JP4418966B2 - 金属製七輪 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本願発明は、木炭または人工木炭を使用する七輪(卓上コンロ、バーべキュコンロ)に関するものである。より詳しくは、金属製品(鉄板製品、アルミ製品等)とすることで軽量とした金属製七輪に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のコンロとして、燃焼部を包囲する二重の環状の空冷室を形成し、空冷室の上面、側面、底面に多数の空気孔を形成し、底面および側面の空気孔より流入し空冷室を貫通して上面の空気孔より流出する空気流を発生させ、該空気流によりコンロ側面を冷却するものが公知である。また、二重の環状空気室の内側の環状空気室に断熱材を装填したものも公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記の公知の七輪は、金属製品とすることで軽量とし、燃焼室を二重の空冷室で包囲することで、断熱効果を高めて七輪側面の温度上昇を防いでいる。
内側の環状空気室の上面に空気孔が形成されていることで、網焼調理に際し、網の周辺部に載置された焼肉の煮汁が、上面の空気孔をとおして空冷室に落下して空気室を構成する金属板に付着して、空冷室を汚す問題点がある。
よって、本願発明は、網焼調理に際し、網の周辺部に載置された焼肉の煮汁が、上面の空気孔をとおして空冷室に落下して空冷室を汚す問題点を解決し、且つ、空気流による冷却効果を高めることを課題とする。
【0004】
【課題を解決ための手段】
本願第1発明は、燃焼部を包囲する二重の空冷室を形成し、空冷室の上面、側面、底面に多数の空気孔を形成し、底面および側面の空気孔より流入し空冷室を貫通して上面の空気孔より流出する空気流を発生させ、該空気流によりコンロ側面を冷却する金属製七輪において、内側の第2空冷室と外側の第1空冷室との遮断壁の上部に複数個の連通孔を形成するとともに、内側の第2空冷室の上面および内面を空気孔の存在しない遮断壁とする。
本願第2発明は、第1発明に加えて、外側の第1空冷室の外壁を形成する第1ケース側板の上半部にのみ空気孔を形成する。
【0005】
【発明の作用】
本願第1発明は、内側の第2空冷室の底部よりの空気流を外側の第1空冷室の上部に導入し、外側の第1空冷室を上昇する空気流と合流させる。
本願第2発明は、外側の第1空冷室において、七輪の底面部よりの上昇空気流に、七輪側面の上半部よりの空気流と、内側の第2空冷室の上部よりの連通孔を介しての空気流とを合流させたのち、外側の第1空冷室の上部の空気孔より流出させる。
【0006】
【実施例】
図面に示す本発明の実施例にもとづいて本発明を詳細に説明する。
図1および図2を参照して、本願第1発明を説明する。
【0007】
内ケース側板21と内ケース底板22とよりなる内ケース2で燃焼部Aを包囲する。
外ケース側板11と外ケース底板12とよりなる外ケース1を構成し、外ケース1の内方に前記内ケース2を挿入し、外ケース側板と11と内ケース側板21との間に遮壁板3を介そうして、燃焼部Aを包囲する二重の環状空気室を形成して第1空冷室B1および第2空冷室B2を構成する。また、内ケース底板22と外ケース底板12との間で第2空冷室B2に連通する底面空冷室Cを構成する。
【0008】
第1空冷室B1の頂面を遮蔽する第1頂面部41と、第2空冷室B2の頂面を遮蔽する第2頂面部42とよりなる頂面板4を設ける。
【0009】
第1空冷室B1の頂面を遮蔽する第1頂面部41に、頂面空気孔51を形成し、前記頂第2空冷室B1の頂面を遮蔽する第2頂面部42には空気孔の存在しない遮蔽面として、頂面板4には、外周寄り部分、即ち、第1空冷室B1の頂面を遮蔽する第1頂面部41にのみ、空気孔51が存在する。
【0010】
内ケース側板21と内ケース底板22とよりなる内ケース2で燃焼部Aを包囲する。
外ケース底板12の第1空冷室B1の下方位置、第2空冷室B2の下方位置および底面空冷室Cの下方位置に、それぞれ空気孔52、53、54を形成する。
外ケース側板11の上半部に、複数段に配置された多数の空気孔55を形成する。
遮壁板3の上部に一列配置で多数の空気孔56を形成する。
【0011】
6は、コンロ正面の取入れ空気調整口14に連通する燃焼空気流入通路で、第1空冷室B1および第2空冷室B2を横切り燃焼部Aに開口している。
7は、燃焼室Aに挿入した燃焼台で、一対の傾斜壁71と空気孔73を有する火床72を脚74により空気流入口6より上方に維持している。
【0012】
図2を参照して、8は焼網、9は高さ調整金具、10は取っ手、13は脚台である。
【0013】
焼網8は、その周縁は第1空気孔51よりも内方に位置している。したがってね焼網8の周縁部に置いた調理中の食品の水滴(例えば、焼き肉の肉汁)等が、空冷用の空気孔よりコンロ内へ侵入することは無い。
【0014】
燃焼室Aを包囲する第2空冷室B2および第1空冷室B1を通過する空気流により冷却されることで、外ケース側板11が一定温度以下に維持される。
この際、外側の第1空冷室B1を上昇する空気流K1に、第2空冷室B2を上昇し空気孔55より第1空冷室B2に流入する第2空気流K2が流入することで、第1空冷室B1の上端部で合流して、排出空気流Kとして流出することで、合流による吸引効果により第2空気流の速度が上昇するとともに、整流され乱流が存在しないことで、第2空冷室の冷却効果は大である。実験結果では、断熱材を充填した場合に比して冷却効果は大である。
【0015】
更に、外ケース側板11の上部の空気孔56よりの流入空気流K3が前記空気流K1に合流することにより、合流による吸引効果により第1空気流の速度が上昇するとともに、整流され乱流が存在しないことで、第1空冷室の冷却効果は大である。
【0016】
【発明の効果】
本願発明は、内側の空冷室の上面に空気孔が存在しないので、網焼調理に際し、網の周辺部に載置された焼肉の煮汁が、上面の空気孔を貫通して空冷室に落下することがなく、して環状空気室を形成する金属板に付着して、内側の空冷室を汚す問題点を解決することができるものであり、かつ、空気流による冷却効果を高め、断熱材を使用することなく七輪の側面を比較的低温に維持することができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施例を示す金属製七輪の縦断面図
【図2】同じく斜視図
【図3】同じく平面図
【図4】同じく底面図
【符号の説明】
A 燃焼室
B1 第1空冷室
B2 第2空冷室
C 底面空冷室
1 外ケース
2 内ケース
3 遮壁板
51 頂面空気孔
52、53、54、55 空気孔
Claims (2)
- 燃焼部を包囲する二重の空冷室を形成し、空冷室の上面、側面、底面に多数の空気孔を形成し、底面および側面の空気孔より流入し空冷室を貫通して上面の空気孔より流出する空気流を発生させ、該空気流によりコンロ側面を冷却する金属製七輪において、
内側の空冷室と外側の空冷室との隔壁の上部に複数個の連通孔を形成するとともに、内側の第2空冷室の上面および内面を空気孔の存在しない遮断壁として、内側の第2空冷室の底部よりの空気流を外側の第1空冷室の上部に導入したことを特徴とする金属製七輪。 - 燃焼部を包囲する二重の空冷室を形成し、空冷室の上面、側面、底面に多数の空気孔を形成し、底面および側面の空気孔より流入し空冷室を貫通して上面の空気孔より流出する空気流を発生させ、該空気流によりコンロ側面を冷却する金属製七輪において、
内側の空冷室と外側の空冷室との隔壁の上部に複数個の連通孔を形成するとともに、内側の第2空冷室の上面および内面を空気孔の存在しない遮断壁として、内側の第2空冷室の底部よりの空気流を外側の第1空冷室の上部に導入するとともに、
外側の第1空冷室の外壁を形成する七輪側面の上半部にのみ空気孔を形成して、外側の第1空冷室において、七輪の底面部よりの上昇空気流に、七輪側面の上半部よりの空気流と、内側の第2空冷室の上部よりの連通孔を介しての空気流とを合流させたのち、外側の第1空冷室の上部の空気孔より流出させることを特徴とすね金属製七輪。
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