JP4415725B2 - 画像記録装置 - Google Patents
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Description
前記紫外線照射装置の照射面側であって前記紫外線照射装置と前記記録媒体との間に、複数の板状部材を格子状に組み合わせてなる保護部材が設けられていることを特徴とする。
また、前記保護部材が、前記石英ガラスと記録媒体の間に固設されることで、紫外線ランプの発熱により高温化する石英ガラスと記録媒体の間に、少なくとも前記保護部材の厚み分の距離を確保することで、光源の熱による影響を受けにくくする。
前記保護部材は、前記紫外線照射装置の照射面側であって前記記録媒体載置手段と前記紫外線照射装置との間に配置されていることを特徴とする。
また、前記保護部材が着脱可能であることで、ジャム等により破損が生じても前記保護部材のみを交換することができる。
1.7≦A/B<1.0であることを特徴とする。
以上のことから、前記記録媒体上に吐出されたインクの硬化、固着に充分な紫外線の照射がなされ、好適な画像形成を長期にわたり行うことができるという効果がある。
また、前記保護部材が、前記石英ガラスと記録媒体の間に配置されることで、光源の発熱により高温化する石英ガラスと記録媒体の間に、少なくとも前記保護部材の厚み分の距離が確保され、光源の熱の影響を受けにくくすることができる。
以上のことから、前記記録媒体上に吐出されたインクの硬化、固着に充分な紫外線の照射がなされ、好適な画像形成を長期にわたり行うことができる。更には、発火の虞も確実に低減され、安全な画像形成を行うことができるという効果がある。
以上のことから、光源の発熱にかかわらず、好適な画像形成を長期にわたり行うことができるという効果がある。
このため、好適な画像形成を長期にわたり行うことができるという効果がある。
このため、吐出されたインクの硬化、固着に充分な紫外線照射を行うことができ、更には、前記ジャム等を原因とする画像形成の再施行およびそれに伴う消費財の節約を可能にする効果がある。
このことから、紫外線ランプの種類による制限なく、好適な画像形成を確実に行うことができるという効果がある。
このように、紫外線硬化性に優れるカチオン硬化型インクを使用することで、より一層好適な画像形成を長期にわたり行うことができるという効果がある。
このことから、紫外線照射装置に収納される光源が保護され、前記記録媒体上に吐出されたインクの硬化に充分な紫外線を照射することができ、好適な画像形成を確実に行うことができるという効果がある。
このことから、前記相対的に移動させる移動手段を備えた画像記録装置であっても、紫外線照射装置に収納される光源が保護され、前記記録媒体上に吐出されたインクの硬化に充分な紫外線を照射することができ、好適な画像形成を確実に行うことができるという効果がある。
このことから、紫外線照射装置に収納される光源が保護され、前記記録媒体上に吐出されたインクの硬化に充分な紫外線を照射することができ、好適な画像形成を確実に行うことができるという効果がある。
また、前記保護部材が着脱可能であることで、ジャム等により破損が生じても前記保護部材のみを交換することができ、整備性に優れるという効果がある。
また、記録ヘッド4には、インクを吐出する複数のノズル(図示せず)が副走査方向Yに沿って配列されている。
即ち、前記保護部材11に関し、本実施の形態においては、格子状の隔壁の例を示したが、インクの硬化を妨げるような紫外線の遮蔽を行うことなく、光源10もしくは紫外線照射装置2に対して、物理的な接触および/またはインクの付着を防止する機能を果たすものであれば、その形状は格子状に限られるものではなく、ハニカム構造、スリット状、同心円等であってもよい。
これらの構造体が紫外線照射装置2に対して配置される場合は、いずれも通気性を有しているため紫外線照射装置2から発せられる熱を閉じ込めることがない。
また保護部材11にインク等が付着して、紫外線の照射を低減させる恐れがある場合は、保護部材11を交換することができるように、保護部材11は紫外線照射装置2に対して着脱可能に取り付けられることが好ましい。
また、本実施の形態においては、記録ヘッド4に対して記録媒体Pを副走査方向Yに搬送させる機構を例示したが、本発明はこれに限らず、記録媒体Pと記録ヘッドとが相対的に移動させる相対移動手段を有し、制御手段にて前記相対移動手段を制御するようになっていればよい。
さらに、本実施形態においては、記録ヘッド4から吐出されたインクは記録媒体Pに、直接着弾する例を示しているが、本発明はこれに限られるものではなく、記録ヘッド4から吐出されたインクが、一旦、中間転写体等の担持体に保持され、その後に、前記担持体から記録媒体Pへインクが転写されることにより着弾されるように構成されてもよい。
インクジェットプリンタに所定の画像情報が送られると、記録媒体Pがプラテン8により被記録面を支持された状態でプラテン8の上部を副走査方向Yへと間欠的に搬送される。
即ち、紫外線照射装置と記録媒体との間で生じるジャムは、特に保護部材15の主走査方向Xで発生するため、主走査方向Xに平行に備えられた板状部材16の端部を面取り加工し、中央部にひして低く形成することで、保護部材15自体がジャムを生じさせることを確実に低減もしくは防止することができるものである。
前記保護部材27の主走査方向Xに平行な板状部材26、その下面が、記録ヘッド2の配置側と反対側端部に至るにつれ、中央部より低く形成されるように面取り加工された形状を有している。また、板状部材27の記録ヘッド4の配置側端部は、曲面状に面取り加工された形状を有している。
更に、板状部材26の面取りを行うことにより、保護部材25の郷土の確保が可能であり、保護部材26の全高をさらに低くすることが可能である。
よって、保護部材11が設けられた場合の積算光量と、保護部材11が設けられていない場合の積算光量との比が、
0.7≦保護部材11が設けられた場合の積算光量/保護部材11が設けられていない場合の積算光量<1.0
となっていることが好ましい。
〔紫外線照射装置〕
光源 254nm(カタログ公称値)にピーク波長を有する高圧水銀ランプ
254nm(カタログ公称値)にピーク波長を有する低圧水銀ランプ
365nm(カタログ公称値)にピーク波長を有するメタルハライドランプ
365nm(カタログ公称値)にピーク波長を有するLED
紫外線積算照度計(岩崎電気社製):UVPF−A1
受光器(岩崎電気社):PD−254(測定波長範囲:240〜280nm)
PD−365(測定波長範囲:300〜390nm)
紫外線積算照度計に接続する
紫外線照射装置を有するインクジェットプリンタにおいて、紫外線照射装置の光源
の発光が安定した頃、例えば、10〜15分後に紫外線積算照度計を用いて測定を行う。
通常の画像形成時には記録媒体が記録媒体載置手段上に載置された状態でインクの吐出および紫外線の照射という工程を経るので、本測定においても、受光器の受光面を前記記録媒体と同一平面となるような位置に固定する。
通常の画像形成モード(複数の記録モードが存在する場合は、標準モード、ノーマルモード、デフォルトモードと称呼されるようなモード)において、受光器と紫外線照射装置とを相対的に移動させ、その間に受講した発光光の量を積算光量として測定する。なお、積算光量の測定時においては、インクの吐出は不要である。
いずれの場合においても任意であり、受光器のサンプリング周期より遅い速度で相対移動させることが必要である。
受光器の固定位置は、いずれの場合においても任意である。
なお、受光器と紫外線照射装置との相対的移動については、記録媒体Pと紫外線照射装置2との相対移動の説明を参照されたい。
測定された積算光量は、照射強度(照度)と照射時間の積で表され、例えば、20mJ/cm3という形で得ることができる。
なお、上記測定においては、インクジェットプリンタに照度測定装置の受光器を取り付ける例を述べたが、これが難しい場合は、前記測定条件に相当する条件(通常の記録モードの受光器と紫外線照射装置の相対速度および光源と受光面のとの距離関係が同一)であれば、例えば紫外線照射装置を他の装置に組み込んだ状態で測定を行うことでも同様な結果を得ることは可能である。
また、単一のピーク波長を持つ光源ならば、そのピーク波長を範囲内に収める1つの受光器のみで測定を行うことは言うまでもない。
いずれの場合においても、照度測定に用いる受光器は、その測定波長範囲に光源のピーク波長が存在するような組合せを選択すればよい。
0.7≦保護部材11が設けられた場合の積算光量/保護部材11が設けられていない場合の積算光量<1.0
となっていることが好ましい。
2 紫外線照射装置
4 記録ヘッド
8 プラテン
9 石英ガラス
10 光源
11 保護部材
12 ハウジング
16a、16b 板状部材面取り加工部
18
26a、26b、26c 板状保護部材面取り加工部
P 記録媒体
Claims (13)
- 記録媒体を支持する記録媒体載置手段と、前記記録媒体に対して、紫外線を照射することにより硬化するインクを吐出する記録ヘッドと、前記記録ヘッドから吐出されたインクに対して前記インクを硬化させる光を照射する光源を有する紫外線照射装置とを備え、紫外線硬化型インクを記録媒体に吐出させた後に紫外線を照射することで画像を記録させる画像記録装置において、
前記紫外線照射装置の照射面側であって前記紫外線照射装置と前記記録媒体との間に、複数の板状部材を格子状に組み合わせてなる保護部材が設けられていることを特徴とする画像記録装置。 - 前記紫外線照射装置には、前記紫外線照射装置の照射面を覆うように石英ガラスが配置されており、前記保護部材は、この石英ガラスと前記記録媒体との間に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
- 前記保護部材は金属からなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像記録装置。
- 前記保護部材は、アルミニウムからなることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の画像記録装置。
- 前記保護部材は、紫外線照射装置の主走査方向に対する端部を前記保護部材の中央部に比して低く形成することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の画像記録装置。
- 前記光源としての紫外線照射ランプは、冷陰極殺菌ランプ、熱陰極殺菌ランプ、低圧水銀ランプ、無電極ランプ、エキシマランプ、高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、キセノンランプ又はLEDのうち何れか一つであることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の画像記録装置。
- 前記記録ヘッドから吐出されるインクはカチオン硬化型インクであることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の画像記録装置。
- 記録媒体を支持する記録媒体載置手段と、前記記録媒体に対して、光を照射することによって硬化するインクを吐出する記録ヘッドと、前記記録媒体上の前記インクを硬化させるための光を照射する光源を有する紫外線照射装置と、複数のスリット部を形成する複数の隔壁部を有する保護部材とを備え、
前記保護部材は、前記紫外線照射装置の照射面側であって前記記録媒体載置手段と前記紫外線照射装置との間に配置されていることを特徴とする画像記録装置。 - 前記画像記録装置は、前記記録媒体と前記紫外線照射装置とを相対的に移動させる移動手段を有することを特徴とする請求項8に記載の画像記録装置。
- 前記記録媒体載置手段と前記保護部材との距離につき、前記紫外線照射装置の相対移動方向側における保護部材の一端部と前記記録媒体載置手段との間の第1の距離は、前記一端部以外の部分と前記記録媒体載置手段との間の第2の距離より大きくなっていることを特徴とする請求項9に記載の画像記録装置。
- 前記保護部材は、前記紫外線照射装置に対して着脱可能に取り付けられていることを特徴とする請求項8に記載の画像記録装置。
- 前記画像記録装置において、前記記録媒体載置手段上にて、前記保護部材を介して測定した積算照度を積算照度A、前記記録媒体載置手段上にて、保護部材が設けられていない状態で測定した積算照度を積算照度Bとしたとき、
0.7≦A/B<1.0
であることを特徴とする請求項8に記載の画像記録装置。 - 前記紫外線照射装置は、前記記録媒体に対向する側が開放され内部に前記光源を保持するハウジングと、前記ハウジングの開放された側を覆うように配置された石英ガラスとを有し、前記保護部材は、この石英ガラスと前記記録媒体との間に配置されていることを特徴とする請求項8から請求項12のいずれか一項に記載の画像記録装置。
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