JP4411012B2 - 車両用アンテナ取付構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用アンテナ取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の車両用アンテナとして、光ビーコン用送受信部と、電波ビーコン用受信部とを有するいわゆるVICS用ビーコンアンテナが知られている(特許文献1参照。)。この車両用アンテナは、車両のインストルメントパネルの内側に配され、インストルメントパネルの上面に形成された孔部を、アンテナ本体を収納するケース体により閉塞する。この車両用アンテナにて、光ビーコンと電波ビーコンとを受信し、これらのビーコンに含まれた渋滞情報等により、車両側で渋滞情報等を認識できるようになっている。
【0003】
この車両用アンテナでは、ケース体は略箱状に形成され、このケース体がインストルメントパネルと係脱自在となっている。すなわち、車両製造時に、作業者等は、アンテナ本体をケース体に組み込んだ後、ケース体をインストルメントパネルに係合させ、ケース体が組み込まれた状態のインストルメントパネルを車体側に取り付ける。
【0004】
また、アンテナ本体のメンテナンス等に際しては、作業者等がインストルメントパネル内部の空間に潜り込み、ケース体をインストルメントパネルから取り外した後、ケース体からアンテナ本体を取り外して、アンテナ本体の修理、部品交換等を行う。また、アンテナ本体の修理が大がかりな場合等は、インストルメントパネルをケース体ごと車体側から取り外し、車両室内の居住空間、車両外の任意の場所等、比較的広い空間で行うことも可能である。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−130333号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このように、前記車両用アンテナでは、インストルメントパネルにケース体を組み込んだ状態で、インストルメントパネルごと車体側に取り付けられることとなるので、取付作業が極めて面倒である。すなわち、製造ライン等で組立作業者等の負担が増大するとともに、車両製造時の工数が増大して製造コストが嵩むという問題があった。
【0007】
また、アンテナ本体のメンテナンス等に際しても、インストルメントパネル内の狭小な空間に潜り込むか、インストルメントパネルごとケース体を車体側から外さないと作業を行うことができず、作業性が極めて悪いという問題点がある。さらには、アンテナ本体がケース体内に収納されているので、アンテナ本体をケース体内から速やかに取り外すことができず、アンテナ本体の修理、部品交換を速やかに行うことができないという問題点もある。
【0008】
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、車両の製造ライン等で組立作業者等の負担を軽減及び車両の製造コストの低減を図ることができるとともに、メンテナンス作業を簡単容易に行うことができる車両用アンテナ取付構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、所定情報を受信する車両用アンテナを車両室内に設置する車両用アンテナ取付構造であって、
前記車両用アンテナは、車両のインストルメントパネルに係脱自在に固定される固定部と、前記固定部と係脱自在でアンテナ本体が設けられる本体部とを有し、
前記インストルメントパネルは、前記インストルメントパネルと車両のフロントガラスとの接触部分より下方で前記固定部と係合するアンテナ取付部を有し、
前記車両用アンテナの固定部及び本体部は前記インストルメントパネルの上面部より下方に位置することを特徴とする。
【0010】
請求項1に記載の発明によれば、車両の製造時に、インストルメントパネルを車体側に取り付けておき、このインストルメントパネルに固定部を係合させることにより、車両用アンテナを簡単容易にインストルメントパネルに組み込むことができる。
また、車両用アンテナのメンテナンス等に際し、本体部を固定部から離脱させることにより、インストルメントパネル全体を車体側から取り外したり、車両用アンテナ全体をインストルメントパネル側から取り外したりすることなく、車体側から車両用アンテナを取り外すことができる。
【0011】
従って、簡単容易に車両用アンテナをインストルメントパネルに組み込むことができるので、車両の製造ラインにおける組立作業員等の負担を軽減するとともに、作業員の工数を低減して車両の製造コストの低減を図ることができる。
また、インストルメントパネルに固定された固定部から本体部を取り外すことにより、車両用アンテナの清掃、分解、再組立等のメンテナンス作業を、車両室内の居住空間、車両外の任意の場所等、比較的広い空間で行うことができる。すなわち、車両用アンテナが車体側に取り付けられたまま、インストルメントパネル、車体パネル等により画成される狭小な空間でメンテナンス作業等を行う必要はない。また、車両外で車両用アンテナのメンテナンス作業を行う場合に、インストルパネル全体を取り外すという煩雑な作業を要することもなく、メンテナンス作業を簡単容易に行うことができる。
また、請求項1に記載の発明によれば、アンテナ取付部が乗員に視認されないので、車両室内の外観を損なうことなく、車両用アンテナをインストルメントパネルの内側に設置することができる。
また、車両用アンテナ側に塵埃等が侵入して、情報の受信状態が悪化したり、各制御基板等の機能が塵埃等により損なわれることもない。また、インストルメントパネルの内側に位置する車両用アンテナを頻繁に清掃する必要がなくなり、メンテナンス等に関しても極めて有利である。
【0012】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の車両用アンテナ取付構造において、前記車両用アンテナは、前記アンテナ本体が内蔵され前記インストルメントパネルと係脱自在のケース体を有し、前記ケース体は、前記インストルメントパネルと車両のフロントガラスとの接触部分より下方の、乗員に視認されない位置に配設されたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明では、請求項1に記載の車両用アンテナ取付構造において、前記車両用アンテナは、前記アンテナ本体が内蔵され前記インストルメントパネルと係脱自在のケース体を有し、前記ケース体は、前記インストルメントパネルの上面部より下方の、乗員に視認されない位置に配設されたことを特徴とする。
請求項に記載の発明では、請求項1から3のいずれか一項に記載の車両用アンテナ取付構造において、前記車両用アンテナは、前記アンテナ本体が内蔵され前記インストルメントパネルと係脱自在のケース体を有し、前記ケース体を、前記インストルメントパネルと係脱自在の第1部分と、この第1部分と係脱自在で前記アンテナ本体が固定される第2部分と、に分割自在とし、前記固定部を、前記ケース体の第1部分から構成し、前記本体部を、前記ケース体の第2部分と、これに固定された前記アンテナ本体と、から構成したことを特徴とする。
【0013】
請求項に記載の発明によれば、請求項1から3のいずれか一項の作用に加え、車両用アンテナはアンテナ本体が内蔵されるケース体を有するので、車両用アンテナの取扱いに便利である。
すなわち、車両の製造時に、車両用アンテナをインストルメントパネルに組み込む際に、ケース体を把持して取り扱えるし、ケース体に内蔵されたアンテナ本体が損傷することもない。
【0014】
請求項に記載の発明では、請求項に記載の車両用アンテナ取付構造において、前記ケース体の前記第1部分又は前記第2部分に、第1部分と第2部分の係合解除操作用のレバー部を設けたことを特徴とする。
【0015】
請求項に記載の発明によれば、請求項の作用に加え、アンテナ本体のメンテナンス等に際し、作業者等はレバー部を操作することにより、第1部分と第2部分の係合解除を行うことができる。従って、作業者等は簡単容易にケース体の第1部分と第2部分とを離脱させることができる。
【0016】
請求項に記載の発明では、請求項1からのいずれか一項に記載の車両用アンテナ取付構造において、前記固定部の前記インストルメントパネルに対する係脱方向と、該固定部に対する前記本体部の係脱方向とが異なるよう構成したことを特徴とする。
【0017】
請求項に記載の発明によれば、請求項1からのいずれか一項の作用に加え、アンテナ本体のメンテナンス等に際して本体部を車両側から取り外す場合に、作業者は、本体部が固定部から離脱する方向に力を加えることにより、本体部のみをインストルメントパネル側から取り外すことができる。ここで、この離脱方向は、車両用アンテナの固定部がインストルメントパネルから離脱する方向と異なっているので、本体部とともに固定部がインストルメントパネルから離脱することはない。
本体部のメンテナンス等が終了した後、インストルメントパネル側に取り付けられた状態の固定部に本体部を装着することにより、車両用アンテナ全体がインストルメントパネルに組み込まれた状態とすることができる。
【0018】
従って、メンテナンス等に必要な本体部のみを取り外すことができ、メンテナンス作業者等の負担を軽減することができる。また、本体部とともに固定部までインストルメントパネルから離脱することもない。
【0019】
請求項に記載の発明では、請求項1からのいずれか一項に記載の車両用アンテナ取付構造において、前記アンテナ本体は、光ビーコン用送受信部と、電波ビーコン用受信部と、を有するものであって、前記光ビーコン用送受信部と前記電波ビーコン用受信部とを別体とし、それぞれ所定の指向角度となるよう設置したことを特徴とする。
【0020】
請求項に記載の発明によれば、請求項1からのいずれか一項の作用に加え、光ビーコン用送受信部と、電波ビーコン用受信部とを別体として、これらを分割配置することにより、インストルメントパネルの内側に画成される空間に応じて車両用アンテナを設置することができる。
また、光ビーコン用送受信部と、電波ビーコン用受信部とを、それぞれ最適な受信状態及び受信状態となる指向角度とすることができ、これらが一体的に形成されているものに比べ、光ビーコン及び電波ビーコンの受信及び受信を良好に行うことができる。
【0021】
請求項に記載の発明では、請求項に記載の車両用アンテナ取付構造において、前記固定部に対する前記本体部の係脱方向が車両幅方向となるよう構成したことを特徴とする。
【0022】
請求項に記載の発明では、請求項1から8のいずれか一項に記載の車両用アンテナ取付構造において、前記車両用アンテナにおける所定情報の受信方向は、前記フロントガラス用のワイパーの停止位置より上方を指向することを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、ワイパーの停止位置より上側は、ワイパーにより定期的にフロントガラス表面の汚れが払拭され、この払拭部分を通じて光、電波等を受信するので、確実に車両外部からの情報を受信することができる。また、フロントガラス表面に一時的に汚れが付着して情報の受信状態が一時的に悪化しても、ワイパーを作動させて汚れを払拭し情報の受信状態を速やかに回復することができる。そのため、車両用アンテナを車両室内に配置した際に、フロントガラスの汚れ等により受信状態が悪化するという弊害を除去することができ、受信状態を良好に保つことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
図1から図10は本発明の一実施形態を示すもので、図1は車両用アンテナ取付構造を示す車両の一部側面断面図、図2はインストルメントパネルに車両用アンテナを取り付けた状態を示す車両のフロントガラス下部付近の一部外観斜視図、図3は車両用アンテナをインストルメントパネルから取り外した状態を示す説明図、図4は車両用アンテナの外観斜視図、図5は車両用アンテナの一部分解説明図、図6はケース体の第2部分の一部分解斜視図、図7はインストルメントパネルから取り外した状態を示す車両用アンテナの外観斜視図、図8はケース体の第2部分を第1部分から取り外す際の動作を示す車両用アンテナの外観斜視図、図9はケース体の第2部分を第1部分から取り外す際の動作を示す車両用アンテナの外観斜視図、図10はインストルメントパネルにVINプレートを取り付けた状態を示す車両のフロントガラス下部付近の一部外観斜視図である。
【0024】
図1に示すように、この車両用アンテナ取付構造は、車両室内に設置されるインストルメントパネル1のフロントガラス2側の内側に、所定情報を受信するための車両用アンテナ3が、インストルメントパネル2と一体的に設けられるものである。
【0025】
インストルメントパネル1は、車両室内の前部に設けられ、計器類、空調操作部、オーディオ機器等が埋設される。図1に示すように、インストルメントパネル1は、フロントガラス2との接触部分1aから後方へ向かって略水平に延びるパネル上面部1bを有する。また、インストルメントパネル1には、接触部分1aからフロントガラス2に沿って斜め下方へ延びる延在部1cが形成される。この延在部1cには、車両用アンテナ3が取り付けられるアンテナ取付部1dが形成される。本実施形態においては、アンテナ取付部1dは、延在部1cに形成された凹部1eである。また、このアンテナ取付部1dは、車両用アンテナ3と、車両を識別するためのプレート(VINプレート13)とが択一的に設置されるように構成される。
【0026】
図1に示すように、フロントガラス2は、車両の室内外を仕切り、前下がりとなるよう車体側に固着される。図10に示すように、フロントガラス2の周縁部には、VINプレート13が車両外部から視認されるように、セラミックプリント2aの切欠部分2bが形成される。
【0027】
また、自動車車両には、図1に示すように、フロントガラス2の室外側表面を払拭するためのワイパー4が設けられる。ワイパー4は、フロントガラス2の表面と当接するゴム材等を有し所定方向へ延びるブレード部4aと、このブレード部4aに連結され車体側のモータ(図示せず)により回動駆動するアーム部(図示せず)とを有する。図2に示すように、ワイパー4は、ブレード部4aがフロントガラス2の下側にて略水平状態となったときに停止位置となるよう構成されている。
【0028】
図1に示すように、車両用アンテナ3は、光ビーコン送受信部5と、電波ビーコン受信部6とを有するVICS用ビーコンアンテナである。光ビーコン送受信部5は光ビーコン用制御基板7に設けられ、電波ビーコン受信部6は電波ビーコン用制御基板8に設けられる。各制御基板7,8は別体のプリント基板であり、図6に示すように各制御基板7,8はフレキシブル基板等により電気的に接続される。すなわち、光ビーコン送受信部5と、電波ビーコン受信部6とは互いに別体の制御基板7,8に設けられている。電波ビーコン制御基板8に同軸ケーブル9が接続される(図4参照)。すなわち、車両用アンテナ3は、同軸ケーブル9を介してナビゲーション装置側と情報の送受信をするようになっている。本実施形態においては、光ビーコン送受信部5、電波ビーコン受信部6、光ビーコン用制御基板7、電波ビーコン用制御基板8等がアンテナ本体3aをなしている。
【0029】
また、車両用アンテナ3は、アンテナ本体3aが内蔵されるケース体10を有する。ケース体10には同軸ケーブル9を挿通する孔が形成され、フロントガラス2側に臨む開口部10fが形成される。ケース体10は、この開口部10fを所定の間隔をおいて外側から覆う赤外線透過面10aを有している。この赤外線透過面10aには、インストルメントパネル1の凹部1eと係合する爪10bが形成される。すなわち、図3及び図7に示すように、赤外線透過面10aと開口部10fとの隙間に、インストルメントパネル1の延在部1cを挿入させることにより、図1に示すようにケース体10とインストルメントパネル1とが係合する。ここで、ケース体10とインストルメントパネル1とは係脱自在であり、斜め上側後方へケース体10を移動させるとこれらは係合し、斜め下側前方へケース体10を移動させると、これらの係合が解除される。
【0030】
図4及び図9に示すように、ケース体10は、赤外線透過面10a側のインストルメントパネル1側に係脱自在に固定される第1部分10cと、この第1部分10cと係脱自在でアンテナ本体3aが固定される第2部分10dとに分割自在となっている。本実施形態においては、第1部分10cがインストルメントパネル1に係脱自在に固定される固定部3cをなし、第2部分10dとアンテナ本体3aが固定部3cに係脱自在に設けられる本体部3bをなす。また、本実施形態においては、図5及び図8に示すように、第2部分10dを略左方向へ移動させると、これらの係合は解除され、第2部分10dを略右方向へ移動させると、これらが係合するようになっている。すなわち、車両用アンテナ3の固定部3cのインストルメントパネル1に対する係脱方向と、固定部3c(第1部分10c)に対する本体部3bの係脱方向とが異なるよう構成されている。
【0031】
本実施形態においては、図4、図5、図8及び図9に示すように、第2部分10dには、第1部分10cと係合する凸部10e1を有し第1部分10cと第2部分10dの係合解除操作用のレバー部10eが一体形成される。このレバー部10eに、下方向に力を加えることにより、凹部と凸部の係合が解除され、第2部分10dが第1部分10cに対して移動自在となる。
【0032】
図6に示すように、第2部分10dには、光ビーコン用制御基板7及び電波ビーコン制御基板8が、ねじ12等により固定される。図6に示すように、光ビーコン用制御基板7は電波ビーコン制御基板8よりも第1部分10c側に設置される。図1に示すように、光ビーコン用制御基板7は赤外線透過面10aと略平行に設置され、光ビーコン送受信部5が赤外先透過面10a及びフロントガラス2を通じて車両外部と情報の送受信が可能なようになっている。本実施形態においては、光ビーコン送受信部5の送受信方向は、フロントガラス2におけるワイパー4のブレード部4aの停止位置より上側を指向するようになっている。尚、本実施形態においては、図1に示すように、車両用アンテナ3の光ビーコン用制御基板7に、空調装置用の日照センサ11が設けられている。すなわち、日照センサ11にて検出された日射量もまた、同軸ケーブル9を介して送信されるようになっている。
【0033】
以上のように構成された車両用アンテナ取付構造においては、インストルメントパネル1とフロントガラス2との接触部分1aの下方にアンテナ取付部1dを形成したので、アンテナ取付部1dは車両室内の乗員の視界には入らない。本実施形態においては、日照センサ11もまた、乗員に視認されることはない。
【0034】
また、車両用アンテナ3がインストルメントパネル1とフロントガラス2との接触部分1aの下方であり、車両室内の塵埃はこの接触部分1aの上側に堆積するので、車両用アンテナ3側への塵埃の侵入が抑制される。本実施形態においては、日照センサ11側への塵埃の侵入も抑制される。
【0035】
また、ワイパー4の停止位置より上側は、ワイパー4により定期的にフロントガラス2表面の汚れが払拭される。すなわち、情報受信部は、この払拭部分を通じて光、電波等を受信するので、確実に車両外部からの情報を受信することができる。
また、フロントガラス2表面に一時的に汚れが付着して情報の受信状態が一時的に悪化しても、ワイパー4を作動させて汚れを払拭し情報の受信状態を速やかに回復することができる。
【0036】
また、本実施形態の車両用アンテナ3によれば、車両の製造時に、インストルメントパネル1を車体側に取り付けておき、このインストルメントパネル1に固定部3cを係合させることにより、車両用アンテナ3を簡単容易にインストルメントパネル1に組み込むことができる。
また、車両用アンテナ3のメンテナンス等に際し、本体部3bを固定部3cから離脱させることにより、インストルメントパネル1全体を車体側から取り外したり、車両用アンテナ3全体をインストルメントパネル1側から取り外したりすることなく、車体側から車両用アンテナ3を取り外すことができる。
【0037】
本実施形態においては、車両用アンテナ3のメンテナンス等に際して本体部3bを車両側から取り外す場合に、作業者は、本体部3bが固定部3cから離脱する方向に力を加えることにより、本体部3bのみをインストルメントパネル1側から取り外すことができる。ここで、この離脱方向は、車両用アンテナ3の固定部3cがインストルメントパネル1から離脱する方向と異なっているので、本体部3bとともに固定部3cがインストルメントパネル1から離脱することはない。
また、本体部3bのメンテナンス等が終了した後、インストルメントパネル1側に取り付けられた状態の固定部3cに本体部3bを装着することにより、車両用アンテナ3全体がインストルメントパネルに組み込まれた状態とすることができる。
【0038】
また、車両用アンテナ3はアンテナ本体3aが内蔵されるケース体10を有するので、車両用アンテナの取扱いに便利である。すなわち、車両の製造時に、車両用アンテナ3をインストルメントパネル1に組み込む際に、ケース体10を把持して取り扱えるし、ケース体10に内蔵されたアンテナ本体3が損傷することもない。
【0039】
このように、本実施形態の車両用アンテナ3によれば、インストルメントパネル1に係脱自在に固定される固定部3cと、この固定部3cに係脱自在に設けられる本体部3bとから構成し、簡単容易に車両用アンテナ3をインストルメントパネル1に組み込むことができるようにしたので、製造工場等における組立作業員の負担を軽減するとともに、作業員の工数を低減して車両の製造コストの低減を図ることができる。
また、インストルメントパネル1に固定された固定部3cから車両用本体部3bを取り外すことにより、車両用アンテナ3の清掃、分解、再組立等のメンテナンス作業を、車両室内の居住空間、車両外の任意の場所等、比較的広い空間で行うことができる。すなわち、車両用アンテナ3が車体側に取り付けられたまま、インストルメントパネル1、車体パネル等により画成される狭小な空間でメンテナンス作業等を行う必要はない。また、車両外で車両用アンテナ3のメンテナンス作業を行う場合に、インストルパネル1全体を取り外すという煩雑な作業を要することもなく、メンテナンス作業を簡単容易に行うことができる。
【0040】
また、本実施形態の車両用アンテナによれば、車両用アンテナ3の固定部3cのインストルメントパネル1に対する係脱方向と、固定部3cに対する本体部3bの係脱方向とが異なるようにしたので、図9に示すように車両用アンテナ3のメンテナンス等に必要な本体部3bのみを取り外すことができ、メンテナンス作業者等の負担を軽減することができる。また、本体部3bとともに固定部3cまでインストルメントパネル1から離脱することもない。
【0041】
また、本実施形態の車両用アンテナ3によれば、アンテナ本体3aのメンテナンス等に際し、作業者等はレバー部10eを操作することにより、第1部分10cと第2部分10dの係合解除を行うことができる。従って、作業者等は簡単容易にケース体10の第1部分10cと第2部分10dとを離脱させることができる。
【0042】
また、本実施形態の車両用アンテナ3によれば、光ビーコン用送受信部5と、電波ビーコン用受信部6とを別体として、これらを分割配置することにより、インストルメントパネル1の内側に画成される空間に応じて設置することができる。
また、光ビーコン用送受信部5と、電波ビーコン用受信部6とを、それぞれ最適な送受信状態及び受信状態となる指向角度とすることができ、これらが一体的に形成されているものに比べ、光ビーコン及び電波ビーコンの送受信及び受信を良好に行うことができる。
【0043】
また、本実施形態の車両用アンテナ取付構造によれば、アンテナ取付部1dが乗員に視認されないので、車両室内の外観を損なうことなく、車両用アンテナ3をインストルメントパネル1の内側に設置することができる。
【0044】
また、車両用アンテナ3側に塵埃等が侵入して、情報の受信状態が悪化したり、各制御基板7,8等の機能が塵埃等により損なわれることもない。また、インストルメントパネル1の内側に位置する車両用アンテナ3を頻繁に清掃する必要がなくなり、メンテナンス等に関しても極めて有利である。
【0045】
さらには、日照センサ11が乗員に視認されないので、インストルメントパネル1の上面に日照センサ11が配されているもののように、車両室内の外観を損なうことはなく、これによっても車両室内の質感を向上することができる。また、日照センサ11に塵埃等が付着して、日射量の検出に支障をきたすことはない。また、従来のように、インストルメントパネル1の上面に物品等が載置された際に、日照センサ11への車両外部からの光の入射が遮られ、車両室内の空調制御が所期の制御状態から逸脱した状態となるといった弊害もない。
【0046】
また、本実施形態の車両用インストルメントパネル1によれば、VINプレート13が取り付けられるものと、車両用アンテナ3が取り付けられるものとで、インストルメントパネル1の共用化を図ることができる。従って、車両の製造コストの低減を図ることができる。
【0047】
また、本実施形態の車両用アンテナ取付構造によれば、光ビーコン送受信部5の送受信方向がワイパー4の停止位置の上側を指向するようにしたので、車両用アンテナ3を車両室内に配置した際に、フロントガラス2の汚れ等により受信状態が悪化するという弊害を除去することができ、受信状態を良好に保つことができる。
【0048】
また、本実施形態の車両用アンテナ取付構造によれば、インストルメントパネル1にVINプレート13が設置された場合には、セラミックプリント2aの切欠部分2bを通じて車両外部から車両を識別することができる。
また、インストルメントパネル1に車両用アンテナ3が設置された場合には、この切欠部分2bを通じて、セラミックプリント2aにより遮蔽されることなく、車両外部と光ビーコンの送受信を行うことができる。
さらに、VINプレート13が取り付けられるものと、車両用アンテナ3が取り付けられるものとで、フロントガラス2の共用化を図ることができる。従って、車両の製造コストの低減を図ることができる。
【0049】
尚、前記実施形態においては、車両用アンテナ3がVICS用ビーコンアンテナであるものを示したが、例えばFM用アンテナ等のような、他のアンテナであってもよい。
【0050】
また、前記実施形態においては、日照センサ11を光ビーコン送受信部5と一体的に設けたものを示したが、日照センサ11が車両用アンテナ3と独立してインストルメントパネル1に配したものであってもよいことは勿論である。
【0051】
また、前記実施形態においては、インストルメントパネル1のアンテナ取付部1dが車両用アンテナ3とVINプレート13とで共用のものを示したが、このアンテナ取付部1dは車両用アンテナ3の専用のものであってもよい。
【0052】
また、前記実施形態においては、車両用アンテナ3がケース体10を有するものを示したが、ケース体10を有さないものであっても、車両用アンテナ3がインストルメントパネル1に固定される固定部と、アンテナ本体3aを有しこの固定部と係脱自在の本体部とを有する構成であればよい。
【0053】
また、前記実施形態においては、インストルメントパネル1の凹部1eに、車両用アンテナ3のケース体10の爪10bが係合するものを示したが、これらの係脱構成は他の構成であってもよい。さらには、ケース体10の第1部分10cと第2部分10dの係脱構成も任意であり、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
【0054】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、簡単容易に車両用アンテナをインストルメントパネルに組み込むことができるので、車両の製造ラインにおける組立作業員等の負担を軽減するとともに、作業員の工数を低減して車両の製造コストの低減を図ることができる。
また、インストルメントパネルに固定された固定部から本体部を取り外すことにより、車両用アンテナの清掃、分解、再組立等のメンテナンス作業を、車両室内の居住空間、車両外の任意の場所等、比較的広い空間で行うことができる。すなわち、車両用アンテナが車体側に取り付けられたまま、インストルメントパネル、車体パネル等により画成される狭小な空間でメンテナンス作業等を行う必要はない。また、車両外で車両用アンテナのメンテナンス作業を行う場合に、インストルパネル全体を取り外すという煩雑な作業を要することもなく、メンテナンス作業を簡単容易に行うことができる。
また、アンテナ取付部が乗員に視認されないので、車両室内の外観を損なうことなく、車両用アンテナをインストルメントパネルの内側に設置することができる。
また、車両用アンテナ側に塵埃等が侵入して、情報の受信状態が悪化したり、各制御基板等の機能が塵埃等により損なわれることもない。また、インストルメントパネルの内側に位置する車両用アンテナを頻繁に清掃する必要がなくなり、メンテナンス等に関しても極めて有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すものであって、車両用アンテナ取付構造を示す車両の一部側面断面図である。
【図2】インストルメントパネルに車両用アンテナを取り付けた状態を示す車両のフロントガラス下部付近の一部外観斜視図である。
【図3】車両用アンテナをインストルメントパネルから取り外した状態を示す説明図である。
【図4】車両用アンテナの外観斜視図である。
【図5】車両用アンテナの一部分解説明図である。
【図6】ケース体の第2部分の一部分解斜視図である。
【図7】インストルメントパネルから取り外した状態を示す車両用アンテナの外観斜視図である。
【図8】ケース体の第2部分を第1部分から取り外す際の動作を示す車両用アンテナの外観斜視図である。
【図9】ケース体の第2部分を第1部分から取り外す際の動作を示す車両用アンテナの外観斜視図である。
【図10】インストルメントパネルにVINプレートを取り付けた状態を示す車両のフロントガラス下部付近の一部外観斜視図である。
【符号の説明】
1 インストルメントパネル
1a 接触部分
1b パネル上面部(上面部)
1d アンテナ取付部
2 フロントガラス
3 車両用アンテナ
3a アンテナ本体
3b 本体部
3c 固定部
4 ワイパー
5 光ビーコン送受信部
6 電波ビーコン受信部
7 光ビーコン用制御基板
8 電波ビーコン用制御基板
10 ケース体
10c 第1部分
10d 第2部分
10e レバー部
13 VINプレート

Claims (9)

  1. 所定情報を受信する車両用アンテナを車両室内に設置する車両用アンテナ取付構造であって、
    前記車両用アンテナは、車両のインストルメントパネルに係脱自在に固定される固定部と、前記固定部と係脱自在でアンテナ本体が設けられる本体部とを有し、
    前記インストルメントパネルは、前記インストルメントパネルと車両のフロントガラスとの接触部分より下方で前記固定部と係合するアンテナ取付部を有し、
    前記車両用アンテナの固定部及び本体部は前記インストルメントパネルの上面部より下方に位置することを特徴とする車両用アンテナ取付構造。
  2. 前記車両用アンテナは、
    前記アンテナ本体が内蔵され前記インストルメントパネルと係脱自在のケース体を有し、
    前記ケース体は、前記インストルメントパネルと車両のフロントガラスとの接触部分より下方の、乗員に視認されない位置に配設されたことを特徴とする請求項1に記載の車両用アンテナ取付構造。
  3. 前記車両用アンテナは、
    前記アンテナ本体が内蔵され前記インストルメントパネルと係脱自在のケース体を有し、
    前記ケース体は、前記インストルメントパネルの上面部より下方の、乗員に視認されない位置に配設されたことを特徴とする請求項1に記載の車両用アンテナ取付構造。
  4. 前記車両用アンテナは、
    前記アンテナ本体が内蔵され前記インストルメントパネルと係脱自在のケース体を有し、
    前記ケース体を、前記インストルメントパネルと係脱自在の第1部分と、この第1部分と係脱自在で前記アンテナ本体が固定される第2部分と、に分割自在とし、
    前記固定部を、前記ケース体の第1部分から構成し、
    前記本体部を、前記ケース体の第2部分と、これに固定された前記アンテナ本体と、から構成したことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の車両用アンテナ取付構造。
  5. 前記ケース体の前記第1部分又は前記第2部分に、第1部分と第2部分の係合解除操作用のレバー部を設けたことを特徴とする請求項に記載の車両用アンテナ取付構造。
  6. 前記固定部の前記インストルメントパネルに対する係脱方向と、該固定部に対する前記本体部の係脱方向とが異なるよう構成したことを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の車両用アンテナ取付構造。
  7. 前記アンテナ本体は、光ビーコン用送受信部と、電波ビーコン用受信部と、を有するものであって、
    前記光ビーコン用送受信部と前記電波ビーコン用受信部とを別体とし、それぞれ所定の指向角度となるよう設置したことを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の車両用アンテナ取付構造。
  8. 前記固定部に対する前記本体部の係脱方向が車両幅方向となるよう構成したことを特徴とする請求項に記載の車両用アンテナ取付構造。
  9. 前記車両用アンテナにおける所定情報の受信方向は、前記フロントガラス用のワイパーの停止位置より上方を指向することを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の車両用アンテナ取付構造。
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