JP4421095B2 - 溶鋼鍋の鍋蓋の着脱方法 - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、溶鋼鍋に装着される保温用の鍋蓋を溶鋼鍋を搬送するクレーンを用いて着脱する着脱方法に関する。
【0002】
【従来技術】
製鋼工場において、溶鋼を運搬するのに用いられる溶鋼鍋は、転炉等から溶鋼を受鋼したのちは一般に、保温のため鍋蓋が取付けられ、受鋼時には取り外される。
【0003】
鍋蓋を着脱する方法としては、特開昭63−72472号、特開平1−241374号等に示されるように、専用の鍋蓋着脱装置を用いて鍋蓋を着脱する方法、溶鋼鍋運搬用のクレーンを用いて着脱する方法等があり、このうち、後者の方法では通常、溶鋼鍋の底部に取着されるレードルフックに引掛けて溶鋼鍋の傾動を行う場合等に使用する補巻フックが用いられ、補巻フックを鍋蓋に引掛けて鍋蓋を上げ下げし着脱していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
溶鋼鍋は、クレーンより下がる主巻フックを溶鋼鍋のトラニオンに掛けて吊り上げられて搬送され、受鋼時や真空脱ガス処理時にはその邪魔にならないように主巻フックは鍋のトラニオンから外されて退避される。そして、その前後に行われる鍋蓋の着脱も主巻フックをそのまま用いれば、補巻フックを用いるよりも作業時間が短くてすむが、これには次のような問題がある。
【0005】
すなわち主巻フックが鍋蓋に取着のトラニオンに掛かるようにするには、鍋蓋トラニオンを主巻フックが溶鋼鍋のトラニオンを吊りに行く際の移動経路外に位置しなければならない。一方で、鍋蓋が傾かないように吊上げるには、トラニオンを鍋蓋の重心ないし、その付近に設ける必要があるが、これが主巻フックを鍋のトラニオンに係脱させるため昇降移動する際の軌道上になることである。
【0006】
本発明は、主巻フックが溶鋼鍋のトラニオンに係脱するため、昇降移動するときには鍋蓋トラニオンを主巻フックの昇降移動経路から退避させ、邪魔にならないようにし、溶鋼鍋に着脱可能に取着される鍋蓋の着脱方法において、鍋蓋の取外し、及び鍋蓋取付けから溶鋼鍋搬出までの主巻フックの昇降操作が容易で、かつ短時間で行えるようにするものである。
【0008】
【課題の解決手段】
請求項1に係わる発明は、溶鋼鍋に溶鋼の保温のため着脱可能に取着される鍋蓋の着脱方法であって、鍋蓋には、該鍋蓋に上下方向に旋回可能に軸支されるレバーと、該レバー端に該レバーと直交し、かつ溶鋼鍋のトラニオンと平行をなして取付けられる鍋蓋トラニオンを設け、該鍋蓋トラニオンは、レバーを倒したとき、主巻フックの背面側である、フックの先が向く側と反対側に倒れて、溶鋼鍋のトラニオンに係脱するために昇降移動する主巻フックの移動経路外に退避するようになっており、主巻フックには背面側に突出する補助フックを設け、溶鋼鍋を搬送するときには、クレーン操作で主巻フックを溶鋼鍋のトラニオンに掛ける一方、鍋蓋を着脱するときには、クレーン操作で主巻フックを上げ下げして補助フックを鍋蓋トラニオンに係脱させることを特徴とする。
【0009】
本発明を説明するのに先立って先ず、図1に示す鍋蓋構造の鍋蓋に対する着脱作業を補助フックを有しない主巻フックで行った場合について説明する。
【0010】
図1及び図2は、溶鋼鍋1に取付けた鍋蓋2を示すもので、この鍋蓋2は既知のものと同様、キャスタブルが内張りされている。そして上面にはレバー3が上下方向に旋回可能に軸支され、レバー端に鍋蓋トラニオン4がレバー3と直交し、かつ溶鋼鍋1のトラニオン5と平行に取付けられている。
【0011】
レバー3は、鍋蓋2を吊り上げる一点鎖線で示す状態では、主巻フック6の背面側である図の右方に若干傾斜しているため、主巻フック6を図の右斜め下方向に移動させると、主巻フック6の背面側に倒れ、鍋蓋2に固着のストッパー7に当たって停止した実線で示す位置で、レバー端の鍋蓋トラニオン4は鍋蓋外に位置し、主巻フック6が溶鋼鍋1のトラニオン5と係脱する際に昇降する移動経路外に位置して、主巻フック6が昇降移動する際の支障とならないようになっている。
【0012】
溶鋼鍋1は、鋳造設備等において溶鋼をタンディッシュ等に注入後は、排滓場に運ばれ、残留スラグを排出する。スラグ排出に際しては、主巻フック6を溶鋼鍋1のトラニオン5に掛けて溶鋼鍋1を持ち上げ、補巻フックを溶鋼鍋底部のレードルフック13に掛けて溶鋼鍋1を傾動させ、主巻フック6の背面側よりスラグの排出を行うが、鍋蓋トラニオン4がフック先側に倒れると、溶鋼鍋1を傾けたとき鍋蓋トラニオ4ンが主巻フック6に係合しがちで、係合すると、溶鋼鍋1の傾きが阻止され、スラグの排出に支障を来たすようになる。これに対し、鍋蓋トラニオン4を主巻フック6の背面側に倒れるようにすると、溶鋼鍋1を傾動させる際の支障となることがない。
【0013】
鍋蓋2の着脱は、主巻フック6を溶鋼鍋1のトラニオン5に掛けて、溶鋼鍋1を転炉等の受鋼位置まで運んでから次のようにして行われる。すなわちクレーン操作で主巻フック6を一旦降下させて溶鋼鍋1のトラニオン5から外したのち(このとき、レバー3は図の実線位置で示す倒れた状態にある)、主巻フック6の背面を鍋蓋トラニオン4に向け、図2の右方に移動させて上昇させる。上昇は主巻フック6が鍋蓋トラニオン4を越えるまで行われ、上昇後、主巻フック6を図2の右方にフック先が鍋蓋トラニオン4を越えるまで移動させ、ついでフック先が鍋蓋トラニオン下方に達するまで降下させる。そして主巻フック6を左方に動かしながら上昇させて鍋蓋トラニオン4を捕捉し、そのまま持ち上げる。鍋蓋トラニオン4を捕捉してから主巻フック6が上昇する際、先ずレバー3が上向きに旋回する。鍋蓋トラニオンが溶鋼鍋の重心位置での重力の作用線上、すなわち溶鋼鍋のトラニオンを通る鉛直線上に達し、一点鎖線位置に起されたのちは、鍋蓋が持ち上げられ、溶鋼鍋から外される。
【0014】
鍋蓋2が外されて受鋼が行われ、受鋼後、鍋蓋2が主巻フック6により溶鋼鍋1上に降下され装着される。鍋蓋を溶鋼鍋上に下ろしたのち、主巻フックを更に下げると、レバーが下向きに旋回して実線位置に倒れ、鍋蓋トラニオンを主巻フックの上述する移動経路外に退避させる。
【0015】
鍋蓋2を装着後、溶鋼鍋1を搬出するときには、クレーン操作により主巻フック6を上記と逆の手順を辿って移動させ、溶鋼鍋1のトラニオン5に係合させる。図2において、8は主巻フック6が移動する際のフック先端部の軌跡を示す。
【0016】
フック先端部が以上のように鍋蓋トラニオン4を迂回する経路を辿るのは、トラニオン4、5間を最短距離で移動しようとすると、主巻フック6が鍋蓋トラニオン4に当たり、移動できなくなるためである。
【0017】
これに対し、本発明の主巻フックの背面側に補助フックを取付けておくと、トラニオン間を通って降下する主巻フックの両側にトラニオン4、5が位置し、トラニオン4、5を両側に設けたフックと補助フックで個別に捕捉係合できるため、主巻フックを単にトラニオン間で操作すればよく、主巻フックの移動経路が単純となって移動時間も短縮される。
【0018】
【発明の実施の形態】
図3は、図1及び図2に示す主巻フック6に鍋蓋トラニオン4捕捉用の補助フック9を背面側に突出して取り付けた例を示すものであり、図4に示す符号11は、図3に示す主巻フック6を用いて鍋蓋2を装着後、溶鋼鍋1を搬出するときの主巻フックの移動経路を示す。図示するように鍋蓋2を装着後、主巻フック6を降下させると、レバー3が実線位置まで倒れ、つづいて更に主巻フック6を降下させると、補助フック9がレバー先の鍋蓋トラニオン4より離脱する。
【0019】
主巻フック6を更に図示する移動経路11を辿って降下させると、主巻フック6で溶鋼鍋1のトラニオン5が捕捉される。捕捉後は溶鋼鍋1を吊り上げて搬出する。
【0020】
溶鋼鍋1を受鋼位置まで運んで鍋蓋2を取り外すときには、主巻フック6が上記移動経路11を上記と逆に辿って補助フック9で鍋蓋トラニオン4を捕捉し、レバー3を起して鍋蓋2を持ち上げる。
【0021】
図中、13はスラグ排滓のため溶鋼鍋1を傾動させる際、補巻フック(図示しない)を係止させるレードルフックである。
【0022】
【発明の効果】
請求項1に係わる発明によると、主巻フックが溶鋼鍋のトラニオンを係脱するときには、鍋蓋トラニオンは主巻フックの移動経路外に退避されるため邪魔となることがなく、鍋蓋トラニオンも主巻フックの背面側に突設した補助フックで捕捉できるため、主巻フックの操作のみで溶鋼鍋を吊り上げたり、鍋蓋を着脱することができ、従来法のように鍋蓋を着脱するときには補巻フックを、溶鋼鍋を吊り上げるときには主巻フックを用い、両フックを使い分けていたのと比べ、フックの切換えに要する時間が不要で、しかも主巻フックを鍋蓋トラニオンから溶鋼鍋のトラニオンへ、或いはその逆に溶鋼鍋のトラニオンから鍋蓋のトラニオンに係合させる際の主巻フックの移動経路を簡単にし、かつ短縮できるため、溶鋼鍋を受鋼位置まで運んで鍋蓋を着脱し、搬出するまでの作業が容易となり、作業時間を短縮することができること、スラグ排滓のため、主巻フックで溶鋼鍋を吊り上げて溶鋼鍋を傾倒させる際、鍋蓋トラニオンが主巻フックに当たることがなく、溶鋼鍋を傾倒させてスラグを排出するのに支障を生じないこと等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】鍋蓋を取付けた溶鋼鍋の正面図。
【図2】鍋蓋着脱時の主巻フックの移動経路を示す図。
【図3】本発明方法で使用する主巻フックの側面図。
【図4】図2に示す主巻フックによる移動経路を示す図。
【符号の説明】
1・・溶鋼鍋
2・・鍋蓋
3・・レバー
4・・鍋蓋のトラニオン
5・・溶鋼鍋のトラニオン
6・・主巻フック
7・・ストッパー
8・・フック先端部の軌跡
9・・補助フック
11・・移動経路
13・・レードルフック
Claims (1)
- 溶鋼鍋に溶鋼の保温のため着脱可能に取着される鍋蓋の着脱方法であって、鍋蓋には、該鍋蓋に上下方向に旋回可能に軸支されるレバーと、該レバー端に該レバーと直交し、かつ溶鋼鍋のトラニオンと平行をなして取付けられる鍋蓋トラニオンを設け、該鍋蓋トラニオンは、レバーを倒したとき、主巻フックの背面側である、フックの先が向く側と反対側に倒れて、溶鋼鍋のトラニオンに係脱するために昇降移動する主巻フックの移動経路外に退避するようになっており、主巻フックには背面側に突出する補助フックを設け、溶鋼鍋を搬送するときには、クレーン操作で主巻フックを溶鋼鍋のトラニオンに掛ける一方、鍋蓋を着脱するときには、クレーン操作で主巻フックを上げ下げして補助フックを鍋蓋トラニオンに係脱させることを特徴とする鍋蓋の着脱方法。
Priority Applications (1)
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JP2000326461A JP4421095B2 (ja) | 2000-10-26 | 2000-10-26 | 溶鋼鍋の鍋蓋の着脱方法 |
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JP2000326461A JP4421095B2 (ja) | 2000-10-26 | 2000-10-26 | 溶鋼鍋の鍋蓋の着脱方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2002126867A JP2002126867A (ja) | 2002-05-08 |
JP4421095B2 true JP4421095B2 (ja) | 2010-02-24 |
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JP2000326461A Expired - Lifetime JP4421095B2 (ja) | 2000-10-26 | 2000-10-26 | 溶鋼鍋の鍋蓋の着脱方法 |
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Cited By (1)
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CN110369700A (zh) * | 2019-07-08 | 2019-10-25 | 唐山不锈钢有限责任公司 | 一键式远程钢包车定位及自动摘盖加盖控制装置 |
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2000
- 2000-10-26 JP JP2000326461A patent/JP4421095B2/ja not_active Expired - Lifetime
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CN110369700A (zh) * | 2019-07-08 | 2019-10-25 | 唐山不锈钢有限责任公司 | 一键式远程钢包车定位及自动摘盖加盖控制装置 |
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