JP4419197B2 - 湯水混合水栓 - Google Patents

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Description

本発明は、湯水混合水栓に係り、特に、給湯源から供給される給湯と給水源から供給される給水を混合した湯水を吐止水する湯水混合水栓に関する。
に関する。
従来から、湯水混合水栓は、開閉弁を備えた水栓本体に給湯源と給水源の各々から給湯と給水が供給されて混合された湯水を開閉弁の開閉により吐止水するようになっている。このような従来の湯水混合水栓は、浴室やキッチン等の壁面に設置されるようになっており、湯水を吐止水する開閉弁を含む水栓本体全体は壁面よりも前方に配置されるように構成されている。また、給湯源と給水源の各々から給湯と給水をそれぞれ供給する給湯管と給水管が壁面の裏側に埋設されているため、水栓本体と給湯管及び給水管との間には、これらを接続する水栓継手が介在して壁面に設置されるようになっており、給湯管と給水管の軸間距離の誤差等が水栓継手によって吸収されるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来の湯水混合水栓には、上部にシャワー吐水部を備え、縦方向に棒状に延びる長物の本体(通水路)を形成するシャワー装置の下部に組み込まれたものも知られている(例えば、特許文献2参照)。この湯水混合水栓では、水栓本体と壁裏側に埋設された給湯管と給水管の各々との間には水栓継手として機能する取付脚がそれぞれ接続され、各取付脚の取付位置や角度等を調整することにより、給湯管と給水管の軸間距離の誤差等を吸収したり、湯水混合水栓とシャワー装置全体の取付角度を調整したりすることができるようになっている。
特開2000−234364号公報 特開2003−299589号公報
しかしながら、上述した従来の湯水混合水栓はいずれも、水栓継手とのシール不良等を生じさせないように正確な取付角度で設置するには、給湯管と給水管に取り付けられる水栓継手について高い取付精度が要求されるため、この取付精度の向上を配慮することにより水栓継手やその周囲の構造が複雑になるという問題がある。
さらに、上述したような、上部にシャワー吐水部を備え、棒状に延びる長物の本体(通水路)を形成するシャワー装置の下部に組み込まれている湯水混合水栓においては、壁裏側に埋設された給湯管と給水管の各々に接続される水栓継手の取付角度の誤差がわずかであっても、湯水混合水栓を水栓継手に取り付けた際に、シャワー装置本体が長物であるため、その最上部が壁面に対して前後又は左右に大きく傾いた状態となり、簡易な構成の湯水混合水栓や水栓継手による調整では難しいという問題がある。
そこで、本発明は、上述した従来技術の問題を解決するためになされたものであり、給湯管と給水管に取り付けられる水栓継手の取付精度を高めることなく、簡易な構成によって水栓本体の取付角度を調整することができる湯水混合水栓を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明は、給湯源から供給される給湯と給水源から供給される給水を混合した湯水を吐止水する湯水混合水栓であって、上記給湯源から流れる給湯の流路を形成する給湯管及び上記給水源から流れる給水の流路を形成する給水管の各々に固定された継手本体と、この継手本体に固定される水栓本体と、を有し、上記継手本体は、上記給湯管と上記給水管の各々から上記水栓本体に向かって給湯と給水の各々が独立に流れる継手給湯路と継手給水路をそれぞれ形成する給湯給水路構造部を備え、この給湯給水路構造部は、上記継手給湯路と上記継手給水路が互いに並列に延びる並列給湯給水路構造部と、この並列給湯給水路構造部の継手給湯路と継手給水路の各々から上記水栓本体側に延びて両流路のうちの一方がこれらの同心軸を中心として内側に配置され他方が外側に配置された第1の二重管路を形成する継手側二重管路構造部を含み、上記水栓本体は、上記継手側二重管路構造部の第1の二重管路に連結可能な第2の二重管路を形成する水栓側二重管路構造部を含み、この水栓側二重管路構造部の第2の二重管路は、上記継手側二重管路構造部の第1の二重管路に連結された状態で上記継手本体の継手給湯路と継手給水路の各々と対応して連通する水栓給湯路と水栓給水路を形成し、上記水栓本体は、上記水栓側二重管路構造部の水栓給湯路と水栓給水路の入口部の各々が上記継手側二重管路構造部の継手給湯路と継手給水路の出口部の各々に液密に連結された状態を維持しながら上記同心軸を中心とする相対回転を許容する連結機構によって上記継手本体に連結され、上記継手本体は、上記給湯管及び上記給水管に連結された上記並列給湯給水路構造部を含む第1継手部材と、上記継手側二重管路構造部を含み且つ上記第1継手部材に連結される第2継手部材と、を備えた少なくとも二部材によって構成され、上記水栓側二重管路構造部は、上記水栓本体と一体的に形成されていることを特徴としている。
このように構成された本発明の湯水混合水栓においては、給湯管及び給水管に固定された継手本体に水栓本体を取り付ける際、水栓側二重管路構造部の水栓給湯路と水栓給水路の入口部の各々が継手側二重管路構造部の継手給湯路と継手給水路の出口部の各々に液密に連結された状態を維持しながら同心軸を中心とする相対回転を許容する連結機構によって水栓本体を継手本体に連結させることができるため、給湯管及び給水管とこれらにとりつけられている継手本体との間に生じている取付誤差について、水栓本体を継手本体に対して同心軸を中心に相対回転させて調整することによって誤差を吸収させることができ、継手本体に取り付けられる水栓本体の位置や姿勢を簡易な構成によって容易にかつ最適に設定することができる。
また、このように構成された本発明の湯水混合水栓においては、継手本体の継手側二重管路構造部を含む第2継手部材が第1継手部材とは別部材であるため、第2継手部材に継手側二重管路構造部を形成する際に加工が容易となる。また、水栓側二重管路構造部が水栓本体と一体的に形成されているため、水栓本体を継手本体に取り付けた際、水栓側二重管路構造部が継手側二重管路構造部に対して同心軸を中心とする相対回転を許容する共に同心軸に対して垂直な面に対する相対角度変化を許容しながら液密に連結させた状態を維持して水栓本体をしっかりと支えることができる。
本発明において、連結機構は、水栓側二重管路構造部の水栓給湯路と水栓給水路の入口部と、これら入口部の各々と大きさが異なる継手側二重管路構造部の継手給湯路と継手給水路の出口部と、水栓側二重管路構造部が継手側二重管路構造部に連結された状態で水栓給湯路と水栓給水路の入口部の各々の全周が、これら入口部の各々と対応する継手給湯路と継手給水路の出口部の全周との間に軸方向に沿って隙間を形成しながら所定長さ重なる重なり部分と、この重なり部分の隙間に設けられ、水栓給湯路と水栓給水路の入口部の各々を継手給湯路と継手給水路の出口部の各々に液密に連結させた状態を維持しながら同心軸を中心とする相対回転を許容すると共に同心軸に対して垂直な面に対する相対角度変化を許容する弾性シール部材と、を含むことが好ましい。
このように構成された本発明の湯水混合水栓においては、連結機構の継手給湯路及び継手給水路の出口部と水栓給湯路及び水栓給水路の入口部とが重なる重なり部分の隙間に設けられた弾性シール部材が、水栓給湯路と水栓給水路の入口部の各々を継手給湯路と継手給水路の出口部の各々に液密に連結させた状態を維持しながら同心軸を中心とする相対回転を許容する共に同心軸に対して垂直な面に対する相対角度変化を許容するため、水栓本体を継手本体に取り付ける際、給湯管及び給水管とこれらに取り付けられている継手本体との間に生じている取付誤差を吸収することができ、継手本体に取り付けられる水栓本体の位置や姿勢を簡易な構成によって容易にかつ最適に設定することができる。
継手側二重管路構造部の第1の二重管路は、同心軸を中心としてその内側と外側に継手給湯路と継手給水路をそれぞれ形成し、水栓側二重管路構造部の第2の二重管路は、その内側と外側に水栓給湯路と水栓給水路をそれぞれ形成することが好ましい。
このように構成された本発明の湯水混合水栓においては、両二重管路の給水路が給湯路よりも外側に配置されているため、両二重管路構造部の温度上昇を抑制することができ、安全性を向上させることができる。
第1継手部材は、その継手給湯路と継手給水路と第2継手部材の継手給湯路と継手給水路とを接続する第3継手部材を備え、この第3継手部材は、この継手給湯路と継手給水路の一端部が第1継手部材の継手給湯路と継手給水路に第1シール部材を介して接続され、他端部が第2継手部材の継手給湯路と継手給水路に第2シール部材を介して接続され、第3継手部材の少なくとも一方の端部が第1継手部材又は第2継手部材に対して摺動可能であり、且つ第1継手部材に対する第2継手部材の相対位置を調節可能に構成されていると共に、第1継手部材と第2継手部材との相対位置を調整した位置で第1継手部材と第2継手部材が固定手段によって固定されるように構成されていることが好ましい。
このように構成された本発明の湯水混合水栓においては、第1継手部材と第2継手部材との間に第3継手部材を設けたことにより、簡易な構造で継手本体の第1継手部材に対する第2継手部材の位置を容易に調整することができ、この継手本体の第2継手部材に取り付けられる水栓本体の位置や姿勢を容易にかつ最適に設定することができる。
第2継手部材は、その継手給湯路と継手給水路の各々に配置された逆止弁を備えていることが好ましい。
このように構成された本発明の湯水混合水栓においては、逆止弁やこれを含む継手本体の第2継手部材に関するメンテナンスが容易となる。
継手本体は、継手側二重管路構造部と水栓側二重管路構造部が連結された状態で、水栓本体の長手方向位置とその長手方向に垂直な幅方向位置を規制すると共に、水栓側二重管路構造部を同心軸を中心に相対回転可能にして且つ同心軸に対する垂直な面に対して相対角度変化可能にする位置規制部材を備えていることが好ましい。
このように構成された本発明の湯水混合水栓においては、継手本体に取り付けられる水栓本体の取付精度を向上させることができる。また、取り付け時の水栓本体による継手本体に対する過度な位置調整を防ぐと共にこれらによる水栓側二重管路構造部と継手側二重管路構造部における弾性シール部材の損傷やシール不良を防ぐことができる。
水栓本体は、その後端内周部が水栓側二重管路構造部の外側を取り囲むように後方に延び且つ水栓側二重管路構造部が継手側二重管路構造部に連結された際に位置規制部材を収納するように形成された収納部を備え、この収納部は、位置規制部材が収納された状態では、その内周面に位置規制部材が近接して配置され、水栓本体の長手方向位置とその長手方向に垂直な幅方向位置を規制すると共に、水栓側二重管路構造部を同心軸を中心に相対回転可能にして且つ同心軸に対する垂直な面に対して相対角度変化可能にするように構成されていることが好ましい。
このように構成された本発明の湯水混合水栓においては、水栓本体を継手本体に取り付けた状態では、継手本体の位置規制部材が水栓本体の収納部に収納されるため、水栓本体の長手方向位置とその長手方向に垂直な幅方向位置を規制することができる。また、収納部に位置規制部材を隠すことができ、継手側二重管路構造部と水栓側二重管路構造部を連結した状態の連結部の外観をよくすることができる。
位置規制部材は、同心軸を中心に外周方向へ延びて収納部内の形状とほぼ同じ矩形状に形成された平板部材として構成され、この平板部材は同心軸を中心に上下方向及び左右方向に対称であり、位置規制部材が収納部に収納された状態では、収納部の内周面に近接し、平板部材の角部は面取りされ、その外周面と収納部の内周面との間に隙間が形成されて収納部が同心軸を中心に回転可能となるように構成されていることが好ましい。
このように構成された本発明の湯水混合水栓においては、位置規制部材の平板部材の角部が面取りされ、その外周面と収納部の内周面との間に隙間が形成されているため、水栓本体を継手本体に取り付けた状態では、水栓本体の収納部が同心軸を中心に回転可能となるため、継手本体に取り付けられる水栓本体の位置や姿勢を容易にかつ最適に設定することができる。
位置規制部材は、その外周面が前端部から後端部に向かって収納部の内周面の長さよりも長くなるように丸みを帯びた曲面部を備えていることが好ましい。
このように構成された本発明の湯水混合水栓においては、位置規制部材の外周面が前端部から後端部に向かって水栓本体の収納部の内周面の長さよりも長くなるように丸みを帯びた曲面部を備えているため、位置規制部材に対する収納部の相対角度変化を許容することができる。また、位置規制部材が収納部に収納された状態では、位置規制部材と収納部との前後方向の距離を短く設定することができ、位置規制部材の外周面と収納部の内周面との間に形成されている隙間に比べ、位置規制部材の外部から見える見かけ上の隙間を小さく見せることができる。
位置規制部材は、その外周面の一部に凹部が形成され、この凹部における収納部の内周面と対向する面を継手本体側が水栓本体側に対して内側となるように傾斜させた傾斜面部を備え、収納部における凹部と対向する位置に形成された取付孔に第2締結部材を取り付けて傾斜面部に当接させることにより、水栓本体が継手本体に固定されるように構成されていることが好ましい。
このように構成された本発明の湯水混合水栓においては、水栓本体を継手本体に取り付けた際、簡単に外れないようにしっかりと固定することができる。
第2締結部材は、位置規制部材の中心を挟んで一対形成された凹部とこの凹部と対向する取付孔に取り付けられていることが好ましい。
このように構成された本発明の湯水混合水栓においては、水栓本体が継手本体に相対回転と相対角度変化を許容されながら取り付けられた後、第2締結部材が継手本体と水栓本体を確実に締結することができる。
本発明の湯水混合水栓によれば、給湯管と給水管に取り付けられる水栓継手の取付精度を高めることなく、簡易な構成によって水栓本体の取付角度を調整することができる。
以下、添付図面を参照して本発明の湯水混合水栓の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態の湯水混合水栓が組み込まれたシャワー装置を示す概略斜視図である。
図1に示すように、本実施形態の湯水混合水栓1は、シャワー装置(シャワーバー)2の縦方向に棒状に延びるシャワー装置本体4の下部に一体的に組み込まれている。また、シャワー装置本体4は、湯水混合水栓1が組み込まれている下部と上部固定部6の二箇所によって壁8の表側壁面8aに固定されている。
シャワー装置本体4は、その上部から前方へ延びた位置に設けられたヘッドシャワー吐水部10を備えている。さらに、シャワー装置本体4内の通水路(図示せず)から上部固定部6へ分岐した流路にはシャワーホース12が接続され、このシャワーホース12の先端部は、シャワー装置本体4の一部に取り付けられるハンドシャワー吐水部14となっている。
湯水混合水栓1の水栓本体16には、その内部に設けられた開閉弁(図示せず)を開閉操作する開閉弁操作ハンドル18が設けられている。水栓本体16内で混合されて流量と温度が調整された湯水は、開閉弁操作ハンドル18の操作により開閉弁(図示せず)が開閉してヘッドシャワー吐水部10又はハンドシャワー吐水部14で吐止水されるようになっている。また、シャワー装置本体4は、開閉弁操作ハンドル18の上方にシャワー切替操作ハンドル20を備え、このシャワー切替操作ハンドル20を操作することにより、ヘッドシャワー吐水部10又はハンドシャワー吐水部14による吐水の切替が可能となっている。
図2は、本実施形態の湯水混合水栓の部分を斜め後方から見た部分拡大斜視図である。また、図3は、図2に示す本実施形態の湯水混合水栓の部分側面断面図である。さらに、図4は図3のIV−IV断面図であり、図5は図3のV−V断面図である。
図2及び図3に示すように、シャワー装置本体4が固定されている壁8の裏側壁面8bの後方には、給湯源(図示せず)から流れる給湯の流路を形成する給湯管22と給水源(図示せず)から流れる給水の流路を形成する給水管24が埋設されており、これら給湯管22及び給水管24に継手本体26が固定されている。
また、継手本体26は、給湯管22に連結される給湯管連結部28と給水管24に連結される給水管連結部30を含む後部継手部材26aと、シャワー装置本体4の下部に組み込まれた水栓本体16が連結される水栓本体連結部32を含む前部継手部材26bと、後部継手部材26aと前部継手部材26bとの間に介在し且つ前部継手部材26bの後部継手部材26aに対する前後方向の相対距離を調節する中間継手部材26cの3つの継手部材26a,26b,26cによって構成されている。さらに、各継手部材26a,26b,26cの内部には、給湯管連結部28と給水管連結部30の各々から水栓本体連結部32に向かって給湯と給水の各々が独立に流れる継手給湯路34と継手給水路36をそれぞれ形成する給湯給水路構造部38を備えている。
給湯給水路構造部38は、並列給湯給水路構造部40と二重管路構造部42を備えている。並列給湯給水路構造部40では、給湯管連結部28と給水管連結部30の各々から、継手給湯路34と継手給水路36が互いに並列して前後方向にほぼ平行に延びている(図3及び図4参照)。一方、二重管路構造部42では、並列給湯給水路構造部40の継手給湯路34と継手給水路36の各々から水栓本体連結部32に延びると共に継手給湯路34から延びた流路が同心軸44を中心として内側に配置され、継手給水路36から延びた流路がその外側に配置された二重管路34a,36aを水栓本体連結部32に形成している(図3及び図5参照)。
また、水栓本体16は、シャワー装置本体4の下部に配置されて後方に突出して形成されており、その後端部が継手本体26の水栓本体連結部32と連結する継手本体連結部46を備えている。水栓本体16の継手本体連結部46は、継手本体26の二重管路構造部42の二重管路34a,36aの各々に連結可能な二重管路48a,50aを一体的に形成する水栓本体16の二重管路構造部52を含む。この水栓本体16の二重管路構造部52の二重管路48a,50aは、継手本体26の二重管路構造部42の二重管路34a,36aに連結された状態で継手本体12の継手給湯路34と継手給水路36の各々と対応して連通し且つ水栓本体16の開閉弁54まで連通させる水栓給湯路48と水栓給水路50を形成している。水栓本体16は、二重管路構造部52の二重管路48a,50aの入口部の各々が継手本体26の二重管路構造部42の二重管路34a,36aの出口部の各々に液密に連結された状態を維持しながら二重管路34a,36aの同心軸44を中心とする相対回転を許容する連結機構によって継手本体26に連結されている。
さらに、上述した水栓本体16の二重管路構造部52と継手本体26の二重管路構造部42の連結機構について具体的に説明する。
図3及び図5に示すように、水栓本体16の二重管路構造部52と継手本体26の二重管路構造部42の連結機構は、水栓本体16の二重管路構造部52の二重管路48a,50aの入口部と、これら入口部の各々と大きさが異なる継手本体26の二重管路構造部42の二重管路34a,36aの出口部と、水栓本体16の二重管路構造部52が継手本体26の二重管路構造部42に連結された状態で二重管路48a,50aの入口部の各々の全周とこれら入口部の各々と対応する二重管路34a,36aの出口部の全周とが重なる重なり部分56によって構成されている。
また、重なり部分56においては、水栓本体16の二重管路48a,50aの入口部の全周と継手本体26の二重管路34a,36aの出口部の全周との間に軸方向に沿って隙間が形成されており、これらの隙間にはOリング58,60がそれぞれ設けられている。これらのOリング58,60は、二重管路48a,50aの入口部の各々を二重管路34a,36aの出口部の各々に液密に連結させた状態を維持しながら二重管路34a,36aの同心軸44を中心とする相対回転を許容すると共にと同心軸44に対して垂直な面に対する相対角度変化を許容するように構成されている。
また、継手本体26の中間継手部材26cは、各々の後端部が後部継手部材26aの継手給湯路34と継手給水路36内にOリング62を介して接続され、各々の前端部が前部継手部材26bの継手給湯路34と継手給水路36に挿入されてOリング64を介して接続されている。また、前部継手部材26bの継手給湯路34と継手給水路36内の各々における中間継手部材26cとの接続部の近傍には逆止弁66が設けられている。
さらに、中間継手部材26cの後端部又は前端部の少なくとも一方の端部は、後部継手部材26a又は前部継手部材26bに対して摺動可能であり、給湯管22と給水管24に固定されている後部継手部材26aに対する前部継手部材26bの前後方向の相対位置を調節可能に構成されている。
また、後部継手部材26aと前部継手部材26bは、中間継手部材26cによって前後方向の相対位置が定められると、両部材26a,26bの上下部を軸方向に締結する一対の締結ボルト68によって固定されるようになっている。
さらに、図3及び図4に示すように、継手本体26の水栓本体連結部32は、水栓本体16の継手本体連結部46が連結された状態で、水栓本体16の長手方向(高さ方向)の位置とその長手方向に垂直な幅方向位置を規制すると共に、継手本体連結部46を二重管路34a,36aの同心軸44を中心に相対回転可能にして且つ同心軸44に対する垂直な面に対して相対角度変化可能にする位置規制部材70を備えている。
また、水栓本体16の継手本体連結部46は、その後端内周部が水栓本体16の二重管路構造部52の外側を取り囲むように後方に延び且つ継手本体連結部46が水栓本体連結部32に連結された際に位置規制部材70を収納するように形成された収納部72を備え、この収納部72は、位置規制部材70が収納された状態では、収納部72の内周面に位置規制部材70が近接して配置され、水栓本体16の長手方向(高さ方向)の位置とその長手方向に垂直な幅方向位置を規制すると共に、継手本体連結部46を二重管路34a,36aの同心軸44を中心に相対回転可能にして且つ同心軸44に対する垂直な面に対して相対角度変化可能にするように構成されている。
位置規制部材70の具体的な構成としては、二重管路34a,36aの同心軸44を中心に外周方向へ延びて収納部72内の形状とほぼ同じ矩形状に形成された平板部材として構成されている。また、位置規制部材70は、二重管路34a,36aの同心軸44を中心に上下方向及び左右方向に対称であり、位置規制部材70が収納部72に収納された状態では、収納部72の内周面に近接し、位置規制部材70の角部71は面取りされ、その外周面と収納部72の内周面との間に隙間73が形成されて収納部72が二重管路34a,36aの同心軸44を中心に回転可能となるように構成されている。
さらに、位置規制部材70の上側外周部は、位置規制部材70の前端部から後端部に向かって収納部72の内周面の前後方向の長さよりも長くなるように丸みを帯びた曲面部74を備えている。
また、位置規制部材70の下側外周部には凹部76が形成され、この凹部76は、収納部72の下側内周面と対向する面を継手本体26が水栓本体16に対して内側となるように傾斜させた傾斜面部78を備えている。収納部72における凹部76と対向する位置に形成された取付孔80に固定ねじ82を取り付けて傾斜面部72に当接させることにより、水栓本体16の継手本体連結部46が前部継手部材26bの水栓本体連結部32に固定されるように構成されている。ここで、固定ねじ82は、位置規制部材70の中心を挟んで一対形成された凹部76とこの凹部76と対向する取付孔80に取り付けられている。
つぎに、上述した本発明の第1実施形態による湯水混合水栓1の作用について説明する。
まず、給湯管22及び給水管24に固定された継手本体26に水栓本体16を取り付ける際、水栓本体16の二重管路構造部52の二重管路48a,50aの入口部の各々が継手本体26の二重管路構造部42の二重管路34a,36aの出口部の各々に液密に連結された状態を維持しながら二重管路34a,36aの同心軸44を中心とする相対回転を許容する連結機構によって、水栓本体16が継手本体26に連結される。したがって、給湯管22及び給水管24とこれらに取り付けられている継手本体26との間に生じている取付誤差について、水栓本体16を継手本体26に対して単に二重管路34a,36aの同心軸44を中心に相対回転させて調整することによって誤差を吸収させることができる。また、給湯管22及び給水管24に固定される継手本体26の取付精度を高めることなく、継手本体26に取り付けられる水栓本体16の位置や姿勢を簡易な構成によって容易にかつ最適に設定することができる。さらに、水栓本体16を組み込んだシャワー装置本体4を壁8の表側壁面8aに取り付ける際、水栓本体16の位置や姿勢を調整することによってシャワー装置本体4の位置や姿勢を容易にかつ最適に設定することができる。
また、本実施形態による湯水混合水栓1によれば、継手本体26の二重管路34a,36aの出口部と水栓本体16の二重管路48a,50aの入口部とが重なる重なり部分56の隙間に設けられたOリング58,60が、互いの二重管路34a,36a,48a,50aを液密に連結させた状態を維持しながら二重管路34a,36aの同心軸44を中心とする相対回転を許容する共に同心軸44に対して垂直な面に対する相対角度変化を許容するため、水栓本体16を継手本体26に取り付ける際、給湯管22及び給水管24とこれらに取り付けられている継手本体26との間に生じている取付誤差を吸収させることができる。したがって、給湯管22及び給水管24に固定される継手本体26の取付精度を高めることなく、継手本体26に取り付けられる水栓本体16の位置や姿勢を簡易な構成によって容易にかつ最適に設定することができる。さらに、水栓本体16を組み込んだシャワー装置本体4を壁8の表側壁面8aに取り付ける際、水栓本体16の位置や姿勢を調整することによってシャワー装置本体4の位置や姿勢を容易にかつ最適に設定することができる。
さらに、本実施形態による湯水混合水栓1によれば、両二重管路34a,36a,48a,50aの給水路36a,50aが給湯路34a,48aよりも外側に配置されているため、両二重管路構造部42,52の温度上昇を抑制することができ、安全性を向上させることができる。
また、本実施形態による湯水混合水栓1によれば、継手本体26の水栓本体連結部32を含む前部継手部材26bが後部継手部材26aとは別部材であるため、前部継手部材26bの水栓本体連結部32に二重管路構造部42の二重管路34a,36aを形成する際に加工が容易となる。また、水栓本体16の継手本体連結部46における二重管路構造部52の二重管路48a,50aが水栓本体16と一体的に形成されているため、水栓本体16を継手本体26に取り付けた際、水栓本体16の継手本体連結部46の二重管路構造部52が継手本体26の二重管路構造部42に対して二重管路34a,36aの同心軸44を中心とする相対回転を許容する共に、同心軸44に対して垂直な面に対する相対角度変化を許容しながら液密に連結させた状態を維持して水栓本体16をしっかりと支えることができる。
また、本実施形態による湯水混合水栓1によれば、継手本体26の後部継手部材26aと前部継手部材26bとの間に中間継手部材26cを設けたことにより、簡易な構成によて後部継手部材26aに対する前部継手部材26bの位置を容易に調整することができ、この前部継手部材26bに取り付けられる水栓本体16やシャワー装置本体4の前後方向の相対位置や姿勢を容易にかつ最適に設定することができる。
さらに、本実施形態による湯水混合水栓1によれば、前部継手部材26bの継手給湯路34と継手給水路36内の各々における中間継手部材26cとの接続部の近傍には逆止弁66が設けられているため、前部継手部材26bのみを取り外すことにより、逆止弁66やこれを含む前部継手部材26bに関するメンテナンスが容易となる。
また、本実施形態による湯水混合水栓1によれば、継手本体26の水栓本体連結部32に設けられている位置規制部材70が、水栓本体16の継手本体連結部46が連結された状態で、水栓本体16の長手方向(高さ方向)の位置とその長手方向に垂直な幅方向位置を規制すると共に、継手本体連結部46を二重管路34a,36aの同心軸44を中心に相対回転可能にして且つ同心軸44に対する垂直な面に対して相対角度変化可能する。これにより、継手本体26に取り付けられる水栓本体16の取付精度を向上させることができる。また、取り付け時の水栓本体16による継手本体に対する過度な位置調整を防ぐと共に、水栓本体16の二重管路構造部52と継手本体26の二重管路構造部42の重なり部分56の隙間に設けられたOリング58,60の損傷やシール不良を防ぐことができる。
さらに、本実施形態による湯水混合水栓1によれば、水栓本体16の継手本体連結部46の後端内周部が、水栓本体16の二重管路構造部52の外側を取り囲むように後方に延び且つ水栓本体16の継手本体連結部46が継手本体26の水栓本体連結部32に連結された際に位置規制部材70を収納するように形成された収納部72を備えている。また、この収納部72は、位置規制部材70が収納された状態では、その内周面に位置規制部材70が近接して配置され、水栓本体16の長手方向(高さ方向)の位置とその長手方向に垂直な幅方向位置を規制すると共に、水栓本体16の継手本体連結部46を二重管路34a,36aの同心軸44を中心に相対回転可能にして且つ同心軸44に対する垂直な面に対して相対角度変化可能にする。これにより、水栓本体16を継手本体26に取り付けた状態では、継手本体26の水栓本体連結部32の位置規制部材70が水栓本体16の継手本体連結部46の収納部72に収納されるため、水栓本体16の長手方向(高さ方向)の位置とその長手方向に垂直な幅方向位置を規制することができる。また、水栓本体16を継手本体26に取り付けた状態では、位置規制部材70全体を収納部72内に隠すことができるため、継手本体26の水栓本体連結部32が一切外観から見えず、壁8の表側壁面8aに設置された湯水混合水栓1の外観をよくすることができる。
さらに、本実施形態による湯水混合水栓1によれば、継手本体26の位置規制部材70が二重管路34a,36aの同心軸44を中心に外周方向へ延びて収納部72内の形状とほぼ同じ矩形状に形成された平板部材として構成されており、この平板部材が二重管路34a,36aの同心軸44を中心に上下方向及び左右方向に対称である。また、位置規制部材70の角部71は面取りされており、位置規制部材70が収納部72に収納された状態では、位置規制部材70の外周面と収納部72の内周面との間に隙間73が形成され、収納部72が二重管路34a,36aの同心軸44を中心に回転可能となるため、水栓本体16を継手本体26に取り付けた状態では、水栓本体16の継手本体連結部46の収納部72が二重管路34a,36aの同心軸44を中心に回転可能となるため、継手本体26に取り付けられる水栓本体16の位置や姿勢を簡易な構成によって容易にかつ最適に設定することができる。また、水栓本体16を組み込んだシャワー装置本体4の位置や姿勢を容易にかつ最適に設定することができる。
また、本実施形態による湯水混合水栓1によれば、継手本体26の位置規制部材70のが、その外周面の前端部から後端部に向かって収納部72の内周面の長さよりも長くなるように丸みを帯びた曲面部74を備えているため、継手本体26の位置規制部材70に対する水栓本体46の収納部72の相対角度変化を許容することができる。また、位置規制部材70が収納部72に収納された状態では、位置規制部材70の曲面部74によって、位置規制部材70と収納部72との前後方向の距離を短く設定することができる。さらに、位置規制部材70の外周面と収納部72の内周面との間に形成されている隙間73に比べ、位置規制部材70の外部から見える見かけ上の隙間を小さく見せることができる。
さらに、本実施形態による湯水混合水栓1によれば、継手本体26の位置規制部材70の下側外周面の一部に凹部76が形成され、この凹部76における収納部72の内周面と対向する面を継手本体26が水栓本体16に対して内側となるように傾斜させた傾斜面部72を備えている。また、収納部72における凹部76と対向する位置に形成された取付孔80に固定ねじ82を取り付けて傾斜面部72に当接させることにより、水栓本体16が継手本体26に固定されるため、水栓本体16を継手本体26に取り付けた際、簡単に外れないようにしっかりと固定することができる。
また、本実施形態による湯水混合水栓1によれば、水栓本体16を継手本体26に取り付けた後、位置規制部材70の中心を挟んで一対形成された凹部76とこの凹部76と対向する取付孔80に固定ねじ82が取り付けられるため、水栓本体16の継手本体連結部46を継手本体26の水栓本体連結部32に確実に締結することができる。
つぎに、本発明の第2実施形態による湯水混合水栓について説明する。
図6は、本実施形態の湯水混合水栓を示す概略斜視図である。図6に示すように、本実施形態の湯水混合水栓90においては、シャワー装置91を含む水栓本体92が浴槽94の上面96の一部に設置されている。浴槽94の外壁面98と浴槽94の内壁面100との間は内部空間102が形成されている。
また、水栓本体92が設置されているほぼ水平な浴槽上面96の下側の内部空間102には、給湯源(図示せず)及び給水源(図示せず)に接続される給湯管104と給水管106がそれぞれ延びており、これら給湯管104と給水管106には、第1実施形態の湯水混合水栓1の継手本体26と同様な構成である継手本体108が固定されている。すなわち、継手本体108は、水栓本体92が設置されている浴槽上面96の下側に埋設されて固定され、継手本体108の上部が水栓本体92の下部と連結される構成となっている。
さらに、水栓本体92の下部と継手本体108の上部との各々の連結部は、第1実施形態の湯水混合水栓1の水栓本体16及び継手本体26の各二重管構造部42,52と同様に、給湯路が内側に配置され給水路が外側に配置された二重管路(図示せず)を形成する二重管構造部(図示せず)をそれぞれ備えている。
また、水栓本体92及び継手本体108の各々の二重管構造部110が連結された状態では、第1実施形態の二重管構造部42,52と同様に、水栓本体92と継手本体108が液密に連結された状態を維持しながら水栓本体92が継手本体108の二重管路110aの同心軸112を中心として浴槽上面96の平面内で相対回転を許容されるように構成されている。
なお、浴槽上面96については、水平な平面としているが、浴槽上面96が傾斜しているような場合には、水栓本体92と継手本体108が液密に連結された状態を維持しながら、水栓本体92が継手本体108の二重管路110aの同心軸112に対して垂直な面に対する相対角度変化についても許容されるように構成されている。
上述した本発明の第2実施形態による湯水混合水栓90によれば、第1実施形態の湯水混合水栓1と同様に、給湯管104及び給水管106に固定された継手本体108に水栓本体92を取り付ける際、水栓本体92と継手本体108が液密に連結された状態を維持しながら水栓本体92が継手本体108の二重管路110aの同心軸112を中心として浴槽上面96の平面内で相対回転を許容される。したがって、給湯管104及び給水管106とこれらにとりつけられている継手本体108との間に生じている取付誤差について、水栓本体92を継手本体108に対して単に二重管路110aの同心軸112を中心に相対回転させて調整することによって誤差を吸収させることができ、給湯管104及び給水管106に固定される継手本体108の取付精度を高めることなく、水栓本体92の向きや取付角度を簡易な構成によって容易にかつ最適に設定することができる。
本発明の第1実施形態の湯水混合水栓が組み込まれたシャワー装置を示す概略斜視図である。 本発明の第1実施形態の湯水混合水栓の部分を斜め後方から見た部分拡大斜視図である。 図2に示す本発明の第1実施形態による湯水混合水栓の部分側面断面図である。 図3のIV−IV断面図である。 図3のV−V断面図である。 本発明の第2実施形態の湯水混合水栓を示す概略斜視図である。
符号の説明
1,90 湯水混合水栓
2 シャワー装置
4 シャワー装置本体
6 上部固定部
8 壁
10 ヘッドシャワー吐水部
12 シャワーホース
14 ハンドシャワー吐水部
16,92 水栓本体
18 開閉弁操作ハンドル
20 シャワー切替操作ハンドル
22 給湯管
24 給水管
26 継手本体
26a 後部継手部材
26b 前部継手部材
26c 中間継手部材
28 給湯管連結部
30 給水管連結部
32 水栓本体連結部
34 継手給湯路
34a,36a,48a,50a 二重管路
36 継手給水路
38 給湯給水路構造部
40 並列給湯給水路構造部
42 継手本体の二重管路構造部
44 同心軸
46 継手本体連結部
48 水栓給湯路
50 水栓給水路
52 水栓本体の二重管路構造部
56 二重管路構造部の重なり部分
58,60,62,64 Oリング
66 逆止弁
68 締結ボルト
70 位置規制部材
71 角部
72 収納部
73 隙間
74 曲面部
76 凹部
78 傾斜面部
80 取付孔
82 固定ねじ
91 シャワー装置
94 浴槽
96 浴槽上面
98 浴槽外壁面
100 浴槽内壁面
102 内部空間
104 給湯管
106 給水管
108 継手本体
110 二重管構造部
112 同心軸

Claims (11)

  1. 給湯源から供給される給湯と給水源から供給される給水を混合した湯水を吐止水する湯水混合水栓であって、
    上記給湯源から流れる給湯の流路を形成する給湯管及び上記給水源から流れる給水の流路を形成する給水管の各々に固定された継手本体と、
    この継手本体に固定される水栓本体と、を有し、
    上記継手本体は、上記給湯管と上記給水管の各々から上記水栓本体に向かって給湯と給水の各々が独立に流れる継手給湯路と継手給水路をそれぞれ形成する給湯給水路構造部を備え、この給湯給水路構造部は、上記継手給湯路と上記継手給水路が互いに並列に延びる並列給湯給水路構造部と、この並列給湯給水路構造部の継手給湯路と継手給水路の各々から上記水栓本体側に延びて両流路のうちの一方がこれらの同心軸を中心として内側に配置され他方が外側に配置された第1の二重管路を形成する継手側二重管路構造部を含み、
    上記水栓本体は、上記継手側二重管路構造部の第1の二重管路に連結可能な第2の二重管路を形成する水栓側二重管路構造部を含み、この水栓側二重管路構造部の第2の二重管路は、上記継手側二重管路構造部の第1の二重管路に連結された状態で上記継手本体の継手給湯路と継手給水路の各々と対応して連通する水栓給湯路と水栓給水路を形成し、上記水栓本体は、上記水栓側二重管路構造部の水栓給湯路と水栓給水路の入口部の各々が上記継手側二重管路構造部の継手給湯路と継手給水路の出口部の各々に液密に連結された状態を維持しながら上記同心軸を中心とする相対回転を許容する連結機構によって上記継手本体に連結され
    上記継手本体は、上記給湯管及び上記給水管に連結された上記並列給湯給水路構造部を含む第1継手部材と、上記継手側二重管路構造部を含み且つ上記第1継手部材に連結される第2継手部材と、を備えた少なくとも二部材によって構成され、上記水栓側二重管路構造部は、上記水栓本体と一体的に形成されていることを特徴とする湯水混合水栓。
  2. 上記連結機構は、上記水栓側二重管路構造部の水栓給湯路と水栓給水路の入口部と、これら入口部の各々と大きさが異なる上記継手側二重管路構造部の継手給湯路と継手給水路の出口部と、上記水栓側二重管構造部が上記継手側二重管構造に連結された状態で上記水栓給湯路と水栓給水路の入口部の各々の全周が、これら入口部の各々と対応する上記継手給湯路と継手給水路の出口部の全周との間に軸方向に沿って隙間を形成しながら所定長さ重なる重なり部分と、この重なり部分の隙間に設けられ、上記水栓給湯路と上記水栓給水路の入口部の各々を上記継手給湯路と上記継手給水路の出口部の各々に液密に連結させた状態を維持しながら上記同心軸を中心とする相対回転を許容すると共に上記同心軸に対して垂直な面に対する相対角度変化を許容するように構成されている弾性シール部材と、を含む請求項1記載の湯水混合水栓。
  3. 上記継手側二重管路構造部の第1の二重管路は、上記同心軸を中心としてその内側と外側に継手給湯路と継手給水路をそれぞれ形成し、上記水栓側二重管路構造部の第2の二重管路は、その内側と外側に水栓給湯路と水栓給水路をそれぞれ形成する請求項1記載の湯水混合水栓。
  4. 上記継手本体の第1継手部材は、その継手給湯路と継手給水路と上記第2継手部材の継手給湯路と継手給水路とを接続する第3継手部材を備え、この第3継手部材は、この継手給湯路と継手給水路の一端部が上記第1継手部材の継手給湯路と継手給水路に第1シール部材を介して接続され、他端部が上記第2継手部材の継手給湯路と継手給水路に第2シール部材を介して接続され、上記第3継手部材の少なくとも一方の端部が上記第1継手部材又は上記第2継手部材に対して摺動可能であり、且つ上記第1継手部材に対する上記第2継手部材の相対位置を調節可能に構成されていると共に、上記第1継手部材と上記第2継手部材との相対位置を調整した位置で上記第1継手部材と上記第2継手部材が固定手段によって固定されるように構成されている請求項記載の湯水混合水栓。
  5. 上記第2継手部材は、その継手給湯路と継手給水路の各々に配置された逆止弁を備えている請求項記載の湯水混合水栓。
  6. 上記継手本体は、上記継手側二重管構造部と上記水栓側二重管構造部が連結された状態で、上記水栓本体の長手方向位置とその長手方向に垂直な幅方向位置を規制すると共に、上記水栓側二重管構造部を上記同心軸を中心に相対回転可能にして且つ上記同心軸に対する垂直な面に対して相対角度変化可能にする位置規制部材を備えている請求項1記載の湯水混合水栓。
  7. 上記水栓本体は、その後端内周部が上記水栓側二重管路構造部の外側を取り囲むように後方に延び且つ上記水栓側二重管構造部が上記継手側二重管構造部に連結された際に上記位置規制部材を収納するように形成された収納部を備え、この収納部は、上記位置規制部材が収納された状態では、その内周面に上記位置規制部材が近接して配置され、上記水栓本体の長手方向位置とその長手方向に垂直な幅方向位置を規制すると共に、上記水栓側二重管構造部を上記同心軸を中心に相対回転可能にして且つ上記同心軸に対する垂直な面に対して相対角度変化可能にするように構成されている請求項記載の湯水混合水栓。
  8. 上記位置規制部材は、上記同心軸を中心に外周方向へ延びて上記収納部内の形状とほぼ同じ矩形状に形成された平板部材として構成され、この平板部材は上記同心軸を中心に上下方向及び左右方向に対称であり、上記位置規制部材が上記収納部に収納された状態では、上記収納部の内周面に近接し、上記平板部材の角部は面取りされ、その外周面と上記収納部の内周面との間に隙間が形成されて上記収納部が上記同心軸を中心に回転可能となるように構成されている請求項記載の湯水混合水栓。
  9. 上記位置規制部材は、その外周面が前端部から後端部に向かって上記収納部の内周面の長さよりも長くなるように丸みを帯びた曲面部を備えている請求項記載の湯水混合水栓。
  10. 上記位置規制部材は、その外周面の一部に凹部が形成され、この凹部における上記収納部の内周面と対向する面を上記継手本体側が上記水栓本体側に対して内側となるように傾斜させた傾斜面部を備え、上記収納部における上記凹部と対向する位置に形成された取付孔に第2締結部材を取り付けて上記傾斜面部に当接させることにより、上記水栓本体が上記継手本体に固定されるように構成されている請求項記載の湯水混合水栓。
  11. 上記第2締結部材は、上記位置規制部材の中心を挟んで一対形成された上記凹部とこの凹部と対向する取付孔に取り付けられている請求項10記載の湯水混合水栓。
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