JP4414945B2 - 光ディスク装置のディフェクト検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光ディスク上のディフェクト検出が可能な光ディスクの記録再生装置に関する。
光ディスクにごみが付いたり、傷が付いたりした場合には、一般的に、光ディスクに照射された光の反射率が低下する。そこで、この反射率の低下を利用して光ディスクのディフェクトを検出する方法が考えられている。例えば、光ディスク装置のディフェクト検出方法としては、図18に示すように、光ディスクからの反射光の全加算信号(複数の受光素子の受光信号を全加算した信号)のローパスフィルタ通過信号から検出レベル(基準電圧値)を引いた信号と全加算信号とを比較する方法がある。この場合には、全加算信号がその平均値から検出レベル以下に低下した場合に、光ディスク上のディフェクトとして検出される。
特開平11−96655
しかしながら、光ディスクに情報を記録する場合と、光ディスクから情報を再生する場合とでは、一般的に、光ディスクへ入射されるレーザー光の強度が異なる。そして光ディスクに情報を記録する場合と、光ディスクから情報を再生する場合とでは、一般的に、光ディスクからのレーザー光の反射光の強度が異なる。そのため、光ディスクへ情報を記録する場合には、例えば、光ディスク装置において、回路のゲイン設定の切り替えを行って反射光の全加算信号の電圧レベルが再生時とおおよそ同じになるようにしている。しかしながら、まったく同じ電圧レベルにすることはできない。例えば、記録時の全加算信号の電圧レベルが再生時の電圧レベルより低くなる場合は、記録時に全加算信号が少し低下しただけでディフェクトを検出することになる。さらに記録時と再生時において電圧レベル差が大きい場合は、記録開始時点でディフェクトと検出されてしまう場合も考えられる。逆に記録時の全加算信号の電圧レベルが再生時の電圧レベルより高くなる場合は、記録時はディフェクトを検出しにくくなる。また、記録終了時点にディフェクトを検出する場合も考えられる。
また、光ディスクに情報が記録されている領域と記録されていない領域が混在するディスクの場合、一般的に、情報が記録されている領域の方が、光ディスクの反射率が低下する。したがって、全加算信号の電圧レベルは未記録領域に比べて記録領域の電圧レベルは低下することになる。記録領域では全加算信号が少し低下しただけでディフェクトを検出することになる。さらに未記録領域と記録領域の反射率の差が大きい場合は、未記録領域から記録領域に突入した時にディフェクトを検出する可能性がある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものである。
第一の発明は、再生又は記録のためにレーザー光を記録媒体に照射するためのレーザー出力部と、レーザー出力部から出力されたレーザー光の記録媒体からの反射光を反射光検出電圧値として検出出力する反射光検出電圧値出力部と、反射光に基づいて記録媒体上の欠陥を検出するために基準となる基準電圧値を保持する基準電圧値保持部と、基準電圧値保持部に保持されている基準電圧値を変更するための基準電圧値変更部と、基準電圧値保持部に保持されている基準電圧値と、反射光検出電圧値出力部にて検出出力される反射光検出電圧値と、を利用して電圧値比較処理を行い欠陥の有無判断を行う欠陥有無判断部と、を有する光ディスク装置のディフェクト検出装置に関する。
第二の発明は、レーザー出力部が、レーザー光の出力強度に関する情報である出力強度情報を出力する出力強度情報出力手段を有し、前記基準電圧値変更部は、出力強度情報出力手段から出力される出力強度情報に基づいて前記基準電圧値を変更するための出力強度情報依存基準電圧値変更手段を有する第一の発明に記載の光ディスク装置のディフェクト検出装置に関する。
第三の発明は、前記出力強度情報出力手段が、出力強度情報として、記録のためのレーザー出力強度であるか、再生のためのレーザー出力強度であるかを示す記録再生モード情報を出力するための記録再生モード情報出力器を有する第二の発明に記載の光ディスク装置のディフェクト検出装置に関する。
第四の発明は、反射光検出電圧値出力部が、反射光を反射している記録媒体の領域が記録済み領域か、未記録領域かを判定する領域判定手段を有し、前記基準電圧値変更部は、領域判定手段の判定結果に基づいて基準電圧値を変更する領域判定結果依存基準電圧変更手段を有する第一の発明から第三の発明3のいずれか一に記載の光ディスク装置のディフェクト検出装置に関する。
第五の発明は、再生又は記録のためにレーザー光を記録媒体に照射するためのレーザー出力部と、レーザー出力部から出力されたレーザー光の記録媒体からの反射光を反射光検出電圧値として検出出力する反射光検出電圧値出力部と、反射光に基づいて記録媒体上の欠陥を検出するために基準となる基準電圧値を保持する基準電圧値保持部と、反射光検出電圧値出力部を制御して反射光検出電圧にバイアス電圧を与え、反射光検出電圧値出力部から出力される反射光検出電圧値を変更する反射光検出電圧値変更部と、基準電圧値保持部に保持されている基準電圧値と、反射光検出電圧値出力部にて検出される反射光検出電圧値と、を利用して電圧値比較処理を行い欠陥の有無判断を行う欠陥有無判断部と、を有する光ディスク装置のディフェクト検出装置に関する。
第六の発明は、レーザー出力部が、レーザー光の出力強度に関する情報である出力強度情報を出力する第二出力強度情報出力手段を有し、前記反射光検出電圧値変更部は、第二出力強度情報出力手段から出力される出力強度情報に基づいて前記バイアス電圧値を変更するための出力強度情報依存バイアス電圧値変更手段を有する第五の発明に記載の光ディスク装置のディフェクト検出装置に関する。
第七の発明は、前記第二出力強度情報出力手段が、出力強度情報として、記録のためのレーザー出力強度であるか、再生のためのレーザー出力強度であるかを示す記録再生モード情報を出力するための第二記録再生モード情報出力器を有する第六の発明に記載の光ディスク装置のディフェクト検出装置に関する。
第八の発明は、反射光検出電圧値出力部が、反射光を反射している記録媒体の領域が記録済み領域か、未記録領域かを判定する第二領域判定手段を有し、前記反射光検出電圧値変更部は、領域判定手段の判定結果に基づいて前記バイアス電圧値を変更する領域判定結果依存バイアス電圧値変更手段を有する第五の発明から第七の発明のいずれか一に記載の光ディスク装置のディフェクト検出装置に関する。
第九の発明は、反射光検出電圧値出力部が、反射光検出電圧をフィルタするためのローパスフィルタ手段を有し、前記反射光検出電圧値変更部は、前記ローパスフィルタ手段を構成する抵抗値、キャパシタ値、インダクタンス値のいずれか一又は二以上の値を変更するフィルタ変更手段を有する第五の発明から第八の発明のいずれか一に記載の光ディスク装置のディフェクト検出装置に関する。
本発明によれば、光ディスクに再生のみならず記録する場合にも、誤検出しないように安定してディフェクトを検出することができる。
また、本発明によれば記録済み領域と未記録領域が混在する光ディスクにおいても、誤検出しないように安定して、ディフェクトを検出することができる。
以下に本件発明の実施形態を説明する。実施形態と、請求項との関係はおおむね次のようなものである。
実施形態1は、主に、請求項1、請求項2などについて説明している。
実施形態2は、主に、請求項3、請求項4などについて説明している。
以下に、図を用いて本発明の実施の形態を説明する。なお、本発明はこれら実施の形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。

なお、以下に記載する各機能ブロックは、ハードウェア、又はメモリ上に展開しハードウェアを制御することでその作用が得られるソフトウェア、又はハードウェア及びソフトウェアの両方として実現され得る。具体的には、コンピュータを利用するものであれば、CPUやメモリ、ハードディスクドライブ、CD−ROMやDVD−ROMなどの読取ドライブ、各種通信用の送受信ポート、インターフェース、その他の周辺装置などのハードウェア構成部や、それらハードウェアを制御するためのドライバプログラムやその他アプリケーションプログラムなどが挙げられる。
また、この発明は装置またはシステムとして実現できるのみでなく、方法としても実現可能である。また、このような発明の一部をソフトウェアとして構成することができることもできる。さらに、そのようなソフトウェアをコンピュータに実行させるために用いるソフトウェア製品、及び同製品を記録媒体に固定した記録媒体も、当然にこの発明の技術的な範囲に含まれる。(本明細書の全体を通じて同様である。)
<<実施形態1>>
以下に、実施形態1について説明する。
<実施形態1の概念>
以下に本実施形態の概念について説明する。本実施形態の光ディスク装置のディフェクト検出装置は、汚れや傷などのディフェクトを検出する基準となる基準電圧値を変更することができることに特徴がある。
<構成要件の明示>
以下に、本実施形態の構成要件を明示する。
(構成1:主に請求項1に対応)
以下に、本実施形態の構成1の構成要件を明示する。
図1は、本実施形態の構成1の機能ブロックの一例を示す図である。本実施形態の構成1の光ディスク装置のディフェクト検出装置0100は、レーザー出力部0101と、反射光検出電圧値出力部0102と、基準電圧値保持部0103と、基準電圧値変更部0104と、欠陥有無判断部0105と、からなる。
(構成2:主に請求項2に対応)
以下に、本実施形態の構成2の構成要件を明示する。
図2は、本実施形態の構成2の機能ブロックの一例を示す図である。本実施形態の構成2の光ディスク装置のディフェクト検出装置0200は、レーザー出力部0201と、反射光検出電圧値出力部0202と、基準電圧値保持部0203と、基準電圧値変更部0204と、欠陥有無判断部0205と、からなる(上記構成は、構成1と同じ)。構成2においては、レーザー出力部は、出力強度情報出力手段0206を有し、基準電圧値変更部は、出力強度情報依存基準電圧値変更手段0207を有する。
(構成3:主に請求項3に対応)
以下に、本実施形態の構成3の構成要件を明示する。
図3は、本実施形態の構成3の機能ブロックの一例を示す図である。本実施形態の構成3の光ディスク装置のディフェクト検出装置0300は、レーザー出力部0301と、反射光検出電圧値出力部0302と、基準電圧値保持部0303と、基準電圧値変更部0304と、欠陥有無判断部0305と、からなる。また、レーザー出力部は、出力強度情報出力手段0306を有し、基準電圧値変更部は、出力強度情報依存基準電圧値変更手段0307を有する。構成3においては、出力強度情報出力手段は、記録再生モード情報出力器0308を有する。
(構成4:主に請求項4に対応)
図4は、本実施形態の構成4の機能ブロックの一例を示す図である。本実施形態の構成4の光ディスク装置のディフェクト検出装置0400は、レーザー出力部0401と、反射光検出電圧値出力部0402と、基準電圧値保持部0403と、基準電圧値変更部0404と、欠陥有無判断部0405と、からなる(上記構成は、構成1と同じ)。また、レーザー出力部は、出力強度情報出力手段を有し、基準電圧値変更部は、出力強度情報依存基準電圧値変更手段を有していてもよい(上記構成は、構成2と同じ)。また、出力強度情報出力手段は、記録再生モード情報出力器を有する構成であってもよい(上記構成は、構成3と同じ)。構成4においては、上記の構成1、構成2、構成3のいずれか一の構成に加えて、反射光検出電圧値出力部は、領域判定手段0406を有し、基準電圧値変更部は、領域判定結果依存基準電圧変更手段0407を有する。
<構成要件の説明>
以下に、本実施形態の構成要件について説明をする。
構成要件の説明に先立って、光ディスクへの情報の記録と再生の原理について、簡単に説明する。
光ディスクへの情報の記録:選択した記録層(未記録領域)へ強い光を照射すると、発熱で照射部の反射率が変化する。一般的には反射率が低下する変化が起こる。これが記録マークとなり、反射率が変化した状態は固定される。
光ディスクからの情報の再生:選択した層に弱い光を照射すると、反射率の変化した記録マークと元の反射率の未記録部で反射光量に差が生じるため、記録情報を読み出すことができる。
(構成1)
以下に、本実施形態の構成1の構成要件について説明する。
(レーザー出力部)
「レーザー出力部」は、再生又は記録のためにレーザー光を記録媒体に照射するように構成されている。ここで「レーザー光」の光源には、一例として、発振波長780nm帯レーザー、650nm帯レーザー、405nmの青紫色半導体レーザーなどが挙げられる。「記録媒体」には、一例として、MO(Magneto Optical disk)、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、Blu−ray Disc、AOD(Advanced Optikal Disk)、HD DVD(High Definition DVD)などが挙げられる。レーザー出力部より出力されたレーザー光は、記録媒体に照射され、記録媒体から反射されたレーザー光の反射光は、反射光検出電圧値出力部に出力されるなどして利用される。
(反射光検出電圧値出力部)
「反射光検出電圧値出力部」は、レーザー出力部から出力されたレーザー光の記録媒体からの反射光を反射光検出電圧値として検出出力するように構成されている。反射光検出電圧値は、欠陥有無判断部に出力されるなどして利用される。
(基準電圧値保持部)
「基準電圧値保持部」は、基準電圧値を保持するように構成されている。ここで「基準電圧値」とは、反射光に基づいて記録媒体上の欠陥を検出するために基準となる電圧値のことをいう。基準電圧値は、設計依存事項であり、特定の電圧に限定されるものではないが、一例として、0〜2.0Vの範囲の電圧値が好ましい。基準電圧値は、欠陥有無判断部に出力されるなどして利用される。
(基準電圧値変更部)
「基準電圧値変更部」は、基準電圧値保持部に保持されている基準電圧値を変更するように構成されている。基準電圧値の変更は、一例として、出力強度情報、領域判定手段の判定結果、反射光検出電圧値などに基づいて行われる。
(欠陥有無判断部)
「欠陥有無判断部」は、基準電圧値保持部に保持されている基準電圧値と、反射光検出電圧値出力部にて検出出力される反射光検出電圧値と、を利用して電圧値比較処理を行い欠陥の有無判断を行うように構成されている。例えば、基準電圧値が「1.0V」、反射光検出電圧値が「0.8V」の場合には、基準電圧値の方が反射光検出電圧値よりも大きいので欠陥があると判定する場合などが考えられる。また基準電圧値が「1.0V」、反射光検出電圧値が「1.2V」の場合には、基準電圧値の方が反射光検出電圧値よりも小さいので欠陥がないと判定する。
図19は、構成1の具体的機能ブロックの一例を示す図である。まず光ディスク装置のディフェクト検出装置1900において、レーザー出力部1901が光ディスクにレーザー光を出力する。次に、反射光検出電圧値出力部1902は、光ディスクからの反射光を検出し、反射光検出電圧値Aとして欠陥有無判断部1905に出力する。また、基準電圧値変更部1904は、基準電圧値保持部1903に保持されている基準電圧値BをCに変更する。次に、欠陥有無判断部1905は、基準電圧値保持部に保持されている基準電圧値Cと、反射光検出電圧値出力部にて検出出力される反射光検出電圧値Aと、を利用して電圧値比較処理を行う。図19の場合には、反射光検出電圧値Aの方が基準電圧値Cよりも電圧値のレベルが低いので、「欠陥有り」の判断を行う。
なお、構成1においては、出力強度情報、反射光検出電圧値などの値が変動した場合においても、それらの変動量に基づいて基準電圧値を変更することができることに意義がある。
(構成2)
以下に、本実施形態の構成2の構成要件について説明する。
構成2においては、レーザー出力部は、出力強度情報出力手段を有し、基準電圧値変更部は、出力強度情報依存基準電圧値変更手段を有することが特徴である。それ以外の点は、構成1と同様であるので説明を省略する。
(出力強度情報出力手段)
「出力強度情報出力手段」は、出力強度情報を出力するように構成されている。ここで「出力強度情報」とは、レーザー光の出力強度に関する情報のことをいう。出力強度情報には、一例として、「光出力35mW」、「光出力650nm帯140mW」、「光出力650nm帯220mW」、「光出力780nm帯215mW」、「光出力650nm帯100mW」、「光出力405nm帯100mW」などの情報が挙げられる。出力強度情報は、出力強度情報依存基準電圧値変更手段に出力されるなどして利用される。なお、出力強度情報は、一例として、レーザー出力部の内部又は外部からの制御命令によって生成される。
(出力強度情報依存基準電圧値変更手段)
「出力強度情報依存基準電圧値変更手段」は、出力強度情報出力手段から出力される出力強度情報に基づいて前記基準電圧値を変更するように構成されている。一例として、出力強度情報が高くなれば、基準電圧値を高くし、出力強度情報が低くなれば、基準電圧値を低くするように変更する。例えば、出力強度情報が「光出力50Wから100W」と高くなれば、基準電圧値を「0.5Vから1.0V」に変更し、「光出力200Wから100W」と低くなれば、基準電圧値を「2.0Vから1.0V」に変更するような場合が考えられる。なお、前記基準電圧値の変更は、一例として、出力強度情報と基準電圧値の対応関係が記録されたメモリなどに保持されているテーブルなどを参照して行われる。
図20は、構成2の具体的機能ブロックの一例を示す図である。まず光ディスク装置のディフェクト検出装置2000において、レーザー出力部2001が光ディスクにレーザー光を出力する。次に、反射光検出電圧値出力部2002は、光ディスクからの反射光を検出し、反射光検出電圧値Aとして欠陥有無判断部2005に出力する。また、基準電圧値変更部2004の出力強度情報依存基準電圧値変更手段2007は、出力強度情報出力手段2006から出力された出力強度情報Xに基づいて基準電圧値保持部2003に保持されている基準電圧値BをCに変更する。次に、欠陥有無判断部2005は、基準電圧値保持部に保持されている基準電圧値Cと、反射光検出電圧値出力部にて検出出力される反射光検出電圧値Aと、を利用して電圧値比較処理を行う。図20の場合には、反射光検出電圧値Aの方が基準電圧値Cよりも電圧値のレベルが低いので、「欠陥有り」の判断を行う。
なお、構成2においては、出力強度情報が変動した場合においても、それらの変動量に基づいて基準電圧値を変更することができることに意義がある。なぜならば、出力強度情報は、例えば、光源の波長や気温、レーザーの安定性などによって変動し、その変動に伴って反射光検出電圧値が誤検出される可能性があるからである。
(構成3)
以下に、本実施形態の構成3の構成要件について説明する。
構成3においては、出力強度情報出力手段は、記録再生モード情報出力器を有することが特徴である。それ以外の点は、構成2と同様であるので説明を省略する。
(記録再生モード情報出力器)
「記録再生モード情報出力器」は、記録再生モード情報を出力するように構成されている。ここで「記録再生モード情報」とは、出力強度情報として、記録のためのレーザー出力強度であるか、再生のためのレーザー出力強度であるかを示す情報のことをいう。記録再生モード情報には、一例として、「記録モード」、「記録モード(記録波長635nm)」、「再生モード」、「再生モード(再生波長650nm)」、「再生モード(1層タイプ)」、「再生モード(2層タイプ)」などの情報が挙げられる。記録再生モード情報は、基準電圧値変更部に出力されるなどして利用される。また記録再生モード情報は、一例として、大小関係を表す符号としても出力される。例えば、記録モードの方が再生モードの出力強度よりも大きいので、「1」を記録モードとして出力し、「0」を再生モードとして出力するような場合が挙げられる。例えば、基準電圧値変更部は「1」を取得した場合には、基準電圧値を高くし、「0」を取得した場合には、基準電圧値を低くする。なお、前記基準電圧値の変更は、一例として、記録再生モード情報と基準電圧値の対応関係が記録されたメモリなどに保持されているテーブルなどを参照して行われる。
図21は、構成3の具体的機能ブロックの一例を示す図である。まず光ディスク装置のディフェクト検出装置2100において、レーザー出力部2101が光ディスクにレーザー光を出力する。次に、反射光検出電圧値出力部2102は、光ディスクからの反射光を検出し、反射光検出電圧値Aとして欠陥有無判断部2105に出力する。また、基準電圧値変更部2104の出力強度情報依存基準電圧値変更手段2107は、出力強度情報出力手段2106の記録再生モード情報出力器2108から出力された記録再生モード情報Mに基づいて基準電圧値保持部2103に保持されている基準電圧値BをCに変更する。次に、欠陥有無判断部2105は、基準電圧値保持部に保持されている基準電圧値Cと、反射光検出電圧値出力部にて検出出力される反射光検出電圧値Aと、を利用して電圧値比較処理を行う。図21の場合には、反射光検出電圧値Aの方が基準電圧値Cよりも電圧値のレベルが低いので、「欠陥有り」の判断を行う。
なお、構成3においては、記録再生モード情報が変動した場合においても、記録モードか再生モードかに基づいて基準電圧値を変更することができることに意義がある。なぜならば、記録再生モード情報は、記録モードか再生モードかによって出力強度が変動し、その変動に伴って反射光検出電圧値が誤検出される可能性があるからである。
(構成4)
以下に、本実施形態の構成4の構成要件について説明する。構成4においては、上記の構成1、構成2、構成3に加えて、反射光検出電圧値出力部は、領域判定手段を有し、基準電圧値変更部は、領域判定結果依存基準電圧変更手段を有することが特徴である。それ以外の点は、構成1、構成2、構成3のいずれか一の構成と同様であるので説明を省略する。
(領域判定手段)
「領域判定手段」は、反射光を反射している記録媒体の領域が記録済み領域か、未記録領域かを判定するように構成されている。上述したように、領域判定手段は、記録媒体からの反射光量によって記録媒体の領域が記録済み領域か、未記録領域かを判定することができる。領域判定手段の判定結果は、領域判定結果依存基準電圧変更手段に出力されるなどして利用される。
(領域判定結果依存基準電圧変更手段)
「領域判定結果依存基準電圧変更手段」は、領域判定手段の判定結果に基づいて基準電圧値を変更するように構成されている。例えば、領域判定手段の判定結果が「未記録領域」である場合には、基準電圧値を「1.5V」と高い方に変更し、「記憶済み領域」であれば、基準電圧値を「1.0V」と低い方に変更するような場合が考えられる。なお、前記基準電圧値の変更は、一例として、領域判定手段の判定結果と基準電圧値の対応関係が記録されたメモリなどに保持されているテーブルなどを参照して行われる。
図22は、構成4の具体的機能ブロックの一例を示す図である。まず光ディスク装置のディフェクト検出装置2200において、レーザー出力部2201が光ディスクにレーザー光を出力する。次に、反射光検出電圧値出力部2202は、光ディスクからの反射光を検出し、反射光検出電圧値Aとして欠陥有無判断部2205に出力する。また、基準電圧値変更部2204の領域判定結果依存基準電圧変更手段2207は、反射光検出電圧値出力部2202の領域判定手段2206から出力された領域判定結果Rに基づいて基準電圧値保持部2203に保持されている基準電圧値BをCに変更する。次に、欠陥有無判断部2205は、基準電圧値保持部に保持されている基準電圧値Cと、反射光検出電圧値出力部にて検出出力される反射光検出電圧値Aと、を利用して電圧値比較処理を行う。図22の場合には、反射光検出電圧値Aの方が基準電圧値Cよりも電圧値のレベルが低いので、「欠陥有り」の判断を行う。
なお、構成4においては、領域判定結果が変動した場合においても、「未記録領域」であるか「記憶済み領域」であるかに基づいて基準電圧値を変更することができることに意義がある。なぜならば、領域判定結果は、「未記録領域」であるか「記憶済み領域」であるかによって出力強度が変動し、その変動に伴って反射光検出電圧値が誤検出される可能性があるからである。
<処理の流れ>
以下に、本実施形態の処理の流れについて説明する。なお、以下に示す処理の流れは、方法、計算機に実行させるためのプログラム、またはそのプログラムが記録された読み取り可能な記録媒体として実施されうる(これは、本明細書のその他の処理の流れについても同様である)。
図5は、本実施形態の処理の流れの一例である。
まず、光ディスク装置のディフェクト検出装置において、レーザー出力ステップは、再生又は記録のためにレーザー光を記録媒体に照射する(ステップS0501)。
次に、反射光検出電圧値出力ステップは、レーザー出力ステップにおいて出力されたレーザー光の記録媒体からの反射光を反射光検出電圧値として検出出力する(ステップS0502)。
次に、基準電圧値変更ステップは、保持されている基準電圧値を変更する(ステップS0503)。
次に、欠陥有無判断ステップは、基準電圧値変更ステップにおいて変更された基準電圧値と、反射光検出電圧値出力ステップにて検出出力される反射光検出電圧値と、を利用して電圧値比較処理を行い欠陥の有無判断を行う(ステップS0504)。
<実施形態1の効果の簡単な説明>
本実施形態によれば、出力強度情報に基づいて、基準電圧値を変更することができる。また、記録再生モード情報に基づいて、基準電圧値を変更することができる。さらに、記録媒体の領域が記録済み領域か、未記録領域かの判定結果に基づいて、基準電圧値を変更することができる。
<<実施形態2>>
以下に、実施形態2について説明する。
<実施形態2の概念>
以下に本実施形態の概念について説明する。本実施形態の光ディスク装置のディフェクト検出装置は、汚れや傷などのディフェクトを検出するに際し、光ディスクなどの記録媒体からの反射光検出電圧値を変更することができることに特徴がある。
<構成要件の明示>
以下に、本実施形態の構成要件を明示する。
(構成5:主に請求項5に対応)
以下に、本実施形態の構成5の構成要件を明示する。
図6は、本実施形態の構成5の機能ブロックの一例を示す図である。本実施形態の構成5の光ディスク装置のディフェクト検出装置0600は、レーザー出力部0601と、反射光検出電圧値出力部0602と、基準電圧値保持部0603と、反射光検出電圧値変更部0604と、欠陥有無判断部0605と、からなる。
(構成6:主に請求項6に対応)
以下に、本実施形態の構成6の構成要件を明示する。
図7は、本実施形態の構成6の機能ブロックの一例を示す図である。本実施形態の構成6の光ディスク装置のディフェクト検出装置0700は、レーザー出力部0701と、反射光検出電圧値出力部0702と、基準電圧値保持部0703と、反射光検出電圧値変更部0704と、欠陥有無判断部0705と、からなる(上記構成は、構成5と同じ)。構成6においては、レーザー出力部は、第二出力強度情報出力手段0706を有し、反射光検出電圧値変更部は、出力強度情報依存バイアス電圧値変更手段0707を有している。
(構成7:主に請求項7に対応)
以下に、本実施形態の構成7の構成要件を明示する。
図8は、本実施形態の構成7の機能ブロックの一例を示す図である。本実施形態の構成7の光ディスク装置のディフェクト検出装置0800は、レーザー出力部0801と、反射光検出電圧値出力部0802と、基準電圧値保持部0803と、反射光検出電圧値変更部0804と、欠陥有無判断部0805と、からなる。また、レーザー出力部は、第二出力強度情報出力手段0806を有し、反射光検出電圧値変更部は、出力強度情報依存バイアス電圧値変更手段0807を有する。構成7においては、第二出力強度情報出力手段は、第二記録再生モード情報出力器0808を有する。
(構成8:主に請求項8に対応)
以下に、本実施形態の構成8の構成要件を明示する。
図9は、本実施形態の構成8の機能ブロックの一例を示す図である。本実施形態の構成8の光ディスク装置のディフェクト検出装置0900は、レーザー出力部0901と、反射光検出電圧値出力部0902と、基準電圧値保持部0903と、反射光検出電圧値変更部0904と、欠陥有無判断部0905と、からなる(上記構成は、構成5と同じ)。また、レーザー出力部は、第二出力強度情報出力手段を有し、反射光検出電圧値変更部は、出力強度情報依存バイアス電圧値変更手段を有していてもよい(上記構成は、構成6と同じ)。また、第二出力強度情報出力手段は、第二記録再生モード情報出力器を有する構成であってもよい(上記構成は、構成7と同じ)。構成8においては、上記の構成5、構成6、構成7のいずれか一の構成に加えて、反射光検出電圧値出力部は、第二領域判定手段0906を有し、反射光検出電圧値変更部は、領域判定結果依存バイアス電圧変更手段0907を有する。
(構成9:主に請求項9に対応)
以下に、本実施形態の構成9の構成要件を明示する。
図10は、本実施形態の構成9の機能ブロックの一例を示す図である。本実施形態の構成9の光ディスク装置のディフェクト検出装置1000は、レーザー出力部1001と、反射光検出電圧値出力部1002と、基準電圧値保持部1003と、反射光検出電圧値変更部1004と、欠陥有無判断部1005と、からなる(上記構成は、構成5と同じ)。また、レーザー出力部は、第二出力強度情報出力手段を有し、反射光検出電圧値変更部は、出力強度情報依存バイアス電圧値変更手段を有していてもよい(上記構成は、構成6と同じ)。また、第二出力強度情報出力手段は、第二記録再生モード情報出力器を有する構成であってもよい(上記構成は、構成7と同じ)。また、反射光検出電圧値出力部は、第二領域判定手段を有し、反射光検出電圧値変更部は、領域判定結果依存バイアス電圧変更手段を有する構成であってもよい(上記構成は、構成8と同じ)。構成9においては、上記の構成5、構成6、構成7、構成8のいずれか一の構成に加えて、反射光検出電圧値出力部は、ローパスフィルタ手段1006を有し、反射光検出電圧値変更部は、フィルタ変更手段1007を有する。
<構成要件の説明>
以下に、本実施形態の構成要件について説明をする。
(構成5)
以下に、本実施形態の構成5の構成要件について説明する。
(レーザー出力部)、(反射光検出電圧値出力部)、(基準電圧値保持部)、(欠陥有無判断部)
「レーザー出力部」、「反射光検出電圧値出力部」、「基準電圧値保持部」、「欠陥有無判断部」については、実施形態1と同様であるので、説明を省略する。
(反射光検出電圧値変更部)
「反射光検出電圧値変更部」は、反射光検出電圧値出力部を制御して反射光検出電圧にバイアス電圧を与え、反射光検出電圧値出力部から出力される反射光検出電圧値を変更するように構成されている。反射光検出電圧値の変更は、一例として、反射光検出電圧値、第二出力強度情報、第二記録再生モード情報に基づいて行われる。一例として、反射光検出電圧値が高くなれば、反射光検出電圧値を低くくし、反射光検出電圧値が低くなれば、反射光検出電圧値を高くするように変更する。なお、前記反射光検出電圧値の変更は、一例として、反射光検出電圧値と基準電圧値の対応関係が記録されたメモリなどに保持されているテーブルなどを参照して行われる。
図23は、構成5の具体的機能ブロックの一例を示す図である。まず光ディスク装置のディフェクト検出装置2300において、レーザー出力部2301が光ディスクにレーザー光を出力する。次に、反射光検出電圧値変更部2304は、光ディスクからの反射光検出電圧値Aに基づいて反射光検出電圧値出力部2302に保持されている反射光検出電圧値AをCに変更する。また、反射光検出電圧値出力部2302は、変更された反射光検出電圧値Cを欠陥有無判断部2305に出力する。次に、欠陥有無判断部2305は、基準電圧値保持部2303に保持されている基準電圧値Bと、反射光検出電圧値出力部にて出力される反射光検出電圧値Cと、を利用して電圧値比較処理を行う。図23の場合には、反射光検出電圧値Cの方が基準電圧値Bよりも電圧値のレベルが低いので、「欠陥有り」の判断を行う。
なお、構成5においては、反射光検出電圧値(例えばその平均値)が変動した場合において、反射光検出電圧値(例えばその平均値)を変更することができることに意義がある。なぜならば、反射光検出電圧値(例えばその平均値)は、その変動に伴って誤検出される可能性があるからである。
(構成6)
以下に、本実施形態の構成6の構成要件について説明する。構成6においては、レーザー出力部は、第二出力強度情報出力手段を有し、反射光検出電圧値変更部は、出力強度情報依存バイアス電圧値変更手段を有していることが特徴である。それ以外の点は、構成5と同様であるので説明を省略する。
(第二出力強度情報出力手段)
「第二出力強度情報出力手段」は、実施形態1の(出力強度情報出力手段)と同様であるので、説明を省略する。
(出力強度情報依存バイアス電圧値変更手段)
「出力強度情報依存バイアス電圧値変更手段」は、第二出力強度情報出力手段から出力される出力強度情報に基づいて前記バイアス電圧値を変更するように構成されている。例えば、第二出力強度情報が「光出力100W」であれば、バイアス電圧値を「0.1V」に変更し、「光出力200W」であれば、バイアス電圧値を「0.2V」に変更するような場合が考えられる。一例として、第二出力強度情報が高くなれば、バイアス電圧値を高くし、第二出力強度情報が低くなれば、バイアス電圧値を低くするように変更する。例えば、第二出力強度情報が「光出力50Wから100W」と高くなれば、バイアス電圧値を「0.1Vから0.2V」に変更し、「光出力200Wから100W」と低くなれば、バイアス電圧値を「0.4Vから0.2V」に変更するような場合が考えられる。なお、前記バイアス電圧値の変更は、一例として、第二出力強度情報とバイアス電圧値の対応関係が記録されたメモリなどに保持されているテーブルなどを参照して行われる。
図24は、構成6の具体的機能ブロックの一例を示す図である。まず光ディスク装置のディフェクト検出装置2400において、レーザー出力部2401が光ディスクにレーザー光を出力する。次に、反射光検出電圧値変更部2404の第二出力強度情報依存バイアス電圧値変更手段2407は、第二出力強度情報出力手段2406が出力する第二出力強度情報Xに基づいて反射光検出電圧値出力部2402に保持されている反射光検出電圧値AをCに変更する。また、反射光検出電圧値出力部2402は、変更された反射光検出電圧値Cを欠陥有無判断部2405に出力する。次に、欠陥有無判断部2405は、基準電圧値保持部2403に保持されている基準電圧値Bと、反射光検出電圧値出力部にて出力される反射光検出電圧値Cと、を利用して電圧値比較処理を行う。図24の場合には、反射光検出電圧値Cの方が基準電圧値Bよりも電圧値のレベルが低いので、「欠陥有り」の判断を行う。
なお、構成6においては、第二出力強度情報が変動した場合においても、それらの変動量に基づいてバイアス電圧値を変更することができることに意義がある。なぜならば、第二出力強度情報は、例えば、光源の波長や気温、レーザーの安定性などによって変動し、その変動に伴って反射光検出電圧値が誤検出される可能性があるからである。
(構成7)
以下に、本実施形態の構成7の構成要件について説明する。構成7においては、第二出力強度情報出力手段は、第二記録再生モード情報出力器を有することが特徴である。それ以外の点は、構成6と同様であるので説明を省略する。
(第二記録再生モード情報出力器)
「第二記録再生モード情報出力器」は、実施形態1の(記録再生モード情報出力器)と同様であるので、説明を省略する。
図25は、構成7の具体的機能ブロックの一例を示す図である。まず光ディスク装置のディフェクト検出装置2500において、レーザー出力部2501が光ディスクにレーザー光を出力する。次に、反射光検出電圧値変更部2504の第二出力強度情報依存バイアス電圧値変更手段2507は、第二出力強度情報出力手段2506の第二記録再生モード情報出力器2508が出力する第二記録再生モード情報Mに基づいて反射光検出電圧値出力部2502に保持されている反射光検出電圧値AをCに変更する。また、反射光検出電圧値出力部2502は、変更された反射光検出電圧値Cを欠陥有無判断部2505に出力する。次に、欠陥有無判断部2505は、基準電圧値保持部2503に保持されている基準電圧値Bと、反射光検出電圧値出力部にて出力される反射光検出電圧値Cと、を利用して電圧値比較処理を行う。図25の場合には、反射光検出電圧値Cの方が基準電圧値Bよりも電圧値のレベルが低いので、「欠陥有り」の判断を行う。
なお、構成7においては、第二記録再生モード情報が変動した場合においても、記録モードか再生モードかに基づいて基準電圧値を変更することができることに意義がある。なぜならば、第二記録再生モード情報は、記録モードか再生モードかによって出力強度が変動し、その変動に伴って反射光検出電圧値が誤検出される可能性があるからである。
(構成8)
以下に、本実施形態の構成8の構成要件について説明する。構成8においては、上記の構成5、構成6、構成7のいずれか一の構成に加えて、反射光検出電圧値出力部は、第二領域判定手段を有し、反射光検出電圧値変更部は、領域判定結果依存バイアス電圧変更手段を有することが特徴である。それ以外の点は、構成5、構成6、構成7のいずれか一の構成と同様であるので説明を省略する。
(第二領域判定手段)
「第二領域判定手段」は、実施形態1の(領域判定手段)と同様であるので、説明を省略する。
(領域判定結果依存バイアス電圧値変更手段)
「領域判定結果依存バイアス電圧値変更手段」は、第二領域判定手段の判定結果に基づいて前記バイアス電圧値を変更するように構成されている。例えば、領域判定手段の判定結果が「未記録領域」である場合には、バイアス電圧値を「0.4V」に変更し、「記憶済み領域」であれば、バイアス電圧値を「0.2V」に変更するような場合が考えられる。例えば、領域判定手段の判定結果が「未記録領域」である場合には、バイアス電圧値を「0.4V」と高い方に変更し、「記憶済み領域」であれば、バイアス電圧値を「0.2V」と低い方に変更するような場合が考えられる。なお、前記バイアス電圧値の変更は、一例として、領域判定手段の判定結果とバイアス電圧値の対応関係が記録されたメモリなどに保持されているテーブルなどを参照して行われる。
図26は、構成8の具体的機能ブロックの一例を示す図である。まず光ディスク装置のディフェクト検出装置2600において、レーザー出力部2601が光ディスクにレーザー光を出力する。次に、反射光検出電圧値変更部2604の領域判定結果依存バイアス電圧値変更手段2607は、反射光検出電圧値出力部2602の第二領域判定手段2606の判定結果に基づいて反射光検出電圧値出力部2602に保持されている反射光検出電圧値AをCに変更する。また、反射光検出電圧値出力部2602は、変更された反射光検出電圧値Cを欠陥有無判断部2605に出力する。次に、欠陥有無判断部2605は、基準電圧値保持部2603に保持されている基準電圧値Bと、反射光検出電圧値出力部にて出力される反射光検出電圧値Cと、を利用して電圧値比較処理を行う。図26の場合には、反射光検出電圧値Cの方が基準電圧値Bよりも電圧値のレベルが低いので、「欠陥有り」の判断を行う。
なお、構成8においては、領域判定結果が変動した場合においても、「未記録領域」であるか「記憶済み領域」であるかに基づいてバイアス電圧値を変更することができることに意義がある。なぜならば、領域判定結果は、「未記録領域」であるか「記憶済み領域」であるかによって出力強度が変動し、その変動に伴って反射光検出電圧値が誤検出される可能性があるからである。
(構成9)
以下に、本実施形態の構成9の構成要件について説明する。構成9においては、上記の構成5、構成6、構成7、構成8のいずれか一の構成に加えて、反射光検出電圧値出力部は、ローパスフィルタ手段を有し、反射光検出電圧値変更部は、フィルタ変更手段を有することが特徴である。それ以外の点は、構成5、構成6、構成7、構成8のいずれか一の構成と同様であるので説明を省略する。
(ローパスフィルタ手段)
「ローパスフィルタ手段」は、反射光検出電圧をフィルタするように構成されている。ここでローパスフィルタ手段は、一例として、抵抗(R)、キャパシタ(C)、インダクタンス(L)の組み合わせで構成することができる。例えばRCローパスフィルタ、LCローパスフィルタ、RLCローパスフィルタなどが挙げられる。また、一例として、光ディスクの回転数をカットオフ周波数とするローパスフィルタを構成することにより、高調波ノイズを除去することが可能となる。
(フィルタ変更手段)
「フィルタ変更手段」は、ローパスフィルタ手段を構成する抵抗値、キャパシタ値、インダクタンス値のいずれか一又は二以上の値を変更するように構成されている。具体例については、後述する実施例において説明する。
図27は、構成9の具体的機能ブロックの一例を示す図である。まず光ディスク装置のディフェクト検出装置2700において、レーザー出力部2701が光ディスクにレーザー光を出力する。次に、反射光検出電圧値変更部2704のフィルタ変更手段2707は、反射光検出電圧値に基づいてローパスフィルタ手段2706の時定数を変更することにより、反射光検出電圧値出力部2702に保持されている反射光検出電圧値AをCに変更する。また、反射光検出電圧値出力部2702は、変更された反射光検出電圧値Cを欠陥有無判断部2705に出力する。次に、欠陥有無判断部2705は、基準電圧値保持部2703に保持されている基準電圧値Bと、反射光検出電圧値出力部にて出力される反射光検出電圧値Cと、を利用して電圧値比較処理を行う。図27の場合には、反射光検出電圧値Cの方が基準電圧値Bよりも電圧値のレベルが低いので、「欠陥有り」の判断を行う。
なお、構成9においては、反射光検出電圧値が変動した場合においても、それらの変動量に基づいてローパスフィルタ手段の時定数を変更することができることに意義がある。なぜならば、反射光検出電圧値は、例えば、光源の波長や気温、レーザーの安定性などによって変動し、その変動に伴って反射光検出電圧値が誤検出される可能性があるからである。
<処理の流れ>
以下に、本実施形態の処理の流れについて説明する。
図11は、本実施形態の処理の流れの一例である。
まず、光ディスク装置のディフェクト検出装置において、レーザー出力ステップは、再生又は記録のためにレーザー光を記録媒体に照射する(ステップS1101)。
次に、反射光検出電圧値出力ステップは、レーザー出力ステップにおいて出力されたレーザー光の記録媒体からの反射光を反射光検出電圧値として検出出力する(ステップS1102)。
次に、反射光検出電圧値変更ステップは、反射光検出電圧値出力ステップにおいて、制御して反射光検出電圧にバイアス電圧を与え、反射光検出電圧値出力ステップにおいて出力される反射光検出電圧値を変更する(ステップS1103)。
次に、欠陥有無判断ステップは、保持されている基準電圧値と、反射光検出電圧値変更ステップにて変更された反射光検出電圧値と、を利用して電圧値比較処理を行い欠陥の有無判断を行う(ステップS1104)。
(実施例1)
以下に、本実施形態の実施例1について説明する。
図12は、本実施例の具体的機能ブロックの一例を示す図である。本実施例の光ディスク装置のディフェクト検出装置は、全加算信号出力器1201(レーザー出力部に相当)と、ローパスフィルタ1202(LPC、ローパスフィルタ手段、フィルタ変更手段に相当)と、検出レベル保持器1203(基準電圧値保持部に相当)と、比較器1204(欠陥有無判断部に相当)と、ライトゲート変化点検出器1205(第二記録再生モード情報出力器に相当)と、減算器1206(反射光検出電圧値出力部に相当)と、からなる。
以下、本実施例の光ディスク装置のディフェクト検出装置の動作について説明する。
本実施例は、記録動作を行う場合、記録中を表すいわゆるライトゲート信号で記録中か記録中でないかを区別することができることを利用している。そこで、ライトゲート信号の状態変化点で一定時間のパルス信号を生成し、そのパルス出力期間だけローパスフィルタの帯域を切り替えるようにして全加算信号の記録動作中と再生動作中の電圧レベルに差が生じても応答することができるようにする。
まず、全加算信号出力器は、光ディスクからの反射光を分割した光電変換素子で受光し、各素子出力の全加算信号を出力する。出力された全加算信号は、ローパスフィルタに入力される。減算器は、検出レベル保持器に保持されている検出レベルから、ローパスフィルタを通過したローパスフィルタ通過信号を減算し、その絶対値を比較器に出力する。比較器は、減算器からの出力信号の絶対値と、全加算信号出力器からの全加算信号の絶対値(全加算信号の平均値を基準電圧とし、その基準電圧値からの変化分の絶対値)を比較する。このとき、減算器からの出力信号の絶対値の方が、全加算信号出力器からの全加算信号の絶対値よりも大きければディフェクト無しと判定し、等しいかそれより大きい場合にはディフェクト有りと判定する。
図13は、上記ディフェクトを検出する場合の一例を示す波形である。上から一段目が全加算信号であり、途中でディフェクトが発生している(埃や傷などによって全加算信号のレベルが下がっている)。二段目が検出レベルであり、一定値を示している。三段目がローパスフィルタ通過信号を示している。なお、図13においては、ディフェクト検出期間(埃や傷などによって全加算信号のレベルが下がっている期間)においてもローパスフィルタ通過信号はほとんど変化していないことに注意する必要がある。これは、ローパスフィルタの時定数が、ディフェクト検出期間に比べて十分に大きいためである。三段目が、ローパスフィルタ通過信号である。四段目が、減算器からの出力信号(絶対値はa)である。五段目がディフェクト検出信号であり、途中でディフェクトを検出したことを示している。つまりディフェクト検出時の全加算信号の絶対値Aが、減算器からの出力信号の絶対値はaよりも大きいためディフェクトありと判定する。なお、図13においては、全加算信号の電圧レベルとローパスフィルタ通過信号の電圧レベルは等しいものとしているが、本発明はそれに限定されるものではない。
次に、ライトゲート変化点検出器は、記録状態か再生状態かを示すライトゲート信号により、再生状態から記録状態への変化点、記録状態から再生状態への変化点を検出する。検出された変化点は、ローパスフィルタに出力される。ローパスフィルタは、ライトゲート変化点検出器から変化点を検出すると、ローパスフィルタの帯域を切り替えて高速応答するようにして、状態が切り替わった後の全加算信号の平均電圧レベルに応答するようにする。なお、ローパスフィルタの時定数は、小さな埃や傷など通常検出されるディフェクト検出期間よりは十分大きくしてあるため、通常のディフェクトによっては、ローパスフィルタ通過信号はほとんど変化しないことに注意する必要がある。
図14は、記録時の全加算信号の電圧レベル(平均値)が再生時の電圧レベルより低くなる場合の一例を示す波形である。上から一段目が全加算信号であり、途中でライトゲート信号が発生し、再生モードから記録モードに移行している。二段目が検出レベルであり、一定値を示している。三段目がローパスフィルタ通過信号を示している。なお、図14においては、記録モード中においては、全加算信号の電圧レベルにともなってローパスフィルタ通過信号も変化していることに注意する必要がある。これは、ローパスフィルタの時定数が、記録モードの期間に比べて十分に小さいためである。四段目が、減算器からの出力信号である。記録モード時においては、減算器からの出力信号がD1から(D1+D2)に変化している。このため、記録時の全加算信号の電圧レベルが再生時の電圧レベルよりD2だけ低くなったとしてもなお、減算器からの出力信号(D1+D2)>全加算信号の絶対値D2なので、ディフェクトとして誤検出されない。五段目が、ライトゲート信号であり、途中で再生モードから記録モードに移行している。なお、図14の場合には、ディフェクトは生じていないものとしている。また、図14においては、全加算信号の電圧レベルとローパスフィルタ通過信号の電圧レベルは等しいものとしているが、本発明はそれに限定されるものではない。
図15は、ローパスフィルタの帯域切り替えの一例を示す回路図である。ライトゲート信号の変化点を検出し一定時間幅のパルスを生成し、そのパルス出力期間中は図15のSWをオンしてローパスフィルタの応答周波数を上げるように構成されている。
(実施例2)
以下に、本実施形態の実施例2について説明する。
図16は、本実施例の具体的機能ブロックの一例を示す図である。本実施例の光ディスク装置のディフェクト検出装置は、全加算信号出力器1601(レーザー出力部に相当)と、ローパスフィルタ1602(LPC、ローパスフィルタ手段、フィルタ変更手段に相当)と、検出レベル保持器1603(基準電圧値保持部に相当)と、比較器1604(欠陥有無判断部に相当)と、記録有無検出器1605(第二領域判定手段に相当)と、減算器1606(反射光検出電圧値出力部に相当)と、からなる。
以下、本実施例の光ディスク装置のディフェクト検出装置の動作について説明する。
本実施例は、記録情報を表すRF信号をもとに記録済か未記録かを判定する判定手段(記録有無検出器)を設けて、判定結果の記録済み領域から未記録領域への変化点及び未記録領域から記録済み領域への変化点で一定期間、ローパスフィルタの帯域を切り替えて高速応答するようにして、状態が切り替わった後の全加算信号の平均電圧レベルに応答するようにする。
まず、全加算信号出力器は、光ディスクからの反射光を分割した光電変換素子で受光し、各素子出力の全加算信号を出力する。出力された全加算信号は、ローパスフィルタに入力される。減算器は、ローパスフィルタを通過したローパスフィルタ通過信号から、検出レベル保持器に保持されている検出レベルを減算する。比較器は、減算器からの出力信号の絶対値と、全加算信号出力器からの全加算信号の絶対値(全加算信号の平均値を基準電圧とし、その基準電圧値からの変化分の絶対値)を比較する。このとき、減算器からの出力信号の絶対値の方が、全加算信号出力器からの全加算信号の絶対値よりも大きければディフェクト無しと判定し、等しいかそれより大きい場合にはディフェクト有りと判定する。
次に、記録有無検出器は、記録済み領域と未記録領域かを示すRF信号により、記録済み領域から未記録領域への変化点、未記録領域から記録済み領域への変化点を検出する。検出された変化点は、ローパスフィルタに出力される。ローパスフィルタは、記録有無検出器から変化点を検出すると、ローパスフィルタの帯域を切り替えて高速応答するようにして、状態が切り替わった後の全加算信号の平均電圧レベルに応答するようにする。なお、ローパスフィルタの時定数は、小さな埃や傷など通常検出されるディフェクト検出期間よりは十分大きくしてあるため、通常のディフェクトによっては、ローパスフィルタ通過信号はほとんど変化しないことに注意する必要がある。
図17は、記録済み領域の全加算信号の電圧レベル(平均値)が未記録領域の電圧レベルより低くなる場合の一例を示す波形である。上から一段目が全加算信号であり、途中でRF信号が発生し、未記録領域から記録済み領域に移行している。二段目が検出レベルであり、一定値を示している。三段目がローパスフィルタ通過信号を示している。なお、図17においては、記録済み領域においては、全加算信号の電圧レベルにともなってローパスフィルタ通過信号も変化していることに注意する必要がある。これは、ローパスフィルタの時定数が、記録済み領域への移行期間に比べて十分に小さいためである。四段目が、減算器からの出力信号である。記録済み領域においては、減算器からの出力信号がd1から(d1+d2)に変化している。このため、記録済み領域の全加算信号の電圧レベルが未記録領域の電圧レベルよりd2だけ低くなったとしてもなお、減算器からの出力信号(d1+d2)>全加算信号の絶対値d2なので、ディフェクトとして誤検出されない。五段目が、RF信号であり、途中で未記録領域から記録済み領域に移行している。なお、図17の場合には、ディフェクトは生じていないものとしている。また、図17においては、全加算信号の電圧レベルとローパスフィルタ通過信号の電圧レベルは等しいものとしているが、本発明はそれに限定されるものではない。
<実施形態2の効果の簡単な説明>
本実施形態によれば、出力強度情報に基づいて、反射光検出電圧値を変更することができる。また、第二記録再生モード情報に基づいて、反射光検出電圧値を変更することができる。さらに、記録媒体の領域が記録済み領域か、未記録領域かの判定結果に基づいて、反射光検出電圧値を変更することができる。
本発明は、光ディスク上のディフェクト検出が可能な光ディスクの記録再生装置に利用可能である。
実施形態1の構成1の機能ブロック図 実施形態1の構成2の機能ブロック図 実施形態1の構成3の機能ブロック図 実施形態1の構成4の機能ブロック図 実施形態1の構成1の処理の流れ図 実施形態2の構成5の機能ブロック図 実施形態2の構成6の機能ブロック図 実施形態2の構成7の機能ブロック図 実施形態2の構成8の機能ブロック図 実施形態2の構成9の機能ブロック図 実施形態2の構成5の処理の流れ図 実施形態2の実施例1の具体的機能ブロック図 実施形態2の実施例1の波形その1を示す図 実施形態2の実施例1の波形その2を示す図 実施形態2の実施例1のローパスフィルタを示す回路図 実施形態2の実施例2の具体的機能ブロック図 実施形態2の実施例2の波形を示す図 従来例の機能ブロック図 実施形態1の構成1の具体的機能ブロック図 実施形態1の構成2の具体的機能ブロック図 実施形態1の構成3の具体的機能ブロック図 実施形態1の構成4の具体的機能ブロック図 実施形態2の構成5の具体的機能ブロック図 実施形態2の構成6の具体的機能ブロック図 実施形態2の構成7の具体的機能ブロック図 実施形態2の構成8の具体的機能ブロック図 実施形態2の構成9の具体的機能ブロック図
符号の説明
0100 光ディスク装置のディフェクト検出装置
0101 レーザー出力部
0102 反射光検出電圧値出力部
0103 基準電圧値保持部
0104 基準電圧値変更部
0105 欠陥有無判断部

Claims (4)

  1. 再生又は記録のためにレーザー光を記録媒体に照射するためのレーザー出力部と、
    レーザー出力部から出力されたレーザー光の記録媒体からの反射光を反射光検出電圧値として検出出力する反射光検出電圧値出力部と、
    反射光に基づいて記録媒体上の欠陥を検出するために基準となる基準電圧値を保持する基準電圧値保持部と、
    基準電圧値保持部に保持されている基準電圧値を変更するための基準電圧値変更部と、
    基準電圧値保持部に保持されている基準電圧値と、反射光検出電圧値出力部にて検出出力される反射光検出電圧値と、を利用して電圧値比較処理を行い欠陥の有無判断を行う欠陥有無判断部と、を有する光ディスク装置のディフェクト検出装置において、
    レーザー出力部は、レーザー光の出力強度に関する情報である出力強度情報を出力する出力強度情報出力手段を有し、
    基準電圧値変更部は、出力強度情報出力手段から出力される出力強度情報に基づいて前記基準電圧値を変更するための出力強度情報依存基準電圧値変更手段を有し、
    出力強度情報出力手段は、出力強度情報として、記録のためのレーザー出力強度であるか、再生のためのレーザー出力強度であるかを示す記録再生モード情報を出力するための記録再生モード情報出力器を有するディフェクト検出装置。
  2. 反射光検出電圧値出力部は、反射光を反射している記録媒体の領域が記録済み領域か、未記録領域かを判定する領域判定手段を有し、
    前記基準電圧値変更部は、領域判定手段の判定結果に基づいて基準電圧値を変更する領域判定結果依存基準電圧変更手段を有する請求項1に記載の光ディスク装置のディフェクト検出装置。
  3. 再生又は記録のためにレーザー光を記録媒体に照射するためのレーザー出力部と、
    レーザー出力部から出力されたレーザー光の記録媒体からの反射光を反射光検出電圧値として検出出力する反射光検出電圧値出力部と、
    反射光に基づいて記録媒体上の欠陥を検出するために基準となる基準電圧値を保持する基準電圧値保持部と、
    反射光検出電圧値出力部を制御して反射光検出電圧にバイアス電圧を与え、反射光検出電圧値出力部から出力される反射光検出電圧値を変更する反射光検出電圧値変更部と、
    基準電圧値保持部に保持されている基準電圧値と、反射光検出電圧値出力部にて検出される反射光検出電圧値と、を利用して電圧値比較処理を行い欠陥の有無判断を行う欠陥有無判断部と、を有する光ディスク装置のディフェクト検出装置において、
    レーザー出力部は、レーザー光の出力強度に関する情報である出力強度情報を出力する第二出力強度情報出力手段を有し、
    前記反射光検出電圧値変更部は、第二出力強度情報出力手段から出力される出力強度情報に基づいて前記バイアス電圧値を変更するための出力強度情報依存バイアス電圧値変更手段を有し、
    第二出力強度情報出力手段は、出力強度情報として、記録のためのレーザー出力強度であるか、再生のためのレーザー出力強度であるかを示す記録再生モード情報を出力するための第二記録再生モード情報出力器を有するディフェクト検出装置。
  4. 反射光検出電圧値出力部は、反射光を反射している記録媒体の領域が記録済み領域か、未記録領域かを判定する第二領域判定手段を有し、
    前記反射光検出電圧値変更部は、領域判定手段の判定結果に基づいて前記バイアス電圧値を変更する領域判定結果依存バイアス電圧値変更手段を有する請求項3に記載の光ディスク装置のディフェクト検出装置。
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