JP4415317B2 - 情報機器及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、情報機器及びその制御方法に関し、特に、連続して動作することにより熱を発する発熱性の内部装置を有する情報機器及びその制御方法に関する。
近年、デジタルビデオカメラやデジタルスチルカメラなどに代表されるマルチメディアを扱う情報機器が、急速に普及してきている。このため、コンピュータとストレージ機能(情報蓄積記録機能)を持った情報機器(特にポータブルな機器)との間において、通常のデータファイルに限らず、ビデオデータや画像データ、音楽データなどのいわゆるマルチメディアファイルのデータのやり取りが頻繁に行われるようになっている。
マルチメディアファイル(特に画像データ)の容量は、ファイルフォーマットや圧縮率、収録時間などの要素によって変動があるものの、一般的には大容量である。このマルチメディアファイルの転送には、IEEE1394やユニバーサル・シリアル・バス(以下、USBという)などの高速シリアルインターフェースが使われることが多くなっている。
このようなコンピュータと周辺情報機器との間で、USBインターフェースなどによるデータのやり取りを行うと、コンピュータからの長時間にわたる連続アクセスにより、情報機器側の記録装置(例えば、ハードディスク)の温度が上昇してしまう。このため、情報機器自体に規定されている温度を超えないように、何らかの対策を施す必要が生じる。
このような温度上昇は、特に、ノート型のPCやPDA(Personal Digital Assistant)、その他、ポータブルな情報機器においては、次のような理由により顕著な問題となる。
すなわち、ハードディスク等の使用可能な温度範囲を超えると、誤動作をする恐れが生じるが、ポータブルな情報機器は、小型化、軽量化が製品のメリットとなり得るため、物理的に製品の重量増大や寸法肥大を伴うような放熱対策が施しにくい面がある。
また、ポータブルな情報機器においては、ユーザが製品本体を直接手に持って操作したり、ひざの上に置いて操作したり、あるいは衣類のポケットに入れて持ち運んだりすることが考えられる。その際、手の中、ひざの上、ポケットの中で、機器内部のハードディスクなどの記録装置が高温になると、ユーザが触れることができる製品本体も熱くなり、その熱さをユーザが不快に感じてしまう恐れがある。
製品の表面温度が上昇してある温度を超えないように抑制するためには、ハードディスク等の周辺温度を測定して、温度が設定値に近づいたら、それを抑制するように適切な処置を施すことが必要となる。
他の電子部品や、モジュール、装置と同様に、ハードディスク等の記録装置にも、それ自体の使用可能温度(これには動作保証温度、性能保証温度、周囲環境温度も含まれる)範囲のスペックにより、定格温度が決まっているので、その値に製品個々の性能バラツキ等を考慮し、それにマージンを加えた上で検出温度のしきい値を設定する必要がある。
なお、特開2000−20253号公報(以下、特許文献1という)は、記録ヘッドの温度上昇に伴う画質劣化を抑制する温度制御を行う画像記録装置を開示する。この画像記録装置では、コンピュータと画像記録装置との間をUSBではなくIEEE1394バスで繋げるとともに、温度抑制対象が画像記録装置の記録ヘッドに限られている。
特開2000−20253号公報
上述したような温度抑制のためには、次のような手法が一般的にとられている。
(1)発熱する部品、装置に対して、大きな放熱器や冷却用ファンを装着したり、通気口を配置したりする、物理的な対策。
(2)USBによるコンピュータと情報機器との間の通信のやり取りによって、情報機器の温度が上昇したことをデータの送り側であるコンピュータに伝え、アクセスを抑制させる対策。
しかし、(1)の対策では、物理的に筐体の寸法が肥大化してしまい、また、ファンによる騒音が増大してしまう。また、部品を追加したり、取り付け工数が増大したりするため、コストアップを招いてしまう。
また、(2)の対策について、USBインターフェースは、ホスト側のコンピュータを主とし、デバイス側の情報機器を従とする主従関係を有する規格仕様であり、主であるホストが情報機器との通信を管理しており、通信は、まずホスト側から始められ、デバイス側がそれに応答する形で進められる。
そのため、デバイス側の温度をホストが知り、何らかの制御を行うには、例えば、独自に、ホストからデバイスへデバイス内部の温度データを確認して送るようにリクエストを出し、そのデバイスから送られてきたデータを解析して、温度を抑制する必要がある場合は、送信データ量を抑える処理を行うなどの処理が必要となるが、これを実現する場合には、ホスト側にも独自のドライバソフトウェアが必要となる。
そのソフトウェアの作成やホスト機器への組み込みなどに対しては、開発にかかる期間、コスト、ドライバ配布にかかるコスト、メーカーまたはユーザーでのインストール作業、各コンピュータでの動作保証の問題、等多くの弊害が生じる。
もし、そのようにホスト側にも独自のソフトを組み込むなどの処理をしなければ、情報機器内の対象装置の表面温度が使用可能温度の上限に近づいてしまい、さらにこれを超える可能性がある場合でも、従である情報機器側から主であるコンピュータ側にそのことを通知することができない。したがって、このような主従関係のある通信インターフェースにおいて、ハードディスク等の発熱性の内部装置へのアクセスを、簡便な方法で停止できるようにすることが望まれている。また、主従関係のない通信インターフェースにおいても、ハードディスク等の発熱性の内部装置へのアクセスを、簡便な方法で停止できれば、便利である。
そこで本発明は、前記課題に鑑みてなされたものであり、ホストと通信を行う情報機器に設けられている発熱性の内部装置の温度が上昇した場合に、簡便な方法で、この内部装置へのアクセスを実質的に停止させることができるようにすることを目的とする
上記課題を解決するため、本発明に係る情報機器は、
ホストと通信を行う通信部であって、通常モードでは、正常にデータを受信できた場合には正常にデータを受信できた旨の返信をホストに行い、正常にデータを受信できなかった場合にはデータを正常に受信できなかった旨の返信をホストに行うとともに、放熱モードでは、正常にデータを受信できた場合でも、所定の割合でデータを正常に受信できなかった旨の返信をホストに行う、通信部と、
前記通信部で受信したデータに応じた動作を行う内部装置であって、連続して動作することにより熱を発する発熱性の内部装置と、
前記内部装置の温度を検出する、温度検出部と、
前記温度検出部から検出した温度が第1設定値以上であった場合には、前記通信部を前記通常モードから前記放熱モードに変更する、第1モード変更部と、
を備えることを特徴とする。
この場合、前記放熱モードにある場合に、前記温度検出部から検出した温度が第2設定値以下であった場合には、前記通信部を前記放熱モードから前記通常モードに変更する、第2モード変更部を、さらに備えるようにしてもよい。
また、前記第1設定値は前記内部装置の使用可能温度の上限より低く、前記第2設定値は前記第1設定値よりも低いようにしてもよい。
また、前記放熱モードにおける前記所定の割合は100%であるようにしてもよい。
また、前記データを正常に受信できなかった旨の返信は、ネガティブアクノーレッジであってもよい。
また、前記放熱モードでは、前記通信部は、前記データを正常に受信できなかった旨の返信の代わりに、所定の割合で、次回のデータを所定時間送信しないように要求する旨の返信をホストに行うようにしてもよい。
また、情報機器は、前記放熱モードにおいて、ホストとの通信でタイムアウトが発生した場合には、前記放熱モードにおける前記所定の割合を少なくする、割合調整部を、さらに備えていてもよい。
或いは、情報機器は、前記放熱モードにおいて、ホストとの通信でタイムアウトが発生した場合には、タイムアウトが発生するまでの時間に基づいて、前記放熱モードにおける前記所定の割合を決定する、割合決定部を、さらに備えていてもよい。
また、当該情報機器から前記ホストに対して、自主的にデータの送信を停止させる要求を送信することができない通信の規格仕様であってもよい。
本発明に係る情報機器の制御方法は、
受信したデータに応じた動作を行い、且つ、連続して動作することにより熱を発する発熱性の内部装置を有する情報機器の制御方法であって、
ホストと通信を行い、通常モードでは、正常にデータを受信できた場合には正常にデータを受信できた旨の返信をホストに行い、正常にデータを受信できなかった場合にはデータを正常に受信できなかった旨の返信をホストに行うとともに、放熱モードでは、正常にデータを受信できた場合でも、所定の割合でデータを正常に受信できなかった旨の返信をホストに行うとともに、
前記内部装置の温度を検出し、この検出した温度が第1設定値以上であった場合には、通信のモードを前記通常モードから前記放熱モードに変更する、
ことを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、
受信したデータに応じた動作を行い、且つ、連続して動作することにより熱を発する発熱性の内部装置を有する情報機器を制御するためのプログラムであって、
ホストと通信を行い、通常モードでは、正常にデータを受信できた場合には正常にデータを受信できた旨の返信をホストに行い、正常にデータを受信できなかった場合にはデータを正常に受信できなかった旨の返信をホストに行うとともに、放熱モードでは、正常にデータを受信できた場合でも、所定の割合でデータを正常に受信できなかった旨の返信をホストに行うとともに、
前記内部装置の温度を検出し、この検出した温度が第1設定値以上であった場合には、通信のモードを前記通常モードから前記放熱モードに変更する、
ように情報機器を制御することを特徴とする。
本発明に係る情報機器は、
ホストと通信を行う通信部であって、通常モードでは、正常にデータを受信できた場合にはデータを正常に受信できた旨の返信をホストに行い、正常にデータを受信できなかった場合にはデータを正常に受信できた旨の返信を行わないとともに、放熱モードでは、正常にデータを受信できた場合でも、所定の割合でデータを正常に受信できた旨の返信を行わない、通信部と、
前記通信部で受信したデータに応じた動作を行う内部装置であって、連続して動作することにより熱を発する発熱性の内部装置と、
前記内部装置の温度を検出する、温度検出部と、
前記温度検出部から検出した温度が第1設定値以上であった場合には、前記通信部を前記通常モードから前記放熱モードに変更する、第1モード変更部と、
を備えることを特徴とする。
本発明に係る情報機器の制御方法は、
受信したデータに応じた動作を行い、且つ、連続して動作することにより熱を発する発熱性の内部装置を有する情報機器の制御方法であって、
ホストと通信を行い、通常モードでは、正常にデータを受信できた場合にはデータを正常に受信できた旨の返信をホストに行い、正常にデータを受信できなかった場合にはデータを正常に受信できた旨の返信を行わないとともに、放熱モードでは、正常にデータを受信できた場合でも、所定の割合でデータを正常に受信できた旨の返信を行わないようにし、
前記内部装置の温度を検出し、この検出した温度が第1設定値以上であった場合には、通信のモードを前記通常モードから前記放熱モードに変更する、
ことを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、
受信したデータに応じた動作を行い、且つ、連続して動作することにより熱を発する発熱性の内部装置を有する情報機器を制御するためのプログラムであって、
ホストと通信を行い、通常モードでは、正常にデータを受信できた場合にはデータを正常に受信できた旨の返信をホストに行い、正常にデータを受信できなかった場合にはデータを正常に受信できた旨の返信を行わないとともに、放熱モードでは、正常にデータを受信できた場合でも、所定の割合でデータを正常に受信できた旨の返信を行わないようにし、
前記内部装置の温度を検出し、この検出した温度が第1設定値以上であった場合には、通信のモードを前記通常モードから前記放熱モードに変更する、
ように情報機器を制御することを特徴とする。
〔第1実施形態〕
まず、第1実施形態に係る情報処理システムの概要を説明する。この第1実施形態においては、ホストであるコンピュータと、ハードディスクドライブなどの情報機器との間は、USBインターフェースで接続されている。USBインターフェースで規定されている規格仕様では、実際のデータのやり取りは、ハードディスクドライブなどの情報機器が属するマスストレージクラスのデバイスにおけるバルク転送で行われる。
バルク転送では、情報機器がデータを正常に受け取れなかった場合には、ハンドシェークパケットとして「NAK」(ネガティブアクノーレッジ)を情報機器からコンピュータに送信する。この「NAK」を受信したコンピュータでは、データが正常に受け取れたことを意味する「ACK」(アクノーレッジ)を受信するまで、或いは、要求したデータを受信するまで、何度もデータの送信を再試行する仕様になっている。
本実施形態では仕様に応用して、情報機器自体の温度が上昇した場合、或いは、ハードディスクドライブの温度が上昇した場合には、情報機器はコンピュータに「NAK」を所定の割合(0%を超えて100%以下の所定の割合)で返信し続ける。こうすると、コンピュータは「ACK」を受信するまで、或いは、要求したデータを受信するまで、同じデータを送信し続ける。
このような処理をしている間は、情報機器側のハードディスクドライブのアクセス量は著しく減少するため、ハードディスクドライブの表面温度も時間とともに降下していく。このため、ハードディスクドライブの表面温度を設定値まで下げることができる。この設定値を、情報機器の使用可能温度に対して余裕を持って設定すれば、その分がマージンとなる。
このようにすることで、コンピュータと情報機器との間において、主従関係のあるUSBインターフェースを用いた場合でも、コンピュータ側に新たなソフトウェア的な変更を施すことなく、情報機器側のファームウェア等の変更で、情報機器の温度制御を実現することができる。すなわち、情報機器の温度を設定値以下に抑えるようにフィードバックをかけることで、情報機器の温度制御を可能にしている。
しかも、情報機器側の温度が設定値を超えそうな場合には、温度が下がるまでコンピュータからデータの送信が繰り返されることになり、正しいデータ送信が確保される。より詳しくを、以下に説明する。
図1は、本実施形態に係る情報処理システムの構成を説明するブロック図である。この図1に示すように、本実施形態における情報処理システムは、ホストとしてコンピュータ10を備えており、情報機器としてストレージデバイス20を備えている。これらコンピュータ10とストレージデバイス20との間は、USBインターフェースにより接続されている。
すなわち、コンピュータ10にはタイプAの接続ポート12が設けられており、ストレージデバイス20にはタイプBの接続ポート22が設けられている。これらコンピュータ10の接続ポート12とストレージデバイス20の接続ポート22との間を、USBケーブル30が接続している。
さらに、ストレージデバイス20は、USBデバイスコントローラ40と、ハードディスクドライブ42と、ATAブリッジコントローラ44と、CPU46とを備えて構成されている。USBデバイスコントローラ40と接続ポート22との間はデータバスにより接続されている。USBデバイスコントローラ40とハードディスクドライブ42との間、USBデバイスコントローラ40とATAブリッジコントローラ44との間も、データバスにより接続されている。ATAブリッジコントローラ44とCPU46との間も、データバスにより接続されている。
USBデバイスコントローラ40は、USBインターフェースに基づいて、コンピュータ10とストレージデバイス20との間のデータやり取りを制御する。USBデバイスコントローラ40とハードディスクドライブ42とATAブリッジコントローラ44との間は、ATA規格に基づいてデータのやり取りがされている。ATAブリッジコントローラ44は、ATA規格に基づいて受信したデータをCPU46用のデータ規格に変換し、CPU46に送信するとともに、CPU46からのデータをATA規格に基づくデータに変換して、USBデバイスコントローラ40やハードディスクドライブ42に送信する。
本実施形態におけるハードディスクドライブ42の表面には、ハードディスクドライブ42の温度を検出するための温度検出回路48が設けられている。この温度検出回路48には、例えば、サーミスタを使用した回路、ダイオードの順方向電圧の温度依存性を利用した回路、トランジスタのベース・エミッタ間の電圧の温度依存性を利用した回路などが考えられる。
ここで、USBインターフェースにおいては、デバイスクラスというものが定義されている。通常、USBインターフェースにおいて、ストレージデバイス20のような記録装置を扱う場合、マスストレージクラスというクラスを使用する。マスストレージクラスには、フレキシブルディスクドライブ、ハードディスクドライブ、光ディスクドライブなどのディスクドライブが包含されている。また、USBインターフェースにおいては、データ転送のタイプとして、コントロール転送、アイソクロナス転送、インタラプト転送、バルク転送の4種類が用意されている。
ハードディスクドライブなどの記録装置が属するマスストレージクラスのデバイスにおいては、実際のデータのやり取りは、バルク転送により行われる。バルク転送は、ファイルをプリンタに送信したり、ディスクの読み書きをしたりするような、非周期的な転送のうち、遅延が問題にならない大量のデータを、高い信頼性で転送する場合に用いられる。このバルク転送では、アイソクロナス転送やインタラプト転送によりバスが使用されている間は、処理を待つ必要があり、バスが空いた場合に転送が行われる。このため、データの転送速度は保証されていない。その代わり、バスが空いている時間をすべて使用することができるため、バスが空いていると非常に速い速度でデータ転送できるという利点がある。また、このバルク転送では、ホスト側がデバイス側から「NAK」を受け取ると、「ACK」を受け取るまで何度もデータ転送を再試行するようになっている。
USBのバルク転送におけるトランザクションは、図2に示すようになっている。この図2から分かるように、バルク転送は、トークンパケットと、データパケットと、ハンドシェークパケットという3種類のパケットから構成されている。また、トランザクションとしては、INトランザクションと、OUTトランザクションとがある。INトランザクションは、デバイス内のデータをホストへ送信するトランザクションである。OUTトランザクションは、ホストから送信されたデータをデバイスが受信するトランザクションである。
INトランザクションの場合は、ホストからのINトークンパケットに対して、デバイスがデータを送信できる場合はデータを送信し、送信できない場合は「NAK」を返信する。すなわち、「NAK」は返すデータが無い、または送信できる状態にないことを意味している。サポートしていないリクエストを要求された場合やエンドポイントが閉じている場合等には、「STALL」(ストール)を返信する。
OUTトランザクションの場合は、ホストからのOUTトークンパケットに続いてデータが送信されてくるので、このデータをデバイス側が受信できたかどうかを「ACK」、「NAK」、「NYET」(ノットイエット)、「STALL」で返信する。「ACK」はデバイスがデータを正常に受信した場合に返信する。「NAK」はデバイスがデータを正常に受信できなかった場合に返信する。すなわち、「NAK」はデバイス側がビジーであることを意味している。「NYET」は今回送信されたデータは正常に受信したが、次の送信はしばらく待ってからにして欲しい場合に返信する。つまり、「NYET」を返信すれば、ホスト側に所定時間はデータを送信しないように要求したこととになる。「STALL」はサポートしていないリクエストであった場合やエンドポイントが閉じている場合等に返信する。
バルク転送では、OUTトランザクションにおいて、ホスト側がデバイス側から「NAK」を受け取った場合、ホスト側はデバイス側から「ACK」を受け取るまで、データ転送を再試行する。また、INトランザクションにおいて、ホスト側がデバイス側から「NAK」を受け取った場合、ホスト側はデバイス側から要求したデータを受け取るまで、INトークンパケットを再送信する。
本実施形態においては、USBのこの規格仕様を利用して、ホスト側とデバイス側のバルク転送によるデータ通信において、デバイスの温度が設定値を超えた場合、デバイス側からホスト側に「NAK」を返信するようにする。すなわち、INトランザクションの場合、デバイス側は、ホスト側からのINトークンパケットに対して、データを送信する代わりに、「NAK」を返す。OUTトランザクションの場合、デバイス側は、ホスト側からのOUTトークンパケットに続いて、データを受信するが、正常にデータを受け取れた場合でも「NAK」を返信する。このような処理により、デバイス側のハードディスクドライブ等の記録装置へのアクセス量を減らすことができ、上昇したデバイス温度を冷却させることができる。
そして、設定値に対してある程度温度が下がった場合、INトランザクションでは、INトークンパケットに対して、デバイス側は要求されたデータを返信し、OUTトランザクションでは、ホスト側から再送信されてくるデータに対して、デバイス側は「ACK」を返信することにより、正常なデータ転送が再開される。
この処理を図3及び図4を用いて詳細に説明する。図3は、本実施形態に係るバルク転送処理の内容を説明するフローチャートを示す図である。この図3に示すバルク転送処理は、CPU46で定常的に実行されている処理である。図4は、本実施形態に係るバルク転送処理を実行している間のハードディスクドライブ42における温度変化の一例を示すグラフである。
図3に示すように、デバイス側であるストレージデバイス20は、バルク転送処理が始まると、温度検出回路48からハードディスクドライブ42の温度を取得する(ステップS10)。続いて、ストレージデバイス20は、ハードディスクドライブ42の温度が、設定値α以上であるかどうかを判断する(ステップS12)。本実施形態においては、例えばハードディスクドライブ42の使用可能温度が60℃以下であるので、設定値αの温度を55℃にしている。
ハードディスクドライブ42の温度が設定値α以上でない場合(ステップS12:No)には、ストレージデバイス20は通常の通信処理を行う(ステップS14)。この通常の通信処理は、図4における期間Aに相当し、本実施形態における通常モードに該当する。通常の通信処理を行っている間も、所定の周期でハードディスクドライブ42の温度を取得し(ステップS10)、設定値α以上になっていないかどうかをチェックし続ける(ステップS12)。この通常の通信処理は、CPU46がUSBデバイスコントローラ40に、通常の通信処理を行うように指示をすることにより、USBデバイスコントローラ40により自律的に行われる。このため、USBデバイスコントローラ40がコンピュータ10から受信したデータは、ハードディスクドライブ42に格納され、逆に、ハードディスクドライブ42から読み出されたデータは、コンピュータ10に送信される。
一方、ハードディスクドライブ42の温度が設定値α以上である場合(ステップS12:Yes)には、ストレージデバイス20は所定の割合で「NAK」を返信する通信処理を行う(ステップS16)。すなわち、ホスト側であるコンピュータ10からトークンパケットやデータを受信した場合、所定の割合で「NAK」をコンピュータ10に返信する。この所定の割合で「NAK」を返信する通信処理は、図4における期間Bに相当し、本実施形態における放熱モードに該当する。
所定の割合で「NAK」を返信する通信処理を実現するためには、CPU46は、USBデバイスコントローラ40に、所定の割合で「NAK」を返信する通信処理を行うように指示をする。
図5は、本実施形態に係るUSBデバイスコントローラ40の内部構成を説明する図である。この図5に示すように、USBデバイスコントローラ40は、指示判断部40aと、NAK返信部40bと、USB通信制御部40cとを備えている。
指示判断部40aは、CPU46からの指示が、所定の割合で「NAK」を返信する指示なのか、通常のUSB通信を行う指示なのかを判断する。NAK返信部40bは、指示判断部40aからの指示に基づいて、所定の割合で「NAK」を返信する通信処理を行う。一方、USB通信制御部40cは、指示判断部40aからの指示に基づいて、通常のUSB通信の通信処理を行う。
したがって、ステップS16において、CPU46から、所定の割合で「NAK」を返信する指示を受け取ったUSBデバイスコントローラ40では、NAK返信部40bが、コンピュータ10から送信されてくるトークンパケットやデータに対して、所定の割合で「NAK」を強制的に返信する。すなわち、「NAK」を返信した場合には、受信したデータはハードディスクドライブ42に格納することなく破棄される。また、ハードディスクドライブ42からデータを読み出す要求に対しては、これを受け入れることなく破棄される。
所定の割合は、種々に設定することが可能であるが、例えば、100%(すなわち、すべて「NAK」を返信する)、や50%などが考えられる。このようにすることにより、ハードディスクドライブ42へのアクセスを削減したり、無くしたりすることができ、ハードディスクドライブ42の温度を下げることができる。
このように所定の割合で「NAK」を返信する通信処理を行いながら、所定の周期でハードディスクドライブ42の温度を温度検出回路48から取得し(ステップS18)、その取得した温度が設定値β以下であるかどうかを判断する(ステップS20)。本実施形態では、この設定値βは50℃である。すなわち、55℃の設定値αに対して5℃のマージンを設けている。
このステップS20で取得した温度が設定値β以下でない場合(ステップS20:No)には、引き続き所定の割合で「NAK」を返信する通信処理を続行し(ステップS16)、取得した温度が設定値β以下である場合(ステップS20:Yes)には、ステップS10に戻り、通常の通信処理を行う。すなわち、ステップS14で、CPU46がUSBデバイスコントローラ40に対して、通常のUSB通信処理を行う指示を送信する。この指示を受信したUSBデバイスコントローラ40では、USB通信制御部40cが通常のUSB通信処理を行う。
以上のように、本実施形態に係る情報処理システムによれば、ストレージデバイス20のハードディスクドライブ42の温度が設定値α以上になった場合には、コンピュータ10からのハードディスクドライブ42へのアクセスを削減し、又は、無くすことができる。このため、ハードディスクドライブ42の温度を下げることができる。例えば図4に示すように、ハードディスクドライブ42の温度が設定値α以上になった場合には、ハードディスクドライブ42へのアクセスを減らし、又は、無くして、ハードディスクドライブ42の温度を下げることができる。
そして、ハードディスクドライブ42の温度が下がり、設定値β以下になった場合には、コンピュータ10からのハードディスクドライブ42へのアクセスを認めることにより、その後の処理を続行することができる。
しかも、ハードディスクドライブ42へのアクセスを削減又は無くすために、ストレージデバイス20はコンピュータ10に「NAK」を返信するだけであるので、ホスト側であるコンピュータ10に特別なドライバソフトウェアを追加しなくても、本実施形態を実現することができる。すなわち、USBインターフェースのように、デバイス側から自発的に通信できない規格仕様において、データの送受信の成否を伝達するハンドシェークパケットを利用することにより、デバイス側におけるハードディスクドライブ42へのアクセスを拒否するという要望を満たすことができる。
また、本実施形態におけるハードディスクドライブ42の温度制御は、ソフトウェアにより実現できるため、大きな冷却器や冷却用ファンを追加装着する必要がない。このため、特にポータブルな情報機器で問題となる放熱器の追加や、通気口の設置による筐体寸法の肥大化を回避することができるとともに、ファンによる騒音の発生も避けられる。
なお、本実施形態は、種々に変形可能である。例えば、図6及び図2から分かるように、バルク転送処理のうちのOUTトランザクションについては、上述した図3のステップS16の処理で、「NAK」の代わりに「NYET」を返信するようにしてもよい(ステップS30)。この「NYET」はUSB2.0のハイスピード転送でのみサポートされている。
この場合、バルク転送処理のうちのINトランザクションについては、上述した図3と同様の処理を行うこととなる。また、USBインターフェースの規格仕様では、デバイス側から「NYET」を返信されたホスト側は、データ送信を再開する前に、「PING」を用いてデバイスのビジーチェックをすることになっている。
すなわち、図7に示すように、「NYET」を受信したホストは、所定時間経過後に、デバイスのビジーチェックをするために、「PING」をデバイスに送信し、デバイスはそれに対して「ACK」または「NAK」のステータスを返す事になっている。デバイスの準備がまだできていない場合、すなわち、本実施形態ではハードディスクドライブ42の温度が設定値β以下になっていない場合には、デバイスは「NAK」を返信する。或いは、図8に示すように、ハードディスクドライブ42の温度が設定値β以下になっていない場合には、デバイスは「PING」に対して一旦「ACK」をホスト側に返信し、その後、データを受信した際に「NYET」をホスト側に再度返信するようにしてもよい。
〔第2実施形態〕
上述した第1実施形態では、本発明をUSB規格に適用した例を説明したが、第2実施形態では、本発明をIEEE1394規格に適用した例を説明する。なお、以下に説明する第2実施形態乃至第4実施形態では、上述した第1実施形態と異なる部分のみ説明する。
IEEE1394には、転送モードとして、アイソクロナス転送とアシンクロナス転送の2種類が存在する。アイソクロナス転送は、主に映像や音声などのリアルタイムデータの転送に用いられるモードであり、帯域幅が保証されている。アシンクロナス転送は、非同期データ転送用のモードであり、帯域幅は保証されていない。これら2つの転送モードのうち、アイソクロナス転送ではデータの受信確認は行われないが、アシンクロナス転送では、データの受信確認が行われる。受信確認の際には、データの受信側は、送信側からのデータを正常に受け取った場合には、アクノーレッジパケットを返信し、データを正常に受け取れなかった場合には、アクノーレッジビジーパケットを返信して、データを再送させる。但し、受信側が、相手先を指定しない全ノード宛のブロードキャストパケットを受信した場合には、データを正常に受け取った場合でも、アクノーレッジパケットを返信しないことになっている。
図9は、本実施形態に係る情報処理システムの構成を説明するブロック図であり、上述した図1に対応する図である。この図9は、コンピュータ10とストレージデバイス20との間が、IEEE1394ケーブル200で接続されている点で、図1と相違する。このため、コンピュータ10は、IEEE1394ケーブル200のコネクタに合致した接続ポート202を備えており、ストレージデバイス20もIEEE1394ケーブル200のコネクタに合致した接続ポート204を備えている。また、ストレージデバイス20は、USBデバイスコントローラ40に代えて、IEEE1394コントローラ210を備えている。
図10は、IEEE1394コントローラ210の内部構成を説明する図であり、上述した図5に対応する図である。この図10に示すように、IEEE1394コントローラ210は、指示判断部210aと、ビジーパケット返信部210bと、IEEE1394通信制御部210cとを備えている。
指示判断部210aは、CPU46からの指示が、所定の割合でアクノーレッジビジーパケットを返信する指示なのか、通常のIEEE1394通信を行う指示なのかを判断する。ビジーパケット返信部210bは、指示判断部210aからの指示に基づいて、所定の割合でアクノーレッジビジーパケットを返信する通信処理を行う。一方、IEEE1394通信制御部210cは、指示判断部210aからの指示に基づいて、通常のIEEE1394通信の通信処理を行う。
図11は、本実施形態に係るアシンクロナス転送処理の内容を説明するフローチャートを示す図であり、上述した図3に対応する図である。この図11から分かるように、本実施形態においては、ステップS16の代わりにステップS200が実行される。すなわち、ハードディスクドライブ42の温度が設定値α以上である場合(ステップS12:Yes)には、ストレージデバイス20は、所定の割合で、アクノーレッジビジーパケットを返信する通信処理を行う(ステップS200)。すなわち、ホスト側であるコンピュータ10からデータを受信した際に、正常にデータが受信できた場合でも、所定の割合で、アクノーレッジビジーパケットをコンピュータ10に返信する。上述した第1実施形態と同様に、所定の割合でアクノーレッジビジーパケットを返信するための処理は、CPU46からの指示に基づいて、IEEE1394コントローラ210のビジーパケット返信部210bで自律的に行われる。そして、ハードディスクドライブ40の温度が設定値β以下になった場合には、CPU46は、アクノーレッジビジーパケットを所定の割合で返信する処理を止めて、通常の処理に戻るよう、IEEE1394コントローラ210に指示をする(ステップS20)。この指示を受信したIEEE1394コントローラ210では、IEEE1394通信制御部210cが、IEEE1394の通常の通信処理を行う。
以上のように、本実施形態に係る情報処理システムによっても、ストレージデバイス20のハードディスクドライブ42の温度が設定値α以上になった場合には、コンピュータ10からのハードディスクドライブ42へのアクセスを削減し、又は、無くすことができる。このため、ハードディスクドライブ42の温度を下げることができる。
〔第3実施形態〕
第3実施形態は、本発明をBluetooth規格に適用した実施形態である。Bluetoothには、通信リンクとして、SCOリンクとACLリンクとが存在する。
SCOリンクは、回線交換型であり、1つのマスターと1つのスレーブとの間で、1対1の通信を行うものである。リアルタイム伝送が可能で、主に、音声の伝送等に使用される。SCOリンクでは、受信したパケットに誤りがあっても、SCOリンクではデータパケットは再送されない。一方、ACLリンクは、パケット交換型で、マスターと複数のスレーブとの間で、1対多の通信を行うものである。
SCOリンク上で送受信されるデータパケットは、SCOパケットと総称される。SCOパケットは、そのペイロードに誤り検出符号を持っていない。ACLリンク上で送受信されるデータパケットは、ACLパケットと総称される。ACLパケットは、原則として、そのペイロードに誤り検出符号を持っており、再送機能を備えている。さらに、SCOリンクとACLリンクの双方に共通で定義されるパケットとして、共通パケットがある。
図12Aは、ACLリンクで用いられるパケットのフォーマットを示す図である。この図12Aに示すように、各パケットはフィールドとして、アクセスコードと、ヘッダと、ペイロードとを備えている。図12Bに示すように、アクセスコードはフィールドとして、プリアンブルと、シンクワードと、トレーラとを備えている。図12Cに示すように、ヘッダはフィールドとして、AM_ADDRと、TYPEと、FLOWと、ARQNと、SEQNと、HECとを備えている。図12Dに示すように、ペイロードは、ペイロードヘッダと、ペイロードボディと、CRCとを備えている。
Bluetoothには、受信確認用のパケットは無く、その代わりに、ARQNフィールドを用いて、受信確認を行う。正しくデータを受信できた場合には、アクノーレッジの意味でARQN=1とし、正しくデータを受信できなかった場合には、ネガティブアクノーレッジの意味でARQN=0とすることにより、送信した相手に受信結果を伝達する。ARQN=0の場合、これを受け取った送信側は、データを再送信する。
例えば、図13に示すように、受信側がデータAを正常に受信できなかった場合には、送信側にARQN=0を返信して、再送を要求する。これを受けて、送信側は、データAを再度送信する。受信側がデータAを正常に受信できた場合には、送信側にARQN=1を返信して、正常に受信したことを伝える。これを受けて、送信側は、次のデータBを送信する。
また、Bluetoothには、通信リンク監視用のタイマーが定義されており、予め通信リンク監視タイマーに設定されている設定値以上の再送が続くと、マスター側がスレーブは通信不能と見なして、リンクを切断するようになっている。
図14は、本実施形態に係る情報処理システムの構成を説明するブロック図であり、上述した図1に対応する図である。この図14は、コンピュータ10とストレージデバイス20との間が、Bluetooth規格、つまり無線で接続されている点で、図1と相違する。このため、コンピュータ10は、Bluetooth規格に合致した送受信ユニット302を備えており、ストレージデバイス20もBluetooth規格に合致した送受信ユニット304を備えている。また、ストレージデバイス20は、USBデバイスコントローラ40に代えて、BLUETOOTHコントローラ310を備えている。
図15は、BLUETOOTHコントローラ310の内部構成を説明する図であり、上述した図5に対応する図である。この図15に示すように、BLUETOOTHコントローラ310は、指示判断部310aと、ARQN返信部310bと、BLUETOOTH通信制御部310cとを備えている。
指示判断部310aは、CPU46からの指示が、所定の割合でARQN=0を返信する指示なのか、通常のBLUETOOTH通信を行う指示なのかを判断する。ARQN返信部310bは、指示判断部310aからの指示に基づいて、所定の割合でARQN=0を返信する通信処理を行う。一方、BLUETOOTH通信制御部310cは、指示判断部310aからの指示に基づいて、通常のBLUETOOTH通信の通信処理を行う。
図16は、本実施形態に係るBluetoothデータ受信処理の内容を説明するフローチャートを示す図であり、上述した図3に対応する図である。この図16から分かるように、本実施形態においては、ステップS16の代わりにステップS300が実行される。すなわち、ハードディスクドライブ42の温度が設定値α以上である場合(ステップS12:Yes)には、ストレージデバイス20は、所定の割合で、正常に受信できなかったことを示すARQN=0を返信する通信処理を行う(ステップS300)。すなわち、ホスト側であるコンピュータ10からデータを受信した際に、正常にデータが受信できた場合でも、所定の割合で、ヘッダにARQN=0を含むパケットをコンピュータ10に返信する。上述した第1実施形態と同様に、所定の割合でヘッダにARQN=0を含むパケットを返信するための処理は、CPU46からの指示に基づいて、BLUETOOTHコントローラ310のARQN返信部310bで自律的に行われる。そして、ハードディスクドライブ40の温度が設定値β以下になった場合には、CPU46は、ARQN=0を所定の割合で返信する処理を止めて、通常の処理に戻るよう、BLUETOOTHコントローラ310に指示をする(ステップS20)。この指示を受信したBLUETOOTHコントローラ310では、BLUETOOTH通信制御部310cが、通常のBLUETOOTH通信処理を行う。
以上のように、本実施形態に係る情報処理システムによっても、ストレージデバイス20のハードディスクドライブ42の温度が設定値α以上になった場合には、コンピュータ10からのハードディスクドライブ42へのアクセスを削減し、又は、無くすことができる。このため、ハードディスクドライブ42の温度を下げることができる。
〔第4実施形態〕
第4実施形態は、本発明をTCP(Transmission Control Protocol)に適用した実施形態である。
TCPは送信されるすべてのデータについて、一定時間内にアクノーレッジによる受信確認を行うことになっている。すなわち、データセグメントが送信側から送出されると、タイマーが起動し、このタイマーが終了するまでにアクノーレッジを送信側が受信しなければならない。タイマーが終了するまでにアクノーレッジを受信できない場合、送信側はデータが失われたと判断して、データセグメントの再送信を行う。アクノーレッジは、図17に示すTCPセグメントヘッダフォーマットにおけるACKフラグを立てることにより行う。そして、所定回数再送信しても、アクノーレッジを受信できない場合には、送信側はRSTフラグを立てたセグメントを送信して、コネクションを強制終了する。
図18は、本実施形態に係る情報処理システムの構成を説明するブロック図であり、上述した図1に対応する図である。この図18は、コンピュータ10とストレージデバイス20との間が、ネットワーク400を介したTCP規格により接続されている点で、図1と相違する。このため、コンピュータ10は、TCP規格のインターフェース402を備えており、ストレージデバイス20もTCP規格のインターフェース404を備えている。また、ストレージデバイス20は、USBデバイスコントローラ40に代えて、TCPコントローラ410を備えている。
図19は、TCPコントローラ410の内部構成を説明する図であり、上述した図5に対応する図である。この図19に示すように、TCPコントローラ410は、指示判断部410aと、アクノーレッジ停止部410bと、TCP通信制御部410cとを備えている。
指示判断部410aは、CPU46からの指示が、所定の割合でアクノーレッジを返信しないようにする指示なのか、通常のTCP通信を行う指示なのかを判断する。アクノーレッジ停止部410bは、指示判断部410aからの指示に基づいて、所定の割合でアクノーレッジを返信しない通信処理を行う。一方、TCP通信制御部410cは、指示判断部410aからの指示に基づいて、通常のTCP通信の通信処理を行う。
図20は、本実施形態に係るTCPデータ受信処理の内容を説明するフローチャートを示す図であり、上述した図3に対応する図である。この図20から分かるように、本実施形態においては、ステップS16の代わりにステップS400が実行される。すなわち、ハードディスクドライブ42の温度が設定値α以上である場合(ステップS12:Yes)には、ストレージデバイス20は、所定の割合で、アクノーレッジを返信しない通信処理を行う(ステップS400)。すなわち、ホスト側であるコンピュータ10からデータを受信した際に、正常にデータが受信できた場合でも、所定の割合で、アクノーレッジを返信せずに、受信したデータを破棄する。上述した第1実施形態と同様に、所定の割合でアクノーレッジを返信しないようにするための処理は、CPU46からの指示に基づいて、TCPコントローラ410のアクノーレッジ停止部410bで自律的に行われる。所定時間経過してもアクノーレッジを受信できないコンピュータ10は、データの再送信をすることとなる。そして、ハードディスクドライブ40の温度が設定値β以下になった場合には、CPU46は、所定の割合でアクノーレッジを返信しないようにする処理を止めて、通常の処理に戻るよう、TCPコントローラ410に指示をする(ステップS20)。この指示を受信したTCPコントローラ410では、TCP通信制御部410cが、通常のTCP通信処理を行う。
以上のように、本実施形態に係る情報処理システムによっても、ストレージデバイス20のハードディスクドライブ42の温度が設定値α以上になった場合には、コンピュータ10からのハードディスクドライブ42へのアクセスを削減し、又は、無くすことができる。このため、ハードディスクドライブ42の温度を下げることができる。
〔第5実施形態〕
上述した第1実施形態では、放熱モードにおいて、「NAK」の返信割合を高くするとタイムアウトが発生し、USB通信が切断されてしまう可能性がある。USB通信が切断されてしまった場合、ユーザはコネクションの確立をやり直さなければならない。具体的には、ユーザは、USBコネクタの抜き差しを行って、再度、コネクションを確立しなければならない。
しかし、タイムアウトになるまでの時間は、コンピュータ10やストレージデバイス20で使用されているOSの種類や、使用する通信ドライバの種類によって、変動するため、予め適正な所定の割合を定めておくのは困難である。
そこで、本実施形態においては、USBデバイスコントローラ40に学習機能を持たせ、ある割合で「NAK」を返信している放熱モードにおいてコネクションが切断されてしまった場合には、次回からは、これまでよりも「NAK」を返信する割合を少なく設定することにより、コネクションが切断されるのを回避できるようにしたものである。以下、上述した第1実施形態と異なる部分のみ説明する。
図21は、本実施形態に係るUSBデバイスコントローラ40の内部構成を説明する図であり、上述した図5に対応する図である。この図21に示すように、USBデバイスコントローラ40は、指示判断部40aと、USB通信制御部40cと、NAK返信部500と、NAK割合格納部502と、NAK割合調整部504とを備えて構成されている。
指示判断部40aとUSB通信制御部40cの機能は、上述した第1実施形態と同様である。NAK返信部500は、放熱モードにおいて、NAK割合格納部502に格納されているNAK割合を取得して、このNAK割合で定められている割合で、「NAK」をコンピュータ10に返信する。NAK割合調整部504は、放熱モードにおいて、タイムアウトが発生したかどうかを監視し、タイムアウトが発生した場合には、NAK割合を削減して、NAK割合格納部502に格納する。
なお、本実施形態においては、これらの処理をハードウェアにより実現しているが、USBデバイスコントローラ40にマイクロコンピュータが内蔵されている場合には、これらの処理をソフトウェアにより実現することもできる。
図22は、本実施形態に係るNAK返信部500で実行されるNAK返信処理を説明するフローチャートを示す図である。このNAK返信処理は、NAK返信部500が指示判断部40aから、所定の割合でNAKを返信するように指示された場合に、起動される処理である。
このNAK返信処理においては、NAK返信部500は、まず、NAK割合格納部502に格納されているNAK割合を取得する(ステップS500)。このNAK割合格納部500には、例えば、初期値としては90%の値のNAK割合が格納されている。
次に、NAK返信部500は、この取得したNAK割合で定められている割合で、「NAK」を返信する処理を行う(ステップS502)。すなわち、コンピュータ10から送信されてくるデータやトークンパケットに対して、正常に受信できた場合でも、或いは、正常に処理できる場合でも、NAK割合で定められている割合で、「NAK」を返信する。
次に、NAK返信部500は、指示判断部40aから、所定の割合で「NAK」を返信する処理を終了するように指示されたかどうかを判断する(ステップS504)。所定の割合で「NAK」を返信する処理を終了するように指示されていない場合(ステップS504:NO)には、上述したステップS502の処理を繰り返す。
一方、所定の割合で「NAK」を返信する処理を終了するように指示された場合(ステップS504:YES)には、このNAK返信処理を終了し、通常モードに戻る。
図23は、本実施形態に係るNAK割合調整部504で実行されるNAK割合調整処理を説明するフローチャートを示す図である。このNAK割合調整処理は、NAK調整部504が指示判断部40aから、所定の割合でNAKを返信する放熱モードに移行する通知を受けた場合に、起動される処理である。
このNAK割合調整処理においては、NAK調整部504は、まず、NAK割合格納部502から、NAK割合を取得する(ステップS520)。
次に、NAK割合調整部504は、タイムアウトが発生したかどうかを判断する(ステップS522)。タイムアウトが発生したかどうかの判断は、様々なものが考えられるが、例えば、INトランザクションにおいては、(100%−NAK割合)の割合で、データを送信することになるが、その送信したデータに対して、所定時間(例えば10秒)待ってもコンピュータ10からアクノーレッジが返信されてこない場合には、コンピュータ10でタイムアウトが発生し、コネクションが切断されたと判断できる。これに対して、OUTトランザクションにおいては、(100%−NAK割合)の割合で、コンピュータ10から送信されたデータに対してアクノーレッジを返信することになるが、所定時間(例えば10秒)待っても、コンピュータ10からデータが送信されてこない場合には、コンピュータ10でタイムアウトが発生し、コネクションが切断されたと判断できる。
タイムアウトが発生していない場合(ステップS522:NO)には、NAK割合調整部504は、指示判断部40aから所定の割合でNAKを返信する処理が終了した旨の通知を受けたかどうかを判断する(ステップS524)。NAKを返信する処理が終了した旨の通知を受けていない場合(ステップS524:NO)には、上述したステップS522からを繰り返す。一方、NAKを返信する処理が終了した旨の通知を受けた場合(ステップS524:YES)には、このNAK割合調整処理を終了する。
これに対して、ステップS522でタイムアウトが発生したと判断した場合(ステップS522:YES)には、ステップS520で取得したNAK割合を削減する(ステップS526)。本実施形態においては、ステップS520で取得したNAK割合から、5%を減算し、これを新たなNAK割合とする。
次に、NAK割合調整部504は、この削減したNAK割合をNAK割合格納部502に格納する(ステップS528)。したがって、次回、NAK返信処理が起動された場合には、この削減した新たなNAK割合に基づいて、「NAK」を返信する処理が行われることとなる。そして、このNAK割合調整処理を終了する。
以上のように、本実施形態に係る情報処理システムによれば、放熱モードにおいて、コンピュータ10でタイムアウトが発生した場合には、次回からは、NAKを返信する割合が少なくなるようにしたので、タイムアウトを繰り返すうちに、やがて、タイムアウトが発生しないようにすることができる。
なお、本実施形態においては、NAK割合調整処理をUSBデバイスコントローラ40で行うこととしたが、CPU46で行うようにしてもよい。この場合、CPU46は「NAK」を返信する指示をUSBデバイスコントローラ40に送信する際(ステップS16)に、そのNAK割合もUSBデバイスコントローラ40に指示することとなる。
〔第6実施形態〕
上述した第5実施形態では、放熱モードにおいてタイムアウトが発生した場合には、NAK割合を所定の割合だけ少なくすることとしたが、本実施形態においては、タイムアウトが発生するまでの時間に基づいて、新たなNAK割合を決定するようにしたものである。以下、上述した第5実施形態と異なる部分のみを説明する。
図24は、本実施形態に係るUSBデバイスコントローラ40の内部構成を説明する図であり、上述した図21に対応する図である。この図24に示すように、USBデバイスコントローラ40は、指示判断部40aと、USB通信制御部40cと、NAK返信部500と、NAK割合格納部502と、NAK割合決定部600と、時間計測部602とを備えて構成されている。
指示判断部40aとUSB通信制御部40cとNAK返信部500とNAK格納部502の機能は、上述した第5実施形態と同様である。NAK割合決定部600は、放熱モードにおいて、タイムアウトが発生したかどうかを監視し、タイムアウトが発生した場合には、タイムアウトが発生するまでの時間に基づいて、新たなNAK割合を決定して、NAK割合格納部502に格納する。
時間計測部602は、タイムアウトが発生するまでの時間を計測する。したがって、NAK割合決定部600は、タイムアウトが発生した場合には、この時間計測部602から、タイムアウトが発生するまでの時間を取得する。
タイムアウトが発生するまでの時間の計測の手法には、様々なものが考えられる。例えば、連続して「NAK」を返信している場合には、その連続している時間を計測し、その連続している時間をタイムアウトが発生するまでの時間としてもよい。或いは、最後に「ACK」を返信してからタイムアウトが発生するまでの時間を計測してもよい。
なお、本実施形態においては、これらの処理をハードウェアにより実現しているが、USBデバイスコントローラ40にマイクロコンピュータが内蔵されている場合には、これらの処理をソフトウェアにより実現することもできる。
また、本実施形態に係るNAK返信部500で実行されるNAK返信処理は、上述した第5実施形態と同様である。
図25は、本実施形態に係るNAK割合決定部600で実行されるNAK割合決定処理を説明するフローチャートを示す図である。このNAK割合決定処理は、NAK割合決定部600が指示判断部40aから、所定の割合でNAKを返信する放熱モードに移行する通知を受けた場合に、起動される処理である。
このNAK割合決定処理においては、NAK割合決定部600は、まず、タイムアウトが発生したかどうかを判断する(ステップS600)。タイムアウトが発生したかどうかの判断は、上述した第5実施形態と同様である。
タイムアウトが発生していない場合(ステップS600:NO)には、NAK割合決定部600は、指示判断部40aから所定の割合でNAKを返信する処理が終了した旨の通知を受けたかどうかを判断する(ステップS602)。NAKを返信する処理が終了した旨の通知を受けていない場合(ステップS602:NO)には、上述したステップS600からを繰り返す。一方、NAKを返信する処理が終了した旨の通知を受けた場合(ステップS602:YES)には、このNAK割合決定処理を終了する。
これに対して、ステップS600でタイムアウトが発生したと判断した場合(ステップS600:YES)には、時間計測部602からタイムアウトまでの時間を取得する(ステップS604)。
次に、NAK割合決定部600は、この取得したタイムアウトまでの時間に基づいて、新たなNAK割合を決定する(ステップS606)。図26は、このとき使用されるNAK割合テーブルTB10の構成の一例を示す図である。本実施形態においては、このNAK割合テーブルTB10は、NAK割合決定部600の内部に設けられているROMに格納されている。このNAK割合テーブルTB10には、タイムアウトまでの時間と、これに対応するNAK割合とが格納されている。したがって、ステップS606では、取得したタイムアウトまでの時間に基づいて、このNAK割合テーブルTB10を検索し、タイムアウトまでの時間に対応する新たなNAK割合を取得する。
タイムアウトまでの時間に対する適正なNAK割合は、通信プロトコルに基づいておよそ予測することが可能である。したがって、本実施形態では、この予測されたケースに基づいて、NAK割合を定めている。
次に、図25に示すように、NAK割合決定部600は、この新たなNAK割合をNAK割合格納部502に格納する(ステップS608)。したがって、次回、NAK返信処理が起動された場合には、この新たなNAK割合に基づいて、「NAK」を返信する処理が行われることとなる。そして、このNAK割合決定処理を終了する。
以上のように、本実施形態に係る情報処理システムによれば、放熱モードにおいて、コンピュータ10でタイムアウトが発生した場合には、このタイムアウトが発生するまでの時間に基づいて、次回のNAK割合を決定するようにしたので、次回からはタイムアウトが発生する可能性を著しく低減することができる。
なお、本実施形態においては、NAK割合決定処理をUSBデバイスコントローラ40で行うこととしたが、CPU46で行うようにしてもよい。この場合、CPU46は「NAK」を返信する指示をUSBデバイスコントローラ40に送信する際(ステップS16)に、そのNAK割合もUSBデバイスコントローラ40に指示することとなる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されずに、種々に変形可能である。例えば、上述した実施形態では、連続して動作することにより熱を発する発熱性の内部装置の一例として、ハードディスクドライブ42を例に挙げて説明したが、この発熱性の内部装置はハードディスクドライブ42に限られるものではない。例えば、発熱性の内部装置として、CD−R/RWドライブ、DVD−R/RWドライブ、フレキシブルディスクドライブ、光ディスクドライブなどのスピンドル系の内部装置を備える情報機器であっても、本発明を適用することができる。また、発熱性の内部装置として、CPUなどの発熱性の電子回路を備える情報機器であっても、本発明を適用することができる。
さらに、ストレージデバイス20は、発熱性の内部装置を有する情報機器の一例であり、パーソナルコンピュータや、PDA(Personal Digital Assistant)などであってもよい。
また、上述した第1実施形態乃至第4実施形態における「所定の割合」(ステップS16など)は、0%を超えて100%以下であれば任意に設定可能である。但し、所定の割合を100%に設定した場合、コンピュータ10側でデータ送信の再試行の回数に制限がある場合や、タイムアウトの制限がある場合には、これらのエラーに該当してしまう可能性がある。このような場合、所定の割合を50%や70%に設定することにより、エラーに該当する可能性を低減することができる。また、ハードディスクドライブ42の温度などに応じて、所定の割合を動的に変更するようにしてもよい。
また、上述した各実施形態においては、所定の割合でデータが正常に受信できなかった旨を返信するための制御を、USBデバイスコントローラ40、IEEE1394コントローラ210、BLUETOOTHコントローラ310、又は、TCPコントローラ410が自律的に行うこととしたが、この返信するための制御をCPU46が自ら行うようにしてもよい。さらには、所定の割合でデータが正常に受信できなかった旨を返信するための制御の一部を、CPU46が行うようにしてもよい。この場合、例えば、図24において、指示判断部40a、NAK返信部500、NAK割合格納部502、NAK割合決定部600、及び、時間計測部602が行う処理の少なくとも1つを、CPU46が行うようにすればよい。
また、上述した第5実施形態及び第6実施形態では、USB通信の例を用いて、タイムアウトが発生した場合にNAK割合を調整したり変更したりする手法を説明したが、他の通信規格においても、この手法を適用することができる。
また、上述の実施形態で説明した各処理については、これら各処理を実行するためのプログラムをフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、ROM、メモリカード等の記録媒体に記録して、記録媒体の形で頒布することが可能である。この場合、このプログラムが記録された記録媒体をストレージデバイス20などの情報機器に読み込ませ、実行させることにより、上述した実施形態を実現することができる。
また、ストレージデバイス20などの情報機器は、オペレーティングシステムや別のアプリケーションプログラム等の他のプログラムを備える場合がある。この場合、情報機器の備える他のプログラムを活用し、記録媒体にはその情報機器が備えるプログラムの中から、上述した実施形態と同等の処理を実現するプログラムを呼び出すような命令を記録するようにしてもよい。
さらに、このようなプログラムは、記録媒体の形ではなく、ネットワークを通じて搬送波として頒布することも可能である。ネットワーク上を搬送波の形で伝送されたプログラムは、ストレージデバイス20などの情報機器に取り込まれて、このプログラムを実行することにより上述した実施形態を実現することができる。
また、記録媒体にプログラムを記録する際や、ネットワーク上を搬送波として伝送される際に、プログラムの暗号化や圧縮化がなされている場合がある。この場合には、これら記録媒体や搬送波からプログラムを読み込んだストレージデバイス20などの情報機器は、そのプログラムの復号や伸張化を行った上で、実行する必要がある。
第1実施形態に係る情報処理システムの構成を説明するブロック図。 USBインターフェースのバルク転送におけるトランザクションを説明する図。 第1実施形態に係るバルク転送処理の内容を説明するフローチャートを示す図。 第1実施形態に係るバルク転送をしている間のハードディスクドライブの温度変化の一例を示す図。 第1実施形態に係るUSBデバイスコントローラの内部構成の一例を説明する図。 バルク転送におけるOUTトランザクション処理の変形例を説明するフローチャートを示す図。 図6のOUTトランザクション処理を行った場合のホストとデバイスとの間におけるやり取りの一例を示す図。 図6のOUTトランザクション処理を行った場合のホストとデバイスとの間におけるやり取りの変形例を示す図。 第2実施形態に係る情報処理システムの構成を説明するブロック図。 第2実施形態に係るIEEE1394コントローラの内部構成の一例を説明する図。 第2実施形態に係るアシンクロナス転送処理の内容を説明するフローチャートを示す図。 図12Aは、第3実施形態におけるBluetoothで用いられるパケット構成を示す図、図12Bは、アクセスコード部の構成を詳細に示す図、図12Cは、ヘッダ部の構成を詳細に示す図、図12Dは、ペイロード部の構成を詳細に示す図。 第3実施形態におけるデータ送受信フローを説明する図。 第3実施形態に係る情報処理システムの構成を説明するブロック図。 第3実施形態に係るBLUETOOTHコントローラの内部構成の一例を説明する図。 第3実施形態に係るBluetoothデータ受信処理の内容を説明するフローチャートを示す図。 第4実施形態にけるTCP規格で用いられるセグメント構成を説明する図。 第4実施形態に係る情報処理システムの構成を説明するブロック図。 第4実施形態に係るTCPコントローラの内部構成の一例を説明する図。 第4実施形態に係るTCPデータ受信処理の内容を説明するフローチャートを示す図。 第5実施形態に係るUSBデバイスコントローラの内部構成の一例を説明する図。 第5実施形態に係るUSBデバイスコントローラで実行されるNAK返信処理の内容を説明するフローチャートを示す図。 第5実施形態に係るUSBデバイスコントローラで実行されるNAK割合調整処理の内容を説明するフローチャートを示す図。 第6実施形態に係るUSBデバイスコントローラの内部構成の一例を説明する図。 第6実施形態に係るUSBデバイスコントローラで実行されるNAK割合決定処理の内容を説明するフローチャートを示す図。 第6実施形態に係るNAK割合テーブルの構成の一例を説明する図。
符号の説明
10 コンピュータ
12 タイプAの接続ポート
20 ストレージデバイス
22 タイプBの接続ポート
30 USBケーブル
40 USBデバイスコントローラ
42 ハードディスクドライブ
44 ATAブリッジコントローラ
46 CPU
48 温度検出回路
200 IEEE1394ケーブル
202 IEEE1394接続ポート
204 IEEE1394接続ポート
302 Bluetooth送受信ユニット
304 Bluetooth送受信ユニット
400 ネットワーク
402 TCP規格を含むインターフェースの接続ポート
404 TCP規格を含むインターフェースの接続ポート

Claims (14)

  1. ホストと通信を行う通信部であって、通常モードでは、正常にデータを受信できた場合には正常にデータを受信できた旨の返信をホストに行い、正常にデータを受信できなかった場合にはデータを正常に受信できなかった旨の返信をホストに行うとともに、放熱モードでは、正常にデータを受信できた場合でも、所定の割合でデータを正常に受信できなかった旨の返信をホストに行う、通信部と、
    前記通信部で受信したデータに応じた動作を行う内部装置であって、連続して動作することにより熱を発する発熱性の内部装置と、
    前記内部装置の温度を検出する、温度検出部と、
    前記温度検出部から検出した温度が第1設定値以上であった場合には、前記通信部を前記通常モードから前記放熱モードに変更する、第1モード変更部と、
    を備えることを特徴とする情報機器。
  2. 前記放熱モードにある場合に、前記温度検出部から検出した温度が第2設定値以下であった場合には、前記通信部を前記放熱モードから前記通常モードに変更する、第2モード変更部を、さらに備えることを特徴とする請求項1に記載の情報機器。
  3. 前記第1設定値は前記内部装置の使用可能温度の上限より低く、
    前記第2設定値は前記第1設定値よりも低い、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報機器。
  4. 前記放熱モードにおける前記所定の割合は100%であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の情報機器。
  5. 前記データを正常に受信できなかった旨の返信は、ネガティブアクノーレッジである、ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の情報機器。
  6. 前記放熱モードでは、前記通信部は、前記データを正常に受信できなかった旨の返信の代わりに、所定の割合で、次回のデータを所定時間送信しないように要求する旨の返信をホストに行う、ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の情報機器。
  7. 前記放熱モードにおいて、ホストとの通信でタイムアウトが発生した場合には、前記放熱モードにおける前記所定の割合を少なくする、割合調整部を、さらに備えることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の情報機器。
  8. 前記放熱モードにおいて、ホストとの通信でタイムアウトが発生した場合には、タイムアウトが発生するまでの時間に基づいて、前記放熱モードにおける前記所定の割合を決定する、割合決定部を、さらに備えることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の情報機器。
  9. 当該情報機器から前記ホストに対して、自主的にデータの送信を停止させる要求を送信することができない通信の規格仕様である、ことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の情報機器。
  10. 受信したデータに応じた動作を行い、且つ、連続して動作することにより熱を発する発熱性の内部装置を有する情報機器の制御方法であって、
    ホストと通信を行い、通常モードでは、正常にデータを受信できた場合には正常にデータを受信できた旨の返信をホストに行い、正常にデータを受信できなかった場合にはデータを正常に受信できなかった旨の返信をホストに行うとともに、放熱モードでは、正常にデータを受信できた場合でも、所定の割合でデータを正常に受信できなかった旨の返信をホストに行うとともに、
    前記内部装置の温度を検出し、この検出した温度が第1設定値以上であった場合には、通信のモードを前記通常モードから前記放熱モードに変更する、
    ことを特徴とする情報機器の制御方法。
  11. 受信したデータに応じた動作を行い、且つ、連続して動作することにより熱を発する発熱性の内部装置を有する情報機器を制御するためのプログラムであって、
    ホストと通信を行い、通常モードでは、正常にデータを受信できた場合には正常にデータを受信できた旨の返信をホストに行い、正常にデータを受信できなかった場合にはデータを正常に受信できなかった旨の返信をホストに行うとともに、放熱モードでは、正常にデータを受信できた場合でも、所定の割合でデータを正常に受信できなかった旨の返信をホストに行うとともに、
    前記内部装置の温度を検出し、この検出した温度が第1設定値以上であった場合には、通信のモードを前記通常モードから前記放熱モードに変更する、
    ように情報機器を制御するためのプログラム。
  12. ホストと通信を行う通信部であって、通常モードでは、正常にデータを受信できた場合にはデータを正常に受信できた旨の返信をホストに行い、正常にデータを受信できなかった場合にはデータを正常に受信できた旨の返信を行わないとともに、放熱モードでは、正常にデータを受信できた場合でも、所定の割合でデータを正常に受信できた旨の返信を行わない、通信部と、
    前記通信部で受信したデータに応じた動作を行う内部装置であって、連続して動作することにより熱を発する発熱性の内部装置と、
    前記内部装置の温度を検出する、温度検出部と、
    前記温度検出部から検出した温度が第1設定値以上であった場合には、前記通信部を前記通常モードから前記放熱モードに変更する、第1モード変更部と、
    を備えることを特徴とする情報機器。
  13. 受信したデータに応じた動作を行い、且つ、連続して動作することにより熱を発する発熱性の内部装置を有する情報機器の制御方法であって、
    ホストと通信を行い、通常モードでは、正常にデータを受信できた場合にはデータを正常に受信できた旨の返信をホストに行い、正常にデータを受信できなかった場合にはデータを正常に受信できた旨の返信を行わないとともに、放熱モードでは、正常にデータを受信できた場合でも、所定の割合でデータを正常に受信できた旨の返信を行わないようにし、
    前記内部装置の温度を検出し、この検出した温度が第1設定値以上であった場合には、通信のモードを前記通常モードから前記放熱モードに変更する、
    ことを特徴とする情報機器の制御方法。
  14. 受信したデータに応じた動作を行い、且つ、連続して動作することにより熱を発する発熱性の内部装置を有する情報機器を制御するためのプログラムであって、
    ホストと通信を行い、通常モードでは、正常にデータを受信できた場合にはデータを正常に受信できた旨の返信をホストに行い、正常にデータを受信できなかった場合にはデータを正常に受信できた旨の返信を行わないとともに、放熱モードでは、正常にデータを受信できた場合でも、所定の割合でデータを正常に受信できた旨の返信を行わないようにし、
    前記内部装置の温度を検出し、この検出した温度が第1設定値以上であった場合には、通信のモードを前記通常モードから前記放熱モードに変更する、
    ように情報機器を制御するためのプログラム。
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