JP4410622B2 - 岩盤削孔装置 - Google Patents

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本発明は、岩盤に連続孔を削孔する際に用いられるガイドロッドを備える岩盤削孔装置に関する。
岩盤掘削において、発破に代わる割岩工法が採用される。割岩工法は、割岩ツールを装着した自走式機械を用いて岩盤を破砕して掘削する。その場合、岩盤に連続孔を削孔しておく必要がある。
連続孔の削孔は、岩盤に削孔した先行孔にガイド部材を挿入し、このガイド部材を基準にしてビットにより連続孔を順次削孔していく。
次に連続孔削孔に関する従来技術を説明する。
まず、特許文献1により、先行孔に挿入するガイドチューブを先端に備えるガイドロッドと、ビットを先端に備える削孔ロッド(ドリルロッド)とをロッドブラケットで連結した岩盤削孔装置(プレスリットジャンボー)が公知となっている。削孔ロッドはロッドブラケットに対し回転ながら前進するが、ロッドブラケットが固定されるガイドロッドは削孔時にガイドセルに対し固定状態に保持される。
特許文献1に開示の技術によれば、ロッドブラケットを使用することにより孔曲がりを抑制でき、連続孔を確実に形成できる。
また、特許文献2により、ビットの横に並んだ状態にガイドロッドを取り付けた削孔ロッドが公知となっている。削孔ロッドはガイドロッドと一体のブラケットに対し回転し、ガイドロッドは削孔ロッドと一緒に前進する。
特許文献2に開示の技術によっても、ロッドブラケットを使用することにより孔曲がりを抑制でき、連続孔を確実に形成できる。
さらに、特許文献3により、ガイドセル(架台)に備えたブラケットにガイドロッドを固定した岩盤削孔装置が公知となっている。
特許文献3に開示の技術によれば、ガイドロッドが削孔ビットとの接触により回転することで、ガイドロッド及びビットの損傷を防ぎつつ、一定間隔の連続孔を削孔できる。また、ガイドセルのブラケットに対し容易にガイドロッドを着脱できる。
特公平6−3104号公報(第2図) 特開昭62−248795号公報(第6図) 特開平8−291688号公報(図1)
しかし、以上の従来技術では次のような問題がある。
まず、特許文献1から特許文献3に開示の技術のいずれによっても、ガイドロッドを先行孔の孔底まで挿入する必要があり、先行孔の孔壁が荒れた場合、ガイドロッドがうまく挿入できない確率が高くなる。
また、特許文献1及び特許文献2に開示の技術のいずれによっても、ガイドロッドに固定または一体のブラケットに対し削孔ロッドを回転自在に組み込んだ構造により、これが削孔ロッドの回転に負荷となり、削孔効率が低下する。
特許文献2に開示の技術では、削孔ロッドと一緒にガイドロッドが前進するので、先行孔の方向にガイドセルを正確に合わせる必要がある。また、ガイドロッドが削孔ロッドより常に前方へ突出状態にあるので、連続孔の孔底が揃えられなかった。
特許文献3に開示の技術では、先行孔の孔壁が荒れてガイドロッドが回転できなくなると、ビットとの接触でガイドロッドが損傷する。
特に、従来の技術では、ガイドロッドを装着したままでは単独孔の削孔が不可能となっていた。
そこで、ガイドロッドのロッド長を伸縮可能に構成することが考えられる。そうすれば、単独孔の場合、岩盤に当接してガイドロッドが縮むことから、ガイドロッドを装着したまま削孔ロッドにより単独孔も削孔でき、連続孔及び単独孔の削孔作業の効率化が図れるようになる。
ところで、連続孔形成時における削孔ロッドの直進性を向上させるためには、ガイドロッドを固定状態に支持するブラケットに対する削孔ロッドの回転支持構造が極めて重要となる。その場合、削孔ロッドを回転自在に支持する削孔ロッドサポート管をブラケットに備えておくことが考えられる。
しかし、削孔ロッドサポート管と削孔ロッドの接触により互いの摩耗の心配がある。このため、削孔ロッドサポート管内に軸受ブッシュを設けておき、その軸受ブッシュに削孔ロッドを挿入して組み付けることが考えられる。
ところが、削孔ロッドの組付性及びメンテナンス性の面からは、削孔ロッドサポート管内に設けられる軸受ブッシュに対し前方から削孔ロッドを挿入する必要があることから、作業効率が悪いものとなってしまう。すなわち、軸受ブッシュ内径と削孔ロッド外径の差が小さく余裕が少ないので、軸受ブッシュに削孔ロッドを挿入する際、ブッシュ芯とロッド芯を一致させないと入らないことから、手間がかかるものとなる。
従って、削孔ロッドサポート管に対する削孔ロッドの組付作業性を良好にする対策が必要となる。
本発明の課題は、ガイドロッドのブラケットに備えられる削孔ロッドサポート管に挿通する削孔ロッドの連続孔形成時における直進性を向上するとともに、摩耗を低減したり削孔ロッドサポート管に対する削孔ロッドの組付作業性を良好にすることである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、例えば図3から図9に示すように、岩盤を削孔するビット3が先端に設けられた削孔ロッド4と、岩盤に削孔した先行孔h1に挿入するガイドロッド7とをほぼ平行に備える岩盤削孔装置であって、装置本体に固定され、前記ガイドロッド7を支持するブラケット5と、このブラケット5に固定され、前記削孔ロッド4を回転自在に支持する削孔ロッドサポート管14と、この削孔ロッドサポート管14内に、該削孔ロッドサポート管の軸方向に間隔を開けて配置され、前記削孔ロッド4が挿入される複数の軸受ブッシュ15とを備えることを特徴とする。
このように、ガイドロッドのブラケットに固定した削孔ロッドサポート管内に削孔ロッドを回転自在に支持することで、連続孔形成時における削孔ロッドの直進性を向上できる。
そして、その削孔ロッドサポート管内に、削孔ロッドが挿入される軸受ブッシュを配置したので、削孔ロッドサポート管と削孔ロッドの接触を避けて互いの摩耗を解消できる。
しかも、削孔ロッドサポート管内に、該削孔ロッドサポート管の軸方向に間隔を開けて複数の軸受ブッシュを配置したので、そのうち摩耗が多いものだけを部品交換したりローテーションしたりして、摩耗量を低減できる。
また、削孔ロッドサポート管内に軸受ブッシュ間の空間が形成されるので、その空間に潤滑液や冷却水を供給することにより、削孔ロッド及び軸受ブッシュの摩耗を低減できる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の岩盤削孔装置であって、例えば図3から図9に示すように、前記ブラケット5に固定され、前記削孔ロッド4を回転自在に支持し、かつ軸線方向に沿った分割面14aを有する分割可能削孔ロッドサポート管14を備えることを特徴とする。
このように、ガイドロッドのブラケットに、削孔ロッドを回転自在に支持し、かつ軸線方向に沿った分割面を有する分割可能削孔ロッドサポート管が備えられているので、削孔ロッドサポート管を軸線方向に沿った分割面で分割することにより、削孔ロッド及び軸受ブッシュの組付けや交換が容易に行える。従って、削孔ロッド及び軸受ブッシュの組付作業性が良好である。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の岩盤削孔装置であって、例えば図3から図9に示すように、前記ブラケットは、前記分割可能削孔ロッドサポート管14の分割面14aに沿った分割面4aを有する分割可能ブラケット5であることを特徴とする。
このように、分割可能削孔ロッドサポート管の分割面に沿った分割面を有する分割可能ブラケットなので、削孔ロッドサポート管と一緒にブラケットも分割できる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の岩盤削孔装置であって、例えば図3から図9に示すように、前記ガイドロッドは、ロッド長を可変とする伸縮可能ガイドロッド7であることを特徴とする。
このように、ロッド長を可変とする伸縮可能ガイドロッドなので、単独孔の場合、岩盤に当接してガイドロッドが縮むことから、ガイドロッドを装着したまま削孔ロッドにより単独孔も削孔できる。従って、連続孔及び単独孔の削孔において、作業の効率化が図れる。
請求項1に記載の発明によれば、ガイドロッドのブラケットに固定した削孔ロッドサポート管により、連続孔形成時における削孔ロッドの直進性を向上でき、さらに、軸受ブッシュにより削孔ロッドサポート管と削孔ロッドの接触を避けて互いの摩耗を解消できる。
しかも、削孔ロッドサポート管内に、該削孔ロッドサポート管の軸方向に間隔を開けて配置した複数の軸受ブッシュなので、そのうち摩耗が多いものだけを部品交換したりローテーションしたりして、摩耗量を低減できる。
また、削孔ロッドサポート管内には軸受ブッシュ間の空間に潤滑液や冷却水を供給することにより、削孔ロッド及び軸受ブッシュの摩耗を低減できる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明により得られる効果に加え、削孔ロッドサポート管を軸線方向に沿った分割面で分割して削孔ロッド及び軸受ブッシュの組付けや交換が容易に行え、削孔ロッド及び軸受ブッシュの組付作業性が良好であるといった利点が得られる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明により得られる効果に加え、削孔ロッドサポート管と一緒にブラケットも分割できるといった利点が得られる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明により得られる効果に加え、岩盤に当接してガイドロッドが縮むことによって、ガイドロッドを装着したまま単独孔も削孔でき、すなわち、連続孔及び単独孔の削孔において、作業の効率化を達成できるといった利点が得られる。
以下、図を参照して本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。
本発明の前提となる基本形態において、岩盤削孔装置は、図1に示すように、ガイドセル1上に削岩機2を前進後退動作可能に備えている。ガイドセル1は図示しない自走式機械に装備されており、削岩機2は図示しない駆動装置によりガイドセル1上を前進後退動作する。
削岩機2は、先端にビット3が固定して設けられた削孔ロッド4を装着したもので、この削孔ロッド4を回転駆動する。削孔ロッド4は、ガイドセル1の先端に設けたブラケット5に回転自在に支持されている。なお、ガイドセル1の先端面にはパッド6が設けられている。また、ブラケット5には、削孔ロッド4と平行で前方に突出するガイドロッド7が固定して備えられている。
そして、ガイドロッド7は、大径ロッド7aに小径ロッド7bをスライド自在に組み付けて伸縮可能に構成されたものである。図示例では、大径ロッド7aがブラケット5に前端で固定されており、大径ロッド7aから前方に小径ロッド7bが突出している。
次に、岩盤への削孔作業を説明する。
図示しない自走式機械の駆動によりガイドセル1を移動して、ガイドセル1の先端部のブラケット5に備えたガイドロッド7を、図1に示すように、岩盤に予め削孔された先行孔h1に挿入しておく。すなわち、ブラケット5に前端で固定した大径ロッド7aから前方に伸びる小径ロッド7bを先行孔h1に挿入しておく。
次いで、削岩機2を駆動して削孔ロッド4を回転させると同時に、削岩機2を前進させていく。従って、削孔ロッド4先端のビット3により岩盤に連続孔h2が削孔されていく。
このとき、削孔ロッド4はブラケット5を介しガイドロッド7と平行に維持されるため、間隔を一定に保ったまま連続孔h2が削孔される。
また、単独孔削孔時は、図2に示すように、岩盤にガイドロッド7を突き当てた状態で単独孔h3が削孔される。すなわち、削岩機2を前進させると、ガイドロッド7は、図示したように、岩盤に突き当てた小径ロッド7bがブラケット5に固定の大径ロッド7aの中に入り込んで全長が縮んでいく。
このように、ガイドロッド7を装着したまま単独孔h3を削孔できる。
従って、連続孔及び単独孔の削孔作業の効率化を達成できる。
図3は本発明を適用した実施形態の構成を示すもので、前述した基本形態と同様、1はガイドセル、2は削岩機、3はビット、4は削孔ロッド、5はブラケット、6はパッド、7はガイドロッド、7aは大径ロッド、7bは小径ロッドである。
この実施形態では、図4にも示したように、前後一対のプレートによるブラケット5を設け、この前後一対のブラケット5に1本の削孔ロッドサポート管14と2本の管材によるガイドロッドホルダー17を固定して備えている。ここで、削孔ロッドサポート管14は、削孔ロッド4を回転自在に支持して直進性を確保するためのものであり、ガイドロッドホルダー17は、ガイドロッド7を挿通して着脱自在に支持するためのものである。
ガイドロッドホルダー17は、図5及び図6にも示したように、削孔ロッドサポート管14の側方と下方の2箇所に設けられており、すなわち、その各々がガイドロッド7を装着できるガイドロッド装着部17a・17bとなっている。図示例では、下方のガイドロッド装着部17aにおいて、ガイドロッド7をガイドロッドホルダー17に挿入して固定した状態を示している。
そして、ガイドロッド7をガイドロッドホルダー17に対し着脱可能とするガイドロッド着脱操作部8が備えられている。
このガイドロッド着脱操作部8は、図4、図5及び図7に示すように、ガイドロッド7の大径ロッド7aの前部に設けられた操作レバー8aと、この操作レバー8aに連結された掛け金具8bと、ガイドロッドホルダー17の後端に設けられた固定金具8cとから構成されている。操作レバー8aの回動操作により掛け金具8bを固定金具8cに掛けたり外したりすることで、ガイドロッドホルダー17に対するガイドロッド7の固定操作とその解除操作が容易に行える。
このようなガイドロッド着脱操作部8が大径ロッド7aにガイドロッド7及びガイドロッドホルダー17の直径方向に対向して一対備えられている。
ここで、ガイドロッドホルダー17は、ガイドロッド7の大径ロッド(外管)7aの一部を兼ねたもので、すなわち、小径ロッド(内管)7bが外管をなすガイドロッドホルダー17及び大径ロッド7aの内周を摺動してスライド動作する。
ところで、ブラケット5及び削孔ロッドサポート管14は分割された構成となっている。
図8及び図9はブラケット5及び削孔ロッドサポート管14の分割構成を示したもので、図示のように、前後一対のブラケット5及び削孔ロッドサポート管14には、その軸線方向に沿って上方及び側方から交差する分割面5a・14aが形成されている。この分割面5a・14aによって、ブラケット5及び削孔ロッドサポート管14の本体に対し上方かつ側方のほぼ1/4相当部分が一体のブラケット開閉部5b及び削孔ロッドサポート管開閉部14bとなっている。
すなわち、この一体のブラケット開閉部5b及び削孔ロッドサポート管開閉部14bは、ブラケット5及び削孔ロッドサポート管14の本体に対し上方の支軸5cを中心に回動することで開閉自在に組み付けられている。なお、削孔ロッドサポート管4本体上に削孔ロッドサポート管開閉部14bを重ねた状態にして、ブラケット5本体とブラケット開閉部5bとのオーバーラップ部分に形成された孔部5dにくさび金具9を軽圧入することでロック状態が保持される。
そして、削孔ロッドサポート管14の内部には、前後両端を除き、前後に間隔を開けて径が若干大きくなる切削加工部14cが形成されており、この2箇所の切削加工部14cに軸受ブッシュ15がそれぞれ組み込まれている。なお、軸受ブッシュ15は、削孔ロッド4を挿通するもので、耐摩耗性に優れた金属製である。
また、削孔ロッドサポート管開閉部14bには、図示しないポンプから潤滑液や冷却水が供給される注水管16が接続されている。これにより、2個の軸受ブッシュ15の間に潤滑液や冷却水が供給されて、削孔ロッドサポート管14内が冷却・潤滑され、かつ異物の侵入が排除されるようになっている。
以上のとおり、実施形態では、削孔ロッド4を、前後一対のブラケット5に固定した削孔ロッドサポート管14内に回転自在に支持したため、連続孔形成時における削孔ロッド4の直進性を向上できるものとなっている。
そして、前後一対のブラケット7及び削孔ロッドサポート管14に、その軸線方向に沿って上方及び側方から交差する分割面5a・14aを形成して、ブラケット5及び削孔ロッドサポート管14の本体に対し上方かつ側方のほぼ1/4相当部分が支軸5cを中心に回動可能な一体のブラケット開閉部5b及び削孔ロッドサポート管開閉部14bとなっている。
このため、くさび金具9を抜いて、図9に示したように、ブラケット開閉部5b及び削孔ロッドサポート管開閉部14bを上方に回動操作して、ブラケット5及び削孔ロッドサポート管14の本体を開放状態とすることにより、削孔ロッド4の組付けや交換が容易に行えるものとなる。従って、削孔ロッド4の組付作業性が極めて良好になる。
また、削孔ロッドサポート管14内に軸受ブッシュ15を配置したため、削孔ロッドサポート管14と削孔ロッド4の接触を避けて互いの摩耗を解消できるものとなっている。
しかも、削孔ロッドサポート管14内に間隔を開けて切削加工部14cに2個の軸受ブッシュ15を配置したため、軸受ブッシュ15を定位置に固定できる上、そのうち摩耗が多いものだけを部品交換したりローテーションしたりして、摩耗量を低減できるものである。
そして、ブラケット5及び削孔ロッドサポート管14の開閉式構造により、軸受ブッシュ15の組付けや交換も容易に行えるため、軸受ブッシュ15の組付作業性も極めて良好である。
さらに、削孔ロッドサポート管14内において、2個の軸受ブッシュ15間に形成された空間には、注水管16から潤滑液や冷却水が充分な量をもって供給されるため、削孔ロッド4、削孔ロッドサポート管14及び軸受ブッシュ15の摩耗を低減できるものとなっている。
さらに、実施形態では、ブラケット5に、伸縮可能なガイドロッド7を挿通して装着する位置を変更可能とする2箇所のガイドロッド装着部17a・17bを備えている。
従って、オペレータが先行孔h1を見ながら2箇所のガイドロッド装着部17a・17bのいずれかを選択して伸縮可能なガイドロッド7を挿通して装着することができる。
しかも、そのガイドロッド7の着脱操作はガイドロッド着脱操作部8により容易に行えるものとなっている。
すなわち、2箇所のガイドロッド装着部17a・17bにおいて、操作レバー8aの回動操作により掛け金具8bを固定金具8cに掛けたり外したりして、ガイドロッドホルダー17に対しガイドロッド7の大径ロッド17aを固定したりその固定を解除することで、着脱操作が容易に行えるものである。
なお、分割可能削孔ロッドサポート管及び分割可能ブラケットの構成や伸縮可能ガイドロッドの構成等は実施形態に限られず、同様の機能を具備するものであれば他の任意の構成も採用し得る。
また、その他の部材や具体的構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
本発明の前提となる構成を示すもので、連続孔削孔時を示した概略断面図である。 単独孔削孔時を示した概略断面図である。 本発明を適用した実施形態の構成を示すもので、連続孔削孔時を示した概略断面図である。 図3の岩盤削孔装置を斜め前方から見た概略斜視図である。 図4のブラケットの後方側を示した概略斜視図である。 図4のブラケットを前方から見たもので、削孔ロッド及びガイドロッドを外した状態を示した概略斜視図である。 図4の伸縮可能ガイドロッドをブラケットから外した状態を示した概略斜視図である。 図4の岩盤削孔装置を斜め後方から見た概略斜視図である。 図8の分割可能ブラケット及び分割可能削孔ロッドサポート管を開いた状態を示した図である。
符号の説明
1 ガイドセル
2 削岩機
3 ビット
4 削孔ロッド
5 ブラケット
5a 分割面
5b 開閉部
5c 支軸
5d 孔部
6 パッド
7 ガイドロッド
7a 大径ロッド
7b 小径ロッド
7c 伸縮シリンダー
8 ガイドロッド着脱操作部
8a 操作レバー
8b 掛け金具
8c 固定金具
9 くさび金具
14 削孔ロッドサポート管
14a 分割面
14b 開閉部
14c 切削加工部
15 軸受ブッシュ
16 注水管
17 ガイドロッドホルダー
17a・17b ガイドロッド装着部
h1 先行孔
h2 連続孔
h3 単独孔

Claims (4)

  1. 岩盤を削孔するビットが先端に設けられた削孔ロッドと、岩盤に削孔した先行孔に挿入するガイドロッドとをほぼ平行に備える岩盤削孔装置であって、
    装置本体に固定され、前記ガイドロッドを支持するブラケットと、
    このブラケットに固定され、前記削孔ロッドを回転自在に支持する削孔ロッドサポート管と、
    この削孔ロッドサポート管内に、該削孔ロッドサポート管の軸方向に間隔を開けて配置され、前記削孔ロッドが挿入される複数の軸受ブッシュとを備えることを特徴とする岩盤削孔装置。
  2. 前記ブラケットに固定され、前記削孔ロッドを回転自在に支持し、かつ軸線方向に沿った分割面を有する分割可能削孔ロッドサポート管を備えることを特徴とする請求項1に記載の岩盤削孔装置。
  3. 前記ブラケットは、前記分割可能削孔ロッドサポート管の分割面に沿った分割面を有する分割可能ブラケットであることを特徴とする請求項2に記載の岩盤削孔装置。
  4. 前記ガイドロッドは、ロッド長を可変とする伸縮可能ガイドロッドであることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の岩盤削孔装置。
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KR102376612B1 (ko) * 2021-08-05 2022-03-21 주식회사 기술나라 암반 슬롯팅을 위한 드릴 가이드유니트 및 이를 이용한 자유면 형성방법

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