JP4412652B2 - オレフィン類重合用固体触媒成分及び触媒 - Google Patents

オレフィン類重合用固体触媒成分及び触媒 Download PDF

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Description

本発明は、オレフィン類重合用の固体触媒成分および該固体触媒成分を用いて形成されたオレフィン類重合用触媒に関し、更に重合活性およびオレフィン重合体の立体規則性を高度に維持したまま、分子量分布の広いオレフィン重合体を高収率で得ることができるオレフィン類重合用固体触媒成分および触媒に関する。
従来、オレフィン類の重合においては、マグネシウム、チタン、電子供与性化合物及びハロゲンを必須成分として含有する固体触媒成分、有機アルミニウム化合物および有機ケイ素化合物からなるオレフィン類重合用触媒の存在下に、オレフィン類を重合もしくは共重合させるオレフィン類の重合方法が数多く提案されている。
例えば、特許文献1(特開昭57−63310号公報)及び特許文献2(特開昭57−63311号公報)には、マグネシウム化合物、チタン化合物及び電子供与体を含有する固体触媒成分と、有機アルミニウム化合物と、Si−O−C結合を有する有機ケイ素化合物との組み合わせからなる触媒を用いて、炭素数3以上のオレフィンを重合させる方法が提案されている。しかしながら、これらの方法は、高立体規則性重合体を高収率で得るには、必ずしも十分に満足できるものではなく、より一層の改良が望まれていた。
一方、特許文献3(特開昭63−3010号公報)では、ジアルコキシマグネシウム、芳香族ジカルボン酸ジエステル、芳香族炭化水素及びチタンハロゲン化合物を接触して得られた生成物を粉末状態で加熱処理することにより調製した固体触媒成分と、有機アルミニウム化合物及び有機ケイ素化合物からなるオレフィン類重合用触媒と、該触媒の存在下でのオレフィンの重合方法が提案されている。
また、特許文献4(特開平1−315406号公報)においては、ジエトキシマグネシウムとアルキルベンゼンとで形成された懸濁液に、四塩化チタンを接触させ、次いでフタル酸ジクロライドを加えて反応させることによって固体生成物を得、該固体生成物を更にアルキルベンゼンの存在下で四塩化チタンと接触反応させることによって調製された固体触媒成分と、有機アルミニウム化合物及び有機ケイ素化合物よりなるオレフィン類重合用触媒と、該触媒の存在下でのオレフィンの重合方法が提案されている。
更にまた、特許文献5(特開平2−84404号公報)においては、マグネシウム化合物とチタン化合物を接触させることによって生成されるマグネシウム、チタンおよびハロゲンを必須成分として含有する固体チタン触媒成分、有機アルミニウム化合物触媒成分及びシクロペンチル基、シクロペンテニル基、シクロペンタジエニル基またはこれらの誘導体を含む有機ケイ素化合物触媒成分から形成されるオレフィン重合用触媒と、該触媒の存在下にオレフィンを重合もしくは共重合するオレフィンの重合方法が提案されている。
上記の各従来技術は、その目的が生成重合体中に残留する塩素やチタン等の触媒残渣を除去する所謂、脱灰行程を省略し得る程の高活性を有するとともに、併せて立体規則性重合体の収率の向上や、重合時の触媒活性の持続性を高めることに注力したものであり、それぞれ優れた成果を上げている。
ところが近年、かかる高活性型触媒成分と有機アルミニウム化合物及び有機ケイ素化合物からなるオレフィン類重合用触媒を用いた重合反応によって得られたオレフィン重合体は、旧来の三塩化チタン型触媒成分を有機アルミニウム化合物及び必要に応じて用いられる、第三成分としての電子供与性化合物と組合せたオレフィン類重合用触媒を用いた重合反応により得られるオレフィン重合体に比較して、その分子量分布が狭く、そのため重合体を加工する際の溶融粘弾性が低く、そのため最終製品であるポリオレフィンの成形性あるいは外観を損なうなど、その用途がある程度制限されるという問題がある。
このような課題を解決する手段の一つとして、例えば多段式重合方法を採り入れることにより、分子量分布の広いポリオレフィンを得るなど、種々の工夫が試みられている。しかしながら、多段式重合方法は繁雑な重合操作を重複して実施したり、重合時に用いるキレート剤の回収処理など、コスト面を含めて好ましくないものであった。
そこで特許文献6(特開平3−7703号公報)においては、マグネシウム、チタン、ハロゲン及び電子供与体を必須成分として含有する固体チタン触媒成分と、有機アルミニウム化合物および少なくとも二種以上の電子供与体(有機ケイ素化合物)とから形成されるオレフィン類重合用触媒の存在下に、オレフィンを重合させる方法が提案されている。さらに、特許文献7(特開平10−218926号公報)においては、マグネシウム、チタン、ハロゲン元素及び電子供与体を必須とする触媒固体成分、有機アルミニウム化合物成分、並びに特定の多環式アミノ基含有有機ケイ素化合物成分とからなる触媒の存在下にα−オレフィンを重合する方法が提案されている。
上記重合方法によれば、煩雑な多段式重合をすることなく、目的とする分子量分布の広いポリオレフィンが得られるとされているが、このような効果を奏する触媒はいまだ少ないのが実情である。
特開昭57−63310号公報 特開昭57−63311号公報 特開昭63−3010号公報 特開平1−315406号公報 特開平2−84404号公報 特開平3−7703号公報 特開平10−218926号公報
すなわち、本発明の目的は、オレフィン類を重合した際に重合活性およびオレフィン重合体の立体規則性を高度に維持したまま、分子量分布の広いオレフィン重合体を高収率で得ることができる新規なオレフィン類重合用固体触媒成分および触媒を提供することにある。
本発明者らは、鋭意検討を重ねた結果、マグネシウム化合物(i)、チタン化合物(ii)および電子供与性化合物(iii)を接触させ固体成分を得た後、さらにマグネシウム化合物(iv)とチタン化合物(v)を接触させ得られる固体触媒成分を用いる触媒によって、重合活性および立体規則性を高度に維持しつつ広い分子量分布を有する重合体が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、マグネシウム化合物(i)、チタン化合物(ii)および電子供与性化合物(iii)を接触させ固体成分を得た後、該固体成分にジアルコキシマグネシウム(iv)およびチタン化合物(v)を接触させ得られることを特徴とするオレフィン類重合用固体触媒成分を、提供するものである。
また、本発明は、下記(A)、(B)及び(C)成分より形成されることを特徴とするオレフィン類重合用触媒。
(A)前記オレフィン類重合用固体触媒成分、
(B)下記一般式(1);
q AlY3-q (1)
(式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基、Yは水素原子またはハロゲン原子を示し、qは0<q≦3の実数である)で表される有機アルミニウム化合物、および(C)外部電子供与性化合物。
本発明は、重合活性および得られるオレフィン重合体の立体規則性を高度に維持しまま、広い分子量分布のポリマーを得ることができる新規なオレフィン類重合用固体触媒成分、その製造方法、および該成分を用いた触媒を提供することができる。従って、成形性に優れたポリマーを効率的に製造することが可能となった。
本発明の固体触媒成分(A)(以下「成分(A)」ということがある)の調製においては、先ず、マグネシウム化合物、チタン化合物および電子供与性化合物を接触させ固体成分を得る。
固体成分に用いられるマグネシウム化合物(i)(以下「成分(i)」ということがある)としては、ジハロゲン化マグネシウム、ジアルキルマグネシウム、ハロゲン化アルキルマグネシウム、ジアルコキシマグネシウム、ジアリールオキシマグネシウム、ハロゲン化アルコキシマグネシウムあるいは脂肪酸マグネシウム等が挙げられる。これらのマグネシウム化合物の中でもジアルコキシマグネシウムが好ましく、具体的には、ジメトキシマグネシウム、ジエトキシマグネシウム、ジプロポキシマグネシウム、ジブトキシマグネシウム、エトキシメトキシマグネシウム、エトキシプロポキシマグネシウム、ブトキシエトキシマグネシウム等が挙げられ、ジエトキシマグネシウムが特に好ましい。また、これらのジアルコキシマグネシウムは、金属マグネシウムを、ハロゲンあるいはハロゲン含有金属化合物等の存在下にアルコールと反応させて得たものでもよい。また、上記のジアルコキシマグネシウムは、単独あるいは2種以上併用することもできる。
更に、上記固体成分の調製で好適に用いられるジアルコキシマグネシウムは、顆粒状又は粉末状であり、その形状は不定形あるいは球状のものを使用し得る。例えば球状のジアルコキシマグネシウムを使用した場合、より良好な粒子形状と狭い粒度分布を有する重合体粉末が得られ、重合操作時の生成重合体粉末の取扱い操作性が向上し、生成重合体粉末に含まれる微粉に起因する閉塞等の問題が解消される。
上記の球状ジアルコキシマグネシウムは、必ずしも真球状である必要はなく、楕円形状あるいは馬鈴薯形状のものを用いることもできる。具体的にその粒子の形状は、長軸径lと短軸径wとの比(l/w)が3以下であり、好ましくは1から2であり、より好ましくは1から1.5である。
また、上記ジアルコキシマグネシウムの平均粒径は1から200μmのものが使用し得る。好ましくは5から150μmである。球状のジアルコキシマグネシウムの場合、その平均粒径は1から100μm、好ましくは5から50μmであり、更に好ましくは10から40μmである。また、その粒度については、微粉及び粗粉の少ない、粒度分布の狭いものを使用することが望ましい。具体的には、5μm以下の粒子が20%以下であり、好ましくは10%以下である。一方、100μm以上の粒子が10%以下であり、好ましくは5%以下である。更にその粒度分布をln(D90/D10)(ここで、D90は積算粒度で90%における粒径、D10は積算粒度で10%における粒径である。)で表すと3以下であり、好ましくは2以下である。
上記の如き球状のジアルコキシマグネシウムの製造方法は、例えば特開昭58−41832号公報、特開昭62−51633号公報、特開平3−74341号公報、特開平4−368391号公報、特開平8−73388号公報などに例示されている。
本発明における固体成分の調製に用いられるチタン化合物(ii)(以下「成分(ii)」ということがある)は、4価のチタンハロゲン化合物であり、一般式Ti(OR)n4-n(式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基を示し、Xはハロゲン原子を示し、nは0≦n≦4の整数である。)で表されるチタンハライドもしくはアルコキシチタンハライド群から選択される化合物の1種あるいは2種以上である。
具体的には、チタンハライドとしてチタンテトラクロライド、チタンテトラブロマイド、チタンテトラアイオダイド等のチタンテトラハライド、アルコキシチタンハライドとしてメトキシチタントリクロライド、エトキシチタントリクロライド、プロポキシチタントリクロライド、n−ブトキシチタントリクロライド、ジメトキシチタンジクロライド、ジエトキシチタンジクロライド、ジプロポキシチタンジクロライド、ジ−n−ブトキシチタンジクロライド、トリメトキシチタンクロライド、トリエトキシチタンクロライド、トリプロポキシチタンクロライド、トリ−n−ブトキシチタンクロライド等が例示される。このうち、チタンテトラハライドが好ましく、特に好ましくはチタンテトラクロライドである。これらのチタン化合物は単独あるいは2種以上併用することもできる。
本発明の固体成分の調製に用いられる電子供与性化合物(iii)(以下「成分(iii)」ということがある)は、酸素原子あるいは窒素原子を含有する有機化合物であり、例えばアルコール類、フェノール類、エーテル類、エステル類、ケトン類、酸ハライド類、アルデヒド類、アミン類、アミド類、ニトリル類、イソシアネート類、Si−O−C結合を含む有機ケイ素化合物等が挙げられる。
具体的には、メタノール、エタノール、n−プロパノール、2−エチルヘキサノール等のアルコール類、フェノール、クレゾール等のフェノール類、メチルエーテル、エチルエーテル、プロピルエーテル、ブチルエーテル、アミルエーテル、ジフェニルエーテル、9,9−ビス(メトキシメチル)フルオレン、2−イソプロピル−2−イソペンチル−1,3―ジメトキシプロパン等のエーテル類、ギ酸メチル、酢酸エチル、酢酸ビニル、酢酸プロピル、酢酸オクチル、酢酸シクロヘキシル、プロピオン酸エチル、酪酸エチル、安息香酸メチル、安息香酸エチル、安息香酸プロピル、安息香酸ブチル、安息香酸オクチル、安息香酸シクロヘキシル、安息香酸フェニル、p−トルイル酸メチル、p−トルイル酸エチル、アニス酸メチル、アニス酸エチル等のモノカルボン酸エステル類、マロン酸ジエステル、マロン酸ジエステル誘導体、アジピン酸ジメチル、アジピン酸ジエチル、アジピン酸ジプロピル、アジピン酸ジブチル、アジピン酸ジイソデシル、アジピン酸ジオクチル、マレイン酸ジエステル、マレイン酸ジエステル誘導体、フタル酸ジエステル等のジカルボン酸ジエステル類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルブチルケトン、アセトフェノン、ベンゾフェノン等のケトン類、フタル酸ジクロライド、テレフタル酸ジクロライド等の酸ハライド類、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、オクチルアルデヒド、ベンズアルデヒド等のアルデヒド類、メチルアミン、エチルアミン、トリブチルアミン、ピペリジン、アニリン、ピリジン等のアミン類、オレイン酸アミド、ステアリン酸アミド等のアミド類、アセトニトリル、ベンゾニトリル、トルニトリル等のニトリル類、イソシアン酸メチル、イソシアン酸エチル等のイソシアネート類、フェニルアルコキシシラン、アルキルアルコキシシラン、フェニルアルキルアルコキシシラン、シクロアルキルアルコキシシラン、シクロアルキルアルキルアルコキシシラン等のSi−O−C結合を含む有機ケイ素化合物を挙げることができる。
上記の電子供与性化合物のうち、エステル類、とりわけジカルボン酸ジエステルが好ましく用いられ、特に、マレイン酸ジエステル、マレイン酸ジエステル誘導体、マロン酸ジエステル、マロン酸ジエステル誘導体、フタル酸ジエステル及びその誘導体が重合時の対水素活性を向上させる点で好適である。このうち、フタル酸ジエステルの具体例としては、フタル酸ジメチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジ−n−プロピル、フタル酸ジ−iso−プロピル、フタル酸ジ−n−ブチル、フタル酸ジ−iso−ブチル、フタル酸エチルメチル、フタル酸メチル(iso−プロピル)、フタル酸エチル(n−プロピル)、フタル酸エチル(n−ブチル)、フタル酸エチル(iso−ブチル)、フタル酸ジ−n−ペンチル、フタル酸ジ−iso−ペンチル、フタル酸ジ−neo−ペンチル、フタル酸ジヘキシル、フタル酸ジ−n−ヘプチル、フタル酸ジ−n−オクチル、フタル酸ビス(2,2−ジメチルヘキシル)、フタル酸ビス(2−エチルヘキシル)、フタル酸ジ−n−ノニル、フタル酸ジ−iso−デシル、フタル酸ビス(2,2−ジメチルヘプチル)、フタル酸n−ブチル(iso−ヘキシル)、フタル酸n−ブチル(2−エチルヘキシル)、フタル酸n−ペンチルヘキシル、フタル酸n−ペンチル(iso−ヘキシル)、フタル酸iso−ペンチル(ヘプチル)、フタル酸n−ペンチル(2−エチルヘキシル)、フタル酸n−ペンチル(iso−ノニル)、フタル酸iso−ペンチル(n−デシル)、フタル酸n−ペンチルウンデシル、フタル酸iso−ペンチル(iso−ヘキシル)、フタル酸n−ヘキシル(2,2−ジメチルヘキシル)、フタル酸n−ヘキシル(2−エチルヘキシル)、フタル酸n−ヘキシル(iso−ノニル)、フタル酸n−ヘキシル(n−デシル)、フタル酸n−ヘプチル(2−エチルヘキシル)、フタル酸n−ヘプチル(iso−ノニル)、フタル酸n−ヘプチル(neo−デシル)、フタル酸2−エチルヘキシル(iso−ノニル)が例示され、これらの1種あるいは2種以上が使用される。
また、フタル酸ジエステル誘導体としては、下記一般式(3);
(R(COOR)(COOR) (3)
(式中、Rは炭素数1〜8のアルキル基又はハロゲン原子を示し、RおよびRは炭素数1〜12のアルキル基を示し、RとRは同一であっても異なってもよく、また、置換基Rの数lは1又は2であり、lが2のとき、Rは同一であっても異なってもよい。)で表わされるものが好ましい。
上記一般式(3)において、Rの炭素数1〜8のアルキル基は、具体的にはメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、n−ヘキシル基、イソヘキシル基、2,2−ジメチルブチル基、2,2−ジメチルペンチル基、イソオクチル基、2,2−ジメチルヘキシル基であり、Rのハロゲン原子はフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子である。Rは好ましくはメチル基、臭素原子又はフッ素原子であり、より好ましくはメチル基または臭素原子である。
上記一般式(3)において、RおよびRはメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、n−ヘキシル基、イソヘキシル基、2,2−ジメチルブチル基、2,2−ジメチルペンチル基、またはイソオクチル基、2,2−ジメチルヘキシル基、n−ノニル基、イソノニル基、n−デシル基、イソデシル基、n−ドデシル基である。この中でもエチル基、n−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、ネオペンチル基、イソヘキシル基、イソオクチル基が好ましく、エチル基、n−ブチル基、ネオペンチル基が特に好ましい。また、置換基Rの数lは1又は2であり、lが2のとき、Rは同一でもあっても異なってもよい。lが1の場合、Rは上記一般式(3)のフタル酸エステル誘導体の3位、4位又は5位の位置の水素原子と置換し、lが2の場合、Rは4位および5位の位置の水素原子と置換すると好ましい。
上記一般式(3)で表されるフタル酸ジエステル誘導体としては、4−メチルフタル酸ジエチル、4−メチルフタル酸ジ−n−ブチル、4−メチルフタル酸ジイソブチル、4−ブロモフタル酸ジネオペンチル、4−ブロモフタル酸ジエチル、4−ブロモフタル酸ジ−n−ブチル、4−ブロモフタル酸ジイソブチル、4−メチルフタル酸ジネオペンチル、4,5−ジメチルフタル酸ジネオペンチル、4−メチルフタル酸ジネオペンチル、4−エチルフタル酸ジネオペンチル、4−メチルフタル酸−t−ブチルネオペンチル、4−エチルフタル酸−t−ブチルネオペンチル、4,5−ジメチルフタル酸ジネオペンチル、4,5−ジエチルフタル酸ジネオペンチル、4,5−ジメチルフタル酸−t−ブチルネオペンチル、4,5−ジエチルフタル酸−t−ブチルネオペンチル、3−フルオロフタル酸ジネオペンチル、3−クロロフタル酸ジネオペンチル、4−クロロフタル酸ジネオペンチル、4−ブロモフタル酸ジネオペンチルが挙げられる。
マロン酸ジエステルとしては、マロン酸ジエチル、マロン酸ジプロピル、マロン酸ジブチル、マロン酸ジイソブチル、マロン酸ジペンチル、マロン酸ジネオペンチル等を例示することができ、これらの中でも、マロン酸ジエチル、マロン酸ジブチル、及びマロン酸ジイソブチルが特に好ましい。
マロン酸ジエステル誘導体としては、イソプロピルブロモマロン酸ジエチル、ブチルブロモマロン酸ジエチル、イソブチルブロモマロン酸ジエチル、ジイソプロピルマロン酸ジエチル、ジブチルマロン酸ジエチル、ジイソブチルマロン酸ジエチル、ジイソペンチルマロン酸ジエチル、イソプロピルイソブチルマロン酸ジエチル、イソプロピルイソペンチルマロン酸ジメチル、(3−クロロ−n−プロピル)マロン酸ジエチル、ビス(3−ブロモ−n−プロピル)マロン酸ジエチル等を例示することができ、これらの中でも、ジイソブチルマロン酸ジエチル、及びジブチルマロン酸ジエチルが特に好ましい。
マレイン酸ジエステルとしては、マレイン酸ジエチル、マレイン酸ジプロピル、マレイン酸ジブチル、マレイン酸ジイソブチル、マレイン酸ジペンチル、マレイン酸ジネオペンチル、マレイン酸ジヘキシル、マレイン酸ジオクチル等を例示することができ、これらの中でも、マレイン酸ジエチル、マレイン酸ジブチル、及びマレイン酸ジイソブチルが特に好ましい。
マレイン酸ジエステル誘導体としては、イソプロピルブロモマレイン酸ジエチル、ブチルブロモマレイン酸ジエチル、イソブチルブロモマレイン酸ジエチル、ジイソプロピルマレイン酸ジエチル、ジブチルマレイン酸ジエチル、ジイソブチルマレイン酸ジエチル、ジイソペンチルマレイン酸ジエチル、イソプロピルイソブチルマレイン酸ジエチル、イソプロピルイソペンチルマレイン酸ジメチル、(3−クロロ−n−プロピル)マレイン酸ジエチル、ビス(3−ブロモ−n−プロピル)マレイン酸ジエチル、ジメチルマレイン酸ジブチル、ジエチルマレイン酸ジブチル等を例示することができ、これらの中でも、ジメチルマレイン酸ジブチル、ジエチルマレイン酸ジブチル及びジイソブチルマレイン酸ジエチルが特に好ましい。
本発明においては、上記成分(i)、(ii)、及び(iii)を接触させ固体成分を調製するが、その際に不活性有機溶媒の存在下で接触させることによって固体成分を調製する方法が好ましい態様である。不活性有機溶媒としては、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、デカンなどの脂肪族炭化水素、ジクロルエタン、四塩化炭素などのハロゲン化炭化水素、トルエン、キシレン、エチルベンゼンなどの芳香族炭化水素、ジクロルベンゼンなどのハロゲン含有芳香族炭化水素などが挙げられる。これらの中でも、トルエン、キシレン、エチルベンゼンなどの沸点が50〜150℃の芳香族炭化水素化合物が好ましく用いられる。また、これらは単独で用いても、2種以上混合して使用してもよい。
本発明においては、上記のようにして得られた固体成分にさらにマグネシウム化合物およびチタン化合物を接触させ固体触媒成分(A)を調製する。このとき用いられるマグネシウム化合物(iv)(以下、「成分(iv)」ということがある)としては、上述した成分(i)と同じものが使用でき、好ましくはジアルキルマグネシウムおよびジアルコキシマグネシウムである。成分(i)と成分(iv)は同一でも異なっていてもよい。またチタン化合物(v)(以下「成分(v)ということがある」としては、上述した成分(ii)と同じものが使用でき、好ましくは四塩化チタンである。
固体成分と上記成分(iv)および(v)との接触は、不活性有機溶媒の存在下で接触させることが好ましく、不活性有機溶媒としては上述したものと同じものが使用でき、好ましくはトルエン、キシレン、エチルベンゼンなどの沸点が50〜150℃の芳香族炭化水素化合物である。
以下に、本発明の固体触媒成分の具体的な調製方法について述べる。先ず、マグネシウム化合物(i)を、アルコール、ハロゲン化炭化水素溶媒、4価のチタンハロゲン化合物(ii)または芳香族炭化水素化合物に懸濁させ、フタル酸ジエステルなどの電子供与性化合物(iii)及び/または4価のチタンハロゲン化合物(ii)を接触して反応を行い、固体成分を得る。その後必要に応じて得られた固体成分を芳香族炭化水素化合物で洗浄し、次いで、固体成分を芳香族炭化水素化合物に懸濁させ、この懸濁液にマグネシウム化合物(iv)およびチタン化合物(v)を添加して反応を行い、最後にヘプタンなどの不活性有機溶媒で洗浄して固体触媒成分を得る。この方法において、球状のマグネシウム化合物を用いることにより、球状でかつ粒度分布のシャープな固体触媒成分を得ることができ、また球状のマグネシウム化合物を用いなくとも、例えば噴霧装置を用いて溶液あるいは懸濁液を噴霧・乾燥させる、いわゆるスプレードライ法により粒子を形成させることにより、同様に球状でかつ粒度分布のシャープな固体触媒成分を得ることができる。
各成分の接触は、不活性ガス雰囲気下、水分等を除去した状況下で、撹拌機を具備した容器中で、撹拌しながら行われる。接触温度は、各成分の接触時の温度であり、反応させる温度と同じ温度でも異なる温度でもよい。接触温度は、単に接触させて撹拌混合する場合や、分散あるいは懸濁させて変性処理する場合には、室温付近の比較的低温域であっても差し支えないが、接触後に反応させて生成物を得る場合には、40〜130℃の温度域が好ましい。反応時の温度が40℃未満の場合は充分に反応が進行せず、結果として調製された固体成分の性能が不充分となり、130℃を超えると使用した溶媒の蒸発が顕著になるなどして、反応の制御が困難になる。なお、反応時間は1分以上、好ましくは10分以上、より好ましくは30分以上である。
以下に、本発明の固体成分を調製する際の好ましい接触順序をより具体的に例示する。
(1)(i)→(ii)→(iii)→《洗浄》→固体成分→(iv)+(v)→最終洗浄→固体触媒成分
(2)(i)→(ii)→(iii)→《洗浄》→固体成分→(iv)→(v)→最終洗浄→固体触媒成分
(3)(i)→(ii)→(iii)→《洗浄》→固体成分→(v)→(iv)→最終洗浄→固体触媒成分
(4)(i)→(iii)→(ii)→《洗浄》→固体成分→(iv)+(v)→最終洗浄→固体触媒成分
(5)(i)→(iii)→(ii)→《洗浄》→固体成分→(iv)→(v)→最終洗浄→固体触媒成分
(6)(i)→(iii)→(ii)→《洗浄》→固体成分→(v)→(iv)→最終洗浄→固体触媒成分
(7)(i)→(ii)→(iii)→《中間洗浄→(ii)》→《洗浄》→固体成分→(iv)+(v)→最終洗浄→固体触媒成分
(8)(i)→(ii)→(iii)→《洗浄》→固体成分→(iv)+(v)→《(ii)》→最終洗浄→固体触媒成分
(9)(i)→(ii)→(iii)→《洗浄》→固体成分→(iv)+(v)+(iii)→最終洗浄→固体触媒成分
(9)(i)→(ii)→(iii)→《洗浄》→固体成分→(iv)+(v)+(iii)→(ii)→最終洗浄→固体触媒成分
(10)(i)→(iii)→(ii)→《中間洗浄→(ii)》→《洗浄》→固体成分→(iv)+(v)→最終洗浄→固体触媒成分
(11)(i)→(iii)→(ii)→《洗浄》→固体成分→(iv)+(v)→《(ii)》→最終洗浄→固体触媒成分
(12)(i)→(iii)→(ii)→《洗浄》→固体成分→(iv)+(v)+(iii)→最終洗浄→固体触媒成分
(13)(i)→(iii)→(ii)→《洗浄》→固体成分→(iv)+(v)+(iii)→(ii)→最終洗浄→固体触媒成分
なお、上記の各接触方法において、二重かっこ(《 》)内の工程については、必要に応じ、複数回繰り返し行なうことで一層活性が向上する。かつ《 》内の工程で用いる成分(ii)は、新たに加えたものでも、前工程の残留分のものでもよい。最終洗浄については、懸濁液中に遊離のチタン化合物が認められなくなるまでヘプタンなどの不活性有機溶媒で洗浄することが好ましい。洗浄また、上記(1)〜(13)で示した洗浄工程以外でも、各接触段階で得られる生成物を、常温で液体の炭化水素化合物で洗浄することもできる。
以上を踏まえ、本願における固体触媒成分の特に好ましい調製方法としては、ジアルコキシマグネシウム(i)を沸点50〜150℃の芳香族炭化水素化合物に懸濁させ、次いでこの懸濁液に4価のチタンハロゲン化合物(ii)を接触させた後、反応処理を行う。この際、該懸濁液に4価のチタンハロゲン化合物(ii)を接触させる前又は接触した後に、フタル酸ジブチルなどの電子供与性化合物(iii)の1種あるいは2種以上を、−20〜130℃で接触させ、反応処理を行う。また、電子供与性化合物(iii)の1種あるいは2種以上を接触させる前または後に、熟成反応を低温で行なうことが望ましい。その後、常温で液体の炭化水素化合物で洗浄して固体成分を得る。次いで芳香族炭化水素化合物の存在下に、固体成分とジアルコキシマグネシウム(iv)を接触させ、次いで4価のチタンハロゲン化合物(v)を−20〜100℃で接触させて反応処理を行い、常温で液体の炭化水素化合物で洗浄(最終洗浄)し、固体触媒成分を得る。なお必要に応じ、反応処理を更に複数回繰り返してもよい。
上記の処理あるいは洗浄の好ましい条件は以下の通りである。
・低温熟成反応:−20〜70℃、好ましくは−10〜60℃、より好ましくは0〜30℃で、1分〜6時間、好ましくは5分〜4時間、特に好ましくは10分〜3時間。
・反応処理:40〜130℃、好ましくは70〜120℃、特に好ましくは80〜115℃で、0.5〜6時間、好ましくは0.5〜5時間、特に好ましくは1〜4時間。
・洗浄:0〜110℃、好ましくは30〜100℃、特に好ましくは30〜90℃で、1〜20回、好ましくは1〜15回、特に好ましくは1〜10回。
なお、洗浄の際に用いる炭化水素化合物は、常温で液体の芳香族あるいは飽和炭化水素化合物が好ましく、具体的には、芳香族炭化水素化合物としてトルエン、キシレン、エチルベンゼンなど、飽和炭化水素化合物としてヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサンなどが挙げられる。好ましくは、中間洗浄では芳香族炭化水素化合物を、最終洗浄では飽和炭化水素化合物を用いることが望ましい。
固体成分を調製する際の各成分の使用量比は、調製法により異なるため一概には規定できないが、例えばマグネシウム化合物(i)1モル当たり、4価のチタン化合物(ii)が0.5〜100モル、好ましくは0.5〜50モル、より好ましくは1〜10モルであり、電子供与性化合物(iii)は、最終的に固体成分に含有させる量により異なるが、マグネシウム化合物(i)1モル当たり、0.01〜10モル、好ましくは0.01〜1モル、より好ましくは0.02〜0.6モルである。マグネシウム化合物(iv)の使用量は、マグネシウム化合物(i)の使用量より少ないことが好ましく、具体的にはマグネシウム化合物(i)1モル当たり、マグネシウム化合物(iv)が0.01〜0.7モル、好ましくは0.02〜0.3モル、より好ましくは0.05〜0.1モルである。チタン化合物(v)の使用量比は、マグネシウム化合物(i)1モル当たり、4価のチタン化合物(ii)が0.5〜100モル、好ましくは0.5〜50モル、より好ましくは1〜10モルである。また、不活性炭化水素溶媒が0.001〜500モル、好ましくは0.001〜100モル、より好ましくは0.005〜10モルである。
また本発明における固体触媒成分中のチタン、マグネシウム、電子供与性化合物、ハロゲン原子の重量含有率は特に規定されないが、好ましくは、チタンが1.0〜8.0重量%、好ましくは2.0〜8.0重量%、より好ましくは3.0〜8.0重量%、マグネシウムが10〜70重量%、より好ましくは10〜50重量%、特に好ましくは15〜40重量%、更に好ましくは15〜25重量%、電子供与性化合物が1〜30重量%、より好ましくは5〜25重量%、特に好ましくは8〜20重量%、ハロゲン原子が20〜85重量%、より好ましくは30〜85重量%、特に好ましくは40〜80重量%、更に好ましくは45〜75重量%である。
このようにマグネシウム化合物、チタン化合物および電子供与性化合物を接触させて得られる固体成分に、さらにマグネシウム化合物およびチタン化合物を接触させて得られる本発明の固体触媒成分は、最終的な固体触媒成分中の触媒活性点の存在状態に多様性があり、またこれらの多様な活性点間の相互作用により触媒活性が向上したり得られる重合体の分子量分布が広がるという効果が発現される。本発明の固体触媒成分は、好ましくは電子供与性化合物を実質的に含有しない担体と電子供与性化合物を含有する担体とが混在するものである。
上記で得られた本発明の固体触媒成分(A)は、オレフィン類の重合反応に供する際に、以下に述べる(B)成分および(C)成分と組み合わせて重合触媒として使用される。
本発明のオレフィン類重合用触媒を形成する際に用いられる有機アルミニウム化合物(B)としては、上記一般式(1)で表される有機アルミニウム化合物が用いられる。このような有機アルミニウム化合物(B)としては、トリエチルアルミニウム、ジエチルアルミニウムクロライド、トリ−iso−ブチルアルミニウム、ジエチルアルミニウムブロマイド、エチルアルミニウムセスキクロライド、エチルアルミニウムハイドライド等が挙げられ、その1種あるいは2種以上が使用できる。好ましくは、トリエチルアルミニウム、トリ−iso−ブチルアルミニウムである。
本発明のオレフィン類重合用触媒を形成する際に用いられる外部電子供与性化合物(C)(以下、「成分(C)」ということがある。)としては酸素原子あるいは窒素原子を含有する有機化合物であり、例えばアルコール類、フェノール類、エーテル類、エステル類、ケトン類、酸ハライド類、アルデヒド類、アミン類、アミド類、ニトリル類、イソシアネート類、Si−O−C結合を含む有機ケイ素化合物等が挙げられる。その中でも9,9−ビス(メトキシメチル)フルオレン、2−イソプロピル−2−イソペンチル−1,3―ジメトキシプロパン等のポリエーテル類、安息香酸メチル、安息香酸エチルおよびパラエトキシエチルベンゾエートなどのエステル類、また有機ケイ素化合物である。
上記の有機ケイ素化合物としては、下記一般式(2);
r Si(OR4-r (2)
(式中、Rは炭素数1から12のアルキル基、シクロアルキル基、フェニル基、ビニル基、アリル基、アラルキル基のいずれかで、同一でも異なってもよい。Rは炭素数1から4のアルキル基、シクロアルキル基、フェニル基、ビニル基、アリル基、アラルキル基のいずれかで、同一でも異なってもよい。rは0または1〜3の整数である)で表される化合物が用いられる。このような有機ケイ素化合物としては、フェニルアルコキシシラン、アルキルアルコキシシラン、フェニルアルキルアルコキシシラン、シクロアルキルアルコキシシラン、シクロアルキルアルキルアルコキシシラン等を挙げることができる。
上記の有機ケイ素化合物を具体的に例示すると、トリメチルメトキシシラン、トリメチルエトキシシラン、トリ−n−プロピルメトキシシラン、トリ−n−プロピルエトキシシラン、トリ−n−ブチルメトキシシラン、トリ−iso−ブチルメトキシシラン、トリ−t−ブチルメトキシシラン、トリ−n−ブチルエトキシシラン、トリシクロヘキシルメトキシシラン、トリシクロヘキシルエトキシシラン、シクロヘキシルジメチルメトキシシラン、シクロヘキシルジエチルメトキシシラン、シクロヘキシルジエチルエトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、ジ−n−プロピルジメトキシシラン、ジ−iso−プロピルジメトキシシラン、ジ−n−プロピルジエトキシシラン、ジ−iso−プロピルジエトキシシラン、ジ−n−ブチルジメトキシシラン、ジ−iso−ブチルジメトキシシラン、ジ−t−ブチルジメトキシシラン、ジ−n−ブチルジエトキシシラン、n−ブチルメチルジメトキシシラン、ビス(2 −エチルヘキシル)ジメトキシシラン、ビス(2 −エチルヘキシル)ジエトキシシラン、ジシクロペンチルジメトキシシラン、ジシクロペンチルジエトキシシラン、ジシクロヘキシルジメトキシシラン、ジシクロヘキシルジエトキシシラン、ビス(3 −メチルシクロヘキシル)ジメトキシシラン、ビス(4 −メチルシクロヘキシル)ジメトキシシラン、ビス(3,5 −ジメチルシクロヘキシル)ジメトキシシラン、シクロヘキシルシクロペンチルジメトキシシラン、シクロヘキシルシクロペンチルジエトキシシラン、シクロヘキシルシクロペンチルジプロポキシシラン、3 −メチルシクロヘキシルシクロペンチルジメトキシシラン、4 −メチルシクロヘキシルシクロペンチルジメトキシシラン、3,5 −ジメチルシクロヘキシルシクロペンチルジメトキシシラン、3 −メチルシクロヘキシルシクロヘキシルジメトキシシラン、4 −メチルシクロヘキシルシクロヘキシルジメトキシシラン、3,5 −ジメチルシクロヘキシルシクロヘキシルジメトキシシラン、シクロペンチルメチルジメトキシシラン、シクロペンチルメチルジエトキシシラン、シクロペンチルエチルジエトキシシラン、シクロペンチル(iso−プロピル)ジメトキシシラン、シクロペンチル(iso−ブチル)ジメトキシシラン、シクロヘキシルメチルジメトキシシラン、シクロヘキシルメチルジエトキシシラン、シクロヘキシルエチルジメトキシシラン、シクロヘキシルエチルジエトキシシラン、シクロヘキシル(n−プロピル)ジメトキシシラン、シクロヘキシル(iso−プロピル)ジメトキシシラン、シクロヘキシル(n−プロピル)ジエトキシシラン、シクロヘキシル(iso−ブチル)ジメトキシシラン、シクロヘキシル(n−ブチル)ジエトキシシラン、シクロヘキシル(n−ペンチル)ジメトキシシラン、シクロヘキシル(n−ペンチル)ジエトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン、ジフェニルジエトキシシラン、フェニルメチルジメトキシシラン、フェニルメチルジエトキシシラン、フェニルエチルジメトキシシラン、フェニルエチルジエトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、エチルトリエトキシシラン、n−プロピルトリメトキシシラン、iso−プロピルトリメトキシシラン、n−プロピルトリエトキシシラン、iso−プロピルトリエトキシシラン、n−ブチルトリメトキシシラン、iso−ブチルトリメトキシシラン、t−ブチルトリメトキシシラン、n−ブチルトリエトキシシラン、2-エチルヘキシルトリメトキシシラン、2-エチルヘキシルトリエトキシシラン、シクロペンチルトリメトキシシラン、シクロペンチルトリエトキシシラン、シクロヘキシルトリメトキシシラン、シクロヘキシルトリエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テトラプロポキシシラン、テトラブトキシシラン等を挙げることができる。上記の中でも、ジ−n−プロピルジメトキシシラン、ジ−iso−プロピルジメトキシシラン、ジ−n−ブチルジメトキシシラン、ジ−iso−ブチルジメトキシシラン、ジ−t−ブチルジメトキシシラン、ジ−n−ブチルジエトキシシラン、t−ブチルトリメトキシシラン、ジシクロヘキシルジメトキシシラン、ジシクロヘキシルジエトキシシラン、シクロヘキシルメチルジメトキシシラン、シクロヘキシルメチルジエトキシシラン、シクロヘキシルエチルジメトキシシラン、シクロヘキシルエチルジエトキシシラン、ジシクロペンチルジメトキシシラン、ジシクロペンチルジエトキシシラン、シクロペンチルメチルジメトキシシラン、シクロペンチルメチルジエトキシシラン、シクロペンチルエチルジエトキシシラン、シクロヘキシルシクロペンチルジメトキシシラン、シクロヘキシルシクロペンチルジエトキシシラン、3−メチルシクロヘキシルシクロペンチルジメトキシシラン、4−メチルシクロヘキシルシクロペンチルジメトキシシラン、3,5−ジメチルシクロヘキシルシクロペンチルジメトキシシランが好ましく用いられ、該有機ケイ素化合物(C)は1種あるいは2種以上組み合わせて用いることができる。
次に本発明のオレフィン類重合用触媒は、前記したオレフィン類重合用固体触媒成分(A)、成分(B)、および成分(C)を含有から形成され、該触媒の存在下にオレフィン類の重合もしくは共重合を行う。オレフィン類としては、エチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、ビニルシクロヘキサン等であり、これらのオレフィン類は1種あるいは2種以上併用することができる。とりわけ、エチレン、プロピレンおよび1−ブテンが好適に用いられる。特に好ましくはプロピレンである。プロピレンの重合の場合、他のオレフィン類との共重合を行うこともできる。共重合されるオレフィン類としては、エチレン、1−ブテン、1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、ビニルシクロヘキサン等であり、これらのオレフィン類は1種あるいは2種以上併用することができる。とりわけ、エチレンおよび1−ブテンが好適に用いられる。
各成分の使用量比は、本発明の効果に影響を及ぼすことのない限り任意であり、特に限定されるものではないが、通常有機アルミニウム化合物(B)は固体触媒成分(A)中のチタン原子1モル当たり、1〜2000モル、好ましくは50〜1000モルの範囲で用いられる。有機ケイ素化合物(C)は、(B)成分1モル当たり、0.002〜10モル、好ましくは0.01〜2モル、特に好ましくは0.01〜0.5モルの範囲で用いられる。
各成分の接触順序は任意であるが、重合系内にまず有機アルミニウム化合物(B)を装入し、次いで外部電子供与性化合物(C)を接触させ、更にオレフィン類重合用固体触媒成分(A)を接触させることが望ましい。
本発明における重合方法は、有機溶媒の存在下でも不存在下でも行うことができ、またプロピレン等のオレフィン単量体は、気体および液体のいずれの状態でも用いることができる。重合温度は200℃以下、好ましくは100℃以下であり、重合圧力は10MPa以下、好ましくは5MPa以下である。また、連続重合法、バッチ式重合法のいずれでも可能である。更に重合反応を1段で行ってもよいし、2段以上で行ってもよい。
更に、本発明においてオレフィン類重合用固体触媒成分(A)、成分(B)、および成分(C)を形成される触媒を用いてオレフィンを重合するにあたり(本重合ともいう。)、触媒活性、立体規則性および生成する重合体の粒子性状等を一層改善させるために、本重合に先立ち予備重合を行うことが望ましい。予備重合の際には、本重合と同様のオレフィン類あるいはスチレン等のモノマーを用いることができる。
予備重合を行うに際して、各成分およびモノマーの接触順序は任意であるが、好ましくは、不活性ガス雰囲気あるいはオレフィンガス雰囲気に設定した予備重合系内にまず成分(B)を装入し、次いでオレフィン類重合用固体触媒成分(A)を接触させた後、プロピレン等のオレフィンおよび/または1種あるいは2種以上の他のオレフィン類を接触させる。成分(C)を組み合わせて予備重合を行う場合は、不活性ガス雰囲気あるいはオレフィンガス雰囲気に設定した予備重合系内にまず成分(B)を装入し、次いで成分(C)を接触させ、更にオレフィン類重合用固体触媒成分(A)を接触させた後、プロピレン等のオレフィンおよび/または1種あるいはその他の2種以上のオレフィン類を接触させる方法が望ましい。
本発明によって形成されるオレフィン類重合用触媒の存在下で、オレフィン類の重合を行った場合、従来の触媒を使用した場合に較べ、重合活性および立体規則性を高度に維持したまま広い分子量分布のポリマーを収率良く得ることができる。
以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説明する。しかし、本発明の範囲はこれら実施例に限定されるものではない。
なお、重合体のキシレン溶解成分(XS)は以下の方法で測定した。
キシレン溶解成分の測定方法:
4.0g の重合体を200mlのパラキシレンに装入し、沸点下(138℃)で2時間かけて重合体を溶解した。その後23℃まで冷却し、溶解成分と不溶解成分とをろ過分別した。その溶解成分を加熱乾燥し、得られた重合体をキシレン溶解成分(XS)とした(重量%)。
また、重合体の分子量分布は、クロス分別クロマトグラフ(CFC)(三菱化学社製 CFC T−150B)にて以下の条件で測定して求めた重量平均分子量Mw及び数平均分子量Mnの比Mw/Mn及びZ平均分子量(Mz/Mw)によって評価した。
溶媒:o-ジクロロベンゼン(ODCB)
温度: 140℃(SEC)
カラム: Shodex GPC UT-806M
サンプル濃度: 4g/liter-ODCB (200mg/50ml-ODCB)
注入量: 0.5ml
流量: 1.0ml/min
測定範囲: 0℃〜140℃
〔固体触媒成分(A)の調製〕
撹拌機を具備し、窒素ガスで充分に置換された、容量500mlの丸底フラスコに、ジエトキシマグネシウム20g及びトルエン160mlを装入し、懸濁状態とした。次いで、該懸濁液にチタンテトラクロライド40ml添加した。次いで、該懸濁液を90℃まで昇温した後フタル酸ジ−n−ブチル5.4ml添加し、さらに110℃に昇温して、撹拌しながら2.0時間反応処理を行った。反応終了後、90℃のトルエン200mlで3回洗浄し固体成分を得た。その後、新たにトルエン200mlを加えて固体成分の懸濁液を形成し、この懸濁液中にジエトキシマグネシウム5gを加え、次いで攪拌しながらチタンテトラクロライド50mlを加え、撹拌しながら110℃で2時間の反応処理を行った。次いで、生成物を40℃のヘプタン200mlで8回洗浄し、濾過、乾燥して、粉末状の固体触媒成分(A)を得た。この固体触媒成分中のチタン重量含有率は4.3重量%であった。
〔重合触媒の調製および重合〕
窒素ガスで完全に置換された内容積2.0リットルの撹拌機付オートクレーブに、トリエチルアルミニウム1.32mmol、シクロヘキシルメチルジメトキシシラン0.13mmolおよび前記固体触媒成分をチタン原子として0.0026mmol装入し、重合用触媒を形成した。その後、水素ガス0.8から2.2リットル、液化プロピレン1.4リットルを装入し、20℃で5分間予備重合を行なった後に昇温し、70℃で1時間重合反応を行った。固体触媒成分1g当たりの重合活性は下式により算出した。
重合活性=生成重合体(F)(g)/固体触媒成分(g)
また、この重合体を沸騰n−ヘプタンで6時間抽出したときのn−ヘプタンに不溶解の重合体(G)を測定し重合体中の沸騰n−ヘプタン不溶分(HI)の割合を下式により算出した。
HI=(G)(g)/(F)(g)
重合活性、ヘプタン不溶分(HI)、メルトインデックス(MI)およびキシレン溶解成分(XS)、Mw/Mn及びMz/Mwを表1に併載する。
〔固体触媒成分(A)の調製〕
撹拌機を具備し、窒素ガスで充分に置換された、容量500mlの丸底フラスコに、ジエトキシマグネシウム20g及びトルエン160mlを装入し、懸濁状態とした。次いで、該懸濁液にチタンテトラクロライド40ml添加した。次いで、該懸濁液を90℃まで昇温した後フタル酸ジ−n−ブチル5.4ml添加し、さらに110℃に昇温して、撹拌しながら2.0時間反応処理を行った。反応終了後、90℃のトルエン200mlで3回洗浄し固体成分を得た。その後、新たにトルエン160mlを加えて固体成分の懸濁液を形成し、この懸濁液中にチタンテトラクロライド40mlを加え、次いで攪拌しながらトルエン100ml中に懸濁させたジエトキシマグネシウム2gを加え、撹拌しながら110℃で2時間の反応処理を行った。さらに新たにトルエン160mlを加えて固体成分の懸濁液を形成し、この懸濁液中にチタンテトラクロライド40mlを加え110℃で2時間の反応処理を行った。次いで、生成物を40℃のヘプタン200mlで8回洗浄し、濾過、乾燥して、粉末状の固体触媒成分(A)を得た。この固体触媒成分中のチタン重量含有率は3.5重量%であった。
〔重合触媒の調製および重合〕
上記の固体触媒成分(A)を用いた以外は実施例1と同様に重合触媒の調製および重合を行なった。得られた結果を表1に示した。
比較例1
〔固体触媒成分(A)の調製〕
撹拌機を具備し、窒素ガスで充分に置換された、容量500mlの丸底フラスコに、ジエトキシマグネシウム20g及びトルエン160mlを装入し、懸濁状態とした。次いで、該懸濁液にチタンテトラクロライド40ml添加した。次いで、該懸濁液を90℃まで昇温した後フタル酸ジ−n−ブチル5.4ml添加し、さらに110℃に昇温して、撹拌しながら2.0時間反応処理を行った。反応終了後、90℃のトルエン200mlで3回洗浄し固体成分を得た。その後、新たにトルエン160mlを加えて固体成分の懸濁液を形成し、この懸濁液中にチタンテトラクロライド40mlを加え、次いで撹拌しながら110℃で2時間の反応処理を行った。次いで、生成物を40℃のヘプタン200mlで8回洗浄し、濾過、乾燥して、粉末状の固体触媒成分(A)を得た。この固体触媒成分中のチタン重量含有率は2.9重量%であった。
〔重合触媒の調製および重合〕
上記の固体成分(a)を用いた以外は実施例1と同様に固体触媒成分を調製し、重合触媒の調製および重合を行なった。得られた結果を表1に示した。
Figure 0004412652
以上の結果から、本発明の触媒は、従来の触媒に比べて重合活性およびポリマーの立体規則性を高度に維持したまま、より広い分子量分布のポリマーが得られることがわかる。特に、Mz/Mwの値が高くなっており、加工性改善に影響の大きい高分子領域のポリマーが増加し分子量分布が広くなっていることがわかる。
本発明の触媒成分及び重合触媒を調製する工程を示すフローチャート図である。

Claims (6)

  1. マグネシウム化合物(i)、チタン化合物(ii)および電子供与性化合物(iii)を接触させ固体成分を得た後、該固体成分にジアルコキシマグネシウム(iv)およびチタン化合物(v)を接触させ得られることを特徴とするオレフィン類重合用固体触媒成分。
  2. マグネシウム化合物(i)、チタン化合物(ii)および電子供与性化合物(iii)を接触させ固体成分を得た後、不活性炭化水素溶媒中で該固体成分にジアルコキシマグネシウム(iv)およびチタン化合物(v)を接触させ得られることを特徴とする請求項1に記載のオレフィン類重合用固体触媒成分。
  3. 前記マグネシウム化合物(i)がジアルコキシマグネシウムであることを特徴とする請求項1に記載のオレフィン類重合用固体触媒成分。
  4. マグネシウム化合物(i)、チタン化合物(ii)および電子供与性化合物(iii)を接触させ固体成分を得た後、該固体成分にジアルコキシマグネシウム(iv)およびチタン化合物(v)を接触させてオレフィン類重合用固体触媒成分を調製することを特徴とするオレフィン類重合用固体触媒成分の製造方法。
  5. 下記(A)、(B)及び(C)成分より形成されることを特徴とするオレフィン類重合用触媒。
    (A)請求項1乃至3に記載のオレフィン類重合用固体触媒成分、
    (B)下記一般式(1);
    q AlY3-q (1)
    (式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基、Yは水素原子またはハロゲン原子を示し、qは0<q≦3の実数である)で表される有機アルミニウム化合物、および(C)外部電子供与性化合物。
  6. 前記(C)外部電子供与性化合物が、下記一般式(2);
    r Si(OR4-r (2)
    (式中、Rは炭素数1〜12のアルキル基、シクロアルキル基、フェニル基、ビニル基、アリル基、アラルキル基のいずれかで、同一でも異なってもよい。Rは炭素数1〜4のアルキル基、シクロアルキル基、フェニル基、ビニル基、アリル基、アラルキル基のいずれかで、同一でも異なってもよい。rは0または1〜3の整数である)で表される有機ケイ素化合物であることを特徴とする請求項5に記載のオレフィン類重合用触媒。
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