JP4418901B2 - ワイピングローラくい込み防止具を設けた凹版版胴 - Google Patents

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本発明は、凹版印刷機において凹版版胴の版面取付用切り欠き部にワイピングローラくい込み防止具を設けた凹版版胴に関するものである。
通常の凹版印刷機は、枚葉紙を供給する給紙部と、凹版印圧を供する圧胴と、圧胴と協働する凹版版胴と、凹版版胴にインキを供給するインキ供給装置と、凹版版胴に供給されたインキのうち非画線部に残存する余剰インキを拭き取るワイピングローラと、印刷された枚葉紙を排出する排出部から構成されている。この種の印刷機では、枚葉紙を把持するためのグリッパー仕組みを圧胴に備える必要があり、それと協働する凹版版胴には、グリッパー仕組みと相対する位置に、刷版を取り付けるための万力を装着するギャップ部を設けている。
このギャップ部を有していることによって、ローラ及び印刷物にさまざまな影響を及ぼしている。そのうちの一つとして、圧胴等の軸受部での振動が挙げられる。この振動を抑制するため、偏心軸受からなる、胴の軸受メタルを常に一方へ弾性力で押圧する押圧部材と、軸受メタルの回転角の変化に対応して押圧部材を移動させて押圧部材の押し荷重が常に一定となるように自動調整する手段を設けたショック防止装置が提案されている。これは、印圧調整時に軸受メタルが所定角度回転すると、これに対応して押圧部材の押し荷重も常に一定となるように自動調整される(例えば、特許文献1参照)。
また、凹版印刷機のワイピング装置として、例えば、本出願人による出願がある。この発明のワイピング装置は、ワイピングロ−ラを懸架させ、ワイピングロ−ラの軸端に取設された軸受けを開閉式のメタルカバーにて固定する機構と、ワイピングロ−ラに対して、油圧力によりワイピングロ−ラに対して着脱方向へ進退自在な移動を可能とする仕上げブレ−ド機構とから構成されるワイピングロ−ラ支持フレ−ムと、ワイピングロ−ラ支持フレ−ムを凹版版胴に対して押圧方向に水平移動させるためのガイドレ−ルと、ワイピングロ−ラ支持フレ−ムとワイピング槽を繋ぎ合わせるブラケットと、ブラケットと接続され、押圧を行う油圧機構シリンダー部、油圧機構ピストン部及び油圧制御部で構成される押圧機構と、ワイピングロ−ラの磨耗、温度変化による径の変化に伴って、ワイピングロ−ラの軸芯方向へ設定圧力まで追従可能なホルダー上に組み込んだベースフレームに金属ネットを張り、その上にインキの抜けを阻害しない開き目を有し、かつ、柔軟性がある合成繊維製のタワシを載せた複数個の洗浄部材と、ワイピングロ−ラ軸とワイピングロ−ラ駆動軸とを直接繋ぐ自在継手機構とを有する構成となっている(例えば、特許文献2参照)。
このような構成にすることにより、原動側と駆動側の押圧バランスがとれ、比較的軽圧でワイピングが可能になり、ワイピングローラや凹版胴の摩耗の低減及び省力化が図られた。
実用新案登録第2531467号公報 特開2003−276157号公報
凹版印刷におけるワイピングローラの役割は、凹版版面と接して凹版版面上の余剰インキを拭き取ることであり、凹版版面と接している間は、インキを拭き取るために所定の力で凹版版面に押し付けられている。このため、凹版版胴に凹版版面を取り付けるための版面取付用切り欠き部では、ワイピングローラが一時的に版胴側にくい込み、再度印刷面と接触する時には押し付けている力に相応したショックを受け、結果としてワイピングローラを損傷させたり、耐久性を損ったりする一因となっている。
ワイピングローラが損傷したり、摩耗したりすることによって余剰インキの拭き取り不良が起こり、その結果、拭き残り等の損紙が発生し、印刷物品質への影響が出てくる。
更に、ワイピングローラの耐久性が悪くなることによってローラ交換の頻度も増し、オペレータの作業負担となる。
また、特開2003−276157号公報にあるように、凹版胴に対するワイピングローラの押圧量を油圧機構によって調整する場合、油圧力を強くすると押圧量が少なくワイピングは可能であるが、ワイピングの摩耗により径が小さくなり押圧量の再設定をする必要があった。逆に、油圧力が弱く押圧量を大きくすると押圧量の再設定をする必要はないが、拭き残りの発生原因となった。したがって、拭き残りを発生させずにワイピング効果を得るために、油圧力を弱く、押圧量を多くし、更にワイピングローラの摩耗による径変化に対応した押圧量の再設定をせずに済む手段を提案できないか、といったように本発明には改善の余地があった。
本発明は、上記課題の解決を目的とするものであり、具体的には、凹版印刷機における凹版版胴の版面取付用切り欠き部にワイピングローラくい込み防止具を設け、ワイピングローラの版胴側へのくい込みをなくす手段を提供することである。
本発明の凹版版胴は、圧胴と、圧胴と協働する凹版版胴と、凹版版胴にインキを供給するインキ供給装置と、凹版版胴に供給されたインキのうち、非画線部に残存する余剰インキを拭き取るワイピングローラとを有する凹版印刷機の凹版版胴において、凹版版胴に設けられている凹版版面を取り付けるための版面取付用切り欠き部に、凹版版胴に取り付けた凹版版面の表面と同等な高さでワイピングローラくい込み防止具を設けたことを特徴とする。
本発明の凹版版胴に設けたワイピングローラくい込み防止具は、凹版版胴に設けられている版面取付用切り欠き部を覆うカバー形状を呈していることを特徴とする。
本発明の凹版版胴に取り付けた凹版版面の表面と同等な高さで設けたカバーは、凹版胴軸方向の全面を覆うことを特徴とする。
本発明の凹版版胴に取り付けた凹版版面の表面と同等な高さで向けたカバーは、前期凹版版胴軸方向の両端部を含み、少なくとも2つに分割されていることを特徴とする。
ワイピングローラは、印刷中に凹版版胴の凹版版面と版面取付用切り欠き部の接触による押圧の変動が解消され、押し付け力によるショックを受けることがないため、ワイピングローラの損傷を防ぎ、摩耗を抑えることができ、結果的に耐久性を向上させることができる。
本出願人によるワイピング装置(特開2003−276157号公報)によって押圧量を調整する際、弱い油圧力で多い押圧量を加えた場合にでもワイピング効果が得られ、更に、ワイピングの摩耗等によって径が小さくなっても押圧量を再設定する必要がなく、完全な自動化が図れる。
ワイピングローラの損傷や摩耗による余剰インキの拭き取り不良が減少するため、損紙の発生率を減少させることができ、印刷物の品質が安定する。また、ワイピングローラに起因するトラブルが減少することで、凹版版面の耐刷枚数の増加が期待できる。
ワイピングローラの耐久性が良くなることで、ワイピングローラの交換頻度が減り、オペレータの作業が軽減する。
一般的な凹版印刷機の印刷部を図1に示す。凹版印刷部は、圧胴(2)と、圧胴と協働する凹版版胴(1)と、凹版版胴にインキを供給するインキ供給装置(3)と、凹版版胴に供給されたインキのうち、非画線部に残存する余剰インキを拭き取るワイピングローラ(4)から構成されている。それぞれのローラの回転方向は図中に示すとおりである。
以下、本発明を具体化した実施するための最良の形態における凹版版胴の版面取付用切り欠き部に、ワイピングローラくい込み防止具を設けた凹版版胴を実施例に従って説明する。
(実施例1)4版の凹版版面(9)を取り付けた凹版版胴(1)の各版面取付用切り欠き部(6)に、ワイピングローラくい込み防止具を凹版版胴の軸方向全面に設けた際の、凹版版胴の断面図を図2に、凹版版胴の平面図を図3に示す。
ワイピングローラくい込み防止具として、凹版版胴の版面取付用切り欠き部に適合したカバー(5)を取り付ける。カバーを取り付ける方法としては、版面取付用切り欠き部に、カバー(5)を凹版版胴の軸方向全面を覆うように設け、版面取付用切り欠き部とカバーとを、少なくとも2箇所以上のボルト(7)で固定する。
取り付けるカバーの形状については、凹版版面とワイピングローラの接触を妨げないようにするため、その円弧を、凹版版面(9)を装着した凹版版胴(1)の表面と同等となるようにする。また、本発明でいう同等とは、カバーの円弧に多少の加工誤差があってもよく、ワイピングローラとの耐衝撃性を抑える効果が得られる範囲での加工誤差であれば問題はない。
更に、取り付けるカバーの版胴軸方向の長さについては、凹版版胴の軸に対して全面を覆うことが理想であるが、少なくとも印刷中にワイピングローラと接触し続けることが必要である。
(実施例2)4版の凹版版面(9)を取り付けた凹版版胴(1)の各版面取付用切り欠き部(6)に、ワイピングローラくい込み防止具を凹版版胴の軸方向の両端を含み、少なくとも2つに分割して設けた際の凹版版胴の断面図を図4に示す。
ワイピングローラくい込み防止具として、凹版版胴の版面取付用切り欠き部に適合したカバーを取り付ける。取り付ける方法としては、版面取付用切り欠き部に、カバー(5)を凹版版胴の軸方向の両端を含み、少なくとも2つに分割して設け、版面取付用切り欠き部と各カバーとを、各々少なくとも2箇所以上のボルト(7)で固定する。このようにカバーを分割する場合、ワイピングローラと接するカバー端部(8)については、ワイピングローラの損傷を防ぐため、面取り加工(曲面状に加工)することが望ましい。
凹版版胴の版面取付用切り欠き部に取り付けるカバーの材質については、特に限定しないが、ワイピングローラと接触することから、ワイピングローラとの対衝撃性に優れた金属類が望ましい。
また、凹版版胴の版面取付用切り欠き部にカバーを取り付ける手段としてボルト(7)を使用する例を示したが、版面取付切り欠き部にカバーを取り付けることができる形態であれば、これに限定されものではない。ただし、ワイピングローラと凹版版面との接触を妨げないように、例えば、ボルトを使用する場合は、ボルトの頭部をカバー上面より埋め込む形とする。ワイピングローラと接するボルト埋め込み穴の周面については、ワイピングローラの損傷を防ぐため、面取り加工(曲面状に加工)することが望ましい。
本実施例では、凹版版面の数が4版の場合の例を示したが、凹版版面の数が1又は複数の場合でも同様、凹版版面を取り付けるための各版面取付用切り欠き部に、凹版版胴に取り付けた凹版版面の表面と同様な高さで、各版面取付用切り欠き部ごとにワイピングローラくい込み防止具を設けることとする。
凹版印刷機の印刷部を示す図である。 本発明の一実施例における凹版印刷機の凹版版胴軸方向全面にカバーを設けた際の側面図である。 本発明の一実施例における凹版印刷機の凹版版胴軸方向全面にカバーを設けた際の断面図である。 本発明の一実施例における凹版印刷機の凹版版胴軸方向の両端を含み、少なくとも2つに分割してカバーを設けた際の断面図である。
符号の説明
1 凹版版胴
2 圧胴
3 インキ供給装置
4 ワイピングローラ
5 カバー
6 版面取付用切り欠き部
7 ボルト
8 カバー端部
9 凹版版面

Claims (1)

  1. ワイピングローラを有する凹版印刷機の凹版版胴において、前記凹版版胴に設けられている凹版版面を取り付けるための版面取付用切り欠き部に、前記凹版版胴に取り付けた凹版版面の表面と同等な高さでワイピングローラくい込み防止する金属製カバー前記凹版版胴軸方向の両端部を含み、少なくとも2つに分割させて設けたことを特徴とするワイピングローラくい込み防止具を設けた凹版版胴。
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