JP4414695B2 - ホースの製造方法 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば、消防車に搭載された送水ポンプに接続される消防用ホースや消火栓に接続される消防ホース、散水用ホース等のホースの製造方法に関する。
例えば、消防用ホースは、たて糸とよこ糸を織組したジャケットと、このジャケットの内周面にライニングされたライニング層とからなるホース本体が構成されている。通常は、ホース本体の一端部に雌型の接続金具が装着され、他端部には雄型の接続金具が装着され、雌型と雄型の接続金具を接続することにより複数本の消防用ホースを延長できるようになっている。また、一端部に送水ノズルを有したホース本体においては、その他端部に雌型の接続金具が装着され、前記延長した消防用ホースの先端部に接続できるようになっている。
消防用ホースは、つづら状に折り畳んだ状態あるいは巻回された状態で消防車に搭載されており、火災時の消火活動の際には消防用ホースを消防車から降ろして引き延ばし、接続金具相互を接続して延長した後、送水ポンプから消防用ホースに送水することにより、消火活動を行なっている。
ところで、通常の消防用ホースは、ジャケットはポリエステル繊維、ナイロン繊維からなるたて糸とよこ糸を織組したものであり、ジャケットは白色が主体であり、赤色もしくは青色等の数本のたて糸をよこ糸に織組し、ジャケットの軸方向に1本もしくは2本のラインを設けてメーカーあるいは消防署ごとの識別ができるようにしたものもある。しかし、夜間等の視界が悪い状況下での消火活動の際には消防用ホースの視認性が悪いという問題がある。
そこで、ジャケット外面(外側)に反射テープを貼着し、夜間等の視界が悪い状況下での消火活動においても、消防用ホースの視認性を向上させたものも開発されている。しかし、消防用ホースは放水時に圧力によってホース自体が軸方向及び径方向に伸び、また捩れ、ゆがみが発生する。その伸び、捩れ、ゆがみに反射テープが追従しなければ反射テープが剥離するという問題が起こる。また、消防用ホースは、消火活動の際に路面や床面を引き摺るため、反射テープの接着力が弱いと簡単に剥離する可能性がある。
この発明は、前記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、夜間等の視界が悪い状況下においても、視認性が向上し、しかも安価なホースの製造方法を提供することにある。
この発明は、前記目的を達成するために、請求項1は、よこ糸とたて糸とを織組した円筒状のジャケットと、このジャケットの内周面にライニングされたライニング層とからなるホースの製造方法において、前記たて糸に濃い色の原着糸と白糸を用いて円筒状のジャケットを織組した後、前記白糸に薄い色の顔料を着色して前記ジャケットの軸方向に前記濃い色の原着糸からなる縦縞模様を施すことを特徴とするホースの製造方法である。
請求項2は、前記薄い色の顔料は、カラーウレタン樹脂であることを特徴とする請求項記載のホースの製造方法である。
円筒状のジャケットは、よこ糸とたて糸によって織組され、たて糸は、ジャケットの円周方向に複数に分割され、その分割線におけるたて糸を他のたて糸と異なる濃い色、例えば黒色を使用することにより、ジャケットの軸方向に濃い色の糸によって縦縞模様を施すことが可能である。
また、ホース本体の両端部に保護用のジャケット筒体(袴)を介して装着された接続金具を有するホースにおいては、前記ジャケット筒体を織組するたて糸に濃い色の糸と薄い色の糸を用い、前記濃い色のたて糸によって前記ジャケット筒体の軸方向に縦縞模様を施してもよい。
この発明によれば、ジャケットのたて糸に濃い色の糸と薄い色の糸を用い、前記ジャケットの軸方向に縦縞模様を施すことにより、メーカーの識別ができるとともに、夜間等の視界が悪い状況下においても、視認性が向上するという効果がある。
また、ホース本体の両端部に保護用のジャケット筒体(袴)を介して装着された接続金具を有するホースにおいては、前記ジャケット筒体を織組するたて糸に濃い色の糸と薄い色の糸を用い、前記濃い色のたて糸によって前記ジャケット筒体の軸方向に縦縞模様を施すことにより、同様の効果がある。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は消防用ホースの斜視図、図2は図1のA部を拡大した正面図、図3は消防ホースを示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は上面図、(d)は下面図、(e)は左側面図、(f)は右側面図、図4はジャケットの組織図である。
図1及び図2に示すように、消防用ホースのホース本体1は、ジャケット2とこのジャケット2の内周面にライニングされたゴムまたは合成樹脂からなるライニング層3とから構成されている。このホース本体1の一端部には保護用のジャケット筒体(袴)8を介して雌型の接続金具4が装着され、他端部には保護用のジャケット筒体(袴)8を介して雄型の接続金具5が装着されている。
ジャケット2は、例えばポリエステルフィラメント糸を複数本撚り合わせたよこ糸6と、ポリエステルスパン糸を複数本撚り合わせたたて糸7とを織組することにより、円筒状に構成されている。たて糸7は、ジャケット2の円周方向に複数に分割され、その分割線におけるたて糸7を他のたて糸7と異なる濃い色、例えば黒色を使用することにより、ジャケット2の軸方向に縦縞模様が施されている。
また、前記保護用のジャケット筒体8を織組するたて糸も円周方向に複数に分割され、その分割線におけるたて糸を他のたて糸と異なる濃い色、例えば黒色を使用することにより、ジャケット筒体8の軸方向に縦縞模様が施されている。
本実施形態では、ジャケット2の内径が65.0±0.5mmであり、たて糸7は、20/8S、620本であり、白糸458本、黒色原着糸162本を使用している。また、よこ糸6は、1100dtex*7を41山/10cmである。
このジャケット2は、たて糸7に濃い色、例えば黒色の原着糸7aと薄い色、例えば白色の糸7bを用い、ジャケット2の軸方向に黒色の原着糸7aからなる帯状の縦縞模様が施されている。ここで、黒色の原着糸7aは、顔料を樹脂に練り込んだ糸を使用している。
縦縞模様は、例えば、ジャケット2の円周上を6分割して分割線の部分に黒色の原着糸7a(162本)を使用している。原着糸7a(162本)の内訳は、ホース腹部の黒色の原着糸7aを26本、ホース耳部の黒色の原着糸7aを32本であり、これを組織図に示すと、図4に示すとおりであり、白印は白糸の2本引き揃え、黒印は黒色原着糸の2本引き揃えである。
たて糸7に黒色の原着糸7aを使用することは、コスト面で有利である。染色糸のコストは、白糸の2倍位となり、2色の染色糸で縞模様のジャケットを織組すると、コストアップの原因となる。そこで、濃い色糸は染色糸より安い原着糸を使用し、薄い色は原着糸より大幅に安いカラー加工とする。
このとき、ジャケット2に縦縞模様を施す方法として、たて糸7に濃い色の原着糸7aと白色の糸7bを用いて円筒状のジャケット2を織組した後、白色の糸7bに薄い色の顔料を着色してジャケット2の軸方向に濃い色の縦縞模様を施すようにしてもよい。濃い色の原着糸7aも一緒にカラー加工されるが、薄い色の加工であるので殆んど変色しない。また、原着は染色の場合のように水を使用しないため、工場排液がなく、環境の面でも優れている。
従って、白糸と濃い色の原着糸とからなるたて糸によって縦縞模様のジャケットを織組した後、白糸部分に顔料入りカラーウレタン樹脂等で後加工することにより、白糸部分を例えば黄色に着色することもできる。
図5は第2の実施形態を示し、(a)はジャケット2のみに縦縞模様を施し、ジャケット筒体8には縦縞模様を施さない消防ホースである。(b)はジャケット筒体8のみに縦縞模様を施し、ジャケット2には縦縞模様を施さない消防ホースである。本実施形態のホースの正面図、側面図、上面図及び下面図は第1の実施形態と基本的に同じであるため図面を省略する。
なお、前記実施形態においては、消防署ごとの識別が容易な消防用ホースについて説明したが、吸管として用いる保形ホース、油送管、散水管、高圧ホース等にも適用でき、また染色糸を用いたジャケットに比して大幅にコストダウンを図ることができる。
この発明の第1の実施形態の消防用ホースの斜視図。 同実施形態を示し、図1のA部を拡大した正面図。 同実施形態を示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は上面図、(d)は下面図、(e)は左側面図、(f)は右側面図。 同実施形態のジャケットの組織図。 この発明の第2の実施形態を示し、(a)(b)は消防用ホースの正面図。
符号の説明
1…ホース本体、2…ジャケット、3…ライニング層、4,5…接続金具、6…よこ糸、7…たて糸、7a…原着糸、7b…白糸

Claims (2)

  1. よこ糸とたて糸とを織組した円筒状のジャケットと、このジャケットの内周面にライニングされたライニング層とからなるホースの製造方法において、
    前記たて糸に濃い色の原着糸と白糸を用いて円筒状のジャケットを織組した後、前記白糸に薄い色の顔料を着色して前記ジャケットの軸方向に前記濃い色の原着糸からなる縦縞模様を施すことを特徴とするホースの製造方法。
  2. 前記薄い色の顔料は、カラーウレタン樹脂であることを特徴とする請求項記載のホースの製造方法。
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