JP4412844B2 - ケーブル導通検査装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、VVFケーブル(600Vビニル絶縁ビニルシース平型ケーブル)等における内部導体の導通を電気検査する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
出荷後に導通不良といった品質上のトラブルを避けるために、製造過程でケーブル導体の導通検査が行われる。導通検査具や検査装置の従来例として、特開平9−203763号公報に記載のケーブル用導通検査具と検査用検出ピンがある。図5(a),(b)は、それを概念的に示す断面図である。
【0003】
被検査体例のVVFケーブル1は、導体3を絶縁体4で被覆した3本の絶縁線心2をこの上からシース5で被覆してなっている。導通検査具はそれら絶縁線心2の本数に対応する3つの検出ピン6,7,8が備わっていて、3つの検出ピン6,7,8を図でいう上方向から同時降下させ、まず外皮のシース5を突き破り、続いて各絶縁線心2の絶縁体4を突き破って導体3にピン先を接触させる。その接触で電流が流れるかどうかを検出し、ケーブルとしての導通可否を検査する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この図示例の特開平9−203763号公報の検査具他、一般的な導通検査装置では次の共通する問題点がある。
経時使用によって3つの検出ピンのうち、図5(a)に示すように、たとえば検出ピン6,7の2本が摩耗し、正常な他の1本の検出ピン8に対して長さ寸法Sだけ差違を生じたとする。その場合、正常な検出ピン8が導体3に接触しているにもかかわらず、摩耗した検出ピン6,7の2本はまだ導体3に接触できない事態が発生する。従来、そうした問題には、摩耗した寸法差Sだけ検出ピン6の下降ストロークを調整して対応し、図5(b)に示すように、3本の検出ピン6,7,8を対応する各導体3に同時接触させようにしている。
【0005】
しかしながら、摩耗量だけ調整して3つの検出ピン6,7,8の下降ストロークを揃えても、検出ピン6,7のピン先が摩耗したままであれば、図6(a),(b)に示すあらたな問題が発生する。
【0006】
検出ピン6,7の摩耗したピン先で絶縁体4やシース5を突き破ろうとしても切れ味が鈍いことに関連する問題である。すなわち、図6(a)に示すように、下降ストロークを揃えた検出ピン6,7,8を同時にケーブル1のシース5に押しつけて検査開始時にシース5を突き破ることができても、たとえば真ん中の摩耗検出7のように、絶縁線心2の絶縁体4を突き破ることができない場合がある。すると、その摩耗検出ピン7は図6(a)中の符号Aで示す反対領域に絶縁線心2を押し下げるだけであり、図6(b)に示すように、絶縁線心2全体が反対領域Aのシース5に潜るように下方へ逃げてしまう。結果、その摩耗検出ピン7は厚さtの絶縁体4に拒まれて導体3に接触できず、導体3が正常であるにもかかわらず導通不良と検出してしまう不都合があり、検査の信頼性を損なうことはもとより、検査作業を著しく非能率なものにする。
【0007】
したがって、本発明の目的は、被検査体であるケーブル内の導体に検出用の触端子を確実に接触させることができるので、電気的導通検査の信頼性や検査作業の能率が高められるケーブル導通検査装置を提供することにある。
【0008】
上記目的を達成するために、本発明にかかる請求項1に記載のケーブル導通検査装置は、水平方向から挿入し被検査体ケーブル30を位置決め保持するケーブルホルダ12が設けられる装置フレーム11を備え,
前記装置フレーム11に上下端が固定され上下方向に延びるガイド棒13を設け,
前記ガイド棒13に摺動自在に嵌合され、前記ケーブルホルダ12を挟んで上側と下側にそれぞれ前記ガイド棒13に沿って上下方向へ案内され、前記被検査体ケーブル30の絶縁線心31の本数に対応する数の触端子18,19を保持可能な上側触端子ホルダ14と下側触端子ホルダ15とを設け,
前記上側触端子ホルダ14と下側触端子ホルダ15のそれぞれに取り付けられる触端子18,19は、上側下側とが対をなして対向するように配置され、前記上下触端子ホルダ14,15の定位置からそれぞれが前記ケーブルホルダ12に向かって同時に等速で接近離間するように構成してなり,
前記上下触端子ホルダ15は、クランク機構によって定位置から上側の触端子ホルダ14が下方向へ押し下げられ、同時に下側の触端子ホルダ15が上方向へ押し上げられ前記上下対をなして対向するように配置される触端子18,19の先端触針を接近離間するように構成してなり,
前記クランク機構の作用によって前記上下触端子ホルダ14,15の定位置から前記ケーブルホルダ12へ接近する上下方向の相対移動によって、上側触端子18の先端触針と下側触端子19の先端触針を前記ケーブルホルダ12に設けた前記触端子ガイド孔12b,12cに挿入させ、前記被検査体ケーブル30を位置決めし、該ケーブル30に直交する方向から前記上下触端子18,19を同時に移動させてシース34および絶縁体33を順に突き破って導体32に接触させることにより、電流の流れの有無を検出して導通検査するようにしたことを特徴とする。
【0009】
以上の構成により、導体32に接触させる触端子が、その導体32の一側と他側の両面から同時に対向方向から接触する一対からなっているので、従来の一側だけから1つの触端子を接触させる構造と比べて、触端子を確実に導体32に接触させることができ、導通検査の信頼性が増す。
また、以上の構成により、ケーブルホルダ12の筒体に位置決め保持された状態のケーブル30に対して、触端子が触端子ガイド孔12b,12cに案内されて接近するため、導体32への接触にぶれなどが生じない。
【0012】
また、請求項に記載のケーブル導通検査装置は、請求項1に記載のケーブル導通検査装置におけるケーブルホルダ12を、筒体に形成し、被検査体ケーブル30を挿入する位置決め孔12aに挿入して水平に位置決め保持するように形成し、位置決め孔12aの長さ方向の中間位置に、孔軸に直交する上下方向へ貫通する2つの触端子ガイド孔12b,12cを設けたことを特徴とする。
【0013】
以上の構成により、触端子は触端子ホルダに保持されており、その触端子ホルダをクランク機構で規則性をもって上下方向に相対移動させるので、ケーブル30への当接力や導体32への接触力にばらつきがなく、均一化が図れる。
【0014】
また、請求項に記載のケーブル導通検査装置は、請求項1又は2に記載のケーブル導通検査装置におけるクランク機構略く字形状に形成され、一端が回動軸ピン21でフレーム11のケーブルホルダ12形成位置に回動可能に軸支され、他端が自由端で操作力を加える操作ハンドル22を備える操作レバー20と,操作レバー20には、回動軸ピン21を中心点にしてその両側に均等距離に振り分けた位置にそれぞれ一端部が連結ピンを介して連結され、かつ前記2つの触端子ホルダにそれぞれ他端部が連結ピンを介して連結されて、操作レバーの操作回動力を2つの触端子ホルダの直線運動に変換するための2つのクランクレバーと,を備え,操作ハンドル22に操作力を加え、操作レバー20を定位置から回動操作を行うことによって、一対の触端子ホルダ14,15をガイド棒13に沿って上下方向への直線動に変換して駆動するものであることを特徴とする。
【0015】
以上の構成により、操作レバー20を操作することにより、その操作力がクランクレバー16,17を介して梃子力を利用して過剰にならず均一に付与され、触端子がケーブル30のシース34や絶縁端33を順に突き破る力、そして導体32に接触する力を好適に設定できる。
【0016】
また、請求項に記載のケーブル導通検査装置は、請求項1,2又は3に記載のケーブル導通検査装置における一対の上下触端子ホルダに保持される前記上下一対の触端子の移動ストロークを、上下一対の触端子の先端触針が最接近したときの上下一対の触端子の先端触針の対向距離を被検査体ケーブル30の仕様に対応して調整可能に構成したことを特徴とする。
【0017】
以上の構成により、触端子の移動ストロークが可変であるので、ケーブルの大きさや種類などの仕様変更に対応できるので、一機種の装置に汎用性をもたせることができる。
【0018】
また、請求項に記載のケーブル導通検査装置は、請求項1,2,3又は4に記載のケーブル導通検査装置における上下一対の触端子ホルダに保持される上下一対のそれぞれの触端子を,各触端子ホルダに取り替え可能に取り付けられていることを特徴とする。
【0019】
以上の構成により、経時使用で触端子に摩耗などが生じた場合、新旧取り替えによって導通検査の品質が高まる。
【0021】
以上の構成により、ケーブル30がたとえばVVFケーブルのようにシース34内に3本の絶縁線心31を有するものでは、それらの3本の導体32に対してそれぞれ上下から3つの対の触端子を接触させることができ、それら3つの対の触端子は上下ごとに1つの触端子ホルダに保持させることができる。この場合、3つの対の触端子のいずれかに摩耗などが生じれば、その触端子だけを簡便に交換できる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかるケーブル導通検査装置の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0023】
図1(a),(b)は、本例装置10において被検査体のケーブル30を保持して導通検査に臨む状態を示す部分断面による側面図と、ケーブル30の構造を示すA−A線からの断面図である。ケーブル30については、導体32を絶縁体33で被覆した3本の絶縁線心31を有し、これら3本の絶縁線心31をシース34で被覆してなっているVVFケーブル(600Vビニル絶縁ビニルシース平型ケーブル)を具体例にしている。
【0024】
装置フレーム11のたとえば上下方向中央部にケーブルホルダ12が設けられ、図の左方向から被検査体のケーブル30をそのケーブルホルダ12の筒体に設けた細長い位置決め孔12aに挿入して、ほぼ水平に位置決め保持するようになっている。位置決め孔12aの長さ方向の中間位置には、孔軸に直交する上下方向へ貫通して2つの触端子ガイド孔12b,12cが設けられている。
【0025】
また、装置フレーム11においては、上下方向へ細長く延びる1本のガイド棒13が設けられている。そのガイド棒13に2つの触端子ホルダ14,15が摺動自在に嵌合して上下方向へ案内され、上記ケーブルホルダ12の上側と下側における定位置からケーブルホルダ12に向かって相対に接近離間するようになっている。
【0026】
それら上側の触端子ホルダ14と下側の触端子ホルダ15では、ケーブル30の絶縁線心31の本数に対応して、つまり導体32の本数に対応して図面に垂直な方向へ3本ずつ触端子18a,18b,18cと19a,19b,19cを上下対向させて保持している。
【0027】
代表的に上下一対の触端子18a,19aについて示せば、触端子ホルダ14,15に保持された図1(a)に示す定位置からケーブルホルダ12へ接近する上下方向へ相対移動によって、触端子18a,19aの比較的鋭利な先端触針をケーブルホルダ12に設けた上記触端子ガイド孔12b,12cに挿入させるようになっている。触端子ガイド孔12b,12cとしては、図面に垂直な方向へ3つの対の触端子18a,18b,18cと触端子19a,19b,19cに対応して上下に3つずつがケーブルホルダ12に設けられていることになる。
【0028】
また、それら触端子18a,19aを上下相対に移動させる作動装置は図示例のごときクランク機構を主体にして構成されている。略く字形状の操作レバー20が備わり、この一端部は回動軸ピン21でフレーム11の中央部に回動可能に軸支され、他端部は自由端となっていてそこの操作ハンドル22に操作力を加え、図1(a)の定位置から反時計廻り方向へ回動操作できるようになっている。操作は検査員の人力などもって行うことができる。
【0029】
また、かかる操作レバー20には、回動軸ピン21を中心点にしてその両側に均等距離に振り分けた位置に、2つのクランクレバー16,17がそれらの一端部をヒンジピン16b,17bを介して回動可能に連結されている。そうしたクランクレバー16,17の他端部はヒンジピン16a,17aを介して回動可能に上記触端子ホルダ14,15に連結されている。
【0030】
したがって、このクランク機構によって操作レバー20に加えられた回動操作力は上記2つのクランクレバー16,17に伝達され、上下の触端子ホルダ14,15のガイド棒13に案内される上下方向への直線動に変換されるようになっている。すなわち、操作レバー20の反時計廻り方向への回動操作で、上側の触端子ホルダ14が下方向へ押し下げられ、同時に下側の触端子ホルダ15が上方向へ押し上げられるようになっている。
【0031】
また、図3に示すように、本装置においては上側の触端子18a,18b,18cと下側の触端子19a,19b,19cのそれら上下で対応する一対同士が、リード線41,42,43で並列に導通測定器40に接続されて検査回路を形成している。
【0032】
次に、以上の構成による本実施の形態の装置において、被検査体ケーブル30の導通検査を行う態様を説明する。
図1(a)のように、ケーブル30が装置フレーム11のケーブルホルダ12に左側から挿入されて位置決め保持され、導通の可否を検出する電気検査の開始に備える。操作レバー20を反時計廻り方向へ回動操作すると、クランクレバー16,17が回動し、その回動力でもって上側と下側の触端子ホルダ14,15が接近する方向へ相対に上下動する。図2に示すように、そのホルダ動作に伴われて一体に上側と下側の各3本ずつの触端子18a,18b,18cと触端子19a,19b,19cが同時に接近する方向へ相対に上下動し、それらの先端触針がケーブルホルダ12の触端子ガイド孔12b,12cに挿入し、保持されている被検査体のケーブル30に上下から当接する。
【0033】
図3のように、上下側の触端子18a,18b,18cと触端子19a,19b,19cの上下対向する一対同士が対応する絶縁線心31に向かって、まず外側のシース34を突き破り、各絶縁線心31の絶縁体33を突き破ることで、導体32に上下から同時接触する。このときの上下一対の触端子間の対向距離は図中符号Bに設定され、この対向距離Bまで上側触端子18a,18b,18cの下降ストロークと下側触端子19a,19b,19cの上昇ストロークが設定されている。
【0034】
導体32への接触によってリード線41,42,43からなる検査回路に電流が流れ、それを導通測定器40で検出して3本の導体32のすべてに導通不良による異常が無いことを確認する。
【0035】
ところで、上側と触端子18a,18b,18cと下側の触端子19a,19b,19cのそれぞれ上下一対のもの同士にあって、上下一対のいずれか一方の触端子が経時使用によって摩耗が生じた場合、たとえば上側の1つの触端子18aに摩耗が生じた場合、摩耗していない下側の触端子19aが導体32に接触する。したがって、従来のように、触端子摩耗によって導体への不接触にもかかわらず、それが導体の導通不良かのごとき検査結果となり、またそれを再確認する意味で検査をやり直すといった手間が省け、検査作業の能率アップを格段に高めることができる。
【0036】
また、図2で理解されるように、触端子18a,18b,18cと触端子19a,19b,19cの各先端触針はケーブルホルダ12の触端子ガイド孔12b,12cに挿入して案内されるから、ぶれやずれなどが生じず、対応する導体32に上下から的確に接触することができる。
【0037】
また、図4に示すように、導体32に上下から触端子が接触した時点で、仮にもその当接力でたとえば導体32が左右方向へずれて移動したような場合、絶縁体33が存在するために隣り合う導体32,32同士が互いに接触することはなく、最低限度の絶縁距離δが保たれるのである。
【0038】
本装置は、上記各部材の形状や動作に限定されない。図示省略しているが、たとえば上下の触端子ホルダ14,15については、それらが保持する3つずつの触端子18a,18b,18cと触端子19a,19b,19cのいずれに対しても摩耗や破損が生じたものは簡便に新旧交換できる構造とすることができる。また、それら触端子ごとに下降と上昇のストロークを微調整するメカニズムを装備させることも可能である。
【0039】
また、操作レバー20と2つのクランクレバー16,17を主体としたクランク機構が示されたが、要は上下一対の触端子に対して、規則性をもち、過多のない好適な接触力で導体32への接触が可能なメカニズムであれば、導通検査を一定の品質や基準で行うことができ、検査の信頼性を高めることができる。
【0040】
以上説明したように、本発明にかかる請求項1に記載のケーブル導通検査装置は、導体に接触させる触端子が、その導体の一側と他側の両面から同時に対向方向から接触する一対からなっているので、従来の一側だけから1つの触端子を接触させる構造と比べて、触端子を確実に導体に接触させることができ、導通検査の信頼性が増す。
また、ケーブルホルダの筒体に位置決め保持された状態のケーブルに対して、触端子が触端子ガイド孔に案内されて接近するため、導体への接触にぶれなどが生じない。
【0042】
また、請求項に記載のケーブル導通検査装置は、触端子は触端子ホルダに保持されており、その触端子ホルダをクランク機構で規則性をもって上下方向に相対移動させるので、ケーブルへの当接力や導体への接触力にばらつきがなく均一化が図れる。
【0043】
また、請求項に記載のケーブル導通検査装置は、操作レバーを操作することにより、その操作力がクランクレバーを介して梃子力を利用して過剰にならず均一に付与され、触端子がケーブルのシースや絶縁端を順に突き破る力、そして導体に接触する力を好適に設定できる。
【0044】
また、請求項に記載のケーブル導通検査装置は、触端子の移動ストロークが可変であるので、ケーブルの大きさや種類などの仕様変更に対応でき、位置機種の装置に汎用性をもたせることができる。
【0045】
また、請求項に記載のケーブル導通検査装置は、経時使用で触端子に摩耗などが生じた場合、新旧取り替えによって導通検査の品質が高まる。
【0046】
さらに、被検査体のケーブルがVVFケーブルのようにシース内にたとえば3本の絶縁線心を有するものでは、それらの3本の導体に対してそれぞれ上下から3つの対の触端子を接触させることができ、それら3つの対の触端子は上下ごとに1つの触端子ホルダに保持させることができる。この場合、3つの対の触端子のいずれかに摩耗などが生じれば、その触端子だけを簡便に交換できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるケーブル導通検査装置の実施の形態において検査に臨む状態を示す部分断面による側面図である。
【図2】本装置における導通検査中の態様を示す部分断面による側面図である。
【図3】本装置の概略的に示す電気回路図である。
【図4】本装置において導通検査中の導体の挙動を模式的に示す断面図である。
【図5】同図(a),(b)は、従来例のケーブル導通検査装置において触端子の摩耗による導通不良の2つの態様を示すそれぞれの断面図である。
【図6】同図(a),(b)は、従来例のケーブル導通検査装置において触端子の摩耗による導通不良の態様を示す検査前後のそれぞれ断面図である。
【符号の説明】
10 ケーブル導通検査装置
11 装置フレーム
12 ケーブルホルダ
12a ケーブル位置決め孔
12b,12c 触端子ガイド孔
13 ガイド棒
14,15 触端子ホルダ
16,17 クランクレバー
18a,18b,18c 上側触端子
19a,19b,19c 下側触端子
20 操作レバー
21 回動軸ピン
22 操作ハンドル部
30 ケーブル
31 絶縁線心
32 導体
33 絶縁体
34 シース
40 導通測定器

Claims (5)

  1. 水平方向から挿入し被検査体ケーブルを位置決め保持するケーブルホルダが設けられる装置フレームを備え,
    前記装置フレームに上下端が固定され上下方向に延びるガイド棒を設け,
    前記ガイド棒に摺動自在に嵌合され、前記ケーブルホルダを挟んで上側と下側にそれぞれ前記ガイド棒に沿って上下方向へ案内され、前記被検査体ケーブルの絶縁線心の本数に対応する数の触端子を保持可能な上側触端子ホルダと下側触端子ホルダとを設け,
    前記上側触端子ホルダと下側触端子ホルダのそれぞれに取り付けられる触端子は、上側下側とが対をなして対向するように配置され、前記上下触端子ホルダの定位置からそれぞれが前記ケーブルホルダに向かって同時に等速で接近離間するように構成してなり,
    前記上下触端子ホルダは、クランク機構によって定位置から上側の触端子ホルダが下方向へ押し下げられ、同時に下側の触端子ホルダが上方向へ押し上げられ前記上下対をなして対向するように配置される触端子の先端触針を接近離間するように構成してなり,
    前記クランク機構の作用によって前記上下触端子ホルダの定位置から前記ケーブルホルダへ接近する上下方向の相対移動によって、上側触端子の先端触針と下側触端子の先端触針を前記ケーブルホルダに設けた前記触端子ガイド孔に挿入させ、前記被検査体ケーブルを位置決めし、該ケーブルに直交する方向から前記上下触端子を同時に移動させてシースおよび絶縁体を順に突き破って導体に接触させることにより、電流の流れの有無を検出して導通検査するようにしたことを特徴とするケーブル導通検査装置。
  2. 前記ケーブルホルダは、
    筒体に形成し、前記被検査体ケーブルを挿入する位置決め孔に挿入して水平に位置決め保持するように形成し、前記位置決め孔の長さ方向の中間位置に、孔軸に直交する上下方向へ貫通する2つの触端子ガイド孔を設けたものであることを特徴とする請求項1に記載のケーブル導通検査装置。
  3. 前記クランク機構は,
    略く字形状に形成され、一端が回動軸ピンで前記フレームの前記ケーブルホルダ形成位置に回動可能に軸支され、他端が自由端で操作力を加える操作ハンドルを備える操作レバーと,
    前記操作レバーには、前記回動軸ピンを中心点にしてその両側に均等距離に振り分けた位置にそれぞれ一端部が連結ピンを介して連結され、かつ前記2つの触端子ホルダにそれぞれ他端部が連結ピンを介して連結されて、操作レバーの操作回動力を2つの触端子ホルダの直線運動に変換するための2つのクランクレバーと,
    を備え,
    前記操作ハンドルに操作力を加え、前記操作レバーを定位置から回動操作を行うことによって、前記一対の触端子ホルダを前記ガイド棒に沿って上下方向への直線動に変換して駆動するものであることを特徴とする請求項1又は2に記載のケーブル導通検査装置。
  4. 前記一対の上下触端子ホルダに保持される前記上下一対の触端子の移動ストロークは,
    前記上下一対の触端子の先端触針が最接近したときの該上下一対の触端子の先端触針の対向距離を前記被検査体ケーブルの仕様に対応して調整可能に構成したことを特徴とする請求項1,2又は3に記載のケーブル導通検査装置。
  5. 前記上下一対の触端子ホルダに保持される前記上下一対のそれぞれの触端子は,
    前記各触端子ホルダに取り替え可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1,2,3又は4に記載のケーブル導通検査装置。
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