JP4409975B2 - 棒状物品の供給機 - Google Patents

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Description

本発明は、棒状物品をその軸線方向に供給する供給機に係わり、特にフィルタシガレットの製造機に向け、棒状物品としてフィルタロッドを加圧空気、所謂、圧空により供給する供給機に関する。
この種の供給機は、棒状物品としてのフィルタロッドを圧空により間欠的に吐出する吐出ドラム装置と、この吐出ドラム装置から吐出されたフィルタロッドを空気搬送管、所謂、空送管内に導く吐出ヘッド装置とを備え、空送管がフィルタシガレットの製造機、いわゆるフィルタアタッチメントまで延びている(特許文献1)。
上述した公知の供給機は、吐出ドラム装置と吐出ヘッド装置との間にてフィルタロッドの詰まりが発生することを考慮して、吐出ドラム装置から吐出ヘッド装置が分離可能に配置され、これら装置を分離した状態で、フィルタロッドの詰まりが排除される。
より詳しくは、吐出ドラム装置はフィルタロッドを移送する溝付きドラム、即ち、下部ドラムを有し、この下部ドラムに対して、吐出ヘッド装置の吐出ヘッドが接離可能となっており、この吐出ヘッドは下部ドラムと空送管側との間を連通させる吐出ポートを有する。
特開2003-18982号公報
下部ドラムに対して吐出ヘッドが接離可能である場合、これら下部ドラム及び吐出ヘッドは供給機の運転中に良好に密着していなければならない。
しかしながら、供給機の組立誤差や吐出ヘッドを接離させる接離シリンダの疲労やがたつき等に起因し、下部ドラムと吐出ヘッドとの間での面密着度を十分に確保することは非常に困難である。
このため、下部ドラムと吐出ヘッドとの間から圧空の一部が洩れるのを避けることができず、フィルタロッドの吐出や、その後のフィルタロッドの空気搬送、所謂、空送に要求される圧空を高圧にする必要がある。このような高圧の圧空は供給機の消費エネルギを増大させるばかりでなく、吐出ドラム装置のみならず吐出ヘッド装置に大きな圧力負荷を及ぼす。
また、公知の供給機の場合、下部ドラムに対し、吐出ヘッドがフィルタロッドの吐出方向及び上下方向の2方向に接離されるため、吐出ヘッドのための接離機構が複雑であり、また、フィルタロッドの詰まりが吐出ヘッドの回動変位を介して検出されるため、フィルタロッドの詰まりを排除した後、吐出ヘッドを正規の位置に正確に復帰させるのも困難である。
本発明は、上述の事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは、棒状物品の吐出及び空送に要求される圧空の圧力を低下させることができるとともに、吐出ヘッドの分離を容易に行うことができる棒状物品の供給機、更に、棒状物品の詰まり検出を容易且つ正確に行うことができる供給機を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明における供給機の吐出ヘッド装置は、吐出ドラム装置の溝付きドラムの端面に密接した吐出ヘッドと、この吐出ヘッド内に形成され、溝付きドラムから吐出された棒状物品通過させる吐出ポート、この吐出ポート内での棒状物品の詰まりを検出する詰まり検出手段と、溝付きドラムに対し、吐出ヘッドを棒状物品の吐出方向に沿って進退させる進退手段と、吐出ヘッドを首振り運動可能に支持する支持手段とを備え、この支持手段は、溝付きドラムの端面に合わせて吐出ヘッドを密接させるべく、吐出ヘッドを傾動自在に支持する球面座金セットであって、凹凸の2つの球面座金を組み合わせて構成された球面座金セットと、この球面座金セットの球面座金同士を互いに押圧する締付け力を発生させて吐出ヘッドの傾動を阻止する一方、締付け力を解放して吐出ヘッドを傾動可能にするロック機構とを含んでいる(請求項1)。
上述した吐出ヘッド装置によれば、溝付きドラムから吐出ヘッドが分離されたとき、これらドラム及びヘッドにおける密接面の平行度にずれが生じても、このずれは吐出ヘッドの首振り運動により解消され、溝付きドラムに対する吐出ヘッドの面密着度が維持される。
具体的には、支持手段は、吐出ヘッド側に連結され、吐出ヘッドの進退方向に延びる支持スリーブと、支持スリーブに隣接して配置された支持ブロックと、支持スリーブ内に一端を有し、支持スリーブ内を所定の間隙を存して延び且つ支持スリーブから突出した他端側の部位が支持ブロックに摺動自在に案内された支持ロッドとを更に含み球面座金セットは、支持ロッドの一端と支持スリーブとの間及び支持スリーブと支持ブロックとの間にそれぞれ配置されている(請求項2)。
上述の支持手段によれば、球面座金セットの締付け力が解放されたとき、吐出ヘッドは支持スリーブを介して首振り運動可能であり、これに対し、球面座金セットに締付け力が付与されたとき、吐出ヘッドの首振り運動はロックされる。
好ましくは、ロック機構は、支持ロッドに形成されたねじを含み、支持ロッドをその軸線方向に移動させ、球面座金セットに対する締付け力の付与及び解放をなす送りねじ機構である(請求項3)。
上述のロック機構によれば、支持ロッドの回転操作だけで、吐出ヘッドの首振り運動のロック及びそのロック解除がなされる。
一方、吐出ドラム装置は、溝付きドラムのドラム軸を回転自在に支持する一方、吐出ヘッドに当接して溝付きドラムの回転方向への吐出ヘッドの動きを規制する軸受ブロックを含むことができる(請求項4)。この軸受ブロックは、溝付きドラムに対する吐出ヘッドの密接により、吐出ヘッドが溝付きドラムに引き摺られて、その周方向に回転しようとしても、この回転を阻止し、また、溝付きドラムに対する吐出ヘッドの進退を案内するガイドとしても働く。
更に、詰まり検出手段は、吐出ヘッドに形成され、溝付きドラムの回転方向でみて吐出ポートの下流端に開口した一端及び吐出ヘッドの下面に開口した他端を有する排気通路と、この排通路の途中に形成されたガイド孔と、吐出ポートの下流端側に位置した先端を有するとともにガイド孔を密貫して延び、先端に吐出ポート内にて詰まった棒状物品が当接したとき、その軸線方向に変位可能な検出ピンと、この検出ピンの前記変位を検出するセンサと、検出ピンの先端に形成され、検出ピンが変位したときにガイド孔を開く周溝とを含む(請求項5)。
上述の詰まり検出手段によれば、棒状物品の詰まりが検出される度に、ガイド孔が開かれ、吐出ポートから排気通路を通じて圧空が排出される。このような圧空の排出は棒状物品から発生し且つガイド孔の開口縁近傍や検出ピンの外面に堆積した屑を吐出ヘッド外に吹き飛ばし、ガイド孔内及び検出ピンの清掃を実施する。
請求項1,2の供給機によれば、棒状物品の詰まり排除作業に伴い、吐出ドラム装置の溝付きドラムと吐出ヘッド装置の吐出ヘッドとが一旦分離された後、これら溝付きドラムと吐出ヘッドと再び密接させる際、吐出ヘッドが首振り可能であるから、溝付きドラムと吐出ヘッドとの間の面密着度を確実且つ良好に維持することができる。それ故、溝付きドラムと吐出ヘッドとの間からの加圧空気の漏れが低減され、棒状物品の吐出及び空気搬送に要求される加圧空気の圧力を低下させることができる。この結果、供給機の消費エネルギや、加圧空気の圧力に起因した供給機の負荷が低減される。
また、溝付きドラムからの吐出ヘッドの分離が吐出ヘッドの進退のみにより行われるので、吐出ヘッドの分離構造が簡単になり、溝付きドラムと吐出ヘッドとの間の面密着度の向上に大きく寄与する。
請求項3の供給機によれば、支持ロッドの回転操作のみで、吐出ヘッドにおける首振り運動のロック及びそのロック解除を簡単に行うことができる。
請求項4の供給機によれば、吐出ヘッドの回転が軸受ブロックにより規制されているので、棒状物品の安定した吐出が保証されるばかりでなく、軸受ブロックが吐出ヘッドの進退時にガイドとして機能するから、吐出ヘッドの進退を安定して行うことができる。
請求項5の供給機によれば、棒状物品の詰まり検出と同時にガイド孔及び検出ピンの清掃が行われるので、ガイド孔による検出ピンの案内、つまり、その変位が確実に行われ、棒状物品の詰まりを正確に検出ることができる。
図1を参照すると、棒状物品の供給機が示され、この供給機は棒状物品としてのフィルタロッドをフィルタシガレットの製造システム、いわゆるフィルタアタッチメントに向けて供給する。なお、フィルタアタッチメントは供給機から供給されたフィルタロッドと、巻上機から供給されたシガレットロッドとから公知の如くフィルタシガレットを製造する。
供給機は吐出ドラム装置2を備え、この装置2は上部ドラム4及び下部ドラム6を内蔵する。これらドラム4,6はそれぞれ、外周面に複数の溝を有する溝付きドラムであって、上下に隣接して配置されている。そして、上下のドラム4,6はそれら溝が互いに合致しながら逆向きに回転される。なお、下部ドラム6の各溝は互いに独立し、下部ドラム6の両端面にてそれぞれ開口している。
より詳しくは、上部ドラム4のドラム軸8はその両端が吐出ドラム装置2の上部ケーシング10から突出し、これら突出端にギヤ12,14が取付けられている。一方、下部ドラム6のドラム軸16もまた吐出ドラム装置2の下部ケーシング18から突出し、一方のドラム軸16の突出端にギヤ12と噛み合うギヤ20が取付けられている。従って、上部ドラム4のドラム軸8にギヤ14を介して駆動力が伝達されると、この駆動力はギヤ12,20の噛み合いにより下部ドラム6のドラム軸16にも伝達され、これにより、上部及び下部ドラム4,6が互いに逆向きに同期して回転される。
一方、上部ドラム4の上方にはホッパ(図示しない)が配置されており、このホッパ内には多数のフィルタロッドが蓄えられている。上述した上下のドラム4,6の回転に伴い、上部ドラム4はその溝内にホッパ内から1本ずつフィルタロッドを受け取り、そして、受け取られたフィルタロッドは上部ドラム4から下部ドラム6の溝に乗り移って移送される。
前述した下部ケーシング18は、下部ドラム6の外周面を下側から所定のギャップを存して覆う外周ガイド22と、下部ドラム6の両側に位置した左右のサイド壁24,26とからなり、これら外周ガイド22及び左右のサイド壁24,26は一体に形成されている。なお、図1中には左側のサイド壁24のみが明瞭に示され、右側のサイド壁26はその外端面のみで示されている。
左側のサイド壁24の外端面には軸受ブロック28が取付けられている。この軸受ブロック28は軸受(図示しない)を内蔵し、この軸受は下部ドラム6のドラム軸16を回転自在に支持している。また、軸受ブロック28は下部ドラム6の一端面に対して密接するシール端面を有し、このシール端面にて下部ドラム6の各溝はその一端が覆われている。
一方、右側のサイド壁26の外面にも軸受ブロック30が取付けられており、この軸受けブロック30はドラム軸16を回転自在に支持する軸受を内蔵する。ここで、軸受ブロック30は下部ドラム6の他端面をその一部のみしか覆っておらず、その詳細については後述する。
軸受ブロック28のシール端面には円形のエア噴出口(図示しない)が開口しており、このエア噴出口は下部ドラム6の下部に位置付けられている。下部ドラム6の回転に伴い、その各溝はその一端がエア噴出口に順次連通する。
一方、エア噴出口は、軸受ブロック28内のエア噴出通路(図示しない)に連通し、このエア噴出通路はジョイント32を介して外部の加圧空気源、所謂、圧空源に接続されている。供給機の作動中、圧空源はエア噴出通路に常時、加圧空気、所謂、圧空を供給している。
下部ドラム6の回転に伴い、その各溝がエア噴出口に連通すると、その溝内にエア噴出通路からエア噴出口を通じて圧空が噴出され、これにより、フィルタロッドはその溝に案内されながら下部ドラム6の他端面側に押出され、そして、下部ドラム6の他端面から吹き飛ばれる。つまり、下部ドラム6の各溝内にフィルタロッドを受け取られていれば、下部ドラム6の回転に伴い、下部ドラム6のフィルタロッドはその溝に圧空が噴出されることで、下部ドラム6、つまり、吐出ドラム装置2から順次吐出される。
このようにして吐出ドラム装置2から吐出されたフィルタロッドは吐出ヘッド装置34を通じて空気搬送管、所謂、空送管36内に導かれ、そして、この空送管36内を案内されながら前述したフィルタアタッチメントのホッパ(図示しない)に供給される。
以下、図2を参照しながら、吐出ヘッド装置34について説明する。
吐出ヘッド装置34は吐出ヘッド38を備えており、この吐出ヘッド38は前述した右側の軸受ブロック30を避けて、下部ドラム6の他端面に密接するシール面を有する(図示しない
より詳しくは、吐出ヘッド38は軸受ブロック30に対して嵌合するような形状を有するが、吐出ヘッド38の説明に先立ち、軸受ブロック30について説明する。図3から明らかなように、軸受ブロック30は下部ドラム6の他端面側からみて略T字形状をなし、右側のサイド壁26に一対の連結ねじ40を介して連結された水平部30aと、この水平部30aから垂下された垂下部30bとを有する。この垂下部30bの下端部に前述した軸受が内蔵されている。垂下部30bの下端は半円形をなし、それ故、垂下部30bの輪郭は全体としてU字形状をなす。なお、軸受ブロック30は一体の部品ではなく、一対の結合ねじ42により相互に結合された第1及び第2ブロックからなる。
一方、吐出ヘッド38は略円筒形状をなし、その外周面に上方に向いた平坦面44を有する。吐出ヘッド38の中央には断面U字形の凹所46が形成され、この凹所46は吐出ヘッド38の軸線方向に延び、平坦面44にて開口している。凹所46は軸受ブロック30の垂下部30bを受け入れ可能な大きさを有する。
従って、図3に示されるようにして軸受ブロック30に吐出ヘッド38が嵌合されていれば、下部ドラム6の他端面に吐出ヘッド38のシール面が密接していても、下部ドラム6の回転中、吐出ヘッド38が下部ドラム6と連れ回りすることはない。つまり、吐出ヘッド38はその上側の平坦面44が軸受ブロック30の水平部30aの下面に当接し、また、その凹所46が軸受ブロック30の垂下部30bを両側から挟み付けた状態にあるので、吐出ヘッド38の連れ回りは軸受ブロック30により阻止される。
吐出ヘッド38の下部には円弧形状の吐出ポート48が貫通して形成され、この吐出ポート48は吐出ヘッド38の周方向に延びている。より詳しくは、吐出ポート48は吐出ヘッド38の周方向でみて、前述したエア噴出口と対向する位置に配置され、下部ドラム6から吹き飛ばされるフィルタロッドは吐出ポート48に進入し、吐出ポート48を通過した後、吐出ヘッド38から吐出される。ここで、吐出ポート48の軸方向長さはフィルタロッドの長さよりも十分に短い。
下部ドラム6の回転方向は図3中の矢印CCで示されており、そして、図3中、下部ドラム6の溝及びフィルタロッドはそれぞれ参照符号6a及びFで示されている。
更に、吐出ヘッド38はフィルタロッドFの詰まり検出手段を備えており、この詰まり検出手段は、吐出ポート48に連なる窪み50を有する。この窪み50は、下部ドラム6の回転方向でみて吐出ポート48の下流端に位置付けられ、そして、図2に示されるように吐出ポート48の軸線方向でみたとき、下部ドラム6のサイド壁26に隣接して位置付けられている。
また、吐出ヘッド38の下部内には検出ピン52が摺動自在に支持され、この検出ピン52は吐出ポート48を横断する水平方向に延び、その先端に小径の検出頭部54を有する。この検出頭部54は窪み50内に位置付けられている。更に、検出ピン52はその他端側に吐出ヘッド38の外側に延びる小径の延出部56を有し、この延出部56は取付け板58を貫通し、この取付け板58に摺動自在に支持されている。取付け板58は吐出ヘッド38に取付けねじ60を介して固定され、取付け板58と検出ピン52との間に圧縮コイルばね62が配置されている。この圧縮コイルばね62は検出頭部54が窪み50から突出する方向に検出ピン52を常時押圧付勢している。
検出ピン52の他端、つまり、延出部56にはマイクロスイッチ等のセンサ64が接続され、このセンサ64は検出ピン52を介して、吐出ポート48内でのフィルタロッドFの詰まりを検出する。具体的に説明すると、今、吐出ポート48内にてフィルタロッドFの詰まりが発生すると、図から明らかなように、そのフィルタロッドFの一部は下部ドラム6の溝6a内に留まっていることから、詰まったフィルタロッドFは吐出ポート48内をその溝6aとともに下部ドラム6の周方向に移動し、そして、検出ピン52の検出頭部54と衝突する。この衝突は検出ピン52をその圧縮コイルばね62の付勢力に抗して押出し、センサ64をオン作動させる。このようにしてセンサ64がオン作動されると、吐出ドラム装置2の作動、つまり、上下のドラム4,6の回転及び圧空源からの圧空の供給が停止される。
フィルタシガレットFの詰まりを検出ピン52により正確に検出するため、図4(a)に示されるように、検出ピン52の検出頭部54にはその外周面に周溝66が形成され、この周溝66もまた窪み50内に位置付けられている。
一方、窪み50は検出頭部54と略同径のガイド孔67を介してエア通路69に連通し、このエア通路69は吐出ヘッド38の下面に開口している。検出ピン52はガイド孔67内を摺動自在に貫通し、通常はガイド孔67を閉塞した状態にある。また、エア通路69は検出ピン52の大径部を横断し、図4(b)から明らかなように、その大径部の外側に環状溝を形成している。更に、検出ピン52の大径部は滑り軸受71を介して吐出ヘッド38に摺動自在に支持されている。
今、吐出ポート48内にてフィルタロッドFの詰まりが発生したと仮定すると、フィルタロッドFは検出ピン52の検出頭部54に当接し、検出ピン52を図4(c)に示されるように押出し、その軸線方向に変位させる。この変位により、検出ピン52はガイド孔67を開き、周溝66とエア通路69とが互いに連通する。この結果、吐出ポート48内の圧空が窪み50、ガイド孔67及びエア通路69を通じて吐出ヘッド38外の排気され、これら窪み50、ガイド孔67及びエア通路69は排気通路を形成する。
このようにして圧空が排気されると、検出ピン52の外面やガイド孔67の開口縁近傍にフィルタロッドFから発生した紙粉等の屑(フィルタロッドFがチャコールフィルタロッドである場合には、チャコールフィルタロッドから脱落した活性炭粒子を含む)が堆積していても、この屑の堆積が除去され、検出ピン52やガイド孔67の周辺の清掃が実施される。
この後、検出ピン52の変位が更に進行すると、検出頭部54がガイド孔67に嵌合され、この時点で、排気通路を通じた圧空の排気が停止され、そして、検出ピン52は前述したセンサ64をオン作動させる。
上述したようにフィルタロッドFの詰まりが発生する度に、検出ピン52やガイド孔67の周辺の清掃が実施されるから、検出ピン52の変位がガイド孔67により確実に案内され、センサ64はフィルタロッドFの詰まりを正確に検出することができる。
図2に示されるように、吐出ヘッド38の吐出ポート48からは吐出ノズル68が延び、この吐出ノズル68は連結管70を介して空送管36に接続されている。吐出ノズル68は吐出ヘッド38側に向けて拡開した漏斗形状をなしている。より詳しくは、吐出ノズル68の一端部は吐出ポート48に合致するような円弧状をなし、そして、その断面形状は円弧状の一端部から連結管70側の他端部に向けて徐々に円形に収束している。
吐出ノズル68はその一端部が連結プレート72の装着孔74内に嵌合した状態で、連結プレート72に取付けられ、装着孔74を通じて吐出ポート48に連通している。
一方、吐出ヘッド38は支持手段により首振り運動可能に支持され、この支持手段は、連結プレート72から吐出ノズル68と並列的に延びる支持スリーブ76を備え、この支持スリーブ76が連結プレート72を介して吐出ヘッド38に連結されている。即ち、連結プレート72側の支持スリーブ76の一端部は段付き形状をなすとともに、その一端に図5に示すような連結フランジ78を有する。そして、支持スリーブ76はその連結フランジ78と吐出ヘッド38との間に連結プレート72を挟持した状態で、3つの連結ボルト80により吐出ヘッド38に連結されている。つまり、これら連結ボルト80は連結フランジ78及び連結プレート72をそれぞれ貫通して吐出ヘッド38にねじ込まれている。なお、図3中の参照符号82は連結ボルト80のためのねじ孔を示す。
更に、図5に示されているように、連結プレート72の外側にはエンドカバー84が取付けられ、このエンドカバー84は連結プレート72を囲み且つ下向きに開口したコ字形をなしている。エンドカバー84は、後述するカバーカウルと協働してフィルタロッドFのための排出領域を形成する。
支持スリーブ76内には支持ロッド86が配置され、支持ロッド86はその一端にフランジ付きのロッド頭部88を有する。このロッド頭部88は支持スリーブ76の一端部内に位置付けられ、この一端部内の段差90に球面座金セット92を介して支持されている。また、支持スリーブ76の内周面と支持ロッド86の外周面との間には所定の間隙87が確保され、この間隙87は段差90から支持スリーブ76の他端まで延びている。
図6に示されるように、球面座金セット92は2つの球面座金94a,94bからなり、一方の球面座金94aはその片面に球状の凹面96aを有し、他方の球面座金94bはその片面に球状の凹面96aに合致する球状の凸面96bを有する。つまり、これら凹凸面96a,96bは同一の曲率半径rを有する。
球面座金セット92は、球面座金94a,94bの凹凸面96a,96bを填め合わせた状態で、これら球面座金94a,94bを互いに重ね合わして使用され、これにより、球面座金94a,94bは凹凸面96a,96bに沿い相対的に変位することができる。
図2に示されるように、支持ロッド86は支持スリーブ76の他端から延出し、この延出部分86aが球面座金セット100を介して支持ブロック98内を貫通して延びている。即ち、球面座金セット100は前述した球面座金セット92と同様な構成を有し、支持スリーブ76の他端支持ブロック98の一端面との間に挟持されている。なお、球面座金セット92,100は互いに逆向き、つまり、凸面94bが支持ロッド86の軸線方向両側を向いた姿勢で配置されている。
支持ブロック98の上面には横断溝102が形成され、この横断溝102は支持ブロック98の他端部側に位置付けられ、支持ロッド86を横断する方向に延びている。また、支持ブロック98の上部には支持ロッド86の延出部86aを摺動自在に嵌挿させる嵌挿孔104が形成され、この嵌挿孔104は横断溝102に臨んで開口している。
支持ロッド86の他端にはロック機構が備えられ、このロック機構は、嵌挿孔104から突出した支持ロッド86の突出部分に雄ねじ106を有する。この雄ねじ106は回動体としての回動筒108内にねじ込まれ、この回動筒108は横断溝102内に嵌合され、その軸線方向の移動が横断溝102により阻止されている。
一方、回動筒108の外周面は段付き形状をなし、その小径部に回動レバー110の下端部が取付けられている。図7から明らかなように回動レバー110は回動筒108に一体的に結合され、その上端のノブ112を介して、実線のロック位置と2点鎖線のロック解放位置との間にて移動し、この移動に伴い回動筒108が回動される。
一方、支持ロッド86は支持ブロック98に回転不能に締結されている。即ち、支持ロッド86の延出部分86aには溝114が形成され、また、支持ブロック98の上面にも溝114と合致する位置に溝116が形成されている。溝116にはストッパ118が嵌合され、このストッパ118はその下面にて溝114に当接され、これにより、支持ロッド86の回転を阻止している。
図8から明らかなように、ストッパ118は2本の取付けねじ120を介して支持ブロック98に取付けられ、これら取付けねじ120は支持ロッド86の両側に配置されている。また、図2から明らかなように、溝116内にてストッパ118は支持ロッド86の軸線方向両側に遊びを存して配置され、この遊びの分だけ支持ロッド86の摺動が許容されている。
図2に示されるように、支持ブロック98の下方には進退手段としての進退シリンダ122が配置されている。この進退シリンダ122は支持ロッド86の軸線方向に延びる空圧ロッドレスシリンダからなり、水平方向に往復動可能なキャリッジ124を有する。このキャリッジ124は支持ブロック98に連結され、この連結構造は図8に示されている。
即ち、支持ブロック98には2本の貫通孔126が形成され、これら貫通孔126は支持ロッド86の軸線方向に離間し、支持ブロック98を上下方向に貫通している。各貫通孔126には連結ボルト128がそれぞれ挿通され、これら連結ボルト128は進退シリンダ122のキャリッジ124にねじ込まれることで、キャリッジ124と支持ブロック98とを相互に連結している。また、各連結ボルト128の頭部にはノブ130が取付けられ、このノブ130を介して連結ボルト128を回転させることができる。
なお、進退シリンダ122は供給機の基台132に支持され、この基台132上に前述した吐出ドラム装置2もまた配置されている。
更に、キャリッジ124からは吐出ヘッド38の近傍までプレート状の延長部133が延び、この延長部133の先端に板状の掃出プッシャ135が取付けられている。従って、図示の状態にあるとき、掃出プッシャ135は吐出ヘッド38の近傍に位置付けられ、そして、その上端は吐出ヘッド38に向けて折曲されている。掃出プッシャ135はキャリッジ12の往復動時、キャリッジ12を案内するガイドロッド間を移動する。
更に、支持ブロック98の他端面にはグリッパ134が取付けられており、このグリッパ134は空送管36を支持している。具体的には、グリッパ134は受け台136を備え、この受け台136は図9に示されるように、2本のねじ138を介して支持ブロック98に連結されている。受け台136の上側には挟持片140が配置され、この挟持片140は連結ボルト142及び圧縮コイルばね144を介して受け台136に連結され、受け台136との間にて空送管36を挟持している。なお、連結ボルト142の頭部にも前述したノブ130と同様なノブ146が取付けられ、そして、受け台136の上面及び挟持片140の下面には空送管36のための挟持溝がそれぞれ形成されている。
更に、図1に示されるように空送管36には支持ブロック98の近傍に圧空導入ポート148,150が備えられており、これら圧空導入ポート148,150は空送管36の長手方向に隣接し、電磁弁(図示しない)を介して圧空源に接続されている。上流側の圧空導入ポート148はその電磁弁が開弁されたとき、空送管36内に前述した吐出ノズル68に向けて圧空を噴出し、これに対し、下流側の圧空導入ポート150はその電磁弁が開弁されたとき、空送管36内にフィルタアタッチメントに向けて圧空を噴出する。
なお、空送管36の一部は可撓性を有する湾曲領域(図示しない)により形成され、この湾曲領域は吐出ヘッド装置34とフィルタアタッチメントとの間での空送管36の経路長の増減を許容する。
図2中、2点鎖線で示されているように吐出ヘッド装置34は透明なカバーカウル151を開閉可能に備えており、このカバーカウル151は前述したサイド壁26から回動レバー110の近傍まで延び、吐出ヘッド38から支持ブロック98までの領域をその上方から覆っている。より詳しくは、カバーカウル151はその両端及び下方のみにて開口し、サイド壁26側の端部は軸受ブロック30を避けた形状となっている。
また、図2に示されるよう吐出ヘッド38の下方には、排出ガイド152が配置され、この排出ガイド152の上面は前述した掃出プッシャ135に向けて下方に傾斜されている。
前述した供給機によれば、吐出ドラム装置2から間欠的に吐出されるフィルタロッドFは吐出ヘッド装置34の吐出ヘッド38、吐出ノズル68及び連結管70を通過し、そして、空送管36内を案内されながらフィルタアタッチメントに供給される。
フィルタロッドFの供給中、吐出ヘッド38内にてフィルタロッドFの詰まりが発生すると、この詰まりは前述したように検出ピン52を介してセンサ64により検出され、この検出時点にて、吐出ドラム装置2の作動が停止される。
この後、進退シリンダ122が作動され、そのキャリッジ124を介して支持ブロック98が吐出ドラム装置2から離れる方向に移動される。支持ブロック98は支持ロッド86、支持スリーブ76及び連結プレート72を介して吐出ヘッド38に連結されているので、図10に示されるように吐出ヘッド38は吐出ノズル68を伴い、吐出ドラム装置2の軸受ブロック30にて案内されながら、その下部ドラム6から分離され、これにより、下部ドラム6の他端面が外部に露出される。
上述したようにして吐出ヘッド38が移動されると、図10でみて前述したエンドプレート84はカバーカウル151の右端側に位置付けられ、カバーカウル151の右端開口を閉じた状態となる。また、この際、掃出プッシャ135もまたカバーカウル151の右端側に位置付けられている。即ち、カバーカウル151、エンドプレート84及び掃出プッシャ135は、下部ドラム6から吐出ヘッド38が分離されたとき、これら下部ドラム6から吐出ヘッド38までを排領域として囲むことになる。
なお、吐出ノズル68を伴う支持ブロック98の移動は、吐出ノズル68とフィルタアタッチメントとの間の空送管36の経路長を短縮することになるが、この短縮は前述した空送管36の湾曲領域により吸収される。
この後、下部ドラム6への圧空の供給が再開され、そして、圧空導入ポート148,150からも空送管36内に圧空が導入される。従って、詰まったフィルタロッドFが下部ドラム6の溝内に残っていれば、そのフィルタロッドFはその溝内に噴出される圧空により下部ドラム6から排出領域内に排出され、これに対し、詰まったフィルタロッドFが吐出ヘッド38内にあれば、そのフィルタロッドFは吐出ヘッド38と圧空導入ポート148との間に滞留するフィルタロッドFとともに、圧空導入ポート148から導入された圧空により吐出ヘッド38から排出領域内に排出される。
なお、圧空導入ポート150とフィルタアタッチメントとの間に滞留するフィルタロッドFは圧空導入ポート150から導入される圧空によりフィルタアタッチメントに供給される。
排出領域はカバーカウル151、エンドカバー84及び掃出プッシャ135により囲まれているので、排出されたフィルタロッドFは周囲に飛散することなく、排出領域の下方、即ち、基台132に下側にシュート137を介して配置されたダストボックス139内に確実に落下させることができる(図1参照)。なお、排出領域内に圧空噴出ノズル(図示しない)が配置されていれば、この圧空噴出ノズルからの圧空の噴出により、排出されたフィルタロッドFを排出領域の下方に向けて強制的に導くことも可能となる。
上述したようにしてフィルタロッドFの詰まりが排除されると、進退シリンダ122の復動により、吐出ヘッド38が吐出ドラム装置2の下部ドラム6に向けて移動される。そして、吐出ヘッド38は吐出ドラム装置2の軸受ブロック30に案内されながら下部ドラム6の他端面に当接する結果、吐出ヘッド38のシール面と下部ドラム6の他端面とは互いに面接触し、これにより、下部ドラム6に対する吐出ヘッド38の再接続が自動的に行われる。
進退シリンダ122が復動する際、図10中に示されているように進退シリンダ122のガイドロッド上に排出されたフィルタロッドFが存在していても、このフィルタロッドFは掃出プッシャ135により進退シリンダ122上から取り除かれ、排出領域の下方に落下される。
供給機の調整時、吐出ヘッド装置34の回動レバー110は図7中に実線で示すロック位置から2点鎖線で示すロック解放位置まで一旦移動される。この回動レバー110の移動に伴い、回動筒108が回動されるが、ここで、回動筒108はその軸線方向の移動が阻止され、しかも、支持ロッド86はその回転が阻止されていることから、この場合、支持ロッド86はその雄ねじ106と回動筒108との間の螺合により、吐出ヘッド38側に変位する。このような支持ロッド86の変位は、そのロッド頭部88と支持スリーブ76との間に挟持された球面座金セット92及び支持スリーブ76と支持ブロック98との間に挟持された球面座金セット100の締付けをそれぞれ解放する。この結果、支持ロッド86の軸線方向に関して、吐出ヘッド38は、支持スリーブ76と支持ロッド86との間の隙間87の分だけ球面座金セット92,100を介して任意の方向に傾動可能、つまり、首振り運動可能となる。
このように吐出ヘッド38の首振り運動が許容された状態で、下部ドラム6に対して吐出ヘッド38を押付ければ、吐出ヘッド38のシール面は下部ドラム6の他端面に倣った角度で、この他端面に密着する。この後、回動レバー110がロック解放位置からロック位置に戻されると、支持ロッド86は逆向きに変位されるから、球面座金セット92,100は再び締付けられ、吐出ヘッド38は支持スリーブ76を介して支持ブロック98に一体的に結合され、その首振り運動がロックされる。この結果、吐出ヘッド38のシール面と下部ドラム6の他端面との間の面密着度、つまり、そのシール性が良好に確保される。このうような調整は工具等を必要とすることなく実施可能であるから、簡単且つ容易である。
また、進退シリンダ122等の部品の経年劣化や部品の交換時、また、必要に応じて、下部ドラム6の他端面と吐出ヘッド38のシール面との間の面密着度が再調整されることで、常時、そのシール性を良好に維持することができる。
上述したように下部ドラム6と吐出ヘッド38との間のシール性が高いと、これらの間からの圧空の漏れが低減されるので、下部ドラム6の溝6aに供給すべき圧空の圧力を低下させることができ、供給機の消費エネルギを削減できるばかりでなく、圧空に対する吐出ドラム装置2の負荷をも低減される。
また、吐出ヘッド38は下部ドラム6に対して進退シリンダ122により一方向のみに進退されるだけであるから、吐出ヘッド38の進退経路の剛性を高く確保でき、下部ドラム6の他端面に対する吐出ヘッド38のシール面の平行度に大きなずれを発生させることもなく、下部ドラム6と吐出ヘッド38との間のシール性を安定して維持することができる。
しかも、下部ドラム6に吐出ヘッド38が密接されているとき、吐出ヘッド38は下部ドラム6の軸受ブラケット30により、その回転方向の変位が拘束されているので、吐出ポート48の位置がずれることもなく、フィルタロッドFの吐出を安定して行うことができる。
更に、軸受ブロック30は吐出ヘッド38の進退を案内するので、その進退動作が安定し、フィルタロッドFの詰まり除去作業の自動化を安定且つ円滑に行うことができる。
本発明は、上述した一実施例に制約されるものではなく種々の変形が可能である。
例えば、本発明の供給機の吐出ドラム装置は、下部ドラム6のみを有するものであってもよく、また、供給機はフィルタロッドに限らず、種々の棒状物品の供給する使用可能である。
フィルタロッドの供給機を一部破断して示す概略側面図である。 図1の吐出ヘッド装置を示した縦断面図である。 図2中、III-III線に沿う断面図である。 検出ピン及びその周辺を示した拡大図であり、(a)は吐出ヘッドの縦断面図、(b)は図4(a)中のb−b線に沿う断面図、(c)は検出ピンの変位過程を示す図、(d)は検出ピンが最大に変位した状態を示す図である。 図2中、V-V線に沿う断面図である。 球面座金セットの分解断面図を示し、(a)は凹面を有する一方の球面座金、(b)は凸面を有する他方の球面座金を示す。 図2中、VII-VII線に沿う断面図である。 図2中、VIII-VIII線に沿う断面図である。 図2中、IX-IX線に沿う断面図である。 下部ドラムから吐出ヘッドが分離された状態を示す図である。
符号の説明
2 吐出ドラム装置
6 下部ドラム(溝付きドラム)
30 軸受ブロック
34 吐出ヘッド装置
36 空送管
38 吐出ヘッド
48 吐出ポート
50 窪み
52 検出ピン
64 センサ
66 周溝
67 ガイド孔
69 エア通路(排気通路)
76 支持スリーブ
86 支持ロッド
92 球面座金セット
98 支持ブロック
100 球面座金セット
106 雄ねじ
108 回動筒(回動体)
110 回動レバー
112 ノブ
118 ストッパ

Claims (5)

  1. 回転に伴い棒状物品を移送する溝付きドラムを有し、前記棒状物品の移送過程にて、前記溝付きドラムから加圧空気により棒状物品を間欠的に吐出する吐出ドラム装置と、
    前記吐出ドラム装置から吐出された棒状物品を空気搬送管に導く吐出ヘッド装置と
    を備えた棒状物品の供給機において、
    前記吐出ヘッド装置は、
    前記溝付きドラムの端面に密接した吐出ヘッドと
    前記吐出ヘッド内に形成され、前記溝付きドラムから吐出された棒状物品通過させる吐出ポート
    前記吐出ポート内での棒状物品の詰まりを検出する詰まり検出手段と、
    前記溝付きドラムに対し、前記吐出ヘッドを前記棒状物品の吐出方向に沿って進退させる進退手段と、
    前記吐出ヘッドを首振り運動可能に支持する支持手段と
    を具備し
    前記支持手段は、
    前記溝付きドラムの前記端面に合わせて前記吐出ヘッドを密接させるべく、前記吐出ヘッドを傾動自在に支持する球面座金セットであって、凹凸の2つの球面座金を組み合わせて構成された球面座金セットと、
    前記球面座金セットの球面座金同士を互いに押圧する締付け力を発生させて前記吐出ヘッドの傾動を阻止する一方、前記締付け力を解放して前記吐出ヘッドを傾動可能にするロック機構と
    を含むことを特徴とする棒状物品の供給機。
  2. 前記支持手段は、
    前記吐出ヘッド側に連結され、前記吐出ヘッドの進退方向に延びる支持スリーブと、
    前記支持スリーブに隣接して配置された支持ブロックと、
    前記支持スリーブ内に一端を有し、前記支持スリーブ内を所定の間隙を存して延び且つ前記支持スリーブから突出した他端側の部位が前記支持ブロックに摺動自在に案内された支持ロッド
    を更に含み、
    前記球面座金セットは、前記支持ロッドの一端と前記支持スリーブとの間及び前記支持スリーブと前記支持ブロックとの間にそれぞれ配置されていることを特徴とする請求項1に記載の棒状物品の供給機。
  3. 前記ロック機構は、前記支持ロッドに形成されたねじを含み、前記支持ロッドをその軸線方向に移動させ、前記球面座金セットに対する前記締付け力の付与及び解放をなす送りねじ機構であることを特徴とする請求項1又は2に記載の棒状物品の供給機。
  4. 前記吐出ドラム装置は、
    前記溝付きドラムのドラム軸を回転自在に支持する一方、前記吐出ヘッドに当接して前記溝付きドラムの回転方向への前記吐出ヘッドの動きを規制する軸受ブロックを含むことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の棒状物品の供給機。
  5. 前記詰まり検出手段は、
    前記吐出ヘッドに形成され、前記溝付きドラムの回転方向でみて前記吐出ポートの下流端に開口した一端及び吐出ヘッドの下面に開口した他端を有する排気通路と、
    前記排通路の途中に形成されたガイド孔と、
    前記吐出ポートの下流端側に位置した先端を有するとともに前記ガイド孔を密貫して延び、前記先端に前記吐出ポート内にて詰まった棒状物品が当接したとき、その軸線方向に変位可能な検出ピンと、
    前記検出ピンの前記変位を検出するセンサと、
    前記検出ピンの先端に形成され、前記検出ピンが変位したときに前記ガイド孔を開く周溝と
    を含むことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の棒状物品の供給機。
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