JP4414945B2 - 光ディスク装置のディフェクト検出装置 - Google Patents
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Description
また、本発明によれば記録済み領域と未記録領域が混在する光ディスクにおいても、誤検出しないように安定して、ディフェクトを検出することができる。
実施形態1は、主に、請求項1、請求項2などについて説明している。
実施形態2は、主に、請求項3、請求項4などについて説明している。
以下に、図を用いて本発明の実施の形態を説明する。なお、本発明はこれら実施の形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。
以下に、実施形態1について説明する。
以下に本実施形態の概念について説明する。本実施形態の光ディスク装置のディフェクト検出装置は、汚れや傷などのディフェクトを検出する基準となる基準電圧値を変更することができることに特徴がある。
以下に、本実施形態の構成要件を明示する。
以下に、本実施形態の構成1の構成要件を明示する。
図1は、本実施形態の構成1の機能ブロックの一例を示す図である。本実施形態の構成1の光ディスク装置のディフェクト検出装置0100は、レーザー出力部0101と、反射光検出電圧値出力部0102と、基準電圧値保持部0103と、基準電圧値変更部0104と、欠陥有無判断部0105と、からなる。
以下に、本実施形態の構成2の構成要件を明示する。
図2は、本実施形態の構成2の機能ブロックの一例を示す図である。本実施形態の構成2の光ディスク装置のディフェクト検出装置0200は、レーザー出力部0201と、反射光検出電圧値出力部0202と、基準電圧値保持部0203と、基準電圧値変更部0204と、欠陥有無判断部0205と、からなる(上記構成は、構成1と同じ)。構成2においては、レーザー出力部は、出力強度情報出力手段0206を有し、基準電圧値変更部は、出力強度情報依存基準電圧値変更手段0207を有する。
以下に、本実施形態の構成3の構成要件を明示する。
図3は、本実施形態の構成3の機能ブロックの一例を示す図である。本実施形態の構成3の光ディスク装置のディフェクト検出装置0300は、レーザー出力部0301と、反射光検出電圧値出力部0302と、基準電圧値保持部0303と、基準電圧値変更部0304と、欠陥有無判断部0305と、からなる。また、レーザー出力部は、出力強度情報出力手段0306を有し、基準電圧値変更部は、出力強度情報依存基準電圧値変更手段0307を有する。構成3においては、出力強度情報出力手段は、記録再生モード情報出力器0308を有する。
図4は、本実施形態の構成4の機能ブロックの一例を示す図である。本実施形態の構成4の光ディスク装置のディフェクト検出装置0400は、レーザー出力部0401と、反射光検出電圧値出力部0402と、基準電圧値保持部0403と、基準電圧値変更部0404と、欠陥有無判断部0405と、からなる(上記構成は、構成1と同じ)。また、レーザー出力部は、出力強度情報出力手段を有し、基準電圧値変更部は、出力強度情報依存基準電圧値変更手段を有していてもよい(上記構成は、構成2と同じ)。また、出力強度情報出力手段は、記録再生モード情報出力器を有する構成であってもよい(上記構成は、構成3と同じ)。構成4においては、上記の構成1、構成2、構成3のいずれか一の構成に加えて、反射光検出電圧値出力部は、領域判定手段0406を有し、基準電圧値変更部は、領域判定結果依存基準電圧変更手段0407を有する。
以下に、本実施形態の構成要件について説明をする。
構成要件の説明に先立って、光ディスクへの情報の記録と再生の原理について、簡単に説明する。
光ディスクへの情報の記録:選択した記録層(未記録領域)へ強い光を照射すると、発熱で照射部の反射率が変化する。一般的には反射率が低下する変化が起こる。これが記録マークとなり、反射率が変化した状態は固定される。
光ディスクからの情報の再生:選択した層に弱い光を照射すると、反射率の変化した記録マークと元の反射率の未記録部で反射光量に差が生じるため、記録情報を読み出すことができる。
以下に、本実施形態の構成1の構成要件について説明する。
(レーザー出力部)
「レーザー出力部」は、再生又は記録のためにレーザー光を記録媒体に照射するように構成されている。ここで「レーザー光」の光源には、一例として、発振波長780nm帯レーザー、650nm帯レーザー、405nmの青紫色半導体レーザーなどが挙げられる。「記録媒体」には、一例として、MO(Magneto Optical disk)、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、Blu−ray Disc、AOD(Advanced Optikal Disk)、HD DVD(High Definition DVD)などが挙げられる。レーザー出力部より出力されたレーザー光は、記録媒体に照射され、記録媒体から反射されたレーザー光の反射光は、反射光検出電圧値出力部に出力されるなどして利用される。
「反射光検出電圧値出力部」は、レーザー出力部から出力されたレーザー光の記録媒体からの反射光を反射光検出電圧値として検出出力するように構成されている。反射光検出電圧値は、欠陥有無判断部に出力されるなどして利用される。
「基準電圧値保持部」は、基準電圧値を保持するように構成されている。ここで「基準電圧値」とは、反射光に基づいて記録媒体上の欠陥を検出するために基準となる電圧値のことをいう。基準電圧値は、設計依存事項であり、特定の電圧に限定されるものではないが、一例として、0〜2.0Vの範囲の電圧値が好ましい。基準電圧値は、欠陥有無判断部に出力されるなどして利用される。
「基準電圧値変更部」は、基準電圧値保持部に保持されている基準電圧値を変更するように構成されている。基準電圧値の変更は、一例として、出力強度情報、領域判定手段の判定結果、反射光検出電圧値などに基づいて行われる。
「欠陥有無判断部」は、基準電圧値保持部に保持されている基準電圧値と、反射光検出電圧値出力部にて検出出力される反射光検出電圧値と、を利用して電圧値比較処理を行い欠陥の有無判断を行うように構成されている。例えば、基準電圧値が「1.0V」、反射光検出電圧値が「0.8V」の場合には、基準電圧値の方が反射光検出電圧値よりも大きいので欠陥があると判定する場合などが考えられる。また基準電圧値が「1.0V」、反射光検出電圧値が「1.2V」の場合には、基準電圧値の方が反射光検出電圧値よりも小さいので欠陥がないと判定する。
以下に、本実施形態の構成2の構成要件について説明する。
構成2においては、レーザー出力部は、出力強度情報出力手段を有し、基準電圧値変更部は、出力強度情報依存基準電圧値変更手段を有することが特徴である。それ以外の点は、構成1と同様であるので説明を省略する。
「出力強度情報出力手段」は、出力強度情報を出力するように構成されている。ここで「出力強度情報」とは、レーザー光の出力強度に関する情報のことをいう。出力強度情報には、一例として、「光出力35mW」、「光出力650nm帯140mW」、「光出力650nm帯220mW」、「光出力780nm帯215mW」、「光出力650nm帯100mW」、「光出力405nm帯100mW」などの情報が挙げられる。出力強度情報は、出力強度情報依存基準電圧値変更手段に出力されるなどして利用される。なお、出力強度情報は、一例として、レーザー出力部の内部又は外部からの制御命令によって生成される。
「出力強度情報依存基準電圧値変更手段」は、出力強度情報出力手段から出力される出力強度情報に基づいて前記基準電圧値を変更するように構成されている。一例として、出力強度情報が高くなれば、基準電圧値を高くし、出力強度情報が低くなれば、基準電圧値を低くするように変更する。例えば、出力強度情報が「光出力50Wから100W」と高くなれば、基準電圧値を「0.5Vから1.0V」に変更し、「光出力200Wから100W」と低くなれば、基準電圧値を「2.0Vから1.0V」に変更するような場合が考えられる。なお、前記基準電圧値の変更は、一例として、出力強度情報と基準電圧値の対応関係が記録されたメモリなどに保持されているテーブルなどを参照して行われる。
以下に、本実施形態の構成3の構成要件について説明する。
構成3においては、出力強度情報出力手段は、記録再生モード情報出力器を有することが特徴である。それ以外の点は、構成2と同様であるので説明を省略する。
「記録再生モード情報出力器」は、記録再生モード情報を出力するように構成されている。ここで「記録再生モード情報」とは、出力強度情報として、記録のためのレーザー出力強度であるか、再生のためのレーザー出力強度であるかを示す情報のことをいう。記録再生モード情報には、一例として、「記録モード」、「記録モード(記録波長635nm)」、「再生モード」、「再生モード(再生波長650nm)」、「再生モード(1層タイプ)」、「再生モード(2層タイプ)」などの情報が挙げられる。記録再生モード情報は、基準電圧値変更部に出力されるなどして利用される。また記録再生モード情報は、一例として、大小関係を表す符号としても出力される。例えば、記録モードの方が再生モードの出力強度よりも大きいので、「1」を記録モードとして出力し、「0」を再生モードとして出力するような場合が挙げられる。例えば、基準電圧値変更部は「1」を取得した場合には、基準電圧値を高くし、「0」を取得した場合には、基準電圧値を低くする。なお、前記基準電圧値の変更は、一例として、記録再生モード情報と基準電圧値の対応関係が記録されたメモリなどに保持されているテーブルなどを参照して行われる。
以下に、本実施形態の構成4の構成要件について説明する。構成4においては、上記の構成1、構成2、構成3に加えて、反射光検出電圧値出力部は、領域判定手段を有し、基準電圧値変更部は、領域判定結果依存基準電圧変更手段を有することが特徴である。それ以外の点は、構成1、構成2、構成3のいずれか一の構成と同様であるので説明を省略する。
「領域判定手段」は、反射光を反射している記録媒体の領域が記録済み領域か、未記録領域かを判定するように構成されている。上述したように、領域判定手段は、記録媒体からの反射光量によって記録媒体の領域が記録済み領域か、未記録領域かを判定することができる。領域判定手段の判定結果は、領域判定結果依存基準電圧変更手段に出力されるなどして利用される。
「領域判定結果依存基準電圧変更手段」は、領域判定手段の判定結果に基づいて基準電圧値を変更するように構成されている。例えば、領域判定手段の判定結果が「未記録領域」である場合には、基準電圧値を「1.5V」と高い方に変更し、「記憶済み領域」であれば、基準電圧値を「1.0V」と低い方に変更するような場合が考えられる。なお、前記基準電圧値の変更は、一例として、領域判定手段の判定結果と基準電圧値の対応関係が記録されたメモリなどに保持されているテーブルなどを参照して行われる。
以下に、本実施形態の処理の流れについて説明する。なお、以下に示す処理の流れは、方法、計算機に実行させるためのプログラム、またはそのプログラムが記録された読み取り可能な記録媒体として実施されうる(これは、本明細書のその他の処理の流れについても同様である)。
図5は、本実施形態の処理の流れの一例である。
まず、光ディスク装置のディフェクト検出装置において、レーザー出力ステップは、再生又は記録のためにレーザー光を記録媒体に照射する(ステップS0501)。
次に、反射光検出電圧値出力ステップは、レーザー出力ステップにおいて出力されたレーザー光の記録媒体からの反射光を反射光検出電圧値として検出出力する(ステップS0502)。
次に、基準電圧値変更ステップは、保持されている基準電圧値を変更する(ステップS0503)。
次に、欠陥有無判断ステップは、基準電圧値変更ステップにおいて変更された基準電圧値と、反射光検出電圧値出力ステップにて検出出力される反射光検出電圧値と、を利用して電圧値比較処理を行い欠陥の有無判断を行う(ステップS0504)。
本実施形態によれば、出力強度情報に基づいて、基準電圧値を変更することができる。また、記録再生モード情報に基づいて、基準電圧値を変更することができる。さらに、記録媒体の領域が記録済み領域か、未記録領域かの判定結果に基づいて、基準電圧値を変更することができる。
以下に、実施形態2について説明する。
以下に本実施形態の概念について説明する。本実施形態の光ディスク装置のディフェクト検出装置は、汚れや傷などのディフェクトを検出するに際し、光ディスクなどの記録媒体からの反射光検出電圧値を変更することができることに特徴がある。
以下に、本実施形態の構成要件を明示する。
以下に、本実施形態の構成5の構成要件を明示する。
図6は、本実施形態の構成5の機能ブロックの一例を示す図である。本実施形態の構成5の光ディスク装置のディフェクト検出装置0600は、レーザー出力部0601と、反射光検出電圧値出力部0602と、基準電圧値保持部0603と、反射光検出電圧値変更部0604と、欠陥有無判断部0605と、からなる。
以下に、本実施形態の構成6の構成要件を明示する。
図7は、本実施形態の構成6の機能ブロックの一例を示す図である。本実施形態の構成6の光ディスク装置のディフェクト検出装置0700は、レーザー出力部0701と、反射光検出電圧値出力部0702と、基準電圧値保持部0703と、反射光検出電圧値変更部0704と、欠陥有無判断部0705と、からなる(上記構成は、構成5と同じ)。構成6においては、レーザー出力部は、第二出力強度情報出力手段0706を有し、反射光検出電圧値変更部は、出力強度情報依存バイアス電圧値変更手段0707を有している。
以下に、本実施形態の構成7の構成要件を明示する。
図8は、本実施形態の構成7の機能ブロックの一例を示す図である。本実施形態の構成7の光ディスク装置のディフェクト検出装置0800は、レーザー出力部0801と、反射光検出電圧値出力部0802と、基準電圧値保持部0803と、反射光検出電圧値変更部0804と、欠陥有無判断部0805と、からなる。また、レーザー出力部は、第二出力強度情報出力手段0806を有し、反射光検出電圧値変更部は、出力強度情報依存バイアス電圧値変更手段0807を有する。構成7においては、第二出力強度情報出力手段は、第二記録再生モード情報出力器0808を有する。
以下に、本実施形態の構成8の構成要件を明示する。
図9は、本実施形態の構成8の機能ブロックの一例を示す図である。本実施形態の構成8の光ディスク装置のディフェクト検出装置0900は、レーザー出力部0901と、反射光検出電圧値出力部0902と、基準電圧値保持部0903と、反射光検出電圧値変更部0904と、欠陥有無判断部0905と、からなる(上記構成は、構成5と同じ)。また、レーザー出力部は、第二出力強度情報出力手段を有し、反射光検出電圧値変更部は、出力強度情報依存バイアス電圧値変更手段を有していてもよい(上記構成は、構成6と同じ)。また、第二出力強度情報出力手段は、第二記録再生モード情報出力器を有する構成であってもよい(上記構成は、構成7と同じ)。構成8においては、上記の構成5、構成6、構成7のいずれか一の構成に加えて、反射光検出電圧値出力部は、第二領域判定手段0906を有し、反射光検出電圧値変更部は、領域判定結果依存バイアス電圧変更手段0907を有する。
以下に、本実施形態の構成9の構成要件を明示する。
図10は、本実施形態の構成9の機能ブロックの一例を示す図である。本実施形態の構成9の光ディスク装置のディフェクト検出装置1000は、レーザー出力部1001と、反射光検出電圧値出力部1002と、基準電圧値保持部1003と、反射光検出電圧値変更部1004と、欠陥有無判断部1005と、からなる(上記構成は、構成5と同じ)。また、レーザー出力部は、第二出力強度情報出力手段を有し、反射光検出電圧値変更部は、出力強度情報依存バイアス電圧値変更手段を有していてもよい(上記構成は、構成6と同じ)。また、第二出力強度情報出力手段は、第二記録再生モード情報出力器を有する構成であってもよい(上記構成は、構成7と同じ)。また、反射光検出電圧値出力部は、第二領域判定手段を有し、反射光検出電圧値変更部は、領域判定結果依存バイアス電圧変更手段を有する構成であってもよい(上記構成は、構成8と同じ)。構成9においては、上記の構成5、構成6、構成7、構成8のいずれか一の構成に加えて、反射光検出電圧値出力部は、ローパスフィルタ手段1006を有し、反射光検出電圧値変更部は、フィルタ変更手段1007を有する。
以下に、本実施形態の構成要件について説明をする。
以下に、本実施形態の構成5の構成要件について説明する。
(レーザー出力部)、(反射光検出電圧値出力部)、(基準電圧値保持部)、(欠陥有無判断部)
「レーザー出力部」、「反射光検出電圧値出力部」、「基準電圧値保持部」、「欠陥有無判断部」については、実施形態1と同様であるので、説明を省略する。
「反射光検出電圧値変更部」は、反射光検出電圧値出力部を制御して反射光検出電圧にバイアス電圧を与え、反射光検出電圧値出力部から出力される反射光検出電圧値を変更するように構成されている。反射光検出電圧値の変更は、一例として、反射光検出電圧値、第二出力強度情報、第二記録再生モード情報に基づいて行われる。一例として、反射光検出電圧値が高くなれば、反射光検出電圧値を低くくし、反射光検出電圧値が低くなれば、反射光検出電圧値を高くするように変更する。なお、前記反射光検出電圧値の変更は、一例として、反射光検出電圧値と基準電圧値の対応関係が記録されたメモリなどに保持されているテーブルなどを参照して行われる。
以下に、本実施形態の構成6の構成要件について説明する。構成6においては、レーザー出力部は、第二出力強度情報出力手段を有し、反射光検出電圧値変更部は、出力強度情報依存バイアス電圧値変更手段を有していることが特徴である。それ以外の点は、構成5と同様であるので説明を省略する。
「第二出力強度情報出力手段」は、実施形態1の(出力強度情報出力手段)と同様であるので、説明を省略する。
「出力強度情報依存バイアス電圧値変更手段」は、第二出力強度情報出力手段から出力される出力強度情報に基づいて前記バイアス電圧値を変更するように構成されている。例えば、第二出力強度情報が「光出力100W」であれば、バイアス電圧値を「0.1V」に変更し、「光出力200W」であれば、バイアス電圧値を「0.2V」に変更するような場合が考えられる。一例として、第二出力強度情報が高くなれば、バイアス電圧値を高くし、第二出力強度情報が低くなれば、バイアス電圧値を低くするように変更する。例えば、第二出力強度情報が「光出力50Wから100W」と高くなれば、バイアス電圧値を「0.1Vから0.2V」に変更し、「光出力200Wから100W」と低くなれば、バイアス電圧値を「0.4Vから0.2V」に変更するような場合が考えられる。なお、前記バイアス電圧値の変更は、一例として、第二出力強度情報とバイアス電圧値の対応関係が記録されたメモリなどに保持されているテーブルなどを参照して行われる。
以下に、本実施形態の構成7の構成要件について説明する。構成7においては、第二出力強度情報出力手段は、第二記録再生モード情報出力器を有することが特徴である。それ以外の点は、構成6と同様であるので説明を省略する。
「第二記録再生モード情報出力器」は、実施形態1の(記録再生モード情報出力器)と同様であるので、説明を省略する。
以下に、本実施形態の構成8の構成要件について説明する。構成8においては、上記の構成5、構成6、構成7のいずれか一の構成に加えて、反射光検出電圧値出力部は、第二領域判定手段を有し、反射光検出電圧値変更部は、領域判定結果依存バイアス電圧変更手段を有することが特徴である。それ以外の点は、構成5、構成6、構成7のいずれか一の構成と同様であるので説明を省略する。
「第二領域判定手段」は、実施形態1の(領域判定手段)と同様であるので、説明を省略する。
「領域判定結果依存バイアス電圧値変更手段」は、第二領域判定手段の判定結果に基づいて前記バイアス電圧値を変更するように構成されている。例えば、領域判定手段の判定結果が「未記録領域」である場合には、バイアス電圧値を「0.4V」に変更し、「記憶済み領域」であれば、バイアス電圧値を「0.2V」に変更するような場合が考えられる。例えば、領域判定手段の判定結果が「未記録領域」である場合には、バイアス電圧値を「0.4V」と高い方に変更し、「記憶済み領域」であれば、バイアス電圧値を「0.2V」と低い方に変更するような場合が考えられる。なお、前記バイアス電圧値の変更は、一例として、領域判定手段の判定結果とバイアス電圧値の対応関係が記録されたメモリなどに保持されているテーブルなどを参照して行われる。
以下に、本実施形態の構成9の構成要件について説明する。構成9においては、上記の構成5、構成6、構成7、構成8のいずれか一の構成に加えて、反射光検出電圧値出力部は、ローパスフィルタ手段を有し、反射光検出電圧値変更部は、フィルタ変更手段を有することが特徴である。それ以外の点は、構成5、構成6、構成7、構成8のいずれか一の構成と同様であるので説明を省略する。
「ローパスフィルタ手段」は、反射光検出電圧をフィルタするように構成されている。ここでローパスフィルタ手段は、一例として、抵抗(R)、キャパシタ(C)、インダクタンス(L)の組み合わせで構成することができる。例えばRCローパスフィルタ、LCローパスフィルタ、RLCローパスフィルタなどが挙げられる。また、一例として、光ディスクの回転数をカットオフ周波数とするローパスフィルタを構成することにより、高調波ノイズを除去することが可能となる。
「フィルタ変更手段」は、ローパスフィルタ手段を構成する抵抗値、キャパシタ値、インダクタンス値のいずれか一又は二以上の値を変更するように構成されている。具体例については、後述する実施例において説明する。
以下に、本実施形態の処理の流れについて説明する。
図11は、本実施形態の処理の流れの一例である。
まず、光ディスク装置のディフェクト検出装置において、レーザー出力ステップは、再生又は記録のためにレーザー光を記録媒体に照射する(ステップS1101)。
次に、反射光検出電圧値出力ステップは、レーザー出力ステップにおいて出力されたレーザー光の記録媒体からの反射光を反射光検出電圧値として検出出力する(ステップS1102)。
次に、反射光検出電圧値変更ステップは、反射光検出電圧値出力ステップにおいて、制御して反射光検出電圧にバイアス電圧を与え、反射光検出電圧値出力ステップにおいて出力される反射光検出電圧値を変更する(ステップS1103)。
次に、欠陥有無判断ステップは、保持されている基準電圧値と、反射光検出電圧値変更ステップにて変更された反射光検出電圧値と、を利用して電圧値比較処理を行い欠陥の有無判断を行う(ステップS1104)。
以下に、本実施形態の実施例1について説明する。
図12は、本実施例の具体的機能ブロックの一例を示す図である。本実施例の光ディスク装置のディフェクト検出装置は、全加算信号出力器1201(レーザー出力部に相当)と、ローパスフィルタ1202(LPC、ローパスフィルタ手段、フィルタ変更手段に相当)と、検出レベル保持器1203(基準電圧値保持部に相当)と、比較器1204(欠陥有無判断部に相当)と、ライトゲート変化点検出器1205(第二記録再生モード情報出力器に相当)と、減算器1206(反射光検出電圧値出力部に相当)と、からなる。
本実施例は、記録動作を行う場合、記録中を表すいわゆるライトゲート信号で記録中か記録中でないかを区別することができることを利用している。そこで、ライトゲート信号の状態変化点で一定時間のパルス信号を生成し、そのパルス出力期間だけローパスフィルタの帯域を切り替えるようにして全加算信号の記録動作中と再生動作中の電圧レベルに差が生じても応答することができるようにする。
以下に、本実施形態の実施例2について説明する。
図16は、本実施例の具体的機能ブロックの一例を示す図である。本実施例の光ディスク装置のディフェクト検出装置は、全加算信号出力器1601(レーザー出力部に相当)と、ローパスフィルタ1602(LPC、ローパスフィルタ手段、フィルタ変更手段に相当)と、検出レベル保持器1603(基準電圧値保持部に相当)と、比較器1604(欠陥有無判断部に相当)と、記録有無検出器1605(第二領域判定手段に相当)と、減算器1606(反射光検出電圧値出力部に相当)と、からなる。
本実施例は、記録情報を表すRF信号をもとに記録済か未記録かを判定する判定手段(記録有無検出器)を設けて、判定結果の記録済み領域から未記録領域への変化点及び未記録領域から記録済み領域への変化点で一定期間、ローパスフィルタの帯域を切り替えて高速応答するようにして、状態が切り替わった後の全加算信号の平均電圧レベルに応答するようにする。
本実施形態によれば、出力強度情報に基づいて、反射光検出電圧値を変更することができる。また、第二記録再生モード情報に基づいて、反射光検出電圧値を変更することができる。さらに、記録媒体の領域が記録済み領域か、未記録領域かの判定結果に基づいて、反射光検出電圧値を変更することができる。
0101 レーザー出力部
0102 反射光検出電圧値出力部
0103 基準電圧値保持部
0104 基準電圧値変更部
0105 欠陥有無判断部
Claims (4)
- 再生又は記録のためにレーザー光を記録媒体に照射するためのレーザー出力部と、
レーザー出力部から出力されたレーザー光の記録媒体からの反射光を反射光検出電圧値として検出出力する反射光検出電圧値出力部と、
反射光に基づいて記録媒体上の欠陥を検出するために基準となる基準電圧値を保持する基準電圧値保持部と、
基準電圧値保持部に保持されている基準電圧値を変更するための基準電圧値変更部と、
基準電圧値保持部に保持されている基準電圧値と、反射光検出電圧値出力部にて検出出力される反射光検出電圧値と、を利用して電圧値比較処理を行い欠陥の有無判断を行う欠陥有無判断部と、を有する光ディスク装置のディフェクト検出装置において、
レーザー出力部は、レーザー光の出力強度に関する情報である出力強度情報を出力する出力強度情報出力手段を有し、
基準電圧値変更部は、出力強度情報出力手段から出力される出力強度情報に基づいて前記基準電圧値を変更するための出力強度情報依存基準電圧値変更手段を有し、
出力強度情報出力手段は、出力強度情報として、記録のためのレーザー出力強度であるか、再生のためのレーザー出力強度であるかを示す記録再生モード情報を出力するための記録再生モード情報出力器を有するディフェクト検出装置。 - 反射光検出電圧値出力部は、反射光を反射している記録媒体の領域が記録済み領域か、未記録領域かを判定する領域判定手段を有し、
前記基準電圧値変更部は、領域判定手段の判定結果に基づいて基準電圧値を変更する領域判定結果依存基準電圧変更手段を有する請求項1に記載の光ディスク装置のディフェクト検出装置。 - 再生又は記録のためにレーザー光を記録媒体に照射するためのレーザー出力部と、
レーザー出力部から出力されたレーザー光の記録媒体からの反射光を反射光検出電圧値として検出出力する反射光検出電圧値出力部と、
反射光に基づいて記録媒体上の欠陥を検出するために基準となる基準電圧値を保持する基準電圧値保持部と、
反射光検出電圧値出力部を制御して反射光検出電圧にバイアス電圧を与え、反射光検出電圧値出力部から出力される反射光検出電圧値を変更する反射光検出電圧値変更部と、
基準電圧値保持部に保持されている基準電圧値と、反射光検出電圧値出力部にて検出される反射光検出電圧値と、を利用して電圧値比較処理を行い欠陥の有無判断を行う欠陥有無判断部と、を有する光ディスク装置のディフェクト検出装置において、
レーザー出力部は、レーザー光の出力強度に関する情報である出力強度情報を出力する第二出力強度情報出力手段を有し、
前記反射光検出電圧値変更部は、第二出力強度情報出力手段から出力される出力強度情報に基づいて前記バイアス電圧値を変更するための出力強度情報依存バイアス電圧値変更手段を有し、
第二出力強度情報出力手段は、出力強度情報として、記録のためのレーザー出力強度であるか、再生のためのレーザー出力強度であるかを示す記録再生モード情報を出力するための第二記録再生モード情報出力器を有するディフェクト検出装置。 - 反射光検出電圧値出力部は、反射光を反射している記録媒体の領域が記録済み領域か、未記録領域かを判定する第二領域判定手段を有し、
前記反射光検出電圧値変更部は、領域判定手段の判定結果に基づいて前記バイアス電圧値を変更する領域判定結果依存バイアス電圧値変更手段を有する請求項3に記載の光ディスク装置のディフェクト検出装置。
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