JP4418821B2 - 窓用清掃具 - Google Patents

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Description

本発明は、窓ガラスなどの清掃の際に使用される窓用清掃具に関する。
窓ガラスの清掃を行なう場合に使用される窓用清掃具の一例として、図14(a)に示すようなものがある(たとえば、実開平1−59565号公報参照)。図示された窓用清掃具Bは、水あるいは洗剤を含浸させてガラス面に付着している埃などを落すためのスポンジ体104と、ガラス面に付着した水滴などを除去するための弾性材料からなるワイパーブレード103とがヘッド101に装着されており、棒状の柄106をヘッド101の柄部101aに連結させることにより、高所に位置する窓ガラスを清掃することができるように構成されている。
この窓用清掃具Bにおいて、ヘッド101の柄部101aは、高所の窓ガラスを清掃する場合の作業性を考慮して、ワイパーブレード103をガラス面Sに対して垂直ないし下方に少し傾斜する姿勢にしたときに、柄106がガラス面Sに対して適切な角度βで傾斜するように形成されている。したがって、高所のガラス面に付着した水滴を除去する際には、ワイパーブレード103をガラス面に押し付けたまま下方にスライドさせることにより、ガラス面Sに付着した水滴を効率よく掻き落とすことができる。
しかしながら、上記従来技術による窓用清掃具Bでは、低所の窓ガラスに付着した水滴を除去する場合、図14(b)に示すように、柄106がガラス面に対して起立する姿勢となり、ワイパーブレード103はガラス面Sに対して上方に傾斜してしまう。そうすると、ワイパーブレード103を下方にスライドさせてもワイパーブレード103の先端が部分的にガラス面Sに引っ掛かり、水滴を適確に除去することができない。したがって、このような場合には、ワイパーブレード103がガラス面Sに対して適切な姿勢となるように柄106をガラス面Sに対して傾斜させる必要が生じる。すなわち、ワイパーブレード103を横方向にスライドさせて、あるいは柄106を取り外してヘッド101の柄部101aを掴み、ワイパーブレード103のガラス面Sに対する姿勢を調整しながら作業を行わなければならず、その結果、作業効率が悪くなるといった問題が生じていた。
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、窓ガラスに付着した水滴を除去するのに際して、高所から低所に至る範囲の窓ガラスに対して効率よく作業することができる窓用清掃具を提供することを課題としている。
本発明によって提供される窓用清掃具は、所定長さを有する平板状のワイパーブレードと、上記ワイパーブレードが装着される長手状のヘッドと、このヘッドに接続され、柄が連結されるヘッドホルダと、を備え、上記ワイパーブレードをガラス面に当接させつつ移動させてこのガラス面の清掃を行う窓用清掃具であって、上記ヘッドは、上記ヘッドホルダに対して回動可能とされており、上記ヘッドには、ガラス面に対する上記ヘッドの姿勢を維持するためのガイド体が一体的に設けられており、上記ガイド体は、上記ヘッドからこのヘッドの短手方向に片持ちアーム状に延出するガイド部を有しており、かつ、上記ガイド部は、ガラス面に対する当接部位がガラス面側に突出する湾曲部を有していることを特徴としている。
本発明に係る窓用清掃具では、柄が連結されるヘッドホルダと、ワイパーブレードが装着されるヘッドとを備えており、ヘッドホルダに対してヘッドが回動するように構成されている。また、ヘッドにはワイパーブレードとともにガラス面に当接してガラス面に対するヘッドの姿勢を維持するガイド体が設けられている。そのため、ガイド体をワイパーブレードとともにガラス面に当接させることにより、ガラス面と柄との間の角度が変化しても、ワイパーブレードがガラス面に対して所定の角度をなすように維持される。したがって、本発明に係る窓用清掃具を使用して窓ガラスに付着した水滴を除去する際には、高所から低所に至る範囲の窓ガラスに対して不都合なく作業をすることが可能となり、作業効率の向上を図ることができる。また、この窓用清掃具によれば、ガイド体のガイド部をワイパーブレードとともにガラス面に押し付けたままヘッドを下方にスライドさせる際に、ガラス面とガイド体との接触抵抗を低減させることができる。また、窓ガラスの垂直方向の途中においてガラス面から突出する桟などの突出部が設けられている場合においても、ガイド体のガイド部が突出部に引っ掛かることなく円滑に乗り越えることが可能となる。したがって、このような突出部を有する窓ガラスの水滴を除去する場合においても不都合なく作業を行うことが可能となり、作業効率の向上を図るうえで好適である。さらに、ガイド体のガイド部が上記突出部に当たった際の衝撃を吸収してより円滑に上記突出部を乗り越えることが可能となる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記ヘッドは、上記ヘッドホルダに対して上記ヘッドの長手方向と平行な軸心を中心として回動可能とされている。
このような構成によれば、ヘッドが一定方向にのみ回動可能であるので、ヘッドを下方にスライドさせる際の窓用清掃具の取り扱いが容易となる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記ヘッドは、上記ヘッドホルダに対して全方向に回動可能とされている。また、上記ヘッドとヘッドホルダとが可撓部を介して接続されていることが好ましい。
このような構成によれば、ヘッドを下方にスライドさせるにあたり、作業者が柄を斜め上方に向けたままヘッドを下方にスライドさせるといった使用が可能となり、作業者にとって使い勝手が良好となる。また、ヘッドとヘッドホルダとが可撓部を介して接続されていれば、ヘッドがヘッドホルダに対して全方向に回動自在に構成するうえでその構造が簡素化され、好適である。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記ガイド体は、ガラス面との当接部位が上記ワイパーブレードに対して上記ヘッドホルダ側に位置するように構成されている。
このような構成によれば、窓ガラスの水滴を除去する際には、ガイド体のガラス面との当接部位がワイパーブレードよりも下方に位置することとなる。そのため、ガイド体をワイパーブレードとともにガラス面に当接させることにより、ガラス面と柄との間の角度が変化しても、ワイパーブレードがガラス面に対して垂直ないし下方に少し傾斜する状態が適切に維持される。したがって、本発明によれば、ワイパーブレードがガラス面に対して適切な角度を維持したままヘッドを下方にスライドさせることができるので、ガラス面に付着した水滴を効率よく掻き落とすことが可能となり、作業効率の向上を図るうえで好適である。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記ヘッドホルダに対する上記ヘッドの回動を規制してロックすることが可能なロック機構が設けられている。
このような構成によれば、ロック機構を作用させておくことにより、従来技術と同様の使用方法が可能となる。すなわち、ヘッドの回動を規制するようにロックしておけば、ガイド体をガラス面に当接させることなくワイパーブレードのみをガラス面に押し付けることができる。したがって、窓ガラスの水滴を除去する際に使用方法の選択が可能となり、作業者にとって使い勝手が良好となる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記ロック機構は、上記ヘッドに一体的に固定された操作レバーと、上記ヘッドホルダに形成された係合部とを備えており、上記操作レバーが所定の操作をなされたときに上記操作レバーと上記係合部が係合することにより、上記ヘッドの回動を規制する状態が維持されるように構成されている。
このような構成によれば、操作レバーとヘッドホルダの係合部との係合によってヘッドの回動が規制されたロック状態に維持されるので、ロック機構の構造の簡素化を図りつつ、作業中にロック状態が不当に解除されるといった不具合を回避することができる。
上記ヘッドには、上記ワイパーブレードと離間する位置に上記ヘッドの長手方向に所定長さを有するスポンジ体が装着されている。
このような構成によれば、スポンジ体に水あるいは洗剤を含浸させてガラス面を擦ってガラス面に付着した埃などを拭き取り、そのあとにワイパーブレードでガラス面に付着した水滴などを除去するといった使用が可能となる。このように、本発明に係る窓用清掃具は2種類の異なる清掃機能を具備するので、2種類の窓用清掃具を別々に準備する必要がなく、清掃作業効率の向上を図るうえで好適である。また、スポンジ体を使用する際にロック機構を作用させておくと、スポンジ体をガラス面に押し付けてもヘッドが回動せず、安定して作業を行うことができる。
本発明に係る窓用清掃具の一例を示す側面図である。 図1のII −II矢視図である。 図2のIII −III断面図である。 図2のIV −IV断面図である。 本発明に係る窓用清掃具の使用状態の一例を示す側面図で、(a)は高所の窓ガラスに対する使用状態を表し、(b)は、低所の窓ガラスに対する使用状態を表す。 本発明に係る窓用清掃具の使用状態の一例を示す側面図である。 本発明に係る窓用清掃具の使用状態の一例を示す側面図である。 本発明に係る窓用清掃具の使用状態の一例を示す側面図である。 本発明に係る窓用清掃具の使用状態の一例を示す側面図である。 本発明に係る窓用清掃具の他の例を示す図で、(a)は側面視における使用状態を表し、(b)は正面視における使用状態を表す。 本発明に係る窓用清掃具の参考例を示す図で、(a)は側面図、(b)は(a)のb−b矢視図である。 図11に示す窓用清掃具の使用状態を表す側面図である。 本発明に係る窓用清掃具の他の参考例を示す図で、使用状態を表す側面図である。 従来の窓用清掃具の一例を示す側面図で、(a)は高所の窓ガラスに対する使用状態を表し、(b)は、低所の窓ガラスに対する使用状態を表す。
本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照しつつ具体的に説明する。
図1〜図4は、本発明に係る窓用清掃具の一例を示している。本実施形態の窓用清掃具Aは、ヘッド1、ヘッドホルダ2、ワイパーブレード3、スポンジ体4、一対のガイド体5、およびロック機構Lを備えている。
ワイパーブレード3は、所定長さを有する長矩形の平板状とされており、短手方向の一端側には長手方向全長にわたって板状部の厚みよりも大きい厚みの膨出部31を有している。この膨出部31は、後述する凹部11,12に対応した形状である。ワイパーブレード3は、弾性を有する部材から一体形成され、たとえばスチレンブタジエンゴムをフォーミングするなどして得られる。
スポンジ体4は、ワイパーブレード3の長手方向長さと同等の長さを有する円柱状とされており、スポンジの外周表面に不織布が被覆された構成とされている。スポンジ体4には、長手方向に沿って突出する取付部41が形成されている。
ヘッド1は、全体としてワイパーブレード3の長手方向に延びるブロック状を呈しており、その長手方向に沿って2分割可能な第1ヘッド部1aと第2ヘッド部1bとから構成されている。第1ヘッド部1aおよび第2ヘッド部1bは、それぞれ、たとえばABS樹脂などの所定の強度を有する樹脂により一体形成されている。
第1ヘッド部1aおよび第2ヘッド部1bの内壁には、凹部11,12が長手方向に沿って対向するように形成されている。ワイパーブレード3の膨出部31が凹部11,12に包囲されるようにワイパーブレード3を第1ヘッド部1aと第2ヘッド部1bとの間に挟持させることにより、ワイパーブレード3はヘッド1に装着される。第1ヘッド部1aおよび第2ヘッド部1bには、鍔部13,14が、凹部11,12から離間する適所に長手方向に沿って対向するように形成されている。スポンジ体4の取付部41を鍔部13,14間に挟持させることにより、スポンジ体4はヘッド1に装着される。鍔部13には、鍔部14側に向いた複数の尖形状の係止突起13aが長手方向に沿って所定のピッチで形成されており、この係止突起13aによりスポンジ体4がヘッド1から脱落するのが防止される。
図3によく表われているように、第1ヘッド部1aおよび第2ヘッド部1bの内壁の適所には、複数の係合筒15および係合軸16が対向するように設けられている。第1ヘッド部1aおよび第2ヘッド部1bは、各係合筒15に各係合軸16を挿入してこれらをビス17などで締結することにより、一体的に接続される。
ヘッドホルダ2は、図2〜図4に表われているように、後述するガイド体5の貫通孔52に嵌入される一対の軸部21と、柄を連結するための柄部22と、ロック機構Lを構成する係合部23とを有している。このヘッドホルダ2は、たとえばABS樹脂などの所定の強度を有する樹脂により一体形成されている。
一対の軸部21は、ヘッドホルダ2の長手方向一端側に形成されている。各軸部21の中心は、ヘッドホルダ2の長手方向に垂直な所定の軸心と一致している。各軸部21の外径は貫通孔52の内径よりも僅かに小とされている。柄部22は、ヘッドホルダ2の長手方向他端側に延びるように形成されており、棒状の柄6の外径と同等の内径の円筒内面を有している。柄6は、この柄部22に嵌合されてヘッドホルダ2に連結される。係合部23は、後述する操作レバー7に形成された係合凸部71と係合可能な凹状の係合段部23aを有している。
一対のガイド体5は、ヘッド1の長手方向に所定の間隔を隔てて設けられている。各ガイド体5は、所定の厚みと幅を有するとともに湾曲状に延びるガイド部51と、貫通孔52と、第2ヘッド部1bに係止するための係止片53と、操作レバー7に対する位置決め用の凹部(図示略)とを有している。ガイド体5は、所定の弾性を有する樹脂により一体形成されている。
操作レバー7は、係合凸部71と、第2ヘッド部1bに係止するための係止片72と、ガイド体5に対する位置決め用の一対の凸部(図示略)とを有している。操作レバー7は、所定の弾性を有する樹脂により一体形成されている。
ヘッド1にヘッドホルダ2を接続する際には、一対のガイド体5でヘッドホルダ2および操作レバー7を挟み込んだままガイド体5の係止片53を第2ヘッド部1bの外周面に形成された開口部に挿入することにより行うことができる。より詳細には、ヘッドホルダ2の一対の軸部21が一対のガイド体5の貫通孔52に嵌入され、かつ操作レバー7の上記凸部がガイド体5の上記凹部に嵌入されるように一対のガイド体5とヘッドホルダ2と操作レバー7とを位置決めしたまま第2ヘッド部1bの開口部より挿入すれば、ガイド体5の係止片53および操作レバー7の係止片72が弾性変形し、第2ヘッド部1bに形成された係止部18,19に係止される。これにより、一対のガイド体5および操作レバー7は、ヘッド1に対して一体的に固定される。
ここで、ガイド体5のガイド部51は、ヘッド1から片持ち状に延出するように設けられている。また、図7に示すように、ガイド部51は、ワイパーブレード3とともにガラス面Sに当接させた状態において、ガイド部51のガラス面Sとの当接部位51aがガラス面S側に突出する湾曲形状となっているとともに、この当接部位51aとワイパーブレード3のガラス面Sに対する当接箇所3aとは比較的大きい所定の間隔を有している。そして、図7に示す状態において、当接部位51aは、ワイパーブレード3に対してヘッドホルダ2側に位置する。この状態においてヘッド1をガラス面Sに所定の押圧力で押し付けると、ガイド部51は弾性変形し、同図の点線で示す状態となる。
上述したように、ヘッドホルダ2の軸部21の外径がガイド体5の貫通孔52の内径よりも僅かに小とされているので、ヘッドホルダ2と一対のガイド体5とは、一対の軸部21を中心として相対回動可能である。また、一対のガイド体5はヘッド1に対して一体的に固定されているため、ヘッド1は、ヘッドホルダ2に対してヘッド1の長手方向と平行な一対の軸部21を中心として回動可能となる。
ロック機構Lは、ヘッドホルダ2に対するヘッド1の回動を規制してロックするためのものであり、図3によく表われているように、操作レバー7と、ヘッドホルダ2の適所に開口部として設けられた係合部23とから構成される。操作レバー7を係合部23に向けて押し付けた際には、操作レバー7が弾性変形し、ヘッドホルダ2の係合段部23aに操作レバー7の係合凸部71が係合する。ここで、操作レバー7はヘッド1に対して一体的に固定されているので、係合段部23aに係合凸部71が係合することによりヘッド1の回動が規制された状態に維持される。そして、この状態において操作レバー7の先端部に対してヘッドホルダ2の柄部22に向けて一定以上の操作力が加えられると、係合段部23aと係合凸部71との係合が解除されるように構成されている。
次に、上述した窓用清掃具Aの作用について図5〜図9を参照して説明する。
この窓用清掃具Aを使用する際には、図5(a)に示すように、ワイパーブレード3の長手方向が略水平となるようにヘッドホルダ2に連結された柄6を掴んで、ワイパーブレード3を窓ガラスのガラス面Sに押し付けたままヘッド1を下方にスライドさせてガラス面Sに付着した水滴を掻き落とすように操作する。このとき、窓用清掃具Aでは、ヘッド1がヘッドホルダ2に対してヘッド1の長手方向と平行な一対の軸部21を中心として回動可能であり、かつヘッド1には一対のガイド体5が設けられているので、ワイパーブレード3をガラス面に押し付けることによって一対のガイド体5(ガイド部51)はワイパーブレード3とともにガラス面Sに当接する。ここで、一対のガイド体5はヘッド1の長手方向に所定の間隔を隔てて設けられているので、ワイパーブレード3は長手方向全長にわたってガラス面Sに当接することができる。そして、そのままヘッド1を下方にスライドさせると、図5(b)に示すように、ヘッド1はヘッドホルダ2に対して一対の軸部21を中心として回動することによりガラス面Sに対して所定の姿勢に維持される。すなわち、ヘッド1の高さが変わることによりガラス面Sと柄6との間の角度αが変化しても、ワイパーブレード3がガラス面Sに対して所定の角度をなすように維持され、ガラス面Sに付着した水滴を除去することができる。したがって、本発明によれば、窓ガラスに付着した水滴を除去するのに際し、高所から低所に至る範囲の窓ガラスに対して、不都合なく作業することが可能となり、作業効率が向上する。
本実施形態における窓用清掃具Aでは、ガイド部51は、ワイパーブレード3とともにガラス面Sに当接させた状態において、このガイド部51のガラス面Sとの当接部位51aがワイパーブレード3に対してヘッドホルダ2側に位置するように構成されているので、窓ガラスの水滴を除去する際には、当接部位51aがワイパーブレード3よりも下方に位置することとなる。そのため、一対のガイド部51をワイパーブレード3とともにガラス面Sに当接させておけば、ヘッド1の高さが変わることによりガラス面Sと柄6との間の角度が変化しても、ワイパーブレード3がガラス面Sに対して垂直ないし下方に少し傾斜する状態が適切に維持される。したがって、本発明によれば、ワイパーブレード3がガラス面Sに対して適切な角度を維持したままヘッド1を下方にスライドさせることができるので、ガラス面Sに付着した水滴を適確に掻き落とすことが可能となり、作業効率の向上を図るうえで好適である。
本実施形態において、ガイド部51は、ワイパーブレード3とともにガラス面Sに当接させた状態において当接部位51aがガラス面S側に突出する湾曲形状とされているので、ガイド部51をワイパーブレード3とともにガラス面Sに押し付けたままヘッド1を下方にスライドさせる際に、ガラス面Sとガイド部51との接触抵抗を低減させることができる。また、図6に示すように、窓ガラスの垂直方向の途中においてガラス面から突出する桟などの突出部Pに対しても、ガイド部51が突出部Pに引っ掛かることなく、橇のような作用によって円滑に乗り越えることが可能となる。したがって、このような突出部Pを有する窓ガラスの水滴を除去する場合においても不都合なく作業を行うことが可能となり、作業効率の向上を図るうえで好適である。ここで、ガイド部51の当接部位51aとワイパーブレード3のガラス面Sに対する当接箇所3aとは比較的大きい所定の間隔を有しているので、ヘッド1のガラス面Sに対する姿勢は殆ど変化することなく、水滴を除去する機能に何ら影響を与えることもない。したがって、突出部Pの間際に付着した水滴も残さずに除去することができる。
また、本実施形態において、ガイド部51は、ワイパーブレード3とともにガラス面Sに当接させた状態において、ヘッド1をガラス面Sに押し付けようとする荷重に対して、図7の点線で示すように弾性的に変形する。そのため、ガイド部51が突出部Pに当たった際にはサスペンション効果により衝撃を吸収し、より円滑に突出部Pを乗り越えることができる。なお、上述のようにガイド部51が弾性的に変形可能であると、ヘッド1をガラス面Sに押し付けようとする荷重に対し、ワイパーブレード3のみが弾性的に変形してワイパーブレード3がガラス面に対して極端に傾斜してしまうことが抑制され、ガラス面に付着した水滴を適確に掻き落とすうえで好適である。
本実施形態における窓用清掃具Aでは、ヘッドホルダ2に対するヘッド1の回動を規制してロックすることが可能なロック機構Lが設けられているので、このロック機構Lを作用させておくことにより、従来技術と同様の使用方法が可能となる。すなわち、ヘッド1の回動を規制するようにロックしておけば、図8に示すように、ガイド部51をガラス面Sに当接させることなくワイパーブレード3のみをガラス面Sに押し付けることができる。したがって、窓ガラスの水滴を除去する際に使用方法の選択が可能となり、作業者にとって使い勝手が良好となる。
また、本実施形態においては、操作レバー7の係合凸部71とヘッドホルダ2の係合段部23aとの係合によってヘッド1の回動が規制されたロック状態に維持されるので(図3参照)、ロック機構Lの構造の簡素化を図りつつ、作業中にロック状態が不当に解除されるといった不具合を適切に回避することができる。
本実施形態における窓用清掃具Aでは、ワイパーブレード3と離間する位置にヘッド1の長手方向に所定長さを有するスポンジ体4が装着されているので、図9に示すようにスポンジ体4に水あるいは洗剤を含浸させてガラス面Sを擦ってガラス面Sに付着した埃などを拭き取り、そのあとにワイパーブレード3でガラス面Sに付着した水滴などを除去するといった使用が可能となる。このように、本発明に係る窓用清掃具Aは2種類の異なる清掃機能を具備するので、2種類の窓用清掃具を別々に準備する必要がなく、清掃作業効率の向上を図るうえで好適である。また、スポンジ体4を使用する際にロック機構Lを作用させておくと、スポンジ体4をガラス面Sに押し付けてもヘッド1が回動せず、安定して作業を行うことができる。
図10〜図13は、本発明に係る窓用清掃具の他の例および参考例を示している。なお、図10以降の図面においては、上記実施形態と同一または類似の要素には、上記実施形態と同一の符号を付しており、その説明を省略する。
図10に示された窓用清掃具A1においては、ヘッド1とヘッドホルダ2とは可撓部8を介して接続されている。この可撓部8は、たとえばゴムなどの弾性変形可能な部材で構成することができる。ここで、ヘッド1はヘッドホルダ2に対して全方向に回動可能であり、この点において上記実施形態における窓用清掃具Aとは異なっている。
本実施形態によれば、ヘッド1を下方にスライドさせるにあたり、図10(b)に示すように、作業者が柄6を斜め上方に向けたままヘッド1を下方にスライドさせるといった使用が可能となり、作業者にとって使い勝手が良好となる。具体的には、作業対象となるガラス面Sに対して、作業者が横方向に移動することなくヘッド1のみを横方向にずらしながら作業を行うことができる。また、ガラス面Sの清掃箇所の真下に作業者が位置できないような場合であっても、その清掃箇所においてヘッド1を下方にスライドさせることが可能であり、ガラス面Sのコーナー部周辺に付着した水滴も残さずに除去することができる。なお、本発明における可撓部は、上述したゴムなどの弾性部材よって構成されるものに限定されない。たとえば、ユニバーサルジョイントなどの全方向に回動可能なジョイント部材によって構成してもよい。さらに、可撓部としては、上記のような別部材で構成するものに限定されない。たとえば、ヘッドとヘッドホルダとが樹脂により一体形成され、これらの間に所定以上の外力により撓み変形可能な部位を設けることにより可撓部を構成することもできる。
本発明の参考例としての図11に示された窓用清掃具A2においては、ガイド体の構成が上記実施形態におけるものと異なっている。この例では、一対のガイド体5'は、それぞれ上記実施形態におけるガイド部51に代えてローラ53を有する構成とされている。より詳細には、ローラ53は、ヘッド1から延出するように設けられた支持部54に装着され、ヘッド1の長手方向と平行な中心軸H周りに回転可能な構成とされている。
この例によれば、ローラ53をワイパーブレード3とともにガラス面Sに押し付けたままヘッド1を下方にスライドさせる際には、図12に示すように、ローラ53がガラス面S上で転動することとなり、ガラス面Sに対するガイド体5'の接触抵抗をより効率よく低減させることができる。また、ガラス面Sから突出する突出部Pがある場合でも、ローラ53の外径を突出部Pの高さに対応する所定以上の寸法にしておくと、ローラ53が突出部Pに引っ掛かることなく円滑に乗り越えることが可能となる。なお、ローラ53の外周部をゴムなどのガラス面に対するグリップ力に優れた材料で形成しておくと、ローラ53がガラス面S上でスリップすることは抑制され、ローラ53をガラス面S上で円滑に転動させるうえで好適である。
本発明の他の参考例としての図13に示された窓用清掃具A3は、上記した窓用清掃具A2の変形例を示している。図11に示す窓用清掃具A2では、ガイド体5'は支持部54に対して1つのローラ53が装着された構成であったが、この窓用清掃具A3においては、ガイド体5"は、支持部54'に対して複数のローラ53'が装着された構成とされている。より詳細には、支持部54'は、ワイパーブレード3をガラス面Sに当接させた状態においてガラス面S側に突出する湾曲形状とされており、この支持部54'に沿うようにして、複数のローラ53'が所定の間隔を隔てて回転自在に取り付けられている。
以上、本発明の具体的な実施形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、発明の思想から逸脱しない範囲内で種々な変更が可能である。
本発明におけるガイド体は、ヘッドの姿勢を維持するためのものであれば、上記実施形態の構成に限定されない。たとえば、ガイド体はヘッドと一体成形されたものであってもよく、ガイド体のガイド部の形状としては湾曲した棒状などの他の形状を採用することもできる。また、ガイド体のガイド部は所定の荷重に対して弾性変形を容易化するために、その幅や厚みを部分的に異ならせてもよい。
本発明におけるロック機構は、ヘッドホルダに対するヘッドの回動を規制してロックする機能を有していればよく、たとえば磁石や面着ファスナーなどを使用するといった上記実施形態とは異なる構造を採用することもできる。
本発明に係る窓用清掃具は、スポンジ体を具備しない構成であってもよい。
本発明における窓用清掃具を構成する各部材の具体的な形状や材質なども限定されるものではない。

Claims (9)

  1. 所定長さを有する平板状のワイパーブレードと、上記ワイパーブレードが装着される長手状のヘッドと、このヘッドに接続され、柄が連結されるヘッドホルダと、を備え、上記ワイパーブレードをガラス面に当接させつつ移動させてこのガラス面の清掃を行う窓用清掃具であって、
    上記ヘッドは、上記ヘッドホルダに対して回動可能とされており、
    上記ヘッドには、ガラス面に対する上記ヘッドの姿勢を維持するためのガイド体が一体的に設けられており、
    上記ガイド体は、上記ヘッドからこのヘッドの短手方向に片持ちアーム状に延出するガイド部を有しており、かつ、
    上記ガイド部は、ガラス面に対する当接部位がガラス面側に突出する湾曲部を有していることを特徴とする、窓用清掃具。
  2. 上記ヘッドは、上記ヘッドホルダに対して上記ヘッドの長手方向と平行な軸心を中心として回動可能とされている、請求項1に記載の窓用清掃具。
  3. 上記ヘッドは、上記ヘッドホルダに対して全方向に回動可能とされている、請求項1に記載の窓用清掃具。
  4. 上記ヘッドと上記ヘッドホルダとが可撓部を介して接続されている、請求項3に記載の窓用清掃具。
  5. 上記ガイド体は、ガラス面との当接部位が上記ワイパーブレードに対して上記ヘッドホルダ側に位置するように構成されている、請求項1ないし4のいずれかに記載の窓用清掃具。
  6. 上記ガイド体の上記ガイド部は、上記ワイパーブレードとともにガラス面に当接させた状態において、上記ヘッドをガラス面に押し付けようとする荷重に対して弾性的に変形可能である、請求項1ないし5のいずれかに記載の窓用清掃具。
  7. 上記ヘッドホルダに対する上記ヘッドの回動を規制してロックすることが可能なロック機構が設けられている、請求項1ないし6のいずれかに記載の窓用清掃具。
  8. 上記ロック機構は、上記ヘッドに一体的に固定された操作レバーと、上記ヘッドホルダに形成された係合部とを備えており、
    上記操作レバーが所定の操作をなされたときに上記操作レバーと上記係合部が係合することにより、上記ヘッドの回動を規制する状態が維持されるように構成されている、請求項7に記載の窓用清掃具。
  9. 上記ヘッドには、上記ワイパーブレードと離間する位置に上記ヘッドの長手方向に所定長さを有するスポンジ体が装着されている、請求項1ないし8のいずれかに記載の窓用清掃具。
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