JP4417178B2 - 圧縮空気製造システム - Google Patents

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本発明は、インバータにより回転数が可変制御される電動機によって駆動される複数の圧縮機を備えた圧縮空気製造システムに関する。
一般に、圧縮空気製造システムは、空気を圧縮する複数の圧縮機と、これら圧縮機をそれぞれ駆動する複数の電動機と、これら電動機の回転数をそれぞれ可変制御するインバータと、前記複数の圧縮機から吐出された圧縮空気を合流させて貯留する空気槽と、圧縮機から吐出される圧縮空気の吐出圧力(または空気層内の圧力)を検出する圧力検出手段と、この圧力検出手段で検出した圧力に基づき複数の圧縮機をそれぞれインバータ及び電動機を介し制御する運転制御手段とを備えている。
この圧縮空気製造システムにおいて、例えば、回転数可変制御を行う圧縮機を1つに限定し、その他の圧縮機については回転数を可変範囲の上限値に固定した全負荷運転状態または停止状態に切り換えるような構成が開示されている(例えば、特許文献1参照)。この従来技術では、圧縮空気供給先の必要風量が減少する際には、回転数可変制御された圧縮機の回転数を低下し、必要風量がその回転数可変制御された圧縮機の吐出空気量を要さない量まで減少したら圧縮機を停止し、その他の圧縮機のうちいずれか1つを回転数可変制御する。一方、圧縮空気供給先の必要風量が増加する際には、回転数可変制御された圧縮機の回転数を上昇し、必要風量が運転中の圧縮機だけでは補えない量まで増加したら、回転数可変制御された圧縮機の回転数を上限値に固定して運転し(全負荷運転)、停止中の圧縮機のうちいずれか1つを起動して回転数可変制御するようになっている。これにより、例えば回転数可変制御を行う複数の圧縮機を並列運転するような場合と比べ、特に必要風量が少ない領域において圧縮機の運転台数を少なくし、消費電力の低減が図れるようになっている。
また、制御装置を別設置しない圧縮空気製造システムとして、回転数可変制御を行う1つの圧縮機(ベースロード機)と、この圧縮機からの指令信号に応じて運転制御される圧縮機(バックアップ機)とを備えた構成が開示されている(例えば、特許文献2参照)。この従来技術では、必要風量の増減に応じて運転制御される圧縮機において、不要なアンロード運転(無負荷運転)を抑制し、消費電力の低減が図られるようになっている。また、バックアップ機の故障が検出された場合には、故障したバックアップ機以外の圧縮機のみで運転制御するようになっている。また、所定の周期毎に運転する圧縮機を入れ替えることで、圧縮機の運転時間の平準化が図られるようになっている。
特開平11−343986号公報 特開2003−21073号公報
しかしながら、上記従来技術には以下の課題が存在する。
上記従来の圧縮空気製造システムにおいては、複数の圧縮機から吐出される圧縮空気の制御圧力範囲(詳細には、吐出圧力が所望の目標圧力で一定となるように、複数の圧縮機の運転制御用に設定される圧力範囲)が設定され、この制御圧力範囲と圧力手段で検出した圧縮機の吐出圧力とを比較して、複数の圧縮機の回転数をそれぞれ制御するようになっている。そして、電動機の回転数の上限値は固定され、定格空気量しか吐出することができなかった。そのため、例えば上記制御圧力範囲を仕様設定より高く設定しようとすると、場合によっては電動機が過負荷となって故障する恐れがあった。また、例えば上記制御圧力範囲を仕様設定より低く設定すると、電動機の動力に余裕が生じることとなり、使用空気量が定格空気量を上回るような場合に吐出圧力が低下していた。
一方、圧縮機単体においては、例えば特開平9−209949号公報に記載のように、回転数可変制御されるスクリュー圧縮機の目標圧力を圧力設定手段(吐出圧力設定装置)で設定入力し、この目標圧力に応じて電動機の回転数の可変制御範囲の上限値を定めるような構成が開示されている。この圧縮機では、圧力設定手段で目標圧力を仕様圧力より低く設定すると、この目標圧力に応じて電動機の回転数の上限値を比較的大きくするので、従来の定格空気量以上の吐出空気量を得ることを可能としている。そこで、このような圧縮機を備えた圧縮空気製造システムを想定すれば、上述した課題が解決するようにも思われる。ところが、回転数可変制御の圧縮機においては、目標圧力の設定入力に応じた吐出空気量が得られるものの、全負荷運転の圧縮機においては、電動機の回転数が固定されたままとなるため、定格空気量以上の吐出空気量が得られないこととなる。
本発明の目的は、システム全体において電動機が過負荷となるのを防止しつつ、吐出空気量を最大限に供給することができる圧縮空気製造システムを提供することにある。
)上記目的を達成するために、本発明は、複数の圧縮機と、これら圧縮機をそれぞれ駆動する複数の電動機と、これら電動機の回転数をそれぞれ可変制御する複数のインバータと、圧縮空気供給先の必要風量の増減に応じて、前記複数の圧縮機のうちいずれか1つを、その回転数が上限値を越えないようにしつつ前記インバータを介し回転数可変制御によって運転するとともに、それ以外の他の圧縮機を、その回転数が固定された全負荷運転状態または停止状態に切り換えて運転する運転制御手段とを備えた圧縮空気製造システムにおいて、前記圧縮機から吐出された圧縮空気の吐出圧力を検出する圧力検出手段と、前記した回転数可変制御の圧縮機における回転数の上限値、及び前記した全負荷運転状態の圧縮機における固定回転数を、前記圧力検出手段で検出した圧力に応じて運転中に自動的に変更する上限値補正手段とを備える。
)上記(1)において、好ましくは、前記上限値補正手段は、前記した回転数可変制御の圧縮機における回転数の上限値、及び前記した全負荷運転状態の圧縮機における固定回転数を、前記電動機の消費電力が定格電力値以下となる範囲内で、前記圧力検出手段で検出した圧力に応じて運転中に自動的に変更する。
)上記目的を達成するために、また本発明は、複数の圧縮機と、これら圧縮機をそれぞれ駆動する複数の電動機と、これら電動機の回転数をそれぞれ可変制御する複数のインバータと、前記圧縮機から吐出される圧縮空気の制御圧力範囲を設定入力するための圧力設定手段と、前記圧縮機から吐出された圧縮空気の吐出圧力を検出する圧力検出手段と、前記複数の電動機の回転数の上限値をそれぞれ前記制御圧力範囲に応じて変更する第1の回転数上限モード、前記複数の電動機の回転数の上限値をそれぞれ前記圧力検出手段で検出した圧力に応じて運転中に自動的に変更する第2の回転数上限モード、前記複数の電動機の回転数の上限値をそれぞれ設定値に固定する第3の回転数上限モードのいずれか1つを選択入力するモード選択手段と、このモード選択手段で選択入力されたモードで前記複数の圧縮機の回転数の上限値をそれぞれ設定する上限値設定手段と、圧縮空気供給先の必要風量の増減に応じて、前記複数の圧縮機のうちいずれか1つを、回転数が前記上限値設定手段で設定された上限値を越えないようにしつつ前記インバータを介し回転数可変制御によって運転するとともに、それ以外の他の圧縮機を、回転数を前記上限値に固定した全負荷運転状態または停止状態に切り換えて運転する運転制御手段とを備える。
本発明によれば、システム全体において電動機が過負荷となるのを防止しつつ、吐出空気量を最大限に供給することができる。
まず、本発明の参考形態を図面を参照しつつ説明する。
1は、本発明の圧縮空気製造システムの参考形態の全体構成を表す概略図である。
この図1において、圧縮空気製造システムは、例えば2つの圧縮機ユニット1,2と、これら圧縮機ユニット1,2に圧縮空気管3,4を介し接続され、圧縮機ユニット1,2から吐出された圧縮空気を合流させて貯留する空気槽5とを備えており、空気槽5内の圧縮空気が圧縮空気使用ラインへ供給されるようになっている。
圧縮機ユニット1は、圧縮機本体(圧縮機)6と、この圧縮機本体6を駆動するモータ(電動機)7と、このモータ7の回転数を可変制御するインバータ8と、圧縮機本体7の吐出側に接続された吐出空気管9と、この吐出空気管9に介装された逆止弁10と、吐出空気管9における逆止弁10の下流側に設けられ、圧縮機本体6から吐出された圧縮空気の吐出圧力を検出する圧力センサ11と、この圧力センサ11で検出された吐出圧力が検出信号として入力される制御装置12とを備えている。
同様に、圧縮機ユニット2は、圧縮機本体(圧縮機)13と、この圧縮機本体13を駆動するモータ(電動機)14と、このモータ14の回転数を可変制御するインバータ15と、圧縮機本体13の吐出側に接続された吐出空気管16と、この吐出空気管16に介装された逆止弁17と、吐出空気管16における逆止弁17の下流側に設けられ、圧縮機本体13から吐出された圧縮空気の吐出圧力を検出する圧力センサ18と、この圧力センサ18で検出された吐出圧力が検出信号として入力される制御装置19とを備えている。
制御装置12,19は、操作信号線20及び故障信号線21を介し互いに配線接続されている。圧縮機ユニット1の制御装置12は、圧縮空気使用ラインの必要風量の増減に応じて、インバータ8及びモータ7を介し圧縮機本体6を駆動制御するとともに、操作信号線20を介し圧縮機ユニット2の制御装置19に指令信号を出力するようになっている。圧縮機ユニット2の制御装置19は、入力された指令信号に応じて、インバータ15及びモータ14を介し圧縮機本体13を駆動制御するようになっている。
そして、圧縮機本体6,13のうちいずれか一方を回転数可変制御によって運転するとともに、圧縮機本体6,13のうちの他方を、一方の圧縮機本体の吐出空気量だけで補えない場合は全負荷運転状態に切り換え、一方の圧縮機本体の吐出空気量だけで補える場合は停止状態に切り換えて運転するようになっている。また、圧縮機本体6,13は、回転数可変制御で運転する圧縮機本体と全負荷運転状態/停止状態に切り換え運転する圧縮機本体とが、所定の周期毎(例えば1日毎)に交替されている。その結果、例えば一方の圧縮機本体が頻繁に運転されるような場合でも、圧縮機ユニット1,2の運転時間が平準化されるようになっている。
また、圧縮機ユニット2が万一故障した(但し、制御装置19が故障していない)場合、圧縮機ユニット2の制御装置19からの故障検出信号が故障信号線21を介し圧縮機ユニット1の制御装置12に入力される。これに応じて、圧縮機ユニット1の制御装置12は、圧縮機本体6の単独運転に切り換えるようになっている。
次に、圧縮空気使用ラインでの必要風量の増減に応じて、圧縮機ユニット1の圧縮機本体6が回転数可変制御で運転され、圧縮機ユニット2の圧縮機本体13が全負荷運転状態/停止状態に切り換え運転される場合を例にとり、上記制御装置12,19の機能詳細を説明する。
制御装置12,19は、図示しないが、各種設定値を入力するための設定入力部(例えば制御装置12,19の盤面に設けた入力端末、または外部に設けた外部端末)を有する。この設定入力部は、圧縮機ユニット1,2の制御圧力範囲として、圧縮機ユニット1の目標圧力P(本参考形態では、圧縮機ユニット2の目標圧力も同じPとする)、圧縮機ユニット1,2の両方運転時における圧縮機ユニット1のI式アンロード開始圧力P(但しP>P)、圧縮機ユニット1,2の両方運転時における圧縮機ユニット2のI式アンロード開始圧力P(但しP>P、本参考形態では、圧縮機ユニット1のみ運転時の圧縮機ユニット1のI式アンロード開始圧力も同じPとする)、圧縮機ユニット1のアンロード状態からのロード復帰圧力P(但しP<P)、圧縮機ユニット2のアンロード状態からのロード復帰圧力P(但しP<P)、圧縮機ユニット1の停止状態からの運転復帰圧力P(但しP<P)、圧縮機ユニット2の停止状態からの運転復帰圧力P(但しP<P)が適宜設定入力されるようになっている。
圧縮機ユニット1の制御装置12は、圧力センサ11で検出した吐出圧力P(空気槽5内の圧力と同等とみなす)を検出信号として入力し、吐出圧力Pと予め設定入力された目標圧力Pとの偏差に基づきPID演算を行い、その演算値Sをインバータ8に出力するようになっている。インバータ8は、演算値Sに応じた周波数Fをモータ7に出力し、モータ7の回転数を可変制御する。すなわち、インバータ8は、制御装置12から最大演算値Smaxが入力されると、これに対応する最高周波数Fmax(例えばモータ8において構造的に定まる機械保護用の上限回転数に対応した上限値)をモータ7に出力し、モータ7の回転数が最大回転数に制御される。また、インバータ8は、例えば制御装置12から最小演算値Sminが入力されると、これに対応する最低周波数Fmin(例えばインバータ8が省電力効果を得ることができる範囲の下限値)をモータ7に出力し、モータ7の回転数が最小回転数に制御される。このようにして、モータ7の回転数が可変制御され、圧縮機本体6の吐出圧力Pは目標圧力Pにほぼ一定に制御されるようになっている。
また、圧縮機ユニット1の制御装置12は、圧縮機ユニット2の運転時(言い換えれば、圧縮機ユニット1,2の両方運転時)、圧力センサ11からの検出信号に対し所定の演算処理を行い、吐出圧力Pが圧縮機ユニット2のアンロード開始圧力P以上であるかどうかを判定する。吐出圧力Pがアンロード開始圧力P以上である場合、制御装置12はアンロード指令信号を操作信号線20を介し圧縮機ユニット2の制御装置19に出力するようになっている。これに応じて、制御装置19は、インバータ15を介しモータ14の回転数が最小回転数、圧縮機本体13に配設された吸込絞り弁(図示せず)が閉じ状態、圧縮機本体13に配設された吐出側放気弁(図示せず)が開き状態となるように制御し、これによって圧縮機本体13をほぼ無負荷で運転させるようになっている(I式アンロード)。この圧縮機ユニット2のアンロード状態において、吐出圧力Pがロード復帰圧力Pまで降圧すると、制御装置12はロード指令信号を操作信号線20を介し圧縮機ユニット2の制御装置19に出力する。これに応じて、制御装置19は、モータ14の回転数が最小回転数のまま、圧縮機本体13の吸込絞り弁を開き状態、圧縮機本体13の吐出側放気弁を閉じ状態に復帰させるようになっている(ロード)。
また、圧縮機ユニット1の制御装置12は、圧縮機ユニット1の運転時、圧力センサ11からの検出信号に対し所定の演算処理を行い、吐出圧力Pが圧縮機ユニット1のアンロード開始圧力(圧縮機ユニット1,2の両方運転時はP、圧縮機ユニット1のみ運転時はP)以上であるかどうかを判定する。吐出圧力Pがアンロード開始圧力P(又はP)以上である場合、制御装置12は、インバータ8を介しモータ7の回転数が最小回転数、圧縮機本体6に配設された吸込絞り弁(図示せず)が閉じ状態、圧縮機本体6に配設された吐出側放気弁(図示せず)が開き状態となるように制御し、これによって圧縮機本体6をほぼ無負荷で運転させるようになっている(I式アンロード)。この圧縮機ユニット1のアンロード状態において、吐出圧力Pがロード復帰圧力Pまで降圧すると、制御装置12は、モータ8の回転数が最小回転数のまま、圧縮機本体6の吸込絞り弁を開き状態、圧縮機本体6の吐出側放気弁を閉じ状態に復帰させるようになっている(ロード)。
また、圧縮機ユニット1の制御装置12は、圧縮機ユニット1のアンロード状態において、吐出圧力Pがアンロード開始圧力P(又はP)からロード復帰圧力Pに降圧する前に所定時間(例えば3分間)が経過するかどうかを判定する。圧縮機ユニット1,2の両方運転時、圧縮機ユニット1のアンロード状態において所定時間が経過した場合、制御装置12は停止指令信号を操作信号線20を介し圧縮機ユニット2の制御装置19に出力し、これに応じて制御装置19はインバータ15及びモータ14を介し圧縮機本体13を停止させるようになっている。また、圧縮機ユニット1のみ運転時、圧縮機ユニット1のアンロード状態において所定時間が経過した場合、制御装置12はインバータ8及びモータ7を介し圧縮機本体6を停止させるようになっている。
また、圧縮機ユニット1の制御装置12は、圧縮機ユニット1の停止時、圧力センサ11からの検出信号に対し所定の演算処理を行い、吐出圧力Pが圧縮機ユニット1の運転復帰圧力P以下であるかどうかを判定する。吐出圧力Pが運転復帰圧力P以下である場合、制御装置12はインバータ8及びモータ7を介し圧縮機本体6を駆動するようになっている。また、制御装置12は、圧縮機ユニット2の停止時(但し、圧縮機ユニット1のみ運転時)、圧力センサ11からの検出信号に対し所定の演算処理を行い、吐出圧力Pが運転復帰圧力P以下であるかどうかを判定する。吐出圧力Pが運転復帰圧力P以下である場合、制御装置12は運転指令信号を操作信号線20を介し圧縮機ユニット2の制御装置19に出力する。これに応じて、制御装置19はインバータ15及びモータ14を介し圧縮機本体13を全負荷運転で駆動するようになっている。
ここで、本参考形態の大きな特徴として、圧縮機ユニット1の制御装置12は、上述した制御圧力範囲の上限値(本参考形態ではP)に応じて、モータ7の回転数の可変制御範囲の上限値を変更するようになっている。詳細には、設定入力された制御圧力範囲の上限値Pに応じて、制御装置12の上記演算値Sの可変制御範囲が上限値Slimit(但し、Smin<Slimit≦Smax)以下に制限され、これに応じてインバータ8の上記周波数Fの可変制御範囲が上限値Flimit以下に制限され、モータ7の回転数が対応する上限値に制限されるようになっている。
また、圧縮機ユニット2の制御装置19は、制御圧力範囲の上限値(本実施形態ではP)に応じて、全負荷運転時のモータ14の固定回転数(回転数上限値)を変更するようになっている。詳細には、設定入力された制御圧力範囲の上限値Pに応じて、制御装置19がインバータ15に出力する演算値を設定し、この演算値に対応するインバータ15の周波数により、モータ14の回転数が対応する上限値に固定されて全負荷運転するようになっている。
また、圧縮機ユニット2の制御装置19は、制御圧力範囲の上限値(本参考形態ではP)に応じて、全負荷運転時のモータ14の固定回転数(回転数上限値)を変更するようになっている。詳細には、設定入力された制御圧力範囲の上限値Pに応じて、制御装置19がインバータ15に出力する演算値を設定し、この演算値に対応するインバータ15の周波数により、モータ14の回転数が対応する上限値に固定されて全負荷運転するようになっている。
なお、制御装置12(又は19、以降かっこ内対応同じ)は、モータ7(又は14)の消費電力が定格電力値以下となるように、モータ7(又は14)の回転数上限値を変更するようになっている。その詳細を図2により説明する。図2は、圧縮機本体6,13の吐出圧力及びインバータ8,15の出力周波数に対応するモータ7,14の消費電力を表す特性図である。
この図2において、横軸はインバータ8,15の出力周波数をとって表し、横軸はモータ7,14の消費電力をとって表している。圧縮機本体6,13の吐出圧力が一定の場合、インバータ8,15の出力周波数の増加(すなわちモータ7,14の回転数の増加)に応じてモータ7,14の消費電力が増加する。また、インバータ8,15の出力周波数が一定の場合、圧縮機本体6,13の吐出圧力(すなわち負荷)に応じてモータ7,14の消費電力が大きくなる。
そして、制御装置12,19は、モータ8,15の消費電力が定格電力値以下となるように、例えば制御圧力範囲の上限値P=0.69MPaの場合、インバータ8,15の出力周波数の上限値を60Hzとし、例えば制御圧力範囲の上限値P=0.83MPaの場合、インバータ8,15の出力周波数の上限値を54Hzとし、例えば制御圧力範囲の上限値P=0.59MPaの場合、インバータ8,15の出力周波数の上限値を62Hzとしている。
次に、本参考形態における圧縮空気製造システムの運転動作を図3により説明する。図3は、圧縮空気使用ラインの使用空気量変化に伴う圧縮機ユニット1,2の運転状態の変化を表す図である。
この図3において、空気槽5の容量は1.24m、圧縮機ユニット1,2の出力は37kWとしている。また、圧縮機ユニット1,2の目標圧力P=0.79MPa、圧縮機ユニット1,2の両方運転時における圧縮機ユニット1のI式アンロード開始圧力P=0.81MPa、圧縮機ユニット1のみ運転時の圧縮機ユニット1のI式アンロード開始圧力P=0.83MPa、圧縮機ユニット1のロード復帰圧力P=0.79MPa、圧縮機ユニット1の復帰圧力P=0.79MPa、圧縮機ユニット2の復帰圧力P=0.77MPaに設定している。したがって、圧縮機ユニット1,2の制御圧力範囲の上限値は0.83MPaであり、制御装置12,19は、モータ7,14の消費電力が定格電力値以下となるように、インバータ8,15の出力周波数の上限値を54.0Hzとする(前述の図2参照)。
圧縮機ユニット1,2の吐出空気量比は、それぞれインバータ8,15の出力周波数60Hzにおける最大吐出空気量を基準(100%)として表し、インバータ8,15の出力周波数が上限値54.0Hzであるとき最大87.5%となる(すなわち、圧縮機本体1,2の総吐出空気量比の最大は175%である)。なお、圧縮空気使用ラインの使用空気量比も、同様の基準で表している。また、モータ7,14の消費電力比は、定格電力を基準(100%)として表している。
まず、使用空気量比が175%から0%まで減少する場合について説明する。
初期の使用空気量比は175%で、空気槽5内の圧力は0.79MPaである。そして、圧縮機ユニット1,2はインバータ8,15の出力周波数が上限値54.0Hzで運転され、それぞれ吐出空気量比が87.5%となっている。すなわち、圧縮機ユニット1,2の総吐出空気量比は175%であり、空気槽5内の圧力は0.79MPaに維持されている。このとき、圧縮機ユニット1,2の消費電力比はそれぞれ98%である。
使用空気量比が175%から118.5%に変化すると(図3中ブロックA)、圧縮機ユニット1,2の総吐出空気量比が175%であるから、空気槽5内の圧力は0.79MPa以上に昇圧しようとする。圧縮機ユニット1の制御装置12は、圧力センサ11で検出した吐出圧力Pと予め設定入力された目標圧力Pとの偏差に基づきPID演算を行い、その演算値がインバータ8に出力され、インバータ8の出力周波数が上限値54.0Hzから下限値19.0Hzまで変化する。これにより、圧縮機ユニット1の吐出空気量比が87.5%から31%に減少し、圧縮機ユニット1,2の総吐出空気量比が118.5%に減少して、空気槽5内の圧力が0.79MPaに維持される。このとき、圧縮機ユニット1の消費電力比は98%から37%に減少する。
使用空気量比が118.5%から87.5%に変化すると(図3中ブロックB)、圧縮機ユニット1のインバータ8の出力周波数は下限値19.0Hzに達しており、圧縮機ユニット1,2の総吐出空気量比が118.5%であるから、空気槽5内の圧力が0.79MPaから0.81MPaまで昇圧する。圧縮機ユニット1の制御装置12は、圧力センサ11からの検出信号により吐出圧力P≧P(=0.81MPa)であると判定し、圧縮機ユニット1をI式アンロードに切り換える。これにより、圧縮機ユニット1の吐出空気量比が0%に減少し、消費電力比は11%に減少する。
使用空気量比が87.5%で継続されると(図3中ブロックC)、圧縮機ユニット1,2の総吐出空気量比は87.5%であるから、空気槽5内の圧力は0.81MPaに維持される。そして、圧縮機ユニット1の制御装置12は、吐出圧力PがP(=0.79MPa)まで降圧する前に3分間経過すると、停止指令信号を圧縮機ユニット2の制御装置19に出力する。これに応じて、制御装置19はインバータ15の出力周波数を0Hzとし、圧縮機本体13を停止する。このとき、圧縮機ユニット2の吐出空気量比は0%、消費電力比は0%である。
使用空気量比が87.5%で継続されると(図3中ブロックD)、圧縮機ユニット1,2の総吐出空気量比は0%であるから、空気槽5内の圧力は0.81MPaから0.79MPaまで降圧する。圧縮機ユニット1の制御装置12は、圧力センサ11からの検出信号により吐出圧力P≦P(=0.79MPa)であると判定し、圧縮機ユニット1をロードに切り換える。これにより、圧縮機ユニット1の吐出空気量比が31%に増加し、消費電力比は37%に増加する。
使用空気量比が87.5%で継続されると(図3中ブロックE)、圧縮機ユニット1,2の総吐出空気量比は31%であるから、空気槽5内の圧力が0.79MPa以下に降圧しようとする。圧縮機ユニット1の制御装置12は、吐出圧力Pと目標圧力Pとの偏差に基づきPID演算を行い、その演算値Sをインバータ8に出力し、インバータ8の出力周波数が下限値19.0Hzから上限値54.0Hzまで変化する。これにより、圧縮機ユニット1の吐出空気量比が31%から87.5%に増加し、空気槽5内の圧力が0.79MPaに維持される。このとき、圧縮機ユニット1の消費電力比は37%から98%に増加する。
使用空気量比が87.5%から31%に変化すると(図3中ブロックF)、圧縮機ユニット1,2の総吐出空気量比が87.5%であるから、空気槽5内の圧力が0.79MPa以上に昇圧しようとする。圧縮機ユニット1の制御装置12は、吐出圧力Pと目標圧力Pとの偏差に基づきPID演算を行い、その演算値Sをインバータ8に出力し、インバータ8の出力周波数が上限値54.0Hzから下限値19.0Hzまで変化する。これにより、圧縮機ユニット1の吐出空気量比が87.5%から31%に減少し、空気槽5内の圧力が0.79MPaに維持される。このとき、圧縮機ユニット1の消費電力比は98%から37%に減少する。
使用空気量比が31%から0%に変化すると(図3中ブロックG)、圧縮機ユニット1のインバータ8の出力周波数は下限値19.0Hzに達しており、圧縮機ユニット1,2の総吐出空気量比が31%であるから、空気槽5内の圧力が0.79MPaから0.83MPaまで昇圧する。圧縮機ユニット1の制御装置12は、圧力センサ11からの検出信号により吐出圧力P≧P(=0.83MPa)であると判定し、圧縮機ユニット1をI式アンロードに切り換える。これにより、圧縮機ユニット1の吐出空気量比が0%に減少し、消費電力比は11%に減少する。
使用空気量比が0%で維持されると(図3中ブロックH)、圧縮機ユニット1,2の総吐出空気量比が0%であるから、空気槽5内の圧力が0.83MPaに維持される。圧縮機ユニット1の制御装置12は、吐出圧力PがP(=0.79MPa)まで降圧する前に3分間が経過すると、インバータ8の出力周波数を0Hzとし、圧縮機本体6を停止する。このとき、圧縮機ユニット1の吐出空気量比は0%、消費電力比は0%である。
次に、使用空気量比が0%から175%まで増加する場合について説明する。
使用空気量比が0%から31%に変化すると(図3中ブロックI)、圧縮機ユニット1,2の総吐出空気量比が0%であるから、空気槽5内の圧力が0.83MPaから0.79MPaまで降圧する。圧縮機ユニット1の制御装置12は、吐出圧力P≦P(=0.79MPa)であると判定し、インバータ8の出力周波数を上限値54.0Hzとし、圧縮機本体6を駆動する。これにより、圧縮機ユニット1の吐出空気量比が87.5%に増加し、消費電力比は98%に増加する。
使用空気量比が31%で継続されると(図3中ブロックJ)、圧縮機ユニット1,2の総吐出空気量比が87.5%であるから、空気槽5内の圧力が0.79MPa以上に昇圧しようとする。圧縮機ユニット1の制御装置12は、吐出圧力Pと目標圧力Pとの偏差に基づきPID演算を行い、その演算値Sをインバータ8に出力し、インバータ8の出力周波数が上限値54.0Hzから下限値19.0Hzまで変化する。これにより、圧縮機ユニット1の吐出空気量比が87.5%から31%に減少し、空気槽5内の圧力が0.79MPaに維持される。このとき、圧縮機ユニット1の消費電力比は98%から37%に減少する。
使用空気量比が31%から87.5%に変化すると(図3中ブロックK)、圧縮機ユニット1,2の総吐出空気量比が31%であるから、空気槽5内の圧力が0.79MPa以下に降圧しようとする。圧縮機ユニット1の制御装置12は、吐出圧力Pと目標圧力Pとの偏差に基づきPID演算を行い、その演算値Sをインバータ8に出力し、インバータ8の出力周波数が下限値19.0Hzから上限値54.0Hzまで変化する。これにより、圧縮機ユニット1の吐出空気量比が31%から87.5%に増加し、空気槽5内の圧力が0.79MPaに維持される。このとき、圧縮機ユニット1の消費電力比は37%から98%に増加する。
使用空気量比が87.5%から90%に変化すると(図3中ブロックL)、圧縮機ユニット1のインバータ8の出力周波数は上限値54.0Hzに達しており、圧縮機ユニット1,2の総吐出空気量比が87.5%であるから、空気槽5内の圧力が0.79MPaから0.77MPaまで降圧する。圧縮機ユニット1の制御装置12は、吐出圧力P≦P(=0.77MPa)であると判定し、運転指令信号を圧縮機ユニット2の制御装置19に出力する。これに応じて、制御装置19は、インバータ15の出力周波数を上限値54.0Hzとし、圧縮機本体13を全負荷運転する。このとき、圧縮機ユニット2の吐出空気量比が87.5%に増加し、消費電力比は98%に増加する。
使用空気量比が90%で継続されると(図3中ブロックM)、圧縮機ユニット1,2の吐出空気量比が175%であるから、空気槽5内の圧力が0.77MPaから0.79MPaに昇圧する。そして、空気槽5内の圧力がさらに0.79MPa以上に昇圧しようとすると(図3中ブロックN)、圧縮機ユニット1の制御装置12は、吐出圧力Pと目標圧力Pとの偏差に基づきPID演算を行い、その演算値Sをインバータ8に出力し、インバータ8の出力周波数が上限値54.0Hzから下限値19.0Hzまで変化する。これにより、圧縮機ユニット1の吐出空気量比が87.5%から31%に減少し、消費電力比は98%から37%に減少する。
使用空気量比が90%で継続されると(図3中ブロックO)、圧縮機ユニット1,2の吐出空気量比が118.5%であるから、空気槽5内の圧力が0.79MPaから0.81MPaに昇圧する。圧縮機ユニット1の制御装置12は、圧力センサ11からの検出信号により吐出圧力P≧P(=0.81MPa)であると判定し、圧縮機ユニット1をI式アンロードに切り換える。これにより、圧縮機ユニット1の吐出空気量比が0%に減少し、消費電力比は11%に減少する。
使用空気量比が90%で継続されると(図3中ブロックP)、圧縮機ユニット1,2の吐出空気量比が87.5%であるから、空気槽5内の圧力が0.81MPaから0.79MPaに降圧する。そして、圧縮機ユニット1の制御装置12は、3分間経過する前に吐出圧力P≦P(=0.79MPa)であると判定し、圧縮機ユニット1をロードに切り換える。これにより、圧縮機ユニット1の吐出空気量比が31%に増加し、消費電力比は37%に増加する。
使用空気量比が90%から118.5%に変化すると(図3中ブロックQ)、圧縮機ユニット1,2の吐出空気量比が118.5%であるから、空気槽5内の圧力が0.79MPaに維持される。
使用空気量比が118.5%から175%に変化すると(図3中ブロックR)、圧縮機ユニット1,2の吐出空気量比が118.5%であるから、空気槽5内の圧力が0.79MPaから降圧しようとする。圧縮機ユニット1の制御装置12は、吐出圧力Pと目標圧力Pとの偏差に基づきPID演算を行い、その演算値Sをインバータ8に出力し、インバータ8の出力周波数が下限値19.0Hzから上限値54.0Hzまで変化する。これにより、圧縮機ユニット1の吐出空気量比が31%から87.5%に増加し、消費電力比は37%から98%に増加する。
以上のように本参考形態においては、設定入力部で制御圧力範囲を0.77MPa〜0.83MPaと比較的高く設定した場合、制御装置12,19は、モータ8,15の消費電力がそれぞれ定格電力値以下となるように、制御圧力範囲の上限値0.83MPaに応じてインバータ8,15の出力周波数の上限値を54Hzとし、対応するモータ7,14の回転数の上限値を比較的小さくなるようにする。これにより、回転数可変制御の圧縮機ユニット1及び全負荷運転の圧縮機ユニット2の両方において、モータ7,14が過負荷となるのを防止しつつ、吐出空気量をほぼ最大限に供給することができる。
また、設定入力部で制御圧力範囲を例えば0.53MPa〜0.59MPa(P=0.55MPa、P=0.57MPa、P=0.59MPa、P=0.55MPa、P=0.55MPa、P=0.53MPa)と比較的低く設定した場合には、制御装置12,19は、モータ8,15の消費電力がそれぞれ定格電力値以下となるように、制御圧力範囲の上限値0.59MPaに応じてインバータ8,15の出力周波数の上限値を62Hzとし(前述の図2参照)、対応するモータ7,14の回転数の上限値を比較的大きくなるようにする。これにより、回転数可変制御の圧縮機ユニット1及び全負荷運転の圧縮機ユニット2の両方において、モータ7,14が過負荷となるのを防止しつつ、吐出空気量をほぼ最大限に供給することができる。その結果、使用空気量が従来の定格空気量(出力周波数60Hzにおける最大吐出空気量)を上回るような場合でも、吐出圧力Pの低下を抑制することができる。
次に、本発明の実施形態を図4及び5により説明する。本実施形態は、上記圧力センサ11,18の検出圧力に応じてモータ7,14の回転数の上限値を変更した実施形態である。
本実施形態における制御装置12’(又は19’、以降かっこ内対応同じ)は、モータ7(又は14)の消費電力が定格電力値以下となるように、圧力センサ11(又は18)の検出圧力Pに応じて、モータ7(又は14)の回転数の上限値を変更する。詳細には、図4に示すように、モータ7,14の消費電力が定格電力値以下となるように、例えば検出力P=0.83MPaの場合、インバータ8,15の出力周波数の上限値を54.0Hzとし、例えば検出圧力P=0.81MPaの場合、インバータ8,15の出力周波数の上限値を54.6Hzとし、例えば検出圧力P=0.79MPaの場合、インバータ8,15の出力周波数の上限値を55.3Hzとし、例えば検出圧力P=0.77MPaの場合、インバータ8,15の出力周波数の上限値を55.9Hzとする。
次に、本実施形態における圧縮空気製造システムの運転動作を図5により説明する。図5は、圧縮空気使用ラインの使用空気量変化に伴う圧縮機ユニット1,2の運転状態の変化を表す図である。この図5において、上記参考形態の図3同様、空気槽5の容量は1.24m、圧縮機ユニット1,2の出力は37kWとし、上記同様の制御圧力範囲(P=0.79MPa、P=0.81MPa、P=0.83MPa、P=0.79MPa、P=0.79MPa、P=0.77MPa)を設定している。また、前述の図3同様、圧縮機ユニット1,2の吐出空気量比は、それぞれインバータ8,15の出力周波数60Hzにおける最大吐出空気量を基準(100%)として表し、圧縮空気使用ラインの使用空気量比も、同様の基準で表している。また、モータ7,14の消費電力比は、定格電力を基準(100%)として表している。
まず、使用空気量比が182%から0%まで減少する場合について説明する。
初期の使用空気量比は182%で、空気槽5内の圧力は0.79MPaである。そして、制御装置12’,19’はインバータ8,15の出力周波数の上限値を圧力センサ11,18の検出圧力P(=0.79MPa)に対応する55.3Hzとし、圧縮機ユニット1,2の吐出空気量比が91%となっている。すなわち、圧縮機ユニット1,2の総吐出空気量比は182%であり、空気槽5内の圧力は0.79MPaに維持されている。このとき、圧縮機ユニット1,2の消費電力比はそれぞれ100%である。
使用空気量比が182%から122%に変化すると(図5中ブロックA)、圧縮機ユニット1,2の総吐出空気量比が182%であるから、空気槽5内の圧力は0.79MPa以上に昇圧しようとする。圧縮機ユニット1の制御装置12’は、圧力センサ11の検出圧力Pと目標圧力Pとの偏差に基づきPID演算を行い、その演算値がインバータ8に出力され、インバータ8の出力周波数が上限値55.3Hzから下限値19.0Hzまで変化する。これにより、圧縮機ユニット1の吐出空気量比が91%から31%に減少し、圧縮機ユニット1,2の総吐出空気量比が122%に減少して、空気槽5内の圧力が0.79MPaに維持される。このとき、圧縮機ユニット1の消費電力比は100%から37%に減少する。
使用空気量比が122%から89%に変化すると(図5中ブロックB)、圧縮機ユニット1のインバータ8の出力周波数は下限値19.0Hzに達しており、圧縮機ユニット1,2の総吐出空気量比が122%であるから、空気槽5内の圧力が0.79MPaから0.81MPaまで昇圧する。圧縮機ユニット1の制御装置12’は、圧力センサ11の検出圧力P≧P(=0.81MPa)であると判定し、圧縮機ユニット1をI式アンロードに切り換える。これにより、圧縮機ユニット1の吐出空気量比が0%に減少し、消費電力比は11%に減少する。また、圧縮機ユニット2の制御装置19’は、インバータ15の出力周波数の上限値を55.3Hzから圧力センサ18の検出圧力P(=0.81MPa)に対応する54.6Hzまで低下させる。これにより、圧縮機ユニット2の吐出空気量比が91%から89%に減少し、消費電力比は100%を維持する。
使用空気量比が89%で継続されると(図5中ブロックC)、圧縮機ユニット1,2の総吐出空気量比は89%であるから、空気槽5内の圧力は0.81MPaに維持される。そして、圧縮機ユニット1の制御装置12’は、圧力センサ11の検出圧力PがP(=0.79MPa)まで降圧する前に3分間経過すると、停止指令信号を圧縮機ユニット2の制御装置19’に出力する。これに応じて、制御装置19’はインバータ15の出力周波数を0Hzとし、圧縮機本体13を停止する。このとき、圧縮機ユニット2の吐出空気量比は0%、消費電力比は0%である。
使用空気量比が89%で継続されると(図5中ブロックD)、圧縮機ユニット1,2の総吐出空気量比は0%であるから、空気槽5内の圧力は0.81MPaから0.79MPaまで降圧する。圧縮機ユニット1の制御装置12’は、圧力センサ11の検出圧力P≦P(=0.79MPa)であると判定し、圧縮機ユニット1をロードに切り換える。これにより、圧縮機ユニット1の吐出空気量比が31%に増加し、消費電力比は37%に増加する。
使用空気量比が89%で継続されると(図5中ブロックE)、圧縮機ユニット1,2の総吐出空気量比は31%であるから、空気槽5内の圧力が0.79MPa以下に降圧しようとする。圧縮機ユニット1の制御装置12’は、圧力センサ11の検出圧力Pと目標圧力Pとの偏差に基づきPID演算を行い、その演算値Sをインバータ8に出力し、インバータ8の出力周波数が下限値19.0Hzから検出圧力P(=0.79MPa)に対応する上限値55.3Hzまで変化する。これにより、圧縮機ユニット1の吐出空気量比が31%から91%に増加し、空気槽5内の圧力が0.79MPaに維持される。このとき、圧縮機ユニット1の消費電力比は37%から100%に増加する。
使用空気量比が89%から31%に変化すると(図5中ブロックF)、圧縮機ユニット1,2の総吐出空気量比が91%であるから、空気槽5内の圧力が0.79MPa以上に昇圧しようとする。圧縮機ユニット1の制御装置12’は、圧力センサ11の検出圧力Pと目標圧力Pとの偏差に基づきPID演算を行い、その演算値Sをインバータ8に出力し、インバータ8の出力周波数が上限値55.3Hzから下限値19.0Hzまで変化する。これにより、圧縮機ユニット1の吐出空気量比が91%から31%に減少し、空気槽5内の圧力が0.79MPaに維持される。このとき、圧縮機ユニット1の消費電力比は100%から37%に減少する。
使用空気量比が31%から0%に変化すると(図5中ブロックG)、圧縮機ユニット1のインバータ8の出力周波数は下限値19.0Hzに達しており、圧縮機ユニット1,2の総吐出空気量比が31%であるから、空気槽5内の圧力が0.79MPaから0.83MPaまで昇圧する。圧縮機ユニット1の制御装置12’は、圧力センサ11の検出圧力P≧P(=0.83MPa)であると判定し、圧縮機ユニット1をI式アンロードに切り換える。これにより、圧縮機ユニット1の吐出空気量比が0%に減少し、消費電力比は11%に減少する。
使用空気量比が0%で維持されると(図5中ブロックH)、圧縮機ユニット1,2の総吐出空気量比が0%であるから、空気槽5内の圧力が0.83MPaに維持される。圧縮機ユニット1の制御装置12は、吐出圧力PがP(=0.79MPa)まで降圧する前に3分間が経過すると、インバータ8の出力周波数を0Hzとし、圧縮機本体6を停止する。このとき、圧縮機ユニット1の吐出空気量比は0%、消費電力比は0%である。
次に、使用空気量比が0%から175%まで増加する場合について説明する。
使用空気量比が0%から31%に変化すると(図5中ブロックI)、圧縮機ユニット1,2の総吐出空気量比が0%であるから、空気槽5内の圧力が0.83MPaから0.79MPaまで降圧する。圧縮機ユニット1の制御装置12’は、圧力センサ11の検出圧力P≦P(=0.79MPa)であると判定し、インバータ8の出力周波数を検出圧力P(=0.79MPa)に対応する上限値55.3Hzとし、圧縮機本体6を駆動する。これにより、圧縮機ユニット1の吐出空気量比が91%に増加し、消費電力比は100%に増加する。
使用空気量比が31%で継続されると(図5中ブロックJ)、圧縮機ユニット1,2の総吐出空気量比が91%であるから、空気槽5内の圧力が0.79MPa以上に昇圧しようとする。圧縮機ユニット1の制御装置12’は、圧力センサ11の検出圧力Pと目標圧力Pとの偏差に基づきPID演算を行い、その演算値Sをインバータ8に出力し、インバータ8の出力周波数が上限値55.3Hzから下限値19.0Hzまで変化する。これにより、圧縮機ユニット1の吐出空気量比が91%から31%に減少し、空気槽5内の圧力が0.79MPaに維持される。このとき、圧縮機ユニット1の消費電力比は100%から37%に減少する。
使用空気量比が31%から91%に変化すると(図5中ブロックK)、圧縮機ユニット1,2の総吐出空気量比が31%であるから、空気槽5内の圧力が0.79MPa以下に降圧しようとする。圧縮機ユニット1の制御装置12’は、圧力センサ11の検出圧力Pと目標圧力Pとの偏差に基づきPID演算を行い、その演算値Sをインバータ8に出力し、インバータ8の出力周波数が下限値19.0Hzから検出圧力P(=0.79MPa)に対応する上限値55.3Hzまで変化する。これにより、圧縮機ユニット1の吐出空気量比が31%から91%に増加し、空気槽5内の圧力が0.79MPaに維持される。このとき、圧縮機ユニット1の消費電力比は37%から100%に増加する。
使用空気量比が91%から93%に変化すると(図5中ブロックL)、圧縮機ユニット1,2の総吐出空気量比が91%であるから、空気槽5内の圧力が0.79MPaから0.77MPaまで降圧する。圧縮機ユニット1の制御装置12’は、インバータ8の出力周波数の上限値を55.3Hzから圧力センサ11の検出圧力P(=0.77MPa)に対応する55.9Hzまで上昇させる。これにより、圧縮機ユニット1の吐出空気量比が91%から93%に増加し、空気槽5内の圧力が0.77MPaに維持される。このとき、圧縮機ユニット1の消費電力比は100%を維持する。また、圧縮機ユニット1の制御装置12’は、圧力センサ11の検出圧力P≦P(=0.77MPa)であると判定し、運転指令信号を圧縮機ユニット2の制御装置19’に出力する。これに応じて、制御装置19は、インバータ15の出力周波数を圧力センサ18の検出圧力P(=0.77MPa)に対応する上限値55.9Hzとし、圧縮機本体13を全負荷運転する。このとき、圧縮機ユニット2の吐出空気量比が93%に増加し、消費電力比は100%に増加する。
使用空気量比が93%で継続されると(図5中ブロックM)、圧縮機ユニット1,2の吐出空気量比が186%であるから、空気槽5内の圧力が0.77MPaから0.79MPaに昇圧する。圧縮機ユニット1の制御装置12’は、インバータ8の出力周波数の上限値を55.9Hzから圧力センサ11の検出圧力P(=0.79MPa)に対応する55.3Hzまで低下させる。これにより、圧縮機ユニット1の吐出空気量比が93%から91%に減少し、消費電力比は100%を維持する。また、圧縮機ユニット2の制御装置19’は、インバータ8の出力周波数の上限値を55.9Hzから圧力センサ18の検出圧力P(=0.79MPa)に対応する55.3Hzまで低下させる。これにより、圧縮機ユニット2の吐出空気量比が93%から91%に減少し、消費電力比は100%を維持する。
使用空気量比が93%で継続されると(図5中ブロックN)、圧縮機ユニット1,2の吐出空気量比が182%であるから、空気槽5内の圧力が0.79MPa以上に昇圧しようとする。圧縮機ユニット1の制御装置12’は、圧力センサ11の検出圧力Pと目標圧力Pとの偏差に基づきPID演算を行い、その演算値Sをインバータ8に出力し、インバータ8の出力周波数が上限値55.3Hzから下限値19.0Hzまで変化する。これにより、圧縮機ユニット1の吐出空気量比が91%から31%に減少し、消費電力比は100%から37%に減少する。
使用空気量比が93%で継続されると(図5中ブロックO)、圧縮機ユニット1のインバータ8の出力周波数は下限値19.0Hzに達しており、圧縮機ユニット1,2の吐出空気量比が122%であるから、空気槽5内の圧力が0.79MPaから0.81MPaに昇圧する。圧縮機ユニット1の制御装置12’は、圧力センサ11からの検出圧力P≧P(=0.81MPa)であると判定し、圧縮機ユニット1をI式アンロードに切り換える。これにより、圧縮機ユニット1の吐出空気量比が0%に減少し、消費電力比は11%に減少する。また、圧縮機ユニット2の制御装置19’は、インバータ15の出力周波数の上限値を55.3Hzから圧力センサ18の検出圧力P(=0.81MPa)に対応する54.6Hzまで低下させる。これにより、圧縮機ユニット2の吐出空気量比が91%から89%に減少し、消費電力比は100%を維持する。
使用空気量比が93%で継続されると(図5中ブロックP)、圧縮機ユニット1,2の吐出空気量比が89%であるから、空気槽5内の圧力が0.81MPaから0.79MPaに降圧する。そして、圧縮機ユニット1の制御装置12’は、3分間経過する前に圧力センサ11の検出圧力P≦P(=0.79MPa)であると判定し、圧縮機ユニット1をロードに切り換える。これにより、圧縮機ユニット1の吐出空気量比が31%に増加し、消費電力比は37%に増加する。また、圧縮機ユニット2の制御装置19’は、インバータ8の出力周波数の上限値を54.6Hzから圧力センサ18の検出圧力P(=0.79MPa)に対応する55.3Hzまで上昇させる。これにより、圧縮機ユニット2の吐出空気量比が89%から91%に増加し、消費電力比は100%を維持する。
使用空気量比が93%から122%に変化すると(図5中ブロックQ)、圧縮機ユニット1,2の吐出空気量比が122%であるから、空気槽5内の圧力が0.79MPaに維持される。
使用空気量比が122%から182%に変化すると(図5中ブロックR)、圧縮機ユニット1,2の吐出空気量比が122%であるから、空気槽5内の圧力が0.79MPaから降圧しようとする。圧縮機ユニット1の制御装置12は、圧力センサ11の検出圧力Pと目標圧力Pとの偏差に基づきPID演算を行い、その演算値Sをインバータ8に出力し、インバータ8の出力周波数が下限値19.0Hzから検出圧力P(=0.79MPa)に対応する上限値55.3Hzまで変化する。これにより、圧縮機ユニット1の吐出空気量比が31%から91%に増加し、消費電力比は37%から100%に増加する。
以上のように本実施形態においては、制御装置12’,19’は、モータ8,15の消費電力がそれぞれ定格電力値以下となるように、圧力センサ11,18で検出した吐出圧力Pに追従して、インバータ8,15の出力周波数の上限値を変更し、対応するモータ7,14の回転数の上限値を変更する。これにより、システム全体においてモータ8,15が過負荷となるのを防止しつつ、吐出空気量を最大限に供給することができる。
また、使用空気量が一時的に定格空気量(上記総吐出空気量比182%)を上回るような場合でも、吐出圧力Pの低下に追従して吐出空気量を増大することができ(例えば吐出圧力がP=0.69MPaに低下した場合、インバータ8,15の出力周波数の上限値を60Hzとして総吐出空気量比を200%とすることが可能、例えば吐出圧力がP=0.59MPaに低下した場合、インバータ8,15の出力周波数の上限値を62Hzとして総吐出空気量比を213%とすることが可能)、吐出圧力の低下を抑制することができる。また、初期充気時においても、吐出圧力Pの過度状態に応じて吐出空気量を最大限に供給することができ、初期充気時間を短縮することができる。
なお、上記参考形態及び上記一実施形態においては、圧力検出手段として圧縮機本体6,13の吐出圧力をそれぞれ検出する圧力センサ11,18を設けた構成を例にとって説明したが、これに限られない。すなわち、例えば空気槽5内の圧力を検出する圧力センサを空気槽5に設け、この圧力センサからの検出信号が制御装置12,19(又は12’,19’)に入力されるような構成としてもよい。この場合も、上記同様の効果を得ることができる。
また、上記参考形態及び上記一実施形態においては、使用空気量の増減に応じて、圧縮機ユニット1の制御装置12(又は12’)からの指令信号(例えば運転指令信号、停止指令信号、アンロード信号、ロード信号等)が操作信号線20を介し圧縮機ユニット2の制御装置19(又は19’)に入力されるような構成を例にとって説明したが、これに限られない。すなわち、例えば制御装置を別途設置し、この制御装置が圧力センサからの検出信号に応じて所定の演算処理を行って、指令信号を制御装置12,19(又は12’,19’)に出力するような構成としてもよい。この場合も、上記同様の効果を得ることができる。
また、上記参考実施形態における制御装置12,19は、設定入力部で設定入力された制御圧力範囲に応じてモータ7,14の回転数の上限値を変更する制御機能を有し、上記実施形態における制御装置12’19’は、圧力センサ11,18の検出圧力に応じてモータ7,14の回転数の上限値を変更する制御機能を有する構成を説明してきたが、これら両方の制御機能を備えた制御装置としてもよい。このような変形例において、制御装置12’’,19’’は、例えば設定入力部で設定入力された制御圧力範囲に応じてモータ7,14の回転数の上限値を変更する制御機能(第1の回転数上限モード)、圧力センサ11,18の検出圧力に応じてモータ7,14の回転数の上限値を変更する制御機能(第2の回転数上限モード)、モータ7,14の回転数の上限値を予め設定入力された設定値に固定する制御機能(第3の回転数上限モード)を有し、こられ3つのモードのいずれか1つを上記設定入力部(モード選択手段)で選択入力する。本変形例においては、上記実施形態同様の効果を得ることができるとともに、ユーザの多種多様なニーズに柔軟に対応することができる。
本発明の圧縮空気製造システムの参考施形態の全体構成を表す概略図である。 本発明の圧縮空気製造システムの参考形態において圧縮機本体の吐出圧力及びインバータの出力周波数に対応する消費電力を表す特性図である。 本発明の圧縮空気製造システムの参考形態の運転動作を表す図である。 本発明の圧縮空気製造システムの実施形態の運転動作を表す図である。 本発明の圧縮空気製造システムの実施形態において圧縮機本体の吐出圧力及びインバータの出力周波数に対応する消費電力を表す特性図である。
符号の説明
6 圧縮機本体(圧縮機)
7 モータ(電動機)
8 インバータ
11 圧力センサ(圧力検出手段)
12 制御装置(圧力設定手段、運転制御手段)
12’ 制御装置(運転制御手段、上限値補正手段)
12’’ 制御装置(圧力設定手段、上限値設定手段、運転制御手段)
13 圧縮機本体(圧縮機)
14 モータ(電動機)
15 インバータ
18 圧力センサ(圧力検出手段)
19 制御装置(圧力設定手段、運転制御手段)
19’ 制御装置(運転制御手段、上限値補正手段)
19’’ 制御装置(圧力設定手段、上限値設定手段、運転制御手段)

Claims (3)

  1. 複数の圧縮機と、
    これら圧縮機をそれぞれ駆動する複数の電動機と、
    これら電動機の回転数をそれぞれ可変制御する複数のインバータと、
    圧縮空気供給先の必要風量の増減に応じて、前記複数の圧縮機のうちいずれか1つを、その回転数が上限値を越えないようにしつつ前記インバータを介し回転数可変制御によって運転するとともに、それ以外の他の圧縮機を、その回転数が固定された全負荷運転状態または停止状態に切り換えて運転する運転制御手段とを備えた圧縮空気製造システムにおいて、
    前記圧縮機から吐出された圧縮空気の吐出圧力を検出する圧力検出手段と、
    前記した回転数可変制御の圧縮機における回転数の上限値、及び前記した全負荷運転状態の圧縮機における固定回転数を、前記圧力検出手段で検出した圧力に応じて運転中に自動的に変更する上限値補正手段とを備えたことを特徴とする圧縮空気製造システム。
  2. 請求項1記載の圧縮空気製造システムにおいて、前記上限値補正手段は、前記した回転数可変制御の圧縮機における回転数の上限値、及び前記した全負荷運転状態の圧縮機における固定回転数を、前記電動機の消費電力が定格電力値以下となる範囲内で、前記圧力検出手段で検出した圧力に応じて運転中に自動的に変更することを特徴とする圧縮空気製造システム。
  3. 複数の圧縮機と、
    これら圧縮機をそれぞれ駆動する複数の電動機と、
    これら電動機の回転数をそれぞれ可変制御する複数のインバータと、
    前記圧縮機から吐出される圧縮空気の制御圧力範囲を設定入力するための圧力設定手段と、
    前記圧縮機から吐出された圧縮空気の吐出圧力を検出する圧力検出手段と、
    前記複数の電動機の回転数の上限値をそれぞれ前記制御圧力範囲に応じて変更する第1の回転数上限モード、前記複数の電動機の回転数の上限値をそれぞれ前記圧力検出手段で検出した圧力に応じて運転中に自動的に変更する第2の回転数上限モード、前記複数の電動機の回転数の上限値をそれぞれ設定値に固定する第3の回転数上限モードのいずれか1つを選択入力するモード選択手段と、
    このモード選択手段で選択入力されたモードで前記複数の圧縮機の回転数の上限値をそれぞれ設定する上限値設定手段と、
    圧縮空気供給先の必要風量の増減に応じて、前記複数の圧縮機のうちいずれか1つを、回転数が前記上限値設定手段で設定された上限値を越えないようにしつつ前記インバータを介し回転数可変制御によって運転するとともに、それ以外の他の圧縮機を、回転数を前記上限値に固定した全負荷運転状態または停止状態に切り換えて運転する運転制御手段とを備えたことを特徴とする圧縮空気製造システム。
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