JP4422113B2 - ラックマウントシステム及びケーブルホルダ - Google Patents

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Description

本発明は、複数の電子機器を引き出し自在に並列収納するラックマウントシステムと、電子機器の背面部に接続されるケーブルを保持しつつ、電子機器の引き出し操作及び収納操作に応じて伸縮するケーブルホルダに関する。
コンピュータ装置などの電子機器を引き出し自在に並列収納するラックマウントシステムが知られている(例えば、特許文献1、2参照)。この種のラックマウントシステムでは、各電子機器のケーブル接続を電子機器の背面部で行うとともに、接続されたケーブルを伸縮自在なケーブルホルダで保持している。以下、従来のケーブルホルダ構造について、図6を参照して説明する。
図4は、従来例に係るラックマウントシステムの収納状態を示す要部斜視図である。
この図に示すように、ラックマウントシステムは、ラック101、電子機器102及びケーブルホルダ103を備えている。
ラック101は、支柱104及びスライドレール105を備えて構成され、内部には、上下方向に並列する複数の電子機器収納空間が形成される。
支柱104は、前後左右方向に所定の間隔をもって並列する四本の支柱部材104a〜104dからなり、ラック設置面上に立設される。
スライドレール105は、固定レール部材105a及び移動レール部材105bを有する複数対の伸縮レールからなり、ラック101内に上下方向に並列して配設されている。
各対の固定レール部材105aは、それぞれが互いに平行に配置され、かつ、前方の支柱部材104a、104bと後方の支柱部材104c、104dとの間に架設されている。
各対の移動レール部材105bは、それぞれが互いに平行に配置され、かつ、固定レール部材105aに前後スライド自在に支持されている。
電子機器102は、各対の移動レール部材105bに取り付けられる。これにより、固定レール部材105aに沿った電子機器102の引き出し操作及び収納操作が可能になる。
ケーブルホルダ103は、第一のヒンジ106を介して一端同士が連結される第一及び第二のアーム103a、103bからなり、第一のアーム103aの他端は、第二のヒンジ107を介して電子機器102の背面部に連結され、第二のアーム103bの他端は、第三のヒンジ108を介してラック101の後方支柱部材104cに連結される。そして、ケーブルホルダ103は、電子機器102の背面部に接続されるフラットケーブルなどのケーブルCを、アーム103a、103bの長手方向に沿う状態で保持する。
このようなラックマウントシステムにおいて、電子機器102のメンテナンスを行う場合は、ラック101から電子機器102が引き出される。このとき、ケーブルホルダ103は、ケーブルCを保持しつつ、電子機器102の引き出し操作に応じて伸長する。また、メンテナンス作業の終了後、電子機器102を収納操作すると、ケーブルホルダ103は、ケーブルCを保持しつつ、電子機器102の収納操作に応じて折畳み状に縮小する。
特開2000−114744号公報 特開2001−144462号公報
図5は、従来例に係るラックマウントシステムの引き出し状態を示す要部斜視図である。
この図に示すように、従来のラックマウントシステムは、電子機器102の搭載数と同数のケーブルホルダ103を有し、これらのケーブルホルダ103を、各電子機器102の背面部と後部支柱部材104cとの間に架設している。
しかしながら、このような構成では、隣接する二台の電子機器102をケーブルCで接続する場合であっても、二つのケーブルホルダ103に跨ってケーブルCを配線する必要があるので、ケーブルCが長くなって電子機器102間の通信性能が低下する可能性があった。
また、電子機器102の搭載数と同数のケーブルホルダ103を設けた場合、部品数が多くなるので、コストアップの要因となっていた。
なお、ケーブルCの長さを最短とするために、ケーブルホルダ103を用いずに電子機器102間を接続した場合は、電子機器102と共に引き出されたケーブルCが他の電子機器102と干渉し、ケーブルCの外皮裂傷、線材の断線、コネクタの破損などの障害が発生するという問題がある。
本発明は、上記の事情にかんがみなされたものであり、隣接する二台の電子機器間に接続されるケーブルの長さを短くし、信号の減衰による通信性能の低下を抑制できるだけでなく、ケーブルホルダの必要数を減らし、大幅なコストダウンが図れるラックマウントシステム及びケーブルホルダの提供を目的とする。
上記目的を達成するため本発明のラックマウントシステムは、複数の電子機器を引き出し自在に並列収納するラックと、前記電子機器の背面部に接続されるケーブルを保持しつつ、前記電子機器の引き出し操作及び収納操作に応じて伸縮するケーブルホルダとを備えるラックマウントシステムであって、前記ケーブルは、隣接する二台の前記電子機器間に接続され、前記ケーブルホルダは、一端が一方の前記電子機器に、他端が他方の前記電子機器に、それぞれ連結され、各前記電子機器の引き出し操作及び収納操作に応じて伸縮する構成としてある。
このようにすると、隣接する二台の電子機器をケーブルで接続する場合、このケーブルを二つのケーブルホルダに跨って配線する必要がなくなるので、ケーブルの長さを短くし、信号の減衰による通信性能の低下を抑制できる。
また、ケーブルホルダの必要数を減らすことができるので、大幅なコストダウンも可能になる。
また、本発明のラックマウントシステムは、前記ケーブルホルダが、前記ケーブルを保持しつつ、前記電子機器の引き出し操作及び収納操作に応じて伸縮する伸縮部と、前記伸縮部の一端を一方の前記電子機器に連結させる第一の連結部と、前記伸縮部の他端を他方の前記電子機器に連結させる第二の連結部とを備え、前記第一の連結部が、他方の前記電子機器の引き出し操作に応じて、前記伸縮部の一端を他方の前記電子機器側に移動させ、前記第二の連結部が、一方の前記電子機器の引き出し操作に応じて、前記伸縮部の他端を一方の前記電子機器側に移動させる構成としてある。
このようにすると、隣接する二台の電子機器に追随して一つのケーブルホルダを伸縮させるにあたり、ケーブルホルダと電子機器の干渉を防止することができる。
また、本発明のラックマウントシステムは、前記伸縮部が、第一のヒンジを介して、一端同士が連結される第一及び第二のアームと、第二のヒンジを介して、前記第一のアームの他端に連結される第一のプレートと、第三のヒンジを介して、前記第二のアームの他端に連結される第二のプレートとを備え、前記第一の連結部が、前記電子機器の引き出し操作方向及び前記電子機器の並列方向に対して直角な第一の回動軸を介して、一端が一方の前記電子機器に連結され、かつ、前記第一の回動軸と平行な第二の回動軸を介して、他端が前記第一のプレートに連結される第一のジョイント部材を備え、前記第二の連結部が、前記第一の回動軸と平行な第三の回動軸を介して、一端が他方の前記電子機器に連結され、かつ、前記第一の回動軸と平行な第四の回動軸を介して、他端が前記第二のプレートに連結される第二のジョイント部材を備える構成としてある。
このようにすると、他方の電子機器を引き出し操作する場合、第一のジョイント部材の回動により、伸縮部の一端を他方の電子機器側に移動させることができ、また、一方の電子機器を引き出し操作する場合、第二のジョイント部材の回動により、伸縮部の他端を一方の電子機器側に移動させることができる。
また、本発明のラックマウントシステムは、前記第一及び第二のアームが、フラットケーブルを保持する幅広なケーブル保持面を有し、隣接する二台の前記電子機器が収納状態のときは、前記ケーブル保持面が前記電子機器の引き出し操作方向に沿う構成としてある。
このようにすると、電子機器が収納状態のとき、幅広なアームによって電子機器の背面部が塞がれることを回避できる。これにより、収納状態における背面からのメンテナンス性(ケーブル接続など)が向上するだけでなく、冷却ファンの風路がケーブルホルダで遮蔽される不都合も解消することができる。
また、本発明のケーブルホルダは、ラックに引き出し自在に並列収納される電子機器に連結され、前記電子機器の背面部に接続されるケーブルを保持しつつ、前記電子機器の引き出し操作及び収納操作に応じて伸縮するケーブルホルダであって、隣接する二台の前記電子機器間に接続される前記ケーブルを保持するにあたり、一端が一方の前記電子機器に、他端が他方の前記電子機器に、それぞれ連結され、各前記電子機器の引き出し操作及び収納操作に応じて伸縮する構成としてある。
このようにすると、隣接する二台の電子機器間に接続されるケーブルの長さを短くし、信号の減衰による通信性能の低下を抑制できるだけでなく、ケーブルホルダの必要数を減らし、大幅なコストダウンが図れる。
また、本発明のケーブルホルダは、前記ケーブルを保持しつつ、前記電子機器の引き出し操作及び収納操作に応じて伸縮する伸縮部と、前記伸縮部の一端を一方の前記電子機器に連結させる第一の連結部と、前記伸縮部の他端を他方の前記電子機器に連結させる第二の連結部とを備え、前記第一の連結部が、他方の前記電子機器の引き出し操作に応じて、前記伸縮部の一端を他方の前記電子機器側に移動させ、前記第二の連結部が、一方の前記電子機器の引き出し操作に応じて、前記伸縮部の他端を一方の前記電子機器側に移動させる構成としてある。
このようにすると、隣接する二台の電子機器に追随して一つのケーブルホルダを伸縮させるにあたり、ケーブルホルダと電子機器の干渉を防止することができる。
また、本発明のケーブルホルダは、前記伸縮部が、第一のヒンジを介して、一端同士が連結される第一及び第二のアームと、第二のヒンジを介して、前記第一のアームの他端に連結される第一のプレートと、第三のヒンジを介して、前記第二のアームの他端に連結される第二のプレートとを備え、前記第一の連結部が、前記電子機器の引き出し操作方向及び前記電子機器の並列方向に対して直角な第一の回動軸を介して、一端が一方の前記電子機器に連結され、かつ、前記第一の回動軸と平行な第二の回動軸を介して、他端が前記第一のプレートに連結される第一のジョイント部材を備え、前記第二の連結部が、前記第一の回動軸と平行な第三の回動軸を介して、一端が他方の前記電子機器に連結され、かつ、前記第一の回動軸と平行な第四の回動軸を介して、他端が前記第二のプレートに連結される第二のジョイント部材を備える構成としてある。
このようにすると、他方の電子機器を引き出し操作する場合、第一のジョイント部材の回動により、伸縮部の一端を他方の電子機器側に移動させることができ、また、一方の電子機器を引き出し操作する場合、第二のジョイント部材の回動により、伸縮部の他端を一方の電子機器側に移動させることができる。
また、本発明のケーブルホルダは、前記第一及び第二のアームが、フラットケーブルを保持する幅広なケーブル保持面を有し、隣接する二台の前記電子機器が収納状態のときは、前記ケーブル保持面が前記電子機器の引き出し操作方向に沿う構成としてある。
このようにすると、電子機器が収納状態のとき、幅広なアームによって電子機器の背面部が塞がれることを回避できる。これにより、収納状態における背面からのメンテナンス性(ケーブル接続など)が向上するだけでなく、冷却ファンの風路がケーブルホルダで遮蔽される不都合も解消することができる。
以上のように、本発明によれば、ケーブルホルダは、一端が一方の電子機器に、他端が他方の電子機器に、それぞれ連結され、各電子機器の引き出し操作及び収納操作に応じて伸縮するので、隣接する二台の電子機器をケーブルで接続する場合、このケーブルを二つのケーブルホルダに跨って配線する必要がない。これにより、ケーブルの長さを短くし、信号の減衰による通信性能の低下を抑制できる。また、ケーブルホルダの必要数を減らすことができるので、大幅なコストダウンも可能になる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るラックマウントシステムの収納状態を示す要部斜視図、図2は、本発明の実施形態に係るラックマウントシステムの引き出し状態を示す要部斜視図、図3の(A)〜(C)は、本発明の実施形態に係るケーブルホルダの平面図、背面図及び側面図である。
これらの図に示すように、本発明の実施形態に係るラックマウントシステムは、ラック1、電子機器2及びケーブルホルダ3を備えている。
なお、ラック1の構成は、図4及び図5に示す従来例と略同様であるため、従来例と同じ符号を付し、従来例の説明を援用する。
ケーブルホルダ3は、電子機器2の背面部に接続されるケーブルCを保持しつつ、電子機器2の引き出し操作及び収納操作に応じて伸縮するように構成されている。特に、本発明に係るケーブルホルダ3は、隣接する二台の電子機器2間に接続されるケーブルCの保持に最適化されており、その一端が一方の電子機器2に、他端が他方の電子機器2に、それぞれ連結され、各電子機器2の引き出し操作及び収納操作に応じて伸縮する構成としてある。
ケーブルホルダ3をこのように構成すると、隣接する二台の電子機器2をケーブルCで接続する場合、このケーブルCを二つのケーブルホルダに跨って配線する必要がなくなるので、ケーブルCの長さを短くし、信号の減衰による通信性能の低下を抑制できる。
また、ケーブルホルダ3の必要数も減るので、大幅なコストダウンが図れる。
本実施形態のケーブルホルダ3は、ケーブルCを保持しつつ、電子機器2の引き出し操作及び収納操作に応じて伸縮する伸縮部4と、伸縮部4の一端を一方の電子機器2に連結させる第一の連結部5と、伸縮部4の他端を他方の電子機器2に連結させる第二の連結部6とを備えている。ここで、第一の連結部5は、他方の電子機器2の引き出し操作に応じて、伸縮部4の一端を他方の電子機器2側に移動させ、第二の連結部6は、一方の電子機器2の引き出し操作に応じて、伸縮部4の他端を一方の電子機器2側に移動させるように構成されることが好ましい。
ケーブルホルダ3をこのように構成すると、隣接する二台の電子機器2に追随して一つのケーブルホルダ3を伸縮させるにあたり、ケーブルホルダ3と電子機器2の干渉を防止することができる。
具体的に説明すると、伸縮部4は、第一のヒンジ7を介して、一端同士が連結される第一のアーム8及び第二のアーム9と、第二のヒンジ10を介して、第一のアーム8の他端に連結される第一のプレート11と、第三のヒンジ12を介して、第二のアーム9の他端に連結される第二のプレート13とを備えている。本実施形態のアーム8、9は、幅広なケーブル保持面を有し、フラットケーブルを保持可能としている。
また、第一の連結部5は、第一のジョイント部材14を備えている。第一のジョイント部材14の一端は、電子機器2の引き出し操作方向及び電子機器の並列方向に対して直角な第一の回動軸15を介して一方の電子機器2に連結され、第一のジョイント部材14の他端は、第一の回動軸15と平行な第二の回動軸16を介して第一のプレート11に連結されている。
また、第二の連結部6は、第一のジョイント部材17を備えている。第二のジョイント部材17の一端は、第一の回動軸15と平行な第三の回動軸18を介して他方の電子機器2に連結され、第二のジョイント部材17の他端は、第一の回動軸15と平行な第四の回動軸19を介して第二のプレート13に連結されている。
つぎに、ケーブルホルダ3の動作について、図1及び図2を参照して説明する。
図1に示すように、隣接する二台の電子機器2がいずれも収納された状態では、第一のジョイント部材14及び第二のジョイント部材17が平行であり、その間でアーム8、9が折り畳まれている。このとき、アーム8、9のケーブル保持面は、電子機器2の引き出し操作方向に沿っており、電子機器2の背面部を広範囲に塞ぐことはない。これにより、収納状態における背面からのメンテナンス性(ケーブル接続など)が向上するだけでなく、冷却ファンの風路がケーブルホルダ3で遮蔽される不都合も解消できる。
図2に示すように、一方の電子機器2を引き出し操作すると、第一のジョイント部材14の姿勢に変化はないが、第二の回動軸16を支点として第一のプレート11が回動を始める。また、伸縮部4を介して第二のジョイント部材17が引かれるので、第三の回動軸18を支点として第二のジョイント部材17が上方に回動する。そして、第一のプレート11及び第二のジョイント部材17が略90°回動すると、伸縮部4全体が他方の電子機器2よりも上方に位置し、かつ、伸縮部4の各ヒンジ7、10、12が上下方向を向いた状態となる。これにより、伸縮部4は、他方の電子機器2と干渉することなく、一方の電子機器2の引き出し操作に応じて伸長することができる。また、引き出した一方の電子機器2を収納操作した場合は、上記と逆の動作によって伸縮部4が折り畳まれる。
他方の電子機器2を引き出し操作した場合は、第二のジョイント部材17の姿勢に変化はないが、第四の回動軸19を支点として第二のプレート13が回動を始める。また、伸縮部4を介して第一のジョイント部材14が引かれるので、第一の回動軸15を支点として第一のジョイント部材14が下方に回動する。そして、第二のプレート13及び第一のジョイント部材14が略90°回動すると、伸縮部4全体が一方の電子機器2よりも下方に位置し、かつ、伸縮部4の各ヒンジ7、10、12が上下方向を向いた状態となる。これにより、伸縮部4は、一方の電子機器2と干渉することなく、他方の電子機器2の引き出し操作に応じて伸長することができる。また、引き出した他方の電子機器2を収納操作した場合は、上記と逆の動作によって伸縮部4が折り畳まれる。
上記のように構成された本実施形態によれば、複数の電子機器2を引き出し自在に並列収納するラック1と、電子機器2の背面部に接続されるケーブルCを保持しつつ、電子機器2の引き出し操作及び収納操作に応じて伸縮するケーブルホルダ3とを備えるラックマウントシステムであって、ケーブルCは、隣接する二台の電子機器2間に接続され、ケーブルホルダ3は、一端が一方の電子機器2に、他端が他方の電子機器2に、それぞれ連結され、各電子機器2の引き出し操作及び収納操作に応じて伸縮するので、隣接する二台の電子機器2をケーブルCで接続する場合、このケーブルCを二つのケーブルホルダに跨って配線する必要がない。これにより、ケーブルCの長さを短くし、信号の減衰による通信性能の低下を抑制できる。
また、ケーブルホルダ3の必要数を減らすことができるので、大幅なコストダウンも可能になる。
また、ケーブルホルダ3は、ケーブルCを保持しつつ、電子機器2の引き出し操作及び収納操作に応じて伸縮する伸縮部4と、伸縮部4の一端を一方の電子機器2に連結させる第一の連結部5と、伸縮部4の他端を他方の電子機器2に連結させる第二の連結部6とを備え、第一の連結部5が、他方の電子機器2の引き出し操作に応じて、伸縮部4の一端を他方の電子機器2側に移動させ、第二の連結部6が、一方の電子機器2の引き出し操作に応じて、伸縮部4の他端を一方の電子機器2側に移動させるので、隣接する二台の電子機器2に追随して一つのケーブルホルダ3を伸縮させるにあたり、ケーブルホルダ3と電子機器2の干渉を防止することができる。
また、伸縮部4は、第一のヒンジ7を介して、一端同士が連結される第一及び第二のアーム8、9と、第二のヒンジ10を介して、第一のアーム8の他端に連結される第一のプレート11と、第三のヒンジ12を介して、第二のアーム9の他端に連結される第二のプレート13とを備え、第一の連結部5が、電子機器2の引き出し操作方向及び電子機器2の並列方向に対して直角な第一の回動軸15を介して、一端が一方の電子機器2に連結され、かつ、第一の回動軸15と平行な第二の回動軸16を介して、他端が第一のプレート11に連結される第一のジョイント部材14を備え、第二の連結部6が、第一の回動軸15と平行な第三の回動軸18を介して、一端が他方の電子機器2に連結され、かつ、第一の回動軸15と平行な第四の回動軸19を介して、他端が第二のプレート13に連結される第二のジョイント部材17を備えるので、他方の電子機器2を引き出し操作する場合、第一のジョイント部材14の回動により、伸縮部4の一端を他方の電子機器2側に移動させることができ、また、一方の電子機器2を引き出し操作する場合、第二のジョイント部材17の回動により、伸縮部4の他端を一方の電子機器2側に移動させることができる。
また、第一及び第二のアーム8、9は、フラットケーブルを保持する幅広なケーブル保持面を有し、隣接する二台の電子機器2が収納状態のときは、ケーブル保持面が電子機器2の引き出し操作方向に沿うように構成されるので、電子機器2が収納状態のとき、幅広なアーム8、9によって電子機器2の背面部が塞がれることを回避できる。これにより、収納状態における背面からのメンテナンス性(ケーブル接続など)が向上するだけでなく、冷却ファンの風路がケーブルホルダ3で遮蔽される不都合も解消することができる。
なお、上記の実施形態に沿って本発明を説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲で記載した範囲内で適宜変更できることは言うまでもない。例えば、上記の実施形態では、複数の電子機器を上下方向に並列収納しているが、複数の電子機器を左右方向に並列収納するラックマウントシステムにも適用することができる。
本発明は、複数の電子機器を引き出し自在に並列収納するラックマウントシステムや、電子機器の背面部に接続されるケーブルを保持しつつ、電子機器の引き出し操作及び収納操作に応じて伸縮するケーブルホルダに適用できる。
本発明の実施形態に係るラックマウントシステムの収納状態を示す要部斜視図である。 本発明の実施形態に係るラックマウントシステムの引き出し状態を示す要部斜視図である。 (A)〜(C)は、本発明の実施形態に係るケーブルホルダの平面図、背面図及び側面図である。 従来例に係るラックマウントシステムの収納状態を示す要部斜視図である。 従来例に係るラックマウントシステムの引き出し状態を示す要部斜視図である。
符号の説明
1 ラック
2 電子機器
3 ケーブルホルダ
4 伸縮部
5 第一の連結部
6 第二の連結部
7 第一のヒンジ
8 第一のアーム
9 第二のアーム
10 第二のヒンジ
11 第一のプレート
12 第三のヒンジ
13 第二のプレート
14 第一のジョイント部材
15 第一の回動軸
16 第二の回動軸
17 第一のジョイント部材
18 第三の回動軸
19 第四の回動軸
C ケーブル

Claims (6)

  1. 複数の電子機器を引き出し自在に並列収納するラックと、
    前記電子機器の背面部に接続されるケーブルを保持しつつ、前記電子機器の引き出し操作及び収納操作に応じて伸縮するケーブルホルダと
    を備えるラックマウントシステムであって、
    前記ケーブルは、隣接する二台の前記電子機器間に接続され、
    前記ケーブルホルダが、
    前記ケーブルを保持しつつ、前記電子機器の引き出し操作及び収納操作に応じて伸縮する伸縮部と、
    前記伸縮部の一端を一方の前記電子機器に連結させる第一の連結部と、
    前記伸縮部の他端を他方の前記電子機器に連結させる第二の連結部とを備え、
    前記第一の連結部が、他方の前記電子機器の引き出し操作に応じて、前記伸縮部の一端を他方の前記電子機器側に移動させ、
    前記第二の連結部が、一方の前記電子機器の引き出し操作に応じて、前記伸縮部の他端を一方の前記電子機器側に移動させ、各前記電子機器の引き出し操作及び収納操作に応じて伸縮する
    ことを特徴とするラックマウントシステム。
  2. 前記伸縮部が、
    第一のヒンジを介して、一端同士が連結される第一及び第二のアームと、
    第二のヒンジを介して、前記第一のアームの他端に連結される第一のプレートと、
    第三のヒンジを介して、前記第二のアームの他端に連結される第二のプレートとを備え、
    前記第一の連結部が、
    前記電子機器の引き出し操作方向及び前記電子機器の並列方向に対して直角な第一の回動軸を介して、一端が一方の前記電子機器に連結され、かつ、前記第一の回動軸と平行な第二の回動軸を介して、他端が前記第一のプレートに連結される第一のジョイント部材を備え、
    前記第二の連結部が、
    前記第一の回動軸と平行な第三の回動軸を介して、一端が他方の前記電子機器に連結され、かつ、前記第一の回動軸と平行な第四の回動軸を介して、他端が前記第二のプレートに連結される第二のジョイント部材を備える
    ことを特徴とする請求項記載のラックマウントシステム。
  3. 前記第一及び第二のアームが、フラットケーブルを保持する幅広なケーブル保持面を有し、隣接する二台の前記電子機器が収納状態のときは、前記ケーブル保持面が前記電子機器の引き出し操作方向に沿うことを特徴とする請求項記載のラックマウントシステム。
  4. ラックに引き出し自在に並列収納される電子機器に連結され、前記電子機器の背面部に接続されるケーブルを保持しつつ、前記電子機器の引き出し操作及び収納操作に応じて伸縮するケーブルホルダであって、
    前記ケーブルを保持しつつ、前記電子機器の引き出し操作及び収納操作に応じて伸縮する伸縮部と、
    前記伸縮部の一端を一方の前記電子機器に連結させる第一の連結部と、
    前記伸縮部の他端を他方の前記電子機器に連結させる第二の連結部とを備え、
    前記第一の連結部が、他方の前記電子機器の引き出し操作に応じて、前記伸縮部の一端を他方の前記電子機器側に移動させ、
    前記第二の連結部が、一方の前記電子機器の引き出し操作に応じて、前記伸縮部の他端を一方の前記電子機器側に移動させ、各前記電子機器の引き出し操作及び収納操作に応じて伸縮することを特徴とするケーブルホルダ。
  5. 前記伸縮部が、
    第一のヒンジを介して、一端同士が連結される第一及び第二のアームと、
    第二のヒンジを介して、前記第一のアームの他端に連結される第一のプレートと、
    第三のヒンジを介して、前記第二のアームの他端に連結される第二のプレートとを備え、
    前記第一の連結部が、
    前記電子機器の引き出し操作方向及び前記電子機器の並列方向に対して直角な第一の回動軸を介して、一端が一方の前記電子機器に連結され、かつ、前記第一の回動軸と平行な第二の回動軸を介して、他端が前記第一のプレートに連結される第一のジョイント部材を備え、
    前記第二の連結部が、
    前記第一の回動軸と平行な第三の回動軸を介して、一端が他方の前記電子機器に連結され、かつ、前記第一の回動軸と平行な第四の回動軸を介して、他端が前記第二のプレートに連結される第二のジョイント部材を備える
    ことを特徴とする請求項記載のケーブルホルダ。
  6. 前記第一及び第二のアームが、フラットケーブルを保持する幅広なケーブル保持面を有し、隣接する二台の前記電子機器が収納状態のときは、前記ケーブル保持面が前記電子機器の引き出し操作方向に沿うことを特徴とする請求項記載のケーブルホルダ。
JP2006056985A 2006-03-02 2006-03-02 ラックマウントシステム及びケーブルホルダ Expired - Fee Related JP4422113B2 (ja)

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