JP4421725B2 - ゴルフシューズ用ソール - Google Patents
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【発明の属する技術分野】
本発明は、ゴルフシューズ用ソール(靴底)の構造に関し、さらに詳述すると、地面に接するアウトソールとアウトソールより柔軟なミッドソールとを積層してなるソール本体の底面に複数の滑り止め突起を設けたゴルフシューズ用ソールに関する。
【0002】
【従来の技術】
ゴルフシューズのソールは、底面全体に多数の滑り止め突起を有している。上記滑り止め突起としては、例えば、いわゆるスパイクシューズに使用される円錐状や円錐台状の金属鋲、いわゆるソフトスパイクシューズに使用される茸状スタッド、及び、いわゆるスパイクレスシューズに使用される円柱状や円錐台状のラバーポイントが知られている。また、これらの滑り止め突起が設けられるソール本体は、通常、革、ゴム、ポリウレタン等によって一体構造に形成されることが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前述したような一体構造のソール本体の底面に多数の滑り止め突起を設けてなるソールを用いたゴルフシューズは、スイング時にプレーヤーが身体をひねったときにソール全体に反りが生じ、ソール内で地面から実質上離れてしまう区域が大部分を占めてしまう。その結果、ソールの残りの限られた区域でプレイヤーの体重を支持することとなるので、折角設けた多数の滑り止め突起の内の一部しか実際には機能せず、そのため滑り止め突起による滑り止め効果を十分に得ることができなかった。
【0004】
一方、近年ゴルフシューズにおいては、芝を痛めない、足が疲れない等の理由から、前記茸状スタッドを使用したソフトスパイクシューズが主流になりつつある。しかし、茸状スタッドは、スパイクシューズに使用される円錐状や円錐台状の金属鋲に比べて地面のグリップ力が弱いため、通常に歩行している際には問題ないが、フルスイング時や傾斜地の歩行時のようにソールに体重のアンバランスな分布が生じる場合には、滑り止め突起の機能が低下して十分なグリップ力が得られないのが現状である。
【0005】
これに対し、上述した問題を解決するために、ソールに体重のアンバランスな分布が生じた場合でも滑り止め突起の機能が低下することを可及的に抑制することができ、したがって滑り止め突起による滑り止め効果を十分に得ることができるゴルフシューズ用ソールとして、特開平11−169206号のものが提案されている。
【0006】
上記特開平11−169206号のゴルフシューズ用ソールは、地面に接するアウトソールとアウトソールより柔軟なミッドソールとが積層されてなるソール本体の底面に複数の滑り止め突起が設けられたソールにおいて、ソール本体を長手方向に沿って踵部、土踏まず部、踏付け部及び爪先部に区分したとき、踏付け部のアウトソールを幅方向の中央区域並びに該中央区域から独立した内側区域及び外側区域に区分する細溝がソール本体に形成されているものである。
【0007】
しかし、上記特開平11−169206号のゴルフシューズ用ソールは、ソール本体に細溝を設けただけであるため、歩行時におけるソールの屈曲性が十分でなく、歩行性の点で不満が残るものであった。
【0008】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、ソール本体の底面に複数の滑り止め突起を設けたゴルフシューズ用ソールであって、スイング時にソールに体重のアンバランスな分布が生じた場合でも、滑り止め突起の機能が低下することを可及的に抑制することができるとともに、歩行時におけるソールの屈曲性に優れ、快適な歩行性が得られるゴルフシューズ用ソールを提供することを目的とする。
【0009】
本発明は、前記目的を達成するため、
アウトソールとアウトソールより柔軟なミッドソールとが積層されてなるソール本体の底面に複数の滑り止め突起が設けられたゴルフシューズ用ソールにおいて、
アウトソールが、ソール本体の爪先部に存在する爪先部アウトソール、踵部に存在する踵部アウトソール、中央部内側に存在する中央部内側アウトソール、及び、中央部外側に存在する中央部外側アウトソールの少なくとも独立した4つの部分に分割形成され、
ソール本体の土踏まず部の中央部内側にはアウトソールが配置されておらず、
爪先部アウトソールと中央部内側アウトソール及び中央部外側アウトソールとの間、踵部アウトソールと中央部外側アウトソールとの間、並びに、中央部内側アウトソールと中央部外側アウトソールとの間には、それぞれミッドソールにより溝が形成され、
中央部外側アウトソールは、爪先部アウトソール近傍と踵部アウトソール近傍との間で連続していることを特徴とするゴルフシューズ用ソールを提供する。
【0010】
本発明のソールは、スイング時に体重が最も大きく加わる踏付け部(土踏まず部と爪先部との間の区域)において、アウトソールを、中央部内側アウトソールと中央部外側アウトソールとに分割形成してある。そのため、スイング時にソールに体重のアンバランスな分布が生じ、踏付け部の独立した中央部内側アウトソールや中央部外側アウトソール(両部分にはスイング時に体重が大きく加わる)に大きな力が加わった場合でも、その部分のみが変形し、ソール全体に反りが生じることが抑制される。
【0011】
また、本発明のソールでは、歩行時に足を蹴り出す爪先部に独立した爪先部アウトソールを配置するとともに、歩行時に最初に着地する踵部に独立した踵部アウトソールを配置している。そのため、爪先部アウトソールと中央部内側アウトソール及び中央部外側アウトソールとの間、並びに、踵部アウトソールと中央部内側アウトソール及び中央部外側アウトソールとの間にはアウトソールが存在せず、アウトソールより柔軟なミッドソールが存在するだけなので、歩行時におけるソールの屈曲性、特にソール前側及び後側の屈曲性が良くなる。したがって、歩行時に爪先部アウトソールによって地面を確実にとらえることができるとともに、踵部アウトソールによって着地衝撃が効果的に緩和される。
【0012】
しかも、本発明のソールでは、ソール本体をアウトソールとそれより柔軟なミッドソールとからなる2層構造に形成してあるので、各部分のアウトソールに加わった力がミッドソールにかなり吸収される。
【0013】
したがって、本発明のソールを用いたゴルフシューズは、スイング時にソール全体に反りが生じることが抑制され、その結果、従来のソールに比べてソール内のより多くの区域が地面に接するので、複数の滑り止め突起の内のより多くが機能し、そのため滑り止め突起による滑り止め効果を十分に得ることができる。また、歩行時におけるソールの屈曲性が良いため、爪先部アウトソールによって地面を確実にとらえることができるとともに、踵部アウトソールによって着地衝撃が効果的に緩和されるので、快適な歩行性を得ることができるものである。
【0014】
以下、本発明に付きさらに詳しく説明する。本発明に用いるソール本体は、アウトソールとそれより柔軟なミッドソールとを積層したものである。この場合、アウトソールの材質としては、ゴム又はゴム様弾性材料を挙げることができ、より具体的には、非発泡のゴム類、サーモプラスチックウレタン、ナイロン等を好適に用いることができる。アウトソールの材質の硬度は、JIS−A硬度で40〜90゜、特に60〜70゜とすることが好ましい。また、ミッドソールの材質としては、例えば、発泡ゴム、発泡プラスチックといった弾性発泡体や、非発泡のゴム類等を挙げることができ、より具体的には、EVA(エチレンビニルアセテート)発泡体、通常の発泡ゴム、発泡ポリウレタン等を好適に用いることができる。ミッドソールの材質の硬度は、アスカ−C硬度で40〜90゜、特に60〜80゜とすることが好ましい。なお、ミッドソール及びアウトソールは、それぞれ、同一材料からなる単層構造としてもよく、異種材料からなる複数の層を積層した多層構造としてもよい。
【0015】
本発明では、爪先部アウトソールの厚みを1〜8mm、同位置におけるミッドソールの厚みを3〜15mm、踵部アウトソールの厚みを1〜8mm、同位置におけるミッドソールの厚みを10〜25mm、中央部内側アウトソールの厚みを1〜5mm、同位置におけるミッドソールの厚みを3〜15mm、中央部外側アウトソールの厚みを1〜5mm、同位置におけるミッドソールの厚みを3〜15mmとすることが適当である。これにより、前述した本発明の効果をより良好に得ることができる。
【0016】
本発明のソールは、ソール本体の底面(接地側表面)に複数の滑り止め突起を設けてある。この場合、滑り止め突起の種類に限定はない。例えば、滑り止め突起は、スパイクシューズに使用される金属鋲であってもよく、ソフトスパイクシューズに使用される茸状スタッドであってもよく、スパイクレスシューズに使用されるラバーポイントであってもよい。上記金属鋲及び茸状スタッドはソールに着脱可能に取り付けられるものであり、ラバーポイントはソールの一部を突出させてソールと一体に成形したものである。また、突起の形状にも制限はなく、例えば円柱状、先細り円錐状、先細り円錐台状、角柱状、先細り角錐状、先細り角錐台状、笠状、円板状等とすることができる。なお、突起の先端面には、滑り防止のために凹凸や突部を設けてもよい。さらに、突起の先端は丸みを帯びた形状としてもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係るゴルフシューズ用ソールの一実施形態を示す底面図である。図中2はソール本体を示す。ソール本体2は、ミッドソール4と、地面に接するアウトソールとを積層した構造のものである。アウトソールは、ソール本体2の爪先部に存在する爪先部アウトソール6、踵部に存在する踵部アウトソール8、中央部内側に存在する中央部内側アウトソール10、及び、中央部外側に存在する中央部外側アウトソール12の独立した4つの部分に分割形成されている。
【0018】
ミッドソール4の材質はEVA発泡体(アスカ−C硬度70゜)、各アウトソール6,8,10,12の材質は非発泡のゴム(JIS−A硬度70゜)であり、ミッドソールはアウトソールよりも柔軟である。
【0019】
ただし、踵部アウトソール8の硬度は、爪先部アウトソール6、中央部内側アウトソール10及び中央部外側アウトソール12のいずれよりもJIS−A硬度で5°以上を高くすることがより好ましい。踵部アウトソールは各アウトソールの中で最も摩耗しやすいが、上記のように踵部アウトソールの硬度を高くすることにより、踵部アウトソールの摩耗を抑制することが可能となる。
【0020】
また、本例のソールでは、爪先部アウトソール6のベース厚みを1.5mm、同位置におけるミッドソールの厚みを8mm、踵部アウトソール8の厚みを2.5mm、同位置におけるミッドソールの厚みを20mm、中央部内側アウトソール10の厚みを2.0mm、同位置におけるミッドソールの厚みを8mm、中央部外側アウトソール12の厚みを2.5mm、同位置におけるミッドソールの厚みを8mmとしてある。
【0021】
本例のソールの各部分は、下記の機能を有する。
(1)爪先部アウトソール6
爪先部アウトソール6と中央部内側アウトソール10及び中央部外側アウトソール12との間には柔軟なミッドソール4により溝14が形成されている。そのため、上記溝14によって歩行時におけるソール前側の屈曲性が良くなり、歩行時に爪先部アウトソール6によって地面を確実にとらえることができる。この場合、溝14の側端部16は、ソールの爪先側先端から30〜70mm離れた箇所に位置することが望ましい。また、溝14の幅は5〜15mmとすることが適当である。さらに、本例では、爪先部アウトソール6の幅方向ほぼ中央部に、ソール本体2のほぼ長手方向に沿って延びる溝18が形成されている。本例では、この溝18によって歩行時における爪先部アウトソール6の屈曲性が良くなり、歩行性がより向上している。
【0022】
(2)踵部アウトソール8
踵部アウトソール8と中央部外側アウトソール12との間には柔軟なミッドソール4により溝20が形成されているので、溝20によって歩行時におけるソール後側の屈曲性が良くなり、歩行時に踵部アウトソール8によって着地衝撃が効果的に緩和される。この場合、踵部アウトソール8は、ソールの中心軸線から見て、内側の方が外側よりも面積が大きくなる形状であることが好ましい。これは、後述する中央部外側アウトソールをできるだけ長く設計することが好ましく、全体の接地バランスを損なわない様にするためである。
【0023】
(3)中央部内側アウトソール10及び中央部外側アウトソール12
踏付け部において、中央部内側アウトソール10と中央部外側アウトソール12との間には柔軟なミッドソール4により溝22が形成されている。そのため、スイング時にソールに体重のアンバランスな分布が生じ、踏付け部の独立した中央部内側アウトソール10や中央部外側アウトソール12に大きな力が加わった場合でも、その部分のみが変形し、ソール全体に反りが生じることが抑制される。この場合、溝22はソールの幅方向ほぼ中心に位置することが好ましい。また、中央部内側アウトソール10は母指球の下に位置するため、スイング時のふんばり等に寄与する。中央部外側アウトソール12は、スイングのフォロースルー時等に地面をしっかりとグリップする。
【0024】
また、本例のソールでは、本発明の基本構成に加え、下記(a)〜(f)の構成を採用し、それぞれの作用効果を得ている。
【0025】
(a)ソール本体の土踏まず部の中央部内側、すなわち図1において24で示す領域にはアウトソールを配置しない構成。本構成により、実際の裸足での接地感覚と同様のフィーリングが得られるという作用効果が得られる。
【0026】
(b)図1に示すように、分割形成されたアウトソールの各部分、すなわち爪先部アウトソール6、踵部アウトソール8、中央部内側アウトソール10及び中央部外側アウトソール12のそれぞれに、それぞれ少なくとも1つの着脱可能な茸状スタッド(滑り止め突起)26が取り付けられている構成。本構成により、各部分のアウトソールによって、それぞれ地面をしっかりとグリップできるという作用効果が得られる。図1は、踵部アウトソール8のみに着脱可能な茸状スタッド26を取り付け、他の部分のアウトソールからは茸状スタッドを取り外した状態を示している。
【0027】
(c)図2に示すように、上記(b)の茸状スタッド26が、プレート状ベース部28と、プレート状ベース部28の下面に設けられた複数の滑り止め突起部30と、プレート状ベース部30の上面に設けられたソールへの取付用軸部32とを備え、かつ、前記取付用軸部32をソール本体の取付孔34(図1参照)に挿入し、プレート状ベース部28を20〜90度回転させることによりソール本体2に取り付けられるものである構成。本構成により、茸状スタッドの交換を簡単に行うことができるという作用効果が得られる。本例では、具体的には、取付用軸部32に三角板状の挿入部34を設け、この挿入部34をソール本体の三角形の取付孔34に挿入して、プレート状ベース部28を60度回転させることにより、茸状スタッド26をソール本体2に取り付けることができるようになっている。
【0028】
(d)図1及び図3に示すように、中央部外側アウトソール12に、その外側縁から立ち上がる形状の板状の横ぶれ防止部材36が固定されており、かつ、前記横ぶれ防止部材36は中央部外側アウトソール12よりも高硬度であるとともに、中央部外側アウトソール12と異種の材料からなる構成。本構成により、スイングのフォロースルー時等に中央部外側アウトソール12で地面をさらにしっかりとグリップできるという作用効果が得られる。本例では、横ぶれ防止部材36をサーモプラスチックウレタンで形成してある。
【0029】
(e)各部分のアウトソールの周縁の一部又は全周において、アウトソールの厚みの20〜80%を覆うようにミッドソールがアウトソールの側面に沿って立ち上がっている構成。ミッドソール4の立ち上がっている部分を図1において符号38で示す。また、ミッドソール4の立ち上がっている部分38を、例えば爪先部アウトソール6と中央部外側アウトソール12との間の溝14部分における断面図で示すと、図4のようになる。アウトソールの厚みをx、立ち上がっている部分の高さをyとすると、y/x=0.2〜0.8である。本構成により、スイング時等の衝撃によりアウトソールがミッドソールから外れるというような事故が生じるのを防止できるという作用効果が得られる。
【0030】
(f)アウトソールの底面に、前記茸状スタッドの他にも滑り止め突起を設ける構成。本構成により、さらに良好なグリップ力が得られるという作用効果が得られる。図1を参照すると、本例では、着脱可能な茸状スタッド26の外に、複数の円盤形突起40、複数の小型の円錐台形突起42、複数の小型の楕円形突起44等を設けている。円盤形突起40の断面形状を図5、円錐台形突起42の断面形状を図6、楕円形突起44の断面形状を図7にそれぞれ示す。
【0031】
【発明の効果】
本発明のソールを用いたゴルフシューズは、スイング時にソール全体に反りが生じることが抑制され、その結果、従来のソールに比べてソール内のより多くの区域が地面に接するので、複数の滑り止め突起の内のより多くが機能し、そのため滑り止め突起による滑り止め効果を十分に得ることができる。また、歩行時におけるソールの屈曲性が良いため、爪先部アウトソールによって地面を確実にとらえることができるとともに、踵部アウトソールによって着地衝撃が効果的に緩和されるので、快適な歩行性を得ることができる。すなわち、本発明のゴルフシューズ用ソールは、アウトソールを少なくとも独立した4つの部分に分割形成することによって、ソール本体に細溝を設けたような場合と異なり、足をねじりながらスイングする際にも、設置面積を大きくしてグリップ力を保つことができるとともに、歩行時の屈曲性も増して快適な歩行性が得られ、疲労も減じることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るゴルフシューズ用ソールの一実施形態を示す底面図である。
【図2】図1のソールの茸状スタッドの正面図である。
【図3】図1のソールの概略側面図である。
【図4】図1のソールの爪先部アウトソールと中央部外側アウトソールとの間の溝部分における断面図である。
【図5】図1のソールの円盤形突起の断面形状を示す図である。
【図6】図1のソールの円錐台形突起の断面形状を示す図である。
【図7】図1のソールの楕円形突起44の断面形状を示す図である。
【符号の説明】
2 ソール本体
4 ミッドソール
6 爪先部アウトソール
8 踵部アウトソール
10 中央部内側アウトソール
12 中央部外側アウトソール
24 ソール本体の土踏まず部の中央部内側
26 茸状スタッド
28 プレート状ベース部
30 滑り止め突起部
32 取付用軸部
36 横ぶれ防止部材
38 ミッドソールの立ち上がっている部分
Claims (7)
- アウトソールとアウトソールより柔軟なミッドソールとが積層されてなるソール本体の底面に複数の滑り止め突起が設けられたゴルフシューズ用ソールにおいて、
アウトソールが、ソール本体の爪先部に存在する爪先部アウトソール、踵部に存在する踵部アウトソール、中央部内側に存在する中央部内側アウトソール、及び、中央部外側に存在する中央部外側アウトソールの少なくとも独立した4つの部分に分割形成され、
ソール本体の土踏まず部の中央部内側にはアウトソールが配置されておらず、
爪先部アウトソールと中央部内側アウトソール及び中央部外側アウトソールとの間、踵部アウトソールと中央部外側アウトソールとの間、並びに、中央部内側アウトソールと中央部外側アウトソールとの間には、それぞれミッドソールにより溝が形成され、
中央部外側アウトソールは、爪先部アウトソール近傍と踵部アウトソール近傍との間で連続していることを特徴とするゴルフシューズ用ソール。 - 各部分のアウトソールの周縁の少なくとも前記各溝が形成された部分において、アウトソールの厚みの20〜80%を覆うようにミッドソールがアウトソールの側面に沿って立ち上がっている請求項1に記載のゴルフシューズ用ソール。
- 踵部アウトソールは、ソールの中心軸線から見て、内側の方が外側よりも面積が大きくなる形状である請求項1又は2に記載のゴルフシューズ用ソール。
- 分割形成されたアウトソールの各部分に、それぞれ少なくとも1つの着脱可能な茸状スタッド(滑り止め突起)が取り付けられている請求項1〜3のいずれか1項に記載のゴルフシューズ用ソール。
- 茸状スタッドが、プレート状ベース部と、プレート状ベース部の下面に設けられた複数の滑り止め突起部と、プレート状ベース部の上面に設けられたソールへの取付用軸部とを備え、かつ、前記取付用軸部をソール本体の取付孔に挿入し、プレート状ベース部を20〜90度回転させることによりソール本体に取り付けられるものである請求項4に記載のゴルフシューズ用ソール。
- 中央部外側アウトソールに、その外側縁から立ち上がる形状の板状の横ぶれ防止部材が固定されており、かつ、前記横ぶれ防止部材は中央部外側アウトソールよりも高硬度であるとともに、中央部外側アウトソールと異種の材料からなる請求項1〜5のいずれか1項に記載のゴルフシューズ用ソール。
- 踵部アウトソールは、他の部分のアウトソールのいずれよりもJIS−A硬度で5°以上硬度が高い請求項1〜6のいずれか1項に記載のゴルフシューズ用ソール。
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