JP2006140960A - 無線受信装置、基地局装置、通信端末装置及び受信方法 - Google Patents

無線受信装置、基地局装置、通信端末装置及び受信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006140960A
JP2006140960A JP2004331072A JP2004331072A JP2006140960A JP 2006140960 A JP2006140960 A JP 2006140960A JP 2004331072 A JP2004331072 A JP 2004331072A JP 2004331072 A JP2004331072 A JP 2004331072A JP 2006140960 A JP2006140960 A JP 2006140960A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
frequency
undersampling
local
analog
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004331072A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuya Toki
和哉 鴇
Takashi Enoki
貴志 榎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2004331072A priority Critical patent/JP2006140960A/ja
Publication of JP2006140960A publication Critical patent/JP2006140960A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Superheterodyne Receivers (AREA)

Abstract

【課題】 ロック時間が長くなることを防ぐとともに、選択できる中間周波数を多くすることにより受信機構成を最適化すること。
【解決手段】 基準周波数信号発生器101は、基準周波数信号を生成する。ローカル分数分周部102は、分周数として1未満の小数点を伴う数値を設定可能である分数分周PLLであり、基準周波数信号を、設定した分周数にて分周する。局部発振器103は、分周された基準周波数信号よりローカル周波数のローカル信号を生成する。混合器107は、受信信号とローカル信号とを混合することにより、受信信号を無線周波数から中間周波数に変換する。ADC110は、受信信号に対して、基準周波数信号を用いてアンダーサンプリングすることにより、アナログ信号からデジタル信号に変換する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、無線受信装置、基地局装置、通信端末装置及び受信方法に関する。
従来、図8に示すようなアンダーサンプリング部の構成が知られている。アンダーサンプリングとは、ナイキスト周波数以下の周波数でサンプリングを行うことである。図8より、アンダーサンプリング部は、サンプリング周波数信号を生成する発振器10、中間周波数信号をサンプリング周波数信号にてアンダーサンプリングしてアナログ信号をデジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換部(以下「ADC」と記載する)11、移相器12、デジタル信号とサンプリング周波数信号を90度移相した信号とを混合する混合器13、デジタル信号とサンプリング周波数信号とを混合する混合器14と、ローパスフィルタ(以下「LPF」と記載する)15、16、及び復調器17とから主に構成される。
また、従来より、アンダーサンプリングにおいて、(1)式または(2)式の条件を満たすことにより、ベースバンド信号処理を簡素化することができることが知られている。
fs=4fc/(4n+1) (1)
ただし、fcは中間周波数
fsはサンプリング周波数
nは整数
fs=4fc/(4n+3) (2)
ただし、fcは中間周波数
fsはサンプリング周波数
nは整数
また、実際の受信機設計においては、ベースバンドのクロックfsは、通常シンボルまたはチップレートのn倍になる。また、シンボルレート及びチップレートは(n*2)kHzとなる場合が多い。例えば、64kHz、128kHz、256kHzの場合、または96kHz、192kHz、384kHzの場合等が考えられる。一方、RF周波数は整数で割り切れる配置となる。例えば、2140.000MHz、2140.200MHz、2140.400MHz等である。
また、従来、キャリア信号を目的信号で変調した信号をアンダーサンプリングし、このサンプリングデータを極めて簡略な処理でフィルタリング及び蓄積データ化する信号処理方法が知られている(例えば、特許文献1)。図9は、サンプリング周波数を30.072MHzにした場合における中間周波数とnとの関係を示す図である。
特開2001−45081号公報
しかしながら、従来の装置においては、アンダーサンプリングによる受信機を実現するためには、2kHz等のPLLの比較周波数を低く設定する必要があるので、PLLのループゲインが低下し、PLLのループゲインの低下を防ぐためにループフィルタの時定数を大きくすると、受信機の使用可能になるまでのロック時間が長くなるという問題がある。ロック時間を短くするためにPLLの比較周波数を上げた場合には、選択できる中間周波数が限られることにより、イメージ受信等の受信機構成の最適化の妨げになるという問題がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、ロック時間が長くなることを防ぐことができるとともに、選択できる中間周波数を多くすることができることにより受信機構成を最適化することができる無線受信装置、基地局装置、通信端末装置及び受信方法を提供することを目的とする。
本発明の無線受信装置は、分周数として1未満の小数点を伴う数値を設定可能であるとともに、前記分周数にて基準周波数信号の周波数を分周することにより前記基準周波数信号を所望の周波数のローカル信号に変換するローカル信号生成手段と、受信信号と前記ローカル信号生成手段にて生成された前記ローカル信号とを混合することにより前記受信信号を無線周波数から中間周波数に変換する混合手段と、前記基準周波数信号に基づいて、前記混合手段にて中間周波数に変換された前記受信信号をアンダーサンプリングすることにより前記受信信号をアナログ信号からデジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換手段と、前記アナログ/デジタル変換手段にてデジタル信号に変換された前記受信信号を復調する復調手段と、を具備する構成を採る。
本発明の受信方法は、分周数として1未満の小数点を伴う数値を設定可能であるとともに、前記分周数にて基準周波数信号の周波数を分周することにより前記基準周波数信号を所望の周波数のローカル信号に変換するステップと、受信信号と前記ローカル信号とを混合することにより前記受信信号を無線周波数から中間周波数に変換するステップと、前記基準周波数信号に基づいて、中間周波数に変換された前記受信信号をアンダーサンプリングすることにより前記受信信号をアナログ信号からデジタル信号に変換するステップと、デジタル信号に変換された前記受信信号を復調するステップと、を具備するようにした。
本発明によれば、ロック時間が長くなることを防ぐことができるとともに、選択できる中間周波数を多くすることができることにより受信機構成を最適化することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る無線受信装置100の構成を示すブロック図である。ローカル分数分周部102、局部発振器103、バンドパスフィルタ(以下「BPF」と記載する)105、LNA(Low Noise Amplifier)106、混合器107、BPF108及び利得制御アンプ(以下「GCA」と記載する)109は無線部120を構成する。また、ADC110、移相器111、混合器112、混合器113、LPF114、LPF115、チャネル推定部116、復調部117、電力計算部118及び自動利得制御(以下「AGC」と記載する)部119はベースバンド部121を構成する。
基準周波数信号発生器101は、基準周波数信号を生成してローカル分数分周部102、ADC110、移相器111、混合器113及び復調部117へ出力する。
ローカル分数分周部102は、分周数として1未満の小数点を伴う数値を設定可能である分数分周(フラクショナル)PLLであり、基準周波数信号発生器101から入力した基準周波数信号を、設定した分周数にて分周して局部発振器103へ出力する。
局部発振器103は、ローカル分数分周部102から入力した分周された基準周波数信号よりローカル周波数のローカル信号を生成して混合器107へ出力する。
アンテナ104は、信号を受信してBPF105へ出力する。
BPF105は、アンテナ104から入力した受信信号の内の所定の帯域の受信信号のみを通過させてLNA106へ出力する。
LNA106は、BPF105から入力した受信信号を増幅して混合器107へ出力する。
混合器107は、LNA106から入力した受信信号と局部発振器103から入力したローカル信号とを混合することにより、受信信号を無線周波数から中間周波数に変換する。そして、混合器107は、中間周波数に変換した受信信号をBPF108へ出力する。
BPF108は、混合器107から入力した受信信号の内の所定の帯域の受信信号のみを通過させてGCA109へ出力する。
GCA109は、AGC部119の制御に基づいて、BPF108から入力した受信信号の利得を制御してADC110へ出力する。
ADC110は、GCA109から入力した受信信号に対して、基準周波数信号発生器101から入力した基準周波数信号を用いてアンダーサンプリングすることにより、アナログ信号からデジタル信号に変換する。そして、ADC110は、デジタル信号に変換した受信信号を混合器112及び混合器113へ出力する。
移相器111は、基準周波数信号発生器101から入力した基準周波数信号の位相を90度変化させて混合器112へ出力する。
混合器112は、ADC110から入力した受信信号と移相器111から入力した90度位相が変化した基準周波数信号とを混合してLPF114及び電力計算部118へ出力する。
混合器113は、ADC110から入力した受信信号と基準周波数信号発生器101から入力した基準周波数信号とを混合してLPF115及び電力計算部118へ出力する。
LPF114は、混合器112から入力した受信信号の内の低周波数成分だけ通過させてチャネル推定部116及び復調部117へ出力する。
LPF115は、混合器113から入力した受信信号の内の低周波数成分だけ通過させてチャネル推定部116及び復調部117へ出力する。
チャネル推定部116は、LPF114及びLPF115から入力した受信信号よりチャネル推定を行い、チャネル推定結果を復調部117へ出力する。
復調部117は、基準周波数信号発生器101から入力した基準周波数信号及びチャネル推定部116から入力したチャネル推定結果に基づいて、LPF114及びLPF115から入力した受信信号を復調する。
電力計算部118は、混合器112及び混合器113から入力した受信信号より電力を計算して、計算結果をAGC部119へ出力する。
AGC部119は、電力計算部118から入力した電力の計算結果に基づいて、受信信号レベルが所定のダイナミックレンジ内に収まるように、GCA109に対して利得制御を行う。
次に、無線受信装置100の動作について説明する。基準周波数信号発生器101は、例えば30.072MHzの基準周波数信号を発生し、ローカル分数分周部102は、目標周波数1891.906MHzであるのに対して、周波数が1891.905953MHzのローカル信号を生成する。この場合、目標周波数に対して47Hzの誤差が生じる。
次に、混合器107は、RF周波数が2140.000MHzの受信信号と周波数が1891.905953MHzのローカル信号とを混合して、中間周波数が248.094MHzの受信信号を生成する。
次に、ADC110は、中間周波数が248.094MHzの受信信号に対して、基準周波数が30.072MHzの基準周波数信号を用いてアンダーサンプリングすることにより、アナログ信号からデジタル信号に変換する。
次に、チャネル推定部116は、チャネル推定を行って、局部発振器103にて生じた目標周波数に対する誤差である47Hzを補正する。
図2は、ローカル分数分周部102が分数分周PLLの場合の設定例を示すものである。
このように、本実施の形態1によれば、1未満の小数点を伴う分周数にて基準周波数信号を分周することによりローカル信号を生成し、ローカル信号と受信信号とを混合するので、柔軟なローカル周波数を設定することができる。また、本実施の形態1によれば、比較周波数を上げることができるので、ロック時間が長くなることを防ぐことができるとともに、選択できる中間周波数を多くすることができることにより受信機構成を最適化することができる。また、本実施の形態1によれば、柔軟なローカル周波数を設定することができることにより、目標周波数に対する誤差が小さいので、目標周波数に対する誤差をチャネル推定機能により吸収することができる。
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2に係る無線受信装置300の構成を示すブロック図である。
本実施の形態2に係る無線受信装置300は、図1に示す実施の形態1に係る無線受信装置100において、図3に示すように、ベースバンド分数分周部301、局部発振器302及び分数分周部303を追加する。なお、図3においては、図1と同一構成である部分には同一の符号を付してその説明は省略する。
基準周波数発生器101、ローカル分数分周部102、局部発振器103、BPF105、LNA106、混合器107、BPF108、GCA109、ベースバンド分数分周部301、局部発振器302及び分数分周部303は無線部304を構成する。
基準周波数信号発生器101は、基準周波数信号を生成してローカル分数分周部102及びベースバンド分数分周部301へ出力する。
ベースバンド分数分周部301は、分周数として1未満の小数点を伴う数値を設定可能である分数分周(フラクショナル)PLLであり、基準周波数発生器101から入力した基準周波数信号を、設定した分周数にて分周して局部発振器302へ出力する。
局部発振器302は、ベースバンド分数分周部301から入力した、分周された基準周波数信号よりベースバンド基準周波数のベースバンド基準信号を生成し、生成したベースバンド基準信号を分数分周部303へ出力する。
分数分周部303は、分周数として1未満の小数点を伴う数値を設定可能であり、局部発振器302から入力したベースバンド基準信号(アンダーサンプリング周波数信号)を、設定した分周数にて分周してADC110、移相器111、混合器113及び復調部117へ出力する。
ADC110は、GCA109から入力した受信信号に対して、分数分周部303から入力した分周されたベースバンド基準信号を用いてアンダーサンプリングすることにより、アナログ信号からデジタル信号に変換する。そして、ADC110は、デジタル信号に変換した受信信号を混合器112及び混合器113へ出力する。
移相器111は、分数分周部303から入力した分周されたベースバンド基準信号の位相を90度変化させて混合器112へ出力する。
混合器113は、ADC110から入力した受信信号と分数分周部303から入力した分周されたベースバンド基準信号とを混合してLPF115及び電力計算部118へ出力する。
復調部117は、分数分周部303から入力した分周されたベースバンド基準信号及びチャネル推定部116から入力したチャネル推定結果に基づいて、LPF114及びLPF115から入力した受信信号を復調する。
次に、無線受信装置300の動作について説明する。基準周波数信号発生器101は、例えば10.000MHzの基準周波数信号を発生し、ローカル分数分周部102及び局部発振器103により、目標周波数1891.906MHzであるのに対して、周波数が1891.905983MHzのローカル信号を生成する。この場合、目標周波数に対して17Hzの誤差が生じる。
次に、混合器107は、RF周波数が2140.000MHzの受信信号と周波数が1891.905983MHzのローカル信号とを混合して、中間周波数が248.094MHzの受信信号を生成する。
また、ベースバンド分数分周部301及び局部発振器302により、目標周波数962.304MHzであるのに対して、周波数が962.3040293MHzのベースバンド基準信号を生成する。この場合、目標周波数に対して29Hzの誤差が生じる。
次に、分数分周部303は、目標周波数30.072MHzであるのに対して、周波数が962.3040293MHzのベースバンド基準信号を32分の1に分周して周波数が30.07200092MHzのベースバンド基準信号を生成する。この場合、目標周波数に対して0.92Hzの誤差が生じる。
次に、ADC110は、中間周波数が248.094MHzの受信信号に対して、基準周波数が30.07200092MHzのベースバンド基準信号を用いてアンダーサンプリングすることにより、アナログ信号からデジタル信号に変換する。
次に、チャネル推定部116は、チャネル推定を行って、局部発振器103にて生じた目標周波数に対する誤差である17Hz、及び分数分周部303にて生じた目標周波数に対する誤差である0.92Hzを補正する。
図4は、ローカル周波数の設定例を示す図であり、図5は、ベースバンド基準信号の設定例を示す図である。
このように、本実施の形態2によれば、上記実施の形態1の効果に加えて、基準周波数信号を分数分周することによりベースバンド部の基準周波数を生成するので、ベースバンド基準周波数が比較的低い場合に局部発振器103が大型化することを防ぐことができる。また、本実施の形態2によれば、ベースバンド部の基準周波数の誤差をさらに分数分周するので、分周による誤差を極めて小さくすることができる。これにより、10.000MHz、12.800MHz、13.000MHz、15.000MHz、19.8000MHz等の一般的な無線機で使用する基準周波数を使用しても、(n*2)kHzで構成されることが多いベースバンド部の基準周波数を作ることができ、一般的な無線機で使用する回路素子を使用することができるので、低コストにすることができる。
なお、本実施の形態2において、分数分周部303にて分周することとしたが、これに限らず、分数分周部303を削除しても良い。分数分周部303を削除しても、ベースバンド分数分周部301にて、分周数として1未満の小数点を伴う数値を設定可能なので、周波数誤差は補正できる範囲にすることができる。
(実施の形態3)
図6は、本発明の実施の形態3に係る無線受信装置600の構成を示すブロック図である。
本実施の形態3に係る無線受信装置600は、図1に示す実施の形態1に係る無線受信装置100において、図6に示すように、逓倍器601及び周波数変換部602を追加する。なお、図6においては、図1と同一構成である部分には同一の符号を付してその説明は省略する。
基準周波数発生器101、ローカル分数分周部102、局部発振器103、BPF105、LNA106、混合器107、BPF108、GCA109及び逓倍器601は無線部603を構成する。また、ADC110、移相器111、混合器112、混合器113、LPF114、LPF115、チャネル推定部116、復調部117、電力計算部118、AGC部119及び周波数変換部602はベースバンド部604を構成する。
基準周波数信号発生器101は、基準周波数信号を生成してローカル分数分周部102及び逓倍器601へ出力する。
逓倍器601は、基準周波数信号発生器101から入力した基準周波数信号を逓倍して周波数変換部602へ出力する。
周波数変換部602は、例えばダイレクトデジタルシンセサイザ(DDS)であり、逓倍器601から入力した逓倍された基準周波数信号をクロックとして使用し、所定の周波数のベースバンド基準信号(アンダーサンプリング周波数信号)を生成してADC110へ出力する。周波数変換部602としてDDSを用いる場合には、ベースバンド基準信号の周波数の2倍以上の周波数の信号が逓倍器601から入力するようにする。
ADC110は、GCA109から入力した受信信号に対して、周波数変換部602から入力したベースバンド基準信号を用いてアンダーサンプリングすることにより、アナログ信号からデジタル信号に変換する。そして、ADC110は、デジタル信号に変換した受信信号を混合器112及び混合器113へ出力する。
移相器111は、周波数変換部602から入力したベースバンド基準信号の位相を90度変化させて混合器112へ出力する。
混合器113は、ADC110から入力した受信信号と周波数変換部602から入力したベースバンド基準信号とを混合してLPF115及び電力計算部118へ出力する。
復調部117は、周波数変換部602から入力したベースバンド基準信号及びチャネル推定部116から入力したチャネル推定結果に基づいて、LPF114及びLPF115から入力した受信信号を復調する。
次に、無線受信装置600の動作について説明する。基準周波数信号発生器101は、例えば10.000MHzの基準周波数信号を発生し、ローカル分数分周部102は、目標周波数1891.906MHzであるのに対して、周波数が1891.905953MHzのローカル信号を生成する。この場合、目標周波数に対して47Hzの誤差が生じる。
次に、混合器107は、RF周波数が2140.000MHzの受信信号と周波数が1891.905953MHzのローカル信号とを混合して、中間周波数が248.094MHzの受信信号を生成する。
また、逓倍器601は、基準周波数信号の周波数である10.000MHzを8倍して周波数が80MHzの信号を生成する。そして、周波数変換部602は、80MHzをクロックとして使用し、(3)式を用いて周波数の変換を行う。
fout[MHz]=(n*fclk)/2^32(ただし、n<2^32) (3)
ただし、fout:周波数変換部602の出力信号の周波数
fclk:周波数変換部602の入力信号の周波数
n:整数
(3)式より、fclk=80MHzとして、foutの目標周波数を30.072MHzとすると、n=1614478206のとき、fout=30.0719999894499MHzが得られる。この場合、目標周波数に対して0.011Hzの誤差が生じる。
次に、ADC110は、中間周波数が248.094MHzの受信信号に対して、基準周波数が30.0719999894499MHzの基準周波数信号を用いてアンダーサンプリングすることにより、アナログ信号からデジタル信号に変換する。
次に、チャネル推定部116は、チャネル推定を行って、局部発振器103にて生じた目標周波数に対する誤差である0.011Hzを補正する。
このように、本実施の形態3によれば、上記実施の形態1の効果に加えて、基準周波数信号を逓倍した信号をクロックとして使用してベースバンド部の基準周波数を生成するので、ベースバンド基準周波数が比較的低い場合に局部発振器103が大型化することを防ぐことができる。
(実施の形態4)
図7は、本発明の実施の形態4に係る無線受信装置700の構成を示すブロック図である。
本実施の形態4に係る無線受信装置700は、図1に示す実施の形態1に係る無線受信装置100において、図7に示すように、分数分周部701及び周波数変換部702を追加する。なお、図7においては、図1と同一構成である部分には同一の符号を付してその説明は省略する。
基準周波数発生器101、ローカル分数分周部102、局部発振器103、BPF105、LNA106、混合器107、BPF108、GCA109及び分数分周部701は無線部703を構成する。また、ADC110、移相器111、混合器112、混合器113、LPF114、LPF115、チャネル推定部116、復調部117、電力計算部118、AGC部119及び周波数変換部702はベースバンド部704を構成する。
局部発振器103は、ローカル分数分周部102から入力した分周された基準周波数信号よりローカル信号を生成して混合器107及び分数分周部701へ出力する。
分数分周部701は、分周数として1未満の小数点を伴う数値を設定可能であり、局部発振器103から入力したローカル信号を、設定した数値にて分周して周波数変換部702へ出力する。
周波数変換部702は、例えばDDSであり、分数分周部701から入力した分周されたローカル信号をクロックとして使用し、所定の周波数のベースバンド基準信号(アンダーサンプリング周波数信号)を生成してADC110へ出力する。周波数変換部702としてDDSを用いる場合には、ベースバンド基準信号の周波数の2倍以上の周波数の信号が分数分周部701から入力するようにする。
ADC110は、GCA109から入力した受信信号に対して、周波数変換部702から入力したベースバンド基準信号を用いてアンダーサンプリングすることにより、アナログ信号からデジタル信号に変換する。そして、ADC110は、デジタル信号に変換した受信信号を混合器112及び混合器113へ出力する。
移相器111は、周波数変換部702から入力したベースバンド基準信号の位相を90度変化させて混合器112へ出力する。
混合器113は、ADC110から入力した受信信号と周波数変換部702から入力したベースバンド基準信号とを混合してLPF115及び電力計算部118へ出力する。
復調部117は、周波数変換部702から入力したベースバンド基準信号及びチャネル推定部116から入力したチャネル推定結果に基づいて、LPF114及びLPF115から入力した受信信号を復調する。
次に、無線受信装置700の動作について説明する。基準周波数信号発生器101は、例えば10.000MHzの基準周波数信号を発生し、ローカル分数分周部102及び局部発振器103により、目標周波数1891.906MHzであるのに対して、周波数が1891.905953MHzのローカル信号を生成する。この場合、目標周波数に対して47Hzの誤差が生じる。
次に、混合器107は、RF周波数が2140.000MHzの受信信号と周波数が1891.905953MHzのローカル信号とを混合して、中間周波数が248.094MHzの受信信号を生成する。
また、分数分周部701は、ローカル信号のローカル周波数である1891.905953MHzを8分の1に分周して、周波数が118.244125MHzの信号を生成する。そして、周波数変換部702は、118.244125MHzをクロックとして使用し、(3)式を用いて周波数の変換を行う。
(3)式より、fclk=118.244125MHzとして、foutの目標周波数を30.072MHzとすると、n=1092301681のとき、fout=30.0719999954743MHzが得られる。この場合、目標周波数に対して僅か0.0045Hzの誤差が生じる。
次に、ADC110は、中間周波数が248.094MHzの受信信号に対して、基準周波数が30.0719999954743MHzの基準周波数信号を用いてアンダーサンプリングすることにより、アナログ信号からデジタル信号に変換する。
次に、チャネル推定部116は、チャネル推定を行って、局部発振器103にて生じた目標周波数に対する誤差である0.0045Hzを補正する。
このように、本実施の形態4によれば、上記実施の形態1の効果に加えて、ローカル周波数を分数分周した信号をクロックとして使用してベースバンド部の基準周波数を生成するので、ベースバンド基準周波数が比較的低い場合に局部発振器103が大型化することを防ぐことができる。
上記実施の形態1〜実施の形態4の無線受信装置は、基地局装置または通信端末装置に適用することが可能である。
本発明にかかる無線受信装置、基地局装置、通信端末装置及び受信方法は、受信信号をアンダーサンプリングしてデジタル信号を生成するのに好適である。
本発明の実施の形態1に係る無線受信装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係る分数分周PLLの設定例を示す図 本発明の実施の形態2に係る無線受信装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態2に係るローカル周波数の設置例を示す図 本発明の実施の形態2に係るベースバンド基準信号の設定例を示す図 本発明の実施の形態3に係る無線受信装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態4に係る無線受信装置の構成を示すブロック図 従来のアンダーサンプリング部の構成を示すブロック図 中間周波数とnとの関係を示す図
符号の説明
100 無線受信装置
101 基準周波数信号発生器
102 ローカル分数分周部
103 局部発振器
107 混合器
110 ADC
116 チャネル推定部
117 復調部
120 無線部
121 ベースバンド部

Claims (9)

  1. 分周数として1未満の小数点を伴う数値を設定可能であるとともに、前記分周数にて基準周波数信号の周波数を分周することにより前記基準周波数信号を所望の周波数のローカル信号に変換するローカル信号生成手段と、
    受信信号と前記ローカル信号生成手段にて生成された前記ローカル信号とを混合することにより前記受信信号を無線周波数から中間周波数に変換する混合手段と、
    前記基準周波数信号に基づいて、前記混合手段にて中間周波数に変換された前記受信信号をアンダーサンプリングすることにより前記受信信号をアナログ信号からデジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換手段と、
    前記アナログ/デジタル変換手段にてデジタル信号に変換された前記受信信号を復調する復調手段と、
    を具備することを特徴とする無線受信装置。
  2. 前記アナログ/デジタル変換手段は、前記混合手段にて中間周波数に変換された前記受信信号を前記基準周波数信号にてアンダーサンプリングすることにより前記受信信号をアナログ信号からデジタル信号に変換することを特徴とする請求項1記載の無線受信装置。
  3. 分周数として1未満の小数点を伴う数値を設定可能であるとともに、前記分周数にて基準周波数信号の周波数を分周することにより前記アンダーサンプリング周波数信号を生成するアンダーサンプリング周波数信号生成手段を具備し、
    前記アナログ/デジタル変換手段は、前記混合手段にて中間周波数に変換された前記受信信号を前記アンダーサンプリング周波数信号にてアンダーサンプリングすることにより、前記受信信号をアナログ信号からデジタル信号に変換することを特徴とする請求項1または請求項2記載の無線受信装置。
  4. 分周数として1未満の小数点を伴う数値を設定可能であるとともに、前記アンダーサンプリング周波数信号生成手段にて生成された前記アンダーサンプリング周波数信号を前記分周数にて分周する分周手段を具備し、
    前記アナログ/デジタル変換手段は、前記分周手段にて分周された前記アンダーサンプリング周波数信号にて前記受信信号をアンダーサンプリングすることにより、前記受信信号をアナログ信号からデジタル信号に変換することを特徴とする請求項3記載の無線受信装置。
  5. 前記基準周波数信号の周波数を逓倍する逓倍手段と、
    前記逓倍手段にて逓倍された周波数の2分の1以下の所望の周波数のアンダーサンプリング周波数信号を前記基準周波数信号より生成するアンダーサンプリング周波数信号生成手段を具備し、
    前記アナログ/デジタル変換手段は、前記混合手段にて中間周波数に変換された前記受信信号を前記アンダーサンプリング周波数信号にてアンダーサンプリングすることにより、前記受信信号をアナログ信号からデジタル信号に変換することを特徴とする請求項1または請求項2記載の無線受信装置。
  6. 分周数として1未満の小数点を伴う数値を設定可能であるとともに、前記ローカル信号生成手段にて生成された前記ローカル信号を前記分周数にて分周する分周手段と、
    前記分周手段にて分周された前記ローカル信号の周波数の2分の1以下の所望の周波数のアンダーサンプリング周波数信号を前記ローカル信号より生成するアンダーサンプリング周波数信号生成手段を具備し、
    前記アナログ/デジタル変換手段は、前記混合手段にて中間周波数に変換された前記受信信号を前記アンダーサンプリング周波数信号にてアンダーサンプリングすることにより、前記受信信号をアナログ信号からデジタル信号に変換することを特徴とする請求項1または請求項2記載の無線受信装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の無線受信装置を具備することを特徴とする基地局装置。
  8. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の無線受信装置を具備することを特徴とする通信端末装置。
  9. 分周数として1未満の小数点を伴う数値を設定可能であるとともに、前記分周数にて基準周波数信号の周波数を分周することにより前記基準周波数信号を所望の周波数のローカル信号に変換するステップと、
    受信信号と前記ローカル信号とを混合することにより前記受信信号を無線周波数から中間周波数に変換するステップと、
    前記基準周波数信号に基づいて、中間周波数に変換された前記受信信号をアンダーサンプリングすることにより前記受信信号をアナログ信号からデジタル信号に変換するステップと、
    デジタル信号に変換された前記受信信号を復調するステップと、
    を具備することを特徴とする受信方法。
JP2004331072A 2004-11-15 2004-11-15 無線受信装置、基地局装置、通信端末装置及び受信方法 Pending JP2006140960A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004331072A JP2006140960A (ja) 2004-11-15 2004-11-15 無線受信装置、基地局装置、通信端末装置及び受信方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004331072A JP2006140960A (ja) 2004-11-15 2004-11-15 無線受信装置、基地局装置、通信端末装置及び受信方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006140960A true JP2006140960A (ja) 2006-06-01

Family

ID=36621418

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004331072A Pending JP2006140960A (ja) 2004-11-15 2004-11-15 無線受信装置、基地局装置、通信端末装置及び受信方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006140960A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009088605A (ja) * 2007-09-27 2009-04-23 Sharp Corp 通信用回路装置
WO2009101791A1 (ja) * 2008-02-14 2009-08-20 Panasonic Corporation シンセサイザと、これを用いた受信装置
KR101193337B1 (ko) 2010-04-14 2012-10-19 삼성전기주식회사 저전력 위상 고정 루프 및 이를 이용한 서브 샘플링 트랜시버
JP5525262B2 (ja) * 2007-11-28 2014-06-18 パナソニック株式会社 復調装置及び受信装置、並びに復調方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009088605A (ja) * 2007-09-27 2009-04-23 Sharp Corp 通信用回路装置
JP5525262B2 (ja) * 2007-11-28 2014-06-18 パナソニック株式会社 復調装置及び受信装置、並びに復調方法
WO2009101791A1 (ja) * 2008-02-14 2009-08-20 Panasonic Corporation シンセサイザと、これを用いた受信装置
JP2009194613A (ja) * 2008-02-14 2009-08-27 Panasonic Corp シンセサイザと、これを用いた受信装置及び電子機器
KR101193337B1 (ko) 2010-04-14 2012-10-19 삼성전기주식회사 저전력 위상 고정 루프 및 이를 이용한 서브 샘플링 트랜시버

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20090086844A1 (en) Method And System For A Programmable Local Oscillator Generator Utilizing A DDFS For Extremely High Frequencies
EP2248257B1 (en) Improvements in or relating to radio receivers
US7257385B2 (en) Wireless communication semiconductor integrated circuit device and wireless communication system
US8085877B2 (en) Method and system for quadrature local oscillator generator utilizing a DDFS for extremely high frequencies
US20020049075A1 (en) Multiband portable radio terminal
JP2006101388A (ja) 受信機、受信方法及び携帯無線端末
JP2007104522A (ja) 受信機
US7450925B2 (en) Receiver for wireless communication systems and I/Q signal phase difference correction method therefor
JP3788305B2 (ja) 第1クロック信号から第2クロック信号を導出する回路および方法
US7965994B2 (en) Method and system for an analog zero-IF interface for GSM receivers
US20090086796A1 (en) Method And System For A High Frequency Signal Repeater Using A DDFS
JP2008053836A (ja) 受信回路及び受信機
US8280340B2 (en) Clock generation for integrated radio frequency receivers
JP2006140960A (ja) 無線受信装置、基地局装置、通信端末装置及び受信方法
US8014422B2 (en) Method and system for utilizing a single PLL to clock an array of DDFS for multi-protocol applications
JP4793274B2 (ja) イメージ除去型受信装置
JP2011188181A (ja) 受信機及び受信方法
US7860464B2 (en) Method and system for a programmable local oscillator generator based on quadrature mixing using a phase shifter
Zamat et al. Introducing software defined radio to 4G wireless: Necessity, advantage, and impediment
JPH04269041A (ja) 受信機
KR20190007194A (ko) 병렬 믹서를 활용한 wban용 디지털 다운 컨버터
JP2005033234A (ja) 無線機
JP4419676B2 (ja) 無線受信装置
JP2006319927A (ja) Afc回路
JP2005086441A (ja) 無線通信装置