201, 1570 cm-1
Anal. Calcd. for C13H11FN2S: C, 63.39; H, 4.50; N, 11.37.
Found: C, 63.30; H, 4.64; N, 11.39.
実施例97(化合物101の製造)
mp 109-111 ℃.
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.41 (1H, t, J=4.8 Hz), 1.68-1.83 (3H, m), 2.22-2.31 (1H, m), 2.41-2.48 (1H, m), 3.39 (1H, t, J=9.0 Hz), 3.67-3.88 (5H, m), 6.40 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.31 (1H, d, J=5.7 Hz), 7.48 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.70 (1H, d, J=5.7 Hz).
IR (KBr) 2199, 1570, 1476 cm-1
Anal. Calcd. for C15H16N2OS: C, 66.15; H, 5.92; N, 10.29.
Found: C, 66.10; H, 5.92; N, 10.30.
実施例98(化合物102の製造)
mp 88-89 ℃.
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.68-1.82 (3H, m), 2.18-2.26 (1H, m), 2.39-2.49 (1H, m), 3.32-3.39 (1H, m), 3.36 (3H s), 3.48 (2H, t, J=6.3 Hz), 3.69-3.84 (3H, m), 6.40 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.31 (1H, d, J=6.0 Hz), 7.47 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.69 (1H, d, J=6.0 Hz).
IR (KBr) 2201, 1570, 1474 cm-1
Anal. Calcd. for C16H18N2OS: C, 67.10; H, 6.33; N, 9.78.
Found: C, 66.91; H, 6.29; N, 9.79.
実施例99(化合物103の製造)
mp 68-69 ℃.
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 2.50-2.64 (2H, m), 3.64 (2H, t, J=7.2 Hz), 3.81 (2H, t, J=12.6 Hz), 6.90 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.58 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.5 Hz), 7.68 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.5 Hz), 7.82 (1H, d, J=8.1 Hz), 8.14-8.17 (1H, m), 8.21-8.24 (1H, m).
IR (KBr) 2213, 1574 cm-1
Anal. Calcd. for C15H12F2N2: C, 69.76; H, 4.68; N, 10.85.
Found: C, 69.95; H, 4.95; N, 10.91.
実施例100(化合物104の製造)
mp 169-170 ℃.
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 2.48-2.62 (2H, m), 3.86 (2H, t, J=7.2 Hz), 4.06 (2H, t, J=12.6 Hz), 6.47 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.43 (1H, d, J=5.4 Hz), 7.54 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.58 (1H, d, J=5.4 Hz).
IR (KBr) 2203, 1570 cm-1
Anal. Calcd. for C13H10F2N2S: C, 59.08; H, 3.81; N, 10.60.
Found: C, 59.09; H, 4.11; N, 10.68.
実施例101(化合物105の製造)
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.29 (3H, t, J=7.2 Hz), 1.60-1.72 (2H, m), 1.92-2.12 (3H, m), 2.38 (2H, d, J=6.9 Hz), 2.84 (2H, td, J=12.0 amd 1.8 Hz), 3.48-3.52 (2H, m), 4.17 (2H, q, J=7.2 Hz), 7.00 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.55 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.5 Hz), 7.64 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.5 Hz), 7.81 (1H, d, J=8.1 Hz), 8.11-8.20 (2H, m).
IR (KBr) 2216, 1732, 1574 cm-1
実施例102(化合物106の製造)
mp 195-196 ℃.
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.62-1.75 (2H, m), 1.97-2.12 (3H, m), 2.46 (2H, d, J=6.6 Hz), 2.82-2.89 (2H, m), 3.47-3.54 (2H, m), 7.02 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.57 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.5 Hz), 7.65 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.5 Hz), 7.83 (1H, d, J=8.1 Hz), 8.13-8.21 (2H, m).
IR (KBr) 2216, 1705, 1574 cm-1
Anal. Calcd. for
C18H18N2O2・0.5H2O: C, 71.27; H, 6.31; N, 9.23.
Found: C, 70.91; H, 6.24; N, 8.86.
実施例103(化合物107の製造)
mp 158-159 ℃.
[α]D=−258.9°(c=0.320, MeOH).
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.44 (3H, d, J=6.3 Hz), 1.99-2.20 (3H, m), 2.55-2.66 (1H, m), 3.01-3.09 (1H, m), 3.79-4.02 (3H, m), 4.11 (1H, qui, J=6.3 Hz), 6.96 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.54 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.5 Hz), 7.65 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.5 Hz), 7.82 (1H, d, J=8.4 Hz), 8.14-8.21 (2H, m).
IR (KBr) 2211, 1568, 1323 cm-1
Anal. Calcd. for
C17H18N2O・0.2H2O: C, 75.64; H, 6.87; N, 10.38.
Found: C, 75.77; H, 6.83; N, 10.46.
実施例104(化合物108の製造)
mp 109-111 ℃.
[α]D=+17.8°(c=0.320, MeOH).
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.21 (3H, d, J=6.6 Hz), 1.84-1.98 (1H, m), 2.11-2.20 (1H, m), 2.52-2.66 (1H, m), 3.64-3.98 (4H, m), 4.51 (1H, qui, J=6.6 Hz), 6.47 (1H, d, J=8.7 Hz), 7.33 (1H, d, J=5.7 Hz), 7.49 (1H, d, J=8.7 Hz), 7.71 (1H, d, J=5.7 Hz).
IR (KBr) 2205, 1568, 1472 cm-1
Anal. Calcd. for C15H16N2OS: C, 66.15; H, 5.92; N, 10.29.
Found: C, 65.83; H, 5.98; N, 10.05.
実施例105(化合物109の製造)
mp 102-103 ℃.
[α]D=−78.4°(c=0.305, MeOH).
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.37 (3H, d, J=6.0 Hz), 1.81-2.00 (2H, m), 2.49-2.58 (1H, m), 3.82-3.92 (1H, m), 4.17-4.28 (2H, m), 4.53 (1H, qui, J=6.3 Hz), 6.53 (1H, d, J=8.7 Hz), 7.38 (1H, d, J=5.7 Hz), 7.51 (1H, d, J=8.7 Hz), 7.60 (1H, d, J=5.7 Hz).
IR (KBr) 2207, 1568, 1470 cm-1
Anal. Calcd. for C14H14N2OS: C, 65.09; H, 5.46; N, 10.84.
Found: C, 64.82; H, 5.47; N, 10.54.
実施例106(化合物110の製造)
[α]D=−144.6°(c=0.280, MeOH).
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.00 (3H, d, J=6.6 Hz), 1.84-1.94 (1H, m), 2.01-2.13 (1H, m), 2.69-2.81 (1H, m), 3.15-3.23 (1H, m), 3.41 (3H, s), 3.51-3.54 (2H, m), 3.89-3.98 (1H, m), 4.24 (1H, qui, J=6.3 Hz), 6.89 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.51 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.5 Hz), 7.62 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.5 Hz), 7.78 (1H, d, J=8.4 Hz), 8.16-8.19 (2H, m).
IR (KBr) 2211, 1568 cm-1
実施例107(化合物111の製造)
[α]D=−65.7°(c=0.235, MeOH).
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.28 (3H, d, J=6.0 Hz), 1.63 (1H, d, J=3.9 Hz), 1.90 (1H, ddd, J=13.2, 9.0 and 3.9 Hz), 2.30-2.38 (1H, m), 3.60-3.64 (1H, m), 4.15 (1H, dd, J=10.8 and 3.6 Hz), 4.32-4.43 (1H, m), 4.55-4.60 (1H, m), 6.62 (1H, d, J=8.7 Hz), 7.38 (1H, d, J=6.0 Hz), 7.51-7.53 (2H, m).
IR (KBr) 2209, 1566 cm-1
実施例108(化合物112の製造)
mp 113-114 ℃.
[α]D=−253.9°(c=0.270, MeOH).
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.17 (3H, d, J=6.6 Hz), 2.69 (1H, ddd, J=18.0, 7.5 and 4.2 Hz), 2.79 (1H, dt, J=18.0 and 7.8 Hz), 3.15 (1H, ddd, J=9.9, 7.8 and 7.5 Hz), 3.89 (1H, q, J=6.6 Hz), 4.07 (1H, ddd, J=9.9, 7.8 and 4.2 Hz), 7.09 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.63 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.2 Hz), 7.71 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.2 Hz), 7.89 (1H, d, J=8.1 Hz), 8.24-8.28 (2H, m).
IR (KBr) 2216, 1759, 1574 cm-1
Anal. Calcd. for C16H14N2O: C, 76.78; H, 5.64; N, 11.19.
Found: C, 76.52; H, 5.63; N, 11.30.
実施例109(化合物113の製造)
[α]D=−268.6°(c=0.515, MeOH).
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 1.15(3H, d, J=6.2 Hz), 1.80−2.20 (2H, m), 2.30−2.50 (1H, m), 3.20−3.38 (1H, m), 3.77−4.00 (2H, m), 4.10−4.30 (1H, m), 6.89 (1H, d, J=8.0 Hz), 7.46−7.68 (2H, m), 7.19 (1H, d, J=8.0 Hz), 8.14−8.26 (2H, m).
IR (KBr) 2211, 1567, 1514 cm-1.
実施例110(化合物114の製造)
mp 107-108 ℃.
[α]D =-174.5°(c=0.350, MeOH).
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.44 (3H, d, J=6.3 Hz), 2.40-2.50 (1H, m), 2.80-2.90 (1H, m), 2.89 (3H, s), 3.98-4.36 (3H, m), 4.58-4.64 (1H, m), 7.83-7.94 (3H, m), 8.02 (1H, d, J=7.8 Hz), 8.37-8.40 (1H, m), 8.68-8.71 (1H, m).
IR (KBr) 3320, 2228, 1194 cm-1
Anal. Calcd. for
C16H16N2OCH3SO3H・0.1H2O: C, 58.30; H, 5.81; N, 8.00.
Found: C, 58.13; H, 5.77; N, 7.97.
実施例111(化合物115の製造)
mp 145-146 ℃.
[α]D=+30.6°(c=0.345, MeOH).
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.28 (3H, d, J=6.6 Hz), 1.80 (1H, d, J=4.5 Hz), 2.01-2.14 (1H, m), 2.31-2.43 (1H, m), 3.82-3.98 (2H, m), 4.11-4.19 (1H, m), 4.23-4.28 (1H, m), 6.49 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.35 (1H, d, J=5.7 Hz), 7.49 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.68 (1H, d, J=5.7 Hz).
IR (KBr) 2207, 1568 cm-1
Anal. Calcd. for C14H14N2OS: C, 65.09; H, 5.46; N, 10.84.
Found: C, 65.03; H, 5.58; N, 10.90.
実施例112(化合物116の製造)
[α]D=−270.2°(c=0.618, MeOH).
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 1.25(3H, d, J=6.2 Hz), 1.93 (1H, d-like), 2.00−2.20 (2H, m), 3.18−4.02 (1H, m), 4.20−4.40 (1H, m), 4.40−4.58 (1H, m), 6.86 (1H, d, J=8.0 Hz), 7.46−7.70 (2H, m), 7.78 (1H, d, J=8.0 Hz), 8.12−8.28 (2H, m).
IR (KBr) 2211, 1565, 1515 cm-1
実施例113(化合物116の製造)
NMRは実施例111記載の化合物116の値と一致した。
実施例114(化合物117の製造)
mp 111-112 ℃.
[α]D=−144.0°(c=0.270, MeOH).
1H-NMR (DMSO-d6) δ : 1.10 (3H, d, J=6.3 Hz), 1.86-1.93 (2H, m), 3.25-3.31 (1H, m), 3.96-4.04 (1H, m), 4.21-4.32 (2H, m), 6.89 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.55 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.2 Hz), 7.70 (1H, ddd, J=8.4, 6.9 and 1.2 Hz), 7.89 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.97-8.00 (1H, m), 8.23-8.26 (1H, m).
IR (KBr) 2228, 1223 cm-1
Anal. Calcd. for
C16H16N2OH2SO4・1.2H2O : C, 51.66; H, 5.53; N, 7.53.
Found: C, 51.60; H, 5.52; N, 7.62.
実施例115(化合物118の製造)
[α]D=−52.0°(c=0.450, MeOH).
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.30 (3H, d, J=6.6 Hz), 2.07-2.11 (3H, m), 3.61-3.68 (1H, m), 4.09-4.18 (2H, m), 4.49-4.53 (1H, m), 6.54 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.36 (1H, d, J=5.7 Hz), 7.50 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.60 (1H, d, J=5.7 Hz).
IR (KBr) 2207, 1568 cm-1
実施例116(化合物118の製造)
NMRは実施例114記載の化合物118の値と一致した。
実施例117(化合物119の製造)
mp 128-129 ℃.
[α]D=−37.4°(c=0.200, MeOH).
1H-NMR (DMSO-d6) δ : 1.14 (3H, d, J=6.3 Hz), 1.87-2.06 (2H, m), 3.53-3.61 (1H, m), 3.96-4.16 (2H, m), 4.29 (1H, q, J=5.1 Hz), 6.61 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.63 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.68 (1H, d, J=5.4 Hz), 7.75 (1H, d, J=5.4 Hz).
IR (KBr) 2226, 1221 cm-1
Anal. Calcd. for
C14H14N2OS・H2SO4・H2O: C, 44.91; H, 4.85; N, 7.48.
Found: C, 44.92; H, 5.01; N, 7.52.
実施例118(化合物120の製造)
[α]D=+51.8°(c=0.265, MeOH).
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.30 (3H, d, J=6.6 Hz), 2.07-2.11 (3H, m), 3.61-3.68 (1H, m), 4.09-4.18 (2H, m), 4.49-4.53 (1H, m), 6.54 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.36 (1H, d, J=5.7 Hz), 7.50 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.60 (1H, d, J=5.7 Hz).
IR (KBr) 2207, 1568 cm-1
実施例119(化合物121の製造)
mp 145-146 ℃.
[α]D=−29.2°(c=0.353, MeOH).
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.28 (3H, d, J=6.6 Hz), 1.80 (1H, d, J=4.5 Hz), 2.01-2.14 (1H, m), 2.31-2.43 (1H, m), 3.82-3.98 (2H, m), 4.11-4.19 (1H, m), 4.23-4.28 (1H, m), 6.49 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.35 (1H, d, J=5.7 Hz), 7.49 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.68 (1H, d, J=5.7 Hz).
IR (KBr) 2207, 1568 cm-1
実施例120(化合物122の製造)
[α]D=+271.5°(c=0.555, MeOH).
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 1.25(3H, d, J=6.2 Hz), 1.93 (1H, d-like), 2.00−2.20 (2H, m), 3.18−4.02 (1H, m), 4.20−4.40 (1H, m), 4.40−4.58 (1H, m), 6.86 (1H, d, J=8.0 Hz), 7.46−7.70 (2H, m), 7.78 (1H, d, J=8.0 Hz), 8.12−8.28 (2H, m).
IR (KBr) 2211, 1565, 1515 cm-1
実施例121(化合物123の製造)
[α]D=+269.8°(c=0.590, MeOH).
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 1.15(3H, d, J=6.2 Hz), 1.80−2.20 (2H, m), 2.30−2.50 (1H, m), 3.20−3.38 (1H, m), 3.77−4.00 (2H, m), 4.10−4.30 (1H, m), 6.89 (1H, d, J=8.0 Hz), 7.46−7.68 (2H, m), 7.19 (1H, d, J=8.0 Hz), 8.14−8.26 (2H, m).
IR (KBr) 2211, 1567, 1514 cm-1
実施例122(化合物124の製造)
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 2.01 (1H, t, J=6.6 Hz), 3.41-3.64 (2H, m), 3.69-3.81 (1H, m), 3.91-4.02 (1H, m), 4.84-4.97 (1H, m), 7.37 (1H, d, J=7.8 Hz), 7.60-7.69 (2H, m), 7.80 (1H, d, J=7.8 Hz), 8.31-8.35 (1H, m), 8.91-8.97 (1H, m).
実施例123(化合物125の製造)
mp 138-139 ℃.
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 1.93 (1H, dd, J=8.1 and 5.4 Hz), 3.49-3.65 (2H, m), 3.74-3.80 (1H, m), 3.97-4.03 (1H, m), 4.93-4.97 (1H, m), 7.59 (1H, d, J=7.5 Hz), 7.70-7.80 (2H, m), 7.93 (1H, d, J=7.5 Hz), 8.30-8.33 (1H, m), 9.01-9.04 (1H, m).
IR (KBr) 2924, 2224 cm-1
Anal. Calcd. for C15H12N2O2: C, 71.42; H, 4.79; N, 11.10.
Found: C, 71.22; H, 4.86; N, 11.06.
実施例124(化合物126の製造)
mp 110-111 ℃.
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ : 3.47 (3H, s), 3.47 (1H, dd, J=16.5 and 7.8 Hz), 3.59 (1H, dd, J=16.5 and 10.8 Hz), 3.66 (2H, d, J=4.5 Hz), 4.94-5.03 (1H, m), 7.58 (1H, d, J=7.8 Hz), 7.70-7.79 (2H, m), 7.93 (1H, d, J=7.8 Hz), 8.30-8.33 (1H, m), 9.06-9.09 (1H, m).
IR (KBr) 2222, 1514 cm-1
Anal. Calcd. for C16H14N2O2: C, 72.16; H, 5.30; N, 10.52.
Found: C, 71.91; H, 5.19; N, 10.65.
実施例125(化合物127の製造)
mp 114−11 6 ℃.
1H-NMR (200 MHz, DMSO-d6) δ : 1.13(3H, d, J=5.8 Hz), 1.30-1.60(1H, m), 2.10-2.40(2H, m), 3.25-4.20(6H, m), 6.92(1H, d, J=8.4 Hz), 7.50-7.80(2H, m), 7.91(1H, d, J=8.0 Hz), 7.91(1H, d, J=8.0 Hz), 8.24(1H, d, J=8.4 Hz).
IR (KBr) 2225, 1521, 1389 cm-1.
Anal. Calcd. for
C17H18N2O・HCl・0.1AcOEt: C, 67.07; H, 6.40; N, 8.99.
Found:C, 67.00; H, 6.30; N, 9.20.
実施例126(化合物128の製造)
mp 146−147 ℃.
[α]D=-284.7°(c=0.364, MeOH) .
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 2.05-2.40 (2H, m), 2.46-2.70 (1H, m), 3.10-3.24(1H, m), 3.35-3.80(3H, m), 3.96-4.10(1H, m), 4.16-4.30(1H, m), 4.35-4.55(1H, m), 7.13 (1H, d, J=8.2 Hz), 7.50-7.75 (2H, m), 7.80(1H, d, J=8.2 Hz), 8.12-8.40(2H, m).
IR (KBr) 2214, 1570 cm-1
Anal. Calcd. for
C16H16N2O2・0.1AcOEt: C, 70.08; H, 6.11; N, 10.11.
Found:C, 70.00; H, 6.14; N, 9.96.
実施例127(化合物129の製造)
mp 123−126 ℃.
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 2.12-2.30 (2H, m), 2.76-2.94 (1H, m), 3.48-3.52(1H, m), 3.88-4.00(1H, m), 4.15-4.38(2H, m), 4.60-4.76(2H, m), 6.64 (1H, d, J=8.6 Hz), 7.19 (1H, d, J=8.0 Hz), 7.40-7.85 (7H, m), 8.04-8.30(3H, m).
IR (KBr) 2214, 1570 cm-1.
Anal. Calcd. for
C27H21N3O2・0.2AcOEt: C, 76.39; H, 5.21; N, 9.61.
Found:C, 76.25; H, 5.18; N, 9.87.
実施例128(化合物130の製造)
mp 100−101 ℃.
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 1.02(3H, s), 1.20(3H, d, J=5.8 Hz), 1.65-2.04(3H, m), 2.98 (1H, dd, J=1.0 Hz and 9.8 Hz), 3.66(2H, d, J=5.4 Hz), 4.00-4.26(2H, m), 6.88(1H, d, J=8.4 Hz), 7.42-7.70(2H, m), 7.23 (1H, d, J=8.0 Hz), 8.12-8.26 (2H, m).
IR (KBr) 2211, 1564 , 1515cm-1
Anal. Calcd. for C18H20N2O: C, 77.11; H, 7.19; N, 9.99.
Found:C, 77.09; H, 7.25; N, 9.90.
実施例129(化合物131の製造)
mp 156−158 ℃.
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 5.00 (4H, s), 6.94 (1H, d, J=8.2 Hz), 7.30−7.41 (4H, m), 7.48−7.72 (2H, m), 7.82 (1H, d, J=8.2 Hz), 8.22 (1H, d, J=8.0 Hz), 8.48 (1H, d, J=8.0Hz).
IR (KBr) 2201, 1561, 1413 cm-1
実施例130(化合物132の製造)
[α]D=-212°(c=0.316, MeOH) .
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 2.00-2.30 (2H, m), 2.40-2.60 (1H, m), 3.20-3.40 (1H, m), 3.44 (3H, s), 3.50-3.76 (2H, m), 3.92-4.26 (3H, m), 7.09 (1H, d, J=8.6 Hz), 7.50-7.74 (2H, m) 7.80(1H, d, J=8.0 Hz), 8.16−8.30(2H, m).
IR (KBr) 3437, 2212, 1568 cm-1
実施例131(化合物133の製造)
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 1.90−2.50 (1H, m), 2.50−2.70 (1H, m), 3.25(3H, s), 3.25−3.55(3H, m), 3.41(3H, s), 3.80−4.27(3H, m), 7.00 (1H, d, J=8.0 Hz), 7.48−7.70(2H, m), 7.78 (1H, d, J=8.0Hz), 8.14−8.26(2H, m).
IR (KBr) 2212, 1568 cm-1
実施例132(化合物134の製造)
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 1.17 (6H, s), 1.90−2.15 (4H, m), 7.34(1H, d, J=8.0 Hz), 7.48−7.70 (2H, m), 7.83 (1H, d, J=8.0 Hz), 8.14−8.22 (1H, m), 8.42−8.49(1H, m).
IR (KBr) 2218, 1570 cm-1
実施例133(化合物135の製造)
mp 176−177 ℃.
[α]D=-194.6°(c=0.380, MeOH) .
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 1.82−2.30 (3H, m), 2.50−2.72 (1H, m), 3.30−3.42(1H, m), 4.10−4.48(2H, m), 5.29(1H, br.s), 6.38(1H, br.s), 6.97(1H, d, J=8.0 Hz), 7.50−7.75 (2H, m), 7.78 (1H, d, J=8.0 Hz), 8.20−8.32 (2H, m).
IR (KBr) 2210, 1690, 1568 cm-1
実施例134(化合物136の製造)
[α]D=+92.3°(c=0.39, MeOH) .
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 2.00−2.72 (4H, m), 3.35−3.50 (1H, m), 3.65−3.82(1H, m), 4.70−4.80 (1H, m), 7.88(1H, d, J=8.0 Hz), 8.04−8.15 (1H, m), 8.20−8.32 (1H, m).
IR (KBr) 2216, 1573cm-1
実施例135(化合物137の製造)
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 2.01-2.57 (2H, m), 3.40−4.02 (5H, m), 6.73 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.20−7.50 (5H, m), 7.57−7.70 (1H, m), 7.75 (1H, d, J=8.4 Hz), 8.12−8.32 (2H, m).
IR (KBr) 2205, 1563, 1518 cm-1
実施例136(化合物138の製造)
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 2.20−2.50 (2H, m), 3.50−4.10 (4H, m), 5.00−5.15(1H, m), 6.80 (1H, d, J=8.0 Hz), 6.82−7.06 (3H, m), 7.22−7.38 (2H, m), 7.42−7.70(2H, m), 7.76 (1H, d, J=8.0 Hz), 8.12−8.30 (2H, m).
IR (KBr) 2213, 1568, cm-1
実施例137(化合物139の製造)
[α]D=-221°(c=0.45, MeOH) .
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 1.14(3H, d, J=6.2 Hz), 1.80−2.20 (1H, m), 2.28−2.46 (1H, m), 3.20−3.38 (1H, m), 3.47(3H, s), 3.50−3.98 (3H, m), 6.90 (1H, d, J=8.2 Hz), 7.46−7.68 (2H, m), 7.79 (1H, d, J=8.2 Hz), 8.14−8.24 (2H, m).
IR (KBr) 2211, 1568, 1514 cm-1
実施例138(化合物140の製造)
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 1.28(3H, d, J=7.2 Hz), 1.64−1.88 (1H, m), 2.20−2.40 (1H, m), 2.53(2H, d, J=7.8Hz), 2.62−2.70 (1H, m), 3.40(1H, dd, J=7.6Hz and 7.7Hz), 3.55−3.84 (3H, m), 4.17(2H, q, J=7.2 Hz), 6.70 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.40−7.68 (2H, m), 7.72 (1H, d, J=8.4 Hz), 8.12−8.28 (2H, m).
IR (KBr) 2199, 1732, 1556, 1522 cm-1
実施例139(化合物141の製造)
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 1.45(3H, t, J=5.0 Hz), 1.62−1.90 (3H, m), 2.10−2.60 (2H, m), 3.41(1H, J=9.2 Hz), 3.52−3.90 (5H, m), 6.65 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.36−7.68 (2H, m), 7.71 (1H, d, J=8.4 Hz), 8.10−8.30 (2H, m).
IR (KBr) 2204, 1562 cm-1
実施例140(化合物142の製造)
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 0.89(3H, t, J=7.0 Hz), 1.20−1.45 (3H, m), 1.60−2.10 (4H, m), 2.20−2.40 (2H, m), 3.28−3.40 (1H, m), 3.80−4.10 (2H, m),6.80 (1H, d, J=8.8 Hz), 7.40−7.70 (2H, m), 7.75 (1H, d, J=8.8 Hz), 8.10−8.30 (2H, m).
IR (KBr) 2209, 1560 cm-1
実施例141(化合物143の製造)
[α]D=−337.2°(c=0.776, MeOH) .
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 1.10(3H, s), 1.60−2.30 (5H, m), 3.10−3.22 (1H, m), 3.70−3.90 (1H, m), 4.23 (1H, t, J=7.6 Hz), 7.26 (1H, d, J=8.8 Hz), 7.50−7.26 (2H, m), 7.72 (1H, d, J=8.8 Hz), 8.14−8.28 (2H, m).
IR (KBr) 2212, 1568 cm-1
実施例142(化合物144の製造)
[α]D=−337.2°(c=0.776, MeOH) .
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 0.81(3H, d, J=7.0 Hz), 0.94(3H, d, J=7.0 Hz),1.60−2.20 (5H, m), 3.30−3.46 (1H, m), 3.88−4.08 (2H, m),6.85 (1H, d, J=8.8 Hz), 7.40−7.68 (2H, m), 7.73 (1H, d, J=8.8 Hz), 8.10−8.22 (2H, m).
IR (KBr) 2210, 1560 cm-1
実施例143(化合物145の製造)
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 2.10−2.35 (2H, m), 3.50−3.95 (4H, m),4.26−4.40 (1H, m), 4.57 (2H, q, J=11.8 Hz), 6.73 (1H, d, J=8.0 Hz), 7.30−7.68 (7H, m), 7.74 (1H, d, J=8.0 Hz), 8.12−8.28 (2H, m).
IR (KBr) 2201, 1562 cm-1
実施例144(化合物146の製造)
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 1.60(3H, m), 2.10−2.55 (2H, m), 3.35 (3H, s), 3.38−3.85 (6H, m), 6.66 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.29−7.63 (2H, m), 7.71 (1H, d, J=8.4 Hz), 8.10−8.30 (2H, m).
IR (KBr) 2207, 1563 cm-1
実施例145(化合物147の製造)
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 1.26(3H, d, J=6.6 Hz), 1.80−2.50 (6H, m), 2.60−3.00 (2H, m), 7.54 (1H, d, J=8.0 Hz), 7.60−7.81 (2H, m), 7.85 (1H, d, J=8.0 Hz), 8.45−8.56 (2H, m), 8.85−8.90 (1H, m) .
実施例146(化合物148の製造)
mp 121−122 ℃.
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 1.06(3H, d, J=6.6 Hz), 1.60−2.15 (5H, m), 2.15−2.38 (1H, m), 2.42−2.85 (2H, m), 7.56−7.72 (3H, m), 7.86 (1H, d, J=7.6 Hz), 8.24−8.34 (1H, m), 8.72−8.80 (1H, m) .
IR (KBr) 3493, 2965, 2217, 764 cm-1
Anal. Calcd. for C17H17NO : C, 81.24; H, 6.82; N, 5.57.
Found:C, 81.89; H, 6.92; N, 5.48.
実施例147(化合物149の製造)
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 0.93 (1.8H, d, J=7.0Hz), 1.48−1.55 (1.2H, m), 1.60−2.85 (4.8H, m), 3.20−3.40 (0.6H, m), 5.85−5.95 (0.6H, m), 7.25−8.50 (6H, m).
IR (KBr) 2220, 766 cm-1
実施例148(化合物150の製造)
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 2.10−2.30 (2H, m), 3.40−3.60 (4H, m), 3.90−4.10 (4H, m), 7.09 (1H, d, J=8.0 Hz), 7.50−7.75 (2H, m), 7.82 (1H, d, J=8.0 Hz), 8.18−8.28 (2H, m).
IR (KBr) 2215, 1571, 1512 cm-1
実施例149(化合物151、152の製造)
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 0.39(3H, d, J=7.4Hz), 1.35−1.58 (1H, m), 1.60−2.40 (5H, m), 2.52−2.80 (1H, m), 3.80−4.00 (1H, m), 7.43 (1H, d, J=7.6 Hz), 7.58−7.74 (2H, m), 7.87 (1H, d, J=7.6 Hz), 8.20−8.32 (2H, m).
IR (KBr) 2221, 1579, 1514 cm-1
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 1.20(3H, s), 1.60−2.40 (6H, m), 7.50−7.90 (4H, m), 7.93 (1H, d, J=7.4 Hz), 8.22−8.35 (1H, m).
IR (KBr) 2223, 1514, 1390 cm-1
実施例150(化合物153の製造)
[α]D=−263.9°(c=0.462, MeOH) .
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 1.23(3H, d, J=6.4 Hz), 1.70−1.90 (1H, m), 2.04 (1H, d, J=6.0 Hz), 2.56−2.74 (1H, m), 3.25−3.39 (1H, m), 3.85−4.10 (2H, m), 4.35−4.55 (1H, m), 6.90 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.48−7.69 (2H, m), 7.79 (1H, d, J=8.4 Hz), 8.16−8.30 (2H, m).
IR (KBr) 2212, 1567 cm-1
実施例151(化合物154の製造)
mp 149−151 ℃.
[α]D=−211.8°(c=0.51, MeOH) .
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 1.20(3H, d, J=5.8 Hz), 1.66 (1H, d, J=3.6 Hz), 1.80−2.00 (1H, m), 2.20−2.40 (1H, m), 3.28 (1H, dd, J=1.8 Hz and 11.0 Hz), 4.18−4.60 (3H, m), 6.90 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.40−7.68 (2H, m), 7.76 (1H, d, J=8.4 Hz), 8.08−8.20 (2H, m).
IR (KBr) 3480, 2214, 1564 cm-1
実施例152(化合物155の製造)
mp 88−89 ℃.
[α]D=−225.1°(c=0.386, MeOH) .
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 1.20(3H, d, J=6.2 Hz), 1.70−1.90 (1H, m), 2.50−2.70 (1H, m), 3.28−3.44 (1H, m), 3.40 (3H, s), 3.84−4.08 (3H, m), 6.88 (1H, d, J=8.2 Hz), 7.48−7.70 (2H, m), 7.79 (1H, d, J=8.2 Hz), 8.14−8.30 (2H, m).
IR (KBr) 2210, 1569 cm-1
実施例153(化合物156の製造)
[α]D=-236.3°(c=0.408, MeOH) .
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 1.35(3H, d, J=6.4 Hz), 2.00−2.52 (2H, m), 3.10−3.48 (2H, m), 3.76 (1H, s), 4.05−4.45 (2H, m), 6.93 (1H, d, J=8.6 Hz), 7.50−7.70 (2H, m), 7.80 (1H, d, J=8.0 Hz), 8.14−8.28 (2H, m).
IR (KBr) 2213, 1737, 1570 cm-1
実施例154(化合物157の製造)
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 1.15(3H, d, J=6.2Hz), 2.08−2.55 (2H, m), 3.08−3.24 (1H, m), 3.35−3.50 (1H, m), 4.05−4.40 (2H, m), 6.98 (1H, d, J=8.0 Hz), 7.50−7.76 (2H, m), 7.82 (1H, d, J=8.0 Hz), 8.16−8.30 (2H, m).
IR (KBr) 2213, 1708, 1570 cm-1
実施例155(化合物158の製造)
[α]D=-225.5°(c=0.20, MeOH).
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 0.98(3H, d, J=6.6 Hz), 1.34 (3H, s), 1.39 (3H, s), 1.57 (1H, s), 2.05−2.16 (2H, m), 2.45−2.65 (1H, m), 3.20−3.40 (1H, m), 3.70−3.92 (1H, s), 4.35−4.55 (1H, m), 6.89 (1H, d, J=8.0 Hz), 7.45−7.70 (2H, m), 7.77 (1H, d, J=8.0 Hz), 8.06−8.24 (2H, m).
IR (KBr) 2211, 1569 cm-1
実施例156(化合物159の製造)
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 0.94(3H, d, J=6.6 Hz), 1.63 (3H, s), 1.68 (3H, s), 2.10−2.30 (2H, m), 2.68−2.85 (1H, m), 3.70−3.90 (1H, m), 4.35−4.60 (3H, m), 6.90 (1H, d, J=8.0 Hz), 7.46−7.70 (2H, m), 7.78 (1H, d, J=8.0 Hz), 8.06−8.24 (2H, m).
IR (KBr) 2212, 1715, 1568 cm-1
実施例157(化合物160の製造)
mp 204−206 ℃.
[α]D=−276.7°(c=0.388, MeOH).
1H-NMR (200 MHz, CDCl3+DMSO-d6 ) δ : 1.17(3H, d, J=6.2 Hz), 2.00−2.50 (2H, m), 3.06−3.30 (2H, m), 4.05−4.30 (2H, m), 5.84 (1H, br.s), 6.51 (1H, br.s), 6.98 (1H, d, J=8.0 Hz), 7.50−7.71 (2H, m), 7.82 (1H, d, J=8.0 Hz), 8.12−8.30 (2H, m).
IR (KBr) 2210, 1664, 1567 cm-1
Anal. Calcd. for C17H17N3O: C, 73.10; H, 6.13; N, 15.04.
Found:C, 72.82; H, 6.03; N, 15.09.
実施例158(化合物161の製造)
mp 143−145 ℃.
[α]D=-192.6°(c=0.34, MeOH).
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 1.36(3H, d, J=5.8 Hz), 2.20−2.50 (2H, m), 3.08−3.25 (1H, m), 3.38−3.50 (1H, m), 4.00−4.22 (2H, m), 6.96 (1H, d, J=8.0 Hz), 7.50−7.78 (2H, m), 7.83 (1H, d, J=8.0 Hz), 8.18−8.30 (2H, m).
IR (KBr) 2249, 2213, 1567 cm-1
[表13]
実験例2 Cos7細胞を用いたレポーターアッセイ系での化合物評価
[表14]
実験例3 ヒト前立腺癌細胞株におけるPSA産生試験
[表15]
実験例4 アンドロゲン受容体アゴニストのホルモン抵抗性癌細胞増殖率に対する影響
LNCaP-FGCおよびMDA PCa 2b細胞株をアンドロゲンを除いた培養液 (LNCaP-FGC はRPMI1640+10% Dextran Charcoal (DCC)-Fetal Bovine Serum (FBS)、MDA PCa 2bはHam's F-12K + 25 ng/ml cholera toxin + 10 ng/ml EGF + 0.005 mM phosphoethanol amine + 100 pg/ml hydrocortisone + 45 nM selenious acid + 0.005 mg/ml insulin + 20% DCC-FBS) 中で培養した。当初は増殖しないが、3から8ヶ月以上培養を継続すると増殖するようになった。その細胞をそれぞれLNCaP-hr およびMDA PCa 2b-hrと名づけた。
2) アンドロゲン受容体アゴニスト存在下での細胞増殖率に対する影響
(方法) LNCaP-hr(アンドロゲンを除いた培養液で60週間培養)細胞を24穴プレートに40000 cells/mL/wellで播き、翌日0.01から10 nmol/Lの試験化合物を添加し、添加3日後に細胞数を計測した。また、MDA PCa 2b-hr(アンドロゲンを除いた培養液で61週間培養)細胞を24穴プレートに40000 cells/mL/wellで播き、翌日0.01から10 μmol/L の試験化合物を添加し、添加4日後に細胞数を計測した。
(結果) LNCaP-hrおよびMDA PCa 2b-hr 細胞の増殖は本願発明化合物により抑制された。
製剤例1 酢酸リュープロレリン含有マイクロカプセル
得られたマイクロカプセルを74μmのフルイを通して粗い粒子を除去した後、濾過あるいは遠心分離によって分離した。これを蒸留水で洗浄し、遊離の薬物、PVAを除去した後、少量の水で再分散しDマンニトール8.7gを溶解し、篩過後、凍結乾燥した。乾燥時の棚温度は徐々に上昇させ、最終52℃で69時間乾燥させた。これを篩過粉砕してマイクロカプセル末を得た。この操作で15%D−マンニトール含有のマイクロカプセル末58gが得られた。
製剤例2 実施例1記載の化合物含有注射剤
(2)食塩 20.0mg
(3)蒸留水 全量2mlとする
実施例1記載の化合物 5.0mgおよび食塩20.0mgを蒸留水に溶解させ、水を加えて全量2.0mlとする。溶液をろ過し、無菌条件下に2mlのアンプルに充填する。アンプルを滅菌した後、密封し注射用溶液を得る。
製剤例3 テストステロン含有錠剤
(2)ラクトース 34mg
(3)トウモロコシ澱粉 10.6mg
(4)トウモロコシ澱粉(のり状) 5mg
(5)ステアリン酸マグネシウム 0.4mg
(6)カルボキシメチルセルロースカルシウム 20mg
計 120mg
常法に従い前記(1)〜(6)を混合し、打錠機により打錠し、錠剤を得た。
製剤例4
製剤例5
製剤例1で得られた製剤と製剤例3で得られた製剤とを組み合わせる。
製剤例6
製剤例1で得られた製剤と製剤例2で得られた製剤と製剤例3で得られた製剤とを組み合わせる。
Claims (12)
- 4−(3−ヒドロキシ−2−メチル−1−ピロリジニル)−1−ナフトニトリル、4−(3−メトキシ−2−メチル−1−ピロリジニル)−1−ナフトニトリル、4−[3−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−ピロリジニル]−1−ナフトニトリル、4−[3−(1-ヒドロキシ-1-メチルエチル)−2−メチル−1−ピロリジニル]−1−ナフトニトリル、1−(4−シアノ−1−ナフチル)−2−メチルピロリジン−3−カルボキサミド、1−(4−シアノ−1−ナフチル)−2−メチルピロリジン−3−カルボニトリル、4−(3−ヒドロキシ−2−メチル−1−ピロリジニル)−1−ベンゾチオフェン−7−カルボニトリルもしくはその光学活性体またはその塩。
- 4−[3−(1-ヒドロキシ-1-メチルエチル)−2−メチル−1−ピロリジニル]−1−ナフトニトリルもしくはその光学活性体またはその塩。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の化合物またはその塩を含有する医薬。
- アンドロゲン受容体モジュレーターである請求項5記載の医薬。
- アンドロゲン受容体アゴニストである請求項5記載の医薬。
- ハイポゴナディズムまたは男性更年期障害の予防・治療剤である請求項5記載の医薬。
- 骨粗しょう症の予防・治療剤である請求項5記載の医薬。
- ホルモン抵抗性癌の予防・治療剤である請求項5記載の医薬。
- ホルモン抵抗性癌がLHRHアゴニスト抵抗性癌である請求項10記載の医薬。
- 癌が前立腺癌である請求項10または11記載の医薬。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003291584A JP4426792B2 (ja) | 2002-08-12 | 2003-08-11 | 縮合ベンゼン誘導体および用途 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002235275 | 2002-08-12 | ||
JP2003291584A JP4426792B2 (ja) | 2002-08-12 | 2003-08-11 | 縮合ベンゼン誘導体および用途 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004091486A JP2004091486A (ja) | 2004-03-25 |
JP2004091486A5 JP2004091486A5 (ja) | 2006-09-21 |
JP4426792B2 true JP4426792B2 (ja) | 2010-03-03 |
Family
ID=32072391
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003291584A Expired - Fee Related JP4426792B2 (ja) | 2002-08-12 | 2003-08-11 | 縮合ベンゼン誘導体および用途 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4426792B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008531503A (ja) * | 2005-02-23 | 2008-08-14 | スミスクライン ビーチャム コーポレーション | グルココルチコイド受容体のモジュレーターとしてのナフタレン誘導体 |
JP5070054B2 (ja) * | 2005-08-01 | 2012-11-07 | 武田薬品工業株式会社 | 環状アミン化合物 |
NZ707752A (en) * | 2012-12-03 | 2020-01-31 | Pfizer | Novel selective androgen receptor modulators |
WO2015181676A1 (en) * | 2014-05-30 | 2015-12-03 | Pfizer Inc. | Carbonitrile derivatives as selective androgen receptor modulators |
CN115475158A (zh) * | 2022-09-27 | 2022-12-16 | 广西科技大学 | 一种萘腈类衍生物在制备抗肿瘤药物组合物中的应用 |
-
2003
- 2003-08-11 JP JP2003291584A patent/JP4426792B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004091486A (ja) | 2004-03-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1553074B1 (en) | Fused benzene derivative and use | |
JP5070054B2 (ja) | 環状アミン化合物 | |
JP5292390B2 (ja) | アンドロゲン受容体調節剤としてのピロリジン−2−オン誘導体 | |
JPWO2007097289A1 (ja) | 新規医薬 | |
WO2009133861A1 (ja) | 環状アミン化合物 | |
JP2023159166A (ja) | 急速進行性線維肉腫ポリペプチドの標的分解のための多環式化合物および方法 | |
CN111454248A (zh) | 作为雌激素受体降解剂的四氢萘和四氢异喹啉衍生物 | |
EA023838B1 (ru) | ЗАМЕЩЕННЫЕ ПИПЕРИДИНЫ, КОТОРЫЕ ПОВЫШАЮТ АКТИВНОСТЬ p53, И ИХ ПРИМЕНЕНИЕ | |
IL302137A (en) | Compounds and methods for targeted degradation of androgen receptor protein | |
CA2615209A1 (en) | Mc4r-ag0nists for the treatment of urinary tract dysfunction | |
JP7328260B2 (ja) | N-置換テトラヒドロチエノピリジン誘導体及びその使用 | |
JP4426792B2 (ja) | 縮合ベンゼン誘導体および用途 | |
JP5241507B2 (ja) | 環状アミン化合物 | |
JP2004168772A (ja) | 受容体調節剤 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060804 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060804 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090909 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090915 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091112 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20091112 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20091208 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20091211 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121218 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121218 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121218 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121218 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131218 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |