JP4424356B2 - Te−tm変換器 - Google Patents

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Description

本発明は、TE−TM変換器に関し、より特定的には、電気光学効果を利用したTE−TM変換器に関する。
従来のTE−TM変換器としては、特許文献1に記載の偏波コントローラが提案されている。図12は、該偏波コントローラ100の外観斜視図である。
図12に示す偏波コントローラ100は、強誘電性基板101、光導波路102、モード変換部103及び平板状電極104a,bを備える。モード変換部103は、光導波路102における光波の進行方向に沿って配設される複数のドメイン領域D1〜D5を含む。更に、モード変換部103上には、光導波路102を挟むように、一対の平板状電極104a,bが設けられている。
前記偏波コントローラ100では、前記平板状電極104a,bに制御電圧が印加されることにより、強誘電性基板101の主面に平行であってかつ光導波路102の長手方向に垂直な方向に電界が発生する。これにより、光導波路102における屈折率楕円体の主軸回転が起こり、互いに直交する偏波面を持つ2つの光波(TEモード及びTMモード)が結合して、TE−TM変換が起こる。更に、ドメイン領域D1〜D5は、分極方向が交互に反転するように配置されているので、2つの光波の位相整合を行うグレーティングとして機能する。その結果、偏波コントローラ100は、高い変換効率でTE−TM変換を行うことができる。
しかしながら、グレーティングによってTE−TM変換を行う偏波コントローラ100は、TE−TM変換できる光波の帯域幅が狭いという問題を有する。具体的には、光通信における通信波長としては、Cバンド(Cバンド:1530〜1565nm)に属する1550nm近傍の波長を有する光波が用いられることが多い。そのため、該光波をTE−TM変換するためには、偏波コントローラ100が35nmの帯域幅で駆動できる必要がある。ところが、偏波コントローラ100は、35nmの帯域幅で動作することは困難であった。
特開2003−202532号公報
そこで、本発明の目的は、広帯域でTE−TM変換を行うことができるTE−TM変換器を提供することである。
本発明は、電気光学効果を利用したTE−TM変換器において、基板と、0.0005以下の複屈折率を有するタンタル酸リチウムによって構成され、前記基板の上層に配置された光導波路であって、タンタル酸リチウムのZ軸に垂直な方向に光を導波する光導波路と、前記光導波路を挟んで対向し、かつ、該光導波路と略平行に延在するように1つずつ設けられている第1の電極及び第2の電極と、前記第1の電極及び前記第2の電極に制御電圧を印加して、モード変換部として、前記光導波路に、Z軸及び光の進行方向と直交する方向に制御電圧を印加する電圧印加手段と、を備えること、を特徴とする。
本発明によれば、複屈折率が0.0005以下のタンタル酸リチウムを光導波路の材料に用いることにより、Cバンドに属する光波に対して、TE−TM変換効率を90%以上とすることができる。
本発明において、前記複屈折率は、0.0003以下であることが好ましい。これにより、Cバンドに属する光波に対して、95%以上のTE−TM変換効率を得ることが可能となる。
本発明において、電圧印加手段は、前記光導波路に、光の進行方向と直交する方向に制御電圧を印加することが好ましい。このように制御電圧を印加することにより、光導波路における屈折率楕円体の主軸を回転させることができるようになる。その結果、Cバンドのような広帯域なバンドに属する光波に対して、TE−TM変換を行うことができるTE−TM変換器を構成することが可能となる。
本発明において、前記第1の電極は、前記基板と前記光導波路との間に配置され、前記第2の電極は、前記光導波路を挟んで前記第1の電極と対向するように配置されていること、を特徴とする。複屈折率が0.0005以下のタンタル酸リチウムを光導波路の基板材料に用いることにより、特許文献1に記載の偏波コントローラ100のような分極方向が交互に反転するドメイン領域D1〜D5を形成する必要がなくなる。このようなドメイン領域D1〜D5がある場合には、タンタル酸リチウムの主面がZ軸方向に垂直な基板を使用する必要があるが、ドメイン領域D1〜D5がない場合には、タンタル酸リチウムの主面がY軸方向に垂直な基板を用いることが可能となる。その結果、光導波路の上層と下層に制御電圧を印加する電極を配置させることができるようになる。すなわち、2つの電極の距離を小さくすることができ、小さな電圧でTE−TM変換器を駆動させることができるようになる。
本発明によれば、複屈折率が0.0005以下のLiTaO3(タンタル酸リチウム)により光導波路を形成しているので、Cバンド帯をカバーできる広帯域のTE−TM変換器を製造することができる。
以下に、本発明の一実施形態に係るTE−TM変換器について図面を参照しながら説明する。
(全体構成について)
図1は、TE−TM変換器1の外観斜視図である。図2(a)は、光導波路の厚みとTEモードの等価屈折率との関係を示したグラフである。図2(b)は、光導波路の厚みとTMモードの等価屈折率との関係を示したグラフである。横軸は光導波路の厚みを示し、縦軸はTEモード及びTMモードの等価屈折率を示す。図3(a)は、光導波路の幅とTEモードの等価屈折率との関係を示したグラフである。図3(b)は、光導波路の幅とTMモードの等価屈折率との関係を示したグラフである。横軸は光導波路の幅を示し、縦軸はTEモード及びTMモードの等価屈折率を示す。
TE−TM変換器1は、電気光学効果を利用してTE−TM変換を行う装置であって、LiTaO3(タンタル酸リチウム)からなる基板2、Alからなる第1の電極3、UV接着剤からなる下部クラッド層4、非常に小さな複屈折率を有するLiTaO3からなる光導波路5、TiO2からなる上部クラッド層6、及び、Alからなる第2の電極7を備える。
基板2は、モル分率[Li]/([Li]+[Ta])が0.492であって、0.0004の複屈折率を有し、0.5mmの厚みを有するLiTaO3からなる基板である。この基板2は、Z軸に対して略垂直にカットされたZカット結晶である。
下部クラッド層4は、基板2上に形成される。下部クラッド層4の厚みは、0.2μm以上である。該下部クラッド層4の上層には、光導波路5が形成されており、該下部クラッド層4は、該基板2と光導波路5とを接着する役割を果たしている。
光導波路5は、光波を長手方向に導波する役割を果たし、モル分率[Li]/([Li]+[Ta])が0.492であって、0.0004の複屈折率を有するLiTaO3により、第1の電極3及び第2の電極7と略平行となるように下部クラッド層4を介して基板2上に形成される。光導波路5の厚みは4μmであり、光導波路5の幅は3.5μmである。この光導波路5の厚み及び幅は、1.55μmの波長のシングルモードの光波のみが導波されると共に、複屈折率が最小値となるように設計された値である。具体的には、シングルモードのTEモードの光波における等価屈折率と、シングルモードのTMモードの光波における等価屈折率とが略一致するときの、光導波路5の厚みを、図2に示すグラフを用いて4μmと求めた。同様に、シングルモードのTEモードの光波における等価屈折率と、シングルモードのTMモードの光波における等価屈折率とが一致するときの、光導波路5の幅を、図3に示すグラフを用いて3.5μmと求めた。なお、このグラフの作成に当っては、光導波路5の上面及び側面に接するクラッド層の材質をTiO2とし、TiO2の屈折率(no=2.0595、ne=2.1065)は、中村正行著,「EXCEL VBAによる光学多層膜シミュレーション技術と最適設計」(技術情報協会)に記載されている分散係数を用いて、Sellmeier算出式により算出した。
前記光導波路5は、基板2と同様に、Z軸に対して垂直にカットされたZカット結晶である。更に、基板2及び光導波路5の複屈折率は、0.0005以下であればよく、より好ましくは0.0003以下であればよい。光導波路5の複屈折率については、後述する。
上部クラッド層6は、TiO2膜により構成され、光導波路5の上面及び側面を覆う。これにより、光導波路5の周囲を該光導波路5の屈折率より低い物質により囲んで、光を光導波路5に閉じ込めている。
第1の電極3と第2の電極7とは、上部クラッド層6の主面上において光導波路5を挟んで互いに対向し、光導波路5と略平行となるようにAlにより形成される。第1の電極3及び第2の電極7の幅はそれぞれ100μmであり、第1の電極3と第2の電極7との間隔は、20μmである。
また、TE−TM変換器1では、第1の電極3及び第2の電極7に制御電圧を印加して、光導波路5に対して、光波の進行方向と直行する方向に制御電圧を印加している。これにより、電気光学効果により、光導波路5における屈折率楕円体の主軸回転が起こり、互いに直交する偏波面を持つ2つの光波(TEモード及びTMモード)が結合して、TE−TM変換が起こる。
(効果)
以上のように構成されたTE−TM変換器1では、0.0005以下という市販されている光導波路材料に比べて非常に小さな複屈折率を有する材料を光導波路5に用いているので、広帯域の波長の光波をTE−TM変換することができる。以下に、詳しく説明する。
光通信において、通信波長帯域は、以下のように定められている。
Oバンド:1260〜1360nm
Eバンド:1360〜1460nm
Sバンド:1460〜1530nm
Cバンド:1530〜1565nm
Lバンド:1565〜1625nm
光通信では、一般的に1550nm近傍の波長の光波が用いられる。この光波は、Cバンドの通信波長帯域に属する。そのため、TE−TM変換器は、Cバンドの通信波長帯域の帯域幅である35nmの間において十分なTE−TM変換率を発揮する必要がある。そこで、複屈折率を変化させたときのTE−TM変換率を計算により求める。
まず、伝播方向(x方向)に一様な無損失導波路中には導波路の境界条件を満足する種々の導波モードが存在し、これら各モードは相互に結合することなく独立に伝播し、モード毎にパワーを伝播している。これを前提として、光導波路に何らかの摂動が加わったとき、無摂動時の各モードはもはや独立では存在せず、相互に結合するようになる。
いま、図4に示すような2つの導波路をx方向に伝播するTE,TMの2つのモードを考え、これらが界分布ψTE,ψTM,伝搬定数βTE,βTMで伝播することとする。
光波ψTE,ψTMを次のように表す。
Figure 0004424356
ここで、CTE(x),CTM(x)は各モードの振幅、fTE,fTMは断面内でのパワーフローを規格化した界分布関数を示す。結合がある場合は、CTE(x),CTM (x)が互いに独立ではない。x軸伝播で結合係数κ(正の実数)で結合する同方向結合のモード結合方程式を考えると、
Figure 0004424356
n:グレーティング周期,r51:電気光学定数,Ey:Y軸方向への印加電圧
と書ける。この式(1)の一般解はCTE0,CTM0定数とすると、
Figure 0004424356
ここで、
Figure 0004424356
ここで、β=k0N,k0=2π/λより、
Figure 0004424356
ここでNTE,NTMは、TE,TM各モードの等価屈折率を示す。式(4)で表されるδが位相不整合量となる。
次に、図5に示すような単位区間Lの導波路において位置ゼロ(0)における振幅CTE(0),CTM (0)とし、位置Lにおける振幅CTE(L),CTM (L)としたときに、式(1)を境界条件として、C(L)=Ti・C(0)(「・」は、掛け算の意味)の形に整理し、設定した範囲内の各波長で、単位区間毎の伝送行列Tiを求めていく。
Figure 0004424356
モード変換部全体の伝送行列Tは、各単位区間の伝送行列を式(7)で接続することにより得られる。
Figure 0004424356
モード変換部の入り口・出口でのCTEとCTMを、CTE(in)、CTM(in)、CTE(out)、CTM(out)と表すと、
Figure 0004424356
となる。TEモードの光波のみ入射したときのモード変換部全体の変換効率χTMは、CTE(in)=1、CTM(in)=0のときのCTM(out)の値となる。
なお、式(8)までの解析としては、以下の点を前提とした。
(A)ある波長でTEモードからTMモードに変換するときとTMモードからTEモードに変換するときの結合係数χは、等しい。
(B)計算した波長範囲での|NTM−NTE|は、基板材料のΔnと等しいと仮定する。
(C)導波路内の屈折率分布による反射は無視する。
(D)光学系のインピーダンスは一定である。
(A)〜(D)の前提に基づいて、式(8)に対して、中心波長1550nmとして各材料の複屈折率を用いて、波長1300nm〜1800nmの範囲について計算したところ、表1に示すような結果を得た。
Figure 0004424356
表1は、市販のLiNbO3、市販のLiTaO3、及び、市販のLiTaO3よりも小さな複屈折率を有するLiTaO3をそれぞれ光導波路材料として用いたときに、TE−TM変換効率が90%及び95%以上となる通信波長帯域の帯域幅を示したものである。
表1によれば、35nmの帯域幅において90%以上のTE−TM変換効率を得るための複屈折率は、0.0005以下であることが理解できる。なお、複屈折率が0.0005以下となるLiTaO3としては、例えば、no=2.1188,ne=2.1189のLiTaO3が挙げられる。更に、35nmの帯域幅において95%以上のTE−TM変換効率を得るための複屈折率は、0.0003以下であることが理解できる。
(変形例について)
図6は、前記実施形態に係るTE−TM変換器1の変形であるTE−TM変換器51の外観斜視図である。
TE−TM変換器51は、LiTaO3(タンタル酸リチウム)からなる基板52、Alからなる第1の電極53、UV接着剤からなる下部クラッド層54、非常に小さな複屈折率を有するLiTaO3からなる光導波路55、TiO2からなる上部クラッド層56、及び、Alからなる第2の電極57を備える。
基板52は、モル分率[Li]/([Li]+[Ta])が0.492であって、0.0004の複屈折率を有し、0.5mmの厚みを有するLiTaO3からなる基板である。この基板52は、Y軸に対して略垂直にカットされたYカット結晶である。
第1の電極53は、光導波路55と略平行となるように基板52と光導波路55との間に形成される。該第1の電極53の幅は、8μmである。下部クラッド層54は、第1の電極53上に形成される。下部クラッド層54の厚みは、0.2μm以上である。該下部クラッド層54の上層には、光導波路55が形成されており、該下部クラッド層54は、光導波路55と第1の電極53とを接着する役割を果たしている。
光導波路55は、光波を長手方向に導波する役割を果たし、モル分率[Li]/([Li]+[Ta])が0.492であって、0.0004の複屈折率を有するLiTaO3により、第1の電極53と略平行となるように第1の電極53及び下部クラッド層54を介して基板52上に形成される。光導波路55の厚みは、図1の光導波路5と同じく4μmであり、光導波路5の幅は図1の光導波路5と同じく3.5μmである。
前記光導波路55は、基板52と同様に、Y軸に対して垂直にカットされたYカット結晶である。更に、基板52及び光導波路55の複屈折率は、0.0005以下であればよく、より好ましくは0.0003以下であればよい。
上部クラッド層56は、光導波路55の上面及び側面を覆うように、TiO2膜により構成される。第2の電極57は、光導波路55を挟んで第1の電極53と対向し、光導波路55と略平行となるように、上部クラッド層56の上層にAlにより形成される。該第2の電極57の幅は、8μmである。
図6に示すTE−TM変換器51は、第1の電極53と第2の電極57との距離を小さくできるので、図1に示すTE−TM変換器1よりも制御電圧を小さくすることができるという更なる効果を奏する。以下に詳しく説明する。
電気光学効果を利用したTE−TM変換器では、光導波路に電界をかけることにより、TEモードの光波とTMモードの光波とを結合させると共に、グレーティングを用いることにより、TEモードの光波とTMモードの光波との位相整合をとっている。このグレーティングの周期∧は、複屈折率をΔn、導波される光波の波長をλとしたときに、式(9)のように示される。
Figure 0004424356
式(9)によれば、複屈折率Δnを極めて小さくすれば、グレーティングの周期∧を非常に大きくすることができる。そこで、本実施形態では、一般的に光導波路材料として市販されているLiTaO3又はLiNbO3の複屈折率0.0038又は0.073よりも極めて小さな0.0005以下の複屈折率を有するLiTaO3により光導波路5を形成している。そのため、本実施形態に係るTE−TM変換器51では、グレーティングの周期∧を非常に大きくでき、グレーティングを形成しなくても、TEモードの光波とTMモードの光波との位相整合をとることができるようになる。図12に示すようなグレーティングが形成されたTE−TM変換器100では、Zカット結晶を光導波路102に用いる必要があったが、図6に示すTE−TM変換器51では、Yカット結晶を光導波路55に用いることができる。そのため、第1の電極53及び第2の電極57を、該光導波路55の上下に積層することが可能となる。これにより、第1の電極53と第2の電極57との距離を小さくすることができ、低い電圧でもTE−TM変換器51を駆動させることが可能となると共に、TE−TM変換器51を小型化できる。
例えば、図1に示すTE−TM変換器1では、光導波路5に電界がY軸方向に均一にかかるようにするために、第1の電極3と第2の電極7とは、約20μmだけ離して配置されている。そのため、このTE−TM変換器1を十分に駆動させるためには、10.0Vという高い電圧を第1の電極3と第2の電極7との間に印加するか、TE−TM変換器1を長くして第1の電極3及び第2の電極7を十分に長くする必要がある。
一方、本実施形態に係るTE−TM変換器51では、TE−TM変換器1に比べて第1の電極53と第2の電極57との距離が小さい。そのため、TE−TM変換器51は、TE−TM変換器1に比べてより低い電圧で駆動することができる。また、仮に電圧を低くしなかったとしても、より短いTE−TM変換器51でも十分に駆動することができる。例えば、TE−TM変換器51では、各電極が同じ長さの場合において、TE−TM変換器1に印加される電圧よりも低い、4.0Vの電圧を第1の電極53と第2の電極57との間に印加するだけで足りる。
なお、基板2,52の屈折率が光導波路5,55の屈折率よりも小さい場合には、下部クラッド層4,54は存在しなくてもよい。
(製造方法について)
次に、本実施形態に係るTE−TM変換器1の製造方法について図面を参照しながら説明する。図7〜図11は、TE−TM変換器1の製造過程における外観斜視図である。
まず、基板2及び光導波路5の材料となる複屈折率が0.0004のLiTaO3のウエハーの作製について説明する。Li2CO3:Ta25のモル比が0.550:0.450となるように、Li2CO3=661.8g,Ta25=3238.2gを秤量し、これをフッ素樹脂製ポットに入れ、吸湿に注意しながら1時間攪拌混合を行った。次に1300℃で8時間仮焼して、目的となる溶液原料を得た。
吸湿に注意しながら溶液原料をIr製の二重構造るつぼに入れ、昇温しるつぼを5rpmにて正反回転させながら1時間均質化後LiTaO3単結晶育成を行った。 育成条件は結晶回転速度を6rpm、引き上げ速度は1.0mm/hで一定とし、育成雰囲気を0.05−1%酸素を含む窒素とした。上記組成は一致溶融組成ではないため、組成ずれの影響が出ない溶液原料の10wt%までの結晶育成とした。
直径約60mm、長さ約20mmの大きさであって、モル分率[Li]/([Li]+[Ta])が0.492である組成のLiTaO3結晶体を得た。得られた単結晶のZ軸方向に対向してPt板で挟み、抵抗加熱炉の中に設置した。これらを、750℃まで昇温し、十分保持した後、Pt板を電極として、直流0.02mA/cm2の電流密度で電流を流しながら、20℃/hの速度で室温まで徐冷した。
Y軸方向に垂直な面から板状試料を切り出し、最終仕上げ0.5mm厚両主面を鏡面研磨加工した。板状試料について、プリズムカプラ法による屈折率測定を行ったところ、1550nmの測定波長に対して、複屈折率Δn(=ne−no)は、0.0004であった。なお、複屈折率が0.0004となるLiTaO3としては、例えば、no=2.1189,ne=2.1193のLiTaO3が挙げられる。これにより、複屈折率が0.0004のLiTaO3の直径50mmのウエハーを得ることができた。
なお、前記LiTaO3のウエハーの製造方法を利用すれば、光通信帯域である1000nm以上の近赤外線に対する複屈折率を0.00001オーダーまで制御できることが発明者によって立証されている。
次に、清浄な部屋の中で、前記ウエハーを基板2として用い、図7に示すように、基板2の主面上にUV接着剤をスピンコート法により塗布して、下部クラッド層4を形成する。
次に、図8に示すように、下部クラッド層4の上層に光導波路5となるべきLiTaO3のウエハーを密着させて圧力を加えながら、キセノンランプを照射する。これにより、UV接着剤からなる下部クラッド層4が硬化し、基板2と光導波路5となるべきLiTaO3のウエハーとが接着される。
次に、光導波路5となるべきウエハーの主面を、コロイダルシリカによるメカノケミカル研磨仕上げを行って、図9に示すように、ウエハーの厚みが4μmになるまで該ウエハーを研磨する。
次に、ダイシンソーを用いて、光導波路5となるウエハー及び下部クラッド層4の一部を削り取って、図10に示すような2本の溝を形成する。これにより、3.5μmの幅の光導波路5が形成される。
次に、図11に示すように、光導波路5の上層に厚さ1μmのTiO2の上部クラッド層6を形成する。最後に、図1に示すように、上部クラッド層6上に第1の電極3及び第2の電極7をAlにより形成することにより、TE−TM変換器1が完成する。
なお、以下に、基板2及び光導波路5の材料となる複屈折率が0.0001のLiTaO3のウエハーの作製についても言及しておく。Li2CO3:Ta25のモル比が0.553:0.447となるようにLi2CO3:Ta25を秤量し、これをフッ素樹脂製ポットに入れ、吸湿に注意しながら1時間攪拌混合を行った。次に1300℃で8時間仮焼して、目的となる溶液原料を得た。
吸湿に注意しながら溶液原料をIr製の二重構造るつぼに入れ、昇温しるつぼを5rpmにて正反回転させながら1時間均質化後にLiTaO3単結晶育成を行った。 育成条件は結晶回転速度を6rpm、引き上げ速度は1.0mm/hで一定とし、育成雰囲気を0.05−1%酸素を含む窒素とした。上記組成は一致溶融組成ではないため、組成ずれの影響が出ない溶液原料の10wt%までの結晶育成とした。
直径約60mm、長さ約20mmの大きさであって、モル分率[Li]/([Li]+[Ta])が0.495である組成のLiTaO3結晶体を得た。得られた単結晶のZ軸方向に対向してPt板で挟み、抵抗加熱炉の中に設置した。これらを、750℃まで昇温し、十分保持した後、Pt板を電極として、直流0.02mA/cm2の電流密度で電流を流しながら、20℃/hの速度で室温まで徐冷した。
Y軸方向に垂直な面から板状試料を切り出し、最終仕上げ0.5mm厚両主面を鏡面研磨加工した。板状試料について、プリズムカプラ法による屈折率測定を行ったところ、1550nmの測定波長に対して、複屈折率Δn(=ne−no)は、0.0001であった。なお、複屈折率が0.0001となるLiTaO3としては、例えば、no=2.1188,ne=2.1189のLiTaO3が挙げられる。これにより、複屈折率が0.0001のLiTaO3の直径50mmのウエハーを得ることができた。
なお、複屈折率は、LiTaO3単結晶の組成比に略比例する。そこで、Li2CO3とTa25とのモル比を制御することにより、複屈折率を調整することができる。具体的には、Taに対するLiの組成比を大きくすることにより、TMモードの光波の屈折率を小さくすることができ、これにより複屈折率を小さくすることができる。
本発明の一実施形態に係るTE−TM変換器の外観斜視図である。 光導波路の厚みとTEモード及びTMモードの等価屈折率との関係を示したグラフである。 光導波路の幅とTEモード及びTMモードの等価屈折率との関係を示したグラフである。 2つの導波路が形成された基板の外観斜視図である。 導波路中を導波する光波の様子を示した図である。 変形例に係るTE−TM変換器の外観斜視図である。 TE−TM変換器の製造過程における外観斜視図である。 TE−TM変換器の製造過程における外観斜視図である。 TE−TM変換器の製造過程における外観斜視図である。 TE−TM変換器の製造過程における外観斜視図である。 TE−TM変換器の製造過程における外観斜視図である。 従来の偏波コントローラの外観斜視図である。
符号の説明
1,51 TE−TM変換器
2,52 基板
3,53 第1の電極
4,54 下部クラッド層
5,55 光導波路
6,56 上部クラッド層
7,57 第2の電極

Claims (3)

  1. 電気光学効果を利用したTE−TM変換器において、
    基板と、
    0.0005以下の複屈折率を有するタンタル酸リチウムによって構成され、前記基板の上層に配置された光導波路であって、タンタル酸リチウムのZ軸に垂直な方向に光を導波する光導波路と、
    前記光導波路を挟んで対向し、かつ、該光導波路と略平行に延在するように1つずつ設けられている第1の電極及び第2の電極と、
    前記第1の電極及び前記第2の電極に制御電圧を印加して、モード変換部として、前記光導波路に、Z軸及び光の進行方向と直交する方向に制御電圧を印加する電圧印加手段と、
    を備えること、を特徴とするTE−TM変換器。
  2. 前記複屈折率は、0.0003以下であること、を特徴とする請求項1に記載のTE−TM変換器。
  3. 前記第1の電極は、前記基板と前記光導波路との間に配置され、
    前記第2の電極は、前記光導波路を挟んで前記第1の電極と対向するように配置されていること、
    特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載のTE−TM変換器。
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