JP4411298B2 - 配管内面のライニング方法 - Google Patents
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Description
また、塗布工程においては、主管に複数の分岐管が接続されているような複雑な配管についても、主管および各分岐管のそれぞれに対して一往復の塗布を行い、いずれかの管のみが塗布回数が多くなるようなことがない。このため、塗布工程において、配管内面の全体にわたって、むらの少ない安定した塗布を行うことができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るライニング方法を適用した配管ライニングを説明するための概略構成図である。
図1において、ビル等の給水管1は、主管10と、主管10の末端に接続される第1分岐管11と、主管10の入口側端部(以下、単に「端部」という)10aと第1分岐管11と間で主管10にそれぞれ接続する第2、第4、第5分岐管12、14、15と、第4分岐管14に第1分岐管11側から接続する第3分岐管13と、を含んで構成されている。ここで、図1からも明らかなように、各分岐管は、主管10の端部10a、すなわち、給水管1の入口側から離れている順に第1、第2、・・・第5分岐管としている。なお、主管10と各分岐管11〜15は、同一径のものであってもよいし、例えば、主管10がJISの呼び径で25A、各分岐管11〜15がJISの呼び径で20Aというように、径の異なるものであってもよい。
例えば、流路切換ユニット18において、バルブ20aおよびバルブ20bを開くとともにその他のバルブ20c〜fをすべて閉じ、コンプレッサ30からのエアホース19を連結管21aの送入側に接続する。すると、給水管1において、主管10の端部10aおよび第1分岐管11の端部11aが開口端となり、他の第2〜第5分岐管12〜15の端部(開口端)12a〜15aはすべて(それぞれに接続する透明ホース、エアホースおよびバルブを介して)閉鎖された状態(すなわち、閉鎖端)となる。この状態でコンプレッサ30を動作させると、吐出された圧縮空気は、エアホース19、連結管21a、エアホース17a、透明ホース16aを介して主管10の端部10aから給水管1内に供給され、主管10および第1分岐管11を通過して第1分岐管11の端部11aから流出する。その後、流出した空気は、透明ホース16b、エアホース17bおよび連結管21bを通過して排出される。このように、流路切換ユニット18における二つのバルブを開き、それ以外のバルブをすべて閉じた上で、コンプレッサ30からのエアホース19を、開いた二つのバルブのいずれか一方が介装されている連結管の送入側に接続することによって、給水管1において圧縮空気が流れる管路及び流れ方向を選択することができる。なお、流路切換ユニット18は、上述した内容と同様にして、コンプレッサ30からの圧縮空気が給水管1内で流れる流路を適宜切り換えることができるものであれば、どのような構成のものであってもよい。例えば、図2に示すように、コンプレッサ30からのエアホース19が専用の接続部181aに接続されるように構成された流路切換ユニット181としてもよい。この場合、流路切換ユニット181は、各バルブ201a〜fを適宜操作することによって、給水管1における二つの端部を開口端としつつその一方からコンプレッサ30からの圧縮空気を供給し、他の端部をすべて閉鎖端とするように構成される。
1.塗布工程(図3)
本実施形態に係る塗布工程は、給水管1に応じた量の塗料および空気を主管10の端部10aから送入して給水管1の内面に往復塗装(往復ライニング)を行う。以下、具体的に説明する。
まず、流路切換ユニット18において、バルブ20aおよびバルブ20bを開き、その他のバルブ20c〜fをすべて閉じる。そして、コンプレッサ30からのエアホース19を連結管21aの送入側に接続する。これにより、図3(a)に実線で示すように、給水管1内の管路のうち、主管10およびこの主管10の端部10aから最も離れた第1分岐管11とからなる管路(M→1)が選択され、同時に、この管路(M→1)の両端以外の端部(開口端)はすべて閉鎖された状態となる。
次に、流路切換ユニット18において、バルブ20cを開き、バルブ20aを閉じる。そして、コンプレッサ30からのエアホース19を連結管21bの送入側に接続する。これにより、図3(b)に実線で示すように、給水管1内の管路のうち、第1分岐管11、主管10の一部および第1分岐管11の次に主管10の端部10aから離れた第2分岐管12とからなる管路(1→2)が選択され、この管路(1→2)の両端以外の端部(開口端)はすべて閉鎖された状態となる。
次に、流路切換ユニット18において、バルブ20dを開き、バルブ20aを閉じる。そして、コンプレッサ30からのエアホース19を連結管21cの送入側に接続する。これにより、図3(c)に実線で示すように、給水管1内の管路のうち、第2分岐管12、主管10の一部および第2分岐管12の次に主管10の端部10aから離れた第3分岐管13とからなる管路(2→3)が選択され、この管路(2→3)の両端以外の端部(開口端)はすべて閉鎖された状態となる。
以下、上記と同様の処理を順次行うことにより、第3分岐管13および第4分岐管14とからなる管路(3→4)、第4分岐管14、主管10の一部およびと第5分岐管15とからなる管路(4→5)、第5分岐管15および主管10の一部からなる管路(5→M)の各内面に樹脂系塗料が塗布される。また、これにより、給水管1内のすべての管路について、塗料が往復塗布されたことになる。
2.仕上げ工程(図4)
本実施形態に係る仕上げ工程は、上記塗布工程により給水管1の内面全体に塗料が塗布された後に、給水管1内に弾性部材を往復通過させることによって、塗布された塗料の表面を均す(ライニング塗膜を実質的に均一化する)。以下、具体的に説明するが、本仕上げ工程で使用する弾性部材については後述する。
まず、流路切換ユニット18において、バルブ20aを開き、その他のバルブ20b〜fを閉じる。そして、コンプレッサ30からのエアホース19を連結管21aの送入側に接続する(バルブ20bについては開としてもよい)。また、図4(a)に示すように、透明ホース16b(またはエアホース17b)を外して、第1分岐管11の端部11aに回収ユニット50を取り付ける。これにより、図4(a)に実線で示すように、図3(a)と同様に、給水管1内の管路のうち、主管10およびこの主管10の端部10aから最も離れた第1分岐管11とからなる管路(M→1)が選択され、この管路(M→1)の両端以外の端部(開口端)はすべて閉鎖された状態となる。したがって、この状態でコンプレッサ30を動作させると、該コンプレッサ30から供給される圧縮空気は、管路(M→1)を回収ユニット50に向かって流れることになる。
この状態においてコンプレッサ30を動作させて圧縮空気を供給する。このときの空気圧力は、例えば0.1(MPa)に設定する。すると、給水管1には、主管10の端部10aから空気が送り込まれ、この空気によって弾性部材60が押されて管路(M→1)内を矢印方向に移動し、最終的には、第1分岐管11の端部11aに接続された回収ユニット50に回収される。そして、弾性部材60の回収を確認したらコンプレッサ30を停止する。かかる弾性部材60の通過によって、管路(M→1)の内面に塗布された塗料の表面が仕上げられる。
次に、流路切換ユニット18において、バルブ20bを開き、その他のバルブ20a、c〜fを閉じる。そして、コンプレッサ30からのエアホース19を連結管21bの送入側に接続する(バルブ20cについては開としてもよい)。また、図4(b)に示すように、回収ユニット50を第1分岐管11の端部11aから外して、そこに透明ホース16a(またはエアホース17a)を再度接続する(元に戻す)とともに、透明ホース16c(またはエアホース17cを)外して、第2分岐管12の端部12aに回収ユニット50を取り付ける。これにより、図4(b)に実線で示すように、第1分岐管11、主管10の一部および第1分岐管11の次に主管10の端部10aから離れた第2分岐管12とからなる管路(1→2)が選択され、該管路(1→2)の両端以外の端部(開口端)はすべて閉鎖された状態となる。したがって、この状態でコンプレッサ30を動作させると、コンプレッサ30から供給される圧縮空気は管路(1→2)を回収ユニット50に向かって流れることになる。
この状態においてコンプレッサ30を動作させて圧縮空気を供給する。このときの空気圧力は、上記手順1と同様であり、例えば0.1(MPa)に設定する。すると、給水管1には、第1分岐管11の端部11aから空気が送り込まれ、この空気によって弾性部材60が押されて管路(1→2)内を矢印方向に移動し、最終的には、第2分岐管12の端部12aに接続された回収ユニット50に回収される。そして、弾性部材60の回収を確認したら、コンプレッサ30を停止する。かかる弾性部材60の通過によって、管路(1→2)の内面に塗布された塗料の表面が仕上げられる。また、第1分岐管11
また、第1分岐管11と、主管10の第1分岐管11との接続部から第2分岐管12との接続までの部分とについては、弾性部材の往復移動、すなわち、往復仕上げがなされたことになる(破線矢印参照)。
次に、流路切換ユニット18において、バルブ20cを開き、その他のバルブ20a、b、d〜fを閉じる。そして、コンプレッサ30からのエアホース19を連結管21cの供給側に接続する(バルブ20dについては開としてもよい)。また、図4(c)に示すように、回収ユニット50を第2分岐管12の端部12aから外して、そこに透明ホース16c(またはエアホース17c)を再度接続するとともに、透明ホース16d(またはエアホース17d)を外して、第3分岐管13の端部13aに回収ユニット50を取り付ける。これにより、図4(c)に実線で示すように、第2分岐管12、主管10の一部および第2分岐管12の次に主管10の端部10aから離れた第3分岐管13からなる管路(2→3)が選択され、該管路(2→3)の両端以外の端部(開口端)はすべて閉鎖された状態となる。したがって、この状態でコンプレッサ30を動作させると、コンプレッサ30から供給される圧縮空気は管路(2→3)を回収ユニット50に向かって流れることになる。
この状態においてコンプレッサ30を動作させて圧縮空気を供給する。このときの空気圧力は、上記手順1、2と同様であり、例えば0.1(MPa)に設定する。すると、給水管1には、第2分岐管12の端部12aから空気が送り込まれ、この空気によって弾性部材60が押されて管路(2→3)内を矢印方向に移動し、最終的には、第3分岐管13の端部13aに接続された回収ユニット50に回収される。そして、弾性部材60の回収を確認したら、コンプレッサ30を停止する。かかる弾性部材60の通過によって、管路(2→3)の内面に塗布された塗料の表面が仕上げられる。また、第2分岐管12と、主管10の第2分岐管12との接続部から第3分岐管13との接続部までの部分とについては、弾性部材60の往復移動、すなわち、往復仕上げがなされたことになる(破線矢印参照)。
以下、上記と同様の処理を順次行うことにより、第3分岐管13および第4分岐管14からなる管路(3→4)、第4分岐管14、主管10の一部および第5分岐管15からなる管路(4→5)、第5分岐管15および主管10の一部からなる管路(5→M)の内面に塗布された塗料の表面が仕上げられる。また、これにより、給水管1内のすべての管路について、弾性部材60の往復移動、すなわち、往復仕上げがなされたことになる。
ところで、上記仕上げ工程において、特に、分岐部A、BおよびC(図4(a)参照)では、弾性部材60が主管10の一部を通過する際にそのまま直進してしまう、すなわち、上記各手順において仕上げ対象としていない管路に弾性部材60が入り込んでしまう可能性がある。このような場合には、弾性部材60の進入方向と逆側から空気を供給することによって、弾性部材60を押し戻して仕上げ対象管路に戻すことは可能である。
また、本実施形態においては、給水管1のすべての端部にエアホースを接続することが可能であるが、給水管の中には、不要となった一部の分岐管が内部で閉鎖されてしまっている閉鎖管を有する場合があり、端部にエアホースを接続できない(すなわち、端部から空気を供給することができない)場合もある。このような場合には、弾性部材が閉鎖管に一旦入り込んでしまうと、これを取り出すことは非常に困難である。
まず、二つのこぶ61、すなわち、略球状部の径は、配管内径よりもやや大きい。より具体的には、図8に示すように、こぶ61の最下部から最上部までの寸法(H)、すなわち、配管の径方向に対応する寸法が配管内径(φD)よりも大きい。したがって、配管内においては、弾性部材60はこぶ61が変形(収縮)した状態となる。
さらに、一方のこぶ61の軸方向外側の位置から他方のこぶ61の軸方向外側の位置までの寸法(L2)は、配管内径(φD)の2倍程度(L2≒D×2±10mm)となっている。
第1に、本実施形態に係る弾性部材60は、図9に示すように、仕上げ工程の各手順において、分岐部を通過する際に、一旦、仕上げ対象外の管路に入り込んでしまっても、そのまま仕上げ対象管路に空気を送り込み続けることによって、引き戻されて再び仕上げ対象管路を移動することが実験により確認されている。これは、単なる円柱状、球状の弾性部材を用いる場合に比べて、その作業性が極めて向上することを意味する。円柱状、球状の弾性部材の場合には、仕上げ対象外の管路に一旦入り込んでしまうと、引き戻されることはなく、その逆側から空気を送り込む工程等を追加しなければならないのに対し、本実施形態に係る弾性部材60の場合には、圧縮空気の供給をそのまま継続するだけでよいからである。なお、このような引き戻し作用の詳細なメカニズムまでは正確に把握できていないが、次のようなことが考えられる。
第3に、径の異なる複数のポリエチレン紐を用意しておくことにより、現地で配管径を確認してから、必要な数量の弾性部材を作成することが容易である(様々な場面での対応が可能である)。
以上説明したように、本実施形態によれば、ライニング塗膜の不均一化を防止できるとともに、装置や制御の複雑化を招くことなく、ライニング処理において使用する弾性部材(仕上げ治具)の紛失を防止できるという効果がある。
また、ポリエチレン製の円柱状の部材、より具体的には、ポリエチレン紐から弾性部材を作成する例を説明したが、これに類似する特性を有するものであれば同様の作用、効果が得られるのはもちろんである。
さらにまた、上記したような引き戻し作用があることから、弾性部材60が仕上げ対象外の管路に入り込んでしまったときに、一旦、コンプレッサ30を停止して圧縮空気の供給を止めて、その後、再びコンプレッサ30を動作させることも効果的である。仕上げ対象外の管路(閉鎖管を含む)内に圧縮空気が供給されていた場合に、コンプレッサ30を停止することで、その内部圧力が仕上げ対象管を介して抜けるため、弾性部材60に引き戻し方向の力が作用し、その後、コンプレッサ30を動作させることで、より効果的に弾性部材60を引き戻すことができるからである。なお、この場合において、弾性部材60が回収されていないにもかかわらず、コンプレッサ30の負荷が急激に減少したときに、弾性部材60が仕上げ対象外の管路に入り込んでしまったと判断することができる。
Claims (9)
- 少なくとも一つの分岐部を有する配管のいずれかの端部から気体および塗料を送入して該配管の内面に前記塗料を塗布する塗布工程と、
前記配管の管路のうちの選択した管路の両端部以外の端部をすべて閉鎖し、該選択した管路の一方の端部から弾性部材を挿入し、気体を送入することによって該弾性部材を前記選択した管路の他方の端部へと移動させて前記塗布工程で塗布された塗料の表面を均す仕上げ工程と、を含んで構成され、
前記弾性部材は、前記配管の内径よりも径が大きい複数の略球状部と、この略球状部と略球状部との間に位置し、前記配管の内径よりも径が小さい連結部とを備え、
前記弾性部材は、前記配管の内径よりも径が小さい弾性素材からなり、該弾性素材を結んで形成したこぶを前記略球状部とし、それ以外の部分を前記連結部とすることを特徴とする配管内面のライニング方法。 - 前記弾性部材は、その両端付近にそれぞれ位置する二つの前記略球状部と、該二つの略球状部の間に位置する一つの前記連結部とを備えることを特徴とする請求項1記載の配管内面のライニング方法。
- 前記弾性素材は、ポリエチレン製の紐状部材であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の配管内面のライニング方法。
- 前記弾性素材の径は、前記配管の内径の約1/3であり、
前記連結部の軸方向の寸法は、前記弾性素材の径と同等若しくはそれよりも大きいことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の配管内面のライニング方法。 - 前記塗布工程は、
前記配管の管路のうちの選択した管路の両端部以外の端部をすべて閉鎖し、該選択した管路の一方の端部から気体および塗料を送入して該塗料を他方の端部まで到達させ、
次に、前記選択した管路の前記一方の端部を閉鎖するとともに新たな端部を開放し、前記選択した管路の前記他方の端部から気体を送入して前記塗料を前記新たな端部まで到達させ、
その後、同様にして順次その他の端部の開放、開放された端部の閉鎖および気体の送入を行って前記配管の内面に前記塗料を塗布することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の配管内面のライニング方法。 - 前記配管は、主管とこの主管に接続する複数の分岐管とを有し、
前記塗布工程は、
前記主管の入口側端部および該主管の入口側端部から最も離れた第1の分岐管の端部以外の端部をすべて閉鎖し、前記主管の入口側端部から気体および塗料を送入して該塗料を前記第1の分岐管の端部まで到達させる第1の工程と、
前記主管の入口側端部を閉鎖するとともに前記第1の分岐管の次に前記主管の入口側端部から離れた第2の分岐管の端部を開放し、前記第1の分岐管の端部から気体を送入して前記塗料を前記第2の分岐管の端部まで到達させる第2の工程と、
前記第1の分岐管の端部を閉鎖するとともに前記第2の分岐管の次に前記主管の入口側端部から離れた第3の分岐管の端部を開放し、前記第2の分岐管の端部から気体を送入して前記塗料を前記第3の分岐管の端部まで到達させる第3の工程と、
以降、前記主管の入口側端部から離れている順に、各分岐管に対して前記第3の工程と同様の処理を行い、各分岐管の端部まで前記塗料を到達させる第4の工程と、
前記主管の入口側端部および前記第4の工程で最後に開放した端部以外の端部をすべて閉鎖し、前記最後に開放した端部から空気を送入して前記塗料を前記主管の入口側端部まで到達させる第5の工程と、
を含んで構成されることを特徴とする請求項5記載の配管内面のライニング方法。 - 前記仕上げ工程は、
前記選択した管路の両端部以外の端部を閉鎖し、該選択した管路の一方の端部から前記弾性部材を挿入し、気体を送入することによって該弾性部材を移動させて他方の端部から回収し、
次に、前記選択した管路の前記一方の端部を閉鎖するとともに新たな端部を開放し、前記選択した管路の前記他方の端部から新たな弾性部材を挿入し、気体を送入することによって該新たな弾性部材を移動させて前記新たな端部から回収し、
その後、同様にして順次その他の端部の開放、開放された端部の閉鎖、新たな弾性部材の挿入および気体の送入を行って前記塗布された塗料の表面を均すことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の配管内面のライニング方法。 - 前記弾性部材が回収されないときに、気体の送入を一旦停止し、所定時間経過した後に再び気体を送入することを特徴とする請求項7記載の配管内面のライニング方法。
- 前記配管は、主管とこの主管に接続する複数の分岐管とで構成され、
前記仕上げ工程は、
前記主管の入口側端部および該主管の入口側端部から最も離れた第1の分岐管の端部以外の端部をすべて閉鎖し、前記主管の入口側端部から弾性部材を挿入し、気体を送入することによって該弾性部材を移動させて前記第1の分岐管の端部より回収する第1の工程と、
前記主管の入口側端部を閉鎖するとともに前記第1の分岐管の次に前記主管の入口側端部から離れた第2の分岐管の端部を開放し、前記第1の分岐管の端部から新たな弾性部材を挿入し、気体を送入することによって該新たな弾性部材を移動させて前記第2の分岐管の端部より回収する第2の工程と、
前記第1の分岐管の端部を閉鎖するとともに前記第2の分岐管の次に前記主管の入口側端部から離れた第3の分岐管の端部を開放し、前記第2の分岐管の端部から新たな弾性部材を挿入し、気体を送入することによって該新たな弾性部材を移動させて前記第3の分岐管の端部より回収する第3の工程と、
以降、前記主管の入口側端部から離れている順に、各分岐管に対して前記第3の工程と同様の処理を行い、各分岐管の端部よりそれぞれ弾性部材を回収する第4の工程と、
前記主管の入口側端部および前記第4の工程で最後に開放した端部以外のすべての端部を閉鎖し、前記最後に開放した端部から新たな弾性部材を挿入し、気体を送入することによって該新たな弾性部材を移動させて前記主管の入口側端部より回収する第5の工程と、
を含んで構成されることを特徴とする請求項7または請求項8記載の配管内面のライニング方法。
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