JPH1023903A - 人工芝用シューズの靴底 - Google Patents

人工芝用シューズの靴底

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JPH1023903A
JPH1023903A JP20293996A JP20293996A JPH1023903A JP H1023903 A JPH1023903 A JP H1023903A JP 20293996 A JP20293996 A JP 20293996A JP 20293996 A JP20293996 A JP 20293996A JP H1023903 A JPH1023903 A JP H1023903A
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JP
Japan
Prior art keywords
sole
shoe
artificial turf
soles
outer peripheral
Prior art date
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Pending
Application number
JP20293996A
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English (en)
Inventor
Isao Nakano
勲 中野
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Mizuno Corp
Original Assignee
Mizuno Corp
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Publication date
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、人工芝が敷設された競技場での使
用に適した人工芝用シューズの靴底に係るものであり、
人工芝上での競技に要求される十分な防滑性を確保しつ
つ、靴底底面に設けられた突起が人工芝に引っかかるの
を防止し、過度の負担が足首等にかかることによる故障
の発生の予防に寄与する人工芝用シューズの靴底を提供
する。 【解決手段】 本発明に係る人工芝用シューズの靴底
は、防滑性及び柔軟性に富むラバー系素材からなり、靴
底底面に複数の滑り止め用の突起(3)を有するシュー
ズ靴底において靴底底面(4)の外周縁(5)に沿って
前記突起(3)の高さと同じ高さに平坦部(2)を周設
したことを特徴とする人工芝用シューズの靴底である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人工芝を敷設した
グランド等で好適に用いられるシューズの靴底に関する
ものであり、十分な防滑性を確保しつつ、尚且ストップ
が利き過ぎて競技者の足首や膝への負担がかかることに
よる故障の発生を予防する靴底に関する技術分野に属す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、人工芝を敷設したグランド等
で用いられる人工芝専用のシューズといったものはな
く、通常、人工芝上で各種競技を行う選手は、テニスや
バレーボールに用いられているシューズであって、比較
的平坦な靴底に滑り止め溝を主体とした意匠を有するシ
ューズや、若しくは主にサッカーなどに用いられている
ポイントやスタッドなどの突起を靴底に有するシューズ
などで代用していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】滑り止め溝を有する平
坦な靴底を有するシューズにおいては、防滑性が十分で
はなく一般に滑り易いといった問題があり、特に雨天時
など人工芝が濡れた状態で非常に滑り易く、競技に支障
をきたすといった問題があった。一方、図4に示すよう
にポイントやスタッドを有するシューズにおいては、靴
底及び靴底に設けられている突起がラバー系素材から形
成されているおり、尚且多数の突起状の意匠が設けられ
ているため高い防滑性が得られる。しかし、人工芝を敷
設したグランドには人工芝表層の下に発泡ウレタン等か
らなる弾性シートが積層敷設されているが、前記ポイン
ト等を有するシューズを用いた場合、靴底底面の全面積
に対するポイントの底面積の割合が小さいため、該ポイ
ントが人工芝の表層を通して前記弾性シートに沈み込
む。そのため、ポイントと人工芝の表層との摩擦係数が
向上し、グリップ力を発揮することとなるが、沈み込ん
だポイントが人工芝に引っかかり易く、運動中に競技者
の足首や膝などの故障の原因となっていた。
【0004】また、ポイントやスタッドを有するシュー
ズにおいて、図5に示すようにポイントの径を小さく
し、本数を増やして靴底底面の全面積に対するポイント
の底面積の割合を増やして前記沈み込みを軽減する技術
も開示されている。この場合、ポイントの沈み込みが軽
減され人工芝の引っかかりがなくなり、更にポイントの
径が小さくなることによりポイント一本あたりの摩擦力
が向上し、有効なグリップ力を発揮できた。しかし、こ
の場合においても径が小さくなり摩擦力の向上したポイ
ントが靴底底面の外周縁にまで配されていたため、接地
した靴に水平方向の力がかかったときに該外周縁に設け
られたポイントが人工芝に引っかかり、靴のスムーズな
移動を阻害し、足首の捻挫など故障を誘発する恐れもあ
った。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、上記課題を解決
し、雨天、晴天に拘らず十分な防滑性を保持しつつ、競
技者の足首や膝にかかる負担を軽減する人工芝用シュー
ズに関する発明をするに至った。即ち、本発明に係る人
工芝用シューズの靴底は、柔軟性に富み防滑性を有する
ラバー系素材からなり、靴底底面に人工芝との摩擦を高
めるため複数の滑り止め用の突起を有するシューズの靴
底において、突起の沈み込みを抑制し、靴底底面の外周
縁における人工芝の引っかかりを低減する目的で、靴底
底面の外周縁に沿って前記突起の高さと同じ高さに平坦
部を周設したことを特徴とする人工芝用シューズの靴底
である。
【0006】また、靴底全体の軽量化を図り、靴底底面
における排水性を向上させる目的で、靴底底面の外周縁
であって、土踏まず部及び踵後端部を除く前足部、踵内
甲側、踵外甲側の外周縁に沿って前記突起の高さと同じ
高さに平坦部を周設することもできる。更に、前期平坦
部に付着する水分を排除し、防滑性の低下を防ぐ目的で
撥水性を有するラバー系素材で形成したり、前期平坦部
に排水溝を形成することもできる。本発明に係る人工芝
用シューズの靴底底面に設けられた滑り止め突起と該靴
底底面の外周縁に周設された平坦部の高さが1.5mm
〜5.0mmの範囲内で形成する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、以
下に説明する。本発明に係る人工芝用シューズの靴底
は、柔軟性に富み防滑性を有するラバー系素材からな
り、ラバー系素材としてはブタジエンラバー、クロロプ
レンラバー、天然ゴム、ハイスチレンラバー、イソプレ
ンラバーなど従来から用いられている素材の中から適宜
選択し、または適宜配合した素材が用いられる。
【0008】本発明の靴底の形状は、靴底底面に人工芝
との摩擦を高めるため複数の滑り止め用の突起を有する
シューズの靴底において、突起の沈み込みを抑制し、靴
底底面の外周縁における人工芝の引っかかりを低減する
目的で、靴底底面の外周縁に沿って前記突起の高さと同
じ高さに平坦部を周設したことを特徴とする人工芝用シ
ューズの靴底である。
【0009】外周縁に沿って設けられる平坦部は、外周
縁から靴底の内側へ向かって幅5mm〜30mm程度が
適当であり、好ましくは15mm程度であって、前記外
周縁に沿って靴底の全周にわたり設けられている。平坦
部の幅は、5mm以下であると前記突起の沈み込みを抑
制する効果が期待できず、また、競技中に過度の摩擦に
よってちぎれてしまうおそれがある。一方、幅が30m
mを超えると該平坦部の滑りが大きくなり過ぎ、靴底全
体のグリップ力が低下してしまい競技用シューズとして
は不適当である。このように、外周縁に沿って平坦部を
設けることにより、該平坦部が人工芝上で適度に滑り、
ポイントの引っかかりが最も著しい靴底外周縁の引っか
かりを低減できる。
【0010】本発明の靴底の平坦部と突起の靴底底面か
らの高さは、原則として同じ高さであることが好まし
い。同じ高さに形成することにより、前記突起の防滑性
を低下させることなく、しかも平坦部が突起が沈み込み
すぎるのを防止し、ひいては突起が人工芝に引っかかる
のを防止することができる。本発明に係る人工芝用シュ
ーズの靴底底面に設けられた滑り止め突起と該靴底底面
の外周縁に周設された平坦部の高さが1.5mm〜5.
0mmの範囲内で形成する。
【0011】また、靴底全体の軽量化を図り、靴底底面
における排水性を向上させる目的で、靴底底面の外周縁
であって、土踏まず部及び踵後端部を除く前足部、踵内
甲側、踵外甲側の外周縁に沿って前記突起の高さと同じ
高さに平坦部を周設することもできる。更に、前期平坦
部に付着する水分を排除し、防滑性の低下を防ぐ目的で
撥水性を有するラバー系素材で形成したり、前期平坦部
に排水溝を形成することもできる。なお、撥水性を有す
るラバー系素材としては、テトラフルオロエチレン等の
フッ素系ポリマーをラバー系素材に混入したものなどが
用いられる。
【0012】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づき説明する。図
1は本発明の一実施例の靴底面図である。図2は本発明
の他の実施例の靴底面図である。図3は従来の靴底の靴
底面図である。図4は従来の靴底の靴底面図である。
【0013】図1に示す本実施例に係る人工芝用シュー
ズの靴底は、柔軟性に富み防滑性を有するラバーを素材
として用いられる。本発明に用いられるラバーの硬度
は、JIS硬度50〜80度(ショアA)程度が適当で
あり、特に70度(ショアA)程度が好適である。
【0014】本発明の人工芝用シューズの靴底は、図1
に示すように、靴底底面4に人工芝との摩擦を高めるた
め複数の滑り止め用の突起3を有するシューズの靴底に
おいて、突起3の人工芝への沈み込みを抑制し、靴底底
面4の靴底外周縁5における引っかかりを低減する目的
で、X−X線端面図から分かるように靴底底面4の靴底
外周縁5に沿って、前記突起3の高さと同じ高さに平坦
部2を周設する。人工芝上で用いられるシューズは、天
然芝や砂地上で用いられるシューズに比べてさほど長い
突起を必要としない。そのため、本実施例に係る人工芝
用シューズの靴底底面4に設けられた前記突起3と平坦
部2の高さは3.0mmに形成されている。
【0015】靴底外周縁5に沿って設けられる平坦部4
は、靴底外周縁5から靴底底面4の内側へ向かって幅1
0mmに、特に引っ掛かりやすい爪先部Aは幅15mm
程度であって、前記外周縁5に沿って靴底の全周に渡り
設けられている。このように靴底外周縁5に沿って平坦
部2を設けることにより、該平坦部2が人工芝上で適度
に滑り、突起3の引っ掛りが最も著しい靴底外周縁5の
引っ掛りを低減できる。
【0016】また、他の実施例として図2に示すように
靴底全体の軽量化を図り、靴底底面4における排水性を
向上させる目的で、靴底底面4の靴底外周縁5であっ
て、土踏まず部B及び踵後端部Cを除く爪先部A、前足
部D、踵内甲側E、踵外甲側Fの外周縁5に沿って前記
突起3の高さと同じ高さに平坦部2を周設することもで
きる。
【0017】更に、前期平坦部2に付着する水分を排除
し、防滑性の低下を防ぐ目的でたとえばテトラフルオロ
エチレン添加ラバーなど、撥水性を有するラバー系素材
で形成したり、図3に示す様に前期平坦部2に排水溝6
を形成することもできる。
【0018】
【発明の効果】本発明は、次のような効果を奏する。本
発明に係る人工芝用シューズの靴底は、ラバー系素材か
らなり、靴底底面に突起を有するシューズの靴底におい
て、靴底底面の外周縁に沿って前記突起の高さと同じ高
さに平坦部を周設したことにより、人工芝上での十分な
防滑性を確保しつつ、前記突起の人工芝面への沈み込み
を抑制して引っかかりを防止し、ひいては足首や膝等の
故障を予防するという効果を奏する。
【0019】また、前期平坦部を靴底底面の土踏まず部
及び踵後端部を除く、前足部、踵内甲側、踵外甲側の靴
底外周縁に沿って周設したことことにより、靴底自体を
軽量化することができる。
【0020】更に、前期平坦部を撥水性を有するラバー
系素材で形成し、前期平坦部に排水溝を形成したことに
より、靴底底面の特に平坦部における排水性が向上し、
雨天時に人工芝上での防滑性の低下を抑制する効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例の靴底面図である。
【図2】図2は本発明の他の実施例の靴底面図である。
【図3】図3は本発明の他の実施例の靴底面図である。
【図4】図4は従来の靴底の靴底面図である。
【図5】図5は従来の靴底の靴底面図である。
【符号の説明】
1 靴底本体 2 平坦部 3 突起 4 靴底底面 5 靴底外周縁 6 排水溝 7 ポイント A 爪先部 B 土踏まず部 C 踵後端部 D 前足部 E 踵内甲部 F 踵外甲部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラバー系素材からなり、靴底底面に複数
    の突起を有するシューズの靴底において、靴底底面の外
    周縁に沿って前記突起の高さと同じ高さに平坦部を周設
    したことを特徴とする人工芝用シューズの靴底。
  2. 【請求項2】 ラバー系素材からなり、靴底底面に複数
    の突起を有するシューズの靴底において、靴底底面の前
    足部及び踵後端部を除く踵内甲側、踵外甲側の外周縁に
    沿って前記突起の高さと同じ高さに平坦部を周設したこ
    とを特徴とする人工芝用シューズの靴底。
  3. 【請求項3】 前記人工芝用シューズの靴底底面の外周
    縁に設けられた前記平坦部を撥水性を有するラバー系素
    材で形成したことを特徴とする請求項1又は2のいずれ
    か1項記載の人工芝用シューズの靴底。
  4. 【請求項4】 前記人工芝用シューズの靴底底面の外周
    縁に設けられた前記平坦部に排水溝を形成したことを特
    徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の人工芝用
    シューズの靴底。
  5. 【請求項5】 前記人工芝用シューズの靴底底面に設け
    られた前記突起及び平坦部の高さが、靴底底面から1.
    5mm〜5.0mmであることを特徴とする請求項1乃
    至4のいずれか1記載の人工芝用シューズの靴底。
JP20293996A 1996-07-11 1996-07-11 人工芝用シューズの靴底 Pending JPH1023903A (ja)

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JP20293996A JPH1023903A (ja) 1996-07-11 1996-07-11 人工芝用シューズの靴底

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JPH1023903A true JPH1023903A (ja) 1998-01-27

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7838816B2 (en) 2003-08-04 2010-11-23 Cadent, Ltd. Speckle reduction method and apparatus
JP2013059603A (ja) * 2011-08-22 2013-04-04 Okamoto Kk 防滑靴底及び防滑靴

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7838816B2 (en) 2003-08-04 2010-11-23 Cadent, Ltd. Speckle reduction method and apparatus
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Effective date: 20060831

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