JP4415724B2 - 画像記録装置 - Google Patents
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前記紫外線照射装置の照射面側であって前記紫外線照射装置と前記記録媒体との間に、複数の板状部材を格子状に組み合わせてなる保護部材を備え、
前記複数の板状部材には、前記記録ヘッド側に位置し紫外線の反射率を抑えられるようにした第1の面とこの第1の面の反対側にあって前記紫外線照射装置からの紫外線を前記記録媒体の方向に反射させる第2の面とを有し前記記録ヘッドの側面と平行に配置された縦板状部材が含まれ、前記第1の面の紫外線反射率が、前記第2の面の紫外線反射率よりも低くなっていることを特徴としている。
前記記録媒体に対して、光を照射することによって硬化するインクを吐出する記録ヘッドと、
前記記録媒体上の前記インクを硬化させるための紫外線を照射する光源を有する紫外線照射装置と、
複数のスリット部を形成する複数の隔壁部を有する保護部材と、を備え、
前記保護部材は、前記紫外線照射装置の照射面側であって前記記録媒体載置手段と前記紫外線照射装置との間に配置され、
前記隔壁部は、前記記録ヘッドの側面と平行に配置され、前記記録ヘッド側に位置し紫外線の反射率を抑えられるようにした第1の面とこの第1の面の反対側にあって前記紫外線照射装置からの紫外線を前記記録媒体の方向に反射させる第2の面とを有し、前記第1の面の紫外線反射率が、前記第2の面の紫外線反射率よりも低くなっていることを特徴とする。
前記記録媒体に対して、光を照射することによって硬化するインクを吐出する記録ヘッドと、
前記記録媒体上の前記インクを硬化させるための紫外線を照射する光源を有する紫外線照射装置と、
複数のスリット部を形成する複数の隔壁部を有する保護部材と、を備え、
前記保護部材は、前記紫外線照射装置の照射面側であって前記記録媒体載置手段と前記紫外線照射装置との間に配置され、
前記隔壁部は、前記記録ヘッドの側面と平行に配置され、前記記録ヘッド側に位置し紫外線の反射率を抑えられるようにした第1の面とこの第1の面の反対側にあって前記紫外線照射装置からの紫外線を前記記録媒体の方向に反射させる第2の面とを有し、前記第1の面の紫外線反射率が50%以下であることを特徴とする。
前記記録媒体に対して、光を照射することによって硬化するインクを吐出する記録ヘッドと、
前記記録媒体上の前記インクを硬化させるための紫外線を照射する光源を有する紫外線照射装置と、
複数のスリット部を形成する複数の隔壁部を有する保護部材と、を備え、
前記保護部材は、前記紫外線照射装置の照射面側であって前記記録媒体載置手段と前記紫外線照射装置との間に配置され、
前記隔壁部は、前記記録ヘッドの側面と平行に配置され、前記記録ヘッド側に位置し紫外線の反射率を抑えられるようにした第1の面とこの第1の面の反対側にあって前記紫外線照射装置からの紫外線を前記記録媒体の方向に反射させる第2の面とを有し、この前記第1の面の紫外線反射率が60%以上であることを特徴とする。
また、前記保護部材が着脱可能とされることから、前記記録媒体載置手段と前記紫外線照射装置との間で生じたジャムにより前記保護部材が破損した場合であっても、紫外線照射装置全体を交換することなく保護部材のみを交換することができるものである。
たインクの硬化に十分な紫外線を照射することができるものである。
また、ジャム等により前記保護部材が破損した場合あるいは前記保護部材にインクが付着し紫外線の反射率等が低減した場合に、紫外線照射装置全体を交換することなく保護部材のみを交換することができ整備性・経済性に優れるという効果を奏する。
また、記録ヘッド4には、インクを吐出する複数のノズル(図示せず)が副走査方向Yに沿って配列されている。
なお、本実施の形態においては、紫外線照射装置2がハウジング12を有し、ハウジング12の記録媒体Pと対向する面に保護部材11を設ける例を示したが、本発明はこれに限られるものではなく、記録媒体載置手段に支持される記録媒体Pと光源10もしくは紫外線照射装置2との間に、前記インクの硬化を妨げるような紫外線の遮蔽を行うことなく、光源10もしくは紫外線照射装置2に対して、物理的な接触および/またはインクの付着を防止する機能を果たす保護部材が配置されていればよい。
即ち、前記保護部材11に関し、本実施の形態においては、格子状の隔壁の例を示したが、インクの硬化を妨げるような紫外線の遮蔽を行うことなく、光源10もしくは紫外線照射装置2に対して、物理的な接触および/またはインクの付着を防止する機能を果たすものであれば、その形状は格子状に限られるものではなく、ハニカム構造、スリット状、同心円等であってもよい。
これらの構造体が紫外線照射装置2に対して配置される場合は、いずれも通気性を有しているため紫外線照射装置2から発せられる熱を閉じ込めることがない。
また保護部材11にインク等が付着して、紫外線の照射を低減させる恐れがある場合は、保護部材11を交換することができるように、保護部材11は紫外線照射装置20に対して着脱可能に取り付けられることが好ましい。
また、本実施の形態においては、記録ヘッド4に対して記録媒体Pを副走査方向Yに搬送させる機構を例示したが、本発明はこれに限らず、記録媒体Pと記録ヘッドとが相対的に移動させる相対移動手段を有し、制御手段にて前記相対移動手段を制御するようになっていればよい。
さらに、本実施形態においては、記録ヘッド4から吐出されたインクは記録媒体Pに、直接着弾する例を示しているが、本発明はこれに限られるものではなく、記録ヘッド4から吐出されたインクが、一旦、中間転写体等の担持体に保持され、その後に、前記担持体から記録媒体Pへインクが転写されることにより着弾されるように構成されてもよい。
また、本実施の形態においては、紫外線照射装置2に対して記録媒体Pを副走査方向Yに搬送させる機構を例示したが、本発明はこれに限らず、記録媒体Pと紫外線照射装置2とを相対的に移動させる相対移動手段を有し、制御手段にて前記相対移動手段を制御するようになっていればよい。
よって、保護部材11が設けられた場合の積算光量と、保護部材11が設けられていない場合の積算光量との比が、
0.7≦保護部材11が設けられた場合の積算光量/保護部材11が設けられていない場合の積算光量<1.0
となっていることが好ましい。
〔紫外線照射装置〕
光源 254nm(カタログ公称値)にピーク波長を有する高圧水銀ランプ
254nm(カタログ公称値)にピーク波長を有する低圧水銀ランプ
365nm(カタログ公称値)にピーク波長を有するメタルハライドランプ
365nm(カタログ公称値)にピーク波長を有するLED
紫外線積算照度計(岩崎電気社製):UVPF−A1
受光器(岩崎電気社):PD−254(測定波長範囲:240〜280nm)
PD−365(測定波長範囲:300〜390nm)
紫外線積算照度計に接続する
紫外線照射装置を有するインクジェットプリンタにおいて、紫外線照射装置の光源
の発光が安定した頃、例えば、10〜15分後に紫外線積算照度計を用いて測定を行う。
通常の画像形成時には記録媒体が記録媒体載置手段上に載置された状態でインクの吐出および紫外線の照射という工程を経るので、本測定においても、受光器の受光面を前記記録媒体と同一平面となるような位置に固定する。
通常の画像形成モード(複数の記録モードが存在する場合は、標準モード、ノーマルモード、デフォルトモードと称呼されるようなモード)において、受光器と紫外線照射装置とを相対的に移動させ、その間に受講した発光光の量を積算光量として測定する。なお、積算光量の測定時においては、インクの吐出は不要である。
いずれの場合においても任意であり、受光器のサンプリング周期より遅い速度で相対移動させることが必要である。
受光器の固定位置は、いずれの場合においても任意である。
なお、受光器と紫外線照射装置との相対的移動については、記録媒体Pと紫外線照射装置との相対移動の説明を参照されたい。
測定された積算光量は、照射強度(照度)と照射時間の積で表され、例えば、20mJ/cm3という形で得ることができる。
なお、上記測定においては、インクジェットプリンタに照度測定装置の受光器を取り付ける例を述べたが、これが難しい場合は、前記測定条件に相当する条件(通常の記録モードの受光器と紫外線照射装置の相対速度および光源と受光面のとの距離関係が同一)であれば、例えば紫外線照射装置を他の装置に組み込んだ状態で測定を行うことでも同様な結果を得ることは可能である。
また、単一のピーク波長を持つ光源ならば、そのピーク波長を範囲内に収める1つの受光器のみで測定を行うことは言うまでもない。
いずれの場合においても、照度測定に用いる受光器は、その測定波長範囲に光源のピーク波長が存在するような組合せを選択すればよい。
0.7≦保護部材11が設けられた場合の積算光量/保護部材11が設けられていない場合の積算光量<1.0
となっていることが好ましい。
また、板状部材25における記録ヘッドに対向する面と反対側の面(すなわち、第2の面)の反射率は、光源のピーク波長(カタログ公称値)の反射率が60%以上とすることが好ましく、より好ましくは80%以上とするとよい。
日立製分光光度計U−3300の受光部に前記分光光度計の光源の波長を測定領域とする60mm積分球を取り付ける。
始めに、基準となる反射率測定対象部材である標準反射板の光強度を測定する。標準反射板は、分光光度計の光源の波長を測定領域とするLabsphere社製のスペクトラロン反射標準(250−2500nm)の公称反射率99%を用いる。なお、標準反射板の表面状態により測定対象物の反射率が変化する可能性があるため、新品を用いることが好ましい。
プリズムを透過させ波長を制御した光を積分球内部のサンプルに対して入射させる。標準反射板で反射した光は積分球内部で拡散され最終的には受光部に到達され、光強度として検出される。
次に、標準反射板と保護部材11とを置き換え、保護部材11の隔壁部分の光強度に対して同様な測定を行う。
標準反射板を用いて得られた光強度と、保護部材11の隔壁部分を用いて得られた光強度との相対値を、保護部材11の隔壁部分測定対象面の反射率とする。
反射率=保護部材11の隔壁部分測定対象面の光強度/標準反射板の光強度×100〔%〕
インクジェット記録装置に所定の画像情報が送られると、記録媒体Pがプラテン8により被記録面を支持された状態でプラテン8の上部を副走査方向Yへと間欠的に搬送される。
また、板状部材25の記録ヘッド側に対向する第1の面に紫外線吸収剤をコーティングすることにより、光源から照射された紫外線のうち保護部材の記録ヘッドに対向する面に照射した紫外線の反射を低減させることができるようにしているので、記録ヘッド2の吐出面に照射される紫外線を低減させることができ、前記吐出面におけるインクの硬化を防止し、長期にわたって適正な吐出を行うことが可能となる。
2 紫外線照射装置
3 ガイドレール
4 記録ヘッド
5 キャリッジ
7 メンテナンスユニット
8 プラテン
9 石英ガラス
10 光源
11 保護部材
12 ハウジング
13 ファン
14 低圧水銀ランプ
15 隔壁
16 スリット
25 板状部材
30 紫外線
P 記録媒体
Claims (14)
- 記録媒体を支持する記録媒体載置手段と、前記記録媒体に対して、紫外線を照射することにより硬化するインクを吐出する記録ヘッドと、前記記録ヘッドから吐出されたインクに対して前記インクを硬化させる紫外線を照射する紫外線照射装置とを備え、紫外線硬化型インクを記録媒体に吐出させた後に紫外線を照射することで画像を記録させる画像記録装置において、
前記紫外線照射装置の照射面側であって前記紫外線照射装置と前記記録媒体との間に、複数の板状部材を格子状に組み合わせてなる保護部材を備え、
前記複数の板状部材には、前記記録ヘッド側に位置し紫外線の反射率を抑えられるようにした第1の面とこの第1の面の反対側にあって前記紫外線照射装置からの紫外線を前記記録媒体の方向に反射させる第2の面とを有し前記記録ヘッドの側面と平行に配置された縦板状部材が含まれ、前記第1の面の紫外線反射率が、前記第2の面の紫外線反射率よりも低くなっていることを特徴とする画像記録装置。 - 前記保護部材の前記記録ヘッド側に対向する第1の面は、紫外線吸収剤がコーティングされていることを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
- 前記保護部材は、アルミニウムからなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像記録装置。
- 前記保護部材は、前記記録ヘッドに近づくにつれて前記各板状部材間のピッチが狭小となるように配置されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の画像記録装置。
- 前記紫外線照射装置に収納された光源は、冷陰極殺菌ランプ、熱陰極殺菌ランプ、低圧水銀ランプ、無電極ランプ、エキシマランプ、高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、キセノンランプ又はLEDのうちいずれか一つであることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の画像記録装置。
- 前記記録ヘッドから吐出されるインクは、カチオン硬化型インクであることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の画像記録装置。
- 記録媒体を支持する記録媒体載置手段と、
前記記録媒体に対して、光を照射することによって硬化するインクを吐出する記録ヘッドと、
前記記録媒体上の前記インクを硬化させるための紫外線を照射する光源を有する紫外線照射装置と、
複数のスリット部を形成する複数の隔壁部を有する保護部材と、を備え、
前記保護部材は、前記紫外線照射装置の照射面側であって前記記録媒体載置手段と前記紫外線照射装置との間に配置され、
前記隔壁部は、前記記録ヘッドの側面と平行に配置され、前記記録ヘッド側に位置し紫外線の反射率を抑えられるようにした第1の面とこの第1の面の反対側にあって前記紫外線照射装置からの紫外線を前記記録媒体の方向に反射させる第2の面とを有し、前記第1の面の紫外線反射率が、前記第2の面の紫外線反射率よりも低くなっていることを特徴とする画像記録装置。 - 記録媒体を支持する記録媒体載置手段と、
前記記録媒体に対して、光を照射することによって硬化するインクを吐出する記録ヘッドと、
前記記録媒体上の前記インクを硬化させるための紫外線を照射する光源を有する紫外線照射装置と、
複数のスリット部を形成する複数の隔壁部を有する保護部材と、を備え、
前記保護部材は、前記紫外線照射装置の照射面側であって前記記録媒体載置手段と前記紫外線照射装置との間に配置され、
前記隔壁部は、前記記録ヘッドの側面と平行に配置され、前記記録ヘッド側に位置し紫外線の反射率を抑えられるようにした第1の面とこの第1の面の反対側にあって前記紫外線照射装置からの紫外線を前記記録媒体の方向に反射させる第2の面とを有し、前記第1の面の紫外線反射率が50%以下であることを特徴とする画像記録装置。 - 記録媒体を支持する記録媒体載置手段と、
前記記録媒体に対して、光を照射することによって硬化するインクを吐出する記録ヘッドと、
前記記録媒体上の前記インクを硬化させるための紫外線を照射する光源を有する紫外線照射装置と、
複数のスリット部を形成する複数の隔壁部を有する保護部材と、を備え、
前記保護部材は、前記紫外線照射装置の照射面側であって前記記録媒体載置手段と前記紫外線照射装置との間に配置され、
前記隔壁部は、前記記録ヘッドの側面と平行に配置され、前記記録ヘッド側に位置し紫外線の反射率を抑えられるようにした第1の面とこの第1の面の反対側にあって前記紫外線照射装置からの紫外線を前記記録媒体の方向に反射させる第2の面とを有し、この前記第1の面の紫外線反射率が60%以上であることを特徴とする画像記録装置。 - 前記画像記録装置は、前記記録媒体と前記紫外線照射装置とを相対的に移動させる移動手段を有することを特徴とする請求項7から請求項9のいずれか一項に記載の画像記録装置。
- 前記記録媒体載置手段と前記保護部材との距離につき、前記紫外線照射装置の相対移動方向における保護部材の一端部と前記記録媒体載置手段との間の距離である第1の距離は、前記一端部以外の部分と前記記録媒体載置手段との間の距離である第2の距離より大きくなっていることを特徴とする請求項10に記載の画像記録装置。
- 前記保護部材は、前記紫外線照射装置に対して着脱可能に取り付けられていることを特徴とする請求項7から請求項9のいずれか一項に記載の画像記録装置。
- 前記画像記録装置において、前記記録媒体載置手段上にて、前記保護部材を介して測定した積算照度を積算照度A、前記記録媒体載置手段上にて、保護部材が設けられていない状態で測定した積算照度を積算照度Bとしたとき、0.7≦A/B<1.0であることを特徴とする請求項7から請求項9のいずれか一項に記載の画像記録装置。
- 前記紫外線照射装置は、前記記録媒体に対向する側が開放され内部に前記光源を保持するハウジングと、前記ハウジングの開放された側を覆うように配置された石英ガラスとを有し、前記保護部材は、この石英ガラスと前記記録媒体との間に配置されていることを特徴とする請求項7から請求項13のいずれか一項に記載の画像記録装置。
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