JP4420218B2 - 中継ノード設置ポイント選択方法/プログラム/記録媒体/装置、基地局、マルチホップネットワークシステム - Google Patents

中継ノード設置ポイント選択方法/プログラム/記録媒体/装置、基地局、マルチホップネットワークシステム Download PDF

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Description

本発明は、無線マルチホップ機能を有するノード(無線装置)により構成される無線マルチホップネットワークに関する。
無線センサネットワークでは、消費電力を低減する1つの方法として、基地局および各ノードの送信出力を小さくして複数のノード間を中継することにより広域エリアをカバーする無線マルチホップネットワークが用いられる(例えば、大熊孝裕、川崎大輔、保木本武宏、新井正伸著、「呼出しIDによる省電力マルチホップルーティング機能の実現」、信学技報、Vol.103、No.624、平成16年1月22日、39〜42ページ(非特許文献1)を参照)。
指定された設置ポイントにReactive型(受動型)のルーティング機能を有するノードを設置し、無線マルチホップネットワークを形成するためには、基地局からノード間接続性診断(基地局からの制御信号により、基地局および各ノード間の接続関係を明らかにすること)を行うことになるが、場合によっては、図1に示すように、基地局と接続可能なノードのグループ(基地局グループ)と、基地局と接続不可能な孤立ノードのグループ(孤立ノードグループ)が生じうる。孤立ノードは当然基地局と通信ができない。そこで、孤立ノードを基地局に接続するために、中継ノードの設置が行われる。
従来、中継ノードの設置は手探りで行われていた。すなわち、適当な設置ポイントに中継ノードを設置し、基地局からノード間接続性診断を行って、孤立ノードが無くなるかどうかを確認していた。
大熊孝裕、川崎大輔、保木本武宏、新井正伸著、「呼出しIDによる省電力マルチホップルーティング機能の実現」、信学技報、Vol.103、No.624、平成16年1月22日、39〜42ページ。
しかしながら、従来の方法はこのように手探りで中継ノードの設置を行うため、孤立ノードがなかなか無くならない場合も多い。したがって、何度も中継ノードの設置ポイントを変えては同じ手順を繰り返すという手間が発生していた。
本発明の目的は、無線マルチホップネットワークにおいて、中継ノード設置の手間を軽減する方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、基地局によるノード間接続性診断の結果と、中継ノード設置ポイント候補における、1ホップで接続可能なノード検出の結果を用いる。
ここで、後者の結果は、各中継ノード設置ポイント候補に、1ホップで接続可能なノードを検出する機能を有する無線装置(ただし、基地局用の無線装置であってもよい)を設置し、動作させることにより得られる。
ノード間接続性診断の結果から孤立ノードが発生していると判断した場合には、第1の処理として、基地局と接続可能であり、かつ、孤立ノードと1ホップで接続可能な中継ノード設置ポイント候補を選択する。この処理により、孤立ノード→中継ノード→基地局のルートが確立する。
まだ孤立ノードが残る場合には、第2の処理として、残った孤立ノードおよび基地局と接続可能になった孤立ノードの双方と1ホップで接続可能であり、かつ、基地局と接続不可能な中継ノード設置ポイント候補を選択する。この処理により、残った孤立ノード→中継ノード→基地局と接続可能になった孤立ノード→基地局のルートが確立する。
これでも孤立ノードが残る場合には、上記第2の処理を繰り返す。
以上説明したように、本発明によれば、基地局によるノード間接続性診断の結果と、中継ノード設置ポイント候補における、1ホップで接続可能なノード検出の結果を用いて、基地局と孤立ノードの接続を確立する中継ノード設置ポイント候補を選択するので、何度も中継ノードの設置ポイントを変える必要がなく、中継ノード設置の手間を軽減することができる。
次に、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1を参照すると、無線マルチホップネットワークを説明するための図が示されている。
図1において、ノード1からノード4が基地局0と接続可能なノードであり、基地局グループを構成している。そして、ノード5からノード11が基地局0と接続不可能な孤立ノードであり、孤立ノードグループを構成している。また、A〜Jが中継ノード設置ポイント候補である。中継ノード設置ポイントは、この中継ノード設置ポイント候補の中から選択される。
図2を参照すると、本発明の中継ノード設置ポイント選択装置の構成を説明するためのブロック図が示されている。
中継ノード設置ポイント選択装置2は、入力部21と、選択処理部22と、記憶部23と、重複度計算部24と、冗長度計算部25と、平均ホップ数計算部26を有する。ただし、重複度計算部24と、冗長度計算部25と、平均ホップ数計算部26はオプションである。
入力部21は、基地局によるノード間接続性診断の結果と、中継ノード設置ポイント候補における、1ホップで接続可能なノード検出の結果などを入力として受け付ける。
選択処理部22は、入力部21が受け付けたデータなどを、例えばテーブル形式で記憶部23に記録する。そして、記憶部23に記憶されているこれらのデータ、これらのデータを選択処理部22自身が加工して得られたデータ、重複度計算部24、冗長度計算部25、平均ホップ数計算部26が記録したデータなどに基づいて、中継ノード設置ポイント候補の選択処理を行う。
記憶部23は、入力部21が受け付けたデータ、これらのデータを選択処理部22が加工して得られたデータ、重複度計算部24、冗長度計算部25、平均ホップ数計算部26が記録したデータなどを、例えばテーブル形式で記憶している。
重複度計算部24は、後述する第2の実施形態の中継ノード設置ポイント選択方法で必要となる。重複度とは、各孤立ノードが1ホップで接続可能な中継ノード設置ポイント候補の数をいう。重複度計算部24は、記憶部23で記憶されている、入力部21が受け付けたデータやこれらのデータを選択処理部22が加工して得られたデータなどに基づいてこの重複度を計算し、記憶部23に記録する。
冗長度計算部25は、後述する第3の実施形態の中継ノード設置ポイント選択方法で必要となる。冗長度とは、選択処理部22により選択された中継ノード設置ポイント候補のセットにおいて、各孤立ノードが1ホップで接続可能な中継ノード設置ポイント候補の数をいう。冗長度計算部25は、記憶部23で記憶されている、入力部21が受け付けたデータやこれらのデータを選択処理部22が加工して得られたデータなどに基づいてこの冗長度を計算し、記憶部23に記録する。
平均ホップ数計算部26は、後述する第4の実施形態の中継ノード設置ポイント選択方法で必要となる。平均ホップ数とは、選択処理部22により選択された中継ノード設置ポイント候補のセットにおいて、中継ノード設置ポイント候補と基地局のホップ数の平均値をいう。ここで、ホップ数とは、基地局とあるノードを結ぶルート上に存在するノードの数に1を足した数に等しい。例えば、図1において、ノード1からノード4のホップ数は、それぞれ1、2、2、3である。平均ホップ数計算部26は、記憶部23で記憶されている、入力部21が受け付けたデータやこれらのデータを選択処理部22が加工して得られたデータなどに基づいてこの平均ホップ数を計算し、記憶部23に記録する。
(第1の実施形態)
図3を参照すると、本発明の第1の実施形態の中継ノード設置ポイント選択方法の手順を説明するためのフローチャートが示されている。
本実施形態は、中継ノード設置ポイント選択方法の基本形である。
ステップ301で、入力部21は、基地局によるノード間接続性診断の結果と、中継ノード設置ポイント候補における、1ホップで接続可能なノード検出の結果を入力として受け付ける。選択処理部22は、これを記憶部23に記録する。選択処理部22は、基地局によるノード間接続性診断の結果から孤立ノードが発生していると判断した場合、中継ノード設置ポイント候補における、1ホップで接続可能なノード検出の結果に基づいて、孤立ノードと1ホップで接続可能であり、かつ、基地局と接続されている中継ノード設置ポイント候補を選択する。以上の処理によって、孤立ノード→中継ノード→基地局のルートが確立する。
ここで、基地局によるノード間接続性診断は、例えば、非特許文献1(大熊孝裕、川崎大輔、保木本武宏、新井正伸著、「呼出しIDによる省電力マルチホップルーティング機能の実現」、信学技報、Vol.103、No.624、平成16年1月22日、39〜42ページ)に記載のルーティングや、IETF(International Engineering Task Force)のRFC(Request For Comments)3561で規定されるAODV(Ad hoc On−demand Distance Vector)ルーティングなどを用いて行うことができる。
非特許文献1に記載のルーティングは次のようなものである。すなわち、基地局は、各ノードに検出信号を順次送信する。所定の強度以上で検出信号を受信したノードのみが、検出応答信号を基地局に返信する。これにより、基地局と検出応答信号を返信したノードの接続が確立される。次に、基地局は、すでに接続が確立されたノードをして、まだ接続が確立していない各ノードに検出信号を順次発信させる。所定の強度以上で検出信号を受信したノードのみが、検出応答信号を、検出信号を送信したノードを介して基地局に返信する。これにより、基地局と直接に接続できなかったノードは、基地局と直接に接続できたノードを介して基地局と接続される。以上の処理を繰り返すことにより、無線マルチホップネットワークが形成されるとともに、基地局および各ノード間の接続関係が明らかになる。
また、中継ノード設置ポイント候補における、1ホップで接続可能なノード検出は、各中継ノード設置ポイント候補に、1ホップで接続可能なノードを検出する機能を有する無線装置(ただし、基地局用の無線装置であってもよい)を設置し、動作させることにより得られる。基本的に、非特許文献1に記載のルーティングやIETFのRFC3561で規定されるAODVルーティングなどを用いることができるが、1ホップまでの処理で十分である。
ステップ302で、選択処理部22は、中継ノード設置ポイント候補における、1ホップで接続可能なノード検出の結果に基づいて、基地局と「未接続」の孤立ノードがまだ残っている否かを判断する。残っていればステップ303へ、残っていなければこれで終了である。
ステップ303で、選択処理部22は、中継ノード設置ポイント候補における、1ホップで接続可能なノード検出の結果に基づいて、基地局と接続されていないが、基地局と「既接続」(ここで、「既接続」とは、中継ノード設置ポイント候補の選択により、基地局からノード間接続性診断を行えば接続されていると判断される状態のことをいう)の孤立ノードと1ホップで接続可能な候補が、基地局と「未接続」の孤立ノードと1ホップで接続可能であれば、当該候補を選択する。以上の処理によって、残った孤立ノード→中継ノード→「既接続」の孤立ノード→基地局のルートが確立する。
ステップ304で、選択処理部22は、中継ノード設置ポイント候補における、1ホップで接続可能なノード検出の結果に基づいて、「未接続」の孤立ノードがまだ残っているか否かを判断する。残っていればステップ305へ、残っていなければこれで終了である。
ステップ305で、選択処理部22は、ステップ303の処理を繰り返すか、中継ノード設置ポイント候補を選び直して始めからやり直す。
(第2の実施形態)
図4A、図4Bを参照すると、本発明の第2の実施形態の中継ノード設置ポイント選択方法の手順を説明するためのフローチャートが示されている。
本実施形態は、中継ノード数を最小にする中継ノード設置ポイント選択方法である。本実施形態により、無線マルチホップネットワークにおけるノード数を減らし、資源を有効に活用することができる。
本実施形態では、重複度、すなわち、各孤立ノードが1ホップで接続可能な中継ノード設置ポイント候補の数を重複度計算部24により計算し、重複度も加味して中継ノード設置ポイント候補を選択する。
ステップ401で、入力部21は、基地局によるノード間接続性診断結果を入力として受け付ける。そして、選択処理部22は、これに基づいてノードとホップ数の対応関係を示すテーブルである表1を作成し、これを記憶部23に記録する。[表1]は、図1の無線マルチホップネットワークにおけるノードとホップ数の対応関係を示すテーブルである。前述したように、ホップ数とは、基地局とあるノードを結ぶルート上に存在するノードの数に1を足した数に等しい。したがって、図1において、ノード1からノード4のホップ数は、それぞれ1、2、2、3であり、それ以外のノードのホップ数は0である。これが、[表1]に示されている。
Figure 0004420218
ステップ402で、選択処理部22は、ノードとホップ数の対応関係を示すテーブルである表1に基づいて孤立ノードが存在しているか否かを判断する。表1において、ホップ数が0のノードがあれば、孤立ノードが存在していると判断する。[表1]では、ノード5からノード11のホップ数が0なので、孤立ノードが存在していると判断する。孤立ノードが存在していると判断した場合(YES)はステップ403に進み、孤立ノードが存在していないと判断した場合(NO)はこれで終了である。
ステップ403で、入力部21は、各中継ノード設置ポイント候補における、1ホップで接続可能なノード検出の結果を入力として受け付ける。選択処理部22は、これに基づいて、孤立ノードと中継ノード設置ポイント候補の1ホップ接続関係を示すテーブルである表2を作成し、記憶部23に記録する。さらに、選択処理部22は、表2を、基地局と接続されている中継ノード設置ポイント候補のものと、基地局と接続されていない中継ノード設置ポイント候補のものに分類し、前者を結果リストAである表3、後者を結果リストA’である表4として、記憶部23に記録する。[表2]は、図1の無線マルチホップネットワークにおける孤立ノードと中継ノード設置ポイント候補の1ホップ接続関係を示すテーブルである。ここで、1は1ホップで接続可能であり、0は1ホップで接続不可能であることを示している。そして、[表3]と[表4]は、それぞれ[表2]から分類された結果リストA、結果リストA’である。ここで、基地局グループIDとは、中継ノード設置ポイント候補が1ホップで接続可能な基地局グループのノードのIDである。したがって、基地局グループIDに番号が記入されている中継ノード設置ポイント候補は基地局と接続可能であり、「なし」となっているものは基地局と接続不可能である。したがって、基地局グループIDをもとに、[表2]を[表3]と[表4]に分類する。[表2]では、中継ノード設置ポイント候補B、C、D、E、Fの列が[表3]に、中継ノード設置ポイント候補A、G、H、I、Jの列が[表4]に分類される。
Figure 0004420218
Figure 0004420218
Figure 0004420218
結果リストAと結果リストA’の分類は、孤立ノード→中継ノード→基地局のルートの確立と、「未接続」で残った孤立ノード→中継ノード→「既接続」の孤立ノード→基地局のルートの確立を順に行う本発明の中継ノード設置ポイント選択方法の便宜のために行う。以降のステップ404からステップ409が、孤立ノード→中継ノード→基地局のルートの確立のためのステップであり、ステップ410からステップ416が、「未接続」で残った孤立ノード→中継ノード→「既接続」の孤立ノード→基地局のルートの確立のためのステップである。
ステップ404で、重複度計算部24は、記憶部23に記憶されている結果リストAである表3に基づいて、各孤立ノードの重複度を計算し、重複度を含む結果リストAである表5を作成し、記憶部23に記録する。[表5]は、[表3]において各孤立ノードの重複度を計算した結果を含む結果リストAである。重複度の計算は各行の値を加算することで得られる。
Figure 0004420218
ステップ405で、選択処理部22は、記憶部23に記憶されている重複度を含む結果リストAである表5において、重複度1の孤立ノードと1ホップで接続可能な中継ノード設置ポイント候補を選択する。[表5]では、重複度1の孤立ノードはノード8とノード11である。そして、ノード8、ノード11と1ホップで接続可能な中継ノード設置ポイント候補は、それぞれB、Fである。よって、選択処理部22は、中継ノード設置ポイントとしてB、Fを選択する。そして、中継ノード設置ポイントとしてB、Fを選択したことにより、孤立ノード8→中継ノードB→(ノード4→ノード2→ノード1)→基地局0、孤立ノード11→中継ノードF→(ノード3→ノード1)→基地局0のルートが確立される。のみならず、中継ノードB、中継ノードFと1ホップで接続可能な孤立ノードが他に存在すれば、この段階でルートが確立されるが、[表5]ではこのような孤立ノードは存在しない。よって、この段階では、孤立ノード8、孤立ノード11のみのルートが確立される。
このように重複度1の孤立ノードからルートを確立していくのは、重複度の低い孤立ノードで確立したルートで選択した中継ノードを、重複度の高い孤立ノードのルートでも併用できると、中継ノードの数を減らすことができるからである。
ステップ406で、選択処理部22は、重複度を含む結果リストAである表5に基づいて、重複度2以上の「未接続」の孤立ノードがあるか否かを判断する。[表5]では、ノード5、ノード6、ノード9、ノード10が重複度2の「未接続」の孤立ノードであるので、選択処理部22は、重複度2以上の「未接続」の孤立ノードがあると判断する。重複度2以上の「未接続」の孤立ノードがあると判断した場合はステップ407に進み、重複度2以上の「未接続」の孤立ノードがないと判断した場合は、「未接続」で残った孤立ノード→中継ノード→「既接続」の孤立ノード→基地局のルートの確立を開始するか否かを判断するステップ409に進む。
ステップ407で、選択処理部22は、重複度が最小(2以上)の「未接続」の孤立ノードと1ホップで接続可能な中継ノード設置ポイント候補で、他の「未接続」の孤立ノードとより多く1ホップで接続可能な中継ノード設置ポイント候補を選択する。[表5]では、重複度が最小である2の「未接続」の孤立ノードは、ノード5、ノード6、ノード9、ノード10である。そして、ノード5と1ホップで接続可能な中継ノード設置ポイント候補はCとDである。Cは、「未接続」の孤立ノードであるノード9と1ホップで接続可能である。一方、Dは、「未接続」の孤立ノードであるノード6、ノード9、ノード10と1ホップで接続可能である。よって、他の「未接続」の孤立ノードとより多く1ホップで接続可能なDが、ノード5に対して選択される。同様にして、ノード6、ノード9、ノード10に対しても、Dが選択される。この結果、孤立ノード5→中継ノードD→(ノード3→ノード1)→基地局0、孤立ノード6→中継ノードD→(ノード3→ノード1)→基地局0、孤立ノード9→中継ノードD→(ノード3→ノード1)→基地局0、孤立ノード10→中継ノードD→(ノード3→ノード1)→基地局0というルートが確立される。このように、他の「未接続」の孤立ノードとより多く1ホップで接続可能な中継ノード設置ポイント候補を優先的に選択することで、中継ノードの数を減らすことができる。
ステップ408で、選択処理部22は、重複度を含む結果リストAである表5に基づいて、重複度2以上の「未接続」の孤立ノードがあるか否かを判断する。[表5]の場合、重複度3以上の孤立ノードは存在しないので(重複度2の「未接続」の孤立ノードは既に存在しない)、選択処理部22は、重複度2以上の「未接続」の孤立ノードは存在しないと判断する。重複度2以上の「未接続」の孤立ノードは存在しないと判断した場合(NO)にはステップ409に進み、重複度2以上の「未接続」の孤立ノードは存在すると判断した場合(YES)にはステップ407に戻る。
ステップ409で、選択処理部22は、重複度を含む結果リストAである表5に基づいて、重複度0の「未接続」の孤立ノードがあるか否かを判断する。[表5]の場合、ノード7が重複度0の「未接続」の孤立ノードであるので、選択処理部22は、重複度0の「未接続」の孤立ノードがあると判断する。重複度0の「未接続」の孤立ノードがあると判断した場合(YES)にはステップ410に進み、重複度0の「未接続」の孤立ノードがないと判断した場合(NO)にはこれで終了である。
ここで、重複度0の「無接続」の孤立ノードは、基地局と接続されている中継ノード設置ポイント候補と直接接続することにより基地局と接続することはできないので、「未接続」で残った孤立ノード→中継ノード(基地局と接続されていない中継ノード設置ポイントに設置される中継ノード)→「既接続」の孤立ノード→基地局という「既接続」の孤立ノードを介したルートにより、基地局との接続を確立するようにする。
ステップ410で、選択処理部22は、結果リストA’である表4(基地局と接続されていない中継ノード設置ポイント候補と孤立ノードの1ホップ接続関係を示すテーブル)を、「既接続」の孤立ノードと1ホップで接続可能な中継ノード設置ポイント候補のものと、「既接続」の孤立ノードと1ホップで接続不可能な中継ノード設置ポイント候補のものに分類し、前者を結果リストBである表6として、記憶部23に記録する。[表4]では、「既接続」の孤立ノードがノード5、ノード6、ノード8、ノード9、ノード10、ノード11であるから、「既接続」の孤立ノードと1ホップで接続可能な中継ノード設置ポイント候補として、A(ノード8)、G(ノード6、ノード10)、H(ノード11)、I(ノード5、ノード6、ノード9、ノード10)、J(ノード8)の列が抽出され、[表6]が作成される。
Figure 0004420218
ステップ411で、重複度計算部24は、結果リストBである表6に基づいて、各孤立ノードの重複度を計算する。[表6]には、重複度の計算結果も含まれている。本ステップは、ステップ404に対応するものである。
ステップ412で、選択処理部22は、結果リストBである表6に基づいて、重複度1の「未接続」の孤立ノードと1ホップで接続可能な中継ノード設置ポイント候補を選択する。[表6]では、重複度1の「未接続」の孤立ノードはノード7だけであり、ノード7と1ホップで接続可能な中継ノード設置ポイント候補はGであるから、Gを選択する。この結果、孤立ノード7→中継ノードG→孤立ノード6→(中継ノードD→ノード3→ノード1)→基地局0、または、孤立ノード7→中継ノードG→孤立ノード10→(中継ノードD→ノード3→ノード1)→基地局0というルートが確立される。本ステップは、ステップ405に対応するものである。
ステップ413で、選択処理部22は、結果リストBである表6に基づいて、重複度2以上の「未接続」の孤立ノードが存在するか否かを判断する。[表6]では、重複度2以上の「未接続」の孤立ノードは存在しない(すでに、すべて「既接続」である)。重複度2以上の「未接続」の孤立ノードは存在しないと判断した場合(NO)にはステップ416に進み、重複度2以上の「未接続」の孤立ノードは存在すると判断した場合(YES)にはステップ414に進む。本ステップは、ステップ406に対応するものである。
ステップ414で、選択処理部22は、結果リストBである表6に基づいて、重複度が最小(2以上)の「未接続」の孤立ノードと1ホップで接続可能な中継ノード設置ポイント候補で、他の「未接続」の孤立ノードとより多く1ホップで接続可能な中継ノード設置ポイント候補を選択する。本ステップは、ステップ407に対応するものである。
ステップ415で、選択処理部22は、結果リストBである表6に基づいて、重複度2以上の「未接続」の孤立ノードはあるか否かを判断する。重複度2以上の「未接続」の孤立ノードは存在しないと判断した場合(NO)にはステップ416に進み、重複度2以上の「未接続」の孤立ノードは存在すると判断した場合(YES)にはステップ414に戻る。本ステップは、ステップ408に対応するものである。
ステップ416で、選択処理部22は、結果リストBである表6に基づいて、重複度0の「未接続」の孤立ノードはあるか否かを判断する。[表6]では、重複度0の「未接続」の孤立ノードは存在しない。重複度0の「未接続」の孤立ノードは存在しないと判断した場合(NO)はこれで終了である。重複度0の「未接続」の孤立ノードは存在すると判断
した場合(YES)はステップ417に進む。本ステップは、ステップ409に対応するものである。
ステップ417で、ステップ410〜416と同様な処理を繰り返すか、中継ノード設置ポイント候補を選び直してやり直す。
以上によって得られた中継ノード設置ポイントに中継ノードを設置すると、孤立ノードが基地局に接続されることになる。[表7]は、図1の無線マルチホップネットワークに対して、ステップ401からステップ417の処理によって中継ノード設置ポイントを選択し、このポイントに中継ノードを設置した場合におけるノードとホップ数の関係を示すテーブルである。
Figure 0004420218
また、確立されたルートをまとめると、以下のようになる。
ノード1→基地局0
ノード2→ノード1→基地局0
ノード3→ノード1→基地局0
ノード4→ノード2→ノード1→基地局0
ノード5→中継ノードD→ノード3→ノード1→基地局0
ノード6→中継ノードD→ノード3→ノード1→基地局0
ノード7→中継ノードG→ノード6→中継ノードD→ノード3→ノード1→基地局0
ノード7→中継ノードG→ノード10→中継ノードD→ノード3→ノード1→基地局0
ノード8→中継ノードB→ノード4→ノード2→ノード1→基地局0
ノード9→中継ノードD→ノード3→ノード1→基地局0
ノード10→中継ノードD→ノード3→ノード1→基地局0
ノード11→中継ノードF→ノード3→ノード1→基地局0
中継ノードB→ノード4→ノード2→ノード1→基地局0
中継ノードD→ノード3→ノード1→基地局0
中継ノードF→ノード3→ノード1→基地局0
中継ノードG→ノード10→中継ノードD→ノード3→ノード1→基地局0
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態の中継ノード設置ポイント選択方法について説明する。
本実施形態は、ルートの冗長性を高める中継ノード設置ポイント候補のセットを選択する中継ノード設置ポイント選択方法である。本実施形態により、例えば、1つのルートで通信障害が発生しても、他のルートに切り替えることが可能になる。
本実施形態では、冗長度、すなわち、選択処理部22により選択された中継ノード設置ポイント候補のセットにおいて、各孤立ノードが1ホップで接続可能な中継ノード設置ポイント候補の数を冗長度計算部25により計算し、これに基づいて複数の中継ノード設置ポイント候補のセットの中から適切な中継ノード設置ポイント候補のセットを選択する。以下、具体的に説明する。
例えば、第1の実施形態または第2の実施形態により、複数の中継ノード設置ポイント候補のセットの孤立ノードと中継ノード設置ポイント候補の1ホップ接続関係である[表8]と[表9]が得られたとする(なお、[表8]と[表9]は、[表1]から[表7]とは異なる無線マルチホップネットワークについてのものである)。
Figure 0004420218
Figure 0004420218
冗長度計算部25は、[表8]および[表9]の各行の要素の和を計算することによって冗長度を計算する。そして、選択処理部22は、冗長度が2以上の孤立ノードの数が多くなる中継ノード設置ポイント候補のセットを選択する。したがって、選択処理部22は、[表9]の中継ノード設置ポイント候補のセットを選択する。なお、この選択においては、冗長度の値そのものを加味してもよい。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態の中継ノード設置ポイント選択方法について説明する。
本実施形態は、孤立ノードのホップ数を小さくする中継ノード設置ポイント候補のセットを選択する中継ノード設置ポイント選択方法である。本実施形態により、孤立ノードのホップ数をできるだけ小さくできるため、伝送時間が短くなるなど、通信にとって好ましい効果が得られる。
本実施形態では、平均ホップ数、すなわち、選択処理部22により選択された中継ノード設置ポイント候補のセットにおいて、中継ノード設置ポイント候補と基地局のホップ数の平均値を平均ホップ数計算部26により計算し、これに基づいて複数の中継ノード設置ポイント候補のセットの中から適切な中継ノード設置ポイント候補のセットを選択する。中継ノード設置ポイント候補のホップ数を小さくすることで、孤立ノードのホップ数を小さくできる。以下、具体的に説明する。
例えば、第1の実施形態または第2の実施形態により、複数の中継ノード設置ポイント候補のセットの孤立ノードと中継ノード設置ポイント候補の1ホップ接続関係である[表8]と[表9]が得られたとする(なお、[表8]と[表9]は、[表1]から[表7]とは異なる無線マルチホップネットワークについてのものである)。
平均ホップ数計算部26は、各中継ノード設置ポイント候補のセットにおいて、各中継ノード設置ポイント候補のホップ数を計算する。[表8]と[表9]において、ノード2のホップ数が2、ノード3のホップ数が2、ノード4のホップ数が3とする。また、中継ノード設置ポイント候補Aは、孤立ノード8と中継ノードBを介して基地局につながり、ホップ数は5とする。さらに、中継ノード設置ポイント候補Fは、孤立ノード5と中継ノードDを介して基地局につながり、ホップ数は4とする。すると、平均ホップ数は、[表8]では(5+3+2+2)/4=3であり、[表9]では(4+3+2+2)/4=2.75である。よって、選択処理部22は、[表9]の中継ノード設置ポイント候補のセットを選択する。
(その他の実施形態)
中継ノード設置ポイント選択装置2は、基地局の機能部としてもよい。この場合、中継ノード設置ポイントの選択処理の合間にノード間接続性診断を挿入したりすると、中継ノード数をさらに減らせる可能性がある。なぜなら、孤立ノード間で直接接続が可能になる場合がありうるからである。
また、中継ノード設置ポイント選択装置2(基地局に含まれる場合も含む)と、基地局および/または中継ノード設置ポイント候補に配置される1ホップで接続可能なノードを検出する機能を有する無線装置とを有線ネットワークで接続し、中継ノード設置ポイント選択装置2の入力部22が、ノード間接続性診断の結果と、中継ノード設置ポイント候補における、1ホップで接続可能なノード検出の結果とを、有線ネットワークを介して受信するようにしてもよい。この場合には、中継ノード設置ポイント選択装置2が、基地局および/または無線装置を制御して、ノード間接続性診断と、1ホップで接続可能なノード検出を行うようにしてもよい。
さらに、孤立ノードグループが1つまたは複数の同一同報ドメインを有している場合には、各同一同報ドメインにつき1つの孤立ノードとだけ、上記実施形態の処理を行えばよい。
なお、本発明の中継ノード設置ポイント選択装置2は、専用のハードウェアにより実現する以外に、その機能を実現するためのプログラムを、コンピュータ読み取りが可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムを、本発明の中継ノード設置ポイント選択装置2となるべきコンピュータに読み込ませて実行することにより、実現するものでもよい。コンピュータ読み取りが可能な記録媒体とは、フロッピーディスク、光磁気ディスク、CD−ROM等の記録媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク装置等の記憶装置を指す。さらに、コンピュータ読み取りが可能な記録媒体とは、インターネットを介してプログラムを送信する場合のように、短時間の間に、動的にプログラムを保持するもの(伝送媒体もしくは伝送波)、コンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含む。
無線マルチホップネットワークを説明するための図である。 本発明の中継ノード設置ポイント選択装置の構成を説明するためのブロック図である。 本発明の第1の実施形態の中継ノード設置ポイント選択方法の手順を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施形態(中継ノード数を最小化する実施形態)の中継ノード設置ポイント選択方法の手順を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施形態(中継ノード数を最小化する実施形態)の中継ノード設置ポイント選択方法の手順を説明するためのフローチャートである(図4Aの続き)。
符号の説明
2 中継ノード設置ポイント選択装置
21 入力部
22 選択処理部
23 記憶部
24 重複度計算部
25 冗長度計算部
26 平均ホップ数計算部
301〜305 ステップ
401〜417 ステップ

Claims (16)

  1. 中継ノード設置ポイント選択装置が、無線マルチホップネットワークにおける基地局と孤立ノードの間のルートを形成するために用いられる中継ノードの設置ポイントを、所定の中継ノード設置ポイント候補の中から選択する方法であって、
    前記基地局によるノード間接続性診断の結果を受け付ける第1のステップと、
    前記中継ノード設置ポイント候補のそれぞれについての1ホップで接続可能なノード検出の結果を受け付ける第2のステップと、
    前記ノード間接続性診断の結果から孤立ノードが発生していると判断した場合、前記1ホップで接続可能なノード検出の結果に基づいて、前記基地局と接続可能であり、かつ、孤立ノードと1ホップで接続可能な中継ノード設置ポイント候補を中継ノード設置ポイントとして選択する第3のステップを有する方法。
  2. 前記第3のステップによってもなお前記基地局と接続不可能な孤立ノードが残ると判断した場合、前記1ホップで接続可能なノード検出の結果に基づいて、残った孤立ノードおよび前記基地局に接続可能となった孤立ノードの双方と1ホップで接続可能であり、かつ、前記基地局と接続可能でない中継ノード設置ポイント候補を中継ノード設置ポイントとして選択する第4のステップをさらに有する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第4のステップによってもなお前記基地局と接続不可能な孤立ノードが残ると判断した場合、前記第4のステップをさらに繰り返す、請求項2に記載の方法。
  4. 前記1ホップで接続可能なノード検出の結果に基づいて、孤立ノードが1ホップで接続可能な中継ノード設置ポイント候補の数である重複度を計算する第5のステップをさらに有し、
    前記第3のステップおよび/または前記第4のステップでは、前記重複度が小さく、かつ、まだ前記基地局と接続可能になっていない最も多くの孤立ノードと1ホップで接続可能な中継ノード設置ポイント候補から中継ノード設置ポイントとして優先的に選択する、請求項2または3に記載の方法。
  5. 前記第3のステップまたは前記第4のステップによって最終的に得られた中継ノード設置ポイントのセットが複数ある場合、前記1ホップで接続可能なノード検出の結果に基づいて、各中継ノード設置ポイントのセットに対して、すでに前記基地局と接続可能になっている孤立ノードが1ホップで接続可能な中継ノード設置ポイントの数である冗長度を計算する第6のステップと、
    前記冗長度に基づいて、複数の中継ノード設置ポイントのセットの中から1つのセットを選択する第7のステップをさらに有する、請求項から4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記第3のステップまたは前記第4のステップによって最終的に得られた中継ノード設置ポイントのセットが複数ある場合、各中継ノード設置ポイントのセットに対して、それに含まれる各中継ノード設置ポイントと前記基地局のホップ数の平均値である平均ホップ数を計算する第8のステップと、
    前記平均ホップ数に基づいて、複数の中継ノード設置ポイントのセットの中から1つのセットを選択する第9のステップをさらに有する、請求項から4のいずれか1項に記載の方法。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の各ステップを、前記中継ノード設置ポイント選択装置となるべきコンピュータに実行させるプログラム。
  8. 請求項1から6のいずれか1項に記載の各ステップを、前記中継ノード設置ポイント選択装置となるべきコンピュータに実行させるプログラムを記録した、コンピュータ読み取りが可能な記録媒体。
  9. 無線マルチホップネットワークにおける基地局と孤立ノードの間のルートを形成するために用いられる中継ノードの設置ポイントを、所定の中継ノード設置ポイント候補の中から選択する中継ノード設置ポイント選択装置であって、
    前記基地局によるノード間接続性診断の結果と、前記中継ノード設置ポイント候補のそれぞれについての1ホップで接続可能なノード検出の結果を受け付ける入力手段と、
    前記ノード間接続性診断の結果から孤立ノードが発生していると判断した場合、第1の処理として、前記1ホップで接続可能なノード検出の結果に基づいて、前記基地局と接続可能であり、かつ、孤立ノードと1ホップで接続可能な中継ノード設置ポイント候補を中継ノード設置ポイントとして選択する選択処理手段を有する装置。
  10. 前記選択処理手段は、前記第1の処理によってもなお前記基地局と接続不可能な孤立ノードが残ると判断した場合、第2の処理として、前記1ホップで接続可能なノード検出の結果に基づいて、残った孤立ノードおよび前記基地局に接続可能となった孤立ノードの双方と1ホップで接続可能であり、かつ、前記基地局と接続可能でない中継ノード設置ポイント候補を中継ノード設置ポイントとして選択する、請求項9に記載の装置。
  11. 前記選択処理手段は、前記第2の処理によってもなお前記基地局と接続不可能な孤立ノードが残ると判断した場合、前記第2の処理をさらに繰り返す、請求項10に記載の装置。
  12. 前記1ホップで接続可能なノード検出の結果に基づいて、孤立ノードが1ホップで接続可能な中継ノード設置ポイント候補の数である重複度を計算する重複度計算手段をさらに有し、
    前記選択処理手段は、前記第1の処理および/または前記第2の処理で、前記重複度が小さく、かつ、まだ前記基地局と接続可能になっていない最も多くの孤立ノードと1ホップで接続可能な中継ノード設置ポイント候補から中継ノード設置ポイントとして優先的に選択する、請求項10または11に記載の装置。
  13. 前記選択処理手段による前記第1の処理または前記第2の処理によって最終的に得られた中継ノード設置ポイントのセットが複数ある場合、前記1ホップで接続可能なノード検出の結果に基づいて、各中継ノード設置ポイントのセットに対して、すでに前記基地局と接続可能になっている孤立ノードが1ホップで接続可能な中継ノード設置ポイントの数である冗長度を計算する冗長度計算部をさらに有し、
    前記選択処理手段は、前記冗長度に基づいて、複数の中継ノード設置ポイントのセットの中から1つのセットを選択する、請求項10から12のいずれか1項に記載の装置。
  14. 前記選択処理手段による前記第1の処理または前記第2の処理によって最終的に得られた中継ノード設置ポイントのセットが複数ある場合、各中継ノード設置ポイントのセットに対して、それに含まれる各中継ノード設置ポイントと前記基地局のホップ数の平均値である平均ホップ数を計算する平均ホップ数計算手段をさらに有し、
    前記選択処理手段は、前記平均ホップ数に基づいて、複数の中継ノード設置ポイントのセットの中から1つのセットを選択する、請求項10から12のいずれか1項に記載の装置。
  15. 無線マルチホップネットワークにおける基地局であって、
    ノード間接続性診断を実行する手段と、
    前記ノード間接続性診断の結果を用いて、当該基地局と孤立ノードの間のルートを形成するために用いられる中継ノードの設置ポイントを、所定の中継ノード設置ポイント候補の中から選択する、請求項9から14のいずれか1項に記載の中継ノード設置ポイント選択装置を有する基地局。
  16. 請求項15に記載の基地局と、
    該基地局による無線マルチホップルーティングにより前記基地局と接続される、無線マルチホップ機能を備えたノードたる無線装置を有する無線マルチホップネットワークシステム。
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