JP4419676B2 - 無線受信装置 - Google Patents

無線受信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4419676B2
JP4419676B2 JP2004145341A JP2004145341A JP4419676B2 JP 4419676 B2 JP4419676 B2 JP 4419676B2 JP 2004145341 A JP2004145341 A JP 2004145341A JP 2004145341 A JP2004145341 A JP 2004145341A JP 4419676 B2 JP4419676 B2 JP 4419676B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
frequency
filter
oscillator
converter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004145341A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005328385A (ja
Inventor
貴志 増田
雅美 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2004145341A priority Critical patent/JP4419676B2/ja
Publication of JP2005328385A publication Critical patent/JP2005328385A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4419676B2 publication Critical patent/JP4419676B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Description

本発明は、無線LAN、携帯電話などの無線通信システムの無線回路に関し、特に、複数のシステムに対応するために、チャネル帯域可変の必要な無線通信システムや、現在、規格化が進められているIEEE802.11jに適用されるシンボルレートを可変する無線システムなどに関するものである。
IEEE802.11j規格では、チャネル帯域可変方式が検討されている。この11j規格のチャネル帯域可変方式において、OFDMのシンボルレートを1/2,1/4にし、帯域あたりのチャネル数を増加することが可能となる。そのようなチャネル帯域可変機能をもった無線システムにおける無線器構成の第1従来例を図7に示す。
図7において、アンテナ710からたとえば周波数5GHzの無線信号が入力され、バンドパスフィルタ(BPF)711またはハイパスフィルタ(HPF)により、希望受信システム以外の他のシステムからの干渉を除去する。この希望信号を受信系のパスに設定するため、第6スイッチ(SW6)712を制御して出力端子T701に切り換えられる。第6スイッチ712から導出された信号は高周波の微弱信号を増幅する必要があるため、雑音指数(Noise Figure)の小さい増幅器、いわゆる高周波ローノイズアンプ(高周波増幅器)713で増幅される。この高周波増幅器713で増幅された信号は第7ミキサ714a,714bに入力され、一方発振器720からの発振信号も第7ミキサ714a,714bに入力されて、両者の差信号が出力される。第4発振器720は第4基準発振器740からの基準発振信号に基づいて発振信号を発生している。
高周波増幅器713で増幅された入力信号は第7ミキサ714a,714bでベースバンドに変換され、このベースバンド信号は第7チャンネルフィルタ715a1(715a2)または715b(715b2)に入力される。ここで2個の第7チャンネルフィルタが並列に設けられ、第7スイッチ(SW7)と第8スイッチ(SW8)で第7チャンネルフィルタ715a1(715a2)または715b1,714b2のいずれかに切り換えられる。以後715a1と715a2を715a、また715b1と715b2を715bとまとめて記載する。これらの第7チャンネルフィルタの帯域特性は異なり、チャンネル数に応じてその特性たとえばLPFであるとカットオフ周波数が決められている。第7チャンネルフィルタ715aまたは715bから取り出されたアナログ信号はディジタル信号に変換するため、まず第4可変利得増幅器716a,716bを用いて増幅される。ここで増幅されかつADCの入力フルレンジ以下に制御されたアナログ信号が第4ADC(AD変換器、ADコンバータ)717a,717bに入力され、ディジタル信号に変換される。
この第4AD変換器717a,717bの変換するクロックについて、第4発振器740から分周しないでそのままの発振信号を供給する場合は第11スイッチの端子aに切り替え、あるいは発振信号を第4可変分周器742を用いて分周して周波数を下げて、供給する場合は端子bに切り換え、その出力が第4AD変換器717a,717bへ供給される。
第4AD変換器717a,717bで変換されたディジタル信号はベースバンドディジタル部(ディジタル信号処理回路)750で信号処理される。
たとえば、ベースバンドディジタル部750から、周波数帯域を変更するための帯域変更信号が送出される。上述した帯域変更信号は、広帯域の第7チャンネルフィルタ715a、715b(送信の場合は、DAC出力のアンチエイリアシングフィルタ、または、スペクトラム整形フィルタ、以後、これら送受フィルタを総称して、チャンネルフィルタとよぶ)、狭帯域の第7チャンネルフィルタ715a、715bを切り替えるための第10スイッチを制御し、チャンネル帯域可変を行う。
アナログ制御部722は、DCオフセットCAL部722、TXLOリークCAL部726、AGC部727などで構成されている。
この第1従来例は、複数のチャンネルフィルタ回路を用意する必要があり、回路面積が大きくなる欠点がる。
この面積の問題に対する改善策として図8に第2従来例を示す。第9,第10チャンネルフィルタ815,835とこれに関係する制御系以外は第1従来例と同じ構成であるので説明は省略する。第9,第10チャンネルフィルタ815,835はそれぞれ受信系と送信系に1個ずつ設けられ、これらのフィルタの特性を切り換えている。すなわち、チャンネルフィルタ制御部820はベースバンドディジタル部850からの帯域変更信号を受け、第9,第10チャンネルフィルタ815,835の通過帯域周波数を変更する。このチャネルフィルタ制御部820は、たとえば第9,第10チャンネルフィルタ815,835の電流を調整する回路、もしくは第9,第10チャンネルフィルタ815,835で使用するキャパシタ、抵抗をスイッチで切り換え回路定数を変更する回路で構成される。このように、第2従来例では、チャンネルフィルタ部の面積を低減できるが、チャネル制御回路が必要となり、回路的に複雑になる。このことは、消費電力の増加、回路サイズの増加を招く場合がある。
したがって、従来のチャンネルフィルタの帯域可変が必要な無線通信システムの場合、面積の削減、消費電力の低減が課題となる。
近年、携帯電話などの携帯端末は、小型化かつ高機能化が進んでおり、IEEE802.11jのような帯域可変機能を有するシステムや、複数のシステムを1つの端末に収められた複合化システムへ進んでいる。また、携帯端末はバッテリーを用いて動作させるため、電池容量が限られる。このため携帯端末に用いられるICは、システムが複雑になるにもかかわらず小型化、低消費電力化が求められている。
特開2001−36386号公報 特開2002−94408号公報
チャンネルフィルタの通過帯域周波数を変更するには、複雑な回路で構成されたチャンネルフィルタ制御部を用いて、たとえばチャンネルフィルタの動作を調整する回路やチャンネルフィルタで使用するキャパシタ、抵抗を切り換えるなど、回路定数を切り替える必要があった。
このように、チャンネルフィルタ部の面積を低減できるが、チャンネル制御回路が必要となり、回路的に複雑になる。この結果、消費電力の増加、回路サイズの増加を招く場合がある。
そこで、本発明の目的は、回路構成を簡略化することにより、集積回路の面積の削減、消費電力の低減できる無線受信装置をすることを提供することである。
本発明の無線受信装置は、入力信号を増幅する増幅器と、基準信号を発生する基準発振器と、前記基準発振器からの基準信号に基づいて発振信号を発生する発振器と、前記増幅器からの出力信号と前記発振器からの発振信号が供給され、前記入力信号をベースバンド信号に周波数変換する周波数変換器と、前記周波数変換器に接続され第1の制御信号によりクロック周波数または相互コンダクタンスgmを制御してフィルタの状態変数を可変し、ベースバンド周波数領域の周波数特性を制御するフィルタと、前記フィルタ出力信号を演算処理する演算回路と、前記基準発振器に接続され前記演算回路からの第2の制御信号により前記基準信号を分周する分周器と、前記分周器に接続され前記フィルタの状態変数を可変するために、前記分周器から出力された周波数の変化に応じて前記第1の制御信号を生成し、該第1の制御信号を直接前記フィルタに出力する制御回路とを備える。
本発明の無線受信装置は、入力信号を増幅する増幅器と、基準信号を発生する基準発振器と、前記基準発振器からの基準信号に基づいて発振信号を発生する発振器と、前記増幅器からの出力信号と前記発振器からの発振信号が供給され、前記入力信号をベースバンド信号に周波数変換する周波数変換器と、前記周波数変換器に接続され第1の制御信号によりクロック周波数または相互コンダクタンスgmを制御してフィルタの状態変数を可変し、ベースバンド周波数領域の周波数特性を制御する前記フィルタと、前記フィルタ出力信号を演算処理する演算回路と、前記基準発振器に接続され前記演算回路からの第2の制御信号により基準信号を分周する分周器と、前記分周器に接続され前記フィルタの状態変数を可変するために、前記分周器から出力された周波数の変化に応じて前記第1の制御信号を生成し、該第1の制御信号を直接前記フィルタに出力する制御回路と、前記基準発振器からの基準信号と前記分周器からの出力信号が択一的に供給されてアナログ制御信号を発生するアナログ制御回路とを備えた。
本発明の無線受信装置は、入力信号を増幅する増幅器と、基準信号を発生する基準発振器と、前記基準発振器からの基準信号に基づいて発振信号を発生する発振器と、前記増幅器からの出力信号と前記発振器からの発振信号が供給され、周波数変換する周波数変換器と、前記周波数変換器に接続され第1の制御信号によりフィルタの状態変数を可変するフィルタと、前記フィルタの出力に接続され、利得制御する可変利得増幅器と、前記可変利得増幅器に接続され該可変利得増幅器からのアナログ信号をディジタル信号に変換するAD変換器と、前記AD変換器に接続され該AD変換器からのディジタル信号を用いて演算処理するディジタル演算回路と、前記基準発振器に接続され前記演算回路からの第2の制御信号により基準信号を分周するとともに前記AD変換器へクロック信号を供給する分周器と、前記分周器に接続され前記フィルタの状態変数を可変する制御回路と、前記基準発振器からの基準信号と前記分周器からの出力信号が択一的に供給されてアナログ制御信号を発生するアナログ制御回路とを備えた。
本発明の無線受信装置は、入力信号を増幅する増幅器と、基準信号を発生する基準発振器と、前記基準発振器からの基準信号に基づいて発振信号を発生する発振器と、前記増幅器からの出力信号と前記発振器からの発振信号が供給され、周波数変換する第1の周波数変換器と、前記周波数変換器に接続され第1の制御信号によりフィルタの状態変数を可変する第1のフィルタと、前記第1のフィルタの出力に接続され、利得制御する可変利得増幅器と、前記可変利得増幅器に接続され該可変利得増幅器からのアナログ信号をディジタル信号に変換するAD変換器と、前記AD変換器に接続され該AD変換器からのディジタル信号を用いて演算処理するディジタル演算回路と、前記基準発振器からの基準信号と前記分周器からの出力信号が択一的に供給されてアナログ制御信号を発生するアナログ制御回路と、前記ディジタル演算回路に接続され、該ディジタル演算器からのディジタル信号をアナログ信号に変換するDA変換器と、前記第2の制御信号により状態変数を可変して、前記DA変換器からの出力信号の希望周波数のみを選択する第2のフィルタと、前記第2フィルタに接続され周波数を変換する第2の周波数変換器と、前記基準発振器に接続され前記演算回路からの第3の制御信号により前記基準信号を分周するとともに前記AD変換器へクロック信号を供給する分周器と、前記分周器に接続され前記第1のフィルタと第2のフィルタに接続され前記第1と第2の制御信号を発生し、前記第1と第2のフィルタの状態変数を可変する制御回路と、前記基準発振器からの基準信号と前記分周器からの出力信号が択一的に供給されてアナログ制御信号を発生するアナログ制御回路とを備えた。
無線通信の複数のシステムに対応するため、チャンネル帯域を可変する必要な場合やシンボルレートを可変する場合、複雑な回路構成にすることなく受信できるようにしかつ回路素子数を少なくすることによりIC化した際チップ面積を小さくできるとともに消費電力も削減できるようにした。
本発明の無線受信装置は、たとえばダイレクトコンバージョン方式について示しているが、それ以外に、スーパーヘテロダイン方式、LOW IF方式など、他の方式にも本発明は利用可能である。
ベースバンドディジタル部からの帯域変更信号は可変分周器に伝えられ、基準発振器の出力信号(基準発振信号)を分周し、PLLに伝える。PLLを用いたチャンネルフィルタは発振器の基準発振信号(基準周波数)をもとに通過帯域を設定しているため、例えば発振器の周波数が分周され2分の1されるとチャンネルフィルタの通過帯域も2分の1に設定される。可変分周器の出力はADコンバータ、DAコンバータのサンプリング周波数、ベースバンドディジタル部の基準クロックとなっているため、可変分周器をコントロールするだけでシステム全体のコントロールが可能となり、複数のチャンネルフィルタを必要としないこと、アナログフィルタ制御部が不要となることから、システムの簡略化、面積の削減、それに伴う消費電力の低減が実現される。
図1と図3に基づき、本発明の実施形態の構成について説明する。
説明上、1例としてダイレクトコンバージョン方式を示しているが、スーパーヘテロダイン方式、LOW IF方式など、他の方式にも本発明は利用可能である。
図1において、本発明の無線受信装置100は、たとえばW−LAN(Wireless−Local Area Network )のIEEE802.11jの場合、周波数特性5GHzのマイクロ波の入力信号がアンテナANT10に入力される。第1フィルタ11は、LPF(ローパスフィルタ)またはBPF(バンドパスフィルタ)が用いられ、受信の場合、受信しているシステムの帯域外からの干渉を防ぎ、送信の場合、送信信号以外の不要な信号を輻射しないことを目的としている。
第1スイッチ(SW)12は多くの場合、PinダイオードやFETを組み合わせて構成され、受信時と送信時の信号経路を切り換え、受信時には出力端子T101に、また送信時には出力端子T102に切り換えてそれ以降の回路に接続される。
第1高周波増幅器13はローノイズ特性を持つ増幅器であり、微弱な受信信号を低雑音で増幅する。
第1ミキサ14a,14bへ周波数が5GHzの入力信号が入力され、かつ第1発振器(局部発振器)20から4.9GHzの発振信号も入力されてその差信号が出力される。ここでは第1ミキサ14a,14bは1個を用いて入力信号をベースバンドに変換(ダイレクトコンバージョン方式)しているが、上述したように、これ以外の方式でたとえば、2個のミキサで構成されたスーパーへテロダイン方式などを用いてベースバンドに変換しても良いことは明らかである。
第1発振器20はPLL構成されたVCO回路を用いられる。PLL構成の発振器にすると周波数の安定度がよくまた受信チャンネルに対応して発振器の周波数を切り換えた場合その設定周波数に急速に引き込むことができ、さらに周波数だけでなく位相の変化も少なくできる。
第1基準発振器40は水晶振動子などを用いた水晶発振回路で構成されている。この理由は、発振精度すなわち温度や湿度などの周囲の環境による周波数特性数変動や電源電圧源変動などの変化に対する周波数安定度を確保しているためである。
第1チャンネルフィルタ15a,15bは、第2従来例で示した、チャンネルフィルタ制御部からの制御信号により可変フィルタのキャパシタや抵抗などの定数を切り換えてカットオフ周波数、あるいはバンド幅を設定するアクティブフィルタ回路構成ではなく、スイッチドキャパシタを用いたアクティブフィルタや電圧、電流制御によるgm可変のアクティブフィルタである。すなわちこの第1チャンネルフィルタ15a,15bの制御信号はクロック信号または制御電圧、電流としているところに特徴がある。第1チャンネルフィルタ15a,15bに入力されるクロック信号(周波数)や制御電圧、電流に依存して周波数特性、バンド幅などが決定される。このため従来用いられていたフィルタを構成する素子を切り換えるための複雑なチャンネルフィルタ制御部が不要である。
ここで図6を用いて、第1,2チャンネルフィルタ15a,15b,35a,35bと第1PLL21を組み合わせた具体回路の構成について説明する。この組み合わせ構成は明らかに、図2また図3にも適用できる。第1可変分周器42の出力信号(基準発振信号)が第1PLL21の入力端子T601に入力され、位相比較器602の一方の入力端子T601aに供給され、またVCO610の出力信号が他方の入力端子T601b供給されている。VCO610は2個の積分器612,613とINV611で構成されている。積分器612の出力をINV611を用いて反転した後、積分器612の反転入力端子に供給している。積分器613の出力は積分器612の非反転入力端子に供給されている。また、このVCO610は位相比較器602からの位相差に比例する電圧で発振周波数が制御される。
一方チャンネルフィルタは状態変数のアクティブフィルタなどで構成される。またスイッチドキャパシタを用いたアクティブフィルタでももちろん構成することができる。具体的には、フィードバック型積分器(631〜635)を5段カスケード接続し、5次のLPFを構成して、減衰量を大きくしている。このLPFのカットオフ周波数は位相比較器602から位相差に比例する電圧Vc(制御電圧)を制御して積分器(631〜635)のgmを可変して、周波数特性を任意に可変している。入力信号がフィルタ入力端子T602に入力され、カットオフ周波数以下の周波数が選択され、それ以外は減衰されて出力端子T603から希望の信号が取り出される。
図6に示したチャンネルフィルタはLPF構成であったが、この回路に限定することなくHPF,BPF,BEFなどのフィルタをアクティブフィルタで構成することもできる。たとえば、図示せずとも、加算器、2個の積分器を縦続接続し、1段目の積分器の出力と2段目積分器の出力を抵抗を介して初段の加算器の入力に帰還することにより、加算器出力をHPF、1段目の積分器の出力をBPF、2段目の積分器出力をLPFとすることができる。この際、1段目と2段目の積分器を上述のgm制御方式にして制御することにより、カットオフ周波数、バンド幅など設定できる。さらに、これらの積分器を後述のスイッチドキャパシタにして、クロック周波数を制御して周波数特性を可変できる。
スイッチドキャパシタを用いたフィルタは積分器を構成するキャパシタをクロックで切り換えてそのクロックの速さに応じて等価的に抵抗が生じる。その結果、抵抗とキャパシタからなる積分器が構成される。この積分器と加減算器でLPF、HPF、BPFなどを構成することができる。
上述のように、フィルタの周波数特性を可変するには、クロックの速さで抵抗値が決まるので、この抵抗値と積分用キャパシタでたとえばLPFのカットオフ周波数特性数を設定することができる。また、積分器を多段用いた場合も同様に可変できる。
PLL(回路)21について、図4に具体構成例を示す。基準信号と被比較信号とを比較する位相比較器(PFD)401とこの位相比較器401から取り出された位相差信号がチャージポンプ(Charge Pump)回路402に供給され、充放電スイッチを切り換えて、電流をキャパシタに充電したりまたはキャパシタに充電されていた電荷(電流)を放電したりする。このチャージポンプ回路402の出力信号がLPF(ローパスフィルタ)403に供給され電圧に変換されかつ平滑化される。この平滑された電圧が次段のVCO(電圧制御型発振器)404に供給され、発振周波数が制御される。VCO404から出力された発振周波数(信号)はバッファ405を介して前述したPFD401の入力に帰還される。上述した基準信号は後述の可変分周器242から供給され、チャンネル周波数に応じてクロック(CLK)周波数が変わる。
このようにして、フィードバックループを構成して、PLL回路21の取り出し位置をいろいろ変えて取り出された電圧またはクロックは、端子T402から第1チャンネルフィルタ15a,15bへ制御用信号として供給される。
第1可変利得増幅器(ベースバンド増幅器)16a,16bは利得制御可能な増幅器で構成され、制御信号により入力信号の大小に応じて出力信号レベルを制御している。すなわち、第1チャンネルフィタ15a,15bから出力された小振幅の信号を利得制御して次段の第1ADC(第1AD変換器)17a,17bに一定値(フルレンジ)以下の振幅値をもつ信号として供給する。
第1ADC17a,17bはアナログ信号として第1可変利得増幅器16a,16bから出力された信号を、第1可変分周器42から供給される出力信号(クロック)に同期してディジタル信号に変換する。この第1ADC17a,17bは全並列型構成、2step並列構成、パイプライン構成や積分構成、デルタ・シグマ構成などのいずれの(回路)構成であってもよい。以後の信号処理をアナログ信号処理するのではなく、ディジタル処理するため第1ADC17a、17bを用いている。
ベースバンドディジタル部50は、FFT部、S/P変換回路、周波数誤差検出回路、メモリと相関器を用いて構成する電力算出回路などを含むOFDM復調回路、ガードインターバル除去手段、誤り検出訂正(ECC)回路、MAC(Media Access Control)回路などで構成される。たとえば、IEEE802.11a、jにおいては、MAC回路において受信チャンネル帯域情報を検出し、チャンネルフィルタを制御する信号を発生する。
第1可変分周器42について、図5を用いて説明する。ここでは2チャンネルフィルタの例に対応して4分周器の回路構成を示す。第1基準発振器40からの基準発振信号がDFF1(501)のCK端子(T501)に入力される。このDFF1(501)の1/2分周器のQの出力はINV1(502)で反転され次段のDFF2(503)のCK端子に供給されるとともにこのDFF1(501)の入力端子Dに帰還される。DFF2(503)のCK端子に入力された信号(CLK)はさらに1/2分周されてQ出力からINV2(504)を介して出力されかつこのDFF2(503)の入力端子Dに帰還される。
帯域変換信号は端子T502を介して第5スイッチSW5に供給され制御されて、たとえば基準発振信号を取り出すときは端子aに、基準発振信号の1/2のCLKを取り出すときは端子bに、そして基準発振信号の1/4のCLKを取り出すときは端子cへ切り換えられる。その結果、クロック(出力信号:CLK)が端子T503から取り出される。
この端子T503から取り出されたCLK(信号)は上述した第1ADC17a,17b、第1DAC41a、41b、アナログ制御部22、PLL21、ベースバンドディジタル部50などにそれぞれ供給される。
さらにベースバンドディジタル部50以外に、アナログ制御部22も無線送受信回路100に構成されていて、この中にDCオフセットキャリブレーション(CAL)部25がある。ミキサ部、ベースバンド部で生じたDCオフセットを補正するために行う。
またTXLOリークCAL部26もアナログ制御部(22)内に構成されている。これは信号送信時にベースバンド信号を5GHzに変換する際、第2ミキサ34a,34bに発振器20から発振信号を供給するために発生するために起こるものである。この発振信号のパワーは大きく周辺回路に漏れる可能性が大きく、そのためこの回路(TXLOリークCAL部26)を設けている。
AGC部27は、バースト検出やOFDM復調手段を用いて第1利得制御増幅器16a,16bの利得を制御(AGC)するためのAGC制御信号を発生する。これにより、入力信号のレベルが変動しても第1ADC17a,17bへ供給する信号の振幅レベルは一定以下にすることができ、レンジオーバーすることを避けることができる。
以上受信系についての構成について説明したが、以後送信系の構成について説明する。
第1DAC41a,41bは一般に電流加算のラダータイプまたは電流積分型、さらにはデルタ・シグマ型などで構成される。この第1DAC41a,41bの入力には、ベースバンドディジタル部50でMAC信号処理、ガードインターバル追加、FFTその他のOFDM変調したディジタル信号が供給され、第1可変分周器42から供給される出力信号(クロック)に同期して、この入力されたディジタル信号がアナログ信号に変換される。
第1DAC41a,41bから出力されたアナログ信号は、第2チャンネルフィルタ35a,35bで第1PLL21の制御信号、たとえば制御電圧やクロック信号などを供給し、この第1PLL21供給されるクロック(周波数)に応じてフィルタ特性が切り換えられ、希望のチャンネル信号のみが通過し第2ミキサ34a,34bへ供給される。
このミキサは受信系で説明した第1ミキサと類似の回路構成である。ここでベースバンド信号は周波数変換されて出力周波数は5GHzとなる。
電力増幅回路33は、第2ミキサ34a,34bから出力された小振幅の信号を増幅して大電力信号を出力する。以後の第2スイッチ12とアンテナ10は受信系と同じである。
次に、本発明の無線受信装置100(200)のアナログ制御部の動作について、図2を用いて説明する。
ここでは、構成のところで説明したのと同様に、IEEE802.11a、jの例を用いて説明する。
ベースバンドDigital(ベースバンドディジタル)部250からの帯域変更信号は第2可変分周器242に伝えられ、第2基準発振器240出力の周波数(基準発振信号)は第2可変分周器242で分周され、そして第2PLL221に伝えられる。第2PLL221から制御信号が供給される第3チャネルフィルタ215a,215bは第2基準発振器240の出力信号(周波数)をもとに通過帯域を設定しているため、例えば第2基準発振器240の発振周波数(基準発振信号)が分周され、たとえば2分の1されると第3チャネルフィルタ215a,215bの通過帯域も2分の1に設定される。第2可変分周器242の出力は第2ADコンバータ(ADC)217a,217b、第2DAコンバータ(DAC)241a,241bのサンプリング周波数、ベースバンドディジタル部250の基準クロックとなっているため、第2可変分周器242をコントロールするだけでシステム全体のコントロールが可能となる。
図1における第1可変分周器242の出力信号を第2アナログ制御部222の基準クロックとした構成を図2に示す。図2において第2アナログ制御部222は、AGC部227、RXDCオフセットキャリブレーション(CAL)部225、TX LOCALリークカリブレーション(CAL)部226等で構成される。各部に供給される基準クロックは、第2基準発振器240の出力もしくは、第2可変分周器242の出力を選択した出力信号となっている。例えば送信TX LOCALリーク キャリブレーション(CAl)部226の基準クロックを第2可変分周器242の出力とすることで、キャリブレーション時間を短縮し、消費電力の低減を実現する。逆にTX LOCALリーク部226の基準クロックを第2可変分周器242で1/2または1/4などの分周比で分周させた出力を用いる場合、キャリブレーション時間を長くすることで精度向上を実現する。このように、目的に応じ、各キャリブレーションブロックに最適な基準クロックを供給することで、性能を維持し、かつ低消費電力を図ることができる。
このように、基準クロックを分周して周期を長くすることにより、測定精度を向上させ、計算処理や条件設定を細かくできるのでシステム全体の精度を向上させることができる。
本発明の第2実施形態の動作について、図3を用いて説明する。
図3において、アンテナ310から5GHzの入力信号が供給され、第3フィルタ(BPF、LPF)311で希望の周波数が通過する。一般にこの第3フィルタ311の帯域幅は100MHzである。80211.aの場合、ガードバンドを含めた4CH(チャンネル)の信号がここで取り出される。また802.11jの場合、チャンネル数はさらに増やすことができる。この取り出された信号は受信系の場合、第3スイッチ312で出力端子を切り換て第3高周波増幅器313へ供給される。第3高周波増幅器313へ供給された信号はローノイズでかつリニアリティーの良い特性を持つこの第3高周波増幅器313で増幅されて次段の第5ミキサ314a,314bへ出力される。
第3発振器320からの発振信号とこの増幅された信号が第5ミキサ314a,314bへ供給されてベースバンド、たとえば20MHz、10MHZ、5MHzへと周波数変換(ダウンコンバート)される。このダウンコンバートされたベースバンド信号の周波数に対応して次段の第5チャンネルフィルタ315a,315bの特性は第3PLL321から供給されるクロック(信号)または出力電圧で制御される。たとえば、ベースバンド信号が20MHzのとき、第3基準発振器340から第3可変分周器342へ供給される入力信号を分周しないで端子aから直接第3PLL321へ出力し、この入力信号を用いてフィルタのカットオフ特性の周波数を10MHzとする。また、ベースバンド信号が10MHzのとき第3可変分周器342の出力を切り換えて端子bから入力信号の1/2分周された出力信号を取り出し、第3PLL221へ供給し第5チャンネルフィルタ315a,315bのカットオフ周波数を5MHzとする。さらに、ベースバンド信号が5MHzの場合、第3可変分周器321の出力を切り換えて端子cから入力信号(基準発振信号のクロック周波数)が1/4分周された出力信号を取り出して第3PLL321に供給され、第5チャンネルフィルタ315a,315bのカットオフ周波数が2.5MHzに設定される。第3PLL回路321と第3可変分周器342で周波数を切り換えるだけで第5チャンネルフィルタ315a,315bの特性を任意に設定できるので、従来のようにフィルタそのものを切り換えたり、フィルタの構成する素子を切り換え定数変更したりするなどの複雑な回路構成や複雑な制御方法が不要であり、少ない回路素子で実現できる。
このように、チャンネル数またはチャンネル周波数帯域幅に応じてフィルタの特性を任意に可変して、システムに対応するようにしている。
第5チャンネルフィルタを通過した入力アナログ信号は、利得制御可能な第3可変利得増幅器316a,316bへ供給される。入力信号の大小に応じて、アナログ制御部322に構成されているAGC部327から出力された制御信号が第3可変利得増幅器316に供給されて利得が制御され、出力信号が第3ADC317a,317bのフルスケールを超えないようにレベルを制御する。この出力信号はアナログ信号であり、次段の第3ADC317a,317bに供給され、ディジタル信号に変換された後ベースバンドディジタル部350へ供給される。
ベースバンドディジタル部350はAGC部327へゲイン調整命令を出し、AGC部327はそれを受け、第3可変利得増幅器316a,316bのゲインが調整される。ゲイン調整後ベースバンドディジタル部350は、例えば、2分の1の分周命令である帯域変更信号が第3可変分周器342へ供給される。第3可変分周器342から基準発振信号が分周され、この分周された出力信号が、第3ADコンバータ317a,317b、第3DAコンバータ341a,341b、PLL321、アナログ制御部322へ供給される。たとえば、第3PLL321により、第5チャンネルフィルタ(アナログローパスフィルタ)315a,315bのバイアス回路が制御され、フィルタのカットオフ周波数が調整される。これにより、アナログローパスフィルタ(315a,315b)の通過帯域周波数、第3ADコンバータ317a,317b、第3DAコンバータ341a,341bのサンプリング周波数、アナログ制御部322の出力信号(クロック)はそれぞれ2分の1となる。
また4分の1の分周命令をベースバンドディジタル部350から第3基準可変分周器342に出力すると、上述したことと同様に、4分の1のクロックが第3ADコンバータ317a,317b、第3DAコンバータ341a,341bのサンプリング周波数、アナログ制御部322へ供給される。
この可変したクロックに同期して、ベースバンドディジタル部350からOFDM変調信号が第3DAコンバータ341a,341bへ供給され、アナログ信号に変換される。アナログ信号に変換された後、第6チャンネルフィルタ335a,335bを介して第6ミキサ334a,334bへ供給される。第6チャンネルフィルタ335a,335bは第5チャンネルフィルタ315a,315bと同様に動作する。第3基準発振器340からの直接基準発振信号(クロック)または可変分周器342からの1/2または1/4分周された出力信号が第3PLL321へ供給され、供給された出力信号のクロック周波数に応じて第6チャンネルフィルタのカットオフ特性が設定される。したがって、チャンネル数やレートが変わったとき、クロック周波数をこれに対応させフィルタの特性を可変している。
第6ミキサで入力信号が5GHzに周波数変換された後、電力増幅器333で所定電力まで増幅されSW312を介して、ANT310から電波として放射される。
上述したように、ベースバンドディジタル部350からの帯域変更信号は可変分周器342に伝えられ、第3基準発振器340の出力発振信号の周波数が分周され、第3PLL321に伝えられる。第3PLL3213を用いた第5,第6チャネルフィルタ315,335は第3基準発振器340の基準周波数をもとに通過帯域を設定しているため、例えば第3基準発振器340の周波数が任意に分周されると第5,第6チャネルフィルタ315a,315b,335a,335bの通過帯域も任意に設定できる。第3可変分周器342の出力は第3ADコンバータ317a,317b、第3DAコンバータ341a,341bのサンプリング周波数、ベースバンドディジタル350の基準クロックとなっているため、第3可変分周器342の分周比をコントロールするだけでシステム全体のコントロールが可能となり、複数のチャネルフィルタを必要としないこと、アナログフィルタ制御部が不要となることから、システムの簡略化、面積の削減、それに伴って消費電力を削減できる。
本発明の無線受信装置についてのブロック構成を示した全体ブロック構成図である。 は図1に示した無線受信装置の全体ブロック構成の動作を説明するための全体ブロック構成図である。 は図1に示した無線受信装置の他の実施形態例を示す全体ブロック構成図である。 は図2,3の動作を説明するためのPLLブロック図である。 は図2,3の動作を説明するための可変分周器の回路図である。 は図2,3の動作を説明するためのPLL回路とチャンネルフィルタ回路の回路図である。 はチャンネルフィルタを切り換える第1の従来例の無線受信装置の全体ブロック構成図である。 はチャンネルフィルタを構成する素子を切り換える第2の従来例の無線受信装置の全体ブロック図である。
符号の説明
10,310…ANT(アンテナ)、11,311…第1,第5フィルタ、12,312…第1,第3スイッチ(SW)、13,313…第1,第3高周波増幅器、14a,14b,314…第1,第3周波数変換器(ミキサ)、15a,15b,315a,315b…第1,第5チャンネルフィルタ、16a,16b,316a,316b…第1,第3可変利得増幅器、17a,17b,317a,317b…第1,第3ADC(AD変換器)、20,320…第1,第3発振器、21,321…第1,第3PLL(回路)、22,322…アナログ制御部、33,333…第1,第3電力増幅器、34a,34b,234a,234b…第1,第3周波数変換器(ミキサ)、40,340…第1,第3基準発振器、41a,41b,341a,341b…第1,第3DAC(DAコンバータ)、42,342…第1,第3可変分周器、50,350…ベースバンドディジタル部

Claims (26)

  1. 入力信号を増幅する増幅器と、
    基準信号を発生する基準発振器と、
    前記基準発振器からの基準信号に基づいて発振信号を発生する発振器と、
    前記増幅器からの出力信号と前記発振器からの発振信号が供給され、前記入力信号をベースバンド信号に周波数変換する周波数変換器と、
    前記周波数変換器に接続され第1の制御信号によりクロック周波数または相互コンダクタンスgmを制御してフィルタの状態変数を可変し、ベースバンド周波数領域の周波数特性を制御するフィルタと、
    前記フィルタ出力信号を演算処理する演算回路と、
    前記基準発振器に接続され前記演算回路からの第2の制御信号により前記基準信号を分周する分周器と、
    前記分周器に接続され前記フィルタの状態変数を可変するために、前記分周器から出力された周波数の変化に応じて前記第1の制御信号を生成し、該第1の制御信号を直接前記フィルタに出力する制御回路と
    を備えた無線受信装置。
  2. 前記入力信号は多チャンネル信号を有するOFDM信号とする
    請求項1記載の無線受信装置。
  3. 前記フィルタの周波数特性を電圧により前記相互コンダクタンスgmを制御して可変するアクティブフィルタで構成した
    請求項1記載の無線受信装置。
  4. 前記制御回路をPLLで構成し、前記フィルタの周波数特性を前記PLLから供給されるクロックの周波数で可変するスイッチドキャパシタフィルタで構成された
    請求項1記載の無線受信装置。
  5. 入力信号を増幅する増幅器と、
    基準信号を発生する基準発振器と、
    前記基準発振器からの基準信号に基づいて発振信号を発生する発振器と、
    前記増幅器からの出力信号と前記発振器からの発振信号が供給され、前記入力信号をベースバンド信号に周波数変換する周波数変換器と、
    前記周波数変換器に接続され第1の制御信号によりクロック周波数または相互コンダクタンスgmを制御してフィルタの状態変数を可変し、ベースバンド周波数領域の周波数特性を制御するフィルタと、
    前記フィルタ出力信号を演算処理する演算回路と、
    前記基準発振器に接続され前記演算回路からの第2の制御信号により基準信号を分周する分周器と、
    前記分周器に接続され前記フィルタの状態変数を可変するために、前記分周器から出力された周波数の変化に応じて前記第1の制御信号を生成し、該第1の制御信号を直接前記フィルタに出力する制御回路と
    前記基準発振器からの基準信号と前記分周器からの出力信号が択一的に供給されてアナログ制御信号を発生するアナログ制御回路と
    を備えた無線受信装置。
  6. 前記入力信号は多チャンネル信号を有するOFDM信号とする
    請求項記載の無線受信装置。
  7. 前記フィルタの周波数特性を電圧により前記相互コンダクタンスgmを制御して可変するアクティブフィルタで構成した
    請求項記載の無線受信装置。
  8. 前記制御回路をPLLで構成し、前記フィルタの周波数特性を前記PLLから供給されるクロックの周波数で可変するスイッチドキャパシタフィルタで構成された
    請求項記載の無線受信装置。
  9. 前記アナログ制御回路に前記周波数変換器の直流オフセット制御回路を有する
    請求項記載の無線受信装置。
  10. 入力信号を増幅する増幅器と、
    基準信号を発生する基準発振器と、
    前記基準発振器からの基準信号に基づいて発振信号を発生する発振器と、
    前記増幅器からの出力信号と前記発振器からの発振信号が供給され、周波数変換する周波数変換器と、
    前記周波数変換器に接続され第1の制御信号によりフィルタの状態変数を可変するフィルタと、
    前記フィルタの出力に接続され、利得制御する可変利得増幅器と、
    前記可変利得増幅器に接続され該可変利得増幅器からのアナログ信号をディジタル信号に変換するAD変換器と、
    前記AD変換器に接続され該AD変換器からのディジタル信号を用いて演算処理するディジタル演算回路と、
    前記基準発振器に接続され前記演算回路からの第2の制御信号により基準信号を分周するとともに前記AD変換器へクロック信号を供給する分周器と、
    前記分周器に接続され前記フィルタの状態変数を可変する制御回路と、
    前記基準発振器からの基準信号と前記分周器からの出力信号が択一的に供給されてアナログ制御信号を発生するアナログ制御回路と
    を備えた無線受信装置。
  11. 前記入力信号は多チャンネル信号を有するOFDM信号とする
    請求項10記載の無線受信装置。
  12. 前記周波数変換器から出力された出力信号をベースバンド信号とする
    請求項10記載の無線受信装置。
  13. 前記制御回路をPLLで構成した
    請求項10記載の無線受信装置。
  14. 前記フィルタの周波数特性を電圧により相互コンダクタンスgmを制御して可変するアクティブフィルタで構成した
    請求項10記載の無線受信装置。
  15. 前記フィルタの周波数特性を前記PLLから供給されるクロックの周波数で可変するスイッチドキャパシタフィルタで構成された
    請求項10記載の無線受信装置。
  16. 前記アナログ制御回路に前記周波数変換器の直流オフセット制御回路を有する
    請求項10記載の無線受信装置。
  17. 前記アナログ制御回路により前記可変利得増幅器の利得を可変する
    請求項10記載の無線受信装置。
  18. 入力信号を増幅する増幅器と、
    基準信号を発生する基準発振器と、
    前記基準発振器からの基準信号に基づいて発振信号を発生する発振器と、
    前記増幅器からの出力信号と前記発振器からの発振信号が供給され、周波数変換する第1の周波数変換器と、
    前記周波数変換器に接続され第1の制御信号によりフィルタの状態変数を可変する第1のフィルタと、
    前記第1のフィルタの出力に接続され、利得制御する可変利得増幅器と、
    前記可変利得増幅器に接続され該可変利得増幅器からのアナログ信号をディジタル信号に変換するAD変換器と、
    前記AD変換器に接続され該AD変換器からのディジタル信号を用いて演算処理するディジタル演算回路と、
    前記基準発振器からの基準信号と前記分周器からの出力信号が択一的に供給されてアナログ制御信号を発生するアナログ制御回路と、
    前記ディジタル演算回路に接続され、該ディジタル演算器からのディジタル信号をアナログ信号に変換するDA変換器と、
    前記第2の制御信号により状態変数を可変して、前記DA変換器からの出力信号の希望周波数のみを選択する第2のフィルタと、
    前記第2フィルタに接続され周波数を変換する第2の周波数変換器と、
    前記基準発振器に接続され前記演算回路からの第3の制御信号により前記基準信号を分周するとともに前記AD変換器へクロック信号を供給する分周器と、
    前記分周器に接続され前記第1のフィルタと第2のフィルタに接続され前記第1と第2の制御信号を発生し、前記第1と第2のフィルタの状態変数を可変する制御回路と、
    前記基準発振器からの基準信号と前記分周器からの出力信号が択一的に供給されてアナログ制御信号を発生するアナログ制御回路と
    を備えた無線受信装置。
  19. 前記入力信号は多チャンネル信号を有するOFDM信号とする
    請求項18記載の無線受信装置。
  20. 前記周波数変換器から出力された出力信号をベースバンド信号とする
    請求項18記載の無線受信装置。
  21. 前記制御回路をPLLで構成した
    請求項18記載の無線受信装置。
  22. 前記フィルタの周波数特性を電圧により相互コンダクタンスgmを制御して可変するアクティブフィルタで構成した
    請求項18記載の無線受信装置。
  23. 前記フィルタの周波数特性を前記PLLから供給されるクロックの周波数で可変するスイッチドキャパシタフィルタで構成された
    請求項18記載の無線受信装置。
  24. 前記アナログ制御回路に前記周波数変換器の直流オフセット制御回路を有する
    請求項18記載の無線受信装置。
  25. 前記アナログ制御回路により前記可変利得増幅器の利得を可変する
    請求項18記載の無線受信装置。
  26. 前記アナログ制御回路に前記第2の周波数変換器に供給する発振器からの発振信号のリークを制御するリーク制御回路を有する
    請求項18記載の無線受信装置。
JP2004145341A 2004-05-14 2004-05-14 無線受信装置 Expired - Fee Related JP4419676B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004145341A JP4419676B2 (ja) 2004-05-14 2004-05-14 無線受信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004145341A JP4419676B2 (ja) 2004-05-14 2004-05-14 無線受信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005328385A JP2005328385A (ja) 2005-11-24
JP4419676B2 true JP4419676B2 (ja) 2010-02-24

Family

ID=35474356

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004145341A Expired - Fee Related JP4419676B2 (ja) 2004-05-14 2004-05-14 無線受信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4419676B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100819119B1 (ko) * 2006-01-09 2008-04-04 삼성전자주식회사 초광대역 응용을 위한 필터의 cmos 증폭기 및 그 방법
JP2007221663A (ja) * 2006-02-20 2007-08-30 Neuro Solution Corp 放送信号受信装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005328385A (ja) 2005-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2248257B1 (en) Improvements in or relating to radio receivers
US7783273B2 (en) Method and system for calibrating frequencies-amplitude and phase mismatch in a receiver
JP4647461B2 (ja) 通信用半導体集積回路
US9077366B2 (en) Multi-mode analog-to-digital converter
JP4691035B2 (ja) フェーズロックループ帯域幅校正回路及びその方法
US7257385B2 (en) Wireless communication semiconductor integrated circuit device and wireless communication system
JP4381945B2 (ja) 受信機、受信方法及び携帯無線端末
US8055218B2 (en) Wireless transmitter circuit and transceiver using the same
US20090251210A1 (en) Method And System For Gain Control And Power Saving In Broadband Feedback Low-Noise Amplifiers
JP4638806B2 (ja) 位相同期ループ回路、オフセットpll送信機、通信用高周波集積回路及び無線通信システム
JP4214098B2 (ja) シグマデルタ送信回路及びそれを用いた送受信機
JPH1065749A (ja) 受信回路
US8594601B2 (en) Receiver with on-demand linearity
JP2006121665A (ja) イメージリジェクションミキサと能動帯域フィルタを有する受信if回路
JPWO2007004465A1 (ja) 半導体装置およびそれを用いた無線回路装置
US20180115328A1 (en) Method and apparatus for joint equalization and noise shaping in a software defined radio
JP4419676B2 (ja) 無線受信装置
JP5438599B2 (ja) 無線通信受信機
JPH1093475A (ja) 複合システム共用端末
JP2010016591A (ja) 半導体集積回路
JP2006020238A (ja) 無線受信装置
JP2006140960A (ja) 無線受信装置、基地局装置、通信端末装置及び受信方法
US20040266385A1 (en) Semiconductor integrated circuit device and portable terminal system
JP2009105959A (ja) 無線送信回路及びそれを用いた送受信機
US20120007667A1 (en) Automatic cutoff frequency adjusting circuit and portable digital assistant

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070417

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090819

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090825

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091019

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091110

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091123

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121211

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121211

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees