JP4411807B2 - 非接触idリーダの取り付け構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物等の壁面への非接触IDリーダの取り付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
入退室管理に使用される非接触IDシステムは、内部にデータを記憶するメモリを有しているIDタグと、このIDタグに非接触でデータを書き込んだり読み込んだりするための非接触IDリーダとを備えて形成されている。IDタグ(一般的にカードタグ)は入退室する個人が所有し、非接触IDリーダは通常ビル等の建物の玄関や通用口等の人の出入りする部分の外側及び内側において壁面に取り付けられて設置されている。そして、一般的には建物に出入りをする個人がIDタグを非接触IDリーダにかざすことによって、IDタグと非接触IDリーダとの間で非接触でデータ通信を行ってIDタグのデータを非接触IDリーダで読み取り、この後、非接触IDリーダあるいはこれと接続されるホストコンピュータが読み取ったデータを処理して扉が開く、といった入退出管理に使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
非接触IDリーダの設置場所としては、一般的には建物の屋内であり、また、建物の屋外であっても雨等の水滴がかからないように対策がなされることが多い。しかしながら諸々の条件により水滴がかかる場所に単独で非接触IDリーダが施工される場合もありえるが、その場合の防水対策が十分でなかった。すなわち、非接触IDリーダを壁面に設置した場合に非接触IDリーダの上側において壁面に付着した水滴が流下して非接触IDリーダの背面から内部に侵入することがあり、これにより、非接触IDリーダの内部に設けられていた結線部の露出した端子台に水滴が付着して誤作動や破損が生じる恐れがあった。
【0004】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、水滴がかかる可能性のある場所に単独で設置される場合においても、非接触IDリーダの内部に設けられている結線部に水滴が付着することを避けることができる非接触IDリーダの取り付け構造を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る非接触IDリーダの取り付け構造は、背面が開口する箱形のケース2内に端子台4を設けると共に端子台4に結線部5を露出して設けることによって形成される非接触IDリーダ1を壁面6に取り付けるにあたって、端子台4の上方においてケース2内にケース2の上側開口縁部から垂下して板状片に形成される水滴誘導片7を設け、水滴誘導片7に滴下片3を突設して板状片に形成すると共に滴下片3を端子台4の上方から外れる位置に形成し、背面視において水滴誘導片7の下端縁を滴下片3に近づくほど下側に位置するように傾斜させて形成し、水滴誘導片7及び滴下片3の背面全面を壁面6に当接させるようにしてケース2を壁面6に取り付け、滴下片3のほぼ真下においてケース2の底面に壁面6側に向かって下り傾斜する傾斜面8を設けて成ることを特徴とするものである。
【0006】
また、本発明の請求項2に係る非接触IDリーダの取り付け構造は、背面が開口する箱形のケース2内に端子台4を設けると共に端子台4に結線部5を露出して設けることによって形成される非接触IDリーダ1を壁面6に取り付けるにあたって、端子台4の上方においてケース2内にケース2の上側開口縁部から垂下して板状片に形成される水滴誘導片7を設け、水滴誘導片7に滴下片3を突設して板状片に形成し、背面視において水滴誘導片7の下端縁を滴下片3に近づくほど下側に位置するように傾斜させて形成し、壁面6に設けた取付具9にケース2を係止することによってケース2を壁面6に取り付けると共に水滴誘導片7及び滴下片3の背面全面を壁面6に当接させ、滴下片3と端子台4の間において取付具9に受け片10を形成し、受け片10の端部を滴下部19として端子台4の上方から外れた位置に形成すると共に受け片10を滴下部19に向かって下り傾斜させて形成し、滴下部19のほぼ真下においてケース2の底面に壁面6側に向かって下り傾斜する傾斜面8を設けて成ることを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
【0008】
非接触IDリーダ1は、内部にデータを記憶するメモリを有するIDタグに識別番号データ(ID)を含むデータを書き込み及び読み出す機能を有するものであって、例えば、電磁誘導により相互にデータ通信を行うようにした非接触IDリーダ1とIDタグなどがある。
【0009】
非接触IDリーダ1はIDタグとのデータ通信を行うためのアンテナ部及び回路部をケース2に内蔵して形成されている。図2(a)乃至(c)及び図3(a)乃至(c)に示すように、ケース2はABSやポリカーボネートなどの合成樹脂製であって、正面板11の上端に背方に突出する上片12を設けると共に正面板11の下端に背方に突出する下片13を設け、さらに正面板11の両側端に背方に突出する側片14、14を設けることによって、ケース2は背面が略全面に亘って開口する箱形に形成されている。
【0010】
ケース2内の上部には水滴誘導片7が設けられている。水滴誘導片7はケース2の上側開口縁部(上片12の先端)から垂下させた板状片に形成されるものである。この水滴誘導片7の両端部には滴下片3が設けられている。滴下片3は水滴誘導片7の端部から斜め下方に向かって突設されるものであり、水滴誘導片7と同様の板状片に形成されている。そして、水滴誘導片7の下端縁は背面視において滴下片3に近づくほど下側に位置するように傾斜させて形成されている。図3(a)に示すケース2では背面視で水滴誘導片7の下端縁が略円弧状(R形状)に形成されており、これにより、水滴誘導片7の下端縁は幅方向(水平方向)の中央部から両方の滴下片3に向かって下り傾斜するように形成されている。
【0011】
水滴誘導片7と正面板11の間においてケース2内の上部には一対の突出片40が設けられている。突出片40はケース2の上片12から垂下させた板状片に形成されるものであって、ケース2の左右に一つずつ設けられている。また、水滴誘導片7と突出片40の間には間隙15が形成されている。
【0012】
ケース2の下部には挿入凹部16が設けられている。挿入凹部16は背面が開口する溝形状に形成されるものであって、ケース2の底面である下片13の上面の幅方向(水平方向)の略中央部に設けられている。また、下片13には挿入凹部16にまで達する貫通孔17が設けられている。また、図3(c)に示すように、ケース2の底面である下片13の上面には傾斜面8が設けられている。傾斜面8は滴下片3のほぼ真下に一つずつ設けられるものであって、ケース2の背面側に向かって下り傾斜するように形成されている。
【0013】
ケース2に内蔵されているアンテナ部及び回路部は水滴誘導片7の下側に配置されており、図4に示すようにケース2内に充填したウレタン等の樹脂41より封止されている。また、ケース2内に充填した樹脂41の背面側には端子台(充電部)4が設けられている。端子台4は平面視で略長方形に形成されるものであって、斜めに傾けて樹脂41に取り付けられている。また、端子台4の背面には複数個の結線部5が露出させて設けられている。この結線部5は後述の壁内の配線18と結線するための端子であって、ケース2に内蔵されているアンテナ部と回路部に電気的に接続されている。このようにして外観部分が合成樹脂製のケース2で覆われ、且つ壁面6側に向く背面側に樹脂41が充填された非接触IDリーダ1を形成することができる。この非接触IDリーダ1において、一対の滴下片3の間の寸法は端子台4の幅寸法よりも大きく形成されている。従って、背面視において滴下片3は端子台4の上方から外れる位置に形成されているものであり、滴下片3の下方に端子台4が位置しないように形成されている。
【0014】
図5(a)乃至(c)に示すように、取付具9はステンレス鋼などの金属で形成されるものであって、上下一対の横片20と左右一対の縦片21により正面視で略四角枠状に形成されており、その中央部の開口は配線導出口23として形成されている。また、上側の横片20の両端には正面側斜め上方に向かって突出する係止片24が設けられている。この係止片24はケース2の間隙15に差し込んで係止するためにフック形状に形成されている。また、下側の横片20の略中央部には正面側に向かって突出する挿入片25が設けられている。挿入片25は上下方向に貫通するケース固定ネジ孔26が形成されている。また、上下の横片20には横長孔状の複数の取付具固定ネジ孔27が設けられている。さらに、取付具9には一対の受け片10が設けられている。受け片10は配線導出口23の開口縁部の上側角部において取付具9の正面側に向かって突設されるものであり、且つ受け片10の上面は取付具9の水平方向の中央部から側方に向かって下り傾斜するように形成されている。
【0015】
そして、上記のように形成される非接触IDリーダ1を建物の壁面6に取り付けるにあたっては次のようにして行う。まず、壁面6に配線収納孔30を開口させる。配線収納孔30は非接触IDリーダ1を取り付ける壁内に形成されるものであって、配線収納孔30にはホストコンピュータや電源等に接続されている配線18が収納されている。次に、配線収納孔30の開口の周縁部に取付具9を取り付ける。取付具9の取付は取付具固定ネジ31を取付具固定ネジ孔27に差し込んで壁に螺入するようにして行うことができるが、この時、壁面6には取付具固定ネジ31を螺入するためのネジ穴を形成しておくのがよい。このように取付具9を壁面6に取り付けることによって、取付具9の係止片24が壁面6から斜め上方に突出した状態となると共に取付具9の挿入片25が壁面6からほぼ水平に突出した状態となる。
【0016】
次に、配線収納孔30の開口と取付具9の配線導出口23を通すようにして配線収納孔30内の配線18の端部を壁面6の前側に引き出すと共に引き出した配線18の端部を非接触IDリーダ1の結線部5に接続する。これにより、非接触IDリーダ1に内蔵されたアンテナ部や回路部とホストコンピュータや電源等とが結線部5及び配線18を介して電気的に接続されることになる。
【0017】
この後、図6(a)に示すように、ケース2の背面側上部を取付具9の上部に上側から近づけ、取付具9の係止片24をケース2の間隙15に差し込む。次に、図6(b)に示すように、ケース2の背面側上部を中心としてケース2の下部を壁面6に近づけるように回動させると共にこの回動により取付具9の挿入片25をケース2の挿入凹部16に差し込む。また、この時、端子台4は取付具9の配線導出口23を通して配線収納孔30内に挿入されることになる。次に、図6(c)に示すように、ケース2の貫通孔17と取付具9のケース固定ネジ孔26とを位置合わせした後、貫通孔17に下側からケース固定ネジ42を差し込んでケース固定ネジ孔26と螺合する。このようにして図7に示すように非接触IDリーダ1を取付具9に係止した状態で壁面6に取り付けることができ、これにより、ケース2に設けた水滴誘導片7及び滴下片3の背面全面を壁面6に当接(密着)させるようにする。
【0018】
上記のような非接触IDリーダ1の取り付け構造では、建物の屋外などの水滴がかかる可能性のある場所に単独で設置される場合においても、結線部5に水滴が付着することを避けることができるものである。すなわち、非接触IDリーダ1よりも上側において、壁面6に付着した水滴は壁面6に沿って流れ落ちて非接触IDリーダ1にまで達し、ケース2の背面側上端部と壁面6の隙間に侵入するが、この侵入した水滴は水滴誘導片7と壁面6の隙間に侵入し、毛細管現象により水滴誘導片7の背面形状に沿って広がる。つまり、水滴誘導片7と壁面6の隙間に侵入した水滴は水滴誘導片7の下端に達しても水滴誘導片7の下端縁の傾斜(円弧形状)に沿って流れることになり、この結果、水滴は滴下片3にまで誘導されて溜まることになる。そして、ある程度の水滴が滴下片3に溜まると、自重により水滴が滴下片3の先端から落下するが、滴下片3は端子台4の上方から外れた位置にあるので、滴下片3から落下した水滴は端子台4の側方を通過することになる。従って、水滴が端子台4に付着するのを防止することができ、結線部5に水滴が付着するのを防止することができるものであり、結線部5への水滴付着による誤作動や腐食等を防止することができるものである。
【0019】
また、滴下片3から落下した水滴はケース2の底面の傾斜面8に達するが、傾斜面8は壁面6側に向かって下り傾斜するように形成されているので、傾斜面8に達した水滴は壁面6側に向かって流れて易くなって、効率よくケース2の背面側下端部と壁面6の隙間からケース2外へと排出されることになり、従って、ケース2内に水滴が溜まらないようにすることができるものである。
【0020】
このように本発明の非接触IDリーダ1の取り付け構造では図1に矢印で示すように水滴が流れ、結線部5への水滴の付着が防止できると共にケース2内に水滴が溜まるのを防止することができて防水性能が高いものであり、この結果、施工場所(設置場所)の制約が少なくなって施工条件が良くなるものである。
【0021】
図9に他の実施の形態を示す。この非接触IDリーダ1では図8(a)(b)に示すように、ケース2に設けた水滴誘導片7の傾斜部分(略円弧状部分)が上記の実施の形態のものよりも幅方向に狭く形成されている。従って、水滴誘導片7の端部に設けた滴下片3は端子台4の上方に位置するように形成されている。また、ケース2の底面に形成される傾斜面8は滴下片3の真下には位置せずに、滴下片3の真下よりも側片14側にずれた位置に形成されている。また、この実施の形態で用いる取付具9は上記実施の形態のものと同様であるが、側方に向かって下り傾斜するように設けられた受け片10の下端は滴下部19として形成されている。ケース2及び取付具9のその他の構成は上記実施の形態と同様である。
【0022】
そして、この実施の形態においても非接触IDリーダ1は上記と同様にして取付具9に係止することにより壁面6に取り付けられるが、この時、滴下片3と端子台4の間において滴下片3のほぼ真下に取付具9の受け片10が位置することになる。また、背面視において受け片10の滴下部19は端子台4の上方から外れる位置に配置されるものであり、滴下部19の下方に端子台4が位置しないようになっている。さらに、滴下部19のほぼ真下においてケース2の傾斜面8が位置するようになっている。
【0023】
このような非接触IDリーダ1の取り付け構造においても、建物の屋外などの水滴がかかる可能性のある場所に単独で設置される場合に、結線部5に水滴が付着することを避けることができるものである(図9に水滴の流れを矢印で示す)。すなわち、非接触IDリーダ1よりも上側において、壁面6に付着した水滴は壁面6に沿って流れ落ちて非接触IDリーダ1にまで達し、ケース2の背面側上端部と壁面6の隙間に侵入するが、この侵入した水滴は水滴誘導片7と壁面6の隙間に侵入し、毛細管現象により水滴誘導片7の背面形状に沿って広がる。つまり、水滴誘導片7と壁面6の隙間に侵入した水滴は水滴誘導片7の下端に達しても水滴誘導片7の下端縁の傾斜(円弧形状)に沿って流れることになり、この結果、水滴は滴下片3にまで誘導されて溜まることになる。そして、ある程度の水滴が滴下片3に溜まると、自重により水滴が滴下片3の先端から落下するが、滴下片3は取付具9の受け片10の上方に位置するので、滴下片3から落下した水滴は受け片10に落下する。この後、受け片10に落下した水滴は受け片10の傾斜に沿って流れて滴下部19にまで達してここから落下するが、滴下部19は端子台4の上方から外れた位置にあるので、滴下部19から落下した水滴は端子台4の側方を通過することになる。従って、水滴が端子台4に付着するのを防止することができ、結線部5に水滴が付着するのを防止することができるものであり、結線部5への水滴付着による誤作動や腐食等を防止することができるものである。
【0024】
また、滴下部19から落下した水滴はケース2の底面の傾斜面8に達するが、傾斜面8は壁面6側に向かって下り傾斜するように形成されているので、傾斜面8に達した水滴は壁面6側に向かって流れて易くなって、効率よくケース2の背面側下端部と壁面6の隙間からケース2外へと排出されることになり、従って、ケース2内に水滴が溜まらないようにすることができるものである。
【0025】
尚、上記いずれの実施の形態においても、取付具9を壁面6に直接取り付けるものを示したが、これに限らず、1個用又は2個用のスイッチボックス等を壁に取り付け、これを介して取付具9を壁面6に取り付けるようにしても良い。
【0026】
【発明の効果】
上記のように本発明の請求項1の発明は、背面が開口する箱形のケース内に端子台を設けると共に端子台に結線部を露出して設けることによって形成される非接触IDリーダを壁面に取り付けるにあたって、端子台の上方においてケース内にケースの上側開口縁部から垂下して板状片に形成される水滴誘導片を設け、水滴誘導片に滴下片を突設して板状片に形成すると共に滴下片を端子台の上方から外れる位置に形成し、背面視において水滴誘導片の下端縁を滴下片に近づくほど下側に位置するように傾斜させて形成し、水滴誘導片及び滴下片の背面全面を壁面に当接させるようにしてケースを壁面に取り付け、滴下片のほぼ真下においてケースの底面に壁面側に向かって下り傾斜する傾斜面を設けるので、ケースと壁面との隙間に侵入した水滴は水滴誘導片により滴下片にまで誘導された後、端子台の側方を通過するように滴下片から落下させることができ、水滴がかかる可能性のある場所に単独で設置される場合においても、端子台に露出させて設けた結線部に水滴が付着することを避けることができるものである。しかも、滴下片から落下した水滴は傾斜面に達するので、壁面側に向かって効率よくケース外に排出することができ、ケース内に水滴が溜まらないようにすることができるものである。
【0027】
また本発明の請求項2の発明は、背面が開口する箱形のケース内に端子台を設けると共に端子台に結線部を露出して設けることによって形成される非接触IDリーダを壁面に取り付けるにあたって、端子台の上方においてケース内にケースの上側開口縁部から垂下して板状片に形成される水滴誘導片を設け、水滴誘導片に滴下片を突設して板状片に形成し、背面視において水滴誘導片の下端縁を滴下片に近づくほど下側に位置するように傾斜させて形成し、壁面に設けた取付具にケースを係止することによってケースを壁面に取り付けると共に水滴誘導片及び滴下片の背面全面を壁面に当接させ、滴下片と端子台の間において取付具に受け片を形成し、受け片の端部を滴下部として端子台の上方から外れた位置に形成すると共に受け片を滴下部に向かって下り傾斜させて形成し、滴下部のほぼ真下においてケースの底面に壁面側に向かって下り傾斜する傾斜面を設けるので、ケースと壁面との隙間に侵入した水滴は水滴誘導片により滴下片にまで誘導された後、受け片に達し、この後、端子台の側方を通過するように受け片の滴下部から落下させることができ、水滴がかかる可能性のある場所に単独で設置される場合においても、端子台に露出させて設けた結線部に水滴が付着することを避けることができるものである。しかも、滴下片から落下した水滴は傾斜面に達するので、壁面側に向かって効率よくケース外に排出することができ、ケース内に水滴が溜まらないようにすることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す背面図である。
【図2】同上のケースを示し、(a)は正面図、(b)は底面図、(c)は側面図である。
【図3】同上のケースを示し、(a)は背面図、(b)はB−B断面図、(c)はA−A断面図である。
【図4】同上の非接触IDリーダを示す断面図である。
【図5】同上の取付具を示し、(a)は背面図、(b)は底面図、(c)は側面図である。
【図6】同上の非接触IDリーダの取り付け工程を示し、(a)乃至(c)は断面図である。
【図7】同上の非接触IDリーダを取り付けた状態を示す正面図である。
【図8】同上の他のケースを示し、(a)は背面図、(b)はB−B断面図である。
【図9】同上の他の実施の形態を示す背面図である。
【符号の説明】
1 非接触IDリーダ
2 ケース
3 滴下片
4 端子台
5 結線部
6 壁面
7 水滴誘導片
8 傾斜面
9 取付具
10 受け片
19 滴下部
Claims (2)
- 背面が開口する箱形のケース内に端子台を設けると共に端子台に結線部を露出して設けることによって形成される非接触IDリーダを壁面に取り付けるにあたって、端子台の上方においてケース内にケースの上側開口縁部から垂下して板状片に形成される水滴誘導片を設け、水滴誘導片に滴下片を突設して板状片に形成すると共に滴下片を端子台の上方から外れる位置に形成し、背面視において水滴誘導片の下端縁を滴下片に近づくほど下側に位置するように傾斜させて形成し、水滴誘導片及び滴下片の背面全面を壁面に当接させるようにしてケースを壁面に取り付け、滴下片のほぼ真下においてケースの底面に壁面側に向かって下り傾斜する傾斜面を設けて成ることを特徴とする非接触IDリーダの取り付け構造。
- 背面が開口する箱形のケース内に端子台を設けると共に端子台に結線部を露出して設けることによって形成される非接触IDリーダを壁面に取り付けるにあたって、端子台の上方においてケース内にケースの上側開口縁部から垂下して板状片に形成される水滴誘導片を設け、水滴誘導片に滴下片を突設して板状片に形成し、背面視において水滴誘導片の下端縁を滴下片に近づくほど下側に位置するように傾斜させて形成し、壁面に設けた取付具にケースを係止することによってケースを壁面に取り付けると共に水滴誘導片及び滴下片の背面全面を壁面に当接させ、滴下片と端子台の間において取付具に受け片を形成し、受け片の端部を滴下部として端子台の上方から外れた位置に形成すると共に受け片を滴下部に向かって下り傾斜させて形成し、滴下部のほぼ真下においてケースの底面に壁面側に向かって下り傾斜する傾斜面を設けて成ることを特徴とする非接触IDリーダの取り付け構造。
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