JP4413050B2 - 板状半導体、それを用いた太陽電池および板状半導体製造用下地板 - Google Patents

板状半導体、それを用いた太陽電池および板状半導体製造用下地板 Download PDF

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Description

本発明は、板状半導体、板状半導体を作製するための下地板および板状半導体を用いた太陽電池に関する。
従来、半導体素子を作製するための多結晶シリコンは、シリコン融液を鋳型に流し込んで徐冷し、得られた多結晶インゴットをスライスして製造されていたため、スライスによるシリコンの損失やスライスにかかるコストが問題となっていた。スライスを必要とせず、低コストで多結晶シリコンウェハの大量生産が可能な方法として、下記特許文献1に記載の方法が提案されている。この方法は、シリコン融液に凹凸形状をもつ下地板を浸漬し、その下地板上にシリコンを結晶成長させ、板状シリコンを得る方法である。特に、平面状の凸部を有する下地板を浸漬し、板状シリコンに平面部を形成させることで、平面部が補強の役目を果たし、板状シリコンの強度が向上するというものである。
また、シリコン融液に下地板を浸漬し、所定のサイズの板状シリコンを得る方法として、下地板の板状シリコン端部に対応する部分の凹凸形状または材料を変えることにより、固相シリコンが成長しない現象を利用し、所定のサイズの板状シリコンを得るというものも提案されている。
上記の従来技術においては、下地板に平面状の凸部を有するので、これを用いて作製した板状シリコン中に他の部分よりも厚く平坦な部分が存在するが、厚い平坦部が周辺部に存在しない場合、プロセス中、クラックが、周辺部において最も板厚が薄い部分から入るという問題があり、特に板厚が薄い場合にその傾向は顕著である。
特開2001−223172号公報
本発明は上記従来の技術の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、板状半導体において、周縁部の最低板厚を内側の最低板厚よりも厚い部分を有する板状半導体により、当該板状半導体の強度をより向上させることを目的とする。
本発明は、表面に凹凸形状を有する板状半導体において、該板状半導体は主面部と周縁部とからなり、該板状半導体の周縁部における最低板厚が、該板状半導体の主面部における凹部の最低板厚よりも厚いことを特徴とする板状半導体を提供する。
具体的には、本発明の第1の態様の板状半導体は、表面に凹凸形状を有する板状半導体であって、該板状半導体は主面部と周縁部とからなり、該板状半導体の周縁部における最低板厚が、該板状半導体の主面部における凹部の最低板厚よりも厚く、上記主面部における凹凸形状は、点状の凹凸形状であり、上記周縁部が線状の凹凸形状を有することを特徴とする。
また、本発明の第2の態様の板状半導体は、表面に凹凸形状を有する板状半導体であって、該板状半導体は主面部と周縁部とからなり、該板状半導体の周縁部における最低板厚が、該板状半導体の主面部における凹部の最低板厚よりも厚く、上記主面部における凹凸形状は、点状の凹凸形状であり、上記周縁部における凹凸の間隔が、上記主面部の凹凸の間隔よりも小さいことを特徴とする。
好ましくは、上記周縁部が平滑部を有する。また、上記第1の態様においては、好ましくは、周縁部における凹凸の間隔が、主面部の凹凸の間隔よりも小さい。
好ましくは、周縁部が、上記線状と平滑および主面部の凹凸よりも間隔が小さい凹凸とからなる。
本発明は、上記のいずれかに記載の板状半導体を用いた太陽電池を提供する。
本発明はまた、板状半導体を成長させる面に凹凸形状を有する、上記の第1の態様のいずれかに記載の板状半導体を製造するために用いる下地板であって、上記成長させる面の周縁部は線状の凸部を有し、該周縁部の内側にある主面部は点状の凹凸形状を有することを特徴とする板状半導体製造用下地板を提供する。
本発明はまた、板状半導体を成長させる面に凹凸形状を有する、上記の第2の態様のいずれかに記載の板状半導体を製造するために用いる下地板であって、上記成長させる面の周縁部は、点状の凸部を有し、該周縁部の凹凸間隔は該周縁部の内側にある主面部の凹凸間隔よりも狭く、該周縁部の内側にある主面部は点状の凹凸形状を有することを特徴とする板状半導体製造用下地板を提供する。
本発明の板状半導体によれば、該板状半導体の周縁部における最低板厚が、該周縁部の内側にある主面部における凹部の板厚よりも厚いので、強度が大きく、当該板状半導体をデバイスに用いる際のプロセスにおいてもクラックなどの欠陥も生じない。
本発明の板状半導体は、表面に凹凸形状を有し、該板状半導体は主面部と周縁部とからなり、第一に、該板状半導体の周縁部における最低板厚が、該板状半導体の主面部における凹部の最低板厚よりも厚いことを特徴とする。
本発明の板状半導体について図1〜12を用いて説明する。図1(A)は板状半導体の主面部および周縁部を説明するための概略斜視図であり、図1(B)は、図1(A)の板状半導体において周縁部および主面部の最低板厚の場所を通る一点鎖線X1aで切断した時の板状半導体の断面図である。本発明において、板状半導体の主面部とは、板状半導体の表面の中央に凹凸部が形成されている部分のことをいい、板状半導体の周縁部とは、上記主面部の外側の表面に形成された、主面部における形状と区画された形状の部分をいう。たとえば、図1(A)を例にとれば、板状半導体の主面部は、図1(A)のiの部分であり、板状半導体の周縁部とは、図1(A)のoの部分をいう図1(A)の板状半導体は、主面部において点状の凹凸形状を有する。また、図1(A)および図1(B)において周縁部は平滑な形状で示しているが、本発明において板状半導体の周縁部は、後述の図3(A)および図3(B)等のように、少なくとも一部に凹凸形状を有する。
本発明において、例えば図1(B)に示すように、板状半導体の周縁部oの最低板厚doは、板状半導体の内側iの最低板厚diに比べ大きいことを特徴とする。周縁部の板厚が主面部の最低板厚よりも厚いので、板状半導体の強度が増し、周縁部からの割れが減少する。これにより主面部における最低板厚を薄くしても強度の低下を抑えることができ、作製した板状半導体を製品化のプロセスに流す工程における歩留まりを維持することができる。また、本発明において、周縁部の平滑部の幅W1aは広ければ広いほど強度は増す。
図2(A)は下地板の主面部および周縁部を説明するための概略斜視図である。また、図2(B)は、図2(A)の主面部の凸部の頂点を通る一点鎖線X2aで切断した時の下地板の断面図である。板状半導体が成長する下地板の周縁部は平面状の凸形状からなり、主面部は点状の凹凸形状からなる。ここで、下地板における主面部および周縁部は、上述の板状半導体の主面部および周縁部の定義において板状半導体を下地板によみかえるものとする。
図2(B)における周縁部の平面状の凸形状部分の幅W2bは20mm以下が望ましい。周縁部の平面状の凸形状部分の幅W2bが広いほど、作製した板状半導体の強度は増すが、後述する作製方法では、下地板の平面状の凸形状部分において凸部の占める面積が増すと作製した板状半導体の剥離が困難になることがあるからである。また、下地板の平面状の凸形状部分の幅W2bが広がると、作製される板状半導体はデンドライド成長を反映した凹凸を有することになり、特にデンドライドの周辺が薄くなるからである。
次に、本発明の別の板状半導体について図3および4を用いて説明する。図3(A)は本発明の板状半導体の概略斜視図であり、図3(B)は、図3(A)の周縁部および主面部の最低板厚の場所を通る一点鎖線X3aで切断したときの板状半導体の断面図である。図3(A)の板状半導体において、主面部iには点状の凹凸形状が形成され、周縁部oには線状の凹凸形状が形成されている構造である。図3(B)において、板状半導体の周縁部oの最低板厚doは、板状半導体の主面部iの最低板厚diに比べ大きいことを特徴とする。また、図3(A)の板状半導体において、線状の凹凸部の幅W3aは広ければ広いほど強度は増す。
図4(A)は、図3(A)の板状半導体を後述する板状半導体の製造方法により作製した際に用いる下地板の概略斜視図である。
また、図4(B)は、図4(A)の主面部の凸部の頂点を通る一点鎖線X3aで切断した時の下地板の断面図である。図4(A)において、板状半導体が成長する下地板表面の周縁部は線状の凸部からなり、主面部は点状の凹凸部からなる。図4(A)の下地板において、線状の凸部の間隔P4oは好ましくは0.3mm以上5mm以下である。線状の凸部の間隔P4oを0.3mm以下にした場合、下地板の耐久性に問題がある。また、線状の凸部の間隔P4oが5mmを超えると成長起点からの距離が遠い場所があるため、最低板厚は薄くなり、作製した板状半導体において主面部の最低板厚よりも周縁部の最低板厚の方が薄くなるためである。
半導体材料を含有する融液に図4(A)に示した下地板を浸漬し、作製した本発明の板状半導体を太陽電池基板として使用することを考えた場合、線状の凹凸部を有する周縁部の幅W4bは太陽電池基板の一辺の長さの10%以下が好ましい。線状の凹凸部において結晶成長した板状半導体の部分は平均粒径が小さいため、変換効率が下がるためである。
また、図4(B)の下地板において、周縁部における線状の凸部の先端角度δ4oは45°以上150°以下が好ましい。先端角度δ4oが45°未満であると耐久性に問題があり、成長速度も遅くなるためである。また、先端角度δ4oが150°を超えると融液が凹部に入り込み剥離が困難になるためである。
本発明の別の板状半導体について図5および6を用いて説明する。図5(A)は板状半導体の概略斜視図であり、図5(B)は図5(A)の周縁部および主面部の最低板厚の場所を通る一点鎖線X5aで切断した時の板状半導体の断面図である。図5(B)において、板状半導体の周縁部oの最低板厚doは、板状半導体の主面部iの最低板厚diに比べ大きいことを特徴とする。理由は、図1および3における場合と同様である。また、図5(A)の板状半導体は、主面部および周縁部において点状の凹凸形状を有する。図5の板状半導体において、周縁部の幅W5aが広ければ広いほど強度の強い部分が増え板状半導体の強度は大きくなる。
図6(A)は、後述の板状シリコンの製造方法により下地板表面上に半導体材料結晶成長させた図5(A)の板状半導体を作製するための下地板の概略斜視図である。図6(B)は、図6(A)の周縁部および主面部の頂点を通る一点鎖線X6aで切断した時の下地板の断面図である。
図6(A)の下地板において、板状半導体が成長する下地板表面の周縁部および主面部ともに点状の凹凸部からなるが、周縁部の点状の凸部の間隔P6oが、主面部の凸部の間隔P6iに比べて小さいことを特徴とする。点状の凸部の間隔が狭いほど最低板厚が厚くなるため、下地板において周縁部および主面部における凸部の間隔を上記のようにすることで作製した板状半導体における周縁部の最低板厚doが主面部の最低板厚diより大きくすることができる。好ましくは点状の凸部の間隔P6oは0.3mm以上である。線状の凸部の間隔P6oを0.3mm以下にした場合、作製した板状シリコンの耐久性に問題があるためである。
半導体材料を含有する融液に図6(A)示した下地板を浸漬し、作製した本発明の板状半導体を太陽電池基板として使用することを考えた場合、好ましくは周縁部の幅W6bは太陽電池基板の一辺の長さの20%以下である。下地板において周縁部における凸部の間隔P6oは主面部における凸部の間隔P6iよりも狭いため、核生成する場所の密度が増え、結晶成長した板状半導体の周縁部の平均結晶粒径は主面部における平均結晶粒径より小さい。平均粒径が小さくなると結晶粒界によるキャリアの再結合が増加する。したがって、下地板において周縁部の幅W6bが太陽電池基板の一辺の長さの20%を超えると変換効率が下がるためである。
下地板において、周縁部における点状の凸部の先端角度δ6oは60°以上150°以下が好ましい。先端角度δ6oが60°未満であると作製した板状半導体の耐久性に問題があり、成長速度も遅くなるためである。また、先端角度δ6oが150°を超えると融液が凹部に入り込み剥離が困難になるためである。
本発明の別の板状半導体について図7〜12を用いて説明する。図7(A)、図9(A)および図11(A)は、周縁部が図1,3,5の周縁部の形状を組み合わせた板状半導体の概略斜視図であって、図7は図1と図3に示した周縁部の組み合わせからなり、すなわち、図7(A)において、対向する2組の周縁部は、1つは線状の凹凸形状であり、他方は平滑な形状となっている。図9は図1と図5に示した周縁部の組み合わせからなり、すなわち、図9(A)において、対向する2組の周縁部は、1つは平滑な形状であり、他方は点状の凸形状を有する。図11は図3と図5に示した周縁部の組み合わせからなり、対向する2組の周縁部は、1つは線状の凸形状であり、他方は点状の凸形状である。
図7、9および11における(B)は、図7、9および11における(A)の周縁部および主面部の最低板厚の場所を通るそれぞれの一点鎖線X7a,X9aおよびX11aで切断した時の下地板の断面図である。図7、9および11の板状半導体において、板状半導体の周縁部oの最低板厚doは、板状半導体の主面部iの最低板厚diに比べ大きいことを特徴とする。このようにdoがdiに比べて大きくする理由は上述のとおりである。
図7,9および11における(C)は、それぞれ図7、9および11における(A)の周縁部および主面部の最低板厚の場所を通る一点鎖線Y7a、Y9a、Y11aで切断した時の板状半導体の断面図である。このように切断した場合においても本発明の板状半導体の周縁部oの最低板厚doは、板状半導体の主面部iの最低板厚diに比べ大きいことを特徴とする。このようにdoがdiに比べて大きくする理由は上述のとおりである。
図7(A)および図9(A)における周縁部の平滑部の好ましい形状は図1(A)における周縁部の平滑部の好ましい形状と同じである。また、図7(A)および図11(A)における周縁部の線状の凹凸部の好ましい形状は図3(A)における周縁部の線状の凹凸部の好ましい形状と同じである。また、図9(A)および図11(A)における周縁部の凹凸の好ましい形状は図5(A)における周縁部の凹凸の好ましい形状と同じである。
図8,10および12における(A)は、後述の板状半導体の製造方法によって下地板表面上に半導体材料を結晶成長させた図7、9および11の(A)に示される板状半導体を作製するための下地板の概略斜視図である。図8,10および12の(B)は、図8、10および12の(A)の周縁部および主面部の凸部の頂点を通る一点鎖線X8a、X10a、X12aで切断した時の下地板の断面図である。図8,10および12の(C)は、図8,10および12の(A)の周縁部および主面部の凸部の頂点を通る一点鎖線8a、Y10aおよびY12aで切断した時の下地板の断面図である。
図8(A)および図10(A)における周縁部の平面状の凸部の好ましい形状は図3(A)における周縁部の平面状の凸部の好ましい形状と同じである。また、図8(A)および図12(A)における周縁部の線状の凸部の好ましい形状は図4(A)における周縁部の線状の凸部の好ましい形状と同じである。また、図10(A)および図12(A)における周縁部の点状の凸部の好ましい形状は図6(A)における周縁部の点状の凸部の好ましい形状と同じである。
上述のとおり、図1、3および5に示した板状半導体の周縁部の組み合わせた板状半導体によっても強度を増すことができる。なお、図1〜12までに示した下地板の主面部における点状の凸部の間隔Pni(nは2,4,6,8,10,12のいずれかである)は0.5mm以上5mm以下の範囲が望ましく、主面部における凸部の先端角度δni(nは2,4,6,8,10,12のいずれかである)は90°から150°が好ましい。
次に、本発明の板状半導体についての理解を容易にするために、ここに従来の凹凸形状を有する板状半導体を説明する。図13(A)は従来の板状半導体の概略斜視図であり、図13(B)は図13(A)における一点鎖線X13aで切断した時の板状半導体の断面図である。従来の凹凸形状を有する板状半導体では板の周縁部においても凹凸形状を有し、板厚の薄い部分が存在する。この薄い部分が周縁部にあることにより強度が弱くなる。その結果、凹凸を有する板状半導体を薄板化する場合、板状半導体の板厚は凹凸の薄い部分により強度の観点から制限される。
図14(A)は図13(A)の板状半導体を作製する際に融液に浸漬した下地板の概略斜視図である。図14(B)は図14(A)における一点鎖線Y14aで切断した時の下地板の断面図である。板状半導体が成長する下地板表面は点状の凸部からなる。
図2,4,6,8,10,12に示す下地板において、使用可能な材料としては特に限定されないが、熱伝導性の良い材料や耐熱性に優れた材料であることが好ましい。例えば、高純度黒鉛、炭化ケイ素、石英、窒化硼素、アルミナ、酸化ジルコニウム、窒化アルミ、金属などを使用することが可能であるが、目的に応じて最適な材質を選択すれば良い。高純度黒鉛は、比較的安価であり、加工性に富む材質であるためより好ましい。下地板の材質は、工業的に安価であること、得られる板状半導体の下地板品質などの種々の特性を考慮し、適宜選択することが可能である。さらに、下地板に金属を用いる場合、常に冷却し続けるなど、下地板の融点以下の温度で使用し、得られた板状半導体の特性にさほど影響を与えなければ、特に問題はない。
(板状半導体の製造装置)
本発明の板状半導体の製造装置について説明する。本発明の板状半導体を得る装置は、図15に示した装置を用いる場合に、特に効果がある。しかしながら、本発明を実現する装置は、これに限定されることはない。本発明の板状半導体を作製するための製造装置内の概略断面図を図15に示す。
図15に示す板状半導体の製造装置は、結晶成長された板状半導体S、下地板C、坩堝81、加熱用ヒーター82、原料融液83、坩堝台84、断熱材85、坩堝昇降用台86、下地板に固定された軸87、下地板を保持するための固定台88を備えている。
図15に示すように、原料融液温度以下の下地板Cが、図中左側から、矢印Zに示す軌跡で、坩堝81中にある原料融液83に浸漬され、融液中で結晶が成長し、融液から引き上げられる。このとき、原料融液83は、加熱用ヒーター82により融点以上に保持されている。安定して板状半導体Sを得るためには、融液温度の調節と、チャンバー内の雰囲気温度と、下地板Cの温度を厳密に制御できるような装置構成にする必要がある。
下地板Cには、温度制御が容易に制御できる構造を設けることが好ましい。下地板の材質は、特に限定されないが、熱伝導性の良い材料や耐熱性に優れた材料であることが好ましい。例えば、高純度黒鉛、炭化ケイ素、石英、窒化硼素、アルミナ、酸化ジルコニウム、窒化アルミ、金属などを使用することが可能であるが、目的に応じて最適な材質を選択すれば良い。高純度黒鉛は、比較的安価であり、加工性に富む材質であるためより好ましい。下地板の材質は、工業的に安価であること、得られる板状半導体の下地板品質などの種々の特性を考慮し、適宜選択することが可能である。さらに、下地板に金属を用いる場合、常に冷却し続けるなど、下地板の融点以下の温度で使用し、得られた板状半導体の特性にさほど影響を与えなければ、特に問題はない。
温度制御を容易にするには、銅製の下地板を保持するための固定台88を用いると都合がよい。固定台88とは、軸87と下地板Cを連結する部分のことを指す。固定台88や下地板Cは冷却する手段と連結されているのが好ましい。冷却機構と連結されていることで、下地板Cの温度調節がより容易になるためである。さらに、下地板Cを加熱する加熱機構を有する方が好ましい。すなわち、下地板の温度は、冷却機構を備えているだけでなく、加熱機構を備えている方が好ましい。原料融液中へ進入した下地板は、その下地板表面に板状半導体Sが成長する。その後、下地板は原料融液から脱出するが、下地板側は原料融液から熱を受け、下地板の温度が上昇する傾向にある。しかし、次に同じ下地板を同じ温度で原料融液へ浸漬させようとすると、下地板の温度を下げるための冷却機構が必要となる。すなわち、一度原料融液から脱出した下地板は、冷却機構で冷却され、次に原料融液に浸漬される前までに、加熱機構を用いて、成長下地板の温度制御を行う方が良い。加熱機構は、高周波誘導加熱方式、抵抗加熱方式、ランプ加熱方式でも構わない。このように、冷却機構と加熱機構を併用することで、板状半導体の安定性は、格段に上昇する。
下地板の温度制御と共に重要なのは、原料融液の温度管理である。融液の温度を融点近傍で設定していると、下地板が融液に接することで原料融液の湯面が凝固を起こす可能性があるため、融液の温度は、融点以上であることが好ましい。これは複数の熱電対もしくは、放射温度計などを用いて厳密に制御することができる。
融液温度を厳密に制御するには、熱電対を融液中に浸漬させるのが直接的で好ましいが、熱電対の保護管などからの不純物が融液に混入する恐れがあるために、汚染を防止する構造にする必要がある。制御方法は、坩堝などに熱電対を挿入するなどして、間接的に制御するか、放射温度計によりシリコン融液の温度を測定できるような構造にすることが好ましい。
融液の入った坩堝81は、坩堝台84を介して断熱材85の上に設置されている。これは、融液温度を均一に保持するためと、坩堝底からの抜熱を最小限に抑制するために用いられている。その断熱材85の上には、坩堝台84が設置されており、坩堝昇降軸86が接続されており、昇降機構が設けられている。これは、下地板C上で板状半導体が成長するため、常に下地板Cが、原料融液の湯面から同じ深さで浸漬できるように上下動させるためである。湯面から同じ深さで浸漬できるようにする方法は、これに限定されない。湯面位置を一定に保つ、すなわち、板状半導体として取り出された分の原料を補充する方法なども適用可能である。これは、原料の多結晶体(塊)を溶融させて投入したり、融液のまま順次投入したり、粉体を順次投入する方法などを用いることが可能である。但し、できるだけ融液の湯面を乱さないようにすることが好ましい。融液の湯面を乱すと、そのときに発生する波形状が得られる板状半導体の融液面側に反映され、得られる板状半導体の均一性を損ない、品質の安定性を損なう可能性があるためである。
次に、別の板状半導体の製造装置を、図16を用いて説明する。図16において、坩堝昇降機構96および坩堝保持部94,95に付設された坩堝91上に熱遮蔽板102の開口部103を有し、その開口部103を移動することが可能な固定台98と基板Cが固定脚97に接続され、その固定脚97は、冷却器99に接続されている。また、この冷却器99は、角度が変更できる関節部100を有するアーム101に接続されている。ただし、この図において、アームや関節部を移動させる手段、真空排気ができるようなチャンバーなどの装置は示していない。本装置においては、坩堝91上には、熱遮蔽板102が開口されており、基板Cは任意の軌道を描けるような構成になっている。その基板C上で結晶が成長し、板状半導体Sが形成されるのである。このとき、基板Cの温度、半導体融液93の温度などを制御することにより、形成される板状半導体の厚みを制御することが可能になる。この装置においては、アーム101が関節部100を有することにより、基板Cが移動する構成であるが、アーム101ごと移動する構成であっても構わない。このように、アームごと移動させるような機構を設けることで、基板Cを半導体融液の湯面から同じ深さで浸漬させることが可能となる。
(板状シリコンの製造方法)
次に、図15に示す板状半導体の製造装置に、本発明の下地板を用いた場合の板状半導体の製造方法について説明する。特に、ここでは、原料にシリコンを用いた場合について、説明する。
まず、得られる板状シリコンの比抵抗が0.5〜5Ω・cmになるようにボロンの濃度を調整したシリコン塊(原料)を、高純度黒鉛製坩堝81に一杯になるまで充填する。その坩堝を、図15に示すような装置内に設置する。次に、チャンバー内の真空引きを行い、チャンバー内を所定の圧力まで減圧する。その後、チャンバー内にArガスを導入し、常に10L/minの流速で、チャンバー上部よりArガスを流したままにする。このように常にガスを流し続けるのは、清浄なシリコン湯面を得るためである。
次に、シリコン溶融用のヒーター82の温度を1500℃に設定し、坩堝81内のシリコン塊を完全に溶融状態にする。このとき、シリコン原料は溶融することで液面が低くなることから、シリコン融液の湯面が、坩堝81の上面から1cm下の位置になるように、新たにシリコン粉末を投入する。シリコン溶融用のヒーターは、一度に1500℃に上げるのではなく、約1300℃まで5〜50℃/minの昇温速度で加熱し、その後、所定温度まで上げるのが好ましい。これは、急激に温度を上げると、坩堝の角部に熱応力が集中的にかかり、坩堝の破損に繋がるためである。
その後、シリコンが完全に溶融したのを確認したのち、シリコン融液温度を1410℃に設定し、30分間そのまま保持し、融液温度の安定化を図る。次に、坩堝昇降機構86を用いて、坩堝81を所定の位置まで移動させる。このときのシリコン融液温度は、1400℃以上、1500℃以下が好ましい。シリコンの融点が1410℃付近であるため、1400℃以下に設定すると、坩堝壁から徐々に湯面が固まってくるためである。また、1500℃以上に設定すると、得られる板状シリコンの成長速度が遅くなり、生産性が悪くなるため余り好ましくない。
次に、板状シリコンを成長させるが、図2,4,6,8,10および12に示すような下地板を図15中の左側から右側へ矢印Zの軌道のように進行させる。このとき、下地板の表面、例えば図1の成長面1側をシリコン融液に接触させ、下地板の前方部F1が進行方向側になるように、下地板を移動させる。このように、下地板の表面がシリコン融液に接することで、板状シリコンが、成長面1側に形成される。板状シリコンを下地板上に成長させる軌道は、特に限定されない。例えば、円軌道や、楕円軌道や、それらの組み合わせた軌道など、任意の軌道を実現できるような構造にしておく方が好ましい。
図2,4,6,8,10および12において、下地板Cの進行方向部分Fの形状は、平面で形成されているが、特に限定されない。より好ましい形状は、成長面1上に成長した板状シリコンが落下しないような形状にすることが好ましい。
シリコン融液への進入時の基板の表面温度は、シリコン融液の凝固点以下であることが必要である。より好ましくは、1100℃以下である。これは、基板の温度が1100℃以上であると、基板を1100℃まで加熱するのに時間を要するだけでなく、板状シリコンの成長速度が遅くなり、生産性が悪くなるため好ましくない。基板の温度を調整するには、冷却機構と加熱機構の両方を備えているために、生産性が向上するだけでなく、製品の歩留まり向上、さらには、品質の安定化を図ることができる。
また、下地板の表面温度を再現性よく制御する方法として、シリコン融液からの輻射熱の届かない、もしくは、その影響が少ない位置で、固定台への下地板の装着を行い、その後、直ぐにシリコン融液へ進入させる方法を採用することで、下地板の温度を制御しない装置構成も可能である。
ここでは、板状シリコンの製造方法について説明を行ってきたが、前述のように、成長に使用する下地板の材質や形状などを適宜変更することで、金属や、IV族(IV−IV族)半導体や、III−V族半導体や、II−VI族半導体などの、板状半導体の作製などにも容易に転用することが可能である。
さらに、ここでは、図15に示した製造装置を用いて説明しているため、下地板Cの下側に板状シリコンが成長する。しかしながら、図15とは、違った装置構成で、下地板の上下を逆さまにすることで、下地板Cの上側にも板状シリコンを作製することも可能となる。
次に、図16に示す板状シリコン製造装置を用いて、本発明による板状シリコンの製造方法について説明する。ここでは図16の板状シリコン製造装置を用いた板状シリコンを製造方法の一例を示すが、本発明は製造装置にかかわらず前記基板を、融液に接触させることに特徴がある。また、本発明は基板の材質、坩堝材質等にも限定されない。
得られる板状シリコンの比抵抗が1Ω・cmになるようにボロンの濃度を調節したシリコン原料を、高純度カーボン製坩堝に保護された石英坩堝91内に充填し、図16にあるような装置内に設置する。その後、本体チャンバー内の圧力を300Paになるまでロータリーポンプを用いて排気を行い、その後、6Paになるまで、メカニカルブースターポンプを用いてさらに排気を行う。
次に、坩堝を坩堝加熱用ヒーター92に周波数4kHz、電力80kWのインバーターを用いて、4℃/minの昇温レートにて500℃まで昇温する。本体チャンバー内の圧力を6Pa、坩堝温度を500℃を維持した状態で90分間保持することにより、カーボン製坩堝に含まれている水分を除去する。また、一度に昇温しないのは、坩堝の角部などに熱応力が集中的にかかり、坩堝の破損を防止するのが目的である。
このようなベーキングを経た後、一旦インバーターの出力を停止し、坩堝の加熱を停止する。この状態で、本体チャンバーの圧力を800hPaになるまでArガスを充填する。本体チャンバー内が800hPaに達した時点で、再び坩堝を昇温レート10℃/minにて加熱し、坩堝温度が1550℃になるまで昇温する。坩堝温度を1550℃で安定させることにより、坩堝内のシリコン塊はやがて全て溶融して、シリコン融液となる。シリコン塊が完全に溶解したのを確認し、シリコン湯面の高さが坩堝上端より15mmになるように、シリコン塊もしくはシリコン粉末を追加投入する。追加投入したシリコン塊が全て溶融したことを確認したのち、坩堝の設定温度を1430℃まで落として、シリコン融液の温度安定化のため30分間その状態を保持する。
次に、板状シリコンを下地板C上に成長させるが、下地板の成長面が、シリコン融液に接触するように移動させる。このように、下地板の成長面がシリコン融液に接することで、下地板の表面に板状シリコンSが成長する。下地板C上に板状シリコンSを作製するための軌道は、円軌道、楕円軌道であってもよい。特に、任意の軌道を実現できるような図16のような装置構造にすることで、得られる板状シリコンSの歩留まりを向上させることができる。
図16にあるように、下地板Cと板状シリコンSはチャンバー内で剥離してもいいし、チャンバー外へ搬出しても構わない。特に、生産速度を上げるのであれば、チャンバー内で、下地板Cから剥離し、板状シリコンSだけをチャンバー外へ搬出するのが好ましい。このようにすることで、下地板Cをチャンバー外へ搬出することがなくなるだけでなく、Arガスの消費量も大幅に低減することが可能となり、より安価な板状シリコンを提供することが可能となる。
(板状シリコンの作製)
比抵抗が2Ω・cmになるようにボロン濃度を調整したシリコン原料を、高純度カーボン製坩堝に保護された石英製坩堝内に入れ、図15に示すような装置内に固定した。
まずチャンバー内を1.3×10−3Pa程度まで真空引きし、常圧までArガスで置換し、その後Arガスを10L/minでフローしたままにした。次に、シリコン原料をヒーターにより溶融するが、シリコン溶解用ヒーターを10℃/minの昇温速度で1500℃まで昇温し、シリコン原料が完全に溶解したことを確認したのち、坩堝温度を1425℃に保持し、安定化を図った。図2,4,6,8,10,12および図14の下地板の成長面の温度を200℃に制御し、成長面1が湯面から8mm下の部分を通過するように浸漬し、板状シリコンを成長させた。用いた下地板の成長面1は、縦155mm、横155mmであり、下地板の厚み30mmであった。図2,4,6,8,10,12および図14の下地板の主面部は図14(A)に示すような四角錘の凸部を有する形状とした。また、凸部は格子状に存在しており、その主面部または主面の凸部の間隔Pni(nは2,4,6,8,10,12,14)は1.5mm、凸の深さhni(nは2,4,6,8,10,12,14)は0.3mmとした。
図2(B)の下地板を用いた場合において、周縁部の幅W2boを3mmおよび9mmとした場合をそれぞれ参考例1および2とした。図4(B)の下地板を用いた場合において、周縁部における線状の凸の間隔P4oは1mm、凸の深さh4oは0.2mmと一定にし、周縁部の幅W4oを3mmおよび9mmとした場合をそれぞれ実施例1および2とした。また、周縁部における線状の凸の間隔P4oが1.5mm、凸の深さh4oが0.3mm、周縁部の幅W4oが9mmの場合を実施例3とした。
図6(B)の下地板を用いた場合において、周縁部における点状の凸の間隔P6oを0.75mmにし、凸の深さh6oを0.15mmと一定にし、周縁部の幅W6oを3mmおよび9mmとした場合をそれぞれ実施例4および5とした。また、周縁部における点状の凸の間隔P6oが0.5mm、凸の深さh6oが0.1mm、周縁部の幅W6oが3mmの場合を実施例6とした。
また、図14の下地板を用いた場合を比較例1とした。
(太陽電池の作製)
次に、成長させた板状シリコンにおいて、下地板の平面F1から成長した部分のみを切断し、太陽電池のプロセスに通し、太陽電池を作製した。
得られた板状シリコンの洗浄のため、水酸化ナトリウムによるアルカリエッチングを行った後、POCl拡散により当該板状シリコンをp型基板とし、さらにn層を形成した。板状シリコン表面に形成されているPSG膜をフッ酸で除去した後、太陽電池の受光面側となるn層上にプラズマCVDを用いてシリコン窒化膜を形成した。次に、太陽電池の裏面側となる面に形成されているn層を硝酸とフッ酸との混合溶液でエッチング除去し、p型基板を露出させ、その上に裏面電極およびp層を同時に形成した。次に、受光面側の電極をスクリーン印刷法を用いて形成した。その後、半田ディップを行い、太陽電池を作製した。AM1.5、100mW/cmの照射下にて、「結晶系太陽電池セル出力測定方法(JIS C 8913(1988))」に従って、太陽電池の特性評価を行った。このようにして作製した太陽電池について、条件を表1に、結果を表2に示す。
Figure 0004413050
Figure 0004413050
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
板状半導体の主面部および周縁部を説明するための図である。 板状半導体を製造するための下地板の一例の図である。 本発明の板状半導体を示す図である。 図3の板状半導体を製造するための下地板の図である。 本発明の板状半導体を示す図である。 図5の板状半導体を製造するための下地板の図である。 本発明の板状半導体を示す図である。 図7の板状半導体を製造するための下地板の図である。 本発明の板状半導体を示す図である。 図9の板状半導体を製造するための下地板の図である。 本発明の板状半導体を示す図である。 図11の板状半導体を製造するための下地板の図である。 従来の板状半導体を示す図である。 図13の板状半導体を製造するための下地板の図である。 本発明の板状半導体を製造するための製造装置の一例を示す概略断面図である。 本発明の板状半導体を製造するための製造装置の一例を示す模式図である。
81 坩堝、82 ヒーター、83 原料融液、84 坩堝台、85 断熱材、86 坩堝昇降機構、87 軸、88 固定台、91 坩堝、92 坩堝加熱用ヒーター、93 半導体融液、94,95 坩堝保持部、96 坩堝昇降機構、97 固定脚、98 固定台、99 冷却器、100 関節部、101 アーム、102 熱遮蔽板、103 開口部、i 主面部、o 周縁部、di 主面部の最低板厚、do 周縁部の最低板厚、F 進行方向部分、P2i,P4i,P4o,P6i,P6o,P8i,P10i,P10o,P12i,P12o,P14bi 凸部間隔、S 板状半導体、W1a,W2b,W3a,W4b,W5a,W6b 周縁部の幅、δ 先端角度。

Claims (8)

  1. 表面に凹凸形状を有する板状半導体において、該板状半導体は主面部と周縁部とからなり、該板状半導体の周縁部における最低板厚が、該板状半導体の主面部における凹部の最低板厚よりも厚く、
    前記主面部における凹凸形状は、点状の凹凸形状であり、
    前記周縁部が線状の凹凸形状を有することを特徴とする、板状半導体。
  2. 表面に凹凸形状を有する板状半導体において、該板状半導体は主面部と周縁部とからなり、該板状半導体の周縁部における最低板厚が、該板状半導体の主面部における凹部の最低板厚よりも厚く、
    前記主面部における凹凸形状は、点状の凹凸形状であり、
    前記周縁部における凹凸の間隔が、前記主面部の凹凸の間隔よりも小さいことを特徴とする、板状半導体。
  3. 前記周縁部が平滑部を有することを特徴とする、請求項1または2に記載の板状半導体。
  4. 前記周縁部における凹凸の間隔が、前記主面部の凹凸の間隔よりも小さいことを特徴とする、請求項1に記載の板状半導体。
  5. 前記周縁部が、上記線状の凹凸形状と平滑および主面部の凹凸よりも間隔が小さい凹凸とからなることを特徴とする、請求項1または2に記載の板状半導体。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の板状半導体を用いた太陽電池。
  7. 板状半導体を成長させる面に凹凸形状を有する、請求項1に記載の板状半導体を製造するために用いる下地板であって、前記成長させる面の周縁部は線状の凸部を有し、該周縁部の内側にある主面部は点状の凹凸形状を有することを特徴とする、板状半導体製造用下地板。
  8. 板状半導体を成長させる面に凹凸形状を有する、請求項2に記載の板状半導体を製造するために用いる下地板であって、前記成長させる面の周縁部は点状の凸部を有し、該周縁部の凹凸間隔は該周縁部の内側にある主面部の凹凸間隔よりも狭く、該周縁部の内側にある主面部は点状の凹凸形状を有することを特徴とする、板状半導体製造用下地板。
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