JP4415430B2 - 水平出力発生回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラーテレビジョン受信機における水平出力発生回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
デジタルテレビジョン信号処理において、アナログ映像信号のAD変換をこの映像信号の同期成分の信号と同期していないクロックによりサンプリングし、サンプリングされた映像信号から同期信号を再生する場合、サンプリングクロックと映像信号に含まれる同期成分の信号との位相差情報を検出し、この位相差情報とクロックに同期した水平パルスから同期信号を発生する水平出力発生回路を使用している。
【0003】
従来の水平出力発生回路の1例を記す。図1、図2を用いて従来の水平出力回路を説明する。
【0004】
図1において、10は水平パルスを入力とし、この水平パルスの前端エッジを検出しエッジ信号とするエッジ検出回路である。11はエッジ信号を入力とし、エッジ信号とトリガーとしてゼロに初期化し、通常時は1づつカウントアップし、カウンタがオーバーフローした場合オーバーフロー信号を出力する有限長ビットのダウンカウンタである。
【0005】
12は、アップカウンタ11の出力のうちMSBを除いた下位ビットを入力とし、その上位2ビットの何れかも0である場合この上位2ビットを捨てた下位ビットを出力とし、その上位2ビットの何れかが1である場合この上位2ビットを捨てた下位ビットをすべて1として出力するリミッタ回路である。13はリミッター12の出力と位相差情報とを入力とし、この入力値に対応した値を出力するテーブル回路である。このテーブル回路13はROMや組合せ回路を用いる。14は入力の水平パルスの前端エッジのエッジ信号とオーバーフロー信号とを入力とし、前端エッジの信号をトリガーにリセットされ、オーバーフロー信号でセットされるセットリセット回路である。
【0006】
15はアップカウンタ11のMSB出力とテーブル回路13の出力とを入力とし、アップカウンタ11のMSB出力が0でテーブル回路13の出力を正転でアップカウンタ11のMSB出力が1でテーブル回路13の出力を反転して出力する極性反転回路である。16はセットリセット回路の出力と極性反転回路15の出力とを入力とし、極性反転回路15の出力が0でセットリセット回路の出力を極性反転回路15の出力が1で全てのビット1として出力するOR回路である。入力される水平パルスは2値の信号である。
【0007】
図2にこの水平出力発生回路のタイミング図を示す。
この水平出力発生回路は、テーブル回路を用いて水平出力の位相補正を行っている。即ちサンプリングクロックと映像信号に含まれる同期成分の信号との位相差情報に基づいて位相補正した場合の変換波形に関する情報をテーブル回路に持たせているため、そのテーブル回路に大きな回路規模が必要であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、少ない回路でサンプリングクロックと映像信号に含まれる同期成分の信号との位相差情報に基づいた位相補正する水平出力発生回路の実現である。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の水平出力発生回路は、水平パルスを入力とし、この水平パルスの前端エッジを検出しエッジ信号とするエッジ検出回路と、エッジ信号を入力とし、エッジ信号とトリガーとしてゼロに初期化し、通常時は1づつカウントアップし、カウンタがオーバーフローした場合オーバーフロー信号を出力する有限長ビットの第1のアップカウンタと、エッジ信号とオーバーフロー信号を入力とし、論理和を演算するOR回路と、位相差情報とOR回路の出力を入力とし、OR回路の出力が活性化された場合初期値として位相差情報をロードし、OR回路の出力が活性化されていない通常状態で場合所定の数のカウントアップを行い、このカウンタがオーバーフローするときカウンタの上限値でリミッタが作用する第2のアップカウンタと、エッジ信号とオーバーフロー信号とを入力とし、前端エッジの信号をトリガーにリセットされ、オーバーフロー信号でセットされるセットリセット回路と、セットリセット回路の出力と第2のアップカウンタの出力とを入力とし、セットリセット回路の出力が0、即ちリセットで第2のアップカウンタの出力を正転で出力がセットリセット回路の出力が1、即ちセットで第2のアップカウンタの出力を反転して出力する極性反転回路を備える。
即ち位相差情報に基づいた位相補正および波形発生は、第2のアップカウンタで行う方式である。
【0010】
本発明により、少ない回路でサンプリングクロックと映像信号に含まれる同期成分の信号との位相差情報に基づいた位相補正する水平出力発生回路を提供できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
以下、本発明の第1の実施形態について、図3、図4、図5、図6、図7を用いて説明する。
【0012】
本発明の第1の実施形態における水平出力発生回路は、エッジ検出回路30、第1のアップカウンタ31、OR回路33と、第2のアップカウンタ32と、セットリセット回路34と、極性反転回路35と、OR回路36で構成される。
【0013】
図3において、水平パルスはエッジ検出回路30に入力される。位相差情報は第2のアップカウンタ32に入力される。
【0014】
エッジ検出回路30は水平パルスを入力とし、この水平パルスの前端エッジを検出しエッジ信号とする。第1のアップカウンタ31はエッジ信号を入力とし、エッジ信号をトリガーとしてゼロに初期化し、通常時は1づつカウントアップし、カウンタがオーバーフローした場合オーバーフロー信号を出力する。OR回路33はエッジ信号とオーバーフロー信号を入力とし、論理和を演算する。
【0015】
第2のアップカウンタ32は、位相差情報とOR回路33の出力を入力とし、OR回路33の出力が活性化された場合は初期値として位相差情報をロードし、OR回路33の出力が活性化されていない通常状態の場合は所定の数のカウントアップを行い、このカウンタがオーバーフローするときカウンタの上限値でリミッタが作用する。
【0016】
セットリセット回路34はエッジ信号とオーバーフロー信号とを入力とし、前端エッジの信号をトリガーにリセットされ、オーバーフロー信号でセットされる。極性反転回路35は第1のアップカウンタ31の出力と第2のアップカウンタ32の出力とを入力とし、第1のアップカウンタ31の出力が0で第2のアップカウンタ32の出力を正転で出力し、第1のアップカウンタ31の出力が1で第2のアップカウンタ32の出力を反転して出力する。OR回路36はセットリセット回路34の出力と極性反転回路35の出力とを入力とし、極性反転回路35の出力が0の場合はセットリセット回路34の出力をそのまま出力し、極性反転回路35の出力が1の場合は全てのビットを1として出力する。入力される水平パルスは2値の信号である。
【0017】
即ち位相差情報に基づいた位相補正および波形発生は、第2のアップカウンタ32で行う方式である。
【0018】
図4を用いて第2のアップカウンタ32の動作を説明する。ここでは位相差情報が大きい場合、水平出力を進める方向に作用するものとする。
【0019】
例えば第2のアップカウンタ32のビット長を8ビットとし、位相差情報を6ビットとした場合、第2のアップカウンタ32の1サイクルにおける所定のカウントアップ数は10進数で32となる。パルス信号の前端エッジによりエッジ信号がOR回路33を通して到来し、位相差情報に初期化される。位相差情報が0の場合、0に初期化され、31の場合31となる。初期化後は1サイクルごとに32が加算されていき、上限値の255に到達するまで続けられる。初期化後の動作は位相差情報が0の場合は0、32、64、96、128、160、192、224、255、位相差情報が31の場合は31、63、95、127、159、191、223、255、255となる。第1のアップカウンタ31のオーバーフロー信号による動作も同様である。
【0020】
位相差情報が0の場合を位相補正量を0とすると、位相差情報が31の場合は、31/32サイクル相当波形の位相が進んでいる。
【0021】
本実施形態の水平出力発生回路によれば、少ない回路でサンプリングクロックと映像信号に含まれる同期成分の信号との位相差情報に基づいた位相補正することができる。
【0022】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、少ない回路でサンプリングクロックと映像信号に含まれる同期成分の信号との位相差情報に基づいた位相補正する水平出力発生回路を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の発明における水平出力発生回路の構成を示すブロック図
【図2】従来の発明における水平出力発生回路のタイミング図
【図3】本発明の実施の形態における水平出力発生回路の構成を示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態における水平出力発生回路のタイミング図
【符号の説明】
10、30 エッジ検出回路
11 アップカウンタ
12 リミッタ回路
13 テーブル回路
14、34 セットリセット回路
15、35 極性反転回路
16、33 OR回路
31 第1のアップカウンタ
32 第2のアップカウンタ
Claims (1)
- 水平パルスの前端エッジを検出しエッジ信号とするエッジ検出回路部と、
前記エッジ信号でトリガーされ初期化し、初期化後は1づつカウントアップし、カウンタがオーバーフローした場合はオーバーフロー信号を出力する有限長ビットの第1のアップカウンタ部と、
前記エッジ信号と前記オーバーフロー信号との論理和を演算する第1のOR回路部と、
前記第1のOR回路部の出力が活性化された場合は初期値として位相差情報をロードし、前記第1のOR回路部の出力が活性化されていない通常状態の場合は所定の数のカウントアップを行い、このカウンタがオーバーフローするときカウンタの上限値でリミッタが作用する第2のアップカウンタ部と、
前記エッジ信号をトリガーとしてリセットされ、前記オーバーフロー信号でセットされるセットリセット回路部と、
前記第1のアップカウンタ部の出力が0の場合に前記第2のアップカウンタ部の出力を正転で出力し、前記第1のアップカウンタ部の出力が1の場合に前記第2のアップカウンタ部の出力を反転して出力する極性反転回路部と、
前記セットリセット回路部の出力と前記極性反転回路部の出力との論理和を演算する第2のOR回路部と、
を有する水平出力発生回路。
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1999
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